JP2638577B2 - 割りコンクリートブロックの仕分け方法及びその装置 - Google Patents

割りコンクリートブロックの仕分け方法及びその装置

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JP2638577B2 JP16212795A JP16212795A JP2638577B2 JP 2638577 B2 JP2638577 B2 JP 2638577B2 JP 16212795 A JP16212795 A JP 16212795A JP 16212795 A JP16212795 A JP 16212795A JP 2638577 B2 JP2638577 B2 JP 2638577B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は所定のコンクリートブ
ロックを複数個に割った所謂割りブロックを、割り形状
毎に自動的に仕分けをする割りコンクリートブロックの
仕分け方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンクリートブロックの形成と
しては単なる所定型枠にコンクリートを打設し振動と加
圧を与えて固め、所定の型抜きを行い普通のブロックを
得ていた。しかし、近時は趣味の多様化も伴いブロック
の形状(外形)も平坦面をもつ単なる角柱体形状では飽
き足らず、表面に自然石に似たような凹凸を醸し出す所
謂割りブロックが出現するに至っている。この場合、割
りブロックの形成としては、予め複数個分の幅をもった
単一のブロック塊を形成し、該ブロック塊の所定箇所
(ブロック1個幅)の上,下面及び両側面位置に割り用
刃物を当接し、この状態で刃物を加圧して打ち割りし複
数個の割りブロックを得るものである。だが、単一のブ
ロック塊を複数個に割れば、必ず両側(型枠に接する
面)には片面割りブロックが位置し、中間の複数個は両
面割りブロックが位置する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この割りブロ
ックの商品出荷としては、割り形状に応じた用途別販売
系統を採る関係上(例えば、両面割りブロックは主とし
て塀使用に、片面割りブロックは土留め用など)、両面
割りブロックと片面割りブロックとに仕分けをしなけれ
ばならず面倒なものである。従来、この種のブロック仕
分け作業は、全て手作業にていちいち分離して行わねば
ならなかった。しかも、コンクリートブロックとして
は、1個単位の重さが15〜20Kgもある重量物である
ため、複数個のブロックに対する分離作業と抜き取り作
業は極めて厳しい労働となり非能率的であった。特に、
作業員が減少する昨今では問題となって来ている。
【0004】本発明は上記実情に鑑み、複数個に割った
割りブロック中、両面割りブロックのみをクランプし別
途箇所に移動するこで片面割りブロックとの仕分けを機
械的に遂行しえるようにし、上記課題を解決する割りコ
ンクリートブロックの仕分け方法及びその装置を提供す
ることを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数個の単一
ブロックに分割したブロック塊を割り形状に応じて仕分
けする割りコンクリートブロックの仕分け方法におい
て、複数個の単一ブロックに分割したブロック塊を2
組、給送コンベヤの処理テーブルに横並べの載置とし、
各ブロック塊の中間の複数の両面割りブロックのみを2
基のクランプ分離装置のクランプ体でそれぞれ左右端を
挾持し、この状態で各クランプ分離装置を中央部分の片
面割りブロックを残して両面割りブロックを外側の片面
割りブロックと共に外側方向に移動し前記片面割りブロ
ックとに所定隙間を形成し、更に外側の片面割りブロッ
クを残し複数の両面割りブロックを少し戻し、該両面割
りブロックと両側の片面割りブロック間に一定の分離隙
間を形成し、この後、挾持状態の両面割りブロック群を
