JP2000000084A - 葉編み装置 - Google Patents

葉編み装置

Info

Publication number
JP2000000084A
JP2000000084A JP16759898A JP16759898A JP2000000084A JP 2000000084 A JP2000000084 A JP 2000000084A JP 16759898 A JP16759898 A JP 16759898A JP 16759898 A JP16759898 A JP 16759898A JP 2000000084 A JP2000000084 A JP 2000000084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leaf
belt
tobacco
section
knitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP16759898A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Goto
久雄 後藤
Yoshiaki Maekawa
良明 前川
Nobuyoshi Hattori
信義 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Priority to JP16759898A priority Critical patent/JP2000000084A/ja
Publication of JP2000000084A publication Critical patent/JP2000000084A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 葉編み装置を簡単な構成で小型化するととも
に、半自動でも作業をしやすくする。 【解決手段】 供給部1、立ち上げ供給部2、ピッチ拡
大部3、葉編み部4で構成する。供給部1の搬送面11
a上に葉たばこTを載置する。葉たばこTは葉元部およ
び中骨が重ならないように供給部の搬送面上に並べて載
置するだけでよい。供給部1で葉たばこTを立ち上げ供
給部2に供給する。葉元部を立ち上げ供給部2の葉元部
立ち上げベルト21と葉元押さえベルト22で挟んで、
葉元部を上方に引き上げながら葉たばこTを垂直に立ち
上げる。垂直に立ち上げられた葉たばこTをピッチ拡大
部3に供給する。ピッチ拡大部3で葉たばこTのピッチ
を拡大し、葉編み部4で葉編みする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーレー種のよう
に、葉たばこを乾燥する際の葉編み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農家における在来種及びバーレー
種の葉たばこの収穫乾燥作業は、収穫後、連縄に葉編み
し、乾燥工程を経て、連縄からはずし荷造りされる。上
記葉編みの作業を機械化した葉編み装置として、例え
ば、特開平10−84933号公報に開示されたものが
ある。この葉編み装置は、在来種及びバーレー種の収穫
乾燥作業の省力化を推進するために、葉編み作業の省力
化、高速化を目的に行われるものであり、収穫された葉
たばこを装填供給し、これらを葉編みのためのベルトコ
ンベアに一定間隔で揃えるとともに、例えばミシンによ
って葉編みするまでの一連の工程の自動化を図ったもの
である。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】しかし、上記のように一連の工程を自動化
すると、装置が大がかりなものになり、高価なものとな
る。また、自動化のために供給する葉たばこを所定量積
み重ねてセットしたり、供給される葉たばこの量などを
監視する必要がある。さらに、トラブル発生により自動
停止させることも必要であり、自動停止が多発すると回
復にも手間がかかるという問題がある。
【0004】本発明は上記のような問題点に鑑みて成さ
れたもので、簡単な構成で装置を小型化するとともに安
価にでき、半自動でも作業がしやすい葉編み装置を提供
することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
葉編み装置は、葉たばこを並べて載置できる搬送面を有
