WO2023021638A1 - 室内機、および空気調和機 - Google Patents

Abstract

本開示に係る室内機の一つの態様は、空気調和機の室内機であって、電気集塵機と、電気集塵機が固定された支持部材と、を備え、電気集塵機は、集塵部を有する電気集塵機本体と、集塵部を第１方向の第１側から覆う集塵部カバーと、を有し、電気集塵機本体は、第１爪部を有し、支持部材は、第１方向と交差する第２方向において集塵部カバーと対向して配置された第１対向壁部を有し、集塵部カバーは、第１爪部に対して、第１側と反対の第２側から係合する第２爪部と、第２方向において第１対向壁部と対向して配置された第２対向壁部と、を有し、第２爪部は、第２方向において第２対向壁部が位置する側から第１爪部の第２側に差し込まれて第１爪部に係合されており、第１対向壁部と第２対向壁部との間の第２方向の距離は、第１爪部と第２爪部との第２方向における係合幅よりも小さい。

Description

室内機、および空気調和機

　本開示は、室内機、および空気調和機に関する。

　例えば、特許文献１には、電気集塵方式の空気清浄装置が設けられた空気調和機が記載されている。特許文献１の空気調和機においては、コロナ放電部への手指の差込みを防止する保護カバーが設けられている。

特開２００４－６９２１２号公報

　特許文献１の空気調和機において保護カバーは、メンテナンス性を向上させるために、着脱容易に取り付けられている。しかしながら、この場合、作業者が集塵部の清掃などを行う際に、作業者が誤った手順で保護カバーを外す、または意図せずに保護カバーが外れるなどの不具合が生じる恐れがあった。

　本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、電気集塵機の集塵部を覆う集塵部カバーが誤って外れることを抑制できる構造を有する室内機、およびそのような室内機を備える空気調和機を提供することを目的とする。

　本開示に係る室内機の一つの態様は、空気調和機の室内機であって、電気集塵機と、前記電気集塵機が固定された支持部材と、を備え、前記電気集塵機は、集塵部を有する電気集塵機本体と、前記集塵部を第１方向の第１側から覆う集塵部カバーと、を有し、前記電気集塵機本体は、第１爪部を有し、前記支持部材は、前記第１方向と交差する第２方向において前記集塵部カバーと対向して配置された第１対向壁部を有し、前記集塵部カバーは、前記第１爪部に対して、前記第１側と反対の第２側から係合する第２爪部と、前記第２方向において前記第１対向壁部と対向して配置された第２対向壁部と、を有し、前記第２爪部は、前記第２方向において前記第２対向壁部が位置する側から前記第１爪部の前記第２側に差し込まれて前記第１爪部に係合されており、前記第１対向壁部と前記第２対向壁部との間の前記第２方向の距離は、前記第１爪部と前記第２爪部との前記第２方向における係合幅よりも小さい。

　本開示に係る空気調和機の一つの態様は、上記の室内機と、室外機と、を備える。

　本開示によれば、空気調和機の室内機において、電気集塵機の集塵部を覆う集塵部カバーが誤って外れることを抑制できる。

実施の形態における空気調和機の概略構成を示す模式図である。 実施の形態における室内機を示す斜視図である。 実施の形態における室内機を示す分解斜視図である。 実施の形態における空気清浄デバイスを示す斜視図である。 図４のV－V断面における空気清浄デバイスの一部を示す断面図である。 実施の形態における空気清浄デバイスの一部を下側から見た図である。 実施の形態における電気集塵機を示す分解斜視図である。 実施の形態における電気集塵機本体および集塵部カバーを示す分解斜視図である。 実施の形態における集塵部カバーを電気集塵機本体に取り付ける手順の一部を示す部分断面図である。

　以下、図面を参照しながら、本開示の実施の形態について説明する。なお、本開示の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、各構造における縮尺および数などを、実際の構造における縮尺および数などと異ならせる場合がある。

　また、図面には、適宜、Ｘ軸、Ｙ軸、およびＺ軸を示している。Ｘ軸は、水平方向のうちの一方向を示している。Ｙ軸は、水平方向のうちの他の一方向を示している。Ｚ軸は、鉛直方向を示している。以下の説明においては、Ｘ軸に沿った水平方向を“第１水平方向Ｘ”と呼び、Ｙ軸に沿った水平方向を“第２水平方向Ｙ”と呼び、鉛直方向を“鉛直方向Ｚ”と呼ぶ。第１水平方向Ｘ、第２水平方向Ｙ、および鉛直方向Ｚは、互いに直交する方向である。鉛直方向ＺのうちＺ軸の矢印が向く側（＋Ｚ側）は上側であり、鉛直方向ＺのうちＺ軸の矢印が向く側と逆側（－Ｚ側）は下側である。

　また、以下の説明においては、第１水平方向ＸのうちＸ軸の矢印が向く側（＋Ｘ側）を“第１水平方向一方側”と呼び、第１水平方向ＸのうちＸ軸の矢印が向く側と逆側（－Ｘ側）を“第１水平方向他方側”と呼ぶ。また、第２水平方向ＹのうちＹ軸の矢印が向く側（＋Ｙ側）を“第２水平方向一方側”と呼び、第２水平方向ＹのうちＹ軸の矢印が向く側と逆側（－Ｙ側）を“第２水平方向他方側”と呼ぶ。

　なお、以下の実施の形態において、鉛直方向Ｚは“第１方向”に相当し、第１水平方向Ｘは鉛直方向Ｚと交差する“第２方向”に相当する。また、上側は“第１側”に相当し、下側は“第２側”に相当する。

