JP2003085467A - 取引決済システム、取引決済システムにおける商品販売サーバ及び取引決済処理プログラム - Google Patents

取引決済システム、取引決済システムにおける商品販売サーバ及び取引決済処理プログラム

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JP2003085467A
JP2003085467A JP2002192860A JP2002192860A JP2003085467A JP 2003085467 A JP2003085467 A JP 2003085467A JP 2002192860 A JP2002192860 A JP 2002192860A JP 2002192860 A JP2002192860 A JP 2002192860A JP 2003085467 A JP2003085467 A JP 2003085467A
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consumer
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幸夫 長谷川
Toshihiko Izutsu
利彦 井筒
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 個人情報の漏洩防止や、発注内容の行き違い
防止、及び取引記録の実現を基にインターネット取引に
ふさわしい納税手法を提供することが可能な取引決済シ
ステムを提供する。 【解決手段】 商品販売サーバが、消費者の端末装置か
ら商品の注文要求及び当該消費者の識別情報を受付けた
場合には、消費者の識別情報、商品販売者の識別情報、
商品の情報、当該商品の販売額及び消費税額の情報をイ
ンターネットを介して金融機関の端末装置に送信する。
そして金融機関の端末装置は、商品販売サーバから送信
された情報を受信し、専用回線を介して金融機関の決済
処理装置に送信する。そして決済処理装置は、金融機関
の端末装置から送信された情報を受信する。そして金融
機関の決済処理装置は、消費者の口座から商品販売者の
口座に商品の販売額の振り込み処理を実行するととも
に、消費者の口座から税の徴収機関の口座に商品の消費
税額の振り込み処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット上
で公開された商品販売ページを通じて商品販売取引を行
うシステムの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インターネット取引では、商品
販売者が自己の販売する商品を商品販売サイトのWeb
ページに掲示し、消費者は、自己の端末装置から商品販
売サーバにアクセスし、自己の欲する商品を選択して販
売者に発注するようにしていた。この際、消費者は自己
の氏名、住所を商品販売者に通知して、販売者から郵便
を介したり、宅配便を介して商品を受領していた。この
際、消費者はクレジットカードで金融機関を介して商品
購入代金を決済することも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のイ
ンターネット取引では、クレジットカード等で代金の決
済は行なわれていたが、納税に関しては具体的な手法が
なかったことに加え、膨大なWebサイト上の商品販売
者の把握が困難であると共に、取引の実態が把握不能な
状態となっていた。また、消費者においては、前払い決
済を前提とする取引において、クレジットカード番号や
口座番号等の個人情報の漏洩や、発注内容の行き違いが
あり、しばしば問題が生じていた。
【0004】本発明の目的は、商品販売者と消費者が共
に不利益とならないことと、取引毎に納税処理までを、
一つのシステムと捉え、納税義務と税の公平性を確保す
ることにある。又、クレジットカード番号、口座番号等
による個人情報の漏洩防止や、発注内容の行き違い防
止、及び取引記録の実現を基にインターネット取引にふ
さわしい納税手法を提供することにある。更に、単に取
引決済を円滑にするだけでなく、係る税も同時に決済す
ることによって、インターネット取引における信頼性・
透明性及び、公平性を実現し、商品販売者に課せられた
納税義務までをシステム化し、取引毎の実態記録・管理
を可能とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の1つの観点では、消費者の識別情報に対応
付けられた当該消費者の口座情報と、商品販売者の識別
情報に対応付けられた当該商品販売者の口座情報と、税
の徴収機関の口座情報とが登録された口座情報データベ
ースを備えた金融機関の決済処理装置と、前記金融機関
の決済処理装置に専用回線を介して接続されるととも
に、インターネットに接続可能な金融機関の端末装置
と、前記インターネットに接続可能な消費者の端末装置
と、前記インターネットに接続され、当該インターネッ
トを介して販売すべき商品の情報を前記消費者の端末装
置に提供するとともに、当該消費者の端末装置から前記
商品の注文要求及び当該消費者の識別情報を受付ける商
品販売サーバと、を備えた取引決済システムであって、
前記商品販売サーバは、前記販売すべき全ての商品の情
報に対応付けられて当該商品の販売額及び消費税額の情
報が登録された商品データベースと、前記商品販売者の
識別情報が登録された販売者データベースと、前記消費
者の端末装置から前記商品の注文要求及び当該消費者の
識別情報を受付けた場合には、前記注文があった商品の
情報、当該商品の販売額及び消費税額の情報を前記商品
データベースから取得するとともに、当該注文があった
商品を販売する商品販売者の識別情報を販売者データベ
ースから取得する取引情報取得手段と、前記受付けられ
た前記消費者の識別情報、前記取得された前記商品販売
者の識別情報、前記取得された商品の情報、当該商品の
販売額及び消費税額の情報を前記インターネットを介し
て前記金融機関の端末装置に送信する取引情報送信手段
と、を備え、前記金融機関の端末装置は、前記商品販売
サーバから送信された前記消費者の識別情報、前記商品
販売者の識別情報、前記商品の情報、当該商品の販売額
及び消費税額の情報を受信し、前記専用回線を介して金
融機関の決済処理装置に送信する取引情報受信・送信手
段を備え、前記金融機関の決済処理装置は、前記金融機
関の端末装置から送信された前記消費者の識別情報、前
記商品販売者の識別情報、前記商品の情報、当該商品の
販売額及び消費税額の情報を受信する取引情報受信手段
と、前記口座情報データベースを参照し、前記受信され
た前記消費者の識別情報に対応する前記消費者の口座情
報と、前記受信された商品販売者の識別情報に対応する
前記商品販売者の口座情報を認識するとともに、前記税
の徴収機関の口座情報を認識する口座認識手段と、前記
認識された口座情報に基づいて、前記消費者の口座から
前記商品販売者の口座に前記商品の販売額の振り込み処
理を実行するとともに、前記消費者の口座から前記税の
徴収機関の口座に前記商品の消費税額の振り込み処理を
実行する振込手段と、を備える。
【0006】本発明の他の観点では、金融機関の決済処
理装置に専用回線を介して接続されるとともに、インタ
ーネットに接続可能な金融機関の端末装置と、前記イン
ターネットに接続可能な消費者の端末装置と、前記イン
ターネットに接続され、当該インターネットを介して販
売すべき商品の情報を前記消費者の端末装置に提供する
とともに、当該消費者の端末装置から前記商品の注文要
求及び当該消費者の識別情報を受付ける商品販売サーバ
と、を備えた取引決済システムであって、前記商品販売
サーバは、前記販売すべき全ての商品の情報に対応付け
られて当該商品の販売額及び消費税額の情報が登録され
た商品データベースと、前記商品販売者の識別情報が登
録された販売者データベースと、前記消費者の端末装置
から前記商品の注文要求及び当該消費者の識別情報を受
付けた場合には、前記注文があった商品の情報、当該商
品の販売額及び消費税額の情報を前記商品データベース
から取得するとともに、当該注文があった商品を販売す
る商品販売者の識別情報を販売者データベースから取得
する取引情報取得手段と、前記受付けられた前記消費者
の識別情報、前記取得された前記商品販売者の識別情
報、前記取得された商品の情報、当該商品の販売額及び
消費税額の情報を前記インターネットを介して前記金融
機関の端末装置に送信する取引情報送信手段と、前記送
信された前記消費者の識別情報、前記商品販売者の識別
情報、前記商品の情報、当該商品の販売額及び消費税額
の情報を取引の実態記録情報として実態記録データベー
スに記憶する実態記録情報記憶手段と、を備える。
【0007】本発明の他の観点では、インターネットに
接続可能な消費者の端末装置及び金融機関の端末装置
と、当該インターネットを介して販売すべき商品の情報
を前記消費者の端末装置に提供する商品販売サーバと、
を備え、金融機関より発行された消費者及び商品販売者
の登録認証番号を用いてインターネット上で商品取引を
実行する取引決済システムであって、前記消費者の端末
装置は、前記商品販売サーバから提供された商品の情報
に基づき、商品の注文要求及び当該消費者の登録認証番
号を前記インターネットを介して前記商品販売サーバに
送信し、前記商品販売サーバは、前記商品販売者の登録
認証番号が登録された販売者データベースを備え、前記
消費者の端末装置から前記商品の注文要求及び当該消費
者の登録認証番号を受付けた場合には、当該消費者の登
録認証番号、前記注文要求に係る商品販売者の登録認証
番号及び、注文要求に係る商品の決済処理要求を示す情
報を、前記インターネットを介して前記金融機関の端末
装置に送信する。
【0008】
【発明の実施の形態】先ず、図1を参照して、本実施形
態における取引決済システムの構成について説明する。
【0009】図1は、本実施形態における取引決済シス
テムの概略構成を示すブロック図である。図1に示すよ
うに、取引決済システム100は、商品販売サーバ1、
商品販売者(商品販売業者)の端末装置2、消費者の端
末装置3、商品配送者(商品配送業者)の端末装置4、
金融機関の端末装置5及び金融機関の決済処理装置6を
含んで構成されている。
【0010】なお、図1に示すサーバおよび端末装置の
数は、説明の便宜上設定したものであり、かかる数に限
定されるものではない。
【0011】商品販売サーバ1は、インターネット7上
でWebページ(ホームページ)を公開するWebサー
バとして、インターネット7に接続されている。また、
