JPH0426362B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0426362B2
JPH0426362B2 JP7528286A JP7528286A JPH0426362B2 JP H0426362 B2 JPH0426362 B2 JP H0426362B2 JP 7528286 A JP7528286 A JP 7528286A JP 7528286 A JP7528286 A JP 7528286A JP H0426362 B2 JPH0426362 B2 JP H0426362B2
Authority
JP
Japan
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grinding
rail
work vehicle
head
forth
Prior art date
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Expired
Application number
JP7528286A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62233309A (ja
Inventor
Akira Hara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority to JP7528286A priority Critical patent/JPS62233309A/ja
Publication of JPS62233309A publication Critical patent/JPS62233309A/ja
Publication of JPH0426362B2 publication Critical patent/JPH0426362B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、鉄道線路のレール頭部に摩耗等が生
じた場合に、そのレール頭部表面を研削して形状
を修正するレール頭部削正装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 鉄道線路のレール頭部表面には、レール上を走
行する車両の車輪との間の摩擦等により、レール
長さ方向に波状を呈する頭部上面の摩耗や頭部側
面変形等が発生する。このようなレールの摩耗等
が進行すると、車両通過時の振動や衝撃が激し
く、軌道や路盤の破壊および騒音公害をもたらす
ことになる。そのためレール頭部表面に摩耗や変
形等が生じたときには、この摩耗や変形等を削正
してレール頭部の輪郭、形状を修正することが行
なわれている。
上記のレール頭部表面に発生した摩耗や変形等
を削正する装置としては、モータにより回転駆動
される砥石よりなる研削工具がレールに対する押
圧力を調整できるように設けられてなる削正ユニ
ツトを、レール上を走行する削正作業車の両側に
それぞれ装備し、これを走行させながらレール頭
部の表面を研削して所定形状に修正するものが一
般的である(例えば特開昭60−119801号公報およ
び特公昭60−30802号公報等)。
そして、このような削正装置による削正作業
は、通常レール頭部の摩耗や変形等の凹凸の高低
差が0.3mm程度になると行なわれるが、砥石によ
る1回の研削量が0.05mm程度とごく僅かであるた
め、1回の研削で前記の凹凸を消去することは不
可能であり、従つて研削作業車は作業区間を何度
も往復走行してレール頭部を何回か研削すること
により前記凹凸を削除することとしている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上記のような削正装置における研削
工具の砥石は、研削作業車の進行方向のレールに
対して第6図のように若干の食い込み角αを付け
ておくのが研削効率が良いということは知られて
いるが、単に削正作業車の前進方向に対してのみ
食い込み角αを付けておくだけでは、上記のよう
に何回か往復走行させて研削する場合に、前進作
業時は第6図のように砥石3′がレールa′表面に
対して食い込み角αを持つて好適な研削を行なえ
るものの、後進時には砥石3′が進行方向に対し
て逃げ角となるために、前進時と後進時とでは1
回の研削量が異なり、削正状態が不安定となるお
それがある。しかも前記のように逃げ角をもつて
研削するために、削正作業車による進行に伴つて
次に研削しようとする部分に常に回転する砥石に
より飛散した研削粉が存することになり、そのた
め砥石が目詰りし易く、研削効率がさらに低下す
ることになる。
しかるに従来の削正装置においては、往復走行
による削正作業車の前進作業時および後進作業時
ともにレールに対して砥石が食い込み角を持つて
研削できるようにするということについては全く
配慮されておらず、単に削正作業車の前進時にの
み食い込み角をなすように設けるか、あるいは前
進時と後進時の砥石による研削量を一定にするた
めに全く前進および後進のいずれの場合も食い込
み角を付けないで研削するようにしている。
本発明は、上記に鑑みて、削正作業車による前
進、後進時のいずれの場合にも、砥石がレールに
対し所定の食い込み角を持つて研削でき、前進後
