JP2588683Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2588683Y2
JP2588683Y2 JP1996010266U JP1026696U JP2588683Y2 JP 2588683 Y2 JP2588683 Y2 JP 2588683Y2 JP 1996010266 U JP1996010266 U JP 1996010266U JP 1026696 U JP1026696 U JP 1026696U JP 2588683 Y2 JP2588683 Y2 JP 2588683Y2
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Inventor
晴示 島田
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ニッタ・ムアー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、エアーチューブ接続
用の管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エアーチューブ接続用の管継手として
は、例えば、図3に示されるようなものがあり、このも
のは同図に示すように、弾性合成樹脂で構成された筒状
の主体1と、この主体1の一端に具備させたチューブ接
続部2と、主体1の他端に具備させた取付体3とから構
成されている。
【0003】上記した取付体3は、図3に示すように、
他部より大径の工具対応部30を有した筒状のもので、
一端に取付用ネジ部31を形成すると共に他端側周面に
係止片32を設けてある。
【0004】このものは、取付体3における係止片32
側部分にOリングを外装した状態で、この端部側を主体
1の開口端から圧入するようにして取り付ける。この取
付け状態では、係止片3の主体1への食込みにより、取
付体3は主体1に対して抜止め状態となっており、又、
Oリングの存在により主体1と取付体3との間の気密性
は確保されている。
【0005】そして、近年、エレクトロニクス産業界で
使用される装置において、小径のチューブを接続する為
の小型の管継手が要望され、上記管継手の構成をそのま
ま採用、即ち、相似的縮小したものが製作されている。
【0006】ところが、上記のものでは、主体1側に例
えば、チューブ接続部2側に下方に向く外力が作用する
と、図4に示す如く、取付体3が圧入されている主体1
部分(特に開放端部)が変形し、主体1の内周面と取付
体3の外周面との間に同図に示す如く間隙gができてし
まう。この現象は、場合によってはOリングの機能低下
による流体漏れを招来する。
【0007】尚、主体1における取付体3の圧入部分の
肉厚を大きくするか、又は、前記部分の長さを大きくす
ると上記問題は解決できるが、全体の形状を可能な限り
小さくしたいことからこの案は採用できない。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】そこで、この出願の考
案では、小型であり、外力が作用した場合でも主体
と取付体との間の気密性が確保される管継手を提供する
ことを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案では、弾性合成
樹脂で構成された筒状の主体1と、拡大径部33を有し
且つ前記主体1への挿入部側外周壁に係止片32を有す
る筒状の取付体3とを具備し、前記主体1の開放端に取
付体3の挿入部側を圧入して構成された管継手に於い
て、主体1の開放端に環状薄肉片10を延長させると共
に、拡大径部33に前記環状薄肉片10と対応する環状
溝34を形成し、前記環状薄肉片10を環状溝34に圧
入させ、取付体3における係止片32と環状薄肉片10
との間の外周壁と、主体1の内周壁との間にシールリン
グを介装してあり、前記環状溝34を、溝底面に向かっ
て拡大径又は縮小径となる構成としている。
【0010】この出願の考案は次の作用を奏する。この
管継手では、係止辺32と主体1の内周壁との係止に
より、また、環状薄肉片10と環状溝34の構成壁と
の係止により、主体1は取付体3に対して二箇所で且つ
全周で支持された状態となっている。そして主体1と取
付体3との間は前記二箇所で支持された部分相互間に装
着されたシールリングにより気密性が確保された状態と
なっている。ここで、上記とで係止されている範囲
の主体1部分は前記両者の係止より変形が抑制されるも
のとなっている。したがって、たとえ、チューブ接続部
側に外力(図1参照)が作用したとしても、上記と
で係止されている範囲内に位置するシールリングは主体
1の内周壁と取付体3の挿入部外周壁により全周でほぼ
均等圧で挟圧された状態は維持され、シールリングによ
る主体1の内周壁と取付体3の挿入部外周壁相互間の気
密性は確保されることになる。更に、この管継手では、
上記環状溝34が、溝底面に向かって拡大径、又は、縮
小径となる構成としてあるから、上記変形防止機能が向
上すると共に抜止機能についても優れたものとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この出願の考案の実施の形
