WO2021192269A1

WO2021192269A1 - 内視鏡操作部および内視鏡

Info

Publication number: WO2021192269A1
Application number: PCT/JP2020/014212
Authority: WO
Inventors: 裕生川西
Original assignee: オリンパス株式会社
Priority date: 2020-03-27
Filing date: 2020-03-27
Publication date: 2021-09-30
Also published as: US20230018783A1; CN115334950A

Abstract

内視鏡操作部（３）は、挿入部（２）に先端が接続され、長手軸（Ｘ）を有して、操作者の掌（Ｐ）により把持される把持部（１２）と、湾曲部（５）を湾曲させる湾曲操作レバー（１５）が設けられた湾曲操作部（１１）と、湾曲操作部（１１）の一面側に形成され、操作者の第１の指（ＩＦ）が配置される凹部状の第１の指置部（１３）と、把持部（１２）の一面側に形成され、操作者の第２の指（ＭＦ）が配置される凹部状の第２の指置部（１４）と、湾曲操作レバー（１５）に設けられ、前記一面側とは反対側の他面側に配置され、操作者の第３の指（Ｔ）を配置する第３の指置部（１７）と、を具備する。

Description

内視鏡操作部および内視鏡

　本発明は、挿入部に設けられた湾曲部を操作する湾曲操作レバーを備えた内視鏡操作部および内視鏡に関する。

　周知の如く、内視鏡は、生体の体内（体腔内）の観察、処置など、または工業用のプラント設備内の検査、修理などのため広く用いられている。このような、内視鏡は、被検体の体腔、腹腔、管路内などに挿入するための長尺な挿入部を有している。

　内視鏡の挿入部は、被検対象への挿入性を高めるために、先端部分に湾曲部が設けられているものが知られている。

　挿入部に設けられた湾曲部は、例えば、国際公開ＷＯ２０１５／１５３９６０号公報に開示されるように、操作部としてのハンドルアセンブリに設けられた湾曲操作レバーの操作量に応じて所定の方向に湾曲量が可変操作される。

　ところで、内視鏡は、湾曲操作レバーを操作するために大きな力量が必要となると、親指などによる操作がし難くなり、湾曲操作レバーに対する指滑りが生じる可能性がある。また、湾曲操作レバーを操作するために大きな力量が必要であると、湾曲操作レバーの操作時にユーザが把持している操作部がぶれて安定せず、挿入部の先端の位置に影響を与える虞がある。

　そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、湾曲操作レバーの操作力量を軽減して把持する操作部がぶれることなく安定した湾曲操作レバーの操作が行えると共に、湾曲操作レバーに対する指滑りを防止する内視鏡操作部および内視鏡を提供することを目的とする。

　本発明の一態様における内視鏡操作部は、湾曲自在な湾曲部を有する長尺の挿入部に先端が接続され、長手軸を有して、操作者の掌により把持される把持部と、前記把持部の基端に設けられ、前記湾曲部を湾曲させる湾曲操作レバーが回動自在に設けられた湾曲操作部と、前記操作部の一面側における前記湾曲操作部に形成され、前記操作者の第１の指が配置される凹部状の第１の指置部と、前記操作部の前記一面側における前記把持部に形成され、前記操作者の第２の指が配置される凹部状の第２の指置部と、前記湾曲操作レバーに設けられ、前記操作部の前記一面側とは反対側の他面側に配置され、前記操作者の第３の指を配置する第３の指置部と、を具備する。

　本発明の一態様における内視鏡は、湾曲自在な湾曲部を有する長尺の挿入部と、前記挿入部に先端が接続され、長手軸を有して、操作者の掌により把持される把持部と、前記把持部の基端に設けられ、前記湾曲部を湾曲させる湾曲操作レバーが回動自在に設けられた湾曲操作部と、前記操作部の一面側における前記湾曲操作部に形成され、前記操作者の第１の指が配置される凹部状の第１の指置部と、前記操作部の前記一面側における前記把持部に形成され、前記操作者の第２の指が配置される凹部状の第２の指置部と、前記湾曲操作レバーに設けられ、前記操作部の前記一面側とは反対側の他面側に配置され、前記操作者の第３の指を配置する第３の指置部と、を備えた内視鏡操作部を具備する。

　本発明の他の態様における内視鏡は、湾曲部と、前記湾曲部を操作するために操作者が把持する操作部と、前記操作部の基端側に進退自在に設けられ、前記湾曲部を湾曲させる湾曲操作レバーと、前記操作部の前記湾曲操作レバーが設けられる側の面とは反対側の面に設けられて、先端側に向いた面が形成された第１の指置部と、前記第１の指置部より先端側に設けられ、基端側に向いた面が形成された第２の指置部と、を具備する。

