WO2024018898A1 - 情報提示装置、情報提示方法およびプログラム - Google Patents

Abstract

情報提示装置は、ユーザが出発地から目的地へ移動する場合に、出発時刻から到着時刻の間で訪問可能な経由地をユーザに提示する情報提示装置である。情報提示装置は、少なくとも１の記憶部と、少なくとも１のプロセッサと、を有する。記憶部は、経由地の情報として、経由地の種類、経由地の位置および経由地の推奨滞在時間を含む情報を記憶するとともに、情報提示装置の機能を実行するためのプログラムを記憶する。プロセッサは、出発時刻と予めユーザが設定した到着希望時刻とに基づいて可処分時間を算出し、算出された可処分時間に訪問可能な経由地を抽出し、予め設定されたユーザの優先順位に応じた経由地の種類を参照し、優先順位に基づいて、抽出した経由地をユーザに提示する。

Description

情報提示装置、情報提示方法およびプログラム

　本発明は情報提示装置、情報提示方法およびプログラムに関する。

　車載ナビゲーションシステムにおいて、ユーザにとって関心が高い情報に関連する地点を表示する技術が提案されている。

　特許文献１に記載の地点検索装置は、検索履歴に含まれる地点についてのジャンルを生成し、生成されたジャンルを用いて経路の周辺の地点を探索し、経路の情報とともに、経路の周辺の地点の情報を車載ナビゲーション装置へ送信する。

　特許文献２に記載のナビゲーションシステムは、インターネット端末装置における検索履歴または閲覧履歴から推定されたユーザの行き先に関連する情報である推定行き先情報を収集してナビゲーション装置へ送信する。

　特許文献３に記載のナビゲーションシステムは、テレビで視聴した番組の履歴を自動的に保存し、視聴した番組内で紹介された店舗や観光地などを検索し、検索結果である位置情報が現在位置付近に存在すると判断した場合は、利用者にその存在を報知する。

特開２０１９－１７８８８１号公報 国際公開第２０１７／０３３３０１号 特開２０１１－２０９１７５号公報

　しかしながら、上述の技術は、過去の検索履歴等を提示するものであって、現在または近い将来のユーザの状況が加味されている訳ではない。すなわち上述の技術が提示する情報は、ユーザの行動に直結する可能性が低いものを多く含む。

　本発明は、この様な課題を解決するために成されたものであって、ユーザにとって関心が高く、且つ、ユーザの状況に沿った情報を提示する情報提示装置等を提供するものである。

　本実施形態にかかる情報提示装置は、ユーザが出発地から目的地へ移動する場合に、出発時刻から到着時刻の間で訪問可能な経由地をユーザに提示する情報提示装置である。情報提示装置は、少なくとも１の記憶部と、少なくとも１のプロセッサと、を有する。記憶部は、経由地の情報として、経由地の種類、経由地の位置および経由地の推奨滞在時間を含む情報を記憶するとともに、情報提示装置の機能を実行するためのプログラムを記憶する。プロセッサは、出発時刻と予めユーザが設定した到着希望時刻とに基づいて可処分時間を算出し、算出された可処分時間に訪問可能な経由地を抽出し、予め設定されたユーザの優先順位に応じた経由地の種類を参照し、優先順位に基づいて、抽出した経由地をユーザに提示する。

　本実施形態の一実施態様にかかる情報提示方法は、ユーザが出発地から目的地へ移動する場合に、出発時刻から到着時刻の間で訪問可能な経由地をユーザに提示する情報提示方法である。情報提示方法は、経由地の情報として、経由地の種類、経由地の位置および経由地の推奨滞在時間を含む情報を記憶する。情報提示方法は、出発時刻と予めユーザが設定した到着希望時刻とに基づいて可処分時間を算出する。情報提示方法は、算出された可処分時間に訪問可能な経由地を抽出する。情報提示方法は、予め設定されたユーザの優先順位に応じた経由地の種類を参照する。情報提示方法は、優先順位に基づいて、抽出した経由地をユーザに提示する。

　本実施形態の一実施態様にかかるプログラムは、コンピュータに以下の情報提示方法を実行させる。情報提示方法は、ユーザが出発地から目的地へ移動する場合に、出発時刻から到着時刻の間で訪問可能な経由地をユーザに提示する情報提示方法である。情報提示方法は、経由地の情報として、経由地の種類、経由地の位置および経由地の推奨滞在時間を含む情報を記憶する。情報提示方法は、出発時刻と予めユーザが設定した到着希望時刻とに基づいて可処分時間を算出する。情報提示方法は、算出された可処分時間に訪問可能な経由地を抽出する。情報提示方法は、予め設定されたユーザの優先順位に応じた経由地の種類を参照する。情報提示方法は、優先順位に基づいて、抽出した経由地をユーザに提示する。

　本実施形態によれば、ユーザにとって関心が高く、且つ、ユーザの状況に沿った情報を提示する情報提示装置等を提供できる。

実施の形態１にかかる情報提示装置のブロック図である。 実施の形態１にかかる情報提示方法のフローチャートである。 実施の形態１にかかる検索条件の例を示す図である。 実施の形態１にかかる登録地情報の例を示す図である。 実施の形態１にかかる情報提示装置の表示例を示す図である。 実施の形態２にかかる情報提示装置のブロック図である。 実施の形態２にかかる情報提示方法のフローチャートである。 実施の形態２にかかる情報提示装置の表示例を示す図である。 実施の形態３にかかる情報提示装置のブロック図である。 実施の形態３にかかる登録部の機能を説明するための図である。 登録部の処理を示すフローチャートである。

