JP2003248780A - 購買情報管理システム，購買情報匿名化サーバおよび購買情報管理方法 - Google Patents
購買情報管理システム，購買情報匿名化サーバおよび購買情報管理方法Info
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- G06Q20/08—Payment architectures
- G06Q20/12—Payment architectures specially adapted for electronic shopping systems
Abstract
(57)【要約】
【課題】例えばＳＥＴを採用した電子決済システムにお
いて、顧客のプライバシー情報の保護を実現しつつ、顧
客の購買情報の市場価値を有効に生かせるようにする。 【解決手段】顧客と販売店２０との間で行なわれた商取
引に係る購買情報を管理するシステムであって、販売店
２０側で商取引に係る購買情報を取得する取得手段２
１，２２と、この取得手段２１，２２により取得された
購買情報に基づいて顧客を特定不能な形式の匿名化購買
情報を得る匿名化手段４１２と、この匿名化手段４１２
によって得られた匿名化購買情報を蓄積する蓄積手段３
１１とをそなえて構成する。
いて、顧客のプライバシー情報の保護を実現しつつ、顧
客の購買情報の市場価値を有効に生かせるようにする。 【解決手段】顧客と販売店２０との間で行なわれた商取
引に係る購買情報を管理するシステムであって、販売店
２０側で商取引に係る購買情報を取得する取得手段２
１，２２と、この取得手段２１，２２により取得された
購買情報に基づいて顧客を特定不能な形式の匿名化購買
情報を得る匿名化手段４１２と、この匿名化手段４１２
によって得られた匿名化購買情報を蓄積する蓄積手段３
１１とをそなえて構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＳＥＴ（Secure E
lectronic Transaction）方式等を採用した電子決済シ
ステムに適用されて、顧客と販売店との間で行なわれた
商取引に係る購買情報を管理するシステムや方法、並び
に、上記システムに用いられるサーバに関する。
lectronic Transaction）方式等を採用した電子決済シ
ステムに適用されて、顧客と販売店との間で行なわれた
商取引に係る購買情報を管理するシステムや方法、並び
に、上記システムに用いられるサーバに関する。
【０００２】
【従来の技術】ネットワーク上の電子決済のための与信
システムは、今後の広汎な導入が期待されている。ＳＥ
Ｔ（Secure Electronic Transaction）のような標準化
も行なわれており、このＳＥＴは、既に一部のオンライ
ンショップで使用されている。
システムは、今後の広汎な導入が期待されている。ＳＥ
Ｔ（Secure Electronic Transaction）のような標準化
も行なわれており、このＳＥＴは、既に一部のオンライ
ンショップで使用されている。
【０００３】〔Ａ〕電子決済の現状
ネットワーク上で商品やサービスを販売するオンライン
ショップは、既に多数運用されている。オンラインショ
ップでの決済手法としては、クレジットカードによる支
払い，銀行振込，宅配便による代引きなど、いくつかの
手法が採られているが、今のところ、クレジットカード
による決済が優勢である。
ショップは、既に多数運用されている。オンラインショ
ップでの決済手法としては、クレジットカードによる支
払い，銀行振込，宅配便による代引きなど、いくつかの
手法が採られているが、今のところ、クレジットカード
による決済が優勢である。
【０００４】クレジットカードによる決済は、クレジッ
ト会社などによって提供される既存の仕組みを利用した
もので、既にクレジットカードを所持しているユーザに
とっては簡単に決済を行なうことができ手数料などの余
分なコストもかからない点で優れている。
ト会社などによって提供される既存の仕組みを利用した
もので、既にクレジットカードを所持しているユーザに
とっては簡単に決済を行なうことができ手数料などの余
分なコストもかからない点で優れている。
【０００５】しかし、現在の多くのクレジットカード決
済方式では、カード番号や顧客の個人情報を販売店に伝
達する部分や、販売店とクレジット会社との間の与信の
部分はオンライン化されているが、顧客，販売店，クレ
ジット会社の三者間のデータのやり取り全てが統一的に
自動化（オンライン化）されているわけではない。ま
た、プライベート情報の機密保持やデータ改竄防止の点
にも問題があり、現在の多くのクレジットカード決済方
式は、ネットワーク社会の現状には必ずしもマッチして
いない。
済方式では、カード番号や顧客の個人情報を販売店に伝
達する部分や、販売店とクレジット会社との間の与信の
部分はオンライン化されているが、顧客，販売店，クレ
ジット会社の三者間のデータのやり取り全てが統一的に
自動化（オンライン化）されているわけではない。ま
た、プライベート情報の機密保持やデータ改竄防止の点
にも問題があり、現在の多くのクレジットカード決済方
式は、ネットワーク社会の現状には必ずしもマッチして
いない。
【０００６】そこで、大手のクレジット会社を中心とし
て、オンラインショップでの電子決済の標準化がはから
れており、ＳＥＴ方式を採用することで合意が形成さ
れ、現在はその普及の端緒にある。以下に、図１０を参
照しながら、ＳＥＴの仕組みの概略について説明する。
図１０に示す電子決済システムにおいて、電子決済の当
事者は、ネットワーク上の顧客，販売店，クレジット会
社であるが、これ以外に認証局の存在が前提になってお
り、この認証局によって、決済を行なう三者が全て真性
のものであることが予め保証されている。
て、オンラインショップでの電子決済の標準化がはから
れており、ＳＥＴ方式を採用することで合意が形成さ
れ、現在はその普及の端緒にある。以下に、図１０を参
照しながら、ＳＥＴの仕組みの概略について説明する。
図１０に示す電子決済システムにおいて、電子決済の当
事者は、ネットワーク上の顧客，販売店，クレジット会
社であるが、これ以外に認証局の存在が前提になってお
り、この認証局によって、決済を行なう三者が全て真性
のものであることが予め保証されている。
【０００７】なお、図１０における顧客，販売店，クレ
ジット会社は、それぞれパーソナルコンピュータ等の端
末あるいはサーバであって、これらの端末やサーバがイ
ンターネット等の通信ネットワークを通じて相互に通信
可能に接続されることにより、ＳＥＴ方式を採用された
電子決済システムが構築されている。
ジット会社は、それぞれパーソナルコンピュータ等の端
末あるいはサーバであって、これらの端末やサーバがイ
ンターネット等の通信ネットワークを通じて相互に通信
可能に接続されることにより、ＳＥＴ方式を採用された
電子決済システムが構築されている。
【０００８】電子決済のやり取りは、具体的には、以下
の手順(1)〜(7)に従って進行する。なお、手順(1)〜(7)
はそれぞれ図１０中に示す矢印(1)〜(7)に対応してい
る。 (1)顧客が販売店に商品やサービスを注文する。このと
きに暗号化された注文書と支払い書とが販売店に送られ
る。注文書は販売店側で復号化される。 (2)支払い書（クレジットカード番号等が記入されてい
る）は暗号化されたままクレジット会社へ転送される。
の手順(1)〜(7)に従って進行する。なお、手順(1)〜(7)
はそれぞれ図１０中に示す矢印(1)〜(7)に対応してい
る。 (1)顧客が販売店に商品やサービスを注文する。このと
きに暗号化された注文書と支払い書とが販売店に送られ
る。注文書は販売店側で復号化される。 (2)支払い書（クレジットカード番号等が記入されてい
る）は暗号化されたままクレジット会社へ転送される。
【０００９】(3)販売店は、顧客が支払能力があるかど
うかをクレジット会社に問い合わせる。 (4)クレジット会社は、上記手順(3)の問い合わせに対し
て回答する（authorization）。 (5)上記手順(4)の回答が顧客に支払能力があることを認
めるものである場合、販売店は顧客に商品の発送を行な
う。
うかをクレジット会社に問い合わせる。 (4)クレジット会社は、上記手順(3)の問い合わせに対し
て回答する（authorization）。 (5)上記手順(4)の回答が顧客に支払能力があることを認
めるものである場合、販売店は顧客に商品の発送を行な
う。
【００１０】(6)クレジット会社は、販売店に商品やサ
ービスの代金の支払いを行なう。 (7)クレジット会社は、顧客に代金の請求を行なう。 ＳＥＴでは、上述のような仕組みを、暗号，認証，電子
署名などのセキュリティ技術を利用して実現することが
具体的に規定されており、電子決済の利便性とセキュリ
ティとをうまくバランスさせながら電子決済を実現した
ものであると言える。
ービスの代金の支払いを行なう。 (7)クレジット会社は、顧客に代金の請求を行なう。 ＳＥＴでは、上述のような仕組みを、暗号，認証，電子
署名などのセキュリティ技術を利用して実現することが
具体的に規定されており、電子決済の利便性とセキュリ
ティとをうまくバランスさせながら電子決済を実現した
ものであると言える。
【００１１】ＳＥＴに則った決済では、販売店には、顧
客の注文情報（注文書の内容）は伝達されるが、カード
番号などの個人情報（支払い書の内容）は伝達されな
い。また、クレジット会社は顧客の個人情報を保持して
いるが、このクレジット会社に注文情報は伝達されな
い。このような仕組みにより、顧客個人のプライバシー
情報も保護されている。
客の注文情報（注文書の内容）は伝達されるが、カード
番号などの個人情報（支払い書の内容）は伝達されな
い。また、クレジット会社は顧客の個人情報を保持して
いるが、このクレジット会社に注文情報は伝達されな
い。このような仕組みにより、顧客個人のプライバシー
情報も保護されている。
【００１２】〔Ｂ〕顧客情報の取扱の現状
商品の販売がオンラインであるか否かにかかわらず、決
済の際に発生する顧客に関連した情報（以下、顧客情報
という）は、その経路上にある販売点（販売会社）やク
レジット会社によってマーケティングリサーチなどに利
用されている。この顧客情報には、プライバシーを保護
すべき情報が多く含まれているにもかかわらず、法制度
の不備もあって、その取扱は野放し状態になっているの
が現状である。甚だしい例としては、名簿屋（名簿ブロ
ーカー，個人情報のブローカー）と呼ばれる商売があ
り、顧客情報の売買が半ば公然と行なわれている。
済の際に発生する顧客に関連した情報（以下、顧客情報
という）は、その経路上にある販売点（販売会社）やク
レジット会社によってマーケティングリサーチなどに利
用されている。この顧客情報には、プライバシーを保護
すべき情報が多く含まれているにもかかわらず、法制度
の不備もあって、その取扱は野放し状態になっているの
が現状である。甚だしい例としては、名簿屋（名簿ブロ
ーカー，個人情報のブローカー）と呼ばれる商売があ
り、顧客情報の売買が半ば公然と行なわれている。
【００１３】昨今の個人のプライバシー意識の高まりか
ら、今後もこの状態が続くとは考え難い。プライバシー
保護に関する条約や法律の整備も始まっていることから
見ても、ＳＥＴのようなプライバシー保護を機構的に実
現した電子決済は今後普及していくものと予想される。
ら、今後もこの状態が続くとは考え難い。プライバシー
保護に関する条約や法律の整備も始まっていることから
見ても、ＳＥＴのようなプライバシー保護を機構的に実
現した電子決済は今後普及していくものと予想される。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】上述した名簿屋のよう
な商売が成立していることからみても、顧客情報は市場
的な価値をもつ有価物であると考えられる。特に、それ
が大量に集積された時には、商品の販売企業や各種リサ
ーチ企業にとって極めて大きな価値をもつものになる。
消費者にとっても、大量に集積された顧客情報を利用し
たマーケティングリサーチによって、よりよい商品が開
発されるようになれば、間接的な利益はある。
な商売が成立していることからみても、顧客情報は市場
的な価値をもつ有価物であると考えられる。特に、それ
が大量に集積された時には、商品の販売企業や各種リサ
ーチ企業にとって極めて大きな価値をもつものになる。
消費者にとっても、大量に集積された顧客情報を利用し
たマーケティングリサーチによって、よりよい商品が開
発されるようになれば、間接的な利益はある。
【００１５】問題は、その情報の価値が、顧客に直接に
はほとんど還元されないまま中間的に搾取されている点
である。また、前述したように、プライバシーを保護さ
れないまま顧客情報がマーケティングリサーチなどに用
いられることも問題である。図１０を参照しながら上述
したＳＥＴのような仕組みを使用すれば、プライバシー
保護は実現できるが、この場合、顧客情報が本来持って
いる価値も全て捨てられてしまうことになる。
はほとんど還元されないまま中間的に搾取されている点
である。また、前述したように、プライバシーを保護さ
れないまま顧客情報がマーケティングリサーチなどに用
いられることも問題である。図１０を参照しながら上述
したＳＥＴのような仕組みを使用すれば、プライバシー
保護は実現できるが、この場合、顧客情報が本来持って
いる価値も全て捨てられてしまうことになる。
【００１６】本発明は、このような状況に鑑み創案され
たもので、例えばＳＥＴを採用した電子決済システムに
おいて、顧客のプライバシー情報の保護を実現しつつ、
顧客の購買情報の市場価値を有効に生かせるようにする
ことを目的とする。
たもので、例えばＳＥＴを採用した電子決済システムに
おいて、顧客のプライバシー情報の保護を実現しつつ、
顧客の購買情報の市場価値を有効に生かせるようにする
ことを目的とする。
【００１７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の購買情報管理システム（請求項１）は、顧
客と販売店との間で行なわれた商取引に係る購買情報を
管理するシステムであって、該販売店側で該商取引に係
る購買情報を取得する取得手段と、該取得手段により取
得された該購買情報に基づいて該顧客を特定不能な形式
の匿名化購買情報を得る匿名化手段と、該匿名化手段に
よって得られた該匿名化購買情報を蓄積する蓄積手段と
をそなえたことを特徴としている。
に、本発明の購買情報管理システム（請求項１）は、顧
客と販売店との間で行なわれた商取引に係る購買情報を
管理するシステムであって、該販売店側で該商取引に係
る購買情報を取得する取得手段と、該取得手段により取
得された該購買情報に基づいて該顧客を特定不能な形式
の匿名化購買情報を得る匿名化手段と、該匿名化手段に
よって得られた該匿名化購買情報を蓄積する蓄積手段と
をそなえたことを特徴としている。
【００１８】このようなシステムにおいて、該匿名化手
段を、通信ネットワークを通じて該販売店における該取
得手段と通信可能に接続された購買情報匿名化サーバに
そなえ、該購買情報を、該取得手段から該通信ネットワ
ークを通じて該購買情報匿名化サーバの該匿名化手段に
送信するように構成してもよく（請求項２）、さらに、
該蓄積手段を該購買情報匿名化サーバにそなえてもよい
（請求項３）。
段を、通信ネットワークを通じて該販売店における該取
得手段と通信可能に接続された購買情報匿名化サーバに
そなえ、該購買情報を、該取得手段から該通信ネットワ
ークを通じて該購買情報匿名化サーバの該匿名化手段に
送信するように構成してもよく（請求項２）、さらに、
該蓄積手段を該購買情報匿名化サーバにそなえてもよい
（請求項３）。
【００１９】また、該顧客から該販売店に対する、該商
取引に必要な対価の支払いを行なう決済サービスを提供
すべく、通信ネットワークを通じて該販売店における該
取得手段と通信可能に接続された決済サービス提供サー
バをさらにそなえ、該決済サービス提供サーバを、通信
ネットワークを通じて該購買情報匿名化サーバと通信可
能に接続するとともに、該蓄積手段を該決済サービス提
供サーバ側にそなえ、該匿名化購買情報を、該購買情報
匿名化サーバから該通信ネットワークを通じて該決済サ
ービス提供サーバに送信し該蓄積手段に蓄積してもよい
（請求項４）。
取引に必要な対価の支払いを行なう決済サービスを提供
すべく、通信ネットワークを通じて該販売店における該
取得手段と通信可能に接続された決済サービス提供サー
バをさらにそなえ、該決済サービス提供サーバを、通信
ネットワークを通じて該購買情報匿名化サーバと通信可
能に接続するとともに、該蓄積手段を該決済サービス提
供サーバ側にそなえ、該匿名化購買情報を、該購買情報
匿名化サーバから該通信ネットワークを通じて該決済サ
ービス提供サーバに送信し該蓄積手段に蓄積してもよい
（請求項４）。
【００２０】また、該顧客から該販売店に対する、該商
取引に必要な対価の支払いを行なう決済サービスを提供
すべく、通信ネットワークを通じて該販売店における該
取得手段と通信可能に接続された決済サービス提供サー
バをさらにそなえ、該匿名化手段および該蓄積手段を該
決済サービス提供サーバ側にそなえ、該購買情報を、該
取得手段から該通信ネットワークを通じて該決済サービ
