WO2022191114A1 - モータユニット、並びに、搬送装置 - Google Patents

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竜彦 中村
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友哉 竹内
英男 内貴
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Abstract

全高を低くすることが可能なモータユニット、並びに、搬送装置を提供する。 モータ部とギヤ部を有するモータユニット200において、モータ部は、筐体部材210に駆動用モータ213の大半の部分を収容して形成されたものとする。ギヤ部は、内歯列部271によって囲まれた空間270内に、駆動ギヤ261の少なくとも一部と、複数の小歯車部215が配されて形成され、且つ、空間270内で駆動ギヤ261の周囲に複数の小歯車部215が位置するものとする。複数の小歯車部215のそれぞれは、駆動ギヤ261及び内歯列部271のそれぞれと噛合し、駆動ギヤ261が回転することで、複数の小歯車部215のそれぞれが回転するものとする。そして、ギヤ部は、少なくとも一部がモータ部と平面視で重なる位置にあるものとする。

Description

モータユニット、並びに、搬送装置
 本発明は、搬送物を搬送する搬送装置で使用可能なモータユニットに関する。また、本発明は、このようなモータユニットを有する搬送装置に関するものである。
 搬送物の搬送方向を切り換えることができる搬送装置(移載装置)が、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されているような従来の搬送装置は、コンベヤ装置のコンベヤラインの交差する部位に設けられており、搬送物の搬送方向を切り換えることができるものである。すなわち、特許文献1に開示されている搬送装置によって、搬送物の搬送方向を切り換えることにより、搬送物を所望の搬送先へ搬送することができる。
特開2015-163549号公報
 ところで、従来の搬送装置は、導入された搬送物を特定の二方向に選択的に搬出するものである。そのため、従来のコンベヤ装置で搬送物を搬送先毎に仕分けするには、複雑に枝分かれしたコンベヤラインが必要になる。
 そこで本発明者らは、大きな設置場所を必要とせず、任意の方向に搬送物を搬出することができる搬送ユニット、並びに、搬送装置を提供することを考えた。
 このような搬送装置は、様々な場所で使用されるため、搬送装置全体として小型化することが好ましい。従来の搬送装置のように、搬送面の下側に大型の駆動用のモータを配置したのでは、装置全体の高さが高くなってしまい、場合によっては、搬送装置の設置場所の自由度が低くなるという問題があった。
 そこで本発明は、全高を低くすることが可能なモータユニット、並びに、搬送装置を提供することを課題とする。
 上記課題を解決するための本発明の一つの様相はブロック状の搬送ユニットを行列状に並べて形成される搬送装置で使用可能であり、一つの前記搬送ユニットと置き換えて使用可能なモータユニットであって、駆動用モータと、駆動ギヤと、円環状に連続する内歯列部と、複数の小歯車部を有し、前記駆動ギヤは、前記駆動用モータの出力軸に形成されたギヤであり、モータ部とギヤ部を有し、前記モータ部は、筐体部材に前記駆動用モータの大半の部分を収容して形成されており、前記ギヤ部は、前記内歯列部によって囲まれた空間内に、前記駆動ギヤの少なくとも一部と、複数の前記小歯車部が配されて形成されており、且つ、前記空間内で前記駆動ギヤの周囲に複数の前記小歯車部が位置しており、複数の前記小歯車部のそれぞれは、前記駆動ギヤ及び前記内歯列部のそれぞれと噛合しており、且つ、前記駆動ギヤが回転することで、複数の前記小歯車部のそれぞれが回転するものであり、前記ギヤ部は、少なくとも一部が前記モータ部と平面視で重なる位置にあることを特徴とするモータユニットである。
 本様相のモータユニットでは、ギヤ部が、内歯列部によって囲まれた空間内に駆動ギヤの少なくとも一部と複数の小歯車部が配されて形成したものとしており、ギヤ部を扁平化することができる。さらに、ギヤ部の少なくとも一部がモータ部と平面視で重なる位置に配される構造とすることで、モータユニットの全高を低くすることができる。
 さらに、搬送ユニットと置き換えて使用することで、搬送ユニットの下側にモータユニットを配するような構造と比べ、装置全体の高さを低くすることができる。
 上記した様相は、前記駆動用モータから伝達された回転力を外部に出力する出力部材を有し、前記出力部材は、外周部分に出力用の歯列部が形成されたギヤであり、さらに前記出力部材は、ギヤ収容部を有し、前記ギヤ収容部は、厚さ方向の一端側に開口を有し、同方向の他端側に窪んだ部分であり、前記ギヤ収容部は、内周壁部分に前記内歯列部が形成されており、内部に前記駆動ギヤの少なくとも一部と、複数の前記小歯車部が配されており、複数の前記小歯車部から回転力を付与されることで、出力用の歯列部が周方向に移動するように前記出力部材が回転することが好ましい。
 かかる様相では、出力部材と、複数の小歯車部とが上下で並ぶような構造に比べ、モータユニット全体を扁平化することが可能となり、よりモータユニットの全高を低くすることができる。
 上記した好ましい様相は、前記モータ部と前記ギヤ部が上下で重なる姿勢としたとき、前記出力部材は一部が上下方向の中途部分から側方外側に突出していることがより好ましい。
 かかる様相によると、よりモータユニットの全高を低くすることができる。
 上記した好ましい様相は、前記出力部材は、平面視において、四方それぞれに側方外側に突出している部分を有していることがさらに好ましい。
 かかる様相によると、様々な場所の搬送ユニットと置き換えて使用が可能となり、様々な方向に隣接する搬送ユニットへの動力の伝達が可能となる。
 上記した様相は、モータユニット本体部と、前記モータユニット本体部に取り付ける取付用部材を有し、前記モータユニット本体部は、前記モータ部及び前記ギヤ部を含んで形成される部分であり、前記取付用部材は、取付板部と、前記取付板部から延びる脚部を有し、前記脚部は、延出端側に接触面部を有し、所定姿勢の前記モータユニット本体部に前記取付用部材を取り付けた第一の姿勢と、前記所定姿勢とは天地逆となる姿勢の前記モータユニット本体部に前記取付用部材を取り付けた第二の姿勢での使用が可能であり、前記第一の姿勢と、前記第二の姿勢のそれぞれにおいて、前記接触面部は、前記モータユニット本体部の高さ方向の一端部と略同一面状に位置することが好ましい。
 なお、ここでいう「略同一面状」とは、数ミリのずれを許容するものとする。
 かかる様相によると、モータユニットをモータ部が上方となる姿勢と、天地逆とした姿勢のそれぞれにおいて、全体高さを低くすることができる。
 本発明の他の様相は、上記したモータユニットと、前記搬送ユニットを行列状に並べて形成されていることを特徴とする搬送装置である。
 本様相の搬送装置においても、モータユニットの全高を低くすることが可能であり、また、搬送装置全体の高さを低くすることができる。
 上記した様相は、前記搬送ユニットは、回転体と、支持体と、駆動体を有し、前記回転体は、支持軸を介して前記支持体の本体に支持されており、前記支持体の本体が前記支持軸ごと回転することで、前記回転体の向きが変更されるものであり、前記駆動体が回転することで前記回転体が前記支持軸回りに回転駆動するものであり、少なくとも2つの前記モータユニットを有し、一の前記モータユニットが前記支持体に伝達する回転力を出力する旋回用モータとして機能するものであり、他の前記モータユニットが前記駆動体に伝達する回転力を出力する走行用モータとして機能するものであって、一の前記モータユニットと、他の前記モータユニットが天地逆となる姿勢で配されていることがより好ましい。
 旋回用モータと、走行用モータに別々のモータを採用するような場合に比べ、部材の共通化を図ることができるので、製造コストの低減を図ることができる。
 本発明の他の様相は、搬送装置で使用可能なモータユニットであって、駆動用モータと、駆動ギヤと、円環状に連続する内歯列部と、複数の小歯車部を有し、前記駆動ギヤは、前記駆動用モータの出力軸に形成されたギヤであり、モータ部とギヤ部を有し、前記モータ部は、筐体部材に前記駆動用モータの大半の部分を収容して形成されており、前記ギヤ部は、前記内歯列部によって囲まれた空間内に、前記駆動ギヤの少なくとも一部と、複数の前記小歯車部が配されて形成されており、且つ、前記空間内で前記駆動ギヤの周囲に複数の前記小歯車部が位置しており、複数の前記小歯車部のそれぞれは、前記駆動ギヤ及び前記内歯列部のそれぞれと噛合しており、且つ、前記駆動ギヤが回転することで、複数の前記小歯車部のそれぞれが回転するものであり、前記ギヤ部は、少なくとも一部が前記モータ部と平面視で重なる位置にあることを特徴とするモータユニットである。
 本様相のモータユニットにおいても、ギヤ部が、内歯列部によって囲まれた空間内に駆動ギヤの少なくとも一部と複数の小歯車部が配されて形成したものとしており、ギヤ部を扁平化することができる。さらに、ギヤ部の少なくとも一部がモータ部と平面視で重なる位置に配される構造とすることで、モータユニットの全高を低くすることができる。
 上記した様相は、前記筐体部材は、前記駆動ギヤの少なくとも一部と、複数の前記小歯車部を収容するギヤ収容部を有しており、前記ギヤ収容部の内周面に前記内歯列部が形成されていることが好ましい。
 上記した好ましい様相は、前記駆動用モータから伝達された回転力を外部に出力する出力部材を有し、前記出力部材は、板状部と、板状部の厚さ方向の一端部から外側に突出する出力軸部を有し、前記出力軸部の突出端側に出力用の歯列部が形成され、複数の前記小歯車部は、軸部材を介して前記板状部に取り付けられており、前記駆動ギヤが回転することで、複数の前記小歯車部のそれぞれが前記駆動ギヤの周囲を公転しながら前記軸部材を中心に自転するものであり、複数の前記小歯車部が公転することで、前記軸部材が移動し、前記板状部及び前記出力軸部が回転することがさらに好ましい。
 本発明に関連する関連発明の第一の様相は、回転体と、支持体と、駆動体と、回転力伝達部材を有し、前記回転力伝達部材は、支持体側伝達部と駆動体側伝達部を有し、前記駆動体は、第1動力伝達部と、動力付与部を有し、前記第1動力伝達部は、前記回転力伝達部材の駆動体側伝達部と係合し、前記駆動体側伝達部を介して外部と回転力の伝達が行われ、前記回転体は、主回転部と副回転部を有し、前記支持体は、支持軸と第2動力伝達部を有し、前記第2動力伝達部は、前記回転力伝達部材の支持体側伝達部と係合し、当該支持体側伝達部を介して外部と回転力の伝達が行われ、前記回転体の前記主回転部及び前記副回転部が、前記支持体の前記支持軸に沿って取り付けられていて、前記支持軸を中心に互いに独立して回転可能であり、前記駆動体は、前記支持軸に対して交差する方向の第1軸芯を中心に動力によって回転し、前記主回転部及び前記副回転部が、前記動力付与部と接触して、少なくとも前記主回転部に回転力が付与され、前記副回転部は搬送物に接触せず、前記主回転部が搬送物に接触して当該搬送物を付勢可能であり、前記支持体と、前記駆動体と、前記回転力伝達部材が一体化されており、前記支持体と前記駆動体が、互いに独立して前記第1軸芯周りに回転可能であることを特徴とする搬送ユニットである。
