JP6133709B2 - 差動レシーバ、それを用いた電子機器、産業機器ならびに差動信号の受信方法 - Google Patents

差動レシーバ、それを用いた電子機器、産業機器ならびに差動信号の受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、差動レシーバに関する。
デジタル信号の高速シリアル伝送の規格として、RS485規格、RS422、あるいはLVDS(Low Voltage Differential Signaling)規格などの、差動信号を利用した通信方式が提案されている。
図1(a)は、本発明者が検討した差動レシーバの回路図、図1(b)、(c)はその入出力特性を示す図である。差動レシーバ2rは、入力端子INP、INNに入力される差動信号SIN+、SIN−を受け、差動振幅ΔV=SIN+−SIN−と所定のしきい値VTHの大小関係に応じた出力信号SOUTを生成する。より具体的には、差動レシーバ2rには、ΔV>Vのときハイレベル、ΔV<Vのときローレベルを出力することが要求される。Vは正電圧、Vは負電圧であり、たとえば200mV、−200mVである。
図1(a)の差動レシーバ2rの基本構成と動作を説明する。差動レシーバ2rはコンパレータ10rを含む。コンパレータ10rはSIN+>SIN−のときハイレベルを、SIN+<SIN−のときローレベルを出力する。つまり、コンパレータ10は、差動振幅ΔV=SIN+−SIN−をしきい値電圧VTHと比較する。ここで、しきい値VTHを0Vに固定すると、ノイズの影響によりチャタリングが発生するおそれがある。そこで図1(b)に示すように、コンパレータ10rにはヒステリシスが設定され、しきい値電圧VTHは、VTHLとVTHHの2値を遷移する。
ここで、差動レシーバ2rに接続される差動線路の配線間が短絡する故障(ショート故障という)が発生する場合があり、差動レシーバ2rにおいてこの故障を検出したい場合がある。
ショート故障を検出するために、図1(c)に示すようにしきい値電圧VTHL、VTHHのセンターを負側にオフセットさせる方法が考えられる。こうすると、差動配線間が短絡してSIN+=SIN−の状態が持続すると、コンパレータ10rの出力がハイレベルに固定され、ショート故障を検出できる。
また入力端子INP、INNの間には、終端抵抗(不図示)が挿入されるのが一般的である。したがって配線が断線する故障(オープン故障)が生じたり、送信側がオフ状態(ハイインピーダンス)となると、終端抵抗により、差動振幅ΔVがゼロとなる。つまり図1(a)の差動レシーバ2rでは、オープン故障や送信回路のオフも検出できる。
ところが、図1(c)のようにショート故障のためにオフセットを持たせると、図1(b)の場合にくらべてヒステリシス幅VHYSを小さくしなければならず、したがってノイズ耐性が低くなるという問題がある。
本発明は係る状況に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、ヒステリシス幅を広く維持しつつ、または受信マージンを広くとりつつ、故障検出が可能な差動レシーバの提供にある。
本発明のある態様は、正信号と負信号を含む差動信号を受け、出力信号を生成する差動レシーバに関する。差動レシーバは、正のオフセット電圧を有し、正信号と負信号を比較するよう構成され、正信号と負信号の差分が正のオフセット電圧より大きいときアサートされる第1信号を生成する第1コンパレータと、負のオフセット電圧を有し、正信号と負信号を比較するよう構成され、正信号と負信号の差分が負のオフセット電圧より低いときアサートされる第2信号を生成する第2コンパレータと、第1信号と第2信号が両方ネゲートされるとき、アサートされる第3信号を生成する論理ゲートと、第1信号から第3信号にもとづいて、出力信号を生成する出力回路と、を備える。
この態様によると、正負反対のオフセットを設定した第1コンパレータと第2コンパレータを設けることにより、ヒステリシス幅を広く維持しつつ、または受信マージンを広くとりつつ、故障を検出できる。
出力回路は、(i)第1信号がアサートされたとき、または、第3信号がアサートされたとき、出力信号を第1レベルとし、(ii)第2信号がアサートされたとき、出力信号を第2レベルとしてもよい。
出力回路は、(i)第1信号がアサートされたとき、または、第3信号がアサートされた状態が所定時間持続したとき、出力信号を第1レベルとしてもよい。
出力回路は、第3信号をフィルタリングし、第4信号を生成するフィルタと、第1信号、第2信号および第4信号にもとづいて出力信号を生成するロジック部と、を含んでもよい。
