JP2915835B2 - 麺類延伸装置 - Google Patents

麺類延伸装置

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JP2915835B2
JP2915835B2 JP29837995A JP29837995A JP2915835B2 JP 2915835 B2 JP2915835 B2 JP 2915835B2 JP 29837995 A JP29837995 A JP 29837995A JP 29837995 A JP29837995 A JP 29837995A JP 2915835 B2 JP2915835 B2 JP 2915835B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小引きされたうど
ん、冷麦、素麺などの麺線を延伸する麺類延伸装置に関
し、特に麺線を千切れさせることなく短時間で延伸でき
るようにした麺類延伸装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、うどん、冷麦、素麺などの麺類
は、原料粉を混練し、一定の厚さの板状に押し延ばした
後、延ばしローラによって太さ数mm前後の丸紐状の麺線
に押し延ばしてから、更に延伸させている。
【0003】この丸紐状の麺線を延伸する工程では「機
(はた)」と呼ばれる装置が使用される。この「機」は
2本の支柱に上下の管取枠をそれぞれ昇降可能に支持さ
せたものであり、上・下両管取枠には一定間隔置きに多
数の「管(くだ)」とよばれる竹棒の一端が着脱可能に
差し込まれる。
【0004】上記丸紐状の麺線は、上・下両管取枠に差
し込まれた上下対をなす「管」に8の字状に多数巻(例
えば80巻)巻き掛けられ、この後、下管を一旦下管取
枠から抜いて下方に引くことにより麺線を所定の長さに
延ばした後、再び下管取枠に差込まれる。全ての麺線に
ついてここまでの作業が終わると、上管取枠を麺線の弛
みがなくななるまで上方に移動させる。この麺線の延伸
の間に接着した麺線を分離するため「分箸(わけば
し)」という2本の竹棒を片手に1本ずつ持ち、麺線の
8の字状の下側の穴に差し込んだ後、下から上に円を描
くように振り動かして麺線を左右に分ける上向きの麺分
け作業を行い、次に、麺線の8の字状の上側の穴に差し
込んだ後、上から下に円を描くように振り動かして麺線
を左右に分ける下向きの麺分け作業を行う。
【0005】このような麺線の延伸と麺分けとを繰り返
した後、上管取枠が上方に移動できなくなる位置に達す
ると、下管取枠を下方に移動させて麺線の弛みを取りな
がら延伸と麺分けとを上・下両管取枠の間隔が例えば2
m程度になるまで繰り返えされる。
【0006】特公昭60−45894号公報には、基枠
に上下両管枠を保持する上下両管取枠を支持させ、この
上下両管取枠に麺線を巻き掛けた上下両管を保持させた
後、拡縮装置で上下両管取枠の間隔を拡大することによ
り麺線を延伸させると共に、麺分装置を設けて基枠内で
麺分け作業を行えるようにした麺類延伸装置が提案され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来の麺類延伸装
置においては、多量の麺線を一度に延伸すると延伸時の
張力に耐えきれずに千切れてしまうものがあることが分
かった。この麺線の千切れを無くすためにはまず麺線を
例えば半分程度延伸し、しばらくの間放置した後更に半
分程度延伸すると千切れさせずに延伸できることが分か
った。
【0008】しかし、このように麺類延伸装置に仕掛け
た麺線を半分程度延伸した後放置しておくことは明らか
に麺類延伸装置の稼働効率を低下させている。本発明
は、上記の事情を鑑みて、麺線を千切れさせることなく
短時間で延伸できるようにした麺類延伸装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る麺類延伸装
置は、上記の目的を達成するため、まず、麺線が巻き掛
けられた各上管の両端部を支持する上管取枠、麺線が巻