　以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲にかかる発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。説明の明確化のため、以下の記載および図面は、適宜、省略、および簡略化がなされている。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。

　＜実施の形態１＞
　以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図１は、実施の形態１にかかる情報提示装置１０を含むナビゲーションシステム１のブロック図である。ナビゲーションシステム１は主な構成として、情報提示装置１０、ナビゲーション装置２０および記憶部３０を有している。情報提示装置１０は、ナビゲーション装置２０および記憶部３０のそれぞれと通信可能に接続している。

　情報提示装置１０は、ユーザに対して所定の登録地に関する情報をユーザの行き先の候補として提示する。換言すると、情報提示装置１０は、予め登録された場所からユーザに対して行き先の候補である候補地を提案する。情報提示装置１０は主な構成として、条件設定部１１、抽出部１２および情報提示部１３を有している。また情報提示装置１０は、主なハードウェア構成として、メモリ１０１、演算処理部１０２およびインタフェース１０３を有している。情報提示装置１０は、単体の装置であってもよいし、ナビゲーション装置２０または記憶部３０と一体となった構成であってもよい。

　条件設定部１１は、現在時刻、現在地および可処分時間を検索条件として設定する。条件設定部１１は例えば、ナビゲーション装置２０から現在時刻および現在地に関する情報を取得する。条件設定部１１は、情報提示装置１０が時計を有している場合は、自己が有する時計を参照することにより、現在時刻を取得してもよい。

　また条件設定部１１は、取得した現在時刻と、ユーザが予め設定した帰宅時刻から可処分時間を設定する。すなわち可処分時間は例えばユーザが予め設定した帰宅時刻と現在時刻との差分となる。より具体的には、ユーザが予め設定した帰宅時刻が１８時０分であって、現在時刻が１０時３０分だった場合、可処分時間はこれらの差分の７時間３０分となる。条件設定部１１は、ユーザの操作を受け付けることにより、可処分時間を設定してもよい。

　条件設定部１１は、上述の現在時刻、現在地または可処分時間を用いて設定する検索条件を、抽出部１２に供給する。検索条件は、抽出部１２が登録地情報から候補地を抽出するために用いられる。

　抽出部１２は、登録地情報を記憶する記憶部３０から、候補地を抽出する。記憶部３０が記憶する登録地情報は、所定の登録地の位置、種別、推奨到着時間および推奨滞在時間の少なくともいずれか１つを含む。推奨到着時間は、この登録地に到着することが推奨される時刻の幅を示すものである。例えば登録地が昼食を食べるためのレストランである場合には、推奨到着時間が例えば午前１１時から午後１３時などと設定される。推奨滞在時間は、この登録地に滞在する期間の幅を示すものである。例えば登録地が昼食を食べるためのレストランである場合には、推奨滞在時間が例えば３０分間から９０分間などと設定される。
　このような構成により、抽出部１２は、所定の登録地が訪問可能な距離に存在する場合であっても、その登録地における滞在時間が十分に取れない場合は、その登録地を候補地として抽出しない。そのため、情報提示装置１０は、登録地における推奨滞在時間を考慮したうえで、候補地の提示をすることができる。ただし、抽出部１２は、予めユーザが許容する時間の設定を受け付けることにより、推奨滞在時間が初期設定されている時間より短い場合であっても、候補地として抽出可能に構成されてもよい。

　抽出部１２は、条件設定部１１から供給される検索条件を使って登録地情報を検索し、この条件に適合する登録地を候補地として抽出する。このとき抽出部１２は、現在地から登録地までの移動に要する時間を、現在地から登録地までの距離に応じて判定してもよい。抽出部１２は、現在地から登録地までの経路検索を行うことにより、登録地が検索条件に適合するか否かを判定してもよい。この場合、抽出部１２は、ナビゲーション装置２０と連携してもよい。なお、抽出部１２は、登録地情報が登録地の利用可能時間（営業日、休日、営業時間等）を含む場合に、利用可能時間を加味して候補地を抽出してもよい。

　情報提示部１３は、抽出した候補地をユーザに提示する。より具体的には例えば情報提示部１３は、抽出した候補地に関する情報をナビゲーション装置２０に供給し、ナビゲーション装置２０を介してユーザに提示する。候補地に関する情報は、候補地の位置情報、候補地の属性または種別、あるいは候補地に関する説明や評価など種々の情報を含んでもよい。候補地に関する情報は、ナビゲーション装置２０に表示するための情報であって、例えば候補地の利用可能時間の情報を含んでもよい。

　メモリ１０１は不揮発性メモリを含む記憶装置であって、例えば本実施の形態にかかる機能を実現するためのプログラムが格納されている。演算処理部１０２はＣＰＵ（Central Processing Unit）またはＭＣＵ（Micro Controller Unit）等の演算装置を含む回路を有する。インタフェース１０３は例えばナビゲーション装置２０や記憶部３０との通信を行うための物理的なインタフェースを含む。