 ここで「軸芯」は、回転中心となる軸線の意味であり、実体の無い、仮想的な軸線を含む概念である。これに対して、「支持軸」は、実体がある「物」である。
 本様相によると、搬送ユニットは、回転体と、支持体と、駆動体と、回転力伝達部材を有し、回転力伝達部材は、支持体側伝達部と駆動体側伝達部を有し、駆動体は、第1動力伝達部と、動力付与部を有し、回転体は、主回転部と副回転部を有し、支持体は、支持軸と第2動力伝達部を有する。
 第1動力伝達部は、回転力伝達部材の駆動体側伝達部と係合し、駆動体側伝達部を介して外部と回転力(動力)の伝達が行われる。すなわち、駆動体は、回転力伝達部材の駆動体側伝達部を介して回転力(動力)が伝達されて回転する。
 回転体の主回転部及び副回転部が、支持体の支持軸に沿って取り付けられていて、支持軸を中心に互いに独立して回転可能であり、駆動体は、支持軸に対して交差する方向の第1軸芯を中心に動力によって回転し、主回転部及び副回転部が、動力付与部と接触して、少なくとも主回転部に回転力(動力)が付与される。すなわち、駆動体が回転すると、回転体の少なくとも主回転部が回転する。
 ここで「交差する方向」とは、直交する方向の他、傾斜する方向に交差する構成を含む。また「交差」とは軸同士が交わる場合の他、立体的に交差する状態を含む。即ち食い違い状態に交差する場合を含む。
 主回転部は、搬送物に接触して搬送物を付勢可能であるので、主回転部が回転することにより、搬送物を搬送することができる。
 ここで、支持軸は、支持軸に沿って取り付けられた主回転部と副回転部に接触した駆動体から外力(押圧力)を受ける。そのため、駆動体から支持軸に作用する力が均等化される。
 換言すると、支持軸が駆動体から受ける外力(押圧力)は、支持軸における主回転部が取り付けられた部位と、副回転部が取り付けられた部位を介して支持軸に作用する。ここで、主回転部と副回転部は、支持軸に沿って取り付けられており、当該外力は、支持軸における特定の偏った部位に作用しない。
 すなわち、当該外力(押圧力)が、支持軸に沿って離れた部位に分散されて作用するので、支持軸が傾くことがなく、支持軸に取り付けられた回転体の姿勢が安定する。
 駆動体は、主回転部及び副回転部の双方と接触して動力を伝達するので、駆動体についても姿勢が安定する。
 また、搬送物は、副回転部には接触せず、副回転部には付勢されない。換言すると、搬送物は、副回転部から付勢力を受けることがなく、副回転部が主回転部と逆向きに回転していても、搬送物は主回転部のみに付勢されて搬送される。そのため、搬送物の搬送が安定する。
 一方、第2動力伝達部は、回転力伝達部材の支持体側伝達部と係合し、支持体側伝達部を介して外部と回転力(動力)の伝達が行われる。すなわち、支持体は、回転力伝達部材の支持体側伝達部を介して回転力(動力)が伝達されて回転する。支持体が回転することにより、支持軸の向きが変更され、主回転部による搬送物の付勢方向が変更される。そのため、搬送物の付勢方向(搬送方向)を変更することができる。
 また、支持体と、駆動体と、回転力伝達部材が一体化されてユニット化されている。すなわち搬送ユニットは、支持体と、駆動体と、回転力伝達部材で構成が完結している。そのため、搬送ユニットの取扱いが容易である。
 さらに、支持体と駆動体が、互いに独立して同じ第1軸芯周りに回転可能であるので、支持体と駆動体が占める領域は小さい。すなわち、搬送ユニットは、省スペース化を図ることができ、限られた領域に配置することができる。
 前記回転力伝達部材の前記支持体側伝達部と前記駆動体側伝達部が、同一の第2軸芯上に配置されているのが好ましい。
 この構成によれば、回転力伝達部材の支持体側伝達部と駆動体側伝達部が、同一の第2軸芯上に配置されているので、回転力伝達部材が占める領域は小さい。この回転力伝達部材が占める領域を小さくすることによって、搬送ユニットを小型化することができる。
 前記駆動体は、環状構造を有する板形状を呈しており、環状構造の前記駆動体の内周部に前記動力付与部が設けられており、前記駆動体の外周部に前記第1動力伝達部が設けられているのが好ましい。
 この構成によれば、駆動体は、環状構造を有する板形状を呈しており、環状構造の駆動体の内周部に動力付与部が設けられており、駆動体の外周部に第1動力伝達部が設けられているので、駆動体の高さ寸法を小さくすることができる。そのため、搬送ユニットの高さ寸法を小さくすることができる。
 前記支持体と、前記駆動体と、前記回転力伝達部材を保持する筐体を有し、前記筐体は、凹凸嵌合部を有し、前記凹凸嵌合部を介して、別の前記搬送ユニットと結合できるのが好ましい。
 この構成によれば、支持体と、駆動体と、回転力伝達部材を保持する筐体を有し、筐体は、凹凸嵌合部を有し、凹凸嵌合部を介して、別の搬送ユニットと結合できるので、搬送ユニット同士の位置合わせが容易であり、搬送ユニット同士を組み合わせ易い。また、搬送ユニット同士が位置ずれする懸念がない。
 前記主回転部と前記副回転部を合わせた外観形状が、球状又は樽状又は円柱状であり、前記回転体の向きに係わらず、前記主回転部と前記副回転部の前記支持軸方向の一部の周囲が前記駆動体の前記動力付与部と接し、前記主回転部と前記副回転部の他の部位は、前記動力付与部と実質的に非接触であるのが好ましい。
 ここで、「実質的に」とは、主回転部と副回転部が全く接触していない状態のみならず、主回転部と副回転部が互いに相手側に力を及ぼさない程度に接触する場合を含んでいる。
 この構成によれば、主回転部と副回転部を合わせた外観形状が左右対称形となり、主回転部と副回転部を介して駆動体から支持軸に外力(押圧力)を均等に付与し易い。そして、支持軸の向きに係わらず、主回転部と副回転部の支持軸の方向の一部の周囲が駆動体と接し、主回転部と副回転部の他の部位は、駆動体と実質的に非接触であるので、主回転部及び副回転部の回転が安定する。その結果、回転体(主回転部)は、搬送物をいかなる方向にも同様に付勢することができる。
 ここで、「主回転部と副回転部を合わせた外観形状」とは、隣接する主回転部と副回転部の互いに対向する部位を除き、主回転部と副回転部を含めた全体の周囲の形状(輪郭)を意味している。
 前記主回転部と前記副回転部における前記駆動体の前記動力付与部と接触する部位を弾性変形可能な素材で形成するのが好ましい。
 この構成によれば、主回転部と副回転部における駆動体と接触している部位が弾性変形し、駆動体に対する主回転部と副回転部の接触する領域が拡がる。そのため、駆動体から主回転部と副回転部に対して動力が伝達され易い。
 ここで、弾性変形とは、主回転部及び副回転部の外観形状が変化してしまう程の大きな変形ではなく、駆動体が接触する部位が若干凹む程度の局部的な変形を意味している。
 関連発明の第二の様相は、上記の搬送ユニットが、複数、面状に配され、隣接する前記搬送ユニットの前記第1動力伝達部同士の間で動力が伝達され、隣接する前記搬送ユニットの前記第2動力伝達部同士の間で動力が伝達されることを特徴とする搬送装置である。
 本様相の搬送装置においては、搬送ユニットは省スペース化が図られており、複数の搬送ユニットを面上に配置すると、搬送物と接触する各搬送ユニットの回転体の主回転部同士の間隔は狭い。そのため、搬送物の支持が安定する。また、搬送物の支持間隔が狭く、搬送物の重量を分散して支持することができ、搬送物の底が破損する懸念が少ない。
 第1動力伝達部材同士の間、第2動力伝達部材同士の間は、例えば歯車、チェーン、ベルト等によって動力が伝達される。
 本発明によると、全高を低くすることが可能なモータユニット、並びに、搬送装置を提供できる。
本実施形態に係る搬送ユニットの斜視図であり、(a)、(b)は、異なる方向から見た斜視図である。 図1の搬送ユニットの天板を外した状態を示す斜視図である。 図1の搬送ユニットを、動力部と、当該部位を支持する筐体を分離して示す斜視図である。 図3において、動力部を主要構成毎に分離した状態を示す斜視図である。 図4の回転体及び支持体の分解斜視図である。 図5において、回転体に支持軸を取り付けた状態を示す斜視図である。 図4に示す台座を構成する底板及び駆動体の上方から見た分解斜視図である。 図4に示す台座を構成する底板及び駆動体の下方から見た分解斜視図である。 回転体、駆動体、底板の分解斜視図であり、(a)、(b)は、それぞれ上方、下方から見た斜視図である。 搬送ユニットの主要部の斜視図である。 本実施形態に係る搬送ユニットの断面図である。 図1(a)の搬送ユニットにおいて、回転体の方向が90度変化した状態を示す斜視図である。 図1の搬送ユニットが面上に配置された搬送装置の斜視図である。 図13の搬送装置の各搬送ユニットの回転体の向きが90度変更した状態を示す斜視図である。 図13の搬送装置から、1つの搬送ユニットを取り外した状態を示す斜視図である。 図13の搬送装置の平面図である。 本発明の実施形態に係るモータユニットを示す斜視図である。 図17のモータユニットを示す分解斜視図である。 図17のモータユニットを模式的に示す断面図である。 図18のユニット本体部の上部を示す図であり、(a)は、側面図であり、(b)は、図18とは異なる方向からみた斜視図である。 図18のユニット本体部を示す分解斜視図である。 (a)は、図21の出力部材を図21とは異なる方向からみた様子を示す斜視図であって、(b)は、図21の出力部材の断面図である。 (a)は、図17のモータユニットを示す平面図であり、(b)は、図17の出力部材を破断すると共に出力部材の内部を模式的に示す説明図である。 (a)は、取付金具を図18とは天地逆の姿勢としてユニット本体部に取り付ける様子を示す説明図であり、(b)は、図18のモータユニットを第二姿勢とした様子を示す説明図である。 (a)は、図17の第一姿勢をとるモータユニットを示す側面図であり、(b)は、図24の第二姿勢をとるモータユニットを示す側面図である。 図17とは別の実施形態に係るモータユニットを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 図26のモータユニットを示す断面図である。 図26のモータユニットのうち、筐体本体部よりも上部を下方側からみた様子を示す斜視図である。 図26のモータユニットのうち、筐体部材の出力側閉塞部とその周辺部分を示す斜視図である。 (a)は、出力部材に複数の小歯車部材を取り付ける様子を示す斜視図であり、(b)は、出力部材に複数の小歯車部材を取り付けて形成される部材を(a)とは異なる方向からみた斜視図である。 図27のギヤ収容空間の内部と出力部材を模式的に示す説明図である。 図13の搬送装置とは異なる実施形態に係る搬送装置を示す斜視図である。 図32の搬送装置の断面図である。
 以下、図面を参照しながら説明する。
 図1に示すように、本実施形態に係る搬送ユニット1は、回転体2、支持体3、駆動体4、回転力伝達部材5、55を備えている。また、搬送ユニット1は、駆動体4や回転力伝達部材5、55を固定する筐体11を有する。
 筐体11は、天板6、底板7、及び本体8を備えている。筐体11は、本体8の上下を、天板6と底板7で挟んだような構造を呈している。
 図3、図4に示すように、筐体11の本体8は、四角形の外形を有し、本体8の四隅には、それぞれ柱部24が設けられている。各柱部24は、上下に延びており、上端には天板6を固定する固定部24aが設けられており、下端には底板7を固定する固定部24bが設けられている。柱部24付近には、鉛直軸周りに回転するベアリング25が設けられている。ベアリング25は、環状に配置されている。
