JP6396179B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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本実施形態は、空気調和機の室内機に関する。
空気調和機の室内機は、内部に熱交換器を備えており、室内から吸い込んだ空気をその熱交換器に流通させて熱交換し、空気調和作用を得る。近年の室内機においては、このような空気調和機能ばかりでなく、付加機能として、室内から吸い込む空気に含まれる不純物を積極的に捕捉して除去する機能を備えたものが提案されている。一般に、室内から吸い込む空気には、極微細な埃、塵、花粉、雑菌類などといった塵挨類が含まれている。そのため、室内から吸い込まれる空気に含まれる塵挨類を室内機で捕獲除去して空気を清浄化する機能を備えることは極めて有効である。
例えば特許文献1に開示されている空気調和機の室内機は、室内機本体の内部にマイナスイオン発生器を備えている。このマイナスイオン発生器は、マイナス電位の高電位が印加されるマイナスイオン電極を有しており、マイナスイオンを発生して、室内から吸い込まれる空気に含まれる塵挨類をマイナス電位に荷電する。一方、熱交換器は、導電性を有する多数枚の板状のフィンを相互に間隔を有して配列した構成であり、各フィンには、マイナスイオン発生器の対向電極としてアース電位が印加される。これにより、熱交換器は、マイナス電位に荷電した塵挨類を各フィンに吸引して捕捉する。
国際公開第2009/028634号
上記構成の室内機においては、マイナス電位に荷電した塵挨類が熱交換器の各フィンに吸引され易くなるようにした構成を実現することで、空気清浄能力の一層の向上を図ることができる。
本実施形態は、マイナス電位に荷電した塵挨類が熱交換器のフィンに吸引され易くなるようにした空気調和機の室内機を提供する。
本実施形態に係る空気調和機の室内機は、室内機本体と、送風機と、エアフィルタと、マイナスイオン発生器と、熱交換器と、を備える。室内機本体は、上面部に吸込み口、下面部に吹出し口、内部に前記吸込み口と前記吹出し口との間を連通させる通風路を有している。送風機は、前記通風路中に設けられており、前記室内機本体外の空気を前記吸込み口から前記通風路内へ吸い込むとともに、前記通風路内の空気を前記吹出し口から前記室内機本体外へ吹き出す。エアフィルタは、前記通風路中に設けられおり、前記吸込み口から前記通風路内に吸い込まれる空気中の塵挨類を捕獲する。マイナスイオン発生器は、前記通風路中にあって前記エアフィルタの下流側に設けられており、マイナス電位の高電圧が印加されるマイナスイオン電極を有し、前記通風路内を流れる空気中の塵挨類をマイナス電位に荷電する。熱交換器は、前記通風路中にあって前記マイナスイオン発生器の下流側に設けられており、導電性を有する板状のフィンで構成されており、前記マイナスイオン発生器の対向電極としてのアース電位が印加される。また、熱交換器は、前記通風路を流れる空気と熱交換する。そして、前記マイナスイオン電極は、三角形状に突出する電極針部を有しており、前記電極針部の先端部を二等分する二等分線の方向が前記フィンの法線方向に対して傾斜している。
本実施形態に係る空気調和機の室内機の構成を概略的に示す縦断側面図 マイナスイオン発生器を背面側から見た斜視図 マイナスイオン電極と熱交換器との間に形成される電界を示す図 電極針部の先端部を二等分する二等分線の方向と熱交換器のフィンの法線方向との関係を示す図 マイナスイオン電極の一部を拡大して示す図(その1) マイナスイオン電極の組み合わせ例を示す図(その1) マイナスイオン電極の一部を拡大して示す図(その2) マイナスイオン電極の組み合わせ例を示す図(その2) 従来の構成における電極針部の先端部を二等分する二等分線の方向と熱交換器のフィンの法線方向との関係を示す図
以下、空気調和機の室内機に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に例示するように、空気調和機の室内機1は、上下方向の高さ寸法に対して左右方向の幅寸法が長い横長の箱状をなす室内機本体2の内部に、熱交換器3や送風機4などを備える。室内機本体2の上面部には、その上面のほぼ全体にわたって開口部からなる吸込み口5が設けられている。室内機本体2の下面部には、開口部からなる吹出し口6が設けられている。室内機本体2の内部には、吸込み口5から吹出し口6にわたってこれらの間を連通させる通風路7が形成されている。
