JP2551534B2 - 麺線竿掛け装置 - Google Patents
麺線竿掛け装置Info
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- JP2551534B2 JP2551534B2 JP6099379A JP9937994A JP2551534B2 JP 2551534 B2 JP2551534 B2 JP 2551534B2 JP 6099379 A JP6099379 A JP 6099379A JP 9937994 A JP9937994 A JP 9937994A JP 2551534 B2 JP2551534 B2 JP 2551534B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は麺線竿掛け装置に関す
る。うどんや中華麺、そばなどの半乾燥麺を製造する場
合は、麺生地をカットして多数本の麺線を作り、その麺
線を乾燥させ、最後に袋詰めする方法がとられる。その
製法を図面に基づき詳述すると、図15において、 100は
麺生地Mを切断して多数の麺線nを作るカッターで、 1
01はそのカッター刃である。麺カッター 100の出側には
麺線竿掛け装置 200が設置されており、カッター刃 101
で切断された麺線nが落下して2本のコンベヤロープ 2
13に渡し掛けられ、その麺線nを2本のコンベヤロープ
213で搬送するようになっている。そして、図16に示す
ように、2本のコンベヤロープ 213の間に予め置いてあ
る竿P(同図参照)を作業員が手に取って、同図に
示すように持ち上げ、同図に示すように麺線nがコン
ベヤロープ 213より離れてしまうまで高く持ち上げ、そ
の状態で乾燥室へ運び、同図に示すように竿Pに多数
本の麺線nを掛けた状態で乾燥させるのである。本発明
は上記のごとき麺線竿掛け装置に関する。
る。うどんや中華麺、そばなどの半乾燥麺を製造する場
合は、麺生地をカットして多数本の麺線を作り、その麺
線を乾燥させ、最後に袋詰めする方法がとられる。その
製法を図面に基づき詳述すると、図15において、 100は
麺生地Mを切断して多数の麺線nを作るカッターで、 1
01はそのカッター刃である。麺カッター 100の出側には
麺線竿掛け装置 200が設置されており、カッター刃 101
で切断された麺線nが落下して2本のコンベヤロープ 2
13に渡し掛けられ、その麺線nを2本のコンベヤロープ
213で搬送するようになっている。そして、図16に示す
ように、2本のコンベヤロープ 213の間に予め置いてあ
る竿P(同図参照)を作業員が手に取って、同図に
示すように持ち上げ、同図に示すように麺線nがコン
ベヤロープ 213より離れてしまうまで高く持ち上げ、そ
の状態で乾燥室へ運び、同図に示すように竿Pに多数
本の麺線nを掛けた状態で乾燥させるのである。本発明
は上記のごとき麺線竿掛け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の麺線竿掛け装置としては、特公昭
61− 11568号公報の装置がある。この装置を図17に基づ
き説明すると、架台 201の左側の2本の支柱 203および
右側の2本の支柱 203のそれぞれの上端部には水平に軸
209が通されており、この軸 209のそれぞれには2個の
プーリ 211が互いに離間して設けられている。そして送
り方向にみて左側の前後のプーリ 211間に1本のロープ
213が掛け渡され、右側の前後のプーリ 211間に他の1
本のロープ 213が掛け渡され、合計2本のロープが互い
に独立して個別に掛け渡されている。さらに、一方の軸
209はモータ 219と連結され、このモータ 219によって
プーリ 211が回転され、それによって2本のロープ 213
が送りをかけられるように構成されている。nは上記2
本のロープ213によって送られていく多数本の麺線を示
している。上記従来例では、麺線nの長さ方向と直交す
る方向に延びる2本のロープ 213によって、各麺線nが
適度な間隔をとって跨がって載せられて、送られていく
ので、その間に、図16に示すように竿Pで麺線nをすく
い取ると、多数の麺線を竿掛けすることができるのであ
る。
61− 11568号公報の装置がある。この装置を図17に基づ
き説明すると、架台 201の左側の2本の支柱 203および
右側の2本の支柱 203のそれぞれの上端部には水平に軸
209が通されており、この軸 209のそれぞれには2個の
プーリ 211が互いに離間して設けられている。そして送
り方向にみて左側の前後のプーリ 211間に1本のロープ
213が掛け渡され、右側の前後のプーリ 211間に他の1
本のロープ 213が掛け渡され、合計2本のロープが互い
に独立して個別に掛け渡されている。さらに、一方の軸
209はモータ 219と連結され、このモータ 219によって
プーリ 211が回転され、それによって2本のロープ 213
が送りをかけられるように構成されている。nは上記2
本のロープ213によって送られていく多数本の麺線を示
している。上記従来例では、麺線nの長さ方向と直交す
る方向に延びる2本のロープ 213によって、各麺線nが
適度な間隔をとって跨がって載せられて、送られていく
ので、その間に、図16に示すように竿Pで麺線nをすく
い取ると、多数の麺線を竿掛けすることができるのであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来例
ではつぎのような問題がある。 図18に示すように、左右のコンベヤロープ213L,21
