WO2020203678A1

WO2020203678A1 - 情報処理装置、方法、通信端末及び記憶媒体

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Publication number: WO2020203678A1
Application number: PCT/JP2020/013776
Authority: WO
Inventors: 直子野澤; ▲銘▼浩 ▲顧▼; 媛戚
Original assignee: 本田技研工業株式会社
Priority date: 2019-03-29
Filing date: 2020-03-26
Publication date: 2020-10-08
Also published as: TW202107396A; TWI829902B; JPWO2020203678A1; US20220012675A1; JP7284254B2; CN111754150A

Abstract

情報処理装置は、バッテリの配達希望者の端末から、配達場所が指定されたバッテリの配達要求を受信する受信手段と、バッテリの保管場所から前記配達場所へバッテリを配達する配達者を特定する特定手段と、を備える。前記特定手段は、配達候補者の端末に、前記配達場所及び前記保管場所が指定された配達問合せを送信し、前記配達問合せに対して承諾する旨の応答を受信したことを条件として、前記配達候補者を、前記配達者として特定する。

Description

情報処理装置、方法、通信端末及び記憶媒体

　本発明はバッテリの配達に関わる情報処理装置、方法、通信端末及び記憶媒体に関する。

　バッテリで駆動される電気機器は、バッテリの残量が無くなったり、バッテリが劣化すると使用できなくなる。バッテリの劣化に関するサービスとして、特許文献１には、電動アシスト自転車のバッテリの貸与サービスに関する技術が開示されている。

特開２０１６－２０７１７９号公報

　電動バイクのように外出先で使用される電気機器は、バッテリの残量が無くなるとユーザは外出先でその使用ができなくなる。ユーザは最寄りの充電設備でバッテリを充電することも可能であるが、近隣に充電設備が無ければバッテリの充電が困難である。充電済みのバッテリがユーザの外出先に配達されればユーザの利便性を向上できる。

　本発明の目的は、ユーザの外出先にバッテリを配達するサービスを支援する技術を提供することにある。

　本発明によれば、
　バッテリ(6)の配達希望者の端末(3)から、バッテリの配達場所が指定されたバッテリの配達要求(RQ)を受信する受信手段(23,S11)と、
　配達用バッテリが保管される保管場所(300)から前記配達場所へバッテリを配達する配達者を特定する特定手段(21,S15)と、を備え、
　前記特定手段は、
　前記配達場所と前記保管場所の情報を含む配達問合わせを、配達候補者の端末(4)に送信し(S154)、前記配達問合せに対して配達を承諾する旨の応答を前記配達候補者の端末から受信したことを条件として、前記配達候補者を、前記配達者として特定する(S158)、
ことを特徴とする情報処理装置が提供される。

　また、本発明によれば、
　情報処理装置(2)が、バッテリ(6)の配達希望者の端末(3)から、バッテリの配達場所が指定されたバッテリの配達要求(RQ)を受信する受信工程(S11)と、
　前記情報処理装置(2)が、配達用バッテリが保管される保管場所(300)から前記配達場所へバッテリを配達する配達者を特定する特定工程(S15)と、を備え、
　前記特定工程では、
　前記配達場所と前記保管場所の情報を含む配達問合わせを、配達候補者の端末(4)に送信し(S154)、前記配達問合せに対して配達を承諾する旨の応答を前記配達候補者の端末から受信したことを条件として、前記配達候補者を、前記配達者として特定する(S158)、
ことを特徴とする方法が提供される。

　また、本発明によれば、
　情報処理装置(2)から、バッテリ(6)の配達希望者が希望するバッテリの配達場所及び配達用バッテリが保管される保管場所を含む配達問合せを受信する受信手段(43,S211)と、
　ユーザ(201)の選択により、前記配達問合せに対して配達を承諾する旨の応答を前記情報処理装置に送信する送信手段(43,S212)と、を備える、
ことを特徴とする通信端末(4)が提供される。

　また、本発明によれば、
　通信端末(4)を、
　情報処理装置(2)から、バッテリ(6)の配達希望者が希望するバッテリの配達場所及び配達用バッテリが保管される保管場所を含む配達問合せを受信する受信手段(43,S211)、
　ユーザの選択により、前記配達問合せに対して配達を承諾する旨の応答を前記情報処理装置に送信する送信手段(43,S212)、
として機能させるプログラムを記憶した記憶媒体が提供される。

　また、本発明によれば、
　現在位置検出手段(35)と、
　バッテリ(6)の配達場所の指定を受け付ける受付手段(31,34,S1)と、
　情報処理装置(2)に、前記受付手段で受け付けた配達場所が指定されたバッテリの配達要求(RQ)を送信する送信手段(33,S2)と、
　前記情報処理装置から、前記配達要求に対する応答を受信する受信手段(33,S3-S5)と、を備え、
　前記受付手段は、前記配達場所として、前記現在位置検出手段が検出した現在位置又は現在位置と異なる位置を受け付け可能である、
ことを特徴とする通信端末(3)が提供される。

　また、本発明によれば、
　現在位置検出手段(35)を備えた通信端末(3)を、
　バッテリ(6)の配達場所の指定を受け付ける受付手段(31,34,S1)、
　情報処理装置に、前記受付手段で受け付けた配達場所が指定されたバッテリの配達要求(RQ)を送信する送信手段(33,S2)、
　前記情報処理装置から、前記配達要求に対する応答を受信する受信手段(33,S3-S5)、
として機能させるプログラムを記憶した記憶媒体であって、
　前記受付手段は、前記配達場所として、前記現在位置検出手段が検出した現在位置又は現在位置と異なる位置を受け付け可能である、
ことを特徴とする記憶媒体が提供される。

　本発明によれば、ユーザの外出先に充電済みのバッテリを配達するサービスを支援する技術を提供することができる。

支援システムの概要図。配達サービスの運用例を示す説明図。配達サービスの運用例を示す説明図。情報処理装置のブロック図通信端末のブロック図。通信端末のブロック図。データベースに記憶されている情報の例を示す図。データベースに記憶されている情報の例を示す図。データベースに記憶されている情報の例を示す図。配達要求に含まれる情報の例を示す図。図１の支援システムで実行される処理の例を示すフローチャート。配達者を特定する処理の例を示すフローチャート。配達希望者の通信端末の表示例を示す。配達希望者の通信端末の表示例を示す。配達希望者の通信端末の表示例を示す。保管場所の選択例を示す説明図。配達候補者の選択例を示す説明図。配達候補者の別の選択例を示す説明図。配達候補者の別の選択例を示す説明図。配達者の通信端末の表示例を示す。配達者の通信端末の表示例を示す。配達者の通信端末の表示例を示す。図１の支援システムで実行される処理の例を示すフローチャート。図１の支援システムで実行される処理の例を示すフローチャート。データベースに記憶されている情報の例を示す図。配達要求に含まれる情報の別例を示す図。配達者の通信端末の表示例を示す図。

