WO2022196544A1 - 機器モジュール - Google Patents

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辰海 佐藤
康介 曽根
泰行 山本
拓也 谷口
愛 武久
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株式会社オートネットワーク技術研究所
住友電装株式会社
住友電気工業株式会社
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Definitions

  • a support member arranged in a roof inner space between a roof panel and an interior member; is an equipment module in which a support member-side channel is formed, and the support member-side channel is connected to a duct-side channel of a duct in a vehicle.
  • the cooling air By flowing the cooling air from the duct-side channel to the support member-side channel, the device supported by the support surface of the outer surface of the support member is cooled.
  • the equipment can be cooled even if the equipment is not housed in the duct.
  • the duct is a rear-seat duct provided with an outlet toward the rear seat and arranged in the roof interior space, and the tubular member is , the support member and the rear seat duct may be connected. Thereby, the support member and the rear seat duct can be connected via the tubular member.
  • the devices 50, 150 provided on the support members 30, 130, 230, 330 have been described as being positioned on the roof panel 12 side with respect to the functional sheet 70, but this is not an essential configuration. do not have.
  • the devices provided on the support members 30 , 130 , 230 , 330 may be positioned on the interior member 16 side with respect to the functional sheet 70 .
  • the transmission member 80 is mainly arranged on the surface of the functional sheet 70 on the interior member 16 side, and preferably penetrates the functional sheet 70 for connection with the equipment arranged on the roof panel 12 side.

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Abstract

機器がダクト内に収容されずとも、機器を冷却可能な技術を提供することを目的とする。機器モジュールは、車両においてルーフパネルと内装部材との間のルーフ内空間に配置される支持部材と、前記支持部材の外面のうち支持面に支持された機器と、を備える。前記支持部材の内部には、支持部材側流路が形成され、前記支持部材側流路は、車両におけるダクトのダクト側流路と接続される。

Description

機器モジュール
 本開示は、機器モジュールに関する。
 特許文献1は、車両に搭載される機器がルーフダクト内に収容され、当該機器がルーフダクト内を流れる冷却用空気によって冷却される車両用オーバヘッドモジュールを開示している。
特開2005-199862号公報
 特許文献1に記載の車両用オーバヘッドモジュールでは、機器がダクト内に収容される構成であるため、収容できる機器の数が少なかったり、オーバヘッドモジュールの組立作業性及び機器のメンテナンス性などが悪化したりする恐れがある。
 そこで、機器がダクト内に収容されずとも、機器を冷却可能な技術を提供することを目的とする。
 本開示の機器モジュールは、車両においてルーフパネルと内装部材との間のルーフ内空間に配置される支持部材と、前記支持部材の外面のうち支持面に支持された機器と、を備え、前記支持部材の内部には、支持部材側流路が形成され、前記支持部材側流路は、車両におけるダクトのダクト側流路と接続される、機器モジュールである。
 本開示によれば、機器がダクト内に収容されずとも、機器を冷却することができる。
図1は機器モジュールが組込まれた車両を示す概略斜視図である。 図2は実施形態1にかかる機器モジュールを示す斜視図である。 図3は実施形態1にかかる機器モジュールを示す平面図である。 図4は図3のIII-III線に沿った断面図である。 図5は図4の領域Rの拡大図である。 図6は機器を示す斜視図である。 図7は機器及び支持部材を示す平面図である。 図8は実施形態2にかかる機器モジュールを示す断面図である。 図9は機器及び支持部材を示す斜視図である。 図10は実施形態3にかかる機器モジュールを示す断面図である。 図11は機器及び支持部材を示す平面図である。 図12は実施形態4にかかる機器モジュールを示す斜視図である。 図13は実施形態4にかかる機器モジュールを示す断面図である。
 [本開示の実施形態の説明]
 最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
 本開示の機器モジュールは、次の通りである。
 (1)車両においてルーフパネルと内装部材との間のルーフ内空間に配置される支持部材と、前記支持部材の外面のうち支持面に支持された機器と、を備え、前記支持部材の内部には、支持部材側流路が形成され、前記支持部材側流路は、車両におけるダクトのダクト側流路と接続される、機器モジュールである。ダクト側流路から支持部材側流路に冷却用空気が流れることによって、支持部材の外面のうち支持面に支持された機器が冷却される。これにより、機器がダクト内に収容されずとも、機器を冷却可能となる。
 (2)(1)の機器モジュールにおいて、前記支持部材には、前記支持面のうち前記機器と対向する部分に開口し、前記支持部材側流路に達する貫通孔が形成されていてもよい。これにより、機器が貫通孔を通して支持部材側流路に露出することができる。
 (3)(2)の機器モジュールにおいて、前記機器には、前記貫通孔に面する放熱部が設けられていてもよい。これにより、放熱部が冷却用空気によって冷却され、機器の放熱性が高まる。
