WO2018123970A1 - 位置推定システム及び位置推定方法 - Google Patents

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真也 原田
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  • the installation height of the transmitters 301a, 301b, and 301c depends on the height of the workers 310a, 310b, and 310c, and is approximately in a range of about 40 cm from 1.5 m to 1.9 m. Further, the transmitters 301a, 301b, and 301c are not limited to the inside of the top of the safety cap, and may be installed on a shoulder or the like. In this case, the installation height of the transmitters 301a, 301b, and 301c is approximately in the range of about 1.3 m to 1.7 m.
  • FIG. 8 is a flowchart showing an example of a position estimation method executed by the position estimation system 11.
  • the RSSI measurement signal and the RSSI notification signal are transmitted by radio signals in the same manner. Thereby, only one communication device is provided in the fixed station 100, and the cost of the fixed station 100 can be suppressed.

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Abstract

位置推定システム(11)は、建屋内に設置され、移動体(300)から送信された無線信号の信号強度を測定する複数の固定局(100a~100d)と、複数の固定局(100a~100d)で測定された前記信号強度に基づいて移動体(300)の位置を推定する計算器と、を備え、複数の固定局(100a~100d)の各々は、移動体(300)が固定局(100a~100d)の直下にいるときに、移動体(300)の頂部との距離が所定距離以下となる位置に設置されている。

Description

位置推定システム及び位置推定方法
 本発明は、位置推定システム及び位置推定方法に関し、特には、移動体の位置を安定的に推定することができる位置推定システム及び位置推定方法に関する。
 従来、移動体の位置を推定するための位置推定システムに関する様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1、2)。
 特許文献1は、移動体が、複数の基地局からの電波を受信し、あらかじめ求めておいた各基地局からの受信電界レベルの等電界曲線を用いて移動体の存在し得る範囲を求め、各範囲の重なりから移動体の存在位置を検出する技術を開示している。特許文献1での位置検出は、受信電界レベルから求まる移動体と各基地局との間の距離を用いた3辺測量の原理に基づいている。
 また、特許文献2は、エリアごとに設置した電波送信機(マーカー)から送信される電波を移動体で受信することにより、移動体が位置するエリアを特定する技術を開示している。特許文献2では、電波送信機から送信される電波の特定方向への放射を規制する遮蔽体を設けることにより、電波送信機は、あらかじめ定められた指向特性で(例えば、天井に設置された電波送信機から床へ向けて)電波を送信する。これにより、電波送信機は、低消費電力で所望のエリア内に電波を放射することが可能になるとともに、移動体が、隣接エリアからの電波を誤って受信する不都合が軽減される。
特開平2-44929号公報 特開2015-106814号公報
 本発明者は、建屋内に設置される複数の固定局と、ネットワークを介して当該固定局と接続されるサーバとを備える位置推定システムを検討している。当該位置推定システムでは、固定局が移動体からの電波を受信して受信信号の信号強度を測定し、測定された信号強度に基づいて、サーバが移動体の位置を推定する。
