JPWO2012172953A1 - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

内視鏡は、挿入部に設けられた湾曲部を湾曲操作するための湾曲部操作装置を操作部に有し、湾曲部操作装置は、軸回りに回動自在で、回動することによって湾曲部を湾曲させる湾曲操作用ダイヤルと、湾曲操作ダイヤルとは異なる軸回りに回動自在であって、湾曲操作ダイヤルの時計回りの回転、或いは反時計回りの回転に追従して回転する、湾曲部を湾曲させる湾曲操作用補助ダイヤルと、を具備する。

Description

本発明は、挿入部に設けられた湾曲部を操作部に設けた湾曲部操作装置で湾曲操作する内視鏡に関する。
近年、医療分野において、体内に細長の挿入部を挿入することにより、観察、或いは各種治療処置を行える内視鏡が利用されている。挿入部が軟性な内視鏡の挿入部先端側には、例えば上下左右方向に湾曲するように構成された湾曲部が設けられている。
湾曲部は、例えば、複数の湾曲駒を回動自在に連接して、上述した上下左右方向に湾曲する構成になっている。挿入部内には湾曲部を構成する湾曲駒に先端が固定された牽引部材である湾曲ワイヤーが挿通されている。挿入部の基端に位置する操作部には湾曲ワイヤーを牽引するための湾曲部操作装置が設けられている。湾曲部操作装置は、例えばプーリーを備え、プーリーには湾曲ワイヤーの基端が固定されている。
この構成によれば、術者が操作部を把持する一方の手の指で湾曲部操作装置を操作して所望の湾曲ワイヤーを牽引することにより、湾曲部が術者の意図する方向に湾曲動作する。この結果、術者は、例えば、内視鏡の挿入部を被検部位へ挿入することを容易に行える。また、術者は、挿入部の先端部に配設されている観察光学系を目的の方向に向けて観察を容易に行える。
湾曲部を上下左右方向に湾曲させる湾曲部操作装置には、日本国特開2005−245545号公報(以下、文献1と記載)に示すように上下用湾曲操作ノブ(以下、上下ノブと略記する)と左右用湾曲操作ノブ(以下、左右ノブと略記する)とを操作部の一側面に重ねて設けたタイプ、或いは、日本国特開2005−160791号公報(以下、文献2と記載)に示すように上下用湾曲操作レバー(以下、上下レバーと略記する)の指当て部と、左右用湾曲操作レバー(以下、左右レバーと略記する)の指当て部と、を操作部の上面側領域において左右に並べて設けたタイプ、等がある。
文献1の内視鏡では、術者が、上下用ノブ或いは左右用ノブを適宜選択して、該ノブを時計回り或いは反時計回りに所望の量、回転させる。すると、その回転に伴って、湾曲ワイヤーが直接牽引されて、湾曲部が所望の方向に所望の角度、湾曲する。
一方、文献2の内視鏡では、術者が、上下用レバーの指当て部或いは左右用レバーの指当て部を適宜選択して、該指当て部を操作部先端方向或いは操作部基端方向に向けて、所望の量、傾ける。すると、その傾きによって湾曲ワイヤーが直接牽引されて、湾曲部が所望の方向に所望の角度、湾曲する。
しかしながら、文献1の湾曲部操作装置では、重ねて配置された複数のノブを片手で自在に操作するには熟練を要する。このため、大腸などのように360°のループを描く部位、あるいは、複雑に入り組んだ部位に挿入部をスムーズに挿通させることは極めて難しい。また、術者は、個人差により手の大きさが異なり、比較的手の小さな医師にとっては、湾曲部の湾曲状態を固定するためレバー操作、或いは、湾曲部を僅かずつ湾曲させる微調整操作をし難い場合がある。
これに対して、文献2の湾曲部操作装置は、手の小さな医師にとって、文献1の複数のノブに比較して内視鏡の湾曲部を湾曲させる操作を行い易い。しかし、指当て部の傾倒範囲が限定されるため文献1の内視鏡に比べて湾曲角度が小さくなる。
なお、文献1、2の内視鏡は、湾曲ワイヤーを直接牽引する、いわゆる手動湾曲内視鏡である。しかし、例えば特開2007−222671号公報(以下、文献3と記載)には電動湾曲内視鏡が示されている。この電動湾曲内視鏡において、術者は、湾曲操作入力部である例えばジョイスティックを傾倒操作する。すると、モーターの駆動力によって湾曲ワイヤーが牽引されて、湾曲部をジョイスティックの傾倒指示通りに湾曲させることができる。この結果、術者は、湾曲ワイヤーを直接牽引することから解放される。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、湾曲部を所望の湾曲角度に湾曲させることが可能で、湾曲操作の際の回転操作を容易に行え、且つ、微調整操作を確実に行える操作性に優れた湾曲部操作装置を備えた内視鏡を提供することを目的にしている。
本発明の一態様における内視鏡は、挿入部に設けられた湾曲部を湾曲操作するための湾曲部操作装置を操作部に有する内視鏡であって、前記湾曲部操作装置は、軸回りに回動自在で、回動することによって前記湾曲部を湾曲させる湾曲操作用ダイヤルと、前記湾曲操作ダイヤルとは異なる軸回りに回動自在であって、当該湾曲操作ダイヤルの時計回りの回転、或いは反時計回りの回転に追従して回転する、前記湾曲部を湾曲させる湾曲操作用補助ダイヤルと、を具備している。
