JP2001202428A - 電子保険システム - Google Patents

電子保険システム

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JP2001202428A
JP2001202428A JP2000009086A JP2000009086A JP2001202428A JP 2001202428 A JP2001202428 A JP 2001202428A JP 2000009086 A JP2000009086 A JP 2000009086A JP 2000009086 A JP2000009086 A JP 2000009086A JP 2001202428 A JP2001202428 A JP 2001202428A
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Toshie Okada
敏江 岡田
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ART NOIR OKADA Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネットの利用者が、インターネット
を利用することにより受けた金銭的損害を補償し、セキ
ュリティシステムを補完する電子保険システムを提供す
ること。 【解決手段】 インターネットを利用した通信手段をな
す通信制御処理部122,132により、一般の利用者
側の端末120と保険業者側のWebサーバ130との
間の通信が行われる。ここで、Webサーバ130の契
約締結処理部は、インターネットを利用することにより
受けた金銭的損害を補償する旨の保険契約を、上述の通
信手段を介して締結する。記録部134には、前記保険
契約が締結されたことを条件として、インターネットを
介して行われる前記利用者の支出に関する履歴が記録さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インターネット
の利用者に対し、インターネットを利用することにより
発生した金銭的損害を補償するための電子保険システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、インターネットを利用したビジネ
スが急速に発展しており、インターネット上での電子商
取引が一般に行われるようになってきた。この電子商取
引における決済方法は、クレジットカードを利用したも
のが主流となっている。電子商取引では、インターネッ
トの利用者が、ホームページに掲載されている商品を購
入する場合、自己の氏名およびクレジットカードの番号
を販売業者のWebページを介して送信する。販売業者
側では、インターネットの利用者である購入希望者の氏
名、クレジットカードの番号、およびカードの使用期限
等をクレジットカードの発行元に照会する。そして、決
済上の問題がなければ販売業者から購入希望者に商品が
発送され、売買が成立する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にクレ
ジットカードを用いて商品を購入する場合、カードの持
ち主は、署名などにより正当な持ち主であることを証明
することが求められ、これにより他人による不正使用が
防止されている。また、いわゆるクレジットカード保険
に加入することにより、カードが盗難に遭って他人に不
正使用されたとしても、その不正使用による損害額が補
償されるようになっている。
【0004】これに対し、上述のインターネット上の電
子商取引では、その手続上、クレジットカードそのもの
は必要とされず、クレジットカードの番号と、そのクレ
ジットカードの持ち主の氏名さえ特定できれば、商取引
が成立する。このため、クレジットカードの正当な持ち
主に無断で電子商取引が不正に行われないよう、セキュ
リティシステムなど、不正な電子決済を防止するための
各種の対策が講じられている。
【0005】しかしながら、今後、インターネットを利
用した電子商取引の形態がますます多様化し複雑化する
と、必ずしもセキュリティシステムが十分に機能すると
は限らず、インターネット上に送出された個人情報が他
人に悪用され、インターネットの利用者が不測の金銭的
損害を蒙る危険性が高くなるという問題がある。また、
このような危険性が高くなると、電子商取引自体が敬遠
され、インターネットを利用したコンピュータビジネス
の停滞を招く。
【0006】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、インターネットの利用者が受けた金銭的損害を補