態を図面に従って説明する。
【0012】この実施例の管継手は、基本的には従来の
技術の欄に記載したものと同様の構成であり、図1に示
すように、弾性合成樹脂で構成されたL型筒状の主体1
と、この主体1の一端に具備させたチューブ接続部2
と、主体1の他端に具備させた取付体3とから構成され
ている。
【0013】主体1は、図1及び図2に示すように、一
つの開放端に環状薄肉片10を延長させてあると共に、
この環状薄肉片10の直径を主体1の外径よりも少し小
さく設定してある。
【0014】上記チューブ接続部2としては、同図に示
すように、押込筒20を進退させて環状爪21によりチ
ューブを脱着させる形式の公知のものを採用してある。
【0015】上記した取付体3は、図1及び図2に示す
ように、拡大径部33と対応する工具対応部30を有し
た筒状のもので、一端に取付用ネジ部31を形成すると
共に他端側周面に係止片32を設けてある。そして、上
記工具対応部30の係止片32形成側面に、上記環状薄
肉弁10を圧入する為の環状溝34(溝幅を環状薄肉片
10の肉厚と同一又は少し小さく設定してある)を形成
している。
【0016】このものは、取付体3における係止片32
側部分にOリング4を外装した状態で、この端部側を主
体1の開口端から圧入すると共に環状薄肉片10を環状
溝34に圧入するようにして取りつける。この状態で
は、図1に示すように、係止片32の主体1への食込み
により、取付体3は主体1に対して抜止め状態となって
おり、又、Oリングの存在により主体1と取付体3との
間の気密性は確保されている。なお、この実施例では図
1に示すように、Oリング4は取付体3における係止片
32と環状薄肉片10との間の外周壁と、主体1の内周
壁との間に介装してある。そして、この実施例の管継手
では、図1に示すような外力Fが主体1等に作用した場
合、主体1の環状薄肉片10の内周面や外周面が取付体
3の環状溝34構成壁面に当接することとなり、これに
より、主体1の開放端全周が取付体3によって支持され
た状態となる。
【0017】したがって、この管継手では、主体1にお
ける取付体3の圧入部分の肉厚が小さく且つそれの長さ
が小さいものであったとしても、外力Fにより係止片3
2と主体1の内周壁との係止部と、環状薄肉片10と環
状溝34の構成壁との係止部との間は変形しにくいもの
となり、その結果、Oリング4の機能が低下するような
ことは少なくなる。
【0018】なお、上記実施例では、環状溝34の溝幅
を環状薄肉片10の肉厚と同一又は僅かに小さく設定し
たが、少し大きく設定することもできる。
【0019】また、上記実施例で示した環状溝34を、
溝底面に向かって拡大径、又は、縮小径となるものとし
てもよく、この構成を採用した場合においても、上記変
形防止機能が向上すると共に抜止機能について優れたも
のとなる。
【0020】更に、上記実施例では、主体1をL字状の
ものとしたが、これに限定されることなく、T字、Y字
等の形状のものを採用してもよい。
【0021】
【考案の効果】この考案は上記のような構成であるか
ら、次の効果を有する。
【0022】小型であり、外力が作用した場合でも
主体と取付体との間の気密性が確保される管継手を提供
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る管継手の断面図。
【図2】前記管継手の分解図。
【図3】従来の管継手の部分断面図。
【図4】従来の管継手に外力が作用して主体が変形した
状態を示す図。
【符号の説明】
1 主体 3 取付体 10 環状薄肉片 32 係止片 33 拡大径部 34 環状溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性合成樹脂で構成された筒状の主体
    (1)と、拡大径部(33)を有し且つ前記主体(1)
    への挿入部側外周壁に係止片(32)を有する筒状の取
    付体(3)とを具備し、前記主体(1)の開放端に取付
    体(3)の挿入部側を圧入して構成された管継手に於い
    て、主体(1)の開放端に環状薄肉片(10)を延長さ
    せると共に、拡大径部(33)に前記環状薄肉片(1
    0)と対応する環状溝(34)を形成し、前記環状薄肉
    片(10)を環状溝(34)に圧入させ、取付体(3)
    における係止片(32)と環状薄肉片(10)との間の
    外周壁と、主体(1)の内周壁との間にシールリングを
    介装してあり、前記環状溝(34)を、溝底面に向かっ
    て拡大径又は縮小径となる構成としたことを特徴とする
    管継手。
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JPH09412U JPH09412U (ja) 1997-07-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61262292A (ja) * 1985-05-15 1986-11-20 株式会社 日本ピスコ 管継手
JPS6413902U (ja) * 1987-07-17 1989-01-24

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