 しかしながら、このように構成される位置推定システムには、例えばマルチパスの影響など、移動体の位置推定を高精度に行うことができない場合がある。
 そこで、本発明は、建屋内に設置された複数の固定局と、無線ネットワークを介して当該固定局と接続されたサーバとを備え、移動体の位置推定を高精度に行うことができる位置推定システムを提供することを目的とする。
 上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る位置推定システムは、建屋内に設置され、移動体から送信された無線信号の信号強度を測定する複数の固定局と、前記複数の固定局で測定された前記信号強度に基づいて前記移動体の位置を推定する計算器と、を備え、前記複数の固定局の各々は、前記移動体が固定局の直下にいるときに、前記移動体の頂部との距離が所定距離以下となる位置に設置されている。
 この構成によれば、移動体が固定局の直下にいるときに、移動体と固定局との距離が所定距離以下に接近するので、特に固定局の直下の移動体の位置を高精度に推定することが可能になる。
 当該所定距離は、例えば、無線信号の周波数及び建屋の内部空間の大きさによって定められるマルチパス環境での信号強度のシミュレーションに基づいて決定される。具体的には、信号強度と距離との対応精度がマルチパスの影響によって大きく損なわれることのない距離範囲の上限値に決定すればよい。
 また、前記複数の固定局のうち少なくとも1つは、前記建屋内の天井、壁、什器、及び設備のうちの少なくとも1つに、絶縁性のスペーサを介在して取り付けられていてもよい。
 この構成によれば、固定局を、スペーサを介在して、建屋内の天井、壁、什器、及び設備から離して設置するので、天井、壁、什器、及び設備の影響が低減され、受信特性が無指向性に近づく。これにより、信号強度と距離との対応が全周方向でより均等になるので、移動体の位置の推定精度が安定する。また、固定局同士の見通しが良くなることで、固定局同士で直接的かつ安定的な通信が可能となり、システムの構成が簡素化される。
 また、前記複数の固定局のうち少なくとも1つは、前記移動体によって利用される設備とともに設置され、前記移動体が前記設備を利用する位置の上方に設置されていてもよい。
 この構成によれば、移動体(作業者や移動装置)が、特定の設備を利用するための位置である注目位置にいることを、特に高い精度で推定できる。ここで、設備は、機械装置には限られず、棚やロッカーなどの什器、及び出入り口や階段などの建造物を含んでもよい。
 また、前記計算器は、しきい値を超える信号強度が測定された固定局がある場合、前記移動体が前記固定局の直下に位置すると推定し、前記しきい値を超える信号強度が測定された固定局がない場合、前記移動体の位置を、複数の固定局の各々で測定された信号強度から求めた前記固定局と前記移動体との間の距離を用いて推定してもよい。
 この構成によれば、移動体が固定局の直下にいることを、当該固定局で測定された信号強度のしきい値比較による小さい計算負荷で、高精度に推定できる。他方、移動体が何れかの固定局の直下にいると推定できない場合は、複数の固定局の各々で測定された信号強度から求めた距離を用いることで、例えば一般的な3辺測量の原理に従って、移動体の位置を推定することができる。
 また、前記位置推定システムは、前記移動体の頂部の、上方へ向けて電波が透過する位置に設置され、前記無線信号を送信する送信器を、さらに備えてもよい。
 この構成によれば、送信器から下方へ放射される無線信号が移動体自体によって遮られることにより、床面反射によるマルチパスが軽減され、固定局での受信信号強度が安定する。また、送信器から水平方向へ放射される無線信号が、移動体自体によって遮られにくくなるので、水平面内での受信特性が無指向性に近づく。これにより、信号強度と距離との対応が全周方向でより均等になるので、移動体の位置の推定精度が安定する。また、送信器から上方へ放射される無線信号は、移動体を透過して固定局に達するので、送信器の出力電力を抑えることができ、消費電力の低減により電池寿命を延ばすことができる。
 また、前記位置推定システムは、前記移動体に設置され、前記無線信号の下方への放射を抑制する電波吸収材を、さらに備えてもよい。
 この構成によれば、送信器から下方へ放射される無線信号を電波吸収材で遮るので、床面反射によるマルチパスがより効果的に軽減される。その結果、固定局での受信信号強度の安定性が高まり、移動体の位置をさらに高い精度で推定することが可能になる。
 また、前記無線信号は、複数の周波数で送信され、前記固定局は、周波数ごとの前記無線信号の信号強度を測定し、前記計算器は、複数の周波数の前記信号強度を用いて、前記移動体の位置を推定してもよい。
