WO2021131022A1 - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

第2平坦化膜(22)に形成された第1スルーホール(Hi)を介して第1電極(31)に電気的に接続された第1接続配線(21b)と、第1平坦化膜(19)に形成された第2スルーホール(Hj)を介して第1接続配線(21b)に電気的に接続された第2接続配線(18i)とを備え、第2層間絶縁膜(20a)には、第2層間絶縁膜(20a)を貫通して、第1接続配線(21b)と重なると共に、平面視で周縁が第1スルーホール(Hi)及び第2スルーホール(Hj)を囲むようにコンタクト開口部(M)が設けられている。

Description

表示装置
 本発明は、表示装置に関するものである。
 近年、液晶表示装置に代わる表示装置として、有機エレクトロルミネッセンス(electroluminescence、以下「EL」とも称する)素子を用いた自発光型の有機EL表示装置が注目されている。この有機EL表示装置は、例えば、ベース基板と、ベース基板上に設けられた薄膜トランジスタ(thin film transistor、以下、「TFT」とも称する)層と、TFT層上に設けられた有機EL素子層と、有機EL素子層を覆うように設けられた封止膜とを備えている。ここで、TFT層は、例えば、ベース基板上に設けられた複数のTFTと、各TFTを覆うように設けられた平坦化膜とを備えている。また、有機EL素子層は、例えば、平坦化膜上に設けられ、各々、TFT層の対応するTFTに電気的に接続された複数の第1電極と、各第1電極上に設けられた有機EL層と、各有機EL層を覆うように設けられた第2電極とを備えている。
 例えば、特許文献1には、ベース基板として設けられた樹脂層と、樹脂層上に設けられたTFT層と、TFT層上に有機EL素子層として設けられた自発光素子層とを備えた表示装置が開示されている。
特開2017-44921号公報
 ところで、TFT層の平坦化膜を下層側の第1平坦化膜と上層側の第2平坦化膜とにより構成し、第1平坦化膜及び第2平坦化膜の間に接続配線を設け、TFTと第1電極とを接続配線を介して電気的に接続する構造が提案されている。この場合、第1平坦化膜上に接続配線を形成するために、第1平坦化膜上に成膜した金属膜をドライエッチングによりパターニングすると、第1平坦化膜の表面もエッチングされるので、ドライエッチング装置のチャンバー内が汚染するおそれがある。そのため、第1平坦化膜上に無機絶縁膜からなる層間絶縁膜を設け、その層間絶縁膜上に接続配線を設けて、第1平坦化膜の表面の露出を抑制する構造が提案されている。ここで、第1平坦化膜には、TFTの被接続配線に到達するようにスルーホールが設けられている。また、層間絶縁膜には、スルーホールから露出する被接続配線が露出するようにコンタクトホールが設けられている。しかしながら、平面視でコンタクトホールをスルーホールの外側に配置させる場合には、コンタクトホールを形成する際のドライエッチングによりスルーホールがサイドエッチングされるので、スルーホールの側面が逆テーパー状に傾斜して形成されてしまう。そうなると、接続配線がスルーホール内で段差により断線し易いので、接続配線の導通不良が発生してしまう。また、平面視でコンタクトホールをスルーホールの内側に配置させる場合には、樹脂製の第1平坦化膜が比較的に厚いので、コンタクトホールを形成する際のレジストパターンが所定形状に形成されなくなってしまう。そうなると、コンタクトホールが被接続配線に到達しないおそれがあるので、接続配線の導通不良が発生してしまう。
 本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、被接続配線、平坦化膜、層間絶縁膜及び接続配線が順に設けられた積層構造において、被接続配線と接続配線との導通不良の発生を抑制することにある。
 上記目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、ベース基板と、半導体層、第1配線層、並びに該半導体層及び該第1配線層の間に配置するゲート絶縁膜を有し、上記ベース基板上に設けられ、上記第1配線層、第1層間絶縁膜、第2配線層、第1平坦化膜、第2層間絶縁膜、第3配線層及び第2平坦化膜が順に積層された薄膜トランジスタ層と、上記薄膜トランジスタ層上に設けられ、行列状に配置して表示領域を構成する複数のサブ画素に対応して複数の第1電極、複数の発光層、及び共通の第2電極が順に積層された発光素子層と、上記表示領域において、行方向に互いに平行に延びるように上記第1配線層として設けられた複数のゲート線と、上記表示領域において、列方向に互いに平行に延びるように上記第2配線層として設けられた複数のソース線と、上記表示領域に上記第3配線層として設けられ、上記第2平坦化膜に形成された第1スルーホールを介して上記各サブ画素の上記第1電極に電気的に接続された第1接続配線と、上記表示領域に上記第2配線層として設けられ、上記各サブ画素において上記第1平坦化膜に形成された第2スルーホールを介して上記第1接続配線に電気的に接続された第2接続配線とを備えた表示装置であって、上記第2層間絶縁膜には、該第2層間絶縁膜を貫通して、上記第1接続配線と重なると共に、平面視で周縁が上記第1スルーホール及び上記第2スルーホールを囲むようにコンタクト開口部が設けられていることを特徴とする。
 本発明によれば、第2層間絶縁膜には、第1接続配線と重なると共に、平面視で周縁が第1スルーホール及び第2スルーホールを囲むようにコンタクト開口部が設けられているので、被接続配線、平坦化膜、層間絶縁膜及び接続配線が順に設けられた積層構造において、被接続配線と接続配線との導通不良の発生を抑制することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る有機EL表示装置の概略構成を示す平面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る有機EL表示装置の表示領域の平面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係る有機EL表示装置の表示領域に配置する第1配線層の平面図である。 図4は、本発明の第1の実施形態に係る有機EL表示装置の表示領域に配置する第4配線層の平面図である。 図5は、本発明の第1の実施形態に係る有機EL表示装置の表示領域に配置する第2配線層の平面図である。 図6は、本発明の第1の実施形態に係る有機EL表示装置の表示領域に配置する第3配線層の平面図である。 図7は、本発明の第1の実施形態に係る有機EL表示装置を構成するTFT層の平面図である。 図8は、本発明の第1の実施形態に係る有機EL表示装置を構成するTFT層の等価回路図である。 図9は、図7中のIX-IX線に沿った有機EL表示装置の断面図である。 図10は、図7中の領域Rdを拡大し、有機EL表示装置を構成する有機EL素子層の第1電極も示した平面図である。 図11は、図10中のXI-XI線に沿ったTFT層の断面図である。 図12は、図10中のXII-XII線に沿ったTFT層の断面図である。 図13は、本発明の第1の実施形態に係る有機EL表示装置を構成する有機EL層の断面図である。 図14は、図1中の領域Rxを拡大した平面図である。 図15は、図1中の領域Ryを拡大した平面図である。 図16は、図15中のXVI-XVI線に沿ったTFT層30aの断面図である。 図17は、本発明の第1の実施形態に係る有機EL表示装置の変形例の図13に相当する図である。
