WO2024116372A1 - エレベーターの制御機器の交換補助具および交換方法 - Google Patents
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Abstract
エレベーターの制御機器の交換作業の作業性をより高められる交換補助具および交換方法を提供する。交換補助具(26)は、エレベーター(1)の制御機器(13)の交換作業に用いられる。取付架台(12)は、制御機器(13)が取り付けられる取付面(15)の下方において上下方向に向けて開く第1開口(14)の縁をなす。交換補助具(26)の塞ぎ板(27)の前後方向の長さは、第1開口(14)の前後方向の長さより長い。塞ぎ板(27)は、制御機器(13)より下方において、第1開口(14)の前側の縁および第1開口(14)の後側の縁の間にわたって架けられる。
Description
本開示は、エレベーターの制御機器の交換補助具および交換方法に関する。
特許文献1は、エレベーターの電磁接触器の例を開示する。電磁接触器は、鉛直面に取り付けられる。電磁接触器において、下面からリード線が引き出される。
特許文献1の電磁接触器などのエレベーターの制御機器において、下面から引き出されたリード線などを接続する他の機器が、制御機器の下方に配置されることがある。このとき、鉛直面に取り付けられた制御機器の下方に、当該リード線またはその他の配線などを通すことのできる開口が設けられることがある。このような制御機器を既設のものから新設のものに交換するときに、作業員は、交換作業を開口の上方で行う必要がある。このため、交換作業の作業性が悪い場合がある。
本開示は、このような課題の解決に係るものである。本開示は、エレベーターの制御機器の交換作業の作業性をより高められる交換補助具および交換方法を提供する。
本開示に係る交換補助具は、上下方向および左右方向に平行で前後方向に垂直な取付面を含み前記取付面の下方において上下方向に向けて開く第1開口の縁をなす取付架台において、前記取付面の前側に取り付けられるエレベーターの制御機器の交換補助具であり、互いに平行な前辺および後辺を有する板状の形状であり、前記前辺および前記後辺の間の長さは前記第1開口の前後方向の長さより長く、前記後辺が前記第1開口の後側の縁に載せられ、前記前辺が前記第1開口の前側の縁に載せられ、前記制御機器より下方において前記第1開口の前側の縁および前記第1開口の後側の縁の間にわたって架けられる塞ぎ板を備える。
本開示に係る点検方法は、上記の交換補助具を用いた前記制御機器の交換方法であり、前記塞ぎ板を既設の前記制御機器より下方において前記第1開口の前側の縁および前記第1開口の後側の縁の間にわたって架けるように置くことと、既設の前記制御機器を前記取付面から取り外すことと、既設の前記制御機器を前方に倒すようにして前記塞ぎ板の上面の上に載せることと、前記塞ぎ板の上面に既設の前記制御機器を載せたまま、前記塞ぎ板を前記取付架台から運び下ろすことと、前記塞ぎ板の上面から既設の前記制御機器を降ろして新設の前記制御機器を前記塞ぎ板の上面に載せることと、前記塞ぎ板の上面に新設の前記制御機器を載せたまま、前記塞ぎ板を前記第1開口の前側の縁および前記第1開口の後側の縁の間にわたって架けるように置くことと、前記塞ぎ板の上面の上において新設の前記制御機器を前方から起こすことと、新設の前記制御機器を前記取付面に取り付けることと、前記塞ぎ板を前記取付架台から取り除くことと、を備える。
本開示に係る点検方法は、長手方向の長さが前記前辺および前記後辺の間の長さより長い一対の棒材をさらに備える上記の交換補助具を用いた前記制御機器の交換方法であり、前記塞ぎ板を既設の前記制御機器より下方において前記第1開口の前側の縁および前記第1開口の後側の縁の間にわたって架けるように置くことと、既設の前記制御機器を前記取付面から取り外すことと、既設の前記制御機器を前方に倒すようにして前記塞ぎ板の上面の上に載せることと、前記塞ぎ板の上面に既設の前記制御機器を載せたまま、互いに平行に並べた前記一対の棒材の上に前記塞ぎ板を前記取付架台から運び下ろすことと、前記塞ぎ板の上面から既設の前記制御機器を降ろして新設の前記制御機器を前記塞ぎ板の上面に載せることと、前記塞ぎ板の上面に新設の前記制御機器を載せたまま、前記塞ぎ板を前記第1開口の前側の縁および前記第1開口の後側の縁の間にわたって架けるように置くことと、前記塞ぎ板の上面の上において新設の前記制御機器を前方から起こすことと、前記一対の棒材の一方を前記塞ぎ板の上面の上において左右方向に向けて配置し、その上に前記一対の棒材の他方を前後方向に向けて配置し、前記一対の棒材のうち上側に配置した方の後端を新設の前記制御機器の下方に配置し、前記一対の棒材のうち上側に配置した方の前端を上下させることで新設の前記制御機器の上下方向の位置を調整することと、新設の前記制御機器を前記取付面に取り付けることと、前記一対の棒材および前記塞ぎ板を前記取付架台から取り除くことと、を備える。