 また、本体8の中央には孔8aが開いている。すなわち、本体8の内部には空間(孔8a)が形成されている。各ベアリング25の外周の一部が、孔8aに進入している。
 本体8の外周には、凹部26が設けられている。凹部26は、四角形の四辺の中央部分が内側に凹むような形状を呈しており、隣接する柱部24の間に形成されている。凹部26は、本体8の上下方向の中央部分に設けられている。
 天板6は、四角形の板状の部材であり、中央には孔6aが設けられている。また、天板6の四辺のうちの二辺には、突出部27、127が設けられている。突出部27、127には、支持孔27a、127aが設けられている。また、天板6の他の二辺には、凹部28、128が設けられている。突出部27、127及び凹部28、128は、本体8の凹部26の位置に対応している。すなわち、突出部27、127と凹部28、128の直下に本体8の凹部26が配置されている。
 底板7は、図7に示すように、天板6と同様の四角形の板状の部材であり、中央には孔7aが設けられている。孔7aの縁には、所定角度間隔で切欠部29が設けられている。また、底板7には、天板6と同様の突出部30、130と凹部31、131が設けられている。突出部30、130には支持孔30a、130aが設けられている。突出部30、130、凹部31、131は、本体8の凹部26の直下に配置されている。
 底板7と本体8は、四角形の四隅では密着しているが、四辺の中央部分では離間しており、開口40が形成されている。開口40から筐体11内の支持体3の第2動力伝達部3aが半径方向に突出している。
 天板6の突出部27、127の支持孔27a、127aと、底板7の突出部30、130の支持孔30a、130aは、図1(a)に示す鉛直方向に延びる第2軸芯A2、第3軸芯A3上に配置されており、上下に一致している。
 天板6と本体8は、四角形の四隅では密着しているが、四辺の中央部分では離間しており、開口39が形成されている。開口39から筐体11内の支持体3の第2動力伝達部3aが突出している。
 図7に示すように、底板7には、環状のスラストベアリング17を介して駆動体4が設置されている。
 スラストベアリング17は、下方の固定部材18aと上方の回転部材18bの間に、複数の転動体20(図11)を保持するリテーナリング19を有する。回転部材18bには、上向きに突出する突出係合部21が、所定角度間隔で設けられている。固定部材18aには、下向きに突出する突出係合部22が、所定角度間隔で設けられている。突出係合部22の間には、半径方向外側へ張り出す外向きフランジ部23が設けられている。
 固定部材18aの各突出係合部22は、底板7の切欠部29に係合している。また、固定部材18aの外向きフランジ部23は、底板7の孔7aの縁に当接している。すなわち固定部材18aは、底板7上に載置されており、底板7に対して相対回転が不能である。スラストベアリング17は、底板7と駆動体4の間に設置されており、底板7と駆動体4を円滑に相対回転移動させることができる。また、スラストベアリング17を使用することによって、搬送ユニット1の全高を低くすることができる。
 次に、駆動体4について説明する。
 駆動体4は、図4、図7、図8に示すように、環状構造を有する板形状を呈しており、外周部分には外歯歯車である第1動力伝達部4aを有し、上面側の内周部分には環状台座9が形成されている。図7、図8に示すように、駆動体4の内周面には凹凸係合部9aが設けられている。凹凸係合部9aの下には、内向きに張り出した内向きフランジ部13が設けられている。すなわち環状台座9は、凹凸係合部9aと内向きフランジ部13を有する。
 図4、図7、図8に示すように、環状台座9には、環状の回転体載置部材14(動力付与部)が取り付けられている。回転体載置部材14は、耐摩耗性を有する素材で構成されている。回転体載置部材14の上面には、環状の載置面14aが形成されている。また、回転体載置部材14の外周には、凹凸部15が設けられている。回転体載置部材14の内周には、下方に垂下して延びる筒状突出部14bが形成されている。この筒状突出部14bが駆動体4の内向きフランジ部13の内周部に係合する。すなわち、駆動体4の内部に進入して係合する。また、凹凸部15が、環状台座9側の凹凸係合部9aと係合することにより、回転体載置部材14は、環状台座9(駆動体4)に相対回転不能に一体化されている。すなわち、回転体載置部材14は、駆動体4と共に回転する。回転体載置部材14は、駆動体4と一体に構成されていてもよい。
 駆動体4の下面側には、図8に示すように、所定角度間隔を置いて複数の係合穴16が設けられている。各係合穴16は、スラストベアリング17の回転部材18bの各突出係合部21と係合している。すなわち、駆動体4は、回転部材18b上に載置されていると共に、回転部材18bと駆動体4は、相対回転が不能である。
 駆動体4(第1動力伝達部4a)及び回転体載置部材14は、鉛直軸線である第1軸芯A1(図1(a)、図11)を中心に回転する。図1(b)に示すように、駆動体4(第1動力伝達部4a)は、筐体11の凹部26と底板7の凹部31及び凹部131の間から、半径方向外向きに突出している。
 次に回転体2について説明する。
 図1(a)、図1(b)に示すように、回転体2は、主回転部2aと副回転部2bを備えている。主回転部2aは、回転体2の過半部分を占める部位であり、図11に示すように、搬送面Sを構成する部位である。ここで搬送面Sとは、搬送物を載置し、載置した搬送物を付勢して移動させる部位によって形成される面である。一方、副回転部2bは、回転体2の全領域の一部を構成する部位である。副回転部2bは、搬送面Sよりも下方にあり、搬送物と接触することはない。
 主回転部2aと副回転部2bは、後述の支持体3の支持軸10(図5、図11)が貫通する貫通孔32a、32bが設けられている。主回転部2aと副回転部2bは、支持軸10に沿って取り付けられている。
 具体的には、図11に示すように、主回転部2aの内部には、ベアリング37a、37bが設けられている。主回転部2aは、ベアリング37a、37bを介して支持軸10に円滑に回転可能に装着されている。同様に、副回転部2bの内部には、ベアリング38a、38bが設けられている。副回転部2bは、ベアリング38a、38bを介して支持軸10に円滑に回転可能に装着されている。
 主回転部2aと副回転部2bは、支持軸10周りに互いに独立して回転することが可能である。すなわち、主回転部2aと副回転部2bの間では、動力は伝達されない。また、主回転部2aと副回転部2bは、厳密には不連続であるが、主回転部2aと副回転部2bを合わせた外観形状が、球状又は樽状又は円柱状である。
 主回転部2a及び副回転部2bは、図11に示すように、駆動体4側の回転体載置部材14の載置面14a上に載置されている。主回転部2aにおける支持軸10周りの特定の円周部と、副回転部2bにおける支持軸10周りの特定の円周部が、載置面14a上に載置されており、載置面14a(駆動体4)から動力が伝達される。すなわち、駆動体4が回転すると、主回転部2a及び副回転部2bは、それぞれ逆周りに付勢されて回転する。
 次に、支持体3について説明する。
 図5、図6に示すように、支持体3は、本体33と支持軸10を有する。
 本体33は、円筒状の部材であり、上端の外周部分には外歯歯車である第2動力伝達部3aが設けられている。本体33の側壁33aには、下端から上下方向に延びるスリット34が設けられている。スリット34の上端には、大径部34aが設けられている。大径部34aの直径は、スリット34の幅よりも大きい。
 支持軸10は、回転体2(主回転部2a、副回転部2b)の貫通孔32a、32bを貫通することができる長さを有する軸部材である。支持軸10は、軸芯10aに沿ってのびており、支持軸10の両端には、それぞれ抜け止め部材35a、35bが取り付けられている。支持軸10の端部は、抜け止め部材35a、35bと係合し、支持軸10を回転不能に支持する。抜け止め部材35a、35bは、本体33のスリット34にちょうど嵌まる大きさを有している。すなわち、抜け止め部材35a、35bの上端部分は、大径部34aにちょうど嵌まる大きさである。そのため、抜け止め部材35a、35bが、スリット34に嵌まると、図4に示すように、回転体2と支持体3が一体化される。また
 支持体3は、筐体11の本体8の孔8a内に収容されている。そして、支持体3の側壁33aの周囲には、筐体11の本体8に設置されたベアリング25(図4)が配置されている。支持体3は、ベアリング25によって回転可能に支持されている。なお作図の都合上、図11ではベアリング25を省略している。
 図4に示すように、支持体3は、回転体2と一体化されており、回転体2と共に、駆動体4側の回転体載置部材14(載置面14a)で支持されて、図10に示す状態になる。そのため、支持体3(回転体2)は、第1軸芯A1(図1(a)、図10、図11)を中心に回転する。
 次に、回転力伝達部材5、55について説明する。
 図1~図3に示すように、回転力伝達部材5、55は、筐体11の四辺の隣接する二面(二辺)の位置に配置されている。また、回転力伝達部材5、55は、筐体11の本体8の外側であって、凹部26に進入するように配置されている。
 回転力伝達部材5、55は、外歯歯車である支持体側伝達部5a、55a及び駆動体側伝達部5b、55bと、支軸36、136を有する。支軸36、136は、鉛直方向を向いた軸である。支軸36、136の上端付近には、支持体側伝達部5a、55aが取り付けられており、下端付近には、駆動体側伝達部5b、55bが取り付けられている。支持体側伝達部5a、55a及び駆動体側伝達部5b、55bは、ベアリングを介して支軸36、136に取り付けらており、自由回転する。
 支軸36、136の上端は、天板6の突出部27、127の支持孔27a、127aに係合している。また、支軸36、136の下端は、底板7の突出部30、130の支持孔30a、130aに係合している。すなわち、支軸36、136の両端が、筐体11に支持されている。支軸36、136は、筐体11に回転不能に固定されている。図1(a)に示すように、支軸36、136は、第2軸芯A2、第3軸芯A3と一致している。支持体側伝達部5aと駆動体側伝達部5bは、支軸36(第2軸芯)を中心に円滑に回転可能である。また、支持体側伝達部55aと駆動体側伝達部55bは、支軸136を中心に円滑に回転可能である。
 図2、図3に示すように、支持体側伝達部5a、55aは、開口39(凹部26の上部)から突出した支持体3の第2動力伝達部3aと係合している。また、図3に示すように、駆動体側伝達部5b、55bは、開口40(凹部26の下部)から突出した駆動体4の第1動力伝達部4aと係合している。
 以上説明した搬送ユニット1は、支持体3(回転体2)、駆動体4、回転力伝達部材5、55が、いずれも筐体11に取り付けられている。そのため、搬送ユニット1は、非常に取扱い易い。
 次に、搬送ユニット1の動作について説明する。