　ナビゲーション装置２０は、車両の位置を検出して車両の位置から目的地までの経路をユーザに提示する。ナビゲーション装置２０は情報提示装置１０と通信可能に接続し、情報提示装置１０から候補地に関する情報を受け取り、受け取った情報をユーザに提示する。ナビゲーション装置２０は、ユーザの操作を受け付けて、候補地からユーザが選択した地点に関して、ルート案内をすることもできる。なお、ナビゲーション装置２０は上述の機能を実現するためのディスプレイ、アンテナ、演算装置、ユーザインタフェースなどを含むが、当業者に既知の構成であるため、ここでは詳述を省略する。

　記憶部３０は、不揮発性メモリを含む記憶装置である。記憶部３０は登録地情報を予め記憶している。記憶部３０は情報提示装置１０と通信可能に接続し、情報提示装置１０からの操作を受け付けて、情報提示装置１０に対して登録地情報を供給する。なお、記憶部３０は、情報提示装置１０と一体となった構成であってもよい。あるいは記憶部３０は、情報提示装置１０と離間して存在し、無線通信等により情報提示装置１０に接続してもよい。この場合、記憶部３０は、例えばクラウド上の記憶装置であってもよい。記憶部３０が記憶する登録地情報は、ユーザが設定したものであってもよいし、他者があらかじめ設定したものであってもよい。登録地情報は、逐次更新可能であってもよい。

　以上、ナビゲーションシステム１の構成について説明した。ナビゲーションシステム１は、１個の装置でもよいし、各構成が有線または無線の通信手段により接続するものであってもよい。またナビゲーションシステム１は自動車システムの一部を構成するものであってもよい。ナビゲーションシステム１は、一部が自動車に搭載され、その他が自動車と無線通信により接続されている構成であってもよい。

　次に、図２を参照して、情報提示装置１０が実行する処理について説明する。図２は、実施の形態１にかかる情報提示方法のフローチャートである。図２に示すフローチャートは例えば、情報提示装置１０がユーザからの操作を受け付けることにより開始する。

　まず、条件設定部１１は、検索条件を設定する（ステップＳ１１）。より具体的には、条件設定部１１は、条件設定ステップとして、現在時刻、現在地および可処分時間を検索条件として設定する。条件設定部１１は、検索条件を設定すると、この条件を抽出部１２に供給する。

　次に、抽出部１２は、抽出ステップとして、登録地情報を記憶する記憶部から検索条件に基づいて候補地を抽出する（ステップＳ１２）。より具体的には、抽出部１２は、所定の登録地の位置、種別、推奨到着時間および推奨滞在時間の少なくともいずれか１つを含む登録地情報を記憶する記憶部から検索条件に基づいて候補地を検索する。そして抽出部１２は、検索した結果、検索条件に適合する候補地を抽出する。

　次に、情報提示装置１０は、抽出された候補地が存在するか否かを判定する（ステップＳ１３）。抽出された候補地が存在するかと判定する場合（ステップＳ１３：ＹＥＳ）、情報提示装置１０は、ステップＳ１４に進む。一方、抽出された候補地が存在するかと判定しない場合（ステップＳ１３：ＮＯ）、情報提示装置１０は一連の処理を終了する。

　ステップＳ１４において、情報提示部１３は、情報提示ステップとして、抽出した候補地をユーザに提示する（ステップＳ１４）。候補地をユーザに提示すると、情報提示装置１０は、一連の処理を終了する。

　次に、図３を参照して、条件設定部１１が設定する検索条件の例について説明する。図３は、実施の形態１にかかる検索条件の例を示す図である。図３には「現在時刻」、「現在位置」および「可処分時間」が示された表Ｔ１１が示されている。表Ｔ１１には、検索条件の例として＃１および＃２の２つが示されている。

　第１の例である＃１は、現在時刻が「日曜日の午前８時３２分」、現在位置が「自宅」、そして可処分時間が「１９時まで」と示されている。すなわち第１の例では、情報提示装置１０は日曜日の午前８時３２分に自宅を出発して１９時までに帰宅が可能な場所を登録地情報から検索する、という条件を示している。

　第２の例である＃２は、現在時刻が「１７時５０分」、現在位置が「自宅から１０ｋｍ以内」、そして可処分時間が「３時間」と示されている。すなわち第２の例では、情報提示装置１０は、現在時刻である１７時５０分から３時間以内に自宅に到着する、という条件で登録地情報から候補地を検索する。

　以上、検索条件の例を説明した。なお、これらの表示は理解用意のために簡易的に示されているが、検索条件の内容は、上記に限られない。条件設定部１１は例えば、所定時刻（例えば１８時）までに所定の地点（例えば自宅）に到着できることを条件として検索条件を設定してもよい。また条件設定部１１は、ナビゲーション装置がすでに経路案内を行っている状態の場合には、所定時刻として、経路案内の予定到着時刻から所定期間（例えば２時間）を超えない範囲で目的地に到着できることを検索条件として設定してもよい。条件設定部１１は、ユーザから詳細な条件の設定を受け付けてもよい。

　次に、図４を参照して、登録地情報の例について説明する。図４は、実施の形態１にかかる登録地情報の例を示す図である。図４には表Ｔ１２が示されている。表Ｔ１２は、登録地情報として、「登録地」、「位置」、「種別」、「推奨到着時間」および「推奨滞在期間」がしめされている。

