WO2018135341A1 - ガスケット - Google Patents

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Abstract

密封性の耐久寿命を延ばすことを可能とするガスケットを提供する。 互いに固定される被取付部材200と被固定部材300との間の隙間を封止するガスケット100であって、被取付部材200に設けられた環状溝部210に装着され、環状溝部210の溝底面210aと被固定部材300の端面310とにそれぞれ密着する環状のガスケット本体部11と、ガスケット本体部11から密封領域側とは反対側の反密封領域側に向かって伸びて、被取付部材200における環状溝部210よりも反密封領域側の端面220と、被固定部材300における端面310とにそれぞれ密着する補助シール部12と、を備えることを特徴とする。

Description

ガスケット
 本発明は、互いに固定される2部材間の隙間を封止するガスケットに関する。
 各種装置においては、外部から装置内部への異物や流体の侵入を防止するために、互いに固定される2部材間の隙間を封止するガスケットが広く用いられている。図8及び図9を参照して、従来例に係るガスケットについて説明する。図8は従来例に係るガスケットの模式的断面図である。図9は従来例に係るガスケットが備えられた密封構造の模式的断面図である。
 ガスケット500は、互いに固定される2部材間の隙間を封止するために用いられる。説明の便宜上、2部材について、それぞれ被取付部材200,被固定部材300と称する。ガスケット500は、環状のガスケット本体部510を備えている。このガスケット本体部510の一端側と他端側にそれぞれ環状のシール突起511,512が設けられている。以上のように構成されるガスケット500においては、ガスケット本体部510が被取付部材200に設けられた環状溝部210に装着される。そして、被取付部材200と被固定部材300が固定されると、シール突起511が環状溝部210の溝底面に密着し、シール突起512が被固定部材300の端面310に密着する。これにより、被取付部材200と被固定部材300との間の隙間が封止される。つまり、装置内部側(I)と装置外部側(O)とが隔てられる。
 ここで、例えば、自動車向けのガスケットにおいては、腐食液(融雪剤や海水(塩水)など)に対する密封性の耐久寿命を延ばすように求められることがある。特に、装置内部に電子部品が備えられている場合に、腐食液の浸入によるショートなどの車両の動作不具合を防ぐため、腐食液に対する密封性の耐久寿命を延ばすように求められる。例えば、上記の密封構造において、被取付部材200及び被固定部材300がアルミニウム合金やマグネシウム合金により構成されている場合に、腐食の問題が生じ得る。例えば前者の場合、図9中の矢印S1,S2の辺りに腐食液が付着して滞留し、乾燥と湿潤が繰り返されると、アルミニウムが腐食する。これは腐食液のイオン濃度差(Al3++3HO→AL(OH)+3H)によるものである。このような腐食が進行し、シール面の腐食領域が装置外部側(O)から装置内部側(I)に連通してしまうことで、密封性が損なわれてしまう。
特開2003-156151号公報
 本発明の目的は、密封性の耐久寿命を延ばすことを可能とするガスケットを提供することにある。
 本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
 すなわち、本発明のガスケットは、
 互いに固定される2部材間の隙間を封止するガスケットであって、
 前記2部材のうちガスケットが取り付けられる被取付部材に設けられた環状溝部に装着され、該環状溝部の溝底面と前記2部材のうち前記被取付部材に固定される被固定部材の端面とにそれぞれ密着する環状のガスケット本体部と、
 前記ガスケット本体部から密封領域側とは反対側の反密封領域側に向かって伸びて、前記被取付部材における前記環状溝部よりも前記反密封領域側の端面と、前記被固定部材における前記端面とにそれぞれ密着する補助シール部と、
 を備えることを特徴とする。
 本発明によれば、ガスケット本体部から反密封領域側に伸びる補助シール部が備えられているので、腐食液による腐食が生じ得る環境下においても、最初に補助シール部による密封性が損なわれる。そして、その後に、ガスケット本体部による密封性が損なわれていくため、ガスケット全体の密封性の寿命を延ばすことが可能となる。
 前記補助シール部は、
 前記被取付部材における前記端面に密着する被取付部材側環状凸部と、
 前記被固定部材における前記端面に密着する被固定部材側環状凸部と、
 を備えるとよい。
 ここで、前記被取付部材側凸部が複数設けられていることも好適である。また、被固定部材側凸部が複数設けられていることも好適である。
 前記ガスケット本体部のうち前記補助シール部の真裏の位置に、前記密封領域側に向かって突出する内周側環状凸部が設けられているとよい。
 これにより、ガスケット本体部の反力の低減を抑制させることができる。
 前記ガスケット本体部のうち、前記被固定部材における前記端面側には、先端が該端面に密着する平面で構成された環状シール突起が設けられていることも好適である。
 これにより、前記被固定部材における前記端面に対する環状シール突起の接触領域を広くすることができる。従って、環状シール突起による密封性の寿命を延ばすことができる。