 (4)(3)の機器モジュールにおいて、前記放熱部が前記支持部材側流路まで突出してもよい。これにより、冷却用空気によって直接的に冷却される放熱部の面積が大きくなる。
 (5)(2)から(4)のいずれか1つの機器モジュールにおいて、前記機器の筐体には、前記貫通孔を向く面に筐体側吸気口が形成され、前記支持部材側流路を流れる冷却用空気が前記貫通孔、前記筐体側吸気口及び前記筐体の内部を通って、前記ルーフ内空間に放出されてもよい。これにより、筐体の内部が、冷却用空気によって直接的に冷却されることができる。
 (6)(2)から(4)のいずれか1つの機器モジュールにおいて、前記支持面のうち前記貫通孔の周辺部分と前記機器との間に隙間が設けられ、前記支持部材側流路を流れる冷却用空気が前記貫通孔及び前記隙間を通って、前記ルーフ内空間に放出されてもよい。これにより、機器が、冷却用空気によって直接的に冷却されることができる。
 (7)(5)又は(6)の機器モジュールにおいて、前記支持部材側流路は、前記ダクトと接続される吸気口及び前記貫通孔以外に閉口していてもよい。これにより、支持部材側流路を流れる冷却用空気は、基本的に、貫通孔からルーフ内空間に放出される。
 (8)(2)から(6)のいずれか1つの機器モジュールにおいて、前記支持部材側流路には、前記ダクトと接続される吸気口及び前記貫通孔とは別に開口し、冷却用空気を前記ルーフ内空間に放出する排気口が形成されていてもよい。これにより、支持部材側流路を流れる冷却用空気は、貫通孔とは別の排気口からルーフ内空間に放出されることができる。これにより、冷却用空気が貫通孔から放出されにくい場合でも、冷却用空気が支持部材側流路に滞留しにくい。
 (9)(1)から(8)のいずれか1つの機器モジュールにおいて、前記機器は、第1機器及び第2機器を含み、前記支持部材の内部には、前記支持部材側流路を、前記第1機器用の第1流路と、前記第2機器用の第2流路とに仕切る仕切が設けられてもよい。これにより、冷却用空気が第1機器及び第2機器に向けて流れる際、それぞれ別の流路を流れることができ、一方の機器へ向かう冷却用空気と比べて他方の機器に向かう冷却用空気が少なすぎたり、一方の機器との熱交換によって暖められた冷却用空気が他方の機器に向かったりすることを抑制できる。
 (10)(1)から(9)のいずれか1つの機器モジュールにおいて、前記支持部材と前記ダクトとの間に介在する管状部材をさらに備えてもよい。これにより、支持部材とダクトとが管状部材を介して接続されることができる。
 (11)(10)の機器モジュールにおいて、前記管状部材は、弾性の高い材料で形成されており、本体部と前記本体部の外面から突出する鍔部とを有し、前記本体部が前記支持部材のうち前記支持部材側流路の開口から前記支持部材側流路の内部に挿通された状態で、前記鍔部が前記開口の周縁部の内面に引っ掛かっていてもよい。管状部材が弾性の高い材料で形成されていることにより、支持部材側流路の内部に管状部材を挿通しやすくなる。また、本体部が支持部材のうち支持部材側流路の開口から支持部材側流路の内部に挿通された状態で、鍔部が開口の周縁部の内面に引っ掛かっていることによって、管状部材と支持部材とが抜けにくくなる。
 (12)(10)又は(11)の機器モジュールにおいて、前記ダクトは、後席に向けての吹出口が設けられ、前記ルーフ内空間に配置される後席用ダクトであり、前記管状部材は、前記支持部材と前記後席用ダクトとを接続してもよい。これにより、支持部材と後席用ダクトとが管状部材を介して接続されることができる。
 (13)(10)又は(11)の機器モジュールにおいて、前記ダクトは、前席に向けての吹出口が設けられた前席用ダクトであり、前記管状部材は、前記支持部材と前記前席用ダクトとを接続してもよい。これにより、支持部材と前席用ダクトとが管状部材を介して接続されることができる。
 (14)(1)から(13)のいずれか1つの機器モジュールにおいて、少なくとも断熱機能を奏する層を有し、前記支持部材が配置された機能性シートをさらに備え、前記支持部材のうち前記支持面とは別の外面が前記機能性シートに接していてもよい。これにより、機能性シートから支持部材に熱が伝わりにくくなる。
 (15)(14)の機器モジュールにおいて、前記機器と接続される伝送部材をさらに備え、前記伝送部材が前記機能性シートに設けられていてもよい。これにより、伝送部材を機器モジュールと一体化できる。
 [本開示の実施形態の詳細]
 本開示の機器モジュールの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
 [実施形態1]
 以下、実施形態1にかかる機器モジュールについて説明する。
 <機器モジュールが組込まれる車両について>
 図1は機器モジュール20が組込まれた車両10を示す概略斜視図である。車両10は、ボディ11を備える。ボディ11は、車両10の外形をなす部分である。ボディ11は、モノコックボディであってもよいし、ラダーフレーム上に搭載されるボディであってもよい。ここでは、ボディ11は、車室を囲む側方パネル、ルーフパネル12、さらには、乗員が乗り降りするための乗降用ドアパネル、荷物を出し入れするためのリアドアパネル等を含む。ボディ11は、金属によって形成されてもよいし、樹脂によって形成されてもよい。ボディ11は、金属と樹脂との組合せによって構成されていてもよい。ボディ11のうち車室の上方を覆う板状の部分がルーフパネル12である。つまり、ルーフパネル12は、車両10の屋根部分を形成する。ルーフパネル12は、ボディ11の外観形状を形作るべく一部又は全体的に湾曲していてもよい。ルーフパネル12は、金属で形成されてもよいし、樹脂で形成されてもよい。ルーフパネル12は、金属と樹脂との組合せによって構成されていてもよい。ルーフパネル12には、アンテナ用孔が形成されていてもよい。
 <車両において機器モジュールが組込まれる位置について>
 機器モジュール20が組込まれる位置について、図2を参照しつつ説明する。図2は実施形態1にかかる機器モジュール20を示す斜視図である。図2には、互いに直交するX方向、Y方向及びZ方向が示されている。本開示において、機器モジュール20が車両10に配置された状態で、X方向が車両10の前後方向とされ、Y方向が車両10の幅方向とされ、Z方向が鉛直方向とされるものとする。
 機器モジュール20は、ルーフパネル12を含む屋根部分14に組込まれる。屋根部分14としては、上記ルーフパネル12と内装部材16とが図示されている。屋根部分14は、ルーフパネル12を支持するフレーム13(図4参照)を含む場合がある。内装部材16は、樹脂等で形成された板状部材である。内装部材16は、車室内の天井形状を形作る部分である。内装部材16は、一部又は全体的に湾曲していてもよい。内装部材16は、ルーフパネル12に対して下側に取付けられる。内装部材16は、車室内に露出する部分である。内装部材16は、ルーフライナ(roof liner)と呼ばれることもある。機器モジュール20は、ルーフ内空間に配置される。ルーフ内空間は、車両10においてルーフパネル12と内装部材16との間の空間である。ルーフ内空間は、車内空間であって、乗員が搭乗する空間ではない空間である。なお、車内空間は、車両10の外観をなすボディ11に覆われる空間であり、乗員が搭乗する空間は、車両10の内観をなす内装部材16に覆われる空間である。