本開示に係る点検方法は、長手方向の長さが前記前辺および前記後辺の間の長さより長い一対の棒材をさらに備える上記の交換補助具を用いた前記制御機器の交換方法であり、前記塞ぎ板を既設の前記制御機器より下方において前記第1開口の前側の縁および前記第1開口の後側の縁の間にわたって架けるように置くことと、既設の前記制御機器を前記取付面から取り外すことと、既設の前記制御機器を前方に倒すようにして前記塞ぎ板の上面の上に載せることと、前記塞ぎ板の上面に既設の前記制御機器を載せたまま、互いに平行に並べた前記一対の棒材の上に前記塞ぎ板を前記取付架台から運び下ろすことと、前記塞ぎ板の上面から既設の前記制御機器を降ろして新設の前記制御機器を前記塞ぎ板の上面に載せることと、前記塞ぎ板の上面に新設の前記制御機器を載せたまま、前記塞ぎ板を前記第1開口の前側の縁および前記第1開口の後側の縁の間にわたって架けるように置くことと、前記塞ぎ板の上面の上において新設の前記制御機器を前方から起こすことと、前記一対の棒材の一方を前記塞ぎ板の上面の上において左右方向に向けて配置し、その上に前記一対の棒材の他方を前後方向に向けて配置し、前記一対の棒材のうち上側に配置した方の後端を新設の前記制御機器の下方に配置し、前記一対の棒材のうち上側に配置した方の前端を上下させることで新設の前記制御機器の上下方向の位置を調整することと、新設の前記制御機器を前記取付面に取り付けることと、前記一対の棒材および前記塞ぎ板を前記取付架台から取り除くことと、を備える。
本開示に係る交換補助具または交換方法によれば、エレベーターの制御機器の交換作業の作業性がより高められる。
本開示を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。なお、本開示の対象は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、実施の形態の任意の構成要素の変形、または実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るエレベーター1の構成図である。
図1は、実施の形態1に係るエレベーター1の構成図である。
エレベーター1は、複数の階床を有する建物に適用される。建物において、昇降路2が設けられる。昇降路2は、上下方向に長く、複数の階床にわたる空間である。この例において、昇降路2の上方に機械室3が設けられる。エレベーター1は、巻上機4と、主ロープ5と、かご6と、釣合い錘7と、制御盤8と、を備える。
巻上機4は、例えば機械室3などに設けられる。巻上機4は、昇降路2の上部または下部に設けられていてもよい。巻上機4は、駆動力を発生させる装置である。巻上機4は、図示されないモータが発生させる駆動力により回転する駆動シーブ9を備える。
主ロープ5は、駆動シーブ9に巻き掛けられる。主ロープ5は、駆動シーブ9の一方側において、かご6の荷重を支持する。主ロープ5は、駆動シーブ9の他方側において、釣合い錘7の荷重を支持する。
かご6および釣合い錘7の一方は、駆動シーブ9の回転によって主ロープ5を介して巻き上げられるように昇降路2を上方に走行する。このとき、かご6および釣合い錘7の他方は、昇降路2を下方に走行する。かご6は、昇降路2を上下方向に走行することで、乗車している利用者などを複数の階床の間で輸送する装置である。釣合い錘7の重量は、駆動シーブ9の両側において主ロープ5を通じてかかるかご6の荷重および釣合い錘7の荷重の釣合いを考慮して設定される。
制御盤8は、例えば機械室3などに設けられる。制御盤8は、昇降路2の上部または下部に設けられていてもよい。制御盤8は、エレベーター1の動作などを制御する装置である。制御盤8は、例えばかご6の上下方向の走行などを制御する。この例において、制御盤8の保守作業を行う作業員は、制御盤8の前面に向かい合って作業を行う。前後方向は、上下方向に垂直な水平面内の方向である。左右方向は、水平面内に垂直な方向のうち、前後方向に垂直な方向である。
続いて、図2から図4を用いて、制御盤8の構成の例を説明する。
図2は、実施の形態1に係る制御盤8を左右方向から見た構成図である。
この例において、制御盤8は、直方体型のキャビネット10に収納されている。キャビネット10において、前面に扉11が設けられる。扉11は、例えば制御盤8の保守作業などの際に開放される。扉11は、取外し可能であってもよい。ここで、制御盤8は、1つまたは複数の盤からなるものであってもよい。制御盤8は、例えば複数の盤からなるエレベーター1の制御システムの一部または全部の盤であってもよい。制御盤8は、例えば付属盤などであってもよい。
制御盤8は、取付架台12を備える。取付架台12は、制御盤8を構成するエレベーター1の制御機器が取り付けられる枠などである。取付架台12は、キャビネット10に収納されている。取付架台12は、キャビネット10と一体であってもよい。この例において、エレベーター1の制御機器は、例えば電磁接触器13などである。なお、エレベーター1の制御機器は、電磁継電器または電磁開閉器などであってもよい。この例において、制御盤8は、上段および下段に分割される。制御盤8の上段および下段の間において、第1開口14が設けられる。第1開口14は、上下方向に向けて開く開口である。