し該搬送面に載置された葉たばこを搬送する供給部と、
該供給部の搬送終端で葉たばこの葉元部を水平に挟持し
て該葉元部を垂直方向に立ち上げながら、該葉元部を前
記供給部の搬送方向延長上の斜め上方に移動して、該葉
たばこを供給する立ち上げ供給部と、該立ち上げ供給部
で供給される葉たばこの葉元部を挟持し吊り下げて、順
次供給される葉たばこのピッチを拡大するピッチ拡大部
と、該ピッチ拡大部でピッチが拡大された葉たばこの葉
元部を葉編みする葉編み部で構成されることを特徴とす
る。
【0006】上記請求項1記載の葉編み装置によれば、
供給部の搬送面に並べて載置された葉たばこはこの供給
部から立ち上げ供給部に供給され、立ち上げ供給部で、
順次搬送される葉たばこの葉元部を垂直に立ち上げてピ
ッチ拡大部に供給される。そして、ピッチ拡大部で葉た
ばこのピッチが拡大され、このピッチが拡大された葉た
ばこが葉編み部で葉編みされる。したがって、葉たばこ
を、葉元部をずらしながら重ならないように供給部の搬
送面上に並べて載置するだけでよい。また、立ち上げ部
は供給部の搬送面に並べられた葉たばこの葉元部を挟持
して葉たばこを立ち上げるだけでよいので、捻りサンド
イッチベルト等により簡単な構成とすることができ、装
置全体を小型化できる。
【0007】本発明の請求項2記載の葉編み装置は、請
求項1の構成を備え、前記供給部が、葉たばこを載置し
て搬送する主コンベアベルトと、該葉たばこの葉元部を
載置して搬送する葉元案内コンベアベルトと、該葉元案
内コンベアベルトの外側縁に立設された葉元揃えガイド
とを備えたことを特徴とする。
【0008】上記請求項2記載の葉編み装置によれば、
請求項1の作用効果に加えて、葉たばこを整列して搬送
することができるとともに、葉たばこの搬送不良等を防
止できる。
【0009】本発明の請求項3記載の葉編み装置は、請
求項1の構成を備え、前記供給部の搬送面に、葉たばこ
を載置すべき載置区間と葉たばこを載置すべきでない吊
しろ区間とが表示されていることを特徴とする。
【0010】上記請求項3記載の葉編み装置によれば、
請求項1の作用効果に加えて、所定の長さの連に編み込
む葉たばこの量を前記載置区間に載置することで、所定
枚数の葉たばこを編み込むとともに所定長さの吊しろを
有するミシン編みを容易に行なうことができる。また、
葉たばこを搬送面に載置する作業が容易になる。
【0011】なお、請求項3の構成において、前記載置
区間と吊しろ区間とが、色分けにより表示するとよい。
【0012】このようにすれば、請求項3の作用効果に
加えて、載置区間と吊しろ区間が色分けにより表示され
ているので各区間を確認しやすく、葉たばこを搬送面に
載置する作業がさらに容易になる。
【0013】本発明の請求項4記載の葉編み装置は、請
求項1の構成を備え、前記立ち上げ供給部が、前記供給
部の搬送面の搬送終端の側部近傍から該搬送面の搬送方
向延長上の斜め上方にかけて配設されるとともに、2つ
のベルトを対向させることにより該対向するベルト面で
前記葉たばこの葉元部を挟持するサンドイッチベルトで
あって、該ベルト面が、前記供給部側で水平にされ前記
搬送方向延長上の斜め上方で垂直となるように捻られた
捻りサンドイッチベルトを備えたことを特徴とする。
【0014】上記請求項4記載の葉編み装置によれば、
請求項1の作用効果に加えて、捻りサンドイッチベルト
により簡単な構成とすることができ、装置全体を小型化
できるとともに、搬送動作も簡単なので故障等も低減す
ることができる。
【0015】本発明の請求項5記載の葉編み装置は、請
求項4の構成を備え、前記捻りサンドイッチベルトの対
向するベルトの対向面に弾力部材が取り付けられている
ことを特徴とする。
【0016】上記請求項5記載の葉編み装置によれば、
請求項4の作用効果に加えて、弾力部材が葉たばこの葉
元部の太さに応じて弾性変形し、葉たばこを損傷するこ
となく、葉たばこの葉元部を確実に保持することができ
る。
【0017】本発明の請求項6記載の葉編み装置は、請
求項4の構成を備え、前記捻りサンドイッチベルトの対
向するベルトの間隔が調節可能になっていることを特徴
とする。
【0018】上記請求項6記載の葉編み装置によれば、
請求項4の構成に加えて、葉たばこの葉元部の太さに応
じて、サンドイッチベルトの対向するベルトの間隔を最
