WO2019163025A1 - 電動機駆動装置および掃除機 - Google Patents

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酒井 顕
裕次 ▲高▼山
和徳 畠山
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Abstract

電動機巻線(2,3)を有する単相電動機(18)を駆動する電動機駆動装置(50)であって、電動機巻線(2,3)の接続状態を切り替える切替部(19)と、スイッチング素子(4a~7a)を含み、電動機巻線(2,3)への通電を制御するインバータ回路(12)と、を備え、インバータ回路(12)に印加される電圧、インバータ回路(12)に流れる電流および単相電動機(18)の回転速度のうち少なくとも1つに応じて、電動機巻線(2,3)の接続状態が変化する。

Description

電動機駆動装置および掃除機
 本発明は、単相電動機を駆動する電動機駆動装置および掃除機に関する。
 従来、単相電動機を備える電動機駆動装置では、インバータ回路が、単相電動機の動作を制御している(例えば、特許文献1参照)。
特許第3729451号公報
 特許文献1に記載の電動機駆動装置では、単相電動機の効率およびインバータ回路の効率を併せた総合効率は、インバータ回路の入力電圧および単相電動機の駆動条件に依存する。特許文献1に記載の電動機駆動装置は、単相電動機が低速で回転するときの効率は良いが、単相電動機が高速で回転するときの効率は悪いといった特性になることがある。このような特性を有する場合、特許文献1に記載の電動機駆動装置は、広い回転速度の範囲で駆動される製品に搭載される場合、単相電動機の回転速度によっては効率の悪い条件で駆動しなければならない、という問題があった。
 また、特許文献1に記載の電動機駆動装置は、ある電圧値で駆動するときの効率は良いが、別の電圧値で駆動するときの効率は悪いといった特性になることがある。このような特性を有する場合、特許文献1に記載の電動機駆動装置は、広い電圧の範囲で駆動される製品に搭載される場合、印加される電圧によっては効率の悪い条件で駆動しなければならない、という問題があった。
 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、単相電動機を高効率で駆動できる電動機駆動装置を得ることを目的とする。
 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の電動機巻線を有する単相電動機を駆動する電動機駆動装置である。電動機駆動装置は、複数の電動機巻線の接続状態を切り替える切替部と、複数のスイッチング素子を含み、複数の電動機巻線への通電を制御するインバータ回路と、を備える。電動機駆動装置は、インバータ回路に印加される電圧、インバータ回路に流れる電流および単相電動機の回転速度のうち少なくとも1つに応じて、複数の電動機巻線の接続状態が変化する。
 本発明に係る電動機駆動装置は、高効率で駆動できるという効果を奏する。
実施の形態1に係る電動機駆動装置の構成例を示す図 実施の形態1に係る電動機駆動装置における条件ごとの単相電動機の回転数および総合効率の特性の例を示す図 実施の形態1に係る電動機駆動装置における条件ごとの単相電動機の回転数および総合効率の特性の他の例を示す図 実施の形態1に係る電動機駆動装置が搭載された掃除機の構成例を示す図 実施の形態1に係る電動機駆動装置における制御部が単相電動機の回転数に基づいて切替部を制御する処理を示すフローチャート 実施の形態1に係る電動機駆動装置における制御部がインバータ回路に入力される直流電圧および単相電動機の回転数に基づいて切替部を制御する処理を示すフローチャート 実施の形態1に係る電動機駆動装置における制御部が単相電動機に流れる電流および単相電動機の回転数に基づいて切替部を制御する処理を示すフローチャート 実施の形態1に係る電動機駆動装置における制御部がインバータ回路に入力される直流電圧、単相電動機に流れる電流、および単相電動機の回転数に基づいて切替部を制御する処理を示すフローチャート 実施の形態1に係る電動機駆動装置が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで構成する場合の例を示す図 実施の形態1に係る電動機駆動装置が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図 実施の形態2に係る電動機駆動装置の構成例を示す図 実施の形態2に係る電動機駆動装置における条件ごとの単相電動機の回転数および総合効率の特性の例を示す図 実施の形態3に係る電動機駆動装置の構成例を示す図 実施の形態4に係る電動機駆動装置の構成例を示す図
 以下に、本発明の実施の形態に係る電動機駆動装置および掃除機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
 図1は、本発明の実施の形態1に係る電動機駆動装置50の構成例を示す図である。図1に示すように、電動機駆動装置50は、直流電源31および交流電源32に接続される。以下では一例として、直流電源31はDC(Direct Current)20Vの直流電圧を供給するバッテリーとし、交流電源32はAC(Alternating Current)100Vの交流電圧を供給する家庭用交流電源とする。図1に示した例では、直流電源31および交流電源32の両方が電動機駆動装置50に接続されているが、使用条件によってはいずれか一方のみが接続されることもある。電動機駆動装置50は、直流電源31から供給される直流電圧、または交流電源32から供給される交流電圧によって動作する。電動機駆動装置50は、整流器33と、ダイオード34と、コンデンサ1と、電圧検出部35と、電流検出部30と、インバータ回路12と、単相電動機18と、切替部19と、回転数検出部38と、制御部14と、を備える。
 整流器33は、整流ダイオード33a~33dを備える。電動機駆動装置50では、整流器33が交流電源32から供給される交流電圧を整流して直流電圧に変換し、この直流電圧をコンデンサ1が平滑することによって、DC約141V(=100×√2V)の直流電圧が生成される。
 ダイオード34は、コンデンサ1の両端電圧が直流電源31の電圧以上になった場合に、コンデンサ1から直流電源31に電流が流れ込むのを防止するための逆流防止素子である。
 電圧検出部35は、コンデンサ1の両端電圧、すなわちインバータ回路12に印加される電圧を検出する。電圧検出部35は、抵抗値R1の抵抗35a、および抵抗値R2の抵抗35bから構成される分圧抵抗を備え、抵抗35bの両端電圧を検出し、検出した電圧値を制御部14に出力する。なお、電圧検出部35から電圧値を取得する制御部14は、あらかじめ抵抗35aの抵抗値R1および抵抗35bの抵抗値R2の情報を保持している。そのため、制御部14は、電圧検出部35から取得した電圧値をV1とすると、「V1×((R1+R2)/R2)」の計算式から、実際のコンデンサ1の両端電圧を算出することができる。
