WO2017081809A1 - 部品実装装置、部品実装方法、及び、表面実装機 - Google Patents

部品実装装置、部品実装方法、及び、表面実装機 Download PDF

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Abstract

一列に並ぶ複数の部品供給位置で供給される電子部品E1をプリント基板B1に実装する部品実装装置30であって、回転体60と、回転体60を回転駆動するN軸サーボモータ35Nと、回転軸線61方向に移動可能に回転体60に取り付けられている複数の吸着ノズル56であって、回転軸線61を中心とする仮想円66上に配列されており、電子部品E1を吸着及び解放する複数の吸着ノズル56と、それぞれ仮想円66上の所定の駆動位置300A、300Bに回転移動した吸着ノズル56を回転軸線61方向に移動させる一対のZ軸駆動装置80であって、回転体60を挟んで複数の部品供給位置の並び方向の両側に配置されている一対のZ軸駆動装置80と、を有するロータリーヘッド50と、ロータリーヘッド50を回転軸線61に垂直な方向に移動させるヘッド移動機構と、を備える

Description

部品実装装置、部品実装方法、及び、表面実装機
 本明細書で開示される技術は、部品実装装置、部品実装方法、及び、表面実装機に関する。
 従来、部品を吸着して基板に搭載する部品実装装置において、仮想円上に配列されており、部品を吸着及び解放する複数の吸着ノズルと、吸着ノズルを例えば上下方向に移動させる駆動ユニットとを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
 具体的には、特許文献1に記載の電子部品実装装置は複数本の垂直なシャフトがヘッド部に挿通されており、各シャフトの下端部に電子部品を真空吸着するノズルが設けられている。それらのノズルは平面視してサークル状に配列されている。そして、各シャフトの真上にシリンダ(駆動ユニットに相当)が設けられており、シリンダが作動するとシャフト及びノズルが上下動する。
特開2008-53750号公報
 ところで、上述した特許文献1に記載の電子部品実装装置はヘッド部が回転するものではなく、シャフト毎(すなわちノズル毎)にシリンダが設けられている。これに対し、例えばノズルを上下に駆動する一対の駆動ユニットを備え、吸着ノズルを保持しているヘッドを回転させて複数の吸着ノズルをそれら一対の駆動ユニットによって順に駆動するようにすると、駆動ユニットの数を減らすことができるので部品実装装置の構成を簡素にすることができる。
 しかしながら、一対の駆動ユニットを備える場合、その配置の仕方には部品の実装時間を短縮したり部品の供給範囲や搭載範囲を拡大したりする上で検討の余地があった。
 本明細書では、一対の保持部材駆動ユニットを備える部品実装装置において、部品の実装時間を短縮しつつ部品の供給範囲及び搭載範囲を拡大する技術を開示する。
 また、本明細書では、一対の保持部材駆動ユニットを備える部品実装装置を用いた部品実装方法において、部品の実装時間を短縮する技術を開示する。
 また、本明細書では、一対の保持部材駆動ユニットを備える部品実装装置を備える表面実装機において、部品の実装時間を短縮しつつ部品の供給範囲及び搭載範囲を拡大する技術を開示する。
 本明細書で開示する部品実装装置は、一列に並ぶ複数の部品供給位置で供給される部品を基板に実装する部品実装装置であって、回転体と、前記回転体を回転駆動する回転体駆動部と、回転軸線方向に移動可能に前記回転体に取り付けられている複数の部品保持部材であって、前記回転軸線を中心とする仮想円上に配列されており、前記部品を保持及び解放する複数の部品保持部材と、それぞれ前記仮想円上の所定の駆動位置に回転移動した前記部品保持部材を前記回転軸線方向に移動させる一対の保持部材駆動ユニットであって、前記回転体を挟んで前記複数の部品供給位置の並び方向の両側に配置されている一対の保持部材駆動ユニットと、を有するロータリーヘッドと、前記ロータリーヘッドを前記回転軸線に垂直な方向に移動させるヘッド移動機構と、を備える。
 上記の部品実装装置によると、一対の保持部材駆動ユニットが複数の部品供給位置の並び方向に配置されているので、それら一対の保持部材駆動ユニットによって同時に部品を保持することができる。これにより部品の保持に要する時間を短縮することができ、ひいては部品の実装時間を短縮することができる。
 そして、上記の部品実装装置によると、一対の保持部材駆動ユニットが回転体を挟んで当該並び方向の両側に配置されているので、一対の保持部材駆動ユニットが当該並び方向において回転体の両端の間に配置されている場合に比べ、ロータリーヘッドの可動領域は同じままで当該並び方向における部品の供給範囲及び搭載範囲を拡大することができる。
 よって上記の部品実装装置によると、一対の保持部材駆動ユニットを備える部品実装装置において、部品の実装時間を短縮しつつ部品の供給範囲及び搭載範囲を拡大することができる。
 また、本明細書で開示する部品実装方法は、請求項1に記載の部品実装装置を用いた部品実装方法であって、前記部品実装装置は前記回転体駆動部による前記回転体の回転と前記ヘッド移動機構による前記ロータリーヘッドの移動とを並行して行うものであり、前記一対の保持部材駆動ユニットのそれぞれについて、前記回転体を回転させて次に前記部品を保持する前記部品保持部材を当該保持部材駆動ユニットの前記駆動位置まで回転移動させる時間と前記ロータリーヘッドを移動させて当該保持部材駆動ユニットの前記駆動位置を次に保持される前記部品を供給する部品供給位置まで移動させる時間とのうちいずれか大きい方を当該保持部材駆動ユニットの移動時間とし、いずれか移動時間が短い方の前記保持部材駆動ユニットを用いて部品を保持する。
 上記の部品実装方法によると、部品供給位置で供給される部品を部品保持部材に保持させるとき、一対の保持部材駆動ユニットのうち移動時間が短い方の保持部材駆動ユニットを用いて部品を保持させるので、部品の実装時間をより短縮することができる。
 また、本明細書で開示する部品実装方法は、請求項1に記載の部品実装装置を用いた部品実装方法であって、前記ロータリーヘッドを基準に前記複数の部品供給位置の並び方向の一方の側を左側、他方の側を右側というとき、前記ロータリーヘッドが可動領域の左端に移動したときの右側の前記保持部材駆動ユニットの前記駆動位置より左側にある前記部品供給位置で供給される前記部品については左側の前記保持部材駆動ユニットを用いて保持し、前記ロータリーヘッドが前記可動領域の右端に移動したときの左側の前記保持部材駆動ユニットの前記駆動位置より右側にある前記部品供給位置で供給される前記部品については右側の前記保持部材駆動ユニットを用いて保持する。
 上記の部品実装方法によると、上述した左側にある部品供給位置で供給される部品、及び、上述した右側にある部品供給位置で供給される部品については移動時間の計算を省略できるので、部品の保持に用いる保持部材駆動ユニットを設定するための計算に要する時間を短縮することができる。
 また、本明細書で開示する部品実装方法は、請求項1に記載の部品実装装置を用いた部品実装方法であって、一方の前記保持部材駆動ユニットを用いて前記部品を保持させるとき、次に前記部品を保持する前記部品保持部材が他方の前記保持部材駆動ユニットの前記駆動位置にあり、且つ、前記他方の保持部材駆動ユニットの前記駆動位置が次に保持される前記部品の部品供給位置にない場合は、前記ロータリーヘッドの移動を開始する時より前に前記他方の保持部材駆動ユニットによる前記部品保持部材の下降を開始する。
 上記の部品実装方法によると、他方の保持部材駆動ユニットの駆動位置にある部品保持部材により早く部品を保持させることができるので、部品の実装時間をより短縮できる。
 また、本明細書で開示する部品実装方法は、請求項1に記載の部品実装装置を用いた部品実装方法であって、一方の前記保持部材駆動ユニットを主ユニット、他方の前記保持部材駆動ユニットを従ユニットとし、次に保持される前記部品を供給する前記部品供給位置が前記従ユニットの前記駆動位置を含む所定の範囲内にある場合は前記従ユニットを用いて当該部品を保持し、それ以外の場合は前記主ユニットを用いて当該部品を保持する。