適な状態に調整することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明の一実施の形態の葉編み装置
の平面図、図2は同葉編み装置の正面図である。この葉
編み装置は、大きく分けて、作業者により葉たばこTが
水平に載置される供給部1と、供給部1に水平に載置さ
れた葉たばこTを葉元部が上になるように垂直方向に立
ち上げて供給する立ち上げ供給部2と、立ち上げ供給部
2から供給される葉たばこTのピッチ(配列間隔)を一
定間隔に拡大するピッチ拡大部3と、ピッチ拡大部3で
ピッチが拡大された葉たばこTの葉元部の部分をミシン
編みする葉編み部4とによって構成されている。
【0020】供給部1は、葉たばこTの長さより少し幅
の小さな水平な搬送面11aを有する主コンベアベルト
11と、この主コンベアベルト11の搬送面11aと同
じ高さに搬送面12aを揃えて該主コンベアベルト11
と平行に配置された葉元案内コンベアベルト12と、該
葉元案内コンベアベルト12と略同長さの長板であって
該葉元案内コンベアベルト12の外側縁において搬送面
12aより上方に立ち上げて立設された葉元揃えガイド
13とを備えている。なお、主コンベアベルト11の搬
送面11aと葉元案内コンベアベルト12の搬送面12
aは図1の矢印の方向に同じ一定速度で移動する。
【0021】以上のように構成された供給部1では、収
穫された葉たばこTを葉元部を重ねないようにしながら
並べて、葉中央部C(図5参照)を主コンベアベルト1
1上に載せるとともに葉元部を葉元案内コンベアベルト
12上に載せて載置する。このとき、葉元部を葉元揃え
ガイド13に当接させることにより、葉元部が揃えられ
る。なお、葉元揃えガイド13は葉元案内コンベアベル
ト12の搬送方向に向かって葉元案内コンベアベルト1
2に対して僅かに開くように角度(例えば0.5度)が
付けられている。以上のようにして、葉たばこTは主コ
ンベアベルト11と葉元案内コンベアベルト12により
立ち上げ供給部2側に搬送される。
【0022】ここで、供給部1の搬送用のコンベアベル
トは、主コンベアベルト11と葉元案内コンベアベルト
12の二本のコンベアベルトで構成されているが、後述
説明するように葉たばこTの葉元部を立ち上げ供給部2
で受け取るために、供給部1において最終的には葉元部
がコンベアベルトの側面側にはみ出すような構成にする
必要がある。これにより、葉たばこTを次工程に確実に
1枚づつ供給することができる。
【0023】葉元案内コンベアベルト12の終端部12
b(立ち上げ供給部2側端部)は、主コンベアベルト1
1の終端部11bよりも後退しており(図1参照)、こ
の終端部12bと主コンベアベルト11の終端部11b
の側面とに隣接する部分に立ち上げ供給部2の後述説明
する葉元部立ち上げベルト21の先端部が配置され、こ
の位置で葉たばこTの葉元部Eが受け渡される。
【0024】図3は主コンベアベルト11の搬送面11
aを展開した状態を示す図であり、搬送面11aには、
葉たばこTを並べる範囲として所定長さの載置区間11
cが設定されており、この載置区間11cには例えば緑
色等の着色が施されている。この実施形態では主コンベ
アベルト11の長さは略1600mm弱であり、搬送面
11aの展開した全長(ベルトの長さ)は略3200m
mである。載置区間11cの長さは1200mmであ
り、この載置区間11cは搬送面11aの展開した全長
3200mm内で2カ所に設定されている。そして、こ
の2カ所の載置区間11cの間の略400mmは、葉た
ばこTを載置しない区間として、最終的に葉編みされた
連の吊しろに対応する吊しろ区間11dとなっている。
なお、この吊しろ区間11dには例えば赤色等の着色が
なされている。
【0025】この実施形態の葉編み装置は、供給部1、
立ち上げ供給部2、ピッチ拡大部3および葉編み部4が
同時に稼働して一連の動作を行うようになっており、供
給部1に対する葉たばこTの供給の仕方によって、最終
的に葉編みされるミシン編みの状態も決まる。すなわ
ち、一連分のミシンに葉編みする葉たばこTの枚数等を
検出したり、作業状態を監視しながら自動制御するよう
なシステムとは異なり、装置の運転に合わせて一連の流
れ作業を行うだけで、簡単な構成により稼働停止等の事
故も少なく葉編みを行えるようにしたものである。した
がって、前記のように主コンベアベルト11に葉たばこ