　図１は、本実施の形態における空気調和機１００の概略構成を示す模式図である。空気調和機１００は、冷媒３３が循環する冷凍サイクルを利用して室内の空気を調整可能である。図１に示すように、空気調和機１００は、室内機１０と、室外機２０と、循環経路部３０と、を備える。室内機１０は、室内に配置されている。室外機２０は、室外に配置されている。室内機１０と室外機２０とは、冷媒３３が循環する循環経路部３０によって互いに接続されている。循環経路部３０は、ガス冷媒配管３１と、液冷媒配管３２と、を有する。ガス冷媒配管３１および液冷媒配管３２は、それぞれ室内機１０と室外機２０とを繋いでいる。

　空気調和機１００は、循環経路部３０内を流れる冷媒３３と室内機１０が配置された室内の空気との間で熱交換を行うことによって、室内の空気の温度を調整可能である。冷媒３３としては、例えば、地球温暖化係数（ＧＷＰ：Ｇｌｏｂａｌ　Ｗａｒｍｉｎｇ　Ｐｏｔｅｎｔｉａｌ）が低いフッ素系冷媒、または炭化水素系冷媒などが挙げられる。

　室外機２０は、圧縮機２１と、四方弁２２と、室外熱交換器２３と、膨張弁２４と、を有する。室外熱交換器２３は、冷媒３３と室外の空気との間で熱交換を行う。図示は省略するが、室外機２０は、室外熱交換器２３に室外の空気を送る送風機を有する。

　圧縮機２１は、吸入した冷媒３３を圧縮して吐出する。なお、例えば、インバータ回路などを用いて圧縮機２１に供給される電流の周波数を任意に変化させることで、圧縮機２１から単位時間当たりに吐出される冷媒３３の量を変化させてもよい。

　四方弁２２は、循環経路部３０のうち圧縮機２１の吐出側に繋がる部分に設けられている。四方弁２２は、循環経路部３０の一部の経路を切り替えることで、循環経路部３０内を流れる冷媒３３の向きを反転させることができる。四方弁２２によって繋がれる経路が図１の四方弁２２に実線で示す経路である場合、冷媒３３は、循環経路部３０内を図１に実線の矢印で示す向きに流れる。一方、四方弁２２によって繋がれる経路が図１の四方弁２２に破線で示す経路である場合、冷媒３３は、循環経路部３０内を図１に破線の矢印で示す向きに流れる。

　膨張弁２４は、冷媒３３を減圧して膨張させる。膨張弁２４は、例えば、電子式膨張弁である。この場合、膨張弁２４の開度は、図示しない制御装置によって調整される。膨張弁２４の開度が調整されることにより、循環経路部３０を流れる冷媒３３の流量が調整される。

　室内機１０は、室内熱交換器１１を有する。室内熱交換器１１は、例えば、空調対象となる室内の空気と冷媒３３との間で熱交換を行う。図示は省略するが、室内機１０は、室内熱交換器１１に室内の空気を送る送風機を有する。室内機１０は、室内機１０が配置された室内の空気を冷やす冷房運転と、室内機１０が配置された室内の空気を暖める暖房運転とが可能である。

　室内機１０が冷房運転される場合、循環経路部３０内を流れる冷媒３３は、図１に実線の矢印で示す向きに流れる。つまり、室内機１０が冷房運転される場合、循環経路部３０内を流れる冷媒３３は、圧縮機２１、室外熱交換器２３、膨張弁２４、および室内熱交換器１１をこの順に通って圧縮機２１に戻るように循環する。冷房運転において、室外熱交換器２３は、凝縮器として機能し、冷媒３３を凝縮して液化させる。冷房運転において、室内熱交換器１１は、蒸発器として機能し、冷媒３３を蒸発させ気化させる。

　一方、室内機１０が暖房運転される場合、循環経路部３０内を流れる冷媒３３は、図１に破線で示す向きに流れる。つまり、室内機１０が暖房運転される場合、循環経路部３０内を流れる冷媒３３は、圧縮機２１、室内熱交換器１１、膨張弁２４、および室外熱交換器２３をこの順に通って圧縮機２１に戻るように循環する。暖房運転において、室外熱交換器２３は、蒸発器として機能し、冷媒３３を蒸発させ気化させる。暖房運転において、室内熱交換器１１は、凝縮器として機能し、冷媒３３を凝縮して液化させる。

　次に、本実施の形態の室内機１０について、さらに詳細に説明する。図２は、室内機１０を示す斜視図である。図３は、室内機１０を示す分解斜視図である。

　図２および図３に示すように、本実施の形態において室内機１０は、天井に埋め込まれて設置される天井埋め込み型の室内機である。室内機１０は、室内機本体１２と、室内機本体１２の下側に取り付けられた空気清浄デバイス４０と、空気清浄デバイス４０の下側に取り付けられた化粧パネル１３と、を備える。室内機本体１２は、鉛直方向Ｚに扁平な略四角柱状である。化粧パネル１３は、室内機本体１２との鉛直方向Ｚの間で空気清浄デバイス４０を挟んで配置されている。化粧パネル１３は、鉛直方向Ｚに見て、室内機本体１２および空気清浄デバイス４０よりも大きい。室内機本体１２および空気清浄デバイス４０は、室内機１０が設置される室内における天井に埋め込まれて設置されている。化粧パネル１３は、室内機１０が設置される室内に露出している。

