JP2000000747A - ワーク研削装置 - Google Patents

ワーク研削装置

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JP2000000747A
JP2000000747A JP16545998A JP16545998A JP2000000747A JP 2000000747 A JP2000000747 A JP 2000000747A JP 16545998 A JP16545998 A JP 16545998A JP 16545998 A JP16545998 A JP 16545998A JP 2000000747 A JP2000000747 A JP 2000000747A
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grinding
grindstone
slab
work
piston
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JP16545998A
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Atsushi Matsumoto
淳 松本
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Noritake Co Ltd
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ほぼ一定の切込み深さでワーク表面の全体を
研削できるようにする。 【解決手段】 ワーク研削装置に関し、フレーム166
の下部にロック装置168を設ける。このロック装置1
68は、プレート172,シリンダ190,クランプ部
材198等を備える。プレート172をピストン174
に固定し、そのピストン174の往復移動とともに移動
するように設ける。フレーム166に設けたシリンダ1
90の本体にはクランプ部材198の固定片を固定し、
そのピストンにはクランプ部材198の可動片を固定す
る。また、可動片はピストンの移動に伴って移動するよ
うになっている。この移動により、固定片および可動片
のあご部はプレート172を強固に把持する。そして、
ピストン174に連結されている砥石180が上下動し
ないように、スラブ114の端部付近において、適切な
タイミングで砥石180の位置をロックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は研削材を用いて研削
を行うワーク研削装置に関し、ほぼ一定の切込み深さで
ワーク表面の全体を研削するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造法で製造された一般鋼(普通
鋼)や、特殊鋼(炭素鋼)、ステンレス鋼等のようなワ
ーク表面には、種々の疵が存在していることがある。そ
して、ワーク表面に疵{きず}を残したまま圧延加工等
を施すと、その疵が拡大してしまう。その結果、製品の
歩留まりや品質を低下させる。このため、後工程に先立
って、上記疵をワーク研削装置で予め研削しておくこと
が求められる。
【0003】従来のワーク研削装置に関する技術の一例
が、特開平7−136929号公報に開示されている。
当該公報に開示された技術によれば、まず、ワークの形
状および位置を計測する。その後、計測結果に基づい
て、研削材に相当する砥石がワークから脱落しないよう
に砥石の移動を制御しながら研削を行う。この移動制御
によって、ワーク表面のほぼ全部を研削することが可能
になる。ところで、図10において砥石500を矢印D
50方向に移動させながら、所定の切込み深さΔdでワ
ーク502の表面を研削するためには、砥石500に所
定の荷重をかける必要がある。荷重がかかっている状態
を矢印D52で示す。上記技術によってワーク502の
端部を研削すると、図11に示すようにワーク502と
接触する部位の砥石500に荷重が集中する。この荷重
の集中(すなわち単位面積当たりにかかる圧力)はワー
ク表面の端部にゆくほど大きくなるため、切込み深さが
深くなってしまう。結果として、図11においてハッチ
で示した部位504が余分に研削されてしまう。したが
って、ワーク502の表面の全体について、ほぼ一定の
切込み深さで研削することができない。
【0004】ここで、上記した荷重の集中を防止するに
は、ワーク502の端部にゆくほど砥石500にかける
荷重を減らせばよい。しかし、切込み深さは、砥石50
0の回転数を一定とするとき、砥石500にかける荷重
と、砥石500の移動速度とに関係する。すなわち、荷
重が大きくなるほど、あるいは移動速度が遅くなるほど
切込み深さが大きくなる。したがって、ワーク502の
表面全体でほぼ一定の切込み深さを達成するには、その
端部にゆくほど砥石500にかける荷重を減らすととも
