WO2018143376A1 - アルミニウム合金板及びその製造方法 - Google Patents

アルミニウム合金板及びその製造方法 Download PDF

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Definitions

  • Fe promotes ironing workability by promoting Mn crystallization and making the distribution uniform.
  • the reason why Fe improves ironing workability is that Fe forms a compound such as an Al—Mn—Fe type or Al—Mn—Fe—Si type having a solid lubricating action.
  • the Mn content is 1.40% by mass or less, it is possible to suppress the formation of a huge Al—Mn—Fe primary crystal compound by combining Fe and Mn during melt casting. As a result, it is possible to suppress the enormous Al—Mn—Fe-based primary crystal compound remaining after rolling and causing cracks and pinholes during DI molding.
  • the 45 ° ear ratio of the primary drawn cup in the aluminum alloy plate is 2.0% or less.
  • the value obtained by subtracting the 45 ° ear rate from the 0-180 ° ear rate of the primary drawn cup in the aluminum alloy plate is ⁇ 1.0% or more and 2.0% or less.

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Abstract

本開示のアルミニウム合金板は、0.05~0.60質量%のSiと、0.05~0.80質量%のFeと、0.05~0.25質量%のCuと、0.80~1.50質量%のMnと、0.80~1.50質量%のMgと、Alと、不可避的不純物と、を含有する。このアルミニウム合金板は、前記アルミニウム合金板における一次絞りカップの45°耳率が2.0%以下であり、前記アルミニウム合金板における一次絞りカップの0-180°耳率から前記45°耳率を差し引いた値が、-1.0%以上、2.0%以下である。

Description

アルミニウム合金板及びその製造方法 関連出願の相互参照
 本国際出願は、日本国特許庁に出願された日本国特許出願第2017-16759号に基づく優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2017-16759号の全内容を本国際出願に参照により援用する。
 本開示はアルミニウム合金板及びその製造方法に関する。
 DI成形缶胴体用アルミニウム合金板は、飲料缶等に用いられる。DI成形缶胴体用アルミニウム合金板は、通常、JIS3004又はJIS3104に規定されるアルミニウム合金鋳塊に、均質化処理、熱間圧延、冷間圧延を順に施して製造される。アルミニウム合金板は、冷間圧延後、必要に応じて、さらに脱脂洗浄、カッピング用潤滑油塗布等が施される。
 耳率とは、圧延円板をカップ状に絞ったときに周縁部に生じる凸部と凹部との高さの差(耳)の、カップ高さに対する比率である。耳率が大きいと、様々な問題が生じる。それらの問題とは、(1)カップ成形時に耳先端から剥離するチップにより、ピンホールや、しごき加工時のティアオフ(胴体割れ)が発生するという問題、(2)フランジ成形後の缶の寸法精度が低下するという問題、(3)缶胴体成形後のトリミング量を増やす必要があるという問題、(4)トリミングしても缶周縁部の凹部を完全に除去できない問題等を含む。
 さらに、最近の缶の縮径化に伴い、ネッキング後にも耳が生じる場合がある。この耳によりその後のフランジ加工でフランジ長さがばらついて缶蓋の巻き締めが良好に行えないという新たな問題も生じている。
