WO2023171768A1 - 半導体モジュール、電力変換装置、および半導体モジュールの製造方法 - Google Patents

半導体モジュール、電力変換装置、および半導体モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

本開示の一態様による半導体モジュールは、第1基板と、第2基板と、導電性板とを備える。第1基板は、一方の主面に少なくとも1つの第1半導体素子と第1半導体素子に接続された第1電極とが配置される。第2基板は、第1基板に対して対向配置され、第1基板における第1半導体素子および第1電極が配置された主面に面する方の主面に、少なくとも1つの第2半導体素子と第2半導体素子に接続された第2電極とが配置される。導電性板は、第1基板および第2基板間を支持するとともに、第1電極および第2電極間を電気的に接続する。

Description

半導体モジュール、電力変換装置、および半導体モジュールの製造方法
 本開示は、半導体モジュール、電力変換装置、および半導体モジュールの製造方法に関する。
 特許文献1には、電力変換装置に用いられる半導体モジュールが開示されている。具体的には、特許文献1には、複数のスイッチング素子および還流ダイオードなどの半導体素子が実装された基板を有する半導体モジュールが開示されている。
国際公開第2018/073965号
 上述した従来技術には、半導体モジュールの占有面積を縮小するという点で更なる改善の余地がある。
 本開示は、半導体モジュールの占有面積を縮小することができる技術を提供する。
 本開示の一態様による半導体モジュールは、第1基板と、第2基板と、導電性板とを備える。第1基板は、一方の主面に少なくとも1つの第1半導体素子と前記第1半導体素子に接続された第1電極とが配置される。第2基板は、前記第1基板に対して対向配置され、前記第1基板における前記第1半導体素子および前記第1電極が配置された主面に面する方の主面に、少なくとも1つの第2半導体素子と前記第2半導体素子に接続された第2電極とが配置される。導電性板は、前記第1基板および前記第2基板間を支持するとともに、前記第1電極および前記第2電極間を電気的に接続する。
 本開示によれば、半導体モジュールの占有面積を縮小することができる。
図1は、第1実施形態に係る半導体モジュールの回路構成を示す図である。 図2は、第1実施形態に係る半導体モジュールの斜視図である。 図3は、第1実施形態に係る半導体モジュールの分解斜視図である。 図4は、第1実施形態に係る半導体モジュールの模式的な断面図である。 図5は、第1実施形態の変形例に係る半導体モジュールの模式的な断面図である。 図6は、第1実施形態に係る半導体モジュールの側面図である。 図7は、第2実施形態に係る半導体モジュールを備える電力変換装置の回路構成を示す図である。 図8は、第2実施形態に係る半導体モジュールの斜視図および分解斜視図である。 図9は、第2実施形態の変形例に係る半導体モジュールの斜視図および分解斜視図である。 図10は、第3実施形態に係る半導体モジュールの斜視図および分解斜視図である。
 以下に、本開示による半導体モジュール、電力変換装置、および半導体モジュールの製造方法を実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において、同一の機能を担う構成要素については、同一の符号を付することにより、重複する説明を省略する。
 また、以下に示す実施形態では、「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」といった表現が用いられる場合があるが、これらの表現は、厳密に「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」であることを要しない。すなわち、上記した各表現は、例えば製造精度、設置精度などのずれを許容するものとする。
 また、以下参照する各図面では、説明を分かりやすくするために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする直交座標系を示す場合がある。
 特許文献1に記載の半導体モジュールは、6つのスイッチング素子および6つの還流ダイオードが実装された回路基板と、この回路基板にはんだ等の接合材を介して接合された冷却板とを、封止樹脂により一体化した構成を有する。このような構成を有する半導体モジュールは、比較的大きなモールド金型が必要となる。しかしながら、モールド金型には、寸法に制限がある。また、スイッチング素子および還流ダイオード等の半導体素子が実装されるDBC(Direct Bonded Copper)基板およびAMB(Active Metal Brazing)基板には、寸法の制限がある。このため、半導体モジュールの寸法を縮小して占有面積を縮小できる技術が望まれている。