 本例では、ルーフ内空間にはダクト17が配置される。本例のダクト17は、後席用のダクト17である。ダクト17はダクト側流路18A、18B、18Cを有する。ダクト側流路18A、18Bは、車両10の両側方において、X方向に延びる。ダクト側流路18Cは、車両10の後方において、Y方向に延び、ダクト側流路18A、18Bを連結する。ダクト17には、後席に向けての吹出口19A(図3参照)が設けられている。吹出口19A、19Bは、例えば、ダクト側流路18A、18Bに設けられる。なお、車両10において、エアコンユニットなどの空調設備の本体は、通常、ルーフ内空間には配置されず、ルーフ内空間よりも下方(例えば、インストルメントパネルの内部又は後席の後ろなど)に配置される。後席用のダクト17は、例えば、Cピラーを通るダクトなどを介して、後席の後ろに配置される空調設備の本体と接続される。空調設備の本体からの冷気が、吹出口19A、19Bを介して後席に向けて放出される。
 <機器モジュールについて>
 機器モジュール20について、図2に加えて、図3から図7を参照しつつ、説明する。図3は実施形態1にかかる機器モジュール20を示す平面図である。図4は機器モジュール20の断面図であり、図3のIII-III線に沿った断面図である。図5は図4の領域Rの拡大図である。図6は機器50を示す斜視図である。図7は機器50及び支持部材30を示す平面図である。
 機器モジュール20は、支持部材30と機器50とを備える。機器モジュール20は、管状部材60と機能性シート70と伝送部材80とをさらに備える。
 支持部材30は機器50を支持する。支持部材30は、支持本体部31を有する。支持本体部31は中空である。支持本体部31の外面のうち支持面32に機器50が支持される。本例では、支持面32は、鉛直上向きの面である。支持面32は、鉛直上向きの面以外の面であってもよい。支持面32には、凹凸部33が設けられている。支持面32には、リブ34が格子状に設けられている。リブ34の部分が凹凸部33における凸部34となり、リブ34で囲まれる部分が凹凸部33における凹部35とされる。機器50は、凸部34上に支持され、凹部35とは接していない。
 中空の支持本体部31の内部に支持部材側流路36が形成されている。支持本体部31の内部の空間と、当該空間を囲う内面とによって支持部材側流路36が構成されている。支持本体部31はX方向及びZ方向よりもY方向に長い。支持部材側流路36は支持部材30の長手方向(ここではY方向)に延びる。
 支持部材側流路36は、車両10におけるダクト17のダクト側流路と接続される。ここでは支持部材側流路36は、車両10の両側のダクト側流路18A、18Bのうち一方のダクト側流路18Aのみと接続される。支持部材側流路36は、3方に開口している。3つの開口は、吸気口37、貫通孔38及び排気口39である。
 吸気口37は、支持本体部31の外面のうちY方向を向く面(ダクト側流路18Aを向く面)に開口している。吸気口37がダクト側流路18Aと接続される。これにより、ダクト側流路18Aから吸気口37を介して、支持部材側流路36内に冷却用空気が流れることができる。ここでは、管状部材60を介して、支持部材側流路36とダクト側流路18Aとが接続される。ダクト側流路18Aには、後席に向けての吹出口19Aとは別に、支持部材30に向けての吹出口19Bが設けられる。吹出口19Bは、支持部材30を向く面に開口している。吸気口37と吹出口19Bとは、XZ平面で対応する位置に設けられる。吸気口37と吹出口19Bとが管状部材60を介して接続されている。吸気口37は支持部材側流路36よりも小さい開口である。このため、吸気口37の周縁部は、XZ平面に沿って広がる平板部とされる。
 貫通孔38は、支持面32に開口している。貫通孔38は、支持面32のうち機器50と対向する部分に開口している。図7に示す例では、貫通孔38は、Z方向から見てX方向よりもY方向に長い長方形状である。貫通孔38は、1つの凹部35よりもX方向及びY方向の両方に大きい。貫通孔38は、機器50よりもX方向及びY方向の両方に小さい。もっとも、貫通孔38の大きさ及び形状は、特に限定されるものではなく、適宜設定可能である。
 排気口39は、吸気口37及び貫通孔38とは別の開口である。支持部材側流路36の延在方向に沿って、吸気口37及び排気口39の間に、機器50が設けられる。排気口39は、支持本体部31の外面のうちY方向を向く面であって、排気口39が開口する面とは逆向きの面(ダクト側流路18Bを向く面)に開口している。排気口39は支持部材側流路36と同じ大きさの開口である。
 機器50は、支持部材30の支持面32に支持される。機器50は、例えば、電気回路を有する電子機器である。機器50は、例えば、外部との通信用の通信機器である。本例では、機器50は、支持部材30よりもZ方向に沿ってルーフパネル12側に配置される。また、機器50は、機能性シート70よりもZ方向に沿ってルーフパネル12側に配置される。機器50は、機器本体51と筐体52とを有する。機器本体51は、回路基板、電子部品等を含む。機器本体51は、筐体52に収容される。筐体52の外面が支持面32と接する。筐体52は、樹脂によって形成されていてもよい。筐体52は、金属によって形成されていてもよい。筐体52は、樹脂製の部分と、金属製の部分とを有する複合部材であってもよい。
 機器50には、放熱部が設けられている。放熱部は、貫通孔38に面する。これにより、放熱部は、冷却用空気と直接的に接することができる。ここでは、放熱部が筐体52のうち支持面32と接する部分よりも貫通孔38側に突出する。もっとも、放熱部の外面は、筐体52のうち支持面32と接する部分と同一の平面であってもよい。ここでは、放熱部が支持部材側流路36まで突出する。もっとも、放熱部は貫通孔38内で留まり、支持部材側流路36まで突出していなくてもよい。ここでは放熱部として、伝熱部材55及びヒートシンク56が設けられている。
 伝熱部材55は、筐体52の下面に取付けられている。伝熱部材55としては、特に限定されるものではないが、例えば、筐体52となるべく隙間なく密着可能な部材であると良い。かかる伝熱部材55としては、例えば、放熱グリス、放熱シート、放熱ゴムなどであってもよい。
 ヒートシンク56は、伝熱部材55の下面に取付けられている。ヒートシンク56は、ベース57と複数のフィン58とを含む。ベース57及び複数のフィン58は、平板状に形成されている。ベース57はXY平面に平行に広がる。ベース57は、Z方向に沿って機器50側において、複数のフィン58を連結している。複数のフィン58は、支持部材側流路36内に位置する。複数のフィン58は、ベース57の一方の面から互いに平行にZ方向に突出する。各フィン58は、YZ平面に平行に広がる。複数のフィン58は、X方向に沿って互いに離れている。これにより、互いに対向するフィン58同士の間を冷却用空気が通り抜けることができ、ヒートシンク56と冷却用空気との間で熱交換される熱量が大きくなる。
 筐体52、伝熱部材55及びヒートシンク56の固定態様は如何なる態様であってもよい。例えば、伝熱部材55の両面に設けられた接着剤を介して、筐体52、伝熱部材55及びヒートシンク56が固定されていてもよい。また例えば、筐体52とヒートシンク56とが、ネジ止、ピン止などによって機械的に固定され、伝熱部材55が筐体52及びヒートシンク56に挟持されてもよい。
 伝熱部材55の寸法及びヒートシンク56の寸法は、特に限定されるものではないが、貫通孔38に応じた寸法に設定されると良い。伝熱部材55の熱伝導率が、ヒートシンク56の熱伝導率よりも低い場合、伝熱部材55の厚み寸法(Z方向の寸法)は、ヒートシンク56のZ方向の寸法よりも小さいことが好ましい。
