WO2019077867A1 - ケース体及び挿入装置 - Google Patents

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Abstract

ケース体外装の一部を構成する先端側ケース10と、先端側ケース10に隣り合う位置に配置され、先端側ケース10と共にケース体外装を構成する中央部ケース20と、隣設された先端側ケース10と中央部ケース20との境界においてケース体外装として露出して配置される第1弾性シール部材40と、第1弾性シール部材40の潰し量を設定する、先端側ケース10または中央部ケース20のうちの一方に設けられて他方の外装部材の底面22に対して当接する突当面12を有する突当部11と、を具備する。

Description

ケース体及び挿入装置
 本発明は、内部空間を形成するように隣設される外装部材と該外装部材間の境界に配置される弾性シール部材とを備えるケース体及びケース体を備える挿入装置に関する。
 内視鏡は、医療分野、工業分野等において使用されている。内視鏡は、挿入装置であって一般に細長な挿入部を有している。挿入部の基端側には操作部が設けられ、その操作部からはユニバーサルコードが延出している。そして、ユニバーサルコードの基端部には内視鏡コネクタが設けられている。
 内視鏡の操作部、あるいは、内視鏡コネクタ等は外装を構成するケース体であっては、管状又は筒状の第1の外装部材と第2の外装部材とを備えている。第1外装部材と第2外装部材とが一体に組み付けられたケース体は内部空間を有している。ケース体において、第1外装部材と第2外装部材との間の境界には弾性シール部材である例えばOリングが配置される。弾性シール部材は、第1外装部材1と第2外装部材2との間の水密を保持して内部空間内への液体の浸入を阻止する。
 例えば、日本国特開2006-130238号公報には良好な組立性を確保し確実な防水性を得ることができ修理等のための分解及び組み立てを容易とする構成の折れ止め部を備えた内視鏡用撮像装置が示されている。
 本発明のケース体に相当する日本国特開2006-130238号公報の図2に示す内視鏡用撮像装置(図2の符号3)の外装は、先端外装部材(図2の符号37)と、中間外装部材(図2の符号36)と、後端外装部材(図2の符号30)と、で構成されている。
 後端外装部材と中間外装部材との間には水密を保持するためのOリング(図2の符号35)が配置されている。このOリングは、段差部の開口側の端面と中間外装部材の一端面とが近接することによって押し潰されて変形して水密を保持する。
 一方、中間外装部材と先端外装部材との間にはOリング(図2の符号38)が配置されている。このOリングは、中間外装部材の先端側の内周面に先端外装部材の一端部が内接することによって押し潰されて変形して水密を保持する。
 また、日本国特開2006-130238号公報には先端外装部材(図3の符号37A)と、中間外装部材(図3の符号36A)と、後端外装部材(図3の符号30A)と、を備える内視鏡用撮像装置(図3の符号3A)が示されている。内視鏡用撮像装置においては、中間外装部材と後端外装部材との間にはL字形状の水密シール部材(図3の符号41)が設けられている。この水密シール部材は、後端外装部材と第2金属枠とを螺合して連結固定していくことによって押し潰されていって水密を保持する状態に変形される。
 しかしながら、日本国特開2006-130238号公報の符号35のOリング、符号38のOリングでは水密を保持するべき状態において、隙間が形成され、これら隙間に汚物等が侵入するおそれがある。
 一方、L字形状の水密シール部材においては、該シール部材の潰し量が大きな場合、当該シール部材が後端外装部材の外表面および第2金属枠の外表面より外方側に出っ張るおそれがある。水密シール部材の出っ張った部分は、内視鏡用撮像装置を把持する操作者の手あるいは手指に触れて操作性に悪影響を与える要因に成り得る。加えて、手あるいは手指が水密シール部材に触れて該シール部材に負荷を付与することによって当該シール部材の耐久性を低下させるおそれがある。 
 上述とは逆に水密シール部材の潰し量が小さな場合、該シール部材が後端外装部材の外表面および第2金属枠の外表面に対して凹みが生じ、該凹みに汚物等が蓄積されるおそれがある。
 また、近年、内視鏡においては操作部を構成するケース体の形状が把持性及び操作性を考慮して複雑になっている。このため、隣り合う外装部材の突当面の形状が複雑になって、寸法のばらつき、組付時の位置ずれ、締め付け方法のばらつき等によって、境界に配置された水密シール部材の潰し量が不均一になって、隙間の発生、あるいは、水密の確保が難しくなっている。
 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、弾性シール部材の押し潰し量の制御が容易で隣設される外装部材の境界に隙間を形成することなく、且つ、外装部材外表面に対して出っ張ることなくあるいは凹むことなく該弾性シール部材を配置して内部空間の水密を保持しつつ耐久性の劣化を防止したケース体及び該ケース体を有する挿入装置を提供することを目的にしている。
 本発明の一態様のケース体は、ケース体外装の一部を構成する第1外装部材と、前記第1外装部材に対して隣り合う位置に配置されて、該第1外装部材と共に前記ケース体外装を構成する第2外装部材と、隣設された前記第1外装部材と第2外装部材との境界において前記ケース体外装として露出して配置される、予め定めた弾発性を有する弾性シール部材と、前記弾性シール部材の潰し量を設定する、前記第1外装部材または前記第2外装部材のうちの一方に設けられ他方の外装部材に対して当接する突当部と、を具備している。
 本発明の一態様の挿入装置は、被検体内に挿入される挿入部と、該挿入部の基端側に設けられた、内部空間の一部及びケース体外装の一部を構成する第1外装部材、前記第1外装部材に対して隣り合う位置に配置されて、該第1外装部材と共に前記内部空間及び前記ケース体外装を構成する第2外装部材、隣設された前記第1外装部材と第2外装部材との境界において前記ケース体外装として露出して配置される、予め定めた弾発性を有する弾性シール部材、及び前記境界に配置された前記弾性シール部材の潰し量を設定する、前記第1外装部材または前記第2外装部材のうちの一方に設けられ他方の外装部材の予め定めた位置に当接する突当部を具備するケース体と、を備えている。