商品販売者の端末装置2及び消費者の端末装置3は、所
定のインターネットサービスプロバイダ(ISP)のサ
ーバ等を介してインターネット7に接続することがで
き、商品販売サーバ1との間でデータ通信を行うことが
できるようになっている。なお、ISPのサーバはイン
ターネット7の一部であるものとし、また、インターネ
ット7に接続するためのダイヤルアップIP接続等の処
理手続は、公知の技術であるので説明を省略する。
【0012】商品配送者の端末装置4も、所定のインタ
ーネットサービスプロバイダ(ISP)のサーバ等を介
してインターネット7に接続することができ、商品販売
サーバ1等との間でデータ通信を行うことができるよう
になっている。また、商品配送者の端末装置4は、図示
しない移動体通信網無線基地局等を介して商品配送者4
の携帯端末装置4aとデータ通信できるようになってい
る。
【0013】金融機関の端末装置5は、所定のインター
ネットサービスプロバイダ(ISP)のサーバ等を介し
てインターネット7に接続されており、商品販売サーバ
1等との間でデータ通信を行うことができるようになっ
ている。
【0014】金融機関の決済処理装置6は、例えば、光
ファイバー等で構築された専用回線8を介して金融機関
の端末装置5に接続されており、金融機関の端末装置5
との間でデータ通信を行うことができるようになってい
る。なお、金融機関の端末装置5では、外部の端末装置
からインターネット7を介して専用回線8に接続できな
いように、セキュリティが確保されているが、これにつ
いては、本発明とは直接の関係がないので詳細な説明を
省略する。
【0015】次に、本実施形態における取引決済システ
ム100の各構成部分の構成及び機能について説明す
る。
【0016】先ず、商品販売サーバ1は、例えば、商品
販売者或いは、商品の販売代理業者によってインターネ
ット7上における商品取引等に使用されるものであり、
消費者の端末装置3からインターネット7を介してアク
セスがあった場合に、販売すべき商品の情報を消費者の
端末装置3に、例えば、Webページの形式で提供する
とともに、当該消費者の端末装置3から商品の注文要求
及び当該消費者の識別情報を、インターネット7を介し
て受付ける機能を有する。そして、商品販売サーバ1
は、受付けられた情報に基づいて、後述するように、当
該商品の発送依頼や、決済依頼等の処理を行う。
【0017】図2は、商品販売サーバ1の機能ブロック
を示す図である。図2に示すように、商品販売サーバ1
は、CPUを主体として構成された処理部11、所定の
プログラムおよびデータ等を記憶する記憶部(ICメモ
リ、ハードディスクなど)12および、インターネット
7に接続しデータ通信を行うための通信部13を備えて
いる。なお、この他にも、入力部、表示部等を備えるが
図示を省略する。
【0018】処理部11は、記憶部12に記憶されたプ
ログラムに従い、商品販売サーバ1全体の動作制御を担
う。また、処理部11は、商品販売サーバ1をWebサ
ーバとして機能させるとともに、メールサーバとしても
機能させ、電子メールの送受信の制御も行うようになっ
ている。さらに、処理部11は、記憶部12に記憶され
たプログラムにより、取引情報取得手段、取引情報送信
手段、実態記録情報記憶手段、振込情報受信手段、配送
完了受付手段、注文情報送信手段、識別情報受付手段、
実態記録情報取得手段、実態記録情報送信手段として機
能する。これらの機能の詳細については後述する。
【0019】記憶部12には、金融機関の端末装置5の
メールアドレスや上記プログラムが記憶される他、商品
データベース121、販売者データベース122、消費
者データベース123及び実態記録データベース124
が論理的に構築されている。
【0020】商品データベース121には、販売すべき
全ての商品(つまり、Webページ上で情報が提供され
る商品)の情報に対応付けられて当該商品の販売額及び
消費税額の情報が登録される。ここで、商品の情報に
は、例えば、商品の名称、商品の識別番号、商品の紹介
及び商品の仕様等の情報が含まれている。また、ここで
いう商品とは、動産、不動産を問わず、更には切符、入
場券、株券、情報、さらには、電子データ等のいわゆる
有料で取引されるすべての商品を含む概念である。ま
た、商品の消費税額として販売額の5%の金額が設定さ
れているが、将来的に変更される場合にはこの限りでな
い。
【0021】販売者データベース122には、商品販売
者の識別情報(以下、「登録認証番号」という)、氏名
及びメールアドレスなど、本システム100における商
品取引の即時決済を行うために最低限必要な情報のみが
登録される。従って、例えば、商品販売者の口座情報等
の重要情報やプライベート情報が販売者データベース1
22に登録されることはない。
【0022】この登録認証番号と、商品データベース1
21に登録された商品の情報とは、互いにリンクされて
おり、これにより、商品販売者が複数存在する場合で
も、どの商品の情報がどの商品販売者のものであるかを
特定することができる。ここで、商品販売者の登録認証
番号は、後述する金融機関から発行されるものである。
より具体的には、商品販売者が、所定の金融機関におい
て、所定の用紙に、例えば、住所、氏名(法人の場合は
会社名、代表者名)、生年月日(法人の場合は設立年月
日)、口座情報(口座番号を含む)、電話番号、ファク
シミリ番号、メールアドレス、取扱商品等の必要事項を
記入(業態により所轄官庁に届出・許可・認可等の番号
があれば明記)し、規則を遵守する旨の約款についての
確認をし、登録申請を行うと、金融機関は、その商品販
売者の信用調査を行い、登録の適正の判断をする。金融
機関により、その商品販売者が適正と判断された場合に
は、当該登録認証番号が発行されることになる。
【0023】消費者データベース123には、消費者の
登録認証番号、住所、氏名及びメールアドレスなど、本
システム100における商品取引の即時決済を行うため
に最低限必要な情報のみが登録される。従って、例え
ば、消費者の口座情報、クレジット番号等の重要情報や
プライベート情報が、消費者データベース123に登録
されることはない。
【0024】ここで、消費者の登録認証番号は、商品販
売者と同じように、後述する金融機関から発行されるも
のである。より具体的には、消費者が、所定の金融機関
において、所定の用紙に、例えば、住所、氏名(法人の
場合は会社名、代表者名)、生年月日(法人の場合は設
立年月日)、口座情報(口座番号を含む)、クレジット
番号、電話番号、ファクシミリ番号、メールアドレス等
の必要事項を記入し、規則を遵守する旨の約款について
の確認をし、登録申請を行うと、金融機関は、その消費
者の信用調査を行い、登録の適正の判断をする。金融機
関により、その消費者が適正と判断された場合には、当
該登録認証番号が発行されることになる。
【0025】実態記録データベース124には、本シス
テム100によって行われた商品の取引の実態記録情報
が登録される。かかる取引の実態記録情報には、例え
ば、消費者の登録認証番号、商品販売者の登録認証番
号、商品の情報、商品の販売額及び消費税額の情報、さ
らには、商品の販売額及び消費税額の振込があったこと
を示す情報などが含まれる。即ち、どの消費者がどの商
品販売者の商品をいくらで買ったの実態記録情報が登録
される。
【0026】次に、商品販売者の端末装置2及び消費者
の端末装置3には、公知の通信機能やブラウザ機能を有
するパーソナルコンピュータが適用可能である。これに
より、インターネット7を介して商品販売サーバ1にア
クセスすることが可能になる。
【0027】次に、商品配送者の端末装置4は、商品配
送者の配送管理を担う中央処理装置(例えば、公知の通
信機能やブラウザ機能を有する大型、中型コンピュー
タ)であり、多くの商品配送者の携帯端末装置4aから
の配送完了を示す情報を受付ける機能を有する。商品配
送者の携帯端末装置4aには、商品配送者が携帯するこ
とになるため、公知の通信機能やブラウザ機能を有する
PDA(Personal Digital Assistant)や、携帯電話機
等を適用することが望ましい。
【0028】次に、金融機関の端末装置5にも、公知の
通信機能やブラウザ機能を有するパーソナルコンピュー
タが適用可能である。この金融機関の端末装置5は、主
として、商品販売サーバ1(或いは、商品配送者の端末
装置4)と金融機関の決済処理装置6との間で各種デー
タのやり取りを仲介し、セキュリティを確保する役割を
担う。
【0029】次に、金融機関の決済処理装置6は、銀行
又は郵便局等の金融機関によって運用、管理される。金
融機関の決済処理装置6は、ハードウェア資源として、
大型コンピュータ又は中型コンピュータ等からなり、C
PUを主体として構成された処理部、所定のプログラム
およびデータ等を記憶する記憶部(ICメモリ、ハード
ディスクなど)、専用回線8に接続しデータ通信を行う
ための通信部及び、後述する口座データベースに情報を
登録するための入力部を備えている。金融機関の決済処
理装置6の処理部は、振込処理等の公知の決済処理機能
を有するとともに、取引情報受信手段、口座認識手段、
振込手段、振込情報送信手段としての機能を有する。こ
れらの機能の詳細については後述する。
【0030】金融機関の決済処理装置6の記憶部には、
上記プログラムが記憶される他、口座情報データベース
が論理的に構築されている。口座情報データベースに
は、商品販売者の登録認証番号及び当該登録認証番号に
対応付けられた商品販売者の口座情報、消費者の登録認
証番号及び当該登録認証番号に対応付けられた消費者の
口座情報、さらには、税の徴収機関(例えば、税務署、
国税庁等)の口座情報が登録される。また、口座情報デ
ータベースには、商品販売者及び消費者の重要情報(金
融機関で所定の用紙に記入された内容)も登録される。
【0031】次に、以上のように構成された取引決済シ
ステム100の動作について説明する。
【0032】(実施例1)先ず、図3を参照して、実施
例1における取引決済システム100の動作を説明す
る。
【0033】図3は、実施例1における取引決済システ
ム100の各構成部分間におけるデータの流れを示すシ
ーケンスである。
【0034】先ず、上述した商品販売者による登録申請
に対し、金融機関がその商品販売者が適正と判断した場
合には、金融機関は、その商品販売者に対して固有の登
録認証番号を発行する。この登録認証番号は、例えば、
金融機関の決済処理装置6によって、既に発行された登
録認証番号と重複しないように発行される。
【0035】次に、金融機関のオペレータが金融機関の
決済処理装置6の入力部を操作して、発行された登録認
