JP2013248033A - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】湾曲部の湾曲操作の操作性が確保され、挿入部の先端部位に設けられる機能部の作動状態を変化させる状態変化操作の操作性が確保される内視鏡を提供すること。
【解決手段】内視鏡は、湾曲操作ノブに回動軸回り方向に沿って凸凹状に形成され、回動径方向について回動軸から第1のノブ径方向寸法だけ離れて凸凹の頂上位置が位置するノブ外周部であって、前記回動軸に平行な回動軸方向について19.2mm以下の第1の軸方向寸法を有するノブ外周部を備える。前記内視鏡は、回動径方向について前記回動軸から前記第1のノブ径方向寸法より小さいレバー径方向寸法だけ離れる状態で前記操作レバーに設けられ、前記回動軸方向について14.2mm以下で、かつ、前記第1の軸方向寸法との和が16.6mm以上となる第2の軸方向寸法だけ前記ノブ外周部から離れて位置するレバー外端面を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、湾曲部を湾曲動作させる湾曲操作ノブと、挿入部の先端部位に設けられる機能部の作動状態を変化させる操作レバーと、を備える内視鏡に関する。
特許文献1には、挿入部に湾曲部が設けられた内視鏡が開示されている。この内視鏡では、操作部に湾曲操作ノブが設けられている。湾曲操作ノブは、操作部の保持ケーシングに回動可能に取付けられている。湾曲操作ノブが保持ケーシングに対して回動することにより、湾曲部が湾曲動作を行う。湾曲部は、第1の湾曲部位と、第1の湾曲部位の基端方向側に連続する第2の湾曲部位とを備える。操作部では、湾曲ロックレバーが保持ケーシングに回動可能に取付けられている。湾曲ロックレバーが保持ケーシングに対して回動することにより、第2の湾曲部位の湾曲形状がロックされる湾曲ロック状態と第2の湾曲部位の湾曲形状がロックされない湾曲ロック解除状態との間で、第2の湾曲部位の作動状態が変化する。第2の湾曲部位の湾曲ロック状態で湾曲操作ノブを回動させた場合、第2の湾曲部位は湾曲動作を行わず、第1の湾曲部位のみ湾曲動作を行う。以上のように、湾曲ロックレバーが、挿入部の先端部位に設けられる機能部である第2の湾曲部位の作動状態を変化させる操作レバーとなっている。
また、特許文献2には、挿入部の先端部位に機能部として鉗子起上台が設けられた内視鏡が開示されている。この内視鏡では、操作部に、湾曲操作ノブに加えて起上レバーが設けられている。起上レバーは、保持ケーシングに対して回動可能である。起上レバーを保持ケーシングに対して回動させることにより、鉗子起上台の位置が変化する。すなわち、起上レバーが、機能部である鉗子起上台の作動状態を変化させる操作レバーとなっている。
また、特許文献3には、挿入部の先端部に機能部であるズームレンズが設けられた内視鏡が開示されている。この内視鏡では、操作部に、湾曲操作ノブに加えてズーム調整レバーが設けられている。ズーム調整レバーは、保持ケーシングに対して回動可能である。ズーム調整レバーを保持ケーシングに対して回動させることにより、ズームレンズが長手軸に沿って移動し、ズーム調整が行われる。すなわち、ズーム調整レバーが、機能部であるズームレンズの作動状態を変化させる操作レバーとなっている。
特許第4856289号公報 特開平5−76478号公報 特開2001−8888号公報
前記特許文献1、前記特許文献2及び前記特許文献3では、湾曲操作ノブの回動軸と湾曲ロックレバー等の操作レバーの回動軸とが略同軸に設けられている。この場合、湾曲部を湾曲させる湾曲操作を湾曲操作ノブで行う際に、湾曲操作ノブを回動させる親指が操作レバーに接触しやすい。湾曲操作ノブを回動させる親指が操作レバーに接触することにより、湾曲部を湾曲させる湾曲操作の操作性が低下してしまう。
ここで、湾曲操作ノブの回動軸に対して操作レバーの回動軸を略垂直に設けることが考えられる。しかし、この場合、湾曲操作ノブが取付けられるノブ取付け面に対して略垂直なレバー取付け面に、操作レバーが取付けられる。このため、親指で湾曲操作ノブを回動可能な状態で保持ケーシングを例えば左手で保持した場合に、左手で操作レバーの操作を行い難い。したがって、機能部の作動状態を変化させる操作レバーでの状態変化操作の操作性が低下してしまう。
本発明は前記課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、湾曲部の湾曲操作の操作性が確保され、挿入部の先端部位に設けられる機能部の作動状態を変化させる状態変化操作の操作性が確保される内視鏡を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のある態様の内視鏡は、長手軸に沿って延設される挿入部であって、先端部位に湾曲可能に設けられる湾曲部と、前記先端部位に作動状態が変化可能に設けられる機能部と、を備える挿入部と、前記挿入部より基端方向側に保持可能に設けられる保持ケーシングと、回動軸を中心として回動可能に前記保持ケーシングに取付けられ、前記回動軸を中心に回動することにより、前記湾曲部を湾曲動作させる湾曲操作ノブと、前記湾曲操作ノブに回動軸回り方向に沿って凸凹状に形成され、回動径方向について前記回動軸から第1のノブ径方向寸法だけ離れて凸凹の頂上位置が位置するノブ外周部であって、前記回動軸に平行な回動軸方向について19.2mm以下の第1の軸方向寸法を有するノブ外周部と、前記湾曲操作ノブの前記回動軸を中心として回動可能に前記保持ケーシングに取付けられ、前記回動軸を中心に回動することにより、前記機能部の前記作動状態を変化させる操作レバーと、前記回動径方向について前記回動軸から前記第1のノブ径方向寸法より小さいレバー径方向寸法だけ離れる状態で前記操作レバーに設けられ、前記回動軸方向について14.2mm以下で、かつ、前記第1の軸方向寸法との和が16.6mm以上となる第2の軸方向寸法だけ前記ノブ外周部から離れて位置するレバー外端面と、を備える。
