JP3015766U - レ−ル研削装置 - Google Patents
レ−ル研削装置Info
- Publication number
- JP3015766U JP3015766U JP1995002914U JP291495U JP3015766U JP 3015766 U JP3015766 U JP 3015766U JP 1995002914 U JP1995002914 U JP 1995002914U JP 291495 U JP291495 U JP 291495U JP 3015766 U JP3015766 U JP 3015766U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】1台のレ−ル研削装置でレ−ルの頭部上面の水
平摩耗や波状摩耗を除去するとともに頭部内側面の側摩
耗も除去する。 【構成】レ−ル1を走行する台車2上に搭載された横行
フレ−ム6を横行機構部5で移動して、横行フレ−ム5
に回転自在に支持された回動フレ−ム7に取付けられた
研削装置3と駆動装置4をレ−ル1の上面に移動する。
研削装置3でレ−ル1の頭部上面を加工したら横行機構
部5で横行フレ−ム6を移動しながら回転機構部8で回
動フレ−ム7を回動して、研削装置3と駆動装置4と所
定角度傾けて、レ−ル1の頭部内側面を加工する。
平摩耗や波状摩耗を除去するとともに頭部内側面の側摩
耗も除去する。 【構成】レ−ル1を走行する台車2上に搭載された横行
フレ−ム6を横行機構部5で移動して、横行フレ−ム5
に回転自在に支持された回動フレ−ム7に取付けられた
研削装置3と駆動装置4をレ−ル1の上面に移動する。
研削装置3でレ−ル1の頭部上面を加工したら横行機構
部5で横行フレ−ム6を移動しながら回転機構部8で回
動フレ−ム7を回動して、研削装置3と駆動装置4と所
定角度傾けて、レ−ル1の頭部内側面を加工する。
Description
【0001】
この考案は、車両が走行するレ−ルの表面を研削するレ−ル研削装置、特に加 工能率の向上に関するものである。
【0002】
列車が走行するレ−ルを長期間使用していると摩耗が生じてくる。このレ−ル の摩耗には、車輪のフランジによってレ−ル頭部の内側面に生じる側摩耗と、レ −ル頭部上面に生じる水平摩耗及びレ−ル頭部上面に波状に生じる波状摩耗とが ある。波状摩耗が生じると、列車が走行するときの騒音や振動が大きくなり、乗 り心地が悪くなるばかりでなく、車両の台車や車体にも悪影響を与える。このよ うな悪影響を防止するため、敷設されたレ−ルの表面を研削するレ−ル研削装置 が使用されている。
【0003】 従来のレ−ル研削装置は、図6の正面図に示すように、敷設された一対のレ− ル1を走行する台車2上の取付ベ−ス9に取付けられた研削装置3と駆動装置4 とを有する。研削装置3は砥石昇降部31と、砥石昇降部31の先端部に取り付 けられた砥石32と、砥石32を昇降させる砥石昇降ハンドル33及び駆動装置 4にベルト,プ−リ等で連結された駆動軸34を有する。そして駆動装置4で駆 動軸34を回転させて砥石32を回転させながら砥石昇降ハンドル33で砥石3 2の位置を調節しながらレ−ル1の頭部上面を研削している。
【0004】
しかしながら従来のレ−ル研削装置は研削装置3と駆動装置4が台車2上の取 付ベ−ス9に固定されているため、レ−ル1の頭部上面を研削して水平摩耗や波 状摩耗を除去することはできるが、レ−ル1の頭部内側面を加工することはでき ず、側摩耗を除去することはできなかった。
【0005】 この考案はかかる短所を改善するためになされたものであり、レ−ルの水平摩 耗や波状摩耗を除去するとともに側摩耗も除去することができるレ−ル研削装置 を得ることを目的とするものである。
【0006】
この考案に係るレ−ル研削装置は、敷設されたレ−ル(1)を走行する台車( 2)と、台車(2)上に横行機構部(5)を介して搭載された横行フレ−ム(6 )と、横行フレ−ム(5)に支持された回動フレ−ム(7)と、回動フレ−ム( 7)を回動する回動機構部(8)と、回動フレ−ム(7)に取付けられた研削装 置(3)と駆動装置(4)とを有し、横行機構部(5)は台車(2)に進行方向 と直交する方向に取付けられ先端に横行用ハンドル(52)を有する横行位置調 整軸(53)と、横行位置調整軸(53)から一定距離離れた位置に横行位置調 整軸(53)と平行に設けられたガイド軸(54)と、横行フレ−ム(6)の一 方の下端部に設けられ横行位置調整軸(53)とねじで連結された横送り部(5 