 この構成によれば、単一の周波数を用いる場合と比べて妨害に強い位置推定が可能となる。また、マルチパスのために、特定の周波数の無線信号の受信信号強度が著しく低下する(いわゆるNULLが生じる)場合でも、固定局は他の周波数の無線信号を受信できるので、移動体からの無線信号が固定局に全く届かない事態を避けることができる。
 また、前記複数の固定局の各々は、信号強度を測定される前記無線信号と同じ方式の無線信号により、前記信号強度を前記計算器へ通知してもよい。
 この構成によれば、信号強度の測定と、測定した信号強度の計算器への通知とを同じ方式の無線信号で行うので、固定局に設ける通信装置が1つで済み、固定局のコストを抑えることができる。
 また、本発明の一態様に係る位置推定方法は、直下にいる移動体の頂部との距離が所定距離以下となる位置に設置されている複数の固定局で、前記移動体から送信された無線信号の信号強度を測定し、前記複数の固定局のうち少なくとも1つで測定された前記信号強度に基づいて前記移動体の位置を推定するものである。
 この方法によれば、移動体が固定局の直下にいるときに、移動体と固定局との距離が所定距離以下に接近するので、特に固定局の直下の移動体の位置を高精度に推定することが可能になる。
 当該所定距離は、例えば、無線信号の周波数及び建屋の内部空間の大きさによって定められるマルチパス環境での信号強度のシミュレーションに基づいて決定される。具体的には、信号強度と距離との対応精度がマルチパスの影響によって大きく損なわれることのない距離範囲の上限値に決定すればよい。
 また、しきい値を超える信号強度が測定された固定局がある場合、前記移動体が前記固定局の直下に位置すると推定し、前記しきい値を超える信号強度が測定された固定局がない場合、前記移動体の位置を、複数の固定局で測定された信号強度から求めた前記移動体と前記固定局との間の距離を用いて推定してもよい。
 この方法によれば、移動体が固定局の直下にいることを、当該固定局で測定された信号強度のしきい値比較による小さい計算負荷で、高精度に推定できる。他方、移動体が何れかの固定局の直下にいると推定できない場合は、複数の固定局の各々で測定された信号強度から求めた距離を用いることで、例えば一般的な3辺測量の原理に従って、移動体の位置を推定することができる。
 本発明の位置推定システム及び位置推定方法によれば、移動体の位置推定を高精度に行うことができる位置推定システム及び位置推定方法が得られる。
図1は、一般的な位置推定システムの構成の一例を示す機能ブロック図である。 図2は、一般的な固定局の構成の一例を示す機能ブロック図である。 図3は、無線信号の受信信号強度のシミュレーション条件の一例を示す図である。 図4は、無線信号の受信信号強度のシミュレーション結果の一例を示すグラフである。 図5は、実施の形態1に係る位置推定システムの設置例を示す平面図である。 図6は、実施の形態1に係る位置推定システムの設置例を示す側面図である。 図7は、実施の形態1に係る位置推定システムのネットワーク構成の一例を示す平面図である。 図8は、実施の形態1に係る位置推定方法の一例を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態1に係る位置推定方法の他の一例を示すフローチャートである。 図10は、実施の形態2に係る位置推定システムの設置例を示す平面図である。 図11は、実施の形態2に係る位置推定システムの設置例を示す側面図である。
 (本発明の基礎となった知見)
 本発明者は、背景技術の欄において記載した位置推定システムにおいて、以下の問題が生じることを見出した。以下では、一般的な位置推定システムを参照して当該問題を説明した後、本発明の実施の形態に係る位置推定システムの特徴的な構成及び効果について説明する。
 図1は、一般的な位置推定システムの構成の一例を示す機能ブロック図である。図1に示されるように、位置推定システム10は、固定局100a、100b、100cと、計算器200とを備える。固定局100a、100b、100cは、ゲートウェイ400及びインターネット500を介して計算器200と通信可能に接続されている。
 固定局100a、100b、100cは、移動体300から送信された無線信号の受信信号強度を測定し、測定した受信信号強度を表すデータを計算器200へ通知する無線通信装置である。受信信号強度は、典型的には、受信信号強度指標(RSSI)値によって表される。固定局100a、100b、100cの詳細な構成については、後述する。
 計算器200は、固定局100a、100b、100cから通知されたRSSI値に基づいて移動体300の位置を推定するコンピュータ装置である。計算器200は、固定局100a、100b、100cの各々から通知されたRSSI値から求まる固定局から移動体300までの距離を用いて、3辺測量の原理で移動体300の位置を推定する。計算器200は、具体的に、PC(パーソナルコンピュータ)やインターネット上のアプリケーションサーバーで実現されてもよい。
