WO2021251293A1 - ネジ供給治具、当該ネジ供給治具を用いる双腕ロボット、及びネジ供給方法 - Google Patents

ネジ供給治具、当該ネジ供給治具を用いる双腕ロボット、及びネジ供給方法 Download PDF

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Abstract

ネジ供給治具は、第1部材と、第2部材と、を備える。第2部材は、第1部材の下方に配置される。第1部材及び第2部材のうち一方が他方に対して相対スライド可能である。第1部材には、当該第1部材を上下方向で貫通する第1通過孔が形成される。第2部材には、少なくとも一部が当該第2部材を上下方向で貫通する第2通過孔が形成される。第2通過孔は、第1凹部と、貫通状であって平面視での幅が第1凹部よりも大きい第2凹部と、を有する。第1凹部及び第2凹部は、第1部材及び第2部材が相対スライドする方向で並べて配置され、互いに接続されている。第1部材及び第2部材の相対スライドに連動して、第1通過孔に対して第2通過孔の第1凹部が対面する状態と、第2凹部が対面する状態と、が切り換わる。

Description

ネジ供給治具、当該ネジ供給治具を用いる双腕ロボット、及びネジ供給方法
 本発明は、主として、ネジ締め対象ワークに対してネジを供給するネジ供給治具の構成に関する。
 従来から、対象物の所定の螺合対象部位にネジを自動的に供給して、ネジ締めを施す自動ネジ締め装置が知られている。特許文献1は、この種のネジ締め装置を開示する。
 特許文献1の自動ネジ締め装置は、空気吸引により、ネジの移送管を介してネジを移送する構成となっている。
特許第5513964号公報
 しかし、上記特許文献1の構成は、空気吸引力を発生する装置及び移送管を設ける必要があって、装置の構成が複雑になる。
 また、対象物によっては、1つの対象物に複数のサイズのネジを締め付ける必要が生じることがある。この点、特許文献1では、ネジのサイズに応じて、異なる太さの移送管を設けたり、それぞれの移動管における空気吸引力を調整したりする必要がある。従って、従来の構成では、異なるサイズのネジを用いて締付作業を行う場合等に柔軟に対応できず、装置を大幅に変更する必要があった。
 本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、簡素かつコンパクトな構成で、様々な状況に柔軟に対応したネジの供給を実現することにある。
 本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
 即ち、本発明の第1の観点によれば、以下の構成のネジ供給治具が提供される。即ち、このネジ供給治具は、ネジ締め対象ワークに対してネジを供給するために用いられる。前記ネジ供給治具は、第1部材と、第2部材と、を備える。前記第2部材は、前記第1部材の下方に配置される。前記第1部材及び前記第2部材のうち一方が他方に対して相対スライド可能である。前記第1部材には、当該第1部材を上下方向で貫通する第1通過孔が形成されている。前記第2部材には、少なくとも一部が当該第2部材を上下方向で貫通する第2通過孔が形成されている。前記第2通過孔は、第1凹部と、貫通状であって平面視での幅が前記第1凹部よりも大きい第2凹部と、を有する。前記第1凹部及び前記第2凹部は、前記第1部材及び前記第2部材が相対スライドする方向で並べて配置され、互いに接続されている。前記第1部材及び前記第2部材の相対スライドに連動して、前記第1通過孔に対して前記第2通過孔の前記第1凹部が対面する状態と、前記第2凹部が対面する状態と、が切り換わる。
 本発明の第2の観点によれば、ネジ締め対象ワークに対してネジを供給するために、以下のようなネジ供給方法が提供される。即ち、このネジ供給方法は、位置決め工程と、ネジ供給工程と、を含む。前記位置決め工程では、以下のようなネジ供給治具が用いられる。このネジ供給治具は、第1部材と、前記第1部材の下方に配置された第2部材と、を備える。前記第1部材及び前記第2部材のうち一方が他方に対して相対スライド可能である。前記第1部材には当該第1部材を上下方向に貫通する第1通過孔が形成され、前記第2部材には少なくとも一部が当該第2部材を上下方向に貫通する第2通過孔が形成される。前記第2通過孔は第1凹部と第2凹部とを有し、前記第2凹部は貫通状であって前記第1凹部よりも平面視での幅が大きい。前記位置決め工程では、前記ネジ供給治具を、前記第1凹部が前記第1通過孔に対面し、かつ、前記第1凹部及び前記第1通過孔にネジが配置された状態でネジ供給装置により保持する。前記位置決め工程では、前記ネジ供給装置が、保持した前記ネジ供給治具を、前記ネジ締め対象ワークにおける供給対象位置の真上に前記ネジが位置するように移動させる。前記ネジ供給工程では、前記第2凹部が前記第1通過孔に対面するように、前記第1部材及び前記第2部材が相対スライドして、前記ネジを自然落下させる。