Tを載置すべき載置区間11cと葉たばこTを載置すべ
きでない吊しろ区間11dが色分けにより確認できるの
で、一連の作業が極めてしやすくなる。なお、載置区間
と吊しろ区間は、色分けに限らず何らかの印によって識
別できるようになっていればよい。
【0026】なお、この実施形態では、一つの連に対応
して1200mmの載置区間11cには葉たばこTを略
100枚載置するのに適しており、図4に示したよう
に、載置区間11c上の100枚の葉たばこTが一本の
連上で3200mmの幅に葉編みされる。また、吊しろ
区間11dの半分(この例では188mm)が片側50
0mmの吊しろとなる。なお、一連分における葉たばこ
の編み込み長さと載置区間11cおよび吊しろ区間11
dの長さの比は、後述説明するピッチ拡大部3の拡大率
に対応している。
【0027】図5(A) は立ち上げ供給部2の平面図、図
5(B) は立ち上げ供給部2の側面図である。立ち上げ供
給部2は、供給部1の主コンベアベルト11の終端部1
1bの側面近傍からピッチ拡大部3側の上方にかけて斜
めに配置された葉元部立ち上げベルト21、この葉元部
立ち上げベルト21に沿って配設された葉元押さえベル
ト22、葉元部立ち上げベルト21の上端と葉元押さえ
ベルト22の上端からピッチ拡大部3側に水平に配置さ
れたサンドイッチコンベア23、および、供給部1の主
コンベアベルト11の終端部11bから延長され、葉た
ばこTの長さの半分程度の幅の水平な搬送面24aを有
する補助コンベアベルト24とを備えている。なお、葉
元部立ち上げベルト21と葉元押さえベルト22がこの
実施形態における捻りサンドイッチベルトを構成してい
る。
【0028】葉元部立ち上げベルト21はプーリ21
a,21b,21cに巻回されており、プーリ21a
は、供給部1の主コンベアベルト11の終端部11bの
側面近傍で回転面を垂直にした状態で配置されている。
また、プーリ21b,21cはピッチ拡大部3側の上端
部で回転面を傾斜した状態で併設され、プーリ21bは
プーリ21cより中央側に配置されている。さらに、葉
元部立ち上げベルト21は、その一部に接するテンショ
ンプーリ21dによってテンションが加えられている。
【0029】葉元部立ち上げベルト21はプーリ22
a,22bに巻回されており、プーリ22aはプーリ2
1aの上部近傍で回転面を垂直にした状態で配置されて
いる。また、プーリ22bはプーリ21bに隣接して回
転面を傾斜した状態で配設されている。さらに、葉元押
さえベルト22は、その一部に接するテンションプーリ
22cによってテンションが加えられている。
【0030】図6は葉元部立ち上げベルト21および葉
元押さえベルト22の断面図である。この葉元部立ち上
げベルト21および葉元押さえベルト22は、Vベルト
20Aの表面に弾力部材としてのポリウレタンスポンジ
20Bを貼り付けた構造になっており、ポリウレタンス
ポンジ20Bの表面に葉たばこTの葉元部Eが接触され
る。Vベルト20Aはプーリ21a,21b,21c,
22a,22bの溝に嵌合され、プーリ21a,21
b、プーリ22a,22bの回転面は互いに直交してお
り、葉元部立ち上げベルト21と葉元押さえベルト22
は、それぞれ同じ方向に捻れている。これにより、葉元
部立ち上げベルト21のポリウレタンスポンジ20Bの
表面と葉元押さえベルト22のポリウレタンスポンジ2
0Bの表面もそれぞれ捻れており、両ポリウレタンスポ
ンジ20Bの表面が捻れた状態で接近して対面してい
る。なお、図1および図2においては、図面をわかりや
すくするために、葉元部立ち上げベルト21と葉元押さ
えベルト22の間隔は大きく誇張して図示してある。
【0031】葉元部立ち上げベルト21および葉元押さ
えベルト22の対面する間隔(両ポリウレタンスポンジ
20Bの表面間の間隔)は葉たばこTの葉元部Eの厚み
(略7〜12mm)より少なく例えば5mm程度になっ
ている。さらに、葉元部立ち上げベルト21の配設位置
は固定されているが、葉元押さえベルト22の配設位置
はクランプ操作等により可変となっている。これによ
り、葉元部立ち上げベルト21と葉元押さえベルト22
の対面する間隔を葉たばこTの種類等(葉元部Eの厚
み)に応じて調整できるようになっている。なお、弾力
部材としては、ポリウレタンスポンジに限らず、フェル