 上記の部品実装方法によると、次に保持される部品を供給する部品供給位置が所定の範囲内にあるか否かを判断すればよく、保持部材駆動ユニット毎に個別に移動時間を計算する必要がないので、部品の保持に用いる保持部材駆動ユニットを設定するための計算に要する時間を短縮することができる。
 また、本明細書で開示する部品実装方法は、請求項1に記載の部品実装装置を用いた部品実装方法であって、前記部品実装装置は前記回転体駆動部による前記回転体の回転と前記ヘッド移動機構による前記ロータリーヘッドの移動とを並行して行うものであり、前記一対の保持部材駆動ユニットのそれぞれについて、前記回転体を回転させて次に搭載する部品を保持している前記部品保持部材を当該保持部材駆動ユニットの前記駆動位置まで回転移動させる時間と前記ロータリーヘッドを移動させて当該保持部材駆動ユニットの前記駆動位置を当該部品の搭載位置まで移動させる時間とのうちいずれか大きい方を当該保持部材駆動ユニットの移動時間とし、いずれか移動時間が短い方の前記保持部材駆動ユニットを用いて搭載する。
 上記の部品実装方法によると、移動時間が短い方の保持部材駆動ユニットを用いて部品を搭載するので、部品の実装時間をより短縮することができる。
 また、本明細書で開示する部品実装方法は、請求項1に記載の部品実装装置を用いた部品実装方法であって、一方の前記保持部材駆動ユニットを用いて前記部品を搭載するとき、他方の前記保持部材駆動ユニットの前記駆動位置にある前記部品保持部材に次に搭載される部品が保持されている場合は、前記ロータリーヘッドの移動を開始する時より前に前記他方の保持部材駆動ユニットによる前記部品保持部材の下降を開始する。
 上記の部品実装方法によると、他方の保持部材駆動ユニットの駆動位置にある部品保持部材により早く部品を搭載させることができるので、部品の実装時間をより短縮できる。
 また、本明細書で開示する部品実装方法は、請求項1に記載の部品実装装置を用いた部品実装方法であって、一方の前記保持部材駆動ユニットを主ユニット、他方の前記保持部材駆動ユニットを従ユニットとし、前記従ユニットの前記駆動位置にある前記部品保持部材に保持されている前記部品の搭載位置が前記従ユニットの前記駆動位置を含む所定の範囲内にある場合は前記従ユニットを用いて当該部品を搭載し、それ以外の場合は前記主ユニットを用いて当該部品を搭載する。
 上記の部品実装方法によると、次に搭載される部品の搭載位置が所定の範囲内にあるか否かを判断すればよく、保持部材駆動ユニット毎に個別に移動時間を計算する必要がないので、部品の搭載に用いる保持部材駆動ユニットを設定するための計算に要する時間を短縮することができる。
 また、前記所定の範囲は、前記従ユニットの前記駆動位置を中心とする円形の範囲、又は、前記駆動位置を含む矩形の範囲であってもよい。
 上記の部品実装方法によると、所定の範囲の形状が複雑な形状である場合に比べ、部品供給位置あるいは搭載位置が従ユニットの駆動位置を含む所定の範囲内にあるか否かの判断が容易になる。これにより、部品の保持あるいは搭載に用いる保持部材駆動ユニットを設定するための計算に要する時間を短縮することができる。
 また、前記部品実装装置は設定部を備えており、前記設定部を介して前記所定の範囲の設定を受け付けてもよい。
 上記の部品実装方法によると、上述した所定の範囲をユーザが設定することができる。
 また、本明細書で開示する表面実装機は、請求項1に記載の部品実装装置と、一列に並ぶ複数の部品供給位置で部品を供給する部品供給装置と、前記基板を前記部品実装装置による前記部品の搭載位置まで搬送する基板搬送装置と、を備える。
 上記の表面実装機によると、複数の保持部材駆動ユニットを備える部品実装装置において、部品の実装時間を短縮しつつ部品の供給範囲及び搭載範囲を拡大することができる。
 本明細書で開示する部品実装装置によれば、部品の実装時間を短縮しつつ部品の供給範囲及び搭載範囲を拡大することができる。
 また、本明細書で開示する部品実装方法によれば、部品の実装時間を短縮することができる。
 また、本明細書で開示する表面実装機によれば、部品の実装時間を短縮しつつ部品の供給範囲及び搭載範囲を拡大することができる。
実施形態1に係る表面実装機の平面図 ロータリーヘッドの斜視図 ロータリーヘッドの一部を拡大した斜視図 回転体及びZ軸駆動装置の上面図 表面実装機の電気的構成を示すブロック図 ロータリーヘッドの可動範囲を示す模式図 吸着に用いる保持部材駆動ユニットの設定を説明するための模式図 吸着ノズルの下降タイミングを説明するための模式図 実施形態2に係る吸着に用いる保持部材駆動ユニットの設定を説明するための模式図
 実施形態1を図1ないし図8によって説明する。以降の説明においてプリント基板B1上(図1参照)に電子部品E1(図1参照)を実装するとは、部品供給位置で供給される電子部品E1を吸着し、その吸着した電子部品E1をプリント基板B1上の搭載位置に搭載することをいう。
 (1)表面実装機の全体構成
 図1に示すように、本実施形態に係る表面実装機1は、基台10、プリント基板B1(基板の一例)を搬送するための搬送コンベア20(基板搬送装置の一例)、プリント基板B1上に電子部品E1(部品の一例)を実装するための部品実装装置30、部品実装装置30に電子部品E1を供給するための部品供給装置40等を備えている。
 基台10は平面視長方形状をなすとともに上面が平坦とされる。また、基台10における搬送コンベア20の下方にはプリント基板B1上に電子部品E1を実装する際にそのプリント基板B1をバックアップするための図示しないバックアッププレート等が設けられている。以下の説明では基台10の長辺方向(図1の左右方向)及び搬送コンベア20の搬送方向をX軸方向とし、基台10の短辺方向(図1の前後方向)をY軸方向とし、基台10の上下方向(図2の上下方向)をZ軸方向とする。
 搬送コンベア20はY軸方向における基台10の略中央位置に配置され、プリント基板B1を搬送方向(X軸方向)に沿って搬送する。搬送コンベア20は搬送方向に循環駆動する一対のコンベアベルト22を備えている。プリント基板B1は両コンベアベルト22に架設する形でセットされる。プリント基板B1は搬送方向の一方側(図1で示す右側)からコンベアベルト22に沿って基台10上の作業位置(図1の二点鎖線で囲まれる位置)に搬入され、作業位置で停止して電子部品E1の実装作業がされた後、コンベアベルト22に沿って他方側(図1で示す左側)に搬出される。
 部品供給装置40はフィーダ型とされ、搬送コンベア20の両側(図1の上下両側)においてX軸方向に並んで2箇所ずつ、計4箇所に配されている。これらの部品供給装置40には複数のフィーダ42が左右方向に横並び状に整列して取り付けられている。
 各フィーダ42は複数の電子部品E1が収容された部品供給テープ(不図示)が巻回されたリール(不図示)、及び、リールから部品供給テープを引き出す電動式の送出装置(不図示)等を備えており、搬送コンベア20側に位置する端部に設けられた部品供給位置から電子部品E1が一つずつ供給されるようになっている。
 ここで、図1に示すように複数の部品供給位置は左右方向に一列に並んでおり、隣り合う二つの部品供給位置は後述する仮想円66(図4参照)の直径の約数となる間隔で配置されている。左右方向は複数の部品供給位置の並び方向の一例である。
 部品実装装置30は、基台10及び後述する部品供給装置40等の上方に設けられる一対の支持フレーム32と、ロータリーヘッド50と、ロータリーヘッド50を駆動するロータリーヘッド移動機構(ヘッド移動機構の一例)とから構成される。各支持フレーム32はそれぞれX軸方向における基台10の両側に位置しており、Y軸方向に延びている。支持フレーム32にはロータリーヘッド移動機構を構成するX軸サーボ機構及びY軸サーボ機構が設けられている。ロータリーヘッド50はX軸サーボ機構及びY軸サーボ機構によって一定の可動領域内でX軸方向及びY軸方向に移動可能とされている。