第1コンパレータの非反転入力端子には正信号が入力され、その反転入力端子には負信号が入力され、第2コンパレータの非反転入力端子には正信号が入力され、その反転入力端子には負信号が入力され、論理ゲートは、正論理の第1入力端子に第1信号を受け、負論理の第2入力端子に第2信号を受け、第3信号を出力する第1NORゲートを含んでもよい。
出力回路は、第3信号を受け、第3信号が一定時間ハイレベルを持続するとハイレベルとなる第4信号を生成する第1フィルタと、第1信号がハイレベルとなるか、または第4信号がハイレベルとなると、出力信号を第1レベルとし、第2信号がローレベルとなると出力信号を第2レベルとする第1ロジック部と、を含んでもよい。
第1ロジック部は、正論理の第1入力端子に第1信号を受け、正論理の第2入力端子に第4信号を受け、第5信号を生成する第2NORゲートと、負論理のセット端子に第5信号を受け、負論理のリセット端子に第2信号を受け、出力信号を出力する第1SRラッチと、を含んでもよい。
第1フィルタは、直列に接続された複数の遅延素子を含み、その初段に第3信号が入力された多段遅延回路と、第3信号および複数の遅延素子の出力の論理積を生成する第1ANDゲートと、を含んでもよい。
第1コンパレータの反転入力端子には正信号が入力され、その非反転入力端子には負信号が入力され、第2コンパレータの非反転入力端子には正信号が入力され、その反転入力端子には負信号が入力され、論理ゲートは、正論理の第1入力端子に第1信号を受け、正論理の第2入力端子に第2信号を受け、第3信号を出力する第2ANDゲートを含んでもよい。
出力回路は、第3信号を受け、第3信号が一定時間ハイレベルを持続するとローレベルとなる第4信号を生成する第2フィルタと、第1信号がローレベルとなるか、または第4信号がローレベルとなると、出力信号を第1レベルとし、第2信号がローレベルとなると、出力信号を第2レベルとする第2ロジック部と、を含んでもよい。
第2ロジック部は、負論理の第1セット端子に第1信号を受け、負論理の第2セット端子に第4信号を受け、負論理のリセット端子に第2信号を受け、出力信号を出力する第2SRラッチを含んでもよい。
第2フィルタは、直列に接続された複数の遅延素子を含み、その初段に第3信号が入力された多段遅延回路と、第3信号および複数の遅延素子の出力の論理積を生成するNANDゲートと、を含んでもよい。
第1コンパレータ、第2コンパレータはそれぞれ、その入力段に設けられた差動増幅器を含み、差動増幅器は、その入力差動対の片側のみに挿入されたオフセット用抵抗を含んでもよい。
遅延素子は、電源ラインと接地ラインの間に直列に設けられた第1PMOSトランジスタ、第1抵抗、第1NMOSトランジスタと、電源ラインと接地ラインの間に直列に設けられた第2PMOSトランジスタ、第2抵抗、第2NMOSトランジスタと、第1PMOSトランジスタと第1抵抗の接続点と、接地ラインの間に設けられた第1キャパシタと、第2抵抗と第2NMOSトランジスタの接続点と、接地ラインの間に設けられた第2キャパシタと、を含んでもよい。第1PMOSトランジスタと第1NMOSトランジスタのゲートに、入力信号を受け、第2PMOSトランジスタと第2NMOSトランジスタのゲートが、第1PMOSトランジスタと第1抵抗の接続点と接続されてもよい。
本発明の別の態様は、電子機器に関する。電子機器は、上述のいずれかの差動レシーバを備えてもよい。
本発明の別の態様は、産業機器に関する。産業機器は、上述のいずれかの差動レシーバを備えてもよい。
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、あるいは本発明の表現を、方法、装置などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、ヒステリシス幅を広く維持しつつ、または受信マージンを広くとりつつ、ショート故障の検出が可能となる。
図1(a)は、本発明者が検討した差動レシーバの回路図、図1(b)、(c)はその入出力特性を示す図である。 実施の形態に係る差動レシーバの基本構成を示す回路図である。 図3(a)〜(c)は、第1の実施例に係る差動レシーバを示す回路図である。 図4(a)、(b)は、第1の実施例に係る差動レシーバの動作を示す図である。 図5(a)〜(c)は、第2の実施例に係る差動レシーバを示す回路図である。 図6(a)、(b)は、第2の実施例に係る差動レシーバの動作を示す図である。 図7(a)は、第1コンパレータ、第2コンパレータの構成例を示す回路図であり、図7(b)は、遅延素子の構成例を示す回路図である。 図8(a)、(b)は、実施の形態に係る差動レシーバを備える電子機器、産業機器のブロック図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図2は、実施の形態に係る差動レシーバ2の基本構成を示す回路図である。差動レシーバ2は、第1入力端子INP、第2入力端子INN、出力端子OUTを有する。第1入力端子INP、第2入力端子INNには、正信号SIN+と負信号SIN−を含む差動信号が入力される。差動レシーバ2は、第1コンパレータ10、第2コンパレータ12、論理ゲート20、出力回路40を備える。
