WO2018003868A1 - アシスト器具 - Google Patents

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坂本健太
井ノ上雄大
塩田達也
▲高▼木貴大
林正彦
小谷伸介
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株式会社クボタ
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Abstract

作業者が装着して使用するアシスト器具において、荷物の横壁部に開口部が備えられていない場合においても、荷物を適切に保持することができるハンド部を得る。 ハンド部20に、荷物の横壁部の外側に沿って上下方向に配置される横側部27aと、横側部27aの下部から荷物の横壁部側に突出して荷物の横壁部に入り込む下側部27bと、横側部27aの上部から荷物の横壁部側に突出して荷物の横壁部の上側に配置される上側部27cと、上側部27cから下側に突出して荷物の横壁部の内側に沿って上下方向に配置される内側部27dとが備えられている。

Description

アシスト器具
 本発明は、作業者が装着して使用するもので、作業者の作業(動作)を補助するアシスト器具に関する。
 荷物を持ち上げて運んだりするアシスト器具として、特許文献1に開示されているものがある。
 特許文献1では、作業者に取り付けられる本体部、本体部から前側に延出されたアーム部、アーム部から下側に延出されたワイヤ、作業者が手で持つことにより荷物を保持するものでワイヤに接続されたハンド部(特許文献1の図5,6,8,9の19)が備えられている。
 さらに、ワイヤを巻き取ることによりハンド部を上昇させ、ワイヤを繰り出すことによりハンド部を下降させる昇降装置、人為的に操作される手動操作部(特許文献1の図5及び図6の22,23)、手動操作部の操作信号に基づいて昇降装置を巻き取り側及び繰り出し側に作動させる制御装置が備えられている。
 これにより、ハンド部に荷物を掛けた状態において(特許文献1の図5の(c)及び図6の(c)参照)、手動操作部を操作してハンド部を上昇及び下降させることによって、荷物を楽に持ち上げて運んだりすることができるのであり、作業者は荷物を安定させる為にハンド部を手で持つ状態となる。
特開2015-182832号公報
 特許文献1ではビールケース等のように、荷物の横壁部に開口部(特許文献1の図5,6,8,9参照)が備えられた荷物が想定されている。
 これにより、ハンド部の下側部(特許文献1の図5の20c)を荷物の横壁部の開口部に挿入するのであり、ハンド部の下側部が荷物の横壁部から外れないように、上向きに折り曲げられた突出部(特許文献1の図5の20d)が、ハンド部の下側部に備えられている。
 荷物においては、前述のように、荷物の横壁部に開口部が備えられた荷物ばかりではなく、荷物の横壁部に開口部が備えられていない荷物もある。
 本発明は、作業者が装着して使用するアシスト器具において、荷物の横壁部に開口部が備えられていない場合においても、荷物を適切に保持することができるハンド部を得ることを目的としている。
 また、荷物においては、ビールケース等のように同じ大きさ及び形状を備えた荷物ばかりではなく、各種の大きさや各種の形状を備えた荷物がある。
 本発明は、作業者が装着して使用するアシスト器具において、各種の大きさや各種の形状を備えた荷物においても、荷物を適切に保持することができるハンド部を得ることを目的としている。
 また、荷物においては、前述のビールケース等のようなハードケースばかりではなく、例えば米袋やセメント袋等のように、粉粒体を入れた布製やビニール製、紙製等の形状が変化し易い袋がある。
 本発明は、作業者が装着して使用するアシスト器具において、例えば形状が変化し易い袋状の荷物においても、荷物を適切に保持することができるハンド部を得ることを目的としている。
(構成)
 本発明の特徴は、アシスト器具において次のように構成することにある。
 作業者に取り付けられる本体部と、前記本体部から前側に延出されたアーム部と、
 前記アーム部から下側に延出されたワイヤと、作業者が手で持つことにより荷物を保持するもので前記ワイヤに接続されたハンド部とが備えられ、
 前記ワイヤを巻き取ることにより前記ハンド部を上昇させ、前記ワイヤを繰り出すことにより前記ハンド部を下降させる昇降装置と、
 人為的に操作される手動操作部と、前記手動操作部の操作信号に基づいて前記昇降装置を巻き取り側及び繰り出し側に作動させる制御装置とが備えられており、
 前記ハンド部に、
 前記荷物の横壁部の外側に沿って上下方向に配置される横側部と、
 前記横側部の下部から前記荷物の横壁部側に突出して前記荷物の横壁部に入り込む下側部と、
 前記横側部の上部から前記荷物の横壁部側に突出して前記荷物の横壁部の上側に位置する上側部と、
 前記上側部から下側に突出して前記荷物の横壁部の内側に沿って上下方向に配置される内側部とが備えられている。
(作用及び発明の効果)
 本発明によると、ハンド部により荷物を保持する場合、ハンド部の横側部を荷物の横壁部の外側に沿わせて、ハンド部の下側部を荷物の横壁部に入り込ませる。この状態において、ハンド部の上側部を荷物の横壁部の上側に位置させ、ハンド部の内側部を荷物の横壁部の内側に沿わせる。
 これにより、荷物の重量がハンド部に掛かった場合、荷物の重量がハンド部の下側部によって支持されるのであり、ハンド部の下側部が荷物の横壁部から抜け出そうとしても(ハンド部が荷物の横壁部から外れようとしても)、ハンド部の内側部が荷物の横壁部の内側に当たることにより、ハンド部の下側部が荷物の横壁部から抜け出そうとする状態(ハンド部が荷物の横壁部から外れようとする状態)が抑えられる。この状態は、荷物の横壁部に開口部があっても、開口部が無くても同じである。
 以上のように、荷物の横壁部に開口部があっても、開口部が無くても、ハンド部により荷物を適切に保持することができるようになって、アシスト器具の作業性を向上させることができる。
(構成)
 本発明において、
 前記横側部と前記内側部との間の横幅方向の中央部よりも、前記ハンド部における前記内側部に近い部分に、前記ワイヤが接続されていると好適である。
(作用及び発明の効果)
 本発明によれば、荷物の重量がハンド部の下側部に掛かり、ハンド部からワイヤに掛かると、ワイヤの張力により、ハンド部の下側部を荷物の横壁部に入り込ませようとするモーメントが発生する。
 これにより、ハンド部の下側部が荷物の横壁部から抜け出そうとしても(ハンド部が荷物の横壁部から外れようとしても)、前述のモーメントにより、ハンド部の下側部が荷物の横壁部から抜け出そうとする状態(ハンド部が荷物の横壁部から外れようとする状態)が抑えられる。
(構成)
 本発明において、
 前記横幅方向と交差する前記上側部の長手方向の中央部よりも、前記ハンド部における前記上側部の長手方向の一方又は他方の端部側の部分に、前記ワイヤが接続されていると好適である。
(作用及び発明の効果)
 本発明によれば、荷物の重量がハンド部の下側部に掛かり、ハンド部からワイヤに掛かると、ワイヤの張力により、荷物の横壁部と交差する横向きの軸芯周りにハンド部を回転させようとするモーメントが発生する。
 これにより、ハンド部の下側部(下側部の一部)が荷物の横壁部に上向きに押圧され、ハンド部の上側部(上側部の一部)が荷物の横壁部に下向きに押圧される状態となるのであり、ハンド部の下側部(下側部の一部)と荷物の横壁部との間に摩擦力が発生し、ハンド部の上側部(上側部の一部)と荷物の横壁部との間に摩擦力が発生する状態となる。
 従って、ハンド部の下側部が荷物の横壁部から抜け出そうとしても(ハンド部が荷物の横壁部から外れようとしても)、前述の摩擦力により、ハンド部の下側部が荷物の横壁部から抜け出そうとする状態(ハンド部が荷物の横壁部から外れようとする状態)が抑えられる。
(構成)
 本発明において、
 前記横幅方向と交差する前記上側部の長手方向において、前記内側部と前記下側部との間に間隔が生じるように、前記内側部と前記下側部とが前記上側部の長手方向に沿って互いに離れて備えられていると好適である。
(作用及び発明の効果)
 ハンド部において、ハンド部の上側部から内側部が下側に突出していると、ハンド部の内側部と下側部との間隔が狭くなって、ハンド部を荷物の横壁部に取り付け難くなることが考えられる。
 本発明によると、ハンド部の内側部と下側部とが、ハンド部の上側部の長手方向に沿って互いに離れた状態となるので、ハンド部の内側部と下側部との間の斜め方向の間隔が広いものとなる。これにより、ハンド部の姿勢を斜めにすることにより(前述の斜め方向の間隔を上下方向に設定することにより)、ハンド部を無理なく荷物の横壁部に取り付けることができる。
(構成)
 本発明において、
 前記上側部の長手方向において、前記ワイヤが前記ハンド部に接続される部分と前記内側部との間に前記下側部が位置するように、前記ワイヤが前記ハンド部に接続される部分と、前記内側部と、前記下側部とが配置されていると好適である。
(作用及び発明の効果)
 本発明によると、ワイヤがハンド部に接続される部分と内側部との間に下側部が位置しているので、荷物の重量がハンド部の下側部に掛かり、ハンド部からワイヤに掛かると、ワイヤの張力により、荷物の横壁部と交差する横向きの軸芯周りにハンド部を回転させようとするモーメントが発生する。
 これにより、前述と同様に、ハンド部の下側部(下側部の一部)が荷物の横壁部に上向きに押圧され、ハンド部の上側部(上側部の一部)が荷物の横壁部に下向きに押圧される状態となるのであり、ハンド部の下側部(下側部の一部)と荷物の横壁部との間に摩擦力が発生し、ハンド部の上側部(上側部の一部)と荷物の横壁部との間に摩擦力が発生する状態となる。
 従って、ハンド部の下側部が荷物の横壁部から抜け出そうとしても(ハンド部が荷物の横壁部から外れようとしても)、前述の摩擦力により、ハンド部の下側部が荷物の横壁部から抜け出そうとする状態(ハンド部が荷物の横壁部から外れようとする状態)が抑えられる。
(構成)
 本発明の特徴は、アシスト器具において次のように構成することにある。
 作業者に取り付けられる本体部と、前記本体部から前側に延出されたアーム部と、
 前記アーム部から下側に延出されたワイヤと、荷物を保持するもので前記ワイヤに接続された右及び左のハンド部とが備えられ、
 前記ワイヤを巻き取ることにより前記右及び左のハンド部を上昇させ、前記ワイヤを繰り出すことにより前記右及び左のハンド部を下降させる昇降装置と、
 人為的に操作される上昇用及び下降用の手動操作部と、
 前記上昇用の手動操作部の操作信号に基づいて前記昇降装置を巻き取り側に作動させ、前記下降用の手動操作部の操作信号に基づいて前記昇降装置を繰り出し側に作動させる制御装置とが備えられており、
 前記右及び左のハンド部が手袋であり、前記右及び左の一方の手袋の指部に前記上昇用の手動操作部が備えられ、前記右及び左の他方の手袋の指部に前記下降用の手動操作部が備えられている。
(作用及び発明の効果)
 本発明によると、右及び左のハンド部が手袋であるので、作業者が右手及び左手に右及び左のハンド部(手袋)を装着した状態において、作業者は右手(ハンド部)(手袋)及び左手(ハンド部)(手袋)を自由に動かすことができる。これにより、各種の大きさや各種の形状を備えた荷物であっても、作業者は右手(ハンド部)(手袋)及び左手(ハンド部)(手袋)により荷物を適切に保持することができる。
 前述のように、作業者が右手(ハンド部)(手袋)及び左手(ハンド部)(手袋)により荷物を保持した状態において、昇降装置を巻き取り側及び繰り出し側に作動させることにより、右手(ハンド部)(手袋)及び左手(ハンド部)(手袋)、荷物を上昇及び下降させることができる。
 本発明によると、昇降装置を巻き取り側及び繰り出し側に作動させる上昇用及び下降用の手動操作部が、右及び左のハンド部(手袋)の指部に備えられているので、作業者が右手及び左手に右及び左のハンド部(手袋)を装着した状態において、右手及び左手の指により上昇用及び下降用の手動操作部を無理なく操作することができる。
 この場合、右及び左の一方のハンド部(手袋)の指部に、上昇用の手動操作部が備えられて、右及び左の他方のハンド部(手袋)の指部に、下降用の手動操作部が備えられている。
 これにより、例えば作業者が右手の指で上昇用(下降用)の手動操作部を操作し、左手の指で下降用(上昇用)の手動操作部を操作する状態となり、上昇用及び下降用の手動操作部を別々の手の指で操作する状態となるので、例えば作業者が右手の指で上昇及び下降用の手動操作部の両方を同時に操作してしまうというような誤操作を伴うことがない。
(構成)
 本発明において、
 前記右及び左の手袋の特定の指部に、前記上昇用及び下降用の手動操作部が備えられ、
 前記右及び左の手袋の特定の指部以外の指部に、作業者の指が露出する開口部が備えられていると好適である。
(作用及び発明の効果)
 本発明によると、右及び左のハンド部(手袋)において、上昇用及び下降用の手動操作部が備えられた特定の指部以外の指部に開口部が備えられており、作業者が右手及び左手に右及び左のハンド部(手袋)を装着した状態で、作業者の指が開口部から露出する状態となる。
 これにより、作業者が右手(ハンド部)(手袋)及び左手(ハンド部)(手袋)により荷物を保持した状態において、作業者は右及び左のハンド部(手袋)の開口部から露出した指で荷物を直接に触れる状態となるので、作業者が右手及び左手に右及び左のハンド部(手袋)を装着した状態において、右手(ハンド部)(手袋)及び左手(ハンド部)(手袋)により荷物をさらに適切に保持することができる。
(構成)
 本発明において、
 前記右及び左の手袋の特定の指部が、前記右及び左の手袋の本体部から取り外し自在であり、前記右及び左の手袋の特定の指部を、前記右及び左の手袋の本体部において作業者の別の指に対応する部分に取り付け自在であると好適である。
(作用及び発明の効果)
