WO2022191114A1 - モータユニット、並びに、搬送装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このような搬送装置は、様々な場所で使用されるため、搬送装置全体として小型化することが好ましい。従来の搬送装置のように、搬送面の下側に大型の駆動用のモータを配置したのでは、装置全体の高さが高くなってしまい、場合によっては、搬送装置の設置場所の自由度が低くなるという問題があった。
さらに、搬送ユニットと置き換えて使用することで、搬送ユニットの下側にモータユニットを配するような構造と比べ、装置全体の高さを低くすることができる。
なお、ここでいう「略同一面状」とは、数ミリのずれを許容するものとする。
本様相によると、搬送ユニットは、回転体と、支持体と、駆動体と、回転力伝達部材を有し、回転力伝達部材は、支持体側伝達部と駆動体側伝達部を有し、駆動体は、第1動力伝達部と、動力付与部を有し、回転体は、主回転部と副回転部を有し、支持体は、支持軸と第2動力伝達部を有する。
第1動力伝達部は、回転力伝達部材の駆動体側伝達部と係合し、駆動体側伝達部を介して外部と回転力(動力)の伝達が行われる。すなわち、駆動体は、回転力伝達部材の駆動体側伝達部を介して回転力(動力)が伝達されて回転する。
回転体の主回転部及び副回転部が、支持体の支持軸に沿って取り付けられていて、支持軸を中心に互いに独立して回転可能であり、駆動体は、支持軸に対して交差する方向の第1軸芯を中心に動力によって回転し、主回転部及び副回転部が、動力付与部と接触して、少なくとも主回転部に回転力(動力)が付与される。すなわち、駆動体が回転すると、回転体の少なくとも主回転部が回転する。
ここで「交差する方向」とは、直交する方向の他、傾斜する方向に交差する構成を含む。また「交差」とは軸同士が交わる場合の他、立体的に交差する状態を含む。即ち食い違い状態に交差する場合を含む。
主回転部は、搬送物に接触して搬送物を付勢可能であるので、主回転部が回転することにより、搬送物を搬送することができる。
ここで、支持軸は、支持軸に沿って取り付けられた主回転部と副回転部に接触した駆動体から外力(押圧力)を受ける。そのため、駆動体から支持軸に作用する力が均等化される。
換言すると、支持軸が駆動体から受ける外力(押圧力)は、支持軸における主回転部が取り付けられた部位と、副回転部が取り付けられた部位を介して支持軸に作用する。ここで、主回転部と副回転部は、支持軸に沿って取り付けられており、当該外力は、支持軸における特定の偏った部位に作用しない。
すなわち、当該外力(押圧力)が、支持軸に沿って離れた部位に分散されて作用するので、支持軸が傾くことがなく、支持軸に取り付けられた回転体の姿勢が安定する。
駆動体は、主回転部及び副回転部の双方と接触して動力を伝達するので、駆動体についても姿勢が安定する。
また、搬送物は、副回転部には接触せず、副回転部には付勢されない。換言すると、搬送物は、副回転部から付勢力を受けることがなく、副回転部が主回転部と逆向きに回転していても、搬送物は主回転部のみに付勢されて搬送される。そのため、搬送物の搬送が安定する。
一方、第2動力伝達部は、回転力伝達部材の支持体側伝達部と係合し、支持体側伝達部を介して外部と回転力(動力)の伝達が行われる。すなわち、支持体は、回転力伝達部材の支持体側伝達部を介して回転力(動力)が伝達されて回転する。支持体が回転することにより、支持軸の向きが変更され、主回転部による搬送物の付勢方向が変更される。そのため、搬送物の付勢方向(搬送方向)を変更することができる。
また、支持体と、駆動体と、回転力伝達部材が一体化されてユニット化されている。すなわち搬送ユニットは、支持体と、駆動体と、回転力伝達部材で構成が完結している。そのため、搬送ユニットの取扱いが容易である。
さらに、支持体と駆動体が、互いに独立して同じ第1軸芯周りに回転可能であるので、支持体と駆動体が占める領域は小さい。すなわち、搬送ユニットは、省スペース化を図ることができ、限られた領域に配置することができる。
ここで、「実質的に」とは、主回転部と副回転部が全く接触していない状態のみならず、主回転部と副回転部が互いに相手側に力を及ぼさない程度に接触する場合を含んでいる。
ここで、「主回転部と副回転部を合わせた外観形状」とは、隣接する主回転部と副回転部の互いに対向する部位を除き、主回転部と副回転部を含めた全体の周囲の形状(輪郭)を意味している。