　以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。

　＜第一実施形態＞
　＜システムの概要＞
　図１は支援システム１の概要図である。支援システム１は、情報処理装置２によって、可搬型バッテリの配達サービスを管理するシステムである。情報処理装置２は、インターネット等の通信ネットワークを介して通信端末３ａ～３ｃ、通信端末４ａ～４ｃ及び通信端末５ａ及び５ｂと通信可能に接続され、配達サービスを運用するサーバである。

　図示の通信端末３ａ～３ｃは、充電済みバッテリの配達を希望し得る電気製品のユーザ１０１ａ～１０１ｃが用いる通信端末を例示したものであり、ユーザの数が３に限られるわけではない。以下の説明において、ユーザ１０１ａ～１０１ｃを総称する場合或いは区別しない場合は、ユーザ１０１と表記し、ユーザのうち、バッテリの配達希望者である者を示す場合も配達希望者と表記する。また、通信端末３ａ～３ｃを総称する場合或いは区別しない場合は通信端末３と表記する。

　図１の例において、ユーザ１０１ａは、配達されるバッテリで駆動可能な電動車両（ここでは電動バイク）１０２ａのユーザである。ユーザ１０１ａの通信端末３ａはスマートフォン等の携帯端末である。ユーザ１０１ｂは、配達されるバッテリで駆動可能な家電製品１０２ｂのユーザである。家電製品１０２ｂは、例えば、キャンプ場等で使用可能な電気調理器具や、バッテリを外部電源として利用するための放電器具や、バッテリを充電する充電器等である。ユーザ１０１ｂの通信端末３ｂはスマートフォン等の携帯端末である。ユーザ１０１ｃは、配達されるバッテリで駆動可能な電動車両（ここでは電動バイク）１０２ｃのユーザである。ユーザ１０１ｃの通信端末３ｃは電動車両１０２ｃに搭載された車載通信端末である。

　図示の通信端末４ａ～４ｃは、バッテリを配達する配達者となり得る配達候補者２０１ａ～２０１ｃが用いる通信端末を例示したものであり、配達候補者の数が３に限られるわけではない。以下の説明において、配達候補者２０１ａ～２０１ｃを総称する場合或いは区別しない場合は配達候補者２０１と表記する。また、通信端末４ａ～４ｃを総称する場合或いは区別しない場合は通信端末４と表記する。配達候補者は、配達事業を行う企業に属する従業員が想定されるが、配達候補者になるための適格性を緩くし、そのような企業に属しない一般人を含むより多くの者が配達候補者となることができれば、本実施形態の配達サービスの普及促進が図れる。

　図１の例において、配達候補者２０１ａは、四輪自動車２０２ａにより物品の配達を行う者である。配達候補者２０１ａの通信端末４ａはスマートフォン等の携帯端末である。配達候補者２０１ｂは、バイク２０２ｂにより物品の配達を行う者である。配達候補者２０１ｂの通信端末４ｂはスマートフォン等の携帯端末である。配達候補者２０１ｂは、バイクや自転車（二輪車又は三輪車）２０２ｂにより物品の配達を行う者である。配達候補者２０１ｂの通信端末４ｂはスマートフォン等の携帯端末である。四輪自動車２０２ａ、バイク２０２ｂの動力源はバッテリであってもガソリンであっても良い。配達候補者２０１ｃは、徒歩により物品の配達を行う者である。配達候補者２０１ｃの通信端末４ｃはスマートフォン等の携帯端末である。

　図示の通信端末５ａ及び５ｂは、バッテリを保管する保管場所３００ａ、３００ｂに据え置かれた通信端末を例示したものであり、保管場所の数が２に限られるわけではない。以下の説明において、保管場所３００ａ、３００ｂを総称する場合或いは区別しない場合は、保管場所３００と表記する。また、通信端末５ａ及び５ｂを総称する場合或いは区別しない場合は通信端末５と表記する。

　保管場所３００は、配達対象となるバッテリ６、すなわち配達用バッテリ６が保管される充電施設であり、例えば、バッテリステーションや、電動車両１０２ａの販売店、或いは、電動車両１０２ａのメンテナンス工場である。通信端末５ａは、保管場所３００ａの管理者が使用するパソコンであり、通信端末５ｂは、保管場所３００ｂに据え置かれた充電装置の制御コンピュータである。

　＜配達サービスの概要＞
　図２Ａ及び図２Ｂは本実施形態におけるバッテリの配達サービスの運用例を示す説明図である。本実施形態の配達サービスは、例えば、バッテリシェアリングサービスの一形態であり、事前登録したユーザ１０１に対して、バッテリ６の貸出しを行うサービスに付随する配達サービスである。本実施形態では、共通仕様或いは互換性のあるバッテリの貸出しを想定するが、仕様が異なるバッテリの貸出しであってもよい。

　この配達サービスでは、充電済みバッテリ６の配達を希望する配達希望者１０１が自身の通信端末３から情報処理装置２へ配達要求を送信する。図２Ａの例ではユーザ１０１ａが自身の通信端末３ａから配達要求を送信している。情報処理装置２は、配達候補者２０１の通信端末４に配達問合せを送信する。図２Ａの例では配達候補者２０１ａ、２０１ｂの各通信端末４ａ、４ｂに配達問合せが送信されている。配達候補者は配達問合せに対して通信端末から回答する。図２Ａの例では、配達候補者２０１ｂは承諾し、配達候補者２０１ａは辞退している。配達候補者２０１ｂが配達者として特定される。

　配達者２０１ｂは図２Ｂに示すように、保管場所３００ａに出向いて充電済みのバッテリ６を受け取り、配達希望者１０１へバッテリ６を配達する。これにより一回のサービスが終了する。配達希望者１０１は、迅速にバッテリ６の配達を受けることが可能となる。

　＜情報処理装置及び通信端末の構成例＞
　図３Ａは、情報処理装置２のブロック図である。情報処理装置２は、処理部２１、記憶部２２、通信部２３を含む。処理部２１は、ＣＰＵに代表されるプロセッサであり、記憶部２２に記憶されたプログラムを実行する。記憶部２２は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ハードディスクなどの記憶デバイスである。通信部２３は、通信ネットワークを介して通信端末３、４及び５と通信可能な有線又は無線の通信インタフェースを含む。

