JP2004069212A - 空気清浄装置付空気調和機 - Google Patents
空気清浄装置付空気調和機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004069212A JP2004069212A JP2002230997A JP2002230997A JP2004069212A JP 2004069212 A JP2004069212 A JP 2004069212A JP 2002230997 A JP2002230997 A JP 2002230997A JP 2002230997 A JP2002230997 A JP 2002230997A JP 2004069212 A JP2004069212 A JP 2004069212A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- frame
- dust collecting
- corona discharge
- air conditioner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
【課題】集塵部と対向電極の取外しを容易にして、組立性、メンテナンスを向上させた空気清浄装置付空気調和機を提供する
【解決手段】本体の前面上部に備える吸込口と前面下部に備える吹出口とを結ぶ空気通路に、熱交換器と、送風機と、吸込口の裏面側に着脱自在に装着されたプレフィルタと、プレフィルタの後部に設けられ、空気流の上流側に放電電極に対向電極を対向してなるコロナ放電部と、下流側に集塵電極を備えた集塵部とから構成される電気集塵方式の空気清浄装置を設けてなる空気清浄装置付空気調和機において、空気清浄装置を、コロナ放電部を収納する中央フレーム17と、中央フレーム17の前面に配設され、コロナ放電部への手指の差込みを防止する保護カバー18と、中央フレーム17の後面に配設され、集塵部を収納する後面フレーム19とから構成し、中央フレーム17に保護カバー18および後面フレーム19を着脱自在に装着する。
【選択図】 図3
【解決手段】本体の前面上部に備える吸込口と前面下部に備える吹出口とを結ぶ空気通路に、熱交換器と、送風機と、吸込口の裏面側に着脱自在に装着されたプレフィルタと、プレフィルタの後部に設けられ、空気流の上流側に放電電極に対向電極を対向してなるコロナ放電部と、下流側に集塵電極を備えた集塵部とから構成される電気集塵方式の空気清浄装置を設けてなる空気清浄装置付空気調和機において、空気清浄装置を、コロナ放電部を収納する中央フレーム17と、中央フレーム17の前面に配設され、コロナ放電部への手指の差込みを防止する保護カバー18と、中央フレーム17の後面に配設され、集塵部を収納する後面フレーム19とから構成し、中央フレーム17に保護カバー18および後面フレーム19を着脱自在に装着する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気集塵方式の空気清浄装置を備えた空気調和機に係わり、より詳しくは、組立性、メンテナンスを向上させた空気清浄装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気清浄装置付空気調和機には、例えば図5〜図7に示すような特開平4−254120号公報に記載されたものがある。図5中、30は空気調和機本体を示し、この本体30の図示しない前面上部には吸込口が設けられ、下部には吹出口が設けられる。本体30内には、熱交換器31が上端を下端より後方に傾斜させた状態で配置されている。
この熱交換器31の背面側下部には、図示しない送風機が配設され、被空調室の空気を前記吸込口から熱交換器31にて熱交換を行わせ、さらに吹出口から被空調室に吹出すようになっている。
【0003】
前記熱交換器31の前面側上部には、空気清浄装置32は、前記本体30に固定され熱交換器31の幅方向に沿って配設されたメーンフレーム51を備えている。そして右側に、前記空気調和機30や空気清浄装置32を制御する制御部34が配設されている。
【0004】
次に、前記空気清浄装置32を、図5および図6に基づいて説明する。
空気清浄装置32は、コロナ放電部38と、集塵部41とから構成される。コロナ放電部38は、放電極である放電電極36と、この放電電極36と対向して設けられる対向電極板37とからなる。