電動湾曲内視鏡装置を説明する図 ダイヤル配設部に設けられた上下湾曲操作用ダイヤルと左右湾曲操作用ダイヤルを示す図 電動湾曲内視鏡と湾曲制御装置との関係を説明する図 ダイヤル配設部に設けられた湾曲操作用ダイヤルと湾曲操作用補助ダイヤルとの関係を説明するための模式図 図4Aの湾曲部操作装置を矢印Y4B方向から見た図 図4Aの湾曲部操作装置を矢印Y4C方向から見た図 術者が左手で操作部を把持している状態を説明する図 図5の矢印Y6方向から術者が左手で把持している操作部を見た図 ダイヤル配設部に径寸法の異なる上下湾曲操作用ダイヤルを配設した構成例を示す模式図 ダイヤル配設部に幅寸法の異なる上下湾曲操作用ダイヤルを配設した構成例を示す模式図 ダイヤル配設部に径寸法及び幅寸法の異なる上下湾曲操作用ダイヤルを平行に位置ずれした操作軸に配設した構成例を示す模式図 湾曲操作用ダイヤルの外周面に形成した操作側噛合歯と湾曲操作用補助ダイヤルの外周面に形成した操作側噛合歯とを遊び歯車を介して噛み合わせる構成を説明する模式図 湾曲操作用ダイヤルに設けた凸部の外周面に形成した操作側噛合歯と湾曲操作用補助ダイヤルの凸部の外周面に形成した操作側噛合歯とを遊び歯車を介して噛み合わせる構成を説明する模式図 原点設定復帰機構を説明する図 原点設定復帰機構の作用を説明する図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1に示すように電動湾曲内視鏡装置1は、電動湾曲内視鏡(以下、内視鏡と略記する)2と、光源装置3と、ビデオプロセッサ4と、湾曲制御装置5とを備えて構成されている。内視鏡2は、湾曲駆動部を有している。光源装置3は、内視鏡2に照明光を供給する。ビデオプロセッサ4は、内視鏡2に内蔵される撮像手段に対する信号処理を行う。湾曲制御装置5は、内視鏡2の湾曲駆動部を駆動制御する。
内視鏡2は、挿入部6と、操作部7とを備えている。操作部7は、挿入部6の基端側に連設され、把持部を兼ねている。操作部7の側部からは、軟性のユニバーサルコード8が延出されている。ユニバーサルコード8の端部には、光源装置3にライトガイドコネクタ9aが設けられている。ライトガイドコネクタ9aは、光源装置3に着脱自在に接続される。
ライトガイドコネクタ9aの側部にはビデオコネクタ9b及びアングル用コネクタ9cが設けられている。ビデオコネクタ9bには第1接続ケーブル4aの一端が着脱自在に接続される。その他端は、ビデオプロセッサ4に接続される。アングル用コネクタ9cには第2接続ケーブル5aの一端が着脱自在に接続される。その他端は、湾曲制御装置5に接続される。
挿入部6は、先端側から順に、硬質な先端部11、湾曲自在な湾曲部12、および、長尺で可撓性を有する可撓管部13を連設して構成されている。
操作部7は、把持部7aと、操作部本体7bと、ダイヤル配設部7cとを備えている。把持部7aは、例えば術者が把持する部位である。操作部本体7bには、ダイヤル配設部7cの他に、複数のビデオスイッチ14a、送気送水釦15、吸引釦16等が設けられている。
なお、符号17は、処置具挿入口である。生検鉗子等の処置具は、処置具挿入口17を介して体内に導かれる。
ダイヤル配設部7cは、操作部本体7bの予め定めた位置に設けられている。ダイヤル配設部7cには、湾曲部12を湾曲操作するための湾曲部操作装置50が設けられている。湾曲部操作装置50は、湾曲操作用ダイヤル51及び湾曲操作用補助ダイヤル52を備えている。湾曲操作用ダイヤル51は、湾曲操作入力部である。
本実施形態において、湾曲操作用補助ダイヤル52の径は、湾曲操作用ダイヤル51の径よりも小径に設定されている。湾曲操作用ダイヤル51の一部は、ダイヤル配設部7cの一面から突出している。これに対して、湾曲操作用補助ダイヤル52の一部は、一面に対向する他面から突出している。
図2に示すようにダイヤル配設部7cの一面からは、上下湾曲操作用ダイヤル51UDの一部分と、左右湾曲操作用ダイヤル51LRの一部分とが突出している。上下湾曲操作用ダイヤル51UDと、左右湾曲操作用ダイヤル51LRとは平行に配列されている。
なお、図中には示されていないが、他面側には上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDの一部と、左右湾曲操作用補助ダイヤル52LRの一部とが突出し、平行に配列されている。
ダイヤル配設部7cの一面、および他面は、操作部7の長手軸に対して予め定めた角度、傾いて形成されている。角度は、上下湾曲操作用ダイヤル51UD及び左右湾曲操作用ダイヤル51LRの操作性と、上下湾曲操作用補助ダイヤル52UD及び左右湾曲操作用補助ダイヤル52LRの操作性とを考慮して設定されている。
