JP2015208548A - 内視鏡 - Google Patents

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    • A61B1/00002Operational features of endoscopes
    • A61B1/00039Operational features of endoscopes provided with input arrangements for the user
    • A61B1/00042Operational features of endoscopes provided with input arrangements for the user for mechanical operation

Abstract

【課題】操作部に対する挿入部の回動操作における回動範囲を広くすることができる内視鏡を提供する。
【解決手段】内視鏡は、術者が把持可能な操作部と、操作部に対して固定された操作部側口金21と、操作部側口金21に対して回動自在に連結された回動ダイアル9と、回動ダイアル9に対して基端部が固定され、被検体に挿入可能な長尺な挿入部と、操作部に対して固定され、挿入部の回動の限界を規定する2つの当接部を有する操作部ハウジングと、回動ダイアル9が回動するときに2つの当接部間で移動可能で、2つの当接部に当接可能な回動ピン42と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、内視鏡に関し、特に、操作部に対して挿入部が回動操作可能な内視鏡に関する。
従来より、内視鏡が医療分野及び工業分野において広く利用されている。内視鏡は、検査対象内に挿入される細長い挿入部と、挿入部の基端部に設けられた操作部とを有している。例えば、医療分野では、術者は、体腔内に挿入部を挿入し、体腔内を観察することができる。
内視鏡には、例えば、特開2009−50540号公報に開示のような、操作部に対して挿入部が挿入部の軸周りに回動操作可能は内視鏡がある。そのような内視鏡の場合、挿入部の回動に伴って回動するピンと、操作部内に設けられ、ピンが当接することによりピンの回動を規制する延出部とにより、挿入部の回動が規制される。ピンは、挿入部に対して固定され、延出部は、操作部に対して固定されている。
検査者は、湾曲操作により挿入部を湾曲させ、あるいは、操作部に対して挿入部を回動させることにより、挿入部の先端部の向き、あるいは、内視鏡画像の上下左右方向を、所望の方向に向けることができる。
特開2009−50540号公報
しかし、操作部に対して挿入部が回動操作可能な従来の内視鏡では、操作部に対する挿入部の回動範囲は、広くない。
例えば、従来の内視鏡の回動範囲は、挿入部の中心軸周りに、ニュートラル位置に対して、左右120度、すなわち全体には240度程度である。
そのため、挿入部の先端部の向きの変更範囲あるいは内視鏡画像の上下左右方向の変更範囲の限界に達すると、挿入部を逆方向に回動させる等の操作が必要となり、術者には、煩雑な回動操作が必要となるという問題がある。
そこで、本発明は、操作部に対する挿入部の回動操作における回動範囲を広くすることができる内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、操作部と、前記操作部に対して固定された操作部側口金と、前記操作部側口金に対して回動自在に連結されたダイアルと、前記ダイアルに対して基端部が固定され、被検体に挿入可能な長尺な挿入部と、前記操作部又は前記挿入部に対して固定され、前記挿入部の回動の限界を規定する2つの当接部を有する回動限界規定部材と、前記ダイアルが回動するときに前記2つの当接部間で移動可能で、前記2つの当接部に当接可能な移動可能部材と、を備えた内視鏡を提供することができる。
本発明によれば、操作部に対する挿入部の回動操作における回動範囲を広くすることができる内視鏡を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に関わる内視鏡の構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態に関わる内視鏡の接続部の縦断面図である。 第1の実施の形態に関わる挿入部ハウジング27の斜視図である。 図2のIV−IV線に沿った内視鏡の接続部の断面図である。 第1の実施の形態に関わる、回動ピン42が左周りに回動して延出部23aに当接したときの、図2のIV−IV線に沿った内視鏡の接続部の断面図である。 