償し、インターネットのセキュリティシステムを補完す
る電子保険システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は以下の構成を有する。即ち、この発明
は、保険業者とインターネットの利用者との間の通信を
行う通信手段(例えば後述する通信制御処理部122,
132,222,322,332に相当する構成要素)
と、前記保険業者と前記利用者との間で、前記利用者が
前記インターネットを利用することにより受けた金銭的
損害を補償する旨の保険契約を、前記通信手段を介して
締結する契約締結手段(例えば後述する契約締結処理部
133,333に相当する構成要素)と、を備えたこと
を特徴とする。
【0008】この構成によれば、通信手段を介して、イ
ンターネットの利用者と保険業者との間の保険契約が電
子的に締結される。そして、この保険契約が締結される
と、インターネットの利用者の支出に関する履歴が記録
手段に記録される。したがって、この記録手段に記録さ
れた情報を解析すれば、インターネットを利用したこと
による金銭的損害の発生を的確に把握することができ
る。よって、予め締結された保険契約に従い、金銭的損
害に対する補償が可能となり、インターネットのセキュ
リティシステムを補完することが可能となる。
【0009】また、前記電子保険システムにおいて、例
えば、前記保険契約が締結されたことを条件として、前
記インターネットを介して行われる前記利用者の支出に
関する履歴を記録する記録手段(例えば後述する記録部
134,323に相当する構成要素)をさらに備えても
よい。さらに、前記電子保険システムにおいて、前記通
信手段は、例えば、前記インターネットを介して通信を
行うように構成される。さらにまた、前記電子保険シス
テムにおいて、前記記録手段は、例えば、前記利用者の
支出に対応づけて、該支出にかかる金銭の受け取り先を
記録するように構成される。さらにまた、前記電子保険
システムにおいて、例えば、前記記録手段に記録された
前記履歴を定期的に解析して、前記利用者の支出を監視
する監視手段(例えば後述する支出監視部223に相当
する構成要素)をさらに備えてもよい。
【0010】なお、前記電子保険システムにおいて、前
記保険契約の保険料については、例えば、インターネッ
ト用のハードウェアの購入代金、インターネット用のソ
フトウェアの購入代金、プロバイダーの契約料、前記利
用者が取引する金融証券業者の契約料、前記インターネ
ットと前記利用者との間を接続する通信回線の使用料な
ど、インターネットを利用する上で必要とされる各種の
設備の料金に含めることにより、前記利用者から徴収す
るようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。 <実施の形態1>図1に、この発明の実施の形態1にか
かる電子保険システムが適用されたネットワークの全体
構成を示す。図1に示すように、インターネット接続業
者であるプロバイダーのWebサーバ110には、この
プロバイダーに加入する一般の利用者の端末120が接
続されている。また、インターネット100には、プロ
バーダーのWebサーバ110の他、保険業者のWeb
サーバ130や、商品の販売業者のWebサーバ140
が接続されている。
【0012】この実施の形態では、Webサーバ130
を備えた保険業者は、インターネット100を利用する
ことにより受けた金銭的損害を補償するための保険商品
(以下、「インターネット損害保険」と称する)を取り
扱っているものとし、この保険商品を電子商取引の対象
として、この保険商品を販売するためのホームページ
(Webページ)を開設しているものとする。また、端
末120を備えた一般の利用者は、電子商取引により各
種の商品を購入する消費者であるものとする。さらに、
Webサーバ140を備えた販売業者は、各種の商品を
電子商取引の対象としており、この商品を販売するため
のホームページ(Webページ)を開設しているものと
する。なお、以下の説明では、プロバイダーが備えるW
ebサーバ110を、インターネット100の概念に含
めるものとし、このWebサーバ110に関する説明を
省略する。
【0013】図2に、図1に示す構成要素のうち、この
実施の形態1にかかる電子保険システムに関連する構成
要素の詳細を示す。図2に示すように、この電子保険シ
ステムは、インターネット100を介して接続された利
用者側の端末120と保険業者側のWebサーバ130
の上に実現される。ここで、利用者側の端末120は、
例えばパソコンなどの情報処理装置であって、キーボー
ドやディスプレイに相当する入出力部121と、パソコ
ン本体に相当する通信制御処理部122とから構成され
