WO2022097187A1 - タイヤバルブ及びタイヤバルブの製造方法 - Google Patents

タイヤバルブ及びタイヤバルブの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タイヤホイールへの装着時にグロメットがバルブステムから外れることを防ぐことが求められている。 【解決手段】本開示のタイヤバルブ10では、バルブステム11が、軸方向の中央部より基端側の外面に、側方へ突出した突出大径部12を有している。そして、グロメット30は、バルブステム11のうち軸方向の中央部から突出大径部12より基端側の部分までを覆っていて、グロメット30の外面には、バルブステム11の突出大径部12より先端側に、金属製のリング40が装着されている。

Description

タイヤバルブ及びタイヤバルブの製造方法
 本開示は、タイヤホイールに取り付けられるタイヤバルブ及びその製造方法に関する。
 従来、この種のタイヤバルブとして、バルブステムの先端側からタイヤホイールのバルブ取付孔に挿入され、バルブステムの外側に配された弾性部材がバルブ取付孔に係止するスナップイン式のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、この種のタイヤバルブにおいて、弾性部材として、エラストマー製の筒体であるグロメットを利用することが考えられる。
特開2013-241137号公報(段落[0013]、図4等)
 上述したタイヤバルブにおいては、タイヤホイールへの装着時にグロメットがバルブステムから外れることを防ぐことが求められている。
 本開示のタイヤバルブは、バルブステムの一端側である基端側の外側にグロメットが嵌合されて、前記バルブステムの他端側である先端側からタイヤホイールのバルブ取付孔に挿入されて前記グロメットの基端部が前記バルブ取付孔に係止するタイヤバルブであって、前記バルブステムの外面のうち前記グロメットが嵌合する部分に設けられ、前記基端側が拡径し、先端側を向くステム段差部と、前記グロメットのうち前記ステム段差部より前記バルブステムの先端側部分に設けられ、かつ、前記グロメットに対する軸方向の移動を規制されたリングと、前記グロメットのうち前記ステム段差部と前記リングとの間に設けられ、前記グロメットが前記バルブステムの基端側へ向けて負荷を受けたときに前記ステム段差部と前記リングとの間で挟圧される被挟圧部と、を有するタイヤバルブである。
第1実施形態に係るタイヤバルブの側断面図 グロメットの分解断面図 タイヤホイールに取り付けられている状態のタイヤバルブの側断面図 第2実施形態に係るタイヤバルブの側断面図 グロメットの側断面図 タイヤホイールに取り付けられている状態のタイヤバルブの側断面図 変形例に係るタイヤバルブの側断面図 変形例に係るタイヤバルブの側断面図
 [第1実施形態]
 以下、図1から図3を参照して本実施形態のタイヤバルブ10について説明する。図1に示すように、タイヤバルブ10は、金属製の筒体からなるバルブステム11の内側にバルブコア20を備え、バルブステム11の外側にエラストマー製の筒体からなるグロメット30が嵌合した構造になっている。以下、特記しない限り、図1の上方を先端側、図1の下方を基端側とする。
 バルブコア20は、筒形コア本体21の中心部を直動ロッド22が貫通した構造をなしている。筒形コア本体21は、バルブステム11の内面に形成された雌螺子部11Aに螺合する頭部21Aと、バルブステム11内に嵌合してシールする胴部21Bと、を有している。
 直動ロッド22のうち筒形コア本体21から基端側に突出した部分には弁体23が備えられている。また、筒形コア本体21の先端と直動ロッド22の先端部との間には、図示しないコイルバネが配され、そのコイルバネの弾発力によって通常は筒形コア本体21の基端側開口21Cに弁体23が押し付けられている。これにより、通常は、バルブコア20内を流体が通過できないようになっていて、直動ロッド22が先端側から押されるか、或いは、バルブステム11内において、バルブコア20より先端側の圧力が基端側の圧力より一定圧以上高くなった場合に、弁体23が筒形コア本体21の基端側開口21Cから離間し、バルブコア20内を流体が通過する。
 図1に示すように、バルブステム11の先端部の外周面には雄螺子部11Bが形成され、そこにバルブキャップ25が螺合装着されている。バルブキャップ25は一端有底の筒状をなす樹脂の成形品であって、内側面に雄螺子部11Bと螺合する雌螺子部25Aが形成され、内側奥面にはエラストマー製のパッキン26が装着されている。そして、バルブキャップ25がバルブステム11に締め付けられることでバルブステム11の先端がパッキン26に密着する。
