JP2804467B2 - 麺類延伸方法及び麺類延伸装置 - Google Patents

麺類延伸方法及び麺類延伸装置

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JP2804467B2
JP2804467B2 JP8278417A JP27841796A JP2804467B2 JP 2804467 B2 JP2804467 B2 JP 2804467B2 JP 8278417 A JP8278417 A JP 8278417A JP 27841796 A JP27841796 A JP 27841796A JP 2804467 B2 JP2804467 B2 JP 2804467B2
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政昭 中岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、麺類延伸方法及び
麺類延伸装置に関し、特に簡単な構成で上下両管及び麺
線を麺分装置に対して最適の位置に位置決めでき、しか
も、麺線を平均して延伸できるようにした麺類延伸方法
及び麺線延伸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、うどん、冷麦、素麺などの麺類の
製造方法として、原料粉を混練し、一定厚さの板状に押
し延ばした後、延ばしローラによって太さ数mm前後の丸
紐状の麺線に押し延ばしてから「機( はた) 」と呼ばれ
る装置を用いて延伸する方法がある。
【0003】この「機」は、2本の柱に上下の管取枠を
それぞれ昇降可能に支持させたものであり、上下の管取
枠にはそれぞれ所定の間隔で「管(くだ)」と呼ばれる
竹棒の端部を差し込む多数の穴が形成されている。
【0004】延伸される麺線は1対の「管(くだ)」と
呼ばれる竹棒に8の字状に多数回巻き掛けられ、この対
をなす「管」の一方(上管)を上側の管取枠(上管取
枠)の穴に、他方(下管)を下側の管取枠(下管取枠)
の穴にそれぞれ差し込む。この後、下側の管(下管)を
下管取枠から抜いて下方に引くことにより麺線を所定の
長さに延ばし、下管を下管取枠にさし直すという作業を
全ての麺線について順に行った後、上管取枠を上昇させ
て各麺線の弛みを無くす。この麺線を引き延ばす間には
麺線どうしが接着することがあり、接着した状態で更に
麺線を引き延ばすと麺線が切断するので、各麺線の弛み
を無くした後、麺分作業が行われる。
【0005】この麺分作業としては、「分箸(わけば
し)」と呼ばれる2本の竹棒を片手に1本ずつ持ち、麺
線の8の字の下側の輪の中に差し込んだ後、円を描くよ
うに振り動かしながら下から上に移動させて麺線を左右
に分ける上向きの麺分作業と、これに続いて「分箸」を
麺線の8の字の上側の輪の中に差し替え、円を描くよう
に振り動かしながら上から下に移動させて麺線を左右に
分ける下向きの麺分作業とが行われる。
【0006】この麺分作業が「機」に掛けられた全ての
麺線について終わると、同じ要領で麺線の延伸と麺分と
が交互に繰り返され、上管取枠が柱の上端まで引き上げ
られた後は、下管取枠を下げることにより引き延ばされ
た麺線の弛みを無くしながら麺線の延伸と麺分とが繰り
返される。この麺線の延伸と麺分とは上下両管の間隔が
例えばほぼ2m 程度になるまで繰り返される。
【0007】このような麺分作業を含んだ麺線の延伸作
業は、面倒なうえ、かなりの熟練を要することから、機
械化になじみ難いものとされてきたが、昭和40年代後
半において上管をコンベヤで斜め上方に搬送する一方、
下管を斜め下方にコンベヤで搬送することにより上下両
管の間隔を次第に拡げ、この間に手作業で麺分を行う方
法が提案されるようになった(特公昭51−38788
号公報参照)。
【0008】しかし、この方法では、麺分け作業が手作
業であるので、機械化を進める上では大きな不満が残さ
れる上、麺線を切断させずに延伸できる速度が一定以下
に限定れるため、上下のコンベヤの搬送長を長くする必
要があり、装置の敷設床面積が大きくなるという問題が
ある。
【0009】そこで、この問題を解消するために、小引
きした麺線を巻き掛けた所定数の上下両管を上部コンベ
ヤと下部コンベアに支持させ、それぞれシリンダーで昇
降させる位置決め回り止め装置により位置決めし、上部
・下部両コンベヤの間隔を拡げて麺線を延伸しながら箸
分装置により自動的に麺分作業を行う方法(特公平1−
21935号公報参照。)や、麺線を8の字状巻き掛け
た上・下両管の一端部を上・下管取枠に差し込んで保持
させ、上・下両管取枠の間隔を拡縮装置で段階的に拡大
することにより麺線を延伸し、各段の延伸を終わるごと