<第1実施形態>
<第1実施形態に係る半導体モジュールの回路構成>
 まず、第1実施形態に係る半導体モジュールの回路構成について図1を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る半導体モジュール1の回路構成を示す図である。
 第1実施形態に係る半導体モジュール1は、直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換装置の一部を構成する。
 図1に示すように、実施形態に係る半導体モジュール1は、電源端子3と、回路部5と、入出力端子7とを備える。
 電源端子3は、図示しない直流電源に接続される端子である。具体的には、電源端子3は、直流電源の正極側に接続される正極端子31と負極側に接続される負極端子32とを備える。
 回路部5は、第1半導体素子の一例であるトランジスタ51と、第2半導体素子の一例であるトランジスタ52と、2つのダイオード53,54とを含む。2つのトランジスタ51,52は、正極端子31と負極端子32との間に直列に接続される。ダイオード53は、トランジスタ51に逆並列に接続される。ダイオード54は、トランジスタ52に逆並列に接続される。
 トランジスタ51,52は、例えば、IGBTである。また、ダイオード53,54は、IGBTを保護するための還流ダイオードである。なお、トランジスタ51,52は、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)またはGTO(Gate Turn-Off)サイリスタなどであってもよい。
 入出力端子7は、負荷端子71と、制御端子72とを含む。負荷端子71は、モータ等の負荷に対して交流電力を出力するための出力端子である。負荷端子71は、2つのトランジスタ51,52の間の接続ノードに接続される。制御端子72は、トランジスタ51,52を駆動させるための駆動信号が入力される入力端子である。
 上記のように構成された半導体モジュール1は、制御端子72から入力される駆動信号に従って2つのトランジスタ51,52を交互にオンすることにより、正極端子31と負極端子32との間に入力された直流電力を交流電力に変換して負荷端子71から出力する。なお、2つの半導体モジュール1を並列に接続した場合、単相交流電力を生成することができ、3つの半導体モジュール1を並列に接続した場合には、3相交流電力を生成することができる。3相交流電力を生成する半導体モジュールについては、第2実施形態において説明する。
<第1実施形態に係る半導体モジュールの構造>
 次に、図2および図3を参照して、第1実施形態に係る半導体モジュール1の構造について説明する。図2は、第1実施形態に係る半導体モジュール1の斜視図である。図3は、第1実施形態に係る半導体モジュール1の分解斜視図である。
 図2に示すように、半導体モジュール1は、第1基板8と、第1基板8に対して対向配置される第2基板9と、第1基板8および第2基板9間を支持する導電性板10とを備える。第1基板8は、第2基板9に面する面とは反対側の面に冷却板41が設けられる。第2基板9は、第1基板8に面する面とは反対側の面に冷却板42が設けられる。冷却板41,42は、例えば、銅板である。冷却板41,42は、放熱性を有する材料であれば、銅以外のアルミニウムや、銅やアルミニウムを主成分とする材料によって構成されてもよい。
 第1基板8および第2基板9は、対向配置された状態で冷却板41,42が外部に露出し、正極端子31、負極端子32、負荷端子71、および制御端子72が外部に突出するように封止樹脂4によって樹脂封止される。
 これにより、半導体モジュール1は、内部で発生する熱を上下両面に設けられる冷却板41,42から外部へ放出することによって、封止樹脂4の内部を効率的に冷却することができる。
 また、図3に示すように、第1基板8は、第2基板9に面する一方の主面に、少なくとも1つのトランジスタ51と、第1電極82と、ダイオード53とが配置される。第1電極82は、トランジスタ51に接続される。
 第2基板9は、第1基板8におけるトランジスタ51および第1電極82が配置された主面に面する主面に、少なくとも1つのトランジスタ52と、第2電極92と、ダイオード54とが配置される。第2電極92は、トランジスタ52に接続される。
 導電性板10は、アーチ形状をした板体である。導電性板10は、アーチの両端部において第1電極82に当接し、アーチの中央部において第2電極92に当接することによって、第1基板8および第2基板9間を支持するとともに、第1電極82および第2電極92間を電気的に接続する。
 これにより、半導体モジュール1は、図3に太線矢印および太点線矢印で示されるように、正極端子31から、トランジスタ52、第2電極92、導電性板10、第1電極82、およびトランジスタ51を経由して負極端子32へ至る電流経路が形成される。