トの帯や、ゴムパイプ、ビニールパイプなど、その他の
部材を用いることができる。
【0032】葉元部立ち上げベルト21はモータ25
(図5(B) )により駆動され、プーリ21bが図5(A)
において時計回り方向に回転される。また、このプーリ
21bの回転力が、葉元押さえベルト22側のプーリ2
2bに図示しない連結機構で伝達され、このプーリ22
bは図5(A) において反時計回り方向にプーリ21bと
同じ回転速度で回転される。これにより、葉元部立ち上
げベルト21と葉元押さえベルト22の対面する部分
は、供給部1の主コンベアベルト11の終端部11b近
傍からサンドイッチコンベア23側に上昇する。
【0033】サンドイッチコンベア23は、プーリ21
bと同期して同じ方向に回転するプーリに巻回されたベ
ルト23aと、プーリ22bと同期した同じ方向に回転
するプーリに巻回されたベルト23bとで構成されてお
り、両ベルト23a,23bは、葉元部立ち上げベルト
21と葉元押さえベルト22と同様な間隔で平行に配置
されている。これにより、ベルト23a,23bの対面
する部分は、葉元部立ち上げベルト21および葉元押さ
えベルト22側からピッチ拡大部3側に移動する。な
お、ベルト23aの配設位置は固定されているが、ベル
ト23bの配設位置はクランプ操作等により可変となっ
ており、葉元部立ち上げベルト21と葉元押さえベルト
22の対面する間隔と同様に、ベルト23aとベルト2
3bの対面する間隔を葉たばこTの種類等(葉元部Eの
厚み)に応じて調整できるようになっている。
【0034】補助コンベアベルト24の搬送面24a
は、図示しない駆動モータにより、葉元部立ち上げベル
ト21と葉元押さえベルト22の水平方向の移動速度に
同期し、供給部1の主コンベアベルト11の終端部11
bからピッチ拡張部3側に移動される。
【0035】以上のように構成された立ち上げ供給部2
において、供給部1から供給される葉たばこTは、葉元
部Eが葉元部立ち上げベルト21と葉元押さえベルト2
2に挟みつけられて保持され、また、葉中央部Cから葉
先部Sの部分が補助コンベアベルト24上に載置され、
サンドイッチコンベア23側に搬送される。
【0036】サンドイッチコンベア23の乗継ぎ部で
は、葉元部立ち上げベルト21と葉元押さえベルト22
の捻れにより、葉元部Eが水平方向から垂直方向に転換
され、葉元部Eから葉中央部Cにかけて立ち上げられ
る。葉中央部Cから葉先部Sは補助コンベアベルト24
から離れて、葉たばこTはサンドイッチコンベア23に
よって葉元部Eが垂直に吊下げられた状態でピッチ拡大
部3に搬送される。
【0037】図7はピッチ拡大部3の要部平面図であ
り、このピッチ拡大部3は、立ち上げ供給部2のサンド
イッチコンベア23から葉たばこTを受け取るサンドイ
ッチコンベア31a,31bと、高速で駆動される歯付
ベルトコンベア32a,32bと、ピッチ拡大用コンベ
ア33a,33bを備えている。歯付ベルトコンベア3
2a,32bは、サンドイッチコンベア31a,31b
からピッチ拡大用コンベア33a,33bに葉たばこT
1 を確実に送り出すためのものであり、歯付ベルトコン
ベア32a,32bの入口側のプーリ34a,34bの
径をできるだけ小さくすることが望ましい。プーリ径を
小さくすることにより、矢印の方向に掻き出される前の
後続の葉たばこT1 とプーリとの干渉が少なくなり、確
実に葉たばこT1が1枚ずつ掻き出される。
【0038】サンドイッチコンベア31a,31bによ
る葉たばこT1 の移送速度は、供給部2のサンドイッチ
コンベア23a、23bによる葉たばこTの移送速度と
同じであり、ピッチ拡大用コンベア33a、33bによ
る葉たばこT2 の移送速度は、サンドイッチコンベア3
1a、31bによる葉たばこT1 の移送速度に対して2
〜3倍(図4に示した実施形態では略2.7倍)程度に
設定され、この移送速度の差によって葉たばこT2 の間
隔が拡大される。
【0039】図8は葉編み部4の要部斜視図であり、こ
の葉編み部4は、葉たばこTを矢印β方向に移送するた
めのサンドイッチコンベア41a、41bと、リミット
スイッチ42の葉たばこ検知信号により動作し、矢印β
方向に対して直交方向及び水平方向に針を動作させて葉
たばこTを編み込むためのミシン43で構成される。葉
編み部4で葉たばこTは、ミシン糸44で編み込まれた