 これにより、例えば互いに異なる大きさのネジをそれぞれ締め付ける場合等、様々な状況に柔軟に対応してネジを供給することができる。また、簡素な構成であるので、コストの低減に有利である。
 本発明によれば、簡素かつコンパクトな構成で、様々な状況に柔軟に対応したネジの供給を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る自動組み立てシステムの概略的な構成を示す斜視図。 ネジ供給治具の一例を示す斜視図。 ネジ供給治具の一例の構成を示す分解斜視図。 ネジ供給治具の一例の構成を示す第1の断面斜視図。 ネジ供給治具の一例の構成を示す第2の断面斜視図。
 次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る自動組立装置100の概略的な構成を示す斜視図である。図2は、ネジ供給治具3の一例を示す斜視図である。
 図1に示す自動組立装置100は、ネジ締めが必要な様々な製品の組立てに用いられる。以下の説明においては、ネジ締め作業の対象となるワークをネジ締め対象ワーク9と称する。
 ネジ締め対象ワーク9となる製品の例としては、図1に示すような電気モジュール等を挙げることができる。本実施形態では、電気モジュールは、ケース90の内部に電子基板91が配置された構成である。
 自動組立装置100は、主として、双腕ロボット(ネジ供給装置)1から構成される。本実施形態では、双腕ロボット1として水平多関節型の双腕ロボットが用いられているが、垂直多関節型の双腕ロボットを用いることもできる。
 双腕ロボット1は、基台11と、2本のアーム12,12と、各アーム12の先端に設けられた手首13と、各手首13に設けられたエンドリスト部14と、を備える。
 基台11は、双腕ロボット1が備える上記2本のアーム、2つの手首13及びエンドリスト部14を支持するベース部材として機能する。基台11の内部には、例えば、アーム12、エンドリスト部14等の動作を制御する図略のロボット制御部が配置される。
 以下の説明では、アーム12、又は、アーム12を構成する各部に関して、基台11に近い側の端部を「基端部」と称し、基台11から離れた側の端部を「先端部」と称することがある。
 双腕ロボット1が備える2本のアーム12は、同一の構成である。本実施形態では、それぞれのアーム12は、ベース腕15と、リンク腕16と、から構成される。アーム12の基端側にベース腕15が配置され、先端側にリンク腕16が配置されている。ベース腕15とリンク腕16は、互いに連結されている。
 以下の説明においては、2本のアーム12のそれぞれを、第1アーム12a及び第2アーム12bと称することがある。また、第1アーム12aが備えるベース腕15及びリンク腕16を、第1ベース腕15a及び第1リンク腕16aと称し、第2アーム12bが備えるベース腕15及びリンク腕16を、第2ベース腕15b及び第2リンク腕16bと称することがある。更に、第1アーム12aに設けられたエンドリスト部14を第1エンドリスト部14aと称し、第2アーム12bに設けられたエンドリスト部14を第2エンドリスト部14bと称することがある。
 それぞれのベース腕15は、水平な直線状に延びる細長い部材として構成される。基台11の上面には、基軸10が固定されている。それぞれのベース腕15の長手方向の一端(基端)が、基軸10に対して回転可能に設けられている。ベース腕15は、基軸10の軸線回りに回転する。第1ベース腕15a及び第2ベース腕15bは、上下方向で位置を異ならせて配置されている。具体的には、第1ベース腕15a及び第2ベース腕15bは、上から順に基軸10に取り付けられている。
 それぞれのリンク腕16は、水平な直線状に延びる細長い部材として構成される。リンク腕16の長手方向の一端(基端)が、ベース腕15の先端に取り付けられている。リンク腕16は、基軸10と平行な軸線を中心として回転可能に支持されている。リンク腕16の長手方向の他端(先端)には、手首13が取り付けられている。
 第1リンク腕16aは、第1ベース腕15aの下側から当該第1ベース腕15aに連結されている。第2リンク腕16bは、第2ベース腕15bの上側から当該第2ベース腕15bに連結されている。これにより、2本のベース腕15の基端部に生じている高低差を相殺することが容易になる。言い換えれば、簡素な構成で、2つの手首13を実質的に同一の高さに配置することができる。