6)と、横行フレ−ム(6)の他方の下端部に設けられガイド軸(54)と摺動 する案内部(57)とを有し、横行フレ−ム(6)はU字形状をした回動フレ− ム保持部(61)と、回動フレ−ム保持部(61)の一方の端部に設けられた回 動機構保持部(62)とを有し、回動フレ−ム(7)はU字形状をし、先端部に 研削装置(3)が取付けられた工具保持フレ−ム(71)と、工具保持フレ−ム (71)の一方の端部から水平に伸びて駆動装置(4)が取付けられた駆動装置 保持部(72)とを有し、工具保持フレ−ム(71)のU字状に立ち上げた両端 フレ−ム(73)には、両端フレ−ム(73)を貫通して固定され、横行フレ− ム(6)の回動フレ−ム保持部(61)に回転自在に支持された回動軸(74) と、回動軸(74)の軸心を中心とした円弧状に形成され、横行フレ−ム(6) の回動フレ−ム保持部(61)に取付けられたガイド軸(64)が嵌合するガイ ド溝(75)とを有し、回転機構部(8)は、横行フレ−ム(6)に取付けられ た回動軸(74)の先端部に設けられた歯車(81)と、横行フレ−ム(6)の 回動機構保持部(62)に回転自在に支持され先端部に回動ハンドル(83)を 有する支持軸(84)と、支持軸(84)に取付けられ歯車(81)と直交して 噛み合う歯車(82)とを有することを特徴とする。
【0007】
この考案においては、レ−ル(1)を走行する台車(2)上に搭載された横行 フレ−ム(6)を横行機構部(5)で移動して、横行フレ−ム(5)に回転自在 に支持された回動フレ−ム(7)に取付けられた研削装置(3)と駆動装置(4 )をレ−ル(1)の上面に移動する。そして研削装置(3)でレ−ル(1)の頭 部上面を加工したら横行機構部(5)で横行フレ−ム(6)を移動しながら回転 機構部(8)で回動フレ−ム(7)を回動して、研削装置(3)と駆動装置(4 )と所定角度傾けて、レ−ル(1)の頭部内側面を加工する。
【0008】
図1はこの考案の一実施例を示す側面図である。図に示すように、レ−ル研削 装置は敷設された一対のレ−ル1を走行する台車2と、台車2上に横行機構部5 を介して搭載された横行フレ−ム6と、横行フレ−ム5に支持された回動フレ− ム7と、回動フレ−ム7を回動する回動機構部8と、回動フレ−ム7に取付けら れた研削装置3と駆動装置4とを有する。
【0009】 横行機構部5は、図2の正面断面図に示すように、台車2の固定フレ−ム21 に、台車2の進行方向と直交する方向に軸受51を介して取り付けられ先端に横 行用ハンドル52を有する横行位置調整軸53と、図3の側面断面図に示すよう に、横行位置調整軸53から一定距離離れた位置に横行位置調整軸53と平行に 設けられたガイド軸54と、横行フレ−ム6の一方の下端部に設けられ横行位置 調整軸53とボ−ルねじ55で連結された横送り部56と、横行フレ−ム6の他 方の下端部に設けられガイド軸54と摺動する案内部57とを有する。
【0010】 横行フレ−ム6はU字形状をした回動フレ−ム保持部61と、回動フレ−ム保 持部61の一方の端部に設けられた回動機構保持部62とを有する。回動フレ− ム7はU字形状をし、台車2の走行方向と直交する横方向の先端部に研削装置3 が取付けられた工具保持フレ−ム71と、工具保持フレ−ム71の一方の端部か ら水平に伸びて駆動装置4が取付けられた駆動装置保持部72とを有する。工具 保持フレ−ム71のU字状に立ち上げた両端フレ−ム73の下側には、図3の側 面断面図に示すように、両端フレ−ム73を貫通して両端フレ−ム73に固定さ れた回動軸74を有する。この回動軸74は横行フレ−ム6の回動フレ−ム保持 部61に軸受63を介して支持され、回動機構部8側の先端部には歯車81が取 付けられている。また、回動フレ−ム7の上側には、図4の斜視図に示すように 、回動軸74の軸心を中心とした円弧状のガイド溝75は設けられている。この ガイド溝75には横行フレ−ム6の回動フレ−ム保持部61に取付けられたガイ ド軸64が嵌合している。
【0011】 回転機構部8は、図5の平面断面図に示すように、回動軸74の先端部に取付 けられた歯車81と、歯車81と噛み合う歯車82と、歯車82を固定し横行フ レ−ム6の回動機構保持部62に回転自在に支持され先端部に回動ハンドル83 を有する支持軸84とを有する。
【0012】 研削装置3は砥石昇降部31と、砥石昇降部31の先端部に取り付けられた砥 石32と、砥石32を昇降させる砥石昇降ハンドル33及び駆動装置4にベルト ,プ−リ等で連結された駆動軸34を有する。駆動装置4は例えば電池で駆動す るモ−タと歯車群とを有する。