　記憶部２２には、処理部２１が実行するプログラムの他、各種のデータが格納される。図３Ａの例では記憶部２２に格納されるデータとして、データベース（ＤＢ）２２１～２２３が例示されている。ＤＢ２２１は、ユーザ１０１の情報が登録されているＤＢであり、ＤＢ２２１をユーザＤＢ２２１と呼ぶ場合がある。ＤＢ２２２は、配達候補者２０１の情報が登録されているＤＢであり、ＤＢ２２２を配達者ＤＢ２２２と呼ぶ場合がある。ＤＢ２２３は、保管場所３００の情報が登録されているＤＢであり、ＤＢ２２３を保管場所ＤＢと呼ぶ場合がある。なお、ＤＢ２２１、ＤＢ２２２、ＤＢ２２３は、それぞれ別個のデータベースとしても良いし、まとめて１つのデータベースとしても良い。本実施形態では、便宜上、データベースを分けて説明しているが、それぞれが別個のデータベースとして存在しているという限定ではない。

　なお、本実施形態では、本実施形態では、配達希望者、配達候補者のいずれも事前に会員登録を行う例を想定している。しかし、会員登録を行っていない者も配達サービスに参加できる運用形態であってもよい。

　図４Ａは、ユーザＤＢ２２１に蓄積された情報の例を示している。ユーザＤＢ２２１には、ユーザ毎（会員毎）のレコードが蓄積されている。「ＩＤ」は個々のユーザ１０１を識別するためのコードである。「連絡先」は、そのユーザ１０１の連絡先の情報であり、代表的には通信端末３のＥメールアドレスや電話番号である。「配達要求」は、そのユーザ１０１が現在、配達要求を行っているか否かのステータス情報であり、「有」は配達要求中であることを、「無」は配達要求中ではないことを示す。配達要求中とは、配達要求の送信からバッテリの受け取りまでであってもよい。

　「配達条件」は、ユーザ１０１が配達要求中である場合に、その条件を示す情報である。図示の例では、「配達場所」と「時間」が例示されている。「配達場所」は、バッテリを受け取る位置の情報である。「時間」は、バッテリを受け取る時間に関する情報であり、具体的な時刻情報（例えば午後２時）であってもよいし、時間帯（午後１時～午後２時）といった情報である。

　図４Ｂは、配達者ＤＢ２２２に蓄積された情報の例を示している。配達者ＤＢ２２２には、配達候補者毎（会員毎）のレコードが蓄積されている。「ＩＤ」は個々の配達候補者２０１を識別するためのコードである。「連絡先」は、その配達候補者２０１の連絡先の情報であり、代表的には通信端末４のＥメールアドレスや電話番号である。「現在位置」は、その配達候補者２０１の現在位置を示す情報であり、通信端末４から送信される現在位置情報が用いられる。

　「対応可能条件」は、配達要求に対してその配達候補者２０１が対応できる条件を示す情報である。この情報は、主に、配達要求があった場合に、問合せの対象とする配達候補者を検索するために用いられる情報である。図示の例では、「スケジュール」と「エリア」が例示されている。「スケジュール」とは、配達候補者２０２が配達を行える日時に関する情報である。その種類としては、例えば、平日のみ、休日のみ、午後のみ、午前のみ、制限なし、等を挙げることができる。「エリア」とは、配達候補者２０２が配達を行える地図上の範囲に関する情報である。その種類としては、例えば、○○市のみ、○○地方全域、制限なし、等を挙げることができる。

　「輸送方法」は、その配達候補者２０１のバッテリ６の輸送方法に関する情報である。この情報は、主に、配達要求があった場合に、配達希望者にバッテリ６が届けられる時間の推定に用いられる情報である。その種類としては、「バイク」、「徒歩」、「自動車」等を挙げることができる。

　図４Ｃは、保管場所ＤＢ２２３に蓄積された情報の例を示している。保管場所ＤＢ２２３には、バッテリ６の保管場所毎のレコードが蓄積されている。「ＩＤ」は個々の保管場所３００を識別するためのコードである。「所在地」は、その保管場所３００の地理的な位置を示す情報である。「在庫数」は、その保管場所３００が保管している充電済みのバッテリ６の数である。情報処理装置２と通信端末５との周期的な通信によって、情報処理装置２は「在庫数」の情報を取得し、保管場所ＤＢ２２３を更新する。

　図３に戻り、図３Ｂは通信端末３のブロック図である。通信端末３は、処理部３１、記憶部３２、通信部３３、表示部３４及びＧＰＳ(Global Positioning System)センサ３５を含む。処理部３１は、ＣＰＵに代表されるプロセッサであり、記憶部３２に記憶されたプログラムを実行する。記憶部３２は、ＲＡＭ、ＲＯＭなどの記憶デバイスである。記憶部３２に記憶されたプログラムには、本実施形態の配達サービスを配達希望者として利用するためのアプリケーションプログラムも含まれる。アプリケーションプログラムは、情報処理装置２等のサーバからダウンロードされてもよいし、ＣＤ－ＲＯＭ等の記憶媒体で配布されてもよい。

　通信部３３は、通信ネットワークを介して情報処理装置２と通信可能な無線通信装置である。表示部３４は、入力機能を備えた電子画像の表示装置であり、例えば、タッチパネル式ディスプレイである。ＧＰＳセンサ３５は通信端末３の現在位置を検知するセンサである。

　図３Ｃは通信端末４のブロック図である。通信端末４は、処理部４１、記憶部４２、通信部４３、表示部４４及びＧＰＳ(Global Positioning System)センサ４５を含む。処理部４１は、ＣＰＵに代表されるプロセッサであり、記憶部４２に記憶されたプログラムを実行する。記憶部４２は、ＲＡＭ、ＲＯＭなどの記憶デバイスである。記憶部４２に記憶されたプログラムには、本実施形態の配達サービスを配達者として利用するためのアプリケーションプログラムも含まれる。アプリケーションプログラムは、情報処理装置２等のサーバからダウンロードされてもよいし、ＣＤ－ＲＯＭ等の記憶媒体で配布されてもよい。

　通信部４３は、通信ネットワークを介して情報処理装置２と通信可能な無線通信装置である。表示部４４は、電子画像の表示装置であり、例えば、タッチパネル式ディスプレイである。ＧＰＳセンサ４５は通信端末４の現在位置を検知するセンサである。