放電電極36は、メーンフレーム51の枠部に設けられる絶縁ブロックに蛇行状に張設される。また、対向電極37は、その板面に放電電極36の間に位置する状態で複数の透孔52が所定間隔を存して設けられるアッパフレーム53に着脱自在に取着され、このアッパフレーム53は、メーンフレーム51に対して着脱自在に装着されている。
そして、対向電極37は、金属板を断面コ字状に折曲すると共に、その板面にはアッパフレーム53の透孔52に入り込む複数の電極部37a が内面側に切り起こされている。換言すれば、電極部37a 相互間に放電電極36が対向配置される。
集塵部41は、メーンフレーム51に対して着脱自在に装着される矩形状の枠体54に、帯状の多数の合成樹脂シート55が所定間隔で積層保持されている。枠体54の一側には把手54a が一体成形されている。
【0005】
前記合成樹脂シート55の一方の面に、導電性塗料を塗布した導電層33が設けられ、一枚おきの合成樹脂シート55の導電層33が反対側に突出して、それぞれ電極を介してリード線に接続される。
図7に、このような空気清浄装置32の電気結線と、その作用状態を示す。
前記放電電極36には、たとえば4.5KVの電圧が印加され、一方、対向電極板37はアースされている。前記集塵部41における合成樹脂シート55は、それぞれに塗布される導電層33が1枚おきに、たとえば2.1KVの電圧が印加され、他方はアースされる。しかして、同図に矢印で示すように、被空調室空気である被集塵空気が導かれる。前記コロナ放電部38においては、放電電極36から対向電極板37に対してイオン放電をなし、ここを通過する被集塵空気中に含まれる微細な塵埃粒子をイオン化して帯電させる。
【0006】
この帯電した塵埃粒子は、集塵部41で捕捉され集塵がなされる。したがって、空気清浄装置32から導出される被空調室空気は清浄化され、この状態で前記熱交換器31に導かれて必要な熱交換作用がなされる。
このような空気清浄装置32においては、極めて効果的に塵埃を捕捉集塵するため、前記集塵部41ばかりでなく、コロナ放電部38の細部にまで捕捉した集塵が付着し、比較的短期間で滞積する。したがって、使用者は適宜期間毎に付着した塵埃を除去しなければならない。
【0007】
しかしながら、上記従来の空気清浄装置30の構成の場合、集塵部41は容易に取外し、清掃することができるが、対向電極37に付着した塵埃を除去する場合、対向電極37の電極部37a がアッパフレーム53の透孔52に挿入されているため、集塵部41のようなワンタッチ着脱ができず、使用者にとって、取外しおよび取付け作業が極めて面倒であり、組立性及びメンテナンス性が不充分である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、集塵部と対向電極の取外しを容易にして、組立性、メンテナンスを向上させた空気清浄装置付空気調和機を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、本体の前面上部に備える吸込口と前面下部に備える吹出口とを結ぶ空気通路に、熱交換器と送風機を配設すると共に、前記吸込口の裏面側に着脱自在に装着された網状のプレフィルタと、同プレフィルタの後部に設けられ、空気流の上流側に放電電極に対向電極を対向してなるコロナ放電部と、下流側に集塵電極を備えた集塵部とから構成される電気集塵方式の空気清浄装置を設けてなる空気清浄装置付空気調和機において、
前記空気清浄装置の筐体は、前記コロナ放電部を収納する中央フレームと、同中央フレームの前面に配設され、前記コロナ放電部への手指の差込みを防止する保護カバーと、後面に配設され、前記集塵部を収納する後面フレームとから構成され、前記中央フレームに前記保護カバーおよび前記後面フレームが着脱自在に装着されてなる構成となっている。
【0010】
また、前記保護カバーは、枠体に空気抵抗の少ないガードワイヤを設けた構成となっている。
【0011】
また、前記保護カバーの左右側壁に係止爪を設け、同係止爪に対向する前記中央フレームの左右側壁に係止孔を設け、前記係止爪を前記係止孔に係止してなる構成となっている。
【0012】
また、前記空気清浄装置を、前記プレフィルタを取付ける支持フレームに着脱自在に取付けてなる構成となっている。
【0013】