 なお、上記各構成は、可能な限り組み合わせて採用し得る。
 以上説明したように、本発明によれば、密封性の耐久寿命を延ばすことができる。
図1は本発明の実施例に係るガスケットの平面図である。 図2は本発明の実施例1に係るガスケットの模式的断面図である。 図3は本発明の実施例1に係るガスケットの模式的断面図である。 図4は本発明の実施例1に係るガスケットが備えられた密封構造の模式的断面図である。 図5は本発明の実施例2に係るガスケットの模式的断面図である。 図6は本発明の実施例2に係るガスケットの模式的断面図である。 図7は本発明の実施例2に係るガスケットが備えられた密封構造の模式的断面図である。 図8は従来例に係るガスケットの模式的断面図である。 図9は従来例に係るガスケットが備えられた密封構造の模式的断面図である。
 以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
 (実施例1)
 図1~図4を参照して、本発明の実施例1に係るガスケットについて説明する。図1は本発明の実施例に係るガスケットの平面図である。図2は本発明の実施例1に係るガスケットの模式的断面図であり、図1中のAA断面図である。図3は本発明の実施例1に係るガスケットの模式的断面図であり、図1中のBB断面図である。図4は本発明の実施例1に係るガスケットが備えられた密封構造の模式的断面図である。なお、図4中のガスケットは、図1中のAA断面に相当する。
 <密封構造>
 特に、図4を参照して、本実施例に係るガスケット100が備えられた密封構造について説明する。ガスケット100は、互いに固定される2部材間の隙間を封止するために用いられる。説明の便宜上、2部材について、それぞれ被取付部材200,被固定部材300と称する。つまり、2部材のうちガスケット100が取り付けられる部材を被取付部材200と称し、この被取付部材200に固定される部材を被固定部材300と称する。被取付部材200には、環状溝部210が設けられている。ガスケット100は、この環状溝部210の溝底面210aと、被固定部材300の端面310にそれぞれ密着する。これにより、被取付部材200と被固定部材300との間の隙間が封止される。つまり、装置内部側(I)と装置外部側(O)とが隔てられる。なお、2部材の具体例として、被固定部材300がハウジングで、被取付部材200がハウジングの開口部を塞ぐカバーの場合を例に挙げることができる。なお、これら被取付部材200及び被固定部材300の材料としては、アルミニウム合金やマグネシウム合金を採用し得る。また、いずれか一方を樹脂材料で構成することもできる。
 <ガスケット>
 本実施例に係るガスケット100の構成について、より詳細に説明する。本実施例に係るガスケット100は、ゴム状弾性体により構成される。ガスケット100の具体的な材料としては、ニトリルゴム、スチレンブタジエンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、シリコンゴムのうち少なくとも1種類を含む合成ゴムを例に挙げることができる。そして、ガスケット100は、環状部10と、環状部10に対して一体的に設けられる複数の取付部20とから構成される。取付部20は、ガスケット100が被取付部材200及び被固定部材300に固定されるために設けられている。この取付部20には、被取付部材200と被固定部材300とを固定するボルト(不図示)の軸部が挿通される挿通孔21が設けられている。
 そして、ガスケット100は、被取付部材200に設けられた環状溝部210に装着される環状のガスケット本体部11と、補助シール部12,13とを備えている。ガスケット本体部11は、環状溝部210の溝底面210aと被固定部材300の端面310とにそれぞれ密着するように構成されている。このガスケット本体部11には、環状溝部210の溝底面210aに密着する被取付部材側環状シール突起11aと、被固定部材300の端面310に密着する被固定部材側環状シール突起11bとが備えられている。ここで、被固定部材側環状シール突起11bの先端は平面で構成されている。
 補助シール部12は、ガスケット本体部11のうち取付部20が設けられている領域を除く領域に備えられ、補助シール部13は、ガスケット本体部11のうち取付部20が設けられている領域に備えられている。補助シール部12は、ガスケット本体部11から密封領域側(装置内部側(I))とは反対側の反密封領域側(装置外部側(O))に向かって伸びるように構成されている。そして、この補助シール部12は、被取付部材200における環状溝部210よりも装置外部側(O)の端面220と、被固定部材300における端面310とにそれぞれ密着するように構成されている。補助シール部13についても、同様の構成である。
 また、本実施例に係る補助シール部12,13は、断面が円弧状となるように構成されている。これにより、本実施例に係る補助シール部12は、被取付部材200における端面220に密着する被取付部材側環状凸部12aと、被固定部材300における端面310に密着する被固定部材側環状凸部12bとを備えている。補助シール部13についても同様に、被取付部材200における端面220に密着する被取付部材側環状凸部13aと、被固定部材300における端面310に密着する被固定部材側環状凸部13bとを備えている。