 本発明によると、上昇用及び下降用の手動操作部を備えた右及び左のハンド部(手袋)の指部の位置を、例えば右及び左のハンド部(手袋)の本体部の人差し指の位置や親指の位置、中指の位置等のように、作業者にとって作業が行い易い位置に変更することができる。
(構成)
 本発明において、
 前記右及び左の手袋の本体部における手の甲側の部分に、前記ワイヤが接続される接続部が備えられていると好適である。
(作用及び発明の効果)
 本発明によると、作業者が右手及び左手に右及び左のハンド部(手袋)を装着した状態において、右手(ハンド部)(手袋)及び左手(ハンド部)(手袋)により荷物を保持するのは、右手(ハンド部)(手袋)及び左手(ハンド部)(手袋)において手の平側である。
 これにより、作業者が右手(ハンド部)(手袋)及び左手(ハンド部)(手袋)により荷物を保持する際に、ワイヤが手の平側に位置することはなく、作業者が右手(ハンド部)(手袋)及び左手(ハンド部)(手袋)により荷物を保持する際に、ワイヤが邪魔になることはない。
(構成)
 本発明の特徴は、アシスト器具において次のように構成することにある。
 作業者に取り付けられる本体部と、前記本体部から前側に延出されたアーム部と、
 前記アーム部から下側に延出されたワイヤと、作業者が手で持つことにより荷物を保持するもので前記ワイヤに接続されたハンド部とが備えられ、
 前記ワイヤを巻き取ることにより前記ハンド部を上昇させ、前記ワイヤを繰り出すことにより前記ハンド部を下降させる昇降装置と、
 人為的に操作される手動操作部と、前記手動操作部の操作信号に基づいて前記昇降装置を巻き取り側及び繰り出し側に作動させる制御装置とが備えられており、
 前記ハンド部に、互いに接近及び離間自在で、互いに接近することにより間に前記荷物を保持する第1保持アーム及び第2保持アームが備えられ、
 前記第1及び第2保持アームが前記荷物を保持した状態で前記荷物の重量が前記第1及び第2保持アームに掛かると、前記荷物の重量により前記第1及び第2保持アームの少なくとも一方を接近側に操作する操作力を、前記ワイヤから前記第1及び第2保持アームの少なくとも一方に掛ける操作手段が備えられている。
(作用及び発明の効果)
 本発明によると、ハンド部により荷物を保持する場合、ハンド部の第1及び第2保持アームの間に荷物を保持する。
 この場合、荷物の重量がハンド部に掛かり、ワイヤに張力が発生すると、ワイヤからハンド部の第1及び第2保持アームの少なくとも一方に、ハンド部の第1及び第2保持アームの少なくとも一方を接近側に操作する操作力が掛かるのであり、ハンド部の第1及び第2保持アームの間で荷物が保持される。
 以上のように、ハンド部の第1及び第2保持アームの間に荷物を保持するように構成した場合、荷物の重量を有効に利用することにより、例えば形状が変化し易い袋状の荷物であっても、ハンド部の第1及び第2保持アームの間で荷物が適切に保持されるようになって、アシスト器具の作業性を向上させることができる。
(構成)
 本発明において、
 前記操作手段は、
 前記ワイヤを前記第2保持アームに向けて案内する第1案内部と、
 前記ワイヤの長手方向に沿った前記ワイヤの移動を許容しながら前記ワイヤを前記第1保持アームに向けて案内するもので、前記第2保持アームに備えられた第2案内部とが、備えられており、
 前記ワイヤが前記第1案内部から前記第2案内部を通り、前ワイヤの端部が前記第1保持アームに接続されて、
 前記第1及び第2保持アームが前記荷物を保持した状態で前記荷物の重量が前記第1及び第2保持アームに掛かると、前記第1及び第2保持アームを接近側に操作する操作力が前記ワイヤから前記第1及び第2保持アームに掛かるようにすると好適である。
(作用及び発明の効果)
 本発明によると、ワイヤが第1案内部からハンド部の第2保持アームの第2案内部を通り、ハンド部の第1保持アームに接続されている。
 これにより、荷物の重量がハンド部に掛かり、ワイヤに張力が発生すると、ハンド部において、ワイヤにより第1保持アームが第2保持アーム(第2案内部)に向けて操作されるのであり、ワイヤにより第2保持アーム(第2案内部)が第1保持アームに向けて操作される。
 以上のように、ワイヤの簡単な配置により、操作手段を構成することができて、アシスト器具の構造の簡素化の面で有利なものとなる。
(構成)
 本発明において、
 前記第1案内部は、前記ワイヤの長手方向に沿った前記ワイヤの移動を許容しながら前記ワイヤを前記第2保持アームに向けて案内するもので、前記第1保持アームに備えられており、
 前記手動操作部が前記第1保持アームに備えられていると好適である。
(作用及び発明の効果)
 前述のように、ワイヤが第1案内部からハンド部の第2保持アームの第2案内部を通って、ハンド部の第1保持アームに接続される場合、本発明によると、第1案内部は、ワイヤの長手方向に沿ったワイヤの移動を許容しながらワイヤをハンド部の第2保持アームに向けて案内するものであり、ハンド部の第1保持アームに備えられている。
 これにより、アーム部から下側に延出されたワイヤが、ハンド部の第1保持アームの第1案内部を通り下側に延出され、ハンド部の第2保持アームの第2案内部により上側に向きを変えて、ハンド部の第1保持アームに接続される状態となるのであり、ハンド部の第1保持アームが上側に位置し、ハンド部の第2保持アームが下側に位置する状態となる。
 従って、手動操作部をハンド部の第1保持アームに備えることにより、上側に位置するハンド部の第1保持アームの手動操作部を、容易に操作することができるようになって、アシスト器具の作業性を向上させることができる。
(構成)
 本発明において、
 前記第1及び第2保持アームを人為的に離間させる為の操作アームが、前記第1及び第2保持アームから延出されていると好適である。
(作用及び発明の効果)
 ハンド部の第1及び第2保持アームの間に荷物を保持した状態において、ハンド部を荷物から取り外す場合、本発明によると、ハンド部の第1及び第2保持アームから延出される操作アームを操作することにより、ハンド部の第1及び第2保持アームを離間させて、ハンド部の第1及び第2保持アームから荷物を容易に取り外すことができる。
(構成)
 本発明において、
 前記ハンド部に、前記第1及び第2保持アームを支持する支持部が備えられて、
 前記第1及び第2保持アームが互いに接近及び離間するように、前記第1及び第2保持アームの少なくとも一方が前記支持部に揺動自在に支持されており、
 前記操作手段は、
 前記第1及び第2保持アームのうちの揺動するものに備えられた操作部に前記ワイヤが接続されて、前記第1及び第2保持アームが前記荷物を保持した状態で前記荷物の重量が前記第1及び第2保持アームに掛かると、前記荷物の重量により前記第1及び第2保持アームのうちの揺動するものを接近側に操作する操作力が、前記ワイヤから前記操作部を介して前記第1及び第2保持アームのうちの揺動するものに掛かるようにすると好適である。
(作用及び発明の効果)
 本発明によると、ワイヤがハンド部の第1及び第2保持アームのうちの揺動するものの操作部に接続されている。
 これにより、荷物の重量がハンド部に掛かり、ワイヤに張力が発生すると、ワイヤによりハンド部の第1及び第2保持アームのうちの揺動するものが接近側に操作されるのであり、ハンド部の第1及び第2保持アームの間で荷物が保持される。
 以上のように、ワイヤの簡単な配置により、操作手段を構成することができて、アシスト器具の構造の簡素化の面で有利なものとなる。
(構成)
 本発明において、
 前記支持部に、前記第1及び第2保持アームの両方が互いに接近及び離間するように揺動自在に支持され、
 前記第1保持アームの前記操作部と前記第2保持アームの前記操作部とに亘って共通の連係部材が接続されて、
 前記第1及び第2保持アームが互いに接近及び離間するように、前記連係部材により前記第1及び第2保持アームが揺動すると好適である。
(作用及び発明の効果)
 ハンド部の第1及び第2保持アームの両方を互いに接近及び離間するように揺動自在に支持部に支持した場合、本発明によると、連係部材によりハンド部の第1及び第2保持アームが連係されているので、ハンド部の第1及び第2保持アームが同じように接近側に操作され、同じように離間側に操作されるようになる。
 これにより、ハンド部による荷物の保持及び荷物を離すことが円滑に行われるようになって、アシスト器具の作業性を向上させることができる。
(構成)
 本発明において、
 前記ワイヤが前記連係部材に接続されており、
 前記第1及び第2保持アームが前記荷物を保持した状態で前記荷物の重量が前記第1及び第2保持アームに掛かると、前記荷物の重量により前記第1及び第2保持アームを接近側に操作する操作力が、前記ワイヤから前記連係部材及び前記操作部を介して前記第1及び第2保持アームに掛かるようにすると好適である。
(作用及び発明の効果)
 前述のように、連係部材によりハンド部の第1及び第2保持アームが連係されて、ハンド部の第1及び第2保持アームが同じように接近側に操作され、同じように離間側に操作される状態において、本発明によると、ワイヤが連係部材に接続されている。
 これにより、ワイヤを連係部材に接続するという簡単な構造によって、連係部材を介してハンド部の第1及び第2保持アームを接近側に操作するように、操作手段を構成することができて、アシスト器具の構造の簡素化の面で有利なものとなる。
(構成)
 本発明において、
 前記支持部に固定の持ち手部が備えられていると好適である。
(作用及び発明の効果)
 本発明によると、アシスト器具を装着した作業者が持ち手部を持ってハンド部を移動させることにより、ハンド部の第1及び第2保持アームを荷物の位置に無理なく移動させることができ、荷物を保持したハンド部を所望の位置に無理なく移動させることができるようになって、アシスト器具の作業性を向上させることができる。
(構成)
 本発明において、
 前記支持部に前記手動操作部が備えられていると好適である。
(作用及び発明の効果)
 前述のように、アシスト器具を装着した作業者が持ち手部を持った場合、本発明によると、持ち手部を持った手で手動操作部を操作することができるようになるので、アシスト器具の作業性を向上させることができる。
(構成)
 本発明において、
 前記第1及び第2保持アームのうちの接近側に操作されるものの接近側の限界位置を決める接近側位置決め部が備えられていると好適である。
(作用及び発明の効果)
 本発明によると、ハンド部の第1及び第2保持アームの間で荷物が保持された状態において、決める接近側位置決め部により、ハンド部の第1及び第2保持アームの間で荷物を必要以上に締め付けてしまう状態を防止することができるのであり、ハンド部の第1及び第2保持アームの間で荷物が破損するような状態を防止することができる。
(構成)
 本発明において、
 前記第1及び第2保持アームのうちの離間側に操作されるものの離間側の限界位置を決める離間側位置決め部が備えられていると好適である。
(作用及び発明の効果)
 本発明によると、ハンド部の第1及び第2保持アームの間で荷物が保持された状態において、離間側位置決め部により、ハンド部の第1及び第2保持アームを必要以上に離間させてしまう状態を防止することができるのであり、これによってハンド部から荷物を円滑に離すことができる。
(構成)
 本発明において、
 前記荷物に馴染むように姿勢変更自在な保持部が、前記第1及び第2保持アームに備えられて、前記保持部により前記荷物が保持されると好適である。
(作用及び発明の効果)
 ハンド部の第1及び第2保持アームの間に荷物を保持する場合、本発明によると、荷物に馴染むように姿勢変更自在な保持部が、ハンド部の第1及び第2保持アームに備えられている。
 これにより、ハンド部の第1及び第2保持アームの少なくとも一方を接近側に操作する操作力が掛かった場合に、荷物の形状に応じて保持部の姿勢が変化することによって、ハンド部の第1及び第2保持アームの間で保持部により荷物が無理なく保持されるようになる。
第1実施形態の作業者がアシスト器具を装着した状態を示す側面図である。 第1実施形態の作業者がアシスト器具を装着した状態を示す背面図である。 第1実施形態の作業者がアシスト器具を装着した状態を示す正面図である。 第1実施形態のハンド部の斜視図である。 第1実施形態のハンド部の側面図である。 第1実施形態のケースの横壁部にハンド部を取り付けた状態を示す縦断正面図である。 ケースの横壁部にハンド部を取り付ける際の状態を示す縦断正面図である。 第1実施形態の第1別形態において、ハンド部の斜視図である。 第1実施形態の第1別形態において、ハンド部の側面図である。 第1実施形態の第1別形態において、ケースの横壁部にハンド部を取り付けた状態を示す縦断正面図である。 第1実施形態の第1別形態において、ケースの横壁部にハンド部を取り付けた状態を示す側面図である。 第1実施形態の第2別形態において、ハンド部の斜視図である。 第1実施形態の第2別形態において、ハンド部の側面図である。 第2実施形態の作業者がアシスト器具を装着した状態を示す側面図である。 第2実施形態の作業者がアシスト器具を装着した状態を示す背面図である。 第2実施形態の作業者がアシスト器具を装着した状態を示す正面図である。 第2実施形態のハンド部の側面図(手の甲側)である。 第2実施形態のハンド部の側面図(手の平側)である。 第2実施形態の第1別形態において、ハンド部の側面図(手の甲側)である。 第2実施形態の第2別形態において、ハンド部の側面図(手の甲側)である。 第3実施形態の作業者がアシスト器具を装着した状態を示す側面図である。 第3実施形態の作業者がアシスト器具を装着した状態を示す背面図である。 第3実施形態の作業者がアシスト器具を装着した状態を示す正面図である。 第3実施形態のハンド部の斜視図(第1及び第2保持アームが接近した状態)である。 第3実施形態のハンド部の斜視図(第1及び第2保持アームが離間した状態)である。 第3実施形態のハンド部の側面図(第1及び第2保持アームが接近した状態)である。 第3実施形態の袋を右及び左のハンド部により保持した状態を示す正面図である。 第3実施形態の第1別形態において、ハンド部の斜視図である。 第3実施形態の第1別形態において、ハンド部の斜視図である。 第3実施形態の第1別形態において、袋を右及び左のハンド部により保持した状態を示す斜視図である。 第3実施形態の第2別形態において、袋を右及び左のハンド部により保持していない状態を示す斜視図である。 第3実施形態の第2別形態において、袋を右及び左のハンド部により保持した状態を示す斜視図である。 第3実施形態の第2別形態において、支持部の縦断側面図である。 第3実施形態の第2別形態において、支持部の横断平面図である。 第3実施形態の第2別形態において、支持部の縦断正面図である。