ス提供サーバ側の該匿名化手段に送信してもよい（請求
項５）。
取引に必要な対価の支払いを行なう決済サービスを提供
すべく、通信ネットワークを通じて該販売店における該
取得手段と通信可能に接続された決済サービス提供サー
バをさらにそなえ、該匿名化手段および該蓄積手段を該
決済サービス提供サーバ側にそなえ、該購買情報を、該
取得手段から該通信ネットワークを通じて該決済サービ
ス提供サーバ側の該匿名化手段に送信してもよい（請求
項５）。
【００２１】さらに、該蓄積手段を、通信ネットワーク
を通じて該購買情報匿名化サーバと通信可能に接続され
た販売店サーバ側にそなえ、該匿名化購買情報を、該購
買情報匿名化サーバから該通信ネットワークを通じて該
販売店サーバに送信し、該蓄積手段に蓄積してもよい
（請求項６）。なお、上述のようなシステムにおいて、
該匿名化手段が、該購買情報に基づいて、該顧客のみな
らず該販売店も特定不能な形式の匿名化購買情報を得る
ようにしてもよい（請求項７）。
を通じて該購買情報匿名化サーバと通信可能に接続され
た販売店サーバ側にそなえ、該匿名化購買情報を、該購
買情報匿名化サーバから該通信ネットワークを通じて該
販売店サーバに送信し、該蓄積手段に蓄積してもよい
（請求項６）。なお、上述のようなシステムにおいて、
該匿名化手段が、該購買情報に基づいて、該顧客のみな
らず該販売店も特定不能な形式の匿名化購買情報を得る
ようにしてもよい（請求項７）。
【００２２】一方、本発明の購買情報匿名化サーバ（請
求項８）は、上述した購買情報管理システムに用いられ
るもので、該販売店から通信ネットワークを通じて該購
買情報を受信する受信手段と、該受信手段によって受信
された該購買情報に基づいて該顧客を特定不能な形式の
匿名化購買情報を得る匿名化手段とをそなえたことを特
徴としている。このとき、該匿名化手段が、該購買情報
に基づいて、該顧客のみならず該販売店も特定不能な形
式の匿名化購買情報を得るようにしてもよい（請求項
９）。
求項８）は、上述した購買情報管理システムに用いられ
るもので、該販売店から通信ネットワークを通じて該購
買情報を受信する受信手段と、該受信手段によって受信
された該購買情報に基づいて該顧客を特定不能な形式の
匿名化購買情報を得る匿名化手段とをそなえたことを特
徴としている。このとき、該匿名化手段が、該購買情報
に基づいて、該顧客のみならず該販売店も特定不能な形
式の匿名化購買情報を得るようにしてもよい（請求項
９）。
【００２３】また、本発明の購買情報管理方法（請求項
１０）は、顧客と販売店との間で行なわれた商取引に係
る購買情報を管理する方法であって、該購買情報を取得
するステップと、該購買情報に基づいて該顧客を特定不
能な形式の匿名化購買情報を得る匿名化ステップと、該
匿名化購買情報を蓄積するステップとを含むことを特徴
としている。
１０）は、顧客と販売店との間で行なわれた商取引に係
る購買情報を管理する方法であって、該購買情報を取得
するステップと、該購買情報に基づいて該顧客を特定不
能な形式の匿名化購買情報を得る匿名化ステップと、該
匿名化購買情報を蓄積するステップとを含むことを特徴
としている。
【００２４】
【発明の実施の形態】一般に、電子決済を行なうに当た
って、プライバシーの保護は、当然、重要な事項である
が、顧客個人にとって、電子決済の際に使用される購買
情報の全てが保護されることが必要であるとは限らな
い。そこで、まず、購買情報を顧客個人情報と購買履歴
情報（販売店情報を含む情報）とに分けて考える。
って、プライバシーの保護は、当然、重要な事項である
が、顧客個人にとって、電子決済の際に使用される購買
情報の全てが保護されることが必要であるとは限らな
い。そこで、まず、購買情報を顧客個人情報と購買履歴
情報（販売店情報を含む情報）とに分けて考える。
【００２５】顧客個人情報は、顧客個人を特定すること
のできる情報であり、氏名，住所，クレジットカード番
号などを含むものである。また、購買履歴情報は、顧客
がいつ，どこで何を購入したかといった情報を含む時系
列情報である。前者の顧客個人情報は、通常、クレジッ
ト会社や金融機関によってカード加盟者（顧客）の登録
情報として保持されるものであり、後者の購買履歴情報
は、通常、販売会社（販売店）やクレジット会社によっ
て蓄積されるものと考えられる。なお、販売店によって
蓄積される購買履歴情報は、その販売店での商取引に係
る情報に限定される。従って、もしクレジットカードを
利用した電子決済の際に使用される情報を全て集積して
利用できれば、クレジットカードを利用する特定の個人
がいつ，どこで何を購入したかを全て把握できることに
なる。
のできる情報であり、氏名，住所，クレジットカード番
号などを含むものである。また、購買履歴情報は、顧客
がいつ，どこで何を購入したかといった情報を含む時系
列情報である。前者の顧客個人情報は、通常、クレジッ
ト会社や金融機関によってカード加盟者（顧客）の登録
情報として保持されるものであり、後者の購買履歴情報
は、通常、販売会社（販売店）やクレジット会社によっ
て蓄積されるものと考えられる。なお、販売店によって
蓄積される購買履歴情報は、その販売店での商取引に係
る情報に限定される。従って、もしクレジットカードを
利用した電子決済の際に使用される情報を全て集積して
利用できれば、クレジットカードを利用する特定の個人
がいつ，どこで何を購入したかを全て把握できることに
なる。
【００２６】このような事態は、多くの顧客個人にとっ
てさすがに許容できることではないが、このような事態
が起こるのは、顧客個人情報と購買履歴情報とがペアを
成したまま流通し蓄積される場合である。クレジットカ
ード決済の場合、上記ペアをリンクさせているのはカー
ド番号であるが、ＳＥＴでは、上記ペアをうまく分離し
て上述のような事態が起こらないようにしている。
てさすがに許容できることではないが、このような事態
が起こるのは、顧客個人情報と購買履歴情報とがペアを
成したまま流通し蓄積される場合である。クレジットカ
ード決済の場合、上記ペアをリンクさせているのはカー
ド番号であるが、ＳＥＴでは、上記ペアをうまく分離し
て上述のような事態が起こらないようにしている。
【００２７】顧客にとっては、購買履歴情報が自分の顧
客個人情報とリンクされたまま蓄積・利用されることに
は非常に抵抗があるが、顧客個人情報が、個人を特定で
きない情報のみを含むような形式、即ち、顧客の属性情
報のような情報のみを含むような形式に変換（匿名化）
されていれば、抵抗の無い顧客は多いものと考えられ
る。
客個人情報とリンクされたまま蓄積・利用されることに
は非常に抵抗があるが、顧客個人情報が、個人を特定で
きない情報のみを含むような形式、即ち、顧客の属性情
報のような情報のみを含むような形式に変換（匿名化）
されていれば、抵抗の無い顧客は多いものと考えられ
る。
【００２８】同様に、販売企業側にとっても、自社のオ
ンライン販売のデータが外部に漏洩することには問題が
あるが、そのデータによって対価が得られたり、そのデ
ータが販売企業を特定できないような形式になっていれ
ば、購買履歴情報と顧客個人情報とをリンクさせたまま
購買情報を蓄積・利用することを許容する企業は多いも
のと考えられる。
ンライン販売のデータが外部に漏洩することには問題が
あるが、そのデータによって対価が得られたり、そのデ
ータが販売企業を特定できないような形式になっていれ
ば、購買履歴情報と顧客個人情報とをリンクさせたまま
購買情報を蓄積・利用することを許容する企業は多いも
のと考えられる。
【００２９】このように、顧客や販売企業には、顧客個
人情報や販売店情報を含む購買情報の限定的な公開の許
容に対し、何らかの契約に基づく適当な対価が与えられ
るようにすれば、購買情報の利用を限定的に許容しつつ
その価値を生かし、プライバシー情報も保護する電子決
済システムを構築することができる。
人情報や販売店情報を含む購買情報の限定的な公開の許
容に対し、何らかの契約に基づく適当な対価が与えられ
るようにすれば、購買情報の利用を限定的に許容しつつ
その価値を生かし、プライバシー情報も保護する電子決
済システムを構築することができる。
【００３０】このような電子決済システムを運用する企
業は、クレジット会社になるのが自然であるが、運用企
業は、このシステムを使って、大量の購買情報を、プラ
イバシー保護を含む契約に基づいて蓄積し、消費者の動
向調査（マーケティングリサーチ）などに非常に価値の
ある情報を獲得できる利点がある。契約によっては、こ
のように蓄積された情報そのものや、蓄積された情報の
解析結果を外部に売って利益を得ることも可能である。
業は、クレジット会社になるのが自然であるが、運用企
業は、このシステムを使って、大量の購買情報を、プラ
イバシー保護を含む契約に基づいて蓄積し、消費者の動
向調査（マーケティングリサーチ）などに非常に価値の
ある情報を獲得できる利点がある。契約によっては、こ
のように蓄積された情報そのものや、蓄積された情報の
解析結果を外部に売って利益を得ることも可能である。
【００３１】そこで、本発明の実施の形態では、以下、
図面を参照しながら説明するように、例えばＳＥＴを採
用した電子決済システムにおいて、顧客のプライバシー
情報の保護を実現しつつ、顧客の購買情報の市場価値を
有効に生かせるようにしている。
図面を参照しながら説明するように、例えばＳＥＴを採
用した電子決済システムにおいて、顧客のプライバシー
情報の保護を実現しつつ、顧客の購買情報の市場価値を
有効に生かせるようにしている。
【００３２】〔１〕第１実施形態の説明
図１は本発明の第１実施形態としての購買情報管理シス
テムを適用された電子決済システムの構成を示すブロッ
ク図である。この図１に示す第１実施形態の電子決済シ
ステムは、顧客と販売店２０との間で行なわれた商取引
に係る購買情報を管理する、本発明の購買情報管理シス
テムを適用されるとともに、ＳＥＴ方式を採用したもの
で、顧客端末１０，販売店２０，決済サービス提供組織
３０，匿名化組織４０および通信ネットワーク１００を
そなえて構成されている。
テムを適用された電子決済システムの構成を示すブロッ
ク図である。この図１に示す第１実施形態の電子決済シ
ステムは、顧客と販売店２０との間で行なわれた商取引
に係る購買情報を管理する、本発明の購買情報管理シス
テムを適用されるとともに、ＳＥＴ方式を採用したもの
で、顧客端末１０，販売店２０，決済サービス提供組織
３０，匿名化組織４０および通信ネットワーク１００を
そなえて構成されている。
【００３３】販売店２０には、販売店サーバ２１および
販売店端末２２がそなえられ、クレジット会社３０およ
び匿名化組織４０には、それぞれ、決済サービス提供サ
ーバ３１および購買情報匿名化サーバ４１がそなえられ
ている。そして、顧客端末１０，販売店サーバ２１，決
済サービス提供サーバ３１および購買情報匿名化サーバ
４１がインターネット等の通信ネットワーク１００を介
して相互に通信可能に接続されている。
販売店端末２２がそなえられ、クレジット会社３０およ
び匿名化組織４０には、それぞれ、決済サービス提供サ
ーバ３１および購買情報匿名化サーバ４１がそなえられ
ている。そして、顧客端末１０，販売店サーバ２１，決
済サービス提供サーバ３１および購買情報匿名化サーバ
４１がインターネット等の通信ネットワーク１００を介
して相互に通信可能に接続されている。
【００３４】決済サービス提供組織３０における決済サ
ービス提供サーバ３１は、顧客から販売店２０に対す
る、商取引に必要な対価の支払いを行なう決済サービス
を提供すべく、通信ネットワーク１００を通じて販売店
サーバ２１と通信可能に接続されている。ここで、決済
サービス提供組織３０は、具体的には、例えば、顧客と
販売店２０と事前に契約し顧客の与信を行なって前記支
払いを代行することにより決済サービスを提供するクレ
ジット会社、もしくは、顧客と販売店２０と事前に契約
し顧客の口座から前記支払いを行なうことにより決済サ
ービスを提供する銀行等の金融機関である。
ービス提供サーバ３１は、顧客から販売店２０に対す
る、商取引に必要な対価の支払いを行なう決済サービス
を提供すべく、通信ネットワーク１００を通じて販売店
サーバ２１と通信可能に接続されている。ここで、決済
サービス提供組織３０は、具体的には、例えば、顧客と
販売店２０と事前に契約し顧客の与信を行なって前記支
払いを代行することにより決済サービスを提供するクレ
ジット会社、もしくは、顧客と販売店２０と事前に契約
し顧客の口座から前記支払いを行なうことにより決済サ
ービスを提供する銀行等の金融機関である。
【００３５】また、第１実施形態の決済サービス提供サ
ーバ３１には、購買情報匿名化サーバ４１における匿名
化手段４１２（後述）によって得られた匿名化購買情報
をデータベースとして蓄積する蓄積手段３１１がそなえ
られている。この蓄積手段３１１は、決済サービス提供
サーバ３１内にそなえられた記憶装置であってもよい
し、決済サービス提供サーバ３１に外付けされた外部記
憶装置であってもよい。
ーバ３１には、購買情報匿名化サーバ４１における匿名
化手段４１２（後述）によって得られた匿名化購買情報
をデータベースとして蓄積する蓄積手段３１１がそなえ
られている。この蓄積手段３１１は、決済サービス提供
サーバ３１内にそなえられた記憶装置であってもよい
し、決済サービス提供サーバ３１に外付けされた外部記
憶装置であってもよい。
【００３６】販売店２０における販売店サーバ２１や販
売店端末２２は、それぞれ、顧客との商取引に係る購買
情報を取得する取得手段として機能するものである。顧
客が、顧客端末１０から通信ネットワーク１００を介し
て販売店サーバ２１にアクセスし、オンラインで販売店
２０との商取引を行ない商品やサービスの提供を販売店
２０に依頼した場合には、販売店サーバ２１が、顧客端
末１０からの注文書や支払い書を前記購買情報として取
得する。そして、販売店サーバ２１は、通信ネットワー
ク１００を通じて、支払い書を決済サービス提供サーバ
３１に送信するとともに、注文書や支払い書そのもの、
もしくは、注文書や支払い書から得られる顧客識別情報
（以下、顧客ＩＤという）や販売店識別情報（以下、販
売店ＩＤ）を購買情報匿名化サーバ４１に送信する。つ
まり、販売店サーバ２１が購買情報の取得手段として機
能する。
売店端末２２は、それぞれ、顧客との商取引に係る購買
情報を取得する取得手段として機能するものである。顧
客が、顧客端末１０から通信ネットワーク１００を介し
て販売店サーバ２１にアクセスし、オンラインで販売店
２０との商取引を行ない商品やサービスの提供を販売店
２０に依頼した場合には、販売店サーバ２１が、顧客端
末１０からの注文書や支払い書を前記購買情報として取
得する。そして、販売店サーバ２１は、通信ネットワー
ク１００を通じて、支払い書を決済サービス提供サーバ
３１に送信するとともに、注文書や支払い書そのもの、
もしくは、注文書や支払い書から得られる顧客識別情報
（以下、顧客ＩＤという）や販売店識別情報（以下、販
売店ＩＤ）を購買情報匿名化サーバ４１に送信する。つ
まり、販売店サーバ２１が購買情報の取得手段として機
能する。
【００３７】また、顧客が販売店２０において商取引を
行ない顧客所有のクレジットカードもしくはデビットカ
ードにより支払いを行なう場合には、顧客によって提示
されたクレジットカードもしくはデビットカードのデー
タが販売店端末２２で読み取られ、顧客ＩＤ等が購買情
報として取得される。そして、販売店サーバ２１が、通
信ネットワーク１００を通じて、販売店端末２２で取得
された顧客ＩＤを含む購買情報を決済サービス提供サー
バ３１や購買情報匿名化サーバ４１に送信する。つま
り、販売店端末２２が購買情報の取得手段として機能す
る。
行ない顧客所有のクレジットカードもしくはデビットカ
ードにより支払いを行なう場合には、顧客によって提示
されたクレジットカードもしくはデビットカードのデー
タが販売店端末２２で読み取られ、顧客ＩＤ等が購買情
報として取得される。そして、販売店サーバ２１が、通
信ネットワーク１００を通じて、販売店端末２２で取得
された顧客ＩＤを含む購買情報を決済サービス提供サー
バ３１や購買情報匿名化サーバ４１に送信する。つま
り、販売店端末２２が購買情報の取得手段として機能す
る。
【００３８】匿名化組織４０における購買情報匿名化サ
ーバ４１は、受信手段４１１，匿名化手段４１２および
送信手段４１３をそなえて構成されている。受信手段４
１１は、販売店２０の販売店サーバ２１から通信ネット
ワーク１００を通じて購買情報を受信するものであり、
匿名化手段４１２は、受信手段４１１によって受信され
た購買情報に基づいて、顧客および販売店２０を特定不
能な形式の匿名化購買情報を得るものであり、送信手段
４１３は、匿名化手段４１２によって得られた匿名化購
買情報を、蓄積手段３１１に蓄積させるべく、通信ネッ
トワーク１００を通じて決済サービス提供サーバ３１へ
送信するものである。
ーバ４１は、受信手段４１１，匿名化手段４１２および
送信手段４１３をそなえて構成されている。受信手段４
１１は、販売店２０の販売店サーバ２１から通信ネット
ワーク１００を通じて購買情報を受信するものであり、
匿名化手段４１２は、受信手段４１１によって受信され
た購買情報に基づいて、顧客および販売店２０を特定不