証番号(金融機関の決済処理装置6が登録認証番号を発
行する場合、当該登録認証番号のオペレータによる入力
は不要)、その商品販売者の口座情報、商品販売者の住
所、氏名(法人の場合は会社名、代表者名)、生年月日
(法人の場合は設立年月日)、ファクシミリ番号、電話
番号、メールアドレス等の情報を入力すると、金融機関
の決済処理装置6は、それらの情報を対応付けて口座デ
ータベースに登録する。次いで、金融機関の決済処理装
置6は、口座データベースに登録された商品販売者の氏
名、登録認証番号及びメールアドレスを、専用回線8を
介して金融機関の端末装置5に送信する(フェーズF
1)。
【0036】次に、金融機関の端末装置5は、送信され
た商品販売者の氏名、登録認証番号及びメールアドレス
をメモリに記憶した後、当該メールアドレスに基づいて
商品販売者の氏名、登録認証番号及び当該登録認証番号
が発行されたことを示す情報を、例えば、電子メールの
形式でインターネット7を介して商品販売者の端末装置
2に送信する(フェーズF2)。また、金融機関の端末
装置5は、予めメモリに記憶された商品販売サーバ1の
メールアドレスに基づいて、商品販売者の氏名、登録認
証番号及び当該登録認証番号が発行されたことを示す情
報を、例えば、電子メールの形式でインターネット7を
介して商品販売サーバ1に送信する。これに対し、商品
販売サーバ1は、送信された商品販売者の氏名、登録認
証番号及びメールアドレスを販売者データベース122
に登録する。
【0037】次に、商品販売者の端末装置2は、登録認
証番号を受け取った商品販売者からの指示に応じ、当該
登録認証番号、販売すべき商品の情報(上述した商品の
名称、商品の識別番号、商品の紹介及び商品の仕様等の
情報)、商品の販売額及び消費税額、さらには、商品販
売ホームページの開設依頼情報を、インターネット7を
介して商品販売サーバ1に送信する(フェーズF3)。
これに対し、商品販売サーバ1は、送信された販売すべ
き商品の情報とそれに対応する販売額及び消費税額を、
当該登録認証番号とリンクするように商品データベース
121に登録する。そして、商品販売サーバ1は、商品
販売者の氏名、登録認証番号、商品の情報、商品の販売
額及び消費税額が記述された商品販売ホームページ(W
ebページ)を、例えば、HTML(Hyper Text Marku
p Language)或いは、XML(Extensible Markup Lang
uage)形式で作成し記憶部12に記憶する。
【0038】次に、上述した消費者による登録申請に対
し、金融機関がその消費者が適正と判断した場合には、
金融機関は、その消費者に対して固有の登録認証番号を
発行する。この登録認証番号は、例えば、金融機関の決
済処理装置6によって、既に発行された登録認証番号と
重複しないように自動的に発行される。
【0039】次に、金融機関のオペレータが金融機関の
決済処理装置6の入力部を操作して、発行された登録認
証番号(金融機関の決済処理装置6が登録認証番号を自
動的に発行する場合、当該登録認証番号のオペレータに
よる入力は不要)、その消費者の口座情報、住所、氏名
(法人の場合は会社名、代表者名)、生年月日(法人の
場合は設立年月日)、クレジットカード番号、電話番
号、メールアドレス等の情報を入力すると、金融機関の
決済処理装置6は、それらの情報を対応付けて口座デー
タベースに登録する。次いで、金融機関の決済処理装置
6は、口座データベースに登録された消費者の氏名、住
所、登録認証番号及びメールアドレスを、専用回線8を
介して金融機関の端末装置5に送信する(フェーズF
4)。
【0040】次に、金融機関の端末装置5は、送信され
た消費者の氏名、住所、登録認証番号及びメールアドレ
スをメモリ(ハードディスク等)に記憶した後、当該メ
ールアドレスに基づいて消費者の氏名、登録認証番号及
び当該登録認証番号が発行されたことを示す情報を、例
えば、電子メールの形式でインターネット7を介して消
費者の端末装置3に送信する(フェーズF5)。また、
金融機関の端末装置5は、予めメモリに記憶された商品
販売サーバ1のメールアドレスに基づいて、消費者の氏
名、住所、登録認証番号及び当該登録認証番号が発行さ
れたことを示す情報を、例えば、電子メールの形式でイ
ンターネット7を介して商品販売サーバ1に送信する。
そして、商品販売サーバ1は、送信された消費者の氏
名、住所、登録認証番号及びメールアドレスを消費者デ
ータベース123に登録する。
【0041】以上のように、本システム100における
商品取引実行に必要な情報が記憶部12に記憶された
後、消費者の端末装置3が(例えば、消費者による商品
販売サイトのURLの指定により)インターネット7を
介して商品販売サーバ1にアクセスすると、商品販売サ
ーバ1は、これに応じ、商品販売者の氏名、登録認証番
号、商品の情報、商品の販売額及び消費税額が記述され
た商品販売ホームページ(Webページ)を、消費者の
端末装置3に提供(送信)する(フェーズF6)。
【0042】こうして、商品販売ホームページが消費者
の端末装置3に送信されると、その当該商品販売ホーム
ページが端末装置3のディスプレイ上に表示される。か
かる商品販売ホームページ上には、商品販売者の氏名、
登録認証番号、商品の情報、商品の販売額及び消費税額
等が掲載されている。例えば、商品の情報として、商品
の外観、性能及び説明が商品毎に陳列表示されている。
【0043】ここで、商品販売ホームページに、商品販
売者の「登録認証番号」を表示することによって、本シ
ステム100を利用していることが消費者に分かり、こ
れにより、消費者が安心して商品を購入することができ
る。つまり、商品販売者は、登録認証番号を掲載するこ
とによって、金融機関に認証された適性な取引を約束す
る業者であることを消費者に対して宣伝することができ
る。
【0044】このような表示状態で、消費者が、商品販
売ホームページに掲載された商品のうち注文したい商品
をマウスによりクリックすると、ハイパーリンクにより
端末装置3のディスプレイ上に、その商品の注文手続き
のページが表示される。かかる商品の注文手続きのペー
ジ上には、例えば、消費者の登録認証番号の入力欄、注
文商品個数入力欄、注文ボタンが設けられている。この
ような表示状態で、消費者が端末装置3のキーボード等
を操作して、消費者の登録認証番号の入力欄に自己の登
録認証番号を入力し、商品注文個数入力欄に商品の注文
個数を入力した後、マウスにより注文ボタンをクリック
すると、端末装置3は、インターネット7を介して当該
商品の注文要求及び当該消費者の登録認証番号を商品販
売サーバ1に送信する(フェーズF7)。ここで商品の
注文要求には、その商品の識別番号及び注文個数の情報
が含まれることになる。
【0045】次に、商品販売サーバ1は、消費者の端末
装置3から送信された商品の注文要求及び当該消費者の
登録認証番号を受付ける(受信)すると、消費者の登録
認証処理を行う。具体的には、商品販売サーバ1は、受
信された消費者の登録認証番号が、消費者データベース
123に登録されているか否かを判断し、登録されてい
る場合には、図4に示す処理を実行する。一方、消費者
の登録認証番号が消費者データベース123に登録され
ていない場合には、商品販売サーバ1は、その旨を消費
者の端末装置3に通知する。なお、商品販売サーバ1
が、かかる消費者の登録認証処理を実行せずに、後に、
金融機関の決済処理装置6が実行するようにしてもよ
い。
【0046】図4は、商品の注文要求を受けた場合の商
品販売サーバ1(処理部11)における処理を示すフロ
ーチャートである。
【0047】図4の処理において、商品販売サーバ1
は、取引情報取得手段として、注文があった商品の情報
(商品の注文要求に含まれる商品の識別番号に対応する
商品の情報)、当該商品の販売額及び消費税額の情報を
商品データベース121から取得するとともに、注文が
あった商品を販売する商品販売者の登録認証番号を販売
者データベース122から取得する(ステップS1)。
【0048】次に、商品販売サーバ1は、取引情報送信
手段として、受付けられた消費者の登録認証番号、取得
された商品販売者の登録認証番号、取得された商品の情
報、当該商品の販売額及び消費税額の情報(注文要求に
係る商品の決済処理要求を示す情報を含めてもよい)
を、例えば、電子メールの形式でインターネット7を介
して、金融機関の端末装置5に送信する(ステップS
2、フェーズF8)。なお、注文個数の情報は、商品の
情報に含まれるものとする。また、このとき、商品販売
サーバ1は、当該商品販売サーバ1を識別するためのサ
ーバ識別情報も金融機関の端末装置5に送信する。
【0049】次に、商品販売サーバ1は、注文があった
商品の識別番号に対応する(注文があった商品を販売す
る)商品販売者のメールアドレスを販売者データベース
122から取得し、注文情報送信手段として、そのメー
ルアドレスに基づいて電子メールの形式でインターネッ
ト7を介して、受付けられた消費者に関する情報(例え
ば、消費者の住所、氏名や、消費者の登録認証番号)、
注文があったことを示す情報及び注文があった商品の情
報を、商品販売者の端末装置2に送信する(ステップS
3、フェーズF9)。ここで、注文個数の情報は、商品
の情報に含まれるものとする。
【0050】なお、商品販売者が、消費者の登録認証番
号と住所、氏名とが対応付けられたリストを予め取得し
ている場合には、消費者の登録認証番号を商品販売者に
通知すれば、その商品販売者は消費者の住所、氏名を特
定できるので、この場合、商品販売サーバ1は、上記消
費者に関する情報として消費者の登録認証番号のみを送
信すればよい。
【0051】こうして、商品販売者の端末装置2にて注
文があったことを示す情報等を受け取った商品販売者
は、商品配送者に、注文があった商品を消費者に配送す
るように依頼することになる。例えば、商品販売者の端
末装置2から、消費者に関する情報、商品配送依頼を示
す情報及び注文があった商品の情報を、電子メールの形
式でインターネット7を介して、商品配送者の端末装置
4に送信する(フェーズF10)。
【0052】このように、消費者は、金融機関から発行
された消費者の登録認証番号により、一切の手続きが行
えることとなる。つまり、口座情報、クレジットカード
番号など個人情報を一切教えることがなく、より安心し
て、しかも簡便に商品を購入することができることとな
る。
【0053】次に、商品販売サーバ1は、実態記録情報
記憶手段として、金融機関の端末装置5に送信した消費
者の登録認証番号、商品販売者の登録認証番号、商品の
情報、当該商品の販売額及び消費税額の情報を、取引の