吸込み口5には、エアフィルタ8を支持するフィルタ支持枠9が取り付けられている。このフィルタ支持枠9は、側面視で上方へ向けて凸となる湾曲状をなしており、熱交換器3の上方から前方にわたって当該熱交換器3を覆う形態で配設されている。このフィルタ支持枠9に支持されたエアフィルタ8は、通気性を有している。そして、エアフィルタ8は、フィルタ支持枠9に対して着脱可能に取り付けられており、フィルタ支持枠9に沿って熱交換器3の上方から前方にわたって当該熱交換器3を覆う形態で配置されている。エアフィルタ8と熱交換器3との間には、隙間が形成されている。フィルタ支持枠9及びエアフィルタ8も、正面から見て左右方向に長く形成されている。
室内機本体2の前面部には、当該前面部を開閉するための化粧パネル10が取り付けられている。この化粧パネル10は、例えば合成樹脂製であり、その左右の両端部が室内機本体2の側面部に回動可能に支持されている。
室内機本体2の下面部には、2枚の上下用ルーバー11が設けられている。この上下用ルーバー11は、後端部が回動可能に支持されており、前端部が上下方向に揺動されることで、吹出し口6から吹き出される風を上下方向に案内する。室内機本体2において、上下用ルーバー11の上方の奥側には、複数枚の左右用ルーバー12が設けられている。これら左右用ルーバー12は、相互に連動して先端部が左右方向に揺動されることで、吹出し口6から吹き出される風を左右方向に案内する。
送風機4は、正面から見て左右方向に長い横流ファンにより構成されている。この送風機4は、吹出し口6の上方に位置させて、室内機本体2のほぼ中央部に配置されている。この送風機4が駆動されると、室内機本体2外の空気が吸込み口5から通風路7内に吸い込まれるとともに、通風路7内の空気が吹出し口6から室内機本体2外へ吹き出される。
熱交換器3は、この場合、前側熱交換部13a及び後側熱交換部13bに分割されている。これら前側熱交換部13a及び後側熱交換部13bは、送風機4の上方部位で相互に連結されており、側面から見て山形状に配置されている。また、前側熱交換部13aは、送風機4の前方部位で前側に凸となるように折れ曲がっており、側面から見て屈曲した形態となっている。前側熱交換部13a及び後側熱交換部13bも、送風機4と同様に、正面から見て左右方向に長く形成されている。これら前側熱交換部13a及び後側熱交換部13bは、送風機4を上方及び前方から覆う形態で配置されている。
前側熱交換部13a及び後側熱交換部13bは、それぞれ所定の間隔をおいて対向した状態で配列された多数枚の板状のフィン14を、冷媒が通る配管15が貫通した形態となっている。この場合、各フィン14は、アルミニウムなどの導電性を有する材料で構成されている。従って、熱交換器3は、導電性を有する構成とされている。熱交換器3の配管15は、図示しない圧縮機を備えた冷凍サイクルに接続されている。
フィルタ支持枠9の裏面側には、熱交換器3の前方に位置させて、マイナスイオン発生器16が取り付けられている。従って、マイナスイオン発生器16は、室内機本体2内の通風路7中におけるエアフィルタ8の下流側であって、且つ、熱交換器3の上流側である部位に配置されている。このマイナスイオン発生器16の構成については後述する。
室内機本体2の前面部には、制御基板収納部27が設けられている。この制御基板収納部27の内部には、室内機1の動作を制御するための各種の電気部品が実装された制御基板が収納されている。化粧パネル10が室内機本体2の前面部を閉塞した状態では、制御基板収納部27は、その化粧パネル10により前方から覆われるようになっている。
この制御基板収納部27は、マイナスイオン発生器16の前方に位置している。また、制御基板収納部27は、マイナスイオン発生器16の前面との間に所定の間隔を有して配置されている。この場合、マイナスイオン発生器16におけるマイナスイオン電極18と制御基板収納部27の裏面との間の距離は、マイナスイオン電極18と熱交換器3における前側熱交換部13aの前面との間の距離よりも大きくなるように設定されている。この場合、マイナスイオン発生器16は、マイナスイオン電極18と熱交換器3における前側熱交換部13aの前面との間の距離が20mm〜28mmの範囲内である22mmとなる位置に配置されている。
次に、マイナスイオン発生器16の構成について説明する。即ち、マイナスイオン発生器16は、電極支持枠17と、この電極支持枠17の裏面側に取り付けられたマイナスイオン電極18を備える。
電極支持枠17は、合成樹脂製であり、図2に示すように、正面側或いは裏面側から見て左右方向に長く形成されている。この電極支持枠17は、上下方向の中央部に左右方向に延びる電極支持部19を有している。この電極支持部19の裏面には、正面側或いは裏面側から見て左右方向に長く形成されているマイナスイオン電極18が取り付けられている。このように、電極支持枠17及びマイナスイオン電極18のユニットからなるマイナスイオン発生器16は、その長手方向が室内機1の幅方向に沿うようにして室内機本体2の内部に取り付けられるようになっている。