状態で、ハサミ45で一定間隔に切断し、乾燥室におけ
る吊り込み作業へと受け渡される。なお、ミシン43に
よる葉編みについては、ミシン糸44で編み込む本実施
例に限定されるものではなく、縄等の紐部材に縫いつけ
ていく方法も可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の葉編み装置によ
れば、葉たばこの、葉元部をずらして重ならないように
供給部の搬送面上に並べて載置するだけでよい。また、
立ち上げ部は供給部の搬送面に並べられた葉たばこの葉
元部を挟持して葉たばこを立ち上げるだけでよいので、
捻りサンドイッチベルト等により簡単な構成とすること
ができ、装置全体を小型化できる。
【0041】本発明の請求項2記載の葉編み装置によれ
ば、請求項1の作用効果に加えて、葉たばこを整列して
搬送することができるとともに、葉たばこの搬送不良等
を防止できるという効果が得られる。
【0042】本発明の請求項3記載の葉編み装置によれ
ば、請求項1の作用効果に加えて、一連分の長さに編み
込む葉たばこの量を前記載置区間に載置することで、所
定枚数の葉たばこを編み込むとともに所定長さの吊しろ
を有する葉たばこを編み込んだ連を容易に編むことがで
きるという効果が得られる。また、葉たばこを搬送面に
載置する作業が容易になるという効果が得られる。
【0043】本発明の請求項4記載の葉編み装置によれ
ば、請求項1の作用効果に加えて、捻りサンドイッチベ
ルトにより簡単な構成とすることができ、装置全体を小
型化できるとともに、搬送動作も簡単なので故障等も低
減することができるという効果が得れる。
【0044】本発明の請求項5記載の葉編み装置によれ
ば、請求項4の作用効果に加えて、弾力部材が葉たばこ
の葉元部の太さに応じて弾性変形することにより、葉た
ばこを損傷することなく、確実に挟持することができる
という効果が得られる。
【0045】本発明の請求項6記載の葉編み装置によれ
ば、請求項4の構成に加えて、葉たばこの葉元部の太さ
におうじて、サンドイッチベルトの対向するベルトの間
隔を最適な状態に調整することができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の葉編み装置の平面図で
ある。
【図2】同葉編み装置の正面図である。
【図3】本発明の実施の形態における主コンベアベルト
の搬送面を展開した状態を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態における一連分に葉編みす
る葉たばこの載置条件と、一連分にミシンで葉編みした
状態の関係を説明する図である。
【図5】本発明の実施の形態における立ち上げ供給部の
平面図および側面図である。
【図6】本発明の実施の形態における葉元部立ち上げベ
ルトおよび葉元押さえベルトの断面図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるピッチ拡大部の要
部平面図である。
【図8】本発明の実施の形態における葉編み部の要部斜
視図である。
【符号の説明】
1 供給部 2 立ち上げ供給部 3 ピッチ拡大部 4 葉編み部 11 主コンベアベルト 11a 搬送面 12 葉元案内コンベアベルト 12a 搬送面 13 葉元揃えガイド 11c 載置区間 11d 吊しろ区間 21 葉元部立ち上げベルト 22 葉元押さえベルト 20B ポリウレタンスポンジ C 葉中央部 E 葉元部 S 葉先部 T、T1、T2 葉たばこ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 信義 栃木県小山市大字出井1900番地 日本たば こ産業株式会社葉たばこ研究所内 Fターム(参考) 4B043 AA03 AA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 葉たばこを並べて載置できる搬送面を有
    し該搬送面に載置された葉たばこを搬送する供給部と、 該供給部の搬送終端で葉たばこの葉元部を水平に挟持し
    て該葉元部を垂直方向に立ち上げながら、該葉元部を前
    記供給部の搬送方向延長上の斜め上方に移動して、該葉
    たばこを供給する立ち上げ供給部と、 該立ち上げ供給部で供給される葉たばこの葉元部を挟持
    し吊り下げて、順次供給される葉たばこのピッチを拡大
