JP2010203683A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】被調和空気の通風抵抗をなくし、塵埃を確実に除去でき、小型で安価なエアフィルタ清掃機能を備えた空気調和機の室内機を提供する。
【解決手段】エアフィルタの風上側に、エアフィルタを横切るように配置されて、エアフィルタに対向する面に開口部を形成し、内部に塵埃を収容するダストボックス31と、このダストボックス内に、その一部が開口部32より外面に露出するように回転自在に支持されて、エアフィルタに付着する塵埃を除去する回転ブラシ30とを有し、エアフィルタ表面に付着した塵埃を回転ブラシで除去し、ダストボックス内に収集するエアフィルタ清掃ユニット20を備え、回転ブラシ30は、導電性を有し、高電圧が印加される荷電電極部を構成し、この回転ブラシ風下側の対向位置に、ダストボックスに対し前後方向に移動自在に設けられ、導電性を有する板状の対向電極板33を備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は空気調和機の室内機に係り、特にエアフィルタ清掃機能と電気集塵機能を一体に備えるエアフィルタ清掃ユニットが設けられた空気調和機の室内機に関する。
空気調和機の室内機にエアフィルタを設け、被調和空気の塵埃の除去を行っているが、エアフィルタヘの塵埃付着は、性能低下の要因、省エネの阻害要因となり、送風性能を悪化させ、空気調和機の空気調和能力を著しく悪化させる。
そのため、エアフィルタに付着した塵埃を定期的に除去する必要があり、自動的に塵埃を除去するエアフィルタ清掃ユニット(塵埃除去装置)を備えた空気調和機の室内機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、被調和空気の流路中に電気集塵機を設けて、通常のエアフィルタでは除去出来なかった微細な塵埃を電極に捕集し、その後電極の極性を切換えて捕集した塵埃を剥離させて除去する空気調和機の室内機が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−155239号公報 特開2008−183543号公報
特許文献1に記載のエアフィルタ清掃ユニットは、エアフィルタに捕集した塵埃をブラシで掻き取ることで、エアフィルタに付着した塵埃は十分に掻き取ることができるが、エアフィルタを通過してしまうような微細な塵埃については除去出来ない。
また、特許文献2の方式では、上記のエアフィルタでは集塵できない微細な塵埃を除去する手段が記載されており、この手段を上記特許文献1に示されたエアフィルタ清掃ユニットに組み合わせることで、あらゆる塵埃の集塵除去が可能となる。
しかしながら、上記したエアフィルタ清掃ユニットと電気集塵機を同時に設けることで、あらゆる塵埃の集塵および集塵した塵埃の自動清掃が可能となる反面、それぞれが、独立した構造を備えるため、室内機内に大きな配置スペースが必要となり、室内機筐体の大型化と製品価格の上昇を招き、このため一部の高級機種のみしか採用されていなかった。このため、このような機能を備えたコンパクトな筐体にも収納可能な空気調和機が望まれていた。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたものであり、エアフィルタ清掃機能と電気集塵機能を一体に備えたエアフィルタ清掃ユニットにより、エアフィルタに捕集した塵埃をブラシで掻き取るとともに、エアフィルタでは捕獲出来ない被調和空気中の微細な塵埃を導電性の荷電電極を構成するエアフィルタ清掃ユニットの回転ブラシと回転ブラシの風下側に配置された導電性の対向電極板で構成する電気集塵機能により除去することで、あらゆる塵埃を確実に除去でき、小型で安価なエアフィルタ清掃機能と電気集塵機能およびその清掃機能を備えた空気調和機の室内機を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和機の室内機は、室内機本体に設けられる吸込口に対向してエアフィルタを設置し、このエアフィルタの風上側にエアフィルタを横切るように配置されてエアフィルタに対向する面に開口部を形成し内部に塵埃を収容するダストボックスと、このダストボックス内にその一部が開口部より外面に露出するように回転自在に支持されてエアフィルタに付着する塵埃を除去する回転ブラシとを有し、エアフィルタ表面に付着した塵埃を回転ブラシで除去しダストボックス内に収集するエアフィルタ清掃ユニットを備え、前記回転ブラシは、導電性を有し高電圧が印加される荷電電極部を構成し、この回転ブラシ風下側の対向位置にダストボックスに対し前後方向に移動自在に設けられ、前進状態では、ダストボックスの開口部に近接もしくは当接位置に移動し、後退状態では、エアフィルタの風下側位置に配置される導電性を有する板状の対向電極板を備えたことを特徴とする。
