JP2015188854A - 電気集塵装置並びにそれを利用した空気調和機 - Google Patents

電気集塵装置並びにそれを利用した空気調和機 Download PDF

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大樹 奥野
俊 岩野
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Abstract

【課題】さらなる集塵の効率化を実現することができる電気集塵装置を提供する。【解決手段】電気集塵装置は、気流中に配置されて気流に放電して気流中の物質を帯電させる帯電電極73と、気流の流通方向に沿って帯電電極73の下流に配置され、気流の流通方向に貫通する通気路を区画する導電材で形成される集塵電極35と、導電体に接続されて、導電体に帯電電極73と逆極性の電圧を印加する電圧源84と、電圧源84に接続されて、放電の極性の反転に応じて、放電と逆極性に電圧源84の極性を切り替える制御部85とを備える。【選択図】図7

Description

本発明は、電気集塵装置や、それを利用した空気調和機に関する。
電気集塵装置は放電電極(帯電電極)および集塵部を備える。放電電極は集塵部に対して気流の上流側で放電する。放電に応じて気流中の塵埃は帯電する。帯電した塵埃は、平板形状の集塵電極および高電圧の高圧電極からなる集塵部に付着する。このような電気集塵装置は特許文献1に開示される。
特許第3622600号
一般に集塵電極はグラウンドに落とされる。集塵電極の電位は0[V]に設定される。帯電した塵埃と集塵電極の電位差が大きいほど、塵埃が集塵電極に引き寄せられる力が強くなる。よって、塵埃と集塵電極の電位差を大きくする方法が望まれていた。
本発明のいくつかの態様によれば、さらなる集塵の効率化を実現することができる電気集塵装置は提供されることができる。
本発明の一形態は、気流中に配置されて前記気流に放電して前記気流中の塵埃などの物質を帯電させる帯電電極と、前記気流の流通方向に沿って前記帯電電極の下流に配置され、前記気流の流通方向に貫通する通気路を区画する導電材で形成される集塵電極と、前記導電体に接続されて、前記導電体に前記帯電電極と逆極性の電圧を印加する電圧源と、前記電圧源に接続されて、放電の極性の反転に応じて、前記放電と逆極性に前記電圧源の極性を切り替える制御部とを備える電気集塵装置に関する。
帯電電極から放電が行われると、気流中の塵埃などの微粒子は特定の極性で帯電する。帯電した微粒子は集塵電極に付着する。微粒子はクーロン力の働きで逆極性の集塵電極に引き寄せられる。したがって、集塵電極がグラウンドに接続される場合に比べて集塵の効率は高められる。こうして塵埃などの微粒子は集塵電極に捕獲される。
本発明者は帯電した微粒子の付着量の増加に伴う集塵機能の低下(あるいは喪失)を見出した。本発明者の観察によれば、単に集塵電極を帯電電極と逆極性にしただけでは、帯電した微粒子(帯電物質)の付着量が増加すると、集塵電極上で逆極性の電荷が不足し、放電の電荷と電圧源から供給される逆極性の電荷との中和が飽和することが発見された。これは集塵電極の導電材の電気抵抗によるもので、電気抵抗が大きくなるほど、帯電物質と集塵電極との間で行われる電気的な中和に時間を要する。集塵電極での飽和が生じると、集塵電極の表面に放電と同極性の電界が形成されてしまい、集塵電極上で集塵機能が失われてしまっていた。本発明の一形態によれば、電荷同士の中和の飽和に先立って、帯電電極で行われる放電により発生する帯電物質の極性(以下、放電の極性)が反転され、それに合わせて集塵電極の極性が切り替えられる。その結果、逆極性の電荷の不足は解消され、微粒子の付着は持続することができる。こうして集塵の効率は高められる。
本発明の他の形態は、気流中に配置されて前記気流に放電して前記気流中の物質を帯電させる帯電電極と、前記気流の流通方向に沿って前記帯電電極の下流に配置され、前記気流の流通方向に貫通する通気路を区画する導電材で形成される集塵電極と、前記導電体に接続されて、前記導電体に前記帯電電極と逆極性の電圧を印加する電圧源と、前記帯電電極の電圧および前記電圧源の電圧の間で相対的に前記電圧源の電圧を高める制御部とを備える電気集塵装置に関する。
帯電電極から放電が行われると、気流中の塵埃などの微粒子は特定の極性で帯電する。帯電した微粒子は集塵電極に付着する。微粒子はクーロン力の働きで集塵電極に引き寄せられる。したがって、集塵電極がグラウンドに接続される場合に比べて集塵の効率は高められる。こうして塵埃などの微粒子は集塵電極に捕獲される。
前述のように、本発明者の観察によれば、帯電した微粒子の付着量が増加すると、集塵電極上で逆極性の電荷が不足し、放電の電荷と電圧源から供給される逆極性の電荷との中和が飽和することが発見された。本発明の他の形態によれば、電荷同士の中和の飽和に先立って集塵電極の電圧は高められる。その結果、逆極性の電荷の不足は解消され、微粒子の付着は持続することができる。こうして集塵の効率は高められる。
いずれの電気集塵装置も、前記気流の流通方向に沿って前記集塵電極の下流に配置され、前記帯電電極と同極性であって気流の流通方向に交差する姿勢の電気的な障壁を形成する反発電極をさらに備えてもよい。