電磁接触器13は、取付架台12の取付面15に取り付けられる。取付面15は、法線方向を前後方向に向けて配置される面である。すなわち、取付面15は、上下方向および左右方向に平行に配置される。取付面15は、例えばキャビネット10の内部において、背面側に配置される。取付面15は、第1開口14より上方に配置される。電磁接触器13は、例えばネジまたはボルトなどの締結具16によって取付面15の前側に取り付けられる。電磁接触器13は、制御盤8の上段に配置される。
電磁接触器13は、キャビネット10の内部において、カバー17に収納される。カバー17は、例えば、電磁接触器13から発生する騒音のかご6内などへの伝播を抑制する防音カバーである。この例において、カバー17は、第1開口14より上方に配置される。カバー17において、前面に蓋18が設けられる。蓋18は、例えば電磁接触器13の保守作業などの際に開放される。蓋18は、取外し可能であってもよい。カバー17において、前面に第2開口19が設けられる。第2開口19は、前方に向けて開く開口である。通常時において、第2開口19は、蓋18によって閉じられている。
この例において、取付架台12は、前梁20と、後梁21と、2つの側梁22とを、制御盤8の上段および下段の間に備える。前梁20は、取付架台12の前側において、左右方向を長手方向とするように配置される。後梁21は、取付架台12の後側において、左右方向を長手方向とするように配置される。一方の側梁22は、取付架台12の左側において、前後方向を長手方向とするように配置される。他方の側梁22は、取付架台12の右側において、前後方向を長手方向とするように配置される。前梁20、後梁21、および2つの側梁22は、同一の水平面内に配置される。前梁20、後梁21、および2つの側梁22は、第1開口14の縁をなす。すなわち、前梁20は、第1開口14の前側の縁である。また、後梁21は、第1開口14の後ろ側の縁である。左側の側梁22は、第1開口14の左側の縁である。右側の側梁22は、第1開口14の右側の縁である。
図3は、実施の形態1に係る制御盤8を前後方向から見た構成図である。
電磁接触器13において、下面からリード線23が引き出される。この例において、電磁接触器13を収納するカバー17の下面は、リード線23を引き出しうるように開放されている。リード線23は、例えば第1開口14を通じて、制御盤8の上段から下段に通される。リード線23は、例えば、制御盤8の下段に配置された下側機器24に接続される。
この例において、取付架台12は、2つの縦柱25を、制御盤8の前面に備える。各々の縦柱25は、上下方向を長手方向とするように配置される。一方の縦柱25は、取付架台12の前面の左側に配置される。他方の縦柱25は、取付架台12の前面の右側に配置される。キャビネット10の扉11は、例えば取付架台12の2つの縦柱25、および前枠などに取り付けられる。
図4は、実施の形態1に係る制御盤8を上下方向から見た構成図である。
第1開口14の前後方向の長さL1は、後梁21の前端から前梁20の後端までの長さである。取付架台12の前後方向の長さL2は、後梁21の後端から前梁20の前端までの長さである。すなわち、取付架台12の前後方向の長さL2は、第1開口14の前後方向の長さL1、後梁21の前後方向の幅L3、および前梁20の前後方向の幅L4をあわせた長さである。
2つの縦柱25の間の左右方向の間隔L5は、左側の縦柱25の右端から右側の縦柱25の左端までの長さである。取付架台12の左右方向の幅L6は、左側の縦柱25の左端から右側の縦柱25の右端までの長さである。すなわち、取付架台12の左右方向の幅L6は、2つの縦柱25の間の左右方向の間隔L5、および各々の縦柱25の左右方向の幅L7をあわせた長さである。
各々の縦柱25の左右方向の幅L7は、各々の側梁22の左右方向の幅L8より長い。各々の縦柱25の前後方向の幅L9は、前梁20の前後方向の幅L4より長い。このため、各々の縦柱25は、水平面に投影したとき、すなわち水平投影面内において、側梁22から第1開口14側に突出している。すなわち、各々の縦柱25は、突出部の例となる。
第2開口19の左右方向の幅L10は、2つの縦柱25の間の左右方向の間隔L5より短い。電磁接触器13の左右方向の幅L11は、第2開口19の左右方向の幅L10より短い。
電磁接触器13を既設のものから新設のものに交換するときに、作業員は、交換作業を第1開口14の上方で行う必要がある。このとき、作業員は、制御盤8の前端より前方に立ったまま、制御盤8の後方まで手を伸ばすように作業を行う必要がある。この間、作業員は、重量物である電磁接触器13またはその付属品などが第1開口14から落下して下方の下側機器24などに衝突しないように注意を払いながら作業を行う必要がある。このため、交換作業の作業性を改善し、作業員の作業負担を軽減しうるように、電磁接触器13の交換作業において交換補助具が用いられる。
図5は、実施の形態1に係る交換補助具26の斜視図である。