　空気清浄デバイス４０は、室内機１０が設置される室内の空気から塵埃を除去し、室内の空気を清浄化する装置である。空気清浄デバイス４０は、室内機本体１２と化粧パネル１３との鉛直方向Ｚの間に設けられている。図４は、空気清浄デバイス４０を示す斜視図である。図４に示すように、空気清浄デバイス４０は、枠部材４１と、支持部材４２と、制御部４３と、電気集塵機５０と、を有する。

　枠部材４１は、鉛直方向Ｚに見て、第１水平方向Ｘおよび第２水平方向Ｙに沿った辺部を有する略正方形枠状である。鉛直方向Ｚに見て、枠部材４１の外形は、室内機本体１２の外形と同様である。枠部材４１の上面は、室内機本体１２の下面に固定されている。

　枠部材４１の内側は、室内の空気が吸い込まれる吸込口４１ａである。枠部材４１の下面には、複数の吹出口４１ｂが設けられている。吹出口４１ｂは、枠部材４１のうち第１水平方向Ｘに沿って延びる一対の辺部と第２水平方向Ｙに沿って延びる一対の辺部とに、それぞれ２つずつ設けられている。吹出口４１ｂからは、吸込口４１ａから吸い込まれた空気が室内に向かって吹き出される。吸込口４１ａおよび吹出口４１ｂは、下側に開口している。なお、吸込口４１ａおよび吹出口４１ｂの下側には、化粧パネル１３が配置されているが、化粧パネル１３のうち吸込口４１ａおよび吹出口４１ｂと対向する部分には空気を通過させる貫通穴が設けられている。

　支持部材４２は、金属製の板部材である。支持部材４２の板面は、鉛直方向Ｚを向いている。支持部材４２は、例えば、複数の部材によって構成されている。支持部材４２は、鉛直方向Ｚに見て、第１水平方向Ｘに長い略長方形状である。支持部材４２は、枠部材４１に固定されている。支持部材４２における第１水平方向Ｘの両端部は、吸込口４１ａの内縁のうち第１水平方向Ｘの両側に位置する部分にそれぞれ固定されている。支持部材４２には、支持部材４２を鉛直方向Ｚに貫通する貫通穴４２ｃが設けられている。

　図５は、図４のV－V断面における空気清浄デバイス４０の一部を示す断面図である。図６は、空気清浄デバイス４０の一部を下側から見た図である。図５に示すように、支持部材４２は、貫通穴４２ｃの第１水平方向他方側（－Ｘ側）に位置する支持壁部４２ａと、支持壁部４２ａの第１水平方向一方側（＋Ｘ側）の端部から上側に突出する第１対向壁部４２ｂと、を有する。支持壁部４２ａは、板面が鉛直方向Ｚを向く板状である。支持壁部４２ａには、支持壁部４２ａを鉛直方向Ｚに貫通する係合穴４２ｄが設けられている。

　第１対向壁部４２ｂは、貫通穴４２ｃの内縁部のうち第１水平方向他方側（－Ｘ側）に位置する部分から上側に突出している。第１対向壁部４２ｂは、板面が第１水平方向Ｘを向く板状である。第１対向壁部４２ｂは、鉛直方向Ｚと交差する第１水平方向Ｘにおいて後述する集塵部カバー８０と対向して配置されている。第１対向壁部４２ｂは、集塵部カバー８０の第１水平方向他方側に隙間を介して対向して配置されている。第１対向壁部４２ｂの上端部は、後述する集塵部カバー８０の上端部よりも上側に位置する。

　図６に示すように、支持部材４２は、貫通穴４２ｃの第１水平方向一方側（＋Ｘ側）に位置する固定壁部４２ｅを有する。固定壁部４２ｅは、板面が鉛直方向Ｚを向く板状である。固定壁部４２ｅには、第２水平方向Ｙに間隔を空けて配置された複数の雌ねじ穴４２ｆが設けられている。

　制御部４３は、電気集塵機５０を制御する。図４に示すように、制御部４３は、枠部材４１の内側、すなわち吸込口４１ａに配置されている。制御部４３は、支持部材４２の第２水平方向他方側（－Ｙ側）の縁部に固定されている。

　電気集塵機５０は、枠部材４１の内側、すなわち吸込口４１ａに配置されている。電気集塵機５０は、支持部材４２の下面に固定されている。本実施の形態において電気集塵機５０は、支持部材４２および枠部材４１を介して、室内機本体１２に取り付けられている。電気集塵機５０は、複数設けられている。本実施の形態において電気集塵機５０は、４つ設けられている。複数の電気集塵機５０は、第２水平方向Ｙに沿って１列に並んで配置されている。複数の電気集塵機５０のそれぞれは、第１水平方向Ｘに延びている。複数の電気集塵機５０のそれぞれは、貫通穴４２ｃを第１水平方向Ｘに跨いで配置されている。複数の電気集塵機５０は、互いに同じ種類の電気集塵機であり、互いに同様の構成である。

　図７は、電気集塵機５０を示す分解斜視図である。図７に示すように、電気集塵機５０は、電気集塵機本体６０と、電源部７０と、集塵部カバー８０と、固定部材９０と、を有する。

　電気集塵機本体６０は、第１水平方向Ｘに延びている。電気集塵機本体６０は、貫通穴４２ｃを第１水平方向Ｘに跨いで配置されている。図８は、電気集塵機本体６０および集塵部カバー８０を示す分解斜視図である。図８に示すように、電気集塵機本体６０は、第１水平方向Ｘに延びる略直方体箱状のケース６１と、ケース６１内に収容された集塵部６２と、を有する。ケース６１は、略直方体箱状の本体部６１ａと、本体部６１ａの第１水平方向他方側（－Ｘ側）の端部に設けられた第１係合部６１ｃと、本体部６１ａの第１水平方向一方側（＋Ｘ側）の端部に設けられた第２係合部６１ｇと、を有する。本体部６１ａのうち第１水平方向一方側の端部は、電源部７０に固定される被接続部６１ｄである。