(第1実施形態)
 本発明の実施形態における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、以下のように記載している。作業者がアシスト器具を装着した状態において、作業者から視て前側が「前」であり、後側が「後」であり、右側が「右」であり、左側が「左」である。
[1]
 アシスト器具の全体構成及び本体部1について説明する。
 図1,2,3に示すように、作業者の背中部に取り付けられる本体部1、本体部1の上部から上側に延出された右及び左のアーム部2、本体部1の下部に備えられた右及び左の脚作用部3が備えられており、作業者への装着用の取付ベルト4、右及び左の肩ベルト5が備えられて、アシスト器具が構成されている。
 図1,2,3に示すように、本体部1は、右及び左の縦フレーム6、右及び左の縦フレーム6の上部及び中間部に亘って連結された支持板7,8、右及び左の縦フレーム6の下部に亘って連結された横フレーム9等を備えて、枠状に構成されている。脚作用部3に取付ベルト4が取り付けられており、縦フレーム6に肩ベルト5が取り付けられている。支持板8の後面に制御装置14が連結されており、制御装置14の後側を覆うように支持板8に連結された支持板15に、バッテリー16が取り付けられている。
 これにより、図1,2,3に示すように、肩ベルト5に作業者の腕部(肩部)を入れ、取付ベルト4を作業者の腰部に巻き付けて固定することにより、作業者の背中部に本体部1が取り付けられる。
 図1,2,3に示すように、アシスト器具及び荷物の重量が取付ベルト4を介して主に作業者の腰部に掛かることになるのであり、アシスト器具及び荷物の重量が作業者の腰部により安定して支持される。右及び左の肩ベルト5は、主に本体部1が作業者の背中部から後方に離れようとする状態を止める機能を発揮する。
[2]
 次に、右及び左の脚作用部3について説明する。
 図1,2,3に示すように、脚作用部3は、基部10、伝動ケース11、操作アーム12及び脚ベルト13等を備えている。横フレーム9に左右方向にスライド自在に基部10が支持されており、基部10の外端部に伝動ケース11が前向きに連結されている。
 図1,2,3に示すように、伝動ケース11の前部の左右方向の横軸芯P1周りに、操作アーム12が揺動自在に支持されており、幅広のベルト状の脚ベルト13が操作アーム12の端部に連結されている。複数の平ギヤにより構成された伝動機構(図示せず)が伝動ケース11の内部に備えられ、電動モータ(図示せず)が基部10に左右方向に内装されており、電動モータにより伝動機構を介して操作アーム12が横軸芯P1周りに揺動駆動される。
 前項[1]に記載のように、作業者の背中部に本体部1を取り付ける場合において、作業者が取付ベルト4を腰部に巻き付けて固定する際、取付ベルト4と一緒に、右及び左の脚作用部3(基部10)が横フレーム9に沿って左右方向に移動可能である。
 これにより、取付ベルト4の腰部への巻き付け具合により、作業者の体格に合わせるように右及び左の脚作用部3の間隔が決まるのであり、取付ベルト4により右及び左の脚作用部3の位置が決められた状態となる。
 この後、図1,2,3に示すように、作業者は脚ベルト13を太腿部に巻き付けて、面ファスナ(図示せず)(商品名:マジックテープ(登録商標))により、脚ベルト13を太腿部に取り付ける。
 作業者がアシスト器具を装着した状態において、作業者の腰部の右側に右の脚作用部3(伝動ケース11)が位置し、作業者の腰部の左側に左の脚作用部3(伝動ケース11)が位置する。
[3]
 次に、右及び左のアーム部2について説明する。
 図1,2,3に示すように、右及び左の縦フレーム6の上部が、作業者の右及び左の肩部を越えて斜め前側の斜め上側に延出されて、右及び左のアーム部2が構成されており、アーム部2の上端部に案内プーリー25が回転自在に支持されている。
 図1,2,3に示すように、支持板7の後面に昇降装置17が連結されており、昇降装置17から、右の2本のワイヤ18,19及び左の2本のワイヤ18,19が延出されている。支持板7の上部に受け部材21が連結され、アーム部2の上部に受け部材22が連結されており、ワイヤ18,19のアウター18b,19bが受け部材21,22に接続されて、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが昇降装置17に接続されている。
 図1,2,3に示すように、右の2本のワイヤ18,19のインナー18a,19aが案内プーリー25に掛けられて下側に延出されており、右の2本のワイヤ18,19のインナー18a,19aに、右のハンド部20が接続されている。左の2本のワイヤ18,19のインナー18a,19aが案内プーリー25に掛けられて下側に延出されており、左の2本のワイヤ18,19のインナー18a,19aに、左のハンド部20が接続されている。
[4]
 次に、昇降装置17について説明する。
 図1及び図2に示すように、昇降装置17は支持板7に連結されており、伝動機構(図示せず)を内装する上下向きの伝動ケース30、伝動ケース30の下部に横向きに連結された電動モータ29、伝動ケース30の上部に横向きに連結された支持ケース26、支持ケース26の内部で横向きの軸芯周りに回転自在な4個の回転体(図示せず)が備えられている。
 図1及び図2に示すように、ワイヤ18,19のアウター18b,19bが受け部材21に接続され、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが、支持ケース26の内部の4個の回転体の各々に接続されている。
 以上の構造により、図1及び図2に示すように、電動モータ29の動力が伝動ケース30の内部の伝動機構を介して、支持ケース26の内部の回転体に伝達されて、回転体が巻き取り側(ハンド部20の上昇側)及び繰り出し側(ハンド部20の下降側)に回転駆動される。電動モータ29に電磁ブレーキ(図示せず)が備えられている。電動モータ29の作動時に電磁ブレーキは解除状態となり、電動モータ29の停止時及び非通電時に電磁ブレーキは制動状態となる。
[5]
 次に、右及び左のハンド部20について説明する。
 図4~図7において、右のハンド部20を示しており、左のハンド部20は右のハンド部20の左右対称の形状となっている。
 図4及び図5に示すように、ハンド部20において、金属製の板材を折り曲げて構成された支持部材27、合成樹脂製のカバー28が備えられており、支持部材27にカバー28が取り付けられている。
 図1~図5に示すように、右のハンド部20において、カバー28に上昇操作スイッチ23(手動操作部に相当)が備えられ、左のハンド部20において、カバー28に下降操作スイッチ24(手動操作部に相当)が備えられている。上昇及び下降操作スイッチ23,24は、ハーネス(図示せず)を介して制御装置14に接続されている。
 図4及び図5に示すように、支持部材27において、縦壁状の横側部27a、横側部27aの下部から横側に突出する下側部27b、横側部27aの上部から横側に突出する上側部27c、上側部27cから下側に突出する内側部27dが備えられている。支持部材27の上側部27cにカバー28が取り付けられて、支持部材27の内側部27dに、ワイヤ18,19のインナー18a,19aの接続孔27eが開口されている。
 図6に示すように、支持部材27の横側部27aと内側部27dとの間の横幅方向A1の間隔L1よりも、支持部材27の横側部27aの下部から横側に突出する下側部27bの突出長さL2が短いものとなっている。
 図4及び図5に示すように、支持部材27の接続孔27eは支持部材27の内側部27dの下部に備えられ、支持部材27(内側部27d及び下側部27b)の長手方向A2(横幅方向A1と交差する長手方向A2)の長さL3の中央部C1に位置している。
 図6に示すように、支持部材27の内側部27d(接続孔27e)にワイヤ18,19のインナー18a,19aが接続されることにより、支持部材27の横側部27aと内側部27dとの間の横幅方向A1(間隔L1)の中央部C2よりも、ハンド部20における内側部27dに近い部分に、ワイヤ18,19(インナー18a,19a)が接続された状態となっている。
 図1,2,3に示すように、作業者がアシスト器具を装着した状態において、作業者が右手で右のハンド部20を握るようにして持ち、左手で左のハンド部20を握るようにして持つ。
 前述の状態において、作業者は右手及び左手の親指により上昇及び下降操作スイッチ23,24を押し操作する。この場合、上昇及び下降操作スイッチ23,24は復帰型に構成されており、作業者が上昇及び下降操作スイッチ23,24を押し操作していると、上昇及び下降操作スイッチ23,24から操作信号が出力されるのであり、作業者が上昇及び下降操作スイッチ23,24の押し操作を止めると、上昇及び下降操作スイッチ23,24の操作信号は停止する。
[6]
 次に、右及び左のハンド部20のケースW(荷物に相当)への取り付けについて説明する。
 図6及び図7に示すように、例えばリンゴやミカン等の果物を入れる為のケースW(荷物に相当)において、ケースWの右及び左の横壁部W1に、上側の突出部W2及び下側の突出部W3が備えられている(ケースWの横壁部W1を貫通する開口部は無い)。突出部W2,W3は横側に突出する平板状で、ケースWの右及び左の横壁部W1を含めたケースWの上部の全周に亘って備えられている。
 図6及び図7に示すケースWにおいて、ケースWの横壁部W1にハンド部20を取り付ける場合、図7に示すように、ハンド部20を少し斜めにしながら(支持部材27の上側部27c及び内側部27dをケースWの内側方向A3に少し移動させ、支持部材27の下側部27bをケースWの外側方向A4に少し移動させた状態)、支持部材27の下側部27bの端部と内側部27dの端部との間に、ケースWの横壁部W1を入り込ませる。
 次に、図7から図6に示すように、支持部材27の横側部27aと内側部27dとの間に、ケースWの横壁部W1を入り込ませ、支持部材27の下側部2bをケースWの突出部W3の下側に入り込ませる。
 これにより、図6に示すように、支持部材27の横側部27aが、ケースWの横壁部W1の外側に沿って上下方向に配置され、支持部材27の下側部2bが、支持部材27の横側部27aの下部からケースWの横壁部W1側に突出して、ケースWの突出部W3の下側に入り込む状態となる。
 図6に示すように、支持部材27の上側部27cが、支持部材27の横側部27aの上部からケースWの横壁部W1側に突出してケースWの突出部W2の上側に配置され、支持部材27の内側部27dが、支持部材27の上側部27cから下側に突出して、ケースWの横壁部W1の内側に沿って上下方向に配置される状態となる。
 図6に示すように、ケースWの横壁部W1を貫通する開口部が無いと、横幅方向A1において、ケースWの突出部W3の横幅が狭いものとなる。
 この場合、図6に示すように、支持部材27の横側部27aと内側部27dとの間の横幅方向A1の間隔L1よりも、支持部材27の横側部27aの下部から横側に突出する下側部27bの突出長さL2が短いものとなっていることにより、支持部材27の下側部27bがケースWの突出部W3の下側に無理なく入り込む。
[7]
 次に、右及び左のハンド部20によるケースWの支持状態について説明する。
 図6に示す状態において後述する[8]に記載のように、ケースWの重量がハンド部20に掛かった場合、ケースWの重量が支持部材27の下側部27bによって支持される。
 図6に示すように、支持部材27の下側部27bがケースWの突出部W3の下側から抜け出そうとしても(ハンド部20がケースWの横壁部W1から外れようとしても)、支持部材27の内側部27dがケースWの横壁部W1の内側に当たることにより、支持部材27の下側部27bがケースWの突出部W3の下側から抜け出そうとする状態(ハンド部20がケースWの横壁部W1から外れようとする状態)が抑えられる。この状態は、ケースWの横壁部W1に開口部があっても、開口部が無くても同じである。
 図6に示す状態において、後述する[8]に記載のように、ケースWの重量がハンド部20に掛かり、ハンド部20からワイヤ18,19に掛かると、ワイヤ18,19の張力により、支持部材27の下側部27bをケースWの突出部W3の下側に入り込ませようとするモーメントM1が発生する。
 これにより、支持部材27の下側部27bがケースWの突出部W3の下側から抜け出そうとしても(ハンド部20がケースWの横壁部W1から外れようとしても)、モーメントM1により、支持部材27の下側部27bがケースWの突出部W3の下側から抜け出そうとする状態(ハンド部20がケースWの横壁部W1から外れようとする状態)が抑えられる。
[8]
 例えば、床に置かれたケースWを高い棚やトラックの荷台に置くような場合、作業者がしゃがんで床のケースWを手で持ち、次に手を下に延ばした状態でケースWを持ちながら立ち上がり、次に手でケースWを持ち上げて、ケースWを高い棚やトラックの荷台に置くような状態が想定される。
 前述の状態において上昇及び下降操作スイッチ23,24の押し操作に基づいて、制御装置14により右及び左の脚作用部3、昇降装置17が作動する状態について説明する。
 図1,2,3に示すように、作業者がアシスト器具を装着した状態において、作業者が上昇及び下降操作スイッチ23,24の両方を押し操作していないと、昇降装置17は停止し、右及び左の脚作用部3の電動モータは停止状態(自由回転状態)となる。
 これにより、作業者が歩行する場合や、作業者が膝部を曲げて腰部を落とす場合(しゃがむ場合)、作業者の太腿部に追従するように操作アーム12が揺動するのであり、作業者の動作が妨げられることはない。