第1の実施の形態に関わる、回動ピン42が右周りに回動して延出部23aに当接したときの、図2のIV−IV線に沿った内視鏡の接続部の断面図である。 第1の実施の形態に関わる、回動ダイアル9、延出部23a及び回動ピン42の動きを説明するための図である。 第1の実施の形態に関わる、回動ダイアル9、延出部23a及び回動ピン42の動きを説明するための図である。 本発明の第2実施の形態に関わる内視鏡の接続部の縦断面図である。 第2実施の形態に関わる挿入部ハウジング27Aの斜視図である。 第2実施の形態に関わる操作部ハウジング23Aの斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
(内視鏡の構成)
図1は、本実施の形態に係わる内視鏡の構成を示す斜視図である。図1に示すように、内視鏡1は、体腔内に挿入される細長い挿入部2を有している。この挿入部2は、先端硬性部3、湾曲部4および長尺で可撓性を有する可撓管部5が先端側から順に連設されている。
挿入部2の基端部には、術者である操作者に保持、操作される操作部6が接続されている。なお、挿入部2の基端部には、操作部6に対する挿入部2の座屈を防止するための挿入部用の折れ止め部7が外装されている。この挿入部2は、術者が把持可能な操作部6に対して、長手軸周りに回動自在な構成となっている。
挿入部2と操作部6との接続部8には、円環状の回動ダイアル9が配設されている。操作者は、この回動ダイアル9を回動操作することで、挿入部2を操作部6に対して長手軸周りに回動させることができる。
操作部6には、内視鏡1の軸方向に回動可能に湾曲レバー11が配設されている。湾曲レバー11を2方向に回動操作することにより、湾曲部4を2方向に湾曲作動可能である。この操作部6の側部からは、座屈防止のためケーブル用の折れ止め部13が外装された複合ケーブルであるユニバーサルケーブル12が延設されている。
ユニバーサルケーブル12は、外部機器である光源装置およびビデオプロセッサに接続される。なお、内視鏡1は、以下に説明する接続部8以外の構成は、従来構成と同様であるので、詳細を省略する。
(回動機構の構成)
次に、操作部6に対する挿入部2の回動を可能とする回動機構について説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態の内視鏡の接続部の縦断面図である。
挿入部2及び操作部6の中心軸は略共軸で内視鏡の中心軸Oをなしており、挿入部2の基端部は、操作部6に対して、その中心軸O周りに回動可能である。挿入部2と操作部6との接続部8には、樹脂製で円環状の回動ダイアル9がその中心軸O周りに回動可能に配設されている。
操作部6の先端部には、円筒状でステンレスなどの金属製の操作部側口金21が軸方向に突設されている。操作部側口金21の外周面の一部には螺子部が形成されている。筒状のナット22が、操作部側口金21の先端側から外挿され、ナット22の内周面に形成された螺子部が、操作部側口金21の螺子部と螺合することにより、樹脂製の操作部側外装部材6aを先端側から基端側へ押し付けて操作部6に対して固定している。すなわち、操作部側口金21は、操作部6に対して固定されている。回動ダイアル9は、操作部側口金21に対して回動自在に連結されている。
操作部側口金21の中間部にはナット22を介して円筒状の操作部ハウジング23の基端部が外挿され、操作部用固定ピンであるピン24によって操作部ハウジング23は操作部側口金21に固定されている。操作部側口金21と操作部ハウジング23とによって、操作部口金部が形成されている。
操作部ハウジング23の基端側の外径は、操作部ハウジング23の先端側の外径よりも大きくなっている。操作部ハウジング23の基端側には、円環状のカバー25が外側から嵌め合わされて、接着剤により固定されている。
操作部6に対して湾曲レバー11が配設されている側を正面側、逆側を背面側とするとき、カバー25には、背面側に、径方向に突出しているカバー凸部25aが形成されている。カバー凸部25aの頂部には、挿入部2のニュートラル位置を示すためのカバー指標(図示せず)が形成されている。
挿入部2の可撓管の基端部には、円筒状でステンレスなどの金属製の挿入部側口金26が軸方向に突設されている。挿入部側口金26の基端部は、操作部側口金21の先端部に、内視鏡の中心軸O周りに回動可能に挿通されている。
挿入部側口金26には円筒状の挿入部ハウジング27が外装されている。挿入部側口金26と挿入部ハウジング27とにより、挿入部口金部が形成されている。ここで、挿入部側口金26の中間部に、挿入部ハウジング27の先端部が外挿され、挿入部ハウジング27は挿入部側口金26に対して挿入部用固定ピンであるピン28により強固に固定されている。