交換補助具26は、塞ぎ板27と、一対の棒材28と、を備える。
塞ぎ板27は、板状の形状の部材である。塞ぎ板27は、例えば金属板である。塞ぎ板27は、例えば矩形状の形状である。塞ぎ板27の外周は、前辺29、後辺30、側辺31a、および側辺31bを含む。この例において、塞ぎ板27は、側辺31aに切欠き32が設けられた矩形状の形状である。前辺29は、塞ぎ板27の前端側の辺である。後辺30は、塞ぎ板27の後端側の辺である。側辺31aは、塞ぎ板27の左端側の辺である。側辺31bは、塞ぎ板27の右端側の辺である。前辺29および後辺30は、互いに平行な対辺である。側辺31aおよび側辺31bは、互いに平行な対辺である。図5において、上面側から見た塞ぎ板27が示される。塞ぎ板27の上面において、周囲に沿ってマーカ33が付される。マーカ33は、例えば注意喚起しうる黄色などの色彩または模様などを有するラベルなどである。この例において、塞ぎ板27の外周は、面取りされている。塞ぎ板27の下面は、平坦な平面である。
塞ぎ板27の前後方向の長さは、前辺29および後辺30の間の長さX1である。前辺29および後辺30の間の長さX1は、第1開口14の前後方向の長さL1より長い。この例において、前辺29および後辺30の間の長さX1は、第1開口14の後側の縁から前梁20の前端までの前後方向の長さ、すなわち、第1開口14の前後方向の長さL1および前梁20の前後方向の幅L4の和より長い。前辺29および後辺30の間の長さX1は、取付架台12の前後方向の長さL2より長くてもよい。
塞ぎ板27の左右方向の長さは、側辺31aおよび側辺31bの間の長さX2である。側辺31aおよび側辺31bの間の長さX2は、2つの縦柱25の間の左右方向の間隔L5より短い。側辺31aおよび側辺31bの間の長さX2は、電磁接触器13の左右方向の幅L11より長い。側辺31aおよび側辺31bの間の長さX2は、第2開口19の左右方向の幅L10より長くてもよい。
切欠き32は、水平投影面内で側梁22から第1開口14側に突出する突出部の形状に沿うように設けられる。この例において、切欠き32は、突出部の例である縦柱25の水平断面の形状に沿うように設けられる。例えば、縦柱25が四角柱状の形状である場合に、切欠き32は、四角形状に設けられる。
各々の棒材28は、一方向に長い棒状の部材である。この例において、各々の棒材28は、四角柱状の角材である。各々の棒材28は、例えば木材である。各々の棒材28の長手方向の長さX3は、塞ぎ板27の前辺29および後辺30の間の長さX1より長い。この例において、一対の棒材28の長さは、互いに等しい。なお、一対の棒材28の長さは、互いに異なっていてもよい。このとき、短い方の棒材28の長手方向の長さは、塞ぎ板27の側辺31aおよび側辺31bの間の長さX2より短くてもよい。
続いて、図6から図10を用いて、電磁接触器13の交換作業の例を説明する。作業員は、当該交換作業の各手順を、可能な範囲で順序を入れ替えて行ってもよいし、可能な範囲で並行して行ってもよい。
図6から図8は、実施の形態1に係る交換補助具26を用いた交換作業中の既設の電磁接触器13の斜視図である。
図9は、実施の形態1に係る交換補助具26を用いた交換作業において運ばれる電磁接触器13を示す図である。
図10は、実施の形態1に係る交換補助具26を用いた交換作業中の新設の電磁接触器13の斜視図である。
図9は、実施の形態1に係る交換補助具26を用いた交換作業において運ばれる電磁接触器13を示す図である。
図10は、実施の形態1に係る交換補助具26を用いた交換作業中の新設の電磁接触器13の斜視図である。
まず、図6に示されるように、作業員は、キャビネット10の扉11およびカバー17の蓋18を開放する。作業員は、第1開口14に通されたリード線23を取り外す。
次に、作業員は、既設の電磁接触器13およびカバー17の下方に、前方から塞ぎ板27を挿し入れる。このとき、作業員は、塞ぎ板27の後辺30を制御盤8の後方に向けて塞ぎ板27を挿し入れる。作業員は、塞ぎ板27の後辺30を、取付架台12の後梁21の上に載せる。このとき、作業員は、塞ぎ板27の側辺31aが取付架台12の側梁22の上方に配置されるように、塞ぎ板27を制御盤8の左側に寄せてもよい。塞ぎ板27の側辺31aに縦柱25の水平断面の形状に沿った切欠き32が受けられているので、作業員は、縦柱25に妨げられずに塞ぎ板27を左側に寄せることができる。その後、作業員は、塞ぎ板27の前端部を取付架台12の前梁20に載せる。このように、作業員は、塞ぎ板27を第1開口14の前側の縁および第1開口14の後側の縁の間にわたって架けるように置く。これにより、既設の電磁接触器13の下方の第1開口14が塞ぎ板27によって塞がれる。このとき、塞ぎ板27の前辺29は、取付架台12の前梁20の前端より前方に張り出している。また、塞ぎ板27の側辺31aは、第1開口14の左側の縁である側梁22の上に載っている。
次に、作業員は、締結具16を緩めることで、既設の電磁接触器13を取付面15から取り外す。