 Y軸サーボ機構は、Y軸ガイドレール33Yと、図示しないボールナットが螺合されたY軸ボールねじ34Yと、Y軸サーボモータ35Yとを有している。各Y軸ガイドレール33Yにはボールナットに固定されたヘッド支持体36が取り付けられている。Y軸サーボモータ35Yが通電制御されるとY軸ボールねじ34Yに沿ってボールナットが進退し、その結果、ボールナットに固定されたヘッド支持体36、及び、後述するロータリーヘッド50がY軸ガイドレール33Yに沿ってY軸方向に移動する。
 X軸サーボ機構は、X軸ガイドレール(不図示)と、図示しないボールナットが螺合されたX軸ボールねじ34Xと、X軸サーボモータ35Xとを有している。X軸ガイドレールにはその軸方向に沿ってロータリーヘッド50が移動自在に取り付けられている。X軸サーボモータ35Xが通電制御されるとX軸ボールねじ34Xに沿ってボールナットが進退し、その結果、ボールナットに固定されたロータリーヘッド50がX軸ガイドレールに沿ってX軸方向に移動する。
 (2)ロータリーヘッドの構成
 続いてロータリーヘッド50の構成について詳しく説明する。ロータリーヘッド50は、図2に示すように、本体であるヘッド本体部52がカバー53、54によって覆われたアーム状をなしており、部品供給装置40によって供給される電子部品E1を吸着(保持の一例)してプリント基板B1上に搭載する。図3に示すようにロータリーヘッド50には計18本のノズルシャフト55が回転体60によってZ軸方向(上下方向)に移動可能に支持されている。
 回転体60は、図3に示すように、Z軸方向に沿って軸状をなす軸部62と、ロータリーヘッド50の下端部において軸部62の周りに設けられ、軸部62より大径な略円柱状をなすシャフト保持部64と、を有している。回転体60の軸部62はヘッド本体部52によって当該軸部62の軸線周りに双方向に回転可能(すなわち回動可能)に支持されている。
 軸部62は二重構造となっており、内側の軸部62(以下、「N軸」と称する)の上部には当該軸部62の軸線周りにN軸被駆動ギヤ62Nが設けられ、外側の軸部62(以下、「R軸」と称する)の上部には当該軸部62の軸線周りにR軸被駆動ギヤ62Rが設けられている。
 ロータリーヘッド50のZ軸方向における略中央部には、回転体60を回転駆動するための図示しないN軸駆動装置(回転体駆動部の一例)が配されている。N軸駆動装置は、N軸サーボモータ35N(図5参照)と、N軸サーボモータ35Nの出力軸周りに設けられたN軸駆動ギヤ(不図示)と、を有している。N軸駆動ギヤはN軸被駆動ギヤ62Nと噛み合わされており、N軸サーボモータ35Nが通電制御されると、N軸駆動ギヤ及びN軸被駆動ギヤ62Nの回転駆動を介して、回転体60がZ軸方向に沿った回転軸線61(図4参照)周りに任意の角度で回転される。
 回転体60のシャフト保持部64には、周方向に等間隔で、貫通孔が18個形成されている。そして、各貫通孔には、筒状のシャフトホルダ57を介して、軸状をなすノズルシャフト55がシャフト保持部64を貫通しつつZ軸方向に沿って伸びる形で保持されている。そして、各ノズルシャフト55のうちシャフト保持部64から下方に突出する下端部には、図3に示すように、電子部品E1を吸着する吸着ノズル56(部品保持部材の一例)がそれぞれ設けられている。
 各吸着ノズル56には負圧又は正圧が供給されるようになっている。各吸着ノズル56は、負圧によってその先端部に電子部品E1を吸着して保持するとともに、正圧によってその先端部に保持した電子部品E1を解放する。N軸駆動装置によって回転体60が回転されると、各ノズルシャフト55と共に各ノズルシャフト55に設けられた各吸着ノズル56が回転体60の回転軸線61周りに回転移動する。
 また、ロータリーヘッド50のZ軸方向における略中央部には、図2に示すように、各ノズルシャフト55をその軸線周りに回転駆動するためのR軸駆動装置70が配されている。R軸駆動装置70は、R軸サーボモータ35Rと、R軸サーボモータ35Rの出力軸周りに設けられ、R軸被駆動ギヤ62Rと噛み合わされた図示しないR軸駆動ギヤと、を有している。R軸被駆動ギヤ62Rが設けられた外側の軸部62において、R軸被駆動ギヤ62Rよりも下部には、図示しない共通ギヤが設けられている。
 一方、図3に示すように、各シャフトホルダ57の一部にはその筒軸周りにそれぞれノズルギヤ57Rが設けられている。各ノズルシャフト55に設けられたノズルギヤ57Rは上記共通ギヤと噛み合わされている。R軸サーボモータ35Rが通電制御されると、R軸駆動ギヤ及びR軸被駆動ギヤ62Rの回転駆動を介して、共通ギヤが回転する。
 共通ギヤが回転すると、ノズルギヤ57Rとの噛み合いにより、各シャフトホルダ57が回転する。そして、各シャフトホルダ57と各ノズルシャフト55は、ボールスプライン結合していることから、共通ギヤの回転に伴って18本のノズルシャフト55がその軸線周りにおいて同方向及び同角度に一斉に回転する。
 また、各ノズルシャフト55の上端部にはばね止めボルト58が螺合されている。そして、各ノズルシャフト55の外周面側にはばね止めボルト58とシャフトホルダ57との間にて圧縮された状態で巻ばね59が配されており、各ノズルシャフト55はこの巻ばね59の弾性力によって上方に付勢されている。
 また、ロータリーヘッド50は、図3及び図4に示すように、18本のノズルシャフト55のうちノズルシャフト55が配列されている仮想円66上の駆動位置300A、300Bに移動してきたノズルシャフト55を、回転体60に対して当該回転体60の軸部62に沿った方向(Z軸方向、上下方向)に昇降させるための二つのZ軸駆動装置80(保持部材駆動ユニットの一例)を備えている。
 二つのZ軸駆動装置80は互いに同一構造であり、回転体60の軸部62を挟んでロータリーヘッド50の左右両側に対称配置されている。すなわち、一対のZ軸駆動装置80は回転体60を挟んで複数の部品供給位置の並び方向の両側に配置されている。
 Z軸駆動装置80は、箱状をなすZ軸駆動源82(図2参照)と、Z軸駆動源82から下方に伸びるZ軸可動部84(図3参照)と、を有している。Z軸駆動源82の内部には、Z軸可動部84をリニアモータ駆動によって駆動するためのZ軸リニアモータ35Z(図5参照)が設けられている。Z軸可動部84は、Z軸駆動源82に対して軸部62に沿った方向に移動可能に支持されており、Z軸駆動源82によって軸部62に沿った方向に昇降される。
 Z軸駆動装置80におけるZ軸可動部84の下端部には、図3及び図4に示すように、カムフォロア86(以下、「Z軸カムフォロア86」と称する)がX軸方向に沿った軸周りに回転可能に取り付けられている。Z軸可動部84は、その上昇端位置においてZ軸カムフォロア86が上記駆動位置にあるノズルシャフト55の上端部(すなわちばね止めボルト58の上端部)と近接するような配置でZ軸駆動源82に支持されている。このため、Z軸可動部84が上昇端位置にある状態では、各ノズルシャフト55の軸部62周りの旋回が許容される。
 Z軸駆動源82によってZ軸可動部84が上昇端位置から下降されると、Z軸カムフォロア86が上記駆動位置にあるノズルシャフト55の上端部に当接し、当該ノズルシャフト55が巻ばね59の弾性力に抗って下降される。ノズルシャフト55が下降されると、そのノズルシャフト55に設けられた吸着ノズル56が下降され、吸着ノズル56の先端部が部品供給位置あるいはプリント基板B1に近接する。この状態からZ軸可動部84が上昇されると、巻ばね59の弾性力復帰力によってノズルシャフト55及び吸着ノズル56が上昇する。
 さらに、ロータリーヘッド50は、図3に示すように、各吸着ノズル56に供給される圧力を負圧と正圧との間で切り替えるための切替装置90を備えている。切替装置90は各吸着ノズル56(各ノズルシャフト55)に対応する形で計18個設けられている。図4に示すように、各切替装置90は、仮想円66上に配された各ノズルシャフト55の外側において、隣接する二つのノズルシャフト55の間に位置する形で、各ノズルシャフト55と同様に、シャフト保持部64の外周に沿って回転体60の回転軸線61を中心とする仮想円上に等間隔でそれぞれ設けられている。