 図4には、支持部材側流路36における冷却用空気の流れが、矢符Aによって示されている。吸気口37から支持部材側流路36内に入った冷却用空気は、排気口39に向かう途中に、機器50が設けられた部分を通る。このとき、冷却用空気は、機器50からの熱を受け取り、暖められる。機器50は、冷却用空気に熱を渡すことによって、冷やされる。暖められた冷却用空気は、排気口39からルーフ内空間に放出される。これにより、暖められた冷却用空気が支持部材側流路36内に留まって、冷却用空気と機器50との間の熱交換の効率が悪化することが抑制される。つまり、空調設備の本体が稼働して冷却用空気が支持部材側流路36に送られる場合、機器50は、常に新しい冷却用空気との間で熱交換を行うことができる。
 特にここでは、放熱部としてのヒートシンク56が支持部材側流路36内に配置されている。これにより、支持部材側流路36を流れる冷却用空気がヒートシンク56と熱交換でき、より大きな熱が機器50側から冷却用空気に渡されることができる。
 ここでは、筐体52の外面が支持面32における凸部34と接する。機器50の筐体52が凸部34と接した状態で、機器50の筐体52と凸部34とが接する部分が、Z方向から見て貫通孔38の四方を囲んでいる。従って、貫通孔38の開口部は筐体52及び凸部34によって塞がれており、支持部材側流路36は、貫通孔38を介してルーフ内空間とつながっていない。このため、貫通孔38は、排気口39としての機能を有しない。もっとも、支持部材側流路36が貫通孔38を介してルーフ内空間とつながっていてもよい。貫通孔38が、排気口39としての機能を有していてもよい。
 管状部材60は、支持部材30とダクト17との間に介在する。管状部材60は、支持部材30と後席用のダクト17とを接続する。管状部材60は、支持部材30の一端部において、支持部材30とダクト17とを接続している。ここでは、管状部材60の一端部が吸気口37に接続され、管状部材60の他端部が吹出口19Bに接続されている。管状部材60は管状本体部62と鍔部64とを含む。
 管状本体部62は、中空の管である。本例では、管状本体部62は、環状凸部と環状凹部とが交互に連続する蛇腹管状に形成されている。これにより、吸気口37と吹出口19BとがXZ平面でずれていても、そのずれを管状本体部62で吸収しやすくなる。もっとも、管状本体部62は、蛇腹管状でなくともよく、例えば、同一の横断面が連続する直管状であってもよい。
 鍔部64は、管状本体部62の外面から突出する。鍔部64は、管状本体部62の一端部及び他端部にそれぞれ設けられる。鍔部64は、吸気口37及び吹出口19Bよりも大きく形成される。管状部材60は、弾性の高い材料で形成されている。管状部材60は、鍔部64が吸気口37及び吹出口19Bよりも小さくなって吸気口37及び吹出口19Bを通過できるように弾性変形可能である。管状本体部62の一端部が支持部材30のうち吸気口37から支持部材側流路36の内部に挿通された状態で、鍔部64が吸気口37の周縁部の内面に引っ掛かっている。管状本体部62の他端部がダクト17のうち吹出口19Bからダクト側流路18Aの内部に挿通された状態で、鍔部64が吹出口19Bの周縁部の内面に引っ掛かっている。
 なお、管状部材60が吸気口37から支持部材側流路36の内部に入りこむようにして管状部材60と支持部材側流路36とが接続されることは必須の構成ではない。例えば、吸気口37が外側に突出する筒部を有し、管状部材60は当該筒部に被さるようにして接続されてもよい。ダクト側流路18Aと管状部材60との接続についても同様である。
 機能性シート70は、内装部材16とは別に設けられた部材である。機能性シート70には、支持部材30が配置される。支持部材30のうち支持面32とは別の外面が機能性シート70に接している。機能性シート70には、支持部材30及び伝送部材80が固定される。機能性シート70は、これらの部材が固定される以外に、断熱機能、防音機能、電波遮蔽機能の少なくとも1つの機能を奏する層を含むシートである。本例では、機能性シート70は少なくとも断熱機能を奏する層を含んでいる。
 断熱機能を奏する層としては、例えば不織層が用いられることができる。不織層は、機能性シート70の一方主面側及び他方主面側の間で、熱が伝わり難いようにする断熱性を奏する層の一例である。断熱層は、熱放射エネルギーを反射する層であってもよい。断熱層は、他の層よりも熱伝導率が低い層であってもよい。例えば、断熱層は、不織シートの他、発泡シート等のように、細かい隙間を含むシートが用いられてもよい。断熱層としては、断熱塗料、遮熱塗料が用いられてもよい。
 不織層は、機能性シート70の一方主面側及び他方主面側の間で、音が伝わり難いようにする防音性を奏する層の一例であるとも把握可能である。防音性を奏する層は、音を反射するものであってもよいし、音のエネルギーを熱エネルギーとして吸収するものであってもよい。例えば、防音層としては、不織シートの他、発泡シート等のように、細かい隙間を含むシートが用いられてもよい。防音層としては、吸音塗料が用いられてもよい。断熱層と防音層とは物理的に別の層として設けられてもよい。
 機能性シート70は、単層構造であってもよい。機能性シート70は、多層構造であってもよい。例えば、機能性シート70において、上記不織層と電波遮蔽層とが積層されてもよい。
 電波遮蔽層は、機能性シート70の一方主面側及び他方主面側の間で、電波が伝わり難いようにする層である。電波遮蔽層は、全ての周波数に対して電波遮蔽性を有していてもよい。電波遮蔽層は、一部の周波数帯に対して選択的な電波遮蔽性を有していてもよい。この場合、一部の周波数帯の電波は、電波遮蔽層において反射又は吸収の少なくとも一方がなされればよい。電波遮蔽層は、アルミニウム、鉄等の金属箔で形成された層であってもよい。選択的な電波遮蔽性を有する電波遮蔽層としては、周知の周波数選択膜(FSS: Frequency Selective Surface)が用いられてもよい。周波数選択膜は、樹脂等で形成されたベースフィルム上に金属箔等によってユニットセル(素子)を形成したものである。かかる周波数選択膜は、ユニットセル(素子)の周波数特性に応じて1つ又は複数の周波数帯の電波を選択的に遮蔽し、他の周波数帯の電波を通過させる性質を有する。選択的な電波遮蔽性を有する電波遮蔽層は、断熱層又は防音層に直接導電性ペースト等を印刷することによって形成されていてもよい。
 機能性シート70が多層構造を有する場合、各機能層の重ね合せ順は、任意である。例えば、機能性シート70は、不織層の上側に電波遮蔽層が設けられてもよいし、不織層の下側に電波遮蔽層が設けられてもよい。また各機能層の大きさは、任意である。各機能層は、同じ大きさに形成されてもよい。1つの機能層に対して他の機能層が部分的に設けられてもよい。なお、各機能層は、単に重ね合されただけであってもよい。各機能層は、両面テープ、接着剤、溶着等によって固定されていてもよい。
 さらに、機能性シート70が複数の機能層を有する場合において、複数の機能層が機能性シート70の厚み方向において重なって配置されていることは必須ではない。複数の機能層は、機能性シート70が広がる領域内において、異なる領域に設けられていてもよい。例えば、複数の機能層が、機能性シート70が広がる領域内において横並びで設けられていてもよい。
 伝送部材80は、機器50と接続されている。伝送部材80は、電気又は光等を伝送する部材であり、機能性シート70において少なくとも1端は機器50に接続される配線経路に沿って設けられる部材である。例えば、伝送部材80は、芯線と芯線の周囲の被覆とを有する一般電線であってもよいし、裸導線、シールド線、電気ケーブル、エナメル線、ニクロム線、同軸線、光ファイバ等であってもよい。つまり、伝送部材80は、電気を伝送する線状の部材であってもよい。電気を伝送する線状の部材としては、各種信号線、各種電力線であってもよい。また、電気を伝送する線状の伝送部材80は、単一の線状物であってもよいし、複数の線状物の複合物(ツイスト線、複数の線状物を集合させてこれをシースで覆ったケーブル等)であってもよい。伝送部材80は、機能性シート70に対する導電性塗料の塗布、銅箔に対するエッチング等によって形成されてもよい。ここで、伝送部材80が電線であることを想定した説明がなされる。