 以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の各実施形態に限定されるものではない。
 《第1の実施形態》
 図1~図17は、本発明に係る表示装置の第1の実施形態を示している。なお、以下の各実施形態では、発光素子を備えた表示装置として、有機EL素子を備えた有機EL表示装置を例示する。ここで、図1は、本実施形態の有機EL表示装置50aの概略構成を示す平面図である。また、図2は、有機EL表示装置50aの表示領域Dの平面図である。また、図3、図4、図5及び図6は、有機EL表示装置50aの表示領域Dに配置する第1配線層14、第4配線層16、第2配線層18及び第3配線層21の平面図である。また、図7は、有機EL表示装置50aを構成するTFT層30aの平面図である。また、図8は、TFT層30aの等価回路図である。また、図9は、図7中のIX-IX線に沿った有機EL表示装置50aの断面図である。また、図10は、図7中の領域Rdを拡大し、有機EL表示装置50aを構成する有機EL素子層40の第1電極31も示した平面図である。また、図11及び図12は、図10中のXI-XI線及びXII-XII線に沿ったTFT層30aの断面図である。図13は、有機EL表示装置50aを構成する有機EL層33の断面図である。また、図14及び図15は、図1中の領域Rx及び領域Ryを拡大した平面図である。また、図16は、図15中のXVI-XVI線に沿ったTFT層30aの断面図である。また、図17は、有機EL表示装置50aの変形例の図14に相当する図である。
 有機EL表示装置50aは、図1に示すように、例えば、矩形状に設けられた画像表示を行う表示領域Dと、表示領域Dの周囲に枠状に設けられた額縁領域Fとを備えている。なお、本実施形態では、矩形状の表示領域Dを例示したが、この矩形状には、例えば、辺が円弧状になった形状、角部が円弧状になった形状、辺の一部に切り欠きがある形状等の略矩形状も含まれている。
 表示領域Dには、図2に示すように、複数のサブ画素Pがマトリクス状(行列状)に配列されている。また、表示領域Dでは、図2に示すように、例えば、赤色の表示を行うための赤色発光領域Erを有するサブ画素P、緑色の表示を行うための緑色発光領域Egを有するサブ画素P、及び青色の表示を行うための青色発光領域Ebを有するサブ画素Pが互いに隣り合うように設けられている。なお、表示領域Dでは、例えば、赤色発光領域Er、緑色発光領域Eg及び青色発光領域Ebを有する隣り合う3つのサブ画素Pにより、1つの画素が構成されている。
 額縁領域Fの図1中下端部には、端子部Tが一方向(図中のX方向)に延びるように設けられている。また、額縁領域Fにおいて、図1に示すように、表示領域D及び端子部Tの間には、図中のX方向を折り曲げの軸として、例えば、180°に(U字状に)折り曲げ可能な折り曲げ部Bが一方向(図中のX方向)に延びるように設けられている。また、額縁領域Fにおいて、後述する第1平坦化膜19a及び第2平坦化膜22aには、図1に示すように、平面視で略C状のトレンチGが第1平坦化膜19及び第2平坦化膜22を貫通するように設けられている。ここで、トレンチGは、図1に示すように、平面視で端子部T側が開口するように略C字状に設けられている。
 有機EL表示装置50aは、図9に示すように、ベース基板として設けられた樹脂基板層10と、樹脂基板層10上に設けられたTFT層30aと、TFT層30a上に発光素子層として設けられた有機EL素子層40と、有機EL素子層40上に設けられた封止膜45とを備えている。
 樹脂基板層10は、例えば、ポリイミド樹脂等により構成されている。
 TFT層30aは、図9に示すように、樹脂基板層10上に順に積層されたベースコート膜11、半導体層12a、ゲート絶縁膜13、第1配線層14、下層側第1層間絶縁膜15、第4配線層16、上層側第1層間絶縁膜17、第2配線層18、第1平坦化膜19、第2層間絶縁膜20a、第3配線層21及び第2平坦化膜22を備えている。また、TFT層30aは、図7及び図8に示すように、ベースコート膜11上にサブ画素P毎に設けられた第1初期化TFT9a、閾値電圧補償TFT9b、書込制御TFT9c、駆動TFT9d、電源供給TFT9e、発光制御TFT9f、第2初期化TFT9g及びキャパシタ9hを備えている。また、TFT層30aは、図2及び図3に示すように、表示領域Dにおいて、行方向(図中のX方向)に互いに平行に延びるように第1配線層14としてゲート絶縁膜13上に設けられた複数のゲート線14gを備えている。さらに、TFT層30aは、図2及び図3に示すように、表示領域Dにおいて、行方向(図中のX方向)に互いに平行に延びるように第1配線層14としてゲート絶縁膜13上に設けられた複数の発光制御線14eを備えている。なお、各発光制御線14eは、図2及び図3に示すように、各ゲート線14gと隣り合うように設けられている。また、TFT層30aは、図2及び図4に示すように、表示領域Dにおいて、行方向(図中のX方向)に互いに平行に延びるように第4配線層16として下層側第1層間絶縁膜15上に設けられた複数の初期化電源線16iを備えている。さらに、TFT層30aは、図2及び図4に示すように、表示領域Dにおいて、行方向(図中のX方向)に互いに平行に延びるように第4配線層16として下層側第1層間絶縁膜15上に設けられた複数の第3電源線16cを備えている。なお、各第3電源線16cは、図4に示すように、各初期化電源線16iと隣り合うように設けられている。また、TFT層30aは、図2及び図5に示すように、表示領域Dにおいて、列方向(図中のY方向)に互いに平行に延びるように第2配線層18として上層側第1層間絶縁膜17上に設けられた複数のソース線18fを備えている。さらに、TFT層30aは、図2及び図5に示すように、表示領域Dにおいて、列方向(図中のY方向)に互いに平行に延びるように第2配線層18として上層側第1層間絶縁膜17上に設けられた複数の第2電源線18gを備えている。なお、各第2電源線18gは、図2及び図5に示すように、各ソース線18fと隣り合うように設けられている。さらに、複数の第2電源線18gと複数の第3電源線16cとは、図16に示すように、各サブ画素Pにおいて、上層側第1層間絶縁膜17に形成された第8コンタクトホールHhを介して電気的に接続されている。また、TFT層30aは、図6に示すように、列方向(図中のY方向)に互いに平行に延びるように第3配線層21として第2層間絶縁膜20a上に設けられた複数の第1電源線21aaを備えている。なお、複数の第1電源線21aaと複数の第2電源線18gとは、図10及び図12に示すように、各サブ画素Pにおいて、第1平坦化膜19に形成された第3スルーホールHkを介して電気的に接続されている。さらに、TFT層30aは、図6に示すように、行方向(図中のX方向)に互いに平行に延びるように第3配線層21として第2層間絶縁膜20a上に設けられた複数の他の第1電源線21abを備えている。なお、複数の第1電源線21aa及び複数の他の第1電源線21abは、図6に示すように、格子状に一体に設けられている。