本実施形態において、上下湾曲操作用ダイヤル51UD及び左右湾曲操作用ダイヤル51LRは、後述するように、操作部7を把持する手の親指で操作するのに適するように配置されている。一方、上下湾曲操作用補助ダイヤル52UD及び左右湾曲操作用補助ダイヤル52LRは、操作部7を把持する手の親指以外の指である例えば中指、薬指等で操作するのに適するように配置されている。
図3に示すように挿入部6内にはライトガイド21が挿通している。ライトガイド21の先端面には照明光学系22が設けられている。符号23は対物光学系、符号24は撮像手段としての撮像装置である。撮像装置24は、CCD等の撮像素子を備えている。撮像装置24で光電変換された電気信号は、信号ケーブル24aを介してビデオプロセッサ4へ出力される。
湾曲部12は、例えば複数の湾曲駒25、25、…を互いに回動自在に連結して上下左右方向に湾曲する構成になっている。湾曲部12を構成する最先端湾曲駒25fは、先端部11の基端側に接続されている。最基端湾曲駒25rは、可撓管部13の先端側に接続されている。
符号26は、湾曲部12を湾曲させるための湾曲ワイヤーである。本実施形態において、湾曲ワイヤー26は、湾曲部12を観察視野の上下方向或いは左右方向に湾曲させる。湾曲ワイヤー26は、挿入部6内に配置される。湾曲ワイヤー26のそれぞれの先端は、最先端湾曲駒25fの上下左右に対応する位置にロー付け等により固定されている。一方、湾曲ワイヤー26のそれぞれの基端は、例えばスプロケット31に固定されている。
本実施形態において、各湾曲ワイヤー26は、モーター32の駆動力によって牽引弛緩されて、湾曲部12を湾曲する構成になっている。モーター32は、ダイヤル51、52の回転指示にしたがって駆動される。
湾曲駆動部30は、操作部本体7b内に設けられている。湾曲駆動部30は、スプロケット31と、モーター32と、クラッチ33、エンコーダ36、ポテンショメータ37等とを備えて構成されている。
モーター32は、スプロケット31を時計回り、或いは反時計回りに回転させる。スプロケット31は、モーター32の回転運動を湾曲ワイヤー26の進退運動に変換する。即ち、スプロケット31は、回動されて一方の湾曲ワイヤー26を牽引して、他方の湾曲ワイヤー26を弛緩状態にする。
この結果、湾曲部12は、牽引されている湾曲ワイヤー方向に湾曲される。クラッチ33は、スプロケット31とモーター32との間に設けられる。クラッチ33は、必要に応じてモーター32の駆動力を伝達状態から切断状態等に切り換えられる。エンコーダ36は、モーター32の回転位置を検出する。ポテンショメータ37は、スプロケット31の回転位置を検出する。
符号32aは、モーター32から延出する第1信号線である。第1信号線32aは、ユニバーサルコード8内、第2接続ケーブル5aを介して湾曲制御装置5に至る。第1信号線32aは、モーターアンプ34からモーター駆動信号をモーター32に供給する。モーターアンプ34は、制御部35に接続されている。モーターアンプ34は、制御部35により駆動制御されるようになっている。
符号36aは、エンコーダ36から延出する第2信号線であり、上述と同様に湾曲制御装置5に至る。第2信号線36aは、エンコーダ36で検出されたモーター32の回転位置を示す第1回転位置信号を制御部35に伝送する。
符号37aは、ポテンショメータ37から延出する第3信号線であり、上述と同様に湾曲制御装置5に至る。第3信号線37aは、ポテンショメータ37で検出されたスプロケット31の回転位置を示す第2回転位置信号を制御部35に伝送する。
符号38は、クラッチ動作検出スイッチ38である。クラッチ動作検出スイッチ38は、クラッチ33がオン状態であるかオフ状態であるかを検出する。符号38aは、クラッチ動作検出スイッチ38から延出する第4信号線であり、上述と同様に湾曲制御装置5に至る。第4信号線38aは、クラッチ動作検出スイッチ38で検出されたクラッチ動作信号を制御部35に伝送する。
ダイヤル配設部7cに設けられた湾曲操作用ダイヤル51は、操作軸61を中心に時計回り或いは反時計回りに回転自在な構成である。湾曲操作用補助ダイヤル52は、補助軸62を中心に時計回り或いは反時計回りに回転自在な構成である。操作軸61と補助軸62とは対峙している、言い換えれば、平行な位置関係で配置されている。
なお、時計回りへの回転および反時計回りへの回転が可能なことを回動自在とも記載する。
本実施形態において、湾曲操作用ダイヤル51の外周面には複数の操作側噛合歯53が形成されている。複数の操作側噛合歯53は、第1噛合部であり、予め定めたピッチで形成されている。一方、湾曲操作用補助ダイヤル52の外周面には複数の補助側噛合歯54が形成されている。複数の補助側噛合歯54は、第2噛合部であり、複数の操作側噛合は53に噛み合うように予め定めたピッチで形成されている。そして、湾曲操作用ダイヤル51の操作側噛合歯53と湾曲操作用補助ダイヤル52の補助側噛合歯54とは噛合状態で配設されている。