る。この通信制御処理部122は、インターネットを利
用した通信に必要とされる一切の処理を実行するもので
あって、Webブラウザなど、インターネットを利用す
る上で必要とされる環境をパソコン本体に設定すること
により実現される。
【0014】また、同図において、保険業者側のWeb
サーバ130は、例えばワークステーションなどの情報
処理装置であって、入出力部131、通信制御処理部1
32、契約締結処理部133、および記録部134から
構成される。ここで、入出力部131は、キーボードや
ディスプレイから構成される。また、通信制御処理部1
32は、インターネットを利用した通信に必要とされる
一切の処理機能を備えるものであって、Webブラウザ
やインターネット損害保険に関するWebページが記述
されたプログラムなど、各種のソフトウェアをパソコン
本体にインストールすることにより実現される。この実
施の形態1では、インターネット損害保険に関するWe
bページを公開して電子商取引を行うための機能は、通
信制御処理部132の内部に展開されており、このイン
ターネット損害保険に関するWebページが外部の利用
者からアクセスされた場合には、この通信制御処理部1
32が対処するようになっている。上述の入出力部12
1,131、および通信制御処理部122,132は、
この電子保険システムにおいて、インターネット100
を介して通信を行うための通信手段を構成する。
【0015】契約締結処理部133は、保険業者とイン
ターネットの利用者との間で、インターネット損害保険
に関する保険契約を、上述の通信手段を介して締結する
ための契約締結手段を構成する。記録部134は、例え
ばハードディスク装置等を主体として構成されたもので
あって、保険業者とインターネットの利用者との間で上
述の保険契約が締結されたことを条件に、インターネッ
トを介して行われる該利用者の支出に関する履歴を記録
する記録手段を構成する。
【0016】以下、この実施の形態1にかかる電子保険
システムの動作および利用形態を説明する。まず、端末
120の利用者は、インターネット上でクレジットカー
ドを用いてオンラインショッピングなどの電子商取引を
行うに先だって、インターネット損害保険を取り扱って
いるWebサーバ130の保険業者に対し、保険契約を
締結するための手続を行う。具体的には、この利用者
は、自己の端末120の入出力部121を操作して保険
業者側のWebサーバ130をアクセスし、インターネ
ット損害保険に関するWebページを開く。そして、イ
ンターネット損害保険に加入する上で必要とされる情報
(例えば利用者の氏名、住所など)を、このWebペー
ジ内の入力フィールドに書き込み、保険契約に必要とさ
れる手続を行う。この情報は、端末120の通信制御処
理部122およびインターネット100を介して保険業
者側のWebサーバ130に送信される。
【0017】Webサーバ130側では、端末120か
ら送信された上述の情報を通信制御処理部132により
受信し、契約締結処理部133により保険契約の締結に
関する処理を実行する。具体的には、インターネット損
害保険に関するWebページ内の入力フィールドに書き
込まれた情報が、インターネット損害保険の契約に必要
とされる所定の条件を満足しているかどうかが判断さ
れ、この条件を満足している場合、インターネット損害
保険の契約が締結される。保険契約が締結されると、端
末120の利用者は、インターネット損害保険の加入者
としてWebサーバ130内に登録され、Webサーバ
130から端末120に向けて、保険契約が締結された
旨のメールが送信される。
【0018】なお、この保険契約に必要とされる決済を
インターネット上で行うことで発生した損害についても
補償の対象とすれば、利用者に金銭的リスクを一切負わ
せることなく、保険料の支払いなど、保険契約に必要な
全ての手続をインターネット上で電子的に行うことがで
きる。また、保険料の支払い方法としては、インターネ
ット上での電子決済をあえて使用せずに、通常の決済方
法によってもよい。この場合、例えば、インターネット
用のハードウェアやソフトウェアの購入料、プロバイダ
ーの契約料、インターネットの利用者が取引する金融証
券業者の契約料、インターネットと利用者との間を接続
する通信回線の使用料など、インターネットを利用する
上で必要とされる各種の設備の料金に保険料を含め、こ
れらの何れかの代金を支払った場合、自動的に利用者を
インターネット損害保険に加入するようにしてもよい。
【0019】以上により、保険契約を締結し終えると、
端末120の利用者は、インターネット100を介し
て、目的とする販売業者と電子商取引を開始する。具体
的には、一般の電子商取引と同様に、販売業者のWeb