　本発明によれば、湾曲操作レバーの操作力量を軽減して把持する操作部がぶれることなく安定した湾曲操作レバーの操作が行えると共に、湾曲操作レバーに対する指滑りを防止する内視鏡操作部および内視鏡を提供することができる。

本発明の一態様の内視鏡の外観を示す斜視図同、内視鏡の外観を示す正面図同、内視鏡の外観を示す上面図同、内視鏡の外観を示す右側面図同、内視鏡の外観を示す左側面図同、ユーザにより操作部が把持され、湾曲部を一方向に最大湾曲した状態の湾曲レバーが回動操作された状態を示す平面図同、ユーザにより操作部が把持され、湾曲部を他方向に最大湾曲した状態の湾曲レバーが回動操作された状態を示す平面図ンズユニットの構成を示す断面図

　以下、本発明の一態様の内視鏡および内視鏡操作部について、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、各実施の形態に基づく図面は、模式的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、夫々の部分の厚みの比率などは現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。　
　また、以下の構成説明における内視鏡は、生体の気管支、泌尿器、食道から胃や小腸、胆管、膵管、大腸などの体腔に挿入するため挿入部が可撓性のある所謂軟性鏡を例示するが、これに限定されることなく、外科用に用いられる湾曲部を有する挿入部が硬質な所謂硬性鏡にも適用できるものである。

　図１および図２に示すように、本実施形態の内視鏡１は、被検体に挿入される細長管状に形成された細長な挿入部２と、この挿入部２の基端が接続された操作部３と、この操作部３の先端側から延設される内視鏡ケーブルであるユニバーサルコード８と、このユニバーサルコード８の延出端部に設けられた、図示しない内視鏡コネクタなどによって主に構成されている。

　挿入部２は、先端側から順に、先端部４、湾曲部５、可撓管部６が連設されて形成され可撓性を備えた管状部材である。このうち、先端部４には、内部に撮像手段を備えた撮像装置である撮像ユニット、照明手段などが収納配置されている（何れも不図示）。

　湾曲部５は、操作部３の操作手段のうちの１つである後述の湾曲操作レバー１５の回動操作によって、ここでは図示しない撮像ユニットの視野に対する上下２方向（ＵＰ－ＤＯＷＮ）へと能動的に湾曲させ得るように構成される機構部位である。

　なお、湾曲部５は、この２方向湾曲タイプのものに限定されることはなく、撮像ユニットの視野に対する上下方向に加えて左右方向をも含めた４方向（上下左右の操作によって軸回りの全周方向、ＵＰ－ＤＯＷＮ／ＲＩＧＨＴ－ＬＥＦＴ）に湾曲し得るタイプのものであっても良い。

　可撓管部６は、受動的に可撓可能となるように柔軟性を持たせて形成される管状部材である。この可撓管部６の内部には、先端部４に内蔵された撮像ユニットから延出し、さらに操作部３を介してユニバーサルコード８の内部へと延設される各種信号線、光源装置からの照明光を導光し先端部４に配された照明窓から出射させるためのライトガイドなどが挿通している（ここでは、何れも不図示）。

　操作部３は、挿入部２側の先端に設けられた、使用者が内視鏡１を使用する時に手によって把持する把持部１２を有し、この把持部１２の基端側に一体的に連設された湾曲操作部１１と、を有している。なお、把持部１２には、操作者であるユーザの掌が接触する部位としての操作部本体１６を有している。

　なお、湾曲操作部１１には、湾曲操作レバー１５が設けられている。この湾曲操作レバー１５は、略Ｌ字状の形状であって、回動軸Ｙ回り（図３参照）に回動操作されることで挿入部２の湾曲部５が上下の２方向に湾曲される。即ち、湾曲操作レバー１５は、操作部３の中心軸Ｘに沿って湾曲操作部１１の背面側において把持部１２に対して進退移動するように操作される。

　また、操作部３は、把持部１２の先端側において、挿入部２の可撓管部６の基端を覆って、この可撓管部６と操作部本体１６の先端を接続する折れ止め部７を有している。

　ユニバーサルコード８は、把持部１２の操作部本体１６の背面側の先端近傍から、挿入部２に対して所定の角度を有するように先端側に向けた斜め方向に延出するように設けられている。