 図1(a)に示す搬送ユニット1は、外部から動力を受けて、回転力伝達部材5の駆動体側伝達部5bが回転すると、駆動体側伝達部5bと係合した駆動体4(第1動力伝達部4a)に回転力(動力)が伝達され、駆動体4(第1動力伝達部4a)が回転する。駆動体4(第1動力伝達部4a)が回転すると、駆動体4(第1動力伝達部4a)と係合した回転力伝達部材55の駆動体側伝達部55b(図3)が回転する。すなわち、搬送ユニット1は、一方の回転力伝達部材5から回転力(動力)が入力されて回転すると、他方の回転力伝達部材55も同期して回転する。よって、回転力伝達部材55を介して外部に回転力を伝達させることができる。
 駆動体4と一体の回転体載置部材14(動力付与部)の載置面14a上には、回転体2の主回転部2a及び副回転部2bが載置されている。駆動体4が回転すると、回転体載置部材14(載置面14a)も回転し、主回転部2a及び副回転部2bは、回転体載置部材14から回転力(動力)が付与されて回転する。その際、主回転部2aと副回転部2bは、互いに逆方向に回転する。
 図11に示すように、搬送面Sを構成する主回転部2aのみが天板6の孔6aから突出しており、主回転部2aのみが搬送物に対して付勢力を作用させることができる。
 一方、回転力伝達部材5の支持体側伝達部5aが回転すると、支持体側伝達部5aと係合した支持体3(第2動力伝達部3a)に回転力(動力)が伝達され、支持体3が回転する。その際、支持体3の水平姿勢の支持軸10(軸芯10a)の向きが変更され、支持軸10(軸芯10a)を回転中心として回転する回転体2の向きも、例えば、図1(a)に示す状態から図12に示す状態に変化する。図1(a)と図12とでは、軸芯10aの向きは、90度相違している。すなわち、回転体2による搬送物(図示せず)の搬送方向が90度相違している。
 また、支持体3(第2動力伝達部3a)が回転すると、支持体3(第2動力伝達部3a)と係合した回転力伝達部材55の支持体側伝達部55aにも回転力が伝達され、支持体側伝達部55aも回転する。
 ここで、主回転部2aと副回転部2bを合わせた外観形状が、球状又は樽状又は円柱状である。そのため、支持軸10の向き(回転体2の向き)が変化しても、主回転部2aと副回転部2bの支持軸10が延びる方向の一部の周囲が、駆動体4側の回転体載置部材14(動力付与部)の載置面14aと常時接する。一方、主回転部2aと副回転部2bの他の部位は、載置面14a(動力付与部)と実質的に非接触である。
 ここで、「実質的に」とは、主回転部2aと副回転部2bが全く接触していない状態のみならず、主回転部2aと副回転部2bが互いに相手側に力を及ぼさない程度に接触する場合を含んでいる。
 そのため、回転体2(主回転部2a)には、駆動体4側の回転力(動力)が伝達される状態が維持されている。また、回転体2は、支持軸10を中心に回転する主回転部2aと副回転部2bが、共に回転体載置部材14(載置面14a)上に載置されており、回転体2の重量は、バランスよく回転体載置部材14で支持されている。よって、回転体2(主回転部2a)は、円滑に回転することができる。
 ここで、回転力伝達部材5の駆動体側伝達部5bと、支持体側伝達部5aは、互いに独立して回転することができる。回転力伝達部材55の駆動体側伝達部55bと、支持体側伝達部55aも、同様に互いに独立して回転することができる。そのため、支持体3と駆動体4は、互いに独立して第1軸芯A1周りに回転可能であり、搬送物の搬送速度や、搬送物の搬送方向を自在に切り換えることができる。
 回転力伝達部材5、55の駆動体側伝達部5b、55bと、支持体側伝達部5a、55aには、外部の動力源から動力を付与することができる。また、搬送ユニット1は、別の搬送ユニット1と連結させることができる。すなわち、一方の搬送ユニット1の回転力伝達部材5の支持体側伝達部5aと駆動体側伝達部5bに、他方の搬送ユニット1の支持体3(第2動力伝達部3a)と駆動体4(第1動力伝達部4a)を係合させることができる。
 搬送ユニット1は、動力源(駆動モータ)を備えていない。そこで、回転力伝達部材5(支持体側伝達部5a、駆動体側伝達部5b)や、第1動力伝達部4a、第2動力伝達部3aに外部から動力を付与する必要がある。また、搬送ユニット1同士を連結することもできる。すなわち、搬送ユニット1同士を連結し、一方の搬送ユニット1の回転体2の動作と、他方の搬送ユニット1の回転体2の動作を連動させることもできる。
 具体的には、一方の搬送ユニット1の第2動力伝達部3a及び第1動力伝達部4aと、他方の搬送ユニット1の回転力伝達部材5の支持体側伝達部5a及び駆動体側伝達部5bを係合させることにより、両搬送ユニット1は、同期して回転体2が支持軸10周りに回転したり、回転体2が第1軸芯A1周りに旋回することができる。さらに、他方の搬送ユニット1の回転力伝達部材55(支持体側伝達部55a及び駆動体側伝達部55b)を介して、さらに別の搬送ユニット1と動力伝達することもできる。
 次に、多数の搬送ユニット1を連結させて、搬送装置50を構成する場合について説明する。
 図13は、図1(a)に示す複数の搬送ユニット1を縦横に面状に配置した搬送装置50の斜視図である。また、図16は、搬送装置50の平面図である。図13、図16に示すように、搬送装置50では、個々の隣接する搬送ユニット1同士が、前述のように動力が伝達されるように連結されている。搬送装置50では、各搬送ユニット1は、図示していない設置台(平面台)上に設置されている。
 本実施形態では、図1(a)に示す搬送ユニット1は、筐体11の突出部27、30と、凹部28、31の形状が相違しているが、突出部27、30は、隣接する別の搬送ユニット1の凹部28、31に収容される。また、回転力伝達部材5は、隣接する別の搬送ユニット1の凹部26内に収容される。よって、搬送ユニット1同士を隙間なく隣接させることができる。ここで、突出部27、30と凹部28、31の形状を一致させると、両者は凹凸嵌合する凹凸嵌合部として機能し、両搬送ユニット1は、位置ずれしにくくなる。
 また、搬送装置50は、走行用モータ41と旋回用モータ42を備えている。走行用モータ41及び旋回用モータ42は、縦横に配列された搬送ユニット1と同様に配置されている。すなわち、縦横に配置された搬送ユニット1のうちの1つを走行用モータ41に置き換え、さらに別の搬送ユニット1を、旋回用モータ42に置き換えられている。逆に、走行用モータ41及び/又は旋回用モータ42を、搬送ユニット1と交換することも可能である。ここで、搬送装置50で使用される走行用モータ41及び旋回用モータ42の高さは、搬送ユニット1の高さ(搬送面S)よりも低い。
 走行用モータ41は、隣接する搬送ユニット1の駆動体4(第1動力伝達部4a)、又は回転力伝達部材5(駆動体側伝達部5b)と係合する出力ギヤ(ギヤ列)を有する。また、旋回用モータ42は、隣接する搬送ユニット1の支持体3(第2動力伝達部3a)、又は回転力伝達部材5(支持体側伝達部5a)と係合する出力ギヤ(ギヤ列)を有する。
 走行用モータ41を駆動すると、走行用モータ41に隣接する搬送ユニット1の駆動体4(第1動力伝達部4a)が回転駆動される。走行用モータ41に隣接する搬送ユニット1と隣接する別の搬送ユニット1の回転力伝達部材5の駆動体側伝達部5bを介して、当該別の搬送ユニット1の駆動体4(第1動力伝達部4a)も駆動される。
 そして、搬送装置50の全ての搬送ユニット1の駆動体4に回転力が伝達され、全ての搬送ユニット1の回転体2(主回転部2a)が同じ回転速度で回転する。ここで、各搬送ユニット1の駆動体4は、回転力伝達部材5(55)の駆動体側伝達部5b(55b)を介して連結されているため、各搬送ユニット1の駆動体4(回転体2)の回転方向(搬送物を付勢する方向)が一致する。
 また、旋回用モータ42を駆動すると、旋回用モータ42に隣接する搬送ユニット1の支持体3(第2動力伝達部3a)が駆動される。旋回用モータ42に隣接する搬送ユニット1と隣接する別の搬送ユニット1の回転力伝達部材5(55)の支持体側伝達部5a(55a)を介して、当該別の搬送ユニット1の支持体3(第2動力伝達部3a)も駆動される。
 そして、搬送装置50の全ての搬送ユニット1の支持体3に回転力が伝達され、全ての搬送ユニット1の回転体2(主回転部2a)が同時に旋回し、同じ方向を向く。ここで、各搬送ユニット1の支持体3は、回転力伝達部材5(55)の支持体側伝達部5a(55a)を介して連結されているため、各搬送ユニット1の支持体3(回転体2)の向きが一斉に変更される。
 例えば、図13に示す状態から図14に示す状態に、各搬送ユニット1の回転体2(主回転部2a)の向きが一斉に変更される。搬送装置50は、図13に示す状態と図14に示す状態とでは、搬送物の搬送方向が90度相違している。
 さらに、走行用モータ41及び旋回用モータ42は、同一形式の駆動モータを採用するのが好ましい。すなわち、搬送ユニット1の回転力伝達部材5の駆動体側伝達部5bや第1動力伝達部4aの高さ位置にある駆動モータの出力ギヤが、天地を逆にすると、支持体側伝達部5aや第2動力伝達部3aの高さ位置にくる駆動モータを使用するのが好ましい。このようにすることにより、共通仕様の駆動モータを、走行用モータ41として使用したり、旋回用モータ42として使用することができるようになる。
 搬送装置50は、個々の搬送ユニット1を順に連結して構成されている。そのため、特定の搬送ユニット1が故障した場合、その搬送ユニット1のみを容易に取り外すことができる。図15は、搬送装置50から1つの搬送ユニット1を取り外した状態を示している。搬送装置50は、多数の搬送ユニット1が縦横に配置されており、1つの搬送ユニット1のみを搬送装置50から取り外すことができる。
 搬送装置50では、隣接する搬送ユニット1の支持体3(第2動力伝達部3a)、駆動体4(第1動力伝達部4a)、回転力伝達部材5(支持体側伝達部5a、駆動体側伝達部5b)、回転力伝達部材55(支持体側伝達部55a、駆動体側伝達部55b)が係合しているため、互いの回転が規制されている。すなわち、各搬送ユニット1の回転体2は、個々に無秩序に回転したり、旋回することはできず、搬送装置50全体として、搬送物の搬送速度及び搬送方向(付勢方向)を一斉に切り換えることができる。
 図13~図16に示すように、搬送装置50における、搬送ユニット1が設けられていない空いた箇所に、走行用モータ41と旋回用モータ42を配置することができる。すなわち、搬送装置50では、搬送ユニット1と、走行用モータ41及び旋回用モータ42は置換することができる。この置換は、搬送装置50が組み上がった後であっても、容易に実施することができる。また、使用する搬送ユニット1の数や、各搬送ユニット1のレイアウトは、必要に応じて任意に設定することができる。
 図13~図16では、走行用モータ41と旋回用モータ42を一つずつ設けた例を示したが、これらを複数設けることもできる。例えば、走行用モータ41を複数設けることにより、搬送物を付勢する力を増大させることができる。旋回用モータ42も同様である。
 続いて、上記した走行用モータ41としての使用が可能であり、且つ、旋回用モータ42としての使用も可能なモータユニット200について、図面を参照しつつ詳細に説明する。このモータユニット200は、上記した走行用モータ41としての使用や、旋回用モータ42としての使用が可能なものである。
 モータユニット200は、図17、図18で示されるように、ユニット本体部201(モータユニット本体部)と、取付金具202(取付用部材)を有しており、ユニット本体部201に取付金具202をねじ等の一時締結要素を介して取り付けて形成されている。