3Rに跨った麺線nがきれいに整列せず、左右にズレが生
じることがあった。つまり、左右のコンベヤロープ213
L,213Rの張り具合に差があったり、長期間使用中に張
り具合に差が生じてくると、左右のコンベヤロープ213
L,213R間で送り速度に差が生じるので、その場合多数
の麺線nが送り方向にズレを生じ、きれいに整列せず、
ひどいときは符号aで示す部分のように重なり合うこと
があった。この場合、竿Pに掛けたあと、手作業で麺線
nを整列し直さなければならないので、手間がかかり非
常に作業性の劣るものであった。 図19に示すように、2本のコンベヤロープ 213の間
隔、すなわち幅Wは一定であり、包丁切りされた麺線n
の長さに順応できないという問題がある。。すなわち、
麺線nは長さの長いものや短いものがあり、太さや長さ
は種々であるが、その長さが長い場合に、図19(A)に
示すように2本のコンベヤロープ 213に跨った麺線nの
左右の長さが狂うと、長い方の側に麺線nがズリ落ちた
り、図19(B)に示すように麺線nの長さが短いと、2
本のコンベヤロープ 213の間に落下するという問題があ
る。 麺線nを図16〜に示すように竿Pに掛ける場
合、竿Pの直径が太い方が麺線nとの接触面積が広く、
麺線nがズレ落ちにくいので、竿掛け作業が容易であ
る。しかし、竿Pの直径が太いと麺線nとの接触面積が
広くなり乾燥しにくいので、乾燥工程を考慮すると竿P
は細い方が好ましい。そこで、一般には竿Pは直径8mm
前後の細いものが用いられる。ところが、このような細
い竿Pを用いて多数本の麺線nをすくい上げる場合、2
本のコンベヤロープのちょうど真中をすくい上げない
と、麺線nの左右の長さが狂って、一方にズリ落ちてし
まう。したがって、日常の作業は相当気を遣って、2本
のコンベヤロープ 213の真中を狙ってすくい上げている
ので、結構手間と時間がかかり熟練も要するものであ
る。
ではつぎのような問題がある。 図18に示すように、左右のコンベヤロープ213L,21
3Rに跨った麺線nがきれいに整列せず、左右にズレが生
じることがあった。つまり、左右のコンベヤロープ213
L,213Rの張り具合に差があったり、長期間使用中に張
り具合に差が生じてくると、左右のコンベヤロープ213
L,213R間で送り速度に差が生じるので、その場合多数
の麺線nが送り方向にズレを生じ、きれいに整列せず、
ひどいときは符号aで示す部分のように重なり合うこと
があった。この場合、竿Pに掛けたあと、手作業で麺線
nを整列し直さなければならないので、手間がかかり非
常に作業性の劣るものであった。 図19に示すように、2本のコンベヤロープ 213の間
隔、すなわち幅Wは一定であり、包丁切りされた麺線n
の長さに順応できないという問題がある。。すなわち、
麺線nは長さの長いものや短いものがあり、太さや長さ
は種々であるが、その長さが長い場合に、図19(A)に
示すように2本のコンベヤロープ 213に跨った麺線nの
左右の長さが狂うと、長い方の側に麺線nがズリ落ちた
り、図19(B)に示すように麺線nの長さが短いと、2
本のコンベヤロープ 213の間に落下するという問題があ
る。 麺線nを図16〜に示すように竿Pに掛ける場
合、竿Pの直径が太い方が麺線nとの接触面積が広く、
麺線nがズレ落ちにくいので、竿掛け作業が容易であ
る。しかし、竿Pの直径が太いと麺線nとの接触面積が
広くなり乾燥しにくいので、乾燥工程を考慮すると竿P
は細い方が好ましい。そこで、一般には竿Pは直径8mm
前後の細いものが用いられる。ところが、このような細
い竿Pを用いて多数本の麺線nをすくい上げる場合、2
本のコンベヤロープのちょうど真中をすくい上げない
と、麺線nの左右の長さが狂って、一方にズリ落ちてし
まう。したがって、日常の作業は相当気を遣って、2本
のコンベヤロープ 213の真中を狙ってすくい上げている
ので、結構手間と時間がかかり熟練も要するものであ
る。
【0004】本発明は上記の事情に鑑み、麺線の送りに
ズレが生じず、麺線が長い場合も短い場合も落下する不
具合が生じず、クズ麺の取除きが可能であり、細い竿で
もとくに手間や熟練を要することなく多数の麺線をすく
いとれる麺線竿掛け装置を提供することを目的とする。
ズレが生じず、麺線が長い場合も短い場合も落下する不
具合が生じず、クズ麺の取除きが可能であり、細い竿で
もとくに手間や熟練を要することなく多数の麺線をすく
いとれる麺線竿掛け装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1発明の麺線竿掛け装
置は、麺生地をカッター刃で細長く切断して多数の麺線
を作る麺カッターの出側に配設される麺線竿掛け装置で
あって、前記麺カッターから供給される麺線の長手方向
に直交する方向において、互いに離間して機枠に取付け
られた元側支軸および前側支軸と、前記元側支軸に互い
に平行に取付けられた右プーリと左プーリ、および前記
前側支軸に互いに平行に取付けられた右プーリと左プー
リと、前記4個のプーリに順次巻き掛けられた1本のル
ープ状のロープとからなり、前記ループ状のロープは、
元側右プーリの上面から送り方向に延びて前側右プーリ
に至り、その上面から下面に巻き掛けられ、該前側右プ
ーリの下面から送り方向に交差して延び元側左プーリに
至り、その下面から上面に巻き掛けられ、該元側左プー
リの上面から送り方向に延びて前側左プーリに至り、そ
の上面から下面に巻き掛けられ、該前側左プーリの下面
から送り方向に交差して延び元側右プーリに至り、その
下面から上面に巻き掛けられていることを特徴とする。
第2発明の麺線竿掛け装置は、前記4個のプーリの支軸