本発明によれば、湾曲部の湾曲操作の操作性が確保され、挿入部の先端部位に設けられる機能部の作動状態を変化させる状態変化操作の操作性が確保される内視鏡を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る内視鏡を示す概略図。 第1の実施形態に係る内視鏡を示すブロック図。 第1の実施形態に係る第2の湾曲部位が湾曲ロック解除状態での、挿入部の先端部位を示す概略図。 第1の実施形態に係る第2の湾曲部位が湾曲ロック状態での、挿入部の先端部位を示す図である。 第1の実施形態に係る操作部をノブ取付け表面側から視た概略図。 図5を基端方向側から視た概略図。 第1の実施形態に係る第1の軸方向寸法と第2の軸方向寸法との関係を示す概略図。 第1の実施形態に係る保持ケーシングを保持し、UD湾曲操作ノブで湾曲操作を行う状態を示す、ノブ取付け表面側から視た概略図。 図8を基端方向側から視た概略図。 本発明の第2の実施形態に係る操作部をノブ取付け表面側から視た概略図。 第2の実施形態に係るUD湾曲操作ノブが回動ロック解除状態での、回動ロックユニットの構成を示す概略図。 第2の実施形態に係るUD湾曲操作ノブが回動ロック状態での、回動ロックユニットの構成を示す概略図。 第2の実施形態に係る第1の軸方向寸法と第2の軸方向寸法との関係を示す概略図。 本発明の第3の実施形態に係る操作部をノブ取付け表面側から視た概略図。 本発明の第4の実施形態に係る操作部をノブ取付け表面側から視た概略図。 第4の実施形態に係る先端硬性部の構成を概略的に示す断面図。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1乃至図9を参照して説明する。図1及び図2は、内視鏡1を示す図である。図1及び図2に示すように、内視鏡1は、長手軸Cに沿って延設される挿入部2を備える。ここで、長手軸Cに平行な方向の一方が先端方向(図1の矢印C1の方向)であり、長手軸Cに平行な方向の他方が基端方向(図1の矢印C2の方向)である。挿入部の基端方向側には、操作部3が設けられている。操作部3には、ユニバーサルコード4の一端が接続されている。ユニバーサルコード4の他端には、スコープコネクタ5が設けられている。スコープコネクタ5は、画像処理ユニット、光源ユニット(いずれも図示しない)等の周辺ユニットに接続されている。
挿入部2は、先端硬性部6と、先端硬性部6の基端方向側に設けられる湾曲可能な湾曲部7と、湾曲部7の基端方向側に設けられる可撓管部8と、を備える。湾曲部7は、第1の湾曲部位11と、第1の湾曲部位11の基端方向側に連続する第2の湾曲部位12と、を備える。また、操作部3は、外装である保持ケーシング13を備える。保持ケーシング13は、挿入部2の基端方向側に保持可能に設けられている。保持ケーシング13には、UD湾曲操作ノブ(湾曲操作ノブ)15A、LR湾曲操作ノブ15B及び操作レバーである湾曲ロックレバー16が取付けられている。UD湾曲操作ノブ(湾曲操作ノブ)15A、LR湾曲操作ノブ15B及び湾曲ロックレバー16は、保持ケーシング13に対して回動軸Pを中心として回動可能である。
図2に示すように、挿入部2の内部には4本の湾曲ワイヤ18A〜18Dが長手軸Cに沿って延設されている。それぞれの湾曲ワイヤ18A〜18Dの先端は、第1の湾曲部位11の先端に固定されている。また、操作部3の内部には、第1のプーリ19A及び第2のプーリ19Bが設けられている。第1のプーリ19Aは、UD湾曲操作ノブ15Aに連結され、UD湾曲操作ノブ15Aと一体に回動可能である。第2のプーリ19Bは、LR湾曲操作ノブ15Bに連結され、LR湾曲操作ノブ15Bと一体に回動可能である。第1のプーリ19Aに湾曲ワイヤ18A,18Bの基端が接続され、第2のプーリ19Bに湾曲ワイヤ18C,18Dの基端が接続されている。
湾曲操作によってUD湾曲操作ノブ15Aを回動することにより、第1のプーリ19Aが回動し、湾曲ワイヤ18A,18Bが長手軸Cに沿って移動する。これにより、湾曲部7が長手軸Cに垂直な湾曲UD方向(図1の矢印Uの方向及び矢印Dの方向)の一方に湾曲動作を行う。一方、湾曲操作によってLR湾曲操作ノブ15Bを回動することにより、第2のプーリ19Bが回動し、湾曲ワイヤ18C,18Dが長手軸Cに沿って移動する。これにより、湾曲部7が長手軸Cに垂直で、かつ、湾曲UD方向に垂直な湾曲LR方向(図1の矢印Lの方向及び矢印Rの方向)の一方に湾曲動作を行う。
それぞれの湾曲ワイヤ18A〜18Dは、対応する内側ガイドコイル21A〜21Dに挿通されている。それぞれの内側ガイドコイル21A〜21Dの先端は、第2の湾曲部位12の先端に固定されている。また、それぞれの内側ガイドコイル21A〜21Dの基端には、対応する移動体22A〜22Dが固定されている。移動体22A〜22Dは、保持ケーシング13に対して長手軸Cに沿って移動可能であり、第1のプーリ19A及び第2のプーリ19Bより先端方向側に位置している。