したがって、例えば、術者が、湾曲操作用ダイヤル51を矢印3Y1方向に回転すると、その回転に追従して湾曲操作用補助ダイヤル52は矢印3Y2方向に回転する。また、例えば、術者が、湾曲操作用補助ダイヤル52を矢印3Y3方向へ回転すると、その回転に追従して湾曲操作用ダイヤル51は矢印3Y4方向に回転する。
湾曲操作用ダイヤル51の回転は、湾曲操作量検出センサー(以下、センサーと略記する)39によって検出される。センサー39は、湾曲操作用ダイヤル51の回転方向、回転量、および回転速度を含む湾曲操作指示信号を検出する。
符号39aは、センサー39から延出するセンサー信号線であり、センサー信号線39aは上述と同様に湾曲制御装置5に至る。センサー信号線39aは、センサー39で検出された湾曲操作ダイヤル51の回転方向をしめす回転方向信号、回転量を示す回転角信号、及び回転速度を示す速度信号を制御部35に伝送する。
制御部35は、センサー39から入力された湾曲操作指示信号、エンコーダ36から入力された第1回転位置信号、及びポテンショメータ37から入力された第2回転位置信号に基づき演算処理を行う。そして、制御部35は、演算結果に基づきモーターアンプ34を制御してモーター32を駆動させ、湾曲操作指示信号に対応する湾曲ワイヤー26を牽引弛緩させて湾曲部12を湾曲動作させる。
なお、図3中において、湾曲ワイヤー26、湾曲駆動部30、湾曲操作用ダイヤル51、湾曲操作用補助ダイヤル52等は、上下方向用又は左右方向用の一方だけを記載して他方を省略している。
ここで、湾曲部12が上下方向及び左右方向に湾曲するように構成された電動湾曲内視鏡2の湾曲部操作装置50について説明する。
図4A−図4Cに示すように湾曲部操作装置50は、上下湾曲操作用ダイヤル51UD及び左右湾曲操作用ダイヤル51LRと、上下湾曲操作用補助ダイヤル52UD及び左右湾曲操作用補助ダイヤル52LRとを備えて構成されている。本実施形態において、上下湾曲操作用ダイヤル51UDと左右湾曲操作用ダイヤル51LRとは同一形状であり、上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDと左右湾曲操作用補助ダイヤル52LRとは同一形状である。
上下湾曲操作用ダイヤル51UDは、第1軸である上下用操作軸61UDを中心に時計回り或いは反時計回りに回動自在に構成されている。左右湾曲操作用ダイヤル51LRは、第2軸である左右用操作軸61LRを中心に時計回り或いは反時計回りに回動自在に構成されている。図4Bに示すように上下用操作軸61UDと左右用操作軸61LRとは同軸上に配置されている。
一方、上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDは、第3軸である上下用補助軸62UDを中心に時計回り或いは反時計回りに回動自在に構成されている。また、左右湾曲操作用補助ダイヤル52LRは、第4軸である左右用補助軸62LRを中心に時計回り或いは反時計回りに回動自在に構成されている。図4Cに示すように上下用補助軸62UDと左右用補助軸62LRとは同軸上に配置されている。
また、図4Aに示すように左右用操作軸61LRと上下用補助軸62UDとは対峙した位置関係で配置されている。また、図4Aには示されていないが、上下用操作軸61UDと上下用補助軸62UDとは対峙した位置関係で配置されている。
そして、図4Bに示すように上下湾曲操作用ダイヤル51UDの一部は、ダイヤル配設部7cの一面7c1から突出している。図4Cに示すように上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDの一部は、他面7c2から突出している。
また、図4A、図4Bに示すように左右湾曲操作用ダイヤル51LRの一部は、ダイヤル配設部7cの一面7c1から突出している。図4Cに示すように左右湾曲操作用補助ダイヤル52LRの一部は、他面7c2から突出している。
加えて、図4Aに示すように左右湾曲操作用ダイヤル51LRの操作側噛合歯53と左右湾曲操作用補助ダイヤル52LRの補助側噛合歯54とは噛合状態である。また、図4Aには示されていないが上下湾曲操作用ダイヤル51UDの操作側噛合歯53と上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDの補助側噛合歯54とは噛合状態である。