 アルミニウム合金板における耳率の大きさは、アルミニウム合金板の結晶学的異方性に影響される。より具体的には、熱間圧延終了後に形成される立方体方位の再結晶集合組織成分(0-90°耳)と、冷間圧延により形成される圧延集合組織成分(45°耳)とがバランスがよく存在する場合に耳率は小さくなる。近年は、缶胴体の薄肉化に対応して冷間加工度を大きくして缶強度を高めるようにしているため、圧延集合組織成分が増加する傾向にある。
 下記の特許文献1では、均質化、熱間圧延の温度条件等を規定して、析出物の分散状態を制御し、立方体方位再結晶粒を優先的に成長させる方法を提案している。
特開平11-140576号公報
 最近の缶の縮径化に伴い、フランジ長さのバラツキ低減が厳しく要求されている。従来の技術では、フランジ長さのバラツキを十分に低減することは困難であった。
 本開示の一局面では、フランジ長さのバラツキを低減できるアルミニウム合金板及びその製造方法を提供することが望ましい。
 本開示の一態様は、0.05~0.60質量%のSiと、0.05~0.80質量%のFeと、0.05~0.25質量%のCuと、0.80~1.50質量%のMnと、0.80~1.50質量%のMgと、Alと、不可避的不純物と、を含有するアルミニウム合金板である。このアルミニウム合金板は、前記アルミニウム合金板における一次絞りカップの45°耳率が2.0%以下であり、前記アルミニウム合金板における一次絞りカップの0-180°耳率から前記45°耳率を差し引いた値が、-1.0%以上、2.0%以下である。
 本開示の一態様であるアルミニウム合金板は、フランジ長さのバラツキを低減できる。
 本開示の別の態様は、アルミニウム合金板の製造方法である。アルミニウム合金の鋳塊は、0.05~0.60質量%のSiと、0.05~0.80質量%のFeと、0.05~0.25質量%のCuと、0.80~1.50質量%のMnと、0.80~1.50質量%のMgと、Alと、不可避的不純物と、を含有する。前記製造方法は、前記アルミニウム合金の鋳塊の均質化処理と、リバーシングミルを用いた熱間粗圧延と、タンデム式熱間圧延機を用いた熱間仕上げ圧延と、冷間圧延と、を含む。リバーシングミルを用いた前記熱間粗圧延は、終了温度が400~500℃であり、ラストパス圧下率が5~40%であり、ラストパスのひずみ速度が5~30s-1である条件で行う。前記冷間圧延は、圧下率が80~90%の条件で行う。
 本開示の別の態様であるアルミニウム合金板の製造方法によれば、製造したアルミニウム合金板におけるフランジ長さのバラツキを低減できる。
 本開示の実施形態を説明する。
 1.アルミニウム合金板
 (1)アルミニウム合金板の成分
 アルミニウム合金板は、0.05~0.60質量%のSiと、0.05~0.80質量%のFeと、0.05~0.25質量%のCuと、0.80~1.50質量%のMnと、0.80~1.50質量%のMgと、Alと、不可避的不純物と、を含有する。
 Siは、Al-Mn-Fe系晶出物に相変態を起こさせ、より硬度の高いAl-Mn-Fe-Si系化合物を形成する。Al-Mn-Fe-Si系化合物は固体潤滑作用を有する。Al-Mn-Fe-Si系化合物が形成されることにより、しごき加工性が向上する。
 Siを適量含有することにより、DI成形を行う場合、合金型と金型との凝着によるビルドアップを抑制することができる。
 Siの含有量が0.05質量%以上である場合、上記のビルドアップを抑制する効果が一層高い。また、Siの含有量が0.05質量%以上であることにより、アルミニウム地金の純度を過度に高める必要がない。そのため、高純度なアルミニウム地金を準備するために必要なコストが削減され、コストダウンを実現できる。
 Siの含有量が0.60質量%以下である場合、耳率を一層低減することができる。その理由は以下のとおりである。Siの含有量が0.60質量%以下である場合、熱間圧延中における微細なα-AlMnFeSi相の析出を抑制することができる。α-AlMnFeSi相は、熱間圧延終了後の再結晶を阻害する作用を有する。α-AlMnFeSi相の析出を抑制することにより、熱間圧延終了後の再結晶を促進し、耳率を一層低減できる。
 FeはMnの晶出を促進するとともに、その分布を均一化することによりしごき加工性を向上させる。Feがしごき加工性を向上させる理由は、Feが、固体潤滑作用を有するAl-Mn-Fe系、Al-Mn―Fe―Si系等の化合物を形成するためである。