気流は通気路を通って集塵電極を通過する。帯電した微粒子は気流に乗って集塵電極を通過する。帯電した微粒子は電気的な障壁に衝突する。帯電した微粒子と電気的な障壁とは同極性を有することから、帯電した微粒子は電気的な障壁で跳ね返される。これによって微粒子の進行速度は減じられるとともに進行方向が逆方向となり、帯電した微粒子は集塵電極に付着する。こうして塵埃などの微粒子は集塵電極に捕獲される。電気的な障壁は微粒子の進路を塞ぐことから、微粒子の直線的な進行は確実に妨げられる。その結果、さらなる集塵の効率化は実現される。
前記反発電極は前記集塵電極に等間隔に向き合わせられればよい。こうして電気的な障壁では電位の分布の偏りはできる限り抑制されることができる。その結果、集塵電極上に満遍なく塵埃などの微粒子は付着することができる。反発電極と集塵電極とが向かい合う箇所全体で、効率的に微粒子を捕獲することができる。
電気集塵装置は、前記集塵電極の一部を構成し、前記気流を受ける面を第1面とし、当該第1面の反対側の第2面で前記導電材を支持する第1絶縁体と、前記反発電極の一部を構成し、前記第1絶縁体の前記第2面に向き合わせられる面で導電材を支持する第2絶縁体とを備えてもよい。集塵電極の下流に反発電極が配置されると、集塵電極上の導電材に反発電極上の導電材は向き合わせられる。こうして集塵電極の導電材および反発電極の導電材は第1絶縁体および第2絶縁体の間に配置される。高電圧が供給される導電材に対して、ユーザーが外側から直接接触することを防止できる。
以上のような電気集塵装置は空気調和機に組み込まれて利用されることができる。こうして空気調和機で空気清浄機能は実現されることができる。その他、電気集塵装置は空気清浄機や換気装置に組み込まれて利用されてもよい。こうした電気集塵装置はクリーンルームの構築にあたって利用されてもよい。
以上のように開示の電気集塵装置によれば、さらなる集塵の効率化を実現することができる
本発明の一実施形態に係る空気調和機の構成を概略的に示す概念図である。 一実施形態に係る室内機の外観を概略的に示す斜視図である。 室内機の本体の構成を概略的に示す斜視図である。 室内機の構造を概略的に示す分解斜視図である。 エアフィルタの構造を概略的に示す拡大斜視図である。 図5のA−A線に沿った断面図である。 室内機の本体の拡大垂直断面図である。 本発明に係る電気集塵の原理を概略的に示す拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る空気清浄機の構成を概略的に示す分解斜視図である。 他の実施形態に係る空気清浄機の構成を概略的に示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る換気装置の構成を概略的に示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るクリーンルームの構成を概略的に示す概念図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
(1)空気調和機の構成
図1は本発明の一実施形態に係る空気調和機11の構成を概略的に示す。空気調和機11は室内機12および室外機13を備える。室内機12は例えば建物内の室内空間に設置される。その他、室内機12は室内空間に相当する空間に設置されればよい。室内機12には室内熱交換器14が組み込まれる。室外機13には圧縮機15、室外熱交換器16、膨張弁17および四方弁18が組み込まれる。室内熱交換器14、圧縮機15、室外熱交換器16、膨張弁17および四方弁18は冷凍回路19を形成する。
冷凍回路19は第1循環経路21を備える。第1循環経路21は四方弁18の第1口18aおよび第2口18bを相互に結ぶ。第1循環経路21には、圧縮機15が設けられている。圧縮機15の吸入管15aは四方弁18の第1口18aに冷媒配管を介して接続される。第1口18aからガス冷媒は圧縮機15の吸入管15aに供給される。圧縮機15は低圧のガス冷媒を所定の圧力まで圧縮する。圧縮機15の吐出管15bは四方弁18の第2口18bに冷媒配管を介して接続される。圧縮機15の吐出管15bからガス冷媒は四方弁18の第2口18bに供給される。冷媒配管は例えば銅管であればよい。
冷凍回路19は第2循環経路22をさらに備える。第2循環経路22は四方弁18の第3口18cおよび第4口18dを相互に結ぶ。第2循環経路22には、第3口18c側から順番に室外熱交換器16、膨張弁17および室内熱交換器14が組み込まれる。室外熱交換器16は、通過する冷媒と周囲の空気との間で熱エネルギーを交換する。室内熱交換器14は、通過する冷媒と周囲の空気との間で熱エネルギーを交換する。第2循環経路22は例えば銅管などの冷媒配管で形成されればよい。
室外機13には送風ファン23が組み込まれる。送風ファン23は室外熱交換器16に通風する。送風ファン23は例えば羽根車の回転に応じて気流を生成する。気流は室外熱交換器16を通り抜ける。通り抜ける気流の流量は羽根車の回転数に応じて調整される。