 機器50は、伝送部材80を介して電気信号又は光信号を送信し又は受信する。又は、機器50は、伝送部材80を介して電力供給を受けたり、電力を分配したりする。伝送部材80と機器50との接続は、コネクタを介して行われてもよい。伝送部材80が機器50内に直接導入され、機器50内の電気要素に直接に接続されていてもよい。なお、図2及び図3において示される伝送部材80は、概略的な経路を示しており、1本の線として描かれていても、複数の電線等を含む場合がある。
 伝送部材80は機能性シート70に設けられる。ここで、伝送部材80が機能性シート70に設けられるとは、電気又は光を伝送する媒体が機能性シート70において電気又は光の経路をなすように形作られることをいう。このため、機能性シート70に設けられた伝送部材80とは、当該機能性シート70に対して導電性塗料の塗布、銅箔に対するエッチング等によって直接形成される伝送部材80の他、機能性シート70とは別に製造された線状の伝送部材80が、機能性シート70のいずれか又は両方の主面等に沿って一定の経路をなすように形作った状態で取付けられた伝送部材80を含む。伝送部材80の支持のための具体的構成は特に限定されない。
 例えば、伝送部材80は、機能性シート70の一主面に対して固定されていてもよい。例えば、伝送部材80は、機能性シート70の一主面に対して溶着(融着ともいう)されていてもよい。これにより形成された溶着部は、伝送部材80及び機能性シート70の少なくとも一方の一部が溶けて相互にくっついた状態となっている。伝送部材80と機能性シート70との溶着は、超音波溶着によってなされてもよいし、加熱溶着によってなされてもよい。また、伝送部材80と機能性シート70との少なくとも一方の表面が溶剤によって溶かされることで、伝送部材80と機能性シート70とが溶着されてもよい。また、例えば、伝送部材80は、機能性シート70に対して、接着剤、両面テープ等によって固定されていてもよい。また、例えば、伝送部材80は、縫糸等によって、機能性シート70に対して縫付けられていてもよい。また、例えば、伝送部材80が機能性シート70の一主面上に配設された状態で、機能性シート70の一主面の外側から伝送部材80を跨ぐように粘着テープが貼付けられることで、伝送部材80が機能性シート70の一主面に固定されていてもよい。伝送部材80は、機能性シート70の一主面のみに固定される必要は無い。伝送部材80は、機能性シート70の一方主面に固定される部分と、機能性シート70の他方主面に固定される部分とを併有していてもよい。この場合、伝送部材80は、機能性シート70の中間部又は端縁部において一方主面から他方主面に向けて通るように付設されてもよい。
 また、例えば、伝送部材80は、2つのシートの間に挟み込まれることで、機能性シート70に固定されていてもよい。例えば、機能性シート70が複数層を含む場合において、伝送部材80が各層を構成するシートの間に挟込まれていてもよい。また、機能性シート70に他のシートが重ね合される場合において、機能性シート70と当該他のシートとの間に、伝送部材80が挟込まれていてもよい。この場合において、伝送部材80を挟込む2つのシート同士は、溶着によって固定されてもよいし、接着剤又は両面テープによって固定されてもよい。
 ここでは、伝送部材80は、機能性シート70に対してルーフパネル12側の面に設けられている。伝送部材80は、機能性シート70に対して内装部材16側の面に設けられていてもよい。
 機能性シート70には支持部材30が設けられる。支持部材30は、機器50を支持する機能及び冷却用空気を流す機能のほかに、機能性シート70に対して変形し難さを付与する機能を有していてもよい。支持部材30は、機能性シート70よりも高剛性であってもよい。ここでの剛性の高低は、例えば、支持部材30の長手方向に対して直交する面を基準面とし、支持部材30の当該基準面における曲げ剛性と、機能性シート70のうち当該支持部材30が設けられた部分的な領域における当該基準面における曲げ剛性とによって評価されてもよい。例えば、機能性シート70は、アルミニウム箔(電波遮蔽層)と不織布(断熱層兼防音層)との積層体であり、支持部材30は、比較的硬質な樹脂(例えば、PP(ポリプロピレン)、PA(ポリアミド)等)製であってもよい。支持部材30は、上記リブ34による凹凸部33のほか、ハニカム構造など有し、強度を持たせつつ軽量化が図られてもよい。支持部材30は、鉄、アルミニウム等の金属によって形成されていてもよい。支持部材30は、樹脂製の部分と、金属製の部分とを有する複合部材であってもよい。
 ルーフ内空間における支持部材30の配置領域、つまり、機能性シート70に対する支持部材30の配置領域は、任意である。支持部材30は、例えば、機器50の配置領域に応じて設けられてもよい。例えば、機器50が外部通信用アンテナユニットである場合、機器50は、ルーフパネル12に形成されたアンテナ用孔に対応する位置に配置される。従って、支持部材30は、ルーフパネル12に形成されたアンテナ用孔の下に配置されると良い。また支持部材30は、屋根部分14におけるフレーム13に対応する位置に設けられてもよい。
 支持部材30は、機能性シート70に対して接着剤、粘着剤、両面テープ、溶着(超音波溶着、熱溶着等)等によって固定される。支持部材30は、ネジ止、ピン止等によって機能性シート70に固定されてもよい。ここで、支持部材30は、細長い長方形筒状に形成されている。支持部材30の長さ寸法は、機能性シート70の幅寸法と同じに設定される。支持部材30の長さ寸法は、機能性シート70の縁が真下に垂れ下がらない程度で、機能性シート70の幅寸法より小さくてもよい(例えば、20cm以下の範囲で小さい)。支持部材30が機能性シート70のうちルーフパネル12側の面に配置される。両者の対向面が接着剤等によって接合される。
 支持部材30の長手方向は、機能性シート70の幅方向に沿っている。このため、機能性シート70のうち支持部材30が設けられた部分は、幅方向において垂れ下がり難いように保たれる。機能性シート70に対する支持部材30の配置領域は任意である。支持部材30は、機能性シート70に対して部分的な領域に設けられてもよい。
 支持部材30には、屋根部分14に固定される屋根固定部40を有していてもよい。屋根固定部40は、屋根部分14におけるルーフパネル12又は当該ルーフパネル12を支えるフレーム13に固定されてもよい。これにより、機器50、機能性シート70及び伝送部材80が支持部材30を介して、ルーフパネル12又は当該ルーフパネル12を支えるフレーム13に吊り下げ支持されることができる。これにより、機器モジュール20の荷重の全部が内装部材16にかかることが抑制される。
 屋根固定部40と屋根部分14との固定態様は、如何なる態様であってもよい。例えば、屋根固定部40と屋根部分14とは、ネジ止、ピン止等によって固定されてもよい。また例えば、屋根固定部40と屋根部分14とは、接着剤、粘着剤、両面テープ、溶着(超音波溶着、熱溶着等)等によって固定されてもよい。