 Feの含有量が0.05質量%以上である場合、しごき加工性が一層向上する。また、Feの含有量が0.05質量%以上である場合、アルミニウム地金の純度を過度に高める必要がない。そのため、高純度なアルミニウム地金を準備するために必要なコストが削減され、コストダウンを実現できる。
 Feの含有量が0.80質量%以下である場合、溶解鋳造時にFeとMnとが結合して巨大なAl-Mn-Fe系初晶化合物が発生してしまうこと、を抑制できる。その結果、巨大なAl-Mn-Fe系初晶化合物が圧延後も残存してDI成形時に割れやピンホールを発生させてしまうこと、を抑制できる。
 Cuはアルミニウム合金板の強度向上に寄与する。Cuの含有量が0.05質量%以上である場合、アルミニウム合金板の強度が一層向上する。アルミニウム合金板の強度が一層向上すれば、DI成形において十分な耐圧強度を得ることができる。
 Cuの含有量が0.25質量%以下である場合、アルミニウム合金板の強度が過度に高くなることを抑制できる。その結果、アルミニウム合金板のしごき加工性を一層向上させることができる。
 Mnは、アルミニウム合金板の強度向上と、前述の晶出物形成に寄与する元素である。そのため、Mnはアルミニウム合金板のしごき加工性の向上に寄与する。Mnの含有量が0.80質量%以上である場合、アルミニウム合金板のしごき加工性が一層向上する。また、Mnの含有量が0.80質量%以上である場合、アルミニウム合金板の強度が一層向上する。アルミニウム合金板の強度が一層向上すれば、DI成形において十分な耐圧強度を得ることができる。
 Mnの含有量が1.40質量%以下である場合、溶解鋳造時にFeとMnとが結合して巨大なAl-Mn-Fe系初晶化合物が発生してしまうこと、を抑制できる。その結果、巨大なAl-Mn-Fe系初晶化合物が圧延後も残存してDI成形時に割れやピンホールを発生させてしまうこと、を抑制できる。
 Mgはアルミニウム合金板の強度向上に寄与する。Mgの含有量が0.80質量%以上の場合、アルミニウム合金板の強度が一層向上する。アルミニウム合金板の強度が一層向上すれば、DI成形において十分な耐圧強度を得ることができる。
 Mgの含有量が1.50質量%以下である場合、アルミニウム合金板が加工硬化しにくくなる。その結果、DI成形時のしごき加工で割れの発生頻度が低くなる。
 Alはアルミニウム合金板の主成分である。Alは、例えば、アルミニウム合金板において、Si、Fe、Cu、Mn、Mg、及び不可避的不純物以外の残部である。
 (2)耳率について
 耳率として、一次絞りカップの45°耳率と、一次絞りカップの0-180°耳率とがある。これらの耳率は、アルミニウム合金板をDI成形及びネック成形して成る缶胴におけるフランジ長さ(フランジ幅)のバラツキ(以下では単にフランジ長さのバラツキということもある)に影響する。ここでいうバラツキとは、1つの缶胴のフランジにおける、位置による幅の不ぞろいの程度を意味する。
 一次絞りカップの45°耳率が2.0%以下である場合、フランジ長さのバラツキを一層低減できる。0-180°耳率から前記45°耳率を差し引いた値が、-1.0%以上である場合、フランジ長さのバラツキを一層低減できる。
 0-180°耳率から前記45°耳率を差し引いた値が、2.0%以下である場合、0-180°耳が立ちすぎてDI缶のカップ成形時に耳先端から剥離するチップによりピンホールやしごき加工時のティアオフ(胴体割れ)が発生してしまうことを抑制できる。
 アルミニウム合金板をDI成形及びネック成形して成る缶胴の缶高さを全周にわたって測定したとき、缶高さにおける最大値と最小値との差は、0.080mm以下であることが好ましい。その場合、フランジ長さのバラツキが抑制され、缶蓋との巻き締めを良好に行うことができる。この最大値と最小値との差は、後述する実施例におけるネック高さバラツキである。
 2.アルミニウム合金板の製造方法
 (1)製造方法の概略
 本開示のアルミニウム合金板の製造方法では、アルミニウム合金の鋳塊を均質化処理し、リバーシングミルを用いた熱間粗圧延を行い、タンデム式熱間圧延機を用いた熱間仕上げ圧延を行い、冷間圧延を行う。
 (2)アルミニウム合金の鋳塊
 アルミニウム合金の鋳塊は、例えば、DC鋳造法(半連続鋳造法)により製造できる。アルミニウム合金の鋳塊は、0.05~0.60質量%のSiと、0.05~0.80質量%のFeと、0.05~0.25質量%のCuと、0.80~1.50質量%のMnと、0.80~1.50質量%のMgと、Alと、不可避的不純物と、を含有する。この鋳塊の組成は、例えば、上述したアルミニウム合金板の組成と同様である。