実態記録情報として実態記録データベース124に記憶
(登録)する(ステップS4)。これにより、本システ
ム100の管理者等は、従来不透明であった取引の実態
を容易に把握することができる。
【0054】次に、金融機関の端末装置5は、取引情報
受信・送信手段として、商品販売サーバ1から送信され
た消費者の登録認証番号、商品販売者の登録認証番号、
商品の情報、当該商品の販売額及び消費税額の情報を受
信し、例えば、メモリに記憶する。そして、金融機関の
端末装置5は、送信された情報が商品販売サーバ1から
の情報であるかどうかを送信されたサーバ識別情報に基
づいて認証する。サーバの認証結果が良好の場合には、
金融機関の端末装置5は、取引情報受信・送信手段とし
て、メモリ記憶された消費者の登録認証番号、商品販売
者の登録認証番号、商品の情報、当該商品の販売額及び
消費税額の情報を専用回線8を介して金融機関の決済処
理装置6に送信する(フェーズF11)。
【0055】なお、金融機関の端末装置5は、サーバの
認証結果が良好の場合に、さらに、送信された消費者の
登録認証番号、商品販売者の登録認証番号がメモリに記
憶されているもの(上記にて、金融機関の決済処理装置
6から送信され記憶された登録認証番号)であるか否か
を判断し、当該メモリに記憶されているものである場合
にのみ、消費者の登録認証番号、商品販売者の登録認証
番号、商品の情報、当該商品の販売額及び消費税額の情
報を専用回線8を介して金融機関の決済処理装置6に送
信するように構成してもよい。
【0056】図5は、実施例1において、消費者の登録
認証番号等を受信した場合の金融機関の決済処理装置6
(処理部)における処理を示すフローチャートである。
【0057】図5の処理において、先ず、金融機関の決
済処理装置6は、取引情報受信手段として、金融機関の
端末装置5から送信された消費者の登録認証番号、商品
販売者の登録認証番号、商品の情報、当該商品の販売額
及び消費税額の情報を受信する(ステップS11)。
【0058】次に、金融機関の決済処理装置6は、口座
認識手段として、口座情報データベースを参照し、受信
された消費者の登録認証番号に対応する消費者の口座情
報と、受信された商品販売者の登録認証番号に対応する
商品販売者の口座情報を認識するとともに、税の徴収機
関の口座情報を認識する(ステップS12)。なお、消
費者は、当該消費者の口座に予め所定の金額を入金して
おくことになる。
【0059】次に、金融機関の決済処理装置6は、注文
個数に対応する商品の販売額及び消費税額を算出し、算
出された額が消費者の口座に入金されているか否かを判
断する(ステップS13)。算出された額が消費者の口
座に入金されている場合には、ステップS14の処理に
移行する。一方、算出された額(全額)が、消費者の口
座に入金されていない場合には、商品の販売額及び消費
税額が口座に入金されていないこと示す情報(例えば、
注文した商品の情報、不足額等が含まれる)及び当該消
費者の登録認証番号を専用回線8を介して金融機関の端
末装置5に送信する(ステップS15)。次いで、金融
機関の端末装置5は、送信された消費者の登録認証番号
に対応するメールアドレスをメモリから取得し、そのメ
ールアドレスに基づいて、例えば、電子メールの形式で
インターネット7を介して商品の販売額及び消費税額が
口座に入金されていないこと示す情報を消費者の端末装
置3に送信する。そして、消費者が自己の口座に不足額
を入金した場合には、金融機関の決済処理装置6は、そ
れを認識し(ステップS16)、ステップS14の処理
に移行する。
【0060】次に、ステップS14では、金融機関の決
済処理装置6は、振込手段として、認識された口座情報
に基づいて、消費者の口座から商品販売者の口座に商品
の販売額(注文個数に対応する販売額)の振り込み処理
を実行するとともに、消費者の口座から税の徴収機関の
口座に商品の消費税額(注文個数に対応する消費税額)
の振り込み処理を実行する。
【0061】次に、金融機関の決済処理装置6は、振込
情報送信手段として、消費者の登録認証番号、当該振込
完了を示す情報及び当該商品の情報を、専用回線8を介
して金融機関の端末装置5に送信する(ステップS1
7、フェーズF12)。
【0062】次に、金融機関の端末装置5は、振込情報
受信・送信手段として、金融機関の決済処理装置6から
送信された消費者の登録認証番号、振込完了を示す情報
及び商品の情報を受信し、メモリに記憶する。そして、
金融機関の端末装置5は、予めメモリに記憶された商品
販売サーバ1のメールアドレスに基づいて、受信された
消費者の登録認証番号、振込完了を示す情報及び商品の
情報を、例えば、電子メールの形式でインターネット7
を介して商品販売サーバ1に送信する(フェーズF1
3)。これに対し、商品販売サーバ1は、振込情報受信
手段として、金融機関の端末装置5から送信された消費
者の登録認証番号、振込完了を示す情報及び商品の情報
を受信し、実態記録データベース124における、消費
者の登録認証番号及び商品の情報に対応する取引の実態
記録情報の中に、振込完了を示す情報を組み込み記憶す
る。つまり、商品の識別番号は、販売者毎に異なるの
で、消費者の登録認証番号及び商品の識別番号から取引
の実態記録情報を特定することができる。これにより、
本システム100の管理者等は、記憶された取引の実態
記録情報から、取引の最終段階である商品の販売額の振
込、消費税額の振込があったという取引の実態を容易に
把握することができる。
【0063】また、金融機関の端末装置5は、受信され
た消費者の登録認証番号に対応するメールアドレスをメ
モリからそれぞれ取得し、振込完了を示す情報及び商品
の情報を、例えば、電子メールの形式でインターネット
7を介して消費者の端末装置3に送信する。
【0064】さらに、金融機関の端末装置5は、受信さ
れた商品の情報に対応する商品販売者の登録認証番号を
特定し、特定された登録認証番号に対応するメールアド
レスをメモリからそれぞれ取得し、振込完了を示す情報
及び商品の情報を、例えば、電子メールの形式でインタ
ーネット7を介して商品販売者の端末装置2に送信す
る。
【0065】なお、かかる振込完了を示す情報及び商品
の情報を商品販売者の端末装置2及び消費者の端末装置
3に送信することを、商品販売サーバ1が行うように構
成してもよい。
【0066】そして、商品配送者が、上記注文された商
品を消費者に届け、例えば、配達伝票に消費者のサイン
をもらった後、商品配送者の携帯端末装置4aから配送
完了を示す情報等を、移動体通信網等を介して、商品配
送者の端末装置4に送信する。商品配送者の端末装置4
は、かかる情報の送信に応じて、消費者の登録認証番
号、注文があった商品の情報及び当該商品の配送完了を
示す情報を、例えば、電子メールの形式でインターネッ
ト7を介して商品販売サーバ1に送信する(フェーズF
14)。これに対し、商品販売サーバ1は、配送完了受
付手段として、金融機関の端末装置5から送信された消
費者の登録認証番号、注文があった商品の情報及び商品
の配送完了を示す情報を受付け(受信し)、実態記録デ
ータベース124における、消費者の登録認証番号及び
商品の情報に対応する取引の実態記録情報の中に、当該
商品の配送完了を示す情報を組み込み記憶する。これに
より、本システム100の管理者等は、記憶された取引
の実態記録情報から、注文があった商品が確実に消費者
に配送されたという取引の実態を容易に把握することが
できる。
【0067】このように、実態記録データベース124
に記憶された実態記録情報は、例えば、図6に示すよう
に、日付(受注日)、受注番号とともに対応付けられて
記憶され、オペレータの操作により必要に応じて、図6
示すような形で商品販売サーバ1の表示部に表示させた
り、プリントアウトさせることができる。商品販売サー
バ1は、実態記録データベース124に記憶された実態
記録情報の全部又は一部を、例えば、商品販売者の端末
装置2を介して商品販売者に提供することができる(フ
ェーズF15)。
【0068】即ち、商品販売サーバ1は、識別情報受付
手段として、取引の実態記録情報の要求及び当該商品販
売者の登録認証番号を、例えば、電子メールの形式でイ
ンターネット7を介して商品販売者の端末装置2から受
付けると、実態記録情報取得手段として、受付けられた
商品販売者の登録認証番号に対応する取引の実態記録情
報を実態記録データベース124から取得する。次い
で、商品販売サーバ1は、実態記録情報送信手段とし
て、取得された取引の実態記録情報を、例えば、電子メ
ールの形式でインターネット7を介して要求された商品
販売者の端末装置2に送信する。なお、商品販売サーバ
1は、消費者の端末装置3からの取引の実態記録情報の
要求に応じ、当該消費者の登録認証番号に対応する取引
の実態記録情報を、インターネット7を介して要求され
た消費者の端末装置3に提供するようにしてもよい。
【0069】さらに、商品販売サーバ1は、金融機関の
決済処理装置6から金融機関の端末装置5を介した取引
の実態記録情報の要求に応じ、取引の実態記録情報を金
融機関の決済処理装置6に金融機関の端末装置5等を介
して提供するように構成してもよい。
【0070】このように、実施例1によれば、商品販売
者は、インターネット取引において販売した商品販売額
(代金)に付加された消費税を申告することなく、自動
的に税務署、国税庁等の公的機関に決済することができ
る。
【0071】また、金融機関で発行された登録認証番号
が利用されて商品の販売額及び消費税額の支払いが行わ
れるので、クレジットカード番号や口座番号による個人
情報等の漏洩を防止することができ、商品取引の安全性
が確保される。さらに、手続きが簡素になるというメリ
ットもある。
【0072】また、金融機関にとっては、消費者による
商品販売者からの商品購入と、商品販売者への消費者か
らの支払と、商品販売者から公的機関への税の決済とに
直接な当事者ではない立場であることから、商品販売者
と消費者と公的機関のどちらにも、有利・不利に関与す
ることがなく、従って、インターネット取引を公正に行
なうことができ、消費者が商品販売者に対して金額を振
り込んだのに商品が届かないといったトラブルを回避す
ることができ、また、取引の安全性と財産の保全を図る
と共に、公的機関に税の即時決済を可能とする。
【0073】商品の取引の実態記録情報を記録保存する
ことができるので、商品取引の実態を明確にすることが
でき、商品取引の実態に具体的かつ不偏性を持たせるこ
とができる。
【0074】また、取引の実態記録情報を基に、第三者
が受発注および経理(決算)帳簿を作成することができ
