JP2002117264A - 電子商取引の仲介サーバーおよび仲介方法 - Google Patents

電子商取引の仲介サーバーおよび仲介方法

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JP2002117264A
JP2002117264A JP2000309502A JP2000309502A JP2002117264A JP 2002117264 A JP2002117264 A JP 2002117264A JP 2000309502 A JP2000309502 A JP 2000309502A JP 2000309502 A JP2000309502 A JP 2000309502A JP 2002117264 A JP2002117264 A JP 2002117264A
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mediation server
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JP2000309502A
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Ryoji Sato
良治 佐藤
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Mitsubishi HC Capital Inc
Original Assignee
Hitachi Capital Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 利用者が自己の個人情報を各取引毎にその相
手方たる販売店に開示せずにネットワーク上で取引を行
うことを可能にし、且つ販売店は利用者の個人情報を要
せずに安全な取引を行うことができる電子商取引システ
ムを提供する。 【解決手段】 ある利用者装置1から「ある販売店装置
3と交信したい」というリクエストが送達されてきたな
らば、そのリクエスト情報から利用者IDを認知し、そ
の利用者IDに該当する利用者情報を前記データベース
26から抽出し、その抽出情報に基づいて販売店訪問情
報を生成し、その販売店訪問情報を販売店装置3に送達
するとともにその送達履歴をとる。販売店装置3から前
記販売店訪問情報に対する顧客応対情報を送達されてき
たならば、その顧客応対情報と前記販売店訪問情報の送
達履歴に基づいて、前記顧客応対情報の起源となった利
用者装置1を特定し、利用者装置1に前記顧客応対情報
を送達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子的データ交換の
仲介方法及びそれを実現するサーバーにかかり、特にネ
ットワークにおいて利用者が自己に関する情報を秘匿し
て相手方と電子情報交換を行う方法、及びそれを実現す
る仲介サーバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子商取引において電子ショップ
と利用者を仲介する方法としては例えば特開平10−2
69282「仲介システム」(出願人:富士ゼロックス
株式会社)や特開2000−36000「電子商取引に
おける中立的立会人」(出願人:サン・マイクロシステ
ムズ・インコーポレーイテッド)がある。
【0003】前者の「仲介システム」は複数の販売者の
中から所定の条件に従って各利用者に最適と思われる販
売者を抽出するシステムである。また後者「電子商取引
における中立的立会人」はネット上で行われる取引にお
いてその取引の詳細を保存することによって後日、当事
者間で紛争がおこった場合に備えることを目的としてい
る。
【0004】上記の発明は電子商取引の当事者に仲介業
者を介入させることによって効率よく、安全な(事後の
紛争を適切に解決し得る)取引を可能としたものであ
る。
【0005】また電子商取引においては、取引自体が例
えばインターネットのようなオープンスペースで行われ
るために、当事者間でやり取りされる情報の盗用や不正
利用が問題視されていた。この問題点を解決する方策と
しても信頼できる第3者(TTP)を取引当事者間に介
在させることが提案されている(例えば、特開平10−
187836「ネットワーク環境における取引証明装置
及び方法」など)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】電子商取引における情
報管理に関しては取引を行う当事者の認証や事後的な証
明という点に主眼が置かれており、ネットワーク上での
安全な情報通信、第3者による情報の窃取や改ざんを防
止することを目的とするものである。従って利用者の個
人情報を正当の方法で取得した者による不正利用の防止
は現在のところ、全く図られていない。しかし利用者の
個人情報が不正に利用される場合、その情報はネットワ
ーク上で窃取されたものである場合よりも、むしろ上記
のような正当な情報取得者によるものである場合の方が
多いように思われる。
【0007】インターネットモール等での取引の場合、
該取引の当事者、つまり販売店、モール運営主体、決済
代行者等は顧客である利用者の個人情報を該利用者の意
思に関わらず、容易に取得することができ、自己の個人
情報利用を一定範囲に制限したい利用者には電子商取引
をしないという選択肢しか与えられていない。これらは
電子商取引市場を健全に発展させていく上で、大きな阻
害要因として機能するものであった。
【0008】本発明の目的は従来の電子商取引における
上述の問題点を解消し、利用者の個人情報を保護し、且
つ各当事者にとって安全な取引スキームを提供すること
にある。具体的には利用者が自己の個人情報を各取引毎
にその相手方たる販売店に開示せずにネットワーク上で
取引を行うことを可能にし、且つ販売店は利用者の個人
情報を要せずに安全な取引を行うことができる電子商取
引システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するためになされたもので、第1の発明は販売店装置