また、前記集塵部と前記対向電極とを磁石により装着してなる構成となっている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明による空気清浄装置付空気調和機の概略断面図、図2は本発明における空気清浄装置の構成図、図3は本発明における空気清浄装置の、(A)は展開斜視図、(B)は保護カバーと中央フレームとの係止部分の拡大断面図、図4は中央フレーム(対向電極)と後面フレーム(集塵部)との接続を示す要部拡大斜視図である。
【0015】
図において、本体1の前面1aおよび上面1bのそれぞれに開閉パネル2a,2b を設けた吸込口3と前面下部1cに備える吹出口4とを結ぶ空気通路5に、前記吸込口3の裏面側の支持フレーム9に着脱自在に装着された網状のプレフルタ12と、前後に分割して形成され逆V字形に折曲された上部熱交換器6と同上部熱交換器6の下部に連接する下部熱交換器7とでなる室内熱交換器8と、前記支持フレーム9に取付けられ、前記前面側上部熱交換器6の風上側に着脱自在に装着される空気清浄装置10と、送風機11とを配設している。また、前記前面側の開閉パネル2aは空気清浄装置10に対向する吸込口3aを塞がないようにしている。
そして、通常運転時は、前記開閉パネル2a,2b を開放した状態とし、吹出口4から吸込まれ空気清浄装置10を通過した空気と、通過しない空気を共に前記室内熱交換器8を通して調和し、同調和空気を前記送風機11により送風して吹出口4から室内に吹出すようにしている。
【0016】
前記空気清浄装置10は図2に示すように、空気清浄ユニット本体10a と、高圧電源ユニット10b 及びメイン基板ユニット10c とから構成されている。
前記空気清浄ユニット本体10a は、空気流の上流側にコロナ放電部13を設けると共に、下流側に集塵部14を設け、前記コロナ放電部13は、線状の放電電極15と平板状の対向電極16とが設けられ、前記線状の放電電極15と前記対向電極16との間に、前記高圧電源ユニット10b より高圧電圧が印加されている。そして、前記コロナ放電部13は印加電圧の極性により、正又は負のコロナ放電を生じることにより進入してきた粒子に電荷を与える。
【0017】
前記集塵部14は、集塵電極となる導電性の通気性がある1枚の網状体により形成され、前記集塵部14と前記対向電極16とが同極性となるように接続され、前記集塵部14が前記対向電極16の後面に着脱可能に装着されている。
空気流の上流側の前記コロナ放電部13を通過することにより荷電された粒子は、空気の流れ方向のベクトル力に主たる支配を受けながら、下流側に進行し、やがて集塵部14の導体近傍を荷電粒子が通過することにより荷電粒子が受けるクーロン力は高まり、粒子が集塵部14に捕捉されることとなる。
【0018】
図3に示すように、前記空気清浄装置10は、前記コロナ放電部13を収納する中央フレーム17と、同中央フレーム17の前面に配設され、前記コロナ放電部13への手指の差込みを防止する保護カバー18と、前記中央フレーム17の後面に配設され、前記集塵部14を収納する後面フレーム19とから構成し、前記中央フレーム17に前記保護カバー18および前記後面フレーム19を着脱自在に装着してなるなる構成となっている。
【0019】
前記保護カバー18は、枠体18a に空気抵抗の少ないガードワイヤ18b を設けた構成となっており、前記枠体18a の左右側壁に夫々係止爪18c を設け、同係止爪18c に対向する前記中央フレーム17の左右側壁に係止孔17a を設け、前記係止爪18c を前記係止孔17a を係止することにより、前記中央フレーム17と前記保護カバー18とを容易に着脱することができる。
【0020】
図4は前記中央フレーム17と前記後面フレーム19との取付けを示したもので、磁石を用いた方法である。複数の前記対向電極16は左右両端を帯状の桟16a で連結され、同両桟16a の上端裏面側に磁石20a が設けられ、フレームに嵌め込まれるようになされている。一方、前記集塵部14は左右両端に帯状の桟14a が取付けられ、同両桟14a の上端表面側に磁石20b が設けられ、前記中央フレーム17に前記後面フレーム19を嵌合することにより、前記磁石20a と磁石20b とが磁力により結合され、集塵部14と対向電極16とが同電極で接続される。前記後面フレーム19を引張ることによって、集塵部14と対向電極16とを容易に分離することができ、簡単に清掃ができる。
【0021】