る。また、この取引の実態記録情報は、消費者と商品販
売者との間および販売者と税務署との間にトラブルがあ
ったときの解決手段となる。
【0075】(実施例2)次に、図7を参照して、実施
例2における取引決済システム100の動作を説明す
る。
【0076】図7は、実施例2における取引決済システ
ム100の各構成部分間におけるデータの流れを示すシ
ーケンスである。なお、図7に示すフェーズF21から
F31までの流れは、図3に示すフェーズF1からF1
1までの流れと同様であるので、説明を省略する。
【0077】図8は、実施例2において、消費者の登録
認証番号等を受信した場合の金融機関の決済処理装置6
(処理部)における処理を示すフローチャートである。
なお、ステップS21からS23、ステップS25及び
S26の処理は、図5に示すステップS11からS1
3、ステップS15及びS16の処理と同様であるの
で、説明を省略する。
【0078】ステップS24では、金融機関の決済処理
装置6は、配送完了を示す情報が受信されたことを確認
する。
【0079】即ち、商品配送者の端末装置4が、消費者
の登録認証番号、注文があった商品の情報及び当該商品
の配送完了を示す情報を、例えば、電子メールの形式で
インターネット7を介して商品販売サーバ1及び金融機
関の端末装置5に送信する(フェーズF32)と、金融
機関の端末装置5は、送信された消費者の登録認証番
号、注文があった商品の情報及び当該商品の配送完了を
示す情報を受信し、メモリに記憶する。なお、商品販売
サーバ1は、実施例1と同様、金融機関の端末装置5か
ら送信された消費者の登録認証番号、注文があった商品
の情報及び商品の配送完了を示す情報を受付け(受信
し)、実態記録データベース124における、消費者の
登録認証番号及び商品の情報に対応する取引の実態記録
情報の中に、当該商品の配送完了を示す情報を組み込み
記憶する。
【0080】そして、金融機関の端末装置5は、例え
ば、送信された消費者の登録認証番号がメモリに記憶さ
れているものであるか否かを判断し、当該メモリに記憶
されているものである場合に、消費者の登録認証番号、
注文があった商品の情報及び当該商品の配送完了を示す
情報を専用回線8を介して金融機関の決済処理装置6に
送信する(フェーズF33)。
【0081】こうして、金融機関の決済処理装置6は、
配送完了を示す情報が受信されたことを確認した場合に
は、振込手段として、ステップS23にて認識された口
座情報に基づいて、送信された消費者の登録認証番号に
対応する消費者の口座から商品販売者の口座に商品の販
売額(注文個数に対応する販売額)の振り込み処理を実
行するとともに、消費者の口座から税の徴収機関の口座
に商品の消費税額(注文個数に対応する消費税額)の振
り込み処理を実行する(ステップS27)。
【0082】次に、金融機関の決済処理装置6は、振込
情報送信手段として、消費者の登録認証番号、当該振込
完了を示す情報及び当該商品の情報を、専用回線8を介
して金融機関の端末装置5に送信する(ステップS2
8、フェーズF34)。
【0083】なお、フェーズF35及びF36は、図3
に示すフェーズF13及びF15と同様であるので、説
明を省略する。
【0084】このように、実施例2によれば、実施例1
と同様の効果を奏することに加え、消費者は、商品を確
認するまで商品販売者に代金を支払うことがないので、
支払を済ませたが商品が届かないといったトラブルの発
生を防止することができる。
【0085】(実施例3)次に、図9を参照して、実施
例3における取引決済システム100の動作を説明す
る。
【0086】図9は、実施例3における取引決済システ
ム100の各構成部分間におけるデータの流れを示すシ
ーケンスである。なお、図9に示すフェーズF41から
F49までの流れは、図3に示すフェーズF1からF9
までの流れと同様であるので、説明を省略する。また、
実施例3でも、図4に示す処理が実行されるのはいうま
でもない。
【0087】実施例3では、フェーズF49において、
商品販売サーバ1が、インターネット7を介して、受付
けられた消費者に関する情報、注文があったことを示す
情報及び注文があった商品の情報を、商品販売者の端末
装置2に送信した後、注文があったことを示す情報等を
受け取った商品販売者は、直ぐに商品配送者に注文があ
った商品を消費者に配送するように依頼せず、商品販売
者の端末装置2が後に預託完了を示す情報を受信した後
に、商品配送依頼を実行することになる。
【0088】フェーズF50では、図3に示すフェーズ
F11と同様、金融機関の端末装置5は、送信された情
報が商品販売サーバ1からの情報であるかどうかを送信
されたサーバ識別情報に基づいて認証する。サーバの認
証結果が良好の場合には、金融機関の端末装置5は、消
費者の登録認証番号、商品販売者の登録認証番号、商品
の情報、当該商品の販売額及び消費税額の情報を、専用
回線8を介して金融機関の決済処理装置6に送信する。
【0089】なお、金融機関の端末装置5は、サーバの
認証結果が良好の場合に、さらに、送信された消費者の
登録認証番号、商品販売者の登録認証番号がメモリに記
憶されているものであるか否かを判断し、当該メモリに
記憶されているものである場合にのみ、消費者の登録認
証番号、商品販売者の登録認証番号、商品の情報、当該
商品の販売額及び消費税額の情報を専用回線8を介して
金融機関の決済処理装置6に送信するように構成しても
よい。
【0090】図10は、実施例3において、消費者の登
録認証番号等を受信した場合の金融機関の決済処理装置
6(処理部)における処理を示すフローチャートであ
る。なお、ステップS31からS33、ステップS35
及びS36の処理は、図5に示すステップS11からS
13、ステップS15及びS16の処理と同様であるの
で、説明を省略する。
【0091】図10のステップS37では、金融機関の
決済処理装置6は、商品の販売額及び消費税額が口座に
入金されていないこと示す情報を送信してから一定期間
が経過したか否か判断し、経過した場合には(一定期間
内に消費者の口座に不足額の入金がなかった場合に
は)、金融機関の決済処理装置6は、商品の取引中止を
示す情報、当該消費者の登録認証番号及び商品の情報を
専用回線8を介して金融機関の端末装置5に送信する
(ステップS38)。次いで、金融機関の端末装置5
は、商品の取引中止を示す情報、当該消費者の登録認証
番号及び商品の情報を、例えば、電子メールの形式でイ
ンターネット7を介して商品販売サーバ1、商品販売者
の端末装置2及び消費者の端末装置3に送信する。これ
により、商品販売者は、取引を中止し、商品の配送依頼
を商品配送者にすることをやめることができる。また、
消費者は、取引中止になったことを認識することができ
る。また、商品販売サーバ1は、商品の取引中止を示す
情報、消費者の登録認証番号及び商品の情報を受信する
と、実態記録データベース124における、当該消費者
の登録認証番号及び商品の情報に対応する取引の実態記
録情報の中に、商品の取引中止を示す情報を組み込み記
憶する。
【0092】次に、ステップS34では、金融機関の決
済処理装置6は、認識された口座情報に基づいて、消費
者の口座より商品の販売額(注文個数に対応する販売
額)及び商品の消費税額(注文個数に対応する消費税
額)の預託(予め準備されたメモリ領域に確保)処理を
実行する。
【0093】次に、金融機関の決済処理装置6は、預託
完了を示す情報、消費者の登録認証番号及び当該商品の
情報を、専用回線8を介して金融機関の端末装置5に送
信する(ステップS39、フェーズF51)。
【0094】次に、金融機関の端末装置5は、金融機関
の決済処理装置6から送信された預託完了を示す情報、
消費者の登録認証番号及び商品の情報を受信し、メモリ
に記憶する。そして、金融機関の端末装置5は、受信さ
れた商品の情報に対応する商品販売者の登録認証番号を
特定し、特定された登録認証番号に対応するメールアド
レスをメモリからそれぞれ取得し、預託完了を示す情
報、消費者の登録認証番号及び商品の情報を、例えば、
電子メールの形式でインターネット7を介して商品販売
者の端末装置2に送信する(フェーズF52)。
【0095】なお、金融機関の端末装置5は、預託完了
を示す情報、消費者の登録認証番号及び商品の情報を、
例えば、電子メールの形式でインターネット7を介して
商品販売サーバ1に送信するように構成してもよい。こ
の場合、商品販売サーバ1は、預託完了を示す情報、消
費者の登録認証番号及び商品の情報を受信すると、実態
記録データベース124における、当該消費者の登録認
証番号及び商品の情報に対応する取引の実態記録情報の
中に、預託完了を示す情報を組み込み記憶する。
【0096】次に、商品販売者の端末装置2は、預託完
了を示す情報、消費者の登録認証番号及び商品の情報を
受信し、消費者の登録認証番号に基づきその消費者の住
所、氏名を取得し(例えば、商品販売サーバ1に問い合
わせて取得してもよいし、消費者の登録認証番号と住
所、氏名とが対応付けられたリストがメモリに記憶され
ている場合にはそこから取得してもよい)、その消費者
の住所、氏名、商品配送依頼を示す情報及び注文があっ
た商品の情報を、電子メールの形式でインターネット7
を介して、商品配送者の端末装置4に送信する(フェー
ズF53)。
【0097】なお、フェーズF54及びF55は、図7
に示すフェーズF32及びF33と同様であるので説明
を省略する。
【0098】図11は、実施例3において、配送完了を
示す情報等を受信した場合の金融機関の決済処理装置6
(処理部)における処理を示すフローチャートである。
【0099】金融機関の決済処理装置6は、金融機関の
端末装置5から専用回線8を介して送信された配送完了
を示す情報が受信したことを確認すると(ステップS4
1)、振込手段として、商品販売者の口座に上記預託さ
れた商品の販売額の振り込み処理を実行するとともに、
税の徴収機関の口座に上記預託された商品の消費税額の
振り込み処理を実行する(ステップS42)。
【0100】次に、金融機関の決済処理装置6は、振込
情報送信手段として、消費者の登録認証番号、当該振込
完了を示す情報及び当該商品の情報を、専用回線8を介
して金融機関の端末装置5に送信する(ステップS4
3、フェーズF56)。
【0101】なお、フェーズF57及びF58は、図3
に示すフェーズF13及びF15と同様であるので、説
明を省略する。
【0102】このように、実施例3によれば、実施例1
と同様の効果を奏することに加え、商品販売者は、預託
により、商品発送前から商品代金の確保ができ、安心し
て商品を発送することができる。これにより、商品販売