 ルーフ内空間には、支持部材30に設けられる上記機器50のほかに、支持部材30以外の箇所に設けられる機器が存在してもよい。当該機器は、屋根部分14におけるルーフパネル12、フレーム13又は内装部材16に設けられてもよいし、機能性シート70に設けられてもよい。支持部材30以外の箇所に設けられる機器用の伝送部材80は、屋根部分14におけるルーフパネル12、フレーム13又は内装部材16に設けられてもよいし、機能性シート70に設けられてもよい。
 機能性シート70は、ルーフパネル12及び内装部材16に対して面状に広がるように、当該屋根部分14に組込まれる。例えば、機能性シート70は、屋根部分14に対して8割以上の面積に広がって配設されてもよい。また、例えば、機能性シート70は、車室内の複数の乗員席のヘッドレストの上方全体に広がるように配設されてもよい。機能性シート70が屋根部分14に対して広がって配設されることで、機能性シート70が持つ機能を、屋根部分14に対してなるべく広い領域で、発揮することができる。また、屋根部分14に対してなるべく広い領域で、ルーフ内空間に配置される伝送部材80及び機器50が支持されることができる。
 <効果等>
 以上のように構成された機器モジュール20によると、ダクト側流路18Aから支持部材側流路36に冷却用空気が流れることによって、支持部材30の支持面32に支持された機器50が冷却される。これにより、機器50がダクト17内に収容されずとも、機器50を冷却可能となる。例えば機器50の電子部品として、耐熱性が低い電子部品が使用される場合がある。ルーフ内空間は、車両において、車室内などの空間よりも高温になりやすい。機器50が冷却されることによって、高温になりやすいルーフ内空間においても耐熱性の低い電子部品の動作がより安定する。
 また、支持部材30には、支持面32のうち機器50と対向する部分に開口し、支持部材側流路36に達する貫通孔38が形成されている。これにより、機器50が貫通孔38を通して支持部材側流路36に露出することができる。
 また機器50には、貫通孔38に面する放熱部として伝熱部材55及びヒートシンク56が設けられている。これにより、放熱部としての伝熱部材55及びヒートシンク56が冷却用空気によって冷却され、機器50の放熱性が高まる。
 また、放熱部としてのヒートシンク56が支持部材側流路36まで突出する。これにより、冷却用空気によって直接的に冷却される放熱部の面積が大きくなる。
 また、支持部材側流路36には、吸気口37及び貫通孔38とは別に開口し、冷却用空気をルーフ内空間に放出する排気口39が形成されている。これにより、支持部材側流路36を流れる冷却用空気は、貫通孔38とは別の排気口39からルーフ内空間に放出されることができる。これにより、冷却用空気が貫通孔38から放出されにくい場合でも、冷却用空気が支持部材側流路36に滞留しにくい。
 また、機器モジュール20は、支持部材30とダクト17との間に介在する管状部材60をさらに備える。これにより、支持部材30とダクト17とが管状部材60を介して接続されることができる。
 また、管状部材60が弾性の高い材料で形成されていることにより、支持部材側流路36の内部に管状部材60を挿通しやすくなる。また、本体部が支持部材30のうち支持部材側流路36の開口から支持部材側流路36の内部に挿通された状態で、鍔部64が開口の周縁部の内面に引っ掛かっていることによって、管状部材60と支持部材30とが抜けにくくなる。
 また、ダクト17は、後席に向けての吹出口19Aが設けられ、ルーフ内空間に配置される後席用のダクト17であり、管状部材60は、支持部材30と後席用のダクト17とを接続する。これにより、支持部材30と後席用のダクト17とが管状部材60を介して接続されることができる。
 また、機器モジュール20は、支持部材30が配置された機能性シート70をさらに備え、支持部材30のうち支持面32とは別の外面が機能性シート70に接し、機能性シート70は断熱層を含む。これにより、機能性シート70から支持部材30に熱が伝わりにくくなる。
 また、機器モジュール20は、機器50と接続される伝送部材80をさらに備え、伝送部材80が機能性シート70に固定されている。これにより、伝送部材80を機器モジュール20と一体化できる。
 [実施形態2]
 実施形態2にかかる機器モジュールについて説明する。図8は実施形態2にかかる機器モジュール120を示す断面図である。図9は機器150及び支持部材130を示す斜視図である。なお、本実施形態の説明において、これまで説明したものと同様構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。以下の各実施形態及び変形例の説明についても同様である。
 本例の機器モジュール120において、図8の矢符Bで示される冷却用空気の流れが、上記機器モジュール20における冷却用空気の流れとは異なっている。機器150の筐体152には、筐体側吸気口53が形成されている。筐体側吸気口53は、筐体152のうち支持部材130の貫通孔138を向く面に形成されている。支持部材側流路136を流れる冷却用空気が貫通孔138、筐体側吸気口53及び筐体152の内部を通って、ルーフ内空間に放出される。これにより、筐体152の内部が、冷却用空気によって直接的に冷却されることができる。
 図8に示す例では、筐体152には、第1貫通孔53及び第2貫通孔54が形成されている。第1貫通孔53は、筐体152のうち貫通孔138を向く面に形成されている。第2貫通孔54は、筐体152のうち第1貫通孔53が形成された面とは別の面に形成されている。筐体152の内部において、第1貫通孔53の開口がある空間と、第2貫通孔54の開口がある空間とがつながっている。第1貫通孔53が、筐体側吸気口53として機能する。第2貫通孔54が、筐体側排気口54として機能する。なお、筐体152において、筐体側排気口54として、第2貫通孔54が形成されている必要はない。例えば、筐体152が蓋のない容器のみで構成されている場合、容器の開口が筐体側排気口として機能する。また例えば、筐体152において、外部空間と内部空間とをつなぐ隙間がある場合に、当該隙間が筐体側排気口として機能してもよい。かかる隙間として、例えば、容器と蓋との隙間、又は、伝送部材80と接続されるコネクタを露出させるための隙間などであってもよい。
 本例では、貫通孔138は、支持面32における凹部35よりも小さく、凹部35に部分的に形成されている。貫通孔138が形成された凹部35の四方は、凸部34(リブ34)によって囲まれている。当該凸部34(リブ34)は、筐体52と接している。これにより、貫通孔138を抜けた冷却用空気が、支持面32と筐体52との隙間からルーフ内空間に放出されることが抑制され、筐体側吸気口53を通って筐体52内に達しやすくなる。
 支持部材130において、上記排気口39が省略されている。支持部材側流路136は、吸気口37及び貫通孔138以外に開口していない。つまり、支持部材側流路136は、吸気口37及び貫通孔138以外に閉口している。これにより、支持部材側流路136を流れる冷却用空気は、基本的に、貫通孔138を通ってルーフ内空間に放出される。従って本例では、貫通孔138が排気口として機能する。支持部材側流路136は、上記支持部材側流路36よりもY方向に短い。支持部材側流路136は、Y方向に沿って、貫通孔138をわずかに越えた位置で閉じられている。
 また、本例では、放熱部としての伝熱部材55及びヒートシンク56は設けられていない。本例においても、伝熱部材55及びヒートシンク56のいずれか一方又は両方が設けられていてもよい。
 [実施形態3]
 実施形態3にかかる機器モジュールについて説明する。図10は実施形態3にかかる機器モジュール220を示す断面図である。図11は機器50及び支持部材230を示す平面図である。