能な形式の匿名化購買情報を得るものであり、送信手段
４１３は、匿名化手段４１２によって得られた匿名化購
買情報を、蓄積手段３１１に蓄積させるべく、通信ネッ
トワーク１００を通じて決済サービス提供サーバ３１へ
送信するものである。
【００３９】ここで、匿名化手段４１２は、販売店２０
からの購買情報に基づいて、匿名化組織４０と顧客との
間で事前に結ばれた契約の内容に応じた形式の匿名化個
人情報を得て、得られた匿名化個人情報を匿名化購買情
報として出力するほか、販売店２０からの購買情報に基
づいて、匿名化組織４０と販売店２０との間で事前に結
ばれた契約の内容に応じた形式の匿名化販売店情報を得
て、得られた匿名化販売店情報を匿名化購買情報として
出力するものである。
からの購買情報に基づいて、匿名化組織４０と顧客との
間で事前に結ばれた契約の内容に応じた形式の匿名化個
人情報を得て、得られた匿名化個人情報を匿名化購買情
報として出力するほか、販売店２０からの購買情報に基
づいて、匿名化組織４０と販売店２０との間で事前に結
ばれた契約の内容に応じた形式の匿名化販売店情報を得
て、得られた匿名化販売店情報を匿名化購買情報として
出力するものである。
【００４０】特に、本実施形態の匿名化手段４１２は、
顧客ＩＤと、匿名化組織４０と顧客との間で事前に結ば
れた契約の内容に従った匿名化個人情報とを対応させて
保持する匿名化個人情報テーブル４１２ａを有してお
り、購買情報に含まれる顧客ＩＤを抽出し、抽出された
顧客ＩＤに対応する顧客の匿名化個人情報を、匿名化個
人情報テーブル４１２ａから読み出し、読み出された匿
名化個人情報を匿名化購買情報として出力する。
顧客ＩＤと、匿名化組織４０と顧客との間で事前に結ば
れた契約の内容に従った匿名化個人情報とを対応させて
保持する匿名化個人情報テーブル４１２ａを有してお
り、購買情報に含まれる顧客ＩＤを抽出し、抽出された
顧客ＩＤに対応する顧客の匿名化個人情報を、匿名化個
人情報テーブル４１２ａから読み出し、読み出された匿
名化個人情報を匿名化購買情報として出力する。
【００４１】また、本実施形態の匿名化手段４１２は、
販売店ＩＤと、匿名化組織４０と販売店２０との間で事
前に結ばれた契約の内容に従った匿名化販売店情報とを
対応させて保持する匿名化販売店情報テーブル４１２ｂ
を有し、購買情報に含まれる販売店ＩＤを抽出し、抽出
された販売店ＩＤに対応する販売店２０の匿名化販売店
情報を、匿名化販売店情報テーブル４１２ｂから読み出
し、読み出された匿名化販売店情報を匿名化購買情報と
して出力する。
販売店ＩＤと、匿名化組織４０と販売店２０との間で事
前に結ばれた契約の内容に従った匿名化販売店情報とを
対応させて保持する匿名化販売店情報テーブル４１２ｂ
を有し、購買情報に含まれる販売店ＩＤを抽出し、抽出
された販売店ＩＤに対応する販売店２０の匿名化販売店
情報を、匿名化販売店情報テーブル４１２ｂから読み出
し、読み出された匿名化販売店情報を匿名化購買情報と
して出力する。
【００４２】なお、匿名化個人情報テーブル４１２ａに
登録される匿名化個人情報や、匿名化販売店情報テーブ
ル４１２ｂに登録される匿名化販売店情報の具体例につ
いては後述する。そして、本実施形態のシステムを運用
するクレジット会社，金融機関等の決済サービス提供組
織３０は、蓄積手段３１１に蓄積された購買情報そのも
のや、その購買情報をマーケティングリサーチなどのた
めに解析した結果を外部の第三者に販売することを可能
にする契約を、顧客や販売店２０と予め締結しておき、
その情報の販売によって利益を生み出す。
登録される匿名化個人情報や、匿名化販売店情報テーブ
ル４１２ｂに登録される匿名化販売店情報の具体例につ
いては後述する。そして、本実施形態のシステムを運用
するクレジット会社，金融機関等の決済サービス提供組
織３０は、蓄積手段３１１に蓄積された購買情報そのも
のや、その購買情報をマーケティングリサーチなどのた
めに解析した結果を外部の第三者に販売することを可能
にする契約を、顧客や販売店２０と予め締結しておき、
その情報の販売によって利益を生み出す。
【００４３】このようにして得られた利益は、顧客に対
しては、その顧客と決済サービス提供組織３０との間で
事前に結ばれた契約の内容に応じて、例えばキャッシ
ュ，年会費の割引，商品購入の割引等の形で還元・分配
される。また、その利益は、販売店２０に対しては、そ
の販売店２０と決済サービス提供組織３０との間で事前
に結ばれた契約の内容に応じて、例えばキャッシュ，手
数料の割引等の形で還元・分配される。
しては、その顧客と決済サービス提供組織３０との間で
事前に結ばれた契約の内容に応じて、例えばキャッシ
ュ，年会費の割引，商品購入の割引等の形で還元・分配
される。また、その利益は、販売店２０に対しては、そ
の販売店２０と決済サービス提供組織３０との間で事前
に結ばれた契約の内容に応じて、例えばキャッシュ，手
数料の割引等の形で還元・分配される。
【００４４】さらに、決済サービス提供組織３０は、匿
名化組織４０における匿名化手段４１２による匿名化処
理（データ変換業務）に対する対価として手数料を支払
う一方、購買情報匿名化サーバ４１が決済サービス提供
組織３０から匿名化処理に必要な個人情報等の提供を受
けている場合には、匿名化組織４０は、決済サービス提
供組織３０に対して情報の提供に対する対価を支払う。
名化組織４０における匿名化手段４１２による匿名化処
理（データ変換業務）に対する対価として手数料を支払
う一方、購買情報匿名化サーバ４１が決済サービス提供
組織３０から匿名化処理に必要な個人情報等の提供を受
けている場合には、匿名化組織４０は、決済サービス提
供組織３０に対して情報の提供に対する対価を支払う。
【００４５】次に、上述のごとく構成された第１実施形
態の電子決済システムにおける電子決済および購買情報
管理の手順について、図２を参照しながら説明する。具
体的には、以下の手順(11)〜(17)に従って電子決済が行
なわれるとともに、以下の手順(a)，(b)に従って購買情
報管理が行なわれる。なお、手順(11)〜(17)および
(a)，(b)はそれぞれ図２中に示す矢印(11)〜(17)および
(a)，(b)に対応している。
態の電子決済システムにおける電子決済および購買情報
管理の手順について、図２を参照しながら説明する。具
体的には、以下の手順(11)〜(17)に従って電子決済が行
なわれるとともに、以下の手順(a)，(b)に従って購買情
報管理が行なわれる。なお、手順(11)〜(17)および
(a)，(b)はそれぞれ図２中に示す矢印(11)〜(17)および
(a)，(b)に対応している。
【００４６】本実施形態における電子決済手順(11)〜(1
7)は、基本的には、図１０を参照しながら説明したＳＥ
Ｔの手順(1)〜(7)とほぼ同様である。 (11)顧客が顧客端末１０を用い販売店２０に商品やサー
ビスをオンラインで注文する。このときに注文書および
支払い書が顧客端末１０から販売店２０の販売店サーバ
２１に送られる。
7)は、基本的には、図１０を参照しながら説明したＳＥ
Ｔの手順(1)〜(7)とほぼ同様である。 (11)顧客が顧客端末１０を用い販売店２０に商品やサー
ビスをオンラインで注文する。このときに注文書および
支払い書が顧客端末１０から販売店２０の販売店サーバ
２１に送られる。
【００４７】(12)販売店２０の販売店サーバ２１は、支
払い書を決済サービス提供組織３０（ここではクレジッ
ト会社とする）へ送付する。 (13)販売店２０の販売店サーバ２１は、顧客が支払能力
があるかどうかをクレジット会社３０に問い合わせる。 (14)クレジット会社３０は、上記手順(13)の問い合わせ
に対して回答する（authorization）。
払い書を決済サービス提供組織３０（ここではクレジッ
ト会社とする）へ送付する。 (13)販売店２０の販売店サーバ２１は、顧客が支払能力
があるかどうかをクレジット会社３０に問い合わせる。 (14)クレジット会社３０は、上記手順(13)の問い合わせ
に対して回答する（authorization）。
【００４８】(15)上記手順(14)の回答が、顧客に支払能
力があることを認めるものである場合、販売店２０は顧
客に商品を渡すか発送する。 (16)クレジット会社３０は、販売店２０に商品やサービ
スの代金の支払いを行なう。 (17)クレジット会社３０は、顧客に代金の請求を行な
う。
力があることを認めるものである場合、販売店２０は顧
客に商品を渡すか発送する。 (16)クレジット会社３０は、販売店２０に商品やサービ
スの代金の支払いを行なう。 (17)クレジット会社３０は、顧客に代金の請求を行な
う。
【００４９】さて、上述のようなＳＥＴ方式の電子決済
システムにおいて、顧客，販売店２０およびクレジット
会社３０に加え、第１実施形態では、匿名化組織４０が
追加されている。この匿名化組織４０は、電子決済その
ものには直接関与しないが、その決済過程から必要な情
報を収集して、匿名化された購買情報を作成するという
業務を行なう。また、第１実施形態では、以下の二つの
手順(a)および(b)により、購買情報の管理・蓄積が行な
われている。
システムにおいて、顧客，販売店２０およびクレジット
会社３０に加え、第１実施形態では、匿名化組織４０が
追加されている。この匿名化組織４０は、電子決済その
ものには直接関与しないが、その決済過程から必要な情
報を収集して、匿名化された購買情報を作成するという
業務を行なう。また、第１実施形態では、以下の二つの
手順(a)および(b)により、購買情報の管理・蓄積が行な
われている。
【００５０】(a)販売店２０においては、販売店サーバ
２１が、上記手順(11)で支払い書および注文書を購買情
報として取得し（取得ステップ）、これらの支払い書と
注文書との組を匿名化組織４０の購買情報匿名化サーバ
４１に送付する。このとき、前述したように、支払い書
や注文書から顧客ＩＤおよび販売店ＩＤを抽出して購買
情報として匿名化組織４０に送付してもよい。
２１が、上記手順(11)で支払い書および注文書を購買情
報として取得し（取得ステップ）、これらの支払い書と
注文書との組を匿名化組織４０の購買情報匿名化サーバ
４１に送付する。このとき、前述したように、支払い書
や注文書から顧客ＩＤおよび販売店ＩＤを抽出して購買
情報として匿名化組織４０に送付してもよい。
【００５１】(b)匿名化組織４０においては、購買情報
匿名化サーバ４１が、販売店２０から送付された購買情
報（支払い書／注文書そのものもしくは顧客ＩＤ／販売
店ＩＤ）を受信すると、その購買情報に基づいて匿名化
処理を行なう（匿名化ステップ）。その際、匿名化手段
４１２は、支払い書／注文書そのものが送られてきた場
合、顧客や販売店２０と事前に結ばれた契約の内容に応
じて、支払い書／注文書に匿名化処理を施し、匿名化購
買情報を得る。また、匿名化手段４１２が前述した匿名
化個人情報テーブル４１２ａおよび匿名化販売店情報テ
ーブル４１２ｂを有している場合には、匿名化手段４１
２は、購買情報から顧客ＩＤおよび販売店ＩＤを抽出
し、これらの顧客ＩＤや販売店ＩＤに対応する匿名化個
人情報および匿名化販売店情報を、それぞれ匿名化個人
情報テーブル４１２ａおよび匿名化販売店情報テーブル
４１２ｂから読み出すことにより、匿名化購買情報とし
ての匿名化個人情報および匿名化販売店情報を得る。そ
して、このようにして得られた匿名化購買情報は、送信
手段４１３により通信ネットワーク１００を通じてクレ
ジット会社３０の決済サービス提供サーバ３１へ送信さ
れ、蓄積手段３１１に蓄積される（蓄積ステップ）。
匿名化サーバ４１が、販売店２０から送付された購買情
報（支払い書／注文書そのものもしくは顧客ＩＤ／販売
店ＩＤ）を受信すると、その購買情報に基づいて匿名化
処理を行なう（匿名化ステップ）。その際、匿名化手段
４１２は、支払い書／注文書そのものが送られてきた場
合、顧客や販売店２０と事前に結ばれた契約の内容に応
じて、支払い書／注文書に匿名化処理を施し、匿名化購
買情報を得る。また、匿名化手段４１２が前述した匿名
化個人情報テーブル４１２ａおよび匿名化販売店情報テ
ーブル４１２ｂを有している場合には、匿名化手段４１
２は、購買情報から顧客ＩＤおよび販売店ＩＤを抽出
し、これらの顧客ＩＤや販売店ＩＤに対応する匿名化個
人情報および匿名化販売店情報を、それぞれ匿名化個人
情報テーブル４１２ａおよび匿名化販売店情報テーブル
４１２ｂから読み出すことにより、匿名化購買情報とし
ての匿名化個人情報および匿名化販売店情報を得る。そ
して、このようにして得られた匿名化購買情報は、送信
手段４１３により通信ネットワーク１００を通じてクレ
ジット会社３０の決済サービス提供サーバ３１へ送信さ
れ、蓄積手段３１１に蓄積される（蓄積ステップ）。
【００５２】上述した通り、匿名化処理には、顧客の個
人情報の匿名化処理と販売店情報の匿名化処理とがあ
る。個人情報は、顧客個人を特定することが可能な情報
で、例えば、クレジットカード番号，個人名，住所，電
話番号，性別，生年月日，勤務先企業名などを含む。ま
た、販売店情報は、販売店や取引を特定することが可能
な情報で、例えば、販売店ＩＤ（販売店識別情報），販
売企業名，販売店名，販売店住所，取引日時などを含
む。
人情報の匿名化処理と販売店情報の匿名化処理とがあ
る。個人情報は、顧客個人を特定することが可能な情報
で、例えば、クレジットカード番号，個人名，住所，電
話番号，性別，生年月日，勤務先企業名などを含む。ま
た、販売店情報は、販売店や取引を特定することが可能
な情報で、例えば、販売店ＩＤ（販売店識別情報），販
売企業名，販売店名，販売店住所，取引日時などを含
む。
【００５３】匿名化組織４０は、このような個人情報や
販売店情報を匿名化して匿名化個人情報と匿名化販売店
情報とを生成する。匿名化個人情報（匿名化個人情報テ
ーブル４１２ａに登録される情報）は、例えば、顧客の
居住地区（市町村など），顧客の所属する年齢層，性
別，職種などを含む。また、匿名化販売店情報（匿名化
販売店情報テーブル４１２ｂに登録される情報）は、例
えば、販売企業の業種，販売企業の事業規模，販売店の
所在地区，取引日時などを含む。
販売店情報を匿名化して匿名化個人情報と匿名化販売店
情報とを生成する。匿名化個人情報（匿名化個人情報テ
ーブル４１２ａに登録される情報）は、例えば、顧客の
居住地区（市町村など），顧客の所属する年齢層，性
別，職種などを含む。また、匿名化販売店情報（匿名化
販売店情報テーブル４１２ｂに登録される情報）は、例
えば、販売企業の業種，販売企業の事業規模，販売店の
所在地区，取引日時などを含む。
【００５４】匿名化組織４０は、クレジット会社３０か
ら、顧客のクレジットカード番号（顧客ＩＤ）とその顧
客の匿名化個人情報との組や、販売店ＩＤとその販売店
２０の匿名化販売店情報との組を、それぞれ匿名化個人
情報テーブル４１２ａおよび匿名化販売店情報テーブル
４１２ｂとして、事前に与えられているものとする。上
記手順(a)で支払い書と注文書との組を送られた匿名化
組織４０は、その中に含まれるクレジットカード番号お
よび販売店ＩＤを取り出し、取り出されたクレジットカ
ード番号および販売店ＩＤと、クレジット会社３０から
事前に与えられた情報とに基づいて、個人情報および販
売店情報を、それぞれ上述のような匿名化個人情報およ
び匿名化販売店情報に変換し、得られた匿名化個人情報
および匿名化販売店情報をクレジット会社３０に送付す
る。
ら、顧客のクレジットカード番号（顧客ＩＤ）とその顧
客の匿名化個人情報との組や、販売店ＩＤとその販売店
２０の匿名化販売店情報との組を、それぞれ匿名化個人
情報テーブル４１２ａおよび匿名化販売店情報テーブル
４１２ｂとして、事前に与えられているものとする。上
記手順(a)で支払い書と注文書との組を送られた匿名化
組織４０は、その中に含まれるクレジットカード番号お
よび販売店ＩＤを取り出し、取り出されたクレジットカ
ード番号および販売店ＩＤと、クレジット会社３０から
事前に与えられた情報とに基づいて、個人情報および販
売店情報を、それぞれ上述のような匿名化個人情報およ
び匿名化販売店情報に変換し、得られた匿名化個人情報
および匿名化販売店情報をクレジット会社３０に送付す
る。
【００５５】これにより、顧客の購買情報は、事前の契
約に基づいて匿名化された形式でしか本システム上の蓄
積手段３１１には蓄積されず、顧客や販売店２０のプラ
イバシーも保護される。匿名化購買情報に含まれる内容
の詳細としては、クレジット会社３０と顧客または販売
店２０との間の契約の中で事前に合意されているものと
する。その合意の内容によって、全く匿名化を行なわな
いものから、顧客や販売店２０の特定を完全に不可能に
するものまで、様々な段階が考えられる。
約に基づいて匿名化された形式でしか本システム上の蓄
積手段３１１には蓄積されず、顧客や販売店２０のプラ
イバシーも保護される。匿名化購買情報に含まれる内容
の詳細としては、クレジット会社３０と顧客または販売
店２０との間の契約の中で事前に合意されているものと
する。その合意の内容によって、全く匿名化を行なわな
いものから、顧客や販売店２０の特定を完全に不可能に
するものまで、様々な段階が考えられる。
【００５６】このような仕組みによって、クレジット会
社３０は、顧客の匿名化された購買情報を、プライバシ