【0013】 上記のように構成されたレ−ル研削装置で敷設されたレ−ル1の頭部を加工す るときは、まず回転機構部8の回動ハンドル83を操作して歯車82,83で回 動フレ−ム7に固定されている回動軸74を回動する。この回動軸74の回動に より回動フレ−ム7のガイド溝75が横行フレ−ム6のガイド軸64に沿って移 動し回動フレ−ム7が回動する。このように回動フレ−ム7を回動して研削装置 3が垂直になるように回動フレ−ム7の初期位置を設定する。この状態で横行機 構部5の横行ハンドル52を操作して研削装置3の砥石32がレ−ル1の上に位 置するように横行フレ−ム6を移動させる。研削装置3の砥石32をレ−ル1上 に移動したのち、駆動装置4で研削装置3の駆動軸34を回転させて砥石32を 回転させ、砥石昇降ハンドル33で砥石32の位置を調節してレ−ル1の頭部上 面を研削して水平摩耗や波状摩耗を除去する。レ−ル1の頭部上面の研削加工が 終了したら、横行ハンドル52と回動ハンドル83を操作して横行フレ−ム6を 移動しながら回動フレ−ム7を回動して研削装置3と駆動装置4を所定の角度傾 ける。そして砥石32でレ−ル1の頭部内側面を加工して側摩耗を除去する。こ の操作を台車2を移動しながら逐次繰り返すことにより、レ−ル1の頭部上面に できた水平摩耗や波状摩耗及びレ−ル1の頭部内側面にできた側摩耗を連続的に 除去することができる。
【0014】 なお、上記実施例は横行ハンドル52と回動ハンドル83を台車2の横方向に 設けた場合について説明したが、歯車群を介して横行ハンドル52と回動ハンド ル83を台車2の上部に設けても良い。このように横行ハンドル52と回動ハン ドル83を台車2の上部に設けると、台車2の上部で全ての操作を行うことがで き操作性を高めることができる。
【0015】
この考案は以上説明したように、レ−ルを走行する台車上に搭載された横行フ レ−ムを横行機構部で移動して、横行フレ−ムに回転自在に支持された回動フレ −ムに取付けられた研削装置と駆動装置をレ−ルの上面に移動し、研削装置でレ −ルの頭部上面を加工したら横行機構部で横行フレ−ムを移動しながら回転機構 部で回動フレ−ムを回動して、研削装置と駆動装置と所定角度傾けて、レ−ルの 頭部内側面を加工するようにしたから、レ−ルの頭部上面の水平摩耗や波状摩耗 とレ−ルの頭部内側面の側摩耗を連続的に除去することができ、作業能率を大幅 に向上させることができる。
【図1】この考案の実施例を示す側面図である。
【図2】上記実施例の横行機構部を示す正面断面図であ
る。
る。
【図3】上記実施例の横行フレ−ムと回動フレ−ムを示
す側面断面図である。
す側面断面図である。
【図4】横行フレ−ムと回動フレ−ムを示す斜視図であ
る。
る。
【図5】上記実施例の回動機構部を示す平面断面図であ
る。
る。
【図6】従来例を示す正面図である。
1 レ−ル 2 台車 3 研削装置 4 駆動装置 5 横行機構部 6 横行フレ−ム 7 回動フレ−ム 8 回動機構部
Claims (1)
- 【請求項1】 敷設されたレ−ル(1)を走行する台車
(2)と、台車(2)上に横行機構部(5)を介して搭
載された横行フレ−ム(6)と、横行フレ−ム(5)に
支持された回動フレ−ム(7)と、回動フレ−ム(7)
を回動する回動機構部(8)と、回動フレ−ム(7)に
取付けられた研削装置(3)と駆動装置(4)とを有
し、 横行機構部(5)は台車(2)に進行方向と直交する方
向に取付けられ先端に横行用ハンドル(52)を有する
横行位置調整軸(53)と、横行位置調整軸(53)か
ら一定距離離れた位置に横行位置調整軸(53)と平行
に設けられたガイド軸(54)と、横行フレ−ム(6)
の一方の下端部に設けられ横行位置調整軸(53)とね
じで連結された横送り部(56)と、横行フレ−ム
(6)の他方の下端部に設けられガイド軸(54)と摺
動する案内部(57)とを有し、 横行フレ−ム(6)はU字形状をした回動フレ−ム保持
部(61)と、回動フレ−ム保持部(61)の一方の端
部に設けられた回動機構保持部(62)とを有し、回動
フレ−ム(7)はU字形状をし、先端部に研削装置
(3)が取付けられた工具保持フレ−ム(71)と、工
具保持フレ−ム(71)の一方の端部から水平に伸びて
駆動装置(4)が取付けられた駆動装置保持部(72)
とを有し、工具保持フレ−ム(71)のU字状に立ち上
げた両端フレ−ム(73)には、両端フレ−ム(73)
を貫通して固定され、横行フレ−ム(6)の回動フレ−