 バルブステム11は、軸方向の中央部より基端側の外面に、側方へ突出した突出大径部12を有している。バルブステム11のうち突出大径部12より基端側は、突出大径部12より先端側と比較して小径になっている。突出大径部12は、先端側端部に、先端側へ向かうにつれて縮径した先端側テーパー部12A(特許請求の範囲中の「ステム段差部」に相当する)を有する一方、基端側端部に、基端側へ向かうにつれて縮径した基端側テーパー部12Cを有している。突出大径部12の外面のうち先端側テーパー部12Aと基端側テーパー部12Cとの間は、軸方向と平行に延びた均一面12B(特許請求の範囲中の「大径部」に相当する)となっている。
 また、バルブステム11の基端部には、タイヤ圧検出装置50が取り付けられている。タイヤ圧検出装置50は、圧力センサ、温度センサ及び無線回路を有し、タイヤ内の圧力及び温度を検出して、それら検出結果を車両本体に備えた図示しないタイヤ監視装置に無線送信する。タイヤ監視装置は、受信した検出結果に基づいてタイヤ内の圧力及び温度の異常の有無を監視する。
 さて、図1に示すように、グロメット30は、バルブステム11のうち軸方向の中央部から突出大径部12より基端側の部分までを覆っている。図2に示すように、グロメット30は、軸方向の中央部より基端側に、テーパー部33と、圧入部34(特許請求の範囲中の「係止溝」に相当する)と、ボトム係止部35と、を先端側から順に有している。テーパー部33は、基端側へ向かうにつれて拡径してなり、圧入部34は、テーパー部33の基端部よりも少し小径の円筒状をなし、ボトム係止部35は、圧入部34より大径の円筒状をなしている。
 図2に示すように、バルブステム11に装着される前のグロメット30の内面は、先端側から順に、第1均一面36と、テーパー面37と、第2均一面38と、を有している。第1均一面36は、グロメット30の先端からテーパー部33の中間部分まで、軸方向と平行に延びている。第2均一面38は、第1均一面36より僅かに大径で、テーパー部33の基端部からグロメット30の基端寄り位置まで、軸方向と平行に延びている。テーパー面37は、第1均一面36と第2均一面38との間を傾斜して連絡している。なお、グロメット30の内面のうち基端部は、R面となっている。
 そして、図1に示すように、グロメット30がバルブステム11に装着された状態では、バルブステム11の突出大径部12がテーパー部33及び圧入部34の内側に配され、テーパー部33及び圧入部34の内側部分が突出大径部12に押圧されて弾性変形し、テーパー面37がバルブステム11の突出大径部12の均一面12Bに当接する。また、第1均一面36がバルブステム11のうち突出大径部12より上側部分に当接する。一方、第2均一面38と、バルブステム11のうち突出大径部12より基端側部分と、の間には空洞Kが形成される。なお、図1に示す例では、突出大径部12の先端側テーパー部12Aとグロメット30との間に僅かな空洞が生じているが、空洞が生じない構成であってもよい。
 ここで、図1に示すように、グロメット30の外面には、バルブステム11の突出大径部12より先端側に、金属製のリング40が装着されている。図2に示すように、リング40は、円筒状をなし、先端面40Aが軸方向と直交して延びている一方、基端面40Bが、先端側に向かって縮径したテーパー形状になっている。この基端面40Bのテーパー形状は、グロメット30のテーパー部33と略同一の勾配となっている。また、リング40の内径は、突出大径部12の均一面12Bの外径と略同一になっている。
 また、グロメット30の先端部には、側方へ突出してリング40を抜け止めする抜止突部31が備えられている。抜止突部31の先端側の外縁部はテーパー状になっていて、抜止突部31の基端面(特許請求の範囲中の「グロメット段差部」に相当する)は、軸方向と直交して延びている。この抜止突部31とテーパー部33との間は、リング40を収容するリング収容溝32となっている。図1に示すように、リング40がグロメット30のリング収容溝32に装着された状態では、リング40の先端面40Aは抜止突部31の基端部に当接し、リング40の基端面40Bは、テーパー部33の先端部に当接している。
 このリング40がグロメット30に装着されていることにより、グロメット30がバルブステム11に装着された状態(図1の状態)では、グロメット30の一部がリング40(特に、基端面40B)とバルブステム11の突出大径部12(特に、先端側テーパー部12A又はその外縁)との間に挟まれることとなる。このリング40と突出大径部12との間に挟まれる部分を被挟圧部30Aとする。