に、砥石500の移動速度も減らさなければならない。
このときの荷重と移動速度との関係を図12に模式的に
示す。図12に示す例では、砥石500が位置Laから
位置Lbに移動してゆくとき、移動速度が速度Vaから
0に、荷重が圧力Paから0にそれぞれ次第に減ってい
る。なお、ワーク502の外側から内側に向けて研削を
始めるとき、荷重と移動速度との関係は荷重と移動速度
とを増加させる点を除いてほぼ同じである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、砥石にかける
荷重と砥石の移動速度との増減制御を正確に同時に行お
うとしても、制御系の遅れによってほぼ一定の切込み深
さを達成することは困難である。例えば荷重を目標値に
変化させる場合、現在の荷重を検出してから実際に荷重
を変化させるまでには少なからず時間を要する。その間
も砥石によってワーク表面を研削しているため、所望の
切込み深さ以上に研削してしまうことがある。このこと
は、砥石の移動速度を変化させる場合でも同様に発生す
る。したがって、ワーク表面の端部および端部近傍を含
めて、ほぼ一定の切込み深さでワーク表面の全体を研削
することができなかった。本発明はこのような点に鑑み
てなされたものであり、ほぼ一定の切込み深さでワーク
表面の全体を研削できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための第1の手段】請求項1に記載の
発明は、研削材に所定の荷重をかけてワーク表面を研削
するワーク研削装置において、ワーク表面の端部を基準
として所定距離内または不定距離内では、荷重をかけた
まま接線方向における研削材の位置を固定し、その状態
でワーク表面を研削する。請求項1に記載の発明によれ
ば、ワーク表面の端部を基準として所定距離内または不
定距離内では、荷重をかけた状態のままで、ワーク表面
に対して接線方向における研削材の位置を固定する。そ
の研削材の位置は固定したままであり、荷重や移動速度
等によっては変化しない。その状態でワーク表面の研削
を続けると、ほぼ一定の切込み深さでワーク表面の全体
を研削することができる。
【0007】
【課題を解決するための第2の手段】請求項2に記載の
発明は、研削材に所定の荷重をかけてワーク表面を研削
するワーク研削装置において、ワーク表面の端部を基準
として所定距離内または不定距離内では、基準位置とワ
ーク表面との距離を一定にしてワーク表面を研削する。
請求項2に記載の発明によれば、ワーク表面の端部を基
準として所定距離内または不定距離内では、基準位置と
ワーク表面との距離を固定する。そして、その距離は一
定のままであり、荷重や移動速度等によっては変化しな
い。その状態でワーク表面の研削を続けると、ほぼ一定
の切込み深さでワーク表面の全体を研削することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
を図面に基づいて説明する。その実施の形態は、スラブ
の表面を研削するスラブ研削装置に本発明を適用したも
のであり、図1〜図8を参照しながら説明する。ここ
で、スラブ研削装置の構成について、図1には平面図
を、図2には側面図をそれぞれ示す。研削部の構成につ
いて、図3には正面図を、図4には右側面図をそれぞれ
示す。図5には図3のV−V断面図であって、ロック装
置の構成を示す。図6〜図8には、ロックを行う位置の
例を示す。
【0009】図1および図2において、スラブ研削装置
100はワーク研削装置に相当し、運転室110,油圧
ユニット116,集塵機122,駆動制御装置124,
インバータ装置126,キャリッジ150等を本体10
2に備えている。運転室110では、オペレータがスラ
ブ114の研削を行うための各種指令を行う。油圧ユニ
ット116は、後述するシリンダ170,190等の作
動装置に対して油圧を供給/排出して作動させる。集塵
機122は、研削によって発生した粉塵を集めて排出す
る。駆動制御装置124はCPUを中心に構成されてお
り、本体102に備えられた各種装置の動作を制御す
る。例えば、駆動制御装置124は所定のタイミングで
シリンダ190を作動させ、砥石180の位置をロック
したり、あるいはフリーにする。そしてモータ128,
158等に対して作動に必要な電力を供給する。インバ
ータ装置126は、後述するモータ162の駆動を制御
する。
【0010】本体102は、レール108上を走行方向
(図1において矢印D4で示す図面左右方向)に移動可
能になっている。すなわち、モータ128を駆動させる
ことにより、車輪104を通じて走行方向に移動する。
この移動の際、補助車輪106によって脱線を防止して
いる。また、本体102の上部には、レール108間を
跨ぐようにレールビーム120が設けられている。その
レールビーム120には、キャリッジ150を横行方向
(矢印D2で示す図面上下方向)に移動させるためのレ
ール118が設けられている。なお、研削を行うスラブ