 各切替装置90は、図3に示すように、軸状をなすバルブスプール92(バルブの一例)と、バルブスプール92の下側部分が収容される筒状のスリーブ94と、を有している。
 各スリーブ94は、シャフト保持部64に設けられた各取り付け孔の内部に挿入するようにして取り付けられている。各バルブスプール92は、その軸方向がZ軸方向(上下方向)に沿った形でスリーブ94の内部に配されており、その軸方向に沿って移動することで、各吸着ノズル56に供給される圧力を負圧と正圧との間で切り替える。なお、本実施形態では各スリーブ94に負圧及び正圧が供給される経路についての説明は省略する。
 各バルブスプール92は、図3に示すように、その上側部分に、横向きの略U字状をなすとともに後述するV軸駆動装置100のV軸カムフォロア106が当接される当接部93を有している。そして、各バルブスプール92は、略U字状をなす当接部93について、その開いた側を外側(軸部62側とは反対側)に向けた形でそれぞれ配されている。
 また、ロータリーヘッド50は、図2及び図3に示すように、各切替装置90のバルブスプール92をZ軸方向(上下方向)に移動させるための二つのV軸駆動装置100(バルブ駆動ユニットの一例)を備えている。二つのV軸駆動装置100は互いに同一構造であり、回転体60の軸部62を挟んでロータリーヘッド50の左右両側に対称配置されている。
 V軸駆動装置100は、図2及び図3に示すように、箱状をなすV軸駆動源102と、V軸駆動源102から上方に伸びるV軸可動部104と、を有している。V軸駆動源102の内部には、V軸可動部104をリニアモータ駆動によって駆動するためのV軸リニアモータ35V(図5参照)が設けられている。V軸可動部104は、V軸駆動源102に対して軸部62に沿った方向に移動可能に支持されており、V軸駆動源102によって軸部62に沿った方向に昇降される。
 V軸駆動装置100におけるV軸可動部104の上端部には、図3に示すように、カムフォロア106(以下、「V軸カムフォロア106」と称する)がX軸方向に沿った軸周りに回転可能に取り付けられている。V軸可動部104は、上記駆動位置にあるノズルシャフト55と対応するバルブスプール92に対して、略U字状の当接部93の内側にV軸カムフォロア106が位置するような配置でV軸駆動源102に支持されている。
 V軸駆動源102によってV軸可動部104が上方に移動されると、V軸カムフォロア106が当接部93に当接してバルブスプール92を押し上げ、吸着ノズル56に負圧が供給される。一方、V軸駆動源102によってV軸可動部104が下方に移動されると、V軸カムフォロア106がその両側に位置する当接部93に当接してバルブスプール92を押し下げ、吸着ノズル56に正圧が供給される。
 ここで、V軸カムフォロア106の回転軸はX軸方向に沿っていることから、V軸カムフォロア106の回転方向は、回転体60によって旋回される各ノズルシャフト55の円周状をなす軌跡の接線方向と略一致する。このため、V軸カムフォロア106によるバルブスプール92の昇降動作中に回転体60が回転された場合、V軸カムフォロア106が一対の対向部93Aに当接された状態が維持されながらV軸カムフォロア106が一対の対向部93Aとの間の摩擦力によって回転するので、各ノズルシャフト55を旋回させながらバルブスプール92の昇降動作を実行することができる。
 なお、ロータリーヘッド50には、基板認識カメラC1(図5参照)が設けられている。基板認識カメラC1は、ロータリーヘッド50とともに一体的に移動することで、作業位置に停止したプリント基板B1上の任意の位置の画像を撮像する。また、基台10上における作業位置の近傍には、部品認識カメラC2(図1参照)が固定されている。部品認識カメラC2は、吸着ノズル56によって部品供給装置40の部品供給位置から吸着された電子部品E1の画像を撮像する。
 (3)表面実装機の電気的構成
 次に、表面実装機1の電気的構成について、図5を参照して説明する。表面実装機1の本体は、制御部110によってその全体が制御統括されている。制御部110は、CPU等により構成される演算制御部111を備えている。演算制御部111には、モータ制御部112と、記憶部113と、画像処理部114と、外部入出力部115と、フィーダ通信部116と、表示部117と、入力部118と、がそれぞれ接続されている。
 モータ制御部112は、記憶部113に記憶されている実装プログラム113Bに従って部品実装装置30のX軸サーボモータ35X及びY軸サーボモータ35Yを駆動させるとともに、ロータリーヘッド50のN軸サーボモータ35N、R軸サーボモータ35R、Z軸リニアモータ35Z、及びV軸リニアモータ35Vをそれぞれ駆動させる。また、モータ制御部112は、実装プログラム113Bに従って搬送コンベア20を駆動させる。
 記憶部113は、CPUを制御するプログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)や装置の動作中に種々のデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)等から構成されている。記憶部113には最適化プログラム113A、実装プログラム113B、各種データ113Cなどが記憶されている。
 各種データ113Cには実装対象となるプリント基板B1の生産枚数に関する基板情報、プリント基板B1に実装される電子部品E1の個数や種類等を含む部品情報、プリント基板B1上の電子部品E1の搭載位置に関する搭載位置情報、部品供給装置40の各フィーダ42に保持された電子部品E1の数や種類に関するデータ等が含まれている。
 制御部110は電子部品E1の実装を開始する前に事前に最適化プログラム113Aを実行し、各種データ113Cを用いて電子部品E1の吸着順序や搭載順序などの制御情報が設定された制御シーケンスを生成する。そして、制御部110は電子部品E1の実装が指示されると実装プログラム113Bを実行し、生成した制御シーケンスに従って表面実装機1の各部を制御する。
 画像処理部114には、基板認識カメラC1及び部品認識カメラC2から出力される撮像信号がそれぞれ取り込まれるようになっている。画像処理部114では、取り込まれた各カメラC1,C2からの撮像信号に基づいて、部品画像の解析並びに基板画像の解析がそれぞれ行われるようになっている。
 外部入出力部115は、いわゆるインターフェースであって、表面実装機1の本体に設けられる各種センサ類115Aから出力される検出信号が取り込まれるように構成されている。また、外部入出力部115は、演算処理部111から出力される制御信号に基づいて、各種アクチュエータ類115Bに対する動作制御を行うように構成されている。
 フィーダ通信部116は、部品供給装置40に取り付けられた各フィーダ42の制御部110と接続されており、各フィーダ42を統括して制御する。各フィーダ42の制御部110は、部品供給テープを送出するためのモータの駆動を制御する。
 表示部117は、表示画面を有する液晶表示装置等から構成され、表面実装機1の状態等を表示画面上に表示する。入力部118(設定部の一例)は、キーボード等から構成され、手動による操作によって外部からの入力を受け付けるようになっている。
 以上のような構成とされた表面実装機1では、自動運転中において、搬送コンベア20によってプリント基板B1を基台10上の作業位置に搬送する搬送状態と、作業位置に搬入されたプリント基板B1上に実装する実装状態とが交互に実行される。この実装状態では、部品供給装置40によって供給される電子部品E1を18個の吸着ノズル56にそれぞれ吸着させる吸着作業と、ロータリーヘッド50を搬送してそれらの電子部品E1をプリント基板B1に搭載する搭載作業とが交互に繰り返される。
 (5)最適化プログラムを用いた制御シーケンスの設定
 前述したように制御シーケンスには電子部品E1の吸着順序や搭載順序などの制御情報が設定されるが、本実施形態に係る制御シーケンスにはそれ以外の制御情報も設定される。以下、具体的に説明する。なお、以降に説明する図6~図8では理解を容易にするため吸着ノズル56の数を8個に省略している。