挿入部ハウジング27の内径は、先端部よりも中間部で、中間部よりも基端部で大きくなっている。挿入部ハウジング27の先端部と中間部との間の段差面と、操作部側口金21の先端面との間に、環状のワッシャ29が介設されている。
一方、挿入部側口金26の基端の外周面及び操作部側口金21の先端の内周面には全周にわたって突出部が延設されており、両突出部の間に、挿入部側口金26及び操作部側口金21と共軸に、環状の樹脂製のワッシャ31が介設されている。
そして、挿入部側口金26の先端部の外周面には、雄ねじが形成され、対応する雌ねじが内周面に形成されている固定リング32が軸方向に移動可能に螺着されている。固定リング32は基端側へと締め込まれている。固定リング32が基端側へと締め込まれることにより、挿入部ハウジング27と挿入部側口金26の基端部とが、操作部側口金21の先端部を挟み込むように保持している。
挿入部ハウジング27の基端側の外周面には、上述した回動ダイアル9が外嵌され、接着固定されている。回動ダイアル9には、径方向に突出しているつまみ凸部9aが形成されている。つまみ凸部9aの頂部には、図示しない凹溝状のつまみ指標が軸方向に延設されている。周方向において、上述したカバー凸部25aのカバー指標の位置と、凸部9aのつまみ指標の位置が一致しているとき、挿入部2が操作部6に対してニュートラル位置にあることになる。なお、カバー凸部25aとつまみ凸部9aとは、軸方向にみたときに、形状が類似するが、互いに多少異なる大きさ、形状に形成されている。
挿入部ハウジング27の先端部には、折れ止め部7の基端部が外挿され、図示しない折れ止め部固定ピンにより、折れ止め部7は、挿入部ハウジング27に対して固定されている。このため、折れ止め部7は、挿入部2と一体的に回動可能となっている。
折れ止め部7内において、可撓管部5の基端部5aが挿入部側口金26の先端部に接着固定され、可撓管部側保護部材5bにより保護されている。よって、円筒部材である挿入部ハウジング27は、挿入部2に対して固定されている。そして、被検体に挿入可能な長尺な挿入部2は、回動ダイアル9に対して基端部が固定されている。
なお、操作部側口金21と操作部側外装部材6aの間、操作部側口金21とナット22の間、ナット22と操作部ハウジング23の間、操作部ハウジング23と回動ダイアル9の間、挿入部側口金26と操作部側口金21の間、及び、挿入部側口金26と挿入部ハウジング27の間には、ゴム製のOリングなどの水密確保用部材33が設けられている。
図3は、挿入部ハウジング27の斜視図である。挿入部ハウジング27は、周方向に沿って細長いスリット41を有している。すなわち、円筒部材である挿入部ハウジング27には、カムフォロワとしてのスリット41が周方向に沿って形成されている。なお、ここでは、スリット41は、周方向に沿って形成されているが、略周方向に沿って形成されていてもよい。
スリット41は、ここでは、円筒状の挿入部ハウジング27の基端部側に、周方向に沿って半周分だけ形成されている。後述するように、回動ピン42は、スリット41の端部41aと端部41bの間で移動可能である。回動ピン42は、中心軸Oの周りを180度の範囲で移動可能となっている。すなわち、ピン部材である回動ピン42は、スリット41に係合して、所定の範囲内で移動可能となっている部材である。
挿入部ハウジング27は、スリット41の縁に沿って形成された段差部27aを有している。回動ピン42が、挿入部ハウジング27の外側から、スリット41に通されている。回動ピン42は、軸部42aと、軸部42aよりも外径の大きな頭部42bを有する。カムピンとしての回動ピン42は、頭部42bが段差部27aに当接し、カムフォロワとしてのスリット41に沿って移動可能に配設される。
また、操作部側口金21の外周面と、挿入部ハウジング27の内周面の間には、回動ピン42の動きを妨げないピン移動空間43が設けられている。すなわち、回動ピン42がスリット41にガイドされて移動するときに、挿入部ハウジング27の内側に配置されている操作部側口金21等が回動ピン42にぶつからないように、ピン移動空間43が設けられている。
なお、回動ダイアル9が挿入部ハウジング27の外周部に固定されているため、回動ピン42は、スリット41から抜けることなく、スリット41に沿って、中心軸O周りに180度の範囲内で移動可能となっている。