　本体部６１ａは、上側に開口する開口部６１ｆを有する。開口部６１ｆは、被接続部６１ｄよりも第１水平方向他方側（－Ｘ側）に位置する。開口部６１ｆは、第１水平方向Ｘに延びている。開口部６１ｆは、第１水平方向Ｘに並んで２つ設けられている。図７に示すように、本体部６１ａの下側の壁部には、複数の通風穴６１ｅが設けられている。複数の通風穴６１ｅの大きさは、室内機１０に対して作業を行う作業者等の手指が入らない程度の大きさである。

　第１係合部６１ｃは、本体部６１ａのうち第１水平方向他方側（－Ｘ側）の端部における上端部から第１水平方向他方側に突出している。第１係合部６１ｃの第１水平方向他方側の端部は、電気集塵機５０の第１水平方向他方側の端部である。図５に示すように、第１係合部６１ｃは、係合穴４２ｄに下側から挿入されて、支持壁部４２ａの上面のうち係合穴４２ｄの第１水平方向他方側に位置する部分に上側から引っ掛かっている。これにより、電気集塵機５０の第１水平方向他方側の端部が支持部材４２に引っ掛けられて保持されている。

　図８に示すように、第２係合部６１ｇは、本体部６１ａのうち第１水平方向一方側（＋Ｘ側）の端部における上端部から第１水平方向一方側に突出している。第２係合部６１ｇの第１水平方向一方側の端部は、電気集塵機本体６０の第１水平方向一方側の端部である。

　集塵部６２は、２つの開口部６１ｆを介して、電気集塵機本体６０の上側に露出している。集塵部６２には、貫通穴４２ｃを通過する空気の一部が鉛直方向Ｚに通過可能となっている。吸込口４１ａに吸い込まれる空気の一部は、複数の通風穴６１ｅからケース６１の内部に流入し、集塵部６２を鉛直方向Ｚに通過して開口部６１ｆからケース６１の外部に排出される。

　集塵部６２は、電源部７０からの電力によって放電を発生させる図示しない放電部と、電源部７０からの電力によって静電気力を発生させる電極部６２ａと、を有する。集塵部６２は、放電部の放電によって集塵部６２を通過する空気中の塵埃を帯電させる。集塵部６２は、放電によって帯電させた塵埃を静電気力によって電極部６２ａに付着させることで、集塵部６２を通過する空気中の塵埃を捕捉する。また、集塵部６２の放電部に生じる放電によって、集塵部６２を通過する空気中に含まれる細菌やウイルスなどを不活化できる。これらにより、電気集塵機５０は、集塵部６２を通過する空気を清浄化できる。電極部６２ａは、図示しない放電部の上側に位置する。電極部６２ａは、開口部６１ｆを介してケース６１の上側に露出している。

　電気集塵機本体６０は、第１爪部６３を有する。本実施の形態において第１爪部６３は、ケース６１に設けられている。第１爪部６３は、ケース６１の本体部６１ａから上側に突出している。本実施の形態において第１爪部６３は、複数設けられている。複数の第１爪部６３は、２つの第１爪部６３ａと、２つの第１爪部６３ｂと、を含む。

　２つの第１爪部６３ａは、本体部６１ａの上面のうち第２水平方向他方側（－Ｙ側）の縁部に、第１水平方向Ｘに間隔を空けて設けられている。２つの第１爪部６３ｂは、本体部６１ａの上面のうち第２水平方向一方側（＋Ｙ側）の縁部に、第１水平方向Ｘに間隔を空けて設けられている。各第１爪部６３ａと各第１爪部６３ｂとは、開口部６１ｆを第２水平方向Ｙに挟んで対向する位置に配置されている。第１爪部６３ａと第１爪部６３ｂとは、第２水平方向Ｙに対称な形状である。そのため、以下の説明においては、代表して第１爪部６３ａについて説明し、第１爪部６３ｂの説明を省略する場合がある。

　第１爪部６３ａは、基部６３ｃと、爪本体部６３ｄと、を有する。基部６３ｃは、ケース６１の本体部６１ａから上側に延びている。基部６３ｃは、板面が第２水平方向Ｙを向く板状である。爪本体部６３ｄは、基部６３ｃの上端部から第２水平方向Ｙにおいて第１爪部６３ｂが位置する側と反対側（－Ｙ側）に突出している。爪本体部６３ｄは、板面が鉛直方向Ｚを向く板状である。図５に示すように、爪本体部６３ｄは、基部６３ｃの上端部における第１水平方向Ｘの中央部に設けられている。爪本体部６３ｄの第１水平方向Ｘの寸法は、基部６３ｃの第１水平方向Ｘの寸法よりも小さい。爪本体部６３ｄの下面のうち第１水平方向他方側（－Ｘ側）の端部は、傾斜面６３ｇとなっている。傾斜面６３ｇは、第１水平方向他方側に向かうに従って上側に位置する。

　第１爪部６３ｂは、第１爪部６３ａと同様に、基部６３ｃと、爪本体部６３ｄと、を有する。第１爪部６３ｂの爪本体部６３ｄは、基部６３ｃの上端部から第２水平方向Ｙにおいて第１爪部６３ａが位置する側と反対側（＋Ｙ側）に突出している。つまり、第１爪部６３ａの爪本体部６３ｄと第１爪部６３ｂの爪本体部６３ｄとは、互いに他方の第１爪部６３から離れる向きに突出している。