と利用者装置とにネットワーク上で接続された電子商取
引の仲介サーバであって、予め利用者毎に付与された利
用者コードを各利用者情報に対応付けて格納する利用者
情報格納手段と、利用者装置からの販売店装置へのデー
タ送信要求を受信する第1の受信手段と、前記データ送
信要求に含まれる利用者情報に基づいて前記利用者コー
ドを検索する利用者コード検索手段と、前記利用者コー
ド検索手段によって検索された前記利用者コードと前記
データ送信要求に基づいて表示要求情報を生成する第1
の生成手段と、前記表示要求情報を前記販売店装置に送
信する第1の送信手段と、前記表示要求情報に対して前
記販売店装置が送信する回答データを受信する第2の受
信手段と、前記回答データを前記利用者装置に送信する
第2の送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】第2の発明は、第1の発明に記載の電子商
取引の仲介サーバであって、前記第1の生成手段は前記
データ送信要求の送信者を前記販売店装置を保有する販
売店が特定できない形で前記表示要求情報を生成する生
成手段であることを特徴とする。
【0011】第3の発明は、物品の売買に利用される第
2の発明に記載の仲介サーバであって、該仲介サーバに
接続された販売店装置を保有する販売店の属性情報であ
る販売店情報を格納する販売店情報格納手段と、前記販
売店情報と前記利用者情報とに基づいて物品の配達がさ
れる場所を指定する配達場所情報と、配達の日時を指定
する配達日時情報と、受取人が商品の受取に際して配達
物を受取るために提示を要求される受取コードを特定す
る受取識別子とを含む配達指示情報を生成する第2の生
成手段と、前記配達指示情報を前記販売店装置と前記利
用者装置とに送信する第3の送信手段とを備えたことを
特徴とする。
【0012】第4の発明は、前記販売店への決済処理を
行う決済処理装置に接続された第2ないし第3の発明に
記載の仲介サーバであって、前記販売店装置から該販売
店装置が受信した前記表示要求情報に対応する前記デー
タ送信要求を送信した前記利用者装置を保有する利用者
との取引に係る支払い要求情報を受信する第3の受信手
段と、前記第3の受信手段により受信した支払い要求情
報に基づいて前記利用者情報格納手段に格納される前記
利用者情報を検索する第2の検索手段と、前記支払い要
求情報と前記第2の検索手段により検索された前記利用
者装置の利用者を特定する利用者コードとに基づいて前
記販売店装置を保有する販売店への決済を依頼する決済
依頼情報を生成する第3の生成手段と、前記第3の生成
手段によって生成された決済依頼情報を前記決済処理装
置に送信する第4の送信手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0013】第5の発明は、ネットワーク上での電子商
取引の仲介方法であって、利用者装置からの販売店装置
へのデータ送信要求を受信する第1の受信ステップと、
前記データ送信要求に含まれる利用者情報に基づいて利
用者毎に付与された識別子である利用者コードを検索す
る利用者コード検索ステップと、前記利用者コード検索
ステップによって検索された前記利用者コードと前記デ
ータ送信要求に基づいて匿名データ送信要求を生成する
第1の生成ステップと、前記匿名データ送信要求を販売
店装置に送信する第1の送信ステップと、前記匿名デー
タ送信要求に対して前記販売店装置が送信する販売店応
答データを受信する第2の受信ステップと、前記販売店
応答データを前記利用者装置に送信する第2の送信ステ
ップとを有することを特徴とする。
【0014】第6の発明は、物品の売買に利用される第
5の発明に記載の電子商取引の仲介方法であって、前記
物品の売買を行う販売店の属性情報である販売店情報と
前記利用者情報とに基づいて物品の配達がされる場所を
指定する配達場所情報と、配達の日時を指定する配達日
時情報と、受取人が商品の受取に際して配達物を受取る
ために提示を要求される受取コードを特定する受取コー
ド情報とを含む配達指示情報を生成する第2の生成ステ
ップと、前記配達指示情報を前記販売店装置と前記利用
者装置とに送信する第3の送信ステップとを備えたこと
を特徴とする。
【0015】第7の発明は、第5ないし第6の発明に記
載の電子商取引の仲介方法において前記販売店への決済
処理を行う方法であって、販売店から該販売店が受信し
た前記匿名接続要求に対応する前記接続要求を送信した
前記利用者との取引に係る支払い要求情報を受信する第
3の受信ステップと、前記第3の受信ステップにより受
信した支払い要求情報に基づいて前記利用者情報から利
用者を特定する利用者コードを検索する第2の検索ステ
ップと、前記支払い要求情報と前記第2の検索ステップ
により検索された利用者コードとに基づいて前記販売店
への決済を依頼する決済依頼情報を生成する第3の生成
ステップと、前記第3の生成ステップで生成された前記
決済依頼情報を販売店への決済処理を行う決済代行者に
送信する第4の送信ステップとを有することを特徴とす
る。
【0016】第8の発明は、第5〜第7のいずれかの発
明に記載の方法を実現するプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体。
【0017】第9の発明は、つぎの各要件(91)〜
(94)を備えたことを特徴とする電子商取引の仲介サ
ーバー。 (91)ネットワークを介して販売店装置および利用者
装置に接続されて通信する電子商取引の仲介サーバーで
ある。 (92)多数の利用者にそれぞれ固有に割り当てられた
利用者IDをキーとして各利用者情報を集約した利用者
情報データベースを管理している。 (93)ある利用者装置Aから「ある販売店装置Bと交
信したい」というリクエストが送達されてきたならば、
そのリクエスト情報から利用者IDを認知し、その利用
者IDに該当する利用者情報を前記データベースから抽
出し、その抽出情報に基づいて販売店訪問情報を生成
し、その販売店訪問情報を販売店装置Bに送達するとと
もにその送達履歴をとる。
【0018】(94)販売店装置Bから前記販売店訪問
