WO2021060372A1 - 天井扇風機 - Google Patents

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達也 山下
伊藤 繁男
裕行 倉持
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Abstract

羽根(6)は、空気を送風する翼部(14)と、支持部に固定される根元部(13)と、を有している。落下防止用部材(7)における第1の端部(7a)は、支持部(5)に設けられた第1の取付部(19)に取付けられ、落下防止用部材(7)における第2の端部(7b)は、翼部(14)に設けられた第2の取付部(20)に取付けられ、制御部は、羽根(6)が破断し、翼部(14)が落下防止用部材(7)によって係留され、翼部(14)が傾き、測定部が測定した電流値および回転数の少なくとも一方が所定の値より変化するとDCモータ部への通電を制御し、羽根(6)の回転を停止する天井扇風機を提供することができる。

Description

天井扇風機
本開示は、天井から吊下げられる天井扇風機に関する。
 従来の天井扇風機においては、天井に取り付け可能なモータ部と、モータ部によって回転する支持枠と、支持枠に設けられた羽根と、羽根と支持枠とに係合可能な落下防止用部材と、を備える。羽根は支持枠に固定される根元部を有する。羽根の根元部には落下防止用部材が貫通する貫通孔が設けられ、根元部が破断し羽根が移動すると、落下防止用部材によって羽根は支持枠に係合するものであった。
国際公開第2016/051665号
 このような従来の天井扇風機では、羽根が空気を下方へ押し下げる反作用として羽根の根元部に応力が集中する。その結果、長期使用においては羽根が破断する場合がある。羽根が破断した場合にも、落下防止用部材によって、羽根は、モータ部に係留され、モータ部からは外れない。しかし、モータ部は回転を続けるので、羽根も係留された状態で回転を続けるという課題があり、更に安全性を高めることが要求されている。
 本開示は上記課題を解決するもので、羽根の根元部に応力が加わり、羽根が破断しても、羽根はモータ部に係留するとともに、モータ部を自動的に停止できる天井扇風機を提供することを目的とする。
 本開示の一態様に係る天井扇風機は、DCモータ部と、DCモータ部によって回転する支持部と、支持部に設けられた羽根と、羽根と支持部とに係合する落下防止用部材と、DCモータ部へ通電を制御する制御部と、DCモータ部へ流れる電流値およびDCモータ部の回転数の少なくとも一方を測定する測定部と、を備える。羽根は、空気を送風する翼部と、支持部に固定される根元部と、を有する。落下防止用部材は、第1の端部と、第1の端部から羽根の長手方向に延びる連結板部と、連結板部の先端部に設けられた第2の端部と、を有する。第1の端部は、支持部に設けられた第1の取付部に取付けられ、第2の端部は、翼部に設けられた第2の取付部に取付けられる。制御部は、羽根が破断し、翼部が落下防止用部材によって支持部に係留され、翼部が傾き、測定部が測定した電流値および回転数の少なくとも一方が所定の値より変化するとDCモータ部への通電を制御し、羽根の回転を停止する。
 本開示の一態様に係る天井扇風機は、DCモータ部の電流値および回転数の少なくとも一方が所定の値より変化するとDCモータ部への通電を制御する。したがって、本開示に係る天井扇風機は、羽根が破断し翼部が落下防止用部材によって支持部に係留されると、通電を停止することができる。
図1は、本発明の実施の形態1の天井扇風機の側面図である。 図2は、同天井扇風機の部分拡大図である。 図3は、同天井扇風機の羽根の支持部への取り付け部分の部分拡大図である。 図4は、同天井扇風機の羽根の支持部への取り付け部分の部分拡大図である。 図5は、同天井扇風機の羽根の支持部への取り付け部分が破損した場合に、落下防止用部材により羽根が係留されている状態の図である。 図6は、同天井扇風機の羽根の平面図である。 図7は、同天井扇風機の支持部と羽根の根元部とを示す断面図である。 図8は、同天井扇風機の支持部と羽根の根元部とを示す断面図である。 図9Aは、同天井扇風機の落下防止用部材の取り付け部分の部分拡大図である。 図9Bは、同天井扇風機の図9Aにおける9B-9B断面図である。 図9Cは、同天井扇風機の図9Aにおける9C-9C断面図である。 図10は、本発明の実施の形態2の天井扇風機の落下防止用部材の取り付け部分の部分拡大図である。 図11は、本発明の実施の形態3の天井扇風機の落下防止用部材の取り付け部分の部分拡大図である。 図12は、本発明の実施の形態4の天井扇風機の落下防止用部材の取り付け部分の部分拡大図である。 図13は、本発明の実施の形態5の天井扇風機の羽根の支持部への取り付け部分の部分拡大図である。 図14は、同天井扇風機の羽根の支持部への取り付け部分が破損した場合に、落下防止用部材により羽根が係留されている状態の図である。 図15は、変形例に係る天井扇風機の落下防止用部材の取付部分の部分拡大図である。
 以下、本開示の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
 (実施の形態1)
 図1は、本開示の実施の形態1にかかる天井扇風機1の側面図である。図2は、天井扇風機1の部分拡大図である。図3は、天井扇風機1が備える羽根6の支持部5への取り付け部分の部分拡大図である。