ここで、第1配線層14、第4配線層16、第2配線層18及び第3配線層21は、例えば、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン(W)等の金属単層膜、又はMo(上層)/Al(中層)/Mo(下層)、Ti/Al/Ti、Al(上層)/Ti(下層)、Cu/Mo、Cu/Ti等の金属積層膜により形成されている。また、第1配線層14及び第4配線層16は、互いに同じ材料に形成されていることが好ましい。また、第2配線層18及び第3配線層21は、互いに同じ材料に形成されていることが好ましい。なお、ベースコート膜11、ゲート絶縁膜13、下層側第1層間絶縁膜15、上層側第1層間絶縁膜17及び第2層間絶縁膜20aは、例えば、窒化シリコン、酸化シリコン、酸窒化シリコン等の無機絶縁膜の単層膜又は積層膜により構成されている。また、半導体層12aは、例えば、低温ポリシリコン膜やIn-Ga-Zn-O系の酸化物半導体膜等により構成されている。また、第1平坦化膜19、第2平坦化膜22及び後述するエッジカバーは、例えば、ポリイミド樹脂等の有機樹脂材料により構成されている。なお、本実施形態では、下層側第1層間絶縁膜15及び上層側第1層間絶縁膜17の間に第4配線層16が設けられた構成を例示したが、第4配線層16(及び上層側第1層間絶縁膜17)は、省略されていてもよい。
 第1初期化TFT9a、閾値電圧補償TFT9b、書込制御TFT9c、駆動TFT9d、電源供給TFT9e、発光制御TFT9f及び第2初期化TFT9gは、互いに離間するように配置された第1端子(図8中のNa参照)及び第2端子(図8中のNb参照)と、第1端子及び第2端子の間の導通を制御するための制御端子とをそれぞれ備えている。なお、各TFT9a~9gの第1端子及び第2端子は、半導体層12aの導体領域である。
 第1初期化TFT9aは、図8に示すように、各サブ画素Pにおいて、その制御端子が対応するゲート線14gに電気的に接続され、その第1端子が後述するキャパシタ9hのゲート電極14aに電気的に接続され、その第2端子が対応する初期化電源線16iに電気的に接続されている。なお、第1初期化TFT9aの制御端子は、図7に示すように、ゲート線14gの半導体層12aと重なる2つの部分である。また、第1初期化TFT9aの第1端子は、図7及び図9に示すように、ゲート絶縁膜13、下層側第1層間絶縁膜15及び上層側第1層間絶縁膜17に形成された第3コンタクトホールHc、第3接続配線18e、並びに下層側第1層間絶縁膜15及び上層側第1層間絶縁膜17に形成された第1コンタクトホールHaを介して、キャパシタ9hのゲート電極14aに電気的に接続されている。また、第1初期化TFT9aの第2端子は、図7に示すように、ゲート絶縁膜13、下層側第1層間絶縁膜15及び上層側第1層間絶縁膜17に形成された第4コンタクトホールHd、第4接続配線18k、並びに上層側第1層間絶縁膜17に形成された第5コンタクトホールHeを介して、初期化電源線16iに電気的に接続されている。ここで、第1初期化TFT9aは、初期化電源線16iの電圧をキャパシタ9hに印加することにより、駆動TFT9dの制御端子にかかる電圧を初期化するように構成されている。なお、第1初期化TFT9aは、閾値電圧補償TFT9b及び書込制御TFT9cの制御端子の各制御端子に電気的に接続されたゲート線14g(n)よりも1つ前に走査されるゲート線14g(n-1)に電気的に接続されている。
 閾値電圧補償TFT9bは、図8に示すように、各サブ画素Pにおいて、その制御端子が対応するゲート線14gに電気的に接続され、その第1端子が駆動TFT9dの第2端子に電気的に接続され、その第2端子が駆動TFT9dの制御端子に電気的に接続されている。なお、閾値電圧補償TFT9bの制御端子は、図7に示すように、ゲート線14gの半導体層12aと重なる2つの部分である。また、閾値電圧補償TFT9bの第1端子は、図7に示すように、駆動TFT9dの第2端子と一体に形成されて、駆動TFT9dの第2端子に電気的に接続されている。また、閾値電圧補償TFT9bの第2端子は、図7に示すように、第3コンタクトホールHc、第3接続配線18e及び第1コンタクトホールHaを介して、駆動TFT9dのゲート電極14aに電気的に接続されている。ここで、閾値電圧補償TFT9bは、ゲート線14gの選択に応じて駆動TFT9dをダイオード接続状態にして、駆動TFT9dの閾値電圧を補償するように構成されている。
 書込制御TFT9cは、図8に示すように、各サブ画素Pにおいて、その制御端子が対応するゲート線14gに電気的に接続され、その第1端子が対応するソース線18fに電気的に接続され、その第2端子が駆動TFT9dの第1端子に電気的に接続されている。なお、書込制御TFT9cの制御端子は、図7に示すように、ゲート線14gの半導体層12aと重なる部分である。また、書込制御TFT9cの第1端子は、図7に示すように、ゲート絶縁膜13、下層側第1層間絶縁膜15及び上層側第1層間絶縁膜17に形成された第6コンタクトホールHfを介して、ソース線18fに電気的に接続されている。また、書込制御TFT9cの第2端子は、図7に示すように、駆動TFT9dの第1端子と一体に形成されて、駆動TFT9dの第1端子に電気的に接続されている。ここで、書込制御TFT9cは、ゲート線14gの選択に応じてソース線18fの電圧を駆動TFT9dの第1端子に印加するように構成されている。
 駆動TFT9dは、図8に示すように、各サブ画素Pにおいて、その制御端子が第1初期化TFT9aの第1端子及び閾値電圧補償TFT9bの第2端子に電気的に接続され、その第1端子が書込制御TFT9c及び電源供給TFT9eの各第2端子に電気的に接続され、その第2端子が閾値電圧補償TFT9b及び発光制御TFT9fの各第1端子に電気的に接続されている。ここで、駆動TFT9dは、その制御端子とその第1端子との間に印加される電圧に応じた駆動電流を発光制御TFT9fの第1端子に印加して、有機EL素子35の電流量を制御するように構成されている。
 より具体的に駆動TFT9dは、図7及び図9に示すように、ベースコート膜11上に順に設けられた半導体層12a、ゲート絶縁膜13、ゲート電極(制御端子)14a、下層側第1層間絶縁膜15及び上層側第1層間絶縁膜17を備えている。ここで、半導体層12aは、図7及び図9に示すように、ベースコート膜11上に屈曲した形状に設けられている。また、半導体層12aは、ゲート電極14aに平面視で重なるように設けられた真性領域と、その真性領域を挟むように設けられた一対の導体領域とを備えている。なお、上記真性領域は、図7に示すように、その中間部分が平面視で略V字形状に設けられている。また、半導体層12aの一方の導体領域は、第1端子として設けられ、図7に示すように、書込制御TFT9c及び電源供給TFT9eの各第2端子と一体に形成されて、書込制御TFT9c及び電源供給TFT9eの各第2端子に電気的に接続されている。また、半導体層12aの他方の導体領域は、第2端子として設けられ、図7に示すように、閾値電圧補償TFT9b及び発光制御TFT9fの各第1端子と一体に形成されて、閾値電圧補償TFT9b及び発光制御TFT9fの各第1端子に電気的に接続されている。また、ゲート絶縁膜13は、図9に示すように、半導体層12aを覆うように設けられている。また、ゲート電極14aは、図7及び図9に示すように、ゲート絶縁膜13上に半導体層12aの真性領域と重なるように平面視で矩形の島状に第1配線層14として設けられている。また、下層側第1層間絶縁膜15は、図9に示すように、ゲート電極14aを覆うように設けられている。また、上層側第1層間絶縁膜17は、図9に示すように、第3電源線16cを介して、下層側第1層間絶縁膜15上に設けられている。