 電流検出部30は、インバータ回路12に流れる電流、すなわちコンデンサ1の正極からインバータ回路12を経由してコンデンサ1の負極に流れる電流を検出する。インバータ回路12に流れる電流は、後述する単相電動機18の電動機巻線2,3に流れる電流である。電流検出部30は、検出した電流値を制御部14に出力する。図1に示す電動機駆動装置50では、電流検出部30は、コンデンサ1とインバータ回路12との間に接続されているが、一例であり、インバータ回路12に流れる電流を検出できる場所であれば、電流検出部30の接続箇所は図1に示す場所に限定されない。
 インバータ回路12は、スイッチング素子4a~7aと、スイッチング素子4a~7aの各々に並列に接続されたダイオード4b~7bと、を備える。インバータ回路12は、制御部14から取得した制御信号15に基づいてスイッチング素子4a~7aをオンまたはオフし、電動機巻線2,3に流す電流を制御する、すなわち電動機巻線2,3への通電を制御する。なお、ダイオード4b~7bは、スイッチング素子4a~7aに内蔵される寄生ダイオードであってもよい。
 単相電動機18は、電動機巻線2,3を備える。電動機巻線2,3は、スイッチング素子4aとスイッチング素子6aとの間に位置する接続点とスイッチング素子5aとスイッチング素子7aとの間に位置する接続点との間に接続され、切替部19の制御によって直列または並列に接続される。単相電動機18は、インバータ回路12から電動機巻線2,3に電流が流されることによって、図示しない回転子を駆動すなわち回転させる。記載を簡潔にするため、以降の説明において、スイッチング素子4aとスイッチング素子6aとの間に位置する接続点をスイッチング素子4a,6aの接続点と称し、スイッチング素子5aとスイッチング素子7aとの間に位置する接続点をスイッチング素子5a,7aの接続点と称する。
 切替部19は、電動機巻線2,3の接続状態を切り替え、電動機巻線2,3を直列または並列に接続する。切替部19は、スイッチ25,26を備える。スイッチ25は、電動機巻線2と直列に接続される。スイッチング素子4a,6aの接続点と電動機巻線2の一端とが接続され、電動機巻線2の他端とスイッチ25の一端とが接続され、スイッチ25の他端とスイッチング素子5a,7aの接続点とが接続される。スイッチ25は、制御部14からの制御信号17aに基づいて、開くまたは閉じる。スイッチ26は、電動機巻線3と直列に接続される。スイッチ26は、3つの端子26a~26cを有し、端子26cと端子26aとの接続、または端子26cと端子26bとの接続のうちの一方を選択するスイッチである。スイッチング素子4a,6aの接続点とスイッチ26の端子26aとが接続され、スイッチ26の端子26cと電動機巻線3の一端とが接続され、電動機巻線3の他端とスイッチング素子5a,7aの接続点とが接続される。また、スイッチ26の端子26bが、電動機巻線2とスイッチ25との間の接続点に接続される。スイッチ26は、制御部14からの制御信号17bに基づいて、端子26cの接続先を切り替える。
 回転数検出部38は、単相電動機18の図示しない回転子の回転速度、すなわち単位時間当たりの回転数を検出する。以降の説明では、回転速度を回転数と表す。回転数検出部38は、検出した回転数を制御部14に出力する。
 制御部14は、電圧検出部35で検出される電圧値、電流検出部30で検出される電流値、回転数検出部38で検出される回転数などを用いて、インバータ回路12の動作を制御する。具体的には、制御部14は、インバータ回路12へ制御信号15を出力し、インバータ回路12が備えるスイッチング素子4a~7aのオンオフを制御する。また、制御部14は、電圧検出部35で検出される電圧値、電流検出部30で検出される電流値、および回転数検出部38で検出される回転数のうち少なくとも1つに応じて、切替部19へ制御信号17a,17bを出力し、切替部19が備えるスイッチ25,26を制御する。制御部14は、切替部19が備えるスイッチ25,26を制御することにより、電動機巻線2,3を直列または並列に接続する。回転数検出部38で検出される回転数を用いる代わりに、制御部14は、インバータ回路12へ出力するスイッチング素子4a~7aに対する制御信号15、インバータ回路12に流れる電流のうち少なくとも1つに基づいて単相電動機18の回転数を検出してもよい。この場合、電動機駆動装置50は、回転数検出部38を備えなくてもよい。
 つづいて、電動機駆動装置50の動作について説明する。電動機駆動装置50では、制御部14の制御により、スイッチ25を開き、スイッチ26において端子26bと端子26cとを接続すると、電動機巻線2,3は直列接続となる。このときの接続状態を直列接続モードとし、このときの特性を条件Aとする。また、電動機駆動装置50では、制御部14の制御により、スイッチ25を閉じ、スイッチ26において端子26aと端子26cとを接続すると、電動機巻線2,3は並列接続となる。このときの接続状態を並列接続モードとし、このときの特性を条件Bとする。電動機駆動装置50では、電動機巻線2,3が直列接続になる条件Aの場合、電動機巻線2,3が並列接続になる条件Bの場合と比較して、単相電動機18の誘起電圧が高くなる。そのため、電動機駆動装置50は、条件Aで単相電動機18を駆動した場合、条件Bで単相電動機18を駆動した場合と比較して、単相電動機18を低回転の領域で効率良く駆動することができる。また、電動機駆動装置50は、条件Bで単相電動機18を駆動した場合、条件Aで単相電動機18を駆動した場合と比較して、単相電動機18を高回転の領域で効率良く駆動することができる。
 図2は、実施の形態1に係る電動機駆動装置50における条件ごとの単相電動機18の回転数および総合効率の特性の例を示す図である。図2において、横軸は単相電動機18の回転数を示し、縦軸は総合効率を示す。総合効率は、インバータ回路12の効率および単相電動機18の効率を併せたものである。図2に示すように、電動機駆動装置50は、条件Aで単相電動機18を駆動した場合、単相電動機18の回転数が0近辺から大きくなるにつれて総合効率が高くなり、回転数S1をピークにして総合効率が低下する。同様に、電動機駆動装置50は、条件Bで単相電動機18を駆動した場合、単相電動機18の回転数が0近辺から大きくなるにつれて総合効率が高くなり、回転数S3をピークにして総合効率が低下する。また、図2は、電動機駆動装置50が条件Aまたは条件Bで単相電動機18を駆動する場合、単相電動機18の回転数S2を境に効率が逆転することを示している。すなわち、電動機駆動装置50は、単相電動機18の回転数がS2までは条件Aで単相電動機18を駆動した方が効率は良く、単相電動機18の回転数がS2より大きくなると条件Bで単相電動機18を駆動した方が効率は良い。ここで、条件Aに示す回転数S1、および条件Bに示す回転数S3は、インバータ回路12から単相電動機18に印加されるインバータ出力電圧に依存している。また、インバータ出力電圧は、インバータ回路12の入力電圧、すなわちコンデンサ1の両端電圧に依存している。