それぞれの内側ガイドコイル21A〜21Dは、対応する外側ガイドコイル23A〜23Dに挿通されている。それぞれの外側ガイドコイル23A〜23Dの先端は、可撓管部8の先端に固定されている。また、それぞれの外側ガイドコイル23A〜23Dの基端は、保持ケーシング13の内周部に固定されている。外側ガイドコイル23A〜23Dの基端は、移動体22A〜22Dより先端方向側に位置している。
保持ケーシング13の内部には、移動規制ユニット25が設けられている。移動規制ユニット25は、湾曲ロックレバー16に連結されている。移動規制ユニット25は、移動体22A〜22Dの長手軸Cに沿った移動を規制しない規制解除状態、及び、移動体22A〜22Dの長手軸Cに沿った移動を規制する規制状態に、作動状態が変化する。移動規制ユニット25の規制解除状態では、移動体22A〜22Dの移動が規制されないため、それぞれの内側ガイドコイル21A〜21Dの形状は、対応する移動体22A〜22Dと先端との間で変化可能である。このため、第2の湾曲部位12は、湾曲形状がロックされない湾曲ロック解除状態となる。一方、移動規制ユニット25の規制状態では、移動体22A〜22Dの移動が規制されるため、それぞれの内側ガイドコイル21A〜21Dの形状は、対応する移動体22A〜22Dと先端との間でロックされる。このため、第2の湾曲部位12は、湾曲形状がロックされる湾曲ロック状態となる。
図3は第2の湾曲部位12が湾曲ロック解除状態での挿入部2の先端部位を示す図であり、図4は第2の湾曲部位12が湾曲ロック状態での挿入部2の先端部位を示す図である。図3に示すように、第2の湾曲部位12の湾曲ロック解除状態では、湾曲操作によってUD湾曲操作ノブ15A又はLR湾曲操作ノブ15Bを回動させることにより、第1の湾曲部位11が湾曲動作を行う。そして、第1の湾曲部位11の湾曲動作に追従して第2の湾曲部位12が湾曲動作を行う。一方、図4に示すように、第2の湾曲部位12の湾曲ロック状態では、湾曲操作によってUD湾曲操作ノブ15A又はLR湾曲操作ノブ15Bを回動させても、第2の湾曲部位12は湾曲動作を行わない。したがって、湾曲操作によって第1の湾曲部位11のみが湾曲動作を行う。以上のように、第2の湾曲部位12が、挿入部2の先端部位に設けられ、湾曲ロック解除状態(第1の作動状態)及び湾曲ロック状態(第2の作動状態)に作動状態が変化可能な機能部となっている。
移動規制ユニット25は、湾曲ロックレバー16での湾曲ロック切替え操作(状態変化操作)によって、規制解除状態又は規制状態に作動状態が変化する。このため、湾曲ロックレバー16での湾曲ロック切替え操作によって、第2の湾曲部位12が湾曲ロック解除状態又は湾曲ロック状態に作動状態が変化する。すなわち、湾曲ロックレバー16が、回動軸Pを中心に回動することにより、機能部である第2の湾曲部位12の作動状態を変化させる操作レバーとなっている。また、湾曲ロック切替え操作が、機能部である第2の湾曲部位12の作動状態を変化させる状態変化操作となる。
図5は操作部3の構成を示す図であり、図6は図5を基端方向(図5の矢印C2)側から視た図である。図5及び図6に示すように、操作部3の保持ケーシング13は、UD湾曲操作ノブ15A及びLR湾曲操作ノブ15Bが取付けられるノブ取付け表面31を備える。ノブ取付け表面31には、湾曲ロックレバー16が取付けられている。ノブ取付け表面31は、UD湾曲操作ノブ15A、LR湾曲操作ノブ15B及び湾曲ロックレバー16の回動軸Pが通過し、回動軸Pに対して略垂直である。
また、保持ケーシング13は、長手軸Cに垂直でかつ回動軸Pに垂直な方向である第1の垂直方向(図5の矢印A1の方向)側の第1の外表面32と、第1の垂直方向とは反対方向である第2の垂直方向(図5の矢印A2の方向)側の第2の外表面33と、を備える。第1の外表面32及び第2の外表面33は、回動軸Pに対して略平行である。ノブ取付け表面31は、第1の外表面32と第2の外表面33との間で連続している。
また、保持ケーシング13は、基端方向側の基端外表面35と、ノブ取付け表面31とは反対側に位置する第3の外表面36と、を備える。第3の外表面36に、ユニバーサルコード4の一端が接続されるコード接続部38が設けられている。ユニバーサルコード4は、コード接続部38から第1の垂直方向に向かって延設されている。
操作部3では、UD湾曲操作ノブ15AがLR湾曲操作ノブ15Bより保持ケーシング13側に位置し、湾曲ロックレバー16がUD湾曲操作ノブ15Aより保持ケーシング13側に位置している。UD湾曲操作ノブ(湾曲操作ノブ)15Aは、ノブ外周部41を備える。ノブ外周部41は、回動軸回り方向に沿って凸凹状に形成されている。このため、ノブ外周部41は、凸凹の頂上位置T1と、凸凹の底位置T2と、を有する。凸凹の頂上位置T1は、回動径方向について回動軸Pから第1のノブ径方向寸法D1だけ離れて位置している。また、凸凹の底位置T2は、回動径方向について回動軸Pから第2のノブ径方向寸法D2だけ離れて位置している。第2のノブ径方向寸法D2は、第1のノブ径方向寸法D1より小さい。
また、ノブ外周部41は、回動軸Pに平行な回動軸方向について第1の軸方向寸法S1を有する。第1の軸方向寸法S1は、19.2mm以下である。
湾曲ロックレバー16は、回動軸Pの近傍から回動径方向に沿って延設されている。湾曲ロックレバー16は、レバー外端面42を備える。レバー外端面42は、回動径方向について回動軸Pからレバー径方向寸法R1だけ離れて位置している。レバー径方向寸法R1は、第1のノブ径方向寸法D1より小さく、第2のノブ径方向寸法D2より大きい。
