WO2019049198A1 - 通信回路、通信システム及び通信方法 - Google Patents

通信回路、通信システム及び通信方法 Download PDF

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Abstract

第一の論理状態と第二の論理状態が定義された信号が入力され、前記第一の論理状態又は前記第二の論理状態を示す信号を出力する第一のバッファと、前記第一のバッファから出力される信号が入力され、前記第一の論理状態と、前記第二の論理状態と、第三の論理状態の何れかを示す信号を出力する第二のバッファと、前記第一のバッファから出力される信号が示す論理状態を監視し、前記論理状態が第1の期間変化しない場合に、前記第二のバッファに、前記第三の論理状態を示す信号を出力させる監視回路と、を有する。

Description

通信回路、通信システム及び通信方法
 本発明は、通信回路、通信システム及び通信方法に関する。
 近年では、近接配置されたモジュール間に、電磁界結合による無線通信を行う通信回路(TLC(Transmission Line Coupler)回路、伝送線路結合器)を設け、無線通信によりモジュール間のデータ通信を行うことが知られている。この通信回路は、例えば、LVCMOS(Low Voltage CMOS)やLVDS(Low Voltage Differential Signaling)等のインターフェイス規格を使用したモジュール間の通信に用いられる。
国際公開2012/111639号公報 特開2013-171298号公報 特開2014-033432号公報
 上述した従来の通信回路は、モジュールから入力されるデータに応じて「1」又は「0」の信号を無線で送信するものであり、「1」又は「0」の信号を送信し続けることができない。これに対し、差動出力を用いる高速な通信の規格では、信号が変化しない状態を伝送することが定められていることが一般的である。このため、上述した従来の通信回路は、高速な通信の規格を用いたモジュール間の通信に使用することができない。
 開示の技術は、上記事情に鑑みてなされたものであり、汎用性を向上させることを目的としている。
 開示の技術は、第一の論理状態と第二の論理状態が定義された信号が入力され、前記第一の論理状態又は前記第二の論理状態を示す信号を出力する第一のバッファと、前記第一のバッファから出力される信号が入力され、前記第一の論理状態と、前記第二の論理状態と、第三の論理状態の何れかを示す信号を出力する第二のバッファと、前記第一のバッファから出力される信号が示す論理状態を監視し、前記論理状態が第1の期間変化しない場合に、前記第二のバッファに、前記第三の論理状態を示す信号を出力させる監視回路と、を有する通信回路である。
 汎用性を向上させることができる。
第一の実施形態の通信システムを説明する図である。 シングルエンド信号を、電磁界結合を用いた無線通信により伝送する場合を説明する図である。 差動出力を、電磁界結合を用いた無線通信により伝送する場合を説明する第一の図である。 差動出力と、電磁界結合により差動出力から変換された無線信号との関係を説明する図である。 第一の実施形態の通信回路を説明する図である。 第一の実施形態の通信回路の送信回路の動作を説明するタイミングチャートである。 第一の実施形態のカウンタの一例を示す図である。 第一の実施形態のカウンタの他の例を示す図である。 第一の実施形態の通信システムの他の例を説明する図である。 第二の実施形態の通信回路を説明する図である。 第二の実施形態の通信回路の動作を説明するタイミングチャートである。 第二の実施形態の遅延回路の一例を示す図である。 第二の実施形態の遅延回路の他の例を示す図である。 第二の実施形態のCDR回路の一例を示す図である。 第二の実施形態の遅延回路の別の例を示す図である。 DLL回路の動作波形の例を示す図である。 通信回路の変形例を説明する第一の図である。 通信回路の変形例を説明する第二の図である。 通信回路の変形例を説明する第三の図である。
 (第一の実施形態)
 以下に、図面を参照して第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態の通信システムを説明する図である。
 本実施形態の通信システム100は、送信側として使用される通信回路200-1と、受信側として使用される通信回路200-2とを有する。通信回路200-1と通信回路200-2は、それぞれが同様の構成を有しているため、以下の説明では、通信回路200-1と通信回路200-2とを区別しない場合には、単に、通信回路200と呼ぶ。
 本実施形態の通信システム100は、高速通信の規格に準じた通信を行うLSI(Large-Scale Integrated circuit)1とLSI2との間に接続される。尚、高速通信の規格とは、例えば、PCI Express、SATA(Serial ATA)、USB(Universal Serial Bus)、OIF(Optical Interneteorking Forum)等である。
 通信回路200-1は、LIS1と有線にて接続されており、通信回路200-2は、LSI2と有線にて接続されている。
 通信回路200-1は、通信回路200-1と接続されたコイル11によって、LSI1から有線にて受信した信号(データ)を無線信号に変換し、この無線信号を、コイル11の電磁界結合によって送信する。
 通信回路200-2は、コイル11から送信された無線信号を、通信回路200-2と接続されたコイル12によって受信し、受信した無線信号を有線の信号に復元し、LSI2へ出力する。つまり、コイル11、12は、伝送線路間の電磁界結合により、無線で信号を伝送する結合器10である。
 本実施形態の通信システム100では、以上のようにして、LSI1とLSI2との間のデータ通信を行う。言い換えれば、通信システム100は、LSI1とLSI2との間の通信を中継する。
 尚、図1の例では、LSI1とLSI2との間に、複数の通信システム100が設けられるものとしたが、これに限定されない。LSI1とLSI2との間に設けられる通信システム100の数は、任意であって良い。また、通信システム100は、複数の送信側の通信回路200-1と、複数の受信側の通信回路200-2と、を有していても良い。
 次に、本実施形態の通信回路200の説明に先立ち、図2乃至図4を参照し、LSIの伝送線路間の通信を、電磁界結合を用いた無線通信によって行う場合の原理について説明する。
 図2は、シングルエンド信号を、電磁界結合を用いた無線通信により伝送する場合を説明する図である。
 図2では、通信回路20-1が有線にて供給されたシングルエンド信号を無線信号に変換して通信回路20-2へ送信し、通信回路20-2がこの無線信号を受信してシングルエンド信号に復元し、有線にて出力する例を示している。