　図６および図７に示すように、電源部７０は、電気集塵機本体６０の第１水平方向一方側（＋Ｘ側）の端部に連結されている。電源部７０は、電気集塵機本体６０よりも第１水平方向一方側に延びている。電源部７０の第１水平方向一方側の端部は、電気集塵機５０の第１水平方向一方側の端部である。電源部７０は、第１水平方向Ｘに延びる電源部本体７１と、電源部本体７１の第１水平方向他方側（－Ｘ側）の端部から第２水平方向他方側（－Ｙ側）に突出する接続部７２と、を有する。接続部７２には、下側から電気集塵機本体６０の被接続部６１ｄが接続されている。

　図６に示すように、電源部７０は、２つのボルト９２，９３によって支持部材４２の固定壁部４２ｅに固定されている。ボルト９２は、後述する固定部材本体９１と共に接続部７２を固定壁部４２ｅに固定している。ボルト９３は、電源部本体７１の第１水平方向一方側（＋Ｘ側）の端部を固定壁部４２ｅに固定している。電源部７０は、制御部４３からの信号に基づいて、電気集塵機本体６０の図示しない放電部に電力を供給する。

　図８に示すように、集塵部カバー８０は、開口部６１ｆを介してケース６１から露出した集塵部６２を上側から覆っている。より詳細には、集塵部カバー８０は、電極部６２ａを上側から覆っている。集塵部カバー８０は、下側に開口する略直方体箱状である。集塵部カバー８０は、第１水平方向Ｘに延びている。図５に示すように、集塵部カバー８０は、支持部材４２の貫通穴４２ｃに下側から挿入されている。集塵部カバー８０は、例えば、樹脂製である。図８に示すように、集塵部カバー８０は、下側に開口する略直方体箱状のカバー本体部８１と、カバー本体部８１から突出する第２爪部８３と、を有する。

　カバー本体部８１を構成する壁部のうち上側に位置する天壁部８１ａには、複数の通風穴８２ａが設けられている。複数の通風穴８２ａの大きさは、室内機１０に対して作業を行う作業者等の手指が入らない程度の大きさである。集塵部６２を下側から上側に通過した空気は、複数の通風穴８２ａを介して集塵部カバー８０の上側に流れる。複数の通風穴８２ａは、カバー本体部８１の第２水平方向他方側（－Ｙ側）の縁部に設けられた通風穴８２ｂと、カバー本体部８１の第２水平方向一方側（＋Ｙ側）の縁部に設けられた通風穴８２ｃと、を含む。通風穴８２ｂは、カバー本体部８１を構成する壁部のうち第２水平方向他方側に位置する側壁部８１ｂと天壁部８１ａとに跨って設けられている。通風穴８２ｃは、カバー本体部８１を構成する壁部のうち第２水平方向一方側に位置する側壁部８１ｃと天壁部８１ａとに跨って設けられている。各通風穴８２ｂ，８２ｃは、第１水平方向Ｘに間隔を空けて２つずつ設けられている。

　図５に示すように、カバー本体部８１を構成する壁部のうち第１水平方向他方側（－Ｘ側）に位置する壁部は、第１水平方向Ｘにおいて第１対向壁部４２ｂと対向して配置された第２対向壁部８１ｄである。本実施の形態において第２対向壁部８１ｄは、板面が第１水平方向Ｘを向く板状である。第２対向壁部８１ｄは、第１対向壁部４２ｂの第１水平方向一方側（＋Ｘ側）に隙間を介して対向して配置されている。第２対向壁部８１ｄの上端部は、第１対向壁部４２ｂの上端部よりも下側に位置する。

　第２爪部８３は、第１爪部６３に対して下側から係合する爪部である。第２爪部８３は、カバー本体部８１の内側面のうち第２水平方向Ｙを向く面に設けられている。図８に示すように、本実施の形態において第２爪部８３は、複数設けられている。複数の第２爪部８３は、２つの第２爪部８３ａと、２つの第２爪部８３ｂと、を含む。各第２爪部８３ａは、側壁部８１ｂの内側面、すなわち第２水平方向一方側（＋Ｙ側）の面のうち、各通風穴８２ｂの第１水平方向他方側（－Ｘ側）の縁部に設けられている。各第２爪部８３ｂは、側壁部８１ｃの内側面、すなわち第２水平方向他方側（－Ｙ側）の面のうち、各通風穴８２ｃの第１水平方向他方側の縁部に設けられている。各第２爪部８３ａ，８３ｂは、各側壁部８１ｂ，８１ｃの内側面から第２水平方向Ｙに突出している。

　図５に示すように、第２爪部８３ａは、基部８３ｃと、爪本体部８３ｄと、を有する。基部８３ｃは、鉛直方向Ｚに延びている。基部８３ｃは、板面が第１水平方向Ｘを向く板状である。基部８３ｃは、第１爪部６３ａの爪本体部６３ｄに対して第２対向壁部８１ｄに近い側、すなわち第１水平方向他方側（－Ｘ側）に位置する。つまり、基部８３ｃは、第１爪部６３ａに対して、第１水平方向Ｘにおいて第２対向壁部８１ｄが位置する側（－Ｘ側）に配置されている。基部８３ｃの下端部は、第１爪部６３ａの爪本体部６３ｄよりも下側に位置する。