また、図2に示すように、前記空気清浄ユニット本体10a と前記高圧電源ユニット10b とをコネクタ21により挿脱自在に接続してなる構成とすることにより、前記空気清浄ユニット本体10の清掃時や各ユニットの保守点検時に、夫々のユニットの取り外しが容易となり、メンテナンス性を向上することができる。
【0022】
以上に説明したように、前記空気清浄装置10を、前記コロナ放電部13を収納する中央フレーム17と、同中央フレーム17の前面に配設され、前記コロナ放電部13への手指の差込みを防止する保護カバー18と、前記中央フレーム17の後面に配設され、前記集塵部14を収納する後面フレーム19とから構成し、前記中央フレーム17に前記保護カバー18および前記後面フレーム19を着脱自在に装着してなる構成とすることにより、集塵部と対向電極の取外しを容易にして、組立性、メンテナンスを向上させた空気清浄装置付空気調和機となる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、集塵部と対向電極の取外しを容易にして、組立性、メンテナンスを向上させた空気清浄装置付空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気清浄装置付空気調和機の側断面図である。
【図2】本発明の空気清浄装置の要部断面及び構成を示す図である。
【図3】本発明における空気清浄装置の、(A)は展開斜視図、(B)は保護カバーと中央フレームとの係止部分の拡大断面図である。
【図4】本発明における中央フレームと後面フレームとの接続を示す要部拡大斜視図である。
【図5】従来例の空気清浄装置付空気調和機の断面図である。
【図6】従来例の空気清浄装置の組立構成である。
【図7】従来例の空気清浄装置の電気結線図である。
【符号の説明】
1 空気調和機本体
2a,2b 開閉パネル
3 吸込口
4 吹出口
5 空気通路
6 上部熱交換器
7 下部熱交換器
8 室内熱交換器
9 フレーム
10 空気清浄装置
10a 空気清浄ユニット本体
10b 高圧電源ユニット
10c メイン基板ユニット
11 送風機
12 プレフィルタ
13 コロナ放電部
14 集塵部
14a 桟
15 放電電極
16 対向電極
17 中央フレーム
17a 係止孔
18 保護カバー
19 後面フレーム
20a,20b 磁石
21 コネクタ
【発明の属する技術分野】
本発明は電気集塵方式の空気清浄装置を備えた空気調和機に係わり、より詳しくは、組立性、メンテナンスを向上させた空気清浄装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気清浄装置付空気調和機には、例えば図5〜図7に示すような特開平4−254120号公報に記載されたものがある。図5中、30は空気調和機本体を示し、この本体30の図示しない前面上部には吸込口が設けられ、下部には吹出口が設けられる。本体30内には、熱交換器31が上端を下端より後方に傾斜させた状態で配置されている。
この熱交換器31の背面側下部には、図示しない送風機が配設され、被空調室の空気を前記吸込口から熱交換器31にて熱交換を行わせ、さらに吹出口から被空調室に吹出すようになっている。
【0003】
前記熱交換器31の前面側上部には、空気清浄装置32は、前記本体30に固定され熱交換器31の幅方向に沿って配設されたメーンフレーム51を備えている。そして右側に、前記空気調和機30や空気清浄装置32を制御する制御部34が配設されている。
【0004】
次に、前記空気清浄装置32を、図5および図6に基づいて説明する。
空気清浄装置32は、コロナ放電部38と、集塵部41とから構成される。コロナ放電部38は、放電極である放電電極36と、この放電電極36と対向して設けられる対向電極板37とからなる。
放電電極36は、メーンフレーム51の枠部に設けられる絶縁ブロックに蛇行状に張設される。また、対向電極37は、その板面に放電電極36の間に位置する状態で複数の透孔52が所定間隔を存して設けられるアッパフレーム53に着脱自在に取着され、このアッパフレーム53は、メーンフレーム51に対して着脱自在に装着されている。
そして、対向電極37は、金属板を断面コ字状に折曲すると共に、その板面にはアッパフレーム53の透孔52に入り込む複数の電極部37a が内面側に切り起こされている。換言すれば、電極部37a 相互間に放電電極36が対向配置される。
集塵部41は、メーンフレーム51に対して着脱自在に装着される矩形状の枠体54に、帯状の多数の合成樹脂シート55が所定間隔で積層保持されている。枠体54の一側には把手54a が一体成形されている。