　＜処理例＞
　配達希望者１０１がバッテリ６の配達要求を行う場合のシステムの処理例について図５を参照して説明する。輸送希望者１０１は通信端末３において、配達サービスを利用するためのアプリケーションプログラムを起動し、配達条件等を入力し、通信端末３はこれを受け付ける（Ｓ１）。図７Ａ～図７Ｃは、入力受付時における表示部３４の表示例（ユーザインタフェース例）を示している。

　図７Ａは、配達希望者１０１がバッテリ６を受け取る配達場所を指定する表示画面の例を示している。ボタン３４ａが選択されると、処理部３１はＧＰＳセンサ３５の検知結果を取得し、その位置（つまり配達希望者１０１の現在位置）を配達場所として受け付ける。配達希望者１０１は簡単な操作で配達場所を指定することができる。ボタン３４ｂが選択されると、別のウィンドウが表示され（不図示）、配達希望者１０１は任意の位置を配達場所として指定することができる。任意の位置は、例えば、住所、座標、地図上で指定するポインタの位置、等で指定することができる。

　図７Ｂは、配達希望者１０１がバッテリ６を受け取る配達時間を指定する表示画面の例を示している。ボタン３４ｃが選択されると、配達要求の成立から３０分以内の配達が指定される。ボタン３４ｄが選択されると、配達要求の成立から１時間以内の配達が指定される。ボタン３４ｅが選択されると、別のウィンドウが表示され（不図示）、配達希望者１０１は時間帯や時刻で配達時間を指定することができる。

　図７Ｃは、配達希望者１０１が配達要求を確定する表示画面の例を示している。ボタン３４ｇが選択されると、これまでの入力内容がキャンセルされる。ボタン３４ｆが選択されると、図５のＳ２で、通信端末３は図７Ａ及び図７Ｂで指定した配達条件で配達要求を情報処理装置２へ送信する。図４Ｄは配達要求ＲＱに含まれる情報の例を示しており、配達場所と配達時間が指定されている。

　図５を参照して、情報処理装置２はＳ１１で通信端末３から配達要求ＲＱを受信する。Ｓ１２で情報処理装置２は、保管場所ＤＢ２２３から、配達要求ＲＱで指定された配達場所に基づいて、保管場所３００を１又は複数選択する。例えば、「所在地」（図４Ｃ）を参照して配達要求ＲＱで指定された配達場所から一定の距離内にある保管場所３００が選択される。図８Ａはその一例であり、配達希望者１０１の現在位置が配達場所であることが想定されている。配達希望者１０１から一定の距離の範囲である領域４００に含まれる保管場所３００ｃ、３００ｄが選択され、領域４００外の保管場所３００ｅ、３００ｆは選択されない。なお、保管場所３００の選択をせず、すべての保管場所の情報を配達候補者２０１の端末４に配達問合わせとして送信するようにしても良い。

　図５に戻り、Ｓ１３で情報処理装置２は、少なくとも一つの保管場所３００をＳ１２の処理で選択できたか否かを判定し、選択できた場合はＳ１５へ進み、選択できなかった場合はＳ１４へ進む。Ｓ１４で情報処理装置２は、配達要求ＲＱを送信した通信端末３に、配達要求が受け付けられなかったことを示す通知を送信する。通信端末３はこれを受信し（Ｓ３）、配達希望者１０１はその旨を認識することができる。

　Ｓ１４で情報処理装置２は、Ｓ１２で選択した保管場所３００から配達場所へバッテリ６を配達する配達者２０１を特定する。ここでは、情報処理装置２は配達候補者２０１に問合せを送信し、問合せを受信した通信端末４からの応答（Ｓ２１）によって配達者２０１を特定する。図６はＳ１５とＳ２１の処理の例を示すフローチャートである。

　Ｓ１５１で情報処理装置２は、配達者ＤＢ２２２を検索し、問合せの送信対象とする１又は複数の配達候補者２００を選択する。

　配達候補者２００は、配達場所、Ｓ１２で選択した保管場所３００、及び、配達候補者２００の「エリア」情報（図４Ｂ）に基づいて選択することができる。図８Ｂはその一例を示す説明図である。図示の例では、保管場所３００ｃ、３００ｄが選択されている。「エリア」情報の一例であるエリア４０１は、保管場所３００ｃ、３００ｄ及び配達場所（この例では配達希望者１０１の現在位置）を全て包含している。したがって、エリア４０１が「エリア」情報として配達者ＤＢ２２２に設定されている配達者は、配達候補者として選択される。「エリア」情報の一例であるエリア４０２は、保管場所３００ｃ及び配達場所（この例では配達希望者１０１の現在位置）を包含している。エリア４０２は、保管場所３００ｄを包含していないが、エリア４０２が「エリア」情報として配達者ＤＢ２２２に設定されている配達候補者も選択することができる。すなわち、複数の保管場所３００が選択されている場合、選いずれか一つの保管場所がエリアに含まれている配達候補者を選択してもよい。

　「エリア」情報を用いない場合、或いは、「エリア」情報と併用して更なる絞り込みを行う別の選択方法として、例えば、Ｓ１２で選択した保管場所３００の位置と、配達候補者２００の現在位置に基づいて問合せの対象とする配達候補者２００を選択してもよい。図９Ａはその一例を示す説明図である。図示の例では、Ｓ１２で選択された保管場所３００ｃから一定の距離の範囲である領域４０３内に位置している配達候補者２０１ｄ、２０１ｅが選択され、領域４０３外の配達候補者２０１ｆは選択されない。

　この場合、更に、配達場所を考慮してもよい。図９Ｂはその一例を示す説明図である。図示の例では、配達場所（この例では配達希望者１０１の現在位置）から一定の距離の範囲である領域４０４内に位置している配達候補者２０１ｄが選択され、領域４０３外の配達候補者２０１ｅは選択されない。

　「エリア」情報を用いない場合の更に別の選択方法としては、例えば、配達者ＤＢ２２２に登録されている全配達候補者を選択してもよい。

　図６に戻り、Ｓ１５２で情報処理装置２は、少なくとも一人の配達候補者２０１を選択できたか否かを判定し、選択できた場合はＳ１５４へ進み、選択できなかった場合はＳ１５３へ進む。Ｓ１５３では配達者２０１を特定できなかったことを設定する。