 また、導電性板10は、例えば、銅板をプレス加工することによって形成される。そして、導電性板10は、可撓性を有する板バネである。これにより、導電性板10は、例えば、第1基板8および第2基板9に形状のバラツキがあっても、対向配置された第1基板8および第2基板9が厚さ方向に押圧されることによって弾性変形するので、確実に第1電極82と第2電極92とを電気的に接続できる。
 次に、図4を参照して、第1実施形態に係る半導体モジュール1の断面構造について、より具体的に説明する。図4は、第1実施形態に係る半導体モジュール1の模式的な断面図である。なお、図4では、第1基板8が配置されるベース板、第2基板9が配置されるベース板、および各ベース板に貼合される冷却板41,42、および封止樹脂4の図示を省略している。
 図4に示すように、半導体モジュール1は、対向配置される第1基板8と第2基板9とを備える。これにより、半導体モジュール1は、第1基板8と第2基板9とが同一平面上に平置きされる場合と比べて占有面積を低減でき、占有面積の縮小が可能となる。
 また、第1基板8は、絶縁基板80と、銅パターン81A,81Bと、銅板83とを含む。絶縁基板80は、例えば、アルミナまたは窒化シリコンなどの絶縁体によって構成される基板である。銅パターン81A,81Bは、絶縁基板80における第2基板9と対向する側の主面に設けられる。銅パターン81Aは、第1電極82を含む。第1電極82は、第1基板8における縁部84に設けられる。銅板83は、絶縁基板80における銅パターン81A,81Bが設けられる側の主面とは反対側の主面に設けられる。
 銅パターン81Aの表面には、トランジスタ51およびダイオード53が配置される。トランジスタ51および銅パターン81Aは、例えば、はんだなどの接続部材を介して電気的に接続される。また、銅パターン81Aは、第1基板8における縁部84において負荷端子71に電気的に接続される。銅パターン81Aおよび負荷端子71は、はんだによって接続されてもよいが、好ましくは超音波接合によって接続される。
 銅パターン81Bは、第1基板8における縁部において負極端子32と電気的に接続される。銅パターン81Bおよび負極端子32は、はんだによって接続されてもよいが、好ましくは超音波接合によって接続される。また、トランジスタ51および銅パターン81Bは、バスバー20によって電気的に接続される。
 バスバー20およびトランジスタ51は、はんだなどの接続部材によって電気的に接続される。バスバー20および銅パターン81Bは、特に限定されないが、例えば、はんだによる接続や超音波接合によって接続される。
 また、第2基板9は、絶縁基板90と、銅パターン91A,91Bと、銅板93とを含む。絶縁基板90は、例えば、アルミナまたは窒化シリコンなどの絶縁体によって構成される基板である。銅パターン91A,91Bは、絶縁基板90における第1基板8と対向する側の主面に設けられる。銅パターン91Aは、第2電極92を含む。銅板93は、絶縁基板90における銅パターン91A,91Bが設けられる側の主面とは反対側の主面に設けられる。
 銅パターン91Bの表面には、トランジスタ52およびダイオード54が配置される。トランジスタ52および銅パターン91Bは、例えば、はんだなどの接続部材を介して電気的に接続される。また、銅パターン91Bは、第2基板9における縁部において正極端子31に電気的に接続される。銅パターン91Bおよび正極端子31は、はんだによって接続されてもよいが、好ましくは超音波接合によって接続される。
 導電性板10は、第1固定支持面11と、第2固定支持面12とを備える。第1固定支持面11は、第1電極82に当接して第1基板8を支持する。第1固定支持面11および第1電極82は、はんだによって接続されてもよいが、好ましくは超音波接合によって接続される。
 第2固定支持面12は、第2電極92に当接して第2基板9を支持する。第2固定支持面12および第2電極92は、はんだ、または、超音波接合によって接続される。これにより、導電性板10は、第1基板8および第2基板9間を支持するとともに、第1電極82および第2電極92間を電気的に接続できる。
 さらに、導電性板10は、第2電極92とトランジスタ52とを電気的に接続する。トランジスタ52および導電性板10は、例えば、はんだなどの接続部材を介して電気的に接続される。
 これにより、半導体モジュール1は、正極端子31から、銅パターン91B、トランジスタ52、第2電極92、導電性板10、第1電極82、銅パターン81A、トランジスタ51、バスバー20、銅パターン81Bを経由して負極端子32へ至る電流経路が形成される。また、半導体モジュール1は、正極端子31から、銅パターン91B、トランジスタ52、第2電極92、導電性板10および第1電極82を経由して負荷端子71へ至る電流経路が形成される。