 以下では、移動体300から送信される無線信号をRSSI測定用信号と言い、固定局100a、100b、100cから計算器200へ送信される無線信号をRSSI通知用信号と言う。
 図2は、固定局100の構成の一例を示す機能ブロック図である。図2では、固定局100a、100b、100cに共通する構成を、固定局100と称して、説明している。
 図2に示されるように、固定局100は、無線モジュール110とアンテナ120とを備える。
 無線モジュール110は、通信回路131、CPU(Central Processing Unit)132、RAM(Random Access Memory)133、ROM(Read Only Memory)134、クロック回路135、及び電源回路136を有している。
 ROM134には、CPU132によって実行される制御プログラムが書き込まれている。ROM134には、ネットワークにおいて固定局100を一意に識別するためのID(識別子)が書き込まれていてもよい。RAM133は、制御プログラムが動作するための作業用領域である。
 通信回路131は、固定局100同士、固定局100と移動体300との間、及び固定局100とゲートウェイ400との間の無線通信を行うための電子回路であり、アンテナ120を用いて無線信号を送信及び受信する。無線信号には、RSSI測定用信号及びRSSI通知用信号が含まれる。
 クロック回路135及び電源回路136は、無線モジュール110の動作に必要なクロック信号及び電源電圧を生成し、通信回路131、CPU132、RAM133、及びROM134へ供給する。
 CPU132がROM134に書き込まれている制御プログラムを実行することにより、無線モジュール110は、RSSI測定用信号を受信してRSSI値を算出する第1の動作と、算出したRSSI値を表すRSSI通知用信号を送信する第2の動作とを行う。無線モジュール110は、第1の動作及び第2の動作に先立って、複数の固定局100とゲートウェイ400とを接続したマルチホップネットワークを構成してもよい。
 固定局100は、図示していない電池、または建屋内の電灯線から供給される電力で動作する。
 建屋内における位置推定では、測定用の無線信号の到達距離は数10m程度で足りる。そのため、RSSI測定用信号には、例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) low energy)などの消費電力が小さい無線方式を用いることができる。
 BLEを用いる場合、移動体300は、RSSI測定用信号を、BLEのアドバタイジングチャネルでブロードキャスト送信すれば、システムを簡素化できる。BLEのアドバタイジングチャネルでは、3つの周波数2402MHz、2426MHz、及び2480MHzが使用可能である。
 本発明者らは、BLEのアドバタイジングチャネルの周波数でのRSSI測定用信号のRSSI値と距離との関係を、シミュレーションによって確かめた。
 図3は、RSSI測定用信号のRSSI値のシミュレーション条件の一例を示す図である。図3の例では、天井601及び床603があって壁がない高さが2.7mの広い空間において、床603から1.5mの高さに固定局100と移動体300とを配置している。当該配置によれば、移動体300から固定局100への無線信号に、天井601及び床603での反射によるマルチパスが形成される。
 図3のシミュレーション条件の下で、BLEのアドバタイジングチャネルの3つの周波数の各々で移動体300から送信された無線信号の、距離d離れた固定局100におけるRSSI値を評価した。
 図4は、シミュレーション結果の一例を示す図である。図4によれば、移動体300と固定局100とが1m以上離れると、マルチパスの影響により、周波数ごとに異なるNULL(RSSI値が著しく低下する点)が現れる。そのため、BLEのアドバタイジングチャネルの周波数を用いる場合、RSSI値と距離との対応精度がNULLによって大きく損なわれることがない距離範囲の上限値は、一例として1mである。
 なお、図3のシミュレーション条件は、例えば、図を90度回転させて見ることで、2つの壁の間に上下方向に離れて配置された固定局100及び移動体300と読み替えることができるから、当該上限値は、水平方向に限らず、上下方向についても有効である。
 このことから、移動体300が注目位置にいることを特に高い精度で検出するために、固定局100を、注目位置にいる移動体300との距離が所定距離(上記の上限値であって、一例として1m)以下となる位置に配置することが効果的と言える。
 本発明者は、このような検討を基に、移動体の位置推定を高精度に行うことができる位置推定システム及び位置推定方法を考案した。