【0005】
前記合成樹脂シート55の一方の面に、導電性塗料を塗布した導電層33が設けられ、一枚おきの合成樹脂シート55の導電層33が反対側に突出して、それぞれ電極を介してリード線に接続される。
図7に、このような空気清浄装置32の電気結線と、その作用状態を示す。
前記放電電極36には、たとえば4.5KVの電圧が印加され、一方、対向電極板37はアースされている。前記集塵部41における合成樹脂シート55は、それぞれに塗布される導電層33が1枚おきに、たとえば2.1KVの電圧が印加され、他方はアースされる。しかして、同図に矢印で示すように、被空調室空気である被集塵空気が導かれる。前記コロナ放電部38においては、放電電極36から対向電極板37に対してイオン放電をなし、ここを通過する被集塵空気中に含まれる微細な塵埃粒子をイオン化して帯電させる。
【0006】
この帯電した塵埃粒子は、集塵部41で捕捉され集塵がなされる。したがって、空気清浄装置32から導出される被空調室空気は清浄化され、この状態で前記熱交換器31に導かれて必要な熱交換作用がなされる。
このような空気清浄装置32においては、極めて効果的に塵埃を捕捉集塵するため、前記集塵部41ばかりでなく、コロナ放電部38の細部にまで捕捉した集塵が付着し、比較的短期間で滞積する。したがって、使用者は適宜期間毎に付着した塵埃を除去しなければならない。
【0007】
しかしながら、上記従来の空気清浄装置30の構成の場合、集塵部41は容易に取外し、清掃することができるが、対向電極37に付着した塵埃を除去する場合、対向電極37の電極部37a がアッパフレーム53の透孔52に挿入されているため、集塵部41のようなワンタッチ着脱ができず、使用者にとって、取外しおよび取付け作業が極めて面倒であり、組立性及びメンテナンス性が不充分である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、集塵部と対向電極の取外しを容易にして、組立性、メンテナンスを向上させた空気清浄装置付空気調和機を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、本体の前面上部に備える吸込口と前面下部に備える吹出口とを結ぶ空気通路に、熱交換器と送風機を配設すると共に、前記吸込口の裏面側に着脱自在に装着された網状のプレフィルタと、同プレフィルタの後部に設けられ、空気流の上流側に放電電極に対向電極を対向してなるコロナ放電部と、下流側に集塵電極を備えた集塵部とから構成される電気集塵方式の空気清浄装置を設けてなる空気清浄装置付空気調和機において、
前記空気清浄装置の筐体は、前記コロナ放電部を収納する中央フレームと、同中央フレームの前面に配設され、前記コロナ放電部への手指の差込みを防止する保護カバーと、後面に配設され、前記集塵部を収納する後面フレームとから構成され、前記中央フレームに前記保護カバーおよび前記後面フレームが着脱自在に装着されてなる構成となっている。
【0010】
また、前記保護カバーは、枠体に空気抵抗の少ないガードワイヤを設けた構成となっている。
【0011】
また、前記保護カバーの左右側壁に係止爪を設け、同係止爪に対向する前記中央フレームの左右側壁に係止孔を設け、前記係止爪を前記係止孔に係止してなる構成となっている。
【0012】
また、前記空気清浄装置を、前記プレフィルタを取付ける支持フレームに着脱自在に取付けてなる構成となっている。
【0013】
また、前記集塵部と前記対向電極とを磁石により装着してなる構成となっている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明による空気清浄装置付空気調和機の概略断面図、図2は本発明における空気清浄装置の構成図、図3は本発明における空気清浄装置の、(A)は展開斜視図、(B)は保護カバーと中央フレームとの係止部分の拡大断面図、図4は中央フレーム(対向電極)と後面フレーム(集塵部)との接続を示す要部拡大斜視図である。
【0015】
図において、本体1の前面1aおよび上面1bのそれぞれに開閉パネル2a,2b を設けた吸込口3と前面下部1cに備える吹出口4とを結ぶ空気通路5に、前記吸込口3の裏面側の支持フレーム9に着脱自在に装着された網状のプレフルタ12と、前後に分割して形成され逆V字形に折曲された上部熱交換器6と同上部熱交換器6の下部に連接する下部熱交換器7とでなる室内熱交換器8と、前記支持フレーム9に取付けられ、前記前面側上部熱交換器6の風上側に着脱自在に装着される空気清浄装置10と、送風機11とを配設している。また、前記前面側の開閉パネル2aは空気清浄装置10に対向する吸込口3aを塞がないようにしている。