情報に対する顧客応対情報を送達されてきたならば、そ
の顧客応対情報と前記販売店訪問情報の送達履歴に基づ
いて、前記顧客応対情報の起源となった利用者装置Aを
特定し、利用者装置Aに前記顧客応対情報を送達する。
【0019】第10の発明は、第9の発明に記載の電子
商取引の仲介サーバーであって、前記販売店訪問情報を
生成するに際し、利用者情報データベースから抽出した
個人情報たる利用者情報についてこれを匿名化すること
を特徴とする。
【0020】第11の発明は、第10の発明に記載の電
子商取引の仲介サーバーであって、つぎの各要件(11
1)〜(114)を備えたことを特徴とする。 (111)前記販売店装置の運営者たる販売店毎にそれぞれ
固有に割り当てられた販売店IDをキーとして各販売店
情報を集約した販売店情報データベースを管理してい
る。 (112)前記販売店装置Bを通じて販売される商品が実際
の運輸手段により利用者まで配送される場合、その商品
の配送に先だって配達場所、配達日時、及び受取コード
を含む配達指示情報を生成する。 (113)前記配達場所は、商品購入を行う利用者が仲介サ
ーバーに対して任意に指定可能である他、当該利用者の
住所情報を前記利用者情報データベースより抽出・参照
することで自動決定することも可能とする。前記配達日
時は、前記販売店情報データベースより各商品毎の各地
の利用者への配送日程情報を抽出し、利用者の前記住所
情報とこの配送日程情報とを対照することで決定する。
前記受取コードは、配達商品の受取りに際して配送業者
に提示が要求される商品引換用の識別子である。 (114)前記配達指示情報を販売店装置Bおよび利用者装
置Aに送達する。
【0021】第12の発明は、第10または第11の発
明に記載の電子商取引の仲介サーバーであって、つぎの
各要件(121)〜(124)を備えたことを特徴とする。 (121)前記販売店装置および決済処理装置にネットワー
クを介して接続されてデータ通信を行う。 (122)前記利用者装置Aから送達されてきた所望商品の
注文情報に基づいて、この注文情報を匿名化した代理注
文情報を生成し前記販売店装置Bに送達する。 (123)販売店装置Bから前記代理注文情報に対する支払
い要求情報が送達されてきたならば、その支払い要求情
報に含まれる利用者IDに基づいて前記利用者情報デー
タベースにおける照合・認証処理を行い、当該利用者I
Dと関係付けされ決済処理に必要とされる個人情報を前
記利用者情報データベースより抽出し、この個人情報と
前記支払い要求情報とから決済依頼情報を生成する。 (124)前記決済依頼情報を前記決済処理装置に送達す
る。
【0022】第13の発明は、つぎの各要件(131)
〜(134)を備えたことを特徴とする仲介サーバーを
用いた電子商取引の仲介方法。 (131)ネットワークを介して販売店装置および利用者装
置に電子商取引の仲介サーバーが接続され、この仲介サ
ーバーにより販売店に対する利用者の匿名化が図られる
電子商取引の仲介方法である。 (132)前記仲介サーバーは、多数の利用者にそれぞれ固
有に割り当てられた利用者IDをキーとして各利用者情
報を集約した利用者情報データベースを管理している。 (133)ある利用者装置Aから前記仲介サーバーに「ある
販売店装置Bと交信したい」というリクエストが送達さ
れてきたならば、当該仲介サーバーはそのリクエスト情
報から利用者IDを認知し、その利用者IDに該当する
利用者情報を前記データベースから抽出し、その抽出情
報に基づいて販売店訪問情報を生成し、その販売店訪問
情報を販売店装置Bに送達するとともにその送達履歴を
とる。 (134)販売店装置Bから前記販売店訪問情報に対する顧
客応対情報を送達された前記仲介サーバーは、その顧客
応対情報と前記販売店訪問情報の送達履歴に基づいて、
前記顧客応対情報の起源となった利用者装置Aを特定
し、利用者装置Aに前記顧客応対情報を送達する。
【0023】第14の発明は、第13の発明に記載の電
子商取引の仲介方法であって、つぎの各要件(141)
〜(144)を備えたことを特徴とする。 (141)前記仲介サーバーは、前記販売店装置の運営者た
る販売店毎にそれぞれ固有に割り当てられた販売店ID
をキーとして各販売店情報を集約した販売店情報データ
ベースを管理している。 (142)前記販売店装置Bを通じて販売される商品が実際
の運輸手段により利用者まで配送される場合、仲介サー
バーはその商品の配送に先だって配達場所、配達日時、
及び受取コードを含む配達指示情報を生成する。 (143)前記配達場所は、商品購入を行う利用者の住所情
報を前記利用者情報データベースより抽出・参照するこ
とで決定される。前記配達日時は、前記販売店情報デー
タベースより各商品毎の各地の利用者への配送日程情報
を抽出し、利用者の前記住所情報とこの配送日程情報と
を対照することで決定される。前記受取コードは、配達
商品の受取りに際して配送業者に提示が要求される商品
引換用の識別子である。 (144)前記配達指示情報は仲介サーバーより販売店装置
Bおよび利用者装置Aに送達される。
【0024】第15の発明は、第13または第14の発
明に記載の電子商取引の仲介方法であって、つぎの各要
件(151)〜(154)を備えたことを特徴とする。 (151)前記販売店装置、前記仲介サーバーおよび決済処
理装置は互いにネットワークを介して接続されてデータ
通信を行う。 (152)前記仲介サーバーは、前記利用者装置Aから送達
されてきた所望商品の注文情報に基づいて、この注文情
報を匿名化した代理注文情報を生成し前記販売店装置B
に送達する。 (153)販売店装置Bから仲介サーバーに前記代理注文情
報に対する支払い要求情報が送達されてきたならば、当
該仲介サーバーはその支払い要求情報に含まれる利用者
IDに基づいて前記利用者情報データベースにおける照
合・認証処理を行い、当該利用者IDと関係付けされ決
済処理に必要とされる個人情報を前記利用者情報データ
ベースより抽出し、この個人情報と前記支払い要求情報
とから決済依頼情報を生成する。 (154)前記決済依頼情報が前記仲介サーバーより前記決
済処理装置に送達される。
【0025】