また、レバー外端面42は、回動軸Pに平行な回動軸方向について、ノブ外周部41から第2の軸方向寸法S2だけ離れて位置している。このため、レバー外端面42とノブ外周部41との間には、第2の軸方向寸法S2だけ隙間45が設けられている。第2の軸方向寸法は、14.2mm以下である。また、第1の軸方向寸法S1と第2の軸方向寸法S2との和は、16.6mm以上となる。ここで、第1の軸方向寸法S1と第2の軸方向寸法S2との和は、19.2mm以上であることが好ましい。
図7は、第1の軸方向寸法S1と第2の軸方向寸法S2との関係を示す図である。図7では、第1の軸方向寸法S1を横軸とし、第2の軸方向寸法S2を縦軸とする。図7に示すように、本実施形態では、範囲E1又は範囲E2に第1の軸方向寸法S1及び第2の軸方向寸法S2が設定される。また、範囲E2に、第1の軸方向寸法S1及び第2の軸方向寸法S2が設定されることが好ましい。
操作レバーである湾曲ロックレバー16は、第1の回動位置(図5のY1で示す位置)と第2の回動位置(図5のY2で示す位置)との間の回動範囲Bで回動可能である。このため、第1の回動位置が湾曲ロックレバー16の回動範囲Bにおいて最も基端方向側に位置し、第2の回動位置が湾曲ロックレバー16の回動範囲Bにおいて最も先端方向側に位置する。湾曲ロックレバー16の回動範囲Bにおいては、レバー外端面42は長手軸Cより第1の垂直方向側に位置している。湾曲ロックレバー16が第1の回動位置に位置する場合、機能部である第2の湾曲部位12は、例えば湾曲ロック解除状態(第1の作動状態)となる。一方、湾曲ロックレバー16が第2の回動位置に位置する場合、機能部である第2の湾曲部位12は、例えば湾曲ロック状態(第2の作動状態)になる。
次に、内視鏡1の作用について説明する。内視鏡1において湾曲操作及び湾曲ロック切替え操作を行う際には、左手Hで保持ケーシング13を保持する。そして、UD湾曲操作ノブ15A及びLR湾曲操作ノブ15Bでの湾曲操作によって、湾曲部7を湾曲させる。また、湾曲ロックレバー16での湾曲ロック切替え操作によって、湾曲ロック解除状態又は湾曲ロック状態に、第2の湾曲部位12の作動状態を変化させる。
図8は、保持ケーシング13を保持し、UD湾曲操作ノブ15Aで湾曲操作を行う状態を示す図である。図9は、図8を基端方向(図8の矢印C2の方向)側から視た図である。図8及び図9に示すように、保持ケーシング13を左手Hで保持した状態では、掌Qが第3の外表面36に当接し、人差指F2が第2の外表面33に当接している。また、中指F3、薬指F4及び小指F5がノブ取付け表面31に当接している。中指F3、薬指F4及び小指F5は、回動軸Pより先端方向(図8の矢印C1の方向)側に位置している。UD湾曲操作ノブ15Aの回動、LR湾曲操作ノブ15Bの回動、及び、湾曲ロックレバー16の回動は、親指F1で行われる。
ここで、湾曲部7の湾曲UD方向への湾曲頻度は、湾曲部7の湾曲LR方向への湾曲頻度に比べて多い。このため、UD湾曲操作ノブ15Aでの湾曲操作の頻度はLR湾曲操作ノブ15Bでの湾曲操作の頻度より多く、内視鏡1ではUD湾曲操作ノブ15Aを回転させる操作力量はLR湾曲操作ノブ15Bを回転させる操作力量に比べて大きくなる。したがって、湾曲操作によってUD湾曲操作ノブ15Aを親指F1で回動させる場合、回動軸Pに平行な回動軸方向についてノブ外周部41の全長に渡って、親指F1が当接している必要がある。また、親指F1の幅が第1の軸方向寸法S1より小さい場合、幅方向について親指F1の全長が、ノブ外周部41に当接している必要がある。これにより、UD湾曲操作ノブ15Aでの湾曲操作において、適切な操作力量でUD湾曲操作ノブ15Aの回転が行われる。
一般的な親指F1の幅の平均は、16.6mmである。個人差等を考慮すると、親指F1の幅は、14.2mm以上19.2mm以下となる。親指F1の幅寸法については、参照文献1(河内まき子“AIST 日本人の手の寸法データ”、[online]、2012年、インターネットhttp://riodb.ibase.aist.go.jp/dhbodydb/hand/index.html)に、詳細に記載されている。
本実施形態では、回動軸方向についてのノブ外周部41の第1の軸方向寸法S1と回動軸方向についてのノブ外周部41からレバー外端面42までの第2の軸方向寸法S2との和が、16.6mm以上である。このため、回動軸方向についてノブ外周部41の全長に渡って親指F1が当接している場合でも、親指F1のレバー外端面42への接触が有効に防止される。このため、UD湾曲操作ノブ15Aでの湾曲操作の操作性が確保される。また、第1の軸方向寸法S1と第2の軸方向寸法S2との和を19.2mm以上にすることにより、回動軸方向についてノブ外周部41の全長に渡って親指F1が当接している場合に、親指F1のレバー外端面42への接触がさらに確実に防止される。このため、UD湾曲操作ノブ15Aでの湾曲操作の操作性が向上する。
また、第1の軸方向寸法S1は、19.2mm以下である。すなわち、第1の軸方向寸法S1は、親指F1の幅寸法の最大値以下に設定されている。これにより、ノブ外周部41の回動軸方向についての第1の軸方向寸法S1は、必要以上に大きくならない。したがって、UD湾曲操作ノブ15Aが軽量化及び小型化が実現され、操作部3の軽量化及び小型化が実現される。
また、第2の軸方向寸法S2は、14.2mm以下である。すなわち、第2の軸方向寸法S2は、親指F1の幅寸法の最小値以下に設定されている。これにより、UD湾曲操作ノブ15Aでの湾曲操作及び湾曲ロックレバー16での湾曲ロック切替え操作(状態変化操作)において、ノブ外周部41とレバー外端面42との間の隙間45に親指F1が入り難い。したがって、湾曲部7の湾曲操作の操作性が確保され、機能部である第2の湾曲部位12の作動状態を変化させる湾曲ロック切替え操作の操作性が確保される。