ここで、弾性変形とは、主回転部及び副回転部の外観形状が変化してしまう程の大きな変形ではなく、駆動体が接触する部位が若干凹む程度の局部的な変形を意味している。
第1動力伝達部材同士の間、第2動力伝達部材同士の間は、例えば歯車、チェーン、ベルト等によって動力が伝達される。
図1に示すように、本実施形態に係る搬送ユニット1は、回転体2、支持体3、駆動体4、回転力伝達部材5、55を備えている。また、搬送ユニット1は、駆動体4や回転力伝達部材5、55を固定する筐体11を有する。
本体8の外周には、凹部26が設けられている。凹部26は、四角形の四辺の中央部分が内側に凹むような形状を呈しており、隣接する柱部24の間に形成されている。凹部26は、本体8の上下方向の中央部分に設けられている。
駆動体4は、図4、図7、図8に示すように、環状構造を有する板形状を呈しており、外周部分には外歯歯車である第1動力伝達部4aを有し、上面側の内周部分には環状台座9が形成されている。図7、図8に示すように、駆動体4の内周面には凹凸係合部9aが設けられている。凹凸係合部9aの下には、内向きに張り出した内向きフランジ部13が設けられている。すなわち環状台座9は、凹凸係合部9aと内向きフランジ部13を有する。
図1(a)、図1(b)に示すように、回転体2は、主回転部2aと副回転部2bを備えている。主回転部2aは、回転体2の過半部分を占める部位であり、図11に示すように、搬送面Sを構成する部位である。ここで搬送面Sとは、搬送物を載置し、載置した搬送物を付勢して移動させる部位によって形成される面である。一方、副回転部2bは、回転体2の全領域の一部を構成する部位である。副回転部2bは、搬送面Sよりも下方にあり、搬送物と接触することはない。
図5、図6に示すように、支持体3は、本体33と支持軸10を有する。
本体33は、円筒状の部材であり、上端の外周部分には外歯歯車である第2動力伝達部3aが設けられている。本体33の側壁33aには、下端から上下方向に延びるスリット34が設けられている。スリット34の上端には、大径部34aが設けられている。大径部34aの直径は、スリット34の幅よりも大きい。
図1~図3に示すように、回転力伝達部材5、55は、筐体11の四辺の隣接する二面(二辺)の位置に配置されている。また、回転力伝達部材5、55は、筐体11の本体8の外側であって、凹部26に進入するように配置されている。
なお、ここでいう一時締結要素とは、ねじ、ボルトナットの組み合わせ等の上位概念であり、原則的に破壊せずに締結及びその解除が可能な締結要素である。
また、以下の説明において、特に説明のない限り、図17で示す姿勢を基準に説明する。
軸受取付部222は、蓋板部220から突出するように設けられた有底円筒状の部分である。すなわち、軸受取付部222は、中心側に、蓋板部220側に向かって窪んだ凹部を有し、この凹部に軸受部材(本実施形態では第一軸受部材225)を嵌入可能となっている。
取付台部231は、外観形状が厚板状であり、略四角形板状となる部分である。本実施形態では、図18で示されるように、大部分が平面視で筒状部230と重なる位置(筒状部230)の下側に位置し、四隅とその周辺の部分が筒状部230の外周面よりも外側に位置している。つまり、取付台部231の少なくとも一部が、平面視において、筒状部230の外周(周縁)よりも外側に位置しており、この外側に位置する部分に取付用孔231aが形成される。取付用孔231aは、一時締結要素を挿通可能な孔であり、本実施形態では、ねじ孔である。
また、図20で示されるように、ギヤ側板状部232の下面(筒状部230側の主面とは逆側となる主面)には、窪み部232bが形成されている。
ここで、図19で示すように、窪み部232bの底部分と隣接する部分(図19では、上側に隣接する部分)には、軸受取付部240が設けられている。
蓋部210aに筐体本体部210bを取り付けた状態では、上記した蓋部210aの軸受取付部222と、筐体本体部210bの軸受取付部240は、平面視で重なる位置(上下で離れた位置)に配される。したがって、第一軸受部材225、第二軸受部材241もまた、平面視で重なる位置に配される。