 以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、及びステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、図面に示される構成要素の大きさ又は大きさの比は、必ずしも厳密ではない。
 (実施の形態1)
 実施の形態1に係る位置推定システムは、建屋内に設置された複数の固定局と、当該固定局と通信可能に接続された計算器とを備え、固定局が移動体からの無線信号を受信して信号強度を測定し、測定された信号強度に基づいて、計算器が移動体の位置を推定する。当該位置推定システムは、複数の固定局の各々が、直下にいる移動体の頂部との距離が所定距離以下となる位置に設置されていることを特徴とする。
 なお、本明細書では、固定局の直下を、単純に、固定局の鉛直下方と定義してもよい。また、前述したRSSI値と距離との対応精度がNULLによって大きく損なわれることがない距離範囲の上限値を用いて、固定局の鉛直下方を中心としかつ半径が当該上限値より小さい水平円内と定義してもよい。
 図5及び図6は、位置推定システム11の設置例を示す平面図及び側面図である。位置推定システム11は、図1の位置推定システム10の一具体例である。
 図5及び図6では、工場の作業場600内に設置された位置推定システム11の例が示されている。図6において、符号の末尾に付した英字は、同じ種類の個々の構成要素を区別する。
 作業場600は、天井601、壁602、床603で囲まれ、出入り口604が設けられた屋内空間である。作業場600には、設備610(例えば、工作機械)、棚620(例えば、工具棚)とともに、図1で説明した固定局100及びゲートウェイ400が設置されている。また、図5及び図6では示していないが、ゲートウェイ400は、インターネット500を介して、計算器200に接続されている。
 図6では、移動体300の一例として、作業者310a、310b、310cを示している。作業者310a、310b、310cは、作業場600内を移動し、定められた作業を行う。作業者310a、310b、310cが着用する安全帽の頂部の内側に、RSSI測定用信号を送信する送信器301a、301b、301cが設置されている。安全帽が、FRP(繊維強化プラスチック)などの電波透過材で構成される場合、安全帽の頂部の内側は、移動体300の頂部の、上方へ向けて電波が透過する位置の一例である。
 送信器301a、301b、301cの設置高さは、作業者310a、310b、310cの身長に依存し、概ね1.5m~1.9mの40cm程度の範囲にある。また、送信器301a、301b、301cは、安全帽の頂部の内側には限られず、肩などに設置されてもよい。この場合、送信器301a、301b、301cの設置高さは、概ね1.3m~1.7m程度の範囲になる。
 固定局100aは、絶縁性のスペーサ101aを介在して天井601に取り付けられている。固定局100bは、絶縁性のスペーサ101bを介在して設備610bに取り付けられている。固定局100c、100dは、それぞれ絶縁性のスペーサ101c、101dを介在して壁602に取り付けられている。スペーサ101a~101dは、例えば、塩化ビニール管であってもよい。固定局100a~100dは、塩化ビニール管の内部に通された電源ケーブルで動作電力を供給されてもよい。
 固定局100a~100dの各々は、概ね2mの高さに設置されている。
 固定局100a、100bは、作業者310a、310b、310cによって利用される設備610a、610bとともに設置され、作業者310a、310b、310cが設備610a、610bを利用する位置の上方にそれぞれ設置されている。つまり、固定局100a、100bは、設備610a、610bを使って定まった作業を行う作業者310a、310b、310cが直下に来る位置に設置されている。
 棚620などの什器、及び、出入り口604などの建造物を、広い意味での設備に含めてもよい。固定局100c、100dは、作業者310a、310b、310cが棚620、出入り口604を利用する位置の上方にそれぞれ設置されている。つまり、固定局100c、100dは、棚620に物品を出し入れし、また出入り口604を通る作業者310a、310b、310cが直下に来る位置に設置されている。
 このような配置を得るために、設備610bや壁602からスペーサ101b、101c、101dを水平に伸ばす場合、スペーサの長さは例えば80cm程度としてもよい。
 これにより、作業者が設備を利用する位置において、送信器301a、301b、301cと固定局100との距離は、概ね10cm~50cmになる(送信器301a、301b、301cを作業者の肩に設置する場合、30cm~70cm)。また、作業者が設備の前で着座した場合でも、送信器301a、301b、301cと固定局100との距離は概ね1m以内に収まる。
 上記のように構成された位置推定システム11によれば、次のような効果が得られる。