    するピッチ拡大部と、 該ピッチ拡大部でピッチが拡大された葉たばこの葉元部
    を葉編みする葉編み部で構成されることを特徴とする葉
    編み装置。
  2. 【請求項2】 前記供給部が、葉たばこを載置して搬送
    する主コンベアベルトと、該葉たばこの葉元部を載置し
    て搬送する葉元案内コンベアベルトと、該葉元案内コン
    ベアベルトの外側縁に立設された葉元揃えガイドとを備
    えたことを特徴とする請求項1記載の葉編み装置。
  3. 【請求項3】 前記供給部の搬送面に、葉たばこを載置
    すべき載置区間と葉たばこを載置すべきでない吊しろ区
    間とが表示されていることを特徴とする請求項1記載の
    葉編み装置。
  4. 【請求項4】 前記立ち上げ供給部が、前記供給部の搬
    送面の搬送終端の側部近傍から該搬送面の搬送方向延長
    上の斜め上方にかけて配設されるとともに、2つのベル
    トを対向させることにより該対向するベルト面で前記葉
    たばこの葉元部を挟持するサンドイッチベルトであっ
    て、該ベルト面が、前記供給部側で水平にされ前記搬送
    方向延長上の斜め上方で垂直となるように捻られた捻り
    サンドイッチベルトを備えたことを特徴とする請求項1
    記載の葉編み装置。
  5. 【請求項5】 前記捻りサンドイッチベルトの対向する
    ベルトの対向面に弾力部材が取り付けられていることを
    特徴とする請求項4記載の葉編み装置。
  6. 【請求項6】 前記捻りサンドイッチベルトの対向する
    ベルトの間隔が調節可能になっていることを特徴とする
    請求項4記載の葉編み装置。
JP16759898A 1998-06-15 1998-06-15 葉編み装置 Withdrawn JP2000000084A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16759898A JP2000000084A (ja) 1998-06-15 1998-06-15 葉編み装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16759898A JP2000000084A (ja) 1998-06-15 1998-06-15 葉編み装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000000084A true JP2000000084A (ja) 2000-01-07

Family

ID=15852747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16759898A Withdrawn JP2000000084A (ja) 1998-06-15 1998-06-15 葉編み装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000000084A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7943011B2 (en) 2006-05-05 2011-05-17 International Paper Company Paperboard material with expanded polymeric microspheres
US8317976B2 (en) 2000-01-26 2012-11-27 International Paper Company Cut resistant paper and paper articles and method for making same
US8382945B2 (en) 2008-08-28 2013-02-26 International Paper Company Expandable microspheres and methods of making and using the same
CN103230086A (zh) * 2013-04-21 2013-08-07 湖北星源机械有限责任公司 一种编烟设备
CN107440154A (zh) * 2017-08-21 2017-12-08 昆明诺捷经贸有限公司 一种绕线捆绑式自动编烟机