ーを保護しつつ大量に蓄積することが可能になる。この
情報そのものや、マーケティングリサーチなどのために
解析した結果を外部に販売することを可能にする契約を
顧客や販売店２０と締結しておけば、この情報から利益
を生み出すことができる。クレジット会社３０は、この
利益を、顧客にはキャッシュ，年会費の割引，商品購入
の割引等の形で還元し、販売店２０にはキャッシュ，手
数料の割引などで還元する。匿名化組織４０には、その
データ変換業務（匿名化業務）に対する手数料が支払わ
れる。
社３０は、顧客の匿名化された購買情報を、プライバシ
ーを保護しつつ大量に蓄積することが可能になる。この
情報そのものや、マーケティングリサーチなどのために
解析した結果を外部に販売することを可能にする契約を
顧客や販売店２０と締結しておけば、この情報から利益
を生み出すことができる。クレジット会社３０は、この
利益を、顧客にはキャッシュ，年会費の割引，商品購入
の割引等の形で還元し、販売店２０にはキャッシュ，手
数料の割引などで還元する。匿名化組織４０には、その
データ変換業務（匿名化業務）に対する手数料が支払わ
れる。
【００５７】第１実施形態の仕組みは、上記手順(11)が
オンラインではなく、店頭での顧客による商品購入であ
る場合にも適用することができる。この場合、上記手順
(11)に代えて下記手順(11)’を行なう。 (11)’顧客が販売店２０に商品やサービスの購入の意志
表示をする。販売店２０は、商品情報を含む注文書とク
レジットカード番号を含む支払い書とを顧客に代わって
電子的に作成し、販売店端末２２から販売店サーバ２１
に入力する。なお、第１実施形態のシステムのオンライ
ン部分（特に販売店サーバ２１と購買情報匿名化サーバ
４１との間）においては、当然、ＳＥＴと同様、認証・
暗号化・電子署名技術を使用してセキュリティが確保さ
れているものとする。
オンラインではなく、店頭での顧客による商品購入であ
る場合にも適用することができる。この場合、上記手順
(11)に代えて下記手順(11)’を行なう。 (11)’顧客が販売店２０に商品やサービスの購入の意志
表示をする。販売店２０は、商品情報を含む注文書とク
レジットカード番号を含む支払い書とを顧客に代わって
電子的に作成し、販売店端末２２から販売店サーバ２１
に入力する。なお、第１実施形態のシステムのオンライ
ン部分（特に販売店サーバ２１と購買情報匿名化サーバ
４１との間）においては、当然、ＳＥＴと同様、認証・
暗号化・電子署名技術を使用してセキュリティが確保さ
れているものとする。
【００５８】このように、本発明の第１実施形態によれ
ば、顧客と販売店２０との間で行なわれた商取引に係る
購買情報が、顧客や販売店２０を特定不能な形式の匿名
化購買情報として決済サービス提供組織３０における蓄
積手段３１１に蓄積され、蓄積された匿名化購買情報を
マーケティングリサーチ（消費者の動向調査）等に用い
ることができるので、例えばＳＥＴを採用した電子決済
システムにおいて、顧客や販売店２０のプライバシー情
報を保護しつつ、顧客や販売店２０の購買情報の市場価
値を極めて有効に生かすことが可能になる。
ば、顧客と販売店２０との間で行なわれた商取引に係る
購買情報が、顧客や販売店２０を特定不能な形式の匿名
化購買情報として決済サービス提供組織３０における蓄
積手段３１１に蓄積され、蓄積された匿名化購買情報を
マーケティングリサーチ（消費者の動向調査）等に用い
ることができるので、例えばＳＥＴを採用した電子決済
システムにおいて、顧客や販売店２０のプライバシー情
報を保護しつつ、顧客や販売店２０の購買情報の市場価
値を極めて有効に生かすことが可能になる。
【００５９】このとき、匿名化組織４０は、購買情報の
匿名化処理を業務として実行し、匿名化処理の依頼主
（第１実施形態ではクレジット会社３０）から対価を得
ることができる。また、決済サービス提供組織３０に、
購買情報匿名化サーバ４１からの匿名化購買情報を蓄積
する蓄積手段３１１をそなえることで、クレジット会社
や金融機関等の決済サービス提供者は、蓄積された情報
を、マーケティングリサーチ等に有効に利用することが
できるほか、そのマーケティングリサーチ結果を第三者
に提供し、その第三者から対価を得ることができる。
匿名化処理を業務として実行し、匿名化処理の依頼主
（第１実施形態ではクレジット会社３０）から対価を得
ることができる。また、決済サービス提供組織３０に、
購買情報匿名化サーバ４１からの匿名化購買情報を蓄積
する蓄積手段３１１をそなえることで、クレジット会社
や金融機関等の決済サービス提供者は、蓄積された情報
を、マーケティングリサーチ等に有効に利用することが
できるほか、そのマーケティングリサーチ結果を第三者
に提供し、その第三者から対価を得ることができる。
【００６０】さらに、顧客や販売店２０と事前に結ばれ
た契約の内容に応じた形式の匿名化個人情報や匿名化販
売店情報を匿名化購買情報として得ることにより、その
契約の内容によって、全く匿名化を行なわないレベルか
ら、顧客や販売店２０の特定を完全に不可能にするレベ
ルまで段階的に、個人情報や販売店情報の匿名化を行な
うことができる。
た契約の内容に応じた形式の匿名化個人情報や匿名化販
売店情報を匿名化購買情報として得ることにより、その
契約の内容によって、全く匿名化を行なわないレベルか
ら、顧客や販売店２０の特定を完全に不可能にするレベ
ルまで段階的に、個人情報や販売店情報の匿名化を行な
うことができる。
【００６１】その際、顧客ＩＤや販売店ＩＤと匿名化個
人情報や匿名化販売店情報とを対応させて保持する匿名
化個人情報テーブル４１２ａおよび匿名化販売店情報テ
ーブル４１２ｂをそなえ、これらのテーブル４１２ａお
よび４１２ｂを用いることにより、極めて容易に匿名化
処理を行なうことができる。
人情報や匿名化販売店情報とを対応させて保持する匿名
化個人情報テーブル４１２ａおよび匿名化販売店情報テ
ーブル４１２ｂをそなえ、これらのテーブル４１２ａお
よび４１２ｂを用いることにより、極めて容易に匿名化
処理を行なうことができる。
【００６２】〔２〕第２実施形態の説明
図３は本発明の第２実施形態としての購買情報管理シス
テムを適用された電子決済システムの構成を示すブロッ
ク図であり、この図３に示す第２実施形態の電子決済シ
ステムは、第１実施形態の電子決済システムとほぼ同様
に構成されているが、第１実施形態では決済サービス提
供サーバ３１側にそなえられた蓄積手段３１１が、この
第２実施形態では、蓄積手段４１４として、匿名化組織
４０の購買情報匿名化サーバ４１にそなえられている。
また、第２実施形態の購買情報匿名化サーバ４１におい
ては、第１実施形態でそなえられていた送信手段４１３
は省略されている。なお、図３中、既述の符号と同一の
符号は同一もしくはほぼ同一の部分を示しているので、
その詳細な説明は省略する。
テムを適用された電子決済システムの構成を示すブロッ
ク図であり、この図３に示す第２実施形態の電子決済シ
ステムは、第１実施形態の電子決済システムとほぼ同様
に構成されているが、第１実施形態では決済サービス提
供サーバ３１側にそなえられた蓄積手段３１１が、この
第２実施形態では、蓄積手段４１４として、匿名化組織
４０の購買情報匿名化サーバ４１にそなえられている。
また、第２実施形態の購買情報匿名化サーバ４１におい
ては、第１実施形態でそなえられていた送信手段４１３
は省略されている。なお、図３中、既述の符号と同一の
符号は同一もしくはほぼ同一の部分を示しているので、
その詳細な説明は省略する。
【００６３】このように第２実施形態では、匿名化購買
情報の蓄積を匿名化組織４０自体が行なうので、その匿
名化購買情報から利益を生み出すのは、匿名化組織４０
自体になる。この場合、顧客や販売店２０への利益分配
は匿名化組織４０が行ない、匿名化組織４０は、クレジ
ット会社３０に対し情報提供料を支払う。
情報の蓄積を匿名化組織４０自体が行なうので、その匿
名化購買情報から利益を生み出すのは、匿名化組織４０
自体になる。この場合、顧客や販売店２０への利益分配
は匿名化組織４０が行ない、匿名化組織４０は、クレジ
ット会社３０に対し情報提供料を支払う。
【００６４】次に、上述のごとく構成された第２実施形
態の電子決済システムにおける、電子決済および購買情
報管理の手順について、図４を参照しながら説明する。
第２実施形態における電子決済手順(11)〜(17)は、図２
を参照しながら説明した手順と同様であるので、その説
明は省略する。また、購買情報管理に際しては、図２を
参照しながら説明した手順(a)を行なった後、図２を参
照しながら説明した手順(b)が、購買情報匿名化サーバ
４１内で実行されることになる。なお、手順(11)〜(17)
および(a)は、それぞれ図４中に示す矢印(11)〜(17)お
よび(a)に対応している。
態の電子決済システムにおける、電子決済および購買情
報管理の手順について、図４を参照しながら説明する。
第２実施形態における電子決済手順(11)〜(17)は、図２
を参照しながら説明した手順と同様であるので、その説
明は省略する。また、購買情報管理に際しては、図２を
参照しながら説明した手順(a)を行なった後、図２を参
照しながら説明した手順(b)が、購買情報匿名化サーバ
４１内で実行されることになる。なお、手順(11)〜(17)
および(a)は、それぞれ図４中に示す矢印(11)〜(17)お
よび(a)に対応している。
【００６５】ここでは、購買情報の管理・蓄積の手順に
ついてのみ説明する。 (a)販売店２０においては、販売店サーバ２１が、上記
手順(11)で支払い書および注文書を購買情報として取得
し（取得ステップ）、これらの支払い書と注文書との組
を匿名化組織４０の購買情報匿名化サーバ４１に送付す
る。このとき、前述したように、支払い書や注文書から
顧客ＩＤおよび販売店ＩＤを抽出して購買情報として匿
名化組織４０に送付してもよい。
ついてのみ説明する。 (a)販売店２０においては、販売店サーバ２１が、上記
手順(11)で支払い書および注文書を購買情報として取得
し（取得ステップ）、これらの支払い書と注文書との組
を匿名化組織４０の購買情報匿名化サーバ４１に送付す
る。このとき、前述したように、支払い書や注文書から
顧客ＩＤおよび販売店ＩＤを抽出して購買情報として匿
名化組織４０に送付してもよい。
【００６６】そして、匿名化組織４０においては、購買
情報匿名化サーバ４１が、販売店２０から送付された購
買情報（支払い書／注文書そのものもしくは顧客ＩＤ／
販売店ＩＤ）を受信すると、その購買情報に基づいて匿
名化処理を行なう（匿名化ステップ）。その際、匿名化
手段４１２は、支払い書／注文書そのものが送られてき
た場合、顧客や販売店２０と事前に結ばれた契約の内容
に応じて、支払い書／注文書に匿名化処理を施し、匿名
化購買情報を得る。また、匿名化手段４１２が前述した
匿名化個人情報テーブル４１２ａおよび匿名化販売店情
報テーブル４１２ｂを有している場合には、匿名化手段
４１２は、購買情報から顧客ＩＤおよび販売店ＩＤを抽
出し、これらの顧客ＩＤや販売店ＩＤに対応する匿名化
個人情報および匿名化販売店情報を、それぞれ匿名化個
人情報テーブル４１２ａおよび匿名化販売店情報テーブ
ル４１２ｂから読み出すことにより、匿名化購買情報と
しての匿名化個人情報および匿名化販売店情報を得る。
そして、このようにして得られた匿名化購買情報を、蓄
積手段４１４に蓄積する（蓄積ステップ）。
情報匿名化サーバ４１が、販売店２０から送付された購
買情報（支払い書／注文書そのものもしくは顧客ＩＤ／
販売店ＩＤ）を受信すると、その購買情報に基づいて匿
名化処理を行なう（匿名化ステップ）。その際、匿名化
手段４１２は、支払い書／注文書そのものが送られてき
た場合、顧客や販売店２０と事前に結ばれた契約の内容
に応じて、支払い書／注文書に匿名化処理を施し、匿名
化購買情報を得る。また、匿名化手段４１２が前述した
匿名化個人情報テーブル４１２ａおよび匿名化販売店情
報テーブル４１２ｂを有している場合には、匿名化手段
４１２は、購買情報から顧客ＩＤおよび販売店ＩＤを抽
出し、これらの顧客ＩＤや販売店ＩＤに対応する匿名化
個人情報および匿名化販売店情報を、それぞれ匿名化個
人情報テーブル４１２ａおよび匿名化販売店情報テーブ
ル４１２ｂから読み出すことにより、匿名化購買情報と
しての匿名化個人情報および匿名化販売店情報を得る。
そして、このようにして得られた匿名化購買情報を、蓄
積手段４１４に蓄積する（蓄積ステップ）。
【００６７】このように、本発明の第２実施形態によれ
ば、第１実施形態と同様の作用効果が得られるほか、購
買情報匿名化サーバ４１に、匿名化購買情報を蓄積する
蓄積手段４１４をそなえることにより、匿名化組織４０
は、蓄積された匿名化購買情報や、その匿名化購買情報
に基づいて得られた情報を、マーケティングリサーチの
結果として第三者に提供し、その第三者から対価を得る
ことができる。
ば、第１実施形態と同様の作用効果が得られるほか、購
買情報匿名化サーバ４１に、匿名化購買情報を蓄積する
蓄積手段４１４をそなえることにより、匿名化組織４０
は、蓄積された匿名化購買情報や、その匿名化購買情報
に基づいて得られた情報を、マーケティングリサーチの
結果として第三者に提供し、その第三者から対価を得る
ことができる。
【００６８】〔３〕第３実施形態の説明
図５は本発明の第３実施形態としての購買情報管理シス
テムを適用された電子決済システムの構成を示すブロッ
ク図であり、この図５に示す第３実施形態の電子決済シ
ステムでは、決済サービス提供サーバ３１が、第２実施
形態における購買情報匿名化サーバ４１としての機能も
兼ねている。
テムを適用された電子決済システムの構成を示すブロッ
ク図であり、この図５に示す第３実施形態の電子決済シ
ステムでは、決済サービス提供サーバ３１が、第２実施
形態における購買情報匿名化サーバ４１としての機能も
兼ねている。
【００６９】つまり、第３実施形態では、匿名化組織４
０が省略され、決済サービス提供サーバ３１に、第２実
施形態と同様の蓄積手段３１１がそなえられるととも
に、第１実施形態で説明した匿名化手段４１２に対応す
る匿名化手段３１２がそなえられている。そして、第３
実施形態における匿名化手段３１２にも、第１実施形態
で説明した匿名化個人情報テーブル４１２ａおよび匿名
化販売店情報テーブル４１２ｂに対応する、匿名化個人
情報テーブル３１２ａおよび匿名化販売店情報テーブル
３１２ｂがそなえられている。
０が省略され、決済サービス提供サーバ３１に、第２実
施形態と同様の蓄積手段３１１がそなえられるととも
に、第１実施形態で説明した匿名化手段４１２に対応す
る匿名化手段３１２がそなえられている。そして、第３
実施形態における匿名化手段３１２にも、第１実施形態
で説明した匿名化個人情報テーブル４１２ａおよび匿名
化販売店情報テーブル４１２ｂに対応する、匿名化個人
情報テーブル３１２ａおよび匿名化販売店情報テーブル
３１２ｂがそなえられている。
【００７０】このようにクレジット会社３０が匿名化組
織を兼ねる場合は、顧客とクレジット会社３０との間で
事前に契約を行なって顧客のプライバシー保護を規定す
る必要がある。なお、図５中、既述の符号と同一の符号
は同一もしくはほぼ同一の部分を示しているので、その
詳細な説明は省略する。
織を兼ねる場合は、顧客とクレジット会社３０との間で
事前に契約を行なって顧客のプライバシー保護を規定す
る必要がある。なお、図５中、既述の符号と同一の符号
は同一もしくはほぼ同一の部分を示しているので、その
詳細な説明は省略する。
【００７１】また、第３実施形態の販売店サーバ２１や
販売店端末２２も、第１実施形態と同様、それぞれ、顧
客との商取引に係る購買情報を取得する取得手段として
機能するものである。顧客が顧客端末１０からオンライ
ンで販売店２０との商取引を行なった場合には、第１実
施形態と同様、販売店サーバ２１が、顧客端末１０から
の注文書や支払い書を前記購買情報として取得する。そ
して、第３実施形態の販売店サーバ２１は、通信ネット
ワーク１００を通じて、注文書および支払い書の両方を
決済サービス提供サーバ３１に送信する。
販売店端末２２も、第１実施形態と同様、それぞれ、顧
客との商取引に係る購買情報を取得する取得手段として
機能するものである。顧客が顧客端末１０からオンライ
ンで販売店２０との商取引を行なった場合には、第１実
施形態と同様、販売店サーバ２１が、顧客端末１０から
の注文書や支払い書を前記購買情報として取得する。そ
して、第３実施形態の販売店サーバ２１は、通信ネット
ワーク１００を通じて、注文書および支払い書の両方を
決済サービス提供サーバ３１に送信する。
【００７２】顧客が販売店２０において商取引を行ない
顧客所有のクレジットカードもしくはデビットカードに
より支払いを行なう場合には、第１実施形態と同様、顧
客によって提示されたクレジットカードもしくはデビッ
トカードのデータが販売店端末２２で読み取られ、顧客
ＩＤ等が購買情報として取得される。そして、第3実施
形態の販売店サーバ２１は、通信ネットワーク１００を
通じて、販売店端末２２で取得された顧客ＩＤを含む購
買情報を決済サービス提供サーバ３１に送信する。
顧客所有のクレジットカードもしくはデビットカードに
より支払いを行なう場合には、第１実施形態と同様、顧