に麺分装置により自動的に麺分け作業を行う方法(特公
昭60−45894号参照。)が提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上下両
管をそれぞれシリンダーで昇降させる位置決め回り止め
装置により位置決めする方法では、装置の構成及びその
制御が複雑になり、装置が高価になるという問題があ
る。
【0011】一方、上・下両管の一端部を上・下管取枠
に差し込んで上・下両管取枠の間隔を拡大する方法で
は、上・下管が手作業により上・下管取枠に差し込まれ
るので、作業性が低い上、上・下管取枠の間隔を拡大す
る時に麺線の張力によって互いに対応する上下両管の平
行性が損なわれ、麺線の延伸量が不均一になるという問
題がある。特に上・下管取枠がガイドバーに機枠外に片
持ち状に張出すように支持され、機枠内に連出させた連
結腕を拡縮装置に連結する場合には、麺線の張力や拡縮
装置の駆動力によって上・下管取枠及び連結腕が傾き、
駆動抵抗が増大すると共に、上・下管取枠及び連結腕の
昇降の円滑性が損なわれ、又、麺線の延伸量が一層不均
一になるという問題がある。
【0012】本発明は、上記の事情を鑑み、簡単な構成
で上下両管及び麺線を麺分装置に対して最適の位置に位
置決めでき、しかも、麺線を平均して延伸できるように
した麺類延伸方法と、この方法を実施するための麺線延
伸装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る麺類延伸方
法(以下、本発明方法という。)は、搬送装置21に所
定数の上管Aを支持させて、これら上管Aと各上管Aに
麺線Cを介して吊持された所定数の下管Bとの間隔を同
時に拡大して互いに対応する上管Aと下管Bとにわたっ
て8の字状に巻き掛けられた麺線Cを延伸する麺線延伸
方法において、上記の目的を達成するため、次のような
手段を講じている。
【0014】即ち、まず、本発明方法では、各上管A
を、上記搬送装置21に設けた上管受け21eに位置決
めして支持させ、この搬送装置21を所定の位置で停止
させ、これにより、上管Aの位置を麺分装置に対して最
適の位置に位置決めする。又、麺線C及び下管Bは上管
Aに吊持されているので、これらの自重によって上管A
の鉛直下方に位置決めされることになる。
【0015】つまり、上部コンベアを停止した後、シリ
ンダーで位置決め回り止め装置を下降させて上管Aを位
置決めする従来の方法に比べると著しく簡単な構成で上
管Aを位置決めでき、しかも、単に搬送装置21を所定
の位置で停止させるという簡単な制御で上管Aを麺分装
置に対して最適の位置に位置決めでき、装置を安価にす
ることができるのである。
【0016】本発明方法では、この後、上記下管Bの軸
方向に下管Bの長さよりも大きく離隔させた前後両枠3
a・3bを上記搬送装置21に対して相対的に下降さ
せ、これら前後両枠3a・3bの互いに対向する面から
突出させた「へ」字形(逆V字形)の下管受け3eで下
管Bの両端部を上側から受け止めて上記搬送装置21に
対して相対的に押し下げることにより麺線Cを延伸す
る。
【0017】ここで、上記前後両枠3a・3bを上記搬
送装置21に対して相対的に下降させる方法としては、
上記搬送装置21の高さを一定に固定し、前後両枠3a
・3bを下降させる方法、上記搬送装置21を上昇させ
ると共に前後両枠3a・3bを下降させる方法、及び前
後両枠3a・3bの高さを一定に固定し、上記搬送装置
21を上昇させる方法を挙げることができるが、これら
の中では、装置の重量化、大型化及びランニングコスト
の増大を避けるために、上記搬送装置21の高さを一定
に固定し、前後両枠3a・3bを下降させる方法が推奨
される。
【0018】ところで、上管Aに麺線Cを介して吊持さ
れることにより、上管Aの鉛直下方に位置決めされるは
ずの下管Bは搬送装置21への掛け込み時や搬送中には
上管Aの鉛直下方に拘束されているわけではないので、
搬送装置21を停止させた後に搬送方向に振り子運動を
する。この振り子運動は空気抵抗や麺線Cの弾力などに
より自然に減衰するが、この自然減衰にはそれなりの長
い時間が掛かる。しかし、上記のように、「へ」字形の
下管受け3eで下管Bの両端部を上側から受け止めて上
記搬送装置21に対して相対的に押し下げると、下管B
は下管受け3eの下面に当たった後、その下面に案内さ
れて下面の頂上部に受け止められることになり、これに
より、短時間で下管Bを正確に上管Aの鉛直下方に位置
決めして支持できることになる。即ち、コンベヤに比べ
れ構成がはるかに簡単な前後両枠3a・3bを上記搬送
装置21を所定の位置で停止させた後、上記前後両枠3
a・3bを搬送装置21に対して相対的に下降させると
いう簡単な制御で、短時間で、正確に麺分装置に対して