　例えば登録地「地点００１」は、緯度および経度により位置が示され、種別としてレストランを意味する「食事」と示されている。また地点００１は、推奨到着時間が「１７時から１９時」、推奨滞在期間が「６０分間から９０分間」と示されている。すなわち表Ｔ１２によれば、地点００１は、１７時から１９時の間に到着して６０分間から９０分間程度の期間を掛けて食事をする場所である。

　また例えば登録地「地点００２」は、緯度および経度により位置が示され、種別として公園やテーマパークなどを意味する「遊園地」と示されている。また地点００２は、推奨到着時間が「１０時から１３時」、推奨滞在期間が「４時間から８時間」と示されている。すなわち表Ｔ１２によれば、地点００２は、１０時から１３時の間に到着して４時間から８時間程度の期間を過ごす場所である。

　次に、図５を参照して、情報提示装置１０がユーザに候補地を提示する例を説明する。図５は、実施の形態１にかかる情報提示装置の表示例を示す図である。図５には、ナビゲーション装置２０が有するディスプレイに表示される画像Ｇ１０が示されている。ここで示す画像Ｇ１０は、上述の検索条件の第１の例を用いて、候補地として地点００２が抽出された場合を示すものである。

　画像Ｇ１０は、地図表示であって、現在時刻である８時３２分が表示されている。また画像Ｇ１０は中央に自宅アイコンＧ１１および自車アイコンＧ１２を含む。さらに、画像Ｇ１０の下部には、候補地の案内表示Ｇ１３が示されている。案内表示Ｇ１３は、「おはようございます。今日は＊＊遊園地へ行ってみませんか？」とのメッセージを含む。

　以上、実施の形態１について説明した。上述の通り、情報提示装置１０は記憶部３０が記憶する登録地から候補地を抽出すると、抽出した候補地を提示する。この際に、情報提示装置１０は、ナビゲーション装置２０を介してユーザに候補地を提示する。また情報提示装置１０は、現在時刻や現在地等に応じた検索条件により、現在以降のユーザの行動に沿った候補地を、登録地情報に含まれる属性等に応じて抽出する。

　以上、本実施の形態によれば、ユーザにとって関心が高く、且つ、ユーザの状況に沿った情報を提示する情報提示装置等を提供できる。

　＜実施の形態２＞
　次に、実施の形態２について説明する。実施の形態２は、ナビゲーション装置が情報提示装置と一体となった構成となっている。図６は、実施の形態２にかかる情報提示装置２のブロック図である。図６に示す情報提示装置２は、ナビゲーション装置と称されてもよい。また情報提示装置２はナビゲーションシステムと称されてもよい。情報提示装置２は主な構成として、条件設定部１１、抽出部１２、情報提示部１３、記憶部３０、制御装置１１０、表示部１２１、操作部１２２、地図情報記憶部１２３および測位情報受信部１２４を有している。

　本実施の形態にかかる条件設定部１１は、情報提示装置２が有する時計（不図示）から現在時刻を取得し、制御装置１１０から現在位置を取得する。また条件設定部１１は初期設定としてあらかじめ設定されている制限時刻と現在時刻との差を可処分時間と設定する。また条件設定部１１は、操作部１２２が受け付けるユーザの操作に応じて、可処分時間の変更を行うことができる。

　抽出部１２は、条件設定部１１が設定した検索条件を使って、記憶部３０に記憶する登録地情報から候補地を抽出する。情報提示部１３は、抽出部１２が抽出した候補地に関する情報を、制御装置１１０に供給する。制御装置１１０は表示部１２１に候補地に関する情報を表示する。

　抽出部１２は、上述した候補地の抽出をする場合に、制御装置１１０と連携し、現在地から登録地までの経路探索を行う。これにより抽出部１２は、現在地から登録地までの所要時間を算出でき、これと検索条件とを照合できる。

　記憶部３０は、記憶する登録地情報を、必要に応じて抽出部１２または情報提示部１３に供給する。記憶部３０はフラッシュメモリやＳＳＤ（Solid State Drive）等の不揮発性メモリである。記憶部３０は情報提示装置２に内蔵されていてもよいし、メモリカードのような着脱可能なリムーバブルメディアであってもよい。

　次に、制御装置１１０について説明する。制御装置１１０は、ＣＰＵ等の演算装置を有する情報処理装置である。制御装置１１０は、制御装置１１０が有するハードウェアと、当該ハードウェアに格納されたプログラムとを含む。すなわち、制御装置１１０が実行する処理は、ハードウェアまたはソフトウェアのいずれかにより実現される。制御装置１１０は主な構成として、表示制御部１１１、操作受付部１１２、地図情報取得部１１３、位置検出部１１４および経路探索部１１５を有している。

　表示制御部１１１は、表示部１２１に対し、様々な情報を表示させる制御を行う。例えば、表示制御部１１１は、地図情報および車両の位置情報から、車両が存在する場所の周辺地図に車両を示すアイコンを重畳させた画像データを生成し、生成した画像データを表示部１２１に表示させる。他にも、表示制御部１１１は、表示部１２１に、時刻情報、交通情報、周辺地図に含まれる施設情報等を表示させる。また表示制御部１１１は、情報提示部１３から候補地に関する情報を受け取り、受け取った情報を表示部１２１に表示させる。