 図1、図2および図3に示すように、天井扇風機1は、連結部2と、DCモータ部3と、モータカバー4と、支持部5と、羽根6と、落下防止用部材7と、制御部40と、測定部50と、を備えている。
 連結部2は、天井10に固定された吊下部8に係合するジョイント部2aと、ジョイント部2aの下部に固定されたパイプ部9とを備える。吊下部8にジョイント部2aが係合して吊り下げられることにより、連結部2は吊下部8を介して天井10に支持される。なお、天井扇風機1が吊下部8を備えず、連結部2が天井10に直接吊り下げられて支持されるような構成であってもよい。
 DCモータ部3は、連結部2に支持されている。DCモータ部3は、パイプ部9の下部に固定される略円板形状の固定子(図示せず)と、固定子の周囲を回転する略環状の回転子(図示せず)とを備える。DCモータ部3に通電されることにより、回転子が固定子の周囲を回転する。回転子の周縁には支持部5が固定されており、支持部5は回転子とともに一体的に回転する。DCモータ部3には、DCモータ部3の下部を覆うように、モータカバー4が取り付けられている。なお、DCモータ部3は、制御部40、および測定部50と電気的に接続されている。
 図4は、天井扇風機1が備える羽根6の支持部5への取り付け部分の部分拡大図である。図4では、羽根6と落下防止用部材7とが、支持部5から離れた状態を示している。
 図2、図3、図4に示すように、支持部5には、複数の羽根6が脱着可能に取り付けられる。支持部5は、円環形状の外郭部11と、外郭部11から下方および径方向外側に延びた複数の固定部12とを備える。固定部12には、羽根6の根元部13が載置されるとともに、締結部材18であるネジを用いて、羽根6が脱着可能に固定される。
 羽根6は、支持部5の固定部12上に載置される根元部13と、根元部13よりも径方向外側に位置し、空気を実質的に送風する部分である翼部14と、を有している。羽根6は、例えば、樹脂材料で形成され、根元部13と翼部14は一体的に形成されている。翼部14は、幅方向において、羽根6の回転方向前方側の端縁よりも後方側の端縁が低くなるように、曲面部を有している。また、羽根6には、剛性を高めるために、長手方向に沿って延在する複数の凸部15(あるいは凹部)が設けられている。
 羽根6の根元部13における幅方向の両端近傍には、2個の締結孔16が設けられている。支持部5の固定部12には、複数の孔17が設けられている。羽根6の根元部13の締結孔16と固定部12の孔17とにネジ等の締結部材18を挿入して根元部13を固定部12に締結することで、根元部13が固定部12に載置された状態で取り付けられる。
 落下防止用部材7は、略細長板形状であり、第1の端部7aと、第1の端部7aから羽根6の長手方向に延びる連結板部7cと、連結板部7cの先端部に設けられた第2の端部7bと、を有している。第1の端部7aと、連結板部7cと、第2の端部7bとは、一体的に形成されている。落下防止用部材7の材質の一例は、金属である。
 第1の端部7aは、平板にネジが通る孔を有した形状であり、羽根6の根元部13側に設けられている。第1の端部7aは、支持部5の固定部12に設けられた第1の取付部19に取付けられている。第1の取付部19は、固定部12に設けられた孔17の一つである。一例として、落下防止用部材7は、ネジ等の締結部材18によって支持部5の固定部12に固定されている。
 連結板部7cは、第1連結板部25と第2連結板部26とを有する。
 第1連結板部25は、細長平板であり、第1の端部7aの端部から下方へ、羽根6の根元部13に沿うように伸びている。
 第2連結板部26は、細長平板であり、第1連結板部25の端部(下端)から、羽根6の先端方向に延びている。第2連結板部26における羽根6の先端側には、第2の端部7bが設けられている。連結板部7cの長手方向における断面形状は、L形状である。
 第2の端部7bは、第2連結板部26の先端部から第2連結板部26の長手方向に対して直角方向に突出した前側突起部分21aと、後側突起部分21bとを有している。前側突起部分21aは、羽根6の回転方向における前方側へ突出している。後側突起部分21bは、羽根6の回転方向における後方側へ突出している。前側突起部分21aと後側突起部分21bは、第2連結板部26と同一平面上に配置されている。前側突起部分21aと後側突起部分21bと、第2連結板部26とを上方から見ると、T形状である。第2の端部7bは、翼部14に設けられた第2の取付部20に取付けられている。羽根6が破断すると、支持部5の固定部12に固定されている落下防止用部材7によって、翼部14が固定部12に係留された状態となる。なお、羽根6の回転方向は、羽根6を上方から見ると、時計回りである。
 制御部40は、壁に設けられた電源スイッチ(図示せず)や強弱モードスイッチ(図示せず)等と電気的に接続されている。制御部40は、DCモータ部3の下部に設けられている。制御部40は、電源スイッチ、または強弱モードスイッチからの信号に基づいて、DCモータ部3へ通電(電圧)を制御する。