操作器具の一つである内視鏡を説明する図 ケース体である内視鏡の把持部の構成例を説明する図 先端側ケースと中央部ケースとの境界に配置される第1弾性シール部材の正面図 図3Aの矢印Y3B-Y3B線断面図 先端側ケースと第1弾性シール部材と中央部ケースとの関係を説明する図 第1弾性シール部材を先端側ケースの係合部に配置させた状態、および、該先端側ケースと中央部ケースとの関係を説明する図 先端側ケースと中央部ケースとの境界に第1弾性シール部材が配設されたケース体を説明する図 中央部ケースと基端側ケースとの境界に配置される第2弾性シール部材を説明する図 中央部ケースと第2弾性シール部材と基端側ケースとの関係を説明する図 中央部ケースと基端側ケースとの境界に第2弾性シール部材を配設した状態を説明する図 境界に配置される二段形状の弾性シール部材を説明する図 先端側ケースと二段形状の弾性シール部材と中央部ケースとの関係を説明する図 先端側ケースと中央部ケースとの境界に二段形状の弾性シール部材を配設した状態を説明する図 境界に配置される二段形状であってOリング形状部を有する弾性シール部材を説明する図 先端側ケースと二段形状であってOリング形状部を有する弾性シール部材と中央部ケースとの関係を説明する図 先端側ケースと中央部ケースとの境界に二段形状であってOリング形状部を有する弾性シール部材を配設した状態を説明する図 弾性シール部材を外装部材に一体に設けた構成例を説明する図 弾性シール部材がインサート成形された先端側ケースと中央部ケースとの組み付け状態を説明する図 リング形状部とOリング形状部とを有しリング形状部に複数の貫通孔が形成された弾性シール部材を説明する図 図9AのY9B-Y9B線断面図 中央部ケースの構成及び弾性シール部材を中央部ケースに取り付けた状態を説明する図 先端側ケースと周方向に複数の貫通孔を設けた弾性シール部材と貫通孔内に配設される複数の突起部を設けた中央部ケースとの関係を説明する図 先端側ケースと中央部ケースとの組み付け状態を説明する図 先端側ケースと中央部ケースとを締結部材を用いて一体固定した状態を説明する図 先端側ケースと中央部ケースとを締結部材を用いて一体固定した状態を説明する図 締結部材であるボルトの中心軸が図心に対して位置ずれしている状態であることを示す図 締結部材であるボルトの中心軸と図心とが一致している状態であることを示す図 先端側ケースと中央部ケースとを締結部材を用いて一体固定した状態を説明する図
 以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。 
 なお、以下の説明に用いる各図において、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものもある。即ち、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。 
 図1に示すように、内視鏡1は、挿入部2と、把持部3と、ユニバーサルコード4と、を具備して主要部が構成されている。ユニバーサルコード4の延出端部にはケース体を備える内視鏡コネクタ(不図示)が配設されている。内視鏡1は、被検体内に挿入される挿入部2を有する挿入装置である。
 挿入部2は、細長で可撓性を有して構成されている。挿入部2は、先端側から順に先端部2a、湾曲部2b、可撓管部2cを連接している。湾曲部2bは、例えば上方向と下方向との相対する二方向に湾曲自在に構成されている。なお、湾曲部2bは、上下方向に加えて、左方向と右方向との左右方向にも湾曲する四方向に湾曲自在な構成であってもよい。
 把持部3は、挿入部2の基端側を構成する可撓管部2cに対して折れ止め部5を介して連結されている。把持部3には湾曲部2bに対する湾曲操作を行うための湾曲操作レバー6、各種内視鏡機能を実行するための操作ボタン群7が設けられている。湾曲操作レバー6は、把持部3に回動自在に軸支されている。湾曲操作レバー6の把持部外方に突出する端部には指当て部6aが一体に固設されている。
 本実施形態において、把持部3は、例えばピストル型形状であって、使用者等が左手或いは右手の何れの手によっても同様に把持可能となっている。したがって、湾曲操作レバー6、操作ボタン群7は、把持部3を把持する左手或いは右手の何れの手によっても同様に操作可能である。
 把持部3について説明する。 
 把持部3は、ケース体であって、該ケース体のケース体外装は、図2に示す外装部材である先端側ケース10、中央部ケース20及び基端側ケース30と、弾性シール部材である第1弾性シール部材40及び第2弾性シール部材50と、で構成される。第1弾性シール部材40及び第2弾性シール部材50は、予め定めた弾発性を有している。
 先端側ケース10、中央部ケース20及び基端側ケース30は、硬質部材であって、金属製あるいは樹脂製である。これに対して、第1弾性シール部材40及び第2弾性シール部材50は、予め定めたゴム硬度を備える素材である。
 図1に示すように第1弾性シール部材40は、隣設する先端側ケース10と中央部ケース20との境界に配置され、第1弾性シール部材40の一面が該境界において露出されてケース体外装を構成する。
 一方、第2弾性シール部材50は、隣設する中央部ケース20と基端側ケース30との境界に配置され、第2弾性シール部材50の一面が該境界において露出されてケース体外装を構成する。
 まず、第1弾性シール部材40を説明する。 
 図2に示すように第1弾性シール部材40は、予め定めた形状に形成されている。
 第1弾性シール部材40は、図3A、図3Bに示すようにリング形状部を有している。第1弾性シール部材40は、先端側ケース10の基端側開口に設けられた係合凸部である突当部(図4Aの符号11参照)の外周面に予め定めた状態で密着するように形成されている。第1弾性シール部材40は、後述する境界面に対して略直交する方向において矩形形状であって予め定めた厚みtで、予め定めた幅wに設定されている。 
 符号41は外周面であって、境界においてケース体外装となる一面である。符号42は内周面、符号43は第1外装部材境界面当接面(以下、第1シール第1当接面と略記する)、符号44は第2外装部材境界面当接面(以下、第1シール第2当接面と略記する)である。
 内周面42は、突当部11の後述する突当部外周面11aに配置される。第1シール第1当接面43は、後述する第1外装部材境界面13の面形状に略一致する面形状に形成され、第1シール第2当接面44は後述する第2外装部材先端側境界面(以下、先端側境界面と略記する)23の面形状に略一致する面形状に形成されている。
 図4Aに示すように第1弾性シール部材40は、第1外装部材として構成された先端側ケース10と第2外装部材として構成された中央部ケース20との間に配置される。符号10Sは第1空間部であって把持部3の内部空間の一部を構成し、符号20Sは第2空間部であって第1空間部とは異なる把持部3の内部空間の一部を構成する。
 先端側ケース10の基端開口10r側には凸部である突当部11が設けられている。突当部11の突当面12は、第1境界面である第1外装部材境界面13から予め定めた第1距離L1突出している。突当部11は、シール部材係合部と中央部ケース係合部とを兼用している。突当部外周面11aには第1弾性シール部材40の内周面42が密着配置されるとともに、中央部ケース20の先端側凹部(符号21参照)の内周面が係入して配置される。
 第1弾性シール部材40の内径は、突当部11の外径より予め定めた寸法小径に設定されている。また、第1弾性シール部材40の外径は、先端側ケース10の外径より予め定めた寸法小径に設定されている。