　操作受付部１１２は、ユーザの操作により操作部１２２が生成した操作情報を受け付け、受け付けた操作情報に応じて、各構成要素に指示をする。操作部１２２が受け付ける操作は、例えば、地図のスクロール、拡大表示、縮小表示、目的地の設定、経路の決定または経路の探索などである。本実施の形態にかかる操作受付部１１２は、ユーザから候補地の提示要求を受け付けてもよい。また操作受付部１１２は、条件設定部１１が実行する検索条件の設定に関して、ユーザから設定の変更を受け付けてもよい。

　地図情報取得部１１３は、地図情報記憶部１２３に格納している地図情報を取得する。地図情報取得部１１３は、例えば、車両の位置情報に応じて、車両が存在する場所の周辺の地図情報を地図情報記憶部１２３から取得し、取得した地図情報を表示制御部１１１に供給する。

　位置検出部１１４は、測位情報受信部１２４から供給された位置情報を検出し、検出した位置情報を経路探索部１１５と地図情報取得部１１３に供給する。位置情報は、例えば、車両の緯度、経度および測位時刻に関する情報が含まれる。

　経路探索部１１５は、車両の位置から目的地までの複数の経路候補を探索するとともに、探索した経路候補から、ユーザに提示する提示経路を決定する。例えば、経路探索部１１５は、経路候補を探索する際に、経路候補のそれぞれに対応したリンクコストを算出する。この場合、経路探索部１１５は、経路候補のリンクコストを算出すると、算出したリンクコストに応じてユーザに提示する経路を決定する。経路探索部１１５は、操作部１２２を介したユーザの操作に応じて出発地または目的地の位置情報を設定し、出発地から目的地までの複数の経路候補を探索してもよい。

　以上、制御装置１１０について説明した。制御装置１１０は上述の構成の他にもナビゲーション装置の機能を実現する種々の構成を有しうる。

　表示部１２１は、例えば液晶パネルまたは有機エレクトロルミネッセンスを含む表示装置である。表示部１２１は、表示制御部１１１の制御により各種情報を表示する。表示部１２１は、表示制御部１１１に接続し、表示制御部１１１から供給される信号を表示する。表示部１２１は、例えば、地図および地図に重畳された経路を表示する。また表示部１２１は、案内部１１９が選択したルートに関する情報を表示する。

　本実施形態にかかる表示部１２１は、抽出部１２が抽出した候補地に関する情報を表示する。さらに表示部１２１は、ユーザの操作に応じて、表示した候補地を目的地とした経路探索の結果を表示してもよい。

　操作部１２２は、情報提示装置２に対してユーザが行う操作を受け付けるインタフェースである。操作部１２２は、表示部１２１に重畳して設置されたタッチセンサや、操作ボタン等である。操作部１２２は、音声入力により操作を受け付けるマイクを含むものであってもよい。また操作部１２２は、赤外線や無線通信の受信部であって、リモコンや携帯機器等から送信される操作信号を受け付けるものであってもよい。操作部１２２は、受け付けた操作に関する情報である操作情報を、操作受付部１１２に供給する。

　地図情報記憶部１２３は、フラッシュメモリやＳＳＤ（Solid State Drive）などの不揮発性のメモリを含む記憶装置であって、地図情報を格納している。地図情報は、車両が通行する道路に関する情報である道路情報や、車両が通行する道路の周辺に存在する施設に関する情報である施設情報が含まれる。

　測位情報受信部１２４は、ＧＰＳ（Global Positioning System）などの衛星測位システムであるＧＮＳＳ（Global Navigation Satellite System）から車両の位置を測位するための測位情報を受信するためのアンテナを含む。測位情報受信部１２４は、アンテナを介して測位情報を含む信号を受信すると、受信した信号から車両の位置を示す情報である位置情報を生成する。測位情報受信部１２４は、位置情報を生成すると、生成した位置情報を、位置検出部１１４に供給する。

　以上、情報提示装置２の構成について説明したが、情報提示装置２は上述の構成に限定されない。例えば情報提示装置２において、記憶部３０と地図情報記憶部１２３とは、１つの構成に含まれるものであってもよい。

　次に、図７を参照して情報提示装置２が実行する処理について説明する。図７は、実施の形態２にかかる情報提示方法のフローチャートである。図７に示すフローチャートは、ステップＳ１０を含む点が、図２に示したフローチャートと異なる。また図７に示すフローチャートは、ステップＳ１４の後にステップＳ１５およびステップＳ１６を有する点が、図２に示すフローチャートと異なる。

　ステップＳ１０において、情報提示装置２は、ユーザから候補地の提示要求を受け付ける（ステップＳ１０）。情報提示装置２はユーザからの操作をトリガとして、図２に示す処理と同様の処理を開始する。

　ステップＳ１４の後、ステップＳ１５において、情報提示装置２は、ユーザが候補地までの経路案内を行うことを選択したか否かを判定する（ステップＳ１５）。ユーザは、表示部１２１および操作部１２２を介して、候補地までの経路案内を表示するか否かを選択する。ユーザが候補地までの経路案内を行うことを選択したと判定した場合（ステップＳ１５：ＹＥＳ）、情報提示装置２はステップＳ１６に進む。一方、ユーザが候補地までの経路案内を行うことを選択したと判定しない場合（ステップＳ１５：ＮＯ）、情報提示装置２は一連の処理を終了する。