サーバ140上に開設されたWebページを閲覧し、購
入を希望する商品のコードに加え、自己の氏名、クレジ
ットカードの番号など、電子商取引において必要とされ
る情報をWebページ内の入力フィールドに書き込み、
販売業者側のWebサーバ140に送信する。これによ
り、利用者による商品の注文がなされる。一方、販売業
者側では、クレジットカードの発行元に対し、氏名、ク
レジットカードの番号、カードの使用期限等を照会し、
端末120の利用者のクレジットカードが有効か否かを
確認する。そして、このクレジットカードが有効であ
り、決済上の問題がなければ、商品の注文者である端末
120の利用者に商品を発送し、売買が成立する。
【0020】この電子商取引に関する情報は、利用者側
の端末120から保険業者側のWebサーバ130に逐
次送信され、この利用者の支出に関する履歴が記録部1
34に記録される。具体的には、端末120の利用者の
支出に対応づけて、この支出にかかる金銭の受け取り先
が記録される。また、各電子商取引ごとに、取引日時、
商品名、取引相手、購入価格(支払い額)、クレジット
カードの番号など、取引の内容を特定し得る情報も併せ
て記録される。なお、利用者側から保険業者側への電子
商取引に関する情報の送信方法としては、例えば電子メ
ールなどの公知の技術を使用し、電子商取引を行う度に
端末120の利用者自身が送信作業を行ってもよく、ま
た、販売業者との間で電子商取引が行われた場合に自動
的に送信が行われるようにしてもよい。
【0021】ここで、上述の電子商取引の過程で、イン
ターネット上に送出されたクレジットカードの番号が、
第3者に入手されて悪用された場合、この第3者がこの
カード番号を使用したことによる支出の履歴は、記録部
134に記録されない。したがって、第3者が、このク
レジットカードの番号を使用した場合、クレジットカー
ド会社が発行するカード利用明細の内容と、上述の記録
部134に記録された支出の履歴との間に不一致が生
じ、損害の発生および損害額が把握される。この場合、
保険業者は、保険契約に従って、利用者に対してこの損
害額を補償するための手続を行う。これにより、端末1
20の利用者が蒙った金銭的損害が補償される。以上に
より、インターネット損害保険の保険契約が電子的に締
結され、インターネットを利用することにより金銭的損
害が発生した場合には、この保険契約に従って、インタ
ーネットの利用者に対する救済が行われる。
【0022】なお、この実施の形態1では、記録部13
4を保険業者側のWebサーバ130に設けたが、これ
に限定されることなく、利用者側の端末120に設ける
ようにしてもよい。この場合、各利用者の支出に関する
履歴の情報は、各利用者の端末に分散されるので、保険
業者側のWebサーバの負荷が軽減され、より多くの利
用者の支出に関する履歴を記録することが可能となる。
【0023】<実施の形態2>次に、この発明にかかる
実施の形態2を説明する。図3に、この実施の形態2に
かかる電子保険システムの構成を示す。この電子保険シ
ステムは、上述の図2に示す実施の形態1にかかる電子
保険システムの構成において、利用者側の端末220
は、上述の入出力部121および通信制御処理部122
に加え、支出監視部223を備えて構成される。この支
出監視部223は、保険業者側の記録部134に記録さ
れた履歴を定期的に解析し、端末220の利用者の支出
を監視するものである。
【0024】以下、支出監視部223に着目して、この
実施の形態2の動作を説明する。端末220の利用者
は、入出力部121を操作して、クレジットカード会社
から発行されるカード利用明細に記載された情報(利用
日時や利用金額など)を支出監視部223に与える。支
出監視部223は、保険業者側の記録部134に記録さ
れた情報を定期的に読み出し、カード利用明細の内容と
記録部に記録された情報とを照会し、これらの情報の間
に不一致がないか否か判断する。
【0025】ここで、不一致がある場合、端末220の
利用者のクレジットカードの番号が第3者により不正使
用されたものとみなし、その旨を入出力部121のディ
スプレイ上に表示する。端末220の利用者は、この表
示内容から、インターネット上に送出された自己のクレ
ジットカードの番号が第3者に悪用され、金銭的損害が
発生したことを把握する。そして、保険業者に連絡し
て、上述の実施の形態1と同様に、保険契約に従った補
償を受ける。他の動作は、上述の実施の形態1と同様で
ある。以上により、この実施の形態2によれば、端末2
20の利用者は、クレジットカード会社から発行される
カード利用明細の内容を端末220に入力するだけで、
金銭的損害の発生状況を把握することができる。