客によって提示されたクレジットカードもしくはデビッ
トカードのデータが販売店端末２２で読み取られ、顧客
ＩＤ等が購買情報として取得される。そして、第3実施
形態の販売店サーバ２１は、通信ネットワーク１００を
通じて、販売店端末２２で取得された顧客ＩＤを含む購
買情報を決済サービス提供サーバ３１に送信する。
【００７３】次に、上述のごとく構成された第３実施形
態の電子決済システムにおける、電子決済および購買情
報管理の手順について、図６を参照しながら説明する。
第３実施形態における電子決済手順(11)〜(17)は、図２
を参照しながら説明した手順と同様であるので、その説
明は省略する。また、購買情報管理に際しては、販売店
２０が、図２を参照しながら説明した手順(a)とほぼ同
様の手順(a)’をクレジット会社３０に対して行なった
後、図２を参照しながら説明した手順(b)が、決済サー
ビス提供サーバ３１内で実行されることになる。なお、
手順(11)〜(17)および(a)’はそれぞれ図６中に示す矢
印(11)〜(17)および(a)’に対応している。
態の電子決済システムにおける、電子決済および購買情
報管理の手順について、図６を参照しながら説明する。
第３実施形態における電子決済手順(11)〜(17)は、図２
を参照しながら説明した手順と同様であるので、その説
明は省略する。また、購買情報管理に際しては、販売店
２０が、図２を参照しながら説明した手順(a)とほぼ同
様の手順(a)’をクレジット会社３０に対して行なった
後、図２を参照しながら説明した手順(b)が、決済サー
ビス提供サーバ３１内で実行されることになる。なお、
手順(11)〜(17)および(a)’はそれぞれ図６中に示す矢
印(11)〜(17)および(a)’に対応している。
【００７４】ここでは、購買情報の管理・蓄積の手順
(a)’についてのみ説明する。 (a)’販売店２０においては、販売店サーバ２１が、上
記手順(11)で支払い書および注文書を購買情報として取
得し（取得ステップ）、これらの支払い書と注文書との
組をクレジット会社３０の決済サービス提供サーバ３１
に送付する。このとき、前述したように、支払い書や注
文書から顧客ＩＤおよび販売店ＩＤを抽出して購買情報
としてクレジット会社３０に送付してもよい。
(a)’についてのみ説明する。 (a)’販売店２０においては、販売店サーバ２１が、上
記手順(11)で支払い書および注文書を購買情報として取
得し（取得ステップ）、これらの支払い書と注文書との
組をクレジット会社３０の決済サービス提供サーバ３１
に送付する。このとき、前述したように、支払い書や注
文書から顧客ＩＤおよび販売店ＩＤを抽出して購買情報
としてクレジット会社３０に送付してもよい。
【００７５】そして、クレジット会社３０においては、
決済サービス提供サーバ３１が、販売店２０から送付さ
れた購買情報（支払い書／注文書そのものもしくは顧客
ＩＤ／販売店ＩＤ）を受信すると、その購買情報に基づ
いて匿名化処理を行なう（匿名化ステップ）。その際、
匿名化手段３１２は、支払い書／注文書そのものが送ら
れてきた場合、顧客や販売店２０と事前に結ばれた契約
の内容に応じて、支払い書／注文書に匿名化処理を施
し、匿名化購買情報を得る。また、匿名化手段３１２が
前述した匿名化個人情報テーブル３１２ａおよび匿名化
販売店情報テーブル３１２ｂを有している場合には、匿
名化手段３１２は、購買情報から顧客ＩＤおよび販売店
ＩＤを抽出し、これらの顧客ＩＤや販売店ＩＤに対応す
る匿名化個人情報および匿名化販売店情報を、それぞれ
匿名化個人情報テーブル３１２ａおよび匿名化販売店情
報テーブル３１２ｂから読み出すことにより、匿名化購
買情報としての匿名化個人情報および匿名化販売店情報
を得る。そして、このようにして得られた匿名化購買情
報を、蓄積手段３１１に蓄積する（蓄積ステップ）。
決済サービス提供サーバ３１が、販売店２０から送付さ
れた購買情報（支払い書／注文書そのものもしくは顧客
ＩＤ／販売店ＩＤ）を受信すると、その購買情報に基づ
いて匿名化処理を行なう（匿名化ステップ）。その際、
匿名化手段３１２は、支払い書／注文書そのものが送ら
れてきた場合、顧客や販売店２０と事前に結ばれた契約
の内容に応じて、支払い書／注文書に匿名化処理を施
し、匿名化購買情報を得る。また、匿名化手段３１２が
前述した匿名化個人情報テーブル３１２ａおよび匿名化
販売店情報テーブル３１２ｂを有している場合には、匿
名化手段３１２は、購買情報から顧客ＩＤおよび販売店
ＩＤを抽出し、これらの顧客ＩＤや販売店ＩＤに対応す
る匿名化個人情報および匿名化販売店情報を、それぞれ
匿名化個人情報テーブル３１２ａおよび匿名化販売店情
報テーブル３１２ｂから読み出すことにより、匿名化購
買情報としての匿名化個人情報および匿名化販売店情報
を得る。そして、このようにして得られた匿名化購買情
報を、蓄積手段３１１に蓄積する（蓄積ステップ）。
【００７６】このように、本発明の第３実施形態によれ
ば、第１実施形態や第２実施形態と同様の作用効果が得
られるほか、クレジット会社や金融機関における決済サ
ービス提供サーバ３１に、匿名化手段３１２および蓄積
手段３１１をそなえることで、クレジット会社や金融機
関の決済サービス提供者は、匿名化処理に対する対価等
を支払うことなく、自分のサーバ３１内で、購買情報の
匿名化を行ない匿名化購買情報を蓄積することができ、
蓄積された情報を、マーケティングリサーチ等に有効に
利用することができるほか、そのマーケティングリサー
チ結果を第三者に提供し、その第三者から対価を得るこ
とができる。
ば、第１実施形態や第２実施形態と同様の作用効果が得
られるほか、クレジット会社や金融機関における決済サ
ービス提供サーバ３１に、匿名化手段３１２および蓄積
手段３１１をそなえることで、クレジット会社や金融機
関の決済サービス提供者は、匿名化処理に対する対価等
を支払うことなく、自分のサーバ３１内で、購買情報の
匿名化を行ない匿名化購買情報を蓄積することができ、
蓄積された情報を、マーケティングリサーチ等に有効に
利用することができるほか、そのマーケティングリサー
チ結果を第三者に提供し、その第三者から対価を得るこ
とができる。
【００７７】〔４〕第４実施形態の説明
図７は本発明の第４実施形態としての購買情報管理シス
テムを適用された電子決済システムの構成を示すブロッ
ク図であり、この図７に示す第４実施形態の電子決済シ
ステムは、第１実施形態の電子決済システムとほぼ同様
に構成されているが、第１実施形態では決済サービス提
供サーバ３１側にそなえられた蓄積手段３１１が、この
第４実施形態では、蓄積手段２１１として、販売店２０
の販売店サーバ２１にそなえられている。この蓄積手段
２１１は、販売店サーバ２１内にそなえられた記憶装置
であってもよいし、販売店サーバ２１に外付けされた外
部記憶装置であってもよい。なお、図７中、既述の符号
と同一の符号は同一もしくはほぼ同一の部分を示してい
るので、その詳細な説明は省略する。
テムを適用された電子決済システムの構成を示すブロッ
ク図であり、この図７に示す第４実施形態の電子決済シ
ステムは、第１実施形態の電子決済システムとほぼ同様
に構成されているが、第１実施形態では決済サービス提
供サーバ３１側にそなえられた蓄積手段３１１が、この
第４実施形態では、蓄積手段２１１として、販売店２０
の販売店サーバ２１にそなえられている。この蓄積手段
２１１は、販売店サーバ２１内にそなえられた記憶装置
であってもよいし、販売店サーバ２１に外付けされた外
部記憶装置であってもよい。なお、図７中、既述の符号
と同一の符号は同一もしくはほぼ同一の部分を示してい
るので、その詳細な説明は省略する。
【００７８】現在でも、多くの販売店（例えばコンビニ
エンスストア等）では、ＰＯＳシステムなどを利用して
自店の顧客に関する購買情報を集積している。しかし、
その場合に集積される顧客の個人情報は、対面販売に際
し店員の判断と情報入力とに頼った曖昧なものであり、
ネットワーク販売の場合は、ＳＥＴを導入してしまう
と、前述した通り、販売店側では、個人情報について何
も分からなくなってしまい、購買情報を集積することが
できない。
エンスストア等）では、ＰＯＳシステムなどを利用して
自店の顧客に関する購買情報を集積している。しかし、
その場合に集積される顧客の個人情報は、対面販売に際
し店員の判断と情報入力とに頼った曖昧なものであり、
ネットワーク販売の場合は、ＳＥＴを導入してしまう
と、前述した通り、販売店側では、個人情報について何
も分からなくなってしまい、購買情報を集積することが
できない。
【００７９】そこで、第４実施形態では、販売店２０に
おける蓄積手段２１１に、自店の商品についての購買情
報に限定して、購買情報匿名化サーバ４１からの匿名化
購買情報が蓄積されるように構成されている。この場
合、販売店２０は、匿名化組織４０に匿名化処理に対す
る対価を支払うほか、購買情報匿名化サーバ４１がクレ
ジット会社３０から匿名化処理に必要な情報の提供を受
けている場合、匿名化組織４０は、クレジット会社３０
に、情報提供に対する対価を支払う。
おける蓄積手段２１１に、自店の商品についての購買情
報に限定して、購買情報匿名化サーバ４１からの匿名化
購買情報が蓄積されるように構成されている。この場
合、販売店２０は、匿名化組織４０に匿名化処理に対す
る対価を支払うほか、購買情報匿名化サーバ４１がクレ
ジット会社３０から匿名化処理に必要な情報の提供を受
けている場合、匿名化組織４０は、クレジット会社３０
に、情報提供に対する対価を支払う。
【００８０】なお、第４実施形態においても、第３実施
形態と同様、決済サービス提供サーバ３１が、購買情報
匿名化サーバ４１として用いられるように、つまり、ク
レジット会社３０が匿名化組織４０を兼ねるように構成
してもよいが、この場合は、前述した通り、顧客とクレ
ジット会社３０との間で事前に契約を行なって顧客のプ
ライバシー保護を規定する必要がある。
形態と同様、決済サービス提供サーバ３１が、購買情報
匿名化サーバ４１として用いられるように、つまり、ク
レジット会社３０が匿名化組織４０を兼ねるように構成
してもよいが、この場合は、前述した通り、顧客とクレ
ジット会社３０との間で事前に契約を行なって顧客のプ
ライバシー保護を規定する必要がある。
【００８１】また、第４実施形態の販売店サーバ２１や
販売店端末２２も、第１実施形態と同様、それぞれ、顧
客との商取引に係る購買情報を取得する取得手段として
機能するもので、顧客が顧客端末１０からオンラインで
販売店２０との商取引を行なった場合には、販売店サー
バ２１が、顧客端末１０からの支払い書を前記購買情報
として取得し、通信ネットワーク１００を通じて、支払
い書を決済サービス提供サーバ３１に送信するととも
に、支払い書そのもの、もしくは、支払い書から得られ
る顧客ＩＤを購買情報匿名化サーバ４１に送信する。一
方、顧客が販売店２０において商取引を行ない顧客所有
のクレジットカードもしくはデビットカードにより支払
いを行なう場合には、販売店端末２２によって、顧客の
提示したクレジットカードもしくはデビットカードから
顧客ＩＤ等の購買情報が取得され、販売店サーバ２１
が、通信ネットワーク１００を通じて、販売店端末２２
で取得された顧客ＩＤを含む購買情報を決済サービス提
供サーバ３１や購買情報匿名化サーバ４１に送信する。
販売店端末２２も、第１実施形態と同様、それぞれ、顧
客との商取引に係る購買情報を取得する取得手段として
機能するもので、顧客が顧客端末１０からオンラインで
販売店２０との商取引を行なった場合には、販売店サー
バ２１が、顧客端末１０からの支払い書を前記購買情報
として取得し、通信ネットワーク１００を通じて、支払
い書を決済サービス提供サーバ３１に送信するととも
に、支払い書そのもの、もしくは、支払い書から得られ
る顧客ＩＤを購買情報匿名化サーバ４１に送信する。一
方、顧客が販売店２０において商取引を行ない顧客所有
のクレジットカードもしくはデビットカードにより支払
いを行なう場合には、販売店端末２２によって、顧客の
提示したクレジットカードもしくはデビットカードから
顧客ＩＤ等の購買情報が取得され、販売店サーバ２１
が、通信ネットワーク１００を通じて、販売店端末２２
で取得された顧客ＩＤを含む購買情報を決済サービス提
供サーバ３１や購買情報匿名化サーバ４１に送信する。
【００８２】さらに、第４実施形態では、販売店２０
が、自店の商品についての購買情報に限定して、顧客個
人情報を匿名化した購買情報を蓄積し、購買情報匿名化
サーバ４１は、販売店情報について匿名化処理を行なう
必要がないので、上述した匿名化個人情報テーブル４１
２ａを有し、匿名化販売店情報テーブル４１２ｂをそな
える必要はない。
が、自店の商品についての購買情報に限定して、顧客個
人情報を匿名化した購買情報を蓄積し、購買情報匿名化
サーバ４１は、販売店情報について匿名化処理を行なう
必要がないので、上述した匿名化個人情報テーブル４１
２ａを有し、匿名化販売店情報テーブル４１２ｂをそな
える必要はない。
【００８３】次に、上述のごとく構成された第４実施形
態の電子決済システムにおける、電子決済および購買情
報管理の手順について、図８を参照しながら説明する。
第４実施形態における電子決済手順(11)〜(17)は、図２
を参照しながら説明した手順と同様であるので、その説
明は省略する。ただし、第４実施形態の購買情報管理
は、第１実施形態の手順(a)，(b)に代えて、以下の手順
(c)，(d)に従って行なわれる。なお、手順(11)〜(17)お
よび(c)，(d)は、それぞれ図８中に示す矢印(11)〜(17)
および(c)，(d)に対応している。
態の電子決済システムにおける、電子決済および購買情
報管理の手順について、図８を参照しながら説明する。
第４実施形態における電子決済手順(11)〜(17)は、図２
を参照しながら説明した手順と同様であるので、その説
明は省略する。ただし、第４実施形態の購買情報管理
は、第１実施形態の手順(a)，(b)に代えて、以下の手順
(c)，(d)に従って行なわれる。なお、手順(11)〜(17)お
よび(c)，(d)は、それぞれ図８中に示す矢印(11)〜(17)
および(c)，(d)に対応している。
【００８４】(c)販売店２０においては、販売店サーバ
２１が、上記手順(11)で支払い書を購買情報として取得
し（取得ステップ）、この支払い書を匿名化組織４０の
購買情報匿名化サーバ４１に送付する。このとき、前述
したように、支払い書から顧客ＩＤを抽出して購買情報
として匿名化組織４０に送付してもよい。
２１が、上記手順(11)で支払い書を購買情報として取得
し（取得ステップ）、この支払い書を匿名化組織４０の
購買情報匿名化サーバ４１に送付する。このとき、前述
したように、支払い書から顧客ＩＤを抽出して購買情報
として匿名化組織４０に送付してもよい。
【００８５】(d)匿名化組織４０においては、購買情報
匿名化サーバ４１が、販売店２０から送付された購買情
報（支払い書そのものもしくは顧客ＩＤ）を受信する
と、その購買情報に基づいて匿名化処理を行なう（匿名
化ステップ）。その際、匿名化手段４１２は、支払い書
そのものが送られてきた場合、顧客と事前に結ばれた契
約の内容に応じて、支払い書に匿名化処理を施し匿名化
購買情報を得る。また、匿名化手段４１２が前述した匿
名化個人情報テーブル４１２ａを有している場合には、
匿名化手段４１２は、購買情報から顧客ＩＤを抽出し、
この顧客ＩＤに対応する匿名化個人情報を匿名化個人情
報テーブル４１２ａから読み出すことにより、匿名化購
買情報としての匿名化個人情報を得る。そして、このよ
うにして得られた匿名化購買情報は、送信手段４１３に
より通信ネットワーク１００を通じて販売店２０の販売
店サーバ２１へ送信され、蓄積手段２１１に蓄積される
（蓄積ステップ）。
匿名化サーバ４１が、販売店２０から送付された購買情
報（支払い書そのものもしくは顧客ＩＤ）を受信する
と、その購買情報に基づいて匿名化処理を行なう（匿名
化ステップ）。その際、匿名化手段４１２は、支払い書
そのものが送られてきた場合、顧客と事前に結ばれた契
約の内容に応じて、支払い書に匿名化処理を施し匿名化
購買情報を得る。また、匿名化手段４１２が前述した匿
名化個人情報テーブル４１２ａを有している場合には、
匿名化手段４１２は、購買情報から顧客ＩＤを抽出し、
この顧客ＩＤに対応する匿名化個人情報を匿名化個人情
報テーブル４１２ａから読み出すことにより、匿名化購
買情報としての匿名化個人情報を得る。そして、このよ
うにして得られた匿名化購買情報は、送信手段４１３に
より通信ネットワーク１００を通じて販売店２０の販売
店サーバ２１へ送信され、蓄積手段２１１に蓄積される
（蓄積ステップ）。
【００８６】このように、本発明の第４実施形態によれ
ば、販売店２０は、独自に自店の顧客について契約の範
囲内で匿名化された購買情報を蓄積手段２１１に蓄積す
ることができ、蓄積された情報を、マーケティングリサ
ーチ等に有効に利用することができる。
ば、販売店２０は、独自に自店の顧客について契約の範
囲内で匿名化された購買情報を蓄積手段２１１に蓄積す
ることができ、蓄積された情報を、マーケティングリサ
ーチ等に有効に利用することができる。
【００８７】その際、匿名化組織４０は、購買情報の匿
名化処理を業務として実行し、匿名化処理の依頼主であ