 また、第1基板8は、第2基板9よりも面積が大きい。そして、第2固定支持面12は、第2基板9の縁部に設けられる第2電極92に当接する。第1固定支持面11は、第1基板8および第2基板9における主面の法線方向において第2基板9と重ならない第1基板8の縁部84に設けられる第1電極82に当接する。
 これにより、半導体モジュール1の製造工程において、導電性板10が取り付けられた第2基板9を第1基板8に対向配置したときに、導電性板10の第1固定支持面11を当接させる第1電極82の位置が鉛直上方から視認可能な状態になる。したがって、第1基板8に第2基板9を積層する工程において、導電性板10の第1固定支持面11と、第1基板8の第1電極82との位置合わせが容易になる。
 さらに、第2基板9が干渉することなく、超音波接合時の接合ツールを、第1固定支持面11の直上にある導電性板10に押し当てることが可能になり、超音波接合ができるようになる。なお、第1固定支持面11は、1つの第1基板8に対して複数個所に設けられてもよい。また、第2固定支持面12は、1つの第2基板9に対して複数個所に設けられてもよい。
<第1実施形態の変形例に係る半導体モジュールの構造>
 次に、図5を参照して、第1実施形態の変形例に係る半導体モジュール1Aについて説明する。図5は、第1実施形態の変形例に係る半導体モジュール1Aの模式的な断面図である。変形例に係る半導体モジュール1Aは、第1基板8と第2基板9との間に絶縁層6をさらに備える構成が図4に示す半導体モジュール1とは異なる。
 具体的には、絶縁層6は、バスバー20におけるトランジスタ51に当接する側の面とは反対側の面と、導電性板10におけるトランジスタ52に当接する側の面とは反対側の面との間に挿入される。これにより、変形例に係る半導体モジュール1Aは、トランジスタ51,52から発生する熱を絶縁層6によって吸収することにより、トランジスタ51,52を効率的に冷却できる。
 絶縁層6は、伝熱性導体を内包した絶縁基板である。絶縁層6は、例えば、銅またはアルミニウムなどの吸熱性に優れた金属製の伝熱性導体61の表面が絶縁皮膜62によって被覆された絶縁基板である。伝熱性導体61の熱伝導性は、20[W/m・K]以上であり、好ましくは、100[W/m・K]以上である。また、絶縁皮膜62は、有機物であってもよい。絶縁皮膜62の膜厚は、100[μm]以下であることが望ましい。
 なお、伝熱性導体61は、金属に限定されない。例えば、伝熱性導体61は、CFRP(グラファイト繊維の入った熱硬化樹脂)、CFRTP(グラファイト繊維の入った熱可塑樹脂)、または伝熱性導電粒子を含むバインダー樹脂であってもよい。伝熱性導電粒子は、例えば、銀、銅、アルミニウム、ダイヤモンド、およびカーボンナノフィラーのうち、少なくともいずれか一つを含む。
 次に、図6を参照して、第1実施形態に係る半導体モジュール1が備える電極の配置について説明する。図6は、第1実施形態に係る半導体モジュール1の側面図である。図6に示すように、第1基板8に接続されて封止樹脂4の外部に突出する電極と、第2基板9に接続されて封止樹脂4の外部に突出する電極とを備える。
 第1基板8に接続される電極は、一端が第1半導体素子に接続されて第1基板8における第1半導体素子が配置される主面の高さ位置から、その主面の面方向に延伸して他端が封止樹脂4の外部に突出する。例えば、第1基板8に接続される電極は、負荷端子71および負極端子32などである。
 また、第2基板9に接続される電極は、一端が第2半導体素子に接続されて第2基板9における第2半導体素子が配置される主面の高さ位置から、第1基板8に接続される電極と同じ方向に延伸して他端が封止樹脂4の外部に突出する。第2基板9に接続される電極は、例えば、制御端子72および正極端子31などである。
 このように、半導体モジュール1では、負荷端子71および負極端子32と、制御端子72および正極端子31とが、鉛直方向における高さ位置の異なる平面上に配置される。これにより、半導体モジュール1は、例えば、負荷端子71、負極端子32、制御端子72、および正極端子31が同一平面上に配置される場合に比べて、封止樹脂4から突出する電極部分も含めて全体の占有面積を縮小できる。
<第1実施形態に係る半導体モジュールの製造方法>
 次に、半導体モジュール1の製造方法について説明する。半導体モジュール1を製造する場合には、まず、冷却板41が貼合された第1基板8の一方の主面に、第1半導体素子の一例であるトランジスタ51を配置する。そして、第1基板8の一方の主面に、第1電極82を配置して第1電極82とトランジスタ51とを接続する。さらに、第1基板8の一方の主面に、ダイオード53を配置してダイオード53とトランジスタ51とを接続する。