また、湾曲ロックレバー16のレバー外端面42は、回動径方向について回動軸Pからレバー径方向寸法R1だけ離れて位置している。レバー径方向寸法R1は、回動径方向について回動軸Pからノブ外周部41の頂上位置T1までの第1のノブ径方向寸法D1より小さい。このため、UD湾曲操作ノブ15Aでの湾曲操作において、親指F1のレバー外端面42への接触がさらに確実に防止される。したがって、UD湾曲操作ノブ15Aでの湾曲操作の操作性が向上する。
また、レバー径方向寸法R1は、回動径方向について回動軸Pからノブ外周部41の底位置T2までの第2のノブ径方向寸法D2より大きい。このため、湾曲ロックレバー16での湾曲ロック切替え操作(状態変化操作)において、親指F1をレバー外端面42に当接させ易い。したがって、湾曲ロックレバー16での湾曲ロック切替え操作の操作性が向上する。
以上のように、本実施形態の内視鏡1では、湾曲部7の湾曲操作の操作性を確保するとともに、機能部である第2の湾曲部位12の作動状態を変化させる湾曲ロック切替え操作(状態変化操作)の操作性を確保することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図10乃至図13を参照して、説明する。なお、第1の実施形態と同一の部分及び同一の機能を有する部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図10は、本実施形態の操作部3を示す図である。図10に示すように、本実施形態では、保持ケーシング13に、UD湾曲操作ノブ15A、LR湾曲操作ノブ15B及び湾曲ロックレバー16に加えて、ノブロックレバー61が設けられている。ノブロックレバー61は、レバー外端面62を備える。レバー外端面62は、長手軸Cより第2の垂直方向(図10の矢印A2の方向)側に位置している。また、ノブロックレバー61は、UD湾曲操作ノブ15Aより保持ケーシング13側に位置している。
ノブロックレバー61によって、保持ケーシング13に対して回動可能な回動ロック解除状態と保持ケーシング13に対する回動がロックされる回動ロック状態との間で、UD湾曲操作ノブ15Aの回動状態が切替えられる。すなわち、ノブロックレバー61では、UD湾曲操作ノブ15Aの回動状態を切替える回動ロック切替え操作が行われる。ノブロックレバー61は、第1のレバー位置(図10のZ1で示す位置)と第2のレバー位置(図10のZ2で示す位置)との間で、回動軸Pを中心として回動可能である。ノブロックレバー61が第1のレバー位置に位置する場合、UD湾曲操作ノブ15Aが回動ロック解除状態となる。また、ノブロックレバー61が第2のレバー位置に位置する場合、UD湾曲操作ノブ15Aが回動ロック状態となる。
本実施形態では、操作部3に、回動ロックユニット63が設けられている。図11及び図12は、回動ロックユニット63を示す図である。ここで、図11ではUD湾曲操作ノブ15が回動ロック解除状態であり、図12ではUD湾曲操作ノブ15が回動ロック状態である。図11及び図12に示すように、UD湾曲操作ノブ15Aの内周部には、回動軸回り方向について全周に渡って係合溝65が設けられている。また、UD湾曲操作ノブ15Aより回動内周方向(回動軸Pに向かう方向)側には、板状部材66が設けられている。板状部材66は、保持ケーシング13に対して回動不可能な状態で取付けられ、UD湾曲操作ノブ15Aと一体に回動しない。板状部材66には、係合溝65に係合可能な係合突起67が設けられている。
また、板状部材66には、溝状部71が設けられている。溝状部71には、ノブロックレバー61のレバー接続端部72が連結されている。ノブロックレバー61のレバー接続端部72は、溝状部71を移動可能である。溝状部71は、第1の幅部73と、第1の幅部73より幅が小さい第2の幅部75と、を備える。
図11に示すように、ノブロックレバー61が第1のレバー位置に位置する場合、レバー接続端部72は、溝状部71の第1の幅部73に位置している。この場合、レバー接続端部72から板状部材66の係合突起67に押圧力は作用せず、係合突起67は係合溝65と係合しない。したがって、UD湾曲操作ノブ15Aの回動がロックされず、回動ロック解除状態となる。
一方、図12に示すように、ノブロックレバー61が第2のレバー位置に位置する場合、レバー接続端部72は、溝状部71の第2の幅部75に位置している。この場合、レバー接続端部72から板状部材66の係合突起67に回動外周方向(回動軸Pから離れる方向)へ押圧力が作用する。これにより、係合突起67が回動外周方向に移動し、UD湾曲操作ノブ15Aの係合溝65と係合する。したがって、UD湾曲操作ノブ15Aの回動がロックされ、回動ロック状態となる。
このように、ノブロックレバー61及び回動ロックユニット63が設けられる場合、UD湾曲操作ノブ15Aのノブ外周部41の第1の軸方向寸法S1は、11mm以上13mm以下となる。すなわち、第1の軸方向寸法S1を11mm以上13mm以下とすることにより、ノブロックレバー61及び回動ロックユニット63を設けることが可能となる。ノブロックレバー61及び回動ロックユニット63を設けることにより、誤ってUD湾曲操作ノブ15Aを回動させる等の誤操作が確実に防止され、UD湾曲操作ノブ15Aでの湾曲操作の操作性がさらに向上する。