最適の位置に下管Bが位置決めできることになり、装置
を一層安価にできるのである。
【0019】本発明に係る麺線延伸装置(以下、本発明
装置という。)は、所定数の上管Aを支持する搬送装置
21を備えると共に、この搬送装置21に支持された所
定数の上管Aと各上管Aに麺線Cを介して吊持された所
定数の下管Bとの間隔を同時に拡大させる拡縮装置4を
備える麺類延伸装置において、本発明方法を実施するた
めに、次のような手段を採用している。
【0020】即ち本発明装置は、まず、上記搬送装置2
1に各上管Aを位置決めして支持する上管受け21eを
設け、この上管受け21eに上管Aを支持させて、搬送
装置21を所定の位置で停止させることにより、上管A
を麺分装置に対して最適の位置に位置決めできるように
している。
【0021】又、上記下管Bの軸方向に下管Bの長さよ
りも大きく離隔させた前後両枠3a・3bを下管Bの軸
方向の両側で所定の範囲にわたって搬送装置21に対し
て相対的に昇降可能に設け、これら前後両枠3a・3b
の互いに対向する面から、所定の位置で停止させた上記
搬送装置21の各上管受け21eの下方で互いに対向す
るように突出させた「へ」字形の下管受け3eを設け
る。そして、上記拡縮装置4が、所定数の上管Aを支持
した搬入装置21を所定の位置で停止させた後、前後両
枠3a・3bを同期して搬送装置21に対して相対的に
下降させることにより上記下管受け3eで下管Bの両端
部を上側から受け止めて上記搬送装置21に対して相対
的に押し下げるように構成される。
【0022】これにより、上述したように本発明方法を
実施することができ、その結果、下管Bを短時間に正確
に麺分装置に対して最適の位置に位置決めでき、しか
も、装置の構成及び制御を簡単にして、装置を一層安価
にできるのである。
【0023】本発明装置において、上記下管受け3eは
その下端が順に連続するように設けてもよいのである
が、上記各下管受け(3e)の間に麺線(C) を巻き掛けた下
管(B)が上下に通過できる間隔を置くようにしてもよ
い。この場合には、上下両管A・B及び麺線Cを搬送装
置21で所定の位置に搬入する間に、下管受け3eを搬
送されている下管Bの上側に位置させておいても、下側
に位置させておいてもよくなるので、制御プログラムの
融通性を高めることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係る麺類延伸
方法及び麺類延伸装置を図面に基づいて具体的に説明す
れば、以下の通りである。
【0025】本発明方法の一実施例は、小引きされ、例
えば図12に示すように上・下両管A・Bに8の字状に
多数回巻き掛けた素麺の麺線Cを延伸する麺類延伸方法
に適用され、この方法を実施するために図2の側面図に
示す本発明装置の一実施例に係る麺線延伸装置が用いら
れる。
【0026】この麺線延伸装置は、直方形骨枠状の機枠
1と一部分が機枠1の上部枠に兼用される上管取枠2
と、機枠1に昇降可能に支持された下管取枠3と、上・
下両管取枠2・3の間隔を拡縮させる拡縮装置4と、麺
分装置5と、上管Aを機枠1の前端側で上管取枠2に搬
入する搬入装置6と、上管Aを機枠1の後端側で上管取
枠2から取り出す搬出装置7とを備える。
【0027】この麺類延伸装置を用いる本発明方法の一
実施例では、搬入装置6に所定数の上管Aを所定の間隔
で保持させ、この搬入装置6で機枠1内に搬入した所定
数の上管Aを上管取枠2に一定の間隔を置いた所定の位
置で支持させ、これら上管Aに麺線Cを介して懸垂支持
した下管Bを下管取枠3で押し下げて麺線Cを段階的に
延伸し、この延伸作業の中で麺分装置5で麺分作業を行
い、所定の長さまで麺線Cを延伸した後、機枠1内から
上管Aを搬出装置7に取り出す。
【0028】図3の斜視図に示すように、上記機枠1は
日字形の基礎枠11(11a〜11e)と、その各骨枠
の接続点から立ち上げた6本の柱枠12(12a〜12
f)と、基礎枠1と同じ平面投影を備える天井枠13
(13a〜13e)とで構成される。
【0029】図4の背面図に示すように、上記上管取枠
2は、機枠1の天井枠13の前枠13aに兼用された前
枠2aとこれに対向して中間の左右両柱枠12c・12
dの間に渡って架設された後枠2dと、これらの間に設
けた搬送装置21とを備えている。
【0030】図1の斜視図及び図4に示すように、この
搬送装置21は、前後両枠2a・2dの前後両端部に前
後軸心回りに回転自在に支持された1対の回転軸21a
・21bと、両回転軸21a・21bの前後各端部に固
定されたスプロケット21cと、左右に並ぶスプロケッ
ト21cどうしにわたって平行掛けされた1対のチェー
ン21dと、各チェーン21dに等間隔置きで、前後対