　ステップＳ１６において、情報提示装置２は、ユーザの選択に応じて提示した候補地までの経路探索の結果を表示することにより、候補地を案内する。情報提示装置２は、経路案内を開始すると、候補地の提示に関する一連の処理を終了する。なお情報提示装置２は引き続き、ナビゲーション装置としての処理を継続する。

　次に、図８を参照して本実施の形態にかかる情報提示装置２がユーザに候補地を提示する例を説明する。図８は、実施の形態２にかかる情報提示装置の表示例を示す図である。図５には、情報提示装置２が有する表示部１２１に表示される画像Ｇ２０が示されている。

　図８に示す画像Ｇ２０は、選択画面Ｇ１４を含む点が、図５に示した画像Ｇ１０と異なる。選択画面Ｇ１４は、経路案内を「する」ボタンと「しない」ボタンを含む。ユーザが「する」をタップすると、情報提示装置２は候補地までの経路案内を開始する。一方、ユーザが「しない」をタップすると、情報提示装置２は候補地に関する表示を終了する。本実施の形態にかかる情報提示装置２はこのように、候補地を提示した場合に、経路案内をするか否かについてユーザの操作を受け付ける。

　なお、情報提示装置２はこのような選択ボタンの他に、候補地に関する詳しい情報を提示するという操作を受け付けてもよい。この場合、情報提示装置２は記憶部３０に記憶する登録地情報に、候補地に関する種々の付帯情報を記憶しておき、その付帯情報を表示部１２１に表示する。

　以上、実施の形態２について説明したが、実施の形態２にかかる情報提示装置２は、上述の構成に限られない。情報提示装置２は、複数の候補地を抽出し、抽出した複数の候補地の情報を提示してもよい。この場合、情報提示装置２は、複数の候補地から１つの候補地について経路案内するための選択を、ユーザに促してもよい。以上、実施の形態２によれば、ユーザにとって関心が高く、且つ、ユーザの状況に沿った情報を提示する情報提示装置等を提供できる。

　＜実施の形態３＞
　次に、実施の形態３について説明する。図９は、実施の形態３にかかる情報提示装置３のブロック図である。実施の形態３にかかる情報提示装置３は、登録部１４を有する点が上述の実施の形態と異なる。また実施の形態３にかかる情報提示装置３は、通信部１２５をさらに有し、ユーザ端末２００と通信可能に接続する点が、上述の実施の形態と異なる。

　登録部１４は、ユーザの行動に起因する履歴情報に基づいて、所定の地点を記憶部３０に登録する。より具体的には、登録部１４は、ユーザ端末２００から取得した所定の履歴情報から登録地情報を生成し、記憶部３０に記憶する登録地情報を更新する。なお、履歴情報および登録部１４の処理の詳細に関しては後述する。

　本実施の形態にかかる制御装置１１０は、通信制御部１１６を有している。通信制御部１１６は、通信部１２５を制御する。通信部１２５は、例えば所定の通信回線を介してユーザ端末２００と通信し、ユーザ端末２００から履歴情報を取得する。

　図１０は、実施の形態３にかかる登録部１４の機能を説明するための図である。図１０は、通信部１２５を介して登録部１４が取得する履歴情報から登録部１４が登録地情報を生成する処理が示されている。

　図に示すように、履歴情報は例えば、ユーザが携帯しているユーザ端末の位置情報履歴、ウェブブラウザ閲覧履歴、検索エンジンの入力履歴およびＳＮＳ（Social Networking Service）におけるフォローアカウント等を含む。ユーザ端末の位置情報履歴は、ユーザが所定期間以上滞在した施設の情報を含んでもよい。ウェブブラウザ閲覧履歴は、ユーザが閲覧したウェブサイトに付随する施設、会社、商品などの情報を含む。これらの情報は例えばユーザ端末が記憶するＣｏｏｋｉｅを利用するものであってもよい。

　登録部１４は例えば、上述の履歴情報を取得すると、登録部１４が有する登録候補データベース１４１および登録地情報生成部１４２を用いて、登録地情報を生成する。登録候補データベース１４１は、例えば地図情報記憶部１２３に含まれる施設位置に関する情報と、履歴情報に含まれる施設の名称とを対応づけるこれにより、登録部１４は、登録地の位置を設定できる。登録地情報生成部１４２は、例えば履歴情報から取得した種々の文字情報から所定の名称、施設、行動、嗜好などに関する情報を検出して、登録地に紐づける。登録地情報生成部１４２は、履歴情報に含まれるテキストデータから固有名詞や所定の形容詞などを抽出する機能を有しうる。登録地情報生成部１４２は上述の機能を実現するための学習モデルを含んでいてもよい。

　次に、図１１を参照して登録部１４に関する処理について説明する。図１１は、登録部１４の処理を示すフローチャートである。

　まず登録部１４は、通信部１２５を介して、ユーザ端末２００から履歴情報を取得する（ステップＳ３１）。

　次に、登録部１４は、取得した履歴情報に更新情報が含まれるか否かを判定する（ステップＳ３２）。この場合、登録部１４は更新情報が含まれるか否かを判定するために、直前に取得した履歴情報を記憶しておき、新たに取得した履歴情報との差を検出する。取得した履歴情報に更新情報が含まれると判定する場合（ステップＳ３２：ＹＥＳ）、登録部１４はステップＳ３３に進む。一方、取得した履歴情報に更新情報が含まれると判定しない場合（ステップＳ３２：ＮＯ）、登録部１４は処理を終了する。