進ともに同等の安定性のよい研削量を保ち効率よ
く削正できるレール頭部削正装置を提供しようと
するものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明の削正装置においては、上記の問題点を
解決するために、原動機により回転駆動されるレ
ール頭部表面を研削する砥石よりなる研削工具が
その軸心方向に移動可能に支持されかつレールに
対する押圧力を調整可能に設けられてなる削正ユ
ニツトを、レール上を走行する削正作業車に設け
られたフレームに対し、前後方向に回転揺動可能
に軸支するとともに、該削正ユニツトを前後に揺
動させ得る油圧シリンダ等の傾き変換手段を備
え、研削工具の軸心の傾きを前進、後進に対応さ
せて前後に変換自在となしたことを特徴とするも
のである。
[作 用] 上記の構成を有する本発明によれば、レール頭
部表面を削正する際、フレームに取り付けられた
削正ユニツトに有する研削工具の砥石をレール頭
部表面に当接せしめ、研削量や削正深さ等に応じ
て押圧力を適当に調整しておいて、削正作業車を
所定の作業区間を往復走行させてレールの基準輪
郭形状になるまでレール頭部表面の研削を行なう
ものであるが、特に削正作業車の前進時による削
正の際には、研削工具は砥石の前部側つまり前進
方向に向つてレールに対して食い込み角αを有す
るようにその軸心を若干傾けた状態に保持して研
削を行なう。そして、研削作業車の後進による削
正の際には、油圧シリンダ等の傾き変換手段によ
り削正ユニツトを軸支部を支点に回転揺動させ
て、研削工具の傾きを砥石の後部、つまり後進時
における進行方向の前方側をレール面に対し食い
込ませるように上記とは反対に傾ければ、砥石を
進行方向に向つてレールに対し所定の食い込み角
αを保持した状態で研削できる。従つて、本発明
によれば、前進時および後進時のいずれの場合に
も、レールに対し進行方向に向つて食い込み角α
を持つて削正でき、その研削量が略同等となり安
定する上、研削粉が研削された跡の部分に残るの
で、砥石が研削粉の存する部分を研削することも
ない。
[実施例] 次に本発明の実施を図面に基いて説明する。第
1図〜第4図において、1は駆動用の原動機2と
この原動機2により回転駆動されてレールaの頭
部表面を研削する砥石3よりなる研削工具であ
り、砥石3はベリングボツクス4を介して原動機
2の駆動軸に取り付けられている。5は研削工具
1をその軸心方向に移動可能にかつレールに対す
る押圧力を調整できるように支持する支持枠であ
る。図示する実施例の場合、前記研削工具1は、
その軸心と平行に支持枠5に配設された2本のガ
イド軸6,6に対しベアリングボツクス4に連設
された案内支持部7が遊嵌して、前記ガイド軸
6,6に沿つて上下方向に移動可能に支持され、
さらに支持枠5の上部に設けられた油圧シリンダ
8のピストンロツド9が前記案内支持部7に連結
され、この油圧シリンダ8によりレールa頭部表
面に対して削正深さ等に対応する適当な押圧力が
与えられるように設けられている。そして前記の
ような構成を有する削正ユニツト10が、第4図
のように削正作業車30の車体枠31下方部に設
けられかつ前後に案内車輪11,12を有するフ
レーム13に、片側レールa当り所要数、例えば
3台づつ取り付けられ、レール頭部削正装置20
を構成する。この削正装置20は、通常削正作業
車30に対して油圧シリンダ14等によりフレー
ム13ごとに昇降可能に設けられ、回送等の非作
業時には上昇位置に保持され、削正作業時にのみ
レールa上に降下して削正作業車20とともにレ
ール1上を走行するように構成される。
しかして、本発明の場合、上記削正ユニツト1
0は、その一部である支持枠5の下部側面にレー
ル長さ方向と直交する方向の支持軸15が突設さ
れ、該支持軸15がフレーム13に有する軸受部
16に嵌合して、この支持軸15を支点に削正作
業車30による進行方向つまり前後方向に回転揺
動可能に軸支され、さらにフレーム13の上方に
おいて前後方向に配された油圧シリンダ17のピ
ストンロツド18が前記支持枠5の上部側面に突
設されたステー5aにピン連結され、このロツド
18の進退作用により前後に揺動して傾き変換さ
れるように設けられており、これによつて削正ユ
ニツト10に具有する研削工具1の軸心の前後に
傾き変換できるようになつている。すなわち前記
油圧シリンダ17のロツド18が進出状態および
退入状態にあるときの前記研削工具1の軸心の傾
きが前後逆になるように設けられており、またそ
の傾き角は、砥石3のレールaに対して所定の食
い込み角が得られるように設定される。19はフ
レーム13上に設けられたシリンダ支えを示す。
上記支持軸15による軸支部は、図示するよう
にレール長さ方向と直交する方向において研削工
具1の軸心と対応する位置の下部に設けて、削正
ユニツト10の揺動による砥石3の上下方向の動
きおよび前後方向の振幅をできるだけ小さくして
傾き変換できるようにするのが望ましい。また削
正ユニツトを所定の傾き状態に保持するのに、前
記油圧シリンダによる油圧力を利用する以外に他
の適当なロツク手段を設けておくことができる。
なお、削正ユニツト10を揺動させて研削工具
1の傾きを変換する手段としては、上記のような