 タイヤバルブ10は以下のようにして製造される。まず、リング40をグロメット30の外側に、グロメット30の先端側から取り付ける。このとき、抜止突部31の先端側の外縁部とリング40の基端面40Bとがテーパー状になっているので、リング40を基端側へ押し込みやすくなっている。リング40が抜止突部31を通過すると、先端面40Aが抜止突部31の基端面に当接し、基端面40Bがテーパー部33の先端部に当接した状態で、リング40がリング収容溝32に収容される。
 次いで、リング40が取り付けられたグロメット30を、バルブステム11の先端側から嵌め、グロメット30をバルブステム11の基端側へ押し込んでいく。そのまま押し込み、グロメット30の内面のテーパー面37がバルブステム11の突出大径部12に到達し、リング40が突出大径部12に近づいてくると、グロメット30を基端側へ押し込む際の抵抗が大きくなり、グロメット30の装着が完了する。
 本実施形態のタイヤバルブ10の構成は以上である。次に、タイヤバルブ10の作用効果について説明する。図3に示すように、タイヤバルブ10は、タイヤホイール90に取り付けられて使用される。タイヤホイール90のタイヤリム91は、車幅方向の外側に配された大径部91Aと、車幅方向の内側に配された小径部91Bと、大径部91Aと小径部91Bとを接続する起立部91Cと、を有し、起立部91Cにバルブ取付孔92が貫通形成されている。
 そして、タイヤバルブ10は、そのバルブ取付孔92にタイヤリム91の内側から圧入される。具体的には、タイヤ圧検出装置50がタイヤホイール90の内側に位置する向きでタイヤバルブ10の先端部をバルブ取付孔92に挿入し、バルブ取付孔92の開口縁にグロメット30のテーパー部33が当接したところで、タイヤリム91の外側からタイヤバルブ10の先端部(バルブステム11の先端部)を図示しない工具で把持して引っ張って、タイヤバルブ10の圧入部34をバルブ取付孔92に圧入する。なお、タイヤバルブ10がタイヤホイール90に取り付けられた状態では、グロメット30が変形し、圧入部34がバルブステム11の突出大径部12より基端側へずれる。
 ここで、グロメット30がバルブ取付孔92に摩擦係合している状態でバルブステム11を先端側へ引っ張ることにより、バルブステム11がグロメット30に対して先端側へ向かうように負荷を受ける。すると、相対的に、グロメット30は、バルブステム11に対して基端側へ向けて負荷を受ける。この負荷により、グロメット30のうちバルブステム11の突出大径部12より先端側部分が突出大径部12を乗り越えるように変形し、グロメット30がバルブステム11から外れてしまうことが懸念される。
 これに対して、本実施形態のタイヤバルブ10によれば、グロメット30のうちバルブステム11の突出大径部12より先端側にリング40が装着されていて、グロメット30がバルブステム11に対して基端側に向かうように負荷を受けると、リング40が突出大径部12へ近づくように力を受け、グロメット30の一部である被挟圧部30Aがリング40と突出大径部12との間で挟圧される。これにより、グロメット30のうち突出大径部12より先端側部分が突出大径部12を乗り越えるように弾性変形することが抑制され、グロメット30がバルブステム11から外れることが防がれる。
 さらに、リング40の内径は、突出大径部12の均一面12Bの外径と略同一になっているので、グロメット30の肉厚を考慮すると、リング40が突出大径部12より基端側へ移動することがなく、リング40と突出大径部12との間の挟圧の確実性が増し、グロメット30のバルブステム11からの脱落をさらに防ぐことができる。
 また、グロメット30の抜止突部31がリング40に先端側から当接するので、リング40がグロメット30の先端側から脱落することが防がれる。さらに、グロメット30のテーパー部33がリング40に基端側から当接するので、リング40の位置が安定する。そして、グロメット30をバルブステム11に装着する前に、リング40をグロメット30に取り付けるので、リング40をグロメット30に取り付ける際にグロメット30が弾性変形しやすく、リング40の取り付けが容易になる。
 また、リング40の基端面40Bと突出大径部12の先端側テーパー部12Aとがテーパー状になっているので、被挟圧部30Aのうち突出大径部12に押圧されて負荷を受けやすい内側部分に当接する箇所が鋭利にならず、グロメット30が損傷することが防がれる。