また、本実施形態でも第1の実施形態と同様に、第2の軸方向寸法S2が14.2mm以下となり、第1の軸方向寸法S1と第2の軸方向寸法S2との和が16.6mm以上となる。図13は、第1の軸方向寸法S1と第2の軸方向寸法S2との関係を示す図である。図13では、第1の軸方向寸法S1を横軸とし、第2の軸方向寸法S2を縦軸とする。図13に示すように、本実施形態では、範囲E3に第1の軸方向寸法S1及び第2の軸方向寸法S2が設定される。
以上のように第1の軸方向寸法S1及び第2の軸方向寸法S2が設定されるため、本実施形態でも第1の実施形態と同様に、湾曲部7の湾曲操作の操作性を確保するとともに、機能部である第2の湾曲部位12の作動状態を変化させる湾曲ロック切替え操作(状態変化操作)の操作性を確保することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図14を参照して、説明する。なお、第1の実施形態と同一の部分及び同一の機能を有する部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
本実施形態でも、第1の実施形態と同様に、UD湾曲操作ノブ15A、LR湾曲操作ノブ15B及び湾曲ロックレバー16が設けられている。図14は、本実施形態の湾曲ロックレバー16の構成を示す図である。図14に示すように、湾曲ロックレバー16は、第1の回動位置(図14のY1で示す位置)と第2の回動位置(図14のY2で示す位置)との間で回動可能である。
第1の回動位置が湾曲ロックレバー16の回動範囲Bにおいて最も基端方向側に位置し、第2の回動位置が湾曲ロックレバー16の回動範囲Bにおいて最も先端方向側に位置する。第1の回動位置と第2の回動位置との間の湾曲ロックレバー(操作レバー)16の回動範囲Bでは、レバー外端面42は保持ケーシング13の第1の外表面32より第1の垂直方向(図14の矢印A1の方向)側に突出している。したがって、レバー外端面42は、長手軸Cより第1の垂直方向側に位置している。
レバー外端面42が第1の外表面32より第1の垂直方向側に突出しているため、湾曲ロックレバー16での湾曲ロック切替え操作(状態変化操作)において、親指F1をレバー外端面42に当接させ易い。また、湾曲ロック切替え操作において、親指F1がUD湾曲操作ノブ15Aのノブ外周部41に、さらに当接し難くなる。したがって、湾曲ロックレバー16での湾曲ロック切替え操作の操作性がさらに向上する。
本実施形態では、第1の回動位置において湾曲ロックレバー16は、基端方向(図14の矢印C1の方向)に対して第1の角度α1を有する。第1の角度α1は、20°以上30°以下である。また、第2の回動位置において湾曲ロックレバー16は、基端方向に対して第2の角度α2を有する。第2の角度α2は、150°以上である。
UD湾曲操作ノブ15Aでの湾曲操作では、親指F1は、長手軸Cより第1の垂直方向側で、かつ、基端方向に対して50°以上130°以下の角度位置に、位置している。ここで、機能部が第2の湾曲部位12の場合、第2の湾曲部位12は、湾曲ロック規制状態(第1の作動状態)及び湾曲ロック状態(第2の作動状態)のみに、作動状態が変化可能である。このため、UD湾曲操作ノブ15Aでの湾曲操作では、湾曲ロックレバー16は、第2の湾曲部位12を湾曲ロック解除状態にする第1の回動位置、又は、第2の湾曲部位12を湾曲ロック状態にする第2の回動位置に、位置している。
湾曲ロックレバー16の第1の回動位置では、レバー外端面42が長手軸Cより第1の垂直方向側に位置し、かつ、第1の角度α1が30°以下である。このため、UD湾曲操作ノブ15Aでの湾曲操作において、親指F1がレバー外端面42にさらに当接し難くなる。また、湾曲ロックレバー16の第2の回動位置では、レバー外端面42が長手軸Cより第1の垂直方向側に位置し、かつ、第2の角度α2が150°以上である。このため、UD湾曲操作ノブ15Aでの湾曲操作において、親指F1がレバー外端面42にさらに当接し難くなる。したがって、本実施形態では、UD湾曲操作ノブ15Aでの湾曲操作の操作性がさらに向上する。
また、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に第1の軸方向寸法S1及び第2の軸方向寸法S2が設定されるため、湾曲部7の湾曲操作の操作性を確保するとともに、機能部である第2の湾曲部位12の作動状態を変化させる湾曲ロック切替え操作(状態変化操作)の操作性を確保することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について図15及び図16を参照して、説明する。なお、第1の実施形態と同一の部分及び同一の機能を有する部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。本実施形成では、操作レバーとして湾曲ロックレバー16の代わりに起上レバー81が設けられている。
図15は、起上レバー81の構成を示す図である。図15に示すように、起上レバー81は、第1の回動位置(図15のY1で示す位置)と第2の回動位置(図15のY2で示す位置)との間で回動可能である。第1の回動位置が起上レバー81の回動範囲Bにおいて最も基端方向側に位置し、第2の回動位置が起上レバー81の回動範囲Bにおいて最も先端方向側に位置する。起上レバー81は、UD湾曲操作ノブ15Aより保持ケーシング13側に位置している。