る販売店から対価を得ることができる。また、クレジッ
ト会社や金融機関における決済サービス提供サーバ３１
を購買情報匿名化サーバ４１として用いると、クレジッ
ト会社や金融機関の決済サービス提供者が、購買情報の
匿名化処理を業務として実行し、匿名化処理の依頼主で
ある販売店から対価を得ることができる。
名化処理を業務として実行し、匿名化処理の依頼主であ
る販売店から対価を得ることができる。また、クレジッ
ト会社や金融機関における決済サービス提供サーバ３１
を購買情報匿名化サーバ４１として用いると、クレジッ
ト会社や金融機関の決済サービス提供者が、購買情報の
匿名化処理を業務として実行し、匿名化処理の依頼主で
ある販売店から対価を得ることができる。
【００８８】〔５〕第５実施形態の説明
図９は本発明の第５実施形態としての購買情報管理シス
テムを適用された電子決済システムの構成を示すブロッ
ク図である。図１〜図８を参照しながら前述した第１〜
第４実施形態では、顧客端末１０，販売店２０，決済サ
ービス提供組織３０および匿名化組織４０を一つずつそ
なえた場合について説明したが、第５実施形態では、図
９に示すように、顧客端末１０，販売店２０および決済
サービス提供組織３０が、それぞれ複数そなえられ、通
信ネットワーク１００を介して相互に通信可能接続され
ている。ここでは、匿名化組織４０は一つだけそなえら
れているが、匿名化組織４０も複数そなえてもよい。
テムを適用された電子決済システムの構成を示すブロッ
ク図である。図１〜図８を参照しながら前述した第１〜
第４実施形態では、顧客端末１０，販売店２０，決済サ
ービス提供組織３０および匿名化組織４０を一つずつそ
なえた場合について説明したが、第５実施形態では、図
９に示すように、顧客端末１０，販売店２０および決済
サービス提供組織３０が、それぞれ複数そなえられ、通
信ネットワーク１００を介して相互に通信可能接続され
ている。ここでは、匿名化組織４０は一つだけそなえら
れているが、匿名化組織４０も複数そなえてもよい。
【００８９】そして、第５実施形態では、各決済サービ
ス提供組織（クレジット会社，金融機関）３０には、前
述した蓄積手段３１１（図９では図示省略；図１，図５
参照）がそなえられ、匿名化組織４０には、前述した蓄
積手段４１４（図９では図示省略；図３参照）がそなえ
られているものとする。なお、複数の決済サービス提供
組織３０のうちの少なくとも一つが、第３実施形態のご
とく匿名化組織４０を兼ねていてもよい。
ス提供組織（クレジット会社，金融機関）３０には、前
述した蓄積手段３１１（図９では図示省略；図１，図５
参照）がそなえられ、匿名化組織４０には、前述した蓄
積手段４１４（図９では図示省略；図３参照）がそなえ
られているものとする。なお、複数の決済サービス提供
組織３０のうちの少なくとも一つが、第３実施形態のご
とく匿名化組織４０を兼ねていてもよい。
【００９０】このように、第５実施形態では、蓄積手段
３１１や４１４が複数箇所に分散してそなえられるとと
もに、これらの蓄積手段３１１，４１４の相互間で匿名
化購買情報を交換し、各蓄積手段３１１，４１４に蓄積
された匿名化購買情報を少なくとも一つの蓄積手段（例
えば匿名化組織４０における蓄積手段４１４等）に総合
して蓄積させる手段がそなえられている。この手段は、
例えば匿名化組織４０の購買情報匿名化サーバ４１（図
９では図示省略）によって実現される。
３１１や４１４が複数箇所に分散してそなえられるとと
もに、これらの蓄積手段３１１，４１４の相互間で匿名
化購買情報を交換し、各蓄積手段３１１，４１４に蓄積
された匿名化購買情報を少なくとも一つの蓄積手段（例
えば匿名化組織４０における蓄積手段４１４等）に総合
して蓄積させる手段がそなえられている。この手段は、
例えば匿名化組織４０の購買情報匿名化サーバ４１（図
９では図示省略）によって実現される。
【００９１】このように、本発明の第５実施形態によれ
ば、第１〜第３実施形態と同様の作用効果が得られるほ
か、匿名化購買情報が複数箇所における蓄積手段３１
１，４１４に分散されて蓄積される場合には、複数箇所
における蓄積手段３１１，４１４の相互間で匿名化購買
情報が交換され、各蓄積手段３１１，４１４に蓄積され
た匿名化購買情報が少なくとも一つの蓄積手段に蓄積さ
れる。
ば、第１〜第３実施形態と同様の作用効果が得られるほ
か、匿名化購買情報が複数箇所における蓄積手段３１
１，４１４に分散されて蓄積される場合には、複数箇所
における蓄積手段３１１，４１４の相互間で匿名化購買
情報が交換され、各蓄積手段３１１，４１４に蓄積され
た匿名化購買情報が少なくとも一つの蓄積手段に蓄積さ
れる。
【００９２】これにより、例えば顧客が複数種類の決済
サービス（複数のクレジット会社や金融機関）を利用し
て決済を行ない匿名化購買情報が複数の異なる決済サー
ビス提供者側で蓄積されるような場合であっても、複数
の蓄積手段３１１，４１４に蓄積された匿名化購買情報
を総合的に管理し取り扱うことができ、より広範かつ確
実に顧客（消費者）の動向を把握することができる。
サービス（複数のクレジット会社や金融機関）を利用し
て決済を行ない匿名化購買情報が複数の異なる決済サー
ビス提供者側で蓄積されるような場合であっても、複数
の蓄積手段３１１，４１４に蓄積された匿名化購買情報
を総合的に管理し取り扱うことができ、より広範かつ確
実に顧客（消費者）の動向を把握することができる。
【００９３】〔６〕その他
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものでは
なく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施することができる。例えば、上述した実施形態では、
顧客端末１０，販売店サーバ２１，決済サービス提供サ
ーバ３１および匿名化サーバ４１が、共通の通信ネット
ワーク１００を介して接続されているが、本発明は、こ
れに限定されるものではない。例えば、顧客端末１０と
販売店サーバ２１との間や、顧客端末１０と決済サービ
ス提供サーバ３１との間はインターネット等を介して接
続し、販売店サーバ２１と決済サービス提供サーバ３１
との間や、販売店サーバ２１と購買情報匿名化サーバ４
１との間や、決済サービス提供サーバ３１と購買情報匿
名化サーバ４１との間は、それぞれ専用線等を介して接
続してもよい。
なく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施することができる。例えば、上述した実施形態では、
顧客端末１０，販売店サーバ２１，決済サービス提供サ
ーバ３１および匿名化サーバ４１が、共通の通信ネット
ワーク１００を介して接続されているが、本発明は、こ
れに限定されるものではない。例えば、顧客端末１０と
販売店サーバ２１との間や、顧客端末１０と決済サービ
ス提供サーバ３１との間はインターネット等を介して接
続し、販売店サーバ２１と決済サービス提供サーバ３１
との間や、販売店サーバ２１と購買情報匿名化サーバ４
１との間や、決済サービス提供サーバ３１と購買情報匿
名化サーバ４１との間は、それぞれ専用線等を介して接
続してもよい。
【００９４】〔７〕付記
（付記１） 顧客と販売店との間で行なわれた商取引に
係る購買情報を管理する購買情報管理システムであっ
て、該販売店側で該商取引に係る購買情報を取得する取
得手段と、該取得手段により取得された該購買情報に基
づいて、該顧客を特定不能な形式の匿名化購買情報を得
る匿名化手段と、該匿名化手段によって得られた該匿名
化購買情報を蓄積する蓄積手段とをそなえたことを特徴
とする、購買情報管理システム。
係る購買情報を管理する購買情報管理システムであっ
て、該販売店側で該商取引に係る購買情報を取得する取
得手段と、該取得手段により取得された該購買情報に基
づいて、該顧客を特定不能な形式の匿名化購買情報を得
る匿名化手段と、該匿名化手段によって得られた該匿名
化購買情報を蓄積する蓄積手段とをそなえたことを特徴
とする、購買情報管理システム。
【００９５】（付記２） 該匿名化手段が、通信ネット
ワークを通じて該販売店における該取得手段と通信可能
に接続された購買情報匿名化サーバにそなえられ、該購
買情報が、該取得手段から該通信ネットワークを通じて
該購買情報匿名化サーバの該匿名化手段に送信されるこ
とを特徴とする、付記１記載の購買情報管理システム。
ワークを通じて該販売店における該取得手段と通信可能
に接続された購買情報匿名化サーバにそなえられ、該購
買情報が、該取得手段から該通信ネットワークを通じて
該購買情報匿名化サーバの該匿名化手段に送信されるこ
とを特徴とする、付記１記載の購買情報管理システム。
【００９６】（付記３） 該蓄積手段が該購買情報匿名
化サーバにそなえられていることを特徴とする、付記２
記載の購買情報管理システム。 （付記４） 該顧客から該販売店に対する、該商取引に
必要な対価の支払いを行なう決済サービスを提供すべ
く、通信ネットワークを通じて該販売店における該取得
手段と通信可能に接続された決済サービス提供サーバを
さらにそなえ、該決済サービス提供サーバが、通信ネッ
トワークを通じて該購買情報匿名化サーバと通信可能に
接続されるとともに、該蓄積手段が該決済サービス提供
サーバ側にそなえられ、該匿名化購買情報が、該購買情
報匿名化サーバから該通信ネットワークを通じて該決済
サービス提供サーバに送信され、該蓄積手段に蓄積され
ることを特徴とする、付記２記載の購買情報管理システ
ム。
化サーバにそなえられていることを特徴とする、付記２
記載の購買情報管理システム。 （付記４） 該顧客から該販売店に対する、該商取引に
必要な対価の支払いを行なう決済サービスを提供すべ
く、通信ネットワークを通じて該販売店における該取得
手段と通信可能に接続された決済サービス提供サーバを
さらにそなえ、該決済サービス提供サーバが、通信ネッ
トワークを通じて該購買情報匿名化サーバと通信可能に
接続されるとともに、該蓄積手段が該決済サービス提供
サーバ側にそなえられ、該匿名化購買情報が、該購買情
報匿名化サーバから該通信ネットワークを通じて該決済
サービス提供サーバに送信され、該蓄積手段に蓄積され
ることを特徴とする、付記２記載の購買情報管理システ
ム。
【００９７】（付記５） 該顧客から該販売店に対す
る、該商取引に必要な対価の支払いを行なう決済サービ
スを提供すべく、通信ネットワークを通じて該販売店に
おける該取得手段と通信可能に接続された決済サービス
提供サーバをさらにそなえ、該匿名化手段および該蓄積
手段が該決済サービス提供サーバ側にそなえられ、該購
買情報が、該取得手段から該通信ネットワークを通じて
該決済サービス提供サーバ側の該匿名化手段に送信され
ることを特徴とする、付記１記載の購買情報管理システ
ム。
る、該商取引に必要な対価の支払いを行なう決済サービ
スを提供すべく、通信ネットワークを通じて該販売店に
おける該取得手段と通信可能に接続された決済サービス
提供サーバをさらにそなえ、該匿名化手段および該蓄積
手段が該決済サービス提供サーバ側にそなえられ、該購
買情報が、該取得手段から該通信ネットワークを通じて
該決済サービス提供サーバ側の該匿名化手段に送信され
ることを特徴とする、付記１記載の購買情報管理システ
ム。
【００９８】（付記６） 該決済サービス提供サーバ
が、該顧客と該販売店と事前に契約し該顧客の与信を行
なって前記支払いを代行することにより、前記決済サー
ビスを提供するクレジット会社に属することを特徴とす
る、付記４または付記５に記載の購買情報管理システ
ム。 （付記７） 該顧客が該販売店において該商取引を行な
い、該取得手段が、該顧客によって提示された該顧客所
有のクレジットカードを用いて該購買情報を取得するこ
とを特徴とする、付記６記載の購買情報管理システム。
が、該顧客と該販売店と事前に契約し該顧客の与信を行
なって前記支払いを代行することにより、前記決済サー
ビスを提供するクレジット会社に属することを特徴とす
る、付記４または付記５に記載の購買情報管理システ
ム。 （付記７） 該顧客が該販売店において該商取引を行な
い、該取得手段が、該顧客によって提示された該顧客所
有のクレジットカードを用いて該購買情報を取得するこ
とを特徴とする、付記６記載の購買情報管理システム。
【００９９】（付記８） 該決済サービス提供サーバ
が、該顧客と該販売店と事前に契約し該顧客の口座から
前記支払いを行なうことにより、前記決済サービスを提
供する金融機関に属することを特徴とする、付記４また
は付記５に記載の購買情報管理システム。 （付記９） 該顧客が該販売店において該商取引を行な
い、該取得手段が、該顧客によって提示された該顧客所
有のデビットカードを用いて、該購買情報を取得するこ
とを特徴とする、付記８記載の購買情報管理システム。
が、該顧客と該販売店と事前に契約し該顧客の口座から
前記支払いを行なうことにより、前記決済サービスを提
供する金融機関に属することを特徴とする、付記４また
は付記５に記載の購買情報管理システム。 （付記９） 該顧客が該販売店において該商取引を行な
い、該取得手段が、該顧客によって提示された該顧客所
有のデビットカードを用いて、該購買情報を取得するこ
とを特徴とする、付記８記載の購買情報管理システム。
【０１００】（付記１０） 該蓄積手段を、複数箇所に
分散させてそなえ、該複数箇所における該蓄積手段の相
互間で該匿名化購買情報を交換し、各蓄積手段に蓄積さ
れた該匿名化購買情報を少なくとも一つの蓄積手段に総
合して蓄積させる手段をさらにそなえたことを特徴とす
る、付記１〜付記９のいずれか一つに記載の購買情報管
理システム。
分散させてそなえ、該複数箇所における該蓄積手段の相
互間で該匿名化購買情報を交換し、各蓄積手段に蓄積さ
れた該匿名化購買情報を少なくとも一つの蓄積手段に総
合して蓄積させる手段をさらにそなえたことを特徴とす
る、付記１〜付記９のいずれか一つに記載の購買情報管
理システム。
【０１０１】（付記１１） 該蓄積手段に蓄積された該
匿名化購買情報、もしくは、該匿名化購買情報に基づい
て得られた情報を第三者に提供することにより、該第三
者から対価を得ることを特徴とする、付記１〜付記１０
のいずれか一つに記載の購買情報管理システム。 （付記１２） 該顧客と事前に結ばれた契約の内容に応
じて、該第三者からの対価として得られた利益を該顧客
に分配することを特徴とする、付記１１記載の購買情報
管理システム。
匿名化購買情報、もしくは、該匿名化購買情報に基づい
て得られた情報を第三者に提供することにより、該第三
者から対価を得ることを特徴とする、付記１〜付記１０
のいずれか一つに記載の購買情報管理システム。 （付記１２） 該顧客と事前に結ばれた契約の内容に応
じて、該第三者からの対価として得られた利益を該顧客
に分配することを特徴とする、付記１１記載の購買情報
管理システム。
【０１０２】（付記１３） 該販売店と事前に結ばれた
契約の内容に応じて、該第三者からの対価として得られ
た利益を該販売店に分配することを特徴とする、付記１
１または付記１２に記載の購買情報管理システム。 （付記１４） 該決済サービス提供サーバ側から該購買
情報匿名化サーバ側に、匿名化処理に対する対価を支払
うことを特徴とする、付記４記載の購買情報管理システ
ム。
契約の内容に応じて、該第三者からの対価として得られ
た利益を該販売店に分配することを特徴とする、付記１
１または付記１２に記載の購買情報管理システム。 （付記１４） 該決済サービス提供サーバ側から該購買
情報匿名化サーバ側に、匿名化処理に対する対価を支払
うことを特徴とする、付記４記載の購買情報管理システ
ム。
【０１０３】（付記１５） 該購買情報匿名化サーバが
該決済サービス提供サーバ側から匿名化処理に必要な情
報の提供を受けている場合、該購買情報匿名化サーバ側
から該決済サービス提供サーバ側に、該情報の提供に対
する対価を支払うことを特徴とする、付記４または付記
１４に記載の購買情報管理システム。
該決済サービス提供サーバ側から匿名化処理に必要な情
報の提供を受けている場合、該購買情報匿名化サーバ側
から該決済サービス提供サーバ側に、該情報の提供に対
する対価を支払うことを特徴とする、付記４または付記
１４に記載の購買情報管理システム。
【０１０４】（付記１６） 該蓄積手段が、通信ネット
ワークを通じて該購買情報匿名化サーバと通信可能に接
続された販売店サーバ側にそなえられ、該匿名化購買情
報が、該購買情報匿名化サーバから該通信ネットワーク
を通じて該販売店サーバに送信され、該蓄積手段に蓄積
されることを特徴とする、付記２記載の購買情報管理シ
ステム。
ワークを通じて該購買情報匿名化サーバと通信可能に接
続された販売店サーバ側にそなえられ、該匿名化購買情
報が、該購買情報匿名化サーバから該通信ネットワーク
を通じて該販売店サーバに送信され、該蓄積手段に蓄積
されることを特徴とする、付記２記載の購買情報管理シ
ステム。
【０１０５】（付記１７） 該顧客から該販売店に対す
る、該商取引に必要な対価の支払いを行なう決済サービ
スを提供すべく、通信ネットワークを通じて該販売店に
おける該取得手段と通信可能に接続された決済サービス
提供サーバをさらにそなえたことを特徴とする、付記１
６記載の購買情報管理システム。 （付記１８） 該決済サービス提供サーバが、通信ネッ
トワークを通じて該販売店サーバと通信可能に接続さ