横移動し別途排出コンベヤに載置し、且つ前記処理テー
ブルに残る片面割りブロック群のみを直進させ排出する
ものである。
【0006】また、複数個の単一ブロックに分割したブ
ロック塊を割り形状に応じて仕分けする割りコンクリー
トブロックの仕分け方法において、複数個の単一ブロッ
クに分割したブロック塊を1組、給送コンベヤの処理テ
ーブルに横並べの載置とし、ブロック塊の中間の複数の
両面割りブロックのみをクランプ分離装置のクランプ体
でそれぞれ左右端を挾持し、この状態でクランプ分離装
置を片側部分の片面割りブロックを残して両面割りブロ
ックをもう一方の片面割りブロックと共に移動し前記片
面割りブロックとに所定隙間を形成し、更にもう一方の
片面割りブロックを残し複数の両面割りブロックを少し
戻し、該両面割りブロックと両側の片面割りブロック間
に一定の分離隙間を形成し、この後、挾持状態の両面割
りブロック群を横移動し別途排出コンベヤに載置し、且
つ前記処理テーブルに残る片面割りブロック群のみを直
進させ排出する割りコンクリートブロックの仕分け方法
である。
【0007】更に、もう一つの発明は、上記方法を実施
する装置の発明で、複数個に割った単一ブロック群を搬
入する給送コンベヤの給送路内に配設した昇降型処理テ
ーブルの上方に門型機枠を形成し、該門型機枠の上梁部
に敷設した前記給送コンベヤに直交する走行レールに横
方向に移動自在の桁状走行体を配置し、該走行体の枠内
に、間歇往復運動機構で所定幅を前後往復する可動基台
部と左右に開くシリンダを備えた昇降型クランプ体より
なるクランプ分離装置を2基取付け、2組の割りブロッ
ク塊中の各複数の両面割りブロックを挾持する前記各ク
ランプ体の各クランプ分離装置が横移動する前記給送コ
ンベヤに直交せる片側位置に両面割りブロック用排出コ
ンベヤを配置し、且つ前記給送コンベヤの直進前方に片
面割りブロック用排出コンベヤを配置してなるものであ
る。
【0008】この場合、間歇往復運動機構が、クランク
とレバーよりなるクランク機構である。
【0009】また、クランク機構が、回転軸を180°
回動と90°回動及び90°回動に間歇回転するクラン
ク機構である。
【0010】
【作用】上記のような構成のため、割りブロック成形機
から繰り出された複数個の単一ブロックに割ったブロッ
ク塊を2組、給送された給送コンベヤの所定位置で上昇
する処理テーブルに並べてセットすると、各ブロック塊
に対向する上方にそれぞれ待機して臨んだクランプ分離
装置のクランプ体を開いた状態で下降し、この割りブロ
ック中、中間の複数の両面割りブロックのみを一旦挾持
し、この状態で各クランプ分離装置を外側(前,後方
向)にクランク機構の間歇回動で所定距離分を移動させ
れば、中央部分の各片面割りブロックが残り両面割りブ
ロック群とに所定隙間が形成される。
【0011】この後、両面割りブロックを挾持したまま
前記移動距離の半分を戻せば(中央側に逆移動)、該両
面割りブロックで外側に一緒に摺動された外側位置の片
面割りブロックを残して両面割りブロックが再度内側に
少し戻り移動し、その結果として両面割りブロック群の
両側に一定の分離隙間が形成され、片面割りブロックと
の分離がなされる。
【0012】更に、クランプ体で挾持された両面割りブ
ロックを、該クランプ体を配する各クランプ分離装置の
基台部ごと前記給送コンベヤに直交した排出コンベヤ側
に横移動させ、ここでクランプ体を下げて両面割りブロ
ックを排出コンベヤに載置すれば、両面割りブロックは
仕分けの搬出となる。一方、処理テーブル上に残った2
組のブロック塊分の片面割りブロック(4個のブロッ
ク)は、処理テーブルが下降して両側位置に臨む給送コ
ンベヤで直進の搬出がなされる。即ち、複数個に割られ
た単一ブロック中、片面割りブロックと両面割りブロッ
クが形状ごとに機械的な仕分けがなされる。
【0013】また、この仕分け方法は、1組のブロック
塊における片面割りブロックと両面割りブロックの仕分
け作業でも基本的に同様である。このときは、クランプ