 次に作業者がしゃがんで床のケースWを手で持つ場合、作業者が下降操作スイッチ24を押し操作すると、昇降装置17が繰り出し側に作動して、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが繰り出されて、右及び左のハンド部20が下降する。下降操作スイッチ24の押し操作を止めると、昇降装置17が停止して、右及び左のハンド部20が停止する。これにより、前項[6]に記載のように、右及び左のハンド部20をケースWの横壁部W1に取り付ける。
 昇降装置17において、電動モータ29に電磁ブレーキ(図示せず)が備えられているので、電動モータ29の作動時に電磁ブレーキは解除状態となり、電動モータ29の停止時及び非通電時に電磁ブレーキは制動状態となる。
 これにより、電動モータ29が停止した状態において、昇降装置17からワイヤ18,19のインナー18a,19aが繰り出されることはなく、後述するように右及び左のハンド部20にケースWの重量が掛かっても、右及び左のハンド部20が下降することはない。
 次に作業者は、右及び左のハンド部20をケースWの横壁部W1に取り付けた状態で、立ち上がることによりケースWを床から持ち上げる。この状態において作業者が上昇操作スイッチ23を押し操作すると、右及び左の脚作用部3(操作アーム12)が下側に駆動され、作業者の太腿部が下側に操作されて、作業者の立ち上がりが補助される。
 前述のように作業者が立ち上がる際において、前述の電動モータ29のブレーキ機能により、右及び左のハンド部20(ケースW)が下降することはない。
 前述のように、作業者が上昇操作スイッチ23を押し操作した状態で立ち上がった後、右及び左の脚作用部3(操作アーム12)が略真下に向く位置に達したことが検出されると、作業者が完全に立ち上がったと判断されて、右及び左の脚作用部3の電動モータは停止状態(自由回転状態)となる。
 次に昇降装置17が巻き取り側に作動して、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが巻き取られて、右及び左のハンド部20(ケースW)が上昇する。所望の位置まで右及び左のハンド部20(ケースW)が上昇すると、上昇操作スイッチ23の押し操作を止めることにより、昇降装置17が停止して右及び左のハンド部20(ケースW)が停止する。
 次に作業者はケースWを置くべき高い棚やトラックの荷台等へ歩いて移動する。作業者が高い棚やトラックの荷台等に到着して、作業者が下降操作スイッチ24を押し操作すると、昇降装置17が繰り出し側に作動して、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが繰り出されて、右及び左のハンド部20(ケースW)が下降する。これにより、ケースWを高い棚やトラックの荷台等に置いて、右及び左のハンド部20をケースWから取り外す。
 以上のようにして、ケースWを高い棚やトラックの荷台等に置くと、最初の状態に戻るのであり、次のケースWに対して同様な操作を行う。
[第1実施形態の第1別形態]
 前述の(第1実施形態)において、図4~図7に示す右及び左のハンド部20に代えて、右及び左のハンド部20を、以下の[9][10][11]の説明及び図8~図11に示すように構成してもよい。
[9]
 右及び左のハンド部20について説明する。
 図8~図11において、右のハンド部20を示しており、左のハンド部20は右のハンド部20の左右対称の形状となっている。
 図8及び図9に示すように、ハンド部20において、金属製の板材を折り曲げて構成された支持部材27、合成樹脂製のカバー28が備えられており、支持部材27にカバー28が取り付けられている。右のハンド部20において、カバー28に上昇操作スイッチ23が備えられ、左のハンド部20において、カバー28に下降操作スイッチ24が備えられている(図2及び図3参照)。上昇及び下降操作スイッチ23,24は、ハーネス(図示せず)を介して制御装置14に接続されている。
 図8及び図9に示すように、支持部材27において、縦壁状の横側部27a、横側部27aの下部の後部から横側に突出する下側部27b、横側部27aの上部の前部から横側に突出する上側部27c、上側部27cから下側に突出する内側部27dが備えられている。
 図10に示すように、支持部材27の横側部27aと内側部27dとの間の横幅方向A1の間隔L1よりも、支持部材27の横側部27aの下部から横側に突出する下側部27bの突出長さL2が短いものとなっている。
 図8及び図9に示すように、支持部材27の上側部27cの長手方向A2の長さL4の中央部C3よりも、前側の支持部材27の上側部27cの部分に、支持部材27の内側部27dが備えられている。支持部材27の内側部27dは、支持部材27の上側部27cの長手方向A2の長さL4よりも、短い長さL5を備えている。
 図8及び図9に示すように、支持部材27の上側部27cの長手方向A2長さL4の中央部C3よりも、後側の支持部材27の横側部27aの部分に、支持部材27の下側部27bが備えられている。支持部材27の下側部27bは、支持部材27の上側部27cの長手方向A2の長さL4よりも短い長さL6を備えている。
 図8及び図9に示すように、支持部材27の内側部27dにおける上側部27cの長手方向A2の長さL5と、支持部材27の下側部27bにおける上側部27cの長手方向A2の長さL6とが、短いものに設定されている。
 これにより、支持部材27の内側部27d(支持部材27の内側部27dにおける下側部27b側の端部)と、支持部材27の下側部27b(支持部材27の下側部27bにおける内側部27d側の端部)との間に、支持部材27の上側部27cの長手方向A2に沿った間隔L7が生じている。
 図8及び図9に示すように、支持部材27の上側部27cの後部で、且つ、支持部材27の内側部27d側の部分に、接続部27fが上側に突出して、接続部27fに接続孔27eが開口されており、接続孔27eにワイヤ18,19のインナー18a,19aが接続されている。これにより、側面視で(図9参照)、支持部材27の下側部27bの略真上に、支持部材27の接続部27f及び接続孔27eが位置している。
 図10に示すように、支持部材27の接続部27f(接続孔27e)にワイヤ18,19のインナー18a,19aが接続されることにより、支持部材27の横側部27aと内側部27dとの間の横幅方向A1(間隔L1)の中央部C2よりも、ハンド部20(支持部材27)における内側部27dに近い部分に、ワイヤ18,19(インナー18a,19a)が接続された状態となっている。
 同時に、横幅方向A1と交差する支持部材27の上側部27cの長手方向A2の中央部C3よりも、ハンド部20における支持部材27の上側部27cの長手方向A2の一方又は他方の端部側の部分に、ワイヤ18,19が接続された状態となっている。
[10]
 次に、右及び左のハンド部20のケースWへの取り付けについて説明する。
 図8及び図9に示すように、支持部材27の内側部27dにおける上側部27cの長手方向A2の長さL5と、支持部材27の下側部27bにおける上側部27cの長手方向A2の長さL6とが、短いものに設定されている。
 これにより、図11に示すように、支持部材27の内側部27dにおける下側部27b側の端部と、支持部材27の下側部27bにおける内側部27d側の端部とを直線で結んだ間隔L8(支持部材27の内側部27dにおける下側部27b側の端部と、支持部材27の下側部27bにおける内側部27d側の端部との間の斜め方向の間隔L8)が広いものとなっている。
 従って、間隔L8が上下方向に沿った状態となるようにハンド部20の姿勢を斜めに設定し、且つ、ハンド部20を図7と同様な斜めの姿勢(前項[6]参照)とすることにより、ハンド部20を無理なくケースWの横壁部W1に取り付けることができる。
 図10及び図11に示すように、支持部材27の横側部27aが、ケースWの横壁部W1の外側に沿って上下方向に配置され、支持部材27の下側部2bが、支持部材27の横側部27aの下部からケースWの横壁部W1側に突出して、ケースWの突出部W3の下側に入り込む状態となる。
 図10に示すように、支持部材27の上側部27cが、支持部材27の横側部27aの上部からケースWの横壁部W1側に突出してケースWの突出部W2の上側に配置され、支持部材27の内側部27dが、支持部材27の上側部27cから下側に突出してケースWの横壁部W1の内側に沿って上下方向に配置される状態となる。
[11]
 次に、右及び左のハンド部20によるケースWの支持状態について説明する。
 図10に示す状態において、前項[8]に記載のように、ケースWの重量がハンド部20に掛かった場合、ケースWの重量が支持部材27の下側部27bによって支持される。
 図10に示すように、支持部材27の下側部27bがケースWの突出部W3の下側から抜け出そうとしても(ハンド部20がケースWの横壁部W1から外れようとしても)、支持部材27の内側部27dがケースWの横壁部W1の内側に当たることにより、支持部材27の下側部27bがケースWの突出部W3の下側から抜け出そうとする状態(ハンド部20がケースWの横壁部W1から外れようとする状態)が抑えられる。この状態は、ケースWの横壁部W1に開口部があっても、開口部が無くても同じである。
 図10に示す状態において、前項[8]に記載のように、ケースWの重量がハンド部20に掛かり、ハンド部20からワイヤ18,19に掛かると、ワイヤ18,19の張力により、支持部材27の下側部27bをケースWの突出部W3の下側に入り込ませようとするモーメントM1が発生する。
 これにより、支持部材27の下側部27bがケースWの突出部W3の下側から抜け出そうとしても(ハンド部20がケースWの横壁部W1から外れようとしても)、モーメントM1により、支持部材27の下側部27bがケースWの突出部W3の下側から抜け出そうとする状態(ハンド部20がケースWの横壁部W1から外れようとする状態)が抑えられる。
[第1実施形態の第2別形態]
 前述の[第1実施形態の第1別形態]において、図8~図11に示す右及び左のハンド部20における支持部材27の横側部27a、下側部27b及び内側部27dの配置を、図12及び図13に示すように変更して、右及び左のハンド部20を構成してもよい。
 図12及び図13に示すように、支持部材27の上側部27cの長手方向A2の長さL4の中央部C3よりも、後側の支持部材27の上側部27cの部分に、支持部材27の内側部27dが備えられている。支持部材27の内側部27dは、支持部材27の上側部27cの長手方向A2の長さL4よりも短い長さL5を備えている。
 図12及び図13に示すように、支持部材27の上側部27cの長手方向A2の長さL4の中央部C3よりも、前側の支持部材27の上側部27cの部分で、且つ、支持部材27の内側部27d側の部分に、支持部材27の接続部27f及び接続孔27eが備えられている。
 図12及び図13に示すように、支持部材27の接続部27f(接続孔27e)にワイヤ18,19のインナー18a,19aが接続されることにより、支持部材27の横側部27aと内側部27dとの間の横幅方向A1(間隔L1)の中央部C2(図10参照)よりも、ハンド部20(支持部材27)における内側部27dに近い部分に、ワイヤ18,19(インナー18a,19a)が接続された状態となっている。
 同時に、横幅方向A1と交差する支持部材27の上側部27cの長手方向A2の中央部C3よりも、ハンド部20における支持部材27の上側部27cの長手方向A2の一方又は他方の端部側の部分に、ワイヤ18,19が接続された状態となっている。
 図12及び図13に示すように、支持部材27の上側部27cの長手方向A2の長さL4の中央部C3において、前側の支持部材27の横側部27aの部分に、支持部材27の下側部27bが備えられている。支持部材27の下側部27bは、支持部材27の上側部27cの長手方向A2の長さL4よりも短い長さL6を備えている。
 これにより、図12及び図13に示すように、支持部材27の上側部27cの長手方向A2において平面視で、支持部材27の接続部27f及び接続孔27eと、支持部材27の内側部27dとの間に、支持部材27の下側部27bが位置する状態となっている。
 この場合、支持部材27の上側部27cの長手方向A2の長さL4の中央部C3の少し前側の位置(又は少し後側の位置)に、支持部材27の下側部27bが備えられるように構成してもよい。
 図13に示す状態において、前項[8]に記載のように、ケースWの重量がハンド部20に掛かり、ハンド部20からワイヤ18,19に掛かると、ワイヤ18,19の張力により、ケースWの横壁部W1と交差する横向きの軸芯周りにハンド部20を回転させようとするモーメントM2が発生する。
 これにより、図13に示すように、支持部材27の下側部27b(下側部27bの前部)がケースWの突出部W3の下面に上向きに押圧され、支持部材27の上側部27c(上側部27cの後部)がケースWの突出部W2の上面に下向きに押圧される状態となる。
 これにより、支持部材27の下側部27b(下側部27bの前部)とケースWの突出部W3の下面との間に摩擦力が発生し、支持部材27の上側部27c(上側部27cの後部)とケースWの突出部W2の上面との間に摩擦力が発生する状態となる。
 従って、支持部材27の下側部27bがケースWの突出部W3の下側から抜け出そうとしても(ハンド部20がケースWの横壁部W1から外れようとしても)、前述の摩擦力により、支持部材27の下側部27bがケースWの突出部W3の下側から抜け出そうとする状態(ハンド部20がケースWの横壁部W1から外れようとする状態)が抑えられる。
 図12及び図13に示すように、支持部材27の横側部27aに対して、支持部材27の下側部27bは別部材に構成されている。支持部材27の下側部27bに、2本のボルト27gが連結されており、支持部材27の横側部27aに、複数の連結孔27hが上下方向に配置されている。