 中央部ケース20の先端開口20f側には突当部11が収容される凹部である収容部21が設けられている。収容部21の底面22は、第2境界面である先端側境界面23から予め定めた第2距離L2凹んで形成されている。底面22は、突当部11の突当面12が当接する当接面である。
 突当部11を収容部21内に収容して突当面12が底面22に当接した状態おいて、境界の幅Wである第1外装部材境界面13と先端側境界面23との距離は、L1-L2になる。そして、第1外装部材境界面13と先端側境界面23との距離は、第1弾性シール部材40の幅wより小さく設定してある。 
 つまり、L1-L2<w  の関係に設定してある。
 したがって、幅wの第1弾性シール部材40は、突当面12が底面22に当接した状態おいて、第1外装部材境界面13と先端側境界面23との距離がL1-L2になって、予め定めた潰し量潰されて弾性変形するように設定されている。 
 なお、収容部21を設けること無く、突当部11が先端側境界面23に突き当たって第1弾性シール部材40を予め定めた量潰して弾性変形させる構成にしてもよい。
 先端側ケース10と中央部ケース20との組付けを説明する。 
 先端側ケース10と中央部ケース20とを組付ける際、作業者は、図4Bに示すように第1弾性シール部材40を予め突当部11の第1外装部材境界面13側に配置する。その際、作業者は、微調整を行って第1弾性シール部材40の第1シール第1当接面43を第1外装部材境界面13に略密着させておく。
 その後、作業者は、第1弾性シール部材40が配置された先端側ケース10に対して中央部ケース20を装着する。すなわち、収容部21内に突当部11を収容し、突当面12と底面22とが近接させて第1弾性シール部材40が先端側ケース10と中央部ケース20とに挟まれる方向に移動させていく。
 すると、先端側境界面23が第1弾性シール部材40の第1シール第1当接面43の反対側に位置する第2境界面当接面44に当接する。この後、作業者は、装着作業を継続して、図4Cに示すように突当面12と底面22とを当接させる。 
 この結果、先端側ケース10と中央部ケース20との組付けが完了する。
 突当面12が底面22に当接した状態における境界の幅Wが第1弾性シール部材40の幅wに比べて予め定めた寸法小さく設定されている。このため、第1弾性シール部材40は、先端側ケース10と中央部ケース20との組付け完了状態において、第1外装部材境界面13と先端側境界面23とで押圧挟持されて予め定めた量潰されて、第1外装部材境界面13と先端側境界面23との間に隙間を形成することなく配置されるように設定されている。
 したがって、先端側ケース10と中央部ケース20との境界の水密を第1弾性シール部材40によって確実に保持することができる。
 また、上述した配置状態において、第1外装部材境界面13と先端側境界面23とで潰された第1弾性シール部材40の外周面41が先端側ケース10の外周面及び中央部ケース20の外周面より突出すること無く、同一面、あるいは、略同一面になる。
 したがって、把持部3を把持する手あるいは手指が第1弾性シール部材40に触れて操作性に悪影響を与える不具合、該弾性シール部材40に負荷を付与する等の不具合を解消することができる。
 また、第1弾性シール部材40は、予め定めた量押しつぶされて隙間を形成することなく、且つ、外周面41が先端側ケース10の外周面及び中央部ケース20の外周面より凹むこと無く配置される。このため、凹みに汚物等が蓄積され不具合を解消することができる。そして、第1弾性シール部材40が予め定めた量押しつぶされることによって該第1弾性シール部材40の耐久性が低下する不具合を解消することができる。
 次に、第2弾性シール部材50について説明する。 
 第2弾性シール部材50は、リング形状部を有しており、図2に示すように中央部ケース20と基端側ケース30との境界に配置される。
 図5Aに示す第2弾性シール部材50は、基端側ケース30の先端側開口に設けられた図5Bに示す突当部31の外周面に予め定めた状態で密着するように、リング形状に形成されている。その他の構成は第1弾性シール部材40と同様であって第1弾性シール部材40と同じ厚みt、幅wに設定されている。
 符号51は外周面であって、境界においてケース体外装となる一面である。符号52は内周面、符号53は第2シール第1当接面であって、符号54は第2シール第2当接面である。
 内周面52は、突当部31の後述する突当部外周面31aに配置される。第2シール第1当接面53は、後述する第3外装部材境界面33の面形状に略一致する面形状に形成され、第2シール第2当接面54は後述する基端側境界面28の面形状に略一致する面形状に形成されている。
 図5Bを参照して中央部ケース20及び基端側ケース30の構成を説明する。 
 図5Bに示すように第2弾性シール部材50は、第1外装部材となる基端側ケース30と第2外装部材となる中央部ケース20との間に配置される。符号30Sは第3空間部であって、把持部3の内部空間の一部を構成する第2空間部20S及び第1空間部10Sと異なる内部空間である。
 基端側ケース30の先端開口30f側には凸部である突当部31が設けられている。突当部31の突当面32は、第1境界面である第3外装部材境界面33から予め定めた第1距離L1突出している。なお、第2シール第1当接面53は、第3外装部材境界面33の面形状に略一致する面形状に形成される。
 突当部31は、シール部材係合部と中央部ケース係合部とを兼用する。突当部外周面31aには第2弾性シール部材50の内周面52が密着配置されるとともに、中央部ケース20の内周面が係入して配置される。
 第2弾性シール部材50の内径は、第1弾性シール部材40の内径と略同様に突当部31の外径より予め定めた寸法小径に設定されている。また、第2弾性シール部材50の外径は、基端側ケース30の外径より予め定めた寸法小径に設定されている。
 中央部ケース20の基端側開口20r側には突当部31が収容される凹部である収容部26が設けられている。収容部26の底面27は、第2境界面である第2外装部材基端側境界面(以下、基端側境界面と略記する)28から予め定めた第2距離L2凹んで形成されている。なお、第2シール第2当接面54は、基端側境界面28の面形状に略一致する面形状に形成されている。
 底面27は、突当部31の突当面32が当接する当接面である。突当部31を収容部26内に収容して突当面32が底面27に当接した状態おいて、境界の幅Wである基端側境界面28と第3外装部材境界面33との距離は、第2弾性シール部材50の幅wより小さく設定してある。 
 つまり、L1-L2<w  の関係である。
 したがって、幅wの第2弾性シール部材50は、突当面32が底面27に当接した状態おいて、基端側境界面28と第3外装部材境界面33との距離がL1-L2になって、予め定めた潰し量潰されて弾性変形するように設定されている。
 図5B及び図5Cを参照して中央部ケース20と基端側ケース30との組付けを説明する。 