分離装置は処理テーブルの上方に1基配置し、処理テー
ブルにセットした1組のブロック塊中、中間の複数の両
面割りブロックをクランプ分離装置のクランプ体で挾持
し、両面割りブロックを片側部分の片面割りブロックを
残して後方にもう一方の片面割りブロックと共に移動
し、前記片面割りブロック間に所定隙間を形成し、この
後両面割りブロックを少し戻し、該両面割りブロックの
両側に位置する片面割りブロック間に一定の分離隙間を
形成する。この後、クランプ分離装置を横移動しクラン
プ体で挾持し両面割りブロックをこの排出コンベヤに載
置し、また処理テーブルに残る片面割りブロックのみを
給送コンベヤで直進させ別途排出するものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明を一実施例の図に基づいて説明
すれば、次の通りである。
【0015】図1乃至図10は2組の分割したブロック
塊を同時に仕分けする装置の実施例を示し、1は両側に
搬送チェーン2を配設したブロック用給送コンベヤで、
該給送コンベヤ1の分離位置となる搬送チェーン2間
に、複数個の単一ブロックを2組、横向き載置しえる長
さをもつリフトシリンダ3で昇降自在の処理テーブル4
を配置し、該処理テーブル4の上方には門型機枠5を構
築し、該門型機枠5の前記給送コンベヤ1の給送方向に
直交した上部両側の梁枠部5aに走行レール6をそれぞ
れ敷設し、該両走行レール6上に、門型機枠5に一端を
固定の横移行用シリンダ7を備えた車輪8で走行する桁
状走行体9を差し渡しの配置とする。10,10は桁状
走行体9の枠内の前後位置に配置した可動基台部11に
起立する昇降用シリンダ16に吊り下げられた2基のク
ランプ分離装置であり、このクランプ分離装置10の構
成は、昇降用シリンダ16に吊り下げられたクランプ本
体10′と、該クランプ本体10′の両側に設けた一対
の回動支点14と、該回動支点14に枢着した左右に開
くクランプ体13と、且つこの一対のクランプ体13の
上端に左右に伸縮するクランプ開閉用シリンダ15を装
着し、下端には所定数のブロック(図示にあって3個の
ブロック)の端面を挟む挾持板12を取付けてなる。こ
の場合、クランプ体13の対向中間部はギア噛合し開閉
同期を取るものである。また、昇降用シリンダ16の両
側に平行した可動基台部11に起立せる一対の昇降案内
軸17の下端をクランプ本体10′に取付け、安定した
昇降動を得るようにしている。また、各可動基台部11
自体は外側(前又は後位置)の桁状走行体9に配置した
間歇往復運動機構を呈するクランク機構18のレバー部
18bが連結し、クランク18aの間歇回転で間歇的な
往復移動を行う。19は桁状走行体9の両側に配設した
可動基台部11の前後の車輪20を受ける分離レールで
ある。21は前記処理テーブル4位置の給送コンベヤ1
に対し直交配置したスラットコンベヤ等よりなる両面割
りブロック用排出コンベヤである。22は処理テーブル
3の給送コンベヤ1の前方に配置した片面割りブロック
用排出コンベヤである。
【0016】次にこの作用を説明すると、先ず公知の割
りブロック成形機(図示せず)で所定幅をもつブロック
体を5個に割った割りブロック塊の2組(a,b)を、
給送コンベヤ1の一対の搬送チェーン2に横向き載置で
給送し所定の分離位置に順次達したら、搬送チェーン2
の中間下方に待機した処理テーブル4が、リフトシリン
ダ3の作動でチェーン面より少し上昇し前記割りブロッ
ク塊を掬い上げ、該処理テーブル4に割りブロック塊を
詰めた状態の並びセットとする。
【0017】ここにおいて、処理テーブル4上の各割り
ブロック塊の分離作用を、図11に示すフローチャート
を基にして詳述すると、先ず桁状走行体9側の各クラン
プ分離装置10のクランプ体13を昇降用シリンダ16
の作動で下降し、クランプ体13を開いた状態として待
機の挾持板12に割りブロック塊(a,b)の左右端が
臨むと、開閉用シリンダ15が作動し開いた前記クラン
プ体13を閉じ、挾持板12で割りブロック塊a又はb