 電源供給TFT9eは、図8に示すように、各サブ画素Pにおいて、その制御端子が対応する発光制御線14eに電気的に接続され、その第1端子が対応する第2電源線18gに電気的に接続され、その第2端子が駆動TFT9dの第1端子に電気的に接続されている。なお、電源供給TFT9eの制御端子は、図7に示すように、発光制御線14eの半導体層12aと重なる部分である。また、電源供給TFT9eの第1端子は、図7に示すように、ゲート絶縁膜13、下層側第1層間絶縁膜及び上層側第1層間絶縁膜17に形成された第2コンタクトホールHbを介して、第2電源線18gに電気的に接続されている。また、電源供給TFT9eの第2端子は、図7に示すように、駆動TFT9dの第1端子と一体に形成されて、駆動TFT9dの第1端子に電気的に接続されている。ここで、電源供給TFT9eは、発光制御線14eの選択に応じて第2電源線18gの電圧を駆動TFT9dの第1端子に印加するように構成されている。
 発光制御TFT9fは、図8に示すように、各サブ画素Pにおいて、その制御端子が対応する発光制御線14eに電気的に接続され、その第1端子が駆動TFT9dの第2端子に電気的に接続され、その第2端子が後述する有機EL素子35の第1電極31に電気的に接続されている。なお、発光制御TFT9fの制御端子は、図7に示すように、発光制御線14eの半導体層12aと重なる部分である。また、発光制御TFT9fの第1端子は、図7に示すように、駆動TFT9dの第2端子と一体に形成されて、駆動TFT9dの第2端子に電気的に接続されている。また、発光制御TFT9fの第2端子は、図7に示すように、ゲート絶縁膜13、下層側第1層間絶縁膜15及び上層側第1層間絶縁膜17に形成された第7コンタクトホールHg、並びに第2配線層18として設けられた第2接続配線18jを介して、有機EL素子35の第1電極31に電気的に接続されている。ここで、発光制御TFT9fは、発光制御線14eの選択に応じて上記駆動電流を有機EL素子35に印加するように構成されている。
 第2初期化TFT9gは、図8に示すように、各画素Pにおいて、その制御端子が対応するゲート線14gに電気的に接続され、その第1端子が有機EL素子35の第1電極31に電気的に接続され、その第2端子が対応する初期化電源線16iに電気的に接続されている。なお、第2初期化TFT9gの制御端子は、図7に示すように、ゲート線14gの半導体層12aと重なる部分である。また、第2初期化TFT9gの第1端子は、図7に示すように、発光制御TFT9fの第2端子と一体に形成されて、有機EL素子35の第1電極31に電気的に接続されている。また、第2初期化TFT9gの第2端子は、図7に示すように、第4コンタクトホールHd、第4接続配線18k及び第5コンタクトホールHeを介して、初期化電源線16iに電気的に接続されている。ここで、第2初期化TFT9gは、ゲート線14gの選択に応じて有機EL素子35の第1電極31に蓄積した電荷をリセットするように構成されている。
 なお、本実施形態では、トップゲート型のTFT9a~9gを例示したが、TFT9a~9gは、ボトムゲート型のTFTであってもよい。
 キャパシタ9hは、図7及び図9に示すように、ゲート電極14aと、ゲート電極14a上に設けられた下層側第1層間絶縁膜15と、下層側第1層間絶縁膜15上にゲート電極14aに平面視で重なるように設けられた第3電源線16cとを備えている。また、キャパシタ9hは、図7及び図8に示すように、各サブ画素Pにおいて、そのゲート電極14aが駆動TFT9dのゲート電極14aと一体に形成されて、第1初期化TFT9aの第1端子及び閾値電圧補償TFT9bの第2端子に電気的に接続され、第3電源線16cが上層側第1層間絶縁膜17に形成された第8コンタクトホールHhを介して対応する第2電源線18gに電気的に接続されている。ここで、キャパシタ9hは、対応するゲート線14gが選択状態のときに対応するソース線18fの電圧で蓄電し、蓄電した電圧を保持することにより、対応するゲート線14gが非選択状態のときに駆動TFT9dのゲート電極14aにかかる電圧を維持するように構成されている。また、第3電源線16cは、図7に示すように、ゲート電極14aの周端の全周にわたりゲート電極14aの周端の外側まで設けられている。また、第3電源線16cには、図7及び図9に示すように、平面視でゲート電極14aと重なると共に第3電源線16cを貫通するように貫通孔Aが設けられている。また、第3電源線16c上には、図9に示すように、第3電源線16cを覆うように上層側第1層間絶縁膜17が設けられている。また、ゲート電極14aは、図7及び図9に示すように、第1コンタクトホールHaを介して、第2配線層18として設けられた第3接続配線18eに電気的に接続されている。
 有機EL素子層40は、マトリクス状に配列された複数の有機EL素子35により構成され、図9に示すように、TFT層30a上に順に積層するように設けられた複数の第1電極31、複数の有機EL層33及び第2電極34を備えている。
 複数の第1電極31は、図9及び図10に示すように、複数のサブ画素Pに対応するように、第2平坦化膜22上にマトリクス状に設けられている。ここで、第1電極31は、図11に示すように、各サブ画素Pにおいて、第2平坦化膜22に形成された第1スルーホールHi、第3配線層21として設けられた第1接続配線21b、及び第1平坦化膜19に形成された第2スルーホールHjを介して、第2接続配線18jに電気的に接続されている。なお、第2層間絶縁膜20aには、図10及び図11に示すように、第2層間絶縁膜20aを貫通して、第1接続配線21bと重なると共に、平面視で周縁が第1スルーホールHi及び第2スルーホールHjを囲むようにコンタクト開口部Mが設けられている。また、第2層間絶縁膜20aには、図10及び図12に示すように、第2層間絶縁膜20aを貫通して、表示領域Dの一方端から他方端に亘って各第1電源線21aaと重なるように列スリットSyが設けられている。また、第2層間絶縁膜20aには、図10及び図11に示すように、第2層間絶縁膜20aを貫通して、表示領域Dの一方端から他方端に亘って各他の第1電源線21abと重なるように行スリットSxが設けられている。さらに、第1電極31は、有機EL層33にホール(正孔)を注入する機能を有している。また、第1電極31は、有機EL層33への正孔注入効率を向上させるために、仕事関数の大きな材料で形成するのがより好ましい。ここで、第1電極31を構成する材料としては、例えば、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、バナジウム(V)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、金(Au)、チタン(Ti)、ルテニウム(Ru)、マンガン(Mn)、インジウム(In)、イッテルビウム(Yb)、フッ化リチウム(LiF)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、モリブデン(Mo)、イリジウム(Ir)、スズ(Sn)等の金属材料が挙げられる。また、第1電極31を構成する材料は、例えば、アスタチン(At)/酸化アスタチン(AtO)等の合金であっても構わない。さらに、第1電極31を構成する材料は、例えば、酸化スズ(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)、インジウムスズ酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)のような導電性酸化物等であってもよい。また、第1電極31は、上記材料からなる層を複数積層して形成されていてもよい。なお、仕事関数の大きな化合物材料としては、例えば、インジウムスズ酸化物(ITO)やインジウム亜鉛酸化物(IZO)等が挙げられる。また、第1電極31の周端部は、複数のサブ画素Pに共通するように格子状に設けられたエッジカバーで覆われている。