 手首13は、リンク腕16の先端に固定されている。具体的には、手首13は、リンク腕16の先端から長手方向に突出するように設けられている。手首13には、エンドリスト部14が上下にスライド移動可能に取り付けられている。
 エンドリスト部14は、手首13に対して上下に昇降することができる。エンドリスト部14は、上下方向に延びる細長い部材として構成される。エンドリスト部14の下端には、回転関節17が設けられている。
 回転関節17は、エンドリスト部14に支持されている。回転関節17は、エンドリスト部14に対して回転可能である。回転関節17には、エンドエフェクタ2が装着される。それぞれのアーム12に取り付けるエンドエフェクタ2としては、様々なものを選択することができる。回転関節17により、エンドエフェクタ2は、エンドリスト部14に対して回転可能である。
 アーム12の各部には、適宜のアクチュエータが配置される。アクチュエータは、例えば電動モータであり、前述のロボット制御部によって制御される。これらのアクチュエータにより、アーム12の各部を駆動することができる。
 続いて、本実施形態の双腕ロボット1に取り付けられた2つのエンドエフェクタ2について簡単に説明する。
 最初に、第1アーム12aの第1エンドリスト部14aに取り付けられた第1エンドエフェクタ2aについて説明する。第1エンドエフェクタ2aは、図1に示すように、主として、吸着部21と、部材把持部22と、を備える。
 吸着部21は、負圧を発生させて、電子基板91等の組立対象ワークを吸着することができる。
 部材把持部22は、対称的に配置された1対の挟持部22aを備える。1対の挟持部22aは、互いに近づく又は離れる方向にスライド可能である。それぞれの挟持部22aにおいて、互いに対向する面には半円状の凹部が形成されている。これにより、部材把持部22は、丸棒状の部分を備える部材を容易に把持することができる。
 次に、第2アーム12bの第2エンドリスト部14bに取り付けられた第2エンドエフェクタ2bについて説明する。第2エンドエフェクタ2bは、図1に示すように、吸着部21と、電動ドライバ(ネジ締め工具)23と、レバー押し部(押圧部)24と、を備える。
 吸着部21は、第1エンドエフェクタ2aの吸着部21と同様の構成であり、ケース90等を吸着することができる。
 電動ドライバ23は、ネジ締めのために用いられる。電動ドライバ23は、ネジの頭部に差し込むことが可能なドライバビットを備える。電動ドライバ23は、締付トルクを指示に応じて変更可能な公知の機能を有している。
 レバー押し部24は、小さな板状の部材として構成されている。レバー押し部24は、後述のネジ供給治具3が備えるスライド部4を押すために用いられる。
 続いて、本実施形態の自動組立装置100が用いるネジ供給治具3の構成について、図3等を参照して詳細に説明する。図3は、ネジ供給治具3の一例の構成を示す分解斜視図である。図4は、ネジ供給治具3の一例の構成を示す断面斜視図である。
 詳細は後述するが、ネジ供給治具3は、ほぼ水平な直線方向にスライドするスライド部4を備える。以下では、スライド部4がネジ供給治具3に対してスライドする方向をスライド方向(第1方向)と称することがある。また、スライド方向及び上下方向の何れにも垂直な方向を、ネジ供給治具3の幅方向(第2方向)と称することがある。ネジ供給治具3の幅方向は、スライド部4の幅方向と言い換えることもできる。
 図2に示すように、本実施形態の自動組立装置100は、第1エンドエフェクタ2aの部材把持部22を介してネジ供給治具3を把持することができる。
 ネジ供給治具3は、複数のネジを1つずつ供給可能に構成されている。ネジ供給治具3は、円柱状に形成された被把持部30を備える。ネジ供給治具3は、当該被把持部30を介して、第1エンドエフェクタ2aの部材把持部22により把持される。
 ネジ供給治具3は、ベース部(第1部材)31と、複数のスライド部(第2部材)4と、複数のネジ案内部5と、を備える。
 ベース部31は、板状に形成されている。ベース部31は、その厚み方向が上下方向と一致するように向けられている。
 平面視で、ベース部31は、2つの細長い矩形部が互いに接続された、全体としてT字状に形成されている。以下では、これらの矩形部を第1矩形部31a及び第2矩形部31bと称する。第1矩形部31aの長手方向中央に、第2矩形部31bの長手方向の一端部が接続されている。第1矩形部31aの長手方向はネジ供給治具3の幅方向と一致し、第2矩形部31bの長手方向は、スライド部4のスライド方向と一致する。