この構成によれば、上下湾曲操作用ダイヤル51UDの回転に伴って、上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDが回転する一方、上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDの回転に伴って上下湾曲操作用ダイヤル51UDが回転する。また、左右湾曲操作用ダイヤル51LRの回転に伴って、左右湾曲操作用補助ダイヤル52LRが回転する一方、左右湾曲操作用補助ダイヤル52LRの回転に伴って左右湾曲操作用ダイヤル51LRが回転する。
ここで、上述のように構成されている内視鏡2の作用を説明する。
術者は、内視鏡2による観察を行う際、内視鏡2の操作部7の把持部7aを左手で把持し、挿入部6を右手で把持する。このとき、図5、図6に示すように把持部7aは、左手の掌70及び薬指74、小指75等で把持される。
そして、術者の左手の親指71は、ダイヤル配設部7cの一面7c1上、または、一面7c1から突出する上下湾曲操作用ダイヤル51UD上、または、左右湾曲操作用ダイヤル51LR上に配置される。術者の左手の人指し指72は、例えば送気送水釦15近傍、或いは、吸引釦16近傍に配置される。術者の左手の中指73は、例えば上下湾曲操作用補助ダイヤル52UD近傍、或いは、左右湾曲操作用補助ダイヤル52LR近傍に配置される。
術者は、湾曲部12を例えば上方向に湾曲させる際、親指の操作によって上下湾曲操作用ダイヤル51UDを回転操作する。具体的に、術者は、図5の矢印5Y1に示すように、上下湾曲操作用ダイヤル51UDを上下用操作軸61UDを中心に反時計回りに所望の量、回転させる。このとき、術者は、左手の中指73が上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDの外周面等に当たらないように離間させている。
このことによって、上下湾曲操作用ダイヤル51UDがスムーズに回転される。この結果、上述したように制御部35による制御の元、モーター32が駆動され、湾曲ワイヤー26が牽引弛緩されて湾曲部12が上方向に湾曲する。
なお、図5中においては、左右湾曲操作用ダイヤル51LRおよび左右湾曲操作用補助ダイヤル52LRを不図示としている。
湾曲部湾曲操作中に、術者が湾曲状態を保持して観察を行いたいと判断した場合、術者は、上下湾曲操作用ダイヤル51UDの回転操作を停止すると共に、左手の中指73を上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDの外周面上に配置させ、予め定めた力量で押圧する。すると、左手の中指73によって上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDが保持される。この結果、上下湾曲操作用ダイヤル51UDの回転位置が維持されて湾曲部12の湾曲状態が保持される。
また、術者は、湾曲部12の湾曲状態を僅かずつ変化させたい場合、上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDを操作する。つまり、術者は、左手の中指73で上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDを回転操作する。このとき、術者は、中指73の操作によって上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDを例えば矢印5Y2に示すように上下用補助軸62UDを中心に時計回りに回転させる。すると、上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDの時計回りの回転に伴って、上下湾曲操作用ダイヤル51UDが反時計回りに僅かずつ回転される。この結果、湾曲部12が徐々に上方向に湾曲していく。
このように、湾曲部操作装置50を上下湾曲操作用ダイヤル51UDおよび上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDと、左右湾曲操作用ダイヤル51LRおよび左右湾曲操作用補助ダイヤル52LRとを設け構成し、かつ、上下湾曲操作用ダイヤル51UDと上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDとを噛合状態にし、左右湾曲操作用ダイヤル51LRと左右湾曲操作用補助ダイヤル52LRとを噛合状態にしている。
この結果、術者は、湾曲操作用ダイヤル51UD、51LR或いは湾曲操作用補助ダイヤル52UD、52LRのいずれかを適宜回転させる操作を行うことによって、湾曲部12を上下左右の所望する方向に湾曲させることができる。
また、湾曲操作用補助ダイヤル52UD、52LRの径寸法を湾曲操作用ダイヤル51UD、51LRの径寸法より小さく設定して、小さな力量での回転操作を可能にすることができると共に、上下湾曲操作用補助ダイヤル52UD、52LRの回転操作によって、湾曲部12の湾曲状態を湾曲操作用ダイヤル51UD、51LRの回転操作時に比べて僅かずつ変化させる微調整操作を行うことができる。