対して、上下方向の他端側では、大部分がギヤ側板状部232によって閉塞されている。ここで、筐体本体部210bは、収容空間245と外部を連通する出力軸挿通孔246を有する。出力軸挿通孔246は、ギヤ側板状部232の窪み部232bと隣接する位置に形成される。この出力軸挿通孔246は、ギヤ側板状部232を貫通する貫通孔と、第二軸受部材241の内孔が連続して形成される孔である。
回転軸部材253は、図19で示されるように、上下方向に延びる棒状の部材であり、太さ(径)の異なる2つの部分(円柱状部分)が連続して形成される。すなわち、上側部分(第一の部分)が下側部分(第二の部分)よりも径が大きく、上側部分の外周面と下側部分の外周面が段差を介して連続する。上側部分は、板状部材212の一主面(上面)よりも筐体部材210側(上側)に位置し、外部に露出する部分となる。下側部分は、板状部材212に形成された取付用孔に挿通される部分である。
回転軸部材253は、板状部材212に一体に固定されており、互いに相対移動しない状態となっている。
軸部260は、略丸棒状であり、長手方向で離れた2つの部分、すなわち、第一軸部260aの一部と、第二軸部260bの一部がそれぞれ軸受部材(第一軸受部材225、第二軸受部材241)の内孔に挿通された状態となっている。つまり、軸部260は、筐体部材210に対して回転可能な状態で軸支されている。また、軸部260は、上下方向に延びており、第一軸部260aは、下方(板状部材212側)に向かって延びる部分であり、第二軸部260bは、上方(蓋板部220側)に向かって延びる部分である。
小歯車部材215は、回転軸部材253を介して板状部材212に取り付けられており、回転軸部材253を回転軸として回転軸部材253の周方向に回転可能な状態で取り付けられている。
本実施形態の基板部材218は、ホール素子からの出力に基づいてパルス信号を生成して出力する。そして、図示しない制御装置によってモータ213の出力(回転速度、回転方向、回転角度)が制御されるとき、このパルス信号が目標値(所望の状態)となるように制御される。例えば、出力されるパルス信号のパルス数が所定の値となるようにモータ213の出力軸を回転させることで、モータ213の出力軸を所望の回転角度だけ回転させるといった具合である。
筒挿通孔283aは、上記した筒状部230を略丁度挿通可能な孔となっている。固定用孔部は、筒挿通孔283aの外側(周囲)に形成されている。
図20で示されるように、筐体部材210にモータ213(図19参照)を収容した状態とする。このとき、駆動ギヤ部261(第一軸部260a)が筐体部材210から外部に突出した状態となる。
そして、図21で示されるように、板状部材212に複数の小歯車部材215を取り付けた状態とし、その上方に出力部材214を配した状態とする。そして、小歯車部材215の歯列部分と、出力部材214の内側歯列部271を噛合させる。
すなわち、ギヤ部291の大部分(半分以上の部分)は、モータ部290と平面視で重なる位置(図19の上下方向で重なる位置)にある。
そして、それぞれの隙間部295から、出力部材214の一部が側方外側に突出している。言い換えると、モータユニット200の高さ方向の両端(上端、下端)の間となる位置で、出力部材214の一部が側方外側に突出する。
第二の姿勢は、図24で示されるように、筒状部230が上を向く姿勢のユニット本体部201に対し、取付金具202を天地逆の姿勢で取り付け、モータユニット200の全体を天地逆とした姿勢である。つまり、第二の姿勢は、ユニット本体部201が第一の姿勢と天地逆の姿勢となり、取付金具202が第一の姿勢と同じ姿勢となる。
なお、第一姿勢では、板状部材212の一方の主面(下面)がユニット本体部201の下端部分となり、第二姿勢では、蓋部210aの下面がユニット本体部201の下端部分となる。このことから、いずれの姿勢としても、モータユニット200の全高を低くすることができる。
筒状部430は、上下方向に延びる略円筒状の部分である。本実施形態では、フランジ部434側の一部が蓋部410a側の部分に比べて太く(径が大きく)なっている。すなわち、蓋部410a側の外周面と、フランジ部434側の外周面は段差を介して連続している。
モータ収容空間445、ギヤ収容空間448は、いずれも筒状部430の内側に形成される空間である。仕切壁部449には、仕切壁部449を厚さ方向に貫通する連通孔449aが形成されており、その上方に軸受取付部440が形成されている。