き掛けられた各下管の両端部を上側から受け止める下管
取枠、及び上下両管取枠の間隔を拡縮させる拡縮装置と
を備える延伸部と、上記延伸部で延伸された麺線が巻き
掛けられた各上管の両端部を支持する複数対の上管取
枠、上記延伸部で延伸された麺線が巻き掛けられた各下
管の両端部を上側から受け止める下管取枠、上下両管取
枠の間隔を拡縮させる拡縮装置、及び麺分作業をする麺
分装置とを備える延伸麺分部と、上記延伸部からこの延
伸麺分部に上管を所定の間隔を置いて搬送する搬送装置
とを備え、上記延伸麺分部で麺線の延伸と麺分けとを行
う間に、上記延伸部で前段の麺線の延伸と熟成とを行わ
しめることを特徴とするものである。
【0010】本発明において、小引きされた麺線はこれ
を巻き掛けた上管を上管取枠に保持させて懸垂させるこ
とにより延伸部に吊り込まれる。この延伸部の拡縮装置
を作動させてこの延伸部に吊り込まれた麺線の下管の両
端を上側から受け止める下管取枠と上管取枠との間隔を
拡大することにより麺線が所定の長さに延伸し、所定の
時間にわたって上下両管取枠の間に所定の間隔を保持し
てから、拡縮装置を逆作動させて延伸部の下管取枠と上
管取枠との間隔を縮小し、延伸部からの麺線の搬出及び
小引きされた麺線の延伸部への吊り込みに備える。
【0011】この後、搬送装置で各上管取枠を延伸部か
ら次段の延伸麺分部に搬送して次段の延伸麺分部に延伸
部で延伸された麺線を吊り込み、この次段の延伸麺分
の吊り込みと並行して、又は、この後に延伸部に別の
小引きされた麺線を上記と同様にして吊り込む。
【0012】そして、延伸部に所定数の麺線が吊り込ま
れ、延伸麺分部に延伸部で延伸された麺線の全てが吊り
込まれた後、上記延伸部の麺線を上記と同様にして延伸
すると共に次段の延伸麺分部の拡縮装置で次段の拡縮装
置を作動させて次段の下管取枠と上管取枠との間隔を拡
大することにより、延伸部で延伸された麺線を更に延伸
する。そして、次段の下管取枠と上管取枠との間隔を拡
大した状態に保持したまま、麺分装置を作動させて麺分
け作業を行わせてから、次段の延伸麺分部の拡縮装置を
逆作動させてこの段の下管取枠と上管取枠との間隔を縮
小し、延伸部の麺線の搬入とこの次段の延伸麺分部から
の麺線の搬出に備える。
【0013】ここで、上記延伸部の拡縮装置の作動及び
逆作動はこの次段の後段延伸装置の拡縮装置の作動及び
逆作動に同期させなくてもよいが、初段延伸装置におい
て麺線を延伸したまま熟成させることが後段での延伸を
容易にするので、上記延伸部の拡縮装置の作動及び逆作
動はこの次段の後段延伸装置の拡縮装置の作動及び逆作
動に同期させることが好ましい。
【0014】即ち、本発明によれば、延伸部での延伸及
び熟成と、延伸麺分部での延伸及び麺分けとが並行して
処理されるので、全体としての製造時間を短縮すること
ができ、しかも、麺線を2段以上に分けて延伸すること
により千切れさせることなく大きく延伸できるようにな
るのである。
【0015】本発明において、延伸麺分部に続いて延伸
部又は延伸麺分部が設けられる場合には、この後に搬送
装置を作動させて、延伸部の麺線を延伸麺分部に、延伸
麺分部の麺線を後続の延伸部又は延伸麺分部にそれぞれ
搬送し、この搬送と平行して、又は、この搬送の後、新
しい小引きされた麺線が延伸部に吊り込まれる。又、上
記延伸麺分部に続いて延伸部又は延伸麺分部が設けられ
ない場合には、この延伸麺分部での延伸及び麺分けが終
了した後、延伸部から延伸麺分部に麺線を搬送しなが
ら、この延伸麺分部から順に麺線が取り出される。
【0016】本発明において、上記搬送装置の搬送ピッ
チは延伸部から最終段の後段延伸装置にわたって一様に
してもよいが、延伸部では麺分作業が行われないので、
上記搬送装置を前段搬送部と後段搬送部とで構成し、こ
の前段搬送部の搬送ピッチを上記後段搬送部の搬送ピッ
チよりも短く設定することにより、麺類延伸装置全体を
小型化できる点で有利になる。
【0017】又、上記延伸部への麺線の吊り込みは、手
作業で行うことも可能であるが、上管の両端部を載置し