室内機12には送風ファン24が組み込まれる。送風ファン24は室内熱交換器14に通風する。送風ファン24は羽根車の回転に応じて気流を生成する。送風ファン24の働きで室内機12には室内空気が吸い込まれる。室内空気は室内熱交換器14を通り抜け冷媒と熱交換する。熱交換された冷気または暖気の気流は室内機12から吹き出される。通り抜ける気流の流量は羽根車の回転数に応じて調整される。
冷凍回路19で冷房運転が実施される場合には、四方弁18は第2口18bおよび第3口18cを相互に接続し第1口18aおよび第4口18dを相互に接続する。したがって、圧縮機15の吐出管15bから高温高圧の冷媒が室外熱交換器16に供給される。冷媒は室外熱交換器16、膨張弁17および室内熱交換器14を順番に流通する。室外熱交換器16では冷媒から外気に放熱する。膨張弁17で冷媒は低圧まで減圧される。減圧された冷媒は室内熱交換器14で周囲の空気から吸熱する。冷気が生成される。冷気は送風ファン24の働きで室内空間に吹き出される。
冷凍回路19で暖房運転が実施される場合には、四方弁18は第2口18bおよび第4口18dを相互に接続し第1口18aおよび第3口18cを相互に接続する。圧縮機15から高温高圧の冷媒が室内熱交換器14に供給される。冷媒は室内熱交換器14、膨張弁17および室外熱交換器16を順番に流通する。室内熱交換器14では冷媒から周囲の空気に放熱する。暖気が生成される。暖気は送風ファン24の働きで室内空間に吹き出される。膨張弁17で冷媒は低圧まで減圧される。減圧された冷媒は室外熱交換器16で周囲の空気から吸熱する。その後、冷媒は圧縮機15に戻る。
(2)室内機の構成
図2は一実施形態に係る室内機12の外観を概略的に示す。室内機12の本体26にはアウターパネル27が覆い被さる。本体26の下面には吹出口28が形成される。吹出口28は室内に向けて開口される。本体26は例えば室内の壁面に固定されることができる。吹出口28は、室内熱交換器14で生成される冷気または暖気の気流を吹き出す。
吹出口28には前後1対の上下風向板31a、31bが配置される。上下風向板31a、31bはそれぞれ水平軸線32a、32b回りに回転することができる。回転に応じて上下風向板31a、31bは吹出口28を開閉することができる。上下風向板31a、31bの角度に応じて、吹き出される気流の方向は変えられる。
図3に示されるように、本体26には吸込口33が形成される。吸込口33は本体26の正面および上面で開口する。アウターパネル27は本体26の正面で吸込口33に覆い被さることができる。室内熱交換器14に流入する空気は吸込口33からを取り込まれる。
吸込口33には、吸込口33の長手方向にわたって同形状のエアフィルタアセンブリ34が複数配置される。エアフィルタアセンブリ34はエアフィルタ35および保持部36を備える。エアフィルタ35は保持部36に保持される。保持部36は枠体37を有する。保持部36は枠体37で本体26に固定される。保持部36が本体26にセットされると、エアフィルタ35は吸込口33の全面にわたって配置される。
保持部36の枠体37には後述するエアフィルタ35の枠部を保持する前側のフィルタレール38が設けられる。前側のフィルタレール38に対応して本体26には後側のフィルタレール39が設けられる。フィルタレール38、39は一続きの経路を形成する。フィルタレール38、39は、エアフィルタ35の左右両端をスライド可能に保持するよう、水平軸線32a、32bに直交する垂直面に沿って設けられる。エアフィルタ35はフィルタレール38、39に沿って移動する。
図4に示されるように、本体26には送風ファン24が回転自在に支持される。送風ファン24には例えばクロスフローファンが用いられる。送風ファン24は水平軸線32a、32bに平行な回転軸41回りで回転する。送風ファン24の回転軸41は本体26の設置時の水平方向に延びる。送風ファン24は吹出口28に平行に配置される。送風ファン24には駆動源(図示せず)から回転軸41回りの駆動力が伝達される。駆動源は本体26に支持される。送風ファン24の回転に応じて気流は室内熱交換器14を通過する。その結果、冷気または暖気の気流が生成される。冷気または暖気の気流は吹出口28から吹き出される。
室内熱交換器14は前側体14aおよび後側体14bを備える。前側体14aは送風ファン24の前側から送風ファン24の羽根に向き合わせられる。後側体14bは送風ファン24の後側から送風ファン24の羽根に向き合わせられる。前側体14aおよび後側体14bは上端で相互に連結される。前側体14aおよび後側体14bは冷媒管42aを有する。冷媒管42aは水平方向に往復する。すなわち、冷媒管42aは、水平軸線32a、32bに平行に延び、本体26の正面視左右端で折り返され、再び水平軸線32a、32bに平行に延び、再び本体26の正面視左右端で折り返され、これらが繰り返される。冷媒管42aは第2循環経路22の一部を構成する。冷媒管42aには複数の放熱フィン42bが結合される。放熱フィン42bは水平軸線32a、32bに直交しつつ相互に平行に広がる。冷媒管42aおよび放熱フィン42bは例えば銅やアルミニウムといった金属材料から成形されることができる。冷媒管42aおよび放熱フィン42bを通じて冷媒と空気との間で熱交換が実現される。