 測定部50は、DCモータ部3へ流れる電流値およびDCモータ部3の回転数の少なくとも一方を測定する。測定部50は、DCモータ部3の下部に設けられている。DCモータ部3へ流れる電流値を測定する測定部50の一例は、磁気センサーを用いた回路である。例えば、磁気センサーであるホール素子を用いた回路によって、DCモータ部3内の巻線(図示せず)を流れる電流によって発生する磁界を、ホール効果によって電圧に変換し、測定する。ホール素子を用いた回路は、この測定値を電流値に換算する。また、DCモータ部3へ流れる回転数を測定する測定部50の一例は、磁気センサーを用いた回路である。例えば、磁気センサーであるホール素子を複数用いた回路によって、回転子の回転位置を検出し、この回転位置から回転数を検出する。
 図5は、天井扇風機1が備える羽根6の支持部5への取り付け部分が破損した場合に、落下防止用部材7により羽根6が係留されている状態の図である。
 図3、図4、および図5に示すように、本実施の形態における特徴は、天井扇風機1の運転中において、羽根6が破断し、翼部14が落下防止用部材7によって支持部5に係留され、測定部50が測定した電流値が所定の値より大きくなると、制御部40がDCモータ部3への通電を制御して羽根6の回転を停止する点である。または、羽根6が破断し、翼部14が落下防止用部材7によって支持部5に係留され、測定部50が測定した回転数が所定の値より小さくなると、制御部40がDCモータ部3への通電を制御して羽根6の回転を停止する点である。
 具体的には、天井扇風機1の運転中において、羽根6に破損などが生じた場合には、遠心力により翼部14が、支持部5の固定部12より外方向(径方向外向き)に離脱しようとする。翼部14は、落下防止用部材7によって支持部5に係留されながら回転する状態となる。このように、翼部14が落下防止用部材7によって係留されると、係留された翼部14が傾き、DCモータ部3の回転に対して抵抗になり、DCモータ部3の回転数が低下する。DCモータ部3の回転数が低下すると、DCモータ部3へ流れる電流値が大きくなる、この電流値を測定部50が測定する。制御部40は、測定部50が測定した電流値と、予め設定されていた所定の電流値とを比較し、測定部50が測定した電流値の変化が所定の値より大きくなると、DCモータ部3への通電を制御して羽根6の回転を停止する。なお、制御部40は、電流値の変化でなく、電流値そのものの値と所定の値とを比較してDCモータ部3への通電を制御してもよい。
 または、制御部40は、測定部50が測定した回転数と、予め設定されていた所定の回転数とを比較し、測定部50が測定した回転数が所定の回転数より小さくなると、DCモータ部3への通電を制御して羽根6の回転を停止させてもよい。
 これにより、羽根6が破断し翼部14が固定部12より離脱しようとすると、DCモータ部3への通電を停止することができる。なお、天井扇風機1は、測定部50が測定した電流値および測定部50が測定した回転数の少なくとも一方に基づいてDCモータ部3への通電を停止してもよい。
 図6は、天井扇風機1が備える羽根6の平面図である。図6では、羽根6が破断した状態を示している。
 図3、図4、図5および図6に示すように、羽根6は、第1の取付部19と、第2の取付部20との間に、羽根6が回転すると応力が集中する応力集中箇所6a(図3、4の二点鎖線部分)を有している。羽根6が回転する際、応力集中箇所6aにかかる最大応力は、ネジ等の締結部材18によって固定部12に締結されている羽根6の根元部13の締結孔16の周縁にかかる最大応力よりも大きい。したがって、羽根6が破断する場合には、応力集中箇所6aが最初に破断すると考えられる。
 図6に示すように、第2の取付部20は、直線Aと直線Bが交わるように翼部14に設けられている。直線Aは、DCモータ部3の回転軸3aと、第2の取付部20とを結ぶ直線である。直線Bは、応力集中箇所6aで破断した翼部14側の羽根の重心6bと、第2の取付部20とを結ぶ直線である。言い換えると、DCモータ部3の回転軸3aと、第2の取付部20(落下防止用部材7における第2の端部7b)とを結ぶ直線A上には、応力集中箇所6aで破断した翼部14側の羽根6の重心6bが配置されていない。
 これにより、羽根6が破断した場合には、破断し落下防止用部材7によって係留された羽根6(応力集中箇所6aで破断した翼部14側の羽根6)の重心6bが、DCモータ部3の回転軸3aと、第2の端部7bとを結ぶ直線A上に移動する。これにより、破断し落下防止用部材7によって係留された羽根6が傾き、DCモータ部3の回転に対して抵抗になり易くなる。これは、羽根6が破断し、支持部5の固定部12から離れた破断した羽根6(応力集中箇所6aで破断した翼部14側の羽根6)が落下防止用部材7によって固定部12と係留された状態で回転すると、破断した羽根6に働く遠心力によって、DCモータ部3の回転軸3aと、第2の端部7bと、重心6bとが、ほぼ一直線上になる力が働くためであると考えられる。
 図7は、天井扇風機1の支持部5と、羽根6の根元部13と、を示す断面図であり、羽根6の根元部13は、支持部5に固定された状態である。図8は、天井扇風機1の支持部5と、羽根6の根元部13と、を示す断面図であり、羽根6の根元部13は、支持部5から離れた状態である。
 図4、図7、図8に示すように、羽根6の根元部13は、一側面が開口した略箱形状であり、厚板形状である支持部5の固定部12を覆う構成である。固定部12は、羽根6の根元部13の一側面の開口から、根元部13内に入る構成である。根元部13は、側板13aと、上板13bと、下板13cと、連結板13d、13eと、を有している。側板13aと、上板13bと、下板13cと、連結板13d、13eと、は一体的に形成されている。