 中央部ケース20と基端側ケース30とを組付ける際、作業者は、図5Bに示すように第2弾性シール部材50を予め突当部31の第3外装部材境界面33側に配置する。その際、作業者は、第2弾性シール部材50の第2シール第1当接面53を第3外装部材境界面33に略密着させておく。
 その後、作業者は、第2弾性シール部材50が配置された基端側ケース30を中央部ケース20に装着する。すなわち、収容部26内に突当部31を収容し、突当面32と底面27とを近接させて第2弾性シール部材50が中央部ケース20と基端側ケース30とに挟まれる方向に移動させていく。
 すると、第3外装部材境界面33が第2弾性シール部材50の第2シール第1当接面53に当接する。この後、作業者は、装着作業を継続して図5Cに示すように突当面32と底面27とを当接させる。
 この結果、中央部ケース20と基端側ケース30との組付けが完了する。
 突当面32と底面27に当接した状態における境界の幅Wが第2弾性シール部材50の幅wに比べて予め定めた寸法小さく設定されている。
 このため、第2弾性シール部材50は、第1弾性シール部材40と同様に中央部ケース20と基端側ケース30との組付け完了状態において、基端側境界面28と第3外装部材境界面33とで押圧挟持されて予め定めた量押しつぶされて、基端側境界面28と第3外装部材境界面33との間に隙間を形成することなく配置される。
 したがって、中央部ケース20と基端側ケース30との境界の水密を第2弾性シール部材50によって確実に保持することができる。
 また、上述した配置状態において、基端側境界面28と第3外装部材境界面33とで潰された第2弾性シール部材50の外周面51が中央部ケース20の外周面及び基端側ケース30の外周面より突出すること無く、同一面、あるいは、略同一面になる。
 したがって、上述したように把持部3を把持する手あるいは手指が第2弾性シール部材50に触れて操作性に悪影響を与える不具合、該弾性シール部材50に負荷を付与する等の不具合を解消することができる。
 また、第2弾性シール部材50が予め定めた量押しつぶされることによって該第2弾性シール部材50の耐久性が低下する不具合を解消することができる。
 ここで、弾性シール部材の変形例である図6A等に示す弾性シール部材60、図7A等に示す弾性シール部材70を説明する。具体的に図6Aに示す弾性シール部材60は段付き形状であって二段形状であり、図7Aに示す弾性シール部材70は二段形状に加えてOリング形状部71を備えている。
 まず、弾性シール部材60を説明する。 
 図6Aに示す弾性シール部材60は、二段形状であって段部61を有してリング形状に形成されている。段部61は、リング状に形成された大径部62と該大径部62より小径なリング状に形成された小径部63とで構成される。大径部62は、厚みt、幅wである。小径部63の厚み及び幅は予め定めた寸法に設定されている。
 弾性シール部材60は、図6Bに示す外装部材である先端側ケース10Aの段付き係合部である段付き突当部(以下、突当部と略記する)11Aの外周面側に破線に示すように予め定めた状態で配置されるようになっている。
 突当部11Aは、段付き凸形状部を構成する、小径凸部である第1凸部11bと、第1凸部11bより大径な大径凸部である第2凸部11cと、を有する。符号11dは第1凸部外周面であり、符号11eは第2凸部外周面である。符号12Aは、突当部11Aの突当面であり、符号13Aは第1外装部材段付境界面である。第1外装部材段付境界面13Aは、第1境界面である第1外側境界面13bと第1内側境界面13cとを有している。突当面12Aは、第1外側境界面13bから予め定めた第3距離L3突出している。
 外装部材である中央部ケース20Aは、収容部21Aを有する。収容部21Aは、第1凸部11b及び弾性シール部材60の小径部63を収容する凹部である。収容部21Aの底面22Aは、第2境界面である先端側境界面23Aから予め定めた第4距離L4凹んで形成されている。底面22Aは、突当面12Aが当接する当接面である。
 突当部11Aを収容部21A内に収容して突当面12Aが底面22Aに当接した状態おいて、境界の幅Wである第1外側境界面13bと先端側境界面23Aとの距離は、L3-L4になる。そして、第1外側境界面13bと先端側境界面23Aとの距離は、弾性シール部材60の大径部62の幅wより小さく設定してある。 
 つまり、L3-L4<w  の関係に設定してある。
 したがって、幅wの大径部62は、突当面12Aが底面22Aに当接した状態おいて、第1外側境界面13bと先端側境界面23Aとの距離がL3-L4になって、予め定めた潰し量潰されて弾性変形するように設定されている。
 なお、幅wの大径部62と小径部63とを合わせた幅は、L3より小さく設定されている。図6Aに示す符号64は第1当接面であり、符号65は第2当接面である。第1当接面64は、大径部当接面62aと小径部当接面63aとを備えている。第1当接面64は、先端側ケース10Aの第1外装部材段付境界面13Aの面形状に略一致する面形状に形成されている。第2当接面65は、中央部ケース20Aの先端側境界面23Aの面形状に略一致する面形状に形成されている。
 また、図6Aに示す符号66は大径部外周面であって、境界においてケース体外装となる一面である。符号67は大径部内面であって大径部62の内周面である。大径部内面67の内径は、第2凸部外周面11eの外径より小径である。したがって、大径部内面67は、第2凸部外周面11eに密着して配置される。
 図6Aの符号68a、68bは逃がし面である。第1逃がし面68aの内径は、第1凸部外周面11dの外径より大径である。したがって、第1逃がし面68aは、第1凸部外周面11dに対して予め定めた隙間を形成して配置される。
 つまり、弾性シール部材60を先端側ケース10Aの突当部11Aに配置した状態において、第2凸部外周面11eに対して大径部内面67は密着し、第1凸部外周面11dと小径部内周面である第1逃がし面68aとの間には隙間が形成される。
 また、幅wの大径部62と小径部63とを合わせた幅は、L3より小さく設定されている。したがって、突当面12Aが底面22Aに当接した状態において、弾性シール部材60の第2逃がし面68bは、底面22Aに対して予め定めた隙間を形成して配置されるようになっている。 
 上述した実施形態と同部材には同符号付して説明を省略する。
 図6B及び図6Cを参照して先端側ケース10Aと中央部ケース20Aとの組付け及び弾性シール部材60の関係とを説明する。 
 図6Bに示すように弾性シール部材60は、第1外装部材として構成された先端側ケース10Aと第2外装部材として構成された中央部ケース20Aとの間に配置される。具体的に、弾性シール部材60は、大径部内面67が第2凸部外周面11eに対して密着して、破線に示すように突当部11Aに配置される。