図4に示されるように、エアフィルタアセンブリ34はフィルタ清掃ユニット43および電気集塵ユニット(電気集塵装置)44を含む。フィルタ清掃ユニット43は上ダストボックス45および下ダストボックス46を備える。上ダストボックス45および下ダストボックス46は保持部36の枠体37を有する。上ダストボックス45はエアフィルタ35の前面側に配置される。上ダストボックス45はカバー47を有する。カバー47はボックス本体48の塵埃貯留部49を開閉可能に覆うように設けられている。下ダストボックス46はエアフィルタ35の後面側に配置される。上ダストボックス45および下ダストボックス46はエアフィルタ35に対して水平方向に配置されている。エアフィルタ35の清掃時、概ねエアフィルタ35の前面の塵埃は上ダストボックス45のボックス本体48に回収され、エアフィルタ35の後面の塵埃は下ダストボックス46に回収される。
フィルタ清掃ユニット43は第1従動ギア51および第2従動ギア52を備える。第1従動ギア51は上ダストボックス45に取り付けられる。第1従動ギア51は水平軸53回りで回転する。第1従動ギア51は上ダストボックス45内の後述する清掃ブラシを回転させる。第1従動ギア51の歯は上ダストボックス45の外面から少なくとも部分的に露出する。同様に、第2従動ギア52は下ダストボックス46に取り付けられる。第2従動ギア52は水平軸54回りで回転する。第2従動ギア52は下ダストボックス46の両端側に設けられており、後述するようにエアフィルタ35を駆動する。第2従動ギア52の歯は下ダストボックス46の外面から部分的に露出する。エアフィルタアセンブリ34が本体26にセットされると、第1従動ギア51は本体26に搭載の第1駆動ギア(図示されず)に噛み合い、同様に第2従動ギア52は本体26に搭載の第2駆動ギア(図示されず)に噛み合う。第1駆動ギアおよび第2駆動ギアには個別に電動モータといった駆動源(図示されず)が連結される。個々の駆動源から供給される駆動力に応じて第1従動ギア51および第2従動ギア52は個別に回転する。
電気集塵ユニット44は、イオナイザ55と、後述する帯電電極と、後述する集塵電極とを備える。イオナイザ55は上ダストボックス45に設けられる。イオナイザ55の筐体56は上ダストボックス45のカバー47に一体的に設けられればよい。イオナイザ55の筐体56には上下に開口57が形成される。開口57からイオンおよびオゾンが放出される。放出されたイオンおよびオゾンはアウターパネル27とエアフィルタ35との間の空間に分散する。イオナイザ55は配線(図示されず)で本体26内の図示しない制御部に電気的に接続される。イオナイザ55の配線は着脱可能な電気接点を有し、エアフィルタアセンブリ34の取り付けおよび取り外しの際には、配線の結合および分断が行われる。配線を通じてイオナイザ55には動作電力が供給される。
図5に示されるように、エアフィルタ35はフレーム61およびメッシュシート62を備える。メッシュシート62は例えばポリエチレンテレフタラートの繊維(樹脂繊維)を格子状に組み合わせて構成される。メッシュシート62はフレーム61に支持される。フレーム61はメッシュシート62の形状を保持する機能を有する。フレーム61は樹脂材料(例えばポリプロピレン)から形成される。フレーム61およびメッシュシート62は第1絶縁体63を構成する。メッシュシート62のメッシュは通気路を流れる気流に対して交差するように配置され、通気路を区画する。
エアフィルタ35の後面側でフレーム61にはラック64が形成される。ラック64は、フレーム61の一対の対向する枠部に設けられている。ラック64は、下ダストボックス46に収納されるピニオン(図示されず)に噛み合う。ピニオンは第2従動ギア52に連結される。第2従動ギア52の回転はピニオンに伝達される。ピニオンの回転はピニオンの接線方向にラック64の移動を引き起こす。こうして第2従動ギア52の回転に応じてエアフィルタ35はフィルタレール38、39に沿って前後に移動する。上ダストボックス45および下ダストボックス46に対してエアフィルタ35は相対的に移動する。
図6に示されるように、エアフィルタ35の気流に対して下流側となる第2面35b(後面)には導電材の被膜65が形成される。導電材には例えばアルミニウムといった金属材料が用いられることができる。被膜65はエアフィルタ35の後述する反発電極76側の面でメッシュシート62の表面に積層される。被膜65の形成には例えばスパッタリング法が用いられればよい。メッシュシート62によって格子状に区画された通気路はそのまま確保される。エアフィルタ35の室内側の第1面35a(前面)には一面に絶縁材が維持される。被膜65は本体26のグラウンドに接続される。こうした接続にあたって、本体26には被膜65の一部に接触する電気的な接点が形成されればよい。接点から被膜65の電位はグラウンドに落とされればよい。被膜65に接触する電気的な接点は、例えばエアフィルタ35を保持するフィルタレール38に形成されればよく、その場合には、フィルタレール38の接点から延びる配線が本体26上の接点に接続されればよい。