 側板13aは、一側面が開口した略箱形状の根元部13において開口に対向した側面である。側板13aは、横長平板形状であり、翼部14の上面から上方に突出し、翼部14の幅方向に延びている。翼部14は、根元部13から径方向外側に延びた細長板形状である。側板13aにおける短辺は上下方向に延び、側板13aにおける長辺は横方向(翼部14の幅方向)に延びている。側板13aは、側板13aの下部から上部に向かうにつれて、羽根6の回転中心方向に傾いている。
 上板13bは、一側面が開口した略箱形状の根元部13における上面である。上板13bは、横長平板形状であり、側板13aの上部の上端部から羽根6における回転中心方向に延びている。上板13bにおける短辺は羽根6の先端側から根元側に延び、上板13bにおける長辺は横方向(翼部14の幅方向)に延びている。上板13bは、2個の締結孔16を有する。締結孔16と固定部12の孔17とにネジ等の締結部材18が挿入されて根元部13が固定部12の上面に締結される。
 下板13cは、一側面が開口した略箱形状の根元部13における下面である。下板13cは、横長平板形状であり、側板13aの下部の下端部から羽根6における回転中心方向に延びている。下板13cにおける短辺は羽根6の先端側から根元側に延び、下板13cにおける長辺は横方向(翼部14の幅方向)に延びている。下板13cと、翼部14とは、同一面を形成している。
 連結板13d、13eは、一側面が開口した略箱形状の根元部13において互いに対向した側面である。連結板13d、13eは、横長曲板形状であり、翼部14の上面から上方に突出し、上板13bの端部と側板13aの端部と下板13cの端部を繋ぐ構成である。具体的には、連結板13dは、羽根6における回転方向における前端側の上板13bの端部と側板13aの端部と下板13cの端部を繋ぎ、連結板13eは、羽根6における回転方向における後端側の上板13bの端部と側板13aの端部と下板13cの端部を繋ぐ構成である。
 根元部13から径方向外側に延びた翼部14は、複数の補強部である凸部15を有する。凸部15は、径方向に延びた細板形状であり、翼部14の上面から上方に突出し、側板13aから翼部14の先端側へ延びている。凸部15における短辺は上下方向に延び、凸部15における長辺は径方向(側板13aから翼部14の先端側)に延びている。複数の凸部15は、それぞれ平行に配置されている。凸部15の厚みは、翼部14の厚みより小さく、凸部15の高さは、側板13aの高さより小さい寸法である。
 以上の構成のように、羽根6の根元部13は、一側面が開口した略箱形状とし、根元部13から径方向外側に延びる翼部14の上面には、側板13aから翼部14の先端側へ延びる複数の補強部である凸部15が設けられている。これにより、凸部15と側板13aとの境目と、側板13aと翼部14との境目とが、応力集中箇所6aとなる。応力集中箇所6aにかかる最大応力は、ネジ等の締結部材18によって固定部12に締結されている羽根6の根元部13の締結孔16の周縁にかかる最大応力よりも大きいので、羽根6が破断する場合には、応力集中箇所6aが最初に破断すると考えられる。具体的には、羽根6が破断する場合には、まず、凸部15と側板13aとの境目近傍の凸部15(例えば、凸部15の上端の曲面部分15a)が破断し、次に、側板13aと翼部14との境目が破断すると考えられる。応力集中箇所6aは、第1の取付部19と、第2の取付部20と、の間に位置する。そのため、羽根6が破断した場合には、応力集中箇所6aで破断した翼部14側の羽根6は、落下防止用部材7によって支持部5の固定部12に確実に係留される。
 また、支持部5の固定部12と、羽根6の根元部13である側板13aと、下板13cと、連結板13d、13eとの間には隙間が設けられている。これにより、厚板形状である支持部5の固定部12に、一側面が開口した略箱形状である羽根6の根元部13を装着した場合に、固定部12と、側板13a、下板13c、および連結板13d、13eとの間に隙間がない場合に比べて、根元部13には、圧入による応力がかかりにくいので、根元部13の耐久性が向上する。
 図9Aは、天井扇風機1が備える落下防止用部材7の取り付け部分の部分拡大図である。図9Bは、天井扇風機1の図9Aにおける9B-9B断面図である。図9Cは、天井扇風機1の図9Aにおける9C-9C断面図である。なお、図9Bにおいて,左側が羽根6における先端側であり、右側が羽根6における根元側である。また、図9Cにおいて、左側が羽根6における根元側であり、右側が羽根6における先端側である。
 図4、図5、図9A、図9Bおよび図9Cに示すように、羽根6が破断した場合には、翼部14の回転方向前方側と、翼部14の回転方向後方側とが上下方向に回動するように、第2の端部7bと、第2の取付部20とは、回動自在に取付けられている。
 具体的には、第2の取付部20は、羽根6の幅方向において、羽根6の回転方向における前方側に配置されている。第2の取付部20は、羽根6が破断した場合に、前側突起部分21aが引っ掛かる前側引掛け部分22aと、後側突起部分21bが引っ掛かる後側引掛け部分22bと、を有している。
 前側引掛け部分22aは、前側垂直板23aと、前側水平板24aと、前側補強板31aと、を有する。