応する位置に固定された多数の上管受けとしてのフック
21eと、左側(右側でもよい)の回転軸21aを駆動
するモータ21fとを備えている。
【0031】図2に示すように、上記搬入装置6は上管
取枠2の左端部に向かって上昇傾斜する前後1対の傾斜
フレーム61を有し、この傾斜フレーム61の互いに対
向する面側に図5の斜視図に示すようにスプロケット6
2及びチェーン63が支持される。両チェーン63は、
傾斜フレーム61の上端部に設けたモータ64によって
同期連動機構65を介して両チェーン63の上周部が傾
斜フレーム61の上縁に沿って斜め下側から斜め上側に
移動するように同期駆動される。
【0032】各チェーン63には等間隔置きで、左右対
応する位置に外周方向に突出するラックプレート66を
突設してあり、麺線Cを巻き掛けた上管Aの両端部を両
チェーン63上に載せると、ラックプレート66の斜め
上向きの端縁とチェーン63の上周面とに上管Aが受け
止められて支持される。
【0033】麺線Cを巻き掛けた所定数の上管Aを予め
搬入装置6に掛け込んでおき、搬入装置6を作動させる
と、各上管Aが順に上記搬送装置21に向かって搬送さ
れる。もちろん、この上管Aの搬送に伴って麺線C及び
下管Bは上管Aに懸垂支持されて機枠1に向かって搬送
される。
【0034】図6の側面図に示すように、上記チェーン
63の回動経路の上端部は搬送装置21のフック21e
の回動空間と部分的に重複させて、上管Aをフック21
eの鉤先とチェーン63との間の高さまで搬入できるよ
うにしてあり、上記搬入装置6と搬入装置21とを同時
に作動させることにより、チェーン63によりフック2
1eの回動空間に搬送された上管Aの左右両端部を搬送
装置21の左右対応するフック21eにすくい取らせ
る。
【0035】上記フック21eは一定の間隔で左右対応
させて搬送装置21のチェーン21dに設けられている
ので、フック21eに順次すくい取られた上管Aは機枠
1内で一定の左右間隔を置いて平行に支持され、機枠1
の左端側から右端側に水平に搬送される。
【0036】搬送装置21には、図9のセンサ配置図に
示すように、すくい取られた上管Aの数を検出するセン
サS14が設けられ、このセンサS14により検出された上
管Aの数が所定値に達した時に、搬入装置6及び搬送装
置21を停止して、上記所定数の上管Aを機枠1内に一
定の前後間隔を置いた所定の位置に停止させることによ
り、上管Aが麺分装置5に対して最適の位置に位置決め
され、上・下両管A・B及び麺線Cの機枠1内への搬入
が完了する。
【0037】なお、この上・下両管A・B及び麺線Cの
機枠1内への搬入が完了した後、次の搬入(と上・下両
管A・B及び延伸された麺線Cの機枠1外への搬出と)
が開始されるまでの間、即ち、麺分作業を含む延伸作業
が行われている間に、搬入装置6には次に延伸する所定
数の上・下両管A・B及び麺線Cが吊り込まれる。
【0038】このように、延伸作業の作業時間に重複し
て麺線Cの搬入装置6への掛け込みを行うようにすれ
ば、麺線Cの掛け込みを、簡単に、余裕をもって行うこ
とができると共に、上・下両管A・B及び延伸された麺
線Cを機枠1外に搬出する時に搬入装置6を作動させて
搬出される麺線Cを追うようにして未延伸の麺線Cを搬
送装置21に搬入することができ、実質的に麺線Cの所
定の位置への搬入と所定の位置からの搬出を並行して行
うことにより、麺類延伸装置の稼動効率を高めることが
できる。
【0039】図1及び図7の側面図に示すように、上記
下管取枠3は機枠1内の前側の柱枠12a・12bの後
側に立設された左右1対のガイド棒14a・14bに昇
降案内される前枠3aと、中間の柱枠12c・12dの
前側に立設された左右1対のガイド棒15a・15bに
昇降案内される左枠3aとを備えている。
【0040】これら前後両枠3a・3bは前後に下管Bの
長さよりも大きく下管Bの軸方向に離隔させて、下管B
の前後に配置され、前枠3a及び後枠3bの互いに対向
する面には、搬送装置21が停止している時のチェーン
21dの下周部の各フック21eの鉛直下方に位置させ
て、互いに他方に向かって突出する下管受け3eが設け
られる。各下管受け3eは下管Bの軸心方向、即ち、左
右方向から見て「へ」字形に形成されている。
【0041】前後に並ぶ各下管受け3eは順に互いの下
端部どうしを連続させてもよく、又、各下管受け3eの
間に麺線Cを巻き掛けた下管Bが通過できる程度以上の
間隔を置くようにしてもよい。ただし、上・下両管A・
B及び麺線Cを搬入する時にこの下管受け3eを下管B
の搬入高さよりも低く位置させる場合には、各下管受け
3eの間に麺線Cを巻き掛けた下管Bが通過できる程度
以上の間隔を置く必要がある。
【0042】図7に示すように、上記拡縮装置4は機枠