図7に示されるように、フィルタ清掃ユニット43は清掃ブラシ66を備える。清掃ブラシ66は上ダストボックス45内に収納される。清掃ブラシ66はブラシ台座67を備える。ブラシ台座67は第1従動ギア51からの駆動力により水平軸68回りに回転することができる。ブラシ毛69はブラシ台座67の筒面上に所定の中心角範囲にわたって配置される。ブラシ毛69の植毛範囲はブラシ台座67の軸方向にエアフィルタ35を横切る広がりを有する。清掃ブラシ66は所定の回転位置でブラシ毛69をエアフィルタ35に接触させ当該回転位置以外ではブラシ毛69をエアフィルタ35から離脱させる。ブラシ毛69がエアフィルタ35に接触する状態で水平軸線32a、32bに直交する垂直面に沿った方向にエアフィルタ35が移動すると、エアフィルタ35の前面に付着した塵埃はブラシ毛69に絡め取られることができる。
フィルタ清掃ユニット43はブラシ受け71を備える。ブラシ受け71は下ダストボックス46内に収納される。ブラシ受け71は受け面72を有する。受け面72は清掃ブラシ66に向き合わせられる。ブラシ毛69がエアフィルタ35に接触する際に受け面72はブラシ毛69との間にエアフィルタ35を挟み込む。その他、受け面72にはブラシ毛が植毛されてもよい。
電気集塵ユニット44のイオナイザ55は帯電電極73を有する。帯電電極73には本体26に搭載の第1電圧源74が接続される。第1電圧源74は例えば高電圧電源で構成される。帯電電極73は第1電圧源74から高電圧の供給を受けて空気中に放電する。放電によりイオンおよびオゾンが生成される。こうして生成されたイオンおよびオゾンがイオナイザ55の開口57から放出される。ここでは、帯電電極73は正電圧を受けて正電荷のイオンを放出し負電圧を受けて負電荷のイオンを放出する。帯電電極73は正電荷用の電極および負電荷用の電極を有すればよい。帯電電極73は正電荷のイオンの放出と負電荷のイオンの放出とで切り替えられることができる。
電気集塵ユニット44は反発電極76をさらに備える。反発電極76はエアフィルタ35と同様な構造を有すればよい。すなわち、反発電極76はフレーム77およびメッシュシート78を備える。メッシュシート78は例えばポリエチレンテレフタラートの繊維(樹脂繊維)を格子状に組み合わせて構成される。メッシュシート78はフレーム77に支持される。フレーム77はメッシュシート78の形状を保持する機能を有する。フレーム77は樹脂材料(例えばポリプロピレン)から成形される。フレーム77およびメッシュシート78は第2絶縁体79を構成する。メッシュシート78のメッシュは通気路を流れる気流に対して交差するように配置けられ、通気路を区画する。
反発電極76の集塵電極側(ここではエアフィルタ35側)の面は導電材の被膜81で覆われる。導電材には例えばアルミニウムといった金属材料が用いられることができる。被膜81は反発電極76の帯電電極73側の面でメッシュシート78の表面に積層される。被膜81の形成には例えばスパッタリング法が用いられればよい。メッシュシート78によって格子状に区画された通気路はそのまま確保される。反発電極76の室内熱交換器14側の面には一面に絶縁材(第2絶縁体79)が維持される。
反発電極76は、下ダストボックス46に一体的に設けられたフィルタレール38の室内熱交換器14側に固定されればよい。前面の被膜81はエアフィルタ35の被膜65に等間隔で向き合わせられる。こうして電気集塵ユニット44は集塵電極としてエアフィルタ35を利用する。
被膜81は配線(図示されず)で本体26に搭載の第2電圧源82に接続される。第2電圧源82は例えば高電圧電源で構成される。反発電極76と第2電圧源82とを接続する配線は着脱可能な電気接点を有し、エアフィルタアセンブリ34の取り付けおよび取り外しの際には、配線の結合および分断が行われる。配線を通じて被膜81には高電圧が供給される。ここでは、反発電極76の被膜81には帯電電極73と同極性の電圧が供給される。したがって、高電圧の供給を受けて反発電極76は前面の被膜81に沿って帯電電極73と同極性の電気的な障壁を形成する。
本体26内では吸込口33から吹出口28に向かって気流の通路83が形成される。通路83内に室内熱交換器14は配置される。室内熱交換器14の上流には通路83を横切る横断面CR(吸込口33の上面後端側から全面下側)に沿ってエアフィルタ35が配置される。エアフィルタ35の上流側にはイオナイザ55が配置される。エアフィルタ35の被膜65には配線(図示されず)で本体26に搭載の第3電圧源84が接続される。第3電圧源84は例えば高電圧電源で構成されればよい。エアフィルタ35と第3電圧源84とを接続する配線は着脱可能な電気接点を有し、エアフィルタアセンブリ34の取り付けおよび取り外しの際には、配線の結合および分断が行われる。配線を通じて被膜65には高電圧が供給される。高電圧の供給を受けてエアフィルタ35は前面の被膜65に沿って帯電電極73により帯電される微粒子の極性と逆極性の電界を形成する。