 移動体300が固定局100の直下にいるときに、移動体300との距離が所定距離以下になる位置に、固定局100を配置している。これにより、固定局100と直下の移動体300とが所定距離以下に接近するので、特に固定局100の直下の移動体300の位置を高精度に推定することが可能になる。
 当該所定距離は、例えば、無線信号の周波数及び建屋の内部空間の大きさによって定められるマルチパス環境での信号強度のシミュレーションに基づいて決定される。当該所定距離は、具体的には、RSSI値と距離との対応精度がマルチパスの影響によって大きく損なわれることのない(言い換えれば、大きなNULLを含まない)距離範囲の上限値に決定すればよい。BLEのアドバタイジングチャネルの周波数を用いる場合、当該上限値は、一例として、1mである(例えば、図4のシミュレーション結果を参照)。
 また、固定局100を、スペーサ101を介在して、建屋内の天井、壁、什器、及び設備から離して設置するので、天井、壁、什器、及び設備の影響が低減され、受信特性が無指向性に近づく。これにより、信号強度と距離との対応が全周方向でより均等になるので、移動体の位置の推定精度が安定する。また、固定局100同士の見通しが良くなることで、固定局100同士で直接的かつ安定的な通信が可能となり、システムの構成が簡素化される。
 また、固定局100の各々を、移動体300(例えば、作業者310a、310b、310c)が特定の設備を利用する位置である注目位置の上方に設置しているので、作業者が注目位置にいることを、特に高い精度で推定できる。
 また、移動体300の頂部の上方へ向けて電波が透過する位置に設置された送信器301a、301b、301cから無線信号(例えば、RSSI測定用信号)を送信している。そのため、送信器301a、301b、301cから下方へ放射される無線信号が移動体300自体によって遮られることにより、床面反射によるマルチパスが軽減され、固定局100での受信信号強度が安定する。また、送信器301a、301b、301cから水平方向へ放射される無線信号が、移動体300自体によって遮られにくくなるので、水平面内での受信特性がより無指向性に近づく。これにより、信号強度と距離との対応が全周方向でより均等になるので、移動体300の位置の推定精度が安定する。また、送信器301a、301b、301cから上方へ放射される無線信号は、移動体300を透過して固定局100に達するので、送信器301a、301b、301cの出力電力を抑えることができ、消費電力の低減により電池寿命を延ばすことができる。
 次に、位置推定システム11の動作について説明する。なお、以下で述べる動作に先立って、作業場600内の固定局100及びゲートウェイ400を接続したマルチホップネットワークが構成されているものとする。
 図7は、作業場600内のマルチホップネットワーク20の一例を示す図である。図7のマルチホップネットワーク20の配置は、図5の位置推定システム11の設置例に対応している。図7では、ノード間の接続21、22が点線で示されている。マルチホップネットワーク20には、移動体300が接続されてもよく、固定局100と移動体300との接続22はアドホックに設定されてもよい。ゲートウェイ400は、インターネット500を介して、計算器200に接続されている。
 図8は、位置推定システム11で実行される位置推定方法の一例を示すフローチャートである。
 固定局100は、移動体300から送信されたRSSI測定用信号を受信し(S11)、RSSI値を算出する(S12)。移動体300は、複数の周波数でRSSI測定用信号を送信してもよく、当該複数の周波数は、例えば、BLEのアドバタイジングチャネルに含まれる2つ以上の周波数であってもよい。移動体300が、複数の周波数でRSSI測定用信号を送信する場合、固定局100は、周波数ごとのRSSI値の代表値(例えば、平均値、中央値、最大値など)を、RSSI測定用信号のRSSI値として算出してもよい。
 算出されたRSSI値がしきい値以上であれば(S13でYES)、固定局100は、移動体300が直下に検出されたことを表すRSSI通知用信号を、計算器200へ送信する(S14)。他方、算出されたRSSI値がしきい値以上でなければ(S13でNO)、固定局100は、算出されたRSSI値を表すRSSI通知用信号を、計算器200へ送信する(S15)。しきい値は、一例として、-50dBmである。
 固定局100は、RSSI通知用信号を、RSSI測定用信号と同じ無線形式であるBLEで送信してもよい。RSSI通知用信号は、例えば、図7のマルチホップネットワーク20を通してゲートウェイ400へ転送され、さらにインターネット500を介して計算器200へ伝送される。
 計算器200は、1以上の固定局100から、直下検出又はRSSI値を表すRSSI通知用信号を受信する(S21)。