 複数の有機EL層33は、図9に示すように、各第1電極31上に配置され、複数のサブ画素Pに対応するように、マトリクス状に発光層として設けられている。ここで、各有機EL層33は、図13に示すように、第1電極31上に順に設けられた正孔注入層1、正孔輸送層2、有機発光層3、電子輸送層4及び電子注入層5を備えている。
 正孔注入層1は、陽極バッファ層とも呼ばれ、第1電極31と有機EL層33とのエネルギーレベルを近づけ、第1電極31から有機EL層33への正孔注入効率を改善する機能を有している。ここで、正孔注入層1を構成する材料としては、例えば、トリアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ポリアリールアルカン誘導体、ピラゾリン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、オキサゾール誘導体、スチリルアントラセン誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体等が挙げられる。
 正孔輸送層2は、第1電極31から有機EL層33への正孔の輸送効率を向上させる機能を有している。ここで、正孔輸送層2を構成する材料としては、例えば、ポルフィリン誘導体、芳香族第三級アミン化合物、スチリルアミン誘導体、ポリビニルカルバゾール、ポリ-p-フェニレンビニレン、ポリシラン、トリアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ポリアリールアルカン誘導体、ピラゾリン誘導体、ピラゾロン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、アリールアミン誘導体、アミン置換カルコン誘導体、オキサゾール誘導体、スチリルアントラセン誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体、水素化アモルファスシリコン、水素化アモルファス炭化シリコン、硫化亜鉛、セレン化亜鉛等が挙げられる。
 有機発光層3は、第1電極31及び第2電極34による電圧印加の際に、第1電極31及び第2電極34から正孔及び電子がそれぞれ注入されると共に、正孔及び電子が再結合する領域である。ここで、有機発光層3は、発光効率が高い材料により形成されている。そして、有機発光層3を構成する材料としては、例えば、金属オキシノイド化合物[8-ヒドロキシキノリン金属錯体]、ナフタレン誘導体、アントラセン誘導体、ジフェニルエチレン誘導体、ビニルアセトン誘導体、トリフェニルアミン誘導体、ブタジエン誘導体、クマリン誘導体、ベンズオキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、オキサゾール誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、スチリル誘導体、スチリルアミン誘導体、ビススチリルベンゼン誘導体、トリススチリルベンゼン誘導体、ペリレン誘導体、ペリノン誘導体、アミノピレン誘導体、ピリジン誘導体、ローダミン誘導体、アクイジン誘導体、フェノキサゾン、キナクリドン誘導体、ルブレン、ポリ-p-フェニレンビニレン、ポリシラン等が挙げられる。
 電子輸送層4は、電子を有機発光層3まで効率良く移動させる機能を有している。ここで、電子輸送層4を構成する材料としては、例えば、有機化合物として、オキサジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、ベンゾキノン誘導体、ナフトキノン誘導体、アントラキノン誘導体、テトラシアノアントラキノジメタン誘導体、ジフェノキノン誘導体、フルオレノン誘導体、シロール誘導体、金属オキシノイド化合物等が挙げられる。
 電子注入層5は、第2電極34と有機EL層33とのエネルギーレベルを近づけ、第2電極34から有機EL層33へ電子が注入される効率を向上させる機能を有し、この機能により、有機EL素子35の駆動電圧を下げることができる。なお、電子注入層5は、陰極バッファ層とも呼ばれる。ここで、電子注入層5を構成する材料としては、例えば、フッ化リチウム(LiF)、フッ化マグネシウム(MgF)、フッ化カルシウム(CaF)、フッ化ストロンチウム(SrF)、フッ化バリウム(BaF)のような無機アルカリ化合物、酸化アルミニウム(Al)、酸化ストロンチウム(SrO)等が挙げられる。
 第2電極34は、図9に示すように、複数のサブ画素Pに共通するように、各有機EL層33及びエッジカバーを覆うように設けられている。また、第2電極34は、各有機EL層33に電子を注入する機能を有している。また、第2電極34は、有機EL層33への電子注入効率を向上させるために、仕事関数の小さな材料で構成するのがより好ましい。ここで、第2電極34を構成する材料としては、例えば、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、バナジウム(V)、カルシウム(Ca)、チタン(Ti)、イットリウム(Y)、ナトリウム(Na)、マンガン(Mn)、インジウム(In)、マグネシウム(Mg)、リチウム(Li)、イッテルビウム(Yb)、フッ化リチウム(LiF)等が挙げられる。また、第2電極34は、例えば、マグネシウム(Mg)/銅(Cu)、マグネシウム(Mg)/銀(Ag)、ナトリウム(Na)/カリウム(K)、アスタチン(At)/酸化アスタチン(AtO)、リチウム(Li)/アルミニウム(Al)、リチウム(Li)/カルシウム(Ca)/アルミニウム(Al)、フッ化リチウム(LiF)/カルシウム(Ca)/アルミニウム(Al)等の合金により形成されていてもよい。また、第2電極34は、例えば、酸化スズ(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)、インジウムスズ酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)等の導電性酸化物により形成されていてもよい。また、第2電極34は、上記材料からなる層を複数積層して形成されていてもよい。なお、仕事関数が小さい材料としては、例えば、マグネシウム(Mg)、リチウム(Li)、フッ化リチウム(LiF)、マグネシウム(Mg)/銅(Cu)、マグネシウム(Mg)/銀(Ag)、ナトリウム(Na)/カリウム(K)、リチウム(Li)/アルミニウム(Al)、リチウム(Li)/カルシウム(Ca)/アルミニウム(Al)、フッ化リチウム(LiF)/カルシウム(Ca)/アルミニウム(Al)等が挙げられる。