 続いて、冷却板42が貼合された第2基板9の一方の主面に、第2半導体素子の一例であるトランジスタ52を配置する。そして、第2基板9の一方の主面に、第2電極92を配置して第2電極92とトランジスタ52とを接続する。さらに、第2基板9の一方の主面に、ダイオード54を配置してダイオード54とトランジスタ52とを接続する。
 その後、トランジスタ51、ダイオード53、および第1電極82が配置された一方の主面と、トランジスタ52、ダイオード54、および第2電極92が配置された一方の主面とが向い合うように第1基板8および第2基板9を対向配置する。
 そして、第1基板8に第2基板9を積層し、第1基板8および第2基板9を厚さ方向に押圧し、導電性板10によって第1基板8および第2基板9間を支持するとともに、導電性板10によって第1電極82および第2電極92間を電気的に接続する。
 最後に、冷却板41,42が外部に露出し、正極端子31、負極端子32、負荷端子71、および制御端子72が外部に突出するように、第1基板8および第2基板9を封止樹脂4によって樹脂封止することによって、図1に示す半導体モジュール1が完成する。
<第2実施形態>
<第2実施形態に係る半導体モジュールの回路構成>
 次に、図7を参照して、第2実施形態に係る半導体モジュール1Bを備える電力変換装置100について説明する。図7は、第2実施形態に係る半導体モジュール1Bを備える電力変換装置100の回路構成を示す図である。
 図7に示すように、電力変換装置100は、直流電源200と負荷400との間に接続される。直流電源200は、例えば、バッテリ(蓄電池)である。なお、直流電源200は、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、太陽電池、燃料電池、DC-DCコンバータ、AC-DCコンバータ、キャパシタなどであってもよい。負荷400は、例えば、3相モータである。電力変換装置100は、直流電源200から供給される直流電力を3相の交流電力に変換して負荷400に供給する。
 電力変換装置100は、コンデンサ300と、半導体モジュール1Bと、駆動回路500と、制御回路550とを含む。コンデンサ300は、半導体モジュール1Bと直流電源200との間に並列に接続される。コンデンサ300は、例えばフィルムコンデンサである。コンデンサ300は、直流電源200から入力される電源電圧を平滑化する。
 半導体モジュール1Bは、並列に接続された3つの回路部5U,5V,5Wを備える。各回路部5U,5V,5Wは、図1に示した回路部5と同様の回路である。隣り合う回路部5U,5V,5Wは、互いの正極端子31同士および負極端子32同士で接続される。このように並列に接続された3つの回路部5U,5V,5Wは、3相ブリッジ回路を構成する。
 回路部5Uの負荷端子71Uは、負荷400のU相のコイルに接続される。回路部5Vの負荷端子71Vは、負荷400のV相のコイルに接続される。回路部5Wの負荷端子71Wは、負荷400のW相のコイルに接続される。
 半導体モジュール1Bは、駆動回路500から供給される駆動信号に従って複数のトランジスタ51,52をオンおよびオフさせることにより、直流電源200から供給される直流電力を3相の交流電力に変換して負荷400に供給する。駆動回路500は、制御回路550から出力される制御信号に基づいて、トランジスタ51,52をオン状態にする駆動信号およびトランジスタ51,52をオフ状態にする駆動信号を制御端子72経由でトランジスタ51,52に供給する。
 一例として、電力変換装置100は、車両の車輪を回転させる3相モータに対して3相の交流電力を供給するインバータとして用いられる。この場合、直流電源200は、一例として、車両に搭載されたバッテリである。なお、電力変換装置100は、上記の用途に限定されない。
<第2実施形態に係る半導体モジュールの構造>
 次に、図8を参照して、第2実施形態に係る半導体モジュール1Bの構造について説明する。図8は、第2実施形態に係る半導体モジュール1Bの斜視図および分解斜視図である。図8における中央には、半導体モジュール1Bの斜視図を示している。
 図8における左側には、半導体モジュール1Bを上下に分解した下側の第1ベース板8Aおよび第1ベース板8A上に配置される構成要素の斜視図を示している。図8における右側には、半導体モジュール1Bを上下に分解した上側の表裏反転させた第2ベース板9Aおよび第2ベース板9A上に配置される構成要素の斜視図を示している。
 図8に示すように、第1ベース板8Aは、一方の主面に第1基板8が3枚配置される。第1基板8上には、図3に示したものと同一の構成要素が配置される。つまり、各第1基板8には、第1半導体素子の一例であるトランジスタ51と、トランジスタ51に接続された第1電極82と、ダイオード53とが配置される。