第1コンパレータ10は、正のオフセット電圧VOFS1を有し、正信号SIN+と負信号SIN−を比較し、比較結果を示す第1信号S1を生成するよう構成される。第1コンパレータ10は、正信号SIN+と負信号SIN−の差分ΔV=SIN+−SIN−が正のオフセット電圧VOFS1より大きいとき、第1信号S1をアサートする。
図2の差動レシーバ2において、第1コンパレータ10の非反転入力端子(+)には正信号SIN+が入力され、その反転入力端子(−)には負信号SIN−が入力される。したがって第1信号S1のアサートは、ハイレベルに割り当てられる。
第2コンパレータ12は、負のオフセット電圧VOFS2を有し、正信号SIN+と負信号SIN−を比較し、比較結果を示す第2信号S2を生成するよう構成される。第2コンパレータ12は、正信号SIN+と負信号SIN−の差分ΔV=SIN+−SIN−が負のオフセット電圧VOFS2より低いとき、第2信号S2をアサートする。
第2コンパレータ12の非反転入力端子(+)には負信号SIN−が入力され、その反転入力端子(−)には正信号SIN+が入力される。したがって第2信号S2のアサートは、ハイレベルに割り当てられる。
論理ゲート20は、第1信号S1と第2信号S2が両方ネゲートされるとき、言い換えれば、VOFS2<ΔV<VOFS1のときにアサートされる第3信号S3を生成する。たとえば論理ゲート20は、NORゲートを含む。
出力回路40は、第1信号S1から第3信号S3にもとづいて、出力信号SOUTを生成する。
具体的には、出力回路40は、(i)第1信号S1がアサートされたとき、または、第3信号S3がアサートされたとき、出力信号SOUTを第1レベル(以下、ハイレベルとする)とする。言い換えれば、VOFS2<ΔVのときに、出力信号SOUTをハイレベルとする。
また出力回路40は、(ii)第2信号S2がアサートされたとき、出力信号SOUTを第2レベル(以下、ローレベルとする)とする。言い換えれば、ΔV<VOFS2のときに出力信号SOUTをローレベルとする。
好ましくは出力回路40は、(i)第1信号S1がアサートされたとき、または、第3信号S3がアサートされた状態が所定時間持続したとき、出力信号SOUTを第1レベル(ハイレベル)とする。
たとえば出力回路40は、フィルタ42およびロジック部44を含む。
フィルタ42は、第3信号S3をフィルタリングし、第4信号S4を生成する。フィルタ42は、第3信号S3がアサートされた状態が所定時間τ持続すると、第4信号S4をアサートする。
ロジック部44は、第1信号S1がアサートされるか、または第4信号S4がアサートされると、出力信号SOUTを第1レベルとし、第2信号S2がアサートされると出力信号SOUTを第2レベルとする。
たとえばロジック部44は、ORゲート46、SRラッチ48を含む。ORゲート46は、第1信号S1と第4信号S4の論理和である第5信号S5を生成する。SRラッチ48は、正論理のセット端子と正論理のリセット端子を有し、そのセット端子に第5信号S5を、そのリセット端子に第2信号S2を受け、出力信号SOUTを出力する。
以上が差動レシーバ2の基本構成である。図2の差動レシーバ2は、必ずしも、各論理ゲートの論理レベルが、実装に適したものとなっていない。以下、より実装に適した差動レシーバ2の好ましい構成例を説明する。
(第1の実施例)
図3(a)〜(c)は、第1の実施例に係る差動レシーバ2aを示す回路図である。この差動レシーバ2aにおいて第1コンパレータ10の非反転入力端子(+)には正信号SIN+が入力され、その反転入力端子(−)には負信号SIN−が入力される。第2コンパレータ12の非反転入力端子(+)には正信号SIN+が入力され、その反転入力端子(−)には負信号SIN−が入力される。この実施例において、第1信号S1のアサートはハイレベルに、第2信号S2のアサートはローレベルに割り当てられる。
論理ゲート20aは、正論理の第1入力端子に第1信号S1を受け、負論理の第2入力端子に第2信号S2を受け、第3信号S3を出力する第1NORゲートを含む。