第1電圧源74、第2電圧源82および第3電圧源84には制御部85が接続される。制御部85は第1電圧源74、第2電圧源82および第3電圧源84の動作を制御する。制御部85から供給される制御信号に応じて第1電圧源74、第2電圧源82および第3電圧源84は出力する電圧を変化させる。制御部85は、第1電圧源74および第2電圧源82から出力される電圧を同極性に維持し、第3電圧源84から出力される電圧を第1電圧源74および第2電圧源82とは逆極性に維持する。したがって、第1電圧源74および第2電圧源82で電圧が正電圧から負電圧に切り替えられると、第3電圧源84で電圧は負電圧から正電圧に切り替えられ、反対に、第1電圧源74および第2電圧源82で電圧が負電圧から正電圧に切り替えられると、第3電圧源84で電圧は正電圧から負電圧に切り替えられる。
(3)室内機の動作
送風ファン24が動作すると、本体26内では吸込口33から吹出口28に向かって気流が生成される。吸込口33から吸引された空気はエアフィルタ35を通過して室内熱交換器14を通過する。冷房運転時には空気は室内熱交換器14で冷却されて吹出口28から吹き出される。暖房運転時には空気は室内熱交換器14で暖められて吹出口28から吹き出される。気流がエアフィルタ35を通過する際にメッシュシート62のメッシュの大きさよりも大きい塵埃はメッシュを通過することができない。大きい塵埃はエアフィルタ35の前面に捕獲される。メッシュの大きさよりも小さい塵埃などの微粒子は、後述する電気集塵の原理によりエアフィルタ35の被膜65に付着する。こうして室内熱交換器14に向かって流れる気流から塵埃などは除去される。室内熱交換器14には清浄な気流が流れ込む。吹出口28から清浄な空気の冷気または暖気は吹き出される。
エアフィルタ35の清掃の行われる際のフィルタ清掃ユニット43の動作について説明する。ブラシ台座67の回転動作に応じて清掃ブラシ66のブラシ毛69はエアフィルタ35の前面に接触する。このとき、エアフィルタ35の後面はブラシ受け71の受け面72に受け止められる。エアフィルタ35はブラシ毛69と受け面72との間に挟まれる。第2従動ギア52が駆動されると、エアフィルタ35の移動に応じてブラシ毛69はエアフィルタ35の前面をなぞる。こうしてブラシ毛69はエアフィルタ35の前面から大きな塵埃を絡め捕る。絡め捕られた塵埃は上ダストボックス45に回収される。エアフィルタ35の後面では電荷はグラウンドに逃げることから、受け面72とエアフィルタ35とが接触することで微粒子はエアフィルタ35の後面から落下する。落下した微粒子は下ダストボックス46に回収される。
帯電電極73から放電が行われると、気流中の塵埃などの微粒子は特定の極性で帯電する。帯電した微粒子はエアフィルタ35の被膜65に付着する。微粒子はクーロン力の働きで逆極性の被膜65に引き寄せられる。したがって、導電材の被膜65がグラウンドに接続される場合に比べて集塵の効率は高められる。こうして塵埃やといった微粒子は導電材の被膜65に捕獲される。
本発明者は帯電した微粒子の付着量の増加に伴う集塵機能の低下(あるいは喪失)を見出した。本発明者の観察によれば、帯電した微粒子の付着量が増加すると、エアフィルタ35の被膜65上で逆極性の電荷が不足し、放電の電荷と第2電圧源82から供給される逆極性の電荷との中和が飽和することが発見された。その後、エアフィルタ35の表面に放電と同極性の電界が形成されてしまい、エアフィルタ35上で集塵機能が失われてしまっていた。本実施形態によれば、電荷同士の中和の飽和に先立って放電の極性が反転され、それに合わせてエアフィルタ35の被膜65の極性が切り替えられ、同時に、反発電極76の極性が切り替えられる。その結果、そのまま反発電極76の機能は維持され、逆極性の電荷の不足は解消され、微粒子の付着は持続することができる。こうして集塵の効率は高められる。
(4)電気集塵の原理
図8に示されるように、送風ファン24で生成される気流中に、帯電電極73、エアフィルタ35(集塵電極)および反発電極76が配置される。気流の流通方向に沿って、帯電電極73の下流にエアフィルタ35が配置され、エアフィルタ35の下流に反発電極76が配置される。帯電電極73は気流に放電する。ここでは、放電により気流中に正のイオン86が生成される。正のイオン86は気流中の塵埃などの微粒子87に付着する。こうして微粒子87は正極に帯電する(以下、帯電した微粒子を「帯電微粒子88」という)。
反発電極76の被膜81に高電圧が供給されると、反発電極76のメッシュシート78の表面は正に帯電する。正に帯電したメッシュシート78は、気流の流通方向に交差する姿勢の電気的な障壁89を形成する。ここでは、電気的な障壁89は気流の流通方向に直交する。電気的な障壁89はメッシュシート78の表面に沿って連続する。ここで、電気的な障壁89は帯電電極73と同極性すなわち正極としている。
気流は、メッシュシート62のメッシュで区画される通気路を通過する。気流に乗った帯電微粒子88はメッシュシート62のメッシュよりも小さいことからエアフィルタ35のメッシュシート62を通過する。帯電微粒子88は電気的な障壁89に衝突する。帯電微粒子88と電気的な障壁89とは同極性を有することから、帯電微粒子88は電気的な障壁89で跳ね返される。これによって帯電微粒子88の進行速度が減じられるとともに進行方向が逆方向となり、帯電微粒子88はエアフィルタ35の被膜65に付着する。