　Ｓ１５４で情報処理装置２は、Ｓ１５１で選択した配達候補者２０１の通信端末４に配達問合せを送信する。通信端末４は配達問合せを受信する（Ｓ２１１）。通信端末４には、配達問合せの内容が表示される。図１０Ａは表示部４４の表示例を示す。図示の例では、配達条件と、バッテリ６の保管場所３００の情報が表示部４４に表示されている。配達条件には、配達要求ＲＱで指定されている配達場所と配達時間が含まれている。また、図示の例では２か所の保管場所３００が示されており、各保管場所３００における充電済みバッテリ６の在庫数も示されている。なお、在庫情報は数の表示に替えて、在庫の有無が確認できる記号やマーク、文字情報等で示しても良い。

　配達候補者２０１は、表示部４４に表示された情報を基に、バッテリ６の配達を引き受けるか否かを判断することができる。在庫数が示されていることにより、例えば、多数のバッテリ６が保管されており、確実にバッテリ６を引き取ることができる保管場所があるか否かを判断することができる。ボタン４４ａが選択されると、図６のＳ２１２で、通信端末４から情報処理装置２へ配達を承諾したことを示す回答が送信される。ボタン４４ｂが選択されると辞退したことを示す回答が送信される。

　Ｓ１５５で情報処理装置２は、通信端末４から回答を受信する。Ｓ１５６では少なくとも一人の承諾者があったか否かを判定し、承諾者があった場合はＳ１５８へ進み、承諾者が一人もいなかった場合はＳ１５７へ進む。Ｓ１５７では配達者２０１を特定できなかったことを設定する。Ｓ１５８で情報処理装置２は配達者２０１を特定する。承諾者が一人であった場合は、その承諾者が配達者２０１として特定される。承諾者が複数人であった場合は、いずれか一人の承諾者が配達者２０１として特定される。特定は、抽選でもよいし、承諾者の現在位置や過去の実績を基準としたものであってもよいし、最も早く回答した承諾者を優先するものであってもよい。なお、配達候補者２０１がバッテリを引き取る保管場所を選択できるようにし、当該配達候補者２０１が配達者２０１として特定された場合に、選択された保管場所のバッテリを取り置く、すなわち予約できるようにしてもよい。

　図５に戻り、Ｓ１６で情報処理装置２は、配達者２０１をＳ１５の処理で特定できたか否かを判定し、特定できた場合はＳ１８へ進み、特定できなかった場合はＳ１７へ進む。Ｓ１７で情報処理装置２は、配達要求ＲＱを送信した通信端末３に、配達要求が受け付けられなかったことを示す通知を送信する。通信端末３はこれを受信し（Ｓ４）、配達希望者１０１はその旨を認識することができる。

　Ｓ１８で情報処理装置２は、バッテリ６の配達場所、Ｓ１２で選択されたバッテリ６の保管場所３００の位置、及び、Ｓ１５で特定された配達者２０１の現在位置から配達予定時間を演算する。配達予定時間は、概算値でもよいし、より正確な時間であってもよい。演算は、例えば、配達者２０１の現在位置から保管場所３００までの距離と、保管場所３００から配達場所までの距離の合計の距離に、係数をかけて演算した値であってもよい。距離は直線距離であってもよいし、地点間の経路を考慮したより正確な距離であってもよい。また、配達者２０１の輸送方法（図４Ｂ）に対応して、係数を変更してもよく、例えば、徒歩の場合は、バイクよりも長い時間が演算されるように係数を設定してもよい。Ｓ１２で選択されたバッテリ６の保管場所３００が複数ある場合は、配達者２０１の現在位置から最も近い保管場所３００を基準としてもよいし、配達者２０１に対して、バッテリ６を取りに行く保管場所３００を通知するように義務付けてもよい。

　Ｓ１９で情報処理装置は、配達要求の成立を確定し、その旨を示す成立情報を、配達希望者１０１の通信端末３と、配達者２０１の通信端末４とにそれぞれ送信する。通信端末３はこれを受信し（Ｓ５）、配達希望者１０１はバッテリ６が配達されることを認識することができる。図１０Ｂは通信端末３の表示部３４に表示される成立情報の例を示している。図示の例では、配達要求が受け付けられたこと共に、配達場所、配達時間を確認するための情報が表示されている。配達時間はＳ１８で演算した配達予定時間である。また、配達者２０１の識別情報（例えば名前や連絡先）も表示されている。バッテリ６の配達時に本人確認を行うことができる。識別情報は、車両やバッテリにＩＤを付与して識別できるようにしてもよい。

　図１０Ｃは通信端末４の表示部４４に表示される成立情報の例を示している。図示の例では、配達者に選ばれたこと共に、配達場所、配達時間、保管場所を確認するための情報が表示されている。配達時間はＳ１８で演算した配達予定時間であり、配達者２０１にとってもバッテリ６を配達すべき時間の目安となる。また、受取人（配達希望者１０１）の識別情報（例えば名前や連絡先）も表示されている。バッテリ６の配達時に本人確認を行うことができる。識別情報は、車両やバッテリにＩＤを付与して識別できるようにしてもよい。

　以上の処理により、配達者２０１によるバッテリ６の配達が開始される。図２Ｂで説明したように、配達者２０１はまず、保管場所３００へ向かって充電済みバッテリ６を受け取り、配達場所へ向かうことになる。一方、配達希望者１０１としては、配達状況が気になる場合がある。図１１は、配達要求確認後の配達状況の確認に関する処理の例を示している。

　Ｓ３１で情報処理装置２は、配達者２０１の通信端末４へ現在位置の問合せを送信し、通信端末４はＧＰＳセンサ４５で検知した現在位置情報を情報処理装置２へ送信する（Ｓ４１）。Ｓ３２で情報処理装置２は受信した現在位置情報によって、配達者２０１に関する配達者ＤＢ２２２の「現在位置」の情報を更新する。Ｓ３３で情報処理装置２は、受信した現在位置情報から配達者２０１の現在位置と配達場所の距離を演算する。Ｓ３４で情報処理装置２は、Ｓ３３で演算した残距離が予め定めた閾値未満か否かを判定することにより、配達場所の近くまで配達者２０１が来ているかを判定する。閾値は例えば数百ｍｍである。配達場所の近くまで配達者２０１が来ていると判定した場合はＳ３５へ進み、そうでない場合はＳ３６へ進む。Ｓ３６では所定時間後（例えば５分後）にＳ３１以下の処理を再度行う。

　Ｓ３５で情報処理装置２は、配達希望者２０１の通信端末３へ、間もなくバッテリが届くことを示す情報を送信する。通信端末３はこの情報を受信し（Ｓ５１）、配達希望者１０１はその旨を認識することができる。配達希望者１０１はバッテリ６の受け取りの準備をすることができる。なお、情報処理装置２は配達希望者２０１の通信端末３からの要求により、配達者２０１の現在位置情報を通信端末３へ送信してもよい。配達希望者１０１がバッテリ６の配達状況を任意のタイミングで知ることができる。