れ、該購買情報匿名化サーバとして用いられることを特
徴とする、付記１７記載の購買情報管理システム。
る、該商取引に必要な対価の支払いを行なう決済サービ
スを提供すべく、通信ネットワークを通じて該販売店に
おける該取得手段と通信可能に接続された決済サービス
提供サーバをさらにそなえたことを特徴とする、付記１
６記載の購買情報管理システム。 （付記１８） 該決済サービス提供サーバが、通信ネッ
トワークを通じて該販売店サーバと通信可能に接続さ
れ、該購買情報匿名化サーバとして用いられることを特
徴とする、付記１７記載の購買情報管理システム。
【０１０６】（付記１９） 該決済サービス提供サーバ
が、該顧客と該販売店と事前に契約し該顧客の与信を行
なって前記支払いを代行することにより、前記決済サー
ビスを提供するクレジット会社に属することを特徴とす
る、付記１７または付記１８に記載の購買情報管理シス
テム。 （付記２０） 該顧客が該販売店において該商取引を行
ない、該取得手段が、該顧客によって提示された該顧客
所有のクレジットカードを用いて、該購買情報を取得す
ることを特徴とする、付記１９記載の購買情報管理シス
テム。
が、該顧客と該販売店と事前に契約し該顧客の与信を行
なって前記支払いを代行することにより、前記決済サー
ビスを提供するクレジット会社に属することを特徴とす
る、付記１７または付記１８に記載の購買情報管理シス
テム。 （付記２０） 該顧客が該販売店において該商取引を行
ない、該取得手段が、該顧客によって提示された該顧客
所有のクレジットカードを用いて、該購買情報を取得す
ることを特徴とする、付記１９記載の購買情報管理シス
テム。
【０１０７】（付記２１） 該決済サービス提供サーバ
が、該顧客と該販売店と事前に契約し該顧客の口座から
前記支払いを行なうことにより、前記決済サービスを提
供する金融機関に属することを特徴とする、付記１７ま
たは付記１８に記載の購買情報管理システム。 （付記２２） 該顧客が該販売店において該商取引を行
ない、該取得手段が、該顧客によって提示された該顧客
所有のデビットカードを用いて、該購買情報を取得する
ことを特徴とする、付記２１記載の購買情報管理システ
ム。
が、該顧客と該販売店と事前に契約し該顧客の口座から
前記支払いを行なうことにより、前記決済サービスを提
供する金融機関に属することを特徴とする、付記１７ま
たは付記１８に記載の購買情報管理システム。 （付記２２） 該顧客が該販売店において該商取引を行
ない、該取得手段が、該顧客によって提示された該顧客
所有のデビットカードを用いて、該購買情報を取得する
ことを特徴とする、付記２１記載の購買情報管理システ
ム。
【０１０８】（付記２３） 該販売店サーバ側から該購
買情報匿名化サーバ側に、匿名化処理に対する対価を支
払うことを特徴とする、付記１６〜付記２２のいずれか
一つに記載の購買情報管理システム。 （付記２４） 該購買情報匿名化サーバが該決済サービ
ス提供サーバ側から匿名化処理に必要な情報の提供を受
けている場合、該購買情報匿名化サーバ側から該決済サ
ービス提供サーバ側に、該情報の提供に対する対価を支
払うことを特徴とする、付記１７記載の購買情報管理シ
ステム。
買情報匿名化サーバ側に、匿名化処理に対する対価を支
払うことを特徴とする、付記１６〜付記２２のいずれか
一つに記載の購買情報管理システム。 （付記２４） 該購買情報匿名化サーバが該決済サービ
ス提供サーバ側から匿名化処理に必要な情報の提供を受
けている場合、該購買情報匿名化サーバ側から該決済サ
ービス提供サーバ側に、該情報の提供に対する対価を支
払うことを特徴とする、付記１７記載の購買情報管理シ
ステム。
【０１０９】（付記２５） 通信ネットワークを通じて
該販売店における該取得手段と通信可能に接続された該
顧客側の端末をさらにそなえ、該商取引が、該販売店と
該顧客との間で、該通信ネットワークを通じて行なわ
れ、該取得手段が、該購買情報を、該顧客側の端末から
該通信ネットワークを通じて取得することを特徴とす
る、付記１〜付記２４のいずれか一つに記載の購買情報
管理システム。
該販売店における該取得手段と通信可能に接続された該
顧客側の端末をさらにそなえ、該商取引が、該販売店と
該顧客との間で、該通信ネットワークを通じて行なわ
れ、該取得手段が、該購買情報を、該顧客側の端末から
該通信ネットワークを通じて取得することを特徴とす
る、付記１〜付記２４のいずれか一つに記載の購買情報
管理システム。
【０１１０】（付記２６） 該匿名化手段が、該購買情
報に基づいて、該顧客と事前に結ばれた契約の内容に応
じた形式の匿名化個人情報を得て、該匿名化個人情報を
該匿名化購買情報として用いることを特徴とする、付記
１〜付記２５のいずれか一つに記載の購買情報管理シス
テム。
報に基づいて、該顧客と事前に結ばれた契約の内容に応
じた形式の匿名化個人情報を得て、該匿名化個人情報を
該匿名化購買情報として用いることを特徴とする、付記
１〜付記２５のいずれか一つに記載の購買情報管理シス
テム。
【０１１１】（付記２７） 該匿名化手段が、該顧客の
識別情報と、当該顧客と事前に結ばれた契約の内容に従
った匿名化個人情報とを対応させて保持する匿名化個人
情報テーブルを有し、該購買情報に含まれる該顧客の識
別情報を抽出し、抽出された識別情報に対応する顧客の
匿名化個人情報を、該匿名化個人情報テーブルから読み
出し、読み出された該匿名化個人情報を該匿名化購買情
報として用いることを特徴とする、付記２６記載の購買
情報管理システム。
識別情報と、当該顧客と事前に結ばれた契約の内容に従
った匿名化個人情報とを対応させて保持する匿名化個人
情報テーブルを有し、該購買情報に含まれる該顧客の識
別情報を抽出し、抽出された識別情報に対応する顧客の
匿名化個人情報を、該匿名化個人情報テーブルから読み
出し、読み出された該匿名化個人情報を該匿名化購買情
報として用いることを特徴とする、付記２６記載の購買
情報管理システム。
【０１１２】（付記２８） 該匿名化手段が、該購買情
報に基づいて、該顧客のみならず該販売店も特定不能な
形式の匿名化購買情報を得ることを特徴とする、付記１
〜付記２７のいずれか一つに記載の購買情報管理システ
ム。 （付記２９） 該匿名化手段が、該購買情報に基づい
て、該販売店と事前に結ばれた契約の内容に応じた形式
の匿名化販売店情報を得て、該匿名化販売店情報を該匿
名化購買情報として用いることを特徴とする、付記２８
記載の購買情報管理システム。
報に基づいて、該顧客のみならず該販売店も特定不能な
形式の匿名化購買情報を得ることを特徴とする、付記１
〜付記２７のいずれか一つに記載の購買情報管理システ
ム。 （付記２９） 該匿名化手段が、該購買情報に基づい
て、該販売店と事前に結ばれた契約の内容に応じた形式
の匿名化販売店情報を得て、該匿名化販売店情報を該匿
名化購買情報として用いることを特徴とする、付記２８
記載の購買情報管理システム。
【０１１３】（付記３０） 該匿名化手段が、該販売店
の識別情報と、当該販売店と事前に結ばれた契約の内容
に従った匿名化販売店情報とを対応させて保持する匿名
化販売店情報テーブルを有し、該購買情報に含まれる該
販売店の識別情報を抽出し、抽出された識別情報に対応
する販売店の匿名化販売店情報を、該匿名化販売店情報
テーブルから読み出し、読み出された該匿名化販売店情
報を該匿名化購買情報として用いることを特徴とする、
付記２９記載の購買情報管理システム。
の識別情報と、当該販売店と事前に結ばれた契約の内容
に従った匿名化販売店情報とを対応させて保持する匿名
化販売店情報テーブルを有し、該購買情報に含まれる該
販売店の識別情報を抽出し、抽出された識別情報に対応
する販売店の匿名化販売店情報を、該匿名化販売店情報
テーブルから読み出し、読み出された該匿名化販売店情
報を該匿名化購買情報として用いることを特徴とする、
付記２９記載の購買情報管理システム。
【０１１４】（付記３１） 顧客と販売店との間で行な
われた商取引に係る購買情報を管理する購買情報管理シ
ステムに用いられるサーバであって、該販売店から通信
ネットワークを通じて該購買情報を受信する受信手段
と、該受信手段によって受信された該購買情報に基づい
て、該顧客を特定不能な形式の匿名化購買情報を得る匿
名化手段とをそなえたことを特徴とする、購買情報匿名
化サーバ。
われた商取引に係る購買情報を管理する購買情報管理シ
ステムに用いられるサーバであって、該販売店から通信
ネットワークを通じて該購買情報を受信する受信手段
と、該受信手段によって受信された該購買情報に基づい
て、該顧客を特定不能な形式の匿名化購買情報を得る匿
名化手段とをそなえたことを特徴とする、購買情報匿名
化サーバ。
【０１１５】（付記３２） 該匿名化手段が、該購買情
報に基づいて、該顧客と事前に結ばれた契約の内容に応
じた形式の匿名化個人情報を得て、該匿名化個人情報を
該匿名化購買情報として用いることを特徴とする、付記
３１記載の購買情報匿名化サーバ。
報に基づいて、該顧客と事前に結ばれた契約の内容に応
じた形式の匿名化個人情報を得て、該匿名化個人情報を
該匿名化購買情報として用いることを特徴とする、付記
３１記載の購買情報匿名化サーバ。
【０１１６】（付記３３） 該匿名化手段が、該顧客の
識別情報と、当該顧客と事前に結ばれた契約の内容に従
った匿名化個人情報とを対応させて保持する匿名化個人
情報テーブルを有し、該購買情報に含まれる該顧客の識
別情報を抽出し、抽出された識別情報に対応する顧客の
匿名化個人情報を、該匿名化個人情報テーブルから読み
出し、読み出された該匿名化個人情報を該匿名化購買情
報として用いることを特徴とする、付記３２記載の購買
情報匿名化サーバ。
識別情報と、当該顧客と事前に結ばれた契約の内容に従
った匿名化個人情報とを対応させて保持する匿名化個人
情報テーブルを有し、該購買情報に含まれる該顧客の識
別情報を抽出し、抽出された識別情報に対応する顧客の
匿名化個人情報を、該匿名化個人情報テーブルから読み
出し、読み出された該匿名化個人情報を該匿名化購買情
報として用いることを特徴とする、付記３２記載の購買
情報匿名化サーバ。
【０１１７】（付記３４） 該匿名化手段が、該購買情
報に基づいて、該顧客のみならず該販売店も特定不能な
形式の匿名化購買情報を得ることを特徴とする、付記３
１〜付記３３のいずれか一つに記載の購買情報匿名化サ
ーバ。 （付記３５） 該匿名化手段が、該購買情報に基づい
て、該販売店と事前に結ばれた契約の内容に応じた形式
の匿名化販売店情報を得て、該匿名化販売店情報を該匿
名化購買情報として用いることを特徴とする、付記３４
記載の購買情報匿名化サーバ。
報に基づいて、該顧客のみならず該販売店も特定不能な
形式の匿名化購買情報を得ることを特徴とする、付記３
１〜付記３３のいずれか一つに記載の購買情報匿名化サ
ーバ。 （付記３５） 該匿名化手段が、該購買情報に基づい
て、該販売店と事前に結ばれた契約の内容に応じた形式
の匿名化販売店情報を得て、該匿名化販売店情報を該匿
名化購買情報として用いることを特徴とする、付記３４
記載の購買情報匿名化サーバ。
【０１１８】（付記３６） 該匿名化手段が、該販売店
の識別情報と、当該販売店と事前に結ばれた契約の内容
に従った匿名化販売店情報とを対応させて保持する匿名
化販売店情報テーブルを有し、該購買情報に含まれる該
販売店の識別情報を抽出し、抽出された識別情報に対応
する販売店の匿名化販売店情報を、該匿名化販売店情報
テーブルから読み出し、読み出された該匿名化販売店情
報を該匿名化購買情報として用いることを特徴とする、
付記３５記載の購買情報匿名化サーバ。
の識別情報と、当該販売店と事前に結ばれた契約の内容
に従った匿名化販売店情報とを対応させて保持する匿名
化販売店情報テーブルを有し、該購買情報に含まれる該
販売店の識別情報を抽出し、抽出された識別情報に対応
する販売店の匿名化販売店情報を、該匿名化販売店情報
テーブルから読み出し、読み出された該匿名化販売店情
報を該匿名化購買情報として用いることを特徴とする、
付記３５記載の購買情報匿名化サーバ。
【０１１９】（付記３７） 該匿名化手段によって得ら
れた該匿名化購買情報を蓄積する蓄積手段をさらにそな
えたことを特徴とする、付記３１〜付記３６のいずれか
一つに記載の購買情報匿名化サーバ。 （付記３８） 該蓄積手段に蓄積された該匿名化購買情
報、もしくは、該匿名化購買情報に基づいて得られた情
報を第三者に提供することにより、該第三者から対価を
得ることを特徴とする、付記３７記載の購買情報匿名化
サーバ。
れた該匿名化購買情報を蓄積する蓄積手段をさらにそな
えたことを特徴とする、付記３１〜付記３６のいずれか
一つに記載の購買情報匿名化サーバ。 （付記３８） 該蓄積手段に蓄積された該匿名化購買情
報、もしくは、該匿名化購買情報に基づいて得られた情
報を第三者に提供することにより、該第三者から対価を
得ることを特徴とする、付記３７記載の購買情報匿名化
サーバ。
【０１２０】（付記３９） 顧客と販売店との間で行な
われた商取引に係る購買情報を管理する購買情報管理方
法であって、該購買情報を取得するステップと、該購買
情報に基づいて、該顧客を特定不能な形式の匿名化購買
情報を得る匿名化ステップと、該匿名化購買情報を蓄積
するステップとを含むことを特徴とする、購買情報管理
方法。
われた商取引に係る購買情報を管理する購買情報管理方
法であって、該購買情報を取得するステップと、該購買
情報に基づいて、該顧客を特定不能な形式の匿名化購買
情報を得る匿名化ステップと、該匿名化購買情報を蓄積
するステップとを含むことを特徴とする、購買情報管理
方法。
【０１２１】（付記４０） 該匿名化ステップで、該購
買情報に基づいて、該顧客のみならず該販売店も特定不
能な形式の匿名化購買情報を得ることを特徴とする、付
記３９記載の購買情報管理方法。
買情報に基づいて、該顧客のみならず該販売店も特定不
能な形式の匿名化購買情報を得ることを特徴とする、付
記３９記載の購買情報管理方法。
【０１２２】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の購買情報
管理システム，購買情報匿名化サーバおよび購買情報管
理方法によれば、以下のような効果ないし利点を得るこ
とができる。 （１）顧客と販売店との間で行なわれた商取引に係る購
買情報が、顧客を特定不能な形式の匿名化購買情報とし
て蓄積され、蓄積された匿名化購買情報をマーケティン
グリサーチ（消費者の動向調査）等に用いることができ
るので、例えばＳＥＴを採用した電子決済システムにお
いて、顧客のプライバシー情報を保護しつつ、顧客の購
買情報の市場価値を極めて有効に生かすことが可能にな
る（請求項１，８，１０＆付記１，３１，３９）。
管理システム，購買情報匿名化サーバおよび購買情報管
理方法によれば、以下のような効果ないし利点を得るこ
とができる。 （１）顧客と販売店との間で行なわれた商取引に係る購
買情報が、顧客を特定不能な形式の匿名化購買情報とし
て蓄積され、蓄積された匿名化購買情報をマーケティン
グリサーチ（消費者の動向調査）等に用いることができ
るので、例えばＳＥＴを採用した電子決済システムにお
いて、顧客のプライバシー情報を保護しつつ、顧客の購
買情報の市場価値を極めて有効に生かすことが可能にな
る（請求項１，８，１０＆付記１，３１，３９）。
【０１２３】（２）匿名化手段をそなえた購買情報匿名
化サーバを有する組織等（例えば匿名化組織）は、購買
情報の匿名化処理を業務として実行し、匿名化処理の依
頼主から対価を得ることができる（請求項２＆付記２，
３１）。さらに、その購買情報匿名化サーバに、匿名化
購買情報を蓄積する蓄積手段をそなえることにより、上
記組織等は、蓄積された匿名化購買情報や、その匿名化
購買情報に基づいて得られた情報を、マーケティングリ
サーチの結果として第三者に提供し、その第三者から対
価を得ることができる（請求項３＆付記３，３７，３
８）。
化サーバを有する組織等（例えば匿名化組織）は、購買
情報の匿名化処理を業務として実行し、匿名化処理の依
頼主から対価を得ることができる（請求項２＆付記２，
３１）。さらに、その購買情報匿名化サーバに、匿名化
購買情報を蓄積する蓄積手段をそなえることにより、上
記組織等は、蓄積された匿名化購買情報や、その匿名化
購買情報に基づいて得られた情報を、マーケティングリ
サーチの結果として第三者に提供し、その第三者から対
価を得ることができる（請求項３＆付記３，３７，３
８）。
【０１２４】（３）クレジット会社や金融機関における
決済サービス提供サーバに、購買情報匿名化サーバから
の匿名化購買情報を蓄積する蓄積手段をそなえること
で、クレジット会社や金融機関の決済サービス提供者
は、蓄積された情報を、マーケティングリサーチ等に有
効に利用することができるほか、そのマーケティングリ
サーチ結果を第三者に提供し、その第三者から対価を得
ることができる（請求項４＆付記４，６，８）。
決済サービス提供サーバに、購買情報匿名化サーバから
の匿名化購買情報を蓄積する蓄積手段をそなえること
で、クレジット会社や金融機関の決済サービス提供者
は、蓄積された情報を、マーケティングリサーチ等に有
効に利用することができるほか、そのマーケティングリ
サーチ結果を第三者に提供し、その第三者から対価を得
ることができる（請求項４＆付記４，６，８）。