 第2矩形部31bの長手方向において、第1矩形部31aと接続する側と反対側の端部には、被把持部30が配置されている。被把持部30を第1エンドエフェクタ2aにより把持することで、ベース部31を第1エンドエフェクタ2aに対して位置決めすることができる。
 ベース部31は、第1エンドエフェクタ2aと連動して移動する。ネジ8の供給及びネジ締め時において、第1エンドエフェクタ2aは、ネジ締め対象ワーク9に対して適宜の位置で静止するように、前述のロボット制御部によって制御される。
 ベース部31の形状は任意であり、必要に応じて、T字状に代えて例えばL字状、I字状に構成することもできる。
 第1矩形部31aの長手方向に沿って、複数のスライド部4及び複数のネジ案内部5が並べて設けられている。複数のスライド部4は、第1矩形部31aの長手方向に沿って、適宜の間隔をあけて配置されている。複数のネジ案内部5も同様である。スライド部4とネジ案内部5は、1対1で対応するように設けられている。スライド部4及びネジ案内部5の数は、ネジ締めを行うネジの数等を考慮して定めることが好ましい。
 ベース部31の第1矩形部31aには、それぞれのスライド部4及びネジ案内部5に対応するように、保持孔(第1通過孔)31cが形成されている。それぞれの保持孔31cは、第1矩形部31aを厚み方向に貫通するように形成されている。複数の保持孔31cは、第1矩形部31aの長手方向に沿って、適宜の間隔をあけて並んでいる。
 図3に示すように、保持孔31cは円形の孔である。保持孔31cの内径は、ネジ締めを行う予定のネジ8の頭部より若干大きい。従って、ネジ8の軸を保持孔31cの軸と一致するように向けた場合、当該ネジ8は保持孔31cを通過することができる。
 それぞれのスライド部4は、図3に示すように、細長く形成されている。それぞれのスライド部4は、ベース部31の下面と隣接して配置され、ネジ案内部5によって支持されている。スライド部4は、図3及び図4に示すスライド方向に沿って、ベース部31に対して直線的に往復移動することができる。このスライド方向は、上下方向と垂直であり、スライド部4の長手方向と一致する。ベース部31に対してスライド部4がスライドすることで、ベース部31及びスライド部4の相対スライドが実現される。スライド部4のスライド方向は、ベース部31及びスライド部4の相対スライド方向と一致する。複数のスライド部4のそれぞれは、上記のスライド移動を、他と独立して行うことができる。
 スライド部4は、例えば、剛性を有する金属部材から形成される。しかし、これに限定されず、スライド部4が、例えば合成樹脂等の他の材料から構成されても良い。
 スライド部4は、ストッパ部41と、本体部42と、レバー(被押圧部)42aと、を備える。ストッパ部41と本体部42とは、前述のスライド方向に並べて配置されている。
 ストッパ部41は、矩形の板状に形成されている。ストッパ部41は、本体部42より厚く形成されている。従って、ストッパ部41は本体部42よりも下側に突出している。この突出部分は、後述のネジ案内部5と接触することができる。以下では、ストッパ部41がネジ案内部5と接触する状態におけるスライド部4の位置を基準位置と称する。この基準位置は、スライド部4の往復移動ストロークの一端に位置する。
 本体部42は、細長い矩形の板状に形成されている。本体部42は、ベース部31とネジ案内部5の間に位置する。
 本体部42は、ストッパ部41と一体的に形成されている。本体部42は、ストッパ部41から遠ざかる向きに延びて、ベース部31の下方から水平に突出している。この突出部分に、小さな板状のレバー42aが固定されている。レバー42aは、本体部42の先端から立ち上がるように配置される。レバー42aには、第2エンドエフェクタ2bが備えるレバー押し部24を接触させることができる。ただし、垂直板状のレバー42aを省略して、本体部42の先端にレバー押し部24が直接接触するように構成することもできる。
 本体部42には、切換孔(第2通過孔)43が形成されている。切換孔43は、スライド部4の厚み方向(上下方向)において、本体部42を貫通する。切換孔43は、ベース部31に形成された保持孔31cに対応した位置に形成されている。具体的には、上下方向で見た場合、保持孔31cに対して、切換孔43の少なくとも一部が重なっている。