114は、テーブル112上に設置される。
【0011】キャリッジ150には、位置検出器15
6,モータ158,フレーム166等を備えている。こ
のキャリッジ150はモータ158を駆動させることに
より、車輪154を通じて上記レール118上を移動す
る。この移動の際、補助車輪152によって脱線を防止
している。さらに、位置検出器156がキャリッジ15
0の現在位置を検出する。また、キャリッジ150に
は、図3に示すように、下方に向けてフレーム166が
設けられている。そのフレーム166の上部には、シリ
ンダ170の一端側が接続されている。また、フレーム
166の下部には、支軸184を介してフレーム182
が回動可能(図3に示す矢印D6方向)に設けられてい
る。フレーム182には、モータ162,砥石180等
が設けられている。そして、モータ162の駆動軸16
0と、砥石180の従動軸178とはベルト164によ
って接続されている。そのため、モータ162の動力を
ベルト164を介して砥石180に伝達する。砥石18
0には、研削によって生じた粉塵が飛散するのを防止す
るためにカバー176が設けられている。そのカバー1
76は、上記シリンダ170の他端側に接続されてい
る。したがって、シリンダ170内の油圧量を制御する
とピストン174が移動し、砥石180がスラブ114
に対してほぼ上下方向に移動する。
【0012】さらに、図3〜図5に示すように、フレー
ム166の下部にはロック装置168が設けられてい
る。ロック装置168は、プレート172,シリンダ1
90,クランプ部材198等を備えている。プレート1
72は、その長手方向部位をピストン174とほぼ平行
に設けるとともに、その端部をピストン174の先端部
に固定している。そのため、ピストン174が往復移動
すると、その移動とともにプレート172も移動する。
シリンダ190は、フレーム166に設けられている。
そのシリンダ190の本体にはクランプ部材198の固
定片196aが固定され、ピストン192にはクランプ
部材198の可動片196bが固定されている。可動片
196bはピストン192の移動によって、図5に示す
ようにガイド194に沿って矢印D8方向に移動する。
さらに、固定片196aおよび可動片196bのあご部
は、プレート172を強固に把持することができる。す
なわち、ピストン174に連結されている砥石180が
研削時に上下動しないように、砥石180の位置をロッ
ク(固定)する。このロックによって、スラブ114の
表面に対して接線方向における砥石180の位置が固定
される。それゆえ、基準位置(例えばピストン174の
先端位置)と、スラブ114の表面との間の距離は一定
になる。一方、これらのあご部でプレート172を把持
しない状態では、砥石180の位置をフリー(開放)に
することができる。
【0013】砥石180のロック/フリーは、次のよう
なタイミングで行う。ここで、砥石180の位置をロッ
クする前後に、砥石180の位置をフリーにして研削す
るのはスラブ114の撓み(ゆるやかな凹凸)に合わせ
て一定の切込み深さでワーク表面の全体を研削するため
である。この場合、所望の切込み深さで研削されるよう
に、砥石180には所定の荷重をかける。 (1)スラブ114の研削を終える過程では、図6に示
すようなタイミングで行う。図6の上側にはスラブ11
4を側面図で示し、図6の下側には砥石180の位置を
ロックするタイミングを示す。砥石180でスラブ11
4を矢印D10方向に研削しているとき、スラブ114
の端部(位置L12)から内側の位置L10に達すると
シリンダ190を作動させ、砥石180の位置をロック
する。そして、砥石180の位置をロックしたまま研削
をし続け、スラブ114の端部を研削し終えてから砥石
180の位置をフリーにする。具体的には、スラブ11
4の端部から外側の位置L14に達してからシリンダ1
90を作動させ、砥石180の位置をフリーにする。な
お、少なくとも砥石180からスラブ114と接触しな
くなった時点で砥石180の位置をフリーにしてもよ
い。また、位置L10と位置L12の距離、あるいは位
置L12と位置L14の距離は、いずれも所定距離(一
定距離)としてもよく、研削ごと等により不定距離とし
てもよい。 (2)スラブ114の研削を始める過程では、図7に示
すようなタイミングで行う。図7の上側にはスラブ11
4を側面図で示し、図7の下側には砥石180の位置を
ロックするタイミングを示す。砥石180を矢印D12
方向に移動させているとき、スラブ114の端部(位置
L22)から外側の位置L20に達するとシリンダ19
0を作動させ、砥石180の位置をロックする。そし
て、砥石180の位置をロックしたまま移動し続け、ス
ラブ114の端部を研削し始めた後に砥石180の位置
をフリーにする。具体的には、スラブ114の端部から
外側に所定距離の位置L24に達してからシリンダ19
0を作動させ、砥石180の位置をフリーにする。な