第1フィルタ42aは、第3信号S3を受け、第3信号S3が一定時間ハイレベルを持続するとハイレベルとなる第4信号S4を生成する。第1ロジック部44aは、第1信号S1がハイレベルとなるか、または第4信号S4がハイレベルとなると、出力信号SOUTを第1レベルとし、第2信号S2がハイレベルとなると出力信号SOUTを第2レベルとする。
第1ロジック部44aは、第2NORゲート46a、第1SRラッチ48aを含む。第2NORゲート46aは、正論理の第1入力端子に第1信号S1を受け、正論理の第2入力端子に第4信号S4を受け、第5信号S5を生成する。第1SRラッチ48aは、負論理のセット端子に第5信号S5を受け、負論理のリセット端子に第2信号S2を受け、出力信号SOUTを出力する。この第1SRラッチ48aは、セット優先論理を有する。
図3(b)、(c)には、第1フィルタ42a、第1SRラッチ48aの具体的な構成例が示される。図3(b)に示すように、第1フィルタ42aは、多段遅延回路50と、第1ANDゲート52を含む。多段遅延回路50は、直列に接続された複数の遅延素子D1〜D3を含み、その初段には第3信号S3が入力される。第1ANDゲート52は、第3信号S3および複数の遅延素子D1〜D3の出力の論理積である第4信号S4を生成する。図3(c)に示すように、第1SRラッチ48aは、たすき掛け接続された2個のNANDゲートGATE4、GATE5を含む。
以上が差動レシーバ2aの構成である。続いてその動作を説明する。
図4(a)、(b)は、第1の実施例に係る差動レシーバ2aの動作を示す図である。図4(a)は、ショート故障が発生せず、差動レシーバ2aが差動信号SIN+、SIN−を正常に受信するときの、図4(b)はショート故障が発生したときの動作を示す。
図4(a)を参照する。ショート故障が発生していない場合に、差動信号が伝送するデータが1のときΔV>Vとなり、データが0のときΔV<Vとなる。ΔV>Vのとき、第1信号S1がアサート(ハイレベル)され、ΔV<Vのとき、第2信号S2がアサート(ローレベル)される。差動信号がスイングする仮定で、差動振幅ΔVは、一時的にVOFS2<ΔV<VOFS1となるが、その期間はフィルタ42に設定された時間τより短いため、第4信号S4はアサートされない。
その結果、ΔV>VOFS1となると、SRラッチ48がセットされて、出力信号SOUTがハイレベルとなり、ΔV<VOFS2となるとSRラッチ48がリセットされ、出力信号SOUTがローレベルとなる。つまりこの差動レシーバ2aによれば、VOFS1−VOFS2をヒステリシス幅として、0Vを中心として、差動信号を受信することができる。
図4(b)を参照する。ショート故障が発生すると、ΔVが実質的にゼロとなり、VOFS2<ΔV<VOFS1となる。これにより第3信号S3がアサートされ、その状態が持続して第4信号S4がアサートされる。これにより、VOFS2<ΔVの範囲で、出力信号SOUTは第1レベル(ハイレベル)をとり続け、ショート故障を検出できる。
また差動レシーバ2aにおいて、入力端子INP、INNの間に、終端抵抗(不図示)が挿入されるの場合には、オープン故障や送信回路のオフ状態において、終端抵抗により、差動振幅ΔVがゼロとなる。したがって差動レシーバ2aによれば、オープン故障や送信回路のオフ状態を検出することもできる。
以上が差動レシーバ2aの動作である。
この差動レシーバ2aによれば、図1(c)に示す比較技術と比べて、ヒステリシス幅を広く維持しつつ、ショート故障を検出できる。そして、ヒステリシス幅を大きくすることにより、ノイズ耐性を高めることができる。
あるいは、オフセット電圧VOFS1、VOFS2の絶対値を小さく設定することも可能であり、この場合、ヒステリシス幅は小さくなるが、受信マージンを広くとることができる。
また、図1(c)の場合、しきい値のレベルが負電圧側に偏っているため、差動レシーバの出力信号のデューティ比が50%より大きく(あるいは小さく)なってしまう。これに対して差動レシーバ2aによれば、図4(a)、(b)に示すように、しきい値電圧VOFS1、VOFS2のセンターレベルを0V付近にセットできるため、出力信号SOUTのデューティ比を50%に近づけることができる。
(第2の実施例)
図5(a)〜(c)は、第2の実施例に係る差動レシーバ2bを示す回路図である。この差動レシーバ2bは、各信号の論理レベルが図3の差動レシーバ2aと異なっている。
差動レシーバ2bにおいて第1コンパレータ10の反転入力端子(−)には正信号SIN+が入力され、その非反転入力端子(+)には負信号SIN−が入力される。第2コンパレータ12の非反転入力端子(+)には正信号SIN+が入力され、その反転入力端子(−)には負信号SIN−が入力される。この実施例において、第1信号S1のアサートはローレベルに、第2信号S2のアサートはローレベルに割り当てられる。