 切換孔43は、長孔部(第1凹部)43aと、丸孔部(第2凹部)43bと、が結合した構成となっている。長孔部43aと丸孔部43bは、何れも本体部42を上下方向で貫通するように形成されている。長孔部43aと丸孔部43bは、スライド部4のスライド方向で並んで配置され、その内部空間が互いに接続している。
 長孔部43aは、その長手方向がスライド部4のスライド方向と一致するように配置される。長孔部43aの長手方向において、レバー42aに近い側の端部が、丸孔部43bと接続されている。長孔部43aの幅は、ネジ締めを行う予定のネジ8の軸部の外径より大きく、かつ、ネジ8の頭部の外径より小さい。従って、長孔部43aは、ネジ8の軸部を通過させることはできるが、頭部を通過させることはできない。
 丸孔部43bは円形の孔である。丸孔部43bの内径は、保持孔31cと同様に、ネジ締めを行う予定のネジ8の頭部より若干大きい。従って、丸孔部43bは、ネジ8の軸部及び頭部の両方を通過させることができる。
 スライド部4が前述の基準位置にある状態では、図4に示すように、保持孔31cに対して、切換孔43のうち長孔部43aが上下方向で対面する。この状態から、スライド部4が図4の白抜き矢印で示す方向に移動した状態が図5に示されている。この状態では、保持孔31cに対して、切換孔43のうち丸孔部43bが上下方向で対面する。
 スライド部4には、図略の戻し機構が接続されている。この戻し機構は、例えばバネにより構成される。戻し機構は、図4の白抜き矢印とは反対の向きの力を常時加える。従って、レバー42aに力が加えられていない状態では、スライド部4は図4に示す基準位置に保持される。
 ネジ案内部5は、ベース部31及びスライド部4を通過して落下したネジ8をネジ締め位置(供給対象位置)に案内するために用いられる。更に、ネジ案内部5は、スライド部4を支持し、そのスライド方向を案内する機能を有している。
 ネジ案内部5は、ベース部31及び本体部42の下方に配置される。ネジ案内部5は、図3に示すように、スライドガイド部51と、シュート部52と、を備える。
 スライドガイド部51は、細長い板状に形成されている。スライドガイド部51は、その厚み方向が上下方向と一致するように向けられている。平面視で、スライドガイド部51の長手方向は、スライド部4の長手方向と垂直である。
 図3に示すように、スライドガイド部51の長手方向両端部は、それぞれボルト80によってベース部31に固定される。なお、図4及び図5ではボルト80は省略されている。
 スライドガイド部51の長手方向中央部の上面には、上側を開放させたスライド溝51aが形成されている。このスライド溝51aの内部に、スライド部4の本体部42が配置される。このスライド溝51aによって、スライド部4のスライド方向が案内される。
 シュート部52は、略円筒状の部分である。シュート部52は、スライドガイド部51の長手方向中央部の下面から突出するように、スライドガイド部51に一体的に形成されている。
 ネジ案内部5には、円形の貫通孔53が形成されている。貫通孔53は、ネジ案内部5を上下方向に貫くように形成される。貫通孔53の上端は、スライド溝51aの底面に開口しており、貫通孔53の下端は、シュート部52の下面に開口している。
 貫通孔53の下部の内径は、保持孔31c等と同様に、ネジ締めを行う予定のネジ8の頭部より若干大きい。貫通孔53の上部は、下側に行くに従って次第に狭くなるようにテーパ状に形成されている。貫通孔53の内壁によって、ネジ8の落下経路(供給経路)をガイドすることができる。
 続いて、本実施形態のネジ供給治具3を用いて、ネジ締め対象ワーク9に対してネジ8を供給する作業について、簡単に説明する。
 ネジ供給治具3には、必要な数のネジ8が事前にセットされる。この準備作業は、図1に示すネジ準備装置6等により行うことができるが、これに限定されない。
 準備作業において、スライド部4には外力が加えられていない。従って、スライド部4は、図4に示すように基準位置となっている。この状態で、頭部が上になる姿勢でネジ8を保持孔31cに差し込むと、ネジ8の軸部が長孔部43aに挿入され、頭部が長孔部43aの上方の保持孔31c内に位置した状態となる。複数のネジ8のそれぞれは、この状態で、ネジ供給治具3により保持される。
 最初に、第1アーム12a(言い換えれば、第1エンドエフェクタ2a)の吸着部21によってケース90が保持され、図1に示す作業台60の適宜の位置にセットされる。また、第2アーム12b(言い換えれば、第2エンドエフェクタ2b)の吸着部21によって電子基板91が保持され、ケース90の所定位置にセットされる。この組立作業により、作業台60の上にネジ締め対象ワーク9が構成される。