 前側垂直板23aは、平板形状であり、翼部14の上面から上方に延び、前側垂直板23aにおける第1の面35aは、羽根6における根元側を向き、前側垂直板23aにおける第2の面36aは、羽根6における先端側を向いている。前側垂直板23aと前側突起部分21aとの間には、隙間37aが設けられ、羽根6が破断した場合に、前側突起部分21aの羽根6における根元側の端部38aが、前側垂直板23aにおける第2の面36aに引っ掛かる。
 前側水平板24aは、平板形状であり、前側垂直板23aの上端から羽根6における先端側に延びている。前側垂直板23aと前側水平板24aとを有する前側引掛け部分22aの垂直断面形状は、L形状である。前側水平板24aは、前側突起部分21aの上方を覆っているので、前側突起部分21aが、前側垂直板23aに引っ掛かった状態から外れることを抑制する。
 前側補強板31aは、平板形状であり、翼部14の上面から上方に延び、前側補強板31aにおける第1の面は、羽根6の回転方向における前方側を向き、前側補強板31aにおける第2の面は、羽根6の回転方向における後方側を向いている。前側補強板31aは、前側垂直板23aの羽根6の回転方向における前方側の端部と、前側水平板24aの羽根6の回転方向における前方側の端部と、翼部14とを連結する。これにより、前側引掛け部分22aの強度を向上させる。前側補強板31aと前側突起部分21aとの間には、隙間が設けられている。
 後側引掛け部分22bは、後側垂直板23bと、後側水平板24bと、後側補強板31bと、を有する。
 後側垂直板23bは、平板形状であり、翼部14の上面から上方に延び、後側垂直板23bにおける第1の面35bは、羽根6における根元側を向き、後側垂直板23bにおける第2の面36bは、羽根6における先端側を向いている。後側垂直板23bと後側突起部分21bとの間には、隙間37bが設けられ、羽根6が破断した場合に、後側突起部分21bの羽根6における根元側の端部38bが、第2の面36bに引っ掛かる。
 後側水平板24bは、平板形状であり、後側垂直板23bの上端から羽根6における先端側に延びている。後側垂直板23bと後側水平板24bとを有する後側引掛け部分22bの垂直断面形状は、L形状である。後側水平板24bは、後側突起部分21bの上方を覆っているので、後側突起部分21bが、後側垂直板23bに引っ掛かった状態から外れることを抑制する。
 後側補強板31bは、平板形状であり、翼部14の上面から上方に延び、後側補強板31bにおける第1の面は、羽根6の回転方向における前方側を向き、後側補強板31bにおける第2の面は、羽根6の回転方向における後方側を向いている。後側補強板31bは、後側垂直板23bの羽根6の回転方向における後方側の端部と、後側水平板24bの羽根6の回転方向における後方側の端部と、翼部14とを連結する。これにより、後側引掛け部分22bの強度を向上させる。後側補強板31bと後側突起部分21bとの間には、隙間が設けられている。
 なお、前側垂直板23aと後側垂直板23bとの距離は、第2連結板部26の幅寸法より僅かに大きい寸法である。
 以上の構成において、羽根6が破断するまでは、前側突起部分21aの上面と、前側水平板24aの下面との間と、前側突起部分21aの下面と、羽根6の上面との間には、隙間27aが設けられている。同様に、羽根6が破断するまでは、後側突起部分21bの上面と、後側水平板24bの下面との間と、後側突起部分21bの下面と、羽根6の上面との間には、隙間27bが設けられている。なお、前側突起部分21aの上面と、前側水平板24aの下面の間の隙間の寸法と、前側突起部分21aの下面と、羽根6の上面の間隙間の寸法とは同一でなくてもよい。また、後側突起部分21bの上面と、後側水平板24bの下面の間の隙間の寸法と、後側突起部分21bの下面と、羽根6の上面との間の隙間の寸法とは同一でなくてもよい。
 羽根6が破断すると、翼部14は、落下防止用部材7によって支持部5の固定部12とつながれ、遠心力によって、翼部14の先端側に引っ張られた状態で、隙間27aと隙間27bとによって、翼部14の回転方向前方側と、翼部14の回転方向後方側とが上下方向に回動し、翼部14の幅方向に傾く。この時に、落下防止用部材7の前側突起部分21aの羽根6における根元側の端部38aが、前側垂直板23aにおける第2の面36aに引っ掛かり、後側突起部分21bの羽根6における根元側の端部38bが、後側垂直板23bにおける第2の面36bに引っ掛かった状態が維持される。更に、落下防止用部材7が変形することにより、翼部14は、翼部14の回転方向前方側と、翼部の回転方向後方側とが上下方向に回動し、翼部14の幅方向に傾く。
 このように、羽根6が破断した場合には、隙間27aと隙間27bとによって、翼部14がより傾き易くなり、DCモータ部3の回転に対して早く抵抗になり、羽根6の回転を早く停止できる。なお、隙間27aの寸法の一例は、翼部14が所定の位置から、翼部14の回転方向前方側が上方へ30度、または下方へ30度、傾くことができる寸法である。同様に、隙間27bの寸法の一例は、翼部14が所定の位置から、翼部14の回転方向前方側が上方へ30度、または下方へ30度、傾くことができる寸法である。
 (実施の形態2)
 図10は、本開示の実施形態2の天井扇風機100の落下防止用部材70の取り付け部分の部分拡大図である。実施の形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
 図10に示すように、実施の形態1と相違する点は、落下防止用部材70の第2の端部70bと、第2の取付部20の構成である。