また、起上レバー81は、レバー外端面82を備える。レバー外端面82の構成は、第1の実施形態の湾曲ロックレバー16のレバー外端面42の構成と同様である。したがって、起上レバー81のレバー外端面82では、第2の軸方向寸法S2、レバー径方向寸法R1は、レバー外端面42と同様に設定されている。第1の回動位置と第2の回動位置との間の起上レバー(操作レバー)81の回動範囲Bでは、レバー外端面82は、長手軸Cより第1の垂直方向側に位置している。
図16は、先端硬性部6の構成を示す図である。図16に示すように、本実施形態では、先端硬性部6の内部に鉗子起上台83が設けられている。鉗子起上台83には、起上ワイヤ85の先端が接続されている。起上ワイヤ85は、挿入部2の内部に長手軸Cに沿って延設されている。そして、操作部3の内部でリンク部(図示しない)を介して起上レバー81に連結されている。
鉗子起上台83は、第1の移動状態(図16のV1で示す状態)と第2の移動状態(図16のV2で示す状態)との間で、移動可能である。すなわち、鉗子起上台83が、挿入部2の先端部位に設けられ、作動状態が変化可能な機能部となる。また、鉗子起上台83は、第1の移動状態(第1の作動状態)と第2の移動状態(第2の作動状態)との間で、第1の移動状態及び第2の移動状態とは異なる作動状態に変化可能である。鉗子起上台83の作動状態が変化することにより、鉗子87の挿入部2からの突出状態が変化する。
起上レバー81が第1の回動位置に位置する場合は、鉗子起上台83は第1の移動状態となる。また、起上レバー81が第2の回動位置に位置する場合は、鉗子起上台83は第2の移動状態となる。そして、鉗子起上台83は、起上レバー(操作レバー)81が回動軸Pを中心として回動することにより、第1の移動状態と第2の移動状態との間で作動状態が変化する。
図15に示すように、本実施形態では、第1の回動位置において起上レバー81は、基端方向(図15の矢印C1の方向)に対して第1の角度β1を有する。第1の角度β1は、20°以上30°以下である。また、第2の回動位置において起上レバー81は、基端方向に対して第2の角度β2を有する。第2の角度β2は、50°以下である。
第3の実施形態で前述したように、UD湾曲操作ノブ15Aでの湾曲操作では、親指F1は、長手軸Cより第1の垂直方向側で、かつ、基端方向に対して50°以上130°以下の角度位置に、位置している。ここで、機能部が鉗子起上台83の場合、第2の湾曲部位12が機能部の場合とは異なり、鉗子起上台83は、第1の移動状態(第1の作動状態)と第2の移動状態(第2の作動状態)との間で、第1の移動状態及び第2の移動状態とは異なる作動状態に変化可能である。すなわち、起上レバー81の回動位置に対応して、第1の移動状態及び第2の移動状態とは異なる作動状態に変化する。このため、UD湾曲操作ノブ15Aでの湾曲操作では、起上レバー81は、第1の回動位置と第2の回動位置との間の回動範囲Bのいずれかの回動位置に、位置している。
湾曲ロックレバー16の第1の回動位置では、レバー外端面42が長手軸Cより第1の垂直方向側に位置し、かつ、第1の角度α1が30°以下である。また、湾曲ロックレバー16の第2の回動位置では、レバー外端面42が長手軸Cより第1の垂直方向側に位置し、かつ、第2の角度α2が50°以下である。そして、第1の回動位置が起上レバー81の回動範囲Bにおいて最も基端方向側に位置し、第2の回動位置が起上レバー81の回動範囲Bにおいて最も先端方向側に位置する。このため、UD湾曲操作ノブ15Aでの湾曲操作において、親指F1がレバー外端面82にさらに当接し難くなる。したがって、本実施形態では、UD湾曲操作ノブ15Aでの湾曲操作の操作性がさらに向上する。
また、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に第1の軸方向寸法S1及び第2の軸方向寸法S2が設定されるため、湾曲部7の湾曲操作の操作性を確保するとともに、機能部である鉗子起上台83の作動状態を変化させる台移動操作(状態変化操作)の操作性を確保することができる。
(変形例)
なお、前述の実施形態では、機能部が第2の湾曲部位12又は鉗子起上台83であり、操作レバーは湾曲ロックレバー16又は起上レバー81であるが、これに限るものではない。例えば、挿入部2の先端硬性部6(先端部位)に、機能部としてズームレンズが設けられてもよい。この場合、操作レバーとしてズーム調整レバーが設けられる。ズーム調整レバーでのズーム調整操作によって、ズーム調整レバーが回動軸Pを中心として回動する。これにより、ズームレンズの作動状態が変化し、ズーム調整が行われる。この場合も、第1の軸方向寸法S1、第2の軸方向寸法S2、レバー径方向寸法R1は、第1の実施形態と同様にして、設定される。
すなわち、挿入部2の先端部位に、作動状態が変化可能な機能部(12,83)が設けられていればよい。そして、操作レバー(16,81)が回動軸Pを中心に回動することにより、機能部(12,83)の作動状態が変化すればよい。そして、回動軸Pに平行な方向についてUD湾曲操作ノブ15Aのノブ外周部41の第1の軸方向寸法S1が19.2mm以下であり、回動軸Pに平行な方向について操作レバー(16,81)のレバー外端部(42,82)がノブ外周部41から14.2mm以下の第2の軸方向寸法S2だけ離れていればよい。そして、第1の軸方向寸法S1と第2の軸方向寸法S2との和が16.6mm以上となればよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形ができることは勿論である。