 これにより、図12及び図13に示すように、支持部材27の下側部27bのボルト27gを、支持部材27の横側部27aの連結孔27hに挿入して、ナット31により支持部材27の下側部27bを支持部材27の横側部27aに連結する。支持部材27の下側部27bのボルト27gが挿入される連結孔27hを変更することにより、支持部材27の横側部27aにおける下側部27bの連結位置を上下に変更することができる。
[第1実施形態の第3別形態]
 前述の(第1実施形態)において、ワイヤ18,19(インナー18a,19a)を、支持部材27の内側部27dの前部又は後部(長手方向A2の長さL3の中央部C1よりも前側又は後側)に接続するように構成してもよい。
 このように構成すると、支持部材27の下側部27bをケースWの突出部W3の下側に入り込ませようとするモーメントM1が発生するのに加えて、前述の[発明の実施の第2別形態]と同様に、ケースWの横壁部W1と交差する横向きの軸芯周りにハンド部20を回転させようとするモーメントM2が発生する(図13参照)。
 前述の(第1実施形態)において、ワイヤ18,19(インナー18a,19a)を、支持部材27の上側部27cにおいて、中央部C2よりも支持部材27の内側部27d側の部分に接続してもよい。
 この場合、支持部材27の上側部27cにおいて、支持部材27(内側部27d及び下側部27b)の長手方向A2の長さL3の中央部C1、中央部C1よりも前側の位置、中央部C1よりも後側の位置に、ワイヤ18,19(インナー18a,19a)を接続すればよい。
[第1実施形態の第4別形態]
 前述の[第1実施形態の第1別形態]において、支持部材27の横側部27aの下部の前部に下側部27bを備え、支持部材27の横側部27aの上部の後部に上側部27cを備えるように構成してもよい。
 このように構成すると、支持部材27の横側部27aの上部の前部に、支持部材27の接続部27fを備えればよい。
 前述の[第1実施形態の第2別形態]において、支持部材27の上側部27cの長手方向A2の長さL4の中央部C3よりも、前側の支持部材27の上側部27cの部分に、支持部材27の内側部27dを備え、支持部材27の上側部27cの長手方向A2の長さL4の中央部C3よりも、後側の支持部材27の上側部27cの部分で、且つ、支持部材27の内側部27d側の部分に、支持部材27の接続部27f及び接続孔27eを備えてもよい。
[第1実施形態の第5別形態]
 前述の[第1実施形態の第1別形態][第1実施形態の第2別形態]において、支持部材27の下側部27b及び内側部27dを平面視(側面視)で、四角形状に構成するのではなく、半円形状や台形形状に構成してもよい。
 前述のように構成した場合、支持部材27の下側部27b及び内側部27dを、図9及び図13に示すように、支持部材27の上側部27cの長手方向A2に沿って完全に離間させるのではなく、支持部材27の下側部27bの基部(支持部材27の横側部27aに接続される部分)の一部と、支持部材27の内側部27dの基部(支持部材27の横側部27aに接続される部分)の一部とが、平面視で重複する程度に、支持部材27の下側部27b及び内側部27dを離間させてもよい。
[第1実施形態の第6別形態]
 前述の(第1実施形態)、[第1実施形態の第1別形態]~[第1実施形態の第5別形態]において、以下の説明のように構成してもよい。
 上昇操作スイッチ23を左のハンド部20に備え、下降操作スイッチ24を右のハンド部20に備えてもよい。上昇及び下降操作スイッチ23,24の両方を、右(左)のハンド部20に備えてもよい。
 図1,2,3に示す右のハンド部20に対して、1本のワイヤ18を備え、左のハンド部20に対して、1本のワイヤ18を備えるように構成してもよい。
 右及び左のアーム部2を廃止して、1本のアーム部2を備えてもよい。このように構成した場合、1本のアーム部2から2本のワイヤ18を延出して、2本のワイヤ18の一方に右のハンド部20を備え、2本のワイヤ18の他方に左のハンド部20を備える。
 又は、1本のアーム部2から1本のワイヤ18を延出し、1本のワイヤ18の端部を二股状に分岐させて、分岐部分の一方に右のハンド部20を備え、分岐部分の他方に左のハンド部20を備える。
 ケースWにおいて、ケースWの突出部W2,W3が備えられず、ケースWの右及び左の横壁部W1に横向きの凹部(図示せず)が備えられている場合、右及び左のハンド部20において、支持部材27の下側部27bをケースWの横壁部W1の凹部に入り込ませることにより、右及び左のハンド部20をケースWに取り付けることができる。
[第1実施形態の第7別形態]
 前述の(第1実施形態)、[第1実施形態の第1別形態]~[第1実施形態の第6別形態]において、右及び左の脚作用部3を備えないように構成してもよい。
(第2実施形態)
 次に、第2実施形態の右及び左のハンド部20について説明する。
 図14、図15、及び、図16に、第2実施形態のハンド部120を備えたアシスト器具を示す。
 図17及び図18において、右のハンド部120を示しており、左のハンド部120は右のハンド部120の左右対称の形状となっている。
 図17及び図18に示すように、右及び左のハンド部120は、布製の手袋により構成されている。右及び左のハンド部120(手袋)において、作業者の手の平(手の甲)が入る本体部127が備えられ、本体部127における手の甲側の部分に、ベルト状(ループ状)の接続部128が備えられている。
 図14,15,16に示すように、右(左)のワイヤ18,19のインナー18a,19aの端部が、右(左)のハンド部120(手袋)の接続部128に通されて、右(左)のワイヤ18,19のインナー18a,19aの上部に、固定金具138によって連結されている(右(左)のワイヤ18,19のインナー18a,19aの端部に、固定金具138によってループ部分が形成され、このループ部分に右(左)のハンド部120(手袋)の接続部128が通された状態)。
 以上の構造により、右のハンド部120(手袋)の接続部128に、右のワイヤ18,19のインナー18a,19aが接続され、左のハンド部120(手袋)の接続部128に、左のワイヤ18,19のインナー18a,19aが接続されている。
 図17及び図18に示すように、右及び左のハンド部120(手袋)において、本体部127に接続されたもので作業者の親指が入る第1指部131、本体部127に接続されたもので作業者の人差し指が入る第2指部132、本体部127に接続されたもので作業者の中指が入る第3指部133、本体部127に接続されたもので作業者の薬指が入る第4指部134、本体部127に接続されたもので作業者の小指が入る第5指部135が備えられている。
 図17及び図18に示すように、右及び左のハンド部120(手袋)において、第2指部132(右及び左の手袋の特定の指部に相当)は、作業者の人差し指の全てを覆う袋状に構成されている。右のハンド部120において、第2指部132の内部に、上昇操作スイッチ123(手動操作部に相当)が備えられ、左のハンド部120において、第2指部132の内部に、下降操作スイッチ124(手動操作部に相当)(図15及び図16参照)が備えられている。上昇及び下降操作スイッチ123,124は、ハーネス(図示せず)を介して制御装置14に接続されている。
 この場合、第2指部132の外部(外面)に、上昇操作スイッチ123(下降操作スイッチ124(図15及び図16参照))を備えることも可能である。
 図17及び図18に示すように、右及び左のハンド部120(手袋)において、第1,3,4,5指部131,133,134,135(右及び左の手袋の特定の指部以外の指部に相当)は、袋状ではなく筒状に構成されており、指先側に開口部131a,133a,134a,135aが備えられている。本体部127の手の平側の部分、第1~5指部131~135の腹側(手の平側)の部分に、合成ゴム製の滑り止め部136が貼り付けられている。
 図17及び図18に示すように、作業者が右手及び左手に右及び左のハンド部120(手袋)を装着した状態において、人差し指は第2指部132により覆われた状態となり、親指、中指、薬指及び小指の指先(第1関節から指先側)が、第1,3,4,5指部131,133,134,135の開口部131a,133a,134a,135aから露出した状態となる。
 図17及び図18に示すように、作業者が右手及び左手に右及び左のハンド部120(手袋)を装着して、右手(ハンド部120)(手袋)及び左手(ハンド部120)(手袋)で荷物を保持した状態において、作業者は、右手の人差し指で上昇操作スイッチ123を荷物に押し付けるようにして押し操作するのであり、左手の人差し指で下降操作スイッチ124を荷物に押し付けるようにして押し操作する。
 この場合、上昇及び下降操作スイッチ123,124は、感圧型式で復帰型に構成されている。作業者が上昇及び下降操作スイッチ123,124を押し操作していると、上昇及び下降操作スイッチ123,124から操作信号が出力されるのであり、作業者が上昇及び下降操作スイッチ123,124の押し操作を止めると、上昇及び下降操作スイッチ123,124の操作信号は停止する。
 例えば、床に置かれた荷物を高い棚やトラックの荷台に置くような場合、作業者がしゃがんで床の荷物を手で持ち、次に手を下に延ばした状態で荷物を持ちながら立ち上がり、次に手で荷物を持ち上げて、荷物を高い棚やトラックの荷台に置くような状態が想定される。
 前述の状態において上昇及び下降操作スイッチ123,124の押し操作に基づいて、制御装置14により右及び左の脚作用部3、昇降装置17が作動する状態について説明する。
 図14,15,16に示すように、作業者がアシスト器具を装着した状態において、作業者が上昇及び下降操作スイッチ123,124の両方を押し操作していないと、昇降装置17は停止し、右及び左の脚作用部3の電動モータは停止状態(自由回転状態)となる。
 これにより、作業者が歩行する場合や、作業者が膝部を曲げて腰部を落とす場合(しゃがむ場合)、作業者の太腿部に追従するように操作アーム12が揺動するのであり、作業者の動作が妨げられることはない。
 次に作業者がしゃがんで床の荷物を右手(ハンド部120)(手袋)及び左手(ハンド部120)(手袋)で保持する場合、作業者が下降操作スイッチ124を押し操作すると、昇降装置17が繰り出し側に作動して、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが繰り出されて、右及び左のハンド部120(手袋)が下降する。下降操作スイッチ124の押し操作を止めると、昇降装置17が停止して、右及び左のハンド部120(手袋)が停止する。これにより、右手(ハンド部120)(手袋)及び左手(ハンド部120)(手袋)で荷物を保持する。
 昇降装置17において、電動モータ29に電磁ブレーキ(図示せず)が備えられているので、電動モータ29の作動時に電磁ブレーキは解除状態となり、電動モータ29の停止時及び非通電時に電磁ブレーキは制動状態となる。
 これにより、電動モータ29が停止した状態において、昇降装置17からワイヤ18,19のインナー18a,19aが繰り出されることはなく、後述するように右手(ハンド部120)(手袋)及び左手(ハンド部120)(手袋)に荷物の重量が掛かっても、右手(ハンド部120)(手袋)及び左手(ハンド部120)(手袋)が下降することはない。
 次に、作業者は右手(ハンド部120)(手袋)及び左手(ハンド部120)(手袋)で荷物を保持して、立ち上がることにより荷物を床から持ち上げる。
 この状態において作業者が上昇操作スイッチ123を押し操作すると、右及び左の脚作用部3(操作アーム12)が下側に駆動され、作業者の太腿部が下側に操作されて、作業者の立ち上がりが補助される。このように作業者が立ち上がる際において、前述の電動モータ129のブレーキ機能により、右手(ハンド部120)(手袋)及び左手(ハンド部120)(手袋)が下降することはない。
 前述のように、作業者が上昇操作スイッチ123を押し操作した状態で立ち上がった後、右及び左の脚作用部3(操作アーム12)が略真下に向く位置に達したことが検出されると、作業者が完全に立ち上がったと判断されて、右及び左の脚作用部3の電動モータは停止状態(自由回転状態)となる。
 次に、昇降装置17が巻き取り側に作動して、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが巻き取られて、右手(ハンド部120)(手袋)及び左手(ハンド部120)(手袋)が上昇する。所望の位置まで右手(ハンド部120)(手袋)及び左手(ハンド部120)(手袋)が上昇すると、上昇操作スイッチ123の押し操作を止めることにより、昇降装置17が停止して右手(ハンド部120)(手袋)及び左手(ハンド部120)(手袋)が停止する。
 次に作業者は荷物を置くべき高い棚やトラックの荷台等へ歩いて移動する。作業者が高い棚やトラックの荷台等に到着して、作業者が下降操作スイッチ124を押し操作すると、昇降装置17が繰り出し側に作動して、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが繰り出されて、右手(ハンド部120)(手袋)及び左手(ハンド部20)(手袋)が下降する。
 これにより、荷物を高い棚やトラックの荷台等に置き、右手(ハンド部120)(手袋)及び左手(ハンド部120)(手袋)を荷物から離す。
 以上のようにして、荷物を高い棚やトラックの荷台等に置くと、最初の状態に戻るのであり、次の荷物に対して同様な操作を行う。
[第2実施形態の第1別形態]
 前述の(第2実施形態)の右及び左のハンド部120(手袋)において、図19に示すように構成してもよい。
 図19に示すように、右及び左のハンド部120(手袋)において、第2指部132を袋状ではなく筒状に構成し(指先側に開口部132aが備えられる)、上昇操作スイッチ123(下降操作スイッチ124)を内部に備えた指先部137(特定の指部に相当)を別部材とし、面ファスナ(図示せず)(商品名:マジックテープ(登録商標))により、第2指部132の開口部132aに着脱自在に構成する。
 この場合、上昇操作スイッチ123(下降操作スイッチ124)を、指先部137の外部(外面)に備えるように構成してもよい。