 また、第2ベース板9Aは、第1ベース板8Aに対して対向配置される。第2ベース板9Aは、第1基板8におけるトランジスタ51および第1電極82などが配置された主面に面する方の主面に、第2基板9が3枚配置される。第2基板9上には、図3に示したものと同一の構成要素が配置される。つまり、各第2基板9には、第2半導体素子の一例であるトランジスタ52と、トランジスタ52に接続された第2電極92と、ダイオード54とが配置される。
 また、半導体モジュール1Bは、導電性板10を備える。導電性板10は、図3に示す導電性板10と同一のものである。導電性板10は、各第2基板9に取付けられる。各導電性板10は、第1基板8および第2基板9間を支持するとともに、第1電極82および第2電極92間を電気的に接続する。そして、負荷端子71Uは、負荷400のU相に接続される。負荷端子71Vは、負荷400のV相に接続される。負荷端子71Wは、負荷400のW相に接続される。
 このように、半導体モジュール1Bは、互いに対向する第1ベース板8Aに配置される1つのトランジスタ51と第2ベース板9Aに配置される1つのトランジスタ52とが相毎に設けられる。半導体モジュール1Bでは、相の数はUVWの3相である。そして、各導電性板10は、3相の相毎に第1電極82および第2電極92間を電気的に接続する。
 半導体モジュール1Bによれば、1枚のベース板上に1つのトランジスタ51が配置された第1基板8と、1つのトランジスタ52が配置された第2基板9とが3枚ずつ平置き配置される場合に比べて、専有面積を縮小できる。
 また、第2実施形態においても、第1基板8は、第2基板9よりも面積が大きい。そして、導電性板10の第2固定支持面12は、第2基板9の縁部に設けられる第2電極92に当接する。導電性板10の第1固定支持面11は、第1基板8および第2基板9における主面の法線方向において第2基板9と重ならない第1基板8の縁部84に設けられる第1電極82に当接する。
 これにより、半導体モジュール1Bの製造工程において、導電性板10が取り付けられた第2基板9を第1基板8に対向配置したときに、導電性板10の第1固定支持面11を当接させる第1電極82の位置が鉛直上方から視認可能な状態になる。したがって、第1基板8に第2基板9を積層する工程において、導電性板10の第1固定支持面11と、第1基板8の第1電極82との位置合わせが容易になる。
<第2実施形態の変形例に係る半導体モジュールの構造>
 次に、図9を参照して、第2実施形態の変形例に係る半導体モジュール1Cについて説明する。図9は、第2実施形態の変形例に係る半導体モジュール1Cの斜視図および分解斜視図である。図9における中央には、半導体モジュール1Cの斜視図を示している。
 図9における左側には、半導体モジュール1Cを上下に分解した下側の第1ベース板8Aおよび第1ベース板8A上に配置される構成要素の斜視図を示している。図9における右側には、半導体モジュール1Cを上下に分解した上側の表裏反転させた第2ベース板9Aおよび第2ベース板9A上に配置される構成要素の斜視図を示している。
 図9に示すように、半導体モジュール1Cは、第1基板8上におけるトランジスタ51、ダイオード53、制御端子72、および負極端子32の配置と、第2基板9に取付けられる導電性板10Aの形状とが、図8に示す半導体モジュール1Bと異なる。
 図8に示す導電性板10がアーチ形状の板体であったのに対して、変形例に係る導電性板10Aは、階段形状をした板体である。具体的には、導電性板10Aは、図8に示すアーチ形状をした導電性板10から、一方の第1固定支持面11の部分と、一方の第1固定支持面11からアーチ中央までの接続部分とを除外した形状になっている。
 そして、導電性板10Aは、階段状をした板体の一端部において、第1基板8の第1電極82に当接し、他端部において第2基板9の第2電極92に当接する。導電性板10Aは、材料として使用される導電性部材の量が図8に示す導電性板10に比べて少なくて済むため、製造コストの低減が可能になる。
 また、第2実施形態の変形例においても、第1基板8は、第2基板9よりも面積が大きい。そして、導電性板10Aの第2固定支持面12は、第2基板9の縁部に設けられる第2電極92に当接する。導電性板10Aの第1固定支持面11は、第1基板8および第2基板9における主面の法線方向において第2基板9と重ならない第1基板8の縁部84に設けられる第1電極82に当接する。
 これにより、半導体モジュール1Cの製造工程において、導電性板10Aが取り付けられた第2基板9を第1基板8に対向配置したときに、導電性板10Aの第1固定支持面11を当接させる第1電極82の位置が鉛直上方から視認可能な状態になる。したがって、第1基板8に第2基板9を積層する工程において、導電性板10Aの第1固定支持面11と、第1基板8の第1電極82との位置合わせが容易になる。
<第3実施形態>
<第3実施形態に係る半導体モジュールの構造>