 図3は、実施の形態1に係る電動機駆動装置50における条件ごとの単相電動機18の回転数および総合効率の特性の他の例を示す図である。電動機駆動装置50では、インバータ回路12に入力される電圧、すなわちコンデンサ1の両端電圧を大きくした場合、直列接続モードのときの特性は図3に示す条件Cのような特性になり、並列接続モードのときの特性は図3に示す条件Dのような特性になる。直列接続モードにおいて、電動機駆動装置50は、条件Aでは回転数S1のときに総合効率が最大値η1となる。従って、電動機駆動装置50は、条件Aでは回転数S1のときに総合効率η1で単相電動機18を駆動することができる。一方、電動機駆動装置50は、コンデンサ1の両端電圧を条件Aより大きくした条件Cでは回転数S4のときに総合効率が最大値η2となる。従って、電動機駆動装置50は、条件Cでは回転数S4のときに総合効率η2で単相電動機18を駆動することができる。また、並列接続モードにおいて、電動機駆動装置50は、条件Bでは回転数S3のときに総合効率が最大値となる。従って、電動機駆動装置50は、条件Bでは回転数S3のときに最大の総合効率で単相電動機18を駆動することができる。一方、電動機駆動装置50は、コンデンサ1の両端電圧を条件Bより大きくした条件Dでは回転数S6のときに総合効率が最大値となる。従って、電動機駆動装置50は、条件Dでは回転数S6のときに最大の総合効率で単相電動機18を駆動することができる。また、図3は、電動機駆動装置50が条件Cまたは条件Dで単相電動機18を駆動する場合、単相電動機18の回転数S5を境に効率が逆転することを示している。なお、回転数S1<回転数S4とし、回転数S3<回転数S6とし、総合効率η1<総合効率η2とする。
 前述のように、電動機駆動装置50では、整流器33が交流電源32から供給される交流電圧を整流して直流電圧に変換し、この直流電圧をコンデンサ1が平滑することによって、DC約141V(=100×√2V)の直流電圧を生成する。交流電源32から供給される交流電圧から生成される直流電圧のDC約141Vは、直流電源31から供給される直流電圧のDC20Vよりも大きい。すなわち、電動機駆動装置50は、直流電源31を使用する場合は条件Aまたは条件Bで単相電動機18を駆動し、交流電源32を使用する場合は条件Cまたは条件Dで単相電動機18を駆動する。
 具体的には、電動機駆動装置50は、直流電源31を用いて単相電動機18を駆動する際に条件Bを選択すると、回転数S3で総合効率がピークになる。電動機駆動装置50は、単相電動機18の電動機巻線2,3が同じ並列接続で、交流電源32を用いて単相電動機18を駆動する際に条件Dを選択すると、回転数S6で総合効率がピークになる。このように、電動機駆動装置50は、単相電動機18を駆動する際の電圧値を変更することによって、単相電動機18を高回転まで高効率で駆動することができる。同様に、電動機駆動装置50は、直流電源31を用いて単相電動機18を駆動する際に条件Aを選択すると、回転数S1で総合効率がピークになる。電動機駆動装置50は、単相電動機18の電動機巻線2,3が同じ直列接続で、交流電源32を用いて単相電動機18を駆動する際に条件Cを選択すると、回転数S4で総合効率がピークになる。このように、電動機駆動装置50は、単相電動機18を駆動する際の電圧値を変更することによって、単相電動機18を高回転まで高効率で駆動することができる。
 また、電動機駆動装置50は、単相電動機18を回転数S3で駆動しているときに、使用する電源を直流電源31から交流電源32に切り替える場合、単相電動機18の電動機巻線2,3の接続を並列接続モードから直列接続モードに切り替える。すなわち、電動機駆動装置50は、条件Bから条件Cに切り替えて、単相電動機18を駆動する。これにより、電動機駆動装置50は、総合効率を差分Δηだけ改善することができる。
 ここで、電動機駆動装置50をバッテリーおよび家庭用交流電源の両方で運転できる掃除機に適用した例について説明する。図4は、実施の形態1に係る電動機駆動装置50が搭載された掃除機61の構成例を示す図である。掃除機61は、ごみを吸い込む吸込口体63と、ごみが集められる集塵部65と、吸込口体63と集塵部65とを繋ぐ延長管62と、ユーザが掃除機61を使用する際に掴む把持部66と、ごみを吸い込むための電動送風機64が格納された本体部67と、を備える。掃除機61において、電動送風機64には電動機駆動装置50が搭載されており、把持部66には直流電源31が格納されている。電動機駆動装置50は、バッテリーである直流電源31、または図示しない家庭用交流電源である交流電源32から供給される電圧によって駆動する。
 掃除機61では、集塵性能、仕事率などを満足するため、延長管62による風路、電動送風機64の仕様などから決められる単相電動機18の回転数を確保する必要がある。例えば、掃除機61の電動機駆動装置50が備える単相電動機18に必要とされる回転数の範囲が5万rpm~10万rpmとする。すなわち、電動機駆動装置50は、5万rpm~10万rpmの回転数の範囲で単相電動機18を駆動する。掃除機61において電動機駆動装置50は、直流電源31で駆動するときの総合効率の特性が図2,3に示す条件A,Bの場合、単相電動機18の回転数と総合効率の関係から、単相電動機18の回転数により条件Aまたは条件B、すなわち直列接続モードまたは並列接続モードを選択して単相電動機18を駆動することが可能である。電動機駆動装置50は、例えば、S2<5万rpmの場合、必要とされる回転数の範囲5万rpm~10万rpmの下限値を回転数S2が下回るので、並列接続モードで単相電動機18を駆動することを選択する。
 図5は、実施の形態1に係る電動機駆動装置50における制御部14が単相電動機18の回転数に基づいて切替部19を制御する処理を示すフローチャートである。制御部14は、単相電動機18の回転数を確認する(ステップST1)。制御部14は、単相電動機18の回転数がS2より大きい場合(ステップST1:Yes)、切替部19を制御して、並列接続モードで単相電動機18を駆動する(ステップST2)。制御部14は、単相電動機18の回転数がS2以下の場合(ステップST1:No)、切替部19を制御して、直列接続モードで単相電動機18を駆動する(ステップST3)。
 つぎに、掃除機61において電動機駆動装置50は、家庭用交流電源で駆動するときの総合効率の特性が図3に示す条件C,Dの場合、単相電動機18の回転数と総合効率の関係から、単相電動機18の回転数により条件Cまたは条件D、すなわち直列接続モードまたは並列接続モードを選択して単相電動機18を駆動することが可能である。電動機駆動装置50は、例えば、S5>10万rpmの場合、必要とされる回転数の範囲5万rpm~10万rpmの上限値を回転数S5が上回るので、直列接続モードで単相電動機18を駆動することを選択する。
 図6は、実施の形態1に係る電動機駆動装置50における制御部14がインバータ回路12に入力される直流電圧および単相電動機18の回転数に基づいて切替部19を制御する処理を示すフローチャートである。制御部14は、電圧検出部35の検出値に基づいて、コンデンサ1の両端電圧すなわちインバータ回路12に入力される直流電圧が50Vより小さいか否かを判定する(ステップST11)。なお、閾値の50Vは一例である。前述のように直流電源31を使用した場合は直流電圧20Vであり、交流電源32を使用した場合は直流電圧141Vであることから、直流電圧20Vと直流電圧141Vとを識別できる値であれば、閾値は他の値であってもよい。制御部14は、インバータ回路12に入力される直流電圧が50Vより小さい場合(ステップST11:Yes)、交流電源32を使用していると判断し、単相電動機18の回転数を確認する(ステップST12)。制御部14は、単相電動機18の回転数がS2より大きい場合(ステップST12:Yes)、切替部19を制御して、並列接続モードで単相電動機18を駆動する(ステップST13)。制御部14は、単相電動機18の回転数がS2以下の場合(ステップST12:No)、切替部19を制御して、直列接続モードで単相電動機18を駆動する(ステップST14)。