 なお、ここでいう一時締結要素とは、ねじ、ボルトナットの組み合わせ等の上位概念であり、原則的に破壊せずに締結及びその解除が可能な締結要素である。
 また、以下の説明において、特に説明のない限り、図17で示す姿勢を基準に説明する。
 ユニット本体部201は、図18、図19で示すように、筐体部材210と、連結用柱状部材211(図18参照)と、板状部材212と、モータ213(駆動用モータ、図19参照)と、出力部材214と、小歯車部材215(小歯車部、図19参照)を有する。また、基板部材218がモータ213と共に筐体部材210に内蔵されている。
 筐体部材210は、図18、図19で示されるように、蓋部210aと、筐体本体部210bから構成されている。本実施形態の筐体部材210は、蓋部210aが筐体本体部210bに対して着脱自在となっている。
 蓋部210aは、図19で示されるように、円板状の蓋板部220を有している。この蓋板部220の一主面側(裏面側であり、図19では下側)には、差込片221と、軸受取付部222が設けられている。
 差込片221は、蓋板部220の一主面から突出する立板状の部分である。差込片221は、蓋部210aを筐体本体部210bに装着するとき、筐体本体部210bの収容空間245(詳しくは後述する)に挿入され、収容空間245を囲む内壁部分に内側から当接する部分である。
 軸受取付部222は、蓋板部220から突出するように設けられた有底円筒状の部分である。すなわち、軸受取付部222は、中心側に、蓋板部220側に向かって窪んだ凹部を有し、この凹部に軸受部材(本実施形態では第一軸受部材225)を嵌入可能となっている。
 本実施形態では、第一軸受部材225が軸受取付部222に略丁度嵌入されることで、蓋部210aに一体に取り付けられている。なお、第一軸受部材225は、ベアリングである。また、軸受取付部222の凹部の底部分には、蓋板部220を厚さ方向に貫通する貫通孔の開口が位置する。つまり、蓋板部220には、一方の主面から他方の主面までを貫通する貫通孔が形成されており、一方の開口は、一方の主面に位置し、他方の開口が凹部の底部分に位置する。したがって、凹部の内側空間と外部の空間はこの貫通孔を介して連通している。
 筐体本体部210bの外観形状に注目すると、筐体本体部210bは、図18、図20で示されるように、上方から順に、筒状部230、取付台部231、ギヤ側板状部232を有する。
 筒状部230は、上下方向に延びる略円筒状の部分である。
 取付台部231は、外観形状が厚板状であり、略四角形板状となる部分である。本実施形態では、図18で示されるように、大部分が平面視で筒状部230と重なる位置(筒状部230)の下側に位置し、四隅とその周辺の部分が筒状部230の外周面よりも外側に位置している。つまり、取付台部231の少なくとも一部が、平面視において、筒状部230の外周(周縁)よりも外側に位置しており、この外側に位置する部分に取付用孔231aが形成される。取付用孔231aは、一時締結要素を挿通可能な孔であり、本実施形態では、ねじ孔である。
 ギヤ側板状部232は、略四角形板状となる部分である。ギヤ側板状部232の上面(筒状部230側の面)と、取付台部231の上面は段差を介して連続している。すなわち、平面視において、ギヤ側板状部232の周縁部分の各部となる四辺は、取付台部231の周縁部分の各部となる四辺よりも外側に位置している。つまり、平面視において、取付台部231の全域がギヤ側板状部232と重なる位置にあり、ギヤ側板状部232の四隅を含む周縁の周辺部分は、取付台部231を囲んだ状態となっている。
 ギヤ側板状部232のうち、四隅の近傍となる部分、すなわち、取付台部231よりも外側に位置する部分には、取付用孔232a(図20、図21参照)が形成される。取付用孔232aは、一時締結要素を挿通可能な孔であり、本実施形態では、ねじ孔である。
 また、図20で示されるように、ギヤ側板状部232の下面(筒状部230側の主面とは逆側となる主面)には、窪み部232bが形成されている。
 ここで、図19で示すように、窪み部232bの底部分と隣接する部分(図19では、上側に隣接する部分)には、軸受取付部240が設けられている。
 軸受取付部240は、ギヤ側板状部232の内側面(収容空間245に面する面)から筒状部230側に向かって突出するように設けられた有底円筒状の部分である。すなわち、軸受取付部240は、中心側に、下側(出力部材214側)に向かって窪んだ凹部を有し、この凹部に軸受部材(本実施形態では、第二軸受部材241)を嵌入可能となっている。
 本実施形態では、第二軸受部材241が軸受取付部240に略丁度嵌入されることで、筐体本体部210bに一体に取り付けられている。なお、第二軸受部材241は、ベアリングである。
 蓋部210aに筐体本体部210bを取り付けた状態では、上記した蓋部210aの軸受取付部222と、筐体本体部210bの軸受取付部240は、平面視で重なる位置(上下で離れた位置)に配される。したがって、第一軸受部材225、第二軸受部材241もまた、平面視で重なる位置に配される。
 ここで、筐体本体部210bは、中空の部材であり、内部に収容空間245を有している。収容空間245は、筒状部230の一端(上端)から取付台部231(図18等参照)を経て、ギヤ側板状部232の厚さ方向における中途部分までの間の内側に形成される空間である。
 筐体本体部210bは、上下方向(高さ方向であり、長手方向)の一端側が外部に開放されており、内外(収容空間245と外部)を連通する開口部分が形成されている。そして、蓋部210aを装着することで、この開口部分の大部分を閉塞することができる。また、蓋部210aを外した状態とすることで、筐体本体部210bの開口(上部開口)からモータ213の交換(取り出しや入れ込み)が可能となる。
 対して、上下方向の他端側では、大部分がギヤ側板状部232によって閉塞されている。ここで、筐体本体部210bは、収容空間245と外部を連通する出力軸挿通孔246を有する。出力軸挿通孔246は、ギヤ側板状部232の窪み部232bと隣接する位置に形成される。この出力軸挿通孔246は、ギヤ側板状部232を貫通する貫通孔と、第二軸受部材241の内孔が連続して形成される孔である。
 連結用柱状部材211は、図21で示されるように、外形が上下方向に延びる略円柱状となる部材である。連結用柱状部材211は、上側端部(筐体部材210側の端部)に開口を有する取付用孔211aが形成されている。この取付用孔211aは、下側(板状部材212側)に向かって延びる有底孔であり、本実施形態では、ねじ穴である。
 板状部材212は、外形が四角形平板状となる金属製の部材である。この板状部材212は、上記したギヤ側板状部232と平面視形状と大きさが略同一となる部分であり、全域(又は略全域)がギヤ側板状部232と平面視で重なる位置に配される(図18参照)。
 この板状部材212には、上記した連結用柱状部材211が一体に固定されている。すなわち、連結用柱状部材211は、板状部材212の一主面(上面)から筐体部材210側(上側)に突出している。
 また、板状部材212には、回転軸部材253が取り付けられている。この回転軸部材253は、小歯車部材215の回転軸となる部材である。
 回転軸部材253は、図19で示されるように、上下方向に延びる棒状の部材であり、太さ(径)の異なる2つの部分(円柱状部分)が連続して形成される。すなわち、上側部分(第一の部分)が下側部分(第二の部分)よりも径が大きく、上側部分の外周面と下側部分の外周面が段差を介して連続する。上側部分は、板状部材212の一主面(上面)よりも筐体部材210側(上側)に位置し、外部に露出する部分となる。下側部分は、板状部材212に形成された取付用孔に挿通される部分である。
 回転軸部材253は、板状部材212に一体に固定されており、互いに相対移動しない状態となっている。
 モータ213は、図19で示されるように、ステータと、ロータと、ロータともに回転する軸部260を有する。この軸部260は、ロータの片側から外側に突出する第一軸部260a(出力軸)と、第一軸部260aの逆側から外側に突出する第二軸部260bを有している。第一軸部260aは、モータ213の出力軸となる部分である。
 軸部260は、略丸棒状であり、長手方向で離れた2つの部分、すなわち、第一軸部260aの一部と、第二軸部260bの一部がそれぞれ軸受部材(第一軸受部材225、第二軸受部材241)の内孔に挿通された状態となっている。つまり、軸部260は、筐体部材210に対して回転可能な状態で軸支されている。また、軸部260は、上下方向に延びており、第一軸部260aは、下方(板状部材212側)に向かって延びる部分であり、第二軸部260bは、上方(蓋板部220側)に向かって延びる部分である。
 第一軸部260aは、突出方向における先端側の部分に、駆動ギヤ部261(駆動ギヤ)が形成されている。駆動ギヤ部261は、本実施形態では、第一軸部260aの外周面に歯列を形成したものである。なお、この駆動ギヤ部261は、軸部260に対し、別途形成した歯車部材を一体に取り付けて形成してもよい。すなわち、第一軸部260aが周方向に回転することで、駆動ギヤ部261もまた、同方向に回転する。
 出力部材214は、図21で示されるように、外形が略円板状となるギヤ(歯車部材)である。すなわち、円環状に連続する外周部分に出力用歯列部268が形成されている。出力用歯列部268は、複数の歯が環状(円環状)に並んで形成されている。この出力部材214は、図22で示されるように、ギヤ収容部270を有する。
 ギヤ収容部270は、出力部材214の厚さ方向の一端側に位置する主面(板状部材212側の面、図21参照)から、他方側の主面(筐体部材210側の面、図21参照)に向かって窪んだ凹部である。すなわち、ギヤ収容部270は、出力部材214の周方向に沿って円環状に延びる立壁状部分によって囲まれている。この立壁状部分の外周面には、上記した出力用歯列部268が形成されている。一方の立壁状部分の内周面(内壁部分)には、内側歯列部271(内歯列部)が形成されている。
 内側歯列部271は、複数の歯が環状(円環状)に並んで形成された部分である。なお、特に限定されるものではないが、本実施形態では、内側歯列部271に属する歯は、出力用歯列部268に属する歯よりも小さい。また、内側歯列部271の2つの歯の間に形成される溝の溝幅は、出力用歯列部268の2つの歯の間に形成される溝の溝幅より小さい。
 そして、このギヤ収容部270の底部分は、平板部275によって形成される。平板部275は、周縁部分よりも厚さが薄い平板状の部分である。そして、ギヤ収容部270の中心側(出力部材214の径方向の中心側)には、軸挿通孔276が形成されている(詳しくは後述する)。
 出力部材214は、図21、図22(b)で示されるように、軸受取付部277を有している。具体的に説明すると、軸受取付部277は、厚さ方向の一主面(図22(b)の上側面)から外側(上方)に突出する短筒部分を有する。そして、短筒部分の突出端(上端)に形成される内孔の開口部分から、短筒部分の内側を経て、平板部275の厚さ方向の中途部分までの内側に、第三軸受部材278を略丁度嵌め込み可能な凹部が形成される。なお、第三軸受部材278は、ベアリングである。
 軸挿通孔276は、平板部275を厚さ方向に貫通する貫通孔と、第三軸受部材278の内孔が連続して形成される孔である。ギヤ収容部270と外部の空間を連通する孔である。