　爪本体部８３ｄは、基部８３ｃの下端部から、第２対向壁部８１ｄが位置する側と反対側、すなわち第１水平方向一方側（＋Ｘ側）に突出している。爪本体部８３ｄは、第１爪部６３ａの爪本体部６３ｄに下側から係合している。これにより、２つの第２爪部８３ａが、２つの第１爪部６３ａのそれぞれに対して下側から係合している。第２爪部８３ａの爪本体部８３ｄは、第１水平方向Ｘにおいて第２対向壁部８１ｄが位置する側（－Ｘ側）から第１爪部６３ａの爪本体部６３ｄの下側に差し込まれて、爪本体部６３ｄに対して下側から係合している。つまり、第２爪部８３ａは、第１水平方向Ｘにおいて第２対向壁部８１ｄが位置する側から第１爪部６３ａの下側に差し込まれて第１爪部６３ａに係合されている。爪本体部８３ｄの上面のうち第１水平方向一方側（＋Ｘ側）の端部は、傾斜面８３ｇとなっている。傾斜面８３ｇは、第１水平方向一方側に向かうに従って下側に位置する。

　支持部材４２の第１対向壁部４２ｂと集塵部カバー８０の第２対向壁部８１ｄとの間の第１水平方向Ｘの距離Ｌ２は、第１爪部６３ａと第２爪部８３ａとの第１水平方向Ｘにおける係合幅Ｌ１よりも小さい。係合幅Ｌ１は、鉛直方向Ｚに見て、第１爪部６３ａの爪本体部６３ｄと第２爪部８３ａの爪本体部８３ｄとが重なり合った部分の第１水平方向Ｘの寸法である。

　第２爪部８３ｂは、側壁部８１ｃに設けられている点を除いて、第２爪部８３ａと同様である。２つの第２爪部８３ｂは、２つの第２爪部８３ａと同様にして、２つの第１爪部６３ｂのそれぞれに下側から係合している。

　各第１爪部６３ａ，６３ｂと各第２爪部８３ａ，８３ｂとがそれぞれ互いに係合することで、集塵部カバー８０が電気集塵機本体６０に係合して取り付けられている。集塵部カバー８０は、電気集塵機本体６０に対して第１水平方向Ｘにスライド移動可能となっている。

　図６および図７に示すように、固定部材９０は、電気集塵機本体６０の第１水平方向一方側（＋Ｘ側）の端部を電源部７０に対して固定することで、電気集塵機本体６０を支持部材４２に固定している。つまり、電気集塵機本体６０は、第２対向壁部８１ｄに対して第１対向壁部４２ｂが位置する側（－Ｘ側）と反対側の部分において、固定部材９０によって支持部材４２に固定されている。固定部材９０は、下側から電気集塵機本体６０を支持部材４２に固定している。

　固定部材９０は、固定部材本体９１と、ボルト９２と、を有する。固定部材本体９１は、例えば、樹脂製の部材である。固定部材本体９１は、電源部７０の接続部７２に下側からボルト９２で固定されている。固定部材本体９１は、ボルト９２が通される長穴９１ａを有する。長穴９１ａは、第１水平方向Ｘに延びている。固定部材本体９１は、第１水平方向他方側（－Ｘ側）に突出する押え部９１ｂを有する。図６に示すように、押え部９１ｂは、電気集塵機本体６０の第２係合部６１ｇを下側から押さえている。言い換えれば、第２係合部６１ｇは、押え部９１ｂに上側から係合している。これにより、電気集塵機本体６０の第１水平方向一方側（＋Ｘ側）の端部が固定部材本体９１を介して支持部材４２に固定されている。このように、固定部材本体９１は、電源部７０に対して電気集塵機本体６０を下側から押さえて固定している。

　ボルト９２は、固定部材本体９１に設けられた長穴９１ａに下側から通され、電源部７０の接続部７２を鉛直方向Ｚに貫通して、支持部材４２の固定壁部４２ｅに設けられた雌ねじ穴４２ｆに締め込まれている。これにより、ボルト９２は、固定部材本体９１を電源部７０に固定すると共に、固定部材本体９１および電源部７０を支持部材４２に固定している。

　ボルト９２が緩められた状態において、固定部材本体９１は、長穴９１ａ内でボルト９２が相対移動可能な範囲内で、第１水平方向Ｘに移動可能である。ボルト９２を緩めて、固定部材本体９１を図６に示す位置よりも第１水平方向一方側（＋Ｘ側）に移動させると、押え部９１ｂが第２係合部６１ｇから外れる。これにより、電気集塵機本体６０を支持部材４２から取り外すことが可能となる。このように、本実施の形態において複数の電気集塵機５０における各電気集塵機本体６０は、支持部材４２に対して個別に着脱可能に取り付けられている。

　図９は、集塵部カバー８０を電気集塵機本体６０に取り付ける手順の一部を示す部分断面図である。図９に示すように、集塵部カバー８０を取り付ける作業者は、電気集塵機５０が支持部材４２に取り付けられていない状態において、集塵部カバー８０を電気集塵機本体６０の上側に被せて、第１水平方向一方側（＋Ｘ側）にスライド移動させる。これにより、各第２爪部８３の爪本体部８３ｄが各第１爪部６３の爪本体部６３ｄの下側に差し込まれ、各第２爪部８３が各第１爪部６３にそれぞれ係合される。これにより、集塵部カバー８０が電気集塵機本体６０に取り付けられる。