【0026】なお、この実施の形態2では、支出監視部
223を利用者側の端末220に設けたが、これに限定
されることなく、保険業者側のWebサーバ130に設
けるようにしてもよい。この場合、保険業者が利用者の
金銭的損害の発生を自ら把握することができるので、利
用者が損害の発生を保険業者に通告する手間が省け、迅
速な補償が可能となる。
【0027】上述した各実施の形態にかかる電子保険シ
ステムによれば、電子的な手続によりインターネット損
害保険に加入することが可能となる。このため、電子商
取引を行うに先だって、この電子保険システムにより保
険契約を予め結んでおけば、インターネットを利用した
電子商取引において第3者に個人情報を把握され、金銭
的損害が発生したとしても、保険契約に従ってインター
ネットの利用者が蒙った損害が補償される。したがっ
て、例えばネット・バンキングや株取引など、電子商取
引を利用したコンピュータビジネスの発展が阻害される
ことがなくなり、インターネットを利用した電子商取引
が活性化する。
【0028】以上、この発明の実施の形態1および2を
説明したが、この発明は、これらの実施の形態に限られ
るものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、上述の
各実施の形態では、契約締結処理部133を他の構成要
素から独立して設けたが、保険契約を締結することの定
義内容に応じて他の構成要素の機能に含めるようにして
もよい。一例として、利用者から保険契約の申し込みが
あった時点で無条件に保険契約が成立するものと定義す
れば、利用者が、インターネット損害保険のWebペー
ジの入力フィールドに必要な情報を書き込んだ時点で保
険契約が成立したこととなる。したがって、この場合に
は、インターネット損害保険のWebページが開設され
た通信制御処理部132の機能の中に、契約締結処理部
133の機能を含めることができる。このように、契約
締結処理部133の形態は多様であり、保険契約の締結
の定義内容に応じた形態とすればよい。
【0029】また、上述の実施の形態2では、端末22
0の利用者が、クレジットカード会社のカード利用明細
を手入力により支出監視部223に与えるものとした
が、例えば、利用者の端末220をインターネットなど
を介してクレジットカード会社の端末(図示なし)と接
続し、オンラインでカード利用明細の情報を端末220
の支出監視部に与えるものとしてもよい。これにより、
端末220の利用者は、一切の手作業を要することな
く、自己の支出を監視することが可能となり、したがっ
てインターネットを利用することにより発生した金銭的
損害を迅速に把握することが可能となる。
【0030】さらに、上述の各実施の形態では、クレジ
ットカードを利用して電子決済を行う場合を例として説
明したが、これに限定されることなく、例えば銀行など
のキャッシュカード(口座番号)を利用した電子決済に
ついても同様に本発明を適用することができる。
【0031】さらにまた、上述の各実施の形態では、記
録部134に記録された情報を解析して損害の発生を把
握するものとしたが、この情報に加えて、例えばプロバ
イダーのサーバに保存されているデータを解析すること
により、カード番号を不正使用した第3者を特定するこ
とも可能である。
【0032】さらにまた、上述の各実施の形態では、保
険業者側のWebサーバ130に記録部134を設け、
利用者側から保険業者側に電子商取引に関する情報を送
信して記録するものとしたが、これに限定されることな
く、例えば利用者の端末が接続されるプロバイダーのサ
ーバ端末に、この利用者の電子商取引に関する情報を記
録するようにしてもよい。これにより、この電子商取引
に関する情報の信憑性が担保され、損害の発生を客観的
に証明することが可能となる。
【0033】さらにまた、上述の各実施の形態では、通
信制御処理部122,132などから構成される通信手
段は、インターネットを介して通信を行うものとした
が、これに限定されることなく、例えばプッシュホンな
どの通常の電話回線によるサービスを利用するものとし
てもよい。この場合、インターネットのように開放され
たネットワークを介することなく、クレジットカードの
番号などの個人情報が保険業者に送信できるので、保険
契約の締結前のセキュリティを確保することが可能とな
る。
【0034】さらにまた、上述の各実施の形態では、電
子商取引に関する履歴を記録するものとしたが、インタ
ーネットを使用することにより発生した金銭的損害の発
生を特定することが可能であれば、この履歴の記録を省
略するように構成することもできる。この場合、電子保
険システムは、図2または図3に示す構成要素から記録