 小歯車部材215は、円盤状のギヤであり、図21で示されるように、外周部分に歯列部分を有し、中心側に軸挿通孔215aが形成されている。
 小歯車部材215は、回転軸部材253を介して板状部材212に取り付けられており、回転軸部材253を回転軸として回転軸部材253の周方向に回転可能な状態で取り付けられている。
 基板部材218は、本実施形態では蓋部210aに取り付けられ、モータ213と共に収容空間245に収容されている。この基板部材218は、ホール素子を有し、ホールセンサとして機能する。すなわち、モータ213のロータ(回転子)が有する永久磁石の磁極を検知可能であり、ロータ(回転子)の回転数、回転方向、回転角度を取得することができる。そして、基板部材218が検知した情報に基づき、図示しない制御装置がモータ213を制御する(通電制御等する)ことで、モータ213の出力軸の回転速度、回転方向、回転角度が制御される。
 本実施形態の基板部材218は、ホール素子からの出力に基づいてパルス信号を生成して出力する。そして、図示しない制御装置によってモータ213の出力(回転速度、回転方向、回転角度)が制御されるとき、このパルス信号が目標値(所望の状態)となるように制御される。例えば、出力されるパルス信号のパルス数が所定の値となるようにモータ213の出力軸を回転させることで、モータ213の出力軸を所望の回転角度だけ回転させるといった具合である。
 取付金具202は、図18で示されるように、平板状の取付板部283と、複数(本実施形態では4つ)の脚部284を有している。
 取付板部283には、筒挿通孔283aと、ねじ等の締結要素を挿通可能な固定用孔部が形成されている。これらは、いずれも取付板部283を厚さ方向に貫通する孔である。
 筒挿通孔283aは、上記した筒状部230を略丁度挿通可能な孔となっている。固定用孔部は、筒挿通孔283aの外側(周囲)に形成されている。
 脚部284は、取付板部283の縁部分から延設された立板状部284aと、立板状部284aの延設端を折り曲げて形成された平板状部284bを有している。立板状部284aは、取付板部283の厚さ方向の一方側(図18では下側)に延びる部分である。平板状部284bは平板状の部分であり、ねじ等の締結要素を挿通可能な孔が形成されている。平板状部284bの厚さ方向は、上下方向と同方向となっており、平板状部284bの一方の主面(図18では下面)は、取付時に他部材と接触する接触面部分(接触面部)となる。
 続いて、本実施形態のモータユニット200の組み立て構造について説明する。
 図20で示されるように、筐体部材210にモータ213(図19参照)を収容した状態とする。このとき、駆動ギヤ部261(第一軸部260a)が筐体部材210から外部に突出した状態となる。
 そして、図21で示されるように、板状部材212に複数の小歯車部材215を取り付けた状態とし、その上方に出力部材214を配した状態とする。そして、小歯車部材215の歯列部分と、出力部材214の内側歯列部271を噛合させる。
 続いて、筐体部材210のギヤ側板状部232と、板状部材212とを重ねた状態とし、ギヤ側板状部232の取付用孔232aと、連結用柱状部材211の取付用孔211aとを重ね、これらにねじ等の一時締結要素を挿通した状態とする。このことにより、ユニット本体部201が形成される。
 続いて、図18で示されるように、ユニット本体部201に取付金具202を取り付ける。すなわち、取付金具202の筒挿通孔283aに筒状部230を挿通し、取付板部283を取付台部231に筒状部230側から接触させた状態とする。このとき、取付板部283の固定用孔部と、取付台部231の取付用孔231aとを重ね、ねじ等の締結要素を挿通することで、モータユニット200が形成される(図17参照)。
 モータユニット200では、図19で示されるように、収容空間245にモータ213の大部分を収容して形成されるモータ部290の下方に、出力部材214の内部に駆動ギヤ部261の少なくとも一部と、複数の小歯車部材215を収容して形成されるギヤ部291が位置する。
 すなわち、ギヤ部291の大部分(半分以上の部分)は、モータ部290と平面視で重なる位置(図19の上下方向で重なる位置)にある。
 このとき、第一軸部260aが、筐体本体部210bの出力軸挿通孔246と、出力部材214の軸挿通孔276に挿通された状態となっている。すなわち、第一軸部260aは、収容空間245の内部から、筐体本体部210bと出力部材214の間の隙間部分を経て、ギヤ収容部270の内部まで延びている。そして、第一軸部260aの一部が、第二軸受部材241の内孔に嵌入された状態となる。駆動ギヤ部261は、一部が第三軸受部材278の内側に位置し、他の一部がギヤ収容部270の内部に配される。
 ギヤ部291では、図19、図23(b)で示されるように、駆動ギヤ部261の周囲に複数(3つ)の小歯車部材215が位置し、これらが互いに噛合している。また、複数(3つ)の小歯車部材215は、内側歯列部271とも噛合している。したがって、モータ213を稼働させて駆動ギヤ部261が回転すると、複数の小歯車部材215がそれぞれ回転し、それに伴って出力部材214が回転する。このとき、小歯車部材215は、回転軸部材253を中心に回転(自転)する。その一方で、小歯車部材215は、板状部材212(図21参照)に対して相対移動しない構造となっている。つまり、小歯車部材215は、駆動ギヤ部261の回りを公転しない。
 なお、平面視における駆動ギヤ部261の回転方向と、出力部材214の回転方向とは同方向となる。すなわち、駆動ギヤ部261が図23(b)で時計回りに回転するのであれば、出力部材214もまた時計回りに回転し、駆動ギヤ部261が図23(b)で反時計回りに回転するのであれば、出力部材214もまた反時計回りに回転する。なお、平面視における複数の小歯車部材215の回転方向は、駆動ギヤ部261の回転方向とは逆方向となる。また、出力部材214の回転速度は、駆動ギヤ部261の回転速度よりも遅くなる。
 また、駆動ギヤ部261の回転中心と、出力部材214の回転中心は同一の位置となる。すなわち、これらは、鉛直軸線である軸芯A4回りに回転する(図19参照)。
 また、本実施形態のモータユニット200では、図18で示されるように、ギヤ側板状部232と板状部材212の間であり、2つの連結用柱状部材211の間となる位置に、隙間部295が形成される。すなわち、四方それぞれに4つの隙間部295(2つの隙間部295については図示しない)が形成される。言い換えると、モータ部290と隣接する位置(下側に隣接する位置)に、周縁の大部分が空隙となる部分が形成される。
 そして、それぞれの隙間部295から、出力部材214の一部が側方外側に突出している。言い換えると、モータユニット200の高さ方向の両端(上端、下端)の間となる位置で、出力部材214の一部が側方外側に突出する。
 このことから、モータユニット200では、図23(a)で示されるように、四方それぞれにおいて、出力部材214の一部が側方外側に突出した状態となっている。
 ここで、本実施形態のモータユニット200は、図17、図24(b)で示されるように、第一の姿勢(図17参照)での使用と、第二の姿勢(図24(b)参照)での使用が可能である。
 第二の姿勢は、図24で示されるように、筒状部230が上を向く姿勢のユニット本体部201に対し、取付金具202を天地逆の姿勢で取り付け、モータユニット200の全体を天地逆とした姿勢である。つまり、第二の姿勢は、ユニット本体部201が第一の姿勢と天地逆の姿勢となり、取付金具202が第一の姿勢と同じ姿勢となる。
 モータユニット200を第一の姿勢と第二の姿勢の間で姿勢変更することで、出力部材214の配置高さを変更できる。このことにより、上記した第1動力伝達部4a(図1参照)に動力を伝達する状態と、第2動力伝達部3a(図1参照)に動力を伝達する状態とを切り替え可能であり、走行用モータ41としての使用と、旋回用モータ42としての使用が可能となる。
 すなわち、出力部材214は、ユニット本体部201の上下方向の一端よりの位置、(第一姿勢では下端よりの位置であり、第二姿勢では上端よりの位置)に配されている。
 なお、本実施形態では、図25で示される様に、平板状部284bの一方の主面(下面、接触面部)は、第一姿勢、第二姿勢のいずれにおいても、ユニット本体部201の下端部分と同一平面状に位置する。
 なお、第一姿勢では、板状部材212の一方の主面(下面)がユニット本体部201の下端部分となり、第二姿勢では、蓋部210aの下面がユニット本体部201の下端部分となる。このことから、いずれの姿勢としても、モータユニット200の全高を低くすることができる。
 続いて、上記したモータユニット200とは、別の実施形態に係るモータユニット400について詳細に説明する。また、以下の説明において、特に断りのない限り、図26の姿勢を基準として説明する。
 モータユニット400は、図26で示されるように、ユニット本体部401と、取付用板部材403を有している。
 ユニット本体部401は、図26、図27で示されるように、筐体部材410と、モータ413(駆動用モータ、図27参照)と、出力部材414と、複数の小歯車部材415(小歯車部、図27参照)を有している。また、基板部材418がモータ413と共に筐体部材410に内蔵されている。
 筐体部材410は、蓋部410aと、筐体本体部410bと、出力側閉塞部410cから構成されている。
 蓋部410aは、上記した蓋部210aと略同様の部材であり、重複する詳細な説明を省略する。すなわち、蓋部410aは、図27で示されるように、蓋板部420と、差込片421と、軸受取付部422を有する。そして、軸受取付部422には、第一軸受部材225が略丁度嵌入されている。また、この蓋部410aは、筐体本体部410bに対して着脱自在である。
 筐体本体部410bの外観形状に注目すると、図26で示されるように、筐体本体部410bは、筒状部430とフランジ部434を有している
 筒状部430は、上下方向に延びる略円筒状の部分である。本実施形態では、フランジ部434側の一部が蓋部410a側の部分に比べて太く(径が大きく)なっている。すなわち、蓋部410a側の外周面と、フランジ部434側の外周面は段差を介して連続している。
 フランジ部434は、筒状部430の外周面よりも外側に張り出た平板状の部分であり、上下方向に厚さを有する。フランジ部434には、適宜の部分に、フランジ部434を貫通する取付用孔が形成されている。この取付用孔は、ねじ等の締結要素を挿通可能な孔である。
 筐体本体部410bは、中空の部材であり、図27で示されるように、内部にモータ収容空間445と、ギヤ収容空間448(ギヤ収容部)と、取付片挿入空間462を有する。また、モータ収容空間445とギヤ収容空間448の間には、仕切壁部449が設けられている。
 モータ収容空間445、ギヤ収容空間448は、いずれも筒状部430の内側に形成される空間である。仕切壁部449には、仕切壁部449を厚さ方向に貫通する連通孔449aが形成されており、その上方に軸受取付部440が形成されている。
 軸受取付部440は、仕切壁部449の上側(蓋部410a側)部分から、さらに上側に向かって突出するように設けられた有底円筒状の部分である。すなわち、軸受取付部440は、中心側に下側(出力部材414側)に向かって窪んだ凹部を有し、この凹部に軸受部材(本実施形態では第二軸受部材241)を嵌入可能となっている。なお、この凹部の底部分に、上記した連通孔449aの開口が位置する。この軸受取付部440には、第二軸受部材241が略丁度嵌入され、一体に取り付けられている。