　室内機１０の図示しない送風機が駆動すると、室内の空気が吸込口４１ａに下側から吸い込まれる。吸込口４１ａに吸い込まれた空気は、空気清浄デバイス４０を通過して、室内機本体１２の内部に吸い込まれる。室内機本体１２の内部に吸い込まれた空気は、室内熱交換器１１を通過して、室内機本体１２の外部に排出され、吹出口４１ｂから室内に吹き出される。ここで、吸込口４１ａから吸い込まれた後に空気清浄デバイス４０の電気集塵機５０を通過した空気は、塵埃が除去されて清浄化された後に、吹出口４１ｂから室内に吹き出される。そのため、室内機１０の送風機を稼働し続けることにより、室内の空気を清浄化していくことができる。

　本実施の形態によれば、電気集塵機５０は、集塵部６２を有する電気集塵機本体６０と、集塵部６２を鉛直方向Ｚの上側から覆う集塵部カバー８０と、を有する。電気集塵機本体６０は、第１爪部６３を有する。電気集塵機５０が固定された支持部材４２は、鉛直方向Ｚと交差する第１水平方向Ｘにおいて集塵部カバー８０と対向して配置された第１対向壁部４２ｂを有する。集塵部カバー８０は、第１爪部６３に対して、上側と反対の下側から係合する第２爪部８３と、第１水平方向Ｘにおいて第１対向壁部４２ｂと対向して配置された第２対向壁部８１ｄと、を有する。第２爪部８３は、第１水平方向Ｘにおいて第２対向壁部８１ｄが位置する側から第１爪部６３の下側に差し込まれて第１爪部６３に係合されている。第１対向壁部４２ｂと第２対向壁部８１ｄとの間の第１水平方向Ｘの距離Ｌ２は、第１爪部６３と第２爪部８３との第１水平方向Ｘにおける係合幅Ｌ１よりも小さい。

　そのため、集塵部カバー８０を電気集塵機本体６０に対して第１対向壁部４２ｂに近づく向き（－Ｘ向き）に移動させても、第１爪部６３と第２爪部８３との係合が外れる前に第２対向壁部８１ｄが第１対向壁部４２ｂに接触する。そのため、集塵部カバー８０の移動が第１対向壁部４２ｂによって阻止され、第１爪部６３と第２爪部８３との係合が外れることが抑制される。これにより、電気集塵機５０が支持部材４２に固定された状態においては、集塵部カバー８０が電気集塵機本体６０から外れることが抑制される。したがって、電気集塵機５０の清掃などのメンテナンス作業を行う際に、電気集塵機５０の集塵部６２を覆う集塵部カバー８０が誤って外れることを抑制できる。そのため、電気集塵機本体６０が電源部７０に接続された状態において作業者が集塵部６２に触れることを集塵部カバー８０によって好適に抑制できる。

　電気集塵機本体６０を支持部材４２から取り外した後においては、図９に示す手順と逆に集塵部カバー８０を電気集塵機本体６０に対して第１水平方向他方側（－Ｘ側）にスライド移動させることで、容易に第１爪部６３と第２爪部８３との係合を解除することができる。そのため、電気集塵機本体６０を支持部材４２から取り外した後においては、集塵部カバー８０を電気集塵機本体６０から容易に取り外すことができる。作業者は、集塵部カバー８０を取り外すことで、開口部６１ｆを介して露出する集塵部６２の電極部６２ａに付着した塵埃を容易に取り除くことができる。

　また、本実施の形態によれば、第２爪部８３は、第１爪部６３に対して、第１水平方向Ｘにおいて第２対向壁部８１ｄが位置する側に配置された基部８３ｃと、基部８３ｃから突出し、第１爪部６３に係合された爪本体部８３ｄと、を有する。そのため、集塵部カバー８０を電気集塵機本体６０に対して第１対向壁部４２ｂから離れる向き（＋Ｘ向き）に移動させようとしても、基部８３ｃが第１爪部６３に引っ掛かり、集塵部カバー８０の移動が阻害される。これにより、第１爪部６３と第２爪部８３との係合が解除されることがより抑制される。したがって、集塵部カバー８０が誤って外れることをより抑制できる。

　また、本実施の形態によれば、電気集塵機本体６０は、支持部材４２に固定部材９０によって着脱可能に固定されている。そのため、固定部材９０による固定を解除するための工具を用いなければ、電気集塵機本体６０の取り外しができない構造となっている。これにより、電気集塵機本体６０が意図せず外れることを好適に抑制できる。一方、工具を用いて固定部材９０による固定を解除すれば、電気集塵機本体６０を容易に取り外すことができる。

　具体的に、本実施の形態において固定部材９０は、電源部７０に対して電気集塵機本体６０を下側から押さえて固定する固定部材本体９１と、固定部材本体９１を電源部７０に固定するボルト９２と、を有する。そのため、ボルト９２をドライバなどの工具で緩めるなどにより固定部材本体９１による押さえを解除することで、電気集塵機本体６０を容易に取り外すことができる。本実施の形態では、ボルト９２を緩めた後に固定部材本体９１をスライド移動させることで、電気集塵機本体６０を容易に支持部材４２から取り外すことができる。特に、本実施の形態では、電気集塵機本体６０のうち固定部材９０によって固定された側と逆側の端部が、ボルトなどで固定されず、係合穴４２ｄに引っ掛けられて支持部材４２に保持されている。そのため、固定部材９０による固定を工具で解除すれば、あとは手作業で容易に電気集塵機本体６０を取り外すことができる。