　このユニバーサルコード８内には、挿入部２の先端部４から、この挿入部２内部を挿通して把持部１２に至り、さらに把持部１２から配設された各種信号線などを内部に挿通すると共に、光源装置（不図示）から光を伝達するライトガイドを挿通する複合ケーブルである。

　なお、ユニバーサルコード８の延出端に設けられる内視鏡コネクタは、外部機器のビデオプロセッサとの間を着脱自在に接続する信号ケーブルが接続される電気コネクタ部を側面部に有すると共に、外部機器である光源装置との間を着脱自在に接続する光源コネクタ部などを有して構成されている（何れも不図示）。

　ここで、内視鏡１の操作部３に関し、本実施の形態の要部構成を以下に詳しく説明する。　
　内視鏡１の操作部３は、図４および図５に示すように、凹部状の２つの指置部（第１の指置部および第２の指置部）１３、１４が正面側に形成されている。また、ユーザに正対する方向となる操作部３の背面側に設けられた湾曲操作レバー１５には、表面凹凸形成された指置部（第３の指置部）１７が形成されている。

　第１の指置部１３が操作部３の湾曲操作部１１の先端部分の前面側に設けられており、第２の指置部１４が把持部１２の基端部分の前面側に設けられている。このように、第１の指置部１３と第２の指置部１４は、操作部３の先端と基端を繋ぐ長手軸である中心軸Ｘに沿った方向に近接して並設されている。

　第１の指置部１３は、所定の曲率Ｒ１の断面略円弧状の凹部形状となっている。また、第２の指置部１４は、第１の指置部１３の所定の曲率Ｒ１よりも大きな所定の曲率Ｒ２の断面略円弧状の凹部形状となっている。　
　なお、第１の指置部１３は、操作部３の先端側に向けた円弧状面を有し、第２の指置部１４は操作部３の基端側に向けた円弧状面を有するように、それぞれの凹部形状が設定されている。

　そして、第１の指置部１３が操作部３の中心軸Ｘから所定の距離Ｌ１に離間する軸Ａ上に凹部深部（凹部の底）が設定され、第２の指置部１４が操作部３の中心軸Ｘから所定の距離Ｌ１よりも短い所定の距離Ｌ２（Ｌ１＞Ｌ２）に離間する軸Ｂ上に凹部深部（凹部の底）が設定されている。

　即ち、湾曲操作部１１の第１の指置部１３は、把持部１２の第２の指置部１４よりも操作部３の中心軸Ｘより離れた位置に形成されている。また、中心軸Ｘを基準として、第1の指置部１３の先端側の端１３Ｄの位置は、第1の指置部１３の基端側の端１３Ｐよりも前面側に離間した位置に形成されている。

　つまり、第１の指置部１３の凹部深部が浅く設定され、第１の指置部１３が第２の指置部１４よりも操作部３における前面側となる位置に形成されている。そして、第２の指置部１４の凹部深部が深く設定され、第２の指置部１４が第１の指置部１３よりも操作部３の背面側に向けて操作部３の中心軸Ｘに近接する位置に形成されている。

　以上のように構成された内視鏡１において、ユーザにより湾曲部５を湾曲操作する際の作用について、以下に説明する。　
　図６および図７に示すように、例えば、湾曲操作部１１の前面側にある第１の指置部１３に人差指ＩＦ、把持部１２の前面側にある第２の指置部１４に中指ＭＦ、第２の指置部１４の先端側の操作部本体１６の前面側に薬指ＲＦおよび小指ＬＦ、把持部１２の背面側にある湾曲操作レバー１５の第３の指置部１７に親指Ｔが添えられた状態で、ユーザによって操作部３が把持される。

　なお、図６に示す状態は、湾曲操作レバー１５が親指Ｔにより一方向側（先端側となる紙面に向かって見た下方側）に回動操作されて、湾曲部５が所定の一方向、例えば、ＵＰ方向に最大湾曲された状態を示している。一方、図１７に示す状態は、湾曲操作レバー１５が親指Ｔにより他方向側（紙面に向かって見た上方側）に回動操作されて、湾曲部５が所定の他方向、例えば、ＤＯＷＮ方向に最大湾曲された状態を示している。

　ここでは、湾曲操作レバー１５を一方に回動操作することで、湾曲部５がＵＰ方向に湾曲し、湾曲操作レバー１５を他方に回動操作することで、湾曲部５がＤＯＷＮ方向に湾曲する構成と説明しているが、湾曲操作レバー１５の回動操作方向に対する湾曲部５のＵＰ－ＤＯＷＮの湾曲方向が逆であってもよい。