　以上の処理により、ユーザ１０１の外出先にバッテリ６を配達するサービスを支援することができる。

　＜第二実施形態＞
　配達候補者２０１は、上記の配達サービス以外に、他の配達サービスを行っている場合もある。配達候補者２０１の忙しさの状況に応じて、配達問合せ（Ｓ１５４）を送信する配達候補者２０１を選択できれば効率的である。そこで、配達候補者２０１がその通信端末４から情報処理装置２へ、自身の空き状況（忙しさ度合）を提供できるようにしてもよい。図１２Ａはそのための通信端末４と情報処理装置２との間の処理例を示すフローチャートである。

　配達候補者２０１は、自身の通信端末４を操作して情報処理装置２へ空き状況を示す情報を送信する（Ｓ６１）。情報所処理装置２はこの情報をＳ７１で受信し、Ｓ７２でその配達候補者２０１に関して配達者ＤＢ２２２を更新する。図１１２Ｂは本実施形態における配達者ＤＢ２２２に蓄積された情報の例を示している。

　図４Ｂの例との違いは、「空き状況」情報である。「○」は空いている（忙しくない）ことを示し、「△」は普通であることを示し、「×」は忙しいことを示している。デフォルトは「△」とし、配達候補者２０１からの空き状況の送信（Ｓ６１）によって、「○」か「×」に更新されてもよい。

　図６のＳ１５１における検索においては、「空き状況」情報を参照し、「○」が示されている配達候補者２０１が優先的に選択されるようにすることができる。

　＜第三実施形態＞
　配達候補者２０１は、上記の配達サービス以外に、他の配達サービスを行っている場合もある。このため、バッテリ６に加えて他の物品も同時に配達することができる場合がある。他の物品としては、バッテリ６を使用する電気製品（１０２ａ～１０２ｃ）と関連する物品であってもよいし、関連しない商品であってもよい。他の物品は、例えば、電気製品が電気調理器具の場合、肉、魚、野菜などの食材であってもよい。また、他の物品は、例えば、バッテリ６が使用可能な照明器具であってもよい。他の物品は予め種類が決められていてもよいし、配達希望者１０１が任意に希望できるものであってもよい。

　他の物品は、配達希望者１０１が通信端末３に入力して指定することができ、配達要求ＲＱには、図１３Ａに例示するように、バッテリ６の配達場所、配達時間に加えて、配達希望者１０１が指定した「他の物品」の情報が含まれる。図１３Ｂは、図６のＳ１５４で情報処理装置２が配達候補者２０１の通信端末４に送信する配達問合せの内容の例（表示部４４の表示例）を示している。この例では「同時配達物品」の情報が表示されている。この「同時配達物品」は配達要求ＲＱにおいて指定されている「他の物品」である。配達候補者２０１は、自身で「同時配達物品」を調達または運搬できるか否かを判断したうえで、承諾又は辞退を選択することができる。

　配達要求が成立すると、配達者２０１は、保管場所３００と「同時配達物品」の保管場所でそれぞれバッテリ６と、「同時配達物品」を取得して、配達場所へ向かうことになる。配達希望者１０１としてはバッテリ６以外の物品も入手できるので、配達サービスの利用を促進することができる。なお、バッテリの保管場所と同時配達物品の保管場所は同じ場所であってもよいし、異なる場所であってもよい。

　＜第四実施形態＞
　上記実施形態では、配達希望者１０１の操作により通信端末３から配達要求を送信するようにしたが、車載端末３ｃの場合、電動車両１０２ｃのバッテリ６の消費度合に基づいて車載端末３ｃがバッテリ６の交換の必要性を判断し、その判断結果に基づいて、自動的に配達要求を情報処理装置２へ送信するようにしてもよい。或いは、車載端末３ｃがユーザ１０１ｃにバッテリ６の交換を促し、ユーザ１０１ｃが同意した場合に配達要求を情報処理装置２へ送信するようにしてもよい。

　＜実施形態のまとめ＞
　上記実施形態は以下の情報処理装置、方法、通信端末又は記憶媒体を少なくとも開示する。

　１．上記実施形態の情報処理装置(2)は、
　バッテリ(6)の配達希望者の端末(3)から、バッテリの配達場所が指定されたバッテリの配達要求(RQ)を受信する受信手段(23,S11)と、
　配達用バッテリが保管される保管場所(300)から前記配達場所へバッテリを配達する配達者を特定する特定手段(21,S15)と、を備え、
　前記特定手段は、
　前記配達場所と前記保管場所の情報を含む配達問合わせを、配達候補者の端末(4)に送信し(S154)、前記配達問合せに対して配達を承諾する旨の応答を前記配達候補者の端末から受信したことを条件として、前記配達候補者を、前記配達者として特定する(S158)。
この実施形態によれば、ユーザ（配達希望者）の外出先に充電済みのバッテリを配達するサービスを支援する技術を提供することができる。配達候補者には、配達を引き受けるか否かを判断する情報が与えられ、配達者を効率的に探索できる。

　２．上記実施形態では、
　前記特定手段は、配達候補者の情報が登録されたデータベース(222)から、前記配達問合せを送信する配達候補者を選択し、
　前記データベースは、配達候補者の位置情報を含み、
　前記特定手段は、前記保管場所及び配達候補者の現在位置に基づいて、前記配達問合せを送信する配達候補者を選択する(S151,図9A)。
この実施形態によれば、地理的に適した配達者を効率的に探索できる。

　３．上記実施形態では、
　前記特定手段は、配達候補者の情報が登録されたデータベース(222)から、前記配達問合せを送信する配達候補者を選択し、
　前記データベースは、配達候補者の位置情報を含み、
　前記特定手段は、前記配達場所、前記保管場所及び配達候補者の現在位置に基づいて、前記配達問合せを送信する配達候補者を選択する(S151,図9B)。
この実施形態によれば、より一層、地理的に適した配達者を効率的に探索できる。

　４．上記実施形態では、
　前記特定手段は、配達候補者の情報が登録されたデータベース(222)から、前記配達問合せを送信する配達候補者を選択し(S151)、
　前記データベースは、各配達候補者の空き状況を示す情報を含み(図13B)、
　前記特定手段は、前記空き状況を示す情報に基づいて、前記配達問合せを送信する配達候補者を選択する(S151)。
この実施形態によれば、直ぐに配達に対応可能な配達者を効率的に探索できる。