さらに、操作部ハウジング23は、先端側に延出した延出部23aを有している。延出部23aは、円筒状の操作部ハウジング23の周方向において所定の長さを有する。
図4は、図2のIV−IV線に沿った内視鏡の接続部の断面図である。図4は、操作部6に対して挿入部2がニュートラル位置にあるときの回動ダイアル9と延出部23aの位置を示している。
延出部23aを有する操作部ハウジング23は、回動限界規定部材である。延出部23aの両側縁部AB1,AB2が、回動ピン42が当接する2つの当接部である。
延出部23aは、操作部ハウジング23の薄肉部の一部が先端方向に延出した部分であり、中心軸O周りに、所定の角度θの範囲に亘って形成されている。後述するように、回動ピン42が中心軸O周りに回動するとき、延出部23aに当接することにより、回動ピン42の回動が規制される。すなわち、回動限界規定部材である操作部ハウジング23は、操作部6に対して固定され、延出部23aの両側縁部AB1,AB2が、挿入部2の回動の限界を規定している。
なお、図4において2点鎖線で示すように、回動ピン42は、スリット41の両端まで移動可能で、中心軸O周りに180度の範囲内で移動可能となっている。
図5は、回動ピン42が左周りに回動して延出部23aに当接したときの、図2のIV−IV線に沿った内視鏡の接続部の断面図である。図5は、回動ピン42が左周り(反時計周り)に回動し、回動ピン42が延出部23aの縁部AB1に当接して回動が停止された状態を示す。
図6は、回動ピン42が右周りに回動して延出部23aに当接したときの、図2のIV−IV線に沿った内視鏡の接続部の断面図である。図6は、回動ピン42が右周り(時計周り)に回動し、回動ピン42が延出部23aの縁部AB2に当接して回動が停止された状態を示す。
(作用)
次に、図7と図8を用いて、本実施の形態の内視鏡における操作部6に対して挿入部2の回動動作について説明する。
図7及び図8は、回動ダイアル9、延出部23a及び回動ピン42の動きを説明するための図である。
図7のS1は、挿入部2が操作部6に対してニュートラル位置にある状態を示す。S2は、S1の状態から、図7において回動ダイアル9を反時計回りに90度回動させた状態を示す。S1からS2の状態に変化する間、挿入部ハウジング27は中心軸O周りに回動するが、スリット41内で回動ピン42は動かず、S1と同じ位置にある。
S3は、S2の状態から、図7において回動ダイアル9を反時計回りに120度さらに回動させた状態を示す。S2からS3の状態に変化する間、回動ピン42はスリット41の端部41aにより押されて中心軸O周りに回動するが、延出部23aの縁部AB1に当接して回動は規制される。ここでは、回動ピン42は、ニュートラル位置から中心軸O周りに120度回動すると延出部23aの縁部AB1に当接する。
図8のS4は、S3の状態から、図8において回動ダイアル9を時計回りに180度回動させた状態を示す。S3からS4の状態に変化する間、挿入部ハウジング27は中心軸O周りに回動するが、スリット41内で回動ピン42は動かず、S3と同じ位置にある。 S5は、S4の状態から、図8において回動ダイアル9を時計回りに240度回動させた状態を示す。S4からS5の状態に変化する間、回動ピン42はスリット41の端部41bにより押されて中心軸O周りに回動するが、延出部23aの縁部AB2に当接して回動は規制される。ここでは、回動ピン42は、S4に示す位置から中心軸O周りに240度回動すると延出部23aの縁部AB2に当接する。
S6は、S5の状態から、図8において回動ダイアル9を反時計回りに180度回動させた状態を示す。S5からS6の状態に変化する間、挿入部ハウジング27は中心軸O周りに回動するが、スリット41内で回動ピン42は動かず、S5と同じ位置にある。
S6の状態から、図8において回動ダイアル9を反時計回りに240度回動させると、S3の状態になる。
以上のように、回動ダイアル9は、上記の場合、360度超えて回動させることができる。
すなわち、回動ピン42は、回動ダイアル9が回動するときに、2つの当接部すなわち2つの縁部AB1,AB2間で移動可能で、2つの縁部AB1,AB2に当接可能な移動可能部材である。 そして、回動ピン42が当接する延出部23aの両側縁部AB1,AB2により、挿入部2の回動の限界が規定される。
よって、本実施の形態によれば、操作部6に対する挿入部2の回動範囲が広くなるので、挿入部2の先端部の向きの変更範囲、あるいは、内視鏡画像の上下左右方向の変更範囲が広い内視鏡を提供することができる。よって、術者にとっては、挿入部の回動操作の操作性が向上する。