ム保持部61に回転自在に支持された回動軸(74)
と、回動軸(74)の軸心を中心とした円弧状に形成さ
れ、横行フレ−ム(6)の回動フレ−ム保持部(61)
に取付けられたガイド軸(64)が嵌合するガイド溝
(75)とを有し、 回転機構部(8)は、横行フレ−ム(6)に取付けられ
た回動軸(74)の先端部に設けられた歯車(81)
と、横行フレ−ム(6)の回動機構保持部(62)に回
転自在に支持され先端部に回動ハンドル(83)を有す
る支持軸(84)と、支持軸(84)に取付けられ歯車
(81)と直交して噛み合う歯車(82)とを有するこ
とを特徴とするレ−ル研削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995002914U JP3015766U (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | レ−ル研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995002914U JP3015766U (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | レ−ル研削装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3015766U true JP3015766U (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=43151315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995002914U Expired - Lifetime JP3015766U (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | レ−ル研削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3015766U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019044434A (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-22 | 株式会社ディスコ | 鉄道レール修正車両 |
JP2019100062A (ja) * | 2017-11-30 | 2019-06-24 | 有限会社明石軌道 | レール削正装置 |
CN110325684A (zh) * | 2017-02-09 | 2019-10-11 | 罗贝尔铁路建筑机械有限责任公司 | 用于研磨轨道的钢轨的研磨机 |
CN113652911A (zh) * | 2021-08-24 | 2021-11-16 | �田�浩 | 智慧地铁轨道打磨检测系统 |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP1995002914U patent/JP3015766U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2020507028A (ja) * | 2017-02-09 | 2020-03-05 | ローベル バーンバウマシーネン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングROBEL Bahnbaumaschinen GmbH | 軌道のレールを削正するための削正機 |
CN114908623A (zh) * | 2017-02-09 | 2022-08-16 | 罗贝尔铁路建筑机械有限责任公司 | 用于研磨轨道的钢轨的研磨机 |
JP7143312B2 (ja) | 2017-02-09 | 2022-09-28 | ローベル バーンバウマシーネン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 軌道のレールを削正するための削正機 |
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JP2019100062A (ja) * | 2017-11-30 | 2019-06-24 | 有限会社明石軌道 | レール削正装置 |
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