 図19に示す状態は、右及び左のハンド部120(手袋)において、第2指部132に指先部137を取り付ける状態である。
 図19に示すように、第2指部132の開口部132aから指先部137を取り外すことによって、指先部137を第1指部131の開口部131a、又は第3指部133の開口部133a、又は第4指部134の開口部134a、又は第5指部135の開口部135aに、面ファスナ(図示せず)(商品名:マジックテープ(登録商標))によって取り付けることができる。
[第2実施形態の第2別形態]
 前述の(第2実施形態)の右及び左のハンド部120(手袋)において、図20に示すように構成してもよい。
 図20に示すように、右及び左のハンド部120(手袋)において、第2指部132を袋状ではなく筒状に構成する(指先側に開口部132aが備えられる)。第2指部132の開口部132aの縁部分に、布製の紐部139が接続されて延出され、紐部139に布製のリング部140が接続されている。
 図20に示すように、右のハンド部120(手袋)において、第2指部132のリング部140の内面(又は外面)に、上昇操作スイッチ123が備えられ、左のハンド部120(手袋)において、第2指部132のリング部140の内面(又は外面)に、下降操作スイッチ124が備えられている(右及び左の一方の手袋の指部に上昇用の手動操作部が備えられ、右及び左の他方の手袋の指部に下降用の手動操作部が備えられた状態に相当)。
 図20において、紐部139(リング部40)を、第2指部132ではなく、第1指部131、又は第3指部133、又は第4指部134、又は第5指部135に接続するように構成してもよい。
 図20において、前述の[第2実施形態の第1別形態]と同様に、第2指部132から紐部139(リング部140)を取り外し自在に構成し、取り外した紐部139(リング部140)を、第1指部131、又は第3指部133、又は第4指部134、又は第5指部135に、取り付け及び取り外し自在に構成してもよい。
[第2実施形態の第3別形態]
 前述の(第2実施形態)の右及び左のハンド部120(手袋)において、第2指部132を袋状に構成するのではなく、第1指部131、又は第3指部133、又は第4指部134、又は第5指部135を袋状に構成して、第1,3,4,5指部131,133,134,135の一つに、上昇操作スイッチ123(下降操作スイッチ124)を備えるように構成してもよい。
[第2実施形態の第4別形態]
 前述の(発明を実施するための形態)、[第2実施形態の第2別形態]、[第2実施形態の第3別形態]の右及び左のハンド部120(手袋)において、第1~5指部131~135のうちの一つに上昇操作スイッチ123(下降操作スイッチ124)を備えた場合、第1~5指部131~135のうちの残りの一部を、開口部131a~135aを備えた筒状に構成し、第1~5指部131~135の残りのうちの一部を、開口部131a~135aを備えない袋状に構成してもよく、第1~5指部131~135の残りの全てを、開口部131a~135aを備えない袋状に構成してもよい。
[第2実施形態の第5別形態]
 前述の[第2実施形態の第1別形態][第2実施形態の第2別形態]の右及び左のハンド部120(手袋)において、第1~5指部131~135の全てを、開口部131a~135aを備えた筒状に構成するのではなく、第1~5指部131~135の一部を、開口部131a~135aを備えた筒状に構成し、第1~5指部131~135の一部を、開口部131a~135aを備えない袋状に構成してもよい。
 この構成において、第1~5指部131~135のうちの開口部131a~135aを備えた筒状のものの一つに、上昇操作スイッチ123(下降操作スイッチ124)を備えた指先部137(紐部139(リング部140))を取り付けることができるように構成してもよい。
[第2実施形態の第6形態]
 前述の[第2実施形態の第1別形態]の右及び左のハンド部120(手袋)において、第1~5指部131~135の全てを、開口部131a~135aを備えた筒状に構成し、第1~5指部131~135の全てに、指先部137を着脱自在(取付位置の入れ換え自在)に構成してもよい。
 この構成において、第1~5指部131~135の指先部137の一つに、上昇操作スイッチ123(下降操作スイッチ124)を備えるように構成してもよい。
[第2実施形態の第7別形態]
 前述の(第2実施形態)、[第2実施形態の第1別形態]~[第2実施形態の第6別形態]において、以下の説明のように構成してもよい。
 上昇操作スイッチ123を左のハンド部120(手袋)に備え、下降操作スイッチ124を右のハンド部120(手袋)に備えてもよい。
 図14,15,16に示す右のハンド部120(手袋)に対して、1本のワイヤ18を備え、左のハンド部120(手袋)に対して、1本のワイヤ18を備えるように構成してもよい。
 右及び左のアーム部2を廃止して、1本のアーム部2を備えてもよい。このように構成した場合、1本のアーム部2から2本のワイヤ18を延出して、2本のワイヤ18の一方に右のハンド部120(手袋)を備え、2本のワイヤ18の他方に左のハンド部120(手袋)を備える。
 又は、1本のアーム部2から1本のワイヤ18を延出し、1本のワイヤ18の端部を二股状に分岐させて、分岐部分の一方に右のハンド部120(手袋)を備え、分岐部分の他方に左のハンド部120(手袋)を備える。
[第2実施形態の第8別形態]
 前述の(第2実施形態)、[第2実施形態の第1別形態]~[第2実施形態の第7別形態]において、右及び左の脚作用部3を備えないように構成してもよい。
(第3実施形態)
 次に、第3実施形態の右及び左のハンド部220について説明する。
 図21、図22、及び、図23に、第2実施形態のハンド部220を備えたアシスト器具を示す。
 図24,25,26において、右のハンド部220を示しており、左のハンド部220は右のハンド部220の左右対称の形状となっている。
 図24,25,26に示すように、ハンド部220において、第1保持アーム227及び第2保持アーム228が備えられている。第1及び第2保持アーム227,228が支点ピン235を介して互いに揺動自在に接続されており、第1及び第2保持アーム227,228が支点ピン235周りに互いに接近及び離間する。
 図24,25,26に示すように、第1及び第2保持アーム227,228から、操作アーム237,238が、第1及び第2保持アーム227,228の延出方向とは逆向きに延出されている。操作アーム237,238を互いに離間する方向(第1及び第2保持アーム227,228を互いに接近させる方向)に付勢するバネ236が、支点ピン235及び操作アーム237,238に取り付けられている。これにより、第1及び第2保持アーム227,228(操作アーム237,238)が、洗濯バサミのような状態となっている。
 図24,25,26に示すように、第1及び第2保持アーム227,228の端部に、所定範囲で姿勢変更自在な保持部231が備えられている。保持部231は平板状に構成されて、ブラケット231a及び一対のゴム体231bが連結されている。保持部231が、保持部231のブラケット231aにより、第1及び第2保持アーム227,228の端部の軸芯P2周りに自由揺動自在に支持されている。
 図24,25,26に示すように、第1保持アーム227に、開口部227a(第1案内部に相当)(操作手段に相当)、及び開口部227b(操作手段に相当)が開口されている。第2保持アーム228に、開口部228a,228bが開口されている。第2保持アーム228の開口部228a,228bの部分に、コ字状のブラケット232が連結されており、ブラケット232の軸芯P3周りにローラー233(第2案内部に相当)(操作手段に相当)が回転自在に支持されている。
 図24,25,26に示すように、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが、第1保持アーム227の開口部227aを通って、第2保持アーム228に向けて延出されている(第1保持アーム227の開口部227aにより、ワイヤ18,19のインナー18a,19aの長手方向に沿った移動が許容されながら、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが第2保持アーム228に向けて案内された状態に相当)。
 図24,25,26に示すように、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが、第2保持アーム228の開口部228aを通り、ローラー233に巻き付けられ、第2保持アーム228の開口部228bを通って、第1保持アーム227に向けて延出されている(第2保持アーム228のローラー233により、ワイヤ18,19のインナー18a,19aの長手方向に沿った移動が許容されながら、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが第1保持アーム227に向けて案内された状態に相当)。
 図24,25,26に示すように、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが、第2保持アーム228のローラー233から開口部228bを通り、第1保持アーム227に向いており、第1保持アーム227の開口部227bを通っている。ワイヤ18,19のインナー18a,19aの端部に抜け止め部材234(操作手段に相当)が取り付けられて、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが、第1保持アーム227の開口部227bから抜けない状態(第1保持アーム27に接続された状態)となっている。
 以上のように、第1保持アーム27の開口部227a,227b、第2保持アーム228のローラー233、抜け止め部材234等により、操作手段が構成されている。
 図24,25,26に示すように、右のハンド部220において、第1保持アーム227に、上昇操作スイッチ223(手動操作部に相当)が備えられている。図27に示すように、左のハンド部220において、第1保持アーム227に、下降操作スイッチ224(手動操作部に相当)が備えられている。上昇及び下降操作スイッチ223,224は、ハーネス(図示せず)を介して制御装置14に接続されている。
 図24,25,26に示すように、作業者がアシスト器具を装着した状態において、作業者が右手で右のハンド部220を持ち、左手で左のハンド部220を持つのであり、作業者は右手及び左手の親指により上昇及び下降操作スイッチ223,224を押し操作する。
 この場合、上昇及び下降操作スイッチ223,224は復帰型に構成されており、作業者が上昇及び下降操作スイッチ223,224を押し操作していると、上昇及び下降操作スイッチ223,224から操作信号が出力されるのであり、作業者が上昇及び下降操作スイッチ223,224の押し操作を止めると、上昇及び下降操作スイッチ223,224の操作信号は停止する。
 次に、右及び左のハンド部220の袋W(荷物に相当)の保持について説明する。
 図27に示すように、例えば米袋やセメント袋等のように、粉粒体を入れた布製やビニール製、紙製等の袋Wがあったとする。
 図25に示すように、右及び左のハンド部220において、操作アーム237,238を接近させるように握り操作することにより、第1及び第2保持アーム227,228を離間させて、図24,26,27に示すように、第1及び第2保持アーム227,228により、袋Wの一方(他方)の縁部W1を挟むようにして保持する。
 この場合、図25に示すバネ236の付勢力により、ハンド部220の第1及び第2保持アーム227,228が袋Wの縁部W1を挟むようにして保持するのであり、袋Wの縁部W1の形状に応じて保持部231の姿勢が軸芯P2周りに変化することによって、ハンド部220の第1及び第2保持アーム227,228の間で保持部231により袋Wが無理なく保持される。
 図27に示すように、作業者が立ち上がったり、ハンド部220を上昇させたりして、袋Wの重量がハンド部220に掛かると、ワイヤ18,19のインナー18a,19aに張力が発生する。
 図26及び図27に示すように、ハンド部220の第1保持アーム227の開口部227aから上側に、ワイヤ18,19のインナー18a,19aに延出されていることにより、ハンド部220において第1保持アーム227が上側に位置し、第2保持アーム228が下側に位置する状態となり、ハンド部220が斜め下側に向く状態となる。これにより、ハンド部220において、上昇及び下降操作スイッチ223,224が上側に位置する状態となる。
 図26及び図27に示す状態において、ワイヤ18,19のインナー18a,19aに張力が発生すると、ハンド部220において、ワイヤ18,19のインナー18a,19aにより、抜け止め部材234を第2保持アーム228のローラー233に向けて接近させようとする操作力が発生するのであり、第2保持アーム228のローラー233を抜け止め部材234に向けて接近させようとする操作力が発生する。
 これにより、図26及び図27に示すように、ハンド部220において、ワイヤ18,19のインナー18a,19aから第1及び第2保持アーム227,228に、第1及び第2保持アーム227,228を接近側に操作する操作力が掛かるのであり、第1及び第2保持アーム227,228(保持部231)の間で袋Wの縁部W1が強く保持される。
 この場合、図26及び図27に示すように、ハンド部220において、ワイヤ18,19のインナー18a,19aから第1及び第2保持アーム227,228に、第1及び第2保持アーム227,228を接近側に操作する操作力が掛かった場合、袋Wの縁部W1の形状に応じて保持部231の姿勢が軸芯P2周りに変化することによって、第1及び第2保持アーム227,228の間で保持部231により袋Wが無理なく保持されるようになる。
 例えば、床に置かれた袋Wを高い棚やトラックの荷台に置くような場合、作業者がしゃがんで床の袋Wを手で持ち、次に手を下に延ばした状態で袋Wを持ちながら立ち上がり、次に手で袋Wを持ち上げて、袋Wを高い棚やトラックの荷台に置くような状態が想定される。