1の上側に設けたモータ41及び同期伝動機構42と、
同期伝動機構43を介してモータ41により同期駆動さ
れる4組のチェーン伝動機構43とを備えている。
【0043】図7及び図8の平面図に示すように、上記
同期伝動機構42には、天井枠13の左右両側枠13d
・13eの前側部上間にわたって左右軸心回りに回転自
在に設けられた第1伝動軸42bと、この第1伝動軸4
2bをモータ41に連動させる歯車機構42aと、天井
枠13の左右両側枠13d・13eの前側部上で前側の
柱枠12a・12bと中間の柱枠12c・12dとの上
側にわたって設けられた左右1対の第2伝動軸42d
と、各第2伝動軸42dを第1伝動軸42bに連動させ
る歯車機構42cとを備える。
【0044】上記チェーン伝動機構43は第2伝動軸4
2dの前端部又は後端部に固定された駆動スプロケット
43aと、その下方で基礎枠11の前枠11aの左右両
端部の上側あるいは中間枠11bの左右両端部の上側に
ブラケット16を介して前後軸心回りに回転自在に設け
られた各アイドラ43bと、互いに上下で対をなす駆動
スプロケット43aとアイドラ43bとにわたって平行
掛けされたチェーン43cとを備え、各チェーン43c
の所定の1箇所が連結金具3fを介して前枠3aの前面
あるいは後枠3bの後面に固定される。
【0045】上記機枠1には、図9に示すように下管取
枠3によって駆動される原点位置センサS8 、第1段延
伸位置センサS9 、第2段延伸位置センサSA 、下限セ
ンサSB が上下に所定の間隔をおいて配置される。
【0046】麺類延伸装置の始動時、又は、麺分作業を
含む延伸作業が終了した時に、下管取枠3が原点位置セ
ンサS8 を駆動し、下管受け3eが下管Bの搬入高さよ
りも若干高くなる原点位置に下管取枠3を復帰させるよ
うにしている。
【0047】このように下管取枠3を原点位置に位置さ
せた状態で、搬入装置7及び搬送装置21を作動させ
て、下両管A・B及び麺線Cを機枠1内に搬入すると、
下管Bは前方から順に下管受け3eの下をくぐって所定
の下管受け3eの下方に搬入される。
【0048】この後、拡縮装置4を作動させて下管取枠
3を下降させることにより上・下両管取枠2・3の間隔
を拡大すると、各下管Bが下管受け3eの「へ」字形の
頂点下側に移動し、左右方向に位置決めされた状態で下
方に押し下げられ、麺線Cが延伸される。
【0049】このように、麺線Cの延伸をする時には上
管Aが搬送装置21のフック21eによって前後方向に
位置決めされ、下管Bが下管受け3eによって前後方向
に位置決めされているので、麺線Cの下側の輪に麺分作
業の分箸を差し込む位置、上向きの麺分作業の分箸の移
動経路、麺線Cの下側の輪から上側の輪の分箸を差し替
える位置、下向きの麺分作業の分箸の移動経路及び下向
きの麺分装置の分箸を抜き取る位置を正確に決定するこ
とができ、従来の麺分作業と同様の麺分作業を機械的に
実行することが容易になる。
【0050】その結果、この麺類延伸装置では麺分装置
5を用いて麺線の延伸の際に自動的に麺分をしているの
である。なお、麺線Cの延伸は、機枠1に支持され、図
9に示されたセンサS9 が下管取枠3によって駆動され
る位置まで下管取枠3を下降させる第1段の延伸と、更
に、このセンサS9 の下方で機枠1に支持され、図9に
示されたセンサSA が下管取枠3によって駆動される位
置まで下管取枠3を下降させる第2段の延伸と、又更に
このセンサS9 の下方で機枠1に支持され、図9に示さ
れたセンサSB が下管取枠3によって駆動される位置ま
で下管取枠3を下降させる第3段の延伸との3段の延伸
を行い、この間に麺分作業を行うようにしている。
【0051】延伸作業と麺分作業とをどのようなプログ
ラムで実行するかは、自由に設計できることであり、例
えば次のようなプログラムで実行することができる。即
ち、第1段の延伸が終わった後に麺分装置5が所定高さ
まで下降してから、分箸Dが後方から前方に進出して麺
線Cの下側の輪に差し込まれ、この後、麺分装置5が上
昇し始める。麺分装置5が下管取枠3に対して所定の高
さまで上昇した時に、上向きの麺分作業が開始され、こ
の上向きの麺分作業の途中から第2段の延伸が開始され
る。第2段の延伸が終了した後、麺分装置5が上向きの
麺分作業の上限位置まで上昇すると、上向きの麺分作業
が停止され、分箸Dは一旦後方に後退して麺線Cの間か
ら抜き取られ、この後、所定量上昇してから前方に進出
して麺線Cの上側の輪の中に差し込まれる。更にこの
後、麺分装置5が下降し、所定の高さまで下降すれば下
向きの麺分作業が開始される。この下向きの麺分作業の
途中で第3段の延伸が開始され、この第3段の延伸が終
了した後、下向きの麺分装置5が下管取枠3に対して所