 制御部14は、インバータ回路12に入力される直流電圧が50V以上の場合(ステップST11:No)、直流電源31を使用していると判断し、単相電動機18の回転数を確認する(ステップST15)。制御部14は、単相電動機18の回転数がS5より大きい場合(ステップST15:Yes)、切替部19を制御して、並列接続モードで単相電動機18を駆動する(ステップST13)。制御部14は、単相電動機18の回転数がS5以下の場合(ステップST15:No)、切替部19を制御して、直列接続モードで単相電動機18を駆動する(ステップST14)。
 なお、制御部14は、電流検出部30から電流値を取得しているので、この電流値を用いて切替部19の制御を行ってもよい。制御部14は、電流検出部30で検出された電流値に基づいて過電流の有無を判定することで、電動機巻線2,3に過電流が流れる事態を回避することができる。図7は、実施の形態1に係る電動機駆動装置50における制御部14が単相電動機18に流れる電流および単相電動機18の回転数に基づいて切替部19を制御する処理を示すフローチャートである。制御部14は、単相電動機18の回転数を確認する(ステップST21)。制御部14は、単相電動機18の回転数がS2より大きい場合(ステップST21:Yes)、切替部19を制御して、並列接続モードで単相電動機18を駆動する(ステップST22)。制御部14は、単相電動機18の回転数がS2以下の場合(ステップST21:No)、単相電動機18の電流値が20Aより大きいか否かを判定する(ステップST23)。なお、閾値の20Aは一例である。単相電動機18の電動機巻線2,3に流すことが可能な電流値に基づいて、設計者などが閾値を設定する。制御部14は、単相電動機18の電流値が20Aより大きい場合(ステップST23:Yes)、切替部19を制御して、並列接続モードで単相電動機18を駆動する(ステップST22)。電動機駆動装置50は、電流値が閾値より大きい場合、電動機巻線2,3を並列接続にして各電動機巻線2,3に流れる電流を分散させる。制御部14は、単相電動機18の電流値が20A以下の場合(ステップST23:No)、切替部19を制御して、直列接続モードで単相電動機18を駆動する(ステップST24)。
 図8は、実施の形態1に係る電動機駆動装置50における制御部14がインバータ回路12に入力される直流電圧、単相電動機18に流れる電流、および単相電動機18の回転数に基づいて切替部19を制御する処理を示すフローチャートである。制御部14は、電圧検出部35の検出値に基づいて、コンデンサ1の両端電圧すなわちインバータ回路12に入力される直流電圧が50Vより小さいか否かを判定する(ステップST31)。制御部14は、インバータ回路12に入力される直流電圧が50Vより小さい場合(ステップST31:Yes)、交流電源32を使用していると判断し、単相電動機18の回転数を確認する(ステップST32)。制御部14は、単相電動機18の回転数がS2より大きい場合(ステップST32:Yes)、切替部19を制御して、並列接続モードで単相電動機18を駆動する(ステップST33)。制御部14は、単相電動機18の回転数がS2以下の場合(ステップST32:No)、単相電動機18の電流値が20Aより大きいか否かを判定する(ステップST34)。制御部14は、単相電動機18の電流値が20Aより大きい場合(ステップST34:Yes)、切替部19を制御して、並列接続モードで単相電動機18を駆動する(ステップST33)。制御部14は、単相電動機18の電流値が20A以下の場合(ステップST34:No)、切替部19を制御して、直列接続モードで単相電動機18を駆動する(ステップST35)。
 制御部14は、インバータ回路12に入力される直流電圧が50V以上の場合(ステップST31:No)、直流電源31を使用していると判断し、単相電動機18の回転数を確認する(ステップST36)。制御部14は、単相電動機18の回転数がS5より大きい場合(ステップST36:Yes)、切替部19を制御して、並列接続モードで単相電動機18を駆動する(ステップST33)。制御部14は、単相電動機18の回転数がS5以下の場合(ステップST36:No)、単相電動機18の電流値が40Aより大きいか否かを判定する(ステップST37)。なお、閾値の40Aは一例である。インバータ回路12に入力される直流電圧の大きさに応じて、設計者などが閾値を設定する。設計者などは、ステップST37用の閾値を、ステップST34用の閾値より大きな値に設定してもよい。制御部14は、単相電動機18の電流値が40Aより大きい場合(ステップST37:Yes)、切替部19を制御して、並列接続モードで単相電動機18を駆動する(ステップST33)。制御部14は、単相電動機18の電流値が40A以下の場合(ステップST37:No)、切替部19を制御して、直列接続モードで単相電動機18を駆動する(ステップST35)。
 なお、電動機駆動装置50において、制御部14が、単相電動機18の回転数とともに、電圧検出部35で検出された電圧値、電流検出部30で検出された電流値などを用いて切替部19を制御する場合について説明したが、制御部14の制御方法はこれらに限定されない。制御部14は、例えば、単相電動機18の回転数の範囲が図3に示す回転数S3から回転数S4の間の狭い範囲に限定される場合、電圧検出部35で検出された電圧値のみに基づいて、または電流検出部30で検出された電流値のみに基づいて、切替部19を制御してもよい。
 また、電動機駆動装置50に接続される直流電源31および交流電源32は一例であり、これに限定されない。電動機駆動装置50のコンデンサ1に異なる電圧値の直流電圧を印加することができれば、直流電源31および交流電源32以外の電源を用いてもよい。
 つづいて、電動機駆動装置50のハードウェア構成について説明する。電動機駆動装置50において、制御部14は、処理回路により実現される。すなわち、電動機駆動装置50は、単相電動機18を高効率で駆動するための処理回路を備える。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。