そして、第二軸受部材241の内孔と連通孔449aが連続して、モータ収容空間445とギヤ収容空間448を連通する軸挿通孔446が形成されている。
土台板部480は、四隅が欠落した略四角形平板状の部分である。
挿入片部481は、土台板部480の上側(組み立て時におけるモータ413側)の主面から上方に突出する立壁状部分であり、円環状に連続する立壁状部分である。挿入片部481の上側部分には、挿入片部481の周方向で間隔を開けたそれぞれの位置に欠落部が設けられている。この欠落部は、土台板部480側に窪んだ部分である。
また、土台板部480のうち、挿入片部481よりも外側に位置する部分は、平面視形状が、上記したフランジ部434(図28等参照)と略同形の部分となっている。この土台板部480の外側部分には、土台板部480を貫通する取付用孔が形成されている。この取付用孔は、ねじ等の締結要素を挿通可能な孔である。
すなわち、土台板部480とフランジ部434を上下で重ねた状態とし、それぞれに形成された取付用孔を重ねて連通孔を形成し、これらに締結要素を挿通することで、筐体本体部410bに出力側閉塞部410cを取り付けることが可能となっている。
なお、土台板部480の上面は、挿入片部481よりも外側部分が、挿入片部481よりも内側の部分よりも高位置に配される。
なお、この凹部の底部分は、上記した突起部によって形成されている。そして、上記した突起部には、土台板部480の上側空間と凹部の内側部分を連通する貫通孔が設けられている。すなわち、この貫通孔と第三軸受部材278の内孔が連続することで、出力軸挿通孔476が形成されている。
また、上記したモータ213と同様に、第一軸部460aには、突出方向における先端側の部分に駆動ギヤ部461(駆動ギヤ)が形成されている。
基板部487は、平板状の部分であり、本実施形態では、円板状の部分となっている。基板部487の一方の主面側には、複数の小歯車部材415が配され、逆側となる他方の主面側には、出力軸部488が配される。
図28で示されるように、筐体本体部410bの内部にモータ413(図27参照)を収容した状態とする。
また、図30で示されるように、出力部材414の基板部487に回転軸部材453(軸部材)を介して複数の小歯車部材415を取り付けた状態とする。回転軸部材453は、上下方向に延びる棒状の部材であり、太さ(径)の異なる2つの部分(円柱状部分)が連続して形成される。そして、図27で示されるように、上側部分は、基板部487の一主面(上面)よりも上側に位置し、下側部分は、基板部487の内部に位置する。
小歯車部材415は、回転軸部材453を回転軸として回転可能となっている。
ギヤ部491では、図27、図31で示されるように、駆動ギヤ部461の周囲に複数(3つ)の小歯車部材415が位置し、これらが互いに噛合している。また、複数(3つ)の小歯車部材415は、内側歯列部471とも噛合している。
本実施形態では、モータ413を稼働させて駆動ギヤ部461が回転すると、複数の小歯車部材415が駆動ギヤ部461の周りを自転しながら公転する。すなわち、小歯車部材415が回転軸部材453を回転軸とした回転をしながら(自転しながら)、駆動ギヤ部461の周りを回るように小歯車部材415の全体が移動していく(公転していく)。
なお、平面視における駆動ギヤ部461の回転方向と、出力部材414(出力軸部488)の回転方向とは同方向となる。すなわち、駆動ギヤ部461が図31で時計回りに回転するのであれば、出力部材414もまた時計回りに回転し、駆動ギヤ部461が同平面視で反時計回りに回転するのであれば、出力部材414もまた反時計回りに回転する。なお、平面視における複数の小歯車部材415の自転における回転方向は、駆動ギヤ部461の回転方向とは逆方向となる。複数の小歯車部材415の公転における移動方向は、駆動ギヤ部461の回転方向と同方向となる。そして、出力部材414の回転速度は、駆動ギヤ部461の回転速度よりも遅くなる。
ローラ部610(回転体)は、ローラ受け部材611に軸支されている。また、ローラ受け部材611は、外周面に歯車部611aを有する。すなわち、複数の歯が環状(円環状)に並んで形成される歯列部を有する。そして、歯車部611aに回転力が付与されることで(鉛直軸線となる軸芯周りに回転すると)、ローラ部610の全体が回転軸ごと回転する。すなわち、上記した搬送ユニット1と同様に、ローラ部610が旋回し、搬送方向の変更が可能となる。