なお、上記の例では、回動ピン42と回動ピン42の移動をガイドするスリット41とが挿入部2側に設けられて固定され、回動ピン42の回動を規制する回動規制部としての延出部23aは操作部6側に設けられ固定されているが、回動ピン42と回動ピン42の移動をガイドするスリット41とを操作部6側に設けて固定し、回動ピン42の回動を規制する回動規制部としての延出部23aを挿入部2側に設けて固定するようにしてもよい。
さらに、上記の例では、スリット41は、中心軸Oに直交する周方向に形成されているが、中心軸Oに対して直交でない、すなわち中心軸Oに対して所定の角度を持った斜め方向に形成されていてもよい。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、回動ピン42は、挿入部2の中心軸O周りに周方向に移動するが、第2の実施の形態では、回動ピンは、挿入部2の中心軸Oに沿って移動する。
本実施の形態において、第1の実施の形態と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は省略し、第1の実施の形態と異なる構成について説明する。
図9は、本発明の第2実施の形態の内視鏡の接続部の縦断面図である。図10は、挿入部ハウジング27Aの斜視図である。図11は、操作部ハウジング23Aの斜視図である。
図9と図10に示すように、回動ダイアル9に対して固定されている挿入部ハウジング27Aは、円筒上の薄肉部に、中心軸Oに沿って形成されたスリット52を有している。よって、回動ピン51は、スリット52の端部間で移動可能である。
円筒形状を有する挿入部ハウジング27Aは、挿入部2に対して固定され、回動ピン51が係合するスリット52が形成されたピン係合部材である。すなわち、円筒部材である挿入部ハウジング27Aには、スリット52が挿入部2の軸方向に沿って形成されている。なお、ここでは、スリット52は、軸方向に沿って形成されているが、略軸方向に沿って形成されていてもよい。
回動ピン51は、軸部51aと、軸部51aよりも外径の大きな頭部51bを有するピン部材である。カムピンとしての回動ピン51は、頭部51bがスリット52に係止された状態で、軸部51aがスリット52に入り込んで、カムフォロワとしてのスリット52に沿って移動可能に配設される。
図9と図11に示すように、操作部側口金21に対して固定されている操作部ハウジング23Aは、円筒状の薄肉部に、螺旋状のスリット61が形成されている。スリット61には、回動ピン51の軸部51aが入り込む幅を有する。スリット61は、略中心軸周りに2周分の長さに亘り形成されている。スリット61が、ピン移動空間を形成する。回動ピン51は、2つのスリット52と61に係合している。
すなわち、操作部ハウジング23Aは、操作部6に対して固定され、円筒形状を有する回動限界規定部材である。操作部ハウジング23Aは、円筒形状の中心軸周りに操作部ハウジング23Aの薄肉部に螺旋状に形成されたスリット61を有する。スリット61の両端部は、2つの当接部61a、61bである。回動ピン51が当接するスリット61の両端部により、挿入部2の回動の限界が規定される。
本実施の形態の回動ピン51は、回動ダイアル9の回動に伴ってスリット61に沿って当接部61aあるいは61bに当接するまで移動すると共に、中心軸O方向においてはスリット52に沿って移動する。すなわち、ユーザは、挿入部2を、操作部6に対して2回転させることができる。そして、スリット61は、中心軸O回りに回動ピンが360度以上、ここでは、720度回動可能となるように形成されている。
よって、本実施の形態によれば、操作部6に対する挿入部2の回動範囲が広くなるので、挿入部2の先端部の向きの変更範囲、あるいは、内視鏡画像の上下左右方向の変更範囲が広い内視鏡を提供することができる。よって、術者にとっては、挿入部の回動操作の操作性が向上する。
なお、上記の例では、回動ピン51と回動ピン51の中心軸O方向における移動をガイドするスリット52とが挿入部2側に設けられ、回動ピン51の回動を規制する回動規制部としてのスリット61は操作部6側に設けられているが、回動ピン51と回動ピン51の移動をガイドするスリット52とを操作部6側に設け、回動ピン51の回動を規制する回動規制部としてのスリット61を挿入部2側に設けるようにしてもよい。
さらに、上記の例では、スリット52は、中心軸Oに平行に形成されているが、中心軸Oに対して平行でない、すなわち中心軸Oに対して所定の角度を持って形成されていてもよい。