者が商品を発送しても販売代金を受領できることが確実
になり、商品を送ったが支払がないなどといったトラブ
ルを防止することができ、商品取引がスムースになる。
【0103】(実施例4)次に、実施例4における取引
決済システム100の動作を説明する。
【0104】実施例4では、上記金融機関がクレジット
会社或いはクレジット会社と提携している銀行等であっ
た場合に、上記実施例3をクレジット決済を行う場合に
適用するものである。
【0105】即ち、図9に示すフェーズF50におい
て、金融機関の決済処理装置6が、金融機関の端末装置
5から送信された消費者の登録認証番号、商品販売者の
登録認証番号、商品の情報、当該商品の販売額及び消費
税額の情報を受信すると、金融機関の決済処理装置6
は、口座情報データベースを参照し、受信された商品販
売者の登録認証番号に対応する商品販売者の口座情報を
認識するとともに、税の徴収機関の口座情報を認識す
る。
【0106】次いで、金融機関の決済処理装置6は、受
信された消費者の登録認証番号に対応する消費者の口座
情報、さらには、消費者の重要情報(金融機関で所定の
用紙に記入された内容)に基づいて、クレジット決済の
与信処理を実行する。そして、クレジット決済の与信が
OKであった場合には、金融機関の決済処理装置6は、
与信完了を示す情報、消費者の登録認証番号及び当該商
品の情報を、専用回線8を介して金融機関の端末装置5
に送信する(フェーズF51)。
【0107】次に、金融機関の端末装置5は、金融機関
の決済処理装置6から送信された与信完了を示す情報、
消費者の登録認証番号及び商品の情報を受信し、それら
の情報を、例えば、電子メールの形式でインターネット
7を介して商品販売者の端末装置2に送信する(フェー
ズF52)。
【0108】なお、金融機関の端末装置5は、与信完了
を示す情報、消費者の登録認証番号及び商品の情報を、
例えば、電子メールの形式でインターネット7を介して
商品販売サーバ1に送信するように構成してもよい。こ
の場合、商品販売サーバ1は、与信完了を示す情報、消
費者の登録認証番号及び商品の情報を受信すると、実態
記録データベース124における、当該消費者の登録認
証番号及び商品の情報に対応する取引の実態記録情報の
中に、与信完了を示す情報を組み込み記憶する。
【0109】次に、商品販売者の端末装置2は、与信完
了を示す情報、消費者の登録認証番号及び商品の情報を
受信し、消費者の登録認証番号に基づきその消費者の住
所、氏名を取得し、その消費者の住所、氏名、商品配送
依頼を示す情報及び注文があった商品の情報を、電子メ
ールの形式でインターネット7を介して、商品配送者の
端末装置4に送信する(フェーズF53)。
【0110】その後、図9に示すフェーズF54及びF
55を経て、金融機関の決済処理装置6は、金融機関の
端末装置5から専用回線8を介して送信された配送完了
を示す情報が受信したことを確認すると、商品販売者の
口座に商品の販売額の振り込み処理(クレジット決済)
を実行するとともに、税の徴収機関の口座に商品の消費
税額の振り込み処理を実行する。その後、図9に示すフ
ェーズF57及びF58が行われる。なお、上記クレジ
ット決済を行う依頼は、例えば、フェーズF46におい
て、提供された商品販売ホームページ(Webページ)
上に掲載されたクレジット決済依頼ボタンをクリックす
ることによって行うことができる。
【0111】このように、実施例4によれば、クレジッ
ト決済の場合にも、実施例1と同様の効果を得ることが
できる。
【0112】(実施例5)次に、実施例5における取引
決済システム100の動作を説明する。
【0113】上記実施例1から3においては、商品配送
者が、注文された商品を消費者に届けるように構成した
が、実施例5では、例えば、商品配送者が、注文された
商品を消費者に直接届けるのではなく、一旦、郵便機関
(局留め)又はコンビニエンスストアに配送し、留め置
きするようにし、例えば、商品販売者の端末装置2が、
およそ何日程度で所定の郵便機関又はコンビニエンスス
トアに届くということを、例えば、電子メールの形式で
インターネット7を介して消費者の端末装置3に送信す
る。
【0114】これにより、消費者は、所定日経過した
後、消費者自らが指定した郵便機関又はコンビニエンス
ストアへ商品を受け取りに行く。このとき、消費者は、
商品の包装や送り状に記載の、例えば、消費者の登録認
証番号を照合して商品を受け取り、内容を確認して、郵
便機関又はコンビニエンスストアで受領証にサイン又は
捺印などをする。この場合、郵便機関又はコンビニエン
スストアは、商品配送者として、そこに設置された端末
装置4から、消費者の登録認証番号、注文があった商品
の情報及び当該商品の配送完了を示す情報を、例えば、
電子メールの形式でインターネット7を介して商品販売
サーバ1及び金融機関の端末装置5に送信する。その後
の処理の流れは、上記実施例1から3の何れかと同様で
ある。
【0115】なお、このような商品受取方法の指定は、
例えば、商品販売サーバ1から提供された商品販売ホー
ムページ(Webページ)上に、自宅(勤務先でもよ
い)受取りボタン、郵便機関受取りボタン及びコンビニ
エンスストア受取りボタンを表示しておき、これらのボ
タンのクリックによって行うようにすることができる。
このとき、消費者が、どこの郵便機関或いはコンビニエ
ンスストアであるかを商品販売ホームページ(Webペ
ージ)上の所定の入力欄に入力して指定することができ
るようにしてもよい。
【0116】このように、実施例5によれば、実施例1
と同様の効果を奏することに加え、消費者が郵便機関及
びコンビニエンスストアにて商品を受け取るので、商品
販売者及び商品配送者に消費者の個人情報である自宅住
所が商品販売者に知られることがない。つまり、この場
合、商品販売サーバ1は、消費者の住所、氏名の代わり
に、郵便機関或いはコンビニエンスストアの住所を、注
文があったことを示す情報等とともに、商品販売者の端
末装置2に送信することになる(例えば、実施例1のフ
ェーズF9)。
【0117】なお、商品配送者が商品を消費者の住所へ
直接配送する場合に、消費者の住所が商品販売者に知ら
れないようにするためには、例えば、商品配送者の指示
により端末装置4が、商品販売サーバ1或いは、金融機
関の端末装置5に問い合わせ、消費者の登録認証番号か
ら住所を取得するように構成してもよい。或いは、商品
配送者の端末装置4のメモリ(ハードディスク等)に、
予め消費者の登録認証番号と住所が対応付けられたリス
トを登録しておくように構成してもよい。これにより、
公正でかつ個人情報を漏洩することのないものとして、
消費者も安心して商品の流通を任せることができる。
【0118】以上説明した実施例1から実施例5では、
1つの金融機関を想定して説明したが、これに限定され
るものはなく、複数の異なる金融機関であってもよい。
この場合、金融機関の決済処理装置6は、消費者の口座
を有する第1の金融機関と、商品販売者の口座を有する
第2の金融機関と、税の徴収機関の口座を有する第3の
金融機関との3つの金融機関の決済処理装置及びこれら
を接続する専用回線とを含んで構成される。なお、第1
の金融機関と第3の金融機関、或いは、第2の金融機関
と第3の金融機関とが同一であってもよい。
【0119】このような構成では、例えば、上記実施例
1乃至5の何れか一つの実施例において、第1の金融機
関の決済処理装置は、金融機関の端末装置5から送信さ
れた消費者の登録認証番号、商品販売者の登録認証番
号、商品の情報、当該商品の販売額及び消費税額の情報
を受信すると、口座情報データベースを参照し、受信さ
れた消費者の登録認証番号に対応する消費者の口座情報
と、受信された商品販売者の登録認証番号に対応する商
品販売者の口座情報を認識するとともに、税の徴収機関
の口座情報を認識し、当該認識された口座情報を専用回
線を介して第2の金融機関の決済処理装置に通知して消
費者の口座から商品販売者の口座に商品の販売額の振り
込み処理を実行させるとともに、認識された口座情報を
専用回線を介して第3の金融機関の決済処理装置に通知
して消費者の口座から税の徴収機関の口座に商品の消費
税額の振り込み処理を実行させることになる。その後の
処理は、上記実施例1乃至5と同様である。
【0120】なお、上記実施例1乃至実施例5において
は、取引の実態記録情報を商品サーバ1が記憶するよう
に構成したが、商品販売サーバ1の代わりに或いは、商
品販売サーバ1とともに、金融機関の決済処理装置6が
記憶するように構成してもよい。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の一つの観
点によれば、商品販売者は、インターネット取引におい
て販売した商品販売額(代金)に付加された消費税を申
告することなく、自動的に税務署、国税庁等の公的機関
に決済することができる。
【0122】本発明の他の観点によれば、商品の取引の
実態記録情報を記録保存することができるので、商品取
引の実態を明確にすることができ、商品取引の実態に具
体的かつ不偏性を持たせることができる。
【0123】本発明の他の観点によれば、金融機関で発
行された登録認証番号が用いられて商品の取引後の決済
が行われるので、クレジットカード番号や口座番号によ
る個人情報等の漏洩を防止することができ、商品取引の
安全性が確保される。さらに、手続きが簡素になるとい
うメリットもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における取引決済システムの概略構
成を示すブロック図である。
【図2】商品販売サーバ1の機能ブロックを示す図であ
る。
【図3】実施例1における取引決済システム100の各
構成部分間におけるデータの流れを示すシーケンスであ
る。
【図4】商品の注文要求を受けた場合の商品販売サーバ
1(処理部11)における処理を示すフローチャートで
ある。
【図5】実施例1において、消費者の登録認証番号等を
受信した場合の金融機関の決済処理装置6(処理部)に
おける処理を示すフローチャートである。
【図6】実態記録データベース124に記憶された実態
記録情報を示す概念図である。
【図7】実施例2における取引決済システム100の各
構成部分間におけるデータの流れを示すシーケンスであ
る。
【図8】実施例2において、消費者の登録認証番号等を
受信した場合の金融機関の決済処理装置6(処理部)に
おける処理を示すフローチャートである。
【図9】実施例3における取引決済システム100の各
構成部分間におけるデータの流れを示すシーケンスであ
る。
【図10】実施例3において、消費者の登録認証番号等