 本例の機器モジュール220において、図10の矢符Cで示される冷却用空気の流れが、上記機器モジュール20における冷却用空気の流れとは異なっている。本例では、支持面232のうち貫通孔38の周辺部分と機器50との間に隙間が設けられている。支持部材側流路236を流れる冷却用空気が、貫通孔38及び上記隙間を通って、ルーフ内空間に放出される。これにより、機器50が、冷却用空気によって直接的に冷却されることができる。
 ここでは、支持面232において、貫通孔38を囲うリブ34の配置が変わることによって、貫通孔38に対してY方向に隣りの凹部235が、Z方向から見て他の凹部35よりも大きくなっている。凹部235は、リブ34を挟まずに貫通孔38と隣り合っている。凹部235のY方向に沿った縁部は、機器50よりも外側に位置する。これらより、凹部235の外面と機器50の外面との間に、貫通孔38からルーフ内空間に冷却用空気が放出される隙間が生じている。
 本例では、放熱部として、伝熱部材55が設けられている。伝熱部材55は、支持面232のうち貫通孔38の周辺部分と機器50との間の隙間を小さくしている。
 また本例では、機器50は、第1機器50A及び第2機器50Bを含む。第1機器50A及び第2機器50Bは、1つの支持部材230にY方向に離れて設けられている。支持面232には、第1機器50A用の貫通孔38Aと、第2機器50B用の貫通孔38Bとが設けられている。
 支持部材230の内部には、仕切42が設けられている。仕切42は、支持部材側流路36を、第1機器50A用の第1流路36Aと、第2機器50B用の第2流路36Bとに仕切る。これにより、冷却用空気が第1機器50A及び第2機器50Bに向けて流れる際、それぞれ別の流路を流れることができる。これにより、一方の機器50へ向かう冷却用空気と比べて他方の機器50に向かう冷却用空気が少なすぎたり、一方の機器50との熱交換によって暖められた冷却用空気が他方の機器50に向かったりすることを抑制できる。
 仕切42はX方向に沿った両側で支持部材側流路236における内面とつながっている。仕切42のY方向に沿った第1端部は、第1機器50A用の貫通孔38Aと吸気口37との間に位置する。仕切42のY方向に沿った第1端部は、Y方向に沿って支持部材側流路236における内面とつながっていない。仕切42のY方向に沿った第2端部は、第1機器50A用の貫通孔38Aと第2機器50B用の貫通孔38Bとの間に位置する。仕切42のY方向に沿った第2端部は、Z方向に曲がっている。仕切42の第2端部は、Z方向に沿って、支持面32側に位置する内面とつながっている。第1流路36Aは、第1端部側の開口及び貫通孔38A以外に閉口している。第2流路36Bは、第1端部側の開口及び貫通孔38B以外に閉口している。
 本例でも、支持部材230において、排気口39が省略されている。支持部材側流路236は、吸気口37及び貫通孔38以外に閉口している。支持部材側流路236は、吸気口37及び貫通孔38以外に開口していない。貫通孔38が排気口を兼ねる。これにより、支持部材側流路236を流れる冷却用空気は、基本的に、貫通孔38からルーフ内空間に放出される。支持部材側流路236は、上記支持部材側流路36よりもY方向に短い。支持部材側流路236は、Y方向に沿って、貫通孔38Bをわずかに越えた位置で閉じられている。
 [実施形態4]
 実施形態4にかかる機器モジュールについて説明する。図12は実施形態4にかかる機器モジュール320を示す斜視図である。図13は実施形態4にかかる機器モジュール320を示す断面図である。
 本例の機器モジュール320において、ダクト317は、後席用のダクト17ではなく、前席用のダクト317である。ダクト317には、前席に向けての吹出口19Cが設けられている。管状部材360は、支持部材330と前席用のダクト317とを接続する。これにより、支持部材330と前席用のダクト317とが管状部材360を介して接続されることができる。
 前席用のダクト317は、上記後席用のダクト17と同様にルーフ内空間に配置されてもよい。前席用のダクト317は、ルーフ内空間に配置されていなくてもよい。例えば、前席用のダクト317は、インストルメントパネルの裏側の空間などに配置されてもよい。
 管状部材360は、上記管状部材60よりも、長く形成されている。ダクト317は、ルーフ内空間において支持部材330とX方向に離れて配置される。又はダクト317は、ルーフ内空間に配置されずに、ルーフ内空間の下方に配置される。このため、管状部材360は、支持部材330との接続部からX方向に延びている。ダクト317が、ルーフ内空間に配置されずに、ルーフ内空間の下方に配置される場合、管状部材360が、ルーフ内空間からAピラーに沿って下がるように延びて、当該ダクト317と接続されてもよい。
 なお、管状部材360には、管状部材60と同様に鍔部64が設けられて、鍔部64によって支持部材側流路336からの抜け止めがなされている。また、管状部材360の管状本体部362は、直管状であるが、上記管状本体部62と同様に、蛇腹管状であってもよい。
 本例の支持部材330も実施形態3の支持部材230と同様に、支持面332のうち貫通孔38の周辺部分と機器50との間に隙間が設けられている。当該隙間は、一部のリブ34の配置が変更されて他の凹部35よりも大きくなった凹部235と機器50との間に生じている。また支持部材330において、排気口39が省略されている。支持部材側流路336は、吸気口37及び貫通孔38以外に閉口している。なお本例の支持部材330では、実施形態3の支持部材230とは異なり、1つの機器50を支持している。従って、図13の矢符Dに示されるように、支持部材側流路336を流れる冷却用空気が、貫通孔38及び上記隙間を通って、ルーフ内空間に放出される。これにより、機器50が、冷却用空気によって直接的に冷却されることができる。
 本例では、支持部材330が複数設けられる。複数の支持部材330それぞれに機器50が支持される。複数の支持部材330は、X方向に離れて設けられる。1つの管状部材360が、ダクト317側から複数の支持部材330に向かう途中に分岐しつつ、複数の支持部材330それぞれと接続される。従って、管状部材360には、分岐部66が設けられる。これにより、複数の支持部材330とダクト317とが1つの管状部材360を介して接続されることができる。もっとも、複数の支持部材330はそれぞれ別の管状部材を介してダクト317と接続されていてもよい。
 [変形例]
 これまで、支持部材30には、貫通孔38が形成されているものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。支持部材30には、貫通孔38が形成されていなくてもよい。この場合、支持部材側流路36の内面と支持面32との間の第1壁部を介して、機器50と冷却用空気との間で熱交換がなされてもよい。この際、支持部材側流路36をなす第2面と支持面32とは別の外面との間の壁部を第2壁部とした場合に、第1壁部が第2壁部の材料よりも伝熱性の高い材料によって形成されていてもよい。例えば、第2壁部は、支持部材側流路36と機能性シート70との間の壁部である。
 またこれまで、機器モジュール20、120、220、320が管状部材60、360を有するものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。機器モジュール20、120、220、320が管状部材60、360を有していなくてもよい。この場合、例えば、ダクト17、317と支持部材30、130、230、330とが直接的に接続されていてもよい。