そして、通常運転時は、前記開閉パネル2a,2b を開放した状態とし、吹出口4から吸込まれ空気清浄装置10を通過した空気と、通過しない空気を共に前記室内熱交換器8を通して調和し、同調和空気を前記送風機11により送風して吹出口4から室内に吹出すようにしている。
【0016】
前記空気清浄装置10は図2に示すように、空気清浄ユニット本体10a と、高圧電源ユニット10b 及びメイン基板ユニット10c とから構成されている。
前記空気清浄ユニット本体10a は、空気流の上流側にコロナ放電部13を設けると共に、下流側に集塵部14を設け、前記コロナ放電部13は、線状の放電電極15と平板状の対向電極16とが設けられ、前記線状の放電電極15と前記対向電極16との間に、前記高圧電源ユニット10b より高圧電圧が印加されている。そして、前記コロナ放電部13は印加電圧の極性により、正又は負のコロナ放電を生じることにより進入してきた粒子に電荷を与える。
【0017】
前記集塵部14は、集塵電極となる導電性の通気性がある1枚の網状体により形成され、前記集塵部14と前記対向電極16とが同極性となるように接続され、前記集塵部14が前記対向電極16の後面に着脱可能に装着されている。
空気流の上流側の前記コロナ放電部13を通過することにより荷電された粒子は、空気の流れ方向のベクトル力に主たる支配を受けながら、下流側に進行し、やがて集塵部14の導体近傍を荷電粒子が通過することにより荷電粒子が受けるクーロン力は高まり、粒子が集塵部14に捕捉されることとなる。
【0018】
図3に示すように、前記空気清浄装置10は、前記コロナ放電部13を収納する中央フレーム17と、同中央フレーム17の前面に配設され、前記コロナ放電部13への手指の差込みを防止する保護カバー18と、前記中央フレーム17の後面に配設され、前記集塵部14を収納する後面フレーム19とから構成し、前記中央フレーム17に前記保護カバー18および前記後面フレーム19を着脱自在に装着してなるなる構成となっている。
【0019】
前記保護カバー18は、枠体18a に空気抵抗の少ないガードワイヤ18b を設けた構成となっており、前記枠体18a の左右側壁に夫々係止爪18c を設け、同係止爪18c に対向する前記中央フレーム17の左右側壁に係止孔17a を設け、前記係止爪18c を前記係止孔17a を係止することにより、前記中央フレーム17と前記保護カバー18とを容易に着脱することができる。
【0020】
図4は前記中央フレーム17と前記後面フレーム19との取付けを示したもので、磁石を用いた方法である。複数の前記対向電極16は左右両端を帯状の桟16a で連結され、同両桟16a の上端裏面側に磁石20a が設けられ、フレームに嵌め込まれるようになされている。一方、前記集塵部14は左右両端に帯状の桟14a が取付けられ、同両桟14a の上端表面側に磁石20b が設けられ、前記中央フレーム17に前記後面フレーム19を嵌合することにより、前記磁石20a と磁石20b とが磁力により結合され、集塵部14と対向電極16とが同電極で接続される。前記後面フレーム19を引張ることによって、集塵部14と対向電極16とを容易に分離することができ、簡単に清掃ができる。
【0021】
また、図2に示すように、前記空気清浄ユニット本体10a と前記高圧電源ユニット10b とをコネクタ21により挿脱自在に接続してなる構成とすることにより、前記空気清浄ユニット本体10の清掃時や各ユニットの保守点検時に、夫々のユニットの取り外しが容易となり、メンテナンス性を向上することができる。
【0022】
以上に説明したように、前記空気清浄装置10を、前記コロナ放電部13を収納する中央フレーム17と、同中央フレーム17の前面に配設され、前記コロナ放電部13への手指の差込みを防止する保護カバー18と、前記中央フレーム17の後面に配設され、前記集塵部14を収納する後面フレーム19とから構成し、前記中央フレーム17に前記保護カバー18および前記後面フレーム19を着脱自在に装着してなる構成とすることにより、集塵部と対向電極の取外しを容易にして、組立性、メンテナンスを向上させた空気清浄装置付空気調和機となる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、集塵部と対向電極の取外しを容易にして、組立性、メンテナンスを向上させた空気清浄装置付空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気清浄装置付空気調和機の側断面図である。