 図9は、実施の形態1に係る電動機駆動装置50が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで構成する場合の例を示す図である。処理回路がプロセッサ91およびメモリ92で構成される場合、処理回路の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ92に格納される。処理回路では、メモリ92に記憶されたプログラムをプロセッサ91が読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、処理回路は、単相電動機18を高効率で駆動することが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ92を備える。また、これらのプログラムは、制御部14の手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
 ここで、プロセッサ91は、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などであってもよい。また、メモリ92には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
 図10は、実施の形態1に係る電動機駆動装置50が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図である。処理回路が専用のハードウェアで構成される場合、図10に示す処理回路93は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。制御部14の各機能を機能別に処理回路93で実現してもよいし、各機能をまとめて処理回路93で実現してもよい。
 なお、制御部14の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、専用のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。以降の実施の形態で説明する電動機駆動装置の制御部も、同様のハードウェア構成である。
 以上説明したように、本実施の形態によれば、電動機駆動装置50では、制御部14は、電圧検出部35で検出された電圧値、電流検出部30で検出された電流値、および単相電動機18の回転数のうち少なくとも1つに応じて切替部19を制御し、電動機巻線2,3を直列接続、または並列接続にすることとした。これにより、電動機駆動装置50は、使用される電源の電圧、単相電動機18の回転数などに応じて、単相電動機18を高効率で駆動することができる。また、電動機駆動装置50は、交流電源32を用いて運転する場合、制御部14が条件Dの並列接続モードを選択することで、直流電源31を用いる場合と比較して、単相電動機18を、高回転、高効率、かつハイパワーで駆動させることも可能である。
実施の形態2.
 実施の形態1では、単相電動機18が備える電動機巻線2,3の数は2つであったが、電動機巻線の数を3つ以上にすることも可能である。実施の形態2では、一例として、単相電動機が4つの電動機巻線を備える場合について説明する。
 図11は、実施の形態2に係る電動機駆動装置50aの構成例を示す図である。電動機駆動装置50aは、図1に示す実施の形態1の電動機駆動装置50に対して、単相電動機18および切替部19を削除し、単相電動機37および切替部36を追加したものである。
 単相電動機37は、電動機巻線37a~37dを備える。電動機巻線37a~37dは、スイッチング素子4a,6aの接続点とスイッチング素子5a,7aの接続点との間に接続され、切替部36の制御によって直列または並列に接続される。単相電動機37は、インバータ回路12から電動機巻線37a~37dに電流が流されることによって、図示しない回転子を回転させる。
 切替部36は、スイッチ36a~36fを備える。スイッチ36a~36cは、図1に示す実施の形態1のスイッチ25と同様の構成であり、スイッチ36d~36fは、図1に示す実施の形態1のスイッチ26と同様の構成である。切替部36は、スイッチ36a~36cを開き、スイッチ36d~36fを電動機巻線37a~37dが直列となるよう接続することで、4直列の電動機巻線を構成することができる。また、切替部36は、スイッチ36a~36cを閉じ、電動機巻線37a~37dのそれぞれの一端が短絡するようスイッチ36d~36fを接続することで、4並列の電動機巻線を構成することができる。スイッチ36a~36cは、制御部14からの制御信号17aに基づいて、閉じる、または開く。また、スイッチ36d~36fは、制御部14からの制御信号17bに基づいて、接続先を切り替える。
 つづいて、電動機駆動装置50aの動作について説明する。実施の形態1の電動機駆動装置50は、2つの電動機巻線2,3を用いて直列接続モードまたは並列接続モードに切り替えていたが、実施の形態2の電動機駆動装置50aは、4つの電動機巻線37a~37dを用いて直列接続モードまたは並列接続モードに切り替える。この場合、実施の形態2の電動機駆動装置50aでは、実施の形態1の電動機駆動装置50と比較して、直列接続モードのときの誘起電圧と並列接続モードのときの誘起電圧との差が大きくなる。図12は、実施の形態2に係る電動機駆動装置50aにおける条件ごとの単相電動機37の回転数および総合効率の特性の例を示す図である。図12に示す特性では、図3に示す実施の形態1のときの特性と比較して、並列接続モードである条件B,Dの特性が高回転側に移動している。例えば、電動機駆動装置50aは、単相電動機37を回転数S3で駆動中に使用する電源を直流電源31から交流電源32に切り替える場合、単相電動機37の電動機巻線37a~37dの接続を並列接続モードの条件Bから直列接続モードの条件Cに切り替える。これにより、電動機駆動装置50aは、総合効率を差分Δη´だけ改善することができ、実施の形態1のときの改善効果の差分Δηよりも大きな改善効果を得ることができる。
 電動機駆動装置50aでは、単相電動機に使用する電動機巻線の数を増やすほど、図12の例において、並列接続モードである条件B,Dの特性を高回転側に移動することができる。そのため、電動機駆動装置50aが搭載される機器の設計者は、想定される単相電動機の回転数に応じて、単相電動機で使用される電動機巻線の数を決定すればよい。
 実施の形態2では、実施の形態1と比較して、電動機巻線の数が異なり、切替部の形態も異なるが、制御部14における電動機巻線を並列接続モードにするか直列接続モードにするのかの判定方法は、実施の形態1のときと同様である。
 以上説明したように、本実施の形態によれば、電動機駆動装置50aは、単相電動機37は電動機巻線37a~37dを備え、電動機巻線37a~37dを並列接続モードで使用する場合、並列接続モードでの総合効率の特性を、単相電動機37の回転数に対して高回転側に移動させることができる。これにより、電動機駆動装置50aは、実施の形態1の電動機駆動装置50と比較して、広い回転数範囲で使用される場合に単相電動機37を高効率で駆動することができる。また、実施の形態1の電動機駆動装置50と同様、電動機駆動装置50aを掃除機61に搭載することが可能である。
 なお、電動機駆動装置50aでは、複数の電動機巻線を全て直列接続または並列接続にするのではなく、直列接続と並列接続とを組み合わせてもよい。電動機駆動装置50aは、スイッチ36d~36fを制御して、図11の例では、電動機巻線37a,37bを直列接続させ、電動機巻線37c,37dを直列接続させ、電動機巻線37a,37bと電動機巻線37c,37dとを並列接続させることも可能である。
実施の形態3.