て本発明の麺類延伸装置の外から搬送装置の搬送元に搬
入する搬入装置を設け、熟練を要する麺類延伸装置内で
の麺線の吊り込み作業に代えて麺類延伸装置外で簡単に
吊り込み作業を行えると共に、麺類延伸装置内での麺の
延伸及び麺分けを行う間に搬入装置に麺線を吊り込むこ
とにより、製造時間を短縮できるようにすることが好ま
しい。
【0018】なお、この搬入装置を設ける場合には、こ
の搬入装置と上記搬送装置とを一連に連続させたり、こ
の搬入装置と上記搬送装置の前段搬送部とを一連に連続
させたりすることが可能である。
【0019】更に、上記最終段の延伸麺分部からの麺線
の取り出しは、手作業で行うことも可能であるが、上記
搬送装置の搬送先で上管を受け取り、本発明の麺類延伸
装置の外に搬出する搬出装置を設け、熟練を要する麺類
延伸装置内での麺線の掛け外し作業に代えて麺類延伸装
置外で簡単に掛け外し作業が行えると共に、麺類延伸装
置内での麺の延伸及び麺分けを行う間に搬出装置から麺
線を掛け外すことにより、製造時間を短縮できるように
することが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて具体的に説明する。図1の縦断側面図及び図2
の側面図に示すように、本発明の一実施例に係る麺類延
伸装置1は、上下両管A・Bに8字状に多数回巻き掛け
られた麺線Cを搬入装置2に吊り込み、搬入装置2で延
伸部3に搬入した麺Cを延伸し、この延伸された麺Cを
延伸麺分部4に搬送装置5で搬送し、この延伸麺分部4
で更に延伸した後、麺分けし、この延伸麺分部4で延伸
され、麺分けされた麺線Cを搬出装置6で麺類延伸装置
1外に搬出するようにしている。そして、搬出装置6で
麺類延伸装置1外に搬出された麺Cは次の乾燥工程、裁
断工程などに自動的に送り込まれたり、作業者が搬出装
置6から掛け外したりする。
【0021】麺線Cを巻き掛けた上管Aが、例えば小引
きれた麺を巻き掛けた上下両管A・Bの間隔よりも若干
高い位置で順に上記搬入装置2の入口側に載せられ、搬
入装置2の傾斜した搬送ラインに沿って各上管Aを大引
き後の上下両管A・Bの間隔よりも若干高い位置まで上
管Aを運び上げて、順に延伸部3に搬入するようにして
いる。
【0022】上記延伸部3では、上管Aが上記搬入装置
2から上記搬送装置5の前段搬送部7に順に送り込まれ
る。この前段搬送部7は搬入装置2と独立した搬送装置
で構成することも可能であるが、この実施例では、構成
を簡単にすると共に麺類延伸装置1を全体として小型に
するために、図1、図2及び図3の斜視図に示すよう
に、上記搬入装置2と上記搬送装置5の前段搬送部7と
を一連のチェーンコンベア8によって構成している。
【0023】図3に示すように、このチェーンコンベア
8は、左右方向に上下両管A・Bの軸長よりも短い間隔
を置いて配置される1対のチェーン81を備え、各チェ
ーン81は、搬入装置2の入口側のスプロケット82
と、これの斜め上後方に位置する搬入装置2の出口側の
スプロケット83と、この搬入装置2の出口側のスプロ
ケット83の後方に位置する前段搬送部7の搬送先のス
プロケット84と、テークアップ用のアイドラ85とに
わたって巻き掛けられる。前段搬送部7の搬送先のスプ
ロケット84は、それぞれチェーン伝動機構86を介し
て伝動軸87に連動連結され、この伝動軸87の一端に
連結される第1モータ88により両チェーン81が同期
駆動されるようにしている。
【0024】各チェーン81の内側には所定の間隔を置
いて外周方向に突出するラグが設けられ、搬入装置2の
上側に麺線Cを巻き掛けた上管Aを載せることにより各
ラグ及びチェーン81の上面に上管Aの両端を受け止め
させる。そして、両チェーン81を上記第1モータ88
により同期駆動することにより、上管Aが所定の間隔を
置いて前段搬送部7に送り込まれる。
【0025】この前段搬送部7の搬送ラインは上記搬送
装置2の搬送ラインと同様に搬送先で高くなるように傾
斜させてもよいが、この実施例では、延伸部3において
麺線Cを均等に延伸できるようにするために、延伸部3