がいずれも個別に独立して設けられており、各支軸が水
平線に対し傾斜し、各プーリの上面が外側に位置し下面
が内側に位置するように配置されたことを特徴とする。
上記第1、第2発明において、元側右プーリと元側左プ
ーリのプーリ間隔、および前側右プーリと前側左プーリ
のプーリ間隔が調整自在であり、元側支軸と前側支軸の
軸間距離が調整自在であることが好ましい。
置は、麺生地をカッター刃で細長く切断して多数の麺線
を作る麺カッターの出側に配設される麺線竿掛け装置で
あって、前記麺カッターから供給される麺線の長手方向
に直交する方向において、互いに離間して機枠に取付け
られた元側支軸および前側支軸と、前記元側支軸に互い
に平行に取付けられた右プーリと左プーリ、および前記
前側支軸に互いに平行に取付けられた右プーリと左プー
リと、前記4個のプーリに順次巻き掛けられた1本のル
ープ状のロープとからなり、前記ループ状のロープは、
元側右プーリの上面から送り方向に延びて前側右プーリ
に至り、その上面から下面に巻き掛けられ、該前側右プ
ーリの下面から送り方向に交差して延び元側左プーリに
至り、その下面から上面に巻き掛けられ、該元側左プー
リの上面から送り方向に延びて前側左プーリに至り、そ
の上面から下面に巻き掛けられ、該前側左プーリの下面
から送り方向に交差して延び元側右プーリに至り、その
下面から上面に巻き掛けられていることを特徴とする。
第2発明の麺線竿掛け装置は、前記4個のプーリの支軸
がいずれも個別に独立して設けられており、各支軸が水
平線に対し傾斜し、各プーリの上面が外側に位置し下面
が内側に位置するように配置されたことを特徴とする。
上記第1、第2発明において、元側右プーリと元側左プ
ーリのプーリ間隔、および前側右プーリと前側左プーリ
のプーリ間隔が調整自在であり、元側支軸と前側支軸の
軸間距離が調整自在であることが好ましい。
【0006】
【作用】第1、第2発明においては、4個のプーリに1
本のループ状のロープ部分が巻き掛けられているので、
機械的に同調されており、右側のプーリ間のロープと左
側のプーリ間のロープ部分との間で送り速度に差が生じ
ず、必ず同じ送り速度で送られる。したがって、麺線の
左右の送りのズレが絶対に生じず必ずきちんと整列して
送られるので、竿掛けした状態でも竿上の麺線が整列し
て掛けられており、再度整列し直す手間がかからない。
また、下側のロープ部分はX状に交差することになり、
上側のロープ部分に跨がって送られる麺線の垂れ下がっ
た部分が下側のロープ部分に触れて傷付くことがない。
第2発明では、4個の各プーリの上面が外側へ出て下面
が内側へ引込むように傾斜しているので、左右の上方の
ロープに跨がった麺線の垂れ下がった部分が、各プーリ
の下面や側面に触れないので、竿掛け装置がたとえ傾斜
して設置されていたとしても麺線が傷付くことがない。
さらに、第1、第2発明において、ロープは1本のルー
プ状であるから、プーリ間隔と軸間距離を機構的に調整
可能にしておくことにより、ロープを交換したり、ロー
プ長を変えることなく、このまま、麺線を跨がらせる跨
がり幅を自在に変更できる。したがって、跨がり幅を狭
くすることによって長さの短い麺線の落下を防止し、跨
がり幅を広くすることによって長さの長い麺線の落下を
防止することができる。さらに、元側のプーリ間隔を広
く前側のプーリ間隔を狭くしたり、あるいはその逆にす
ることも可能であるので、クズ麺をふるい落し、正常な
長さの麺線のみを竿掛けすることもできる。
本のループ状のロープ部分が巻き掛けられているので、
機械的に同調されており、右側のプーリ間のロープと左
側のプーリ間のロープ部分との間で送り速度に差が生じ
ず、必ず同じ送り速度で送られる。したがって、麺線の
左右の送りのズレが絶対に生じず必ずきちんと整列して
送られるので、竿掛けした状態でも竿上の麺線が整列し
て掛けられており、再度整列し直す手間がかからない。
また、下側のロープ部分はX状に交差することになり、
上側のロープ部分に跨がって送られる麺線の垂れ下がっ
た部分が下側のロープ部分に触れて傷付くことがない。
第2発明では、4個の各プーリの上面が外側へ出て下面
が内側へ引込むように傾斜しているので、左右の上方の
ロープに跨がった麺線の垂れ下がった部分が、各プーリ
の下面や側面に触れないので、竿掛け装置がたとえ傾斜
して設置されていたとしても麺線が傷付くことがない。
さらに、第1、第2発明において、ロープは1本のルー
プ状であるから、プーリ間隔と軸間距離を機構的に調整
可能にしておくことにより、ロープを交換したり、ロー
プ長を変えることなく、このまま、麺線を跨がらせる跨
がり幅を自在に変更できる。したがって、跨がり幅を狭
くすることによって長さの短い麺線の落下を防止し、跨
がり幅を広くすることによって長さの長い麺線の落下を
防止することができる。さらに、元側のプーリ間隔を広
く前側のプーリ間隔を狭くしたり、あるいはその逆にす
ることも可能であるので、クズ麺をふるい落し、正常な
長さの麺線のみを竿掛けすることもできる。
【0007】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を図面に基づき説明
する。図1は本発明の一実施例に係わる麺線竿掛け装置
の平面図、図2は側面図、図3は図1のI線断面図、図
4は図1のII線断面図である。
する。図1は本発明の一実施例に係わる麺線竿掛け装置
の平面図、図2は側面図、図3は図1のI線断面図、図
4は図1のII線断面図である。
【0008】図1〜2において、1は機枠であり、元側
の脚2と前側の脚2、および前後の脚2を連結する水平
フレーム3から構成されている。なお、図中左側は図示