 突当部11Aに配置された弾性シール部材60の小径部63及び突当部11Aの第1凸部11bを中央部ケース20Aの収容部21A内に係入して弾性シール部材60が先端側ケース10Aと中央部ケース20Aとに挟まれる方向に移動させていく。
 すると、図6Cに示すように先端側境界面23Aが弾性シール部材60の第2当接面65に当接する。その後、第2逃がし面68bに対して底面22Aが当接すること無く、突当面12Aが底面22Aに当接して収容部21A内に小径部63及び第1凸部11bが予め定めた状態で収容されて先端側ケース10Aと中央部ケース20Aとの組付けが完了する。
 このように、組付け完了状態において、幅wの大径部62は、第1外側境界面13bと先端側境界面23Aとで押圧挟持されて予め定めた量押しつぶされて、第1外側境界面13bと先端側境界面23Aとの間に隙間を形成することなく配置される。したがって、先端側ケース10Aと中央部ケース20Aとの境界の水密を弾性シール部材60の大径部62によって確実に保持することができる。
 また、この組付け完了状態において、大径部外周面66が先端側ケース10Aの外周面及び中央部ケース20Aの外周面より突出すること無く、同一面、あるいは、略同一面になる。この結果、上述したように把持部3を把持する手あるいは手指が弾性シール部材60に触れて操作性に悪影響を与える不具合を解消することができる。
 加えて、大径部内面67が第2凸部外周面11eに対して予め定めた状態で密着している。なお、小径部63の第1逃がし面68aが第1凸部外周面11dに対して隙間を形成してあるいは近接して配置されるとともに、第2逃がし面68bが底面22Aに対して隙間を形成してあるいは近接して配置される。 
 この結果、弾性シール部材60の大径部外周面66に指が接触して外力が付与されて押された場合、該弾性シール部材60は弾性変形されて大径部内面67が第2凸部外周面11eに突き当たった状態になって大径部外周面66が外力によってそれ以上押し込まれることが無い状態になる。
 この後、指が大径部外周面66から外されると、弾性変形されて第2凸部外周面11eに突き当たった状態の大径部内面67が元の状態に戻り、大径部外周面66が外力によって凹むこと無く元の状態に復帰する。
 この結果、外周面が付与された外力によって変形する不具合を解消することができる。その他の作用及び効果は上述した実施形態と同様である。
 次に、弾性シール部材70を説明する。 
 図7Aに示す弾性シール部材70は、図6Aに示した弾性シール部材60のリング形状に形成され段部61の小径部63の第2逃がし面68b離間した位置に断面形状が略円形である水密保持部材としてのOリング形状部71を有している。具体的に、Oリング形状部71は、小径部63の第2逃がし面68bから突出して形成された連結リングである繋ぎ部72を介して一体的に設けられている。 
 なお、Oリング形状部71は、直径Dであり、繋ぎ部72はOリング形状部71の直径より幅狭である。
 Oリング形状部71を有する弾性シール部材70は、図7Bに示すように外装部材である先端側ケース10Bの段付き係合部である段付き突当部(以下、突当部と略記する)11Bの外周面側に破線で示すように予め定めた状態で配置されるようになっている。
 本実施形態における突当部11Bは、中途部に段付き形状を有する周溝11gを有する。周溝11gには、小径部63、繋ぎ部72、Oリング形状部71が配置されるようになっている。符号11hは周溝底面であって、周溝11gの深さdはOリング形状部71の直径Dより予め定めた寸法小さく設定してある。
 つまり、d<D  の関係である。
 したがって、Oリング形状部71は、突当面12Bが底面22Bに当接した状態おいて、予め定めた量潰されて弾性変形して周溝底面11hと後述する基端側凹部21dの内周面とに密着して水密を確保できるようになっている。 
 符号12Bは、突当部11Bの突当面である。符号13Aは第1外装部材段付境界面であって、上述した第1外側境界面13bと第1内側境界面13cとを有している。突当面12Bは、第1外側境界面13bから予め定めた第5距離L5突出している。 
 なお、第1内側境界面13cは周溝11gの周溝先端側側面である。したがって、第1内側境界面13cと周溝基端側側面11kとは対向している。周溝11g内に小径部63、繋ぎ部72、Oリング形状部71を配置した状態において、周溝基端側側面11kとOリング形状部71との間には予め定めた隙間が形成される。
 外装部材である中央部ケース20Bは、段付き形状の段付収容部21Bを有する。段付収容部21Bは、先端側凹部21cと、該先端側凹部21cより小径な基端側凹部21dと、を備えている。
 先端側凹部21cには弾性シール部材70の小径部63が収容され、基端側凹部21dには繋ぎ部72、Oリング形状部71、突当部11Bの先端側部が収容される。符号21eは押圧面である。基端側凹部21dの底面22Bは、第2境界面である先端側境界面23Bから予め定めた第6距離L6凹んで形成されている。底面22Bは、突当面12Bが当接する当接面である。
 突当部11Bを基端側凹部21d内に収容して突当面12Bが底面22Bに当接した状態おいて、境界の幅Wである第1外側境界面13bと先端側境界面23Bとの距離は、L5-L6になる。そして、第1外装部材境界面13bと先端側境界面23Bとの距離は、弾性シール部材60の大径部62の幅wより小さく設定してある。 
 つまり、L5-L6<w  の関係に設定してある。
 したがって、幅wの大径部62は、突当面12Bが底面22Bに当接した状態おいて、第1外装部材境界面13bと先端側境界面23Bとの距離がL5-L6になって、予め定めた潰し量潰されて弾性変形して少なくとも隙間が形成されることを防止するように密着するように設定されている。 
 なお、本実施形態において、第2逃がし面68bは、突当面12Bが底面22Bに当接した状態おいて、押圧面21eに対して隙間を形成してあるいは近接して配置される。 
 上述した実施形態と同部材には同符号付して説明を省略する。
 図7B及び図7Cを参照して先端側ケース10Bと中央部ケース20Bとの組付け及び弾性シール部材70の関係とを説明する。 
 図7Bに示すように弾性シール部材70は、第1外装部材として構成された先端側ケース10Bと第2外装部材として構成された中央部ケース20との間に配置される。具体的に、弾性シール部材70の段部61、Oリング形状部71等は、破線に示すように突当部11Bに設けられた周溝11g等に配置される。
 弾性シール部材70が配置された先端側ケース10Bの突当部11Bは、中央部ケース20Bの段付収容部21Bの基端側凹部21d内に係入して弾性シール部材70が先端側ケース10Bと中央部ケース20Bとに挟まれる方向に移動させていく。すると、段付収容部21Bの基端側凹部21dの内周面がOリング形状部71の外方側面に当接し、該Oリング形状部71を潰しつつ先端側境界面23Bが第2当接面65に向かって進んでいく。