 封止膜45は、図9に示すように、第2電極34を覆うように設けられ、第2電極34上に順に積層された第1無機封止膜41、有機封止膜42及び第2無機封止膜43を備え、各有機EL素子35の有機EL層33を水分や酸素から保護する機能を有している。ここで、第1無機封止膜41及び第2無機封止膜43は、例えば、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、酸窒化シリコン膜等の無機絶縁膜により構成されている。また、有機封止膜42は、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリ尿素樹脂、パリレン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の有機樹脂材料により構成されている。
 また、有機EL表示装置50aは、図1に示すように、額縁領域Fにおいて、トレンチGの外側に枠状に設けられた第1堰き止め壁Waと、第1堰き止め壁Waの周囲に枠状に設けられた第2堰き止め壁Wbとを備えている。
 第1堰き止め壁Wa及び第2堰き止め壁Wbは、例えば、第1平坦化膜19と同一材料により同一層に形成された樹脂層と、第2平坦化膜22と同一材料により同一層に形成された樹脂層とを積層するように、複数の樹脂層を積層することにより構成されている。なお、第1堰き止め壁Waは、封止膜45の有機封止膜42の周端部に重なるように設けられ、有機封止膜42となるインクの拡がりを抑制するように構成されている。
 また、有機EL表示装置50aは、図1に示すように、額縁領域Fにおいて、トレンチGの内側に第2配線層18として枠状に設けられ、トレンチGの開口した部分の両端部が端子部Tに延びる第1額縁配線18mを備えている。ここで、第1額縁配線18mは、端子部Tで高電源電圧(ELVDD)が入力されるように構成されている。また、第1額縁配線18mは、図1に示すように、後述する第1幹配線21mxと重なるように設けられた第2幹配線18mxと、後述する他の第1幹配線21myと重なるように設けられた他の第2幹配線18myとを備えている。なお、第2幹配線18mxは、図14に示すように、表示領域D側に複数に分岐して複数の第2電源線18gを構成している。また、第1幹配線21mxは、額縁領域Fにおいて、行方向(図中のX方向)に延びるように第3配線層21として設けられている。なお、第1幹配線21mxは、図14に示すように、表示領域D側に複数に分岐して複数の第1電源線21aaを構成している。また、第2層間絶縁膜20aには、図14に示すように、第1幹配線21mxと重なるように幹スリットSmxが設けられている。さらに、第1幹配線21mx及び第2幹配線18mxは、図14に示すように、第1平坦化膜19に形成された第4スルーホールHnを介して、互いに電気的に接続されている。また、他の第1幹配線21myは、図15に示すように、額縁領域Fにおいて、列方向(図中のY方向)に延びるように第3配線層21として設けられている。なお、他の第1幹配線21myは、図15に示すように、表示領域D側に複数に分岐して複数の他の第1電源線21abを構成している。また、第2層間絶縁膜20aには、図15及び図16に示すように、他の第1幹配線21myと重なるように幹スリットSmyが設けられている。また、他の第1幹配線21my及び他の第2幹配線18myは、図15及び図16に示すように、第1平坦化膜19に形成された第5スルーホールHоを介して、互いに電気的に接続されている。また、他の第2幹配線18myは、図15及び図16に示すように、上層側第1層間絶縁膜17に形成された第10コンタクトホールHpを介して第3電源線16cに電気的に接続されている。なお、本実施形態では、第4配線層16による幹配線のない構成を例示したが、初期化電源線16iを額縁領域Fに配置させず、額縁領域Fにおいて、他の第1幹配線21myと重なるように第4配線層16として第3幹配線16m(図15中の2点鎖線参照)を設け、第3幹配線16mが表示領域D側に複数に分岐して複数の第3電源線16cを構成してもよい。また、本実施形態では、第1幹配線21mx、第2幹配線18mx、他の第1幹配線21my及び他の第2幹配線18myが設けられた配線構成を例示したが、図17に示すように、第1幹配線21mx、第2幹配線18mx(、他の第1幹配線21my、他の第2幹配線18my)は、省略されていてもよい。
 また、有機EL表示装置50aは、図1に示すように、額縁領域Fにおいて、トレンチGの外側に第2配線層18として略C状に設けられ、両端部が端子部Tに延びる第2額縁配線18iを備えている。ここで、第2額縁配線18iは、例えば、トレンチGに第3配線層21として設けられた導電層を介して、第2電極34に電気的に接続され、端子部Tで低電源電圧(ELVSS)が入力されるように構成されている。
 上記構成の有機EL表示装置50aでは、各サブ画素Pにおいて、まず、対応する発光制御線14eが選択されて非活性状態とされると、有機EL素子35が非発光状態となる。その非発光状態で、(第1初期化TFT9a及び第2初期化TFT9gに電気的に接続された)対応するゲート線14gが選択され、そのゲート線14gを介してゲート信号が第1初期化TFT9aに入力されることにより、第1初期化TFT9a及び第2初期化TFT9gがオン状態となり、対応する初期化電源線16iの電圧がキャパシタ9hに印加されると共に、駆動TFT9dがオン状態となる。これにより、キャパシタ9hの電荷が放電されて、駆動TFT9dの制御端子(第1ゲート電極)14aにかかる電圧が初期化される。次に、(閾値電圧補償TFT9b及び書込制御TFT9cに電気的に接続された)対応するゲート線14gが選択されて活性状態とされることにより、閾値電圧補償TFT9b及び書込制御TFT9cがオン状態となり、対応するソース線18fを介して伝達されるソース信号に対応する所定の電圧がダイオード接続状態の駆動TFT9dを介してキャパシタ9hに書き込まれると共に、対応する初期化電源線16iを介して初期化信号が有機EL素子35の第1電極31に印加されて第1電極31に蓄積した電荷がリセットされる。その後、対応する発光制御線14eが選択されて、電源供給TFT9e及び発光制御TFT9fがオン状態となり、駆動TFT9dの制御端子(ゲート電極)16aにかかる電圧に応じた駆動電流が対応する電源線18gから有機EL素子35に供給される。このようにして、有機EL表示装置50aでは、各サブ画素Pにおいて、有機EL素子35が駆動電流に応じた輝度で発光して、画像表示が行われる。
 次に、本実施形態の有機EL表示装置50aの製造方法について説明する。なお、本実施形態の有機EL表示装置50aの製造方法は、TFT層形成工程と、有機EL素子層形成工程と、封止膜形成工程とを備える。
 <TFT層形成工程>
 まず、例えば、ガラス基板上に形成した樹脂基板層10上に、例えば、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法により、酸化シリコン膜等の無機絶縁膜(厚さ1000nm程度)を成膜することにより、ベースコート膜11を形成する。
 続いて、ベースコート膜11が形成された基板全体に、プラズマCVD法により、例えば、アモルファスシリコン膜(厚さ50nm程度)を成膜し、そのアモルファスシリコン膜をレーザーアニール等により結晶化してポリシリコン膜の半導体膜を形成した後に、その半導体膜をパターニングして、半導体層12aを形成する。