しない麺カッターに接続される元側であり、図中右側が
送り出し側となる前側である。符号Fは麺線nの送り方
向を示している。4は元側の支軸、5は前側の支軸であ
り、元側支軸4の両端には右プーリ6と左プーリ7が取
付けられ、前側支軸5の両端には右プーリ8と左プーリ
9が取付けられている。
の脚2と前側の脚2、および前後の脚2を連結する水平
フレーム3から構成されている。なお、図中左側は図示
しない麺カッターに接続される元側であり、図中右側が
送り出し側となる前側である。符号Fは麺線nの送り方
向を示している。4は元側の支軸、5は前側の支軸であ
り、元側支軸4の両端には右プーリ6と左プーリ7が取
付けられ、前側支軸5の両端には右プーリ8と左プーリ
9が取付けられている。
【0009】10は1本のループ状につながったロープで
あり、つぎのように4個のプーリ6〜9に順次巻き掛け
られている。すなわち、元側右プーリ6に巻き掛けられ
ているロープ10は、その上面から送り方向Fと同方向に
延び前側右プーリ8に至り、その上面から下面に巻き掛
けられ、その前側右プーリ8の下面から送り方向Fとは
逆向き、かつ幅方向に交差して延び、元側左プーリ7に
至り、その下面から上面に巻き掛けられ、その元側左プ
ーリ7の上面から送り方向Fと同方向に延びて前側左プ
ーリ9に至り、その上面から下面に巻き掛けられ、その
前側左プーリ9の下面から送り方向Fとは逆向き、かつ
幅方向に交差して延び元側右プーリ6に至り、その下面
から上面に巻き掛けられている。なお、上記の順序は説
明の便宜上のものであり、実体は1本のロープで連続し
ているのであるから、巻き掛けの順序は逆方向にも云え
るし、どのプーリから説明を始めても実質的に変わると
ころはない。したがって、前後の右プーリ6,8間の上
側ロープ部分10aおよび前後の左プーリ7,9間の上側
ロープ部分10aは互いに平行になって、送り方向に延び
ており、左右のプーリ7,8間の下側ロープ部分10bお
よび左右のプーリ6,9間の下側ロープ部分10bはX字
状にクロスしている。そして、見かけ上この状態を保っ
たまま、ロープ10は順次各プーリ間を走行していく。も
ちろん、上側ロープ部分10aは送り方向Fと同方向に進
行する。
あり、つぎのように4個のプーリ6〜9に順次巻き掛け
られている。すなわち、元側右プーリ6に巻き掛けられ
ているロープ10は、その上面から送り方向Fと同方向に
延び前側右プーリ8に至り、その上面から下面に巻き掛
けられ、その前側右プーリ8の下面から送り方向Fとは
逆向き、かつ幅方向に交差して延び、元側左プーリ7に
至り、その下面から上面に巻き掛けられ、その元側左プ
ーリ7の上面から送り方向Fと同方向に延びて前側左プ
ーリ9に至り、その上面から下面に巻き掛けられ、その
前側左プーリ9の下面から送り方向Fとは逆向き、かつ
幅方向に交差して延び元側右プーリ6に至り、その下面
から上面に巻き掛けられている。なお、上記の順序は説
明の便宜上のものであり、実体は1本のロープで連続し
ているのであるから、巻き掛けの順序は逆方向にも云え
るし、どのプーリから説明を始めても実質的に変わると
ころはない。したがって、前後の右プーリ6,8間の上
側ロープ部分10aおよび前後の左プーリ7,9間の上側
ロープ部分10aは互いに平行になって、送り方向に延び
ており、左右のプーリ7,8間の下側ロープ部分10bお
よび左右のプーリ6,9間の下側ロープ部分10bはX字
状にクロスしている。そして、見かけ上この状態を保っ
たまま、ロープ10は順次各プーリ間を走行していく。も
ちろん、上側ロープ部分10aは送り方向Fと同方向に進
行する。
【0010】そして、上記のロープ10はX字状に巻き掛
ける部分ができるため、断面形状は丸形でなければなら
ないが、材質的にはとくに制限を受けず、どのような材
料のものでもよいが、たとえば、合成樹脂や皮、ゴムな
どが用いられる。
ける部分ができるため、断面形状は丸形でなければなら
ないが、材質的にはとくに制限を受けず、どのような材
料のものでもよいが、たとえば、合成樹脂や皮、ゴムな
どが用いられる。
【0011】図1〜2において、11は支軸5の一端に取
付けられたスプロケット、12はモータ、13はスプロケッ
ト11とモータ12との間に巻き掛けられたチェーンであ
り、モータ12を駆動することにより、支軸5を回転さ
せ、これによって前側プーリ8,9を回転させると、1
本のロープ10が巻き掛けられている元側プーリ6,7も
追随して回転し、円滑にロープ10が走行することとな
る。また、16,17,18,19はそれぞれロープガイドで、
下側ロープ部分10bが右側から左側へ、またその逆に方
向を変換するのをガイドしており、方向転換により、ロ
ープ10が各プーリ6,7,8,9の下面から外れないよ
うにしている。
付けられたスプロケット、12はモータ、13はスプロケッ
ト11とモータ12との間に巻き掛けられたチェーンであ
り、モータ12を駆動することにより、支軸5を回転さ
せ、これによって前側プーリ8,9を回転させると、1
本のロープ10が巻き掛けられている元側プーリ6,7も
追随して回転し、円滑にロープ10が走行することとな
る。また、16,17,18,19はそれぞれロープガイドで、
下側ロープ部分10bが右側から左側へ、またその逆に方
向を変換するのをガイドしており、方向転換により、ロ
ープ10が各プーリ6,7,8,9の下面から外れないよ
うにしている。
【0012】図3は前側プーリ8,9のプーリ間隔調整
機構を示している。支軸5は親軸5aと子軸5bとからな
り、子軸5bは親軸5aに形成した差込み穴5c内に挿入さ