 この場合、通信回路20-1と接続されたコイルL1の両端電圧と、通信回路20-2のコイルL2の両端電圧は、シングルエンド信号の変化点において、波形P1に示すように変化し、シングルエンド信号の変化点の部分を信号として伝送する。つまり、図2の通信回路20-1は、シングルエンド信号に定義された2つの状態のそれぞれを、無線信号に割り当てて伝送している。
 図3は、差動出力を、電磁界結合を用いた無線通信により伝送する場合を説明する第一の図である。
 図3の例では、通信回路21-1が有線にて供給された差動出力を無線信号に変換して通信回路21-2へ送信し、通信回路21-2がこの無線信号を受信して差動出力に復元し、有線にて出力する例を示している。
 本実施形態の差動出力は、2本の差動信号線間の電圧の差を示す信号である。差動出力は、差動信号線間の電圧の差が正の状態(第一の論理状態)でハイレベルとなり、差動信号線間の電圧の差が負の状態(第二の論理状態)でローレベルとなる。また、本実施形態の差動出力は、差動信号線間の電圧に変化がない状態(第三の論理状態)では、前のデータ信号の状態を保持する信号である。尚、前のデータ信号の状態を保持する信号とは、信号を出力する側から見た場合の状態を示しており、信号が入力される側が見た場合には、ハイインピーダンス状態となる。つまり、差動出力は、3つの状態が定義された信号である。
 したがって、通信回路21-1は、差動出力が示す3つの状態のそれぞれを、無線信号に割り当てて伝送する必要がある。
 ここで、以下に、図4を参照して、差動出力と、電磁界結合により差動出力から変換された無線信号の関係について説明する。図4は、差動出力と、電磁界結合により差動出力から変換された無線信号との関係を説明する図である。
 図4に示すように、無線信号は、差動出力が変化した部分のみを情報として伝送する。より具体的には、無線信号は、差動出力がローレベルからハイレベルに変化するとき、側に振れ、差動出力がハイレベルからローレベルに変化するとき負側に振れる。したがって、無線信号では、差動出力がローレベルからハイレベルに変化したときと、差動出力がハイレベルからローレベルに変化したとき、この情報が伝送され、差動出力に変化がない状態では情報は伝送されない。
 そこで、本実施形態の通信回路200では、差動出力に変化がない状態を検出し、情報として伝送する。
 本実施形態では、このように、差動出力が示す3つの状態を無線信号によって伝送することで、通信回路200を高速通信の規格に準じて通信を行うLSI1、2間の通信を中継することができる。
 図5は、第一の実施形態の通信回路を説明する図である。本実施形態の通信回路200は、送信回路210と受信回路220とを有する。本実施形態の送信回路210と受信回路220とは、コイル11に接続されている。
 本実施形態の通信回路200では、例えば、通信回路200の上位回路により、送信回路210又は受信回路220の何れか一方を有効とする制御信号が入力される。
 具体的には、例えば、通信回路200に対して、送信回路210を有効とし、受信回路220を無効とする制御信号が入力された場合、通信回路200は、送信側の通信回路200-1として動作する。また、通信回路200に対し、受信回路220を有効とし、送信回路210を無効とする制御信号が入力された場合、通信回路200は、受信側の通信回路200-2として動作する。
 本実施形態の通信回路200は、例えば、LSI1と接続されて、送信回路210が有効とされた場合に、LSI1から入力された差動出力を無線信号として送信する。また、通信回路200は、LSI2と接続されて、受信回路220が有効とされた場合に、受信した無線信号を有線の差動出力としてLSI2へ出力する。
 本実施形態の送信回路210は、振幅検出回路211と、バッファ212とを有する。振幅検出回路211は、バッファ213、214を有する。
 バッファ213、214の一方の入力と他方の入力には、それぞれに対し、LSI1からの差動出力が供給される。具体的には、バッファ213、214のそれぞれの入力端子には、LSI1の差動信号線と接続されている。
 バッファ213は、LSI1から入力される差動出力をバッファ212へ出力する。バッファ213は、差動出力が正の状態の場合はハイレベルの信号を出力し、差動出力が負の状態の場合はローレベルの信号を出力する。
 バッファ214は、差動信号線間の電圧に基づき、差動信号線間の電圧の差が一定以上である場合に、バッファ212に対し、バッファ212を有効にするイネーブル信号を出力する。言い換えれば、バッファ214は、差動信号線間の電圧の差が一定以上である場合に、差動出力が存在すると判定してバッファ212を有効にし、差動信号線間の電圧の差が一定未満である場合に、差動出力が存在しないと判定してバッファ212を無効にする。
 したがって、本実施形態では、差動出力が存在する場合に、バッファ212が有効とされ、バッファ212からコイル11に対し、バッファ213から出力される差動出力が出力される。また、バッファ214は、差動出力が存在しない場合には、バッファ212を無効とするディスエーブル信号を送信する。したがって、バッファ212から信号は出力されない。
 本実施形態の通信回路200では、このような振幅検出回路211を設けることで、ノイズ等の影響による不安定な信号によって動作することを防止できる。
 バッファ212の出力は、コイル11の両端と接続されている。コイル11には、バッファ212から供給される信号に応じた電流が流れる。本実施形態では、コイル11に流れる電流の変化により、受信側のコイルの両端の電圧を変化させることで、バッファ212から出力される信号を受信側へ伝送する。
 本実施形態の受信回路220は、バッファ221、222と、監視回路223とを有する。バッファ221の一方の入力と他方の入力は、それぞれがコイル11の両端の端子と接続されており、コイル11の両端の電圧に応じた信号を出力する。
 バッファ221から出力される信号は、バッファ222と、監視回路223に供給される。バッファ222は、監視回路223によって有効/無効が制御される。バッファ222は、監視回路223によって有効とされたとき、バッファ221から出力される信号をLSI2へ出力する。
 監視回路223は、例えば、カウンタを含み、第1の期間をカウントする。そして、監視回路223は、第1の期間において、バッファ221から出力される信号の値(レベル)が変化しない場合に、バッファ222に対し、バッファ222を無効とするディスエーブル信号を出力する。バッファ222は、監視回路223からのディスエーブル信号を受けて、差動信号線間の電圧を0[V]とする。
 つまり、本実施形態の監視回路223は、バッファ221から出力される信号が示す差動出力に応じて、バッファ222から差動出力がない状態を示す信号を出力させる監視回路である。