また、術者は、湾曲操作用ダイヤル51UD、51LRの操作中において、対応する湾曲操作用補助ダイヤル52UD、52LRを押圧保持することによって、湾曲操作用ダイヤル51UD、51LRの回転位置を固定して維持することができる。
この結果、術者は、従来のノブを有する手動湾曲内視鏡に設けられていたノブの回転を規制するためのレバーを操作することなく、容易に湾曲部12の湾曲状態の保持を行える。
なお、上述した実施形態においては、上下用操作軸61UDと左右用操作軸61LRと同軸上に配置するとしている。しかし、上下用操作軸61UDと左右用操作軸61LRとを同軸上に配置する代わりに、上下用操作軸61UDと左右用操作軸61LRとを一体な一つの操作軸として構成するようにしてもよい。同様に上下用補助軸62UDと左右用補助軸62LRとを一体な操作軸として構成するようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、上下湾曲操作用ダイヤル51UDと左右湾曲操作用ダイヤル51LRとを同一形状とし、上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDと左右湾曲操作用補助ダイヤル52LRとを同一形状にしている。しかし、上下湾曲操作用ダイヤル51UDと左右湾曲操作用ダイヤル51LRとを異なる形状とし、上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDと左右湾曲操作用補助ダイヤル52LRとを異なる形状としてもよい。
具体的には、図7Aに示すように上下湾曲操作用ダイヤル51UD1の径寸法を左右湾曲操作用ダイヤル51LRの径寸法より大径に設定する、或いはその逆に設定する。または、図7Bに示すように左右湾曲操作用ダイヤル51LR1の幅寸法を上下湾曲操作用ダイヤル51UDの幅寸法より幅広に設定する、或いはその逆に設定する。
そして、上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDの径寸法と左右湾曲操作用補助ダイヤル52LRの径寸法とを異なる寸法に設定する、或いは、上下湾曲操作用補助ダイヤル52UDの幅寸法と左右湾曲操作用補助ダイヤル52LRの幅寸法とを異なる寸法に設定する。
また、上述した実施形態においては、上下用操作軸61UDと左右用操作軸61LRとを同軸上に配置するとし、上下用補助軸62UDと左右用補助軸62LRとを同軸上に配置するとしている。しかし、図7Cに示すように上下用操作軸61UDと左右用操作軸61LRとを平行な位置関係で位置ずれさせてもよい。図7Cには示されていないが上下用補助軸62UDと左右用補助軸62LRとを平行な位置関係で位置ずれさせてもよい。
なお、図7Cにおいては、上下用操作軸61UDに上下湾曲操作用ダイヤル51UD1を設け、左右用操作軸61LRに左右湾曲操作用ダイヤル51LR1を設けている。
また、上述した実施形態においては、湾曲操作用ダイヤル51UD、51LRの操作側噛合歯53と湾曲操作用補助ダイヤル52UD、52LRの補助側噛合歯54とを直接噛合させている。
しかし、図8Aに示すように操作側噛合歯53と補助側噛合歯54との間に遊び歯車(アイドラ歯車)55を噛合させて、湾曲操作用ダイヤル51UD、51LRの回転を湾曲操作用補助ダイヤル52UD、52LRに伝達する構成、或いは湾曲操作用補助ダイヤル52UD、52LRの回転を湾曲操作用ダイヤル51UD、51LRに伝達する構成にしてもよい。
なお、遊び歯車55を奇数個設けることによって、湾曲操作用ダイヤル51UD、51LRの回転方向と湾曲操作用補助ダイヤル52UD、52LRの回転方向とは異なる方向になる。そして、遊び歯車55を複数個設けることによって、湾曲操作用ダイヤル51UD、51LRの回転方向と湾曲操作用補助ダイヤル52UD、52LRの回転方向とは上述した実施形態と同様に同方向になる。
また、上述の実施形態において、湾曲操作用ダイヤル51の外周面に操作側噛合歯53を形成し、湾曲操作用補助ダイヤル52の外周面に補助側噛合歯54を形成している。しかし、図8Bに示すように湾曲操作用ダイヤル51の側面に径寸法が外径よりも小径な操作側凸部56を設ける。一方、湾曲操作用補助ダイヤル52の側面に径寸法が外径よりも小径な補助側凸部58を設ける。そして、操作側凸部56の外周面に第1噛合部として操作側凸部噛合歯57を予め定めたピッチで形成する。一方、補助側凸部58の外周面に操作側凸部噛合歯57に噛合する第2噛合部としての補助側凸部噛合歯59を予め定めたピッチで形成する。
そして、操作側凸部噛合歯57と補助側凸部噛合歯59との間に、例えば実線に示す3つの遊び歯車55、或いは一点鎖線に示す2つの遊び歯車55を設け、遊び車55を介して操作側凸部噛合歯57と補助側凸部噛合歯59とを噛合する。