 (5-1)吸着に関する制御情報
 先ず、制御シーケンスに設定される制御情報のうち電子部品E1の吸着に関する制御情報について説明する。制御シーケンスには電子部品E1の吸着に関する制御情報として、電子部品E1の吸着に用いるZ軸駆動装置80、電子部品E1の並行吸着、電子部品E1を吸着するときの吸着ノズル56の下降タイミングなどが設定される。
 (5-1-1)電子部品の吸着に用いるZ軸駆動装置
 ここでは先ず、図6を参照して、各Z軸駆動装置80がそれぞれ電子部品E1を吸着及び搭載可能な範囲について説明する。図6において位置140はロータリーヘッド50が可動領域の下流側(左側の一例)の端に移動したときの上流側(右側の一例)のZ軸駆動装置80の駆動位置300Bがある位置を示しており、位置141はロータリーヘッド50が可動領域の上流側の端に移動したときの下流側のZ軸駆動装置80の駆動位置300Aがある位置を示している。
 上述した位置140と位置141との間にある部品供給位置で供給される電子部品E1は上流側のZ軸駆動装置80を用いて吸着することもできるし、下流側のZ軸駆動装置80を用いて吸着することもできる。これに対し、位置141より上流側にある部品供給位置で供給される電子部品E1は上流側のZ軸駆動装置80でなければ吸着できず、位置140より下流側にある部品供給位置で供給される電子部品E1は下流側のZ軸駆動装置80でなければ吸着できない。
 次に、図7を参照して、電子部品の吸着に用いるZ軸駆動装置80を設定する上での前提となる制御部110の制御動作について説明する。本実施形態では各吸着ノズル56に電子部品E1を吸着させる順序も事前に計算される。図7において位置145は次に電子部品E1を吸着する吸着ノズル56の位置(仮想円66上の位置)を示しており、位置146は次に吸着される電子部品E1が供給される部品供給位置を示している。
 制御部110は、一つの吸着ノズル56に電子部品E1を吸着させた後、次に電子部品E1を吸着する吸着ノズル56(図7では位置145にある吸着ノズル56)に電子部品E1を吸着させるとき、次に電子部品E1を吸着する吸着ノズル56(以下、単に「次の吸着ノズル56」という)をZ軸駆動装置80の駆動位置300まで回転移動させる回転移動動作と、ロータリーヘッド50を移動させて当該Z軸駆動装置80の駆動位置300を次に吸着される電子部品E1が供給される部品供給位置まで移動させるヘッド移動動作とを並行して行わせる。
 これらの移動動作はほぼ同時に開始され、回転移動動作に要する時間Trとヘッド移動動作に要する時間Txyとのうちいずれか大きい方の時間が、次の吸着ノズル56に電子部品E1を吸着させるときのZ軸駆動装置80の移動時間Tとなる。
 (5-1-1-1)位置140と位置141との間にある部品供給位置で供給される電子部品の吸着に用いるZ軸駆動装置の設定
 例えばTr1、Txy1、T1、Tr2、Txy2、及び、T2を以下のように定義する。
 Tr1・・・次の吸着ノズル56を下流側のZ軸駆動装置80の駆動位置300Aまで回転移動させる時間
 Txy1・・・下流側のZ軸駆動装置80の駆動位置300Aを次に吸着される電子部品E1の部品供給位置146まで移動させる時間
 T1・・・Tr1及びTxy1のうちいずれか大きい方
 Tr2・・・次の吸着ノズル56を上流側のZ軸駆動装置80の駆動位置300Bまで回転移動させる時間
 Txy2・・・上流側のZ軸駆動装置80の駆動位置300Bを次に吸着され電子部品E1の部品供給位置146まで移動させる時間
 T2・・・Tr2及びTxy2のうちいずれか大きい方
 この場合、T1<T2の場合は下流側のZ軸駆動装置80を用いて吸着した方が短時間に吸着できる。逆に、T1>T2の場合は上流側のZ軸駆動装置80を用いて吸着した方が短時間に吸着できる。
 そこで、制御部110は、吸着する電子部品E1のうち図6に示す位置140と位置141との間にある部品供給位置で供給される電子部品E1については、当該電子部品E1の直前に吸着される電子部品E1の吸着が終了したときのロータリーヘッド50の位置、次の吸着ノズル56の位置(仮想円66上の位置)、当該電子部品E1の部品供給位置、回転体60の回転速度、ロータリーヘッド50の移動速度などから各Z軸駆動装置80についてそれぞれ移動時間Tを計算し、移動時間Tが短い方のZ軸駆動装置80を、当該電子部品E1の吸着に用いるZ軸駆動装置80として設定する。
 (5-1-1-2)位置141より上流側にある部品供給位置、及び、位置140より下流側にある部品供給位置で供給される電子部品の吸着に用いるZ軸駆動装置の設定
 制御部110は、位置141より上流側にある部品供給位置で供給される電子部品E1については上述した移動時間T1、T2の計算を省略し、吸着に用いるZ軸駆動装置80として上流側のZ軸駆動装置80を一律に設定する。
 同様に、位置140より下流側にある部品供給位置で供給される電子部品E1についても上述した移動時間T1、T2の計算を省略し、吸着に用いるZ軸駆動装置80として下流側のZ軸駆動装置80を一律に設定する。
 (5-1-2)電子部品の並行吸着
 制御部110は、一方のZ軸駆動装置80の駆動位置300にある吸着ノズル56に電子部品E1を吸着させるとき、次の吸着ノズル56が他方のZ軸駆動装置80の駆動位置300にあり、且つ、他方のZ軸駆動装置80の駆動位置300の下方に次に吸着される電子部品E1を供給する部品供給位置がある場合は、二つの吸着ノズル56によって電子部品E1を並行してほぼ同時に吸着するように設定する。
 (5-1-3)電子部品を吸着するときの吸着ノズルの下降タイミング(その1)
 前述したように移動時間Tは吸着ノズル56の回転移動動作に要する時間Trとヘッド移動動作に要する時間Txyとのうちいずれか大きい方の時間である。この場合に、Txy>Trであったとすると、ロータリーヘッド50の移動が完了する前に吸着ノズル56がZ軸駆動装置80の駆動位置300に位置することになる。
 ロータリーヘッド50の移動が完了する前に吸着ノズル56がZ軸駆動装置80の駆動位置300に位置している場合は、ロータリーヘッド50の移動が完了する前に吸着ノズル56の下降を開始するようにすると、ロータリーヘッド50の移動が完了してから下降を開始する場合に比べ、電子部品E1の吸着に要する時間を短縮することができる。
 そこで、制御部110は、Txy>Trの場合は、吸着ノズル56の下降を開始するタイミングを、ロータリーヘッド50の移動が完了するときより前に設定する。これにより、ロータリーヘッド50の移動が完了する前に吸着ノズル56の下降が開始される。
 ただし、ロータリーヘッド50の移動が完了する前に吸着ノズル56を下降させると既に実装されている他の電子部品E1のうち吸着ノズル56の移動経路上にある電子部品E1に吸着ノズル56が当たってしまう虞がある。そこで、制御部110は、プリント基板B1の反り、移動経路上にある他の電子部品E1の高さなどから、ロータリーヘッド50の移動中に吸着ノズル56が他の電子部品E1に当たらない下降幅を計算する。そして、実装プログラム113Bを実行する制御部110は、ロータリーヘッド50の移動が完了する前に吸着ノズル56の下降を開始させるとき、計算した下降幅分だけ吸着ノズル56を下降させる。
 (5-1-4)電子部品を吸着するときの吸着ノズルの下降タイミング(その2)
 前述したように一方のZ軸駆動装置80の駆動位置300にある吸着ノズル56に電子部品E1を吸着させるとき、次に電子部品E1を吸着する吸着ノズル56が他方のZ軸駆動装置80の駆動位置300にある場合もある。その場合に、他方のZ軸駆動装置80の駆動位置300の下方に次に吸着される電子部品E1を供給する部品供給位置があれば前述したように並行吸着が可能である。