 尚、監視回路223は、バッファ221から出力される信号の値が変化すると、バッファ222に対し、バッファ222を有効にするイネーブル信号を出力する。また、本実施形態の監視回路223では、例えば、バッファ221から出力される信号が変化する度に、内部のカウンタのカウント値がリセットされる。
 本実施形態では、例えば、監視回路223から出力されるハイレベルの信号をバッファ222に対するイネーブル信号とし、監視回路223から出力されるローレベルの信号をバッファ222に対するディスエーブル信号としても良い。
 ここで、監視回路223によってカウントされる第1の期間について説明する。
 通常、高速通信の規格における差動出力には、データ信号とクロック信号が埋め込まれており、データ信号からクロック信号を生成する。また、高速通信を行うLIS等では、キャパシタを使用して直流成分を伝搬させないようにすることで、差動出力の伝送におけるLSI間の電源電圧の差の影響を抑制している。
 また、高速通信を行うLIS等では、上述したクロック信号の生成や、電源電圧の差の影響の抑制等を実現するために、伝送される信号を、8ビットから10ビットに変換し、「1」、「0」の出現頻度が同程度になるように符号化している。したがって、伝送される信号のほとんどは、ある期間内に値の遷移が存在する信号となる。言い換えれば、伝送される信号のほとんどは、「1」又は「0」によってデータ信号を伝送している場合には、ある期間以上は同一の値が連続しない。また、ある期間以上は同一の値が連続する場合は、差動出力に変化がない状態を示していることになる。
 本願の発明者は、上述した事柄に着目し、高速通信によって伝送される信号において、同一の値(「1」又は「0」)が連続することが許容される第1の期間を、監視回路223がカウントする期間とした。本実施形態では、この第1の期間をデータ信号の5ビット分の期間とした。尚、監視回路223がカウントする第1の期間は、データ信号の5ビット分の期間に限定されるものではなく、5ビット分の期間以上であれば良い。
 したがって、本実施形態では、監視回路223におけるカウント値が5以上の値になっても信号の値に遷移(変化)がない場合に、バッファ222を無効とし、差動出力を0[V]とする。
 本実施形態では、このように、監視回路223によってバッファ222の出力を制御することで、コイル11により受信した無線信号から、差動出力が示す「差動出力に変化がない状態」を検出し、再現することができる。
 以下に、図6を参照し、本実施形態の通信回路200の動作を説明する。図6は、第一の実施形態の通信回路の送信回路の動作を説明するタイミングチャートである。
 図6では、通信回路200-1のバッファ213、214に入力された差動出力が、コイル11から無線信号として通信回路200-2に送信され、通信回路200-2がコイル12により受信した無線信号を差動出力に復元して出力する場合のタイミングチャートを示す。
 はじめに、タイミングt1における通信回路200-1、200-2の動作について説明する。
 図6に示すタイミングt1において、バッファ213、214に入力される差動出力は、ハイレベル(以下、Hレベル)からローレベル(以下、Lレベル)に反転する。また、バッファ214は、差動出力が存在するため、バッファ212に対してHレベルのイネーブル信号を出力する。したがって、バッファ213から出力される信号は、バッファ212を介してコイル11に対して出力される。
 タイミングt1において、コイル11の両端電圧は、バッファ213の差動出力がHレベルからLレベルに反転したことによって変化する。コイル12の両端電圧は、タイミングt1において、コイル11の両端電圧の変化と同様に変化する。
 よって、タイミングt1において、通信回路200-2のバッファ221から出力される信号は、コイル12の両端電圧の変化に応じて、HレベルからLレベルへ変化する。このとき、バッファ221から出力される信号は、第1の期間K内に値が変化しているため、監視回路223は、バッファ222に対してイネーブル信号を出力する。
 バッファ222は、タイミングt1において、有効とされているため、バッファ221から出力される信号を差動出力に復元し、出力する。
 次に、図6のタイミングt2における通信回路200-1、200-2の動作について説明する。
 タイミングt2において、バッファ213、214に入力される差動出力は、LレベルからHレベルに反転する。また、バッファ214は、差動出力が存在するため、バッファ212に対してHレベルのイネーブル信号を出力する。したがって、バッファ213から出力される信号は、バッファ212を介してコイル11に対して出力される。
 タイミングt2において、コイル11の両端電圧は、バッファ212から出力される信号が、HレベルからLレベルに反転したことによって変化し、コイル12の両端電圧も同様に変化する。
 よって、タイミングt2において、通信回路200-2のバッファ221から出力される信号は、コイル12の両端電圧の変化に応じて、LレベルからHレベルへ変化する。このとき、バッファ221から出力される信号は、第1の期間K内に値が変化しているため、監視回路223は、バッファ222に対してイネーブル信号を出力する。
 タイミングt2において、バッファ222は、有効とされているため、バッファ221から出力される信号を差動出力に復元し、出力する。
 次に、図6のタイミングt3における通信回路200-1、200-2の動作について説明する。
 タイミングt3において、バッファ213、214に入力される差動出力は、差動信号線間の電圧の差が一定に満たない状態となり、バッファ213から出力される信号は不定となる。また、バッファ214、バッファ212に対するイネーブル信号の出力を停止する。したがって、バッファ212からは信号は出力されない。
 タイミングt3において、通信回路200-2は、信号を受信していないため、バッファ221から出力される信号は、タイミングt2の値を維持する。また、タイミングt3において、バッファ221から出力される信号の値は、タイミングt2と同じ値であるが、第1の期間Kが経過していないため、監視回路223は、バッファ222に対してイネーブル信号を出力する。
 タイミングt3において、バッファ222は、有効とされているため、タイミングt2と同様の信号を差動出力に復元し、出力する。
 次に、図6のタイミングt4における通信回路200-1、200-2の動作について説明する。
 タイミングt4では、バッファ213、214に入力される差動出力は、不定の状態を維持しているため、通信回路200-2は信号を受信しない。