【発明の実施の形態】===実施例1=== 以下、本発明の好ましい実施の形態につき、添付図面を
参照して詳細に説明する。図1は本発明の電子商取引の
仲介サーバーを用いて構築された一実施形態である電子
モールシステムの全体構成図である。図1に示すように
当該電子モールシステムは利用者装置1、取引仲介サー
バ2、販売店装置3の各装置によって構成され、これら
の装置がネットワークで相互に接続されてなる。ここで
はこのネットワークがインターネットである場合を想定
して説明する。
【0026】利用者装置1は本実施例における電子モー
ルシステムで取引を行なう利用者(顧客)が保有する装
置であり、利用者は取引の際、利用者装置1を用いて注
文、商品たるデジタルコンテンツの受領等をすることに
なる。具体的には利用者装置1は利用者のパーソナルコ
ンピュータが想定される。
【0027】販売店装置3は本実施例における電子モー
ルシステムで取引を行う販売店(売り手)が保有する装
置であり、販売店が電子モールで販売する商品の登録や
利用者装置1からの注文の受注等を行う。利用者装置と
同じく具体的には販売店装置3は販売店が保有するパー
ソナルコンピュータが想定される。
【0028】最後に取引仲介サーバ2は上記の利用者装
置1から販売店装置3への電子カタログの送信要求や商
品の発注等、逆に販売店装置3から利用者装置1への電
子カタログや受注確認、商品がデジタルコンテンツであ
る場合のデジタルデータ等、利用者装置1と販売店装置
3との情報の送受信を仲介する装置である。
【0029】次に各装置の機能について図2から図4に
従って説明する。図2は利用者装置1の機能ブロック図
である。利用者装置1はキーボード、マウスをはじめと
する入出力部11を備え、またブラウザ機能を有する情
報端末であり、利用者と取引仲介サーバ2間の情報の送
受信を可能とする。利用者は利用者装置1を用いて販売
店装置3からカタログ等の商品情報を取り寄せ、商品を
検索し、注文を発注することができる。なお、ここでは
販売店装置3から商品情報を取り寄せることを想定して
いるが、商品情報等の情報は取引仲介サーバ2で管理し
てもよい。
【0030】図3は取引仲介サーバの機能を示す機能ブ
ロック図である。取引仲介サーバ2は利用者装置1との
情報の送受信を行う利用者接続部21、販売店装置3と
の情報の送受信を行う販売店接続部22、利用者の本人
確認を行う認証部23、利用者装置1からのデータ送信
要求に即して販売店装置3に対する表示要求情報を生成
する表示要求生成部24、販売店装置3から前記表示要
求に対する回答として送信される回答データに則して利
用者装置1への表示情報を生成する表示情報生成部2
5、利用者装置1を有する利用者に関する情報を格納す
る利用者DB(利用者情報データベース)26、販売店装
置3を有する販売店に関する情報を格納する販売店DB
(販売店情報データベース)27を備えている。
【0031】また、表示要求情報生成部24は利用者装
置1から送信されるデータ送信要求(リクエスト)を受
取り、パラメータ解析部241は前記データ送信要求が
どの販売店装置に対して送信されたものかを解析する。
更にファイル検索部242は販売店DB27から該当する
販売店情報を検索し、表示要求生成部243は前記デー
タ送信要求を送信した利用者を特定し得る情報を前記デ
ータ送信要求から削除し、前記利用者装置1に予め付与
され利用者DB26で管理される利用者コードネーム(利
用者ID)を付与して表示要求情報(販売店訪問情報)
を生成する。
【0032】更に取引仲介サーバ2がこの表示要求に対
応して販売店装置3が送信する回答データ(顧客応対情
報)を受信すると、表示情報生成部25のパラメータ解
析部251は前記回答データがどの利用者装置1に宛て
られたものかをファイル検索部252の利用者DB検索に
よって認識し、表示情報生成部253は前記回答データ
をその宛先たる利用者装置1に転送する。
【0033】次に図4は販売店装置3の機能を示すブロ
ック図である。販売店装置3は、入出力部31、取引仲
介サーバとの情報の送受信を行う取引仲介サーバ接続部
32を備えるとともに、取引仲介サーバを認証する認証
部33、及び販売店装置3が取り扱う商品に関するデー
タを定義する商品定義部34を有する。商品定義部で定
義された商品データ情報は商品名、商品の識別子、価
格、商品に関するコメント、商品の画像データ等を含
み、商品DB35に格納される。
【0034】また販売店装置3において、回答生成部3
3のパラメータ解析部331が利用者装置1から取引仲
介サーバ2を介して伝達された表示要求情報に対しその
要求内容を解析し、ファイル検索部332が要求に該当
するデータを検索し、回答データ生成部333は検索さ
れたデータに前記表示要求情報に付された利用者コード
ネームを付して回答データを生成した上で取引仲介サー
バ2に送信する。なお、図4では販売店装置3が自己の
販売する商品に関するデータベースを有するものとして
説明したが、販売店装置3の取引仲介サーバ接続部32
を介して取引仲介サーバ2の販売店DB27内に用意され
る商品データ登録部に格納されてもよい。その場合には
利用者装置1から送信される個々の商品に対する問合せ
は取引仲介サーバ2が対応し、販売店装置3は利用者装
置1から取引仲介サーバ2を介して注文、配達先、配達
日時の指定等を受付けることになる。
【0035】次に利用者装置1が本実施例の電子モール
システムにおいて販売店装置3と取引を行う場合の処理
フローを説明する。図5から図7は取引仲介サーバ2に
よる取引仲介の処理フローを示したフローチャートであ
り、図5は利用者が販売店装置3に対して電子カタログ
等の商品情報を要求した場合の取引仲介サーバ2の処理
フローを示している。利用者装置1からのアクセス要求
を受けて(S500)、取引仲介サーバ2は前記利用者
装置1を保有する利用者を、利用者が入力するパスワー
ド等に基づいて認証し(S501)、利用者装置1から
商品情報、例えばここではカタログデータのデータ送信
要求を受信する(S502)。ここでこのデータ送信要
求には送信要求対象たるデータの提供元(販売店)を識