　５．上記実施形態の情報処理装置(2)は、
　前記特定手段が前記配達者を特定した場合に、前記配達希望者の端末、及び、前記特定手段が特定した前記配達者の端末に、前記配達要求が成立したことを示す情報を送信する送信手段(23,S19)を備える。
この実施形態によれば、配達希望者、配達者の双方に配達要求の確定を知らせることができる。

　６．上記実施形態では、
　前記配達要求には、配達時間に関する条件が指定されており、
　前記配達問合せには、前記配達時間に関する条件が指定されている(図10A)。
この実施形態によれば、配達希望者の時間的な要望をかなえることができる。

　７．上記実施形態では、
　前記配達問合せには、前記保管場所におけるバッテリの在庫状況を示す情報が含まれる(図10A)。
この実施形態によれば、配達候補者に、配達を引き受けるか否かを判断する有益な情報を提供できる。

　８．上記実施形態の情報処理装置(2)は、
　前記特定手段が前記配達者を特定した場合に、少なくとも前記配達場所及び前記配達者の現在位置に基づいて、配達予定時間を演算する演算手段(21,S18)と、
　前記演算手段が演算した前記配達予定時間を示す情報を前記配達希望者の端末に送信する送信手段(23,S19)と、を備える。
この実施形態によれば、配達希望者に有益な情報を提供できる。

　９．上記実施形態の情報処理装置(2)は、
　配達中の前記配達者の現在位置が、前記配達場所に近づいた場合に、前記配達希望者の端末に、バッテリが間もなく配達されることを示す情報を送信する送信手段(23,S35)を備える。
この実施形態によれば、配達希望者に有益な情報を提供できる。

　１０．上記実施形態では、
　前記配達要求には、前記配達希望者がバッテリと共に配達を希望する他の物品に関する情報が含まれ(図13A)、
　前記配達問合せには、前記他の物品に関する情報が含まれている(図13B)。
この実施形態によれば、バッテリ以外の物品も配達希望者に提供できる。

　１１．上記実施形態の情報処理装置(2)は、
　バッテリの保管場所の情報が登録されたデータベースから、前記配達場所に基づいて、前記配達希望者に配達するバッテリの保管場所を選択する選択手段(21,S12)を備え、
　前記配達問合せに含まれる前記保管場所の情報は、前記選択手段が選択した前記保管場所の情報である。
この実施形態によれば、地理的に適した保管場所を選択できる。

　１２．上記実施形態の方法は、
　情報処理装置(2)が、バッテリ(6)の配達希望者の端末(3)から、配達場所が指定されたバッテリの配達要求を受信する受信工程(S11)と、
　前記情報処理装置(2)が、配達用バッテリが保管される保管場所(300)から前記配達場所へバッテリを配達する配達者を特定する特定工程(S15)と、を備え、
　前記特定工程では、
　前記配達場所と前記保管場所の情報を含む配達問合わせを、配達候補者の端末(4)に送信し(S154)、前記配達問合せに対して配達を承諾する旨の応答を前記配達候補者の端末から受信したことを条件として、前記配達候補者を、前記配達者として特定する(S158)。
この実施形態によれば、ユーザ（配達希望者）の外出先に充電済みのバッテリを配達するサービスを支援する技術を提供することができる。配達候補者には、配達を引き受けるか否かを判断する情報が与えられ、配達者を効率的に探索できる。

　１３．上記実施形態の通信端末(4)は、
　情報処理装置(2)から、バッテリの配達場所及び前記バッテリの保管場所が指定された配達問合せを受信する受信手段(43,S211)と、
　ユーザ(201)の選択により、前記配達問合せに対して配達を承諾する旨の応答を前記情報処理装置に送信する送信手段(43,S212)と、を備える。
この実施形態によれば、配達候補者にバッテリの配達の依頼があることを効率的に知らせることができ、ユーザ（配達希望者）の外出先に充電済みのバッテリを配達するサービスを支援する技術を提供することができる。

　１４．上記実施形態のプログラムを記憶した記憶媒体は、
　通信端末(4)を、
　情報処理装置(2)から、バッテリの配達場所及び前記バッテリの保管場所が指定された配達問合せを受信する受信手段(43,S211)、
　ユーザの選択により、前記配達問合せに対して配達を承諾する旨の応答を前記情報処理装置に送信する送信手段(43,S212)、
として機能させる。
この実施形態によれば、配達候補者にバッテリの配達の依頼があることを効率的に知らせることができ、ユーザ（配達希望者）の外出先に充電済みのバッテリを配達するサービスを支援する技術を提供することができる。

　１５．上記実施形態の通信端末(3)は、
　現在位置検出手段(35)と、
　バッテリの配達場所の指定を受け付ける受付手段(31,34,S1)と、
　情報処理装置(2)に、前記受付手段で受け付けた配達場所が指定されたバッテリの配達要求を送信する送信手段(33,S2)と、
　前記情報処理装置から、前記配達要求に対する応答を受信する受信手段(33,S3-S5)と、を備え、
　前記受付手段は、前記配達場所として、前記現在位置検出手段が検出した現在位置又は現在位置と異なる位置を受け付け可能である(図7A)。
この実施形態によれば、配達希望者によるバッテリの配達場所の指定を容易化でき、ユーザ（配達希望者）の外出先に充電済みのバッテリを配達するサービスを支援する技術を提供することができる。

　１６．上記実施形態の記憶媒体は、
　現在位置検出手段(35)を備えた通信端末(3)を、
　バッテリの配達場所の指定を受け付ける受付手段(31,34,S1)、
　情報処理装置に、前記受付手段で受け付けた配達場所が指定されたバッテリの配達要求を送信する送信手段(33,S2)、
　前記情報処理装置から、前記配達要求に対する応答を受信する受信手段(33,S3-S5)、
として機能させるプログラムを記憶した記憶媒体であって、
　前記受付手段は、前記配達場所として、前記現在位置検出手段が検出した現在位置又は現在位置と異なる位置を受け付け可能である(図7A)。
この実施形態によれば、配達希望者によるバッテリの配達場所の指定を容易化でき、ユーザ（配達希望者）の外出先に充電済みのバッテリを配達するサービスを支援する技術を提供することができる。