 また、バルブステム11の突出大径部12が、グロメット30のテーパー部33及び圧入部34の内側に配されていて、タイヤバルブ10がタイヤホイール90に取り付けられた状態では、タイヤホイール90のバルブ取付孔92の開口縁とバルブステム11の突出大径部12との間にグロメット30の一部が挟圧され、タイヤホイール90とグロメット30との間、グロメット30とバルブステム11との間のシール性が高まる。
 また、グロメット30の第2均一面38と、バルブステム11のうち突出大径部12より下側部分と、の間に空洞が生じるように構成されているので、タイヤバルブ10をバルブ取付孔92に取り付ける際に、グロメット30が弾性変形しやすくなり、取り付けが容易になる。
 なお、従来のタイヤバルブとして、バルブ取付孔に圧入される弾性部材を、バルブステムにエラストマーを加硫接着して構成するものもあるが、本実施形態のタイヤバルブ10のように、グロメット30をバルブステム11と別に成形することにより、グロメット30の素材とバルブステム11の素材とを多様化することができる。これにより、例えば、剛性は高いがエラストマーを加硫接着しにくい素材をバルブステムに使用することができ、高圧条件下の使用に耐えうるタイヤバルブを製造可能となる。
 [第2実施形態]
 以下、図4から6を参照して本実施形態のタイヤバルブ10Wについて説明する。本実施形態のタイヤバルブ10Wでは、グロメット30Wの構成が、上記第1実施形態のグロメット30と異なっている。
 図4に示すように、本実施形態のグロメット30Wは、上記第1実施形態のグロメット30と比して、テーパー部33より先端側を有さず、テーパー部33の内側にリング40Wが配された構成になっている。
 図5に示すように、本実施形態のリング40Wは、上記第1実施形態のリング40と同様に、軸方向と直交する先端面40Aと、テーパー形状の基端面40Bと、を有する。また、リング40Wは、上記第1実施形態のリング40よりも小径で、バルブステム11にの外面に当接可能となっている。即ち、リング40Wの内径は、バルブステム11の突出大径部12の均一面12Bの外径よりも小さくなっている。
 図5に示すように、バルブステム11に装着される前のグロメット30Wは、内面に、先端側から順に、リング40Wを収容するリング収容部32Wと、テーパー面37と、第2均一面38と、を有している。リング収容部32Wは、上方と内側とに開放していて、下面は、リング40Wの基端面40Bに対応して径方向の内側へ向かうにつれて先端側へ向かうように傾斜している。また、本実施形態では、リング40Wは、グロメット30Wに加硫接着されている。
 図6に示すように、グロメット30Wがバルブステム11に装着された状態では、グロメット30Wの第2均一面38の先端部がバルブステム11の突出大径部12の均一面12Bに当接し、リング40Wと突出大径部12との間にグロメット30Wの一部(被挟圧部30A)が挟まれる。
 本実施形態のタイヤバルブ10Wによれば、上記第1実施形態のタイヤバルブ10と同様に、タイヤバルブ10Wをタイヤホイール90のバルブ取付孔92に取り付ける際に、グロメット30Wがバルブステム11に対して基端側に向かうように負荷を受けると、リング40Wが突出大径部12へ近づくように力を受け、グロメット30Wの一部である被挟圧部30Aがリング40Wと突出大径部12との間で挟圧される。これにより、グロメット30Wのうち突出大径部12より先端側部分が突出大径部12を乗り越えるように弾性変形することが抑制され、グロメット30Wがバルブステム11から外れることが防がれる。
 さらに、リング40Wの内径は、突出大径部12の均一面12Bの外径よりも小さくなっているので、リング40Wが突出大径部12より基端側へ移動することがなく、リング40Wと突出大径部12との間の挟圧の確実性が増し、グロメット30Wのバルブステム11からの脱落をさらに防ぐことができる。
 [他の実施形態]
 (1)リング40,40Wはグロメット30,30Wに埋設されていてもよい。図7には、上記第1実施形態のタイヤバルブ10において、リング40をグロメット30に埋設した例が示されている。この場合、リング40,40Wの腐食が防がれる。
 (2)バルブステム11のうち突出大径部12より基端側部分にグロメット30,30Wが当接する構成であってもよい。
 (3)リング40,40Wは、グロメット30,30Wよりも剛性が高ければよく、樹脂等であってもよい。
 (4)上記実施形態では、バルブステム11が、軸方向の途中部分に突出大径部12を有する構成であったが、図8に示すように、軸方向の途中部分に段差部12Wを有し、そこから基端側が大径になった構成であってもよい。