定の高さまで下降した時に下向きの麺分作業が終了さ
れ、麺分装置5と下管取枠3とがそれぞれの原点位置に
復帰する。
【0052】なお、上記麺分装置5の構成、作用ないし
効果、及び麺線Cの延伸と麺分とのタイミング制御は、
本発明に直接に関係しないので、これらの更に詳細な説
明は省略する。
【0053】この麺類延伸装置では、例えば上述ように
して麺分作業を含む延伸作業が終了すると、拡縮装置4
を逆作動させて下管取枠3が原点位置に復帰され、これ
により、下管Bは下管受け3eのかなり下側で自由に後
方に水平移動できるようになる。従って、下管取枠3を
原点位置に復帰させた後に、搬出装置7が空いているこ
とを確認してから、搬送装置21を作動させることによ
り、上管Aを搬送装置21から搬出装置7に送り出すこ
とにより、上・下両管A・B及び延伸された麺線Cを機
枠1から搬出装置7に自動的に搬出される。
【0054】もっとも、麺分作業を含む延伸作業を終了
した後に、下管取枠3を原点位置に復帰させることは本
発明に必須のことではなく、下管取枠3を下管受け3e
が延伸終了後の下管Bよりも高くなる位置まで上昇させ
れば、支障なく下管Bの搬出ができる。
【0055】上記搬出装置7は、図2に示すように、機
枠1の後端部から水平に延びる左右1対のフレーム71
を備え、図10の斜視図に示すように、これらフレーム
71の互いに対向する面に、左右対応して配置した前後
各対をなすスプロケット72と、前後各対をなすスプロ
ケット72に並行掛けされた左右1対のチェーン73
と、両チェーン73を同期伝動装置74を介して駆動す
るモータ75とを備えている。
【0056】この搬出装置7のチェーン73の上周面
は、図11の側面図に示すように、搬送装置21のフッ
ク21eの回動空間内の所定の高さ、即ち、フック21
eの鉤先よりも高く、チェーン21dの下周部よりも低
く位置に位置させてあり、搬送装置のフック21eによ
って搬送されてきた上管Aがこの搬出装置7のチェーン
74に乗り上げることにより、フック21eの鉤先より
も高い位置に持ち上げられ、チェーン74によりフック
21eの鉤の中から運び出される。このため、このチェ
ーン74は、搬送装置21のチェーン21dよりも高速
で回動するようにしている。
【0057】なお、搬出装置7に取り出された上管Aは
そのまま搬出装置7から送り出すようにしてもよいが、
この実施例では、搬送装置7上に一旦集積し、次に機枠
1内に搬入された麺線Cの麺分作業を含む延伸作業の間
にこの搬送装置7から排出されるようにしている。
【0058】又、この搬出装置7には、図9に示すよう
に、搬出装置7上に前に搬送装置21から送り出された
上管Aが残留しているか否かをチェックするセンサSD
が設けられ、残留していない場合には自動的に搬送装置
21による搬出装置7への搬出と、搬入装置6からの搬
入を行い、麺類延伸装置の稼働効率を高めるようにして
いる。残留している場合には搬出装置7以外の自動制御
のプログラムを待機状態で休止させて、搬出装置7が空
になったことがセンサSD でチェックされた後に例えば
運転プッシュボタンを操作してマニュアル操作で休止さ
れた自動制御のプログラムを再開させるようにしてい
る。
【0059】なお、この実施例において、例えば図7に
仮想線で示すように、上記下管取枠3の前枠3aと後枠
3bとを連結枠3c・3dによって連結することが可能
であるが、この連結枠は、上・下両管A・B及び麺線C
の搬入時及び搬出時に麺線C及び下管Bの移動を妨げな
いように、下管受け3eよりも少なくとも下管Bの直径
がよりも大きい寸法だけ低く配置することが必要であ
る。
【0060】この場合には、搬出時に下管Bの搬出高さ
が下管受け3eと連結枠3c・3dとの間に位置するよ
うに搬出時の下管取枠3の高さが設定されねばならな
い。又、この場合には、各下管受け3eの間、及び各下
管受け3eと連結枠3c・3dとの間に麺線Cを巻き掛
けた下管Bの端部が通過できる程度の間隔を形成してお
けば、下管取枠3の原点復帰と上・下両管A・B及び麺
線Cの搬出の順を上記の一実施例と逆にするだけで上・
下両管A・B及び麺線Cの搬入と搬出とを並行して行う
ことができる。
【0061】即ち、麺分作業を含む延伸作業が終了した
後、下管取枠3を延伸が終了した位置から僅かに上昇さ
せて下管受け3eと連結枠3c・3dとの間に下管Bが
位置する高さに位置させてから搬送装置21を作動させ
て搬出装置7に上・下両管A・B及び麺線Cを搬出し、
同時に、搬出される上・下両管A・B及び麺線Cを追う
ようにして上・下両管A・B及び未延伸の麺線Cを搬入
装置6から搬入し、この搬入の終了後に下管取枠3を上
記原点位置に復帰させれば、下管Bが下管受け3eの右
又は左の斜面の上側を滑り、その下縁を回って下管受け