次に、図7に示されるように、作業員は、塞ぎ板27の上方において、既設の電磁接触器13を前方に倒す。このとき、既設の電磁接触器13の下端部は、塞ぎ板27の上面に載っていてもよい。すなわち、作業員は、既設の電磁接触器13の下端部を支点として、既設の電磁接触器13を前方に倒してもよい。その後、図8に示されるように、作業員は、既設の電磁接触器13を塞ぎ板27の上面の上に載せる。
次に、図9に示されるように、作業員は、一対の棒材28を、例えば機械室3などの作業場所の床面に、一対の棒材28を互いに平行に並べて配置する。このとき、一対の棒材28は、一対の棒材28の間隔が塞ぎ板27の左右方向の長さより短くなるように配置される。各々の棒材28は、長手方向を前後方向に向けて配置される。
次に、作業員は、塞ぎ板27の上面に既設の電磁接触器13を載せたまま、取付架台12の前梁20の前端より前方に張り出した塞ぎ板27の前辺29を持ち上げる。このとき、作業員は、塞ぎ板27の側辺31aが取付架台12の側梁22から離れるように、塞ぎ板27を制御盤8の右側に寄せてもよい。作業員は、塞ぎ板27の側辺31a側を持って、既設の電磁接触器13および塞ぎ板27を持ち上げる。ここで、塞ぎ板27の側辺31b側は、他の作業員に持ち上げられている。作業員は、塞ぎ板27の上面に既設の電磁接触器13を載せたまま、塞ぎ板27を取付架台12から運び出す。このとき、作業員は、塞ぎ板27の平坦な下面を前梁20の上で滑らせるように、塞ぎ板27を前側に寄せてもよい。塞ぎ板27および既設の電磁接触器13の荷重が前梁20に支持されながら塞ぎ板27が作業員に近づけられるので、塞ぎ板27および既設の電磁接触器13を作業員が持ち上げやすくなる。
次に、塞ぎ板27および既設の電磁接触器13を運ぶ2人の作業員は、各々の棒材28の長手方向に垂直な方向から一対の棒材28を挟んで立つ。2人の作業員は、塞ぎ板27の上面に既設の電磁接触器13を載せたまま、床面に並べられた一対の棒材28の上に塞ぎ板27を運び下ろす。このとき、塞ぎ板27の側辺31aおよび側辺31bが各々の棒材28の長手方向に沿うように、塞ぎ板27が一対の棒材28の上に運び下ろされる。作業員が持つ側辺31aおよび側辺31bの下方に棒材28がないので、塞ぎ板27を一対の棒材28の上に作業員が容易に運び下ろせるようになる。
次に、作業員は、塞ぎ板27の上面から既設の電磁接触器13を降ろす。その後、作業員は、塞ぎ板27の上面に新設の電磁接触器13を載せる。
次に、2人の作業員は、各々の棒材28の長手方向に垂直な方向から一対の棒材28を挟んで立つ。2人の作業員は、塞ぎ板27の上面に新設の電磁接触器13を載せたまま、床面に並べられた一対の棒材28の上から塞ぎ板27を持ち上げる。作業員は、塞ぎ板27の上面に新設の電磁接触器13を載せたまま、塞ぎ板27を第1開口14の前側の縁および第1開口14の後側の縁の間にわたって架けるように置く。このとき、作業員は、塞ぎ板27の平坦な下面を前梁20の上で滑らせるように、塞ぎ板27を後側に寄せてもよい。また、作業員は、塞ぎ板27の側辺31aが取付架台12の側梁22の上方に配置されるように、塞ぎ板27を制御盤8の左側に寄せてもよい。
次に、作業員は、塞ぎ板27の上面の上において新設の電磁接触器13を前方から起こす。このとき、作業員は、新設の電磁接触器13の下端部を支点として、新設の電磁接触器13を前方から起こしてもよい。
次に、図10に示されるように、作業員は、一方の棒材28を塞ぎ板27の上面の上において左右方向に向けて配置する。このとき、作業員は、前方から起こした電磁接触器13の前に棒材28を配置する。一対の棒材28の長さが互いに異なる場合に、作業員は、短い方の棒材28を塞ぎ板27の上面の上において左右方向に向けて配置する。その後、作業員は、左右方向に向けて配置した棒材28の上に、もう一方の棒材28を前後方向に向けて配置する。作業員は、上側に配置した棒材28の後端を新設の電磁接触器13の下方に挿し入れる。その後、作業員は、上側に配置した棒材28の前端を上下させることで、新設の電磁接触器13の上下方向の位置を調整する。すなわち、作業員は、上側に配置した棒材28を、下側の棒材28と接触する部分を支点、前端を力点、および後端を作用点とした梃子として用いることで、新設の電磁接触器13の上下方向の位置を調整する。作業員は、取付面15および新設の接触器の締結具16の取付位置をあわせるように、新設の電磁接触器13の上下方向の位置を調整する。
次に、作業員は、締結具16を締めることで、新設の電磁接触器13を取付面15に取り付ける。
次に、作業員は、一対の棒材28、および塞ぎ板27を取付架台12から取り除く。
次に、作業員は、新設の電磁接触器13から引き出されるリード線23を第1開口14に通す。リード線23の下側機器24への接続および必要な点検などの後に、作業員は、カバー17の蓋18およびキャビネット10の扉11を閉める。