 このとき、バッファ221から出力される信号は、第1の期間K以上同一の値が連続した状態である。したがって、タイミングt4において、監視回路223は、バッファ222を無効とするディスエーブル信号を出力する。具体的には、監視回路223は、タイミングt4において、バッファ222を有効とするHレベルのイネーブル信号を、Lレベルに反転させて、バッファ222を無効とするディスエーブル信号とする。
 タイミングt4において、バッファ222は、無効とされるため、0Vの信号が出力される。
 次に、図6のタイミングt5における通信回路200-1、200-2の動作について説明する。
 タイミングt5では、バッファ213、214に入力される差動出力は、不定の状態からHレベルからLレベルへ反転する。また、バッファ214は、バッファ212に対し、バッファ212を有効にするイネーブル信号を出力している。したがって、バッファ212から出力される信号も、HレベルからLレベルへ反転する。
 タイミングt5において、コイル11の両端電圧は、バッファ212から出力される信号がHレベルからLレベルに反転したことによって変化し、コイル12の両端電圧も同様に変化する。
 よって、タイミングt5において、通信回路200-2のバッファ221から出力される信号は、コイル12の両端電圧の変化に応じて、HレベルからLレベルへ変化する。
 タイミングt5において、監視回路223は、バッファ221から出力される信号がHレベルからLレベルに反転したことで、カウント値をリセットし、バッファ222を有効にするイネーブル信号を出力する。
 タイミングt5において、バッファ222は、イネーブル信号を受けて、バッファ221から出力される信号を差動出力に復元し、出力する。
 このように、本実施形態の通信回路200-2では、タイミングt4からタイミングt5までの間を、差動信号線間の電圧の差に変化がない状態として検出し、バッファ222から出力される差動信号線間の電圧を0[V]とすることができる。
 したがって、本実施形態の通信システム100は、差動出力を用いた高速通信の規格に準じたLIS間のデータ通信に用いることができ、汎用性を向上させることができる。
 次に、図7及び図8を参照して、本実施形態の監視回路223について説明する。図7は、第一の実施形態のカウンタの一例を示す図である。
 本実施形態の監視回路223は、CDR(Clock Data Recovery)回路231、カウンタ232、パルス生成器233、234を有する。
 CDR回路231と、パルス生成器234には、バッファ221から出力される信号が入力される。CDR回路231は、バッファ221から出力された信号に含まれるクロック信号とデータ信号を分離し、クロック信号をカウンタ232へ出力する。
 パルス生成器234は、バッファ221から出力される信号の反転を検知すると、パルス信号を生成し、カウンタ232へ出力する。具体的には、パルス生成器234は、バッファ221から出力される信号が、HレベルからLレベルに反転した場合と、LレベルからHレベルに反転した場合と、において、パルス信号を生成し、カウンタ232に出力する。
 カウンタ232は、CDR回路231から入力されるクロック信号のパルス数をカウントし、カウント数が上述の第1の期間に相当するカウント値(第1の設定値)、例えば5以上になると、Lレベルの信号を出力する。また、カウンタ232は、パルス生成器234からパルス信号(リセットパルス信号)が入力されると、カウント値がリセットされ、信号入力に同期してHレベルの信号を出力する。
 パルス生成器233は、カウンタ232のカウント数が第1の設定値、例えば5以上となるまでは、カウンタ232からHレベルの信号が入力されて、Hレベルの信号を出力し、カウンタ232から、カウント数が第1の設定値、例えば5以上となったことを示すLレベルの信号が入力されると、Lレベルの信号を生成して出力する。
 パルス生成器233から出力されるHレベルの信号は、バッファ222を有効にするイネーブル信号であり、パルス生成器233から出力されるLレベルの信号は、バッファ222を無効とするディスエーブル信号である。
 図8は、第一の実施形態のカウンタの他の例を示す図である。図8に示す監視回路223Aは、カウンタ232、パルス生成器233A、234を有する。
 監視回路223Aでは、カウンタ232に入力されるクロック信号が、CDR回路231によって生成されたものではなく、監視回路223Aの外部から入力される点のみ、図7に示す監視回路223と異なる。
 また、図8では、監視回路223Aに入力される外部クロック信号の周波数は、通信回路200に入力されるデータ信号の周波数よりも低くなっている。したがって、カウンタ232では、図7のカウンタ232における第1の設定値よりも小さくなるように第2の設定値が設定され、カウンタ232は、カウント数が第2の設定値以上になると、Lレベルの信号を出力する。また、カウンタ232は、パルス生成器234からパルス信号(リセットパルス信号)が入力されると、カウント値がリセットされ、信号入力に同期してHレベルの信号を出力する。
 パルス生成器233Aは、カウンタ232のカウント数が第2の設定値以上となるまでは、カウンタ232からHレベルの信号が入力されて、Hレベルの信号を出力し、カウンタ232から、カウント数が第2の設定値以上となったことを示すLレベルの信号が入力されると、Lレベルの信号を生成して出力する。パルス生成器233Aから出力されるHレベルの信号は、バッファ222を有効にするイネーブル信号であり、パルス生成器233Aから出力されるLレベルの信号は、バッファ222を無効とするディスエーブル信号である。
 尚、監視回路223Aに入力されるクロック信号は、例えば、通信回路200に供給されるクロック信号等であって良い。
 監視回路223Aにおけるその他の動作は、図7に示す監視回路223と同様であるから、説明を省略する。
 次に、図9を参照して、本実施形態の通信システム100の他の例について説明する。本実施形態の通信回路200では、送信回路210と受信回路220とを有するものとしたが、これに限定されない。
 通信回路200は、例えば、送信回路210のみを有しても良いし、受信回路220のみを有していても良い。
 図9は、第一の実施形態の通信システムの他の例を説明する図である。図9に示す通信システム100Aでは、送信側の通信回路200-1Aは、送信回路210のみを有しており、受信側の通信回路200-2Aは、受信回路220のみを有している。
 通信回路200-1Aにおいて、送信回路210のバッファ212の出力(差動信号線)は、コイル11の両端と接続されている。通信回路200-2Aにおいて、バッファ221の入力はコイル12の両端と接続されている。
 本実施形態では、このように、通信回路200において、送信回路210又は受信回路220の何れか一方のみを有する構成とすれば、通信回路200に対して送信回路210又は受信回路220の何れか一方を有効とするための制御信号は不要となる。