論理ゲート20bは、正論理の第1入力端子に第1信号S1を受け、正論理の第2入力端子に第2信号S2を受け、第3信号S3を出力する第2ANDゲートを含む。
出力回路40bは、第2フィルタ42bと第2ロジック部44bを含む。第2フィルタ42bは、第3信号S3を受け、第3信号S3が一定時間ハイレベルを持続するとローレベルとなる第4信号S4を生成する。
第2ロジック部44bは、第1信号S1がローレベルとなるか、または第4信号S4がローレベルとなると、出力信号SOUTを第1レベル(ハイレベル)とし、第2信号S2がローレベルとなると、出力信号SOUTを第2レベル(ローレベル)とする。第2ロジック部44bは、負論理の第1セット端子に第1信号S1を受け、負論理の第2セット端子に第4信号S4を受け、負論理のリセット端子に第2信号S2を受け、出力信号SOUTを出力する第2SRラッチ48bを含む。
図5(b)、(c)には、第2フィルタ42b、第2SRラッチ48bの具体的な構成例が示される。図5(b)に示すように、第2フィルタ42bは、多段遅延回路50と、第1NANDゲート54を含む。多段遅延回路50は、直列に接続された複数の遅延素子D1〜D3を含み、その初段には第3信号S3が入力される。第1NANDゲート54は、第3信号S3および複数の遅延素子D1〜D3の出力の否定論理積である第4信号S4を生成する。
図5(c)に示すように、第2SRラッチ48bは、たすき掛け接続された2個のNANDゲートGATE4、GATE5を含む。一方のNANDゲートGATE4には、第1信号S1および第4信号S4が入力されている。
以上が差動レシーバ2bの構成である。続いてその動作を説明する。
図6(a)、(b)は、第2の実施例に係る差動レシーバ2bの動作を示す図である。図6(a)は、ショート故障が発生せず、差動レシーバ2bが差動信号SIN+、SIN−を正常に受信するときの、図6(b)はショート故障が発生したときの動作を示す。
差動レシーバ2bの動作は、差動レシーバ2aと比べて各信号の論理レベルが異なるのみで、その本質的な動作は同じである。
以上が差動レシーバ2bの動作である。この差動レシーバ2bによれば、第1の実施例と同じ効果を得ることができる。
図7(a)は、第1コンパレータ10、第2コンパレータ12の構成例を示す回路図であり、図7(b)は、遅延素子の構成例を示す回路図である。
図7(a)に示すように、第1コンパレータ10および第2コンパレータ12はそれぞれ、その入力段に設けられた差動増幅器14を含む。差動増幅器14は、その入力差動対NPN11、NPN12の片側のみに挿入されたオフセット用抵抗R11を含む。この構成によれば、オフセット用抵抗R11を挿入する片側に応じてオフセット電圧の極性を設定でき、またその抵抗値に応じてオフセット電圧の大きさを設定できる。
あるいは、入力差動対NPN11、NPN12に接続された負荷抵抗R13、R14を不平衡とすることで、オフセット電圧VOFS1、VOFS2を設定してもよい。あるいは負荷抵抗R13、R14に代えて電流源負荷を接続し、電流を不平衡とすることで、オフセット電圧VOFS1、VOFS2を設定してもよい。オフセットを設定する方法は特に限定されず、公知の技術を用いてもよい。
図7(b)に示すように、遅延素子D1〜D3はそれぞれ、電源ラインVCCと接地ラインGNDの間に直列に設けられた第1PMOSトランジスタMP1、第1抵抗R1、第1NMOSトランジスタMN1と、電源ラインVCCと接地ラインGNDの間に直列に設けられた第2PMOSトランジスタMP2、第2抵抗R2、第2NMOSトランジスタMN2と、を備える。また第1キャパシタC1は、第1PMOSトランジスタMP1と第1抵抗R1の接続点と、接地ラインGNDの間に設けられる。第2キャパシタC2は、第2抵抗R2と第2NMOSトランジスタMN2の接続点と、接地ラインGNDの間に設けられる。第1PMOSトランジスタMP1と第1NMOSトランジスタMN1のゲートには、入力信号が入力される。また第2PMOSトランジスタMP2と第2NMOSトランジスタMN2のゲートは、第1PMOSトランジスタMP1と第1抵抗R1の接続点と接続される。
この遅延素子D1によれば、抵抗R1と容量C1のペア、R2とC2のペアが形成するRCフィルタの時定数に応じた遅延を与えることができる。なお遅延素子D1〜D3の構成も、特に限定されるものではなく、公知の回路を用いてもよい。
最後に差動レシーバ2の用途を説明する。図8(a)、(b)は、実施の形態に係る差動レシーバを備える電子機器、産業機器のブロック図である。