 次に、ネジ8の供給作業が開始される。具体的には、第1アーム12aが第1エンドエフェクタ2aによってネジ供給治具3を把持し、ネジ供給治具3を移動させる。ネジ締め対象ワーク9においてネジ締めが必要な場所の真上に、対応するネジ8を収容する保持孔31c、切換孔43及びシュート部52が位置するように、第1アーム12aによるネジ供給治具3の位置決めが行われる(位置決め工程)。
 その後、第2エンドエフェクタ2bを装着した状態の第2アーム12bが移動する。この移動により、レバー押し部24がレバー42aに接触し、本体部42が押されて、図4の白抜き矢印の向きにスライド移動する(ネジ供給工程)。
 この結果、切換孔43が保持孔31cに対して相対移動して、丸孔部43bが保持孔31cの下に位置する。以下、図5に示すように丸孔部43bが保持孔31cに対して上下方向で対面するときのスライド部4の位置を、動作位置と呼ぶことがある。スライド部4が基準位置から動作位置へ移動する過程で、ネジ8の頭部は保持孔31cによって保持されている。従って、ネジ8の軸部は切換孔43に対して相対移動し、長孔部43aから丸孔部43bへ抜ける。
 丸孔部43bが保持孔31cに対して上下方向で対面すると、頭部が支持されなくなったネジ8は自重で落下し、図5に示すように、丸孔部43bを通過してネジ案内部5の貫通孔53に至る。図示しないが、落下後のネジ8の先端部はネジ締め対象ワーク9の開口に接触している。シュート部52は下方のネジ締め対象ワーク9に対して近接しているため、ネジ8は、落下した後も、その大部分が貫通孔53の内部に位置している。ネジ8の頭部が貫通孔53の内壁に接触することにより、ネジ8が倒れないように支持される。従って、ネジ8の姿勢は、落下後も直立姿勢となっている。
 スライド部4が動作位置となるようにレバー押し部24がレバー42aを押している状態において、電動ドライバ23のビットは、図5に示すように、保持孔31cの真上に位置している。逆に言えば、第2エンドエフェクタ2bにおいて、そのような位置関係を実現できるように、レバー押し部24と電動ドライバ23がそれぞれ配置されている。
 第2アーム12bは、図5の状態から、第2エンドエフェクタ2bを下降させる。これにより、電動ドライバ23が下方へ移動するので、ドライバビットの先端が保持孔31c及び丸孔部43bを通過して、貫通孔53に位置しているネジ8の頭部に噛み合うことができる。この状態でビットを回転させながら下降させることで、ネジ締め対象ワーク9に対するネジ8の締付けを行うことができる。締付けの完了後、電動ドライバ23が上方へ移動することでドライバビットがネジ供給治具3から抜かれ、更に、レバー押し部24によるレバー42aの押圧が解除される。
 その後、次のネジ8を収容する保持孔31c、切換孔43及びシュート部52が、次のネジ止め場所の真上に位置するように、第1アーム12aがネジ供給治具3を移動させる。続いて、上述と同様に、第2アーム12bが、レバー押し部24によるスライド部4のスライドによってネジ8を落下させて、電動ドライバ23により締付けを行う。この動作を反復することで、ネジ締め対象ワーク9における複数の場所にネジ8をそれぞれ供給してネジ締めを行うことができる。
 本実施形態のネジ供給治具3は、複数のネジ8を保持できる。従って、第1アーム12aがネジ供給治具3を持ち替える頻度を減らすことができ、作業効率を向上できる。
 また、ネジ供給治具3自体は単純な構成であり、ベース部31、スライド部4等への孔加工も、比較的容易に行うことができる。このことから、ネジ8の頭部の外径、軸部の長さ及び太さ等に応じて、異なる大きさの保持孔31c、切換孔43、及びネジ案内部5を形成することも容易である。従って、ネジ締め対象ワーク9に対して異なるサイズのネジ8を用いてネジ止めを行う必要がある場合でも、容易にかつ低コストで対応することができる。
 以上に説明したように、本実施形態のネジ供給治具3は、ネジ締め対象ワーク9に対してネジを供給するために用いられる。ネジ供給治具3は、ベース部31と、スライド部4と、を備える。スライド部4は、ベース部31の下方に配置される。ベース部31とスライド部4のうち一方が他方に対して相対スライド可能である。ベース部31には、ベース部31を上下方向で貫通する保持孔31cが形成されている。スライド部4には、少なくとも一部が当該スライド部4を上下方向で貫通する切換孔43が形成されている。切換孔43は、長孔部43aと、平面視での幅が長孔部43aよりも大きい丸孔部43bと、を有する。長孔部43a及び丸孔部43bは、ベース部31及びスライド部4が相対スライドする方向で並べて配置され、互いに接続されている。ベース部31及びスライド部4の相対スライドに連動して、保持孔31cに対して切換孔43の長孔部43aが対面する状態と、丸孔部43bが対面する状態と、が切り換わる。