 次に、図10を参照して、第3実施形態に係る半導体モジュール1Dの構造について説明する。図10は、第3実施形態に係る半導体モジュール1Dの斜視図および分解斜視図である。図10における中央には、半導体モジュール1Dの斜視図を示している。
 図10における左側には、半導体モジュール1Dを上下に分解した下側の第1ベース板8Bおよび第1ベース板8B上に配置される構成要素の斜視図を示している。図10における右側には、半導体モジュール1Dを上下に分解した上側の表裏反転させた第2ベース板9Bおよび第2ベース板9B上に配置される構成要素の斜視図を示している。
 第1ベース板8B上には、UVWの各相に対して、3枚の第1基板8Cが配置される。各第1基板8Cには、それぞれ6つずつのトランジスタ51およびダイオード53が配置される。つまり、第1ベース板8B上には、18のトランジスタ51と、18のダイオード53が配置される。
 また、第2ベース板9B上には、UVWの各相に対して、3枚の第2基板9Cが配置される。各第2基板9Cには、それぞれ6つずつのトランジスタ52およびダイオード54が配置される。つまり、第2ベース板9B上には、18のトランジスタ52と、18のダイオード54が配置される。
 また、半導体モジュール1Dの導電性板10Bは、アーチ形状をした板体である。導電性板10Bは、UVWの相毎に設けられる。導電性板10Bは、第2ベース板9Bの長手方向を横切るように配置される。
 導電性板10Bは、アーチの両端部において第1基板8Cの縁部に配置される第1電極82に当接し、第2基板9Cの縁部に配置される第2電極92に当接することによって、第1基板8Cおよび第2基板9C間を支持するとともに、第1電極82および第2電極92間を電気的に接続する。
 半導体モジュール1Dは、第2実施形態の半導体モジュール1B,1Cに比べて、6倍の数のトランジスタ51,52を備えるため、負荷400に供給する電流を増加できる。
 また、第3実施形態においても、第1基板8Cは、第2基板9Cよりも面積が大きい。そして、導電性板10Bの第2固定支持面12は、第2基板9Cの縁部に設けられる第2電極92に当接する。導電性板10Bの第1固定支持面11は、第1基板8Cおよび第2基板9Cにおける主面の法線方向において第2基板9Cと重ならない第1基板8Cの縁部84に設けられる第1電極82に当接する。
 これにより、半導体モジュール1Dの製造工程において、導電性板10Bが取り付けられた第2基板9Cを第1基板8Cに対向配置したときに、導電性板10Bの第1固定支持面11を当接させる第1電極82の位置が鉛直上方から視認可能な状態になる。したがって、第1基板8Cに第2基板9Cを積層する工程において、導電性板10Bの第1固定支持面11と、第1基板8Cの第1電極82との位置合わせが容易になる。
 1,1A,1B,1C,1D 半導体モジュール
 3 電源端子
 31 正極端子
 32 負極端子
 4 封止樹脂
 5,5U,5V,5W 回路部
 6 絶縁層
 61 伝熱性導体
 62 絶縁皮膜
 7 入出力端子
 71,71U,71V,71W 負荷端子
 72 制御端子
 8,8C 第1基板
 8A,8B 第1ベース板
 9,9C 第2基板
 9A,9B 第2ベース板
 10,10A,10B 導電性板
 11 第1固定支持面
 12 第2固定支持面
 20 バスバー
 41,42 冷却板
 51,52 トランジスタ
 53,54 ダイオード
 80,90 絶縁基板
 81A,81B,91A,91B 銅パターン
 82 第1電極
 92 第2電極
 83,93 銅板
 84 縁部
 100 電力変換装置
 200 直流電源
 300 コンデンサ
 400 負荷
 500 駆動回路
 550 制御回路

Claims (16)

  1.  一方の主面に少なくとも1つの第1半導体素子と前記第1半導体素子に接続された第1電極とが配置される第1基板と、
     前記第1基板に対して対向配置され、前記第1基板における前記第1半導体素子および前記第1電極が配置された主面に面する方の主面に、少なくとも1つの第2半導体素子と前記第2半導体素子に接続された第2電極とが配置される第2基板と、
     前記第1基板および前記第2基板間を支持するとともに、前記第1電極および前記第2電極間を電気的に接続する導電性板とを備える
     ことを特徴とする半導体モジュール。
  2.  前記第1半導体素子は、
     トランジスタを含み、
     前記第2半導体素子は、
     トランジスタを含む
     ことを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。
  3.  前記第1基板に設けられ、前記第1半導体素子に含まれる前記トランジスタに逆並列に接続されたダイオードをさらに備え、
     前記第2基板に設けられ、前記第2半導体素子に含まれる前記トランジスタに逆並列に接続されたダイオードをさらに備える