　また、本実施の形態によれば、電気集塵機本体６０は、第２対向壁部８１ｄに対して第１対向壁部４２ｂが位置する側と反対側の部分において、固定部材９０によって支持部材４２に固定されている。そのため、電気集塵機本体６０における第２対向壁部８１ｄが位置する側の部分を先に支持部材４２に対して支持させ、第２対向壁部８１ｄを第１対向壁部４２ｂに対向させた状態で、固定部材９０による電気集塵機本体６０の固定作業を行うことができる。これにより、電気集塵機本体６０を支持部材４２に固定する際に、集塵部カバー８０が電気集塵機本体６０から外れることを好適に抑制できる。

　また、本実施の形態によれば、固定部材９０は、下側から電気集塵機本体６０を支持部材４２に固定している。つまり、電気集塵機本体６０は、集塵部カバー８０が電気集塵機本体６０の集塵部６２を覆う側と逆側から固定部材９０によって固定されている。そのため、集塵部カバー８０の第２対向壁部８１ｄを第１対向壁部４２ｂに対向させた状態で、固定部材９０による電気集塵機本体６０の固定作業を行いやすい。また、固定部材９０による電気集塵機本体６０の固定を解除する際に、作業者が集塵部カバー８０に触れることを抑制できる。これにより、電気集塵機本体６０を取り外す際に、作業者が意図せず集塵部カバー８０に衝撃などを加えてしまうことを抑制でき、第１爪部６３および第２爪部８３の少なくとも一方が折れるなどの損傷が生じることを抑制できる。また、仮に集塵部カバー８０が電気集塵機本体６０から外れていた場合であっても、電気集塵機本体６０を取り外す際に、作業者が集塵部６２に触れることを抑制できる。

　また、本実施の形態によれば、第１爪部６３と第２爪部８３とは、複数ずつ設けられている。そのため、集塵部カバー８０をより安定して電気集塵機本体６０に取り付けることができる。

　以上に本開示における実施の形態について説明したが、本開示は上述した各実施の形態の構成のみに限定されず、以下の構成および方法を採用することもできる。

　電気集塵機の数は、特に限定されない。電気集塵機は、どのような種類の電気集塵機であってもよい。電気集塵機本体は、どのように支持部材に固定されていてもよい。第１爪部と第２爪部とは、互いに第１方向に係合可能ならば、どのような形状であってもよい。第１方向は、特に限定されず、鉛直方向以外の方向であってもよい。第２方向は、第１方向と交差する方向であれば、特に限定されない。第１爪部の数および第２爪部の数は、特に限定されない。本開示の室内機は、どのような種類の室内機に適用されてもよい。

　以上、本明細書において説明した各構成および各方法は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。

　１０…室内機、２０…室外機、４２…支持部材、４２ｂ…第１対向壁部、５０…電気集塵機、６０…電気集塵機本体、６２…集塵部、６３，６３ａ，６３ｂ…第１爪部、８３ｃ…基部、８３ｄ…爪本体部、７０…電源部、８０…集塵部カバー、８１ｄ…第２対向壁部、８３，８３ａ，８３ｂ…第２爪部、９０…固定部材、９１…固定部材本体、９２…ボルト、１００…空気調和機、Ｌ１…係合幅、Ｌ２…距離、Ｘ…第１水平方向（第２方向）、Ｚ…鉛直方向（第１方向）

Claims (8)

1. 　空気調和機の室内機であって、
   　電気集塵機と、
   　前記電気集塵機が固定された支持部材と、
   　を備え、
   　前記電気集塵機は、
   　　集塵部を有する電気集塵機本体と、
   　　前記集塵部を第１方向の第１側から覆う集塵部カバーと、
   　を有し、
   　前記電気集塵機本体は、第１爪部を有し、
   　前記支持部材は、前記第１方向と交差する第２方向において前記集塵部カバーと対向して配置された第１対向壁部を有し、
   　前記集塵部カバーは、
   　　前記第１爪部に対して、前記第１側と反対の第２側から係合する第２爪部と、
   　　前記第２方向において前記第１対向壁部と対向して配置された第２対向壁部と、
   　を有し、
   　前記第２爪部は、前記第２方向において前記第２対向壁部が位置する側から前記第１爪部の前記第２側に差し込まれて前記第１爪部に係合されており、
   　前記第１対向壁部と前記第２対向壁部との間の前記第２方向の距離は、前記第１爪部と前記第２爪部との前記第２方向における係合幅よりも小さい、室内機。
2. 　前記第２爪部は、
   　　前記第１爪部に対して、前記第２方向において前記第２対向壁部が位置する側に配置された基部と、
   　　前記基部から突出し、前記第１爪部に係合された爪本体部と、
   　を有する、請求項１に記載の室内機。
3. 　前記電気集塵機本体は、前記支持部材に固定部材によって着脱可能に固定されている、請求項１または２に記載の室内機。
4. 　前記電気集塵機は、前記支持部材に固定された電源部を有し、
   　前記固定部材は、
   　　前記電源部に対して前記電気集塵機本体を前記第２側から押さえて固定する固定部材本体と、
   　　前記固定部材本体を前記電源部に固定するボルトと、
   　を有する、請求項３に記載の室内機。
5. 　前記電気集塵機本体は、前記第２対向壁部に対して前記第１対向壁部が位置する側と反対側の部分において、前記固定部材によって前記支持部材に固定されている、請求項３または４に記載の室内機。
6. 　前記固定部材は、前記第２側から前記電気集塵機本体を前記支持部材に固定している、請求項３から５のいずれか一項に記載の室内機。
7. 　前記第１爪部と前記第２爪部とは、複数ずつ設けられている、請求項１から６のいずれか一項に記載の室内機。
8. 　請求項１から７のいずれか一項に記載の室内機と、
   　室外機と、
   　を備える、空気調和機。

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