また、空気調和機の室内機は、室内機本体に設けられる吸込口に対向してエアフィルタを移動可能に設置し、このエアフィルタの風上側にエアフィルタの移動方向に対し横切るように配置されてエアフィルタに対向する面に開口部を形成し内部に塵埃を収容するダストボックスと、このダストボックス内にその一部が開口部より外面に露出するように回転自在に支持されてエアフィルタに付着する塵埃を除去する回転ブラシとを有し、前記エアフィルタをダストボックスに向けて移動させてエアフィルタ表面に付着した塵埃を回転ブラシで除去しダストボックス内に収集するエアフィルタ清掃ユニットを備え、前記回転ブラシは、導電性を有し高電圧が印加される荷電電極部を構成し、この回転ブラシ風下側の対向位置にダストボックスに対し前後方向に移動自在に設けられ、前進状態では、ダストボックスの開口部に近接もしくは当接位置に移動し、後退状態では、エアフィルタの風下側位置に配置される導電性を有する板状の対向電極板を備えたことを特徴とする。
本発明に係る空気調和機の室内機によれば、エアフィルタ清掃機能と電気集塵機能およびその清掃機能を一体に備えたエアフィルタ清掃ユニットにより、エアフィルタに捕集した塵埃を回転ブラシで掻き取り除去するとともに、被調和空気中の微細な塵埃を導電性を有し高電圧が印加される荷電電極部を構成の回転ブラシとこの回転ブラシ風下側の対向位置配置される導電性を有する板状の対向電極板との電気集塵機能により除去し、対向電極板に付着した微細な塵埃も自動で清掃が出来、あらゆる塵埃を室内機のエアフィルタ、集塵電極から確実に除去して、常に清潔で最適な状態での運転が可能な小型で安価なエアフィルタ清掃機能を備えた空気調和機の室内機を提供することができる。
本発明の一実施形態の空気調和機の室内機の前面パネルを取り外して示す斜視図。 本発明の一実施形態の空気調和機の室内機のエアフィルタ清掃ユニットの断面を示す斜視図。 本発明の一実施形態の空気調和機の室内機に用いるエアフィルタ清掃ユニットの概念図。 本発明の空気調和機の室内機に用いるエアフィルタ清掃ユニットの作用を説明する概念図。 本発明の一実施形態の空気調和機の室内機に用いるエアフィルタ清掃ユニットの導電性を有する電気集塵機の荷電電極部を構成する回転ブラシを示し、(a)は正面図、(b)は側面図。 本発明の空気調和機の室内機に用いるエアフィルタ清掃ユニットの導電性を有する電気集塵機の荷電電極部を構成する回転ブラシの変形例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図。 本発明の一実施形態の空気調和機の室内機に用いるエアフィルタ清掃ユニットにおける回転ブラシの風下側に対向位置に移動自在に設けられる対向電極板の移動状態を示し、(a)は下部位置、(b)は上部位置への移動状態を示す概念図。 本発明の一実施形態の空気調和機の室内機に用いるエアフィルタ清掃ユニットの導電性を有する電気集塵機の荷電電極部を構成する回転ブラシの印加状態を示す側面図。 本発明の一実施形態の空気調和機の室内機に用いるエアフィルタ清掃ユニットの動作状態を示し、(a)エアフィルタによる集塵状態を示し、(b)エアフィルタからの塵埃除去状態を示す概念図。 本発明の他の実施形態の空気調和機の室内機に用いるエアフィルタ清掃ユニットの動作状態を示し、(a)導電性を有する電気集塵機の荷電電極部を構成する回転ブラシが高圧印加状態を示し、(b)は回転ブラシの風下側に対向位置に移動自在に設けられる対向電極板が高圧印加状態を示す概念図。
本発明の一実施形態に係る空気調和機の室内機について添付図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態に係る空気調和機の室内機1は、室内機本体2を備え、この室内機本体2の前側筐体を構成する前面パネル3と、後板筐体4とから構成され、上下方向に対して幅方向に横長状をなす。