 これにより、簡素な構成で、任意の場所にネジ8を供給することができる。
 また、本実施形態のネジ供給治具3において、ベース部31には、保持孔31cが複数形成されている。スライド部4は、複数の保持孔31cのそれぞれに対応して複数設けられている。
 これにより、1つのネジ供給治具3で、複数のネジ8を供給することができる。従って、ネジ供給治具3の交換頻度を減らして作業効率を向上することができる。
 また、本実施形態のネジ供給治具3において、複数のスライド部4のそれぞれは、ベース部31に対してスライド可能に設けられる。複数のスライド部4のそれぞれは、他のスライド部4に対して独立にスライド可能である。
 これにより、ネジ供給治具3にセットされた複数のネジ8を、対応するスライド部4をスライドさせることで、任意のタイミングで1つずつ供給することができる。
 また、本実施形態のネジ供給治具3において、切換孔43は複数設けられている。複数の切換孔43には、丸孔部43bの大きさが互いに異なる切換孔43が含まれる。
 これにより、1つのネジ供給治具3を用いる簡素な構成で、互いに異なる大きさの複数のネジ8を供給することができる。
 本実施形態のネジ供給治具3は、ネジ8の供給経路を案内するネジ案内部5を更に備える。ベース部31、スライド部4、及びネジ案内部5が、上下方向において、上から順に並べて設けられている。
 これにより、ネジ8を所定の場所へ正確に案内することができる。
 また、本実施形態の双腕ロボット1は、第1アーム12aと、第2アーム12bと、を備える。第1アーム12aは、ネジ供給治具3を保持する。第2アーム12bは、電動ドライバ23を保持する。
 これにより、ネジ8の供給及び締付けを連携して効率的に行うことができる。
 以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
 ネジ供給治具3は、例えば図略のボールプランジャからなる位置保持機構を備えても良い。これにより、スライド部4を、基準位置又は動作位置の何れかで確実に保持することができる。
 ベースとなる部材に保持孔31cを1つだけ形成し、1つのスライド部4と、1つのネジ案内部5と、を設けることで、ネジ8を1つだけ供給可能な単体供給ユニットを構成することができる。この単体供給ユニットを複数連結することで、複数のネジ8を供給可能なネジ供給治具3を構成することができる。この場合、ネジ締め対象ワーク9のネジの種類及び数に応じて単体供給治具を選択することで、ネジ締め対象ワーク9に適合するネジ供給治具3を容易に得ることができる。
 ネジ供給治具3に保持される複数のネジ8のそれぞれについて、頭部の大きさ及び軸部の長さ等は任意である。複数のネジ8の頭部の大きさを互いに異ならせず、全て同一の大きさとすることもできる。
 長孔部43aに代えて、スライド部4を上下方向に貫通しない凹部を形成することもできる。この凹部は、長孔部43aと同様に、本体部42の上面に開口を形成する。非貫通状の凹部でも、その内部にネジ8の軸部の全体を収容できれば、問題なくネジ8を供給することができる。
 前述の戻し機構を省略することもできる。この場合、レバー押し部24又はネジ準備装置6によって、スライド部4を図4の基準位置に戻すことができる。この構成では、スライド部4の位置が不意に移動しないように、前述の位置保持機構が設けられることが好ましい。
 保持孔31cは円形であるが、これに代えて、例えば多角形の孔を形成しても良い。丸孔部43bも同様である。
 切換孔43が形成された部材(第2部材)を固定側とし、保持孔31cが形成された部材(第1部材)を、固定側の部材に対してスライドさせても良い。この構成の一例を説明すると、固定側の第2部材には、複数の切換孔43が形成される。スライド側の第1部材は、複数の切換孔43のそれぞれに対応して複数設けられる。第1部材は、レバー押し部24に押されて、それぞれ独立にスライドする。これにより、ネジ8を任意のタイミングで1つずつ供給することができる。以上のように、第1部材と第2部材の相対スライド移動は、2つの部材の少なくとも一方をスライドさせることで実現することができる。
 ネジ締め対象ワーク9は、電気モジュールに限定されず、ネジ締め作業が必要な任意の製品に適用することができる。
 双腕ロボット1以外の装置がネジ供給治具3を使用することもできる。例えば、1つのアーム部を有するロボットがネジ供給治具3を把持し、他のロボットが備えるアーム部がスライド部4を押してスライドさせる構成とすることができる。