油圧シリンダ17におけるロツド18の進退作用
を利用する場合のほか、歯車やクランク機構その
他の機械的手段を利用する等、削正ユニツト10
を揺動し得る種々の構造による実施が可能であ
る。
上記のような構成を有する本発明の削正装置2
0によるレールa頭部表面の削正作業は、削正作
業車30に装備された削正装置20をレールa上
に降下させて、削正ユニツト10に具備した研削
工具1の砥石3をレール頭部表面に当接させると
ともに削正深さ等に応じてレールaに対する押圧
力を適当に設定し、この状態で削正作業車30と
共に走行させながら、原動機2により回転駆動さ
れる砥石3によりレールaを削正する。特にこの
削正の際、例えば削正作業車30の前進による削
正作業時には、砥石3がレールaの頭部表面に対
し前進方向に向つて所定の食い込み角αを有する
ように、削正ユニツト10を支持軸15による軸
支部を中心に上部側が前方へ若干傾いた状態、す
なわち研削工具1の軸心をやや前方に傾けた状態
に保持し(第5図実線)、この状態で走行し研削
すれば、砥石3が研削粉によつて目詰りを起すこ
となく効率よく研削することができる。そして、
後進による削正作業の際には、油圧シリンダ17
等の傾き変換手段により、削正ユニツト10を上
記の傾き方向とは反対の方向になる後進方向に揺
動変位させて傾きを変換し、研削工具1の軸心を
上記とは逆に傾けて(第5図鎖線)、砥石3が後
進方向に向つてレールaに対し所定の食い込み角
αを有する状態にし、この状態で削正作業車30
を後進させて研削を行なえば、砥石3が目詰りす
ることがなく、前進作業時と同様に研削できるこ
とになる。従つて作業区間を何回か往復走行して
削正を行なう場合、前進時と後進時での研削量が
安定する。
[発明の効果] 上記したように本発明によれば、前進および後
進時のいずれの場合にも砥石がレールに対し食い
込み角をなすように、削正ユニツトを揺動させて
研削工具の軸心の傾きを変換調整できるので、作
業区間を何回か往復して削正する場合、前進およ
び後進作業時のいずれも、砥石がレールに対し所
定の食い込み角を持つて研削でき、前後進ともに
同等の安定性のよい研削量を保ち、また砥石が逃
げ角となる場合のような目詰りを起すこともな
く、きわめて効率よくレール頭部の削正を行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す削正ユニツト部
分の一部欠截正面図、第2図は同平面図、第3図
は前図A矢印方向からの一部省略側面図、第4図
は削正装置を削正作業車に装備した状態の側面
図、第5図は本発明による研削状態の説明図、第
6図は従来の研削状態の説明図である。 1…研削工具、2…原動機、3…砥石、5…支
持枠、6…ガイド軸、8…油圧シリンダ、10…
削正ユニツト、13…フレーム、15…支持軸、
17…油圧シリンダ、18…ピストンロツド、2
0…削正装置、30…削正作業車。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原動機により回転駆動されてレール頭部表面
    を研削する砥石よりなる研削工具がその軸心方向
    に移動可能に支持されてかつレールに対する押圧
    力を調整可能に設けられてなる削正ユニツトを、
    レール上を走行する削正作業車に設けられたフレ
    ームに対し、レール長さ方向とは直角方向の軸心
    を中心として前後に回転揺動可能に軸支するとと
    もに、該削正ユニツトを前後に揺動させ得る油圧
    シリンダ等の傾き変換手段を備え、研削工具の軸
    心の傾きを前進、後進に対応させて前後に変換自
    在となしたことを特徴とするレール頭部削正装
    置。
JP7528286A 1986-03-31 1986-03-31 レ−ル頭部削正装置 Granted JPS62233309A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7528286A JPS62233309A (ja) 1986-03-31 1986-03-31 レ−ル頭部削正装置

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JP7528286A JPS62233309A (ja) 1986-03-31 1986-03-31 レ−ル頭部削正装置

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JPS62233309A JPS62233309A (ja) 1987-10-13
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JP7528286A Granted JPS62233309A (ja) 1986-03-31 1986-03-31 レ−ル頭部削正装置

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JP2000263406A (ja) * 1999-03-17 2000-09-26 Yamaha Corp 研削工具及び研削方法並びに研削機
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