電荷同士の中和の飽和に先立って第1電圧源74および第2電圧源82の極性が反転され、それに合わせて第3電圧源84の極性が切り替えられる。放電により負電荷のイオンが生成され、反発電極76では帯電電極73と同極性すなわち負極の電界が形成される。その一方で、エアフィルタ35の被膜65に沿って放電の極性と逆極性すなわち正極の電界が形成される。エアフィルタ35の被膜65では電荷の不足は解消され、微粒子の付着は持続することができる。こうした極性の切り替えは電荷の飽和に先立って規定のタイミングで実施されればよい。こうした切り替えが繰り返される結果、微粒子87の付着は持続する。
反発電極76の被膜81はエアフィルタ35の被膜65に等間隔に向き合わせられる。こうして電気的な障壁89では電位の分布の偏りはできる限り抑制されることができる。その結果、エアフィルタ35上に満遍なく帯電微粒子88は付着することができる。しかも、反発電極76の被膜81とエアフィルタ35の被膜65とが向かい合う箇所全体で、効率的に微粒子を捕獲することができる。
ここでは、エアフィルタ35では第1絶縁体63は前面(第1面35a)で気流を受け後面(当該第1面35aの反対側の第2面35b)で被膜65を支持する。同様に、反発電極76では第2絶縁体79はエアフィルタ35の被膜65に向き合わせられる面で被膜81を支持する。こうしてエアフィルタ35上の被膜65に反発電極76上の被膜81は向き合わせられる。こうしてエアフィルタ35の被膜65および反発電極76の被膜81は第1絶縁体63および第2絶縁体79の間に配置される。これにより、高電圧が供給される被膜81に対して、ユーザーが外側から直接接触することを防止できる。
前述の極性の切り替えに代えて、制御部85は帯電電極73の電圧および第3電圧源84の電圧の間で相対的に第3電圧源84の電圧を高めてもよい。例えば、制御部85は相対的に第1電圧源74の電圧を低下させてもよく相対的に第3電圧源の電圧を上昇させてもよい。電荷同士の中和の飽和に先立ってエアフィルタ35の被膜65の電圧は帯電電極73の電圧に比べて高められる。その結果、エアフィルタ35の被膜65では逆極性の電荷の不足は解消され、微粒子87の付着は持続することができる。こうして集塵の効率はさらに高まる。
(5)空気清浄機の構成
図9は本発明の一実施形態に係る空気清浄機91の構成を概略的に示す。空気清浄機91は本体92とフロントカバー93とを備える。本体92の前面にフロントカバー93が結合される。本体92には収容空間94が区画される。収容空間94はフロントカバー93で塞がれる。フロントカバー93には収容空間94に繋がる前通気口95は形成される。
収容空間94には、フロントカバー93に向き合わせられる壁面に後通気口96が形成される。後通気口96内には送風ファン97が配置される。送風ファン97が作動すると、前通気口95から空気が収容空間94に取り込まれる。空気は収容空間94から後通気口96に流れ込む。空気は後通気口96から外部に排出される。こうして収容空間94内では前通気口95から後通気口96に向かって気流が生成される。
収容空間94には電気集塵ユニット(電気集塵装置)98が収容される。電気集塵ユニット98は1対の帯電電極99を備える。帯電電極99は収容空間94の左右の壁面に沿って縦長に形成される。帯電電極99の間の空間を気流は流通する。帯電電極99の働きで気流中の塵埃などの微粒子は特定の極性に帯電する。
電気集塵ユニット98は第1エアフィルタ101、第1反発電極102、第2エアフィルタ103および第2反発電極104を備える。第1エアフィルタ101および第2エアフィルタ103は前述のエアフィルタ35と同様に構成されればよい。すなわち、第1絶縁体の後面に導電材の被膜が形成される。被膜はグラウンドに接続される。メッシュシートのメッシュは気流の流通方向に貫通する通気路を区画する。同様に、第1反発電極102および第2反発電極104は前述の反発電極76と同様に構成されればよい。すなわち、第2絶縁体の前面に導電材の被膜が形成される。被膜には高電圧の電源が接続される。メッシュシートのメッシュは気流の流通方向に貫通する通気路を区画する。収容空間94内では気流は順番に帯電電極99、第1エアフィルタ101、第1反発電極102、第2エアフィルタ103および第2反発電極104を通過する。第1反発電極102の被膜は第1エアフィルタ101の被膜に等間隔で向き合わせられる。同様に、第2反発電極104の被膜は第2エアフィルタ103の被膜に等間隔で向き合わせられる。ここでは、第1反発電極102は第2エアフィルタ103および第2反発電極104に対して帯電電極として機能することができる。その他、第1反発電極102と第2エアフィルタ103との間にさらに帯電電極が配置されてもよい。前述の原理に従って、電気集塵ユニット98では第1エアフィルタ101および第2エアフィルタ103に塵埃などの微粒子は捕獲される。空気清浄機91では第1エアフィルタ101に対して前述と同様にフィルタ清掃ユニット43が組み合わせられてもよい。