室内機本体2の前面側一部に前面吸込口5が開口され、この前面吸込口5に対向する前面パネル3には開閉駆動機構に支持される可動パネル3Aが嵌め込まれる。
運転停止の状態では、可動パネル3Aは前面パネル3表面に接合して同一面となり前面吸込口5を閉成するが、運転時には手前側に突出変位して周囲に室内と連通する隙間を生じさせ、前面吸込口5が室内に開放するよう制御される。
室内機本体2の上部には上面吸込口6が設けられる。この上面吸込口6には枠状の桟が嵌め込まれていて、この桟によって複数の空間部に仕切られる。
室内機本体2の前面下部に吹出口7が開口され、この吹出口7には2枚の吹出ルーバー8a、8bが並行して設けられる。
各吹出ルーバー8a、8bは、それぞれの回動姿勢によって吹出口7を開閉し、かつ運転条件に応じて熱交換空気の吹出方向を設定できる。
室内機本体2内には、前側熱交換器部9Aと後側熱交換器部9Bとで略逆V字状に形成される熱交換器9が配置されるとともに、この熱交換器9の一側部に電気部品箱10が並設される。前側熱交換器部9Aは、前面パネル3と間隙を存してほぼ平行な湾曲状に形成されて前面吸込口5と上面吸込口6と対向し、後側熱交換器部9Bは直状に形成されて上面吸込口6と斜めに傾斜して対向する。
熱交換器9の前後側熱交換器部9A、9B相互間に室内送風機11が配置される。室内送風機11は、室内機本体2の一側端のスペースに配置されたファンモータと、このファンモータの回転軸に一方の支軸が機械的に連結される横流ファンとから構成される。
横流ファンの先端部を支持する軸受部と隣接した位置であり、室内機本体2の他側端のスペースには、吸排気装置(図示省略)が設けられる。
前側熱交換器部9Aの下端部には前ドレンパン12a、後側熱交換器部9Bの下端部には後ドレンパン12bが各々設けられ、前、後ドレンパン12a、12bは、両熱交換器部9A、9Bから滴下するドレン水を受け、図示しない排水ホースを介して外部に排水する。
従って、室内機本体2内には、前面吸込口5あるいは上面吸込口6と、吹出口7間に、熱交換器9及び室内送風機11を介して通風路13が形成される。
一方、前面パネル3及び熱交換器9の前面側から上面側との間に亘って枠体組立14が介在され、この枠体組立14は取付け具を介して前面パネル3に取付けられる。枠体組立14の前面部には、枠体前面に配置される左右に二分割された前部エアフィルタ15、15が取付けられる。
枠体組立14の上面には左右に二分割された上部エアフィルタ16、16が取付けられる。さらに、各前部エアフィルタ15の上端と各上部エアフィルタ16の前端との間に亘って、エアフィルタ清掃ユニット20が取付けられる。
前部エアフィルタ15は、通風路13中で、この通風路13の一部を形成する前面吸込口5と前側熱交換器部9Aとの間に介設される。
上部エアフィルタ16は、同様に通風路13中で、この通風路13の一部を形成する上面吸込口6と前側熱交換器部9A一部および後側熱交換器部9Bとの間に介設される。
従って、エアフィルタ清掃ユニット20は、前面吸込口5と上面吸込口6との間の空間部位21と対向して配置される。
エアフィルタ清掃ユニット20は、前部エアフィルタ15及び上部エアフィルタ16の幅方向長さと同一の幅方向長さに形成され、かつ前後方向にある程度の厚み寸法を有している。
エアフィルタ清掃ユニット20の配置位置は、前面パネル3における前面部と上面部とが交差する、いわゆる角部内となり、前面パネル3と熱交換器9との間に必然的に形成されるデッドスペースである。
前部エアフィルタ15、上部エアフィルタ16は、周囲枠のうち本体幅方向に沿う上下辺部と、幅方向の中央で幅方向とは直交する方向に亘って設けられる中央補強桟の幅寸法が大であり、他の周囲枠および補強桟の幅寸法が小に形成される。これら枠体相互間に形成される開口部に、所定網目のメッシュ部が設けられてなる。
枠体組立14は、前面パネル3の外枠体の形状に合せて成形され、左右両側部の縦枠とこの両側部の間に架設される中央部、及び前面下部、背面部の横枠を備えた枠体により構成する。なお、このうち、前面下部、背面部の横枠は、一部または全部を省略し、中央部の横枠のみとし、両側部の背面部と前面下部を室内機本体2の後板筐体4に固定するようにしたものでもよく、要は、左右両側部の縦枠とこの両側部の間に架設される中央部の横枠を備えた枠体であればよい。