別する識別子、前記データ提供元が提供するデータの
内、送信要求対象として選択されたデータを識別する識
別子、利用者を識別する識別子を含んでいる。
【0036】次に取引仲介サーバ2は前記データ送信要
求のパラメータを解析し、そのデータ送信要求が自己に
接続された複数の販売店装置3の内どの販売店装置3に
対して為されたものであるかを認識した上で(S50
3)、販売店DB27を検索し前記データ送信要求の転送
先を決定する。併せて自己に接続された複数の利用者装
置1を保有する利用者毎にに個別に付与され、利用者DB
26で管理される利用者コードネームを検索する(s5
04)。以上の処理によって用意された転送先、対象デ
ータ識別子、利用者コードネームに基づいて表示要求情
報を生成し(s505)、これを転送先の販売店装置3
に転送する(S506)。
【0037】取引仲介サーバ2はこの表示要求情報に対
して販売店装置3が生成、送信する回答データを受信す
る(S507)。この回答データには要求対象たるデー
タ、ここでは電子カタログデータの他、前記表示要求情
報に付された利用者コードネームが含まれている。取引
仲介サーバ2はこの利用者コードネームに基づいてこの
電子カタログデータを要求した利用者を利用者装置DB検
索により特定し、電子カタログデータに利用者コードを
付加して表示情報を生成し、(S508)、これを特定
された利用者の保有する利用者装置1に転送する(S5
09)。なお、ここでは取引仲介サーバ2は各販売店装
置3が販売する商品等に関する情報を管理しないものと
して説明したが、先にも述べた通りこれらの情報を販売
店装置3が管理することも可能である。その場合、利用
者装置1からの電子カタログや商品の詳細情報等のデー
タ送信要求に関しては取引仲介サーバ2が対応すること
になり、図5で述べた取引仲介サーバ2と販売店装置3
間の処理は不要となる。
【0038】図6は取引仲介サーバ2が利用者装置1と
販売店装置3との間の取引の受発注を仲介する際の処理
フローを示すフローチャートである。ここでは利用者装
置1を保有する利用者が販売店装置3で販売される商品
例えば「音楽データ」を注文し、その決済を利用者のク
レジットカードで行う場合を想定して説明する。利用者
装置1は販売店装置3との間で商品情報をやり取りし
(図5参照)、その後で特定の商品の注文をするための
注文情報を取引仲介サーバ2に送信する(S601)。
この注文情報は注文先販売店の販売店識別子、販売店
名、購入希望商品の識別子、購入数、利用者氏名、電話
番号、住所のほか、支払方法に関する情報等を中心と
し、ここでは利用者装置1を保有する利用者はクレジッ
トカードによる支払を行うので、上記のほかにクレジッ
トカード番号、使用するクレジットカードの有効期限、
クレジットカードの名義、支払回数等のデータが含まれ
ている。取引仲介サーバ2は前記注文情報のパラメータ
を解析し(S602)、本注文情報がどの販売店に対し
て送信されたものかを認識した上で図5での処理と同様
の方法で代理注文データを生成して(S603、S60
4)、販売店装置3に転送する(S605)。このとき
販売店装置3に転送される代理注文データは図5で説明
した利用者コードネームのほか購入希望商品の識別子、
その購入希望数、支払方法等を含むが、利用者装置1か
ら取引仲介サーバ2に送信された注文情報に含まれる氏
名、住所、電話番号、クレジットカード番号、クレジッ
トカード名義等利用者を特定し得る情報を含まない。販
売店装置3はこの代理注文データを受信する。本実施例
では決済はクレジットカードによって行われるので、販
売店装置3は取引仲介サーバ2に承認申請依頼を送信し
前記代理注文データに示される注文を受注する意思を通
知する。取引をしない場合には代わりに取引辞退通知を
送信する。
【0039】前記承認申請依頼は商品名、商品の金額、
販売店名等を含む。取引仲介サーバ2は前記承認申請依
頼を受信し(S606)、これに利用者の氏名、クレジ
ットカード番号、クレジットカードの有効期限、支払方
法、クレジットカード名義、利用者が購入を希望する商
品の金額等を付加して承認申請を生成し(S607)、
カード会社装置4に送信する(s608)。取引辞退通
知を受信した場合にはその旨を利用者装置1に通知して
処理を終了する。カード会社装置4からは前記承認申請
に対して、カード会社が本実施例の一連の取引を承認す
る場合には取引承認データが送信される。取引仲介サー
バ2はこの取引承認データを受信し(S609)、販売
店装置3に転送する(S610)とともに利用者装置1
に対しては受注確認データを生成し(s611)送信し
て処理を終了する(s612)。
【0040】なお、カード会社装置4における処理は通
常のクレジットカード取引で行われる処理と何ら変わる
ものではなく、顧客データベース41を利用した利用者
認証など通常の処理が行われるものであって、ここでは
説明を省略する。また上記はクレジットカードによる決
済を例としたが、その他の決済方法としてデビットカー
ドや電子マネー等を用いることもできる。更にここでカ
ード会社装置4は取引仲介サーバ2とは別の存在として
説明したが両者は同一の主体によって運営されていても
構わない。
【0041】図7は図6に続いて、販売店装置3から利
用者装置1に対して利用者が購入した商品を引き渡す際
の取引仲介サーバ2の処理フローを示すフローチャート
である。取引仲介サーバ2から承認データを転送(s7
01)された販売店装置3は、利用者装置1に販売した
商品に図5で説明した利用者コードネームを付加して取
引仲介サーバ2に送信する。取引仲介サーバ2はこれを
受信し(S702)、前記販売店装置3に対して受領確
認を送信する(S703)。続いて商品の付加された利
用者コードネームに基づいて前記商品について注文情報
を送信した利用者の利用者装置1を特定し(S70
4)、ステップ704で特定された利用者の利用者装置
1に商品を送信して取引の仲介処理を終了する(S70
5)。
【0042】ここでは取引される商品として「音楽デー
タ」を例に説明をしてきたが、商品がこのような無体物