3eの下側に移動し、下管取枠3を原点位置に復帰させ
た後は、上記の一実施例と全く同じように延伸作業に移
行することができる。
【0062】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明装置は、
上記搬送装置に各上管を位置決めして支持する上管受け
を設けているので、各上管を、上記搬送装置に設けた上
管受けに位置決めして支持させ、この搬送装置を所定の
位置で停止させることにより、各上管を麺分装置に対し
て最適の位置に位置決めできる。
【0063】又、本発明装置は、上記下管の軸方向に下
管の長さよりも大きく離隔させた前後両枠を下管の軸方
向の両側で所定の範囲にわたって搬送装置に対して相対
的に昇降可能に設け、これら前後両枠の互いに対向する
面から、所定の位置で停止させた上記搬送装置の各上管
受けの下方で互いに対向するように突出させた「へ」字
形の下管受けを設け、上記拡縮装置が、所定数の上管を
支持した搬入装置を所定の位置で停止させた後、前後両
枠を同期して搬送装置に対して相対的に下降させること
により上記下管受けで下管の両端部を上側から受け止め
て上記搬送装置に対して相対的に押し下げるように構成
したので、上記下管の軸方向に下管の長さよりも大きく
離隔させた前後両枠を上記搬送装置に対して相対的に下
降させ、これら前後両枠の互いに対向する面から突出さ
せた「へ」字形の下管受けで下管の両端部を上側から受
け止めて、下管を麺分装置に対して最適の位置に位置決
めして、麺線を延伸することができる。
【0064】本発明方法は、各上管を、上記搬送装置に
設けた上管受けに位置決めして支持させ、この搬送装置
を所定の位置で停止させ、これにより、上管の位置を麺
分装置に対して最適の位置に位置決めする。つまり、上
部コンベアを停止した後、シリンダーで位置決め回り止
め装置を下降させて上管Aを位置決めする従来の方法に
比べると著しく簡単な構成で上管Aを位置決めでき、し
かも、単に搬送装置21を所定の位置で停止させるとい
う簡単な制御で上管Aを麺分装置に対して最適の位置に
位置決めでき、装置を安価にすることができるのであ
る。
【0065】又、本発明方法は、前後に下管の長さより
も大きい間隔を置いて前枠と後枠とを設け、この前枠及
び後枠の互いに対向する面に、互いに他方に向かって突
出し、下管の軸心方向から見て「へ」字形に形成された
下管受けを設け、この下管受けで下管の両端部を上側か
ら受け止めて上記搬送装置に対して相対的に押し下げる
ことにより麺線を延伸するので、シリンダーや位置決め
回り止め装置を用いずに、しかも、コンベヤに比べて構
成がはるかに簡単な前後両枠を、上記搬送装置を所定の
位置で停止させた後、搬送装置に対して相対的に下降さ
せるという簡単な制御で、短時間で、正確に麺分装置に
対して最適の位置に下管を位置決めできることになり、
装置の構成及び制御を一層簡単にして、装置を一層安価
にできるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の要部を模式的に示す斜視図であ
る。
【図2】本発明装置の正面図である。
【図3】本発明装置の機枠の斜視図である。
【図4】本発明装置の上管取枠の側面図である。
【図5】本発明装置の搬入装置の要部の斜視図である。
【図6】本発明装置の搬入装置と搬送装置との交錯部分
の側面図である。
【図7】本発明装置の下管取枠及び拡縮装置の側面図で
ある。
【図8】本発明装置の拡縮装置の平面図である。
【図9】本発明装置のセンサ配置図である。
【図10】本発明装置の搬出装置の要部の斜視図であ
る。
【図11】本発明装置の搬送装置と搬出装置との交錯部
分の側面図である。
【図12】本発明で処理する麺線の上下両管への巻き掛
け状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 上管 B 下管 C 麺線 SD センサ 3a 前枠 3b 後枠 3e 下管受け 4 拡縮装置 6 搬入装置 7 搬出装置 21 搬送装置 21e フック

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送装置(21)に所定数の上管(A) を支持
    させて、これら上管(A) と各上管(A) に麺線(C) を介し
    て吊持された所定数の下管(B) との間隔を同時に拡大し
    て互いに対応する上管(A) と下管(B) とにわたって8の
    字状に巻き掛けられた麺線(C) を延伸する麺線延伸方法
    において、 各上管(A) を、上記搬送装置(21)に設けた上管受け(21
    e) に位置決めして支持させ、この搬送装置(21)を所定