また、ここでは、枠体の背面部のみ室内機本体2の幅方向全長に亘って対向する全長を有し、この背面部を除く中央部と前面下部の枠体は熱交換器9との幅方向寸法に合せて形成され、熱交換器9と対向する。側面視形状は前面パネル3の断面形状に合せて成形されている。これら枠体相互間は前面吸込口5と上面吸込口6に対向する開口部となっている。
枠体組立14の前面側には、前部エアフィルタ15が枠体前面側に取付けられるとともに上部エアフィルタ16を枠体前面の前部エアフィルタ15の前面部に延出可能なスペースである前面側エアフィルタ収納部14aを備える。
さらに、枠体組立14の上面側には、枠体内側に分割される上部エアフィルタ16が取付けられるとともに上部エアフィルタ16の上面側に前部エアフィルタ15を延出可能な上面側エアフィルタ収納部14bを備える。この上面側エアフィルタ収納部14bの左右両側部と中央仕切り部は、前部エアフィルタ15、上部エアフィルタ16を移動自在に支持するガイド部となっている。
前部エアフィルタ15に対する塵埃除去運転をなさない通常の状態で、各前部エアフィルタ15の上端はエアフィルタ清掃ユニット20内に挿入し支持される。同様に、各上部エアフィルタ16に対する通常の状態(非塵埃除去運転状態)で、各上部エアフィルタ16の前端がエアフィルタ清掃ユニット20内に挿入し支持されている。
枠体組立14の一側部で、エアフィルタ清掃ユニット20と対向する位置には、前部エアフィルタ15及び上部エアフィルタ16を移動させるエアフィルタ移動機構21a、21bと、対向電極板移動機構22が設けられる。
図3に示すように、エアフィルタ清掃ユニット20は、前部エアフィルタ15及び上部エアフィルタ16に付着する塵埃を除去する回転ブラシ30と、上記エアフィルタ15、16の風上側にエアフィルタの移動方向に対し横切るように配置されてエアフィルタに対向する面に開口部32を有し、この回転ブラシ30を内部に収容するとともに、回転ブラシ30が除去した塵埃を収集する集塵部としてのダストボックス31と、このダストボックス31に設けた開口部32から一部が外面に露出する回転ブラシ30と距離Lを有し、この回転ブラシ30風下側の対向位置にダストボックス31に対し前後方向に移動自在に設けられ、前進状態では、ダストボックス31の開口部32に近接もしくは当接位置に移動し、後退状態では、エアフィルタの風下側位置に配置される空間Sを設けて対向する導電性を有する対向電極板33から構成される。なお、必要に応じて通風路13にわずかに突出する空気流入案内板34を設け、空間Sに空気を流入させるようにしてもよい。
この対向電極板33は、対向電極板移動機構22により、2段階に移動され、図7(b)に示すダストボックス31の開口部32に近接もしくは当接位置となる最前進状態では、回転ブラシ30と対向電極板33間の距離L0=0以下の接触状態、図9(b)に示す中間前進状態では、距離L1=1〜3mm、図7(a)に示す後退状態L2=6〜15mmに設定される。
また、対向電極板33の最前進状態では上記ダストボックス31の開口部32を略閉塞する状態となり、対向電極33表面に付着している微細な塵埃を回転ブラシ30で掻き取る際、離脱した塵埃が出すとボックス内に回収されるように構成する。
さらに、対向電極板33をダストボックス31の開口部32に密着的に接合させることで、ダストボックス31に接続させた排気ファン(図示せず)により、ダストボックス31内に収集された塵埃を、室外機外に排出させる際、開口部をふさぐダクトを構成させて、通風量を確保することが可能となる。
なお、このエアフィルタ清掃ユニット20は、回転ブラシ30の清掃の容易性から枠体組立14に着脱可能に取り付けられる。
さらに、図4及び図5(a),(b)に示すように、回転ブラシ30は、導電性の中心軸30aと導電性円筒状の基材30bに等間隔で複数本ずつ束ねて植毛され、例えばカーボンファイバー製の導電性毛部材30cからなり、導電性を有し高電圧が印加される電気集塵機の荷電電極部を構成する。
なお、図6(a),(b)に示すように、導電性を有する電気集塵機の荷電電極部を構成する回転ブラシ30Aは、導電性円筒状の基材30bに、複数の非導電性毛部材30dと、この複数の非導電性毛部材30d間に等間隔で導電性毛部材30cを植毛してもよい。
一方、対向電極板33は対向電極板移動機構22(図2)に移動自在に設けられたカーボンファイバー板あるいは金属板からなり、アース電位(GND)とされた対向電極となる。
次に本発明の一実施形態に係る空気調和機の室内機の動作について説明する。