 実施の形態1の電動機駆動装置50では、1つのインバータ回路12が複数の電動機巻線2,3に電流を流していた。実施の形態3では、電動機駆動装置が複数のインバータ回路を備え、複数のインバータ回路を用いて複数の電動機巻線2,3に電流を流す。実施の形態1と異なる部分について説明する。
 図13は、実施の形態3に係る電動機駆動装置50bの構成例を示す図である。電動機駆動装置50bは、図1に示す実施の形態1の電動機駆動装置50に対して、切替部19を削除し、インバータ回路13および切替部24を追加したものである。
 インバータ回路13は、スイッチング素子8a~11aと、スイッチング素子8a~11aのそれぞれに並列に接続されたダイオード8b~11bと、を備える。インバータ回路13は、制御部14から取得した制御信号16に基づいてスイッチング素子8a~11aをオンまたはオフし、電動機巻線2,3が並列接続モードの場合に電動機巻線3に流す電流を制御する、すなわち電動機巻線3への通電を制御する。なお、ダイオード8b~11bは、スイッチング素子8a~11aに内蔵される寄生ダイオードであってもよい。
 インバータ回路12は、図1に示す実施の形態1では電動機巻線2,3に流す電流を制御していたが、図13に示す実施の形態3では、電動機巻線2,3が並列接続モードの場合に電動機巻線2に流す電流を制御する、すなわち電動機巻線2への通電を制御する。また、インバータ回路12,13は、制御部14の制御により、電動機巻線2,3が直列接続モードの場合に電動機巻線2,3に流す電流を制御する、すなわち電動機巻線2,3への通電を制御する。実施の形態3では、インバータ回路12を第1のインバータ回路とし、インバータ回路13を第2のインバータ回路とする。また、実施の形態3では、電動機巻線2を第1の電動機巻線とし、電動機巻線3を第2の電動機巻線とする。
 単相電動機18は、電動機巻線2,3を備える。電動機巻線2は、スイッチング素子4a,6aの接続点とスイッチング素子5a,7aの接続点との間に接続される。電動機巻線3は、スイッチング素子8aとスイッチング素子10aとの間に位置する接続点とスイッチング素子9aとスイッチング素子11aとの間に位置する接続点との間に接続される。電動機巻線2,3は、切替部24の制御によって直列または並列に接続される。単相電動機18は、インバータ回路12,13から電動機巻線2,3に電流が流されることによって、図示しない回転子を回転させる。記載を簡潔にするため、以降の説明において、スイッチング素子8aとスイッチング素子10aとの間に位置する接続点をスイッチング素子8a,10aの接続点と称し、スイッチング素子9aとスイッチング素子11aとの間に位置する接続点をスイッチング素子9a,11aの接続点と称する。
 切替部24は、スイッチング素子5a,7aの接続点とスイッチング素子8a,10aの接続点との間に接続されるスイッチである。切替部24は、電動機巻線2の一端と電動機巻線3の一端との開放および短絡を切り替える。
 電流検出部30は、インバータ回路12,13に流れる電流、すなわちコンデンサ1の正極からインバータ回路12,13を経由して、コンデンサ1の負極に流れる電流を検出する。インバータ回路12,13に流れる電流は、単相電動機18の電動機巻線2,3に流れる電流である。
 制御部14は、電圧検出部35で検出される電圧値、電流検出部30で検出される電流値、回転数検出部38で検出される回転数などを用いて、インバータ回路12,13の動作を制御する。具体的には、制御部14は、インバータ回路12へ制御信号15を出力し、インバータ回路12が備えるスイッチング素子4a~7aのオンオフを制御する。また、制御部14は、インバータ回路13へ制御信号16を出力し、インバータ回路13が備えるスイッチング素子8a~11aのオンオフを制御する。また、制御部14は、電圧検出部35で検出される電圧値、電流検出部30で検出される電流値、および回転数検出部38で検出される回転数のうち少なくとも1つに応じて、切替部24へ制御信号17を出力し、切替部24の開閉を制御する。回転数検出部38で検出される回転数を用いる代わりに、制御部14は、インバータ回路12,13へ出力するスイッチング素子4a~11aに対する制御信号15,16、インバータ回路12,13に流れる電流のうち少なくとも1つに基づいて単相電動機18の回転数を検出してもよい。この場合、電動機駆動装置50bは、回転数検出部38を備えなくてもよい。
 つづいて、電動機駆動装置50bの動作について説明する。電動機駆動装置50bにおいて、制御部14は、切替部24を制御して閉じることで、電動機巻線2の一端と電動機巻線3の一端とを短絡し、直列接続モードにすることができる。直列接続モードにおいて、制御部14は、インバータ回路12のスイッチング素子5a,7aをオフとし、インバータ回路13のスイッチング素子8a,10aをオフとする。制御部14は、インバータ回路12のスイッチング素子4a,6a、およびインバータ回路13のスイッチング素子9a,11aをオンオフ制御することによって、電動機巻線2,3への通電を制御する。このように、制御部14は、直列接続モードでは、インバータ回路12,13が備える8つのスイッチング素子のうち両端の4つのスイッチング素子を用いて、電動機巻線2,3への通電を制御する。すなわち、実施の形態3の制御部14におけるスイッチング素子4a,6a,9a,11aに対する制御内容は、実施の形態1の制御部14におけるスイッチング素子4a~7aに対する制御内容と同様である。
 また、電動機駆動装置50bにおいて、制御部14は、切替部24を制御して開くことで、電動機巻線2の一端と電動機巻線3の一端とを開放し、並列接続モードにすることができる。並列接続モードにおいて、制御部14は、インバータ回路12のスイッチング素子4a~7aをオンオフ制御することによって電動機巻線2への通電を制御し、インバータ回路13のスイッチング素子8a~11aをオンオフ制御することによって電動機巻線3への通電を制御する。