マイナスイオン電極18は、その全体が金属板により形成されたもので、正面側或いは裏面側から見て左右方向に直線状に延びるベース部20と、複数の電極針部21と、を備える。ベース部20は、マイナスイオン発生器16が室内機本体2内に取り付けられた状態では、室内機本体2の幅方向、換言すれば長手方向に沿って直線状に延びる状態となる。
電極針部21は、ベース部20から三角形状に突出する形状をなす。この場合、電極針部21は、ベース部20の上下にそれぞれ設けられている。また、電極針部21は、相互に左右方向に所定の間隔を有して配列されている。ベース部20の上側に設けられる電極針部21は、ベース部20の上辺から斜め上方に向かって突出している。ベース部20の下側に設けられる電極針部21は、ベース部20の下辺から斜め下方に向かって突出している。この場合、マイナスイオン電極18は、マイナスイオン発生器16の左部と右部とにそれぞれ取り付けられている。即ち、マイナスイオン発生器16は、2枚のマイナスイオン電極18を備えている。
電極支持部19の前部には、上下方向に延びる複数の縦桟22が一体に設けられている。各縦桟22は、左右に隣り合った電極針部21間に配置されている。また、各縦桟22の先端部は、後方に向けて屈曲している。各縦桟22のうち屈曲した部分には、隣り合う縦桟22間を連結するように横桟23が設けられている。各縦桟22には、上下方向の中央部付近に他の部位よりも幅が広くなる幅広部が一体に形成されている。これに伴い、隣り合った縦桟22間の開口間隔は、部分的に狭くなっている。
このような構成のマイナスイオン発生器16のマイナスイオン電極18には、図示しない電源から、マイナス電位の高電位として、例えば−9.5kVが印加される構成となっている。そして、導電性を有する熱交換器3の各フィン14には、マイナスイオン発生器16の対向電極としてアース電位が印加される構成となっている。このようにマイナスイオン電極18及び熱交換器3の各フィン14に電位が印加されることにより、マイナスイオン発生器16及び熱交換器3は、空気清浄機として機能する。
例えば図3には、マイナスイオン電極18にマイナスの高電位が印加され、且つ、熱交換器3にアース電位が印加された場合に、マイナスイオン電極18と熱交換器3との間に形成される電界Eを視覚的に示している。即ち、マイナスイオン電極18にマイナスの高電位が印加され、且つ、熱交換器3にアース電位が印加された場合には、マイナスイオン電極18の電極針部21と熱交換器3の各フィン14との間に電界Eが三次元的に広がるように形成される。なお、図3(a)は、マイナスイオン電極18と熱交換器3との間のギャップを例えば10mmとした場合を示しており、図3(b)は、マイナスイオン電極18と熱交換器3との間のギャップを例えば20mmとした場合を示している。
上記構成の室内機1においては、その運転が開始されると、吹出し口6に位置する上下用ルーバー11が下向きに回動して吹出し口6が開放された状態で、送風機4が駆動されるとともに、熱交換器3が接続された冷凍サイクルの圧縮機が駆動され、さらに、マイナスイオン発生器16には高電圧電源が通電される。
このうち、送風機4が駆動されることに伴い、室内機本体2外の室内空気が吸込み口5から通風路7内に吸い込まれるとともに、通風路7内の空気が吹出し口6から室内機本体2外の室内へ吹き出される。このとき、通風路7内を通過する空気が熱交換器3と熱交換することに伴い、吹出し口6からは熱交換後の冷却あるいは加温された空気が吹き出される。また、このとき、吸込み口5から通風路7内に吸い込まれる空気に含まれる比較的大きな塵挨などは、エアフィルタ8にて捕獲される。
さらに、この場合、マイナスイオン発生器16におけるマイナスイオン電極18にマイナス電位の高電位が印加され、熱交換器3の各フィン14には、マイナスイオン発生器16の対向電極としてアース電位が印加される。これにより、マイナスイオンが発生する。そして、発生したマイナスイオンは、通風路7内を流れる空気に含まれた塵挨類をマイナス電位に荷電する。マイナス電位に荷電された塵挨類は、マイナス電位より高い電位、この場合、アース電位に維持されている熱交換器3の各フィン14に引き寄せられるようになる。これにより、マイナス電位に荷電した塵埃類が熱交換器3に捕捉されるようになる。従って、通風路7内を流れる空気に含まれる微細な粒子の塵埃類、即ちエアフィルタ8では捕獲しきれない塵埃類も熱交換器3にて捕獲されるようになる。