の始端部から終端部にわたって水平に設定され、従っ
て、延伸部3においては各上管Aは同じ高さで前後に並
べられる。
【0026】又、このチェーンコンベア8の搬送ピッ
チ、即ち、上管Aを支持するピッチは延伸部3で麺分作
業を行わないので、麺線Cを延伸麺分部4に配置される
上記搬送装置5の後段搬送部9の搬送ピッチよりも短く
して、装置全体を小型にしている。
【0027】図1及び図4の縦断側面図に示すように、
上記搬入装置2及び延伸部3には、チェーンコンベア8
から異物が麺線Cに付着することを防止するために、各
チェーン8の上下及び内側面を覆うチェーンカバーが設
けられ、延伸部3内のチェーンカバー31の上縁を各チ
ェーン81のチェーンリンクの上縁とほぼ一致させるこ
とにより、このチェーンカバーを上管Aを下側から受け
止める上管取枠21・31に兼用している。
【0028】図1ないし図4及び図5の正面図に示すよ
うに、延伸部3には、この上管取枠31の下方に下管B
を上側から受け止める下管取枠32が昇降可能に設けら
れる。即ち、上記延伸部3の左右各側には前段搬送部7
の搬送方向(前後方向)両側に縦軸のガイドポスト33
が設けられ、このガイドポスト33に案内されて昇降で
きるスライド34の内側面に上記下管取枠32が固定さ
れる。
【0029】図3及び図5に示すように、各下管取枠3
2は正面から見て下側が両外側に開く傾斜取付板32a
と、その上縁から内側に折り曲げた押え板32bとを備
え、この押え板32bが下管Bの端部を上側から受け止
めるように配置される。
【0030】この下管取枠32は、初期状態では、例え
ば図1に実線で示すように、上記押え板32bが搬入装
置2から延伸部3に搬入された下管Bよりも高い位置に
保持されるように拡縮装置35に連結され、この拡縮装
置35を作動させることによりこの初期位置から例えば
図1に2点鎖線で示す所定の延伸位置まで下降し、所定
のタイミングまでこの延伸位置に保持された後、上記拡
縮装置35を逆作動させることにより初期位置に復帰さ
せるようにしている。
【0031】この拡縮装置35は、図3ないし図5に示
すように、延伸部3の左右両側部でそれぞれ上下対をな
すスプロケット35a・35bと、上下対をなすスプロ
ケット35a・35bに巻き掛けられるチェーン35c
と、上側の左右のスプロケット35aを連結する連結軸
35dと、この連結軸35dの一端に連結された第2モ
ータ35eとを備え、上記チェーン35cをスライド3
4に連結することにより、上記第2モータ35eで左右
の下管取枠32を同期して昇降させるようにしている。
【0032】なお、図3においてL1は下管取枠32が
初期位置に位置することを検出するリミットスイッチで
あり、L2は下管取枠32が延伸位置に位置することを
検出するリミットスイッチである。
【0033】図4に示すように、上記前段搬送部7の終
端には上記上管Aを搬送装置5の後段搬送部9に移載す
るための回転移載板10が設けられる。この後段搬送部
9は、図6の斜視図に示すように、延伸麺分部4の左右
両側の上部にそれぞれ所定の間隔を置いて配置された前
後対をなすスプロケット91・92と、前後対をなすス
プロケット91・92に巻き掛けられるチェーン93
と、左右対をなすスプロケット91・92どうしを同軸
状に連結する連結軸94・95と、搬送先側(後側)の
連結軸95の一端にチェーン伝動機構96を介して連動
連結された第3モータ97とを備え、上記チェーン93
に適当な間隔を置いて外周方向に突出する上管取枠41
を連結している。そして、上記前段搬送部7のチェーン
コンベア8とこの後段搬送部9とを協調運転することに
より、上記上管Aを順に上記前段搬送部7の終端部から
回転移載板10を経て各上管取枠41に載せ替えるよう
にしている。
【0034】又、図1、図2、図5及び図6に示すよう
に、この延伸麺分部4の左右両側には、上記上管取枠4
1に対応して左右1対の下管取枠42がそれぞれ前後対
をなすガイドポスト43を案内にして昇降可能に設けら
れ、この下管取枠42の内側面には内側に突出する三角