 具体的には、羽根6が破断するまでは、前側突起部分121aの下面は、羽根6の上面と接触し、前側突起部分121aの上面と前側引掛け部分22aの前側水平板24aとの間には隙間28aが設けられている。一方、後側突起部分121bの下面は、羽根6の上面と接触し、後側突起部分121bの上面と後側引掛け部分22bの後側水平板24bとの間には隙間28bが設けられている。隙間28aと、隙間28bとによって、連結板部70cである第1連結板部125と第2連結板部126とが成す角度が鈍角となる。
 羽根6が破断すると、翼部14は、落下防止用部材70によって支持部5の固定部12とつながれ、遠心力によって、翼部14の先端側に引っ張られた状態で、隙間28aと隙間28bとによって、翼部14の回転方向前方側と、翼部の回転方向後方側とが上下方向に回動し、翼部14の幅方向に傾く。この時に、落下防止用部材70の前側突起部分121aの羽根6における根元側の端部138aが、前側垂直板23aにおける第2の面36aに引っ掛かり、後側突起部分121bの羽根6における根元側の端部138bが、後側垂直板23bにおける第2の面36bに引っ掛かった状態が維持される。更に、落下防止用部材70が変形することにより、更に、翼部14は、翼部14の回転方向前方側と、翼部の回転方向後方側とが上下方向に回動し、翼部14の幅方向に傾く。
 また、隙間28aと隙間28bとを設けることで、連結板部70cの曲げ、つまりが第1連結板部125と第2連結板部126とが成す角度が鈍角となる。ここで、羽根6が破断すると、落下防止用部材70が変形し、第1連結板部125と第2連結板部126との成す角度が広がり、180度に近づく。第1連結板部125と第2連結板部126とが成す角度を鈍角にすることで、第1連結板部125と第2連結板部126と成す角度における広がる角度が小さくなり、落下防止用部材70にかかる負荷を緩和することができる。
 (実施の形態3)
 図11は、本開示の実施形態3の天井扇風機200の落下防止用部材170の取り付け部分の部分拡大図である。実施の形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
 図11に示すように、実施の形態1と相違する点は、落下防止用部材170の第2の端部170bと、第2の取付部20の構成である。
 具体的には、羽根6が破断するまでは、前側突起部分221aの下面と羽根6の上面との間には隙間29aが設けられ、前側突起部分221aの上面は前側引掛け部分22aの前側水平板24aの下面と接触している。一方、後側突起部分221bの下面と羽根6の上面との間には隙間29bが設けられ、後側突起部分221bの上面は後側引掛け部分22bの後側水平板24bの下面と接触する。
 羽根6が破断すると、翼部14は、落下防止用部材170によって支持部5の固定部12とつながれ、遠心力によって、翼部14の先端側に引っ張られた状態で、隙間29aと隙間29bとによって、翼部14の回転方向前方側と、翼部の回転方向後方側とが上下方向に回動し、翼部14の幅方向に傾く。この時に、落下防止用部材170の前側突起部分221aの羽根6における根元側の端部が、前側垂直板23aにおける第2の面36aに引っ掛かり、後側突起部分21bの羽根6における根元側の端部が、後側垂直板23bにおける第2の面36bに引っ掛かった状態が維持される。更に、落下防止用部材7が変形することにより、更に、翼部14は、翼部14の回転方向前方側と、翼部の回転方向後方側とが上下方向に回動し、翼部14の幅方向に傾く。
 また、羽根6が破断した際に、第2の端部170bの前側突起部分221aの上面は、前側引掛け部分22aの前側水平板24aの下面と擦れ、第2の端部170bの後側突起部分221bの上面は、後側引掛け部分22bの後側水平板24bの下面とが擦れる。これによって、第2の端部170bの前側突起部分221aが、前側引掛け部分22aの前側垂直板23aへ衝突する力を緩和することができるができる。同様に、第2の端部170bの後側突起部分221bが、後側引掛け部分22bの後側垂直板23bへ衝突する力を緩和することができるができる。結果として、落下防止用部材170と第2の取付部20への負荷を低減できる。
 (実施の形態4)
 図12は、本開示の実施の形態4の天井扇風機300の落下防止用部材270の取り付け部分の部分拡大図である。実施の形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
 図12に示すように、実施の形態1と相違する点は、落下防止用部材270の第2の端部270bと、第2の取付部320の構成である。
 具体的には、羽根6が破断するまでは、前側突起部分321aの上面は前側引掛け部分322aの前側水平板324aと接触し、前側突起部分321aの下面と羽根6の上面との間には隙間30aが設けられている。また、後側突起部分321bと、後側引掛け部分322bの後側水平板324bおよび羽根6の上面との間には、隙間30bが設けられている。
 羽根6が破断すると、翼部14は、落下防止用部材270によって支持部5の固定部12とつながれ、遠心力によって、翼部14の先端側に引っ張られた状態で、隙間30aと隙間30bとによって、翼部14の回転方向前方側と、翼部の回転方向後方側とが上下方向に回動し、翼部14の幅方向に傾く。この時に、落下防止用部材270の前側突起部分321aの羽根6における根元側の端部が、前側垂直板323aにおける第2の面に引っ掛かり、後側突起部分321bの羽根6における根元側の端部が、後側垂直板323bにおける第2の面に引っ掛かった状態が維持される。更に、落下防止用部材270が変形することにより、更に、翼部14は、翼部14の回転方向前方側と、翼部の回転方向後方側とが上下方向に回動し、翼部14の幅方向に傾く。