 何れかの固定局100から直下検出の通知があれば(S22でYES)、移動体300の位置をその固定局100の直下と推定する(S24)。他方、どの固定局100からも直下検出の通知がなければ(S22でNO)、マルチポイント測量を行う(S25)。つまり、複数の固定局100の各々から通知されたRSSI値から求まる固定局から移動体300までの距離を用いて、3辺測量の原理で移動体300の位置を推定する。
 このようにして、位置推定システム11は移動体300の位置を推定する。
 上記の位置推定方法によれば、固定局100は、直下の移動体300からの距離が所定距離以下となる位置に配置されているので、固定局100は、移動体300が直下にいることを、高精度に推定できる。そのため、移動体300が固定局100の直下にいることを、固定局100で測定されたRSSI値のしきい値比較による小さい計算負荷で、高精度に推定できる。
 他方、移動体300が何れかの固定局100の直下にいると推定できない場合は、複数の固定局100の各々で測定されたRSSI値から求めた距離を用いることで、例えば一般的な3辺測量の原理に従って、移動体300の位置を推定することができる。
 また、複数の周波数でRSSI測定用信号の送信及びRSSI値の測定を行っている。これにより、単一の周波数を用いる場合と比べて妨害に強い位置推定が可能となる。また、マルチパスのために、特定の周波数の無線信号の受信信号強度が著しく低下する(いわゆるNULLが生じる)場合でも、固定局100は他の周波数の無線信号を受信できるので、移動体300からの無線信号が固定局100に全く届かない事態を避けることができる。
 また、RSSI測定用信号と、RSSI通知用信号とを同じ方式に無線信号で行っている。これにより、固定局100に設ける通信装置が1つで済み、固定局100のコストを抑えることができる。
 図9は、位置推定システム11で実行される位置推定方法の他の一例を示すフローチャートである。
 図9の動作は、図8と比べて、固定局100において、RSSI値としきい値との比較をするステップ(S13)、及び直下検出を通知するステップ(S14)がなくなり、算出されたRSSI値が計算器200へ常に通知される(S15)点が相違する。また、計算器200において、直下検出の有無を判定するステップ(S22)が、固定局から通知されたRSSI値としきい値とを比較するステップ(S23)に変更される点が相違する。
 この相違により、図9の動作によれば、固定局100の動作が簡素化されるとともに、計算器200において、RSSI値と比較されるしきい値の変更設定が容易になる。
 (実施の形態2)
 実施の形態2では、位置推定システム10の他の設置例について説明する。
 図10及び図11は、位置推定システム10の他の設置例を示す平面図及び側面図である。
 図10及び図11では、自動倉庫700内に設置された位置推定システム12の例が示されている。図11において、符号の末尾に付した英字は、同じ種類の個々の構成要素を区別する。
 自動倉庫700は、天井701、壁702、床703で囲まれた屋内空間である。自動倉庫700には、棚710とともに、図1で説明した固定局100及びゲートウェイ400が設置されている。また、図10及び図11では示していないが、ゲートウェイ400は、インターネット500を介して、計算器200に接続されている。
 図11では、移動体300の一例として、棚710に荷物を出し入れする自走式のカート320a~320cを示している。棚710の高さは約2mである。
 カート320a~320cは、上下に移動し所望の棚710に荷物を出し入れするアームを備え、アームの上限高さの上に天板が設けられている。天板上にシート状の電波吸収材303a~303cが設置され、電波吸収材303a~303cの上面に送信器301a~301cが設置される。電波吸収材303a~303cの上面は、移動体300の頂部の、上方へ向けて電波が透過する位置の一例である。電波吸収材303a~303cは、棚710a~710cの天板上にも設置されてもよい。
 固定局100a~100cは、カート320a~320cが棚710に荷物を出し入れする際に直下に来る位置で、かつ送信器301a~301cの高さに若干の(例えば10cm程度の)高さマージンを加えた位置に設置される。固定局100a~100cは、天井701から延びる絶縁性のスペーサ101a~101cの下端に取り付けられている。スペーサ101a~101cは、例えば、塩化ビニール管であってもよい。
 上記のように構成された位置推定システム12によれば、位置推定システム11と同様の効果に加えて、次のような効果が得られる。
 位置推定システム12では、カート320a~320cの天板上に電波吸収材303a~303cを設置し、その上に送信器301a~301cを設置している。送信器301a~301cから下方への電波が電波吸収材303a~303cによって遮られることで、床面反射によるマルチパスがより効果的に軽減され、移動体の位置の推定精度が向上する。