ところで、上記構成の室内機1においては、マイナス電位に荷電した塵挨類が熱交換器3の各フィン14に吸引され易くなるようにした構成を実現することで、空気清浄能力の一層の向上を図ることができる。そこで、本実施形態に係る室内機1では、マイナス電位に荷電した塵挨類を熱交換器3の各フィン14に吸引され易くするための工夫が施されている。
即ち、例えば図9に示す構成では、マイナスイオン発生器が備えるマイナスイオン電極の電極針部121は、当該電極針部121の先端部を二等分する二等分線L1の方向が、熱交換器3の各フィン14の法線方向L2、つまりフィン14の側面から垂直に延びる方向に対して垂直となっている。この構成では、電極針部121によりマイナス電位に荷電した塵埃類の粒子が、各フィン14の側面に沿う方向と平行に移動する傾向が強くなり、従って、一部の粒子が熱交換器3の各フィン14間の隙間を通り抜けてしまう可能性があり空気清浄能力の向上を図る場合の課題点となっている。
そこで、本実施形態に係る室内機1では、例えば図4に示す構成を採用している。即ち、この構成では、マイナスイオン発生器16が備えるマイナスイオン電極18の電極針部21は、当該電極針部21の先端部を二等分する二等分線L1の方向が熱交換器3の各フィン14の法線方向L2に対して傾斜している。この構成では、電極針部21によりマイナス電位に荷電した塵埃類の粒子が、各フィン14の側面に対して傾斜した方向に移動する傾向が強くなり、従って、熱交換器3の各フィン14間の隙間を通り抜け難くなる。従って、本実施形態に係る室内機1によれば、荷電した粒子が各フィン14の側面に捕集され易くなり、空気清浄能力の向上を図ることができる。なお、実験の結果、電極針部21の先端部を二等分する二等分線L1の方向を熱交換器3のフィン14の法線方向L2に対して40〜60度の範囲、特に49度前後の角度で傾斜させた場合に、最も空気清浄能力の向上を図ることができた。
ところで、上述したマイナスイオン電極18は、例えば図5に示すように、ベース部20の上側の電極針部21とベース部20の下側の電極針部21とが、ベース部20の長手方向に沿う中心線Lcを対象軸とする線対称となっている。そのため、例えば図6(a)に示すように2つのマイナスイオン電極18を組み合わせた構成では、各電極針部21の先端部が、それぞれ2つのマイナスイオン電極18の連結部分18j側に向かうようになっている。従って、マイナスイオン発生器16全体としては、2つのマイナスイオン電極18の連結部分18jが位置する中央部側では空気清浄能力が高められるが、連結部分とは反対側となるマイナスイオン発生器16の両端部側では中央部側に比べ空気清浄能力が低くなる。即ち、マイナスイオン発生器16全体として空気清浄能力に偏りが発生する。
また、例えば図6(b)に示すように2つのマイナスイオン電極18を組み合わせた構成では、一方のマイナスイオン電極18の電極針部21の先端部が向かう方向と、他方のマイナスイオン電極18の電極針部21の先端部が向かう方向とが同じである。そのため、マイナスイオン発生器16全体としては、各電極針部21の先端部が向かう一端部側、即ち図6(b)では左側の空気清浄能力が高められるが、各電極針部21の先端部が向かう方向とは反対側である他端部側、即ち図6(b)では右側の空気清浄能力が左側に比べ低くなる。即ち、この場合も、マイナスイオン発生器16全体として空気清浄能力に偏りが発生する。
また、例えば図6(c)に示すように2つのマイナスイオン電極18を組み合わせた構成では、各電極針部21の先端部が、それぞれ2つのマイナスイオン電極18の連結部分18jとは反対側に向かうようになっている。そのため、マイナスイオン発生器16全体としては、両端部側では空気清浄能力が高められるが、中央部側では空気清浄能力が両端部側に比べ低くなる。即ち、この場合も、マイナスイオン発生器16全体として空気清浄能力に偏りが発生する。
そこで、例えば図7に示すように、マイナスイオン電極18は、当該マイナスイオン電極18の中心点Pcを対象点とする点対称となるように構成するとよい。このように構成された2つのマイナスイオン電極18を、例えば図8に示すように組み合わせれば、各電極針部21の先端部が向かう方向が、偏ることなく分散する。従って、マイナスイオン発生器16の全体において均一な空気清浄能力を発揮することができる。
また、マイナスイオン発生器16を製造する際には、電極支持枠17に対してマイナスイオン電極18を回転させたり反転させたりしなくとも、図8に示す態様でマイナスイオン電極18を組み込むことができる。従って、マイナスイオン発生器16を製造する際の作業負荷を低減することができる。