 3 ネジ供給治具
 31 ベース部(第1部材)
 31c 保持孔(第1通過孔)
 4 スライド部(第2部材)
 43 切換孔(第2通過孔)
 43a 長孔部(第1凹部)
 43b 丸孔部(第2凹部)
 9 ネジ締め対象ワーク

Claims (9)

  1.  ネジ締め対象ワークに対してネジを供給するためのネジ供給治具であって、
     第1部材と、
     前記第1部材の下方に配置された第2部材と、
    を備え、
     前記第1部材及び前記第2部材のうち一方が他方に対して相対スライド可能であり、
     前記第1部材には、当該第1部材を上下方向で貫通する第1通過孔が形成されており、
     前記第2部材には、少なくとも一部が当該第2部材を上下方向で貫通する第2通過孔が形成されており、
     前記第2通過孔は、第1凹部と、貫通状であって平面視での幅が前記第1凹部よりも大きい第2凹部と、を有し、
     前記第1凹部及び前記第2凹部は、前記第1部材及び前記第2部材が相対スライドする方向で並べて配置され、互いに接続されており、
     前記第1部材及び前記第2部材の相対スライドに連動して、前記第1通過孔に対して前記第2通過孔の前記第1凹部が対面する状態と、前記第2凹部が対面する状態と、が切り換わることを特徴とするネジ供給治具。
  2.  請求項1に記載のネジ供給治具であって、
     前記第1部材には、前記第1通過孔が複数形成されており、
     前記第2部材は、複数の前記第1通過孔のそれぞれに対応して複数設けられていることを特徴とするネジ供給治具。
  3.  請求項2に記載のネジ供給治具であって、
     複数の前記第2部材のそれぞれは、前記第1部材に対してスライド可能に設けられ、
     複数の前記第2部材のそれぞれは、他の前記第2部材に対して独立にスライド可能であることを特徴とするネジ供給治具。
  4.  請求項1に記載のネジ供給治具であって、
     前記第2部材には、前記第2通過孔が複数形成されており、
     前記第1部材は、複数の前記第2通過孔のそれぞれに対応して複数設けられていることを特徴とするネジ供給治具。
  5.  請求項4に記載のネジ供給治具であって、
     複数の前記第1部材のそれぞれは、前記第2部材に対してスライド可能に設けられ、
     複数の前記第1部材のそれぞれは、他の前記第1部材に対して独立にスライド可能であることを特徴とするネジ供給治具。
  6.  請求項1から5までの何れか一項に記載のネジ供給治具であって、
     前記第2通過孔は複数設けられており、
     複数の前記第2通過孔には、前記第2凹部の大きさが互いに異なる第2通過孔が含まれることを特徴とするネジ供給治具。
  7.  請求項1から6までの何れか一項に記載のネジ供給治具であって、
     前記ネジの供給経路を案内するネジ案内部を更に備え、
     前記第1部材、前記第2部材、及び前記ネジ案内部が、前記上下方向において、上から順に並べて設けられていることを特徴とするネジ供給治具。
  8.  請求項1から7までの何れか一項に記載のネジ供給治具を保持する第1アームと、
     ネジ締め工具を保持する第2アームと、
    を備えることを特徴とする双腕ロボット。
  9.  ネジ締め対象ワークに対してネジを供給するネジ供給方法であって、
     第1部材と、前記第1部材の下方に配置された第2部材と、を備え、前記第1部材及び前記第2部材のうち一方が他方に対して相対スライド可能であり、前記第1部材には当該第1部材を上下方向に貫通する第1通過孔が形成され、前記第2部材には少なくとも一部が当該第2部材を上下方向に貫通する第2通過孔が形成され、前記第2通過孔は第1凹部と第2凹部とを有し、前記第2凹部は貫通状であって前記第1凹部よりも平面視での幅が大きいネジ供給治具を、前記第1凹部が前記第1通過孔に対面し、かつ、前記第1凹部及び前記第1通過孔にネジが配置された状態でネジ供給装置により保持し、前記ネジ締め対象ワークにおける供給対象位置の真上に前記ネジが位置するように前記ネジ供給治具を移動させる位置決め工程と、
     前記第2凹部が前記第1通過孔に対面するように、前記第1部材及び前記第2部材が相対スライドして、前記ネジを自然落下させるネジ供給工程と、
    を含むことを特徴とするネジ供給方法。
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