 また、羽根6が破断した際に、前側突起部分321aの上面のみが、前側引掛け部分322aの前側水平板324aの下面と擦れる。つまり、羽根6が破断した際に、翼部14は、前側突起部分321aの上面と擦れる前側引掛け部分322aの前側水平板324aが中心となり、翼部14の重心が、DCモータ部3の回転軸3aと、落下防止用部材270における第2の端部270bとを結ぶ直線上に移動しやすくなるので、落下防止用部材270によって係留された翼部14が傾き易くなる。結果として、羽根6が破断した場合には、翼部14がより傾き易くなり、DCモータ部3の回転に対して早く抵抗になり、羽根6の回転を速く停止できる。
 (実施の形態5)
 図13は、本開示の実施の形態5の天井扇風機400が備える羽根6の支持部5への取り付け部分の部分拡大図である。図14は、本開示の実施の形態5の天井扇風機400が備える羽根6の支持部5への取り付け部分が破損した場合に、落下防止用部材370により羽根6が係留されている状態の図である。実施の形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
 図13、図14に示すように、実施の形態1と相違する点は、第1の取付部319と第2の取付部320の配置である。具体的には、第1の取付部319と第2の取付部320とが、翼部14の幅方向において、羽根6の回転方向における後端側に配置され、応力集中箇所6aで破断した翼部14側の羽根の重心6bは、翼部14の幅方向における中央部に位置している。第1の取付部319は、第2の取付部320より高い位置に配置されている。応力集中箇所6aが破断すると、翼部14における羽根6の回転方向における前端側が、翼部14における羽根6の回転方向における後端側より下方へ移動することによって、羽根6の重心6bが、DCモータ部3の回転軸3aと、第2の取付部320とを結ぶ直線上に移動する。これは、遠心力によって、応力集中箇所6aで破断した翼部14側の羽根の重心6bが、第1の取付部319の高さ、または第1の取付部319の高さより高い位置まで移動しながら、DCモータ部3の回転軸3aと、翼部14に設けられた第2の取付部320とを結ぶ直線上に移動する為だと考えられる。
 これにより、羽根6が破断した場合には、破断し落下防止用部材370によって係留された羽根(応力集中箇所6aで破断した翼部14側の羽根)の重心6bが、DCモータ部3の回転軸3aと、翼部14に設けられた第2の取付部320とを結ぶ直線上に移動するので、破断し落下防止用部材370によって係留された羽根6が傾き、DCモータ部3の回転に対して抵抗になり易くなる。
 (変形例)
 図15は、変形例に係る天井扇風機の落下防止用部材の取付部分の部分拡大図である。実施の形態では、前側補強板31aと後側補強板31bとは、独立して設けられていたが、図15に示すように凸部15と一体として設けられてもよい。
 本発明は家庭用や事務所用などの天井扇風機として有用である。
 1、100、200、300、400  天井扇風機
 2  連結部
 2a  ジョイント部
 3  DCモータ部
 3a  回転軸
 4  モータカバー
 5  支持部
 6  羽根
 6a  応力集中箇所
 6b  重心
 7、70、170、270、370  落下防止用部材
 7a  第1の端部
 7b、70b、170b、270b  第2の端部
 7c、70c  連結板部
 8  吊下部
 9  パイプ部
 10  天井
 11  外郭部
 12  固定部
 13  根元部
 13a  側板
 13b  上板
 13c  下板
 13d、13e  連結板
 14  翼部
 15  凸部
 16  締結孔
 17  孔
 18  締結部材
 19、319  第1の取付部
 20、320  第2の取付部
 21a、121a、221a、321a  前側突起部分
 21b、121b、221b、321b  後側突起部分
 22a、322a  前側引掛け部分
 22b、322b  後側引掛け部分
 23a、323a  前側垂直板
 23b、323b  後側垂直板
 24a、324a  前側水平板
 24b、324b  後側水平板
 25、125  第1連結板部
 26、126  第2連結板部
 27a、27b、28a、28b、29a、29b、30a、30b、37a、37b  隙間
 31a  前側補強板
 31b  後側補強板
 40  制御部
 50  測定部

Claims (10)

  1.  DCモータ部と、
     前記DCモータ部によって回転する支持部と、
     前記支持部に設けられた羽根と、
     前記羽根と前記支持部とに係合する落下防止用部材と、
     前記DCモータ部への通電を制御する制御部と、
     前記DCモータ部へ流れる電流値および前記DCモータ部の回転数の少なくとも一方を測定する測定部と、を備え、
     前記羽根は、
      空気を送風する翼部と、
      前記支持部に固定される根元部と、を有し、
     前記落下防止用部材は、