 しかしながら、他方のZ軸駆動装置80の駆動位置300の下方に次に吸着される電子部品E1を供給する部品供給位置がない場合もある。そこで、制御部110は、図8に示すように、一方のZ軸駆動装置80(図8では下流側のZ軸駆動装置80)の駆動位置300Aにある吸着ノズル56に電子部品E1を吸着させるとき、次に電子部品E1を吸着する吸着ノズル56が他方のZ軸駆動装置80(図8では上流側のZ軸駆動装置80)の駆動位置300Bにあり、且つ、他方のZ軸駆動装置80の駆動位置300Bの下方に次に吸着される電子部品E1の部品供給位置がない場合は、ロータリーヘッド50の移動を開始する時より前に他方のZ軸駆動装置80による吸着ノズル56の下降を開始するよう設定する。
 ここで、上述したロータリーヘッド50の移動を開始する時とは、より具体的には、一方のZ軸駆動装置80の駆動位置300Aにある吸着ノズル56による電子部品E1の吸着が終了した後、他方のZ軸駆動装置80の駆動位置300Bを次の部品供給位置(次に吸着される電子部品E21を供給する部品供給位置)に移動させるためにロータリーヘッド50の移動を開始する時のことをいう。
 なお、この場合も制御部110は吸着ノズル56が他の電子部品E1に当たらない下降幅を計算し、計算した下降幅分だけ吸着ノズル56を下降させる。
 (5-2)搭載に関する制御情報
 次に、制御シーケンスに設定される制御情報のうち電子部品E1の搭載に関する制御情報について説明する。制御シーケンスには電子部品E1の搭載に関する制御情報として、電子部品E1の搭載に用いるZ軸駆動装置80、電子部品E1を搭載するときの吸着ノズル56の下降タイミングなどが設定される。
 (5-2-1)電子部品の搭載に用いるZ軸駆動装置
 前述した図7を参照して、電子部品E1の搭載に用いるZ軸駆動装置80の設定について説明する。ここでは図7に示す位置145にある吸着ノズル56が次に搭載する電子部品E1を吸着している吸着ノズル56であり、位置146が当該電子部品の搭載位置であるとする。
 例えば、Tr1、Txy1、T1、Tr2、Txy2、及び、T2を以下のように定義する。
 Tr1・・・次に搭載する電子部品E1を吸着している吸着ノズル56を下流側のZ軸駆動装置80の駆動位置300Aまで回転移動させる時間
 Txy1・・・下流側のZ軸駆動装置80の駆動位置300Aを当該電子部品E1の搭載位置146まで移動させる時間
 T1・・・Tr1及びTxy1のうちいずれか大きい方
 Tr2・・・当該電子部品E1を吸着している吸着ノズル56を上流側のZ軸駆動装置80の駆動位置300Bまで回転移動させる時間
 Txy2・・・下流側のZ軸駆動装置80の駆動位置300Bを当該電子部品E1の搭載位置146まで移動させる時間
 T2・・・Tr2及びTxy2のうちいずれか大きい方
 この場合、T1<T2の場合は下流側のZ軸駆動装置80を用いて搭載した方が短時間に搭載できる。逆に、T1>T2の場合は上流側のZ軸駆動装置80を用いて搭載した方が短時間に搭載できる。
 そこで、制御部110は、図6に示す位置140と位置141との間にある搭載位置に搭載される電子部品E1については、当該電子部品E1の直前に搭載される電子部品E1の搭載が終了したときのロータリーヘッド50の位置、当該電子部品E1を吸着している吸着ノズル56の位置(仮想円66上の位置)、プリント基板B1上における当該電子部品E1の搭載位置、回転体60の回転速度、ロータリーヘッド50の移動速度などから各Z軸駆動装置80についてそれぞれ移動時間Tを計算し、移動時間Tが短い方のZ軸駆動装置80を、当該電子部品E1の搭載に用いるZ軸駆動装置80として設定する。
 一方、制御部110は、位置146より上流側にある搭載位置に搭載される電子部品E1については電子部品E1の搭載に用いるZ軸駆動装置80として上流側のZ軸駆動装置80を一律に設定し、位置145より下流側にある搭載位置に搭載される電子部品E1については電子部品E1の搭載に用いるZ軸駆動装置80として下流側のZ軸駆動装置80を一律に設定する。
 (5-2-2)電子部品を搭載するときの吸着ノズルの下降タイミング(その1)
 前述したように移動時間Tは吸着ノズル56の回転移動動作に要する時間Trとヘッド移動動作に要する時間Txyとのうちいずれか大きい方の時間である。この場合に、Txy>Trであったとすると、ロータリーヘッド50の移動が完了する前に吸着ノズル56がZ軸駆動装置80の駆動位置300に位置することになる。
 ロータリーヘッド50の移動が完了する前に吸着ノズル56がZ軸駆動装置80の駆動位置300に位置している場合は、ロータリーヘッド50の移動が完了する前に吸着ノズル56の下降を開始するようにすると、ロータリーヘッド50の移動が完了してから下降を開始する場合に比べ、電子部品E1の搭載に要する時間を短縮することができる。
 そこで、制御部110は、Txy>Trの場合は、吸着ノズル56の下降を開始するタイミングを、ロータリーヘッド50の移動が完了するときより前に設定する。これにより、ロータリーヘッド50の移動が完了する前に吸着ノズル56の下降が開始される。
 ただし、吸着ノズル56を下降させると、吸着ノズル56に吸着されている電子部品E1が、既に搭載されている他の電子部品E1のうち当該吸着されている電子部品E1の移動経路上にある電子部品E1に当たってしまう虞がある。そこで、制御部110は、プリント基板B1の反り、移動経路上にある他の電子部品E1の高さ、吸着ノズル56に吸着されている電子部品E1の高さなどから、吸着ノズル56に吸着されている電子部品E1がロータリーヘッド50の移動中に他の電子部品E1に当たらない下降幅を計算する。そして、実装プログラム113Bを実行する制御部110は、ロータリーヘッド50の移動中に、計算した下降幅分だけ吸着ノズル56を下降させる。
 (5-2-3)電子部品を搭載するときの吸着ノズルの下降タイミング(その2)
 一方のZ軸駆動装置80によって電子部品E1を搭載するとき、他方のZ軸駆動装置80の駆動位置300にある吸着ノズル56に次に搭載される電子部品E1が吸着されている場合もあり得る。その場合は、ロータリーヘッド50の移動を開始する時より前に他方のZ軸駆動装置80による吸着ノズル56の下降を開始することが可能である。
 ここで、上述したロータリーヘッド50の移動を開始する時とは、より具体的には、一方のZ軸駆動装置80を用いた電子部品E1の搭載が終了した後、他方のZ軸駆動装置80の駆動位置300を次の搭載位置(他方のZ軸駆動装置80の駆動位置300にある吸着ノズル56に吸着されている電子部品E1が搭載される位置)に移動させるためにロータリーヘッド50の移動を開始する時のことをいう。
 そこで、制御部110は、一方のZ軸駆動装置80を用いて電子部品E1を搭載するとき、他方のZ軸駆動装置80の駆動位置300にある吸着ノズル56に次に搭載される電子部品E1が吸着されている場合は、ロータリーヘッド50の移動を開始する時より前に他方のZ軸駆動装置80による吸着ノズル56の下降を開始するよう設定する。
 なお、この場合も制御部110は吸着ノズル56に吸着されている電子部品E1が他の電子部品E1に当たらない下降幅を計算し、計算した下降幅分だけ吸着ノズル56を下降させる。
 (6)実施形態の効果
 以上説明した実施形態1に係る部品実装装置30によると、一対のZ軸駆動装置80が複数の部品供給位置の並び方向に配置されているので、それら一対のZ軸駆動装置80によって同時に電子部品E1を吸着することができる。これにより電子部品E1の吸着に要する時間を短縮することができ、ひいては電子部品E1の実装時間を短縮することができる。
 そして、部品実装装置30によると、一対のZ軸駆動装置80が回転体60を挟んで当該並び方向の両側に配置されているので、一対のZ軸駆動装置80が当該並び方向において回転体60の両端の間に配置されている場合に比べ、ロータリーヘッド50の可動領域は同じままで当該並び方向における電子部品E1の供給範囲及び搭載範囲を拡大することができる。
 よって部品実装装置30によると、複数のZ軸駆動装置80を備える部品実装装置30において、電子部品E1の実装時間を短縮しつつ電子部品E1の供給範囲及び搭載範囲を拡大することができる。
 更に、部品実装装置30によると、複数の部品供給位置はプリント基板B1の搬送方向に沿って並んでいる。言い換えると、一対のZ軸駆動装置80はプリント基板B1の搬送方向に並んでいる。このようにすると、搬送方向に直交する方向に並んでいる場合に比べて搬送方向の搭載範囲を広くすることができるので、搬送されてくるプリント基板B1の長さが搬送方向に長くなっても搭載できる範囲を確保し易くなる。