本室内機1を用いた室内空気の空調時、室内送風機11の回転に伴い、前面吸込口5及び上面吸込口6から吸込まれた含塵埃空気は、前部エアフィルタ15、上部エアフィルタ16を通過して、塵埃が除去され、熱交換器9で冷却あるいは加熱され、室内送風機11、吹出口7を介して、すなわち通風路13を通過する間に空気調和される。
一方、エアフィルタ清掃ユニット20の対向電極板33は、図4及び図7(a)に示すように、広い空間Sを設けるように後退位置にあり、L2=6〜15mmに設定される。
上面吸込口6から吸込まれた上部エアフィルタ16を通過して比較的大きな塵埃が除去された後の微細な塵埃を含む一部の空気が、空気流入案内板34により、停止状態の導電性を有する電気集塵機の荷電電極部を構成する回転ブラシ30と対向電極板33に設けられる空間Sに導入される。一方、回転ブラシ30は、図4及び図8に示すように、高圧に印加された導電性の中心軸30aと導電性円筒状の基材30bを介して、導電性毛部材30cは高電圧に印加される。このときの出力電圧−3〜−6kV、出力電流50〜200μA、対向電極板33はアース電位(GND)とされる。
そのため、空間Sに導入された空気に含まれる微細な塵埃は、導電性を有する電気集塵機の荷電電極部を構成する回転ブラシ30と対向電極板33との間のコロナ放電により、空間Sを通過するにあたってイオン化される。対向電極板33では、回転ブラシ30と対向電極板33間における放電作用によって静電気が発生する。空間Sでイオン化された塵埃は、この静電気の吸引力により対向電極板33に捕集される電気集塵作用がなされる。
この集塵時、出力電圧が−3〜−6kV、出力電流が50〜200μAに制御され、距離L2を6〜15mmにすることで、電気集塵機能を保持し、高電圧印加時でも電極間での異常放電を防止できる。
対向電極板33による塵埃の捕集を継続すると、対向電極板33の表面に塵埃が溜まるので、予め設定された時間経過後、対向電極板移動機構22の動作により、対向電極板33を、図7(b)に示す最前進状態にし、回転ブラシ30と対向電極板33間の距離L0=0以下、すなわち回転ブラシ30に対向電極板33を接触させて、回転ブラシ30により対向電極板33の表面に溜まった塵埃を掻き落とし、ダストボックス31内に回収する。
この際上部および下部のエアフィルタ15、16は、それぞれ通常運転時の位置にあり、ダストボックス31に風下側位置には、フィルタが存在しないため、対向電極板33を上下移動しても、障害となることがない。
上記のようにして、エアフィルタ清掃ユニット20の回転ブラシ30と対向電極板33の間の間隔が室内機本体2の上面吸込口6から前面吸込口5側に流入する空気の流通路を構成するためこの通風路の電気集塵機能によって、含塵埃空気は塵埃が除去され、被調和空気の通風抵抗を増加させることがない。また、エアフィルタ清掃ユニット20の部品に電気集塵機能を持たせるので、別個の電気集塵機を設ける必要がなく、室内機1を小形にでき、また、安価に製造ができる。
さらに、空気調和が継続されると、前部エアフィルタ15及び上部エアフィルタ16に塵埃が溜まる。
前部エアフィルタ15、上部エアフィルタ16の清掃が行われる。
前部エアフィルタ15と上部エアフィルタ16の動作、作用は同様であるので、前部エアフィルタ15の清掃を例にとり説明する。
図9(a)、(b)に示すように、対向電極板33は中間前進状態では、中間幅の空間Sが形成されるように、距離L1=1〜3mmである。
回転ブラシ30が回転されるとともに、エアフィルタ移動機構22(図3)の駆動により、塵埃が溜まった前部エアフィルタ15は、中間幅の空間Sを移動し、対向電極板33が裏面に配置された状態で、表面に溜まった塵埃は、回転ブラシ30によって掻き落とされる。
このようにして、回転ブラシ30により、前部エアフィルタ15の表面に溜まった塵埃を除去することができる。
この際、対向電極板33は、エアフィルタ15の裏面に接して、裏面から支持する構成でもよいが、フィルタ裏面に接触せず離間された状態でもよい。
さらに、エアフィルタ清掃時、クーロン力により塵埃を除去する機能を用いるのが好ましい。
例えば、回転ブラシ30と対向電極板33の電極の極性は切換えられ、回転ブラシ30はアース電位(GND)とされ、対向電極板33は高電圧、出力電圧は−1〜−3kV、出力電流は0にする。
また、回転ブラシ30と対向電極板33との距離Lは1〜3mmにする。これにより、異常放電を防止することができる。