 以上のように、本実施形態の通信回路200は、高速な通信規格に準じたデータ通信に適用することができる。したがって、本実施形態によれば、通信回路200の汎用性を向上させることができる。
 (第二の実施形態)
 以下に図面を参照して第二の実施形態について説明する。第二の実施形態では、通信回路が受信した信号を出力するタイミングを、監視回路のカウント数に相当する時間分遅延させる点が、第一の実施形態と相違する。よって、以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
 図10は、第二の実施形態の通信回路を説明する図である。本実施形態の通信回路200Aは、送信回路210、受信回路220Aを有する。
 受信回路220Aは、バッファ221、バッファ222、監視回路223B、遅延回路224を有する。
 本実施形態の監視回路223Bは、例えば、カウンタを含み、第1の期間をカウントする。そして、監視回路223Bは、第1の期間Kにおいて、バッファ221から出力される信号の値が変化しない場合に、バッファ222に対し、バッファ222を無効とするディスエーブル信号を出力する。また、本実施形態の監視回路223Bは、ディスエーブル信号を出力している状態において、バッファ221から出力される信号の値の変化を検出した場合、第1の期間Kをカウントした後に、バッファ222を有効にするイネーブル信号を出力する。
 監視回路223Bは例えば、カウンタ232の構成を除いて、図7、図8に示した監視回路と同様の回路構成をとることができる。監視回路223Bにおいて、カウンタ232は、例えば、Lレベルの信号を出力している状態では、パルス生成器234からリセットパルス信号が入力されると、カウント値がリセットされ、カウント数が第1の設定値又は第2の設定値以上となった後で、Hレベル信号を出力する。このとき、カウンタ232は、カウント数が第1の設定値又は第2の設定値以上となるまでは、後続のリセットパルス信号を受け付けない。一方、カウンタ232は、Hレベルの信号を出力している状態では、パルス生成器234からリセットパルス信号が入力されると、カウント値がリセットされ、信号の入力に同期してHレベル信号を出力し、カウント数が第1の設定値又は第2の設定値以上になると、Lレベルの信号を出力する。
 本実施形態の遅延回路224は、バッファ221とバッファ222との間に設けられており、バッファ221から出力される信号が、バッファ222に入力されるタイミングを所定の遅延時間T分遅らせる。
 このとき、本実施形態の遅延時間Tは、例えば、第1の期間Kと同程度の時間とすることが好ましい。具体的には、遅延回路224は、バッファ221から出力される信号を5ビット分遅延させて、バッファ222へ出力しても良い。
 以下に、図11を参照して、本実施形態の通信回路200Aの動作について説明する。図11は、第二の実施形態の通信回路の動作を説明するタイミングチャートである。図11では、通信回路200A-1の送信回路210のバッファ213、214に入力された差動出力が、コイル11から無線信号として通信回路200A-2に送信され、通信回路200A-2の受信回路220Aがコイル12により受信した無線信号を差動出力に復元して出力する場合のタイミングチャートを示す。
 はじめに、タイミングt11における通信回路200A-1、200A-2の動作について説明する。尚、通信回路200A-1の送信回路210の動作は、第一の実施形態と同様であるから、説明を省略する。
 タイミングt11において、通信回路200A-2の受信回路220Aにおけるバッファ22から出力される信号は、コイル12の両端電圧の変化に応じて、HレベルからLレベルへ変化する。また、タイミングt11では、バッファ221から出力される信号は、第1の期間K内に値が変化しているため、監視回路223は、バッファ222に対してイネーブル信号を出力する。
 また、バッファ221から出力される信号は、遅延回路224に入力される。遅延回路224は、バッファ221から出力される信号を所定の遅延時間T分遅延させるため、バッファ222は有効とされているが、バッファ221から出力された信号は復元されていない。
 次に、タイミングt12における通信回路200A-2の受信回路220Aの動作について説明する。
 タイミングt12は、タイミングt11から所定の遅延時間Tが経過した時点を示す。タイミングt12において、遅延回路224は、タイミングt11において、バッファ221から入力された信号をバッファ222に対して出力する。
 タイミングt11でバッファ221から出力された信号は、バッファ222に入力されて、差動出力に復元されて出力される。
 次に、タイミングt13における通信回路200A-2の受信回路220Aの動作について説明する。
 タイミングt13では、バッファ221から出力される信号は、コイル12の両端電圧の変化に応じて、HレベルからLレベルへ変化する。
 このとき、監視回路223Bは、この変化を受けて、第1の期間Kのカウントを開始する。したがって、このとき、監視回路223Bからバッファ222に対するイネーブル信号は出力されていない。また、タイミングt13において、遅延回路224は、バッファ221から出力された信号を遅延させる。
 次に、タイミングt14における通信回路200A-2の受信回路220Aの動作について説明する。
 タイミングt14は、タイミングt13から第1の期間Kが経過した時点を示している。言い換えれば、タイミングt14は、タイミングt13から所定の遅延時間Tが経過した時点を示している。
 タイミングt14において、監視回路223Bは、第1の期間Kのカウントを終了するため、バッファ222に対するイネーブル信号を出力し、バッファ222を有効にする。また、遅延回路224は、バッファ221から出力された信号をバッファ222へ出力する。
 バッファ222は、タイミングt14において有効とされ、バッファ221から出力された信号を差動出力として出力する。
 以上のように、本実施形態では、遅延時間Tを、監視回路223Bによりデータ信号がカウントされる第1の期間Kと同程度の長さとした。このため、バッファ221から出力された信号は、監視回路223Bによってカウントされる第1の期間Kが経過するまで、バッファ222に入力されない。
 言い換えれば、本実施形態では、監視回路223Bのカウント値がリセットされるまでの間、バッファ221から出力される差動出力は、LSI2に出力されない。
 また、本実施形態では、監視回路223Bは、そのカウント値がリセットされてから、第1の期間Kをカウントした後に、バッファ222を有効とする。このため、本実施形態では、バッファ222が有効とされたタイミングで、バッファ221から出力された信号が、バッファ222に入力される。