　以上、発明の実施形態について説明したが、発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。

Claims

　バッテリ(6)の配達希望者の端末(3)から、バッテリの配達場所が指定されたバッテリの配達要求(RQ)を受信する受信手段(23,S11)と、
　配達用バッテリが保管される保管場所(300)から前記配達場所へバッテリを配達する配達者を特定する特定手段(21,S15)と、を備え、
　前記特定手段は、
　前記配達場所と前記保管場所の情報を含む配達問合わせを、配達候補者の端末(4)に送信し(S154)、前記配達問合せに対して配達を承諾する旨の応答を前記配達候補者の端末から受信したことを条件として、前記配達候補者を、前記配達者として特定する(S158)、
ことを特徴とする情報処理装置。
　請求項１に記載の情報処理装置であって、
　前記特定手段は、配達候補者の情報が登録されたデータベース(222)から、前記配達問合せを送信する配達候補者を選択し、
　前記データベースは、配達候補者の位置情報を含み、
　前記特定手段は、前記保管場所及び配達候補者の現在位置に基づいて、前記配達問合せを送信する配達候補者を選択する(S151)、
ことを特徴とする情報処理装置。
　請求項１に記載の情報処理装置であって、
　前記特定手段は、配達候補者の情報が登録されたデータベース(222)から、前記配達問合せを送信する配達候補者を選択し、
　前記データベースは、配達候補者の位置情報を含み、
　前記特定手段は、前記配達場所、前記保管場所及び配達候補者の現在位置に基づいて、前記配達問合せを送信する配達候補者を選択する(S151)、
ことを特徴とする情報処理装置。
　請求項１に記載の情報処理装置であって、
　前記特定手段は、配達候補者の情報が登録されたデータベースから(222)、前記配達問合せを送信する配達候補者を選択し、
　前記データベースは、配達候補者の空き状況を示す情報を含み、
　前記特定手段は、前記空き状況を示す情報に基づいて、前記配達問合せを送信する配達候補者を選択する(S151)、
ことを特徴とする情報処理装置。
　請求項１に記載の情報処理装置であって、
　前記特定手段が前記配達者を特定した場合に、前記配達希望者の端末、及び、前記特定手段が特定した前記配達者の端末に、前記配達要求が成立したことを示す情報を送信する送信手段(23,S19)を備える、
ことを特徴とする情報処理装置。
　請求項１に記載の情報処理装置であって、
　前記配達要求には、配達時間に関する条件が指定されており、
　前記配達問合せには、前記配達時間に関する条件が指定されている、
ことを特徴とする情報処理装置。
　請求項１に記載の情報処理装置であって、
　前記配達問合せには、前記保管場所におけるバッテリの在庫状況を示す情報が含まれる、
ことを特徴とする情報処理装置。
　請求項１に記載の情報処理装置であって、
　前記特定手段が前記配達者を特定した場合に、少なくとも前記配達場所及び前記配達者の現在位置に基づいて、配達予定時間を演算する演算手段(21,S18)と、
　前記演算手段が演算した前記配達予定時間を示す情報を前記配達希望者の端末に送信する送信手段(23,S19)と、を備える、
ことを特徴とする情報処理装置。
　請求項１に記載の情報処理装置であって、
　配達中の前記配達者の現在位置が、前記配達場所に近づいた場合に、前記配達希望者の端末に、バッテリが間もなく配達されることを示す情報を送信する送信手段(23,S35)を備える、
ことを特徴とする情報処理装置。
　請求項１に記載の情報処理装置であって、
　前記配達要求には、前記配達希望者がバッテリと共に配達を希望する他の物品に関する情報が含まれ、
　前記配達問合せには、前記他の物品に関する情報が含まれている、
ことを特徴とする情報処理装置。
　請求項１に記載の情報処理装置であって、
　バッテリの保管場所の情報が登録されたデータベースから、前記配達場所に基づいて、前記配達希望者に配達するバッテリの保管場所を選択する選択手段(21,S12)を備え、
　前記配達問合せに含まれる前記保管場所の情報は、前記選択手段が選択した前記保管場所の情報である、
ことを特徴とする情報処理装置。
　情報処理装置(2)が、バッテリ(6)の配達希望者の端末(3)から、バッテリの配達場所が指定されたバッテリの配達要求(RQ)を受信する受信工程(S11)と、
　前記情報処理装置(2)が、配達用バッテリが保管される保管場所(300)から前記配達場所へバッテリを配達する配達者を特定する特定工程(S15)と、を備え、
　前記特定工程では、
　前記配達場所と前記保管場所の情報を含む配達問合わせを、配達候補者の端末(4)に送信し(S154)、前記配達問合せに対して配達を承諾する旨の応答を前記配達候補者の端末から受信したことを条件として、前記配達候補者を、前記配達者として特定する(S158)、
ことを特徴とする方法。
　情報処理装置(2)から、バッテリ(6)の配達希望者が希望するバッテリの配達場所及び配達用バッテリが保管される保管場所を含む配達問合せを受信する受信手段(43,S211)と、
　ユーザ(201)の選択により、前記配達問合せに対して配達を承諾する旨の応答を前記情報処理装置に送信する送信手段(43,S212)と、を備える、
ことを特徴とする通信端末(4)。
　通信端末(4)を、
　情報処理装置(2)から、バッテリ(6)の配達希望者が希望するバッテリの配達場所及び配達用バッテリが保管される保管場所を含む配達問合せを受信する受信手段(43,S211)、
　ユーザの選択により、前記配達問合せに対して配達を承諾する旨の応答を前記情報処理装置に送信する送信手段(43,S212)、
として機能させるプログラムを記憶した記憶媒体。
　現在位置検出手段(35)と、
　バッテリ(6)の配達場所の指定を受け付ける受付手段(31,34,S1)と、
　情報処理装置(2)に、前記受付手段で受け付けた配達場所が指定されたバッテリの配達要求(RQ)を送信する送信手段(33,S2)と、
　前記情報処理装置から、前記配達要求に対する応答を受信する受信手段(33,S3-S5)と、を備え、
　前記受付手段は、前記配達場所として、前記現在位置検出手段が検出した現在位置又は現在位置と異なる位置を受け付け可能である、
ことを特徴とする通信端末(3)。
　現在位置検出手段(35)を備えた通信端末(3)を、
　バッテリ(6)の配達場所の指定を受け付ける受付手段(31,34,S1)、
　情報処理装置に、前記受付手段で受け付けた配達場所が指定されたバッテリの配達要求(RQ)を送信する送信手段(33,S2)、
　前記情報処理装置から、前記配達要求に対する応答を受信する受信手段(33,S3-S5)、
として機能させるプログラムを記憶した記憶媒体であって、
　前記受付手段は、前記配達場所として、前記現在位置検出手段が検出した現在位置又は現在位置と異なる位置を受け付け可能である、
ことを特徴とする記憶媒体。