    の位置で停止させた後、上記下管(B) の軸方向に下管
    (B) の長さよりも大きく離隔させた前後両枠(3a)・(3b)
    を上記搬送装置(21)に対して相対的に下降させ、これら
    前後両枠(3a)・(3b)の互いに対向する面から突出させた
    「へ」字形の下管受け(3e)で下管(B) の両端部を上側か
    ら受け止めて上記搬送装置(21)に対して相対的に押し下
    げることにより麺線(C) を延伸することを特徴とする麺
    線延伸方法。
  2. 【請求項2】 麺線(C) を延伸した後、搬送装置(21)の
    他端側で順に上・下両管(A) ・(B) 及び延伸された麺線
    (C) を取り出す一方、これら上・下両管(A)・(B) 及び
    延伸された麺線(C) を追うようにして搬送装置(21)の一
    端側に上・下両管(A) ・(B) 及び未延伸の麺線(C) を順
    に支持させる請求項1に記載の麺類延伸方法。
  3. 【請求項3】 麺線(C) が巻き掛けられた上管(A) を上
    記搬送装置(21)に搬入する搬入装置(6) を設け、麺線
    (C) の延伸中にこの搬入装置(6) に麺線(C) を巻き掛け
    た所定数の上管(A) を所定の間隔で支持させ、搬送装置
    (21)を作動させる時にこの搬入装置(6) を作動させて搬
    入装置(6) から搬送装置(21)に上管(A) を受け渡しさせ
    る請求項1ないしに記載の麺類延伸方法。
  4. 【請求項4】 延伸された麺線(C) が巻き掛けられた上
    管(A) を上記搬送装置(21)から搬出する搬出装置(7) を
    設け、この搬出装置(7) 上に先に搬送装置(21)から取り
    出された上管(A) が残留していないことを確認してから
    上記搬送装置(21)とこの搬出装置(7) とを作動させて、
    上管(A) を搬送装置(21)から搬出装置(7) に受け渡しさ
    せ、後続の麺線(C) の延伸中にこの搬出装置(7) 上の延
    伸された麺線(C) を巻き掛けた上管(A) を排除する請求
    項1ないし3のいずれか1項に記載の麺類延伸方法。
  5. 【請求項5】 所定数の上管(A) を支持する搬送装置(2
    1)を備えると共に、この搬送装置(21)に支持された所定
    数の上管(A) と各上管(A) に麺線(C) を介して吊持され
    た所定数の下管(B) との間隔を同時に拡大させる拡縮装
    置(4) を備える麺類延伸装置において、 上記搬送装置(21)に各上管(A) を位置決めして支持する
    上管受け(21e) を設ける一方、 上記下管(B) の軸方向に下管(B) の長さよりも大きく離
    隔させた前後両枠(3a)・(3b)を下管(B) の軸方向の両側
    で所定の範囲にわたって搬送装置(21)に対して相対的に
    昇降可能に設け、 これら前後両枠(3a)・(3b)の互いに対向する面から、所
    定の位置で停止させた上記搬送装置(21)の各上管受け(2
    1e) の下方で互いに対向するように突出させた「へ」字
    形の下管受け(3e)を設け、 上記拡縮装置(4) が、所定数の上管(A) を支持した搬入
    装置(21)を所定の位置で停止させた後、前後両枠(3a)・
    (3b)を同期して搬送装置(21)に対して相対的に下降させ
    ることにより上記下管受け(3e)で下管(B) の両端部を上
    側から受け止めて上記搬送装置(21)に対して相対的に押
    し下げるように構成したことを特徴とする麺類延伸装
    置。
  6. 【請求項6】 上記各下管受け(3e)の間に麺線(C) を巻
    き掛けた下管(B) が上下に通過できる間隔が置かれる請
    求項に記載の麺類延伸装置。
  7. 【請求項7】 上記搬送装置(21)が作動する時に麺線
    (C) 及び下管(B) を吊持させた上管(A) を搬送装置(21)
    に搬入する搬入装置(6) 設けた請求項5又は6に記載の
    麺類延伸装置。
  8. 【請求項8】 上記搬送装置(21)が作動する時に延伸さ
    れた麺類(C) を巻き掛けた上管(A) を取り出す搬出装置
    (7) と、この搬出装置(7) 上の上管(A) を検出するセン
    サ(SD ) と、このセンサ(SD ) が上管(A) を検出する時
    には上記搬送装置(21)及び搬出装置(7) の作動を停止さ
    せる手段とが設けられる請求項5ないし7のいずれか1
    項に記載の麺類延伸装置。
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