を受信した場合の金融機関の決済処理装置6(処理部)
における処理を示すフローチャートである。
【図11】実施例3において、配送完了を示す情報等を
受信した場合の金融機関の決済処理装置6(処理部)に
おける処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 商品販売サーバ 2 商品販売者の端末装置 3 消費者の端末装置 4 商品配送者の端末装置 5 金融機関の端末装置 6 金融機関の決済処理装置 7 インターネット 8 専用回線 100 取引決済システム

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消費者の識別情報に対応付けられた当該
    消費者の口座情報と、商品販売者の識別情報に対応付け
    られた当該商品販売者の口座情報と、税の徴収機関の口
    座情報とが登録された口座情報データベースを備えた金
    融機関の決済処理装置と、 前記金融機関の決済処理装置に専用回線を介して接続さ
    れるとともに、インターネットに接続可能な金融機関の
    端末装置と、 前記インターネットに接続可能な消費者の端末装置と、 前記インターネットに接続され、当該インターネットを
    介して販売すべき商品の情報を前記消費者の端末装置に
    提供するとともに、当該消費者の端末装置から前記商品
    の注文要求及び当該消費者の識別情報を受付ける商品販
    売サーバと、を備えた取引決済システムであって、 前記商品販売サーバは、 前記販売すべき全ての商品の情報に対応付けられて当該
    商品の販売額及び消費税額の情報が登録された商品デー
    タベースと、前記商品販売者の識別情報が登録された販
    売者データベースと、 前記消費者の端末装置から前記商品の注文要求及び当該
    消費者の識別情報を受付けた場合には、前記注文があっ
    た商品の情報、当該商品の販売額及び消費税額の情報を
    前記商品データベースから取得するとともに、当該注文
    があった商品を販売する商品販売者の識別情報を販売者
    データベースから取得する取引情報取得手段と、 前記受付けられた前記消費者の識別情報、前記取得され
    た前記商品販売者の識別情報、前記取得された商品の情
    報、当該商品の販売額及び消費税額の情報を前記インタ
    ーネットを介して前記金融機関の端末装置に送信する取
    引情報送信手段と、を備え、 前記金融機関の端末装置は、 前記商品販売サーバから送信された前記消費者の識別情
    報、前記商品販売者の識別情報、前記商品の情報、当該
    商品の販売額及び消費税額の情報を受信し、前記専用回
    線を介して金融機関の決済処理装置に送信する取引情報
    受信・送信手段を備え、 前記金融機関の決済処理装置は、 前記金融機関の端末装置から送信された前記消費者の識
    別情報、前記商品販売者の識別情報、前記商品の情報、
    当該商品の販売額及び消費税額の情報を受信する取引情
    報受信手段と、 前記口座情報データベースを参照し、前記受信された前
    記消費者の識別情報に対応する前記消費者の口座情報
    と、前記受信された商品販売者の識別情報に対応する前
    記商品販売者の口座情報を認識するとともに、前記税の
    徴収機関の口座情報を認識する口座認識手段と、 前記認識された口座情報に基づいて、前記消費者の口座
    から前記商品販売者の口座に前記商品の販売額の振り込
    み処理を実行するとともに、前記消費者の口座から前記
    税の徴収機関の口座に前記商品の消費税額の振り込み処
    理を実行する振込手段と、を備えることを特徴とする取
    引決済システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の取引決済システムにお
    いて、 前記商品販売サーバは、前記金融機関の端末装置に送信
    する前記消費者の識別情報、前記商品販売者の識別情
    報、前記商品の情報、当該商品の販売額及び消費税額の
    情報を取引の実態記録情報として実態記録データベース
    に記憶する実態記録情報記憶手段をさらに備えることを
    特徴とする取引決済システム。
  3. 【請求項3】 金融機関の決済処理装置に専用回線を介
    して接続されるとともに、インターネットに接続可能な
    金融機関の端末装置と、 前記インターネットに接続可能な消費者の端末装置と、 前記インターネットに接続され、当該インターネットを
    介して販売すべき商品の情報を前記消費者の端末装置に
    提供するとともに、当該消費者の端末装置から前記商品
    の注文要求及び当該消費者の識別情報を受付ける商品販
    売サーバと、を備えた取引決済システムであって、 前記商品販売サーバは、 前記販売すべき全ての商品の情報に対応付けられて当該
    商品の販売額及び消費税額の情報が登録された商品デー
    タベースと、前記商品販売者の識別情報が登録された販
    売者データベースと、 前記消費者の端末装置から前記商品の注文要求及び当該
    消費者の識別情報を受付けた場合には、前記注文があっ
    た商品の情報、当該商品の販売額及び消費税額の情報を
    前記商品データベースから取得するとともに、当該注文
    があった商品を販売する商品販売者の識別情報を販売者
    データベースから取得する取引情報取得手段と、 前記受付けられた前記消費者の識別情報、前記取得され
    た前記商品販売者の識別情報、前記取得された商品の情
    報、当該商品の販売額及び消費税額の情報を前記インタ
    ーネットを介して前記金融機関の端末装置に送信する取
    引情報送信手段と、 前記送信された前記消費者の識別情報、前記商品販売者
    の識別情報、前記商品の情報、当該商品の販売額及び消
    費税額の情報を取引の実態記録情報として実態記録デー
    タベースに記憶する実態記録情報記憶手段と、を備える
    ことを特徴とする取引決済システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の取引決済システムにお
    いて、 前記取引決済システムは、消費者の識別情報に対応付け
    られた当該消費者の口座情報と、商品販売者の識別情報
    に対応付けられた当該商品販売者の口座情報と、税の徴
    収機関の口座情報とが登録された口座情報データベース
    を備えた金融機関の決済処理装置をさらに備え、 前記金融機関の端末装置は、 前記商品販売サーバから送信された前記消費者の識別情
    報、前記商品販売者の識別情報、前記商品の情報、当該
    商品の販売額及び消費税額の情報を受信し、前記専用回
    線を介して金融機関の決済処理装置に送信する取引情報
    受信・送信手段を備え、 前記金融機関の決済処理装置は、 前記金融機関の端末装置から送信された前記消費者の識
    別情報、前記商品販売者の識別情報、前記商品の情報、
    当該商品の販売額及び消費税額の情報を受信する取引情
    報受信手段と、 前記口座情報データベースを参照し、前記受信された前
    記消費者の識別情報に対応する前記消費者の口座情報
    と、前記受信された商品販売者の識別情報に対応する前
    記商品販売者の口座情報を認識するとともに、前記税の
    徴収機関の口座情報を認識する口座認識手段と、 前記認識された口座情報に基づいて、前記消費者の口座
    から前記商品販売者の口座に前記商品の販売額の振り込
    み処理を実行するとともに、前記消費者の口座から前記
    税の徴収機関の口座に前記商品の消費税額の振り込み処
    理を実行する振込手段と、を備えることを特徴とする取
    引決済システム。
  5. 【請求項5】 請求項2または4に記載の取引決済シス
    テムにおいて、 前記金融機関の決済処理装置は、前記振込手段により前
    記商品の販売額の振り込み処理及び前記消費税額の振り
    込み処理が実行された場合には、前記消費者の識別情
    報、前記商品販売者の識別情報、当該振込完了を示す情
    報及び当該商品の情報を、前記専用回線を介して前記金
    融機関の端末装置に送信する振込情報送信手段をさらに
    備え、 前記金融機関の端末装置は、前記金融機関の決済処理装
    置から送信された前記消費者の識別情報、前記振込完了
    を示す情報及び前記商品の情報を受信し、前記インター
    ネットを介して商品販売サーバに送信する振込情報受信
    ・送信手段をさらに備え、 前記商品販売サーバは、前記金融機関の端末装置から送
    信された前記消費者の識別情報、前記振込完了を示す情
    報及び前記商品の情報を受信する振込情報受信手段をさ
    らに備え、当該商品販売サーバの実態記録情報記憶手段
    は、前記受信された振込完了を示す情報を前記受信され
    た商品の情報及び前記消費者の識別情報に対応する前記
    取引の実態記録情報に組み込むことを特徴とする取引決
    済システム。
  6. 【請求項6】 請求項2または3に記載の取引決済シス
    テムにおいて、 前記取引決済システムは、前記インターネットに接続可
    能な商品配送者の端末装置をさらに備え、 前記商品販売サーバは、前記商品配送者の端末装置から
    前記インターネットを介して前記消費者の識別情報、前
    記注文があった商品の情報及び当該商品の配送完了を示
    す情報を受付ける配送完了受付手段をさらに備え、当該
    商品販売サーバの実態記録情報記憶手段は、前記商品の
    配送完了を示す情報を前記受信された商品の情報及び前
    記消費者の識別情報に対応する前記取引の実態記録情報
    に組み込むことを特徴とする取引決済システム。
  7. 【請求項7】 請求項1または3に記載の取引決済シス
    テムにおいて、 前記取引決済システムは、前記インターネットに接続可
    能な商品販売者の端末装置をさらに備え、 前記商品販売サーバは、前記消費者の端末装置から前記
    商品の注文要求及び当該消費者の識別情報を受付けた場
    合には、当該消費者に関する情報、当該注文があったこ
    とを示す情報及び当該注文があった商品の情報を、前記
    インターネットを介して前記商品販売者の端末装置に送
    信する注文情報送信手段をさらに備えることを特徴とす
    る取引決済システム。
  8. 【請求項8】 請求項2乃至6の何れか一項に記載の取