また、複数の小搬送装置601のローラ部610がそれぞれの回転軸を中心に同期的に回転することで、搬送装置600上の搬送物を付勢して移動させることが可能となる。
すなわち、旋回用モータ642の出力ギヤと歯車部611aの間や、2つの異なる小搬送装置601の歯車部611a同士の間にギヤ部材620を配してもよい。そして、旋回用モータ642を稼働させることで、複数のローラ部610が回転軸ごと旋回する構造としてもよい。つまり、全ての小搬送装置601の歯車部611aがギヤ部材620(アイドル歯車)介して係合し、全体として一つの歯車列を構成する構造としてもよい。そして、旋回用モータ642の駆動によっていずれかの歯車が回転することで、全ての小搬送装置601のローラ受け部材611が所定の角度だけ旋回(回転)し、一斉にその向きを変える構造してもよい。
なお、旋回用モータ642の出力ギヤと歯車部612aは、直接噛合させてもよい。
上記したモータユニット400を旋回用モータ642として採用する場合は、特に限定されるものではないが、出力ギヤ部488aと歯車部611aの間に、ギヤ部材620等の連動用の部材を設けることが好ましい。
すなわち、走行用モータ641の出力ギヤと歯車部612aの間や、2つの異なる小搬送装置601の歯車部612a同士の間にギヤ部材621を配してもよい。そして、走行用モータ641を稼働させることで、複数のローラ部610がそれぞれの回転軸を中心に回転する構造としてもよい。また、走行用モータ641の出力ギヤと歯車部612aは、直接噛合させてもよい。
上記したモータユニット400を走行用モータ641として採用する場合は、特に限定されるものではないが、出力ギヤ部488aと歯車部612aの間に、ギヤ部材621等の連動用の部材を設けることが好ましい。
2 回転体
2a 主回転部
2b 副回転部
3 支持体
3a 第2動力伝達部
4 駆動体
4a 第1動力伝達部
5 回転力伝達部材
5a 支持体側伝達部
5b 駆動体側伝達部
10 支持軸
11 筐体
14 回転体載置部材(動力付与部)
33 本体
41 走行用モータ
42 旋回用モータ
50 搬送装置
200,400 モータユニット
201 ユニット本体部(モータユニット本体部)
202 取付金具(取付用部材)
210,410 筐体部材
213,413 モータ(駆動用モータ)
214,414 出力部材
215,415 小歯車部材(小歯車部)
260a,460a 第一軸部(出力軸)
261,461 駆動ギヤ部(駆動ギヤ)
268 出力用歯列部
270 ギヤ収容部
271,471 内側歯列部(内歯列部)
283 取付板部
284 脚部
290,490 モータ部
291,491 ギヤ部
448 ギヤ収容空間(ギヤ収容部)
453 回転軸部材(軸部材)
487 基板部(板状部)
488 出力軸部
488a 出力ギヤ部(出力用の歯列部)
Claims (10)
- ブロック状の搬送ユニットを行列状に並べて形成される搬送装置で使用可能であり、一つの前記搬送ユニットと置き換えて使用可能なモータユニットであって、
駆動用モータと、駆動ギヤと、円環状に連続する内歯列部と、複数の小歯車部を有し、
前記駆動ギヤは、前記駆動用モータの出力軸に形成されたギヤであり、
モータ部とギヤ部を有し、
前記モータ部は、筐体部材に前記駆動用モータの大半の部分を収容して形成されており、
前記ギヤ部は、前記内歯列部によって囲まれた空間内に、前記駆動ギヤの少なくとも一部と、複数の前記小歯車部が配されて形成されており、且つ、前記空間内で前記駆動ギヤの周囲に複数の前記小歯車部が位置しており、
複数の前記小歯車部のそれぞれは、前記駆動ギヤ及び前記内歯列部のそれぞれと噛合しており、且つ、前記駆動ギヤが回転することで、複数の前記小歯車部のそれぞれが回転するものであり、
前記ギヤ部は、少なくとも一部が前記モータ部と平面視で重なる位置にあることを特徴とするモータユニット。 - 前記駆動用モータから伝達された回転力を外部に出力する出力部材を有し、
前記出力部材は、外周部分に出力用の歯列部が形成されたギヤであり、
さらに前記出力部材は、ギヤ収容部を有し、前記ギヤ収容部は、厚さ方向の一端側に開口を有し、同方向の他端側に窪んだ部分であり、