れ、任意の挿入位置でロックネジ5dにより固定されるよ
うになっている。そして親軸5aに前記左プーリ9が取付
けられ、子軸5bに前記右プーリ8が取付けられている。
この子軸5bを外方に引き出すとプーリ間隔が広がり、内
方に差し込むとプーリ間隔が狭くなる。ロープガイド18
はL字形の丸棒材で垂直部18aと水平部18bとからな
り、水平フレーム3に固定された筒形支持部21に水平部
18bを挿入して固定している。そして、その引出し位置
を調整することにより、垂直部18aをロープ10の右下側
ロープ部分10bに接するようにして取付けることができ
る。。ロープガイド19は真直ぐな丸棒材で、ロープ10の
左下側ロープ部分に接する位置で水平フレーム3に固定
されている。
機構を示している。支軸5は親軸5aと子軸5bとからな
り、子軸5bは親軸5aに形成した差込み穴5c内に挿入さ
れ、任意の挿入位置でロックネジ5dにより固定されるよ
うになっている。そして親軸5aに前記左プーリ9が取付
けられ、子軸5bに前記右プーリ8が取付けられている。
この子軸5bを外方に引き出すとプーリ間隔が広がり、内
方に差し込むとプーリ間隔が狭くなる。ロープガイド18
はL字形の丸棒材で垂直部18aと水平部18bとからな
り、水平フレーム3に固定された筒形支持部21に水平部
18bを挿入して固定している。そして、その引出し位置
を調整することにより、垂直部18aをロープ10の右下側
ロープ部分10bに接するようにして取付けることができ
る。。ロープガイド19は真直ぐな丸棒材で、ロープ10の
左下側ロープ部分に接する位置で水平フレーム3に固定
されている。
【0013】図4は元側プーリ6,7のプーリ間隔調整
機構を示している。支軸4は親軸4aと子軸4bとからな
り、子軸4bは親軸4aに形成した差込み穴4c内に挿入さ
れ、任意の挿入位置でロックネジ4dにより固定されるよ
うになっている。そして親軸4aに左プーリ7が取付けら
れ、子軸4bに右プーリ6が取付けられている。この子軸
4bを外方に引き出すとプーリ間隔が広がり、内方に差し
込むとプーリ間隔が狭くなる。
機構を示している。支軸4は親軸4aと子軸4bとからな
り、子軸4bは親軸4aに形成した差込み穴4c内に挿入さ
れ、任意の挿入位置でロックネジ4dにより固定されるよ
うになっている。そして親軸4aに左プーリ7が取付けら
れ、子軸4bに右プーリ6が取付けられている。この子軸
4bを外方に引き出すとプーリ間隔が広がり、内方に差し
込むとプーリ間隔が狭くなる。
【0014】ロープガイド16はL字形の丸棒材で垂直部
16aと水平部16bとからなり、水平フレーム3に固定さ
れた筒形支持部22に水平部16bを挿入して固定してい
る。そして、その引出し位置を調整することにより、垂
直部16aをロープ10の右下側ロープ部分10bに接するよ
うにして取付けることができる。ロープガイド17は真直
ぐな丸棒材で、ロープ10の左下側ロープ部分に接する位
置で水平フレーム3に固定されている。前記支軸5の上
方であって、2個のプーリ6,7の間には、コ形断面の
受部材23が開放部を上面にして取付けられており、それ
に数本の竿Pが収容されている。多数の麺線をすくい上
げるとき、このなかの1本の竿Pを手に取って水平にし
て持ち上げればよい。
16aと水平部16bとからなり、水平フレーム3に固定さ
れた筒形支持部22に水平部16bを挿入して固定してい
る。そして、その引出し位置を調整することにより、垂
直部16aをロープ10の右下側ロープ部分10bに接するよ
うにして取付けることができる。ロープガイド17は真直
ぐな丸棒材で、ロープ10の左下側ロープ部分に接する位
置で水平フレーム3に固定されている。前記支軸5の上
方であって、2個のプーリ6,7の間には、コ形断面の
受部材23が開放部を上面にして取付けられており、それ
に数本の竿Pが収容されている。多数の麺線をすくい上
げるとき、このなかの1本の竿Pを手に取って水平にし
て持ち上げればよい。
【0015】図4〜5に基づき、支軸4,5間の軸間距
離調整装置を説明する。支軸4はステー24で支持され、
ステー24の下端のボス25にはスライド棒26が取付けられ
ている。このスライド棒26は竿掛け装置の前後方向に延
びており、水平フレーム3に固定されたスライドガイド
27に形成されたスライド孔28内に挿入されている。29は
ロックネジである。上記の構成において、スライド棒26
を図5の矢印c方向に移動させると支軸4,5間の軸間
距離が縮まり、反対に矢印d方向に移動させると軸間距
離を広げることができる。
離調整装置を説明する。支軸4はステー24で支持され、
ステー24の下端のボス25にはスライド棒26が取付けられ
ている。このスライド棒26は竿掛け装置の前後方向に延
びており、水平フレーム3に固定されたスライドガイド
27に形成されたスライド孔28内に挿入されている。29は
ロックネジである。上記の構成において、スライド棒26
を図5の矢印c方向に移動させると支軸4,5間の軸間
距離が縮まり、反対に矢印d方向に移動させると軸間距
離を広げることができる。
【0016】図6は図1の状態から、プーリ6,7間お
よびプーリ8,9間のプーリ間隔Wを縮め、支軸4,5
の軸間距離Lを長くした状態を示している。本発明にお
いて、ロープ10の長さは一定であるため、プーリ間隔W
を縮めると、それに見合って軸間距離Lを長くしなけれ
ばならず、反対に軸間距離Lを短くした場合はプーリ間
隔Wを広くしなければならない。なお、ロープ10の長さ
を変えると、それに応じて、プーリ間隔Wや軸間距離L
も変わることとなる。
よびプーリ8,9間のプーリ間隔Wを縮め、支軸4,5