      第1の端部と、前記第1の端部から前記羽根の長手方向に延びる連結板部と、前記連結板部の先端部に設けられた第2の端部と、を有し、
     前記第1の端部は、前記支持部に設けられた第1の取付部に取付けられ、
     前記第2の端部は、前記翼部に設けられた第2の取付部に取付けられ、
     前記制御部は、前記羽根が破断し、前記翼部が前記落下防止用部材によって前記支持部に係留され、前記翼部が傾き、前記測定部が測定した前記電流値および前記回転数の少なくとも一方が所定の値より変化すると前記DCモータ部への通電を制御し、前記羽根の回転を停止することを特徴とする天井扇風機。
  2.  前記羽根は、前記第1の取付部と、前記第2の取付部との間に、前記羽根が回転すると応力が集中する応力集中箇所を有し、
     前記DCモータ部の回転軸と、前記第2の取付部とを結ぶ直線と、前記応力集中箇所で破断した前記翼部側の前記羽根の重心と、前記第2の取付部とを結ぶ直線とが、交わるように、前記第2の取付部が前記翼部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の天井扇風機。
  3.  前記翼部は、前記根元部から横方向に延びた細長板形状であり、
     前記根元部は、
      前記翼部の上面から上方に突出し前記翼部の幅方向に延びる側板と、
      前記側板の上部から前記羽根における回転中心方向に延びる上板と、
      前記側板の下部から前記羽根における回転中心方向に延びる下板と、
      前記翼部の上面から上方に突出し、前記上板の端部と前記側板の端部と前記下板の端部を繋ぐ複数の連結板と、を有し、
     前記上板は、前記支持部の上面に固定され、
     前記翼部は、前記翼部の上面から上方に突出し、前記側板から前記翼部の先端側へ延びる複数の補強部を有することを特徴とする請求項2に記載の天井扇風機。
  4.  前記支持部と、前記側板および前記連結板と前記下板との間には隙間が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の天井扇風機。
  5.  前記羽根が破断した場合には、前記翼部の回転方向前方側と、前記翼部の回転方向後方側とが上下方向に回動するように、前記第2の端部と、前記第2の取付部とは、回動自在に取付けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の天井扇風機。
  6.  前記第2の端部は、
      前記連結板部の先端部から前記羽根の回転方向における前端部側に延びる前側突起部分と、
      前記連結板部の先端部から前記羽根の回転方向における後端部側に延びる後側突起部分と、を有し、
     前記第2の取付部は、
      前記羽根が破断した場合に、前記前側突起部分が引っ掛かる前側引掛け部分と、
      前記羽根が破断した場合に、前記後側突起部分が引っ掛かる後側引掛け部分と、を有し、
     前記前側引掛け部分は、
      前記羽根が破断した場合に、前記前側突起部分の前記羽根における根元側の端部が引っ掛かる前側垂直板と、
      前記前側垂直板から前記羽根における先端側に延び前記前側突起部分の上方を覆う前側水平板と、を有し、
     前記後側引掛け部分は、
      前記羽根が破断した場合に、前記後側突起部分の前記羽根における根元側の端部が、引っ掛かる後側垂直板と、
      前記後側垂直板から前記羽根における先端側に延び前記後側突起部分の上方を覆う後側水平板と、を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の天井扇風機。
  7.  前記前側突起部分と、前記前側水平板および前記羽根との間には隙間が設けられ、
     前記後側突起部分と、前記後側水平板および前記羽根との間には隙間が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の天井扇風機。
  8.  前記前側突起部分の下面は前記羽根と接触し、前記前側突起部分と前記前側水平板との間には隙間が設けられ、
     前記後側突起部分の下面は前記羽根と接触し、前記後側突起部分と前記後側水平板との間には隙間が設けられ、
     前記連結板部は、第1連結板部と第2連結板部とを有し、
      前記第1連結板部は、細長平板であり、前記第1の端部から下方へ延び、
      前記第2連結板部は、細長平板であり、前記第1連結板部の下端から、前記羽根の先端方向の前記第2の端部まで延び、
     前記第1連結板部と前記第2連結板部とが成す角度は、鈍角であることを特徴とする請求項6に記載の天井扇風機。
  9.  前記前側突起部分と前記羽根との間には隙間が設けられ、前記前側突起部分の上面は前記前側水平板と接触し、
     前記後側突起部分と前記羽根との間には隙間が設けられ、前記後側突起部分の上面は前記後側水平板と接触することを特徴とする請求項6に記載の天井扇風機。
  10.  前記前側突起部分と前記羽根との間には隙間が設けられ、前記前側突起部分の上面は前記前側水平板と接触し、
     前記後側突起部分と、前記後側水平板および前記羽根との間には隙間が設けられることを特徴とする請求項6に記載の天井扇風機。
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