お、少なくとも砥石180からスラブ114と接触しな
くなった時点で砥石180の位置をフリーにしてもよ
い。また、位置L20と位置L22の距離、あるいは位
置L22と位置L24の距離は、いずれも所定距離とし
てもよく、研削ごと等により不定距離としてもよい。 (3)ピッチ幅Pごとにスライドさせながら砥石180
を往復移動させ、スラブ114の研削を行う過程では、
図8に示すようなタイミングで行う。図8の上側にはス
ラブ114を平面図で示すとともに、その研削パスCL
を示す。図8の下側には砥石180の位置をロックする
タイミングを示す。この場合には上記(1)と(2)と
を合わせたようなタイミングで砥石180の位置をロッ
クする。すなわち、スラブ114の端部(位置L32)
よりも内側の位置L30と、外側の位置L36との間に
砥石180があるとき、その砥石180の位置をロック
する。したがって、図面右方向に移動している砥石18
0は位置L30に達するとロックされ、一旦スラブ11
4の外側(位置L34)に逃げる。その後、砥石180
はロックされたまま位置L34から図面左方向に移動
し、位置L30に達してからフリーになる。なお、位置
L30と位置L32の距離、あるいは位置L32と位置
L36の距離は、いずれも所定距離としてもよく、研削
ごと等により不定距離としてもよい。
【0014】上記実施の形態によれば、スラブ114
(ワーク表面)の端部(位置L12,L22,L32)
を基準として所定距離内は、所定の荷重をかけた状態の
ままで、砥石180(研削材)の位置をロックする。す
なわち、スラブ114の端部付近において、適切なタイ
ミングで砥石180の位置をロックする。このロックに
よって、スラブ114の表面に対して接線方向における
砥石180の位置が固定される。ロック後、砥石180
の位置は一定であり、荷重や移動速度等によっては変化
しない。その状態でスラブ114の端部を研削し続ける
ので、スラブ114の端部を一定の切込み深さで研削す
ることができる。この場合、砥石180の位置をロック
する位置では、研削後のスラブ114の表面は滑らかに
研削される。したがって、スラブ114の表面の全体を
ほぼ一定の切込み深さで研削することができる。また、
砥石180の位置をロックすると、基準位置(例えばピ
ストン174の先端位置)とスラブ114の表面との距
離も一定になる。そして、その距離は一定のままであ
り、荷重や移動速度等によっては変化しない。その状態
でスラブ114の端部を研削し続けるので、スラブ11
4の端部を一定の切込み深さで研削することができる。
この場合もまた、砥石180の位置をロックする位置で
は、研削後のスラブ114の表面は滑らかに研削され
る。したがって、スラブ114の表面の全体をほぼ一定
の切込み深さで研削することができる。
【0015】〔他の実施の形態〕上述したワーク研削装
置において、他の部分の構造,形状,大きさ,材質,個
数,配置および動作条件等については、上記実施の形態
に限定されるものでない。例えば、上記実施の形態を応
用した次の各形態を実施することもできる。 (1)上記実施の形態では、ロック装置168によって
ピストン174を固定し、砥石180の位置をロックし
た。この形態に代えて、フレーム182を固定し、砥石
180の位置をロックするようにしてもよい。すなわち
図9に示すように、支軸184に歯車202を固定し、
歯車202と噛み合う歯車200を設ける。そして、歯
車200をモータの回転軸等に接続することによって歯
車200が回転しないように固定し、フレーム182が
支軸184を支点として回動しないようにする。すなわ
ち、フレーム182を固定して、砥石180が上下動し
ないように固定することができる。この場合には、基準
位置(例えばピストン174の先端位置)と、スラブ1
14の表面との距離も一定になる。したがって、上記実
施の形態と同様の効果を得ることができる。このこと
は、下記(2)〜(4)においても同様である。 (2)ディスクブレーキ方式によって、ピストン174
やフレーム182を固定し、砥石180の位置をロック
するようにしてもよい。すなわち、ロック装置168や
上記歯車200,202に代えて、ディスクブレーキキ
ャリパ、ディスクブレーキパッド、ディスクホイール等
を設ける。そして、ディスクブレーキキャリパを作動さ
せることによって、ディスクブレーキパッドでディスク
ホイールを把持し、ピストン174やフレーム182を
固定する。
【0016】(3)電磁作用による吸着によって、ピス
トン174やフレーム182を固定し、砥石180の位
置をロックするように構成してもよい。例えば、図5に
示すシリンダ190やクランプ部材198に代えて、電
磁石を用いる。そして、適切なタイミングで電磁石に電
流を流してプレート172に吸着させ、砥石180の位
置をロックする。この場合、プレート172には金属等
のように磁石に引き付けられるものを用いる必要があ