 (3)均質化処理
 均質化処理は、例えば、580~610℃の温度で2~48時間行うことが好ましい。均質化処理の温度が580℃以上であり、時間が2時間以上である場合、均質化を十分行うことができる。その結果、熱間圧延終了後における再結晶の進行が阻害されにくく、冷間圧延板の45°耳が高くなり過ぎることを抑制できる。
 均質化処理の温度が610℃以下である場合、DI成形後に缶側壁の外表面に視認される筋模様欠陥(“フローマーク”と呼称される欠陥)の発生を抑制できる。なお、フローマークは、鋳塊表面に膨れが生じ、冷延板までその欠陥が残存することに起因する。均質化処理の時間が48時間以内である場合、アルミニウム合金板の生産性が向上し、製造コストが低下する。
 (4)熱間粗圧延
 熱間粗圧延の終了温度は、例えば、400~550℃であることが好ましい。終了温度が400℃以上である場合、熱間仕上げ圧延に持ち込まれる圧延集合組織の量が抑制され、熱間圧延板の0-90°耳が生じることが抑制される。終了温度が550℃以下である場合、熱間圧延板の表面が酸化して表面品質が劣化してしまうことを抑制できる。その結果、缶側壁にフローマークが生じることを抑制できる。また、終了温度が550℃以下である場合、熱間仕上げ圧延に持ち込まれる圧延集合組織が多くなる。
 熱間粗圧延におけるラストパス圧下率は、例えば、5.0~40%であることが好ましい。ラストパス圧下率が5.0%以上である場合、圧延終了時の再結晶が適度に制御される。その結果、望ましい圧延集合組織が熱間仕上げ圧延に持ち込まれ、熱間圧延板の0-90°耳が過度に高くなることが抑制される。また、ラストパス圧下率が5.0%以上である場合、パス数が少なくてもよいので、アルミニウム合金板の生産性が向上する。
 ラストパス圧下率が40%以下である場合、粗圧延終了時点での再結晶の進行が抑制される。その結果、熱間仕上げ圧延に持ち込まれる圧延集合組織が多くなり、熱間圧延板の0-90°耳が高い状態となる。
 熱間粗圧延におけるラストパスのひずみ速度は、5.0~30s-1であることが好ましい。ひずみ速度が5.0s-1以上である場合、圧延終了時の再結晶が適度に制御される。その結果、望ましい圧延集合組織が熱間仕上げ圧延に持ち込まれ、熱間圧延板の0-90°耳が過度に高くなることが抑制される。また、ひずみ速度が5.0s-1以上である場合、圧延時間を抑制することができ、アルミニウム合金板の生産性が向上する。
 ひずみ速度が30s-1以下である場合、粗圧延終了時点での再結晶の進行が抑制される。その結果、熱間仕上げ圧延に持ち込まれる圧延集合組織が多くなることで、熱間圧延板の0-90°耳が高い状態となり、フランジ長さのバラツキが小さくなる。熱間粗圧延は、例えば、リバーシングミルを用いて行うことができる。
 (5)熱間仕上げ圧延
 熱間仕上げ圧延は、アルミニウム合金板を所定寸法に仕上げる。熱間仕上げ圧延終了後の組織は、その自己焼鈍により再結晶組織となる。
 熱間仕上げ圧延において、例えば、タンデム式熱間圧延機を用いることができる。タンデム式熱間圧延機を用いた場合、リバーシングミルを用いる場合に比べて、パス数を低減することができる。そのため、パス間で生じる再結晶を抑制することができ、結果として、熱間圧延板の0-90°耳を十分に発達させることができる。
 熱間仕上げ圧延における終了温度は、300~400℃であることが好ましい。終了温度が300℃以上である場合、室温まで冷却した後の再結晶率を一層高くすることができ、その結果、立方体方位の再結晶粒が不足してしまうことを抑制できる。終了温度が400℃以下である場合、焼付きや肌荒れを抑制し、熱間圧延板の表面性状を改善することできる。その結果、缶側壁にフローマークが生じることを抑制できる。
 熱間仕上げ圧延における総圧下率は、80~95%であることが好ましい。総圧下率が80%以上である場合、圧延集合組織の集積が促進される。その結果、熱間仕上げ圧延後のコイルアップ時の立方体方位密度が高くなり、45°耳率を低減することができる。総圧下率が95%以下である場合、熱間圧延板の0-90°耳が過度に高くなることを抑制できる。また、総圧下率が95%以下である場合、熱間圧延板の表面性状を改善することで、缶側壁にフローマークが生じることを抑制できる。
 (6)冷間圧延 
 冷間圧延は、缶胴体として必要な強度をアルミニウム合金板に付与する。冷間圧延における圧下率は、80~90%であることが好ましい。圧下率が80%以上である場合、アルミニウム合金板の強度が一層向上する。アルミニウム合金板の強度が一層向上すれば、DI成形において十分な耐圧強度を得ることができる。