以上に説明したように、実施の形態1に係る交換補助具26は、エレベーター1の電磁接触器13の交換作業に用いられる。電磁接触器13は、取付架台12に含まれる取付面15の前側に取り付けられる。取付面15は、上下方向および左右方向に平行で前後方向に垂直な面である。取付架台12は、取付面15の下方において上下方向に向けて開く第1開口14の縁をなす。交換補助具26は、塞ぎ板27を備える。塞ぎ板27は、互いに平行な前辺29および後辺30を有する板状の形状である。塞ぎ板27において、前辺29および後辺30の間の長さは、第1開口14の前後方向の長さより長い。塞ぎ板27の後辺30は、第1開口14の後側の縁に載せられる。塞ぎ板27の前辺29は、第1開口14の前側の縁に載せられる。塞ぎ板27は、電磁接触器13より下方において、第1開口14の前側の縁および第1開口14の後側の縁の間にわたって架けられる。
また、実施の形態1に係る交換方法において、塞ぎ板27が、既設の電磁接触器13より下方において、第1開口14の前側の縁および第1開口14の後側の縁の間にわたって架けるように置かれる。その後、既設の電磁接触器13が取付面15から取り外される。その後、既設の電磁接触器13が、前方に倒すようにして塞ぎ板27の上面の上に載せられる。その後、塞ぎ板27の上面に既設の電磁接触器13が載せられたまま、塞ぎ板27が取付架台12から運び下ろされる。その後、塞ぎ板27の上面から既設の電磁接触器13が降ろされて、新設の電磁接触器13が塞ぎ板27の上面に載せられる。その後、塞ぎ板27の上面に新設の電磁接触器13が載せられたまま、塞ぎ板27が、第1開口14の前側の縁および第1開口14の後側の縁の間にわたって架けるように置かれる。その後、塞ぎ板27の上面の上において、新設の電磁接触器13が前方から起こされる。その後、新設の電磁接触器13が、取付面15に取り付けられる。その後、塞ぎ板27が、取付架台12から取り除かれる。
また、実施の形態1に係る交換方法において、塞ぎ板27が、既設の電磁接触器13より下方において、第1開口14の前側の縁および第1開口14の後側の縁の間にわたって架けるように置かれる。その後、既設の電磁接触器13が取付面15から取り外される。その後、既設の電磁接触器13が、前方に倒すようにして塞ぎ板27の上面の上に載せられる。その後、塞ぎ板27の上面に既設の電磁接触器13が載せられたまま、塞ぎ板27が取付架台12から運び下ろされる。その後、塞ぎ板27の上面から既設の電磁接触器13が降ろされて、新設の電磁接触器13が塞ぎ板27の上面に載せられる。その後、塞ぎ板27の上面に新設の電磁接触器13が載せられたまま、塞ぎ板27が、第1開口14の前側の縁および第1開口14の後側の縁の間にわたって架けるように置かれる。その後、塞ぎ板27の上面の上において、新設の電磁接触器13が前方から起こされる。その後、新設の電磁接触器13が、取付面15に取り付けられる。その後、塞ぎ板27が、取付架台12から取り除かれる。
このような構成により、電磁接触器13の下方の第1開口14が塞ぎ板27によって塞がれるので、電磁接触器13またはその付属品などが第1開口14から落下しにくくなる。これにより、作業員の作業負担が軽減される。また、重量物である電磁接触器13を塞ぎ板27の上に倒した状態で取付架台12から運び出せるようになるので、交換作業の作業性が改善する。
また、第1開口14の前側の縁は、取付架台12の前梁20である。塞ぎ板27の前辺29および後辺30の間の長さは、第1開口14の後側の縁から前梁20の前端までの前後方向の長さより長い。
このような構成により、塞ぎ板27の前辺29が取付架台12の前梁20の前端より前方に張り出すようになるので、作業員は、既設の電磁接触器13が乗った塞ぎ板27をより容易に取付架台12から持ち上げられるようになる。このため、交換作業の作業性がより改善する。
また、第1開口14の左右の一方側の縁は取付架台12の側梁22である。取付架台12は、水平投影面内で当該側梁22から第1開口14側に突出する縦柱25を有する。塞ぎ板27において、前辺29および後辺30に垂直な側辺31aに、水平投影面内の当該縦柱25の形状に沿った切欠き32が設けられる。側辺31aは、当該側梁22に載せられる。
このような構成により、第1開口14の側方も塞ぎ板27によって塞がれるため、電磁接触器13またはその付属品などがより落下しにくくなり、作業員の作業負担がより軽減される。また、塞ぎ板27の前辺29および後辺30に側辺31aを加えた3辺が取付架台12に載せられるので、塞ぎ板27がより安定に支持されるようになる。これにより、交換作業の作業性がより改善する。
また、塞ぎ板27の外周は、面取りされている。
このような構成により、塞ぎ板27によってキャビネット10および電磁接触器13などの制御盤8の各部分が傷つけられにくくなる。また、塞ぎ板27の外周が引っ掛かりにくくなるので、塞ぎ板27を取り扱う作業員の作業負担がより軽減される。
また、交換補助具26は、一対の棒材28を備える。各々の棒材28の長手方向の長さは、塞ぎ板27の前辺29および後辺30の間の長さより長い。