 また、実施形態1に係る部品実装方法によると、吸着ノズル56に電子部品E1を吸着するとき、一対のZ軸駆動装置80のうち移動時間Tが短い方のZ軸駆動装置80を用いて吸着するので、電子部品E1の実装時間をより短縮することができる。
 更に、実施形態1に係る部品実装方法によると、図6に示す位置140より下流側(左側)にある部品供給位置で供給される電子部品E1、及び、位置141より上流側(右側)にある部品供給位置で供給される電子部品E1については移動時間Tの計算を省略するので、電子部品E1の吸着に用いるZ軸駆動装置80を設定するための計算に要する時間を短縮することができる。
 更に、実施形態1に係る部品実装方法によると、一方のZ軸駆動装置80を用いて吸着ノズル56に電子部品E1を吸着させるとき、次に電子部品E1を吸着する吸着ノズル56が他方のZ軸駆動装置80の駆動位置300にあり、且つ、他方のZ軸駆動装置80の駆動位置300の下方に次に吸着される電子部品E1の部品供給位置がない場合は、ロータリーヘッド50の移動を開始する時より前に他方のZ軸駆動装置80による吸着ノズル56の下降を開始するので、電子部品E1の実装時間をより短縮できる。以下、具体的に説明する。
 例えば、次に電子部品E1を吸着する吸着ノズル56が他方のZ軸駆動装置80の駆動位置300にない場合は回転体60を回転させてその吸着ノズル56を他方のZ軸駆動装置80の駆動位置300に位置させなければならず、直ちに他方のZ軸駆動装置80を駆動させてその吸着ノズル56を下降させることができない。この回転体60の回転移動とロータリーヘッド50の移動は平行して行うことが時間短縮に有利であるが、平行して行うとロータリーヘッド50の移動を開始するときより前に吸着ノズル56の下降を開始することはできない。
 しかるに、次に電子部品E1を吸着する吸着ノズル56が他方のZ軸駆動装置80の駆動位置300に位置していれば、ロータリーヘッド50の移動を開始するときより前に吸着ノズル56の下降を開始することができる。このため、他方のZ軸駆動装置80の駆動位置300にある吸着ノズル56により早く電子部品E1を吸着させることができる。これにより電子部品E1の実装時間をより短縮できる。
 更に、実施形態1に係る部品実装方法によると、吸着ノズル56に吸着されている電子部品E1を搭載するとき、一対のZ軸駆動装置80のうち移動時間Tが短い方のZ軸駆動装置80を用いて搭載するので、電子部品E1の実装時間をより短縮することができる。
 更に、実施形態1に係る部品実装方法によると、一方のZ軸駆動装置80を用いて電子部品E1を搭載するとき、他方のZ軸駆動装置80の駆動位置300にある吸着ノズル56に次に搭載される電子部品E1が吸着されている場合は、ロータリーヘッド50の移動を開始する時より前に他方のZ軸駆動装置80による吸着ノズル56の下降を開始するので、他方のZ軸駆動装置80の駆動位置300にある吸着ノズル56により早く電子部品E1を搭載することができる。これにより電子部品E1の実装時間をより短縮できる。
 <実施形態2>
 次に、実施形態2を図9によって説明する。
 実施形態2に係る表面実装機1は、電子部品E1の吸着に用いるZ軸駆動装置80の設定方法、及び、電子部品E1の搭載に用いるZ軸駆動装置80の設定方法が実施形態1と異なる。
 実施形態2に係る制御部110は、一方のZ軸駆動装置80(本実施形態では右側(上流側)のZ軸駆動装置80)を主ユニット、他方のZ軸駆動装置80(本実施形態では左側(下流側)のZ軸駆動装置80)を従ユニットとし、基本的には主ユニットを用いて電子部品E1を吸着及び搭載するように設定し、次に説明する場合のみ従ユニットを用いて吸着及び搭載するように設定する。
 図9を参照して、従ユニットを用いて吸着するように設定される場合について説明する。なお、図9では理解を容易にするため吸着ノズル56の数を8個に省略している。図9において位置171は主ユニットの駆動位置300を示しており、位置172は従ユニットの駆動位置300を示している。
 また、一点鎖線で示す円175は従ユニットの駆動位置300を中心とする円である。円175の半径は仮想円66の半径より短い範囲で予め設定されたものである。図9において点線160で示す直線は、主ユニットの駆動位置300と従ユニットの駆動位置300とを結ぶ第1の仮想直線を示しており、点線161で示す直線は第1の仮想直線160の中点を通り第1の仮想直線160に直交する第2の仮想直線を示している。図9に示すように、円175は第2の仮想直線161より従ユニット側の範囲内にある。円175は従ユニットの駆動位置300を含む所定の範囲の一例である。
 最適化プログラム113Aを実行する制御部110は、一つの電子部品E1の吸着が終了して次に吸着される電子部品E1を吸着させるとき、次に吸着される電子部品E1を供給する部品供給位置が従ユニットの駆動位置300を中心に上述した円175内にある場合、すなわち、部品供給位置が従ユニットの駆動位置300を含む所定の範囲内にある場合は、従ユニットを用いて吸着するように設定する。
 そして、実装プログラム113Bを実行する制御部110は、一つの電子部品E1の吸着が終了して次の電子部品E1を吸着させるとき、従ユニットを用いて吸着するよう設定されている場合は従ユニットを用いて電子部品E1を吸着し、設定されていない場合は主ユニットを用いて電子部品E1を吸着させる。
 同様に、最適化プログラム113Aを実行する制御部110は、一つの電子部品E1の搭載が終了して次の電子部品E1を搭載するとき、次に搭載される電子部品E1の搭載位置が従ユニットの駆動位置300を中心に上述した円175内にある場合は、従ユニットを用いて搭載するように設定する。
 そして、実装プログラム113Bを実行する制御部110は、一つの電子部品E1の搭載が終了して次の電子部品E1を搭載するとき、従ユニットを用いて搭載するよう設定されている場合は従ユニットを用いて電子部品E1を搭載し、設定されていない場合は主ユニットを用いて搭載する。
 また、実施形態2に係る部品実装装置30では、ユーザは前述した入力部118を操作して前述した円175の半径(すなわち前述した所定の範囲)を任意に設定することができる。
 以上説明した実施形態2に係る部品実装方法によると、次に吸着される電子部品E1を供給する部品供給位置が従ユニットの駆動位置300を含む所定の範囲内にあるか否かを計算すればよく、Z軸駆動装置80毎に個別に移動時間Tを計算する必要がないので、吸着に用いるZ軸駆動装置80を設定するための計算に要する時間を短縮することができる。
 更に、実施形態2に係る部品実装方法によると、次に搭載される電子部品E1の搭載位置が従ユニットの駆動位置を含む所定の範囲内にあるか否かを計算すればよく、Z軸駆動装置80毎に個別に移動時間Tを計算する必要がないので、電子部品E1の搭載に用いるZ軸駆動装置80を設定するための計算に要する時間を短縮することができる。
 更に、実施形態2に係る部品実装方法によると、所定の範囲は従ユニットの駆動位置300を中心とする円形の範囲であるので、所定の範囲の形状が複雑な形状である場合に比べ、次に吸着される電子部品E1を供給する部品供給位置が従ユニットの駆動位置300を含む所定の範囲内にあるか否かの判断、あるいは、次に搭載される電子部品E1の搭載位置が従ユニットの駆動位置を含む所定の範囲内にあるか否かの判断が容易になる。これにより、電子部品E1の吸着あるいは搭載に用いるZ軸駆動装置80を設定するための計算に要する時間を短縮することができる。
 更に、実施形態2に係る部品実装方法によると、前述した所定の範囲をユーザが設定できるので、ユーザの利便性が向上する。
 なお、ここでは所定の範囲として円175を例に説明したが、当該所定の範囲は離散した範囲ではなく連続した範囲であれば円に限定されるものではない。例えば当該所定の範囲は長方形であってもよいし、他の任意の形の範囲であってもよい。また、第2の仮想直線161より左側(従ユニット側)の全域を当該所定の範囲としてもよい。