る。 (4)吸引作用による吸着によって、ピストン174や
フレーム182を固定し、砥石180の位置をロックす
るように構成してもよい。例えば、図5に示すシリンダ
190やクランプ部材198に代えて、真空ポンプ等の
吸引装置を用いる。そして、適切なタイミングで吸引装
置を作動させてプレート172に吸着させ、砥石180
の位置をロックする。
【0017】(5)上記実施の形態では、砥石180の
位置のロック/フリーをほぼ一瞬に行なった。この形態
に代えて、砥石180の位置のロック/フリーを次第に
(徐々に)行うようにしてもよい。すなわち、図5に示
すシリンダ190の油圧量を次第に増やし、クランプ部
材198によるプレート172の把持を次第に強固にす
る。同様に、ロック状態からシリンダ190の油圧量を
次第に減らし、クランプ部材198によるプレート17
2の開放を次第に行う。この場合、単位時間当たりの増
減量を研削条件(砥石180の大きさやワークの材質
等)によって可変できるようになっていればなおよい。
こうすると、ロック/フリーによる衝撃を低く抑えるこ
とができる。したがって、ロック/フリーを行う位置で
切込み深さを滑らかにして研削することができる。 (6)上記実施の形態では、基準位置は例えばピストン
174の先端位置に固定した。この形態に代えて、基準
位置をスラブ研削装置100の任意の位置としてもよ
い。また、スラブ114ごとや、ワークの材質ごと、あ
るいは1回の研削ごと等で基準位置を変えてもよい。こ
うすれば、研削を行うに当たって最適な位置を選択する
ことができるので、スラブ114の表面の全体をより一
定の切込み深さで研削することができる。
【0018】(7)上記実施の形態では、砥石180の
位置をロックすることによって、基準位置とスラブ11
4の表面との距離を一定にした。この形態に代えて、所
定の基準位置とスラブ114の表面との距離を一定でき
るような他の形態によって実現してもよい。例えば、図
9に示すようにフレーム182に距離検出器204を設
ける。そして、従動軸178の位置(基準位置)と、ス
ラブ114の表面との距離が一定になるように、シリン
ダ170の油圧量を制御する。こうすれば、スラブ11
4の端部を一定の切込み深さで研削することができる。
したがって、スラブ114の表面の全体をほぼ一定の切
込み深さで研削することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、ほぼ一定の切込み深さ
でワーク表面の全体を研削することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スラブ研削装置を示す平面図である。
【図2】スラブ研削装置を示す側面図である。
【図3】研削部の構成を示す正面図である。
【図4】研削部の構成を示す右側面図である。
【図5】図3のV−V断面図であって、ロック装置の構
成を示す。
【図6】ロックを行う位置の例を示す図である。
【図7】ロックを行う位置の例を示す図である。
【図8】ロックを行う位置の例を示す図である。
【図9】研削部の構成を示す正面図である。
【図10】砥石でワークを研削する様子を示す図であ
る。
【図11】砥石でワークの端部を研削する様子を示す図
である。
【図12】移動速度と荷重との関係を示す図である。
【符号の説明】
100 スラブ研削装置(ワーク研削装置) 112 テーブル 114 スラブ(ワーク) 150 キャリッジ 156 位置検出器 168 ロック装置 170 シリンダ 172 プレート 180 砥石(研削材) 190 シリンダ 192 ピストン 194 ガイド 198 クランプ部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研削材に所定の荷重をかけてワーク表面
    を研削するワーク研削装置において、 ワーク表面の端部を基準として所定距離内または不定距
    離内では、荷重をかけたまま接線方向における研削材の
    位置を固定し、その状態でワーク表面を研削するワーク
    研削装置。
  2. 【請求項2】 研削材に所定の荷重をかけてワーク表面
    を研削するワーク研削装置において、 ワーク表面の端部を基準として所定距離内または不定距
    離内では、基準位置とワーク表面との距離を一定にして
    ワーク表面を研削するワーク研削装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104227540A (zh) * 2014-09-04 2014-12-24 河南省中原内配股份有限公司 一种缸套类零件毛坯自动在线清理涂料机构
CN109483383A (zh) * 2018-11-28 2019-03-19 安徽省徽腾智能交通科技有限公司 一种大型筒体打磨除锈装置的工作方法

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