 以上、本発明の実施の形態に係る位置推定システム及び位置推定方法について説明したが、本発明は、個々の実施の形態には限定されない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の一つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
 本発明は、位置推定システム及び位置推定方法として、作業者や移動装置などの移動体の位置の推定に広く利用できる。
  10、11、12 位置推定システム
  20 マルチホップネットワーク
  21、22 接続
  100、100a~100d 固定局
  101、101a~101d スペーサ
  110 無線モジュール
  120 アンテナ
  131 通信回路
  132 CPU
  133 RAM
  134 ROM
  135 クロック回路
  136 電源回路
  200 計算器
  300 移動体
  301a~301c 送信器
  303a~303c 電波吸収材
  310a~310c 作業者
  320a~320c カート
  400 ゲートウェイ
  500 インターネット
  600 作業場
  601、701 天井
  602、702 壁
  603、703 床
  604 出入り口
  610、610a、610b 設備
  620、710、710a~710c 棚
  700 自動倉庫

Claims (10)

  1.  建屋内に設置され、移動体から送信された無線信号の信号強度を測定する複数の固定局と、
     前記複数の固定局で測定された前記信号強度に基づいて前記移動体の位置を推定する計算器と、を備え、
     前記複数の固定局の各々は、前記移動体が固定局の直下にいるときに、前記移動体の頂部との距離が所定距離以下となる位置に設置されている、
     位置推定システム。
  2.  前記複数の固定局のうち少なくとも1つは、前記建屋内の天井、壁、什器、及び設備のうちの少なくとも1つに、絶縁性のスペーサを介在して取り付けられている、
     請求項1に記載の位置推定システム。
  3.  前記複数の固定局のうち少なくとも1つは、前記移動体によって利用される設備とともに設置され、前記移動体が前記設備を利用する位置の上方に設置されている、
     請求項1又は2に記載の位置推定システム。
  4.  前記計算器は、
     しきい値を超える信号強度が測定された固定局がある場合、前記移動体が前記固定局の直下に位置すると推定し、
     前記しきい値を超える信号強度が測定された固定局がない場合、前記移動体の位置を、複数の固定局の各々で測定された信号強度から求めた前記固定局と前記移動体との間の距離を用いて推定する、
     請求項1から3の何れか1項に記載の位置推定システム。
  5.  前記位置推定システムは、前記移動体の頂部の、上方へ向けて電波が透過する位置に設置され、前記無線信号を送信する送信器を、さらに備える、
     請求項1から4の何れか1項に記載の位置推定システム。
  6.  前記位置推定システムは、前記移動体に設置され、前記無線信号の下方への放射を抑制する電波吸収材を、さらに備える、
     請求項1から5の何れか1項に記載の位置推定システム。
  7.  前記無線信号は、複数の周波数で送信され、
     前記固定局は、周波数ごとの前記無線信号の信号強度を測定し、
     前記計算器は、複数の周波数の前記信号強度を用いて、前記移動体の位置を推定する、
     請求項1から6の何れか1項に記載の位置推定システム。
  8.  前記複数の固定局の各々は、信号強度を測定される前記無線信号と同じ方式の無線信号により、前記信号強度を前記計算器へ通知する、
     請求項1から7の何れか1項に記載の位置推定システム。
  9.  直下にいる移動体の頂部との距離が所定距離以下となる位置に設置されている複数の固定局で、前記移動体から送信された無線信号の信号強度を測定し、
     前記複数の固定局のうち少なくとも1つで測定された前記信号強度に基づいて前記移動体の位置を推定する、
     位置推定方法。
  10.  しきい値を超える信号強度が測定された固定局がある場合、前記移動体が前記固定局の直下に位置すると推定し、
     前記しきい値を超える信号強度が測定された固定局がない場合、前記移動体の位置を、複数の固定局で測定された信号強度から求めた前記移動体と前記固定局との間の距離を用いて推定する、
     請求項9に記載の位置推定方法。
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