中、各中間位置の3個の両面割りブロックBのみを挾持
する。この状態でクランプ体13を少し上昇させ(10
mm程度上昇)てブロックを浮かせ、この後にクランプ体
13を備える可動基台部11自体を間歇往復運動機構と
なるクランク機構18が働き、このクランク作動で外側
へ所定距離を移動させ、中央部分の片面割りブロックA
と両面割りブロックB間に隙間xが形成される(図2参
照)。このとき、クランプ体13で挾持された中間の両
面割りブロックBの外側の片面割りブロックA′も、両
面割りブロックBに押されて処理テーブル4上を外側へ
一緒に移動する。
【0018】例えば、図9に示すようにクランク機構1
8のクランク18aを、その回転軸を180°回転さ
せ、該クランク18aに連結のレバー部18bを引き寄
せのスライドとし可動基台部11を所定長さ往移動(外
側移動)させる。この後、クランク18aを更に90°
回転させれば復移動に切替わる。このため、可動基台部
11が少し復移動しクランプ体13で挾持の両面割りブ
ロックBのみが少し戻るので、この時両面割りブロック
Bで外側に押された前記片面割りブロックA′がその位
置に取り残され、該片面割りブロックA′と両面割りブ
ロックB間に隙間yが形成され、且つ前記隙間xが狭ま
り隙間zとなる。この場合、隙間yと隙間zは同じ幅と
なる(図3参照)。例えば、最初に取る隙間xを100
mm(180°回転)とすれば分離の隙間y,zは50mm
(90°回転)に設定される。
【0019】このように、割りブロック塊を分離したク
ランプ体13で挾持される中間の両面割りブロックB
は、門型機枠5側に取付けた横移行用シリンダ7が作動
し、このロッドの収縮で桁状走行体9が門型機枠5上を
横移動し給送コンベヤ1に直交の両面割りブロック用排
出コンベヤ21側に横送りされる。そして排出コンベヤ
21の所定箇所に達したら、クランプ体13は前記に昇
降用シリンダ16の下降動で下がり挾持された両面割り
ブロックBが排出コンベヤ21に載置される。この両面
割りブロックBを放したクランプ体13は上昇し桁状走
行体9と共に処理テーブル4側に戻る。処理テーブル4
側に戻ったクランプ体13は開いた状態で下降し、次段
の処理テーブル4に搬入される割りブロック塊(a,
b)の待機となる。
【0020】即ち、2組の両面割りブロックBは、2基
のクランプ分離装置10のクランプ体13の挾持と前後
隙間あけと横移動で片面割りブロックA,A′より分離
して排出コンベヤ21側に一挙に搬出し仕分けされる。
【0021】一方、処理テーブル4上に残った片面割り
ブロックA,A′は、この処理テーブル4が給送コンベ
ヤ1の搬送チェーン2より下がり、該搬送チェーン2面
に受けられ、給送コンベヤ1の直進移動にて前方に配置
した片面割りブロック用排出コンベヤ22側に搬出され
る。
【0022】図12乃至図15は1組の分割したブロッ
ク塊を仕分けする他の実施例を示しす説明図であり、こ
の場合に使用する装置の要部を図16に示す。即ち、供
給コンベヤ1の所定位置に配設した処理テーブル4の上
方に構築し門型機枠5に、前記同様に走行レール6を走
行する桁状走行体9を配置し、該桁状走行体9に配設し
た可動基台部11に1基のクランプ分離装置10を取付
けたものである。
【0023】クランプ分離装置10を1基備えた仕分け
装置では、供給コンベヤ1に5個に割った1組のブロッ
ク塊を給送し所定位置に達したら処理テーブル4を前記
同様に上昇させ割りブロック群をすくいあげる。ここ
で、割りブロック群中の中間に位置する両面割りブロッ
クBを、昇降用シリンダ16の動作で下降したクランプ
体13の挾持板12で挾持し、この状態でクランク機構
18を作動し可動基台部11を移動させれば、片側部分
の片面割りブロックA′を残して両面割りブロックBは
他の片面割りブロックAを押しながら移動し前記片面割
りブロックA′とに隙間xを形成する。次に、クランク
機構18に連動して可動基台部11が戻り移動に移行す
れば、クランプ体13で挾持した両面割りブロックBの