 圧下率が90%以下である場合、アルミニウム合金板の強度が過度に高くなりにくいので、DI成形時にカッピング割れや缶底割れが発生することを抑制できる。また、圧下率が90%以下である場合、45°耳が低くなる。
 (7)製造したアルミニウム合金板の特性
 本開示のアルミニウム合金板の製造方法により製造したアルミニウム合金板は、例えば、以下の特性を有する。
 (a)アルミニウム合金板における一次絞りカップの45°耳率が2.0%以下である。
 (b)アルミニウム合金板における一次絞りカップの0-180°耳率から前記45°耳率を差し引いた値が、-1.0%以上、2.0%以下である。
 (c)アルミニウム合金板をDI成形及びネック成形して成る缶胴の缶高さを全周にわたって測定したとき、缶高さにおける最大値と最小値との差が0.080mm以下である。この最大値と最小値との差は、後述する実施例におけるネック高さバラツキである。 
 アルミニウム合金板が上記の特性を有する理由は以下のように推測される。本開示の発明者は、熱間圧延途中に集積された圧延集合組織の熱間圧延後の再結晶が進行する“自己焼鈍”と呼ばれる過程において、立方体方位の再結晶粒の成長を促進させることを見出した。上述した鋳塊の均質化処理条件、熱間圧延条件等は、圧延集合組織を熱間圧延で発達させやすい条件である。本開示の製造方法によれば、熱間圧延後に圧延集合組織成分を発達させて、自己焼鈍時の立方体方位成分の密度を高めることで、フランジ長さのバラツキを小さくすることができる。
 (8)アルミニウム合金板の用途
 本開示のアルミニウム合金板は、例えば、DI成形缶胴体用アルミニウム合金板とすることができる。また、本開示のアルミニウム合金板は、他の用途に用いてもよい。
 3.実施例
 以下に本開示を実施例により詳細に説明する。なお、本開示は、この実施例に限定されるものではない。
 (1)アルミニウム合金板の製造
 表1に示す合金成分を原料として、常法である溶解鋳造により厚さ500mmの合金(板状鋳塊)A~Dを得た。次に、この合金A~Dを470mmの厚さに面削した。また参考例として、原料配合の異なる合金E~Lを、上記A~Dと同様に製造した。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
 次に、この合金A~Lを用い、均質化処理と、熱間粗圧延と、熱間仕上げ圧延と、冷間圧延と、を順に行った。
 均質化処理、熱間粗圧延、熱間仕上げ圧延、及び冷間圧延の条件(以下では製造条件とする)を表2に示す。複数の製造条件a~jがある。いずれの製造条件でも、以下の事項は共通である。熱間粗圧延は、ワークロール直径930mmのシングルリバースミルを用いて行った。熱間仕上げ圧延は、4スタンドのタンデム圧延機を用いて行った。冷間圧延は、常法により行った。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000002
 表2における熱間粗圧延でのラストパスのひずみ速度は、式(1)において算出された値である。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000003
 式(1)におけるvは、圧延速度(mm/s)である。式(1)における相当ひずみεは、式(2)で表される値である。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000004
 式(1)におけるRは、ワークロール半径(mm)である。式(1)におけるラストパス前板厚t’は、式(3)で表される値である。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000005
 式(1)、式(3)におけるtは粗熱延出側板厚(mm)である。式(3)におけるrは、ラストパス圧下率(%)である。
 合金の種類と、製造条件との組み合わせを表3に示す。合金の種類と、製造条件との組み合わせによって、複数の製造例がある。複数の製造例には、No.1~24がある。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000006
 No.1~24の複数の製造例により、それぞれ、厚さ0.29mmの冷間圧延板を得た。この冷間圧延板はアルミニウム合金板に対応する。 
 (2)アルミニウム合金板の評価