ではなく、書籍や衣料品といった有体物の場合には当
然、オンラインでの配送はできない。この場合利用者が
商品の配送先として取引仲介サーバ2が提示する所定の
配送ポイントの内、任意の一箇所を選択すると図6のス
テップ601で説明した注文情報とともに前記任意の配
送先を示す識別子が取引仲介サーバ2に送信される。取
引仲介サーバ2は前記任意の配送先で商品を受取るため
に提示を求められる受取識別子を生成し、前記配送先識
別子と前記受取識別子を代理注文情報に付加して販売店
装置3に送信する。
【0043】販売店装置3はこれに対して前記選択され
た配送先への配送予定日を返す。取引仲介サーバ2はこ
れを受けて、販売店装置2から受信した配送予定日と自
己が生成した受取識別子とを利用者装置1に送信する。
販売店装置3を保有する販売店は前記任意の配送ポイン
トに前記受取識別子を明示して商品を配送する。利用者
は自己の保有する利用者装置1で上記の受取識別子を受
信し、これを自己の指定した配送先で提示することによ
って商品の受取りをすることができる。
【0044】図8から図10は本実施例で使用するデー
タベースの内容を示す図である。図8は取引仲介サーバ
2で使用される利用者DB26の内容を示している。利用
者DB26は利用者情報として利用者に個別に付与される
利用者ID、利用者の氏名、住所、電話番号、郵便番号、
生年月日、勤務先、勤務先住所、取引履歴等を格納して
いる。
【0045】図9は取引仲介サーバ2で使用される販売
店DB27の内容を示している。販売店DB27は販売店情
報として販売店ID、販売店名、販売店の住所、電話番
号、取引履歴のほか、その時点で商品が配送中である、
等の取引状況を格納、管理している。
【0046】図10では販売店装置3が備える商品DB3
5の内容を示している。商品DB35は商品情報として商
品名、商品の識別子、商品の画像データ商品に関するコ
メント、その商品の販売価格等を管理している。なお、
取引仲介サーバ2が販売店の委託を受けて商品情報を管
理する場合にはこれらのデータは販売店DB27の商品デ
ータ登録部に格納されることになる。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の電
子商取引の仲介サーバーおよび仲介方法によれば、電子
商取引の利用者は自己の個人情報を各取引毎にその相手
方たる販売店に開示せずにネットワーク上で取引を行う
ことができ、且つ販売店は利用者の個人情報を要せずに
安全な取引を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子商取引の仲介サーバーを用いて構
築された一実施形態である電子モールシステムの全体構
成図である。
【図2】利用者装置の機能ブロック図である。
【図3】取引仲介サーバの機能を示す機能ブロック図で
ある。
【図4】販売店装置の機能を示すブロック図である。
【図5】利用者が販売店装置に対して電子カタログ等の
商品情報を要求した場合の取引仲介サーバの処理フロー
を示すフローチャートである。
【図6】取引仲介サーバが利用者装置と販売店装置との
間の取引の受発注を仲介する際の処理フローを示すフロ
ーチャートである。
【図7】販売店装置から利用者装置に対して利用者が購
入した商品を引き渡す際の取引仲介サーバの処理フロー
を示すフローチャートである。
【図8】取引仲介サーバで使用される利用者DBの内容を
示す説明図である。
【図9】取引仲介サーバで使用される販売店DBの内容を
示す説明図である。
【図10】販売店装置が備える商品DBの内容を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 利用者装置 2 仲介サーバー(取引仲介サーバー) 3 販売店装置 26 利用者情報データベース(利用者情報格納手段)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 販売店装置と利用者装置とにネットワー
    ク上で接続された電子商取引の仲介サーバであって、予
    め利用者毎に付与された利用者コードを各利用者情報に
    対応付けて格納する利用者情報格納手段と、利用者装置
    からの販売店装置へのデータ送信要求を受信する第1の
    受信手段と、前記データ送信要求に含まれる利用者情報
    に基づいて前記利用者コードを検索する利用者コード検
    索手段と、前記利用者コード検索手段によって検索され
    た前記利用者コードと前記データ送信要求とに基づいて
    表示要求情報を生成する第1の生成手段と、前記表示要
    求情報を前記販売店装置に送信する第1の送信手段と、
    前記表示要求情報に対して前記販売店装置が送信する回
    答データを受信する第2の受信手段と、前記回答データ
    を前記利用者装置に送信する第2の送信手段とを備えた
    ことを特徴とする電子商取引の仲介サーバ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子商取引の仲介サーバ
    であって、前記第1の生成手段は前記データ送信要求の
    送信者を前記販売店装置を保有する販売店が特定できな
    い形で前記表示要求情報を生成する生成手段であること
    を特徴とする電子商取引の仲介サーバ。
  3. 【請求項3】 物品の売買に利用される請求項2記載の
    仲介サーバであって、該仲介サーバに接続された販売店
    装置を保有する販売店の属性情報である販売店情報を格
    納する販売店情報格納手段と、前記販売店情報と前記利
    用者情報とに基づいて物品の配達がされる場所を指定す
    る配達場所情報と、配達の日時を指定する配達日時情報
    と、受取人が商品の受取に際して配達物を受取るために
    提示を要求される受取コードを特定する受取識別子とを
    含む配達指示情報を生成する第2の生成手段と、前記配
    達指示情報を前記販売店装置と前記利用者装置とに送信
    する第3の送信手段とを備えたことを特徴とする電子商
    取引の仲介サーバ。