【０１２５】（４）クレジット会社や金融機関における
決済サービス提供サーバに、匿名化手段および蓄積手段
をそなえることで、クレジット会社や金融機関の決済サ
ービス提供者は、匿名化処理に対する対価等を支払うこ
となく、自分のサーバ内で、購買情報の匿名化を行ない
匿名化購買情報を蓄積することができ、蓄積された情報
を、マーケティングリサーチ等に有効に利用することが
できるほか、そのマーケティングリサーチ結果を第三者
に提供し、その第三者から対価を得ることができる（請
求項５＆付記５，６，８）。
決済サービス提供サーバに、匿名化手段および蓄積手段
をそなえることで、クレジット会社や金融機関の決済サ
ービス提供者は、匿名化処理に対する対価等を支払うこ
となく、自分のサーバ内で、購買情報の匿名化を行ない
匿名化購買情報を蓄積することができ、蓄積された情報
を、マーケティングリサーチ等に有効に利用することが
できるほか、そのマーケティングリサーチ結果を第三者
に提供し、その第三者から対価を得ることができる（請
求項５＆付記５，６，８）。
【０１２６】（５）匿名化購買情報が複数箇所における
蓄積手段に分散されて蓄積される場合には、複数箇所に
おける蓄積手段の相互間で匿名化購買情報を交換し、各
蓄積手段に蓄積された匿名化購買情報が少なくとも一つ
の蓄積手段に蓄積される。これにより、例えば顧客が複
数種類の決済サービスを利用して決済を行ない匿名化購
買情報が複数の異なる決済サービス提供者側で蓄積され
るような場合であっても、複数の蓄積手段に蓄積された
匿名化購買情報を総合的に管理し取り扱うことができ、
より広範かつ確実に顧客（消費者）の動向を把握するこ
とができる（付記１０）。
蓄積手段に分散されて蓄積される場合には、複数箇所に
おける蓄積手段の相互間で匿名化購買情報を交換し、各
蓄積手段に蓄積された匿名化購買情報が少なくとも一つ
の蓄積手段に蓄積される。これにより、例えば顧客が複
数種類の決済サービスを利用して決済を行ない匿名化購
買情報が複数の異なる決済サービス提供者側で蓄積され
るような場合であっても、複数の蓄積手段に蓄積された
匿名化購買情報を総合的に管理し取り扱うことができ、
より広範かつ確実に顧客（消費者）の動向を把握するこ
とができる（付記１０）。
【０１２７】（６）本発明のシステムでは、蓄積手段に
蓄積された匿名化購買情報や、その匿名化購買情報に基
づいて得られた情報を、マーケティングリサーチの結果
として第三者に提供し、その第三者から対価を得ること
ができるが、その際、顧客と事前に結ばれた契約の内容
に応じて、あるいは、販売店と事前に結ばれた契約の内
容に応じて、第三者からの対価として得られた利益を顧
客や販売店に分配することにより、その利益が顧客や販
売店に還元されることになる（付記１１〜１３）。
蓄積された匿名化購買情報や、その匿名化購買情報に基
づいて得られた情報を、マーケティングリサーチの結果
として第三者に提供し、その第三者から対価を得ること
ができるが、その際、顧客と事前に結ばれた契約の内容
に応じて、あるいは、販売店と事前に結ばれた契約の内
容に応じて、第三者からの対価として得られた利益を顧
客や販売店に分配することにより、その利益が顧客や販
売店に還元されることになる（付記１１〜１３）。
【０１２８】（７）本発明のシステムでは、購買情報匿
名化サーバを有する匿名化組織などは、決済サービス提
供サーバ側から匿名化処理に対する対価を徴収すること
によっても、利益を得ることができ、その利益について
も上述のごとく顧客や販売店に還元してもよい（付記１
４）。
名化サーバを有する匿名化組織などは、決済サービス提
供サーバ側から匿名化処理に対する対価を徴収すること
によっても、利益を得ることができ、その利益について
も上述のごとく顧客や販売店に還元してもよい（付記１
４）。
【０１２９】（８）購買情報匿名化サーバが決済サービ
ス提供サーバ側から匿名化処理に必要な情報の提供を受
けている場合、決済サービス提供サーバ側は、購買情報
匿名化サーバ側から情報の提供に対する対価を徴収する
ことによって、利益を得ることができる（付記１５，２
４）。
ス提供サーバ側から匿名化処理に必要な情報の提供を受
けている場合、決済サービス提供サーバ側は、購買情報
匿名化サーバ側から情報の提供に対する対価を徴収する
ことによって、利益を得ることができる（付記１５，２
４）。
【０１３０】（９）販売店サーバに、購買情報匿名化サ
ーバからの匿名化購買情報を蓄積する蓄積手段をそなえ
ることで、販売店側は、自店での顧客の購買状況等を匿
名化購買情報として蓄積することができ、蓄積された情
報を、マーケティングリサーチ等に有効に利用すること
ができる（請求項６＆付記１６，３７）。その際、クレ
ジット会社や金融機関における決済サービス提供サーバ
を購買情報匿名化サーバとして用いることで、クレジッ
ト会社や金融機関の決済サービス提供者は、購買情報の
匿名化処理を業務として実行し、匿名化処理の依頼主で
ある販売店から対価を得ることができる（付記１７〜１
９，２１，２３）。
ーバからの匿名化購買情報を蓄積する蓄積手段をそなえ
ることで、販売店側は、自店での顧客の購買状況等を匿
名化購買情報として蓄積することができ、蓄積された情
報を、マーケティングリサーチ等に有効に利用すること
ができる（請求項６＆付記１６，３７）。その際、クレ
ジット会社や金融機関における決済サービス提供サーバ
を購買情報匿名化サーバとして用いることで、クレジッ
ト会社や金融機関の決済サービス提供者は、購買情報の
匿名化処理を業務として実行し、匿名化処理の依頼主で
ある販売店から対価を得ることができる（付記１７〜１
９，２１，２３）。
【０１３１】（１０）顧客が販売店の店頭で商取引を行
なう場合には、顧客が販売店の店頭において提示したク
レジットカードやデビットカードを用いて、商取引に係
る購買情報を取得するほか、商取引が顧客と販売店との
間で通信ネットワークを介して行なわれる場合には、そ
の商取引に係る購買情報を、顧客側の端末から通信ネッ
トワークを通じて取得することにより、商取引に係る購
買情報を容易に取得することができる（付記７，９，２
０，２２，２５）。
なう場合には、顧客が販売店の店頭において提示したク
レジットカードやデビットカードを用いて、商取引に係
る購買情報を取得するほか、商取引が顧客と販売店との
間で通信ネットワークを介して行なわれる場合には、そ
の商取引に係る購買情報を、顧客側の端末から通信ネッ
トワークを通じて取得することにより、商取引に係る購
買情報を容易に取得することができる（付記７，９，２
０，２２，２５）。
【０１３２】（１１）購買情報に基づいて、顧客と事前
に結ばれた契約の内容に応じた形式の匿名化個人情報を
得て、その匿名化個人情報を匿名化購買情報として用い
ることにより、その契約の内容によって、全く匿名化を
行なわないレベルから、顧客の特定を完全に不可能にす
るレベルまで段階的に、個人情報の匿名化を行なうこと
ができる（付記２６，３２）。その際、顧客の識別情報
と匿名化個人情報とを対応させて保持する匿名化個人情
報テーブルをそなえ、この匿名化個人情報テーブルを用
いることにより、極めて容易に匿名化処理を行なうこと
ができる（付記２７，３３）。
に結ばれた契約の内容に応じた形式の匿名化個人情報を
得て、その匿名化個人情報を匿名化購買情報として用い
ることにより、その契約の内容によって、全く匿名化を
行なわないレベルから、顧客の特定を完全に不可能にす
るレベルまで段階的に、個人情報の匿名化を行なうこと
ができる（付記２６，３２）。その際、顧客の識別情報
と匿名化個人情報とを対応させて保持する匿名化個人情
報テーブルをそなえ、この匿名化個人情報テーブルを用
いることにより、極めて容易に匿名化処理を行なうこと
ができる（付記２７，３３）。
【０１３３】（１２）顧客と販売店との間で行なわれた
商取引に係る購買情報が、販売店を特定不能な形式の匿
名化購買情報として蓄積され、蓄積された匿名化購買情
報をマーケティングリサーチ（消費者の動向調査）等に
用いることができるので、例えばＳＥＴを採用した電子
決済システムにおいて、販売店のプライバシー情報を保
護しつつ、購買情報の市場価値を極めて有効に生かすこ
とが可能になる（請求項７，９＆付記２８，３４，４
０）。その際、購買情報に基づいて、販売店と事前に結
ばれた契約の内容に応じた形式の匿名化販売店情報を得
て、その匿名化販売店情報を匿名化購買情報として用い
ることにより、その契約の内容によって、全く匿名化を
行なわないレベルから、販売店の特定を完全に不可能に
するレベルまで段階的に、販売店情報の匿名化を行なう
ことができる（付記２９，３５）。また、販売店の識別
情報と匿名化販売店情報とを対応させて保持する匿名化
販売店情報テーブルをそなえ、この匿名化販売店情報テ
ーブルを用いることにより、極めて容易に匿名化処理を
行なうことができる（付記３０，３６）。
商取引に係る購買情報が、販売店を特定不能な形式の匿
名化購買情報として蓄積され、蓄積された匿名化購買情
報をマーケティングリサーチ（消費者の動向調査）等に
用いることができるので、例えばＳＥＴを採用した電子
決済システムにおいて、販売店のプライバシー情報を保
護しつつ、購買情報の市場価値を極めて有効に生かすこ
とが可能になる（請求項７，９＆付記２８，３４，４
０）。その際、購買情報に基づいて、販売店と事前に結
ばれた契約の内容に応じた形式の匿名化販売店情報を得
て、その匿名化販売店情報を匿名化購買情報として用い
ることにより、その契約の内容によって、全く匿名化を
行なわないレベルから、販売店の特定を完全に不可能に
するレベルまで段階的に、販売店情報の匿名化を行なう
ことができる（付記２９，３５）。また、販売店の識別
情報と匿名化販売店情報とを対応させて保持する匿名化
販売店情報テーブルをそなえ、この匿名化販売店情報テ
ーブルを用いることにより、極めて容易に匿名化処理を
行なうことができる（付記３０，３６）。
【図１】本発明の第１実施形態としての購買情報管理シ
ステムを適用された電子決済システムの構成を示すブロ
ック図である。
ステムを適用された電子決済システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図２】第１実施形態の電子決済システム（購買情報管
理システム）における処理手順について説明するための
図である。
理システム）における処理手順について説明するための
図である。
【図３】本発明の第２実施形態としての購買情報管理シ
ステムを適用された電子決済システムの構成を示すブロ
ック図である。
ステムを適用された電子決済システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図４】第２実施形態の電子決済システム（購買情報管
理システム）における処理手順について説明するための
図である。
理システム）における処理手順について説明するための
図である。
【図５】本発明の第３実施形態としての購買情報管理シ
ステムを適用された電子決済システムの構成を示すブロ
ック図である。
ステムを適用された電子決済システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図６】第３実施形態の電子決済システム（購買情報管
理システム）における処理手順について説明するための
図である。
理システム）における処理手順について説明するための
図である。
【図７】本発明の第４実施形態としての購買情報管理シ
ステムを適用された電子決済システムの構成を示すブロ
ック図である。
ステムを適用された電子決済システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図８】第４実施形態の電子決済システム（購買情報管
理システム）における処理手順について説明するための
図である。
理システム）における処理手順について説明するための
図である。
【図９】本発明の第５実施形態としての購買情報管理シ
ステムを適用された電子決済システムの構成を示すブロ
ック図である。
ステムを適用された電子決済システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図１０】一般的な電子決済システムにおけるＳＥＴの
仕組みの概略について説明するための図である。
仕組みの概略について説明するための図である。
１０ 顧客端末
２０ 販売店
２１ 販売店サーバ（取得手段）
２１１ 蓄積手段
２２ 販売店端末（取得手段）
３０ 決済サービス提供組織（クレジット会社，金融機
関，決済サービス提供者） ３１ 決済サービス提供サーバ ３１１ 蓄積手段 ３１２ 匿名化手段 ３１２ａ 匿名化個人情報テーブル ３１２ｂ 匿名化販売店情報テーブル ４０ 匿名化組織 ４１ 購買情報匿名化サーバ ４１１ 受信手段 ４１２ 匿名化手段 ４１２ａ 匿名化個人情報テーブル ４１２ｂ 匿名化販売店情報テーブル ４１３ 送信手段 ４１４ 蓄積手段 １００ 通信ネットワーク
関，決済サービス提供者） ３１ 決済サービス提供サーバ ３１１ 蓄積手段 ３１２ 匿名化手段 ３１２ａ 匿名化個人情報テーブル ３１２ｂ 匿名化販売店情報テーブル ４０ 匿名化組織 ４１ 購買情報匿名化サーバ ４１１ 受信手段 ４１２ 匿名化手段 ４１２ａ 匿名化個人情報テーブル ４１２ｂ 匿名化販売店情報テーブル ４１３ 送信手段 ４１４ 蓄積手段 １００ 通信ネットワーク
Claims (10)
- 【請求項１】 顧客と販売店との間で行なわれた商取引
に係る購買情報を管理する購買情報管理システムであっ
て、 該販売店側で該商取引に係る購買情報を取得する取得手
段と、 該取得手段により取得された該購買情報に基づいて、該
顧客を特定不能な形式の匿名化購買情報を得る匿名化手
段と、 該匿名化手段によって得られた該匿名化購買情報を蓄積
する蓄積手段とをそなえたことを特徴とする、購買情報
管理システム。 - 【請求項２】 該匿名化手段が、通信ネットワークを通
じて該販売店における該取得手段と通信可能に接続され
た購買情報匿名化サーバにそなえられ、 該購買情報が、該取得手段から該通信ネットワークを通
じて該購買情報匿名化サーバの該匿名化手段に送信され
ることを特徴とする、請求項１記載の購買情報管理シス
テム。 - 【請求項３】 該蓄積手段が該購買情報匿名化サーバに
そなえられていることを特徴とする、請求項２記載の購
買情報管理システム。 - 【請求項４】 該顧客から該販売店に対する、該商取引
に必要な対価の支払いを行なう決済サービスを提供すべ
く、通信ネットワークを通じて該販売店における該取得
手段と通信可能に接続された決済サービス提供サーバを
さらにそなえ、 該決済サービス提供サーバが、通信ネットワークを通じ
て該購買情報匿名化サーバと通信可能に接続されるとと
もに、 該蓄積手段が該決済サービス提供サーバ側にそなえら
れ、 該匿名化購買情報が、該購買情報匿名化サーバから該通
信ネットワークを通じて該決済サービス提供サーバに送
信され、該蓄積手段に蓄積されることを特徴とする、請
求項２記載の購買情報管理システム。 - 【請求項５】 該顧客から該販売店に対する、該商取引
に必要な対価の支払いを行なう決済サービスを提供すべ
く、通信ネットワークを通じて該販売店における該取得
手段と通信可能に接続された決済サービス提供サーバを
さらにそなえ、 該匿名化手段および該蓄積手段が該決済サービス提供サ
ーバ側にそなえられ、 該購買情報が、該取得手段から該通信ネットワークを通
じて該決済サービス提供サーバ側の該匿名化手段に送信
されることを特徴とする、請求項１記載の購買情報管理
システム。 - 【請求項６】 該蓄積手段が、通信ネットワークを通じ
て該購買情報匿名化サーバと通信可能に接続された販売
店サーバ側にそなえられ、 該匿名化購買情報が、該購買情報匿名化サーバから該通
信ネットワークを通じて該販売店サーバに送信され、該
蓄積手段に蓄積されることを特徴とする、請求項２記載
の購買情報管理システム。 - 【請求項７】 該匿名化手段が、該購買情報に基づい
て、該顧客のみならず該販売店も特定不能な形式の匿名
化購買情報を得ることを特徴とする、請求項１〜請求項
６のいずれか１項に記載の購買情報管理システム。 - 【請求項８】 顧客と販売店との間で行なわれた商取引
に係る購買情報を管理する購買情報管理システムに用い
られるサーバであって、 該販売店から通信ネットワークを通じて該購買情報を受
信する受信手段と、 該受信手段によって受信された該購買情報に基づいて、
該顧客を特定不能な形式の匿名化購買情報を得る匿名化
手段とをそなえたことを特徴とする、購買情報匿名化サ
ーバ。 - 【請求項９】 該匿名化手段が、該購買情報に基づい
て、該顧客のみならず該販売店も特定不能な形式の匿名
化購買情報を得ることを特徴とする、請求項８記載の購
買情報匿名化サーバ。 - 【請求項１０】 顧客と販売店との間で行なわれた商取
引に係る購買情報を管理する購買情報管理方法であっ
て、 該購買情報を取得するステップと、 該購買情報に基づいて、該顧客を特定不能な形式の匿名
化購買情報を得る匿名化ステップと、 該匿名化購買情報を蓄積するステップとを含むことを特
徴とする、購買情報管理方法。
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