みが少し戻り、該両面割りブロックBで押された前記片
面割りブロックAが残され隙間yが形成される。このと
き、隙間yと両面割りブロックBの戻りで縮まった前記
隙間xにおける隙間zを同じく設定する。
【0024】この後も、基本的には前記同様に1基のク
ランプ分離装置10を桁状走行体9の横移動をもって供
給コンベヤ1に直交配置した排出コンベヤ21に移動し
搬出する。また、供給コンベヤ1に残る2個の片面割り
ブロックA′,Aはそのまま直進の排出をし、分離仕分
けとする。
【0025】
【発明の効果】上述の様に、本発明の割りコンクリート
ブロックの仕分け方法及びその装置は、複数個の単一ブ
ロックに分割したブロック塊を2組又は1組を処理テー
ブル上に並べ、このブロック塊を2基又は1基のクラン
プ分離装置のクランプ体で中間の両面割りブロックのみ
を挾持し、この両面割りブロックを外側に適宜移動させ
残る中央部分又は片側部分の片面割りブロックとに所定
隙間を形成し、更に外側の片面割りブロックを残し両面
割りブロックを少し戻せば、該両面割りブロックと両側
の片面割りブロック間に一定の分離隙間を形成するよう
にしたため、分割したブロック塊の両面割りブロックと
片面割りブロックとの分離が、割り面の凹凸に左右され
ることなく機械的に確実に分離される。この分離した両
面割りブロックをクランプ分離装置を備えた桁状走行体
の横移動で直交の排出コンベヤ側に移動させ、処理テー
ブルに残る片面割りブロックは直進させ排出コンベヤに
繰り出すため、自動的な仕分けがなされる。即ち、従来
の手作業で行っていた両面割りブロックと片面割りブロ
ックの分離,仕分けが一掃され、省力化に最適となる。
また、分割したブロック塊の片面割りブロックと両面割
りブロックの分離用隙間の形成を、間歇回転するクラン
クとレバー部よりなるクランク機構の簡略構造で行うた
め、このクランクの回転角度により往復移動量が設定さ
れ、誤動作のない確実な隙間あけができる。更に、この
場合処理テーブル上に臨むクランプ分離装置を2組配せ
ば量産体制の大型ブロック工場に適し、クランプ分離装
置を1組配せば小規模のブロック工場に適する仕分け方
法及び装置となる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す2個の割りブロック塊の
仕分け方法の分離順序を示す説明図である。
【図2】同中央部分の片面割りブロックと両面割りブロ
ック間に隙間を設けた説明図である。
【図3】同両面割りブロックとこの両側の片面割りブロ
ックとに隙間を設けた説明図である。
【図4】同両面割りブロックのみを給送路に横移動する
説明図である。
【図5】上記仕分け方法を実施する装置の平面図であ
る。
【図6】同正面図である。
【図7】同両面割りブロック繰り出し側からみた側面図
である。
【図8】両面割りブロックを挾持するクランプ分離装置
の間歇往復運動機構の説明図である。
【図9】同クランクの間歇回動を示す説明図である。
【図10】クランプ体の要部を拡大説明図である。
【図11】割りブロックの分離動作のフローチャートで
ある。
【図12】1組の割りブロック塊の仕分け方法の分離順
序を示す他の説明図である。
【図13】同片側部分の片面割りブロックと両面割りブ
ロック間に隙間を設けた説明図である。
【図14】同両面割りブロックとこの両側の片面割りブ
ロック間に分離隙間を設けた説明図である。
【図15】同両面割りブロックのみを給送コンベヤ路に
対し横移動する説明図である。
【図16】上記仕分け方法を実施する装置の要部を示す
平面図である。
【符号の説明】
1 給送コンベヤ 2 搬送チェーン 4 処理テーブル 5 門型機枠 6 走行レール 7 横移行用シリンダ 9 桁状走行体 10 クランプ分離装置 11 可動基台部 13 クランプ体 15 開閉用シリンダ 16 昇降用シリンダ 17 昇降案内軸 18 クランク機構 21 両面割りブロック用排出コンベヤ 22 片面割りブロック用排出コンベヤ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の単一ブロックに分割したブロッ