 実施の形態3において、電動機駆動装置50bが直列接続モードまたは並列接続モードで動作するときの単相電動機18の回転数および総合効率の特性は、実施の形態1に示す図2および図3の特性と同様である。すなわち、制御部14における電動機巻線2,3を並列接続モードにするか直列接続モードにするのかの判定方法は、実施の形態1のときと同様である。
 なお、実施の形態3では、電動機駆動装置50bがインバータ回路を2つ備える構成について説明したが、一例であり、インバータ回路を3つ以上にすることも可能である。インバータ回路を3つ以上備える場合、電動機駆動装置において、各インバータ回路の間に切替部24を設ける構成とする。図13に示す電動機駆動装置50bの例では、インバータ回路13の右側に、切替部24およびインバータ回路をセットにして増設すればよい。制御部14は、複数の切替部24を開閉することによって、各インバータ回路に接続される電動機巻線を直列または並列に接続することができる。また、電動機駆動装置では、複数のインバータ回路を備える場合、直列接続モードと並列接続モードとを組み合わせて単相電動機を駆動することも可能である。例えば、電動機駆動装置が4つのインバータ回路、および各インバータ回路間に設置された3つの切替部24を備える場合を想定する。制御部14は、3つの切替部24のうち、両端の切替部24を閉じ、中央の切替部24を開く。これにより、電動機駆動装置では、2つのインバータ回路が直列接続された回路が、2並列できることになる。
 以上説明したように、本実施の形態によれば、電動機駆動装置50bでは、インバータ回路を複数備え、各インバータ回路の間に切替部24を備え、制御部14は、切替部24を制御して、複数のインバータ回路を直列接続または並列接続することとした。これにより、電動機駆動装置50bは、実施の形態2と同様、実施の形態1の電動機駆動装置50と比較して、広い回転数範囲で使用される場合に単相電動機18を高効率で駆動することができる。また、実施の形態1の電動機駆動装置50と同様、電動機駆動装置50bを掃除機61に搭載することが可能である。
実施の形態4.
 実施の形態3では、切替部24の具体的な構成はメカ式リレーである。実施の形態4では、切替部を半導体スイッチで構成する場合について説明する。実施の形態3と異なる部分について説明する。
 図14は、実施の形態4に係る電動機駆動装置50cの構成例を示す図である。電動機駆動装置50cは、図13に示す実施の形態3の電動機駆動装置50bに対して、切替部24を削除し、切替部24aを追加したものである。切替部24aは、半導体スイッチ20a,21aと、半導体スイッチ20a,21aのそれぞれに並列に接続されたダイオード20b,21bと、を備える。切替部24aでは、半導体スイッチ20a,21aは逆接続されている。半導体スイッチ20a,21aは、例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などの半導体素子である。半導体スイッチ20a,21aは、制御部14によって開閉すなわちオンオフ制御される。なお、ダイオード20b,21bは、半導体スイッチ20a,21aに内蔵される寄生ダイオードであってもよい。
 実施の形態3の切替部24は、メカ式リレーのため、制御部14からの制御信号17によって開から閉に切り替えて電動機巻線2,3間を短絡しようとしても、制御信号17が開から閉に切り替わってから実際にメカ式リレーが閉じるまでの反応時間が長くなる。このときの反応時間は、例えば10msである。この場合、制御部14では、認識する電動機巻線2,3の巻線状態と実際の電動機巻線2,3の巻線状態とが異なってしまい、単相電動機18に対する制御が不安定になる可能性がある。
 一方、実施の形態4の切替部24aは、半導体スイッチ20a,21aによって構成されているため、メカ式リレーの切替部24と比較して、制御信号17が開から閉に切り替わってから実際に半導体スイッチ20a,21aが閉じるすなわちオンするまでの反応時間が短くなる。このときの反応時間は、例えば2μsである。このように、切替部24aは、電動機巻線2,3の巻線状態を高速に切り替えることができる。これにより、制御部14では、認識する電動機巻線2,3の巻線状態と実際の電動機巻線2,3の巻線状態とが異なる時間が極めて短くなり、安定して単相電動機18の制御を行うことが可能となる。
 また、メカ式リレーの切替部24は、切り替え時に接点部にアークを引くことがあり、接点寿命が短くなる。一方、半導体スイッチ20a,21aを備える切替部24aは、アークによる寿命低下の心配がなく、長期の寿命を確保することができる。なお、半導体スイッチ20a,21aは、SJ-MOSFET(Super Junction MOSFET)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、バイポーラトランジスタなどによって構成されてもよい。
 実施の形態4において、電動機駆動装置50cが直列接続モードまたは並列接続モードで動作するときの単相電動機18の回転数および総合効率の特性は、実施の形態1に示す図2および図3の特性と同様である。すなわち、制御部14における電動機巻線2,3を並列接続モードにするか直列接続モードにするのかの判定方法は、実施の形態1のときと同様である。
 以上説明したように、本実施の形態によれば、電動機駆動装置50cにおいて、切替部24aを半導体スイッチで構成する。これにより、切替部24aは、制御部14から取得した制御信号17に対して、短い応答時間で開閉すなわちオンオフを切り替えることができる。また、実施の形態1の電動機駆動装置50と同様、電動機駆動装置50cを掃除機61に搭載することが可能である。
実施の形態5.