     ことを特徴とする請求項2に記載の半導体モジュール。
  4.  互いに対向する前記第1半導体素子と前記第2半導体素子とが相毎に設けられ、
     前記相の数は3相であり、
     前記導電性板は、
     前記3相の相毎に前記第1電極および前記第2電極間を電気的に接続する
     ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の半導体モジュール。
  5.  一方の主面に第1半導体素子と前記第1半導体素子に接続された第1電極とが配置される第1基板が3枚配置される第1ベース板と、
     前記第1ベース板に対して対向配置され、前記第1基板における前記第1半導体素子および前記第1電極が配置された主面に面する方の主面に第2半導体素子と前記第2半導体素子に接続された第2電極とが配置される第2基板が3枚配置される第2ベース板と、
     前記第1基板および前記第2基板間を支持するとともに、前記第1電極および前記第2電極間を電気的に接続する導電性板とを備える
     ことを特徴とする半導体モジュール。
  6.  互いに対向する前記第1ベース板に配置される1つの前記第1半導体素子と前記第2ベース板に配置される1つの前記第2半導体素子とが相毎に設けられ、
     前記相の数は3相であり、
     前記導電性板は、
     前記3相の相毎に前記第1電極および前記第2電極間を電気的に接続する
     ことを特徴とする請求項5に記載の半導体モジュール。
  7.  前記導電性板は、
     可撓性を有する板バネである
     ことを特徴とする請求項1~6のいずれか一つに記載の半導体モジュール。
  8.  前記導電性板は、
     前記第1電極に当接して前記第1基板を支持する第1固定支持面と、
     前記第2電極に当接して前記第2基板を支持する第2固定支持面とを備える
     ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一つに記載の半導体モジュール。
  9.  前記第1基板は、
     前記第2基板よりも面積が大きく、
     前記第2固定支持面は、
     前記第2基板の縁部に設けられる前記第2電極に当接し、
     前記第1固定支持面は、
     前記第1基板および前記第2基板における主面の法線方向において前記第2基板と重ならない前記第1基板の縁部に設けられる前記第1電極に当接する
     ことを特徴とする請求項8に記載の半導体モジュール。
  10.  前記導電性板は、
     階段形状をした板体であり、前記板体の一端部において前記第1電極に当接し、他端部において前記第2電極に当接する
     ことを特徴とする請求項9に記載の半導体モジュール。
  11.  前記導電性板は、
     アーチ形状をした板体であり、前記板体の両端部において前記第1電極に当接し、前記板体の中央部において前記第2電極に当接する
     ことを特徴とする請求項9に記載の半導体モジュール。
  12.  前記第1基板および前記第2基板を封止する封止樹脂と、
     一端が前記第1半導体素子に接続されて前記第1基板における前記第1半導体素子が配置される主面の高さ位置から当該主面の面方向に延伸して他端が前記封止樹脂の外部に突出する電極と、
     一端が前記第2半導体素子に接続されて前記第2基板における前記第2半導体素子が配置される主面の高さ位置から前記電極と同じ方向に延伸して他端が前記封止樹脂の外部に突出する電極とを備える
     ことを特徴とする請求項1~11のいずれか一つに記載の半導体モジュール。
  13.  前記第1基板と前記第2基板との間に絶縁層を備える
     ことを特徴とする請求項1~12のいずれか一つに記載の半導体モジュール。
  14.  前記絶縁層は、
     伝熱性導体を内包した絶縁基板である
     ことを特徴とする請求項13に記載の半導体モジュール。
  15.  請求項1~14のいずれか一つに記載の半導体モジュールを備える
     ことを特徴とする電力変換装置。
  16.  第1基板の一方の主面に、第1半導体素子と前記第1半導体素子に接続された第1電極とを配置し、
     第2基板の一方の主面に、第2半導体素子と前記第2半導体素子に接続された第2電極とを配置し、
     前記一方の主面同士が向い合うように前記第1基板および前記第2基板を対向配置し、
     導電性板によって前記第1基板および前記第2基板間を支持するとともに、前記導電性板によって前記第1電極および前記第2電極間を電気的に接続することを含む
     ことを特徴とする半導体モジュールの製造方法。
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