CN108720067A (zh) * 2018-06-19 2018-11-02 征图新视(江苏)科技有限公司 一种用于烟叶分选后的分仓装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8317976B2 (en) 2000-01-26 2012-11-27 International Paper Company Cut resistant paper and paper articles and method for making same
US7943011B2 (en) 2006-05-05 2011-05-17 International Paper Company Paperboard material with expanded polymeric microspheres
US8382945B2 (en) 2008-08-28 2013-02-26 International Paper Company Expandable microspheres and methods of making and using the same
CN103230086A (zh) * 2013-04-21 2013-08-07 湖北星源机械有限责任公司 一种编烟设备
CN103230086B (zh) * 2013-04-21 2015-11-18 湖北星源机械有限责任公司 一种编烟设备
CN107440154A (zh) * 2017-08-21 2017-12-08 昆明诺捷经贸有限公司 一种绕线捆绑式自动编烟机
CN107440154B (zh) * 2017-08-21 2022-12-02 昆明诺捷经贸有限公司 一种绕线捆绑式自动编烟机
CN108720067A (zh) * 2018-06-19 2018-11-02 征图新视(江苏)科技有限公司 一种用于烟叶分选后的分仓装置
CN108720067B (zh) * 2018-06-19 2023-08-18 征图新视(江苏)科技股份有限公司 一种用于烟叶分选后的分仓装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000000084A (ja) 葉編み装置
JPS6327469B2 (ja)
JP2000000083A (ja) 葉たばこの立ち上げ供給装置
JPS61500904A (ja) 彎曲シ−ムを縫う装置
JP3170216B2 (ja) タバコ葉の葉編み装置
US5772499A (en) Arrangement of sausage suspension loops
CN105380327A (zh) 自动拆领机及其自动拆领方法
JP2919828B1 (ja) 葉たばこのミシン葉編み機の葉押え装置
TW202104709A (zh) 衣物的接縫擴張裝置
JP2551534B2 (ja) 麺線竿掛け装置
JP2804467B2 (ja) 麺類延伸方法及び麺類延伸装置
JP2002114402A (ja) 矩形布片の供給装置における芯出し装置
CN218809485U (zh) 一种纸巾折叠机
KR0136760B1 (ko) 평면김의 결속방법 및 그 장치
JPH0595775A (ja) 葉編み,葉抜き方法及び装置
JP2779354B2 (ja) 麺類延伸装置
JP3184188B2 (ja) カーテンヒダ縫い自動機
JPH09275960A (ja) タバコ葉の移送及び分離装置
JPH11196841A (ja) タバコ葉の葉編み装置
JP3129499B2 (ja) 反物端部の巾合わせ装置
JP2001089023A (ja) ティッシュペーパー等の積層体の製造方法及び装置
JP3940307B2 (ja) 麺線切断装置及びその方法
JPH08322536A (ja) 葉たばこ連編み方法及び連編み装置
JPS6316673Y2 (ja)
RU2302489C2 (ru) Устройство и способ для обработки материала, имеющего форму полотна

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050607

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060113