図8(a)の電子機器500は、LVDS規格あるいはDisplayPort規格に準拠したインタフェースを備える。たとえば電子機器500は、液晶ディスプレイを備えるノート型PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット端末である。
電子機器500は、液晶パネル502、ドライバIC504、タイミングコントローラIC506、画像処理IC508を備える。画像処理IC508は、液晶パネル502に表示すべき画像データを生成し、タイミングコントローラIC506に送信する。タイミングコントローラIC506は、画像処理IC508からの画像データを受け、ライン毎、画素毎のタイミングを液晶パネル502に対して最適化し、ドライバIC504に送信する。ドライバIC504は、タイミングコントローラIC506からの画像データにもとづいて液晶パネル502を駆動する。
こうした電子機器500において、画像処理IC508とタイミングコントローラIC506の間、タイミングコントローラIC506とドライバIC504の間のデータ送信には、差動信号が利用される。したがって、実施の形態に係る差動レシーバ2は、ドライバIC504の受信インタフェース、タイミングコントローラIC506の受信インタフェースに搭載することができる。
図8(b)の産業機器602は、工場などの比較的に広い範囲において形成されるネットワークシステム600を構成する。ネットワークシステム600は、複数の産業機器602と、ホスト機器604と、を備える。産業機器602およびホスト機器604は、RS−422、RS−485規格に準拠しており、それらは相互にデータを送受信する。産業機器602の種類は特に限定されない。
実施の形態に係る差動レシーバ2は、かかるネットワークシステム600に好適に利用できる。ホスト機器604は差動トランスミッタ606を備える。産業機器602は実施の形態に係る差動レシーバ2を備える。複数の差動レシーバ2と、差動トランスミッタ606は、共通のバス608を介して接続される。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
いくつかの実施例にもとづいて本発明に係る差動レシーバ2について説明したが、差動レシーバ2は以下のように把握することも可能である。
第1コンパレータ10、第2コンパレータ12および論理ゲート20は、正信号SIN+と負信号SIN−の差分ΔVを、正の上側しきい値電圧VOFS1、負の下側しきい値電圧VOFS2と比較するウィンドウコンパレータと把握される。
そして、出力回路40は、(i)ウィンドウコンパレータの出力S1〜S3が、差分ΔVが上側しきい値電圧VOFS1より高いことを示すとき、出力信号SOUTを第1レベル(ハイレベル)とし、(ii)ウィンドウコンパレータの出力S1〜S3が、差分ΔVが下側しきい値電圧VOFS2より低いことを示すとき、出力信号SOUTを第2レベル(ローレベル)とし、(iii)ウィンドウコンパレータの出力が、差分ΔVが下側しきい値電圧VOFS2より高く、上側しきい値電圧VOFS1より低いことを示す状態が、所定時間τ持続すると、出力信号SOUTを第1レベル(ハイレベル)とする。
したがって本発明は、この技術思想に含まれるさまざまな変形例にも及びうる。
実施の形態で説明したハイレベル、ローレベルの論理値の設定は一例であって、インバータなどによって適宜反転させることにより自由に変更することが可能である。
たとえば、差動レシーバ2は、ショート故障が発生したとき、出力信号SOUTを第2レベル(ローレベル)としてもよい。より具体的には、出力回路40は、(i)第1信号S1がアサートされたとき、出力信号SOUTを第1レベル(以下、ハイレベルとする)とし、(ii)第2信号S2がアサートされたとき、または、第3信号S3がアサートされたとき、に出力信号SOUTを第2レベル(以下、ローレベルとする)としてもよい。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
2…差動レシーバ、INP…第1入力端子、INN…第2入力端子、S1…第1信号、S2…第2信号、S3…第3信号、S4…第4信号、S5…第5信号、10…第1コンパレータ、12…第2コンパレータ、20…論理ゲート、40…出力回路、42…フィルタ、44…ロジック部、46…ORゲート、48…SRラッチ、48a…第1SRラッチ、48b…第2SRラッチ、500…電子機器、502…液晶パネル、504…ドライバIC、506…タイミングコントローラIC、508…画像処理IC、600…ネットワークシステム、602…産業機器、604…ホスト機器、606…差動トランスミッタ、608…バス。