　先ず、図６に示す状態では、操作部３は、親指Ｔによって第３の指置部１７を押圧することで湾曲操作レバー１５の操作位置が保持され、湾曲操作レバー１５に操作部３の先端側となる紙面に向かって見た下方側に操作力量Ｆ１が与えられて押下された状態となる。

　この状態において、操作部３は、第１の指置部１３に人差指ＩＦによる保持力Ｆ２の力量が与えられ、第２の指置部１４に中指ＭＦによる保持力Ｆ３の力量が与えられ、掌Ｐが把持部１２の背面を押し付ける押圧力Ｆ４の力量が与えられてユーザに把持される。

　なお、第１の指置部１３にかかる保持力Ｆ２は、湾曲操作部１１の前面から背面に向かって若干下方（操作部３の先端側に向けた斜め方向）の力量となっている。また、第２の指置部１４にかかる保持力Ｆ３は、把持部１２の前面から背面に向かった力量となっている。さらに、掌Ｐによる押圧力Ｆ４は、把持部１２の背面から前面に向かって若干上方（操作部３の基端側に向けた斜め方向）の力量となっている。

　これら保持力Ｆ２，Ｆ３、押圧力Ｆ４の各力量および湾曲操作レバー１５の操作位置を保持する操作力量Ｆ１が略均衡されることで、ユーザは、操作部３がぶれることなく安定して把持することができる。即ち、ユーザは、保持力Ｆ２，Ｆ３、押圧力Ｆ４の各力量および操作力量Ｆ１が略つり合うように内視鏡１の操作部３を把持することができる。　
　このとき、中心軸Ｘを基準として、第１の指置部１３の先端側の端１３Ｄの位置が第1の指置部１３Ｄの基端側の端１３Ｐよりも前面側に離間した位置に形成されているため、人差指ＩＦは、確実に第１の指置部１３を押さえることができ、先端側に滑ることなく確実に保持力Ｆ２を加えることができる。

　つまり、操作部３は、第１の指置部１３を押さえる人差指ＩＦ、第２の指置部１４を押さえる中指ＭＦおよび把持部１２を背面側から抑える掌Ｐによって、親指Ｔによる湾曲操作レバー１５の一方向への回動操作時に生じるモーメントが打ち消される。

　これにより、ユーザは、親指Ｔによる湾曲操作レバー１５の一方向の回動操作時において、安定的に操作部３がぶれることなく安定して把持することができる。

　一方、図７に示す状態では、操作部３は、親指Ｔによって第３の指置部１７を押圧して操作部３の基端側に押し上げた状態で湾曲操作レバー１５の操作位置が保持される。このとき、湾曲操作レバー１５は、操作部３の基端側となる紙面に向かって見た上方側から操作部３の前面側の斜め左上方の操作力量Ｆ１が与えられて押し上げられた状態となる。

　この状態においては、操作部３は、第１の指置部１３に人差指ＩＦによる保持力Ｆ２の力量が与えられ、第２の指置部１４に中指ＭＦによる保持力Ｆ３の力量が与えられてユーザに把持される。

　なお、第１の指置部１３にかかる保持力Ｆ２は、湾曲操作部１１の前面から背面に向かって斜め下方の力量となっている。また、第２の指置部１４にかかる保持力Ｆ３は、把持部１２の前面から背面に向かって若干下方の力量となっている。

　ここでも、保持力Ｆ２，Ｆ３および湾曲操作レバー１５の操作位置を保持する操作力量Ｆ１が略均衡されることで、ユーザは、操作部３がぶれることなく安定して把持することができる。即ち、ユーザは、保持力Ｆ２，Ｆ３の各力量および操作力量Ｆ１が略つり合うように内視鏡１の操作部３を把持することができる。

　つまり、ここでも操作部３は、第１の指置部１３を押さえる人差指ＩＦ、第２の指置部１４を押さえる中指ＭＦによって、親指Ｔによる湾曲操作レバー１５の他方向への回動操作時に発生するモーメントが打ち消される。

　そのため、ユーザは、親指Ｔによる湾曲操作レバー１５の他方向の回動操作時においても、安定的に操作部３がぶれることなく安定して把持することができる。

　以上に説明したように本実施の内視鏡１は、操作部３に人差指ＩＦと中指ＭＦを配置するための２つの凹部形状の第１の指置部１３および第２の指置部１４が設けられ、これら人差指ＩＦまたは中指ＭＦから第１の指置部１３または第２の指置部１４に与えられる各力量（Ｆ２，Ｆ３）などにより、親指Ｔによる湾曲操作レバー１５の操作時に操作部３に生じる操作力量Ｆ１を打ち消して、力のバランスが均衡するような形状に構成されている。