なお、本実施形態は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように拡張または変形することができる。
例えば、マイナスイオン電極18の長さ、マイナスイオン電極18に印加する電圧の大きさや極性、マイナスイオン電極18と熱交換器3との間の距離、熱交換器3の各フィン14の法線方向L2に対する電極針部21の先端部の二等分線L1傾斜角度、相互に隣り合う2つの電極針部21間の間隔などは、マイナスイオン発生器16に求められる空気清浄能力などに応じて適宜変更して実施することができる。
また、マイナスイオン発生器16は、当該マイナスイオン発生器16の全長に対応する1つのマイナスイオン電極18を備える構成としてもよい。また、マイナスイオン発生器16は、当該マイナスイオン発生器16の長手方向に沿って、3つ以上の複数のマイナスイオン電極18を連結した構成としてもよい。
本実施形態に係る空気調和機の室内機は、室内機本体と、送風機と、エアフィルタと、マイナスイオン発生器と、熱交換器と、を備える。室内機本体は、上面部に吸込み口、下面部に吹出し口、内部に前記吸込み口と前記吹出し口との間を連通させる通風路を有している。送風機は、前記通風路中に設けられており、前記室内機本体外の空気を前記吸込み口から前記通風路内へ吸い込むとともに、前記通風路内の空気を前記吹出し口から前記室内機本体外へ吹き出す。エアフィルタは、前記通風路中に設けられおり、前記吸込み口から前記通風路内に吸い込まれる空気中の塵挨類を捕獲する。マイナスイオン発生器は、前記通風路中にあって前記エアフィルタの下流側に設けられており、マイナス電位の高電圧が印加されるマイナスイオン電極を有し、前記通風路内を流れる空気中の塵挨類をマイナス電位に荷電する。熱交換器は、前記通風路中にあって前記マイナスイオン発生器の下流側に設けられており、導電性を有する板状のフィンで構成されており、前記マイナスイオン発生器の対向電極としてのアース電位が印加される。また、熱交換器は、前記通風路を流れる空気と熱交換する。そして、前記マイナスイオン電極は、三角形状に突出する電極針部を有しており、前記電極針部の先端部を二等分する二等分線の方向が前記フィンの法線方向に対して傾斜している。
この構成によれば、マイナス電位に荷電した塵挨類が熱交換器のフィンに吸引され易くなり、空気清浄能力の一層の向上を図ることができる。
本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は空気調和機の室内機、2は室内機本体、3は熱交換器、4は送風機、5は吸込み口、6は吹出し口、7は通風路、8はエアフィルタ、14はフィン、16はマイナスイオン発生器、18はマイナスイオン電極、20はベース部、21は電極針部を示す。

Claims (3)

  1. 上面部に吸込み口、下面部に吹出し口、内部に前記吸込み口と前記吹出し口との間を連通させる通風路を有した室内機本体と、
    前記通風路中に設けられ、前記室内機本体外の空気を前記吸込み口から前記通風路内へ吸い込むとともに、前記通風路内の空気を前記吹出し口から前記室内機本体外へ吹き出す送風機と、
    前記通風路中に設けられ、前記吸込み口から前記通風路内に吸い込まれる空気中の塵挨類を捕獲するエアフィルタと、
    前記通風路中にあって前記エアフィルタの下流側に設けられ、マイナス電位の高電圧が印加されるマイナスイオン電極を有し、前記通風路内を流れる空気中の塵挨類をマイナス電位に荷電するマイナスイオン発生器と、
    前記通風路中にあって前記マイナスイオン発生器の下流側に設けられ、導電性を有する板状のフィンで構成されており、前記マイナスイオン発生器の対向電極としてのアース電位が印加されるとともに、前記通風路を流れる空気と熱交換する熱交換器と、を備え、
    前記マイナスイオン電極は、三角形状に突出する電極針部を有しており、前記電極針部の先端部を二等分する二等分線の方向が前記フィンの法線方向に対して傾斜している空気調和機の室内機。
  2. 前記電極針部の先端部を二等分する二等分線の方向は、前記フィンの法線方向に対して40〜60度の範囲で傾斜している請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記マイナスイオン電極は、直線状に延びるベース部の上下に、それぞれ前記電極針部を有しており、
    前記ベース部の上側に設けられる前記電極針部と前記ベース部の下側に設けられる前記電極針部が点対称となっている請求項1または2に記載の空気調和機の室内機。
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