 その後、図7Cに示すように先端側境界面23Bが第2当接面65に当接し、押圧面21eが第2逃がし面68bに当接して繋ぎ部72、Oリング形状部71、及び突当部11Bの先端側部が基端側凹部21d内に予め定めた状態で収容されて先端側ケース10Bと中央部ケース20Bとの組付けが完了する。
 このように、組付け完了状態において、Oリング形状部71が弾性変形されて基端側凹部21dの内面及び周溝11gの周溝底面11hに密着して配置されて先端側ケース10Bと中央部ケース20Bとの境界の水密を確実に保持することができる。
 また、幅wの大径部62は、第1外装部材境界面13bと先端側境界面23Bとで押圧挟持されて予め定めた量押しつぶされて、第1外装部材境界面13bと先端側境界面23Aとの間に隙間を形成することなく配置されるとともに、大径部外周面66が先端側ケース10Bの外周面及び中央部ケース20Bの外周面より突出すること無く、同一面、あるいは、略同一面になる。
 したがって、組付けが完了状態において、先端側ケース10Bと中央部ケース20Bとの水密は、段部61に加えてOリング形状部71によってより確実に確保することができる。言い換えれば、把持性及び操作性等を考慮して複雑な形状の境界の水密を境界には露出しないOリング形状部71によって確保できる一方、段部61によって境界に隙間が形成されることを防止することができる。
 また、上述したように把持部3を把持する手あるいは手指が弾性シール部材70に触れて操作性に悪影響を与える不具合を解消することができる。また、弾性シール部材70の大径部外周面66に外力が付与されて押された場合、上述したように該弾性シール部材70は弾性変形されて大径部内面67が第2凸部外周面11eに突き当たった状態になって大径部外周面66が外力によってそれ以上押し込まれることが無い状態になる。この後、大径部外周面66にかかる外力が解消されて第2凸部外周面11eに突き当たった状態の大径部内面67が元の状態に戻り、大径部外周面66が外力によって凹むこと無く元の状態に復帰する。したがって、大径部外周面66が外力によって凹む不具合を確実に防止することができる。
 その他の作用及び効果は、上述した弾性シール部材60の場合と同様であってその説明を省略する。
 なお、上述した実施形態においては、第1外装部材側に突当面を有する突当部等を設け、第2外装部材側に突当部を収容する収容部等を設ける構成にしていた。しかし、第2外装部材側に突当部等を設け、第1外装部材側に収容部等を設ける構成であってもよい。
 また、上述した実施形態においては、外装部材と弾性シール部材とをそれぞれ別部材として構成していた。しかし、弾性シール部材を一方の外装部材である例えば先端側ケースに対してインサート成形によって予め一体に設ける構成であってもよい。
 図8Aに示す先端側ケース10Cは、ケース部10dと弾性シール部材70Aと、を有している。弾性シール部材70Aは、インサート成形によってケース部10dに一体である。
 弾性シール部材70Aは、第1弾性シール部材40と略同様なリング形状部である弾性シール部40Aと、繋ぎ形状部72Aと、Oリング形状部71Aと、を有している。一方、ケース部10dには周溝11mを有する突当部11Cが設けられている。周溝11mは、第1境界面である周溝先端側側面11nと、周溝底面11pと、周溝基端側側面11rと、を有している。
 本実施形態において、弾性シール部40Aの側面45a側は、周溝先端側側面11nに密着して固設されている。弾性シール部40Aの内面46側、繋ぎ形状部72Aの内面72b側、及びOリング形状部71Aの内面71b側は、周溝底面11pに密着して固設されている。 
 Oリング形状部71Aは略球形であって、高さhは、周溝11mを構成する周溝基端側側面11rに直交する基端側平面11sより予め定めた量出っ張るように設定されている。
 また、符号41Aは弾性シール部外周面であって、先端側ケース10Cのケース体外装となる一面である。弾性シール部外周面41Aは、予めケース部10dの外周面と同一面、あるいは、略同一面となるように設けられている。
 一方、中央部ケース20Cは、収容部21Cを有する。収容部21Cには弾性シール部材70Aの繋ぎ形状部72A、Oリング形状部71A、突当部11Cの先端側部が収容される。
 収容部21Cの底面22Cは、第2境界面である先端側境界面23Cから予め定めた第8距離L8凹んで形成されている。底面22Cは、突当面12Cが当接する当接面である。収容部21Cの内周面は、Oリング形状部71Aの外方面に当接するOリング当接面である。
 突当部11Cを収容部21C内に収容して突当面12Cが底面22Cに当接した状態おいて、Oリング形状部71Aが予め定めた量潰されて弾性変形して収容部21Cの内周面に密着して水密を確保できるように設定されている。
 また、突当面12Cが底面22Cに当接した状態おいて、境界の幅Wである周溝先端側側面11nと先端側境界面23Cとの距離は、L7-L8になる。そして、周溝先端側側面11nと先端側境界面23Cとの距離は、弾性シール部40Aの幅wより小さく設定してある。 
 つまり、L7-L8<w  の関係に設定してある。
 したがって、幅wの弾性シール部40Aは、突当面12Cが底面22Cに当接した状態おいて、予め定めた潰し量潰されて弾性変形して少なくとも隙間が形成されることを防止するように密着する。
 先端側ケース10Cと中央部ケース20Cとの組付けを説明する。 
 本実施形態において、図8Aに示す弾性シール部材70Aが設けられた先端側ケース10Cの突当部11Cを、中央部ケース20Cの収容部21C内に係入し、弾性シール部材70Aが先端側ケース10Cと中央部ケース20Cとに挟まれる方向に移動させいく。この結果、収容部21Cの内周面にOリング形状部71Aの外方面が当接し、該Oリング形状部71Aを潰しつつ先端側境界面23Cがシール部端面47に向かっていく。
 その後、図8Bに示すように先端側境界面23Aとシール部端面47に当接し、底面22Cが突当面12Cに当接して突当部11Cが収容部21C内に予め定めた状態で収容されて先端側ケース10Cと中央部ケース20Cとの組付けが完了する。
 このように、弾性シール部材70Aが先端側ケース10Cの突当部11Cの周溝先端側側面11n、周溝底面11pに対して予め密着して固設されていることによって弾性シール部材70を突当部に装着する取り付け作業が不要になると共に、水密箇所を一箇所削減して組付けの作業性を向上させることができる。
 また、組み付け完了状態において、Oリング形状部71Aが弾性変形されて収容部21Cの内周面に密着して配置されて先端側ケース10Cと中央部ケース20Cとの水密を確実に保持することができる。
 加えて、弾性シール部材70Aの弾性シール部40Aのシール部端面47に先端側境界面23Cが当接して弾性シール部40Aを予め定めた潰し量潰して密着して配置されるとともに、弾性シール部外周面41Aが先端側ケース10Cの外周面及び中央部ケース20Bの外周面より突出すること無く、同一面、あるいは、略同一面に維持されて、上述の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