の軸間距離Lを長くした状態を示している。本発明にお
いて、ロープ10の長さは一定であるため、プーリ間隔W
を縮めると、それに見合って軸間距離Lを長くしなけれ
ばならず、反対に軸間距離Lを短くした場合はプーリ間
隔Wを広くしなければならない。なお、ロープ10の長さ
を変えると、それに応じて、プーリ間隔Wや軸間距離L
も変わることとなる。
【0017】図1および図6は、前側のプーリ間隔と元
側のプーリ間隔を等しくした状態で拡縮した例である
が、別個独立に拡縮することも可能である。図7は元側
のプーリ6,7のプーリ間隔を縮め、前側の8,9のプ
ーリ間隔を広げた状態であり、図8は元側のプーリ6,
7のプーリ間隔を広げ、前側の8,9のプーリ間隔を狭
くした例である。そして、上記のように、ロープ10の上
側ロープ部分10aが八の字状に広がったり狭くなってい
く場合は、上側ロープ部分10aのプーリからの外れを防
止するための、ロープガイド41,42,43,44を設けるこ
とが好ましい。このロープガイド41〜44は前記したロー
プガイド16〜19と同様の構成のものを用いてよい。な
お、ロープガイド16〜19,41〜44は既述のごとき丸棒状
のロープガイドに限る必要なく、ロープガイドの垂直部
分を軸にして回転する回転部材を取付け、この回転部材
でロープ10をガイドするようにしたものでもよい。この
場合、ロープ10の走行に対する抵抗が少なくなり、より
好ましいものである。また、図1の実施例では原動機で
あるモータと連結するためのスプロケット11を前側の支
軸5に取付けたが、これを図7〜8に示すように、元側
の支軸4に取付けるようにしてもよい。
側のプーリ間隔を等しくした状態で拡縮した例である
が、別個独立に拡縮することも可能である。図7は元側
のプーリ6,7のプーリ間隔を縮め、前側の8,9のプ
ーリ間隔を広げた状態であり、図8は元側のプーリ6,
7のプーリ間隔を広げ、前側の8,9のプーリ間隔を狭
くした例である。そして、上記のように、ロープ10の上
側ロープ部分10aが八の字状に広がったり狭くなってい
く場合は、上側ロープ部分10aのプーリからの外れを防
止するための、ロープガイド41,42,43,44を設けるこ
とが好ましい。このロープガイド41〜44は前記したロー
プガイド16〜19と同様の構成のものを用いてよい。な
お、ロープガイド16〜19,41〜44は既述のごとき丸棒状
のロープガイドに限る必要なく、ロープガイドの垂直部
分を軸にして回転する回転部材を取付け、この回転部材
でロープ10をガイドするようにしたものでもよい。この
場合、ロープ10の走行に対する抵抗が少なくなり、より
好ましいものである。また、図1の実施例では原動機で
あるモータと連結するためのスプロケット11を前側の支
軸5に取付けたが、これを図7〜8に示すように、元側
の支軸4に取付けるようにしてもよい。
【0018】つぎに、上記実施例の利点を説明する。 本実施例ではロープ10は1本物でエンドレスにつな
がっているので、左右のロープ部分に送り速度に差が生
ずることはない。したがって、ロープ10で送られる麺線
nは常にきれいに平行に整列し、ズレたり重なり合うこ
とがない。このため、多数の麺線を竿Pに掛けた後、手
作業で重なりを直すような修正が不用となり、作業能率
が向上する。 本実施例では図9(A)、(B)に示すように、プ
ーリ間隔Wを狭くも広くも自由に調節できるので、麺線
nの長さに合わせて、狭くしたり(同図(A)参照)、
広くする(同図(B)参照)ことができ、図19に示すよ
うな短い麺線の落下や、長い麺線のズリ落ちを防止する
ことができる。また、図7〜8に示すように左右のロー
プ間隔をしだいに広げたり、しだいに狭めることによ
り、図10に示すように、正規の麺線より長さが短いクズ
麺n1を下方に落下させ、正規の長さの麺線nのみを竿掛
けするようにすることもできる。 上記のように、プーリ間隔Wを自在に調整できるこ
とから、それを狭くすると細い竿Pを用いても、特別神
経を集中しなくても、容易に中央で麺線をすくい上げる
ことができ、作業効率を向上することができる。 ロープ10の下側ロープ部分10bは平面視においてX
字状になっており、麺線nが送られる大部分の領域で、
ロープ部分10bは麺線nより内側に位置している。この
ため、多数の麺線nを送る間、麺線nがロープ部分10b
でこすれないので、麺が傷まないという利点がある。
がっているので、左右のロープ部分に送り速度に差が生
ずることはない。したがって、ロープ10で送られる麺線
nは常にきれいに平行に整列し、ズレたり重なり合うこ
とがない。このため、多数の麺線を竿Pに掛けた後、手
作業で重なりを直すような修正が不用となり、作業能率
が向上する。 本実施例では図9(A)、(B)に示すように、プ
ーリ間隔Wを狭くも広くも自由に調節できるので、麺線
nの長さに合わせて、狭くしたり(同図(A)参照)、
広くする(同図(B)参照)ことができ、図19に示すよ
うな短い麺線の落下や、長い麺線のズリ落ちを防止する
ことができる。また、図7〜8に示すように左右のロー
プ間隔をしだいに広げたり、しだいに狭めることによ
り、図10に示すように、正規の麺線より長さが短いクズ
麺n1を下方に落下させ、正規の長さの麺線nのみを竿掛
けするようにすることもできる。 上記のように、プーリ間隔Wを自在に調整できるこ
とから、それを狭くすると細い竿Pを用いても、特別神
経を集中しなくても、容易に中央で麺線をすくい上げる
ことができ、作業効率を向上することができる。 ロープ10の下側ロープ部分10bは平面視においてX
字状になっており、麺線nが送られる大部分の領域で、