 したがって、本実施形態によれば、通信回路200A-1に入力された差動出力の信号波形を通信回路200A-2において復元する際に、監視回路223によるカウント期間により信号波形が変化することを抑制でき、信号波形の再現精度を向上させることができる。このため、本実施形態によれば、通信回路200A-1と通信回路200A-2間の通信の精度を向上させることができる。
 以下に、図12を参照して、本実施形態の遅延回路224について説明する。図12は、第二の実施形態の遅延回路の一例を示す図である。
 図12に示す遅延回路224は、例えば、図7に示す監視回路223と対応した遅延回路の例である。
 遅延回路224は、CDR回路241と、フリップフロップ回路242とを有する。CDR回路241は、バッファ221から出力された信号に含まれるクロック信号とデータ信号を分離し、クロック信号を後段のフリップフロップ回路242へ出力する。フリップフロップ回路242は、例えば、フリップフロップ回路を5段直列に接続したものであり、バッファ221から出力された信号に対して、5ビット分の遅延時間を持たせている。
 図13は、第二の実施形態の遅延回路の他の例を示す図である。図13に示す遅延回路224Aは、例えば、図8に示す監視回路223Aと対応した遅延回路の例である。
 図13の例では、DLL(Digital Locked Loop)回路を遅延回路224Aとして用いた。遅延回路224Aでは、外部から入力されるクロック信号で、遅延時間を調整している。
 次に、図14を参照して、本実施形態のCDR回路241について説明する。図14は、第二の実施形態のCDR回路の一例を示す図である。
 CDR回路241は、例えば、PLL(Phase Locked Loop)回路251、位相補間回路252、フリップフロップ253、フィルタ254を有する。
 位相補間回路252は、基準クロックに基づきPLL回路251が生成された信号から、多相のクロック信号を生成する。また、位相補間回路252は、フリップフロップ253、フィルタ254によって検出された、データ信号のエッジと、多相のクロック信号とを比較して、最適なクロック信号を選択し、出力する。
 次に、図15及び図16を参照して、本実施形態の遅延回路234A(DLL回路)について説明する。図15は、第二の実施形態の遅延回路の別の例を示す図であり、図16は、DLL回路の動作波形の例を示す図である。
 本実施形態の遅延回路224は、遅延の値を変化させるバッファ261、262と、位相比較回路263とを有する。バッファ261には、バッファ221から出力される信号が入力され、バッファ261から出力される信号が遅延回路224Aの出力信号となる。
 バッファ262には、外部から供給されるクロック信号が入力される。バッファ262から出力される信号は、位相比較回路263に入力される。位相比較回路263から出力される信号は、バッファ261、262に供給される。尚、位相比較回路263から出力される信号は、バッファ261、262の遅延時間を調整する信号である。
 遅延回路224Aにおいて、位相比較回路263は、図16に示すように、バッファ261、262に対し、外部から入力されるクロック信号の1サイクル分の遅延時間を設定する。遅延回路224Aでは、このように遅延時間を設定することで、バッファ261に入力された信号を5ビット分(第1の期間K分)遅延して出力させる。尚、このとき、遅延回路224Aに入力されるクロック信号は、データ信号のデータレートに対して1/5程度としている。
 (変形例)
 以下に、図17乃至図19を参照し、第一及び第二の実施形態の変形例について説明する。図17は、通信回路の変形例を説明する第一の図である。
 図17に示す通信回路200Bは、送信回路210Aと受信回路220Bを有する。送信回路210Aは、バッファ212、バッファ213を有し、振幅検出回路211を形成するためのバッファ214は有していない。したがって、送信回路210Aは、振幅検出回路211は有していない。
 受信回路220Bは、バッファ221、バッファ222、CDR回路271、フリップフロップ回路272、シンボルチェック回路273を有する。
 CDR回路271とフリップフロップ回路272は、バッファ221から出力された信号からデータ信号を抽出する。
 シンボルチェック回路273は、抽出されたデータ信号が、高速通信による伝送で用いられる系列のデータ信号であるか否かを判定する。そして、シンボルチェック回路273は、抽出されたデータ信号が、高速通信による伝送で用いられる系統の信号である場合、バッファ222を有効にするイネーブル信号を出力する。また、シンボルチェック回路273は、抽出されたデータ信号が、高速通信による伝送で用いられる系統の信号でない場合、バッファ222を無効にするディスエーブル信号を出力する。
 このように、図17の例では、通信回路200B内で、データ信号の系列を判定し、判定結果に応じてバッファ222の有効/無効を制御する。したがって、通信回路200Bでは、高速通信を行うLSI間で送受信されるデータ信号を正確に伝送できる。
 尚、図17の例では、通信回路200Bが、CDR回路271、フリップフロップ回路272、シンボルチェック回路273を有するものとしたが、これに限定されない。通信回路200Bは、例えば、受信側のLSI2の内部に設けられており、LSI2が有するCDR回路271、フリップフロップ回路272、シンボルチェック回路273を用いても良い。この場合、通信回路200Bは、LSI2と一体化したものとしても良い。通信回路200Bは、LSI2と一体化させることで、LSI間の高速通信に適用することが可能となり、汎用性を向上させることができる。
 図18は、通信回路の変形例を説明する第二の図である。図18に示す通信回路200Cは、送信回路210Bと受信回路220Cとを有する。
 通信回路200Cは、差動信号線間の電圧の差(差動出力)の有無を検出するためのコイル11-1と、差動信号線間の電圧の差(差動出力)の変化点を検出するためのコイル11-2と、に接続される。
 送信回路210Bは、振幅検出回路211、バッファ212を有する。送信回路210Bにおいて、振幅検出回路211のバッファ212は、コイル11-2に接続されており、バッファ214の出力は、コイル11-1に接続されている。
 コイル11-1の両端電圧は、バッファ214から出力される信号の変化に応じて変化する。言い換えれば、コイル11-1の両端電圧は、LSI1から入力される差動信号線間の電圧の差が一定未満から一定以上となった場合(差動出力が検出された場合)と、LSI1から入力される差動信号線間の電圧の差が一定以上から一定未満となった場合(差動出力が検出されなくなった場合)に、変化する。
 尚、バッファ214は、差動信号線間の電圧の差が一定未満から一定以上となった場合(差動出力が検出された場合)にHレベルの信号を出力し、差動信号線間の電圧の差が一定以上から一定未満となった場合(差動出力が検出されなくなった場合)にLレベルの信号を出力する。