このように、操作側凸部噛合歯57を操作側凸部56の外周面に設け、補助側凸部噛合歯59を補助側凸部58の外周面に設ける。そして、操作側凸部噛合歯57と補助側凸部噛合歯59とを遊び歯車55を介して噛合する。この結果、図8Aの構成と同様の作用及び効果を得ることができるとともに、湾曲操作用ダイヤル51の外周面及び湾曲操作補助ダイヤル52の外周面を専用の指当て部として構成して、作業性の向上を図ることができる。
なお、遊び車を設ける代わりにベルト、チェーンを設けて湾曲操作用ダイヤル51の回転を湾曲操作用補助ダイヤル52に伝達する、或いは湾曲操作用補助ダイヤル52の回転を湾曲操作用ダイヤル51に伝達するようにしてもよい。
さらに、湾曲操作用ダイヤル51UD、52LRには原点設定復帰機構が設けられている。原点設定復帰機構は、湾曲操作用ダイヤル51UD、52LRを原点位置に配置させる機構と、湾曲操作用ダイヤル51UD、52LRを時計回り或いは反時計回りに回転操作した際に湾曲操作用ダイヤル51UD、51LRを原点位置に復帰させる機構とを有する。
図9Aに示すように原点設定復帰機構80は、ピン81と、コイルバネ82と、一対の鋼球83a、83bとを備えて構成される。符号88は告知用突起であり、術者等に湾曲操作用ダイヤル51の初期位置を告知する。
なお、告知用突起88の代わりに、告知用凹部を設けることによって術者等に湾曲操作用ダイヤル51の初期位置を告知するようにしてもよい。
ピン81は、ダイヤル配設部(本図においては不図示)の予め定めた位置に設けられている。第1鋼球83aは、コイルバネ82の一端に一体固定されている。第2鋼球83bは、コイルバネ82の他端に一体固定されている。湾曲操作用ダイヤル51の一側面には、円環状溝84が形成されている。
円環状溝84には、ピン81、コイルバネ82、および一対の鋼球83a、83bが配置される。円環状溝84は、第1終端84a、第2終端84b、および連通溝84cを備えている。第1終端84aは、第1鋼球83aが当接して配置される面である。第2終端84bは、第2鋼球83bが当接して配置される面である。連通溝84cは、第1終端84aと第2終端84bとを連通する。連通溝84cは、ピン81の径寸法より大きな幅寸法で形成されている。すなわち、ピン81は、連通溝84cを通過可能に構成されている。
湾曲操作用ダイヤル51が時計回り、或いは反時計回りに回転されていない状態において、鋼球83aは、コイルバネ82の付勢力によって終端84aに配置され、鋼球83bは、コイルバネ82の付勢力によって終端84bに配置される。この結果、湾曲操作用ダイヤル51は、図9Aに示すように初期状態(原点配置状態)に配置される。
図9Bに示すように術者が、湾曲操作用ダイヤル51を例えば矢印9Y1方向に回転させる。すると、湾曲操作用ダイヤル51の回転に伴って、円環状溝84の第1終端84aが移動されてピン81を通過する。すると、コイルバネ82の付勢力によって第1鋼球83aがピン81に当接する。一方、第2終端84bに配置されている第2鋼球83bは、第2終端84bの移動に伴ってコイルバネ82を収縮させていく。このとき、術者は、湾曲操作用ダイヤル51をコイルバネ82の付勢力に抗して回転させていることになる。
術者が、操作途中で湾曲操作用ダイヤル51から手を放すと、コイルバネ82の付勢力によって第2鋼球83aが矢印9Y2方向に向かって移動を開始する。即ち、湾曲操作用ダイヤル51が矢印9Y2方向に回転されて、初期状態に復帰する。
本実施形態においては、湾曲操作用ダイヤル51と操作軸61との間に例えばOリング89を設けている。Oリング89は、術者が湾曲操作用ダイヤル51から手を放したとき、湾曲操作用ダイヤル51が急激に回転されて、湾曲部12が湾曲状態から略ストレート状態に変化することを防止する。この構成において、コイルバネ82の弾性力は、Oリング89の抵抗を考慮して最適な弾性力に設定される。
この結果、Oリング89が設けられている湾曲操作用ダイヤル51は、コイルバネ82の付勢力によって回転操作位置から初期位置に急激に復帰することなく、元の状態に徐々に復帰する。
なお、上述した実施形態においては、湾曲ワイヤーを電動モーターの駆動力で牽引する電動湾曲内視鏡としている。しかし、内視鏡は、電動湾曲内視鏡に限定されるものではなく、ダイヤル操作によって湾曲ワイヤーを直接牽引する手動湾曲内視鏡であってもよい。 また、上述した実施形態においては、湾曲部が上下方向と左右方向との4方向に湾曲する内視鏡としている。しかし、湾曲部は、4方向に湾曲する構成に限定されるものではなく、上下方向の2方向に湾曲する内視鏡であってもよい。この場合、例えば、左右湾曲操作用ダイヤル51LR、左右湾曲操作用補助ダイヤル52LR等が不要となる。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