Claims (20)

  1. 正信号と負信号を含む差動信号を受け、出力信号を生成する差動レシーバであって、
    正のオフセット電圧を有し、前記正信号と前記負信号を比較するよう構成され、前記正信号と前記負信号の差分が前記正のオフセット電圧より大きいときアサートされる第1信号を生成する第1コンパレータと、
    負のオフセット電圧を有し、前記正信号と前記負信号を比較するよう構成され、前記正信号と前記負信号の差分が前記負のオフセット電圧より低いときアサートされる第2信号を生成する第2コンパレータと、
    前記第1信号と前記第2信号が両方ネゲートされるとき、アサートされる第3信号を生成する論理ゲートと、
    前記第1信号から前記第3信号にもとづいて、前記出力信号を生成する出力回路と、
    を備えることを特徴とする差動レシーバ。
  2. 前記出力回路は、(i)前記第1信号がアサートされたとき、または、前記第3信号がアサートされたとき、前記出力信号を第1レベルとし、(ii)前記第2信号がアサートされたとき、前記出力信号を第2レベルとすることを特徴とする請求項1に記載の差動レシーバ。
  3. 前記出力回路は、(i)前記第1信号がアサートされたとき、または、前記第3信号がアサートされた状態が所定時間持続したとき、前記出力信号を第1レベルとすることを特徴とする請求項2に記載の差動レシーバ。
  4. 前記出力回路は、
    前記第3信号をフィルタリングし、第4信号を生成するフィルタと、
    前記第1信号、前記第2信号および前記第4信号にもとづいて前記出力信号を生成するロジック部と、
    を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の差動レシーバ。
  5. 前記第1コンパレータの非反転入力端子には前記正信号が入力され、その反転入力端子には前記負信号が入力され、
    前記第2コンパレータの非反転入力端子には前記正信号が入力され、その反転入力端子には前記負信号が入力され、
    前記論理ゲートは、正論理の第1入力端子に前記第1信号を受け、負論理の第2入力端子に前記第2信号を受け、前記第3信号を出力する第1NORゲートを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の差動レシーバ。
  6. 前記出力回路は、
    前記第3信号を受け、前記第3信号が一定時間ハイレベルを持続するとハイレベルとなる第4信号を生成する第1フィルタと、
    前記第1信号がハイレベルとなるか、または前記第4信号がハイレベルとなると、前記出力信号を第1レベルとし、前記第2信号がローレベルとなると前記出力信号を第2レベルとする第1ロジック部と、
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の差動レシーバ。
  7. 前記第1ロジック部は、
    正論理の第1入力端子に前記第1信号を受け、正論理の第2入力端子に前記第4信号を受け、第5信号を生成する第2NORゲートと、
    負論理のセット端子に前記第5信号を受け、負論理のリセット端子に前記第2信号を受け、前記出力信号を出力する第1SRラッチと、
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の差動レシーバ。
  8. 前記第1フィルタは、
    直列に接続された複数の遅延素子を含み、その初段に前記第3信号が入力された多段遅延回路と、
    前記第3信号および前記複数の遅延素子の出力の論理積を生成する第1ANDゲートと、
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の差動レシーバ。
  9. 前記第1コンパレータの反転入力端子には前記正信号が入力され、その非反転入力端子には前記負信号が入力され、
    前記第2コンパレータの非反転入力端子には前記正信号が入力され、その反転入力端子には前記負信号が入力され、
    前記論理ゲートは、正論理の第1入力端子に前記第1信号を受け、正論理の第2入力端子に前記第2信号を受け、前記第3信号を出力する第2ANDゲートを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の差動レシーバ。
  10. 前記出力回路は、
    前記第3信号を受け、前記第3信号が一定時間ハイレベルを持続するとハイレベルとなる第4信号を生成する第2フィルタと、
    前記第1信号がローレベルとなるか、または前記第4信号がローレベルとなると、前記出力信号を第1レベルとし、前記第2信号がローレベルとなると、前記出力信号を第2レベルとする第2ロジック部と、