図10に示されるように、空気清浄機91aでは第2エアフィルタ103および第2反発電極104に代えてHEPAフィルタ105が利用されてもよい。HEPAフィルタ105は帯電せずに第1エアフィルタ101を通過する微粒子を捕獲することができる。電気集塵ユニット98はHEPAフィルタ105のプレフィルタとして機能することができる。その場合には、プレフィルタで微粒子が捕獲されることから、HEPAフィルタ105単独で微粒子が捕獲される場合に比べて、HEPAフィルタ105の交換頻度は緩和されることができる。前述と同様に、空気清浄機91aでは第1エアフィルタ101に対して前述と同様にフィルタ清掃ユニットが組み合わせられてもよい。
(6)換気装置の構成
図11は本発明の一実施形態に係る換気装置107の構成を概略的に示す。換気装置107は筐体108を備える。筐体108には電気集塵ユニット(電気集塵装置)109および送風ファン111が収納される。電気集塵ユニット109は帯電電極112、第1エアフィルタ113、第1反発電極114、第2エアフィルタ115および第2反発電極116を含む。帯電電極112、第1エアフィルタ113、第1反発電極114、第2エアフィルタ115および第2反発電極116は前述と同様に機能する。送風ファン111が動作すると、気流は順番に帯電電極112、第1エアフィルタ113、第1反発電極114、第2エアフィルタ115および第2反発電極116を通過する。気流中の微粒子は第1エアフィルタ113および第2エアフィルタ115で捕獲される。こうした換気装置107は室内と室外とを相互に結ぶエアダクト内に設置されればよい。外気の導入にあたって空気中の塵埃などの微粒子は効率的に捕獲される。前述と同様に、換気装置107では第1エアフィルタ113に対して前述と同様にフィルタ清掃ユニットが組み合わせられてもよく、第2エアフィルタ115および第2反発電極116に代えてHEPAフィルタが利用されてもよい。
(7)クリーンルームの構成
図12は本発明の一実施形態に係るクリーンルーム118の構成を概略的に示す。室内119は密閉された空間で構成される。室内119にはエアダクト121が接続される。エアダクト121は室内119の第1位置で開口するとともに第1位置と離れた第2位置で開口する。エアダクト121内には前述の換気装置107が組み込まれればよい。空気はエアダクト121を通じて循環する。循環のたびに換気装置107で空気は浄化される。こうしてクリーンルーム118内の空間は清浄に保たれる。
11 空気調和機、35 集塵電極(エアフィルタ)、44 電気集塵装置(電気集塵ユニット)、63 第1絶縁体、65 導電材(被膜)、73 帯電電極、79 第2絶縁体、84 電圧源(第3電圧源)、85 制御部、89 電界、91 空気清浄機、91a 空気清浄機、98 電気集塵装置(電気集塵ユニット)、99 帯電電極、101 集塵電極(第1エアフィルタ)、102 第1反発電極、103 集塵電極(第2エアフィルタ)、104 第2反発電極、109 電気集塵装置(電気集塵ユニット)、112 帯電電極、113 集塵電極(第1エアフィルタ)、114 第1反発電極、115 集塵電極(第2エアフィルタ)、116 第2反発電極。

Claims (6)

  1. 気流中に配置されて前記気流に放電して前記気流中の物質を帯電させる帯電電極と、
    前記気流の流通方向に沿って前記帯電電極の下流に配置され、前記気流の流通方向に貫通する通気路を区画する導電材で形成される集塵電極と、
    前記導電体に接続されて、前記導電体に前記帯電電極と逆極性の電圧を印加する電圧源と、
    前記電圧源に接続されて、帯電電極で生じる放電の極性の反転に応じて、前記放電と逆極性に前記電圧源の極性を切り替える制御部と
    を備えることを特徴とする電気集塵装置。
  2. 気流中に配置されて前記気流に放電して前記気流中の物質を帯電させる帯電電極と、
    前記気流の流通方向に沿って前記帯電電極の下流に配置され、前記気流の流通方向に貫通する通気路を区画する導電材で形成される集塵電極と、
    前記導電体に接続されて、前記導電体に前記帯電電極と逆極性の電圧を印加する電圧源と、
    前記帯電電極の電圧および前記電圧源の電圧の間で相対的に前記電圧源の電圧を高める制御部と
    を備えることを特徴とする電気集塵装置。
  3. 請求項1または2に記載の電気集塵装置において、前記気流の流通方向に沿って前記集塵電極の下流に配置され、前記帯電電極と同極性であって気流の流通方向に交差する姿勢の電気的な障壁を形成する反発電極をさらに備えることを特徴とする電気集塵装置。
  4. 請求項3に記載の電気集塵装置において、前記反発電極は前記集塵電極に等間隔に向き合わせられることを特徴とする電気集塵装置。
  5. 請求項3または4に記載の電気集塵装置において、前記集塵電極の一部を構成し、第1面で前記気流を受け、当該第1面の反対側の第2面で前記導電材を支持する第1絶縁体と、前記反発電極の一部を構成し、前記第1絶縁体の前記第2面に向き合わせられる面で導電材を支持する第2絶縁体とを備えることを特徴とする電気集塵装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気集塵装置を備えることを特徴とする空気調和機。
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