 そして、第二軸受部材241の内孔と連通孔449aが連続して、モータ収容空間445とギヤ収容空間448を連通する軸挿通孔446が形成されている。
 本実施形態においても、蓋部410aを筐体本体部410bに取り付けた状態において、蓋部410aの軸受取付部422と、筐体本体部410bの軸受取付部440は、平面視で重なる位置に配される。そして、第一軸受部材225、第二軸受部材241は、平面視で重なる位置に配されることとなる。
 ギヤ収容空間448は、図28で示されるように、内側歯列部471(内歯列部)によって囲まれている。内側歯列部471は、複数の歯が環状(円環状)に並んで形成された部分である。この内側歯列部471は、筐体本体部410bの内部で円環状に延びる内壁部分に形成されており、筐体本体部410b(筐体部材410)と一体不可分となっている。詳細には、内側歯列部471に属するそれぞれの歯は、内壁部分の内周面から内側に突出している。
 なお、ギヤ収容空間448のさらに下側となる位置(図28では上側となる位置であり、組み立て時に出力部材414側となる位置)には、取付片挿入空間462が位置する。取付片挿入空間462は、ギヤ収容空間448よりも径方向の長さが長い空間である。すなわち、取付片挿入空間462の内壁部分と、ギヤ収容空間448の内壁部分(内側歯列部471の外側に位置する部分)とは段差を介して連続している。
 出力側閉塞部410cは、図29で示されるように、土台板部480と、挿入片部481を有する。
 土台板部480は、四隅が欠落した略四角形平板状の部分である。
 挿入片部481は、土台板部480の上側(組み立て時におけるモータ413側)の主面から上方に突出する立壁状部分であり、円環状に連続する立壁状部分である。挿入片部481の上側部分には、挿入片部481の周方向で間隔を開けたそれぞれの位置に欠落部が設けられている。この欠落部は、土台板部480側に窪んだ部分である。
 また、土台板部480のうち、挿入片部481よりも外側に位置する部分は、平面視形状が、上記したフランジ部434(図28等参照)と略同形の部分となっている。この土台板部480の外側部分には、土台板部480を貫通する取付用孔が形成されている。この取付用孔は、ねじ等の締結要素を挿通可能な孔である。
 すなわち、土台板部480とフランジ部434を上下で重ねた状態とし、それぞれに形成された取付用孔を重ねて連通孔を形成し、これらに締結要素を挿通することで、筐体本体部410bに出力側閉塞部410cを取り付けることが可能となっている。
 なお、土台板部480の上面は、挿入片部481よりも外側部分が、挿入片部481よりも内側の部分よりも高位置に配される。
 ここで、出力側閉塞部410cは、図27で示されるように、軸受取付部477を有している。詳細に説明すると、軸受取付部477は、土台板部480の一主面から下側に突出する略円筒状の短筒部分を有する(詳細な図示を省略する)。また、土台板部480の他方の主面から上方に突出する突起部を有する。そして、短筒部分の突出端(下端)から上方に窪んだ凹部が形成されており、この凹部が第三軸受部材278を略丁度嵌め込み可能な凹部となっている。
 なお、この凹部の底部分は、上記した突起部によって形成されている。そして、上記した突起部には、土台板部480の上側空間と凹部の内側部分を連通する貫通孔が設けられている。すなわち、この貫通孔と第三軸受部材278の内孔が連続することで、出力軸挿通孔476が形成されている。
 筐体本体部410bは、上下方向(高さ方向であり、長手方向)の両端それぞれが外部に開放され、内外を連通する開口部分が形成されている。そして、蓋部410aを装着することで、一方の開口部分の大部分を閉塞可能であり、出力側閉塞部410cを取り付けることで、一方の開口部分の大部分を閉塞可能である。
 モータ413は、上記したモータ213と略同様であり、詳細な説明を省略する。すなわち、このモータ413もまた、軸部460を有する。そして、軸部460は、ロータの片側から外側に突出する第一軸部460a(出力軸)と、第一軸部460aの逆側から外側に突出する第二軸部460bを有している。第一軸部460aは、モータ413の出力軸となる部分である。この軸部460もまた、長手方向で離れた2つの部分が、それぞれ軸受部材に挿通されている。
 また、上記したモータ213と同様に、第一軸部460aには、突出方向における先端側の部分に駆動ギヤ部461(駆動ギヤ)が形成されている。
 出力部材414は、図30で示されるように、基板部487(板状部)と、出力軸部488を有している。
 基板部487は、平板状の部分であり、本実施形態では、円板状の部分となっている。基板部487の一方の主面側には、複数の小歯車部材415が配され、逆側となる他方の主面側には、出力軸部488が配される。
 図30(b)で示されるように、基板部487の他方の主面には、出力軸部488を囲む凹部が形成されている。この凹部は、円環状に連続している。
 出力軸部488は、一部が基板部487の内部に位置し(図27参照)、一部が基板部487の外部に露出している。そして、外部に露出する部分は、基板部487の一主面から外側に向かって突出している。この出力軸部488は、突出端側の部分に出力ギヤ部488a(出力用の歯列部)が形成されている。なお、本実施形態の出力ギヤ部488aは、出力軸部488の外周面に歯列を形成したものであるが、別途形成した歯車部材を一体に取り付けてもよい。出力軸部488が回転することで、出力ギヤ部488aもまた回転する。
 出力部材414では、基板部487と出力軸部488が一体に形成されており、出力軸部488が基板部487に対して相対回転しない状態となっている。つまり、基板部487が径方向の中心に位置する縦軸周りに回転すると、出力軸部488もまた同縦軸の周方向に回転する(詳しくは後述する)。
 小歯車部材415は、円盤状のギヤであり、図30で示されるように、外周部分に歯列部分を有し、中心側に軸挿通孔415aが形成されている。
 取付用板部材403は、図26で示されるように、平面視形状が略隅丸四角形状となる薄板状部材である。そして、四隅の近傍となる部分に、取付用板部材403を厚さ方向に貫通する取付用孔が形成されている。この取付用孔は、ねじ等の締結要素を挿通可能な孔である。また、この取付用板部材403は、図27で示されるように、挿通孔部403aを有する。この挿通孔部403aは、取付用板部材403を厚さ方向に貫通する孔であり、軸受取付部477の下側部分(短筒部分)を挿通可能な孔である。
 基板部材418は、本実施形態では蓋部410aに取り付けられ、モータ413と共にモータ収容空間445に収容されている。この基板部材418は、上記した基板部材218と略同様の部材であり、重複する詳細な説明を省略する。
 続いて、本実施形態のモータユニット400の組み立て構造について説明する。
 図28で示されるように、筐体本体部410bの内部にモータ413(図27参照)を収容した状態とする。
 また、図30で示されるように、出力部材414の基板部487に回転軸部材453(軸部材)を介して複数の小歯車部材415を取り付けた状態とする。回転軸部材453は、上下方向に延びる棒状の部材であり、太さ(径)の異なる2つの部分(円柱状部分)が連続して形成される。そして、図27で示されるように、上側部分は、基板部487の一主面(上面)よりも上側に位置し、下側部分は、基板部487の内部に位置する。
 小歯車部材415は、回転軸部材453を回転軸として回転可能となっている。
 さらに、図29で示されるように、小歯車部材415を取り付けた出力部材414を出力側閉塞部410cの上に載置する。このとき、出力軸挿通孔476に出力軸部488が挿通された状態とする(図27参照)。また、基板部487は、出力軸部488と隣接する僅かな部分が第三軸受部材278(出力側閉塞部410c)に上方から接触する一方で、他の部分が出力側閉塞部410cとは接触しない状態となっている。すなわち、基板部487は、下側の略全ての部分が出力側閉塞部410cから上方に離れた位置に配される。
 そして、上記したように、筐体本体部410bに出力側閉塞部410cを取りつける。すなわち、図26で示されるように、土台板部480とフランジ部434を上下で重ねた状態とし、これらに締結要素を挿通して取り付ける。このとき、出力側閉塞部410cの挿入片部481(図27、図29参照)は、筐体本体部410bの取付片挿入空間462(図27、図28参照)に挿入された状態となる。図27で示されるように、挿入片部481は、取付片挿入空間462の内壁部分に内側から当接し、内側歯列部471の外側に位置する部分に下方側から当接する。
 以上により、ユニット本体部401が形成される。そして、図26、図27で示されるように、ユニット本体部401の下側に位置する土台板部480に取付用板部材403を取り付けることで、モータユニット400が形成される。
 本実施形態のモータユニット400は、図27で示されるように、モータ収容空間445にモータ413の大部分を収容してなるモータ部490の下方に、ギヤ収容空間448に駆動ギヤ部461の少なくとも一部と、複数の小歯車部材415を収容して形成されるギヤ部291が位置する。そして、ギヤ部491の大部分(半分以上の部分)が、モータ部490と平面視で重なる位置(図27の上下方向で重なる位置)にある。
 このとき、第一軸部460aが軸挿通孔446に挿通された状態となっている。すなわち、第一軸部460aの一部が、第二軸受部材241の内孔に嵌入された状態となる。
 ギヤ部491では、図27、図31で示されるように、駆動ギヤ部461の周囲に複数(3つ)の小歯車部材415が位置し、これらが互いに噛合している。また、複数(3つ)の小歯車部材415は、内側歯列部471とも噛合している。
 本実施形態では、モータ413を稼働させて駆動ギヤ部461が回転すると、複数の小歯車部材415が駆動ギヤ部461の周りを自転しながら公転する。すなわち、小歯車部材415が回転軸部材453を回転軸とした回転をしながら(自転しながら)、駆動ギヤ部461の周りを回るように小歯車部材415の全体が移動していく(公転していく)。
 小歯車部材415の公転に伴って、基板部487に一体に固定された複数(3つ)の回転軸部材453もまた、駆動ギヤ部461の周りを回るように移動していく。複数の回転軸部材453が同時に駆動ギヤ部461の周りを回るように移動することで、基板部487が回転し、その結果、出力軸部488も回転する。
 このとき、駆動ギヤ部461の回転中心と、出力部材414(基板部487、出力軸部488)の回転中心は同一の位置となる。これらは、鉛直軸線である軸芯A5回りに回転する(図27参照)。
 なお、平面視における駆動ギヤ部461の回転方向と、出力部材414(出力軸部488)の回転方向とは同方向となる。すなわち、駆動ギヤ部461が図31で時計回りに回転するのであれば、出力部材414もまた時計回りに回転し、駆動ギヤ部461が同平面視で反時計回りに回転するのであれば、出力部材414もまた反時計回りに回転する。なお、平面視における複数の小歯車部材415の自転における回転方向は、駆動ギヤ部461の回転方向とは逆方向となる。複数の小歯車部材415の公転における移動方向は、駆動ギヤ部461の回転方向と同方向となる。そして、出力部材414の回転速度は、駆動ギヤ部461の回転速度よりも遅くなる。