　ステップＳ３３において、登録部１４は、履歴情報から登録地情報を生成し、登録地情報を更新する（ステップＳ３３）。登録部１４は、登録地情報を更新すると、一連の処理を終了する。

　以上、実施の形態３について説明した。実施の形態３にかかる情報提示装置３は、ユーザから履歴情報を取得して、取得した履歴情報から登録地情報を生成して記憶する。これにより、情報提示装置３は、ユーザの好みや行動に沿った候補地を抽出できる。本実施の形態によれば、ユーザにとって関心が高く、且つ、ユーザの状況に沿った情報を提示する情報提示装置等を提供できる。

　なお、情報提示装置３は例えば、以下の機能を有していてもよい。情報提示装置３が記憶する登録情報は、季節、時刻、曜日などにより、候補地となりうるか否かを示す指標を含んでいてもよい。例えば登録地情報生成部１４２は、登録地情報を生成する場合に、ユーザが登録地を訪れた日時や時刻を参照し、参照した日時や時刻と同様の日時や時刻に候補地として抽出されるようなパラメータを、含んでもよい。登録部１４は、ユーザ端末２００に加えて、情報提示装置３の移動履歴を取得し、これを加味して登録地情報を生成してもよい。登録部１４は、ユーザ端末２００に代えて、ネットワーク上に存在するユーザに紐づけられた所定のオンラインサービスから履歴情報を取得してもよい。

　以上、実施の形態について述べたが、実施の形態にかかる情報提示装置は、以下のような形態で実施することもできる。まず、情報提示装置は、ユーザが希望する経由地の種類またはユーザが興味を持っている経由地の種類について、優先順位と共にユーザからの入力を受け付ける。経由地の種類とは例えば、景勝地、温泉または飲食店などを含み得る。この場合、経由地となる各地点は、緯度および経度を含む位置情報、駐車場の有無についての情報、季節および天候に紐付く滞在時間情報、イベント開催等を踏まえた状況に応じた滞在時間情報等が紐付いている。情報提示装置は、出発地から目的地へ移動する際に、出発時刻から到着時刻の間の時間に訪問可能な経由地を、上述したユーザの好み等の情報を加味して抽出し、抽出した経由地をユーザに提示する。なお、出発地は、現在地に限定されない任意の位置であり得る。また出発時刻は、現在時刻に限定されない任意の日時であり得る。
　また情報提示装置は、ＳＮＳにおける注目度に関する情報や、過去にユーザが訪問したことがあるか否かに関する情報を各施設の情報としてさらに有していてもよい。このような情報を加味することにより、情報提示装置は、ユーザの希望に添った経由地を提示できる。
　なお、情報提示装置は、経由地を経由して目的地に移動した場合における目的地までの推定到着時間が、ユーザが設定する到着希望時間よりも前になることを条件として経由地の抽出を行う。すなわち、経由地の抽出に際して、情報提示装置は、経由地を経由した場合における出発地から目的地までの所要時間と、経由地の滞在時間とを算出し、算出した時間と、到着希望時間とを比較する。そして、情報提示装置は、候補となる経由地を経由した場合における到着時間が、予め設定された到着希望時間より前の場合に、経由地をユーザに提示する。
　情報提示装置は、経由地を経由する場合の通行所要時間を算出する場合に、過去の実績に基づく演算を行う。具体的には情報提示装置は、例えば移動する日時および移動する場所に対応する季節、時刻、天候および周辺におけるイベント開催状況などを加味し、移動時間や滞在時間を算出する。情報提示装置は、滞在時間について、過去の実績に基づく平均の時間を用いてもよい。また情報提示装置は、滞在時間について、ユーザの設定を予め受け付けても良い。この場合、情報提示装置が算出する滞在時間がユーザ設定滞在時間以上となる場合には、情報提示装置は、ユーザ設定滞在時間以上となることを前記ユーザに提示する。
　なお、情報提示装置は、上述の機能を、外部のサーバを利用して実現するものであっても良い。すなわち、情報提示装置、ナビゲーション装置またはナビゲーションシステムは、通信回線を介して外部のサーバに通信可能に接続し、上述の機能の少なくとも一部を、このサーバに担わせてもよい。このような構成により、情報提示装置は、ユーザが指定する出発地、出発時刻および可処分時間に応じた経由地を提案できる。
　またこのような構成により、情報提示装置は例えば、以下のような情報をユーザから受け付け、受け付けた情報に対して経由地を提示する。ユーザから受け付ける情報は例えば、以下の内容である。ユーザは４月１０日に北海道に旅行する。ユーザは新千歳空港に１０時に着いたら、レンタカーを借りる。ユーザは２０時に札幌に着けば良いので、それまでの時間に温泉と景勝地の最低１つは回りたい。以上のような情報を受け付けると、情報提示装置は、これらの条件に応じた旅行案を提示する。
　また情報提示装置は、上述の機能を実現するために、少なくとも１の記憶部と、少なくとも１のプロセッサと、を有している。この場合、記憶部は、上記機能の実現をするためのプログラムを記憶する。また記憶部は、ユーザが予め設定する情報を記憶する。プロセッサは、上述した機能を実現するためのプログラムを実行する。プロセッサは、情報提示装置それ自体であってもよいし、情報提示装置の構成の少なくとも一部を有する。プロセッサは一体となって構成されていても良いし、分散された状態で構成されていてもよい。
　以上、実施の形態について述べたが、上述した実施形態の構成は、互いに組み合わせたり、一部の構成を他の構成に入れ替えたりしてもよい。また、上述した実施形態の構成は、趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。また、上述の説明で用いたフローチャートは、各実施の形態で実行される工程の実行順序は、実施形態が実現する機能に支障のない範囲において変更することができる。