 コイル11-2の両端電圧は、バッファ212から出力される信号の変化に応じて変化する。言い換えれば、コイル11-2の両端電圧は、差動出力がHレベルからLレベルに変化した場合と、差動出力がLレベルからHレベルに変化した場合に、変化する。
 受信回路220Cは、バッファ221、バッファ222、バッファ225を有する。バッファ225の入力は、コイル11-2と接続されており、バッファ225から出力される信号は、コイル11-2の両端電圧の変化に応じて変化する。
 バッファ221の入力は、コイル11-1と接続されており、バッファ221から出力される信号は、コイル11-1の両端電圧の変化に応じて変化する。尚、バッファ221から出力される信号は、バッファ222の有効/無効を制御する信号として、バッファ222に入力される。
 より具体的には、バッファ221から出力される信号がHレベルの信号である場合、この信号は、バッファ222を有効とするイネーブル信号となる。また、バッファ221から出力される信号がLレベルの信号である場合、この信号は、バッファ222を無効とするディスエーブル信号となる。つまり、バッファ221は、差動出力の存在の有無を示す信号を出力する。
 以下に、通信回路200Cの動作について説明する。送信側の通信回路200C-1では、送信回路210Bが有効とされる。受信側の通信回路200C-2では、受信回路220Cが有効とされる。
 通信回路200C-1の送信回路210Bにおいて、例えば、バッファ213及び214に入力される、LSI1からの差動出力がHレベルからLレベルに変化すると、バッファ212から出力される信号がHレベルからLレベルに変化し、コイル11-2の両端電圧が変化する。すると、通信回路200C-2のコイル11-2の両端電圧も同様に変化し、バッファ225の出力信号は、HレベルからLレベルへ変化する。バッファ221から出力される信号は、バッファ222へ入力される。このとき、LSI1から入力される差動信号線間の電圧の差が一定以上のまま維持されるので、送信回路210Bのバッファ214の出力は、Hレベルの信号を維持する。このため、受信回路バッファ220Cのバッファ221の出力もHレベルの信号を維持するので、バッファ222は有効のまま維持される。
 一方、通信回路200C-1の送信回路210Bにおいて、バッファ213及び214に入力される差動出力がなくなると、LSI1からの差動信号線間の電圧の差が一定以上から一定未満になるので、バッファ214から出力される信号がHレベルからLレベルに変化し、コイル11-1の両端電圧が変化する。すると、通信回路200C-2のコイル11-1の両端電圧も同様に変化し、バッファ225の出力信号は、HレベルからLレベルへ変化し、バッファ222が無効とされる。
 このように、図18の通信回路200Cによれば、差動出力の変化点と、差動出力の有無と、の両方を検出することができる。したがって、通信回路200Cは、高速通信の規格に準じたLSI間の通信に利用することができ、汎用性を向上させることができる。
 図19は、通信回路の変形例を説明する第三の図である。図19に示す通信回路200Dでは、複数の送信回路と複数の受信回路とを含んでおり、差動出力の有無を示す信号は、差動出力の変化点を示す信号に比べて、レベル変化の発生頻度が低いことに着目して、複数の送信回路と複数の受信回路において、差動出力の有無を通知するためのコイルを共有している。
 通信回路200Dは、送信回路210Cと受信回路220Dとを有する。送信回路210Cは、2系統の送信回路210D-1、210D-2を有する。送信回路210D-1は、コイル11-1と接続され、送信回路210D-2は、コイル11-2と接続される。
 受信回路220Dは、2系統の受信回路220E-1と受信回路220E-2と、を有する。受信回路220E-1は、コイル11-1と接続されおり、受信回路220E-2は、コイル11-2と接続されている。
 また、通信回路200Dは、コイル11-3と接続される。コイル11-3は、送信回路210Cが有する2系統の送信回路のそれぞれから出力された、差動出力の有無を示す信号を無線信号として送信する。
 また、コイル11-3は、差動出力の有無を示す信号を受信し、受信回路220Dが有する2系統の受信回路のそれぞれに伝送する。
 つまり、コイル11-3は、通信回路200Dの有する複数の送信回路と受信回路において、差動出力の有無を示す信号を伝送するためのコイルとして、共有される。
 通信回路200Dにおいて、送信回路210Cは、複数の送信回路210Dと、シリアライザ217と、を有する。
 送信回路210Dは、バッファ212、バッファ213、バッファ214を有しており、バッファ214から出力される信号は、シリアライザ217に入力される。
 シリアライザ217は、複数の信号を1つの信号として出力する。具体的には、例えば、8ビット等のパラレル・バスの信号を1本の伝送線路に送り出すためにシリアル化する。シリアライザ217から出力される信号は、コイル11-3の両端へ出力される。
 通信回路200Dにおいて、受信回路220Dは、複数の受信回路220Eと、バッファ282と、デシリアライザ283と、を有する。
 受信回路220Eは、バッファ221、バッファ222を有する。バッファ282の入力は、コイル11-3の両端に接続されており、コイル11-3の両端電圧の変化に応じて、出力される信号が変化する。バッファ282から出力される信号は、デシリアライザ238に入力される。
 デシリアライザ238は、シリアル化された信号をパラレル信号に変換する。デシリアライザ238から出力される信号は、各受信回路220Eのバッファ222に対して、バッファ222の有効/無効を制御する信号として供給される。
 このように、図19の例では、差動出力の有無を示す信号を伝送するコイルを、複数の送信回路及び受信回路で共有することで、通信回路200Dに複数の送信回路と受信回路とを設けた場合における回路構成の増大を抑制できる。
 以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
 11、12 コイル
 100、100A 通信システム
 200、200A~200D 通信回路
 210、210A~210D 送信回路
 211 振幅検出回路
 212、213、214 221、222、225 バッファ
 220、220A~220E 受信回路
 223 監視回路
 224 遅延回路

Claims (16)

  1.  第一の論理状態と第二の論理状態が定義された信号が入力され、前記第一の論理状態又は前記第二の論理状態を示す信号を出力する第一のバッファと、
     前記第一のバッファから出力される信号が入力され、前記第一の論理状態と、前記第二の論理状態と、第三の論理状態の何れかの論理状態を示す信号を出力する第二のバッファと、