【図2】本発明の空気清浄装置の要部断面及び構成を示す図である。
【図3】本発明における空気清浄装置の、(A)は展開斜視図、(B)は保護カバーと中央フレームとの係止部分の拡大断面図である。
【図4】本発明における中央フレームと後面フレームとの接続を示す要部拡大斜視図である。
【図5】従来例の空気清浄装置付空気調和機の断面図である。
【図6】従来例の空気清浄装置の組立構成である。
【図7】従来例の空気清浄装置の電気結線図である。
【符号の説明】
1 空気調和機本体
2a,2b 開閉パネル
3 吸込口
4 吹出口
5 空気通路
6 上部熱交換器
7 下部熱交換器
8 室内熱交換器
9 フレーム
10 空気清浄装置
10a 空気清浄ユニット本体
10b 高圧電源ユニット
10c メイン基板ユニット
11 送風機
12 プレフィルタ
13 コロナ放電部
14 集塵部
14a 桟
15 放電電極
16 対向電極
17 中央フレーム
17a 係止孔
18 保護カバー
19 後面フレーム
20a,20b 磁石
21 コネクタ
Claims (5)
- 本体の前面上部に備える吸込口と前面下部に備える吹出口とを結ぶ空気通路に、熱交換器と送風機を配設すると共に、前記吸込口の裏面側に着脱自在に装着された網状のプレフィルタと、同プレフィルタの後部に設けられ、空気流の上流側に放電電極に対向電極を対向してなるコロナ放電部と、下流側に集塵電極を備えた集塵部とから構成される電気集塵方式の空気清浄装置を設けてなる空気清浄装置付空気調和機において、
前記空気清浄装置の筐体は、前記コロナ放電部を収納する中央フレームと、同中央フレームの前面に配設され、前記コロナ放電部への手指の差込みを防止する保護カバーと、後面に配設され、前記集塵部を収納する後面フレームとから構成され、前記中央フレームに前記保護カバーおよび前記後面フレームが着脱自在に装着されてなることを特徴とする空気清浄装置付空気調和機。 - 前記保護カバーは、枠体に空気抵抗の少ないガードワイヤを設けてなることを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置付空気調和機。
- 前記保護カバーの左右側壁に係止爪を設け、同係止爪に対向する前記中央フレームの左右側壁に係止孔を設け、前記係止爪を前記係止孔に係止してなることを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置付空気調和機。
- 前記空気清浄装置を、前記プレフィルタを取付ける支持フレームに着脱自在に取付けてなることを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置付空気調和機。
- 前記集塵部と前記対向電極とを磁石により装着してなることを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置付空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002230997A JP2004069212A (ja) | 2002-08-08 | 2002-08-08 | 空気清浄装置付空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002230997A JP2004069212A (ja) | 2002-08-08 | 2002-08-08 | 空気清浄装置付空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004069212A true JP2004069212A (ja) | 2004-03-04 |
Family