  4. 【請求項4】 前記販売店への決済処理を行う決済処理
    装置に接続された請求項2ないし3記載の仲介サーバで
    あって、前記販売店装置から該販売店装置が受信した前
    記表示要求情報に対応する前記データ送信要求を送信し
    た前記利用者装置を保有する利用者との取引に係る支払
    い要求情報を受信する第3の受信手段と、前記第3の受
    信手段により受信した支払い要求情報に基づいて前記利
    用者情報格納手段に格納される前記利用者情報を検索す
    る第2の検索手段と、前記支払い要求情報と前記第2の
    検索手段により検索された前記利用者装置の利用者を特
    定する利用者コードとに基づいて前記販売店装置を保有
    する販売店への決済を依頼する決済依頼情報を生成する
    第3の生成手段と、前記第3の生成手段によって生成さ
    れた決済依頼情報を前記決済処理装置に送信する第4の
    送信手段とを備えたことを特徴とする電子商取引の仲介
    サーバ。
  5. 【請求項5】 ネットワーク上での電子商取引の仲介方
    法であって、利用者装置からの販売店装置へのデータ送
    信要求を受信する第1の受信ステップと、前記データ送
    信要求に含まれる利用者情報に基づいて利用者毎に付与
    された識別子である利用者コードを検索する利用者コー
    ド検索ステップと、前記利用者コード検索ステップによ
    って検索された前記利用者コードと前記データ送信要求
    に基づいて匿名データ送信要求を生成する第1の生成ス
    テップと、前記匿名データ送信要求を販売店装置に送信
    する第1の送信ステップと、前記匿名データ送信要求に
    対して前記販売店装置が送信する販売店応答データを受
    信する第2の受信ステップと、前記販売店応答データを
    前記利用者装置に送信する第2の送信ステップとを有す
    ることを特徴とする仲介サーバーを用いた電子商取引の
    仲介方法。
  6. 【請求項6】 物品の売買に利用される請求項5記載の
    電子商取引の仲介方法であって、前記物品の売買を行う
    販売店の属性情報である販売店情報と前記利用者情報と
    に基づいて物品の配達がされる場所を指定する配達場所
    情報と、配達の日時を指定する配達日時情報と、受取人
    が商品の受取に際して配達物を受取るために提示を要求
    される受取コードを特定する受取コード情報とを含む配
    達指示情報を生成する第2の生成ステップと、前記配達
    指示情報を前記販売店装置と前記利用者装置とに送信す
    る第3の送信ステップとを備えたことを特徴とする仲介
    サーバーを用いた電子商取引の仲介方法。
  7. 【請求項7】 請求項5ないし6記載の電子商取引の仲
    介方法において前記販売店への決済処理を行う方法であ
    って、販売店から該販売店が受信した前記匿名接続要求
    に対応する前記接続要求を送信した前記利用者との取引
    に係る支払い要求情報を受信する第3の受信ステップ
    と、前記第3の受信ステップにより受信した支払い要求
    情報に基づいて前記利用者情報から利用者を特定する利
    用者コードを検索する第2の検索ステップと、前記支払
    い要求情報と前記第2の検索ステップにより検索された
    利用者コードとに基づいて前記販売店への決済を依頼す
    る決済依頼情報を生成する第3の生成ステップと、前記
    第3の生成ステップで生成された前記決済依頼情報を販
    売店への決済処理を行う決済代行者に送信する第4の送
    信ステップとを有することを特徴とする仲介サーバーを
    用いた電子商取引の仲介方法。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれかに記載の方法を
    実現するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 つぎの各要件(91)〜(94)を備え
    たことを特徴とする電子商取引の仲介サーバー。 (91)ネットワークを介して販売店装置および利用者
    装置に接続されて通信する電子商取引の仲介サーバーで
    ある。 (92)多数の利用者にそれぞれ固有に割り当てられた
    利用者IDをキーとして各利用者情報を集約した利用者
    情報データベースを管理している。 (93)ある利用者装置Aから「ある販売店装置Bと交
    信したい」というリクエストが送達されてきたならば、
    そのリクエスト情報から利用者IDを認知し、その利用
    者IDに該当する利用者情報を前記データベースから抽
    出し、その抽出情報に基づいて販売店訪問情報を生成
    し、その販売店訪問情報を販売店装置Bに送達するとと
    もにその送達履歴をとる。 (94)販売店装置Bから前記販売店訪問情報に対する
    顧客応対情報を送達されてきたならば、その顧客応対情
    報と前記販売店訪問情報の送達履歴に基づいて、前記顧
    客応対情報の起源となった利用者装置Aを特定し、利用
    者装置Aに前記顧客応対情報を送達する。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の電子商取引の仲介サ
    ーバーであって、前記販売店訪問情報を生成するに際
    し、利用者情報データベースから抽出した個人情報たる
    利用者情報についてこれを匿名化することを特徴とする
    電子商取引仲介サーバー。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の電子商取引の仲介
    サーバーであって、つぎの各要件(111)〜(11
    4)を備えたことを特徴とする。 (111)前記販売店装置の運営者たる販売店毎にそれ
    ぞれ固有に割り当てられた販売店IDをキーとして各販
    売店情報を集約した販売店情報データベースを管理して
    いる。 (112)前記販売店装置Bを通じて販売される商品が