    を含むことを特徴とする請求項9に記載の差動レシーバ。
  11. 前記第2ロジック部は、
    負論理の第1セット端子に前記第1信号を受け、負論理の第2セット端子に前記第4信号を受け、負論理のリセット端子に前記第2信号を受け、前記出力信号を出力する第2SRラッチを含むことを特徴とする請求項10に記載の差動レシーバ。
  12. 前記第2フィルタは、
    直列に接続された複数の遅延素子を含み、その初段に前記第3信号が入力された多段遅延回路と、
    前記第3信号および前記複数の遅延素子の出力の論理積を生成するNANDゲートと、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載の差動レシーバ。
  13. 前記第1コンパレータ、前記第2コンパレータはそれぞれ、
    その入力段に設けられた差動増幅器を含み、前記差動増幅器は、その入力差動対の片側のみに挿入されたオフセット用抵抗を含むことを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の差動レシーバ。
  14. 前記遅延素子は、
    電源ラインと接地ラインの間に直列に設けられた第1PMOSトランジスタ、第1抵抗、第1NMOSトランジスタと、
    前記電源ラインと前記接地ラインの間に直列に設けられた第2PMOSトランジスタ、第2抵抗、第2NMOSトランジスタと、
    前記第1PMOSトランジスタと前記第1抵抗の接続点と、前記接地ラインの間に設けられた第1キャパシタと、
    前記第2抵抗と前記第2NMOSトランジスタの接続点と、前記接地ラインの間に設けられた第2キャパシタと、
    を含み、
    前記第1PMOSトランジスタと前記第1NMOSトランジスタのゲートに、入力信号を受け、
    前記第2PMOSトランジスタと前記第2NMOSトランジスタのゲートが、前記第1PMOSトランジスタと前記第1抵抗の接続点と接続されることを特徴とする請求項8または12に記載の差動レシーバ。
  15. 前記出力回路は、(i)前記第1信号がアサートされたとき、前記出力信号を第1レベルとし、(ii)前記第2信号がアサートされたとき、または、前記第3信号がアサートされたとき、前記出力信号を第2レベルとすることを特徴とする請求項1に記載の差動レシーバ。
  16. 前記出力回路は、(ii)前記第2信号がアサートされたとき、または、前記第3信号がアサートされた状態が所定時間持続したとき、前記出力信号を第2レベルとすることを特徴とする請求項15に記載の差動レシーバ。
  17. 正信号と負信号を含む差動信号を受け、出力信号を生成する差動レシーバであって、
    前記正信号と前記負信号の差分を、正の上側しきい値電圧、負の下側しきい値電圧と比較するウィンドウコンパレータと、
    (i)前記ウィンドウコンパレータの出力が、前記差分が前記上側しきい値電圧より高いことを示すとき、前記出力信号を第1レベルとし、(ii)前記ウィンドウコンパレータの出力が、前記差分が前記下側しきい値電圧より低いことを示すとき、前記出力信号を第2レベルとし、(iii)前記ウィンドウコンパレータの出力が、前記差分が前記下側しきい値電圧より高く、前記上側しきい値電圧より低いことを示す状態が、所定時間持続すると、前記出力信号を前記第1レベルとする出力回路と、
    を備えることを特徴とする差動レシーバ。
  18. 請求項1から17のいずれかに記載の差動レシーバを備えることを特徴とする産業機器。
  19. 請求項1から17のいずれかに記載の差動レシーバを備えることを特徴とする電子機器。
  20. 正信号と負信号を含む差動信号の受信方法であって、
    正のオフセット電圧を有し、前記正信号と前記負信号を比較するよう構成された第1コンパレータにより、前記正信号と前記負信号の差分が前記正のオフセット電圧より大きいときアサートされる第1信号を生成するステップと、
    負のオフセット電圧を有し、前記正信号と前記負信号を比較するよう構成された第2コンパレータにより、前記正信号と前記負信号の差分が前記負のオフセット電圧より低いときアサートされる第2信号を生成するステップと、
    前記第1信号と前記第2信号が両方ネゲートされるとき、アサートされる第3信号を生成するステップと、
    前記第1信号から前記第3信号にもとづいて、出力信号を生成するステップと、
    を備えることを特徴とする受信方法。
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