ID=32016889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002230997A Pending JP2004069212A (ja) | 2002-08-08 | 2002-08-08 | 空気清浄装置付空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004069212A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5610070B2 (ja) * | 2011-10-21 | 2014-10-22 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
JP2015188854A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 株式会社富士通ゼネラル | 電気集塵装置並びにそれを利用した空気調和機 |
JP2017120157A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和機 |
JPWO2023021717A1 (ja) * | 2021-08-19 | 2023-02-23 |
-
2002
- 2002-08-08 JP JP2002230997A patent/JP2004069212A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5610070B2 (ja) * | 2011-10-21 | 2014-10-22 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
JP2015188854A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 株式会社富士通ゼネラル | 電気集塵装置並びにそれを利用した空気調和機 |
JP2017120157A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和機 |
JPWO2023021717A1 (ja) * | 2021-08-19 | 2023-02-23 | ||
JP7413612B2 (ja) | 2021-08-19 | 2024-01-15 | 三菱電機株式会社 | 室内機、および空気調和機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR950004657B1 (ko) | 전기 집진기 | |
TWI470173B (zh) | 增強空氣純化效率之裝置、系統及方法 | |
JPWO2009028634A1 (ja) | 空気調和機の室内機 | |
JP2007029845A (ja) | 電気集塵デバイス及び該電気集塵デバイスを搭載した空気処理装置 | |
JP4853604B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2004069212A (ja) | 空気清浄装置付空気調和機 | |
JP3976611B2 (ja) | イオン除去装置及びイオン除去方法 | |
JP4354884B2 (ja) | 空気清浄器及び空気清浄装置及び空気調和機 | |
JP2004218990A (ja) | 空気調和機 | |
JP2004053154A (ja) | 空気清浄装置付空気調和機 | |
JP3019961B2 (ja) | 電気集塵機 | |
JP2022147333A (ja) | 荷電装置及び空気清浄機 | |
JP4440500B2 (ja) | 空気調和機の室内ユニット | |
JP2001179130A (ja) | 空気清浄装置 | |
JP4323018B2 (ja) | 空気調和機の室内ユニット | |
JP2001227766A (ja) | 空気調和機 | |
CN220379909U (zh) | 空气处理模块及空调器 | |
JP3046389U (ja) | 空気調和機 | |
CN220366509U (zh) | 空气处理模块及空调器 | |
JP5293774B2 (ja) | 空気調和機 | |
CN211987804U (zh) | 一种简易安装拆卸的静电除尘杀菌风口净化装置 | |
JP3630875B2 (ja) | 空気清浄機 | |
JPH1094739A (ja) | 空気清浄機 | |
CN118623395A (zh) | 电离装置及设备 | |
TWI603559B (zh) | Discharge unit and air conditioning unit |