 製造された冷間圧延板について、耳率、ネック高さバラツキ、しごき成形性、耐圧強度、及び表面性状を評価した。評価方法と評価基準は以下のとおりである。
 (2-1)耳率
 ブランク径57mmの試料をエリクセン試験機で深絞り加工した。ポンチの直径は33mmであり、ポンチの肩のRは2.5mmである。しわ押さえ力は300kgfとした。圧延方向に対し22.5°おきにカップの高さを測定した。
 以下の式により、45°耳率と、0-180°耳率とを算出した。
 45°耳率(%)=(45°位置高さ平均-平均高さ)/平均高さ×100
 0-180°耳率(%)=(0°位置・180°位置高さ平均-平均高さ)/平均高さ×100
 なお、「45°位置高さ」は、エリクセンカップ耳のうち、圧延方向から45°の角度をなす位置に現れるカップ耳高さを意味する。「45°位置高さ平均」は、1つのカップに4つ現れる「45°位置高さ」の平均値を意味する。「平均高さ」は、エリクセンカップの高さを、圧延方向から22.5°刻みで測定することで得られる16点のカップ高さの平均値を意味する。「0°位置・180°位置高さ平均」は、圧延方向から0°及び180°の角度をなす位置に現れる2つのカップ耳高さの平均値を意味する。
 (2-2)ネック高さバラツキ
 ブランク径140mmの円板に対してDI成形を行い、缶胴内径66mmとなる缶を成形した。次に、缶の開口部の耳をトリミングした。次に、缶に対しネック内径が57mmとなるネック成形を行った。ネック成形後の缶高さを22.5°おきに測定した。なお、上記のブランク径、缶胴内径、及びネック内径は、日本国内で汎用的に用いられている缶胴の形状に基づいて決定した。0°、22.5°、45°、67.5°、90°位置高さの平均のうち、最大値と最小値の差をネック高さバラツキとした。ネック高さバラツキは、フランジ長さのバラツキの指標である。ネック高さバラツキは、0.080mm以下であることが好ましい。
 (2-3)しごき成形性
 ブランク径140mmの円板に対してDI成形を行い、内径66mmとなる缶を成形した。このとき、缶底から缶開口部に近づくにつれて外径が太くなるようなパンチを使用し、強制的に缶切れを起こさせる過酷しごき成形試験を行った。10缶の試験での缶切れ時の缶側壁板厚の平均値から、次式に基づき限界しごき率を計算した。限界しごき率は、しごき成形性の指標である。
 限界しごき率(%)=(元板厚-缶切れ時の缶側壁板厚)/元板厚×100
 表3では、限界しごき率が46%以上のものを○とした。また表3では、限界しごき率が46%未満、または、DI成形時にカッピング割れや缶底割れが発生して缶成形ができなかった製造例を×とした。
 (2-4)耐圧強度
 DI成形により成形した缶に、200℃×20minのベークを施した。次に、エアー式の耐圧試験機にてドーム成形した缶材のボトムがバックリングする圧力を測定した。表3では、圧力が6.0kgf/cm以上の缶を○とし、圧力が6.0kgf/cm未満の製造例を×とした。
 (2-5)表面性状
 製造された冷間圧延板に対して目視にてフローマークの強さを判定し、欠陥が視認されない製造例を○とし、欠陥が容易に視認される製造例を×と評価した。
 各項目の評価結果を上記表3に示す。
 No. 1~10の製造例では、耳率、ネック高さバラツキ、しごき成形性、耐圧強度、及び表面性状の全てが良好であった。No. 1~10の製造例で製造したアルミニウム合金板は、適切な集合組織を有していた。
 No. 1~10の製造例で製造したアルミニウム合金板は、フランジ長さのバラツキが小さく、缶蓋の巻き締めが良好に行える。また、No. 1~10の製造例で製造したアルミニウム合金板は、耐圧強度、しごき成形性、表面性状等において、缶胴体用として望ましい特性を具備する。No. 1~10の製造例は、熱間圧延条件等を限定することにより常法にて容易に実施することができる。よって、No. 1~10の製造例は工業上顕著な効果を奏する。
 No. 11の製造例では、Si量が過多のため、熱間圧延板の再結晶率が低くなってしまい、強度が高く、しごき成形性が悪化していた。また、45°耳率が高く、ネック高さバラツキが大きかった。
 No. 12の製造例では、Fe量が過多のため、巨大な晶出物が発生し、缶のしごき成形性が悪化した。
 No. 13の製造例では、Cu量が過少のため、合金板の強度が低く、缶の耐圧強度が悪化した。
 No. 14の製造例では、Cu量が過多のため、合金板の強度が高くなりすぎ、缶のしごき成形性が悪化した。
 No. 15の製造例では、Mn量が過小のため、合金板の強度が不足し、缶の耐圧強度が悪化した。