　さらに、人差指ＩＦまたは中指ＭＦを配置することで第１の指置部１３または第２の指置部１４に生じる力量が、湾曲操作レバー１５の操作時にかかる力量に対する反動力量となるため、親指Ｔによる湾曲操作レバー１５の操作力量を軽減できるため、湾曲操作レバー１５の第３の指置部１７に押し当てる親指Ｔの滑りを軽減することができる。

　ところで、内視鏡１は、例えば、シングルユース（ディスポーザブル）である場合、製造コスト上、機械的構成を簡単なものとする必要があり、湾曲部５内の機械的構造が簡素化される。しかし、湾曲部５内の機械的構造を簡素化したシングルユースの内視鏡１は、湾曲操作レバー１５の操作力量が重くなる傾向にある。

　そのため、シングルユースの内視鏡１は、親指Ｔによる湾曲操作レバー１５を操作するための大きな力量が必要となり、湾曲部５の湾曲操作レバー１５が重く、指滑が生じる可能性がある。

　さらに、内視鏡１は、湾曲操作レバー１５を操作するときに大きな力量が必要となると、湾曲操作レバー１５の操作時にユーザが把持する操作部３がぶれて挿入部２の先端の位置を定め難くなり、安定した被検対象の撮影、処置などが行えず、検査および手技に影響を与える虞がある。

　これらの課題を改善するために、本実施の形態の内視鏡１は、操作部３がぶれることなく、快適な湾曲操作レバー１５の操作を行うことができる構成となっている。

　なお、本発明の内視鏡１は、電子内視鏡に限らず、リレーレンズ、イメージファイバなどを用いた種々の内視鏡にも適用可能な技術である。

　以上の実施の形態および変形例に記載した発明は、それら実施の形態および変形例に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記実施の形態および変形例には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得るものである。

　例えば、実施の形態および変形例に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、述べられている課題が解決でき、述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得るものである。

Claims

　湾曲自在な湾曲部を有する長尺の挿入部に先端が接続され、長手軸を有して、操作者の掌により把持される把持部と、
　前記把持部の基端に設けられ、前記湾曲部を湾曲させる湾曲操作レバーが回動自在に設けられた湾曲操作部と、
　前記操作部の一面側における前記湾曲操作部に形成され、前記操作者の第１の指が配置される凹部状の第１の指置部と、
　前記操作部の前記一面側における前記把持部に形成され、前記操作者の第２の指が配置される凹部状の第２の指置部と、
　前記湾曲操作レバーに設けられ、前記操作部の前記一面側とは反対側の他面側に配置され、前記操作者の第３の指を配置する第３の指置部と、
　を具備することを特徴とする内視鏡操作部。
　前記第１の指置部は、前記長手軸に対して前記第２の指置部よりも前記一面側に離れた位置に形成されていることを特徴とする請求項１に記載の内視鏡操作部。
　前記第１の指置部は、先端側の第１端と基端側の第２端を有し、
　前記長手軸に対して、前記先端側の前記第１端の位置は、前記基端側の第２端の位置よりも前記一面側に離れた位置に形成されていることを特徴とする請求項１に記載の内視鏡操作部。
　前記第１の指置部は、第１の曲率を有する断面方向が円弧状の凹部形状であって、
　前記第２の指掛部は、前記第１の曲率よりも大きな第２の曲率を有する断面方向が円弧状の凹部形状であることを特徴とする請求項１に記載の内視鏡操作部。
　前記操作者の前記第１の指が人差指、前記第２の指が中指および前記第３の指が親指であって、
　少なくとも、前記第１の指置部に配置される前記人差指による押圧力、前記第２の指置部に配置される前記中指による押圧力および前記湾曲操作レバーを操作時の前記第３の指置部に配置される前記親指による操作力量が均衡する位置に前記第１の指置部および前記第２の指掛部が配設されていることを特徴とする請求項１に記載の内視鏡操作部。
　前記挿入部を備え、
　請求項１に記載の内視鏡操作部を具備することを特徴とする内視鏡。
　湾曲部と、
　前記湾曲部を操作するために操作者が把持する操作部と、
　前記操作部の基端側に進退自在に設けられ、前記湾曲部を湾曲させる湾曲操作レバーと、
　前記操作部の前記湾曲操作レバーが設けられる側の面とは反対側の面に設けられて、先端側に向いた面が形成された第１の指置部と、
　前記第１の指置部より先端側に設けられ、基端側に向いた面が形成された第２の指置部と、
　を具備することを特徴とする内視鏡。