 また、弾性シール部材70Aの弾性シール部外周面41Aに外力が付与された場合該外力が弾性シール部40Aから繋ぎ形状部72Aに伝達されて弾性変形することによって、弾性シール部外周面41Aにかかる外力が解消されたとき元の状態に復元されて、上述の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。 
 その他の作用及び効果は上述した実施形態と同様である。
 また、上述した実施形態においては、境界面の間に露出される弾性シール部材の外周面に外力が付与されることによって該外周面が変形する不具合を解消するため、例えば図6Aで示したように露出する二段形状の弾性シール部材を形成している。しかし、図9A、図9Bに示すように弾性シール部材を構成するとともに、弾性シール部材が配置される外装部材を図9Cに示すよう構成して上述した不具合の解消を図るようにしてもよい。
 図9A、図9Bに示すように弾性シール部材80は、リング形状部81と繋ぎ部82とOリング形状部83とを有している。リング形状部81には複数の貫通孔84が周方向に例えば等間隔に複数形成されている。繋ぎ部82は、リング形状部81とOリング形状部83とを一体に連結する。
 符号85はリング外周面、符号86はリング内周面、符号87は境界面当接面、符号88は境界面密着面である。境界面当接面87は、図9Dに示す第1外装部材境界面13に当接する。境界面密着面88は、先端側境界面23Dに当接して配置される。境界面当接面87は、第1外装部材境界面13の面形状に略一致する面形状に形成されている。境界面密着面88は、先端側境界面23Dの面形状に略一致する面形状に形成されている。
 図9Cに示すように中央部ケース20Dは、収容部21Dを有する。収容部21Dには図9Dに示す凸部11D)が収容される。凸部11Dは、第1外装部材境界面13から予め定めた第9距離L9突出している。 
 収容部21Dの底面22Dは、先端側境界面23Dから予め定めた量凹んで形成されている。本実施形態において、先端側境界面23Dから底面22Dまでの距離は予め定めた第10距離L10に設定してある。そして、凸部11Dの凸部端面12Dは、底面22Dに当接すること無く収容部21D内に収容配置されるようになっている。 
 符号24Dは突当部である。突当部24Dは、例えば円柱形状である。突当部24Dは、弾性シール部材80に形成される複数の貫通孔84に対応して設けられている。突当部24Dは、第1境界面である先端側境界面23Dから予め定めた量突出している。具体的に、先端側境界面23Dから突当部24Dの突当面25までは、予め定めた第11距離L11に設定してある。
 したがって、L9<L10+L11  の関係である。
 なお、第11距離L11は、リング形状部81の幅wより予め小さく設定してある。 
また、突当部24Dの外径は、貫通孔84の内径より予め小さく設定してある。 
 弾性シール部材80は、予め図9Cの破線に示すように予め先端側境界面23Dに当接するように配置される。この配置状態において、突当部24Dは、貫通孔84内に位置する。
 図9D、図9Eを参照して先端側ケース10Dの構成及び該先端側ケース10Dと中央部ケース20Dとの組付けを説明する。 
 図9Dに示すように先端側ケース10Dの基端開口10f側には凸部11Dが設けられている。凸部11Dの凸部端面12Dは、第1外装部材境界面13から上述したように予め定めた第9距離L9突出している。
 本実施形態において、凸部11Dはシール部材係合部である。したがって、凸部11Dの外周面には弾性シール部材80のOリング形状部83の内方側が配置される。凸部端面12Dは、凸部11Dの該端面12DがOリング形状部83の内孔を通過した後、底面22Dに当接すること無く収容部21D内に位置する。幅wのリング形状部81は、この配置状態において、突当面25が第1外装部材境界面13に当接することによって予め定めた潰し量潰されて弾性変形するように設定されている。即ち、本実施形態において第1外装部材境界面13は、突当面25に当接する当接面である。そして、当接状態において、凸部端面12Dと底面22Dとの間には隙間が設けられる。
 先端側ケース10Dと中央部ケース20Dとを組付ける際、図9Dに示すように中央部ケース20Dに弾性シール部材80を取り付けておく。このとき、弾性シール部材80の貫通孔84内に突当部24Dを配置させて境界面密着面88を先端側境界面23D上に配置させる。
 弾性シール部材80が取り付けられている中央部ケース20Dの収容部21Dに配置されたリング形状部81のリング内周面86内に先端側ケース10Dの凸部11Dを係入し、該凸部11Dの凸部端面12Dを収容部21Dの底面22Dに向けて弾性シール部材80が先端側ケース10Dと中央部ケース20Dとに挟まれる方向に移動していく。
 すると、凸部11Dの外周面に弾性シール部材80のOリング形状部83の内方面が当接し、該Oリング形状部83を潰しつつ凸部端面12Dが底面22Dに向かっていく。
 その後、図9Eに示すように第1外装部材境界面13がリング形状部81の境界面当接面87に当接し、リング形状部81を潰し、その後、第1外装部材境界面13と突当面25とが当接する。 
 この結果、境界密着面88が先端側境界面23Dに密着して配置され、凸部11Dが収容部21D内に収容されて先端側ケース10Dと中央部ケース20Dとの組付けが完了する。 
 このとき、リング形状部81は、弾性変形によって、リング外周面85が外方側に変形すること無く貫通孔84の内周面が突当部24Dの外周面に密着するように変形する。
 このように、Oリング形状部83が弾性変形されて収容部21Dの内周面と凸部11Dの外周面に密着して配置されて先端側ケース10Dと中央部ケース20Dとの水密を確実に保持することができる。
 加えて、弾性シール部材80のリング形状部81の境界面当接面87が第1外装部材境界面13に当接してリング形状部81を予め定めた潰し量潰して密着して配置されるとともに、リング形状部81のリング外周面85が先端側ケース10Dの外周面及び中央部ケース20Bの外周面より突出すること無く、同一面、あるいは、略同一面に維持されて、上述の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
 また、弾性シール部材80のリング形状部81のリング外周面85に外力が付与された場合、リング形状部81に形成されている貫通孔84に突当部24Dが配置されている。このため、リング形状部81のリング外周面85にかかる外力の一部が突当部24Dに作用して該リング形状部81の弾性変形が軽減されて、リング外周面85にかかる外力が解消されたとき元の状態に復元されて、上述の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
 なお、本実施形態において、突当部24Dを円柱形状としている。しかし、突当部24Dは角柱形状であってもよい。その他の作用及び効果は上述した実施形態と同様である。