以上のように、上述した2つの実施の形態によれば、操作部に対する挿入部の回動操作における回動範囲を広くすることができる内視鏡を提供することができる。
なお、以上の説明に用いる各図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものもあり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
1 内視鏡、2 挿入部、3 先端硬性部、4 湾曲部、5 可撓管部、5a 基端部、5b 可撓管部側保護部材、6 操作部、6a 操作部側外装部材、7 折れ止め部、8 接続部、9 回動ダイアル、9a 凸部、11 湾曲レバー、12 ユニバーサルケーブル、13 折れ止め部、21 操作部側口金、22 ナット、23 操作部ハウジング、23A 操作部ハウジング、23a 延出部、24 ピン、25 カバー、25a カバー凸部、26 挿入部側口金、27 挿入部ハウジング、27A 挿入部ハウジング、27a 段差部、28 ピン、29 ワッシャ、31 ワッシャ、32 固定リング、33 水密確保用部材、41 スリット、41a 端部、41b 端部、42 回動ピン、42a 軸部、42b 頭部、43 ピン移動空間、51 回動ピン、51a 軸部、51b 頭部、52 スリット、61 スリット。

Claims (11)

  1. 操作部と、
    前記操作部に対して固定された操作部側口金と、
    前記操作部側口金に対して回動自在に連結されたダイアルと、
    前記ダイアルに対して基端部が固定され、被検体に挿入可能な長尺な挿入部と、
    前記操作部又は前記挿入部に対して固定され、前記挿入部の回動の限界を規定する2つの当接部を有する回動限界規定部材と、
    前記ダイアルが回動するときに前記2つの当接部間で移動可能で、前記2つの当接部に当接可能な移動可能部材と、
    を備えたことを特徴とする内視鏡。
  2. 前記回動限界規定部材は、延出部を有し、
    前記2つの当接部は、前記延出部の両側縁部であり、
    前記移動可能部材は、ピン部材であり、
    前記ピン部材が当接する前記延出部の前記両側縁部により、前記挿入部の回動の限界が規定されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. スリットが形成された円筒部材を有し、
    前記ピン部材は、前記スリットに係合していることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  4. 前記スリットは、前記円筒部材の略周方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡。
  5. 前記回動限界規定部材は、前記操作部に対して固定され、
    前記円筒部材は、前記挿入部に対して固定されていることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡。
  6. 前記回動限界規定部材は、前記挿入部に対して固定され、
    前記円筒部材は、前記操作部に対して固定されていることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡。
  7. 前記回動限界規定部材は、円筒形状を有し、
    前記2つの当接部は、前記円筒形状の中心軸周りに前記回動限界規定部材の薄肉部に螺旋状に形成された第1のスリットの両端部であり、
    前記移動可能部材は、ピン部材であり、
    前記ピン部材が当接する前記スリットの両端部により、前記挿入部の回動の限界が規定されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  8. 前記ピン部材が係合する第2のスリットが形成されたピン係合部材を有し、
    前記ピン部材は、前記第1及び前記第2のスリットに係合していることを特徴とする請求項7に記載の内視鏡。
  9. 前記第2のスリットは、前記挿入部の軸方向に略平行に形成されていることを特徴とする請求項8に記載の内視鏡。
  10. 前記回動限界規定部材は、前記操作部に対して固定され、
    前記ピン係合部材は、前記挿入部に対して固定されていることを特徴とする請求項9に記載の内視鏡。
  11. 前記回動限界規定部材は、前記挿入部に対して固定され、
    前記ピン係合部材は、前記操作部に対して固定されていることを特徴とする請求項9に記載の内視鏡。
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