部134を省き、通信制御処理部122,132および
入出力部121,131(通信手段)と、保険契約を締
結するための契約締結処理部133(契約締結手段)と
から構成される。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、保険業者とインターネットの利用者との間の通信を
行う通信手段と、前記通信手段を介して前記保険業者と
前記利用者との間で保険契約を締結する契約締結手段
と、前記保険契約が締結されたことを条件に、前記イン
ターネットを介して行われる前記利用者の支出に関する
履歴を記録する記録手段とを備えたので、インターネッ
トの利用者が、保険業者と電子的に保険契約を締結する
ことができる。したがって、インターネットを利用する
ことにより受けた金銭的損害を補償し、インターネット
のセキュリティシステムを補完することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1にかかる電子保険シ
ステムが適用されたネットワークの全体構成を示す図で
ある。
【図2】 この発明の実施の形態1にかかる電子保険シ
ステムの構成を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2にかかる電子保険シ
ステムの構成を示す図である。
【符号の説明】
100:インターネット 110:Webサーバ(プロバイダー側) 120:端末(利用者側) 121:入出力部 122:通信制御処理部 130:Webサーバ(保険業者側) 131:入出力部 132:通信制御処理部 133:契約締結処理部 134:記録部 140:Webサーバ(販売業者側) 220:端末(利用者側) 223:支出監視部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保険業者とインターネットの利用者との
    間の通信を行う通信手段と、 前記保険業者と前記利用者との間で、前記利用者が前記
    インターネットを利用することにより受けた金銭的損害
    を補償する旨の保険契約を、前記通信手段を介して締結
    する契約締結手段と、 を備えたことを特徴とする電子保険システム。
  2. 【請求項2】 前記保険契約が締結されたことを条件と
    して、前記インターネットを介して行われる前記利用者
    の支出に関する履歴を記録する記録手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載された電子保険システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記通信手段は、 前記インターネットを介して通信を行うことを特徴とす
    る請求項1または2の何れかに記載された電子保険シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記記録手段は、 前記利用者の支出に対応づけて、該支出にかかる金銭の
    受け取り先を記録することを特徴とする請求項1ないし
    3の何れかに記載された電子保険システム。
  5. 【請求項5】 前記記録手段に記録された前記履歴を定
    期的に解析して、前記利用者の支出を監視する監視手段
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし4の何
    れかに記載された電子保険システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7324952B2 (en) 2001-08-29 2008-01-29 International Business Machines Corporation Insurance method, insurance system, transaction monitoring method, transaction monitoring system, and program

Cited By (1)

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US7324952B2 (en) 2001-08-29 2008-01-29 International Business Machines Corporation Insurance method, insurance system, transaction monitoring method, transaction monitoring system, and program

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