 前述の状態において上昇及び下降操作スイッチ223,224の押し操作に基づいて、制御装置14により右及び左の脚作用部3、昇降装置17が作動する状態について説明する。
 図21,22,23に示すように、作業者がアシスト器具を装着した状態において、作業者が上昇及び下降操作スイッチ223,224の両方を押し操作していないと、昇降装置17は停止し、右及び左の脚作用部3の電動モータは停止状態(自由回転状態)となる。
 これにより、作業者が歩行する場合や、作業者が膝部を曲げて腰部を落とす場合(しゃがむ場合)、作業者の太腿部に追従するように操作アーム12が揺動するのであり、作業者の動作が妨げられることはない。
 次に作業者がしゃがんで床の袋Wを手で持つ場合、作業者が下降操作スイッチ224を押し操作すると、昇降装置17が繰り出し側に作動して、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが繰り出されて、右及び左のハンド部220が下降する。下降操作スイッチ224の押し操作を止めると、昇降装置17が停止して、右及び左のハンド部220が停止する。
 昇降装置17において、電動モータ29に電磁ブレーキ(図示せず)が備えられているので、電動モータ29の作動時に電磁ブレーキは解除状態となり、電動モータ29の停止時及び非通電時に電磁ブレーキは制動状態となる。
 これにより、電動モータ29が停止した状態において、昇降装置17からワイヤ18,19のインナー18a,19aが繰り出されることはなく、後述するように右及び左のハンド部20に袋Wの重量が掛かっても、右及び左のハンド部220が下降することはない。
 次に、作業者は右手(左手)で右(左)のハンド部220を持ち、右及び左のハンド部220により袋Wを保持して、作業者が立ち上がることにより袋Wを床から持ち上げる。この状態において作業者が上昇操作スイッチ223を押し操作すると、右及び左の脚作用部3(操作アーム12)が下側に駆動され、作業者の太腿部が下側に操作されて、作業者の立ち上がりが補助される。
 前述のように作業者が立ち上がる際において、前述の電動モータ29のブレーキ機能により、右及び左のハンド部220(袋W)が下降することはない。
 前述のように、作業者が上昇操作スイッチ223を押し操作した状態で立ち上がった後、右及び左の脚作用部3(操作アーム12)が略真下に向く位置に達したことが検出されると、作業者が完全に立ち上がったと判断されて、右及び左の脚作用部3の電動モータは停止状態(自由回転状態)となる。
 次に昇降装置17が巻き取り側に作動して、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが巻き取られて、右及び左のハンド部220(袋W)が上昇する。所望の位置まで右及び左のハンド部220(袋W)が上昇すると、上昇操作スイッチ223の押し操作を止めることにより、昇降装置17が停止して右及び左のハンド部220(袋W)が停止する。
 次に作業者は袋Wを置くべき高い棚やトラックの荷台等へ歩いて移動する。作業者が高い棚やトラックの荷台等に到着して、作業者が下降操作スイッチ224を押し操作すると、昇降装置17が繰り出し側に作動して、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが繰り出されて、右及び左のハンド部220(袋W)が下降する。
 これにより、袋Wを高い棚やトラックの荷台等に置き、右及び左のハンド部220において、操作アーム237,238を接近させるように握り操作することにより、第1及び第2保持アーム227,228を離間させて、右及び左のハンド部220を袋Wから取り外す。
 以上のようにして、袋Wを高い棚やトラックの荷台等に置くと、最初の状態に戻るのであり、次の袋Wに対して同様な操作を行う。
[第3実施形態の第1別形態]
 前述の(第3実施形態)のハンド部220に代えて、ハンド部220を図28,29,30に示すように構成してもよい。
 図28及び図29に示すように、丸パイプを折り曲げて第1及び第2保持アーム227,228が構成されており、第1及び第2保持アーム227,228の下部に保持部231が連結されている(保持部231の姿勢は変化しない)。第1保持アーム227の上部にブラケット239が連結されて、第1保持アーム227(ブラケット239)と第2保持アーム228とが、支点ピン235を介して互いに揺動自在に接続されており、第1及び第2保持アーム227,228が支点ピン235周りに互いに接近及び離間する。
 図28及び図29に示すように、操作アーム238が第2保持アーム228から第1保持アーム227の上側に向けて延出されており、図24,25,26に示す操作アーム237は、第1保持アーム227に備えられていない。これにより、第1保持アーム227の上部と操作アーム238とを接近させるように握り操作することにより、第1及び第2保持アーム227,228を離間させることができる。
 図28及び図29に示すように、第2保持アーム228にブラケット241が連結され、ブラケット239の下部にバネ受け部239aが連結されている。バネ236が支点ピン235、ブラケット239のバネ受け部239a及びブラケット241に亘って取り付けられて、バネ236により第1及び第2保持アーム227,228が互いに接近する方向に付勢されている。
 図28及び図29に示すように、第2保持アーム228において、ローラー240(第1案内部に相当)(操作手段に相当)が、ブラケット241に回転自在に支持されており、ブラケット232にローラー233が回転自在に支持されている。
 図28,29,30に示すように、第2保持アーム228に、ブラケット242が連結されている。右のハンド部220において、第2保持アーム228(ブラケット242)に上昇操作スイッチ223が備えられ、左のハンド部220において、第2保持アーム228(ブラケット242)に下降操作スイッチ224が備えられている。
 図28及び図29に示すように、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが、ローラー40に巻き付けられて向きを変え、第2保持アーム228に向けて延出されている。ワイヤ18,19のインナー18a,19aが、ローラー233に巻き付けられ、第2保持アーム228から第1保持アーム227に向けて延出されている。第1保持アーム227にブラケット243が連結されており、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが第1保持アーム227(ブラケット243)に接続されている。
 以上の構造により、図30に示すように、右及び左のハンド部220において、第1及び第2保持アーム227,228の間に袋Wを抱え込むようにして、第1及び第2保持アーム227,228の間に袋Wを保持する。
 図28,29,30に示す状態において、袋Wの重量がハンド部220に掛かると、ワイヤ18,19のインナー18a,19aに張力が発生する。ハンド部220において、ワイヤ18,19のインナー18a,19aにより、第1保持アーム227を第2保持アーム228のローラー233に向けて接近させようとする操作力が発生するのであり、第2保持アーム228のローラー233を第1保持アーム227に向けて接近させようとする操作力が発生する。これにより、第1及び第2保持アーム227,228を接近側に操作する操作力が、第1及び第2保持アーム227,228に掛かるのであり、第1及び第2保持アーム227,228の間で袋Wが強く保持される。
[第3実施形態の第2別形態]
 前述の[発明を実施するための形態]のハンド部220に代えて、ハンド部220を図31~図35に示すように構成してもよい。
 図33,34,35に示すように、2組の板材を折り曲げて連結することにより箱状(角筒状)の支持部244が構成されており、支持部244の縦壁部244aに亘って支点軸245が連結されている。
 図31及び図32に示すように、板材により第1及び第2保持アーム227,228が構成されており、第1及び第2保持アーム227,228の下部に保持部231が連結されている(保持部231の姿勢は変化しない)。図33及び図34に示すように、第1及び第2保持アーム227,228に連結されたボス部227c,228cが、支点軸245に回転自在に支持されている。
 これにより、支持部244に第1及び第2保持アーム227,228が揺動自在に支持された状態となっており、第1及び第2保持アーム227,228が互いに接近及び離間するように揺動する。
 図33,34,35に示すように、第1及び第2保持アーム227,228のボス部227c,228cに、アーム状の操作部227d,228dが連結されており、操作部227d,228dに長孔227e,228eが開口されている。第1及び第2保持アーム227,228を接近する方向に付勢するバネ248が、第1及び第2保持アーム227,228のボス部227c,228c及び操作部227d,228dに取り付けられている。
 図33,34,35に示すように、支持部244の上壁部244bに開口部244cが備えられて、板状の連係部材246が上下動自在に支持部244の開口部244cに挿入されている。ピン状の連係部材247が連係部材246の下部に連結されており、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが連係部材246の上部に接続されている。
 図33,34,35に示すように、支持部244の縦壁部244aに上下向きの長孔244d(接近側位置決め部及び離間側位置決め部に相当)が開口されている。連係部材247が、第1及び第2保持アーム227,228の長孔227e,228e(操作部227d,228d)に挿入(接続)されており、連係部材247は支持部244の長孔244dにも挿入されている。
 図33,34,35に示すように、連係部材247が第1及び第2保持アーム227,228の長孔227e,228e(操作部227d,228d)に挿入されていることにより、第1及び第2保持アーム227,228が互いに連係した状態となっており、第1及び第2保持アーム227,228が同じように接近側に操作され、同じように離間側に操作される。
 以上のように、ワイヤ18,19(インナー18a,19a)、連係部材246,247、第1及び第2保持アーム227の操作部227d,228d等により、操作手段250が構成されている。
 図31及び図33に示すように、支持部244の上壁部244bに、固定の持ち手部249が連結されて、持ち手部249が第1保持アーム227側に横向きに延出されている。
 右のハンド部220において、支持部244の上壁部244bに上昇操作スイッチ223が備えられており、左のハンド部220において、支持部244の上壁部244bに下降操作スイッチ224が備えられている。
 図31に示す状態は、ハンド部220に袋Wを保持していない状態であり、バネ248により、第1及び第2保持アーム227,228を接近側に操作されている。
 この場合、図33及び図35に示すように、第1及び第2保持アーム227,228が接近側に操作されると、第1及び第2保持アーム227,228の操作部227d,228dにより連係部材247が上昇するのであり、連係部材247が支持部244の長孔244dの上端部に当たることにより、第1及び第2保持アーム227,228の接近側の操作が止められる(第1及び第2保持アーム227,228のうちの接近側に操作されるものの接近側の限界位置が決められた状態に相当)。
 図31に示すように、作業者は持ち手部249を持つことにより、右及び左のハンド部220を移動させることができるのであり、持ち手部249を持った右手(左手)で上昇操作スイッチ223(下降操作スイッチ224)を操作することができる。
 右及び左のハンド部220により袋Wを持つ場合、作業者は持ち手部249を持ちながら、第1保持アーム227を持って、第1保持アーム227を持ち手部249に接近させるように、持ち手部249及び第1保持アーム227を握り操作する。これにより、第1保持アーム227が離間側に操作されるのであり、連係部材247の作用によって、第2保持アーム228も離間側に操作される。
 前述のように、第1及び第2保持アーム227,228が離間側に操作されると、図33及び図35に示すように、第1及び第2保持アーム227,228の操作部227d,228dにより連係部材247が下降するのであり、連係部材247が支持部244の長孔244dの下端部に当たることにより、第1及び第2保持アーム227,228の離間側の操作が止められる(第1及び第2保持アーム227,228のうちの離間側に操作されるものの離間側の限界位置が決められた状態に相当)。
 以上のようにして第1及び第2保持アーム227,228を離間側に操作することにより、図32に示すように、右及び左のハンド部220において、第1及び第2保持アーム227,228の間に袋Wを抱え込むようにして、第1及び第2保持アーム227,228の間に袋Wを保持する。
 図31及び図33に示すように、第1及び第2保持アーム227,228の間に袋Wを保持した状態において、連係部材247が支持部244の長孔244dの上下中間位置に位置していたとする。
 この状態で、袋Wの重量がハンド部220に掛かると、ワイヤ18,19のインナー18a,19aに張力が発生するのであり、支持部244に対して連係部材246,247が上昇する状態(連係部材246,247に対して支持部244が下降する状態)となる。
 これにより、図33及び図35に示すように、連係部材247により、第1及び第2保持アーム227,228を接近側に操作力が、第1及び第2保持アーム227,228に掛かるのであり、第1及び第2保持アーム227,228の間で袋Wが強く保持される。
 この場合、前述と同様に、連係部材247が支持部244の長孔244dの上端部に当たることにより、第1及び第2保持アーム227,228の接近側の操作が止められる(第1及び第2保持アーム227,228のうちの接近側に操作されるものの接近側の限界位置が決められた状態に相当)。