また、この交換補助具26を用いた交換方法において、塞ぎ板27の上面に既設の電磁接触器13が載せられたまま、互いに平行に並べられた一対の棒材28の上に、塞ぎ板27が取付架台12から運び下ろされる。塞ぎ板27の上面の上において新設の制御機器が前方から起こされた後、一方の棒材28が、塞ぎ板27の上面の上において左右方向に向けて配置される。他方の棒材28が、その上に前後方向に向けて配置される。上側の棒材28の後端が、新設の電磁接触器13の下方に配置される。上側の棒材28の前端を上下させることで、新設の電磁接触器13の上下方向の位置が調整される。その後、新設の電磁接触器13が、取付面15に取り付けられる。その後、一対の棒材28および塞ぎ板27が、取付架台12から取り除かれる。
また、この交換補助具26を用いた交換方法において、塞ぎ板27の上面に既設の電磁接触器13が載せられたまま、互いに平行に並べられた一対の棒材28の上に、塞ぎ板27が取付架台12から運び下ろされる。塞ぎ板27の上面の上において新設の制御機器が前方から起こされた後、一方の棒材28が、塞ぎ板27の上面の上において左右方向に向けて配置される。他方の棒材28が、その上に前後方向に向けて配置される。上側の棒材28の後端が、新設の電磁接触器13の下方に配置される。上側の棒材28の前端を上下させることで、新設の電磁接触器13の上下方向の位置が調整される。その後、新設の電磁接触器13が、取付面15に取り付けられる。その後、一対の棒材28および塞ぎ板27が、取付架台12から取り除かれる。
このような構成により、作業員は、床面などへの塞ぎ板27の仮置きなどをより容易に行えるようになる。また、一対の棒材28を梃子として用いて重量物である電磁接触器13の位置の調整を行えるようになるので、作業員の作業負担がより軽減される。また、塞ぎ板27の仮置きに用いる棒材28によって梃子として用いる棒材28を兼ねることができる。これにより、作業現場に持ち込む用具の点数が抑えられるので、作業員の作業負担が軽減される。
電磁接触器13は、カバー17に収納される。カバー17は、前方に向けて開く第2開口19を有する。このとき、塞ぎ板27の後辺30の長さは、第2開口19の左右方向の長さより短くてもよい。これにより、塞ぎ板27を第2開口19からカバー17の内側に挿し入れることができるようになる。このため、カバー17の下端部が第1開口14より下方にある場合、およびカバー17の下面が開放されていない場合などにおいても、電磁接触器13の下方に塞ぎ板27を挿し入れて第1開口14を塞ぐことができるようになる。ここで、塞ぎ板27が載せられる第1開口14の縁は、取付架台12の梁以外であってもよい。第1開口14の縁は、キャビネット10の内側に向けて突出するボルトまたはリブなどであってもよい。塞ぎ板27が載せられる第1開口14の縁は、例えばキャビネット10の一部またはカバー17などのキャビネット10内の機器の一部であってもよい。
実施の形態2.
実施の形態2において、実施の形態1で開示される例と相違する点について特に詳しく説明する。実施の形態2で説明しない特徴については、実施の形態1で開示される例のいずれの特徴が採用されてもよい。
実施の形態2において、実施の形態1で開示される例と相違する点について特に詳しく説明する。実施の形態2で説明しない特徴については、実施の形態1で開示される例のいずれの特徴が採用されてもよい。
図11は、実施の形態2に係る交換補助具26の斜視図である。
塞ぎ板27は、上面の左右の両側において、取っ手34を備える。取っ手34は、上面側から取り付けられる。取っ手34は、例えば半円状、半楕円状、半長円状、または台形状などの形状である。取っ手34は、塞ぎ板27の下面に突出しない。すなわち、塞ぎ板27の下面は、平坦な平面である。取っ手34は、例えば、溶接などによって塞ぎ板27の上面に取り付けられている。なお、取っ手34は、塞ぎ板27の左右の一方側のみに設けられていてもよい。
このような構成により、作業員は、既設の電磁接触器13が乗った塞ぎ板27を、取っ手34を持つことでより容易に取付架台12から持ち上げられるようになる。このため、交換作業の作業性がより改善する。また、塞ぎ板27の下面が平坦なので、作業員は、前梁20の上で滑らせるように塞ぎ板27を容易に前後に寄せることができる。塞ぎ板27および既設の電磁接触器13の荷重を前梁20に預けながら塞ぎ板27を前後に動かせるようになるので、作業員の作業負担がより軽減される。
本開示に係る交換補助具および交換方法は、エレベーターの制御機器の交換作業に適用できる。
1 エレベーター、 2 昇降路、 3 機械室、 4 巻上機、 5 主ロープ、 6 かご、 7 釣合い錘、 8 制御盤、 9 駆動シーブ、 10 キャビネット、 11 扉、 12 取付架台、 13 電磁接触器、 14 第1開口、 15 取付面、 16 締結具、 17 カバー、 18 蓋、 19 第2開口、 20 前梁、 21 後梁、 22 側梁、 23 リード線、 24 下側機器、 25 縦柱、 26 交換補助具、 27 塞ぎ板、 28 棒材、 29 前辺、 30 後辺、 31a、31b 側辺、 32 切欠き、 33 マーカ、 34 取っ手
Claims (9)