本出願は、2011年6月14日に日本国に出願された特願2011−132586号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲、図面に引用されたものとする。
本発明の一態様における内視鏡は、挿入部に設けられた湾曲部を湾曲操作するための湾曲部操作装置を操作部に有する内視鏡であって、前記湾曲部操作装置は、軸回りに回動自在で、回動することによって前記湾曲部を湾曲させる湾曲操作用ダイヤルであって、前記操作部に設けられる前記湾曲操作用ダイヤルの一部を、当該操作部を把持する一方の手の親指で操作する位置に突設させた湾曲操作用ダイヤルと、前記湾曲操作用ダイヤルの外周面に噛み合う噛合部と、前記一方の手の親指以外の指で操作可能な位置に突出した突出部とを有し、前記親指以外の指により前記突出部に入力される操作入力が前記噛合部を介して前記湾曲操作ダイヤルに伝達される湾曲操作用補助ダイヤルと、を具備している。

Claims (9)

  1. 挿入部に設けられた湾曲部を湾曲操作するための湾曲部操作装置を操作部に有する内視鏡において、
    前記湾曲部操作装置は、
    軸回りに回動自在で、回動することによって前記湾曲部を湾曲させる湾曲操作用ダイヤルと、
    前記湾曲操作ダイヤルとは異なる軸回りに回動自在であって、当該湾曲操作ダイヤルの時計回りの回転、或いは反時計回りの回転に追従して回転する、前記湾曲部を湾曲させる湾曲操作用補助ダイヤルと、
    を具備することを特徴とする内視鏡。
  2. 前記湾曲部が上下方向及び左右方向に湾曲自在な構成において、
    前記湾曲部操作装置は、
    前記操作部に設けられた第1軸上に配置される、前記第1軸を中心に時計回り及び反時計回りに回転可能で、何れかの方向に回転されることによって前記湾曲部を上方向或いは下方向に湾曲させる上下湾曲操作用ダイヤルと、
    前記第1軸と平行な第2軸に配置される、前記第2軸を中心に時計回り及び反時計回りに回転可能で、何れかの方向に回転されることによって前記湾曲部を左方向或いは右方向に湾曲させる左右湾曲操作用ダイヤルと、
    前記第1軸に対峙する第3軸に配置される、前記第3軸を中心に時計回り及び反時計回りに回転可能で、何れかの方向に回転されることによって前記湾曲部を上方向或いは下方向に湾曲させる上下湾曲操作用補助ダイヤルと、
    前記第2軸に対峙する第4軸に配置される、前記第4軸を中心に時計回り及び反時計回りに回転可能で、何れかの方向に回転されることによって前記湾曲部を左方向或いは右方向に湾曲させる左右湾曲操作用補助ダイヤルと、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記第1軸と前記第2軸、或いは、前記第3軸と前記第4軸、のうち少なくとも一方の2つの軸を同軸上に配置したことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  4. 前記第1軸と前記第2軸、或いは、前記3軸と前記4軸、のうち少なくとも一方の2つの軸を一つの軸として一体に構成したことを特徴とする請求項3に記載の内視鏡。
  5. 前記湾曲操作用補助ダイヤルの外径は、前記湾曲操作用ダイヤルの外径より小径であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内視鏡。
  6. 前記湾曲操作用ダイヤルに第1噛合部を設ける一方、前記湾曲操作用補助ダイヤルに第2噛合部を設け、
    前記第1噛合部と第2噛合部とを直接噛合することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内視鏡。
  7. 前記湾曲操作用ダイヤルに第1噛合部を設ける一方、前記湾曲操作用補助ダイヤルに第2噛合部を設け、
    前記第1噛合部と第2噛合部との間に少なくとも1つの遊び歯車を設け、該遊び歯車を該第1噛合部及び該第2噛合部に噛合させたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内視鏡。
  8. 前記湾曲操作用ダイヤルは、該湾曲操作用ダイヤルを初期位置に規制する付勢部材を備え、
    当該湾曲操作用ダイヤルは、前記付勢部材の付勢力に抗して時計回り、或いは、反時計回りに回転されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内視鏡。
  9. 前記操作部に設けられる前記湾曲操作用ダイヤルの一部を当該操作部を把持する一方の手の親指で操作する位置に突設させ、前記湾曲操作用補助ダイヤルの一部を前記一方の手の親指以外の指で操作する位置に突設させることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
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