    ク塊を割り形状に応じて仕分けする割りコンクリートブ
    ロックの仕分け方法において、複数個の単一ブロックに
    分割したブロック塊を2組、給送コンベヤの処理テーブ
    ルに横並べの載置とし、各ブロック塊の中間の複数の両
    面割りブロックのみを2基のクランプ分離装置のクラン
    プ体でそれぞれ左右端を挾持し、この状態で各クランプ
    分離装置を中央部分の片面割りブロックを残して両面割
    りブロックを外側の片面割りブロックと共に外側方向に
    移動し前記片面割りブロックとに所定隙間を形成し、更
    に外側の片面割りブロックを残し複数の両面割りブロッ
    クを少し戻し、該両面割りブロックと両側の片面割りブ
    ロック間に一定の分離隙間を形成し、この後、挾持状態
    の両面割りブロック群を横移動し別途排出コンベヤに載
    置し、且つ前記処理テーブルに残る片面割りブロック群
    のみを直進させ排出することを特徴とする割りコンクリ
    ートブロックの仕分け方法。
  2. 【請求項2】 複数個の単一ブロックに分割したブロッ
    ク塊を割り形状に応じて仕分けする割りコンクリートブ
    ロックの仕分け方法において、複数個の単一ブロックに
    分割したブロック塊を1組、給送コンベヤの処理テーブ
    ルに横並べの載置とし、ブロック塊の中間の複数の両面
    割りブロックのみをクランプ分離装置のクランプ体でそ
    れぞれ左右端を挾持し、この状態でクランプ分離装置を
    片側部分の片面割りブロックを残して両面割りブロック
    をもう一方の片面割りブロックと共に移動し前記片面割
    りブロックとに所定隙間を形成し、更にもう一方の片面
    割りブロックを残し複数の両面割りブロックを少し戻
    し、該両面割りブロックと両側の片面割りブロック間に
    一定の分離隙間を形成し、この後、挾持状態の両面割り
    ブロック群を横移動し別途排出コンベヤに載置し、且つ
    前記処理テーブルに残る片面割りブロック群のみを直進
    させ排出することを特徴とする割りコンクリートブロッ
    クの仕分け方法。
  3. 【請求項3】 複数個に割った単一ブロック群を搬入す
    る給送コンベヤの給送路内に配設した昇降型処理テーブ
    ルの上方に門型機枠を形成し、該門型機枠の上梁部に敷
    設した前記給送コンベヤに直交する走行レールに横方向
    に移動自在の桁状走行体を配置し、該走行体の枠内に、
    間歇往復運動機構で所定幅を前後往復する可動基台部と
    左右に開くシリンダを備えた昇降型クランプ体よりなる
    クランプ分離装置を2基取付け、2組の割りブロック塊
    中の各複数の両面割りブロックを挾持する前記各クラン
    プ体の各クランプ分離装置が横移動する前記給送コンベ
    ヤに直交せる片側位置に両面割りブロック用排出コンベ
    ヤを配置し、且つ前記給送コンベヤの直進前方に片面割
    りブロック用排出コンベヤを配置してなることを特徴と
    する割りコンクリートブロックの仕分け装置。
  4. 【請求項4】 間歇往復運動機構が、クランクとレバー
    よりなるクランク機構である請求項2記載の割りコンク
    リートブロックの仕分け装置。
  5. 【請求項5】 クランク機構が、回転軸を180°回動
    と90°回動及び90°回動に間歇回転するクランク機
    構である請求項3記載の割りコンクリートブロックの仕
    分け装置。
JP16212795A 1995-06-28 1995-06-28 割りコンクリートブロックの仕分け方法及びその装置 Expired - Lifetime JP2638577B2 (ja)

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