 実施の形態5では、インバータ回路12等で使用されるスイッチング素子4a~7aなどの半導体について説明する。
 インバータ回路12で使用されるスイッチング素子4a~7aおよびダイオード4b~7b、インバータ回路13で使用されるスイッチング素子8a~11aおよびダイオード8b~11b、切替部24aで使用される半導体スイッチ20a,21aおよびダイオード20b,21bには、現在一般的には珪素(Si)を材料とする半導体を用いるのが主流である。しかし、これに代えて、炭化珪素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)、酸化ガリウム(Ga23)、ダイヤモンドなどを材料とするワイドバンドギャップ半導体を用いてもよい。
 このようなワイドバンドギャップ半導体によって形成されたスイッチング素子等は、導通時の抵抗が低いという特徴から、損失の低減を図ることができる。また、このようなワイドバンドギャップ半導体によって形成されたスイッチング素子等は、耐電圧性が高く、許容電流密度も高い。そのため、スイッチング素子等の小型化が可能であり、これら小型化されたスイッチング素子等を用いることにより、これらの素子を組み込んだ半導体モジュールの小型化が可能となる。また、このようなワイドバンドギャップ半導体によって形成されたスイッチング素子等は、耐熱性も高い。そのため、放熱用部品の小型化が可能であるので、半導体モジュールの一層の小型化が可能になる。さらに、このようなワイドバンドギャップ半導体によって形成されたスイッチング素子等は、電力損失が低い。そのため、スイッチング素子等の高効率化が可能であり、延いては半導体モジュールの高効率化が可能になる。また、高周波数でのスイッチングが可能となるため、単相電動機18,37に高周波数の電流を流すことが可能となる。なお、全てのスイッチング素子がワイドバンドギャップ半導体によって形成されていることが望ましいが、一部のスイッチング素子がワイドバンドギャップ半導体によって形成されていてもよく、この実施の形態に記載の効果を得ることができる。
 以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
 1 コンデンサ、2,3,37a~37d 電動機巻線、4a~11a スイッチング素子、4b~11b,20b,21b ダイオード、12,13 インバータ回路、14 制御部、18,37 単相電動機、19,24,24a,36 切替部、20a,21a 半導体スイッチ、25,26,36a~36f スイッチ、26a~26c 端子、30 電流検出部、31 直流電源、32 交流電源、33 整流器、33a~33d 整流ダイオード、34 ダイオード、35 電圧検出部、35a,35b 抵抗、38 回転数検出部、50,50a,50b,50c 電動機駆動装置、61 掃除機、62 延長管、63 吸込口体、64 電動送風機、65 集塵部、66 把持部、67 本体部。

Claims (9)

  1.  複数の電動機巻線を有する単相電動機を駆動する電動機駆動装置であって、
     前記複数の電動機巻線の接続状態を切り替える切替部と、
     複数のスイッチング素子を含み、前記複数の電動機巻線への通電を制御するインバータ回路と、
     を備え、
     前記インバータ回路に印加される電圧、前記インバータ回路に流れる電流および前記単相電動機の回転速度のうち少なくとも1つに応じて、前記複数の電動機巻線の接続状態が変化する電動機駆動装置。
  2.  前記インバータ回路の動作を制御するとともに、前記電圧、前記電流および前記回転速度のうち少なくとも1つに応じて前記切替部を制御し、前記複数の電動機巻線を直列または並列に接続する制御部、
     を備える請求項1に記載の電動機駆動装置。
  3.  第1の電動機巻線および第2の電動機巻線を有する単相電動機を駆動する電動機駆動装置であって、
     複数のスイッチング素子を含み、前記第1の電動機巻線への通電を制御する第1のインバータ回路と、
     複数のスイッチング素子を含み、前記第2の電動機巻線への通電を制御する第2のインバータ回路と、
     前記第1の電動機巻線の一端と前記第2の電動機巻線の一端との開放および短絡を切り替える切替部と、
     を備え、
     前記第1のインバータ回路および前記第2のインバータ回路に印加される電圧、前記第1のインバータ回路および前記第2のインバータ回路に流れる電流、および前記単相電動機の回転速度のうち少なくとも1つに応じて、前記第1の電動機巻線および前記第2の電動機巻線の接続状態が変化する電動機駆動装置。
  4.  前記第1のインバータ回路および前記第2のインバータ回路の動作を制御するとともに、前記電圧、前記電流および前記回転速度のうち少なくとも1つに応じて前記切替部を制御し、前記第1の電動機巻線の一端と前記第2の電動機巻線の一端とを開放したときは、前記第1のインバータ回路を介して前記第1の電動機巻線への通電を制御し、前記第2のインバータ回路を介して前記第2の電動機巻線への通電を制御し、前記第1の電動機巻線の一端と前記第2の電動機巻線の一端とを短絡したときは、前記第1のインバータ回路および前記第2のインバータ回路を介して、直列接続された前記第1の電動機巻線および前記第2の電動機巻線への通電を制御する制御部、
     を備える請求項3に記載の電動機駆動装置。
  5.  前記制御部は、前記複数のスイッチング素子に対する制御信号、前記インバータ回路に流れる電流のうち少なくとも1つに基づいて前記回転速度を検出する、
     請求項2に記載の電動機駆動装置。
  6.  前記制御部は、前記複数のスイッチング素子に対する制御信号、前記第1のインバータ回路に流れる電流、前記第2のインバータ回路に流れる電流のうち少なくとも1つに基づいて前記回転速度を検出する、
     請求項4に記載の電動機駆動装置。
  7.  前記回転速度を検出する回転数検出部、
     を備える請求項2または4に記載の電動機駆動装置。
  8.  前記複数のスイッチング素子を構成するダイオードを、ワイドバンドギャップ半導体によって形成する、
     請求項1から7のいずれか1つに記載の電動機駆動装置。
  9.  請求項1から8のいずれか1つに記載の電動機駆動装置を備える掃除機。
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