前記ギヤ収容部は、内周壁部分に前記内歯列部が形成されており、内部に前記駆動ギヤの少なくとも一部と、複数の前記小歯車部が配されており、
複数の前記小歯車部から回転力を付与されることで、出力用の歯列部が周方向に移動するように前記出力部材が回転することを特徴とする請求項1に記載のモータユニット。 - 前記モータ部と前記ギヤ部が上下で重なる姿勢としたとき、前記出力部材は一部が上下方向の中途部分から側方外側に突出していることを特徴とする請求項2に記載のモータユニット。
- 前記出力部材は、平面視において、四方それぞれに側方外側に突出している部分を有していることを特徴とする請求項3に記載のモータユニット。
- モータユニット本体部と、前記モータユニット本体部に取り付ける取付用部材を有し、
前記モータユニット本体部は、前記モータ部及び前記ギヤ部を含んで形成される部分であり、
前記取付用部材は、取付板部と、前記取付板部から延びる脚部を有し、前記脚部は、延出端側に接触面部を有し、
所定姿勢の前記モータユニット本体部に前記取付用部材を取り付けた第一の姿勢と、前記所定姿勢とは天地逆となる姿勢の前記モータユニット本体部に前記取付用部材を取り付けた第二の姿勢での使用が可能であり、
前記第一の姿勢と、前記第二の姿勢のそれぞれにおいて、前記接触面部は、前記モータユニット本体部の高さ方向の一端部と略同一面状に位置することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載のモータユニット。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載のモータユニットと、前記搬送ユニットを行列状に並べて形成されていることを特徴とする搬送装置。
- 前記搬送ユニットは、回転体と、支持体と、駆動体を有し、
前記回転体は、支持軸を介して前記支持体の本体に支持されており、前記支持体の本体が前記支持軸ごと回転することで、前記回転体の向きが変更されるものであり、
前記駆動体が回転することで前記回転体が前記支持軸回りに回転駆動するものであり、
少なくとも2つの前記モータユニットを有し、
一の前記モータユニットが前記支持体に伝達する回転力を出力する旋回用モータとして機能するものであり、他の前記モータユニットが前記駆動体に伝達する回転力を出力する走行用モータとして機能するものであって、
一の前記モータユニットと、他の前記モータユニットが天地逆となる姿勢で配されていることを特徴とする請求項6に記載の搬送装置。 - 搬送装置で使用可能なモータユニットであって、
駆動用モータと、駆動ギヤと、円環状に連続する内歯列部と、複数の小歯車部を有し、
前記駆動ギヤは、前記駆動用モータの出力軸に形成されたギヤであり、
モータ部とギヤ部を有し、
前記モータ部は、筐体部材に前記駆動用モータの大半の部分を収容して形成されており、
前記ギヤ部は、前記内歯列部によって囲まれた空間内に、前記駆動ギヤの少なくとも一部と、複数の前記小歯車部が配されて形成されており、且つ、前記空間内で前記駆動ギヤの周囲に複数の前記小歯車部が位置しており、
複数の前記小歯車部のそれぞれは、前記駆動ギヤ及び前記内歯列部のそれぞれと噛合しており、且つ、前記駆動ギヤが回転することで、複数の前記小歯車部のそれぞれが回転するものであり、
前記ギヤ部は、少なくとも一部が前記モータ部と平面視で重なる位置にあることを特徴とするモータユニット。 - 前記筐体部材は、前記駆動ギヤの少なくとも一部と、複数の前記小歯車部を収容するギヤ収容部を有しており、前記ギヤ収容部の内周面に前記内歯列部が形成されていることを特徴とする請求項8に記載のモータユニット。
- 前記駆動用モータから伝達された回転力を外部に出力する出力部材を有し、
前記出力部材は、板状部と、板状部の厚さ方向の一端部から外側に突出する出力軸部を有し、前記出力軸部の突出端側に出力用の歯列部が形成され、
複数の前記小歯車部は、軸部材を介して前記板状部に取り付けられており、
前記駆動ギヤが回転することで、複数の前記小歯車部のそれぞれが前記駆動ギヤの周囲を公転しながら前記軸部材を中心に自転するものであり、複数の前記小歯車部が公転することで、前記軸部材が移動し、前記板状部及び前記出力軸部が回転することを特徴とする請求項9に記載のモータユニット。
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