     前記第一のバッファから出力される信号が示す論理状態を監視し、前記論理状態が第1の期間変化しない場合に、前記第二のバッファに、前記第三の論理状態を示す信号を出力させる監視回路と、を有する通信回路。
  2.  前記監視回路は、
     前記第二のバッファから前記第三の論理状態を示す信号が出力されている場合に、前記第一のバッファから出力される信号が示す論理状態の変化を検出したとき、
     前記第二のバッファに、前記第一のバッファから出力される信号が示す論理状態の信号を出力させる、請求項1記載の通信回路。
  3.  前記第一のバッファと、前記第二のバッファとの間に設けられ、前記第一のバッファから出力された信号を、前記第1の期間遅延させる遅延回路を有する、請求項1又は2記載の通信回路。
  4.  前記監視回路は、
     前記第二のバッファから前記第三の論理状態を示す信号が出力されている場合に、前記第一のバッファから出力される信号が示す論理状態の変化を検出したとき、
     前記変化を検出してから前記第1の期間が経過した後に、前記第二のバッファに、前記第一のバッファから出力される信号が示す論理状態の信号を出力させる、請求項3記載の通信回路。
  5.  前記監視回路は、前記第一のバッファから出力される信号が示す論理状態が変化する度にリセットされるカウンタを含み、
     前記監視回路は、前記カウンタが前記第1の期間に相当する第1の値をカウントしたとき、前記第二のバッファに無効とする信号を出力する、請求項1乃至4の何れか一項に記載の通信回路。
  6.  前記監視回路は、
     前記第一のバッファから出力される信号が示す論理状態が変化する度にリセットされるカウンタを含み、
     前記監視回路は、前記カウンタのリセット前のカウント値が前記第1の期間に相当する第1の値より小さいときは、前記カウンタのリセットに同期して前記第二のバッファに有効とする信号を出力し、前記カウンタのリセット前のカウント値が前記第1の値以上の値であるときは、前記カウンタがリセット後、前記第1の値をカウントした後で前記第二のバッファに有効とする信号を出力する、請求項4記載の通信回路。
  7.  前記第一の論理状態と、前記第二の論理状態と、前記第三の論理状態とが定義された信号が入力される第三のバッファと、
     前記第三のバッファから出力される信号が入力され、前記第一の論理状態又は前記第二の論理状態を示す信号を出力する第四のバッファと、
     前記第一の論理状態と、前記第二の論理状態と、前記第三の論理状態とが定義された信号が入力され、前記入力された信号が前記第三の論理状態であることを検出した場合に、前記第四のバッファを無効とする信号を出力する第五のバッファと、を有する請求項1乃至6の何れか一項に記載の通信回路。
  8.  前記第1の期間は、
     前記第二のバッファから出力される信号が供給される集積回路により送受信される信号において、同一の論理状態が連続することが許容される期間である、請求項1乃至7の何れか一項に記載の通信回路。
  9.  送信回路と、前記送信回路と近接配置された受信回路と、前記送信回路及び前記受信回路の伝送線路間を電磁界結合により結合する結合器と、を有し、前記送信回路と前記受信回路との間で無線通信を行う通信システムであって、
     前記受信回路は、
     前記結合器から第一の論理状態と第二の論理状態が定義された信号が入力され、前記第一の論理状態又は前記第二の論理状態を示す信号を出力する第一のバッファと、
     前記第一のバッファから出力される信号が入力され、前記第一の論理状態と、前記第二の論理状態と、第三の論理状態の何れかを示す信号を出力する第二のバッファと、
     前記第一のバッファから出力される信号が示す論理状態を監視し、前記論理状態が第1の期間変化しない場合に、前記第二のバッファに、前記第三の論理状態を示す信号を出力させる監視回路と、を有する通信システム。
  10.  前記監視回路は、
     前記第二のバッファから前記第三の論理状態を示す信号が出力されている場合に、前記第一のバッファから出力される信号が示す論理状態の変化を検出したとき、
     前記第二のバッファに、前記第一のバッファから出力される信号が示す論理状態の信号を出力させる、請求項9記載の通信システム。
  11.  前記第一のバッファと、前記第二のバッファとの間に設けられ、前記第一のバッファから出力された信号を、前記第1の期間遅延させる遅延回路を有する、請求項9又は10記載の通信システム。
  12.  前記監視回路は、
     前記第二のバッファから前記第三の論理状態を示す信号が出力されている場合に、前記第一のバッファから出力される信号が示す論理状態の変化を検出したとき、
     前記変化を検出してから前記第1の期間が経過した後に、前記第二のバッファに、前記第一のバッファから出力される信号が示す論理状態の信号を出力させる、請求項11記載の通信システム。
  13.  通信回路による通信方法であって、
     第一の論理状態と第二の論理状態が定義された信号が入力される第一のバッファが、前記第一の論理状態又は前記第二の論理状態を示す信号を出力し、
     前記第一のバッファから出力される信号が入力される第二のバッファが、前記第一の論理状態と、前記第二の論理状態と、第三の論理状態の何れかを示す信号を出力し、
     前記第一のバッファから出力される信号が示す論理状態を監視する監視回路が、前記論理状態が第1の期間変化しない場合に、前記第二のバッファに、前記第三の論理状態を示す信号を出力させる、を通信方法。
  14.  前記監視回路が、
     前記第二のバッファから前記第三の論理状態を示す信号が出力されている場合に、前記第一のバッファから出力される信号が示す論理状態の変化を検出したとき、
     前記第二のバッファに、前記第一のバッファから出力される信号が示す論理状態の信号を出力させる、請求項13記載の通信方法。
  15.  前記第一のバッファと、前記第二のバッファとの間に設けられた遅延回路が、前記第一のバッファから出力された信号を、前記第1の期間遅延させる、請求項13又は14記載の通信方法。
  16.  前記監視回路が、
     前記第二のバッファから前記第三の論理状態を示す信号が出力されている場合に、前記第一のバッファから出力される信号が示す論理状態の変化を検出したとき、
     前記変化を検出してから前記第1の期間が経過した後に、前記第二のバッファに、前記第一のバッファから出力される信号が示す論理状態の信号を出力させる、請求項15記載の通信方法。
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