 (5)上記実施形態では、突出大径部12が、均一面12Bを有し、断面略台形状になっていたが、断面三角形状であってもよいし、円弧状であってもよい。また、周方向で断続的に設けられた構成であってもよい。
 (6)リング40,40Wが、周方向の一部にスリットを設けた構成であってもよい。
 (7)上記第2実施形態において、リング40Wがグロメット30Wに接着剤等で後付けされる構成であってもよい。
 (8)上記第1実施形態において、グロメット30をバルブステム11に装着したのち、リング40をグロメット30に装着する構成であってもよい。
 (9)突出大径部12の先端側の面(先端側テーパー部12A)や段差部12Wは、テーパー状ではなく、バルブステム11の軸方向と直交して延びていてもよい。
 なお、本明細書及び図面には、特許請求の範囲に含まれる技術の具体例が開示されているが、特許請求の範囲に記載の技術は、これら具体例に限定されるものではなく、具体例を様々に変形、変更したものも含み、また、具体例から一部を単独で取り出したものも含む。
 10,10W  タイヤバルブ
 11  バルブステム
 12  突出大径部
 12A  先端側テーパー部(ステム段差部)
 30,30W  グロメット
 30A  被挟圧部
 31  抜止突部
 32  リング収容溝
 33  テーパー部
 34  圧入部
 40,40W  リング
 40A  先端面
 40B  基端面

Claims (13)

  1.  バルブステムの一端側である基端側の外側にグロメットが嵌合されて、前記バルブステムの他端側である先端側からタイヤホイールのバルブ取付孔に挿入されて前記グロメットの基端部が前記バルブ取付孔に係止するタイヤバルブであって、
     前記バルブステムの外面のうち前記グロメットが嵌合する部分に設けられ、前記基端側が拡径し、先端側を向くステム段差部と、
     前記グロメットのうち前記ステム段差部より前記バルブステムの先端側部分に設けられ、かつ、前記グロメットに対する軸方向の移動を規制されたリングと、
     前記グロメットのうち前記ステム段差部と前記リングとの間に設けられ、前記グロメットが前記バルブステムの基端側へ向けて負荷を受けたときに前記ステム段差部と前記リングとの間で挟圧される被挟圧部と、を有するタイヤバルブ。
  2.  前記リングは、前記グロメットの外側に配されている請求項1に記載のタイヤバルブ。
  3.  前記リングの内径が、前記ステム段差部の外縁の径と略等しい請求項2に記載のタイヤバルブ。
  4. 前記グロメットの外面には、先端側から前記リングに対向するグロメット段差部が設けられている請求項2又は3に記載のタイヤバルブ。
  5.  前記グロメットの外面には、前記リングを収容し、先端部に前記グロメット段差部を有するリング収容溝が形成されている請求項4に記載のタイヤバルブ。
  6.  前記リングは、前記グロメットの内側に配されている請求項1に記載のタイヤバルブ。
  7.  前記リングは、前記グロメットに接着されている請求項6に記載のタイヤバルブ。
  8.  前記リングの内径が、前記ステム段差部の外径よりも小さくなっている請求項6又は7に記載のタイヤバルブ。
  9.  前記ステム段差部は、先端側に向かうにつれて前記バルブステムの中心軸に近づくテーパー面を有している請求項1から8の何れか1の請求項に記載のタイヤバルブ。
  10.  前記リングの内面における基端部は、基端側に向かうにつれて外方へ向かうテーパー面になっている請求項1から9の何れか1の請求項に記載のタイヤバルブ。
  11.  前記グロメットは、外面に、前記バルブ取付孔の開口縁に係止する係止溝と、前記係止溝から先端側へ縮径しながら延びたテーパー部と、を有する一方、
     前記バルブステムは、前記ステム段差部の外縁から基端側へ延びた大径部を有し、
     前記大径部は、前記グロメットの前記係止溝又は前記テーパー部の内側に配されている請求項1から10の何れか1の請求項に記載のタイヤバルブ。
  12.  前記被挟圧部は、前記グロメットの軸方向の中間部に配されていて、
     前記バルブステムのうち前記ステム段差部より他端側と、前記グロメットと、の間が空洞になっている請求項1から11の何れか1の請求項に記載のタイヤバルブ。
  13.  請求項1から12の何れか1の請求項に記載のタイヤバルブの製造方法であって、
     前記グロメットに前記リングを固定又は係合したのち、前記グロメットを前記バルブステムの先端側から嵌めるタイヤバルブの製造方法。
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