- 上下方向および左右方向に平行で前後方向に垂直な取付面を含み前記取付面の下方において上下方向に向けて開く第1開口の縁をなす取付架台において、前記取付面の前側に取り付けられるエレベーターの制御機器の交換補助具であり、
互いに平行な前辺および後辺を有する板状の形状であり、前記前辺および前記後辺の間の長さは前記第1開口の前後方向の長さより長く、前記後辺が前記第1開口の後側の縁に載せられ、前記前辺が前記第1開口の前側の縁に載せられ、前記制御機器より下方において前記第1開口の前側の縁および前記第1開口の後側の縁の間にわたって架けられる塞ぎ板
を備える、交換補助具。 - 前記第1開口の前側の縁は前記取付架台の前梁であり、
前記前辺および前記後辺の間の長さは、前記第1開口の後側の縁から前記前梁の前端までの前後方向の長さより長い、
請求項1に記載の交換補助具。 - 前記制御機器は、前方に向けて開く第2開口を有するカバーに収納され、
前記後辺の長さは、前記第2開口の左右方向の長さより短い、
請求項1または請求項2に記載の交換補助具。 - 前記第1開口の左右の一方側の縁は前記取付架台の側梁であり、
前記取付架台は、水平投影面内で前記側梁から前記第1開口側に突出する突出部を有し、
前記塞ぎ板において、前記前辺および前記後辺に垂直な側辺に、水平投影面内の前記突出部の形状に沿った切欠きが設けられ、
前記側辺は前記側梁に載せられる、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の交換補助具。 - 前記塞ぎ板の外周は、面取りされている、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の交換補助具。 - 前記塞ぎ板は、上面の左右の一方側または両方側において、上面側から取り付けられる取っ手を備え、
前記塞ぎ板の下面は、平坦である、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の交換補助具。 - 長手方向の長さが前記前辺および前記後辺の間の長さより長い一対の棒材
を備える、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の交換補助具。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の交換補助具を用いた前記制御機器の交換方法であり、
前記塞ぎ板を既設の前記制御機器より下方において前記第1開口の前側の縁および前記第1開口の後側の縁の間にわたって架けるように置くことと、
既設の前記制御機器を前記取付面から取り外すことと、
既設の前記制御機器を前方に倒すようにして前記塞ぎ板の上面の上に載せることと、
前記塞ぎ板の上面に既設の前記制御機器を載せたまま、前記塞ぎ板を前記取付架台から運び下ろすことと、
前記塞ぎ板の上面から既設の前記制御機器を降ろして新設の前記制御機器を前記塞ぎ板の上面に載せることと、
前記塞ぎ板の上面に新設の前記制御機器を載せたまま、前記塞ぎ板を前記第1開口の前側の縁および前記第1開口の後側の縁の間にわたって架けるように置くことと、
前記塞ぎ板の上面の上において新設の前記制御機器を前方から起こすことと、
新設の前記制御機器を前記取付面に取り付けることと、
前記塞ぎ板を前記取付架台から取り除くことと、
を備える、交換方法。 - 請求項7に記載の交換補助具を用いた前記制御機器の交換方法であり、
前記塞ぎ板を既設の前記制御機器より下方において前記第1開口の前側の縁および前記第1開口の後側の縁の間にわたって架けるように置くことと、
既設の前記制御機器を前記取付面から取り外すことと、
既設の前記制御機器を前方に倒すようにして前記塞ぎ板の上面の上に載せることと、
前記塞ぎ板の上面に既設の前記制御機器を載せたまま、互いに平行に並べた前記一対の棒材の上に前記塞ぎ板を前記取付架台から運び下ろすことと、
前記塞ぎ板の上面から既設の前記制御機器を降ろして新設の前記制御機器を前記塞ぎ板の上面に載せることと、
前記塞ぎ板の上面に新設の前記制御機器を載せたまま、前記塞ぎ板を前記第1開口の前側の縁および前記第1開口の後側の縁の間にわたって架けるように置くことと、
前記塞ぎ板の上面の上において新設の前記制御機器を前方から起こすことと、
前記一対の棒材の一方を前記塞ぎ板の上面の上において左右方向に向けて配置し、その上に前記一対の棒材の他方を前後方向に向けて配置し、前記一対の棒材のうち上側に配置した方の後端を新設の前記制御機器の下方に配置し、前記一対の棒材のうち上側に配置した方の前端を上下させることで新設の前記制御機器の上下方向の位置を調整することと、
新設の前記制御機器を前記取付面に取り付けることと、
前記一対の棒材および前記塞ぎ板を前記取付架台から取り除くことと、
を備える、交換方法。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
WO2024116372A1 true WO2024116372A1 (ja) | 2024-06-06 |
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