    引決済システムにおいて、 前記商品販売サーバは、前記インターネットに接続可能
    な商品販売者の端末装置をさらに備え、 前記商品販売サーバは、 前記商品販売者の端末装置から前記インターネットを介
    して前記取引の実態記録情報の要求及び、当該商品販売
    者の識別情報を受付ける識別情報受付手段と、 前記受付けられた商品販売者の識別情報に対応する前記
    取引の実態記録情報を実態記録データベースから取得す
    る実態記録情報取得手段と、 前記取得された取引の実態記録情報を前記インターネッ
    トを介して前記要求された商品販売者の端末装置に送信
    する実態記録情報送信手段と、をさらに備えることを特
    徴とする取引決済システム。
  9. 【請求項9】 請求項1または4に記載の取引決済シス
    テムにおいて、 前記取引決済システムは、前記インターネットに接続可
    能な商品配送者の端末装置をさらに備え、 前記金融機関の端末装置は、前記商品配送者の端末装置
    から前記インターネットを介して前記消費者の識別情
    報、前記注文があった商品の情報及び当該商品の配送完
    了を示す情報を受付け、前記専用回線を介して前記金融
    機関の決済処理装置に送信する配送完了受信・送信手段
    をさらに備え、 前記金融機関の決済処理装置は、前記金融機関の端末装
    置から送信された前記消費者の識別情報、前記注文があ
    った商品の情報及び当該商品の配送完了を示す情報を受
    信する配送完了受信手段をさらに備え、当該金融機関の
    決済処理装置の振込手段は、前記消費者の識別情報、前
    記注文があった商品の情報及び当該商品の配送完了を示
    す情報が受信されたことを確認した後に、当該消費者の
    識別情報及び当該商品の情報に対応する前記商品の販売
    額の振り込み処理及び前記商品の消費税額の振り込み処
    理を実行することを特徴とする取引決済システム。
  10. 【請求項10】 請求項1または4に記載の取引決済シ
    ステムにおいて、 前記金融機関の決済処理装置は、前記消費者の口座を有
    する第1の金融機関と、前記商品販売者の口座を有する
    第2の金融機関と、前記税の徴収機関の口座を有する第
    3の金融機関との3つの金融機関の決済処理装置及びこ
    れらを接続する専用回線とを含んで構成されており、 前記第1の金融機関の決済処理装置は、前記口座情報デ
    ータベースを参照し、前記受信された前記消費者の識別
    情報に対応する前記消費者の口座情報と、前記受信され
    た商品販売者の識別情報に対応する前記商品販売者の口
    座情報を認識するとともに、前記税の徴収機関の口座情
    報を認識し、当該認識された口座情報を前記専用回線を
    介して前記第2の金融機関の決済処理装置に通知して前
    記消費者の口座から前記商品販売者の口座に前記商品の
    販売額の振り込み処理を実行させるとともに、前記認識
    された口座情報を前記専用回線を介して前記第3の金融
    機関の決済処理装置に通知して前記消費者の口座から前
    記税の徴収機関の口座に前記商品の消費税額の振り込み
    処理を実行させることを特徴とする取引決済システム。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10の何れか一項に記載
    の取引決済システムにおいて、 前記識別情報は、前記金融機関により発行される消費者
    毎、商品販売者毎に固有の登録認証番号であることを特
    徴とする取引決済システム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の取引決済システム
    において、 前記金融機関の端末装置は、前記金融機関により発行さ
    れた消費者の登録認証番号及び商品販売者の登録認証番
    号をメモリに記憶しており、 前記金融機関の端末装置の取引情報受信・送信手段は、
    前記商品販売サーバから送信された前記消費者の登録認
    証番号、前記商品販売者の登録認証番号、前記商品の情
    報、当該商品の販売額及び消費税額の情報を受信した場
    合には、当該送信された前記消費者の登録認証番号及び
    前記商品販売者の登録認証番号がメモリに記憶されてい
    るか否かを判断し、記憶されている場合にのみ、前記専
    用回線を介して金融機関の決済処理装置に送信すること
    を特徴とする取引決済システム。
  13. 【請求項13】 インターネットに接続可能な消費者の
    端末装置及び金融機関の端末装置と、当該インターネッ
    トを介して販売すべき商品の情報を前記消費者の端末装
    置に提供する商品販売サーバと、を備え、金融機関より
    発行された消費者及び商品販売者の登録認証番号を用い
    てインターネット上で商品取引を実行する取引決済シス
    テムであって、 前記消費者の端末装置は、前記商品販売サーバから提供
    された商品の情報に基づき、商品の注文要求及び当該消
    費者の登録認証番号を前記インターネットを介して前記
    商品販売サーバに送信し、 前記商品販売サーバは、前記商品販売者の登録認証番号
    が登録された販売者データベースを備え、前記消費者の
    端末装置から前記商品の注文要求及び当該消費者の登録
    認証番号を受付けた場合には、当該消費者の登録認証番
    号、前記注文要求に係る商品販売者の登録認証番号及
    び、注文要求に係る商品の決済処理要求を示す情報を、
    前記インターネットを介して前記金融機関の端末装置に
    送信することを特徴とする取引決済システム。
  14. 【請求項14】 金融機関の決済処理装置に専用回線を
    介して接続されるとともに、インターネットに接続可能
    な金融機関の端末装置と、前記インターネットに接続可
    能な消費者の端末装置と、前記インターネットに接続さ
    れ、当該インターネットを介して販売すべき商品の情報
    を前記消費者の端末装置に提供するとともに、当該消費
    者の端末装置から前記商品の注文要求及び当該消費者の
    識別情報を受付ける商品販売サーバと、を備えた取引決
    済システムにおける前記商品販売サーバであって、 前記販売すべき全ての商品の情報に対応付けられて当該
    商品の販売額及び消費税額の情報が登録された商品デー
    タベースと、前記商品販売者の識別情報が登録された販
    売者データベースと、 前記消費者の端末装置から前記商品の注文要求及び当該
    消費者の識別情報を受付けた場合には、前記注文があっ
    た商品の情報、当該商品の販売額及び消費税額の情報を
    前記商品データベースから取得するとともに、当該注文
    があった商品を販売する商品販売者の識別情報を販売者
    データベースから取得する取引情報取得手段と、 前記受付けられた前記消費者の識別情報、前記取得され
    た前記商品販売者の識別情報、前記取得された商品の情
    報、当該商品の販売額及び消費税額の情報を前記インタ
    ーネットを介して前記金融機関の端末装置に送信する取
    引情報送信手段と、 前記送信された前記消費者の識別情報、前記商品販売者
    の識別情報、前記商品の情報、当該商品の販売額及び消
    費税額の情報を取引の実態記録情報として実態記録デー
    タベースに記憶する実態記録情報記憶手段と、を備える
    ことを特徴とする取引決済システムにおける商品販売サ
    ーバ。
  15. 【請求項15】 金融機関の決済処理装置に専用回線を
    介して接続されるとともに、インターネットに接続可能
    な金融機関の端末装置と、前記インターネットに接続可
    能な消費者の端末装置と、前記インターネットに接続さ
    れ、当該インターネットを介して販売すべき商品の情報
    を前記消費者の端末装置に提供するとともに、当該消費
    者の端末装置から前記商品の注文要求及び当該消費者の
    識別情報を受付ける商品販売サーバと、を備えた取引決
    済システムにおける前記商品販売サーバに含まれるコン
    ピュータを、 前記消費者の端末装置から前記商品の注文要求及び当該
    消費者の識別情報を受付けた場合には、前記注文があっ
    た商品の情報、当該商品の販売額及び消費税額の情報を
    商品データベースから取得するとともに、当該注文があ
    った商品を販売する商品販売者の識別情報を販売者デー
    タベースから取得する取引情報取得手段、 前記受付けられた前記消費者の識別情報、前記取得され
    た前記商品販売者の識別情報、前記取得された商品の情
    報、当該商品の販売額及び消費税額の情報を前記インタ
    ーネットを介して前記金融機関の端末装置に送信する取
    引情報送信手段、 前記送信された前記消費者の識別情報、前記商品販売者
    の識別情報、前記商品の情報、当該商品の販売額及び消
    費税額の情報を取引の実態記録情報として実態記録デー
    タベースに記憶する実態記録情報記憶手段、として機能
    させることを特徴とする取引決済処理プログラム。
JP2002192860A 2001-07-03 2002-07-02 取引決済システム、取引決済システムにおける商品販売サーバ及び取引決済処理プログラム Pending JP2003085467A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006048251A (ja) * 2004-08-02 2006-02-16 Sagawa Express Co Ltd 宅配便の事前決済システム
JP2009535685A (ja) * 2006-04-25 2009-10-01 ジン イ,キル 新コンセプトカード及び該カードを利用する購入者に基づく販売システムと方法
JP2013134708A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Sumitomo Mitsui Banking Corp 支払処理方法およびその支払処理に用いる銀行サーバ
JP2016081467A (ja) * 2014-10-22 2016-05-16 株式会社野村総合研究所 決済支援装置、決済支援システム、決済支援方法および決済支援プログラム

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