このとき、図9(b)に示すように、対向電極板33は高電圧が印加され、前部エアフィルタ15に溜まった塵埃はプラスに帯電し、アース電位(GND)とされた回転ブラシ30にクーロン力により吸引される。
上記のように、前部エアフィルタ15に溜まった塵埃は、回転ブラシ30による掻き落とし及びクーロン力により吸引の相乗作用により、確実に除去され、一時的にダストボックス32内に収容される。
なお、本実施形態では、前部エアフィルタ15の表面に溜まった塵埃を回転ブラシにより掻き落とす例で説明したが、図10(a)に示す状態で対向電極板33に収集された塵埃についても、図10(b)に示すように、高電圧の極性を替え、さらに、対向電極板33を中間前進状態にして、対向電極板33に付着した塵埃をクーロン力により吸引して除去するようにしてもよい。
本実施形態の空気調和機の室内機によれば、エアフィルタ清掃機能と電気集塵機能を一体に備えたエアフィルタ清掃ユニットにより、エアフィルタに捕集した塵埃をブラシで掻き取るとともに、被調和空気中の微細な塵埃を回転ブラシと対向電極板との電気集塵機能により除去し、被調和空気の通風抵抗を減少し、あらゆる塵埃を確実に除去でき、小型で安価なエアフィルタ清掃機能を備えた空気調和機の室内機が実現する。
1 室内機
2 室内機本体
3 前面パネル
3A 可動パネル
4 後板筐体
5 前面吸込口
6 上面吸込口
7 吹出口
9 熱交換器
9A 前側熱交換器部
9B 後側熱交換器部
11 室内送風機
13 通風路
14 枠体組立
15 前部エアフィルタ
16 上部エアフィルタ
20 エアフィルタ清掃ユニット
21 空間部位
21a、21b エアフィルタ移動機構
22 対向電極板移動機構
30 回転ブラシ
30a 中心軸
30b 基材
30c 導電性毛部材
31 ダストボックス
32 開口部
33 対向電極板
34 空気流入案内板
S 空間

Claims (3)

  1. 室内機本体に設けられる吸込口に対向してエアフィルタを設置し、このエアフィルタの風上側にエアフィルタを横切るように配置されてエアフィルタに対向する面に開口部を形成し内部に塵埃を収容するダストボックスと、このダストボックス内にその一部が開口部より外面に露出するように回転自在に支持されてエアフィルタに付着する塵埃を除去する回転ブラシとを有し、エアフィルタ表面に付着した塵埃を回転ブラシで除去しダストボックス内に収集するエアフィルタ清掃ユニットを備えた空気調和機の室内機において、
    前記回転ブラシは、導電性を有し高電圧が印加される荷電電極部を構成し、この回転ブラシ風下側の対向位置にダストボックスに対し前後方向に移動自在に設けられ、前進状態では、ダストボックスの開口部に近接もしくは当接位置に移動し、後退状態では、エアフィルタの風下側位置に配置される導電性を有する板状の対向電極板を備えたことを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 室内機本体に設けられる吸込口に対向してエアフィルタを移動可能に設置し、このエアフィルタの風上側にエアフィルタの移動方向に対し横切るように配置されてエアフィルタに対向する面に開口部を形成し内部に塵埃を収容するダストボックスと、このダストボックス内にその一部が開口部より外面に露出するように回転自在に支持されてエアフィルタに付着する塵埃を除去する回転ブラシとを有し、前記エアフィルタをダストボックスに向けて移動させてエアフィルタ表面に付着した塵埃を回転ブラシで除去しダストボックス内に収集するエアフィルタ清掃ユニットを備えた空気調和機の室内機において、前記回転ブラシは、導電性を有し高電圧が印加される荷電電極部を構成し、この回転ブラシ風下側の対向位置にダストボックスに対し前後方向に移動自在に設けられ、前進状態では、ダストボックスの開口部に近接もしくは当接位置に移動し、後退状態では、エアフィルタの風下側位置に配置される導電性を有する板状の対向電極板を備えたことを特徴とする空気調和機の室内機。
  3. 前記導電性の回転ブラシは、導電性の中心軸に高圧が印加され、ブラシ部の全体もしくは一部に導電性を持たせた構成でなることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機の室内機。
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