　なお、上述のプログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、実施形態で説明された１又はそれ以上の機能をコンピュータに行わせるための命令群（又はソフトウェアコード）を含む。プログラムは、非一時的なコンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体に格納されてもよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体は、random-access memory（RAM）、read-only memory（ROM）、フラッシュメモリ、solid-state drive（SSD）又はその他のメモリ技術、CD-ROM、digital versatile disc（DVD）、Blu-ray（登録商標）ディスク又はその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気ストレージデバイスを含む。プログラムは、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体上で送信されてもよい。限定ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体は、電気的、光学的、音響的、またはその他の形式の伝搬信号を含む。

　以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。

　この出願は、２０２２年７月２２日に出願された日本出願特願２０２２－１１６８８２を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

　本発明は、例えば自動車等の移動体においてユーザが使用するナビゲーション装置、ナビゲーションシステム等において利用され得る。

　１　ナビゲーションシステム
　２　情報提示装置
　３　情報提示装置
　１０　情報提示装置
　１１　条件設定部
　１２　抽出部
　１３　情報提示部
　１４　登録部
　２０　ナビゲーション装置
　３０　記憶部
　１０１　メモリ
　１０２　演算処理部
　１０３　インタフェース
　１１０　制御装置
　１１１　表示制御部
　１１２　操作受付部
　１１３　地図情報取得部
　１１４　位置検出部
　１１５　経路探索部
　１１６　通信制御部
　１２１　表示部
　１２２　操作部
　１２３　地図情報記憶部
　１２４　測位情報受信部
　１２５　通信部
　１４１　登録候補データベース
　１４２　登録地情報生成部
　２００　ユーザ端末

Claims (7)

1. 　ユーザが出発地から目的地へ移動する場合に、出発時刻から到着時刻の間で訪問可能な経由地をユーザに提示する情報提示装置であって、
   　情報提示装置は、少なくとも１の記憶部と、少なくとも１のプロセッサと、を備え、
   　前記記憶部は、前記経由地の情報として、前記経由地の種類、前記経由地の位置および前記経由地の推奨滞在時間を含む情報を記憶するとともに、前記情報提示装置の機能を実行するためのプログラムを記憶し、
   　前記プロセッサは、
   　前記出発時刻と予めユーザが設定した到着希望時刻とに基づいて可処分時間を算出し、
   　算出された前記可処分時間に訪問可能な前記経由地を抽出し、
   　予め設定された前記ユーザの優先順位に応じた前記経由地の種類を参照し、
   　前記優先順位に基づいて、抽出した前記経由地を前記ユーザに提示する、
   情報提示装置。
2. 　前記記憶部が記憶する前記経由地の情報は、季節、天候、時刻に応じた混雑状況に応じた推奨滞在時間の情報をさらに含む、
   請求項１に記載の情報提示装置。
3. 　前記プロセッサは、
   　前記経由地における滞在時間が、前記推奨滞在時間以上となる前記経由地を抽出する、
   請求項２に記載の情報提示装置。
4. 　前記プロセッサは、
   　前記滞在時間が前記推奨滞在時間以上とならない場合において、前記滞在時間が前記ユーザが予め設定したユーザ設定滞在時間以上となる場合には、前記ユーザ設定滞在時間以上となることを前記ユーザに提示する、
   請求項３に記載の情報提示装置。
5. 　前記プロセッサは、
   　前記可処分時間内で経由可能な複数の前記経由地を提示する、
   請求項１から４のいずれか一項に記載の情報提示装置。
6. 　ユーザが出発地から目的地へ移動する場合に、出発時刻から到着時刻の間で訪問可能な経由地をユーザに提示する情報提示方法であって、
   　前記経由地の情報として、前記経由地の種類、前記経由地の位置および前記経由地の推奨滞在時間を含む情報を記憶し、
   　前記出発時刻と予めユーザが設定した到着希望時刻とに基づいて可処分時間を算出し、
   　算出された前記可処分時間に訪問可能な前記経由地を抽出し、
   　予め設定された前記ユーザの優先順位に応じた前記経由地の種類を参照し、
   　前記優先順位に基づいて、抽出した前記経由地を前記ユーザに提示する、
   情報提示方法。
7. 　コンピュータに、情報提示方法を実行させるためのプログラムであって、
   　前記情報提示方法は、
   　ユーザが出発地から目的地へ移動する場合に、出発時刻から到着時刻の間で訪問可能な経由地をユーザに提示するものであって、
   　前記経由地の情報として、前記経由地の種類、前記経由地の位置および前記経由地の推奨滞在時間を含む情報を記憶し、
   　前記出発時刻と予めユーザが設定した到着希望時刻とに基づいて可処分時間を算出し、
   　算出された前記可処分時間に訪問可能な前記経由地を抽出し、
   　予め設定された前記ユーザの優先順位に応じた前記経由地の種類を参照し、
   　前記優先順位に基づいて、抽出した前記経由地を前記ユーザに提示する、
   プログラム。

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