 またこれまで、機器モジュール20、120、220、320が機能性シート70を有するものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。機器モジュール20、120、220、320が機能性シート70を有していなくてもよい。この場合、例えば、支持部材30、130、230、330は、内装部材16に設けられていてもよい。
 またこれまで、機器50、150と接続される伝送部材80が機能性シート70に設けられるものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。機器50、150と接続される伝送部材80は、機能性シート70に設けられていなくてもよい。この場合、例えば、機器50、150と接続される伝送部材80は、内装部材16に設けられてもよい。
 またこれまで、支持部材30、130、230、330に設けられる機器50、150が、機能性シート70に対してルーフパネル12側に位置するものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、支持部材30、130、230、330に設けられる機器が、機能性シート70に対して、内装部材16側に位置していてもよい。また例えば、支持部材30、130、230、330に設けられる機器として、機能性シート70に対して、ルーフパネル12側に位置する機器と、内装部材16側に位置する機器との両方が存在してもよい。この場合に、伝送部材80は、主として、機能性シート70の内装部材16側の面に配置され、ルーフパネル12側に配置される機器との接続のために機能性シート70を貫通するとよい。
 なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。例えば、実施形態1から実施形態3に示す例でも、実施形態4に示す例と同様に、支持部材30、130、230が複数設けられていてもよい。
 10 車両
 11 ボディ
 12 ルーフパネル
 13 フレーム
 14 屋根部分
 16 内装部材
 17、317 ダクト
 18A、18B、18C ダクト側流路
 19A、19B、19C 吹出口
 20、120、220、320 機器モジュール
 30、130、230、330 支持部材
 31 支持本体部
 32、232、332 支持面
 33 凹凸部
 34 凸部(リブ)
 35、235 凹部
 36、136、236、336 支持部材側流路
 37 吸気口
 38、138 貫通孔
 39 排気口
 40 屋根固定部
 42 仕切
 50、150 機器
 51 機器本体
 52、152 筐体
 53 第1貫通孔(筐体側吸気口)
 54 第2貫通孔(筐体側排気口)
 55 伝熱部材(放熱部)
 56 ヒートシンク(放熱部)
 57 ベース
 58 フィン
 60、360 管状部材
 62、362 管状本体部
 64 鍔部
 66 分岐部
 70 機能性シート
 80 伝送部材

Claims (15)

  1.  車両においてルーフパネルと内装部材との間のルーフ内空間に配置される支持部材と、
     前記支持部材の外面のうち支持面に支持された機器と、
     を備え、
     前記支持部材の内部には、支持部材側流路が形成され、
     前記支持部材側流路は、車両におけるダクトのダクト側流路と接続される、機器モジュール。
  2.  請求項1に記載の機器モジュールであって、
     前記支持部材には、前記支持面のうち前記機器と対向する部分に開口し、前記支持部材側流路に達する貫通孔が形成されている、機器モジュール。
  3.  請求項2に記載の機器モジュールであって、
     前記機器には、前記貫通孔に面する放熱部が設けられている、機器モジュール。
  4.  請求項3に記載の機器モジュールであって、
     前記放熱部が前記支持部材側流路まで突出する、機器モジュール。
  5.  請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の機器モジュールであって、
     前記機器の筐体には、前記貫通孔を向く面に筐体側吸気口が形成され、
     前記支持部材側流路を流れる冷却用空気が前記貫通孔、前記筐体側吸気口及び前記筐体の内部を通って、前記ルーフ内空間に放出される、機器モジュール。
  6.  請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の機器モジュールであって、
     前記支持面のうち前記貫通孔の周辺部分と前記機器との間に隙間が設けられ、
     前記支持部材側流路を流れる冷却用空気が前記貫通孔及び前記隙間を通って、前記ルーフ内空間に放出される、機器モジュール。
  7.  請求項5又は請求項6に記載の機器モジュールであって、
     前記支持部材側流路は、前記ダクトと接続される吸気口及び前記貫通孔以外に閉口している、機器モジュール。
  8.  請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の機器モジュールであって、
     前記支持部材側流路には、前記ダクトと接続される吸気口及び前記貫通孔とは別に開口し、冷却用空気を前記ルーフ内空間に放出する排気口が形成されている、機器モジュール。
  9.  請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の機器モジュールであって、
     前記機器は、第1機器及び第2機器を含み、
     前記支持部材の内部には、前記支持部材側流路を、前記第1機器用の第1流路と、前記第2機器用の第2流路とに仕切る仕切りが設けられる、機器モジュール。
  10.  請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の機器モジュールであって、
     前記支持部材と前記ダクトとの間に介在する管状部材をさらに備える、機器モジュール。
  11.  請求項10に記載の機器モジュールであって、
     前記管状部材は、弾性の高い材料で形成されており、本体部と前記本体部の外面から突出する鍔部とを有し、
     前記本体部が前記支持部材のうち前記支持部材側流路の開口から前記支持部材側流路の内部に挿通された状態で、前記鍔部が前記開口の周縁部の内面に引っ掛かっている、機器モジュール。
  12.  請求項10又は請求項11に記載の機器モジュールであって、
     前記ダクトは、後席に向けての吹出口が設けられ、前記ルーフ内空間に配置される後席用ダクトであり、
     前記管状部材は、前記支持部材と前記後席用ダクトとを接続する、機器モジュール。
  13.  請求項10又は請求項11に記載の機器モジュールであって、
     前記ダクトは、前席に向けての吹出口が設けられた前席用ダクトであり、
     前記管状部材は、前記支持部材と前記前席用ダクトとを接続する、機器モジュール。
  14.  請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の機器モジュールであって、
     少なくとも断熱機能を奏する層を有し、前記支持部材が配置された機能性シートをさらに備え、
     前記支持部材のうち前記支持面とは別の外面が前記機能性シートに接している、機器モジュール。
  15.  請求項14に記載の機器モジュールであって、
     前記機器と接続される伝送部材をさらに備え、
     前記伝送部材が前記機能性シートに設けられている、機器モジュール。
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