    実際の運輸手段により利用者まで配送される場合、その
    商品の配送に先だって配達場所、配達日時、及び受取コ
    ードを含む配達指示情報を生成する。 (113)前記配達場所は、商品購入を行う利用者が仲
    介サーバーに対して任意に指定可能である他、当該利用
    者の住所情報を前記利用者情報データベースより抽出・
    参照することで自動決定することも可能とする。前記配
    達日時は、前記販売店情報データベースより各商品毎の
    各地の利用者への配送日程情報を抽出し、利用者の前記
    住所情報とこの配送日程情報とを対照することで決定す
    る。前記受取コードは、配達商品の受取りに際して配送
    業者に提示が要求される商品引換用の識別子である。 (114)前記配達指示情報を販売店装置Bおよび利用
    者装置Aに送達する。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に記載の電子商
    取引の仲介サーバーであって、つぎの各要件(121)
    〜(124)を備えたことを特徴とする。 (121)前記販売店装置および決済処理装置にネット
    ワークを介して接続されてデータ通信を行う。 (122)前記利用者装置Aから送達されてきた所望商
    品の注文情報に基づいて、この注文情報を匿名化した代
    理注文情報を生成し前記販売店装置Bに送達する。 (123)販売店装置Bから前記代理注文情報に対する
    支払い要求情報が送達されてきたならば、その支払い要
    求情報に含まれる利用者IDに基づいて前記利用者情報
    データベースにおける照合・認証処理を行い、当該利用
    者IDと関係付けされ決済処理に必要とされる個人情報
    を前記利用者情報データベースより抽出し、この個人情
    報と前記支払い要求情報とから決済依頼情報を生成す
    る。 (124)前記決済依頼情報を前記決済処理装置に送達
    する。
  13. 【請求項13】 つぎの各要件(131)〜(134)
    を備えたことを特徴とする仲介サーバーを用いた電子商
    取引の仲介方法。 (131)ネットワークを介して販売店装置および利用
    者装置に電子商取引の仲介サーバーが接続され、この仲
    介サーバーにより販売店に対する利用者の匿名化が図ら
    れる電子商取引の仲介方法である。 (132)前記仲介サーバーは、多数の利用者にそれぞ
    れ固有に割り当てられた利用者IDをキーとして各利用
    者情報を集約した利用者情報データベースを管理してい
    る。 (133)ある利用者装置Aから前記仲介サーバーに
    「ある販売店装置Bと交信したい」というリクエストが
    送達されてきたならば、当該仲介サーバーはそのリクエ
    スト情報から利用者IDを認知し、その利用者IDに該
    当する利用者情報を前記データベースから抽出し、その
    抽出情報に基づいて販売店訪問情報を生成し、その販売
    店訪問情報を販売店装置Bに送達するとともにその送達
    履歴をとる。 (134)販売店装置Bから前記販売店訪問情報に対す
    る顧客応対情報を送達された前記仲介サーバーは、その
    顧客応対情報と前記販売店訪問情報の送達履歴に基づい
    て、前記顧客応対情報の起源となった利用者装置Aを特
    定し、利用者装置Aに前記顧客応対情報を送達する。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の電子商取引の仲介
    方法であって、つぎの各要件(141)〜(144)を
    備えたことを特徴とする。 (141)前記仲介サーバーは、前記販売店装置の運営
    者たる販売店毎にそれぞれ固有に割り当てられた販売店
    IDをキーとして各販売店情報を集約した販売店情報デ
    ータベースを管理している。 (142)前記販売店装置Bを通じて販売される商品が
    実際の運輸手段により利用者まで配送される場合、仲介
    サーバーはその商品の配送に先だって配達場所、配達日
    時、及び受取コードを含む配達指示情報を生成する。 (143)前記配達場所は、商品購入を行う利用者の住
    所情報を前記利用者情報データベースより抽出・参照す
    ることで決定される。前記配達日時は、前記販売店情報
    データベースより各商品毎の各地の利用者への配送日程
    情報を抽出し、利用者の前記住所情報とこの配送日程情
    報とを対照することで決定される。前記受取コードは、
    配達商品の受取りに際して配送業者に提示が要求される
    商品引換用の識別子である。 (144)前記配達指示情報は仲介サーバーより販売店
    装置Bおよび利用者装置Aに送達される。
  15. 【請求項15】 請求項13または14に記載の電子商
    取引の仲介方法であって、つぎの各要件(151)〜
    (154)を備えたことを特徴とする。 (151)前記販売店装置、前記仲介サーバーおよび決
    済処理装置は互いにネットワークを介して接続されてデ
    ータ通信を行う。 (152)前記仲介サーバーは、前記利用者装置Aから
    送達されてきた所望商品の注文情報に基づいて、この注
    文情報を匿名化した代理注文情報を生成し前記販売店装
    置Bに送達する。 (153)販売店装置Bから仲介サーバーに前記代理注
    文情報に対する支払い要求情報が送達されてきたなら
    ば、当該仲介サーバーはその支払い要求情報に含まれる
    利用者IDに基づいて前記利用者情報データベースにお
    ける照合・認証処理を行い、当該利用者IDと関係付け
    され決済処理に必要とされる個人情報を前記利用者情報
    データベースより抽出し、この個人情報と前記支払い要
    求情報とから決済依頼情報を生成する。 (154)前記決済依頼情報が前記仲介サーバーより前
    記決済処理装置に送達される。
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