 更に、本実施例に係るガスケット100においては、ガスケット本体部11のうち補助シール部12の真裏の位置に、密封領域側(装置内部側(I))に向かって突出する内周側環状凸部11cが設けられている。
 <本実施例に係るガスケットの優れた点>
 本実施例に係るガスケット100によれば、ガスケット本体部11から反密封領域側(装置外部側(O))に伸びる補助シール部12,13が備えられている。従って、腐食液(HO、NaCl、CaClを含む液体など)による腐食が生じ得る環境下においても、最初に補助シール部12,13による密封性が損なわれる。例えば、図4に示すように、矢印T1,T2に示す付近に腐食液が付着して滞留し得る。これにより、被取付部材200や被固定部材300が腐食してしまうおそれがある。例えば、上記の一例のように、被固定部材300をアルミニウム合金で構成した場合には、被固定部材300において、腐食液が付着した部位が腐食してしまう。
 しかしながら、まずは、被取付部材200及び被固定部材300のうち、補助シール部12,13が密着する部位に、腐食液が付着した状態が続くことにより、補助シール部12,13による密封性が損なわれる。つまり、補助シール部12,13が密着する部位に付着した腐食液によって腐食が進行し、腐食領域が装置外部側(O)から装置内部側(I)に連通すると密封性が損なわれる。そして、これら補助シール部12,13による密封性が損なわれて、腐食液が装置内部側(I)に浸入してしまった場合に、被取付部材200及び被固定部材300のうち、ガスケット本体部11が密着する部位に腐食液が付着する。これにより、ガスケット本体部11においても、同様に、腐食液が付着した状態が続くことにより、密封性が損なわれる。このように、補助シール部12,13による密封性が損なわれた後に、ガスケット本体部11による密封性が損なわれるため、ガスケット100全体の密封性の耐久寿命を延ばすことが可能となる。なお、従来例の場合には、ガスケット500と被取付部材200の端面と被固定部材300の端面との間に、比較的広い空間Kが存在する(図9参照)。そのため、この空間Kに腐食液が溜まり易い。これに対して、本実施例に係るガスケット100においては、補助シール部12,13を設けたことにより、腐食液が溜まる空間を減らすことができる。本実施例では、補助シール部12,13の外周面が被取付部材200及び被固定部材300の側面と略同一面となるように構成されている。これにより、腐食液が溜まる空間は殆どなくなっている(図4参照)。このように、腐食液が溜まる空間が少ないことによっても、腐食液による腐食進行速度を抑制することができる。これにより、シール面における腐食領域が装置外部側(O)から装置内部側(I)に連通してしまうまでにかかる時間を遅らせることができる。従って、ガスケット100全体の密封性の耐久寿命を延ばすことを可能としている。
 また、本実施例に係るガスケット100においては、ガスケット本体部11のうち補助シール部12の真裏の位置に、装置内部側(I)に向かって突出する内周側環状凸部11cが設けられている。これにより、ガスケット本体部11(特に、被固定部材側環状シール突起11b)の反力の低減を抑制させることができる。例えば、被固定部材300が樹脂材料で構成される場合には、被固定部材側環状シール突起11bの押圧力によって、被固定部材300が変形しないように、被固定部材側環状シール突起11bによる反力はあまり高くすることができない。一方で、被固定部材側環状シール突起11bの反力が低すぎると、被固定部材側環状シール突起11bによる密封性が不十分になってしまう。そこで、内周側環状凸部11cを設けることによって、被固定部材側環状シール突起11bによる反力を、被固定部材300を変形させないようにしつつ、密封性に必要な力に維持させることができる。
 更に、本実施例に係るガスケット100においては、ガスケット本体部11のうち、被固定部材300における端面310側には、先端がこの端面310に密着する平面で構成された被固定部材側環状シール突起11bが設けられている。これにより、被固定部材300における端面310に対する被固定部材側環状シール突起11bの接触領域を広くすることができる。従って、被固定部材側環状シール突起11bによるシール部において、腐食が進行しても、密封性が損なわれるまでの期間を長くすることができる。
 (実施例2)
 図5~図7には、本発明の実施例2が示されている。上記実施例1では、補助シール部に備えられる被取付部材側環状凸部及び被固定部材側環状凸部が一つずつである構成であるのに対して、本実施例においては、これらが二つずつ備えられる構成について示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
 図5は本発明の実施例2に係るガスケットの模式的断面図であり、図1中のAA断面図に相当する。図6は本発明の実施例2に係るガスケットの模式的断面図であり、図1中のBB断面図に相当する。図7は本発明の実施例2に係るガスケットが備えられた密封構造の模式的断面図である。なお、図7中のガスケットは、図1中のAA断面に相当する。
 本実施例に係る密封構造については、上記実施例1の場合と同様であるので、その説明は省略する。本実施例に係るガスケット100Xにおいても、上記実施例1の場合と同様に、被取付部材200に設けられた環状溝部210に装着される環状のガスケット本体部11と、補助シール部12X,13Xとを備えている。ガスケット本体部11の構成については、上記実施例1の場合と同一であるので、その説明は省略する。