波型の押え板42aが設けられる。そして、この押え板
42aの各山部42bの間隔は上記上管取枠41の間隔
と等しくしてあり、上記前段搬送部7から上管Aを受け
取った各上管取枠41はこの押え板42の各山部42b
の真上の位置で停止される。
【0035】この下管取枠42は初期状態では、図1及
び図2に実線で示すように、上記押え板42aの各谷部
42cが延伸部3から延伸面分部4に搬入された下管B
の搬入高さよりも若干高い位置に保持されるように拡縮
装置44に連結され、この拡縮装置44を作動させるこ
とによりこの初期位置から2点鎖線で示す所定の延伸位
置まで下降され、所定のタイミングまでこの延伸位置に
保持された後、初期位置に復帰されるようにしている。
【0036】この延伸麺分部4の拡縮装置44は、図6
に示すように、第4モータ44aと、これに連動させた
前後軸の第1連結軸44bと、この第1連結軸44bの
前後両端に互いに逆方向に回転するように連動させた左
右軸の第2連結軸44cと、各第2連結軸44cの左右
両端に固定したスプロケット44dと、各スプロケット
44dに巻き掛けられ、一端が上記下管取枠42の前又
は後の端部に連結されるチェーン44eとを備える。
【0037】更に、図7の斜視図に示すように、この延
伸麺分部4には麺分け作業をする麺分装置45が上記後
段搬送部9及び拡縮装置44の左方で別の4本のガイド
ポスト46を案内にして昇降可能に設けられる。
【0038】この麺分装置45には、これらガイドポス
ト46に昇降可能に支持される昇降台45aと、この昇
降台45aを昇降させる昇降駆動装置47とが設けら
れ、この昇降駆動装置47は、第5モータ47aと、こ
れに連動させた前後軸の第1連結軸47bと、この第1
連結軸47bの前後両端に互いに逆方向に回転するよう
に連動させた左右軸の第2連結軸47cと、各第2連結
軸47cの左右両端に固定したスプロケット47dと、
各スプロケット47dに巻き掛けられ、一端が上記下管
取枠42の前又は後の端部に連結されるチェーン47e
とを備える。
【0039】又、上記麺分装置45には上記昇降台45
aにガイドバー45bを介して左右方向に進退可能に支
持させたスライド枠45cと、このスライド枠45cを
進退駆動する進退駆動装置48と、麺線Cに対して各対
をなす分箸Dを上記スライド枠45cに左右軸心周りに
互いに逆方向に偏心回転可能に支持する分箸支持具45
dと、各分箸支持具45dを介して分箸Dを駆動する分
箸駆動装置49とを備える。
【0040】この麺分装置45は初期状態で上記下管取
枠42よりも少し高い位置に保持するように昇降駆動装
置47のチェーン47eに連結され、上記下管取枠42
に追随して所定の下限位置まで下降してから、進退駆動
装置48を作動させて分箸Dを右方に進出させて上下両
管A・Bに巻き掛けられ麺線の下側の穴に通し、この
後、分箸Dを偏心回転させながら所定の位置まで上昇し
た後、一旦左方に分箸Dを退入させ、再び分箸Dを右方
に進出させて上下両管A・Bに巻き掛けられ麺線の上側
の穴に通し、この後、分箸Dを偏心回転させながら所定
の位置まで下降させ、更にこの後、再び左方に分箸Dを
退入させてから初期位置に戻るようにしている。
【0041】この麺分け作業が行われる間、上記下管取
枠42は延伸位置に保持され、麺分け作業が終了した
後、上記下管取枠42を初期位置に戻し、搬出装置6が
空いていることを確認した上で、搬送装置5の後段搬送
部9及び搬出装置を作動させて延伸及び麺分けを終了し
た麺線Cを延伸麺分部4から搬出装置6に運び出す。
【0042】各麺線Cは搬入装置2に掛け込まれた後、
延伸部3に搬入されるまで熟成し、延伸部3で例えば大
びきの総延伸量の半分程度の延伸量にわたって延伸され
た後、延伸麺分部4に搬入されるまで熟成される。この
後、麺線Cは延伸麺分部4に搬送され、延伸麺分部4で
更に延伸された後、麺分けされる。従って、この延伸麺
分部4では十分に熟成された麺線Cを残りの延伸量にわ
たって延伸すればよく、麺線Cの千切れはほとんど発生
しなくなる。
【0043】また、この延伸麺分部4からの麺線Cの運