 その後、半導体層12aが形成された基板全体に、例えば、プラズマCVD法により、酸化シリコン膜等の無機絶縁膜(100nm程度)を成膜して、半導体層12aを覆うようにゲート絶縁膜13を形成する。
 さらに、ゲート絶縁膜13が形成された基板全体に、例えば、スパッタリング法により、アルミニウム膜(厚さ350nm程度)及び窒化モリブデン膜(厚さ50nm程度)等を順に成膜した後に、それらの金属積層膜をパターニングして、ゲート線14g等の第1配線層14を形成する。
 続いて、第1配線層14をマスクとして、不純物イオンをドーピングすることにより、半導体層12aに真性領域及び導体領域を形成する。
 その後、真性領域及び導体領域を有する半導体層12aが形成された基板全体に、例えば、プラズマCVD法により、酸化シリコン膜等の無機絶縁膜(厚さ100nm程度)を成膜することにより、下層側第1層間絶縁膜15を形成する。
 続いて、下層側第1層間絶縁膜15が形成された基板全体に、例えば、スパッタリング法により、アルミニウム膜(厚さ350nm程度)及び窒化モリブデン膜(厚さ50nm程度)等を順に成膜した後に、それらの金属積層膜をパターニングして、第3電源線16c等の第4配線層16を形成する。
 さらに、第4配線層16が形成された基板全体に、例えば、プラズマCVD法により、酸化シリコン膜等の無機絶縁膜(厚さ500nm程度)を成膜することにより、上層側第1層間絶縁膜17を形成する。
 その後、上層側第1層間絶縁膜17、下層側第1層間絶縁膜15及びゲート絶縁膜13をパターニングすることにより、コンタクトホールHa等を形成する。
 続いて、コンタクトホールHa等が形成された基板全体に、例えば、スパッタリング法により、チタン膜(厚さ30nm程度)、アルミニウム膜(厚さ300nm程度)及びチタン膜(厚さ50nm程度)等を順に成膜した後に、それらの金属積層膜をパターニングして、ソース線18f等の第2配線層18を形成する。
 さらに、第2配線層18が形成された基板全体に、例えば、スピンコート法やスリットコート法により、ポリイミド系の感光性樹脂膜(厚さ2μm程度)を塗布した後に、その塗布膜に対して、プリベーク、露光、現像及びポストベークを行うことにより、スルーホールHj等を有する第1平坦化膜19を形成する。
 その後、第1平坦化膜19が形成された基板全体に、例えば、プラズマCVD法により、酸化シリコン膜等の無機絶縁膜(厚さ500nm程度)を成膜した後に、その無機絶縁膜をパターニングすることにより、第2層間絶縁膜20aを形成する。
 続いて、第2層間絶縁膜20aが形成された基板全体に、例えば、スパッタリング法により、チタン膜(厚さ30nm程度)、アルミニウム膜(厚さ300nm程度)及びチタン膜(厚さ50nm程度)等を順に成膜した後に、それらの金属積層膜をパターニングして、第1電源線21aa等の第3配線層21を形成する。
 最後に、第3配線層21が形成された基板全体に、例えば、スピンコート法やスリットコート法により、ポリイミド系の感光性樹脂膜(厚さ2μm程度)を塗布した後に、その塗布膜に対して、プリベーク、露光、現像及びポストベークを行うことにより、スルーホールHi等を有する第2平坦化膜22を形成する。
 以上のようにして、TFT層30aを形成することができる。
 <有機EL素子層形成工程>
 上記TFT層形成工程で形成されたTFT層30aの第2平坦化膜22上に、周知の方法を用いて、第1電極31、エッジカバー、有機EL層33(正孔注入層1、正孔輸送層2、有機発光層3、電子輸送層4、電子注入層5)及び第2電極34を形成して、有機EL素子層40を形成する。
 <封止膜形成工程>
 上記有機EL素子層形成工程で形成された有機EL素子層40上に、周知の方法を用いて、封止膜45(第1封止無機絶縁膜41、封止有機膜42、第2封止無機絶縁膜43)を形成する。その後、封止膜45が形成された基板表面に保護シート(不図示)を貼付した後に、樹脂基板層10のガラス基板側からレーザー光を照射することにより、樹脂基板層10の下面からガラス基板を剥離させ、さらに、ガラス基板を剥離させた樹脂基板層10の下面に保護シート(不図示)を貼付する。
 以上のようにして、本実施形態の有機EL表示装置50aを製造することができる。
 以上説明したように、本実施形態の有機EL表示装置50aによれば、第2層間絶縁膜20aにおいて、第2層間絶縁膜20aを貫通して、第1接続配線21bと重なると共に、平面視で周縁が第1スルーホールHi及び第2スルーホールHjを囲むようにコンタクト開口部Mが設けられている。これにより、コンタクト開口部Mの周縁部で段差により第1接続配線21bが仮に破断しても、第1スルーホールHi及び第2スルーホールHjの間では、第1接続配線21bが破断しないので、第1スルーホールHi及び第2スルーホールHjの間の導通を確保することができる。また、コンタクト開口部Mは、平面視で第1スルーホールHi及び第2スルーホールHjよりも大きいので、第1接続配線21bを第2接続配線18jに確実に接触させることができる。そのため、第2接続配線18j(被接続配線)、第1平坦化膜19、第2層間絶縁膜20a及び第1接続配線21b(接続配線)が順に設けられた積層構造において、第2接続配線18jと第1接続配線21bとの導通不良の発生を抑制することができる。
 また、本実施形態の有機EL表示装置50aによれば、第2層間絶縁膜20aに設けられたコンタクト開口部Mの周縁が第1スルーホールHi及び第2スルーホールHjを囲んでいるので、製造工程中において、第1平坦化膜19に含まれる水分等を容易に外部へ排出することができ、有機EL素子35の信頼性を向上させることができる。
 《その他の実施形態》
 上記実施形態では、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層及び電子注入層の5層積層構造の有機EL層を例示したが、有機EL層は、例えば、正孔注入層兼正孔輸送層、発光層、及び電子輸送層兼電子注入層の3層積層構造であってもよい。
 また、上記実施形態では、第1電極を陽極とし、第2電極を陰極とした有機EL表示装置を例示したが、本発明は、有機EL層の積層構造を反転させ、第1電極を陰極とし、第2電極を陽極とした有機EL表示装置にも適用することができる。
 また、上記実施形態では、表示装置として有機EL表示装置を例に挙げて説明したが、本発明は、電流によって駆動される複数の発光素子を備えた表示装置に適用することができる。例えば、量子ドット含有層を用いた発光素子であるQLED(Quantum-dot light emitting diode)を備えた表示装置に適用することができる。
 以上説明したように、本発明は、フレキシブルな表示装置について有用である。
D     表示領域
Hh    第8コンタクトホール
Hi    第1スルーホール
Hj    第2スルーホール
Hk    第3スルーホール
M     コンタクト開口部
P     サブ画素
Smx   幹スリット
Smy   他の幹スリット
Sx    行スリット
Sy    列スリット
10    樹脂基板層(ベース基板)
12a   半導体層
13    ゲート絶縁膜
14    第1配線層
14g   ゲート線
15    下層側第1層間絶縁膜
16    第4配線層
16c   第3電源線