 補助シール部12Xは、ガスケット本体部11のうち取付部20が設けられている領域を除く領域に備えられ、補助シール部13Xは、ガスケット本体部11のうち取付部20が設けられている領域に備えられている。補助シール部12Xは、ガスケット本体部11から密封領域側(装置内部側(I))とは反対側の反密封領域側(装置外部側(O))に向かって伸びるように構成されている。そして、この補助シール部12Xは、被取付部材200における環状溝部210よりも装置外部側(O)の端面220と、被固定部材300における端面310とにそれぞれ密着するように構成されている。補助シール部13Xについても、同様の構成である。
 そして、本実施例に係る補助シール部12は、被取付部材200における端面220に密着する被取付部材側環状凸部12Xa,12Xbと、被固定部材300における端面310に密着する被固定部材側環状凸部12Xc,12Xdとを備えている。補助シール部13Xについても同様に、被取付部材200における端面220に密着する被取付部材側環状凸部13Xa,13Xbと、被固定部材300における端面310に密着する被固定部材側環状凸部13Xc,13Xdとを備えている。このように、本実施例においては、被取付部材側環状凸部及び被固定部材側環状凸部をそれぞれ二つずつ設ける構成を採用している。
 以上のように構成される本実施例に係るガスケット100Xにおいても、上記実施例1の場合と同様の効果を得ることができる。また、本実施例においては、補助シール部12,13において、被取付部材側環状凸部及び被固定部材側環状凸部がそれぞれ二つずつ設けられている。従って、装置外部側(O)の被取付部材側環状凸部または被固定部材側環状凸部による密封性が損なわれた後も、装置内部側(I)の被取付部材側環状凸部または被固定部材側環状凸部によって密封性が保たれる。そして、装置内部側(I)の被取付部材側環状凸部または被固定部材側環状凸部による密封性も損なわれると、ガスケット100X全体の密封性が損なわれる。このように、密封性が損なわれるまでの期間を、より一層、延ばすことができる。
 (その他)
 被取付部材側環状凸部及び被固定部材側環状凸部の個数については、特に限定されるものではなく、3つ以上設けることもできる。また、被取付部材側環状凸部の個数と被固定部材側環状凸部の個数を同数にする必要もない。
 また、上記各実施例においては、ガスケット100,100Xは、環状のガスケット本体部11を一つのみ備える構成を示した。しかしながら、本発明は、環状のガスケット本体部を複数備え、ガスケット本体部同士が連結されるガスケットにも適用可能である。
 100,100X ガスケット
 10 環状部
 11 ガスケット本体部
 11a 被取付部材側環状シール突起
 11b 被固定部材側環状シール突起
 11c 内周側環状凸部
 12,13,12X,13X 補助シール部
 12a,13a,12Xa,12Xb,13Xa,13Xb 被取付部材側環状凸部
 12b,13b,12Xc,12Xd,13Xc,13Xd 被固定部材側環状凸部
 20 取付部
 21 挿通孔
 200 被取付部材
 210 環状溝部
 210a 溝底面
 220 端面
 300 被固定部材
 310 端面

Claims (6)

  1.  互いに固定される2部材間の隙間を封止するガスケットであって、
     前記2部材のうちガスケットが取り付けられる被取付部材に設けられた環状溝部に装着され、該環状溝部の溝底面と前記2部材のうち前記被取付部材に固定される被固定部材の端面とにそれぞれ密着する環状のガスケット本体部と、
     前記ガスケット本体部から密封領域側とは反対側の反密封領域側に向かって伸びて、前記被取付部材における前記環状溝部よりも前記反密封領域側の端面と、前記被固定部材における前記端面とにそれぞれ密着する補助シール部と、
     を備えることを特徴とするガスケット。
  2.  前記補助シール部は、
     前記被取付部材における前記端面に密着する被取付部材側環状凸部と、
     前記被固定部材における前記端面に密着する被固定部材側環状凸部と、
     を備えることを特徴とする請求項1に記載のガスケット。
  3.  前記被取付部材側凸部が複数設けられていることを特徴とする請求項2に記載のガスケット。
  4.  前記被固定部材側凸部が複数設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載のガスケット。
  5.  前記ガスケット本体部のうち前記補助シール部の真裏の位置に、前記密封領域側に向かって突出する内周側環状凸部が設けられていることを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載のガスケット。
  6.  前記ガスケット本体部のうち、前記被固定部材における前記端面側には、先端が該端面に密着する平面で構成された環状シール突起が設けられていることを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載のガスケット。
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