 本実施形態のモータユニット400は、特に限定されるものではないが、図32で示されるような搬送装置600において、走行用モータ641、旋回用モータ642(姿勢変更用モータ)として使用可能となっている。
 搬送装置600は、搬送方向の変更が可能な移載装置(搬送方向切替装置)であり、小型の小搬送装置601(搬送ユニット)を面状に多数配列したものである。なお、作図の都合上、一部の小搬送装置601にのみ符号を付し、他への符号を省略する。
 小搬送装置601は、図33で示されるように、ローラ部610(回転体)と、ローラ受け部材611と、駆動力伝達部材612を有している。この小搬送装置601は、大部分が筐体部材615の内部に配され、上側の一部と下側の一部が筐体部材615の外部に位置している。
 ローラ部610(回転体)は、ローラ受け部材611に軸支されている。また、ローラ受け部材611は、外周面に歯車部611aを有する。すなわち、複数の歯が環状(円環状)に並んで形成される歯列部を有する。そして、歯車部611aに回転力が付与されることで(鉛直軸線となる軸芯周りに回転すると)、ローラ部610の全体が回転軸ごと回転する。すなわち、上記した搬送ユニット1と同様に、ローラ部610が旋回し、搬送方向の変更が可能となる。
 駆動力伝達部材612は、下側に歯車部612aを有すると共に、上側の一部がローラ部610と接触している。そして、歯車部612aが回転することで、ローラ部610に回転力が伝達され、ローラ部610が回転軸回りに回転駆動する。すなわち、ローラ部610に載置された搬送物を付勢することが可能となる。
 つまり、この搬送装置600は、複数の小搬送装置601のローラ受け部材611が旋回することで、複数のローラ部610がローラ受け部材611ごと旋回して姿勢変更され、複数のローラ部610の向きが一斉に変更される。このことにより、搬送物の搬送方向が変更される。
 また、複数の小搬送装置601のローラ部610がそれぞれの回転軸を中心に同期的に回転することで、搬送装置600上の搬送物を付勢して移動させることが可能となる。
 詳細には、ローラ受け部材611の歯車部611aは、外部のギヤ部材620と噛合されており、ギヤ部材620から回転力を付与されて歯車部611aが回転する。
 すなわち、旋回用モータ642の出力ギヤと歯車部611aの間や、2つの異なる小搬送装置601の歯車部611a同士の間にギヤ部材620を配してもよい。そして、旋回用モータ642を稼働させることで、複数のローラ部610が回転軸ごと旋回する構造としてもよい。つまり、全ての小搬送装置601の歯車部611aがギヤ部材620(アイドル歯車)介して係合し、全体として一つの歯車列を構成する構造としてもよい。そして、旋回用モータ642の駆動によっていずれかの歯車が回転することで、全ての小搬送装置601のローラ受け部材611が所定の角度だけ旋回(回転)し、一斉にその向きを変える構造してもよい。
 なお、旋回用モータ642の出力ギヤと歯車部612aは、直接噛合させてもよい。
 上記したモータユニット400を旋回用モータ642として採用する場合は、特に限定されるものではないが、出力ギヤ部488aと歯車部611aの間に、ギヤ部材620等の連動用の部材を設けることが好ましい。
 また、駆動力伝達部材612の歯車部612aは、外部のギヤ部材621と噛合されており、ギヤ部材621から回転力を付与されて歯車部612aが回転する。
 すなわち、走行用モータ641の出力ギヤと歯車部612aの間や、2つの異なる小搬送装置601の歯車部612a同士の間にギヤ部材621を配してもよい。そして、走行用モータ641を稼働させることで、複数のローラ部610がそれぞれの回転軸を中心に回転する構造としてもよい。また、走行用モータ641の出力ギヤと歯車部612aは、直接噛合させてもよい。
 上記したモータユニット400を走行用モータ641として採用する場合は、特に限定されるものではないが、出力ギヤ部488aと歯車部612aの間に、ギヤ部材621等の連動用の部材を設けることが好ましい。
 1 搬送ユニット
 2 回転体
 2a 主回転部
 2b 副回転部
 3 支持体
 3a 第2動力伝達部
 4 駆動体
 4a 第1動力伝達部
 5 回転力伝達部材
 5a 支持体側伝達部
 5b 駆動体側伝達部
 10 支持軸
 11 筐体
 14 回転体載置部材(動力付与部)
 33 本体
 41 走行用モータ
 42 旋回用モータ
 50 搬送装置
 200,400 モータユニット
 201 ユニット本体部(モータユニット本体部)
 202 取付金具(取付用部材)
 210,410 筐体部材
 213,413 モータ(駆動用モータ)
 214,414 出力部材
 215,415 小歯車部材(小歯車部)
 260a,460a 第一軸部(出力軸)
 261,461 駆動ギヤ部(駆動ギヤ)
 268 出力用歯列部
 270 ギヤ収容部
 271,471 内側歯列部(内歯列部)
 283 取付板部
 284 脚部
 290,490 モータ部
 291,491 ギヤ部
 448 ギヤ収容空間(ギヤ収容部)
 453 回転軸部材(軸部材)
 487 基板部(板状部)
 488 出力軸部
 488a 出力ギヤ部(出力用の歯列部)

Claims (10)

  1.  ブロック状の搬送ユニットを行列状に並べて形成される搬送装置で使用可能であり、一つの前記搬送ユニットと置き換えて使用可能なモータユニットであって、
     駆動用モータと、駆動ギヤと、円環状に連続する内歯列部と、複数の小歯車部を有し、
     前記駆動ギヤは、前記駆動用モータの出力軸に形成されたギヤであり、
     モータ部とギヤ部を有し、
     前記モータ部は、筐体部材に前記駆動用モータの大半の部分を収容して形成されており、
     前記ギヤ部は、前記内歯列部によって囲まれた空間内に、前記駆動ギヤの少なくとも一部と、複数の前記小歯車部が配されて形成されており、且つ、前記空間内で前記駆動ギヤの周囲に複数の前記小歯車部が位置しており、
     複数の前記小歯車部のそれぞれは、前記駆動ギヤ及び前記内歯列部のそれぞれと噛合しており、且つ、前記駆動ギヤが回転することで、複数の前記小歯車部のそれぞれが回転するものであり、
     前記ギヤ部は、少なくとも一部が前記モータ部と平面視で重なる位置にあることを特徴とするモータユニット。
  2.  前記駆動用モータから伝達された回転力を外部に出力する出力部材を有し、
     前記出力部材は、外周部分に出力用の歯列部が形成されたギヤであり、
     さらに前記出力部材は、ギヤ収容部を有し、前記ギヤ収容部は、厚さ方向の一端側に開口を有し、同方向の他端側に窪んだ部分であり、
     前記ギヤ収容部は、内周壁部分に前記内歯列部が形成されており、内部に前記駆動ギヤの少なくとも一部と、複数の前記小歯車部が配されており、
     複数の前記小歯車部から回転力を付与されることで、出力用の歯列部が周方向に移動するように前記出力部材が回転することを特徴とする請求項1に記載のモータユニット。
  3.  前記モータ部と前記ギヤ部が上下で重なる姿勢としたとき、前記出力部材は一部が上下方向の中途部分から側方外側に突出していることを特徴とする請求項2に記載のモータユニット。
  4.  前記出力部材は、平面視において、四方それぞれに側方外側に突出している部分を有していることを特徴とする請求項3に記載のモータユニット。
  5.  モータユニット本体部と、前記モータユニット本体部に取り付ける取付用部材を有し、
     前記モータユニット本体部は、前記モータ部及び前記ギヤ部を含んで形成される部分であり、
     前記取付用部材は、取付板部と、前記取付板部から延びる脚部を有し、前記脚部は、延出端側に接触面部を有し、
     所定姿勢の前記モータユニット本体部に前記取付用部材を取り付けた第一の姿勢と、前記所定姿勢とは天地逆となる姿勢の前記モータユニット本体部に前記取付用部材を取り付けた第二の姿勢での使用が可能であり、
     前記第一の姿勢と、前記第二の姿勢のそれぞれにおいて、前記接触面部は、前記モータユニット本体部の高さ方向の一端部と略同一面状に位置することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載のモータユニット。
  6.  請求項1乃至5のいずれかに記載のモータユニットと、前記搬送ユニットを行列状に並べて形成されていることを特徴とする搬送装置。
  7.  前記搬送ユニットは、回転体と、支持体と、駆動体を有し、
     前記回転体は、支持軸を介して前記支持体の本体に支持されており、前記支持体の本体が前記支持軸ごと回転することで、前記回転体の向きが変更されるものであり、
     前記駆動体が回転することで前記回転体が前記支持軸回りに回転駆動するものであり、
     少なくとも2つの前記モータユニットを有し、
     一の前記モータユニットが前記支持体に伝達する回転力を出力する旋回用モータとして機能するものであり、他の前記モータユニットが前記駆動体に伝達する回転力を出力する走行用モータとして機能するものであって、
     一の前記モータユニットと、他の前記モータユニットが天地逆となる姿勢で配されていることを特徴とする請求項6に記載の搬送装置。
  8.  搬送装置で使用可能なモータユニットであって、
     駆動用モータと、駆動ギヤと、円環状に連続する内歯列部と、複数の小歯車部を有し、
     前記駆動ギヤは、前記駆動用モータの出力軸に形成されたギヤであり、
     モータ部とギヤ部を有し、
     前記モータ部は、筐体部材に前記駆動用モータの大半の部分を収容して形成されており、
     前記ギヤ部は、前記内歯列部によって囲まれた空間内に、前記駆動ギヤの少なくとも一部と、複数の前記小歯車部が配されて形成されており、且つ、前記空間内で前記駆動ギヤの周囲に複数の前記小歯車部が位置しており、
     複数の前記小歯車部のそれぞれは、前記駆動ギヤ及び前記内歯列部のそれぞれと噛合しており、且つ、前記駆動ギヤが回転することで、複数の前記小歯車部のそれぞれが回転するものであり、
     前記ギヤ部は、少なくとも一部が前記モータ部と平面視で重なる位置にあることを特徴とするモータユニット。
  9.  前記筐体部材は、前記駆動ギヤの少なくとも一部と、複数の前記小歯車部を収容するギヤ収容部を有しており、前記ギヤ収容部の内周面に前記内歯列部が形成されていることを特徴とする請求項8に記載のモータユニット。
  10.  前記駆動用モータから伝達された回転力を外部に出力する出力部材を有し、
     前記出力部材は、板状部と、板状部の厚さ方向の一端部から外側に突出する出力軸部を有し、前記出力軸部の突出端側に出力用の歯列部が形成され、
     複数の前記小歯車部は、軸部材を介して前記板状部に取り付けられており、
     前記駆動ギヤが回転することで、複数の前記小歯車部のそれぞれが前記駆動ギヤの周囲を公転しながら前記軸部材を中心に自転するものであり、複数の前記小歯車部が公転することで、前記軸部材が移動し、前記板状部及び前記出力軸部が回転することを特徴とする請求項9に記載のモータユニット。
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