ロープ部分10bは麺線nより内側に位置している。この
ため、多数の麺線nを送る間、麺線nがロープ部分10b
でこすれないので、麺が傷まないという利点がある。
【0019】つぎに、第2発明の実施例を説明する。図
11は第2発明の一実施例の平面図、図12は同側面図、図
13は図11の III線断面図、図14は図11のIV線断面図であ
る。なお、第1発明の実施例と実質的に同一の部品には
同一符号を付して説明を省略する。各プーリ6,7,
8,9はそれぞれ個別の支軸31,32,33,34で支持され
ており、各支軸31〜34はいずれも水平線に対し傾斜して
おり、外側が下に、内側が上になっている。この結果、
いずれのプーリ6〜9も傾斜し、上面側が外側に位置
し、下面側が内側に位置している。4個のプーリ6〜9
間のロープ10の掛け廻し経路は図1の実施例と同様であ
る。
11は第2発明の一実施例の平面図、図12は同側面図、図
13は図11の III線断面図、図14は図11のIV線断面図であ
る。なお、第1発明の実施例と実質的に同一の部品には
同一符号を付して説明を省略する。各プーリ6,7,
8,9はそれぞれ個別の支軸31,32,33,34で支持され
ており、各支軸31〜34はいずれも水平線に対し傾斜して
おり、外側が下に、内側が上になっている。この結果、
いずれのプーリ6〜9も傾斜し、上面側が外側に位置
し、下面側が内側に位置している。4個のプーリ6〜9
間のロープ10の掛け廻し経路は図1の実施例と同様であ
る。
【0020】図13に示すように、プーリ9の支軸34はモ
ータ35の主軸で兼ねており、モータ35を架台36で傾斜し
て取付けることにより、支軸34を傾斜させている。プー
リ8の支軸33は略L字形の軸支持ステー37で保持され、
筒形支持部38に抜き差し自在に挿入されて、プーリ8,
9間のプーリ間隔を調整できるようにしている。図14に
示すように、プーリ7の支軸32は直立した軸支持ステー
39で水平フレーム3に固定され、プーリ6の支軸31は略
L字形の軸支持ステー40で保持され、筒形支持部45に抜
き差し自在に挿入されて、プーリ6,7間のプーリ間隔
を調整できるようにしている。
ータ35の主軸で兼ねており、モータ35を架台36で傾斜し
て取付けることにより、支軸34を傾斜させている。プー
リ8の支軸33は略L字形の軸支持ステー37で保持され、
筒形支持部38に抜き差し自在に挿入されて、プーリ8,
9間のプーリ間隔を調整できるようにしている。図14に
示すように、プーリ7の支軸32は直立した軸支持ステー
39で水平フレーム3に固定され、プーリ6の支軸31は略
L字形の軸支持ステー40で保持され、筒形支持部45に抜
き差し自在に挿入されて、プーリ6,7間のプーリ間隔
を調整できるようにしている。
【0021】この実施例によれば、X字状に掛け渡され
ている下側ロープ部分10bはもとより、その前後のプー
リ6,7,8,9の下面側とも、麺線が接触することは
ない。したがって、設置場所の都合により竿掛け装置が
水平でなく左右に傾斜していたとしても、麺線が傷付く
ことはない。また、本実施例のように4本の支軸を別個
独立にして傾斜させた場合、2本のロープを用いる構成
だとモータを2台用いるか、1台のモータで駆動する場
合は、傾斜した軸を連結する自在継手等が必要となり、
いずれにしても構造が複雑となって製造コストも高くな
るが、本発明では、1本のループ状のロープを4個のプ
ーリ6〜9間に掛け廻しているので、4本の支軸31〜34
のうちの1本の支軸に1個のモータを連結することでよ
く、簡単な構造にして低コストで製造できる。
ている下側ロープ部分10bはもとより、その前後のプー
リ6,7,8,9の下面側とも、麺線が接触することは
ない。したがって、設置場所の都合により竿掛け装置が
水平でなく左右に傾斜していたとしても、麺線が傷付く
ことはない。また、本実施例のように4本の支軸を別個
独立にして傾斜させた場合、2本のロープを用いる構成
だとモータを2台用いるか、1台のモータで駆動する場
合は、傾斜した軸を連結する自在継手等が必要となり、
いずれにしても構造が複雑となって製造コストも高くな
るが、本発明では、1本のループ状のロープを4個のプ
ーリ6〜9間に掛け廻しているので、4本の支軸31〜34
のうちの1本の支軸に1個のモータを連結することでよ
く、簡単な構造にして低コストで製造できる。
【0022】
【発明の効果】第1発明によれば、麺線の送りにズレが
生じず、麺線が長い場合も短い場合も落下する不具合が
生じず、また、クズ麺を取り除くことができ、細い竿で
もとくに手間や熟練を要することなく麺線をすくいとれ
る麺線竿掛け装置を提供することができる。第2発明に
よれば、下側ロープ部分やプーリの下面側と接触するこ
とを防止し、麺を傷付けない竿掛け装置を提供すること
ができる。
生じず、麺線が長い場合も短い場合も落下する不具合が
生じず、また、クズ麺を取り除くことができ、細い竿で
もとくに手間や熟練を要することなく麺線をすくいとれ
る麺線竿掛け装置を提供することができる。第2発明に
よれば、下側ロープ部分やプーリの下面側と接触するこ
とを防止し、麺を傷付けない竿掛け装置を提供すること
ができる。
【図1】第1発明の一実施例に係る麺線竿掛け装置の平
面図である。
面図である。
【図2】図1の麺線竿掛け装置の側面図である。
【図3】図1のI線断面図である。
【図4】図1のII線断面図である。
【図5】軸間距離調整装置の説明図である。
【図6】プーリ間隔Wを狭く軸間距離Lを長くした状態
の竿掛け装置の平面図である。
の竿掛け装置の平面図である。
【図7】元側プーリ間隔を狭く前側プーリ間隔を広くし