 No. 16の製造例では、Mn量が過多のため、合金板の強度が高くなりすぎ、缶のしごき成形性が悪かった。
 No. 17の製造例では、Mg量が過小のため、合金板の強度が不足し、缶の耐圧強度が悪化した。
 No. 18の製造例では、Mg量が過多のため、合金板の強度が高くなりすぎ、缶のしごき成形性が悪かった。
 No. 19の製造例では、熱間粗圧延の終了温度が低くなりすぎたため、多量の圧延集合組織が残存したまま仕上げ圧延が行なわれた。その結果、Cube方位密度が非常に高くなり、最終板の0-180°耳が高すぎて、しごき加工時のティアオフが多発した。
 No. 20の製造例では、熱間粗圧延の終了温度が高くなりすぎたため、粗圧延終了時点での再結晶の進行が多くなり、圧延集合組織の集積度が低いまま仕上げ圧延が行なわれた。その結果、Cube方位密度が低くなり、最終板の45°耳率が高く、ネック高さバラツキが大きかった。また、熱間圧延板の表面品質が悪く、缶表面にフローマークが現れた。
 No. 21の製造例では、熱間粗圧延のラストパスの圧下率が高すぎたため、粗圧延終了時点での再結晶の進行が多くなり、ひずみの蓄えが少ないまま仕上げ圧延が行なわれた。その結果、Cube方位密度が低くなり、最終板の45°耳率が高く、ネック高さバラツキが大きかった。
 No. 22の製造例では、熱間粗圧延のラストパスのひずみ速度が高すぎたため、粗圧延終了時点での再結晶の進行が多くなり、ひずみの蓄えが少ないまま仕上げ圧延が行なわれた。その結果、Cube方位密度が低くなり、最終板の45°耳率が高く、ネック高さバラツキが大きかった。
 No. 23の製造例では、冷間圧延における総圧下率が低すぎて合金板の強度が低く、缶の耐圧強度が低下した。
 No. 24の製造例では、冷間圧延における総圧下率が高すぎて合金板の強度が高く、缶のしごき成形性が悪化した。また、最終板の45°耳率が高くネック高さバラツキが大きかった。
 以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
 (1)上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
 (2)上述したアルミニウム合金板の他、当該アルミニウム合金板を用いて成形されたDI成形缶胴体、DI成形缶胴体の製造方法等、種々の形態で本開示を実現することもできる。

Claims (5)

  1.  アルミニウム合金板であって、
     0.05~0.60質量%のSiと、0.05~0.80質量%のFeと、0.05~0.25質量%のCuと、0.80~1.50質量%のMnと、0.80~1.50質量%のMgと、Alと、不可避的不純物と、を含有し、
     前記アルミニウム合金板における一次絞りカップの45°耳率が2.0%以下であり、
     前記アルミニウム合金板における一次絞りカップの0-180°耳率から前記45°耳率を差し引いた値が、-1.0%以上、2.0%以下であるアルミニウム合金板。
  2.  0.05~0.60質量%のSiと、0.05~0.80質量%のFeと、0.05~0.25質量%のCuと、0.80~1.50質量%のMnと、0.80~1.50質量%のMgと、Alと、不可避的不純物と、を含有するアルミニウム合金の鋳塊を均質化処理し、
     リバーシングミルを用いた熱間粗圧延を、終了温度が400~550℃であり、ラストパス圧下率が5.0~40%であり、ラストパスのひずみ速度が5.0~30s-1である条件で行い、
     タンデム式熱間圧延機を用いた熱間仕上げ圧延を行い、
     圧下率が80~90%の条件で冷間圧延を行うアルミニウム合金板の製造方法。
  3.  請求項2に記載のアルミニウム合金板の製造方法であって、
     前記均質化処理を、580~610℃の温度で2~48時間行うアルミニウム合金板の製造方法。
  4.  請求項2又は3に記載のアルミニウム合金板の製造方法であって、
     前記熱間仕上げ圧延における終了温度が300~400℃であり、
     前記熱間仕上げ圧延における総圧下率が80~95%であるアルミニウム合金板の製造方法。
  5.  請求項2~4のいずれか1項に記載のアルミニウム合金板の製造方法であって、
     請求項1に記載のアルミニウム合金板を製造するアルミニウム合金板の製造方法。
     
     
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