び出しを行う間に、延伸部3から延伸麺分部4への所定
数の麺線Cの搬入、搬入装置2から延伸部3への所定数
の麺線Cの搬入、及び搬入装置2への所定数の麺線Cの
掛け込みを行い、次に、延伸麺分部4で麺線Cの延伸と
麺分けとを順次行う間に、搬入装置2での麺線Cの熟
成、延伸部3での麺線Cの延伸と熟成、搬出装置6から
の麺線Cの取り出しを行うようにすれば、装置の稼働率
を著しく高めることができ、製造時間をトータル的に大
幅に短縮することができる。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の麺類延
伸装置は、麺線が巻き掛けられた各上管の両端部を下側
から受け止める上管取枠、麺線が巻き掛けられた各下管
の両端部を上側から受け止める下管取枠、及び上下両管
取枠の間隔を拡縮させる拡縮装置を備える延伸部と、こ
の延伸部で延伸された麺線が巻き掛けられた各上管の両
端部を下側から受け止める上管取枠、上記延伸部で延伸
された麺線が巻き掛けられた各下管の両端部を上側から
受け止める下管取枠、上下両管取枠の間隔を拡縮させる
拡縮装置、及び麺分作業をする麺分装置を備える延伸麺
分部と、上記延伸部からこの延伸麺分部に上管を所定の
間隔を置いて搬送する搬送装置とを備え、上記延伸麺分
部で麺線の延伸と麺分けとを行う間に、上記延伸部で前
段の麺線の延伸と熟成とを行わしめる
【0045】これにより、麺線を延伸部で一度延伸させ
てから、延伸麺分部で更に延伸させ後、麺分けされるこ
とになり、2段階に分けて麺線を延伸することにより、
麺線を延伸する時間を短縮できるとともに、麺線に過大
な張力が作用することが防止され、麺線の千切れが防止
される。
【0046】又、延伸部における麺線の延伸及び熟成と
延伸麺分部における麺線の延伸及び麺分けとを並行して
処理できるので、全体としての製造時間を大幅に短縮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦断側面図である。
【図2】本発明の側面図である。
【図3】本発明の搬入装置及び延伸部の駆動系を模式的
に示す斜視図である。
【図4】本発明の延伸部の字毛を段側面図である。
【図5】本発明の搬入装置及び延伸部の正面図である。
【図6】本発明の延伸麺分部の駆動系の要部の斜視図で
ある。
【図7】本発明の麺分装置の斜視図である。
【符号の説明】
A 上管 B 下管 C 麺線 D 分箸 3 延伸部 4 延伸麺分部 5 搬送装置 31 上管取枠 32 下管取枠 35 拡縮装置 41 上管取枠 42 下管取枠 44 拡縮装置 45 麺分装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 麺線が巻き掛けられた各上管の両端部を
    下側から受け止める上管取枠、麺線が巻き掛けられた各
    下管の両端部を上側から受け止める下管取枠、及び上下
    両管取枠の間隔を拡縮させる拡縮装置とを備える延伸部
    と、この延伸部で延伸された麺線が巻き掛けられた各上
    管の両端部を下側から受け止める上管取枠、上記延伸部
    で延伸された麺線が巻き掛けられた各下管の両端部を上
    側から受け止める下管取枠、上下両管取枠の間隔を拡縮
    させる拡縮装置、及び麺分け作業をする麺分装置を備え
    る延伸麺分部と、上記延伸部からこの延伸麺分部に上管
    を所定の間隔を置いて搬送する搬送装置とを備え、上記
    延伸麺分部で麺線の延伸と麺分けとを行う間に、上記延
    伸部で前段の麺線の延伸と熟成とを行わしめることを特
    徴とする麺類延伸装置。
  2. 【請求項2】 上記搬送装置が延伸部内で上管を搬送す
    る前段搬送部と延伸麺分部で上管を搬送する後段搬送部
    とからなり、前段搬送部の搬送ピッチを後段搬送部の搬
    送ピッチよりも短く設定した請求項1に記載の麺類延伸
    装置。
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