た状態の竿掛け装置の平面図である。
た状態の竿掛け装置の平面図である。
【図8】元側プーリ間隔を広く前側プーリ間隔を狭くし
た状態の竿掛け装置の平面図である。
た状態の竿掛け装置の平面図である。
【図9】図(A)はプーリ間隔を狭くした状態、図
(B)はプーリ間隔を広くした状態の縦断面図である。
(B)はプーリ間隔を広くした状態の縦断面図である。
【図10】クズ麺を落とす状態の説明図である。
【図11】第2発明の一実施例に係る麺線竿掛け装置の
平面図である。
平面図である。
【図12】図11の竿掛け装置の側面図である。
【図13】図11の III線断面図である。
【図14】図11のIV線断面図である。
【図15】麺カッター 100と竿掛け装置 200の配置を示
す平面図(A)および側面図(B)である。
す平面図(A)および側面図(B)である。
【図16】竿掛け作業の説明図である。
【図17】従来技術の斜視図である。
【図18】従来技術の問題点の説明図である。
【図19】従来技術の問題点の説明図である。
4 支軸 5 支軸 6
〜9 プーリ 16〜19 ロープガイド 10 ロープ 10
a 上側ロープ部分 10b 下側ロープ部分 31〜34 支軸 41
〜44 ロープガイド P 竿 n 麺線
〜9 プーリ 16〜19 ロープガイド 10 ロープ 10
a 上側ロープ部分 10b 下側ロープ部分 31〜34 支軸 41
〜44 ロープガイド P 竿 n 麺線
Claims (3)
- 【請求項1】麺生地をカッター刃で細長く切断して多数
の麺線を作る麺カッターの出側に配設される麺線竿掛け
装置であって、前記麺カッターから供給される麺線の長
手方向に直交する方向において、互いに離間して、機枠
に取付けられた元側支軸および前側支軸と、前記元側支
軸に互いに平行に取付けられた右プーリと左プーリ、お
よび前記前側支軸に互いに平行に取付けられた右プーリ
と左プーリと、前記4個のプーリに順次巻き掛けられた
1本のループ状のロープとからなり、前記ループ状のロ
ープは、元側右プーリの上面から送り方向に延びて前側
右プーリに至り、その上面から下面に巻き掛けられ、該
前側右プーリの下面から送り方向に交差して延び元側左
プーリに至り、その下面から上面に巻き掛けられ、該元
側左プーリの上面から送り方向に延びて前側左プーリに
至り、その上面から下面に巻き掛けられ、該前側左プー
リの下面から送り方向に交差して延び元側右プーリに至
り、その下面から上面に巻き掛けられていることを特徴
とする麺線竿掛け装置。 - 【請求項2】前記4個のプーリの支軸がいずれも個別に
独立して設けられており、各支軸が水平線に対し傾斜
し、各プーリの上面が外側に位置し下面が内側に位置す
るように配置されたことを特徴とする請求項1記載の麺
線竿掛け装置。 - 【請求項3】元側右プーリと元側左プーリのプーリ間
隔、および前側右プーリと前側左プーリのプーリ間隔が
調整自在であり、元側支軸と前側支軸の軸間距離が調整
自在である請求項1または2記載の麺線竿掛け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6099379A JP2551534B2 (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | 麺線竿掛け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6099379A JP2551534B2 (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | 麺線竿掛け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07274802A JPH07274802A (ja) | 1995-10-24 |
JP2551534B2 true JP2551534B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=14245896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6099379A Expired - Fee Related JP2551534B2 (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | 麺線竿掛け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551534B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108283198B (zh) * | 2018-03-30 | 2023-06-06 | 遵义市桐梓县宇强农产品开发有限公司 | 挂面晾挂机 |
CN108450502A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-08-28 | 遵义市桐梓县宇强农产品开发有限公司 | 转动挂面晾挂机 |
-
1994
- 1994-04-12 JP JP6099379A patent/JP2551534B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07274802A (ja) | 1995-10-24 |
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Legal Events
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