 図10A-図10Eを参照して組付け後の固定方法について説明する。 
 図10A、図10Bに示すように組付け完了後の先端側ケース10Bと中央部ケース20Bとは締結部材90である例えばボルト91とナット92とで強固に固定される。符号93、符号94は、一対の支持部材である。
 先端側ケース10Bと弾性シール部材70と中央部ケース20Bとは組付け完了後、第1支持部材93を先端側ケース10B側に配置し、第2支持部材94を中央部ケース20Bに側に配置、ボルト91とナット92とで一体的に締結される。
 第1支持部材93に第1ボルト通過孔93hが形成され、第2支持部材94に第2ボルト通過孔94hが形成されている。したがって、ボルト91は、例えば第1支持部材93側の第1ボルト通過孔93hから第2支持部材94側の第2ボルト通過孔94hを通過させて配置される。ナット92は、第2支持部材94から突出したボルト91の先端部に螺合される。
 図10Cに示すように締結状態におけるボルト91の中心軸c91が当接面の図心Cから例えば距離g位置ずれしていた場合、第1外装部材境界面13bと先端側境界面23Bとの間に配置されている弾性シール部材70の大径部62にかかる挟持力がモーメントの違いによって不均一になるおそれがある。
 そして、挟持力が不均一になることによって、第1外装部材境界面13bと先端側境界面23との挟持力が予め設定した力量より小さくなってしまった箇所に隙間sが生じる不具合が生じる。
 このため、把持性及び操作性等を考慮して複雑な形状の境界を有する先端側ケース10Bと中央部ケース20Bとを締結する場合、第1支持部材93に設ける第1ボルト通過孔93hと第2支持部材94に設ける第2ボルト通過孔94hとに配置されるボルト91の中心軸を図10Dに示すように当接面の図心Cに一致させる。
 この結果、図10Eに示すように第1外装部材境界面13bと先端側境界面23Bとの間に配置されている弾性シール部材70の大径部62を均一な予め設定した力量の挟持力で弾性変形させることができる。
 なお、図示は省略するが第1支持部材93に設ける第1ボルト通過孔93hと第2支持部材94に設ける第2ボルト通過孔94hとを変更すること無く、第1外装部材境界面13bと先端側境界面23Bとの形状を調整して、ボルト91の中心軸を当接面の図心Cに一致させるようにしてもよい。
 なお、挿入装置は、被検体内に挿入される挿入部2を有する内視鏡1に限定されるものでは無く、被検体内に挿入される挿入部を有する処置具等であってもよい。 
 本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
 本発明によれば、弾性シール部材の押し潰し量の制御が容易で隣設される外装部材の境界に隙間を形成することなく、且つ、外装部材外表面に対して出っ張ることなくあるいは凹むことなく該弾性シール部材を配置して内部空間の水密を保持しつつ耐久性の劣化を防止したケース体及び該ケース体を有する挿入装置を実現できる。
 本出願は、2017年10月17日に日本国に出願された特願2017-201168号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲に引用されるものとする。

Claims (12)

  1.  ケース体外装の一部を構成する第1外装部材と、
     前記第1外装部材に対して隣り合う位置に配置され、該第1外装部材と共に前記ケース体外装を構成する第2外装部材と、
     隣設された前記第1外装部材と前記第2外装部材との境界において前記ケース体外装として露出して配置される予め定めた弾発性を有する弾性シール部材と、
     前記弾性シール部材の潰し量を設定する、前記第1外装部材または前記第2外装部材のうちの一方に設けられて他方の外装部材に対して当接する突当面を有する突当部と、
      を具備することを特徴とするケース体。
  2.  前記突当部は、前記弾性シール部材が前記第1外装部材と前記第2外装部材とに挟まれる方向において、前記第1外装部材または前記第2外装部材のうちの一方の外装部材が他方の外装部材に対して当接することを特徴とする請求項1に記載のケース体。
  3.  前記突当部は、前記弾性シール部材が前記第1外装部材と前記第2外装部材とともに前記ケース体外装を滑らかに形成するように前記弾性シール部材の潰し量を設定することを特徴とする請求項1に記載のケース体。
  4.  前記突当部は、前記第1外装部材に設けられ、前記境界の一方を構成する第1境界面に対して突出した凸部であって、
     前記第2外装部材は、前記境界の他方を構成する第2境界面に対して凹んで形成され、前記凸部が収容配置される凹部を有し、
     前記弾性シール部材の幅は、前記凸部と前記凹部とが係合した状態において、前記第1境界面と前記第2境界面との間に挟持配置されて予め定めた量弾性変形されるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のケース体。
  5.  前記弾性シール部材は、前記第1外装部材と前記第2外装部材との境界面に対して略直交する方向において矩形形状の断面を有することを特徴とする請求項1に記載のケース体。
  6.  前記弾性シール部材は、リング状に形成された大径部と該大径部より小径なリング状に形成された小径部とを有する段付き形状であって、前記大径部の外周面が前記第1外装部材と前記第2外装部材との境界において前記ケース体外装として露出して配置されることを特徴とする請求項1に記載のケース体。
  7.  前記第1外装部材と前記第2外装部材との境界において、前記弾性シール部材よりも前記ケース体外装から離間して配置され、水密を保持する水密保持部材をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のケース体。
  8.  前記弾性シール部材は、
     リング状に形成された大径部と、
     前記大径部より小径なリング状に形成された小径部と、
     前記小径部から突出して形成され、前記水密保持部材と連結する連結リングと、
      を有することを特徴とする請求項7に記載のケース体。
  9.  前記弾性シール部材は、前記第1外装部材または前記第2外装部材の一方に一体に設けられることを特徴とする請求項1に記載のケース体。
  10.  前記弾性シール部材はリング状に形成され、周方向に複数の貫通孔有することを特徴とする請求項1に記載のケース体。
  11.  前記貫通孔内には前記第1外装部材または前記第2外装部材の境界面を構成する一面から突出する突当部が配置されることを特徴とする請求項10に記載のケース体。
  12.  被検体内に挿入される挿入部と、
     請求項1に記載のケース体と、
     を備えることを特徴とする挿入装置。
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