16m   第3幹配線
17    上層側第1層間絶縁膜
18    第2配線層
18f   ソース線
18g   第2電源線
18j   第2接続配線
18mx  第2幹配線
18my  他の第2幹配線
19    第1平坦化膜
20a,20ba,20bb,20ca,20cb    第2層間絶縁膜
21    第3配線層
21aa  第1電源線
21ab  他の第1電源線
21b   第1接続配線
21mx  第1幹配線
21my  他の第1幹配線
22    第2平坦化膜
30a,30b,30c  TFT層
31    第1電極
33    有機EL層(発光層)
34    第2電極
40    有機EL素子層(発光素子層)
50a   有機EL表示装置

Claims (11)

  1.  ベース基板と、
     半導体層、第1配線層、並びに該半導体層及び該第1配線層の間に配置するゲート絶縁膜を有し、上記ベース基板上に設けられ、上記第1配線層、第1層間絶縁膜、第2配線層、第1平坦化膜、第2層間絶縁膜、第3配線層及び第2平坦化膜が順に積層された薄膜トランジスタ層と、
     上記薄膜トランジスタ層上に設けられ、行列状に配置して表示領域を構成する複数のサブ画素に対応して複数の第1電極、複数の発光層、及び共通の第2電極が順に積層された発光素子層と、
     上記表示領域において、行方向に互いに平行に延びるように上記第1配線層として設けられた複数のゲート線と、
     上記表示領域において、列方向に互いに平行に延びるように上記第2配線層として設けられた複数のソース線と、
     上記表示領域に上記第3配線層として設けられ、上記第2平坦化膜に形成された第1スルーホールを介して上記各サブ画素の上記第1電極に電気的に接続された第1接続配線と、
     上記表示領域に上記第2配線層として設けられ、上記各サブ画素において上記第1平坦化膜に形成された第2スルーホールを介して上記第1接続配線に電気的に接続された第2接続配線とを備えた表示装置であって、
     上記第2層間絶縁膜には、該第2層間絶縁膜を貫通して、上記第1接続配線と重なると共に、平面視で周縁が上記第1スルーホール及び上記第2スルーホールを囲むようにコンタクト開口部が設けられていることを特徴とする表示装置。
  2.  ベース基板と、
     半導体層、第1配線層、並びに該半導体層及び該第1配線層の間に配置するゲート絶縁膜を有し、上記ベース基板上に設けられ、上記第1配線層、第1層間絶縁膜、第2配線層、第1平坦化膜、第2層間絶縁膜、第3配線層及び第2平坦化膜が順に積層された薄膜トランジスタ層と、
     上記薄膜トランジスタ層上に設けられ、行列状に配置して表示領域を構成する複数のサブ画素に対応して複数の第1電極、複数の発光層、及び共通の第2電極が順に積層された発光素子層と、
     上記表示領域において、行方向に互いに平行に延びるように上記第1配線層として設けられた複数のゲート線と、
     上記表示領域において、列方向に互いに平行に延びるように上記第2配線層として設けられた複数のソース線と、
     上記表示領域において、列方向に互いに平行に延びるように上記第3配線層として設けられた複数の第1電源線とを備えた表示装置であって、
     上記第2層間絶縁膜には、該第2層間絶縁膜を貫通して、上記表示領域の一方端から他方端に亘って上記複数の第1電源線と重なるように列スリットが設けられていることを特徴とする表示装置。
  3.  請求項2に記載された表示装置において、
     上記表示領域において、行方向に互いに平行に延びるように上記第3配線層として設けられた複数の他の第1電源線を備え、
     上記複数の第1電源線及び複数の他の第1電源線は、格子状に一体に設けられ、
     上記第2層間絶縁膜には、該第2層間絶縁膜を貫通して、上記表示領域の一方端から他方端に亘って上記複数の他の第1電源線と重なるように行スリットが設けられていることを特徴とする表示装置。
  4.  請求項2に記載された表示装置において、
     上記表示領域において、列方向に互いに平行に延びるように上記第2配線層として設けられた複数の第2電源線を備え、
     上記複数の第1電源線と上記複数の第2電源線とは、上記第1平坦化膜に形成された第3スルーホールを介して電気的に接続されていることを特徴とする表示装置。
  5.  請求項4に記載された表示装置において、
     上記第1層間絶縁膜は、下層側第1層間絶縁膜と、該下層側第1層間絶縁膜上に第4配線層を介して設けられた上層側第1層間絶縁膜とを備え、
     上記表示領域において、行方向に互いに平行に延びるように上記第4配線層として設けられた複数の第3電源線を備え、
     上記複数の第2電源線と上記複数の第3電源線とは、上記上層側第1層間絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して電気的に接続されていることを特徴とする表示装置。
  6.  請求項4に記載された表示装置において、
     上記表示領域の周囲の額縁領域において、行方向に延びるように上記第3配線層として設けられた第1幹配線を備え、
     上記第1幹配線は、上記表示領域側に複数に分岐して上記複数の第1電源線を構成し、
     上記第2層間絶縁膜には、上記第1幹配線と重なるように幹スリットが設けられていることを特徴とする表示装置。
  7.  請求項6に記載された表示装置において、
     上記額縁領域において、上記第1幹配線と重なるように上記第2配線層として設けられた第2幹配線を備え、
     上記第2幹配線は、上記表示領域側に複数に分岐して上記複数の第2電源線を構成していることを特徴とする表示装置。
  8.  請求項3に記載された表示装置において、
     上記表示領域の周囲の額縁領域において、列方向に延びるように上記第3配線層として設けられた他の第1幹配線を備え、
     上記他の第1幹配線は、上記表示領域側に複数に分岐して上記複数の他の第1電源線を構成し、
     上記第2層間絶縁膜には、上記他の第1幹配線及び上記複数の他の第1電源線と重なるようにスリットが設けられていることを特徴とする表示装置。
  9.  請求項8に記載された表示装置において、
     上記額縁領域において、上記他の第1幹配線と重なるように上記第2配線層として設けられた他の第2幹配線を備えていることを特徴とする表示装置。
  10.  請求項9に記載された表示装置において、
     上記第1層間絶縁膜は、下層側第1層間絶縁膜と、該下層側第1層間絶縁膜上に第4配線層を介して設けられた上層側第1層間絶縁膜とを備え、
     上記表示領域において、行方向に互いに平行に延びるように上記第4配線層として設けられた複数の第3電源線と、
     上記額縁領域において、上記他の第1幹配線と重なるように上記第4配線層として設けられた第3幹配線とを備え、
     上記第3幹配線は、上記表示領域側に複数に分岐して上記複数の第3電源線を構成していることを特徴とする表示装置。
  11.  請求項1~10の何れか1つに記載された表示装置において、
     上記各発光層は、有機エレクトロルミネッセンス層であることを特徴とする表示装置。
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