1…内視鏡、2…挿入部、7…湾曲部、13…保持ケーシング、15A…UD湾曲操作ノブ、15B…LR湾曲操作ノブ、16…湾曲ロックレバー、41…ノブ外周部、42…レバー外端面、81…起上レバー、82…レバー外端面、83…鉗子起上台。

Claims (9)

  1. 長手軸に沿って延設される挿入部であって、先端部位に湾曲可能に設けられる湾曲部と、前記先端部位に作動状態が変化可能に設けられる機能部と、を備える挿入部と、
    前記挿入部より基端方向側に保持可能に設けられる保持ケーシングと、
    回動軸を中心として回動可能に前記保持ケーシングに取付けられ、前記回動軸を中心に回動することにより、前記湾曲部を湾曲動作させる湾曲操作ノブと、
    前記湾曲操作ノブに回動軸回り方向に沿って凸凹状に形成され、回動径方向について前記回動軸から第1のノブ径方向寸法だけ離れて凸凹の頂上位置が位置するノブ外周部であって、前記回動軸に平行な回動軸方向について19.2mm以下の第1の軸方向寸法を有するノブ外周部と、
    前記湾曲操作ノブの前記回動軸を中心として回動可能に前記保持ケーシングに取付けられ、前記回動軸を中心に回動することにより、前記機能部の前記作動状態を変化させる操作レバーと、
    前記回動径方向について前記回動軸から前記第1のノブ径方向寸法より小さいレバー径方向寸法だけ離れる状態で前記操作レバーに設けられ、前記回動軸方向について14.2mm以下で、かつ、前記第1の軸方向寸法との和が16.6mm以上となる第2の軸方向寸法だけ前記ノブ外周部から離れて位置するレバー外端面と、
    を具備する内視鏡。
  2. 前記保持ケーシングに取付けられ、前記保持ケーシングに対して回動可能な回動ロック解除状態と前記保持ケーシングに対する回動がロックされる回動ロック状態との間で前記湾曲操作ノブの回動状態を切替えるノブロックレバーをさらに具備し、
    前記ノブ外周部の前記第1の軸方向寸法が11mm以上13mm以下である、
    請求項1の内視鏡。
  3. 前記第1の軸方向寸法と前記第2の軸方向寸法との和が19.2mm以上となる、請求項1の内視鏡。
  4. 前記保持ケーシングは、前記長手軸に垂直でかつ前記回動軸に垂直な方向である第1の垂直方向側の第1の外表面と、前記第1の垂直方向とは反対方向である第2の垂直方向側の第2の外表面と、を備え、
    前記操作レバーは、第1の回動位置と第2の回動位置との間で回動可能であり、
    前記レバー外端面は、前記第1の回動位置と前記第2の回動位置との間の前記操作レバーの回動範囲において、前記第1の外表面より前記第1の垂直方向側に突出している、
    請求項1の内視鏡。
  5. 前記ノブ外周部は、前記回動径方向について前記回動軸から前記レバー径方向寸法より小さい第2のノブ径方向寸法だけ離れて前記凸凹の底位置が位置する、請求項1の内視鏡。
  6. 前記保持ケーシングに一端が接続され、前記長手軸に垂直でかつ前記回動軸に垂直な方向である第1の垂直方向へ向かって前記保持ケーシングから延設されるユニバーサルコードをさらに具備し、
    前記保持ケーシングは、前記第1の垂直方向側の第1の外表面と、前記第1の垂直方向とは反対方向である第2の垂直方向側の第2の外表面と、を備え、
    前記操作レバーは、前記長手軸より前記第1の垂直方向側に前記レバー外端面が位置し、前記基端方向に対して20°以上30°以下の第1の角度を有する第1の回動位置と、前記長手軸より前記第1の垂直方向側に前記レバー外端面が位置し、前記基端方向に対して前記第1の角度より大きく50°以下の第2の角度を有する第2の回動位置と、の間で回動可能であり、
    前記第1の回動位置が前記操作レバーの回動範囲において最も前記基端方向側に位置し、前記第2の回動位置が前記操作レバーの前記回動範囲において最も先端方向側に位置する、
    請求項1の内視鏡。
  7. 前記機能部は、前記操作レバーが前記第1の回動位置に位置する場合の第1の作動状態と前記操作レバーが前記第2の回動位置に位置する場合の第2の作動状態との間で、前記操作レバーの回動位置に対応して前記第1の作動状態及び前記第2の作動状態とは異なる作動状態に前記作動状態が変化可能である、請求項6の内視鏡。
  8. 前記保持ケーシングに一端が接続され、前記長手軸に垂直でかつ前記回動軸に垂直な方向である第1の垂直方向へ向かって前記保持ケーシングから延設されるユニバーサルコードをさらに具備し、
    前記保持ケーシングは、前記第1の垂直方向側の第1の外表面と、前記第1の垂直方向とは反対方向である第2の垂直方向側の第2の外表面と、を備え、
    前記操作レバーは、前記長手軸より前記第1の垂直方向側に前記レバー外端面が位置し、前記基端方向に対して20°以上30°以下の第1の角度を有する第1の回動位置と、前記長手軸より前記第1の垂直方向側に前記レバー外端面が位置し、前記基端方向に対して150°以上の第2の角度を有する第2の回動位置と、の間で回動可能であり、
    前記第1の回動位置が前記操作レバーの回動範囲において最も前記基端方向側に位置し、前記第2の回動位置が前記操作レバーの前記回動範囲において最も先端方向側に位置する、
    請求項1の内視鏡。
  9. 前記機能部は、前記操作レバーが前記第1の回動位置に位置する場合の第1の作動状態及び前記操作レバーが前記第2の回動位置に位置する場合の第2の作動状態のみに、前記作動状態が変化可能である、請求項8の内視鏡。
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