[第3実施形態の第3別形態]
 前述の[第3実施形態の第2別形態]において、以下の(1)~(4)に記載のように構成してもよい。
(1)
 連係部材246,247を廃止して、ワイヤ18のインナー18aを第1保持アーム227の操作部227dに直接に接続し、ワイヤ19のインナー19aを第2保持アーム228の操作部228dに直接に接続する。
 この場合、第1及び第2保持アーム227,228の接近側の限界位置を決める接近側位置決め部(離間側の限界位置を決める離間側位置決め部)を、支持部244の内部に別途備える。
(2)
 前項(1)に記載のように、連係部材246,247を廃止した場合、第1及び第2保持アーム227,228の操作部227d,228dを、第1及び第2保持アーム227,228のボス部227c,228cから延出するのではなく、第1及び第2保持アーム227,228の操作部27d,28dを、第1及び第2保持アーム227,228のボス部227c,228cと保持部231との間の中間部分に備える。
(3)
 前項(2)に記載のように、第1及び第2保持アーム227,228の操作部227d,228dを、第1及び第2保持アーム227,228の中間部分に備えた場合、ワイヤ18のインナー18a,19aを、支持部244の開口部244cに上側から通し、第1及び第2保持アーム227,228のボス部227c,228cの下側を通して支持部244から外側に延出して、第1及び第2保持アーム227,228の操作部227d,228dに接続する。
(4)
 前項(1)~(3)において、第2保持アーム228を支持部244に揺動しないように連結して固定し、ワイヤ18,19のインナー18a,19aを第1保持アーム227の操作部227dに接続する。
[第3実施形態の第4別形態]
 前述の(第3実施形態)、[第3実施形態の第1別形態]~[第3実施形態の第3別形態]において、以下の説明のように構成してもよい。
 上昇操作スイッチ223を左のハンド部220に備え、下降操作スイッチ224を右のハンド部220に備えてもよい。上昇及び下降操作スイッチ223,224の両方を、右(左)のハンド部220に備えてもよい。
 図21,22,23に示す右のハンド部220に対して、1本のワイヤ18を備え、左のハンド部220に対して、1本のワイヤ18を備えるように構成してもよい。
 右及び左のアーム部2を廃止して、1本のアーム部2を備えてもよい。このように構成した場合、1本のアーム部2から2本のワイヤ18を延出して、2本のワイヤ18の一方に右のハンド部220を備え、2本のワイヤ18の他方に左のハンド部220を備える。
 又は、1本のアーム部2から1本のワイヤ18を延出し、1本のワイヤ18の端部を二股状に分岐させて、分岐部分の一方に右のハンド部220を備え、分岐部分の他方に左のハンド部220を備える。
 前述の(第3実施形態)の保持部231の自由揺動の構造(図24,25,26参照)を、前述の[第3実施形態の第1別形態]~[第3実施形態の第3別形態]に備えてもよい。
 前述の[第3実施形態の第2別形態]における第1及び第2保持アーム227,228の接近側の限界位置を決める接近側位置決め部(離間側の限界位置を決める離間側位置決め部)を前述の(第3実施形態)、[第3実施形態の第1別形態][第3実施形態の第3別形態]に備えてもよい。
[第3実施形態の第5別形態]
 前述の(第3実施形態)、[第3実施形態の第1別形態]~[第3実施形態の第4別形態]において、右及び左の脚作用部3を備えないように構成してもよい。
 1       本体部
 2       アーム部
 14      制御装置
 17      昇降装置
 18,19   ワイヤ
 20      ハンド部
 23,24   手動操作部
 27a     横側部
 27b     下側部
 27c     上側部
 27d     内側部
 27e,27f ワイヤがハンド部に接続される部分
 A1      横幅方向
 A2      長手方向
 C2      中央部
 C3      中央部
 L7      間隔
 W       荷物
 W1      荷物の横壁部
 120     ハンド部
 123,124  手動操作部
 127     本体部
 128     接続部
 131     指部
 131a    開口部
 132     指部
 133     指部
 133a    開口部
 134     指部
 134a    開口部
 135     指部
 135a    開口部
 137     特定の指部
 220     ハンド部
 223,224 手動操作部
 227     第1保持アーム
 227a    第1案内部、操作手段
 227b    操作手段
 237d    操作部
 228     第2保持アーム
 228d    操作部
 231     保持部
 233     第2案内部、操作手段
 234     操作手段
 237,238 操作アーム
 240     第1案内部、操作手段
 244     支持部
 244d    接近側位置決め部、離間側位置決め部
 246,47  連係部材
 249     持ち手部
 250     操作手段
 W       荷物

Claims (21)

  1.  作業者に取り付けられる本体部と、前記本体部から前側に延出されたアーム部と、
     前記アーム部から下側に延出されたワイヤと、作業者が手で持つことにより荷物を保持するもので前記ワイヤに接続されたハンド部とが備えられ、
     前記ワイヤを巻き取ることにより前記ハンド部を上昇させ、前記ワイヤを繰り出すことにより前記ハンド部を下降させる昇降装置と、
     人為的に操作される手動操作部と、前記手動操作部の操作信号に基づいて前記昇降装置を巻き取り側及び繰り出し側に作動させる制御装置とが備えられており、
     前記ハンド部に、
     前記荷物の横壁部の外側に沿って上下方向に配置される横側部と、
     前記横側部の下部から前記荷物の横壁部側に突出して前記荷物の横壁部に入り込む下側部と、
     前記横側部の上部から前記荷物の横壁部側に突出して前記荷物の横壁部の上側に位置する上側部と、
     前記上側部から下側に突出して前記荷物の横壁部の内側に沿って上下方向に配置される内側部とが備えられているアシスト器具。
  2.  前記横側部と前記内側部との間の横幅方向の中央部よりも、前記ハンド部における前記内側部に近い部分に、前記ワイヤが接続されている請求項1に記載のアシスト器具。
  3.  横幅方向と交差する前記上側部の長手方向の中央部よりも、前記ハンド部における前記上側部の長手方向の一方又は他方の端部側の部分に、前記ワイヤが接続されている請求項1又は2に記載のアシスト器具。
  4.  横幅方向と交差する前記上側部の長手方向において、前記内側部と前記下側部との間に間隔が生じるように、前記内側部と前記下側部とが前記上側部の長手方向に沿って互いに離れて備えられている請求項1~3のうちのいずれか一項に記載のアシスト器具。
  5.  前記上側部の長手方向において、前記ワイヤが前記ハンド部に接続される部分と前記内側部との間に前記下側部が位置するように、前記ワイヤが前記ハンド部に接続される部分と、前記内側部と、前記下側部とが配置されている請求項4に記載のアシスト器具。
  6.  作業者に取り付けられる本体部と、前記本体部から前側に延出されたアーム部と、
     前記アーム部から下側に延出されたワイヤと、荷物を保持するもので前記ワイヤに接続された右及び左のハンド部とが備えられ、
     前記ワイヤを巻き取ることにより前記右及び左のハンド部を上昇させ、前記ワイヤを繰り出すことにより前記右及び左のハンド部を下降させる昇降装置と、
     人為的に操作される上昇用及び下降用の手動操作部と、
     前記上昇用の手動操作部の操作信号に基づいて前記昇降装置を巻き取り側に作動させ、前記下降用の手動操作部の操作信号に基づいて前記昇降装置を繰り出し側に作動させる制御装置とが備えられており、
     前記右及び左のハンド部が手袋であり、前記右及び左の一方の手袋の指部に前記上昇用の手動操作部が備えられ、前記右及び左の他方の手袋の指部に前記下降用の手動操作部が備えられているアシスト器具。
  7.  前記右及び左の手袋の特定の指部に、前記上昇用及び下降用の手動操作部が備えられ、
     前記右及び左の手袋の特定の指部以外の指部に、作業者の指が露出する開口部が備えられている請求項6に記載のアシスト器具。
  8.  前記右及び左の手袋の特定の指部が、前記右及び左の手袋の本体部から取り外し自在であり、前記右及び左の手袋の特定の指部を、前記右及び左の手袋の本体部において作業者の別の指に対応する部分に取り付け自在である請求項7に記載のアシスト器具。
  9.  前記右及び左の手袋の本体部における手の甲側の部分に、前記ワイヤが接続される接続部が備えられている請求項6~8のうちのいずれか一項に記載のアシスト器具。
  10.  作業者に取り付けられる本体部と、前記本体部から前側に延出されたアーム部と、
     前記アーム部から下側に延出されたワイヤと、作業者が手で持つことにより荷物を保持するもので前記ワイヤに接続されたハンド部とが備えられ、
     前記ワイヤを巻き取ることにより前記ハンド部を上昇させ、前記ワイヤを繰り出すことにより前記ハンド部を下降させる昇降装置と、
     人為的に操作される手動操作部と、前記手動操作部の操作信号に基づいて前記昇降装置を巻き取り側及び繰り出し側に作動させる制御装置とが備えられており、
     前記ハンド部に、互いに接近及び離間自在で、互いに接近することにより間に前記荷物を保持する第1保持アーム及び第2保持アームが備えられ、
     前記第1及び第2保持アームが前記荷物を保持した状態で前記荷物の重量が前記第1及び第2保持アームに掛かると、前記荷物の重量により前記第1及び第2保持アームの少なくとも一方を接近側に操作する操作力を、前記ワイヤから前記第1及び第2保持アームの少なくとも一方に掛ける操作手段が備えられているアシスト器具。
  11.  前記操作手段は、
     前記ワイヤを前記第2保持アームに向けて案内する第1案内部と、
     前記ワイヤの長手方向に沿った前記ワイヤの移動を許容しながら前記ワイヤを前記第1保持アームに向けて案内するもので、前記第2保持アームに備えられた第2案内部とが、
    備えられており、
     前記ワイヤが前記第1案内部から前記第2案内部を通り、前記ワイヤの端部が前記第1保持アームに接続されて、
     前記第1及び第2保持アームが前記荷物を保持した状態で前記荷物の重量が前記第1及び第2保持アームに掛かると、前記第1及び第2保持アームを接近側に操作する操作力が前記ワイヤから前記第1及び第2保持アームに掛かるようにする請求項10に記載のアシスト器具。
  12.  前記第1案内部は、前記ワイヤの長手方向に沿った前記ワイヤの移動を許容しながら前記ワイヤを前記第2保持アームに向けて案内するもので、前記第1保持アームに備えられており、
     前記手動操作部が前記第1保持アームに備えられている請求項11に記載のアシスト器具。
  13.  前記第1及び第2保持アームを人為的に離間させる為の操作アームが、前記第1及び第2保持アームから延出されている請求項1~3のうちのいずれか一項に記載のアシスト器具。
  14.  前記ハンド部に、前記第1及び第2保持アームを支持する支持部が備えられて、
     前記第1及び第2保持アームが互いに接近及び離間するように、前記第1及び第2保持アームの少なくとも一方が前記支持部に揺動自在に支持されており、
     前記操作手段は、
     前記第1及び第2保持アームのうちの揺動するものに備えられた操作部に前記ワイヤが接続されて、前記第1及び第2保持アームが前記荷物を保持した状態で前記荷物の重量が前記第1及び第2保持アームに掛かると、前記荷物の重量により前記第1及び第2保持アームのうちの揺動するものを接近側に操作する操作力が、前記ワイヤから前記操作部を介して前記第1及び第2保持アームのうちの揺動するものに掛かるようにする請求項10に記載のアシスト器具。
  15.  前記支持部に、前記第1及び第2保持アームの両方が互いに接近及び離間するように揺動自在に支持され、
     前記第1保持アームの前記操作部と前記第2保持アームの前記操作部とに亘って共通の連係部材が接続されて、
     前記第1及び第2保持アームが互いに接近及び離間するように、前記連係部材により前記第1及び第2保持アームが揺動する請求項14に記載のアシスト器具。
  16.  前記ワイヤが前記連係部材に接続されており、
     前記第1及び第2保持アームが前記荷物を保持した状態で前記荷物の重量が前記第1及び第2保持アームに掛かると、前記荷物の重量により前記第1及び第2保持アームを接近側に操作する操作力が、前記ワイヤから前記連係部材及び前記操作部を介して前記第1及び第2保持アームに掛かるようにする請求項15に記載のアシスト器具。
  17.  前記支持部に固定の持ち手部が備えられている請求項14~16のうちのいずれか一項に記載のアシスト器具。
  18.  前記支持部に前記手動操作部が備えられている請求項17に記載のアシスト器具。
  19.  前記第1及び第2保持アームのうちの接近側に操作されるものの接近側の限界位置を決める接近側位置決め部が備えられている請求項10~18のうちのいずれか一項に記載のアシスト器具。
  20.  前記第1及び第2保持アームのうちの離間側に操作されるものの離間側の限界位置を決める離間側位置決め部が備えられている請求項10~19のうちのいずれか一項に記載のアシスト器具。
  21.  前記荷物に馴染むように姿勢変更自在な保持部が、前記第1及び第2保持アームに備え
    られて、前記保持部により前記荷物が保持される請求項10~20のうちのいずれか一項に記載のアシスト器具。
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