 また、ここでは前述した所定の範囲をユーザが設定できる場合を例に説明した。これに対し、所定の範囲は所定時間で到達できる距離ということもできるので、最適化プログラム113Aによってトータルの実装時間を算出する最適化計算において、トータルの実装時間が短くなるようにこの距離を決定してもよい。例えば、前述した所定の範囲が円ではなくX方向及びY方向の辺を有する矩形の範囲であるとした場合、X軸及びY軸夫々の駆動で所定時間に到達できるX方向及びY方向の距離を最適化プログラム113Aによって決定し、その決定した距離によって特定される矩形の範囲を所定の範囲としてもよい。
 <他の実施形態>
 本明細書で開示される技術は上記既述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
 (1)上記の実施形態では表面実装機1が備える制御部110が最適化プログラム113Aを実行する場合を例に説明した。これに対し、外部のコンピュータによって最適化プログラム113Aを実行し、それにより生成された制御シーケンスを記憶部113に記憶させる構成であってもよい。
 (2)上記の実施形態では部品保持部材として吸着ノズル56を例に説明したが、部品保持部材は吸着ノズル56に限られるものではない。例えば、部品保持部材は二つのツメで電子部品E1を挟んで保持する所謂チャックであってもよい。
 (3)上記の実施形態ではZ軸駆動装置80がリニアモータを用いて吸着ノズル56を昇降させる場合を例に説明したが、Z軸駆動装置80は回転式モータを用いて昇降させるものであってもよい。
 (4)本明細書で開示される技術は部品実装装置30に上記の実施形態で説明した部品実装方法を実行させるためのプログラム(具体的には最適化プログラム113A)の発明として把握することもできる。
1…表面実装機、20…搬送コンベア(基板搬送装置)、30…部品実装装置、33Y…Y軸ガイドレール(ヘッド移動機構の一例)、34Y…Y軸ボールねじ(ヘッド移動機構の一例)、35Y…Y軸サーボモータ(ヘッド移動機構の一例)、34X…X軸ボールねじ(ヘッド移動機構の一例)、35X…X軸サーボモータ(ヘッド移動機構の一例)、35N…N軸サーボモータ(回転体駆動装置の一例)、40…部品供給装置、50…ロータリーヘッド、56…吸着ノズル(部品保持部材の一例)、60…回転体、61…回転軸線、66…仮想円、80…Z軸駆動装置(保持部材駆動ユニットの一例)、118…入力部(設定部の一例)、147…部品供給位置、300A、300B…駆動位置、B1…プリント基板、E1…電子部品

Claims (11)

  1.  一列に並ぶ複数の部品供給位置で供給される部品を基板に実装する部品実装装置であって、
     回転体と、
     前記回転体を回転駆動する回転体駆動部と、
     回転軸線方向に移動可能に前記回転体に取り付けられている複数の部品保持部材であって、前記回転軸線を中心とする仮想円上に配列されており、前記部品を保持及び解放する複数の部品保持部材と、
     それぞれ前記仮想円上の所定の駆動位置に回転移動した前記部品保持部材を前記回転軸線方向に移動させる一対の保持部材駆動ユニットであって、前記回転体を挟んで前記複数の部品供給位置の並び方向の両側に配置されている一対の保持部材駆動ユニットと、
    を有するロータリーヘッドと、
     前記ロータリーヘッドを前記回転軸線に垂直な方向に移動させるヘッド移動機構と、
    を備える、部品実装装置。
  2.  請求項1に記載の部品実装装置を用いた部品実装方法であって、
     前記部品実装装置は前記回転体駆動部による前記回転体の回転と前記ヘッド移動機構による前記ロータリーヘッドの移動とを並行して行うものであり、
     前記一対の保持部材駆動ユニットのそれぞれについて、前記回転体を回転させて次に前記部品を保持する前記部品保持部材を当該保持部材駆動ユニットの前記駆動位置まで回転移動させる時間と前記ロータリーヘッドを移動させて当該保持部材駆動ユニットの前記駆動位置を次に保持される前記部品を供給する部品供給位置まで移動させる時間とのうちいずれか大きい方を当該保持部材駆動ユニットの移動時間とし、いずれか移動時間が短い方の前記保持部材駆動ユニットを用いて部品を保持する、部品実装方法。
  3.  請求項1に記載の部品実装装置を用いた部品実装方法であって、
     前記ロータリーヘッドを基準に前記複数の部品供給位置の並び方向の一方の側を左側、他方の側を右側というとき、
     前記ロータリーヘッドが可動領域の左端に移動したときの右側の前記保持部材駆動ユニットの前記駆動位置より左側にある前記部品供給位置で供給される前記部品については左側の前記保持部材駆動ユニットを用いて保持し、前記ロータリーヘッドが前記可動領域の右端に移動したときの左側の前記保持部材駆動ユニットの前記駆動位置より右側にある前記部品供給位置で供給される前記部品については右側の前記保持部材駆動ユニットを用いて保持する、部品実装方法。
  4.  請求項1に記載の部品実装装置を用いた部品実装方法であって、
     一方の前記保持部材駆動ユニットを用いて前記部品を保持させるとき、次に前記部品を保持する前記部品保持部材が他方の前記保持部材駆動ユニットの前記駆動位置にあり、且つ、前記他方の保持部材駆動ユニットの前記駆動位置が次に保持される前記部品の部品供給位置にない場合は、前記ロータリーヘッドの移動を開始する時より前に前記他方の保持部材駆動ユニットによる前記部品保持部材の下降を開始する、部品実装方法。
  5.  請求項1に記載の部品実装装置を用いた部品実装方法であって、
     一方の前記保持部材駆動ユニットを主ユニット、他方の前記保持部材駆動ユニットを従ユニットとし、次に保持される前記部品を供給する前記部品供給位置が前記従ユニットの前記駆動位置を含む所定の範囲内にある場合は前記従ユニットを用いて当該部品を保持し、それ以外の場合は前記主ユニットを用いて当該部品を保持する、部品実装方法。
  6.  請求項1に記載の部品実装装置を用いた部品実装方法であって、
     前記部品実装装置は前記回転体駆動部による前記回転体の回転と前記ヘッド移動機構による前記ロータリーヘッドの移動とを並行して行うものであり、
     前記一対の保持部材駆動ユニットのそれぞれについて、前記回転体を回転させて次に搭載する部品を保持している前記部品保持部材を当該保持部材駆動ユニットの前記駆動位置まで回転移動させる時間と前記ロータリーヘッドを移動させて当該保持部材駆動ユニットの前記駆動位置を当該部品の搭載位置まで移動させる時間とのうちいずれか大きい方を当該保持部材駆動ユニットの移動時間とし、いずれか移動時間が短い方の前記保持部材駆動ユニットを用いて搭載する、部品実装方法。
  7.  請求項1に記載の部品実装装置を用いた部品実装方法であって、
     一方の前記保持部材駆動ユニットを用いて前記部品を搭載するとき、他方の前記保持部材駆動ユニットの前記駆動位置にある前記部品保持部材に次に搭載される部品が保持されている場合は、前記ロータリーヘッドの移動を開始する時より前に前記他方の保持部材駆動ユニットによる前記部品保持部材の下降を開始する、部品実装方法。
  8.  請求項1に記載の部品実装装置を用いた部品実装方法であって、一方の前記保持部材駆動ユニットを主ユニット、他方の前記保持部材駆動ユニットを従ユニットとし、前記従ユニットの前記駆動位置にある前記部品保持部材に保持されている前記部品の搭載位置が前記従ユニットの前記駆動位置を含む所定の範囲内にある場合は前記従ユニットを用いて当該部品を搭載し、それ以外の場合は前記主ユニットを用いて当該部品を搭載する、部品実装方法。
  9.  前記所定の範囲は、前記従ユニットの前記駆動位置を中心とする円形の範囲、又は、前記駆動位置を含む矩形の範囲である、請求項5又は請求項8に記載の部品実装方法。
  10.  前記部品実装装置は設定部を備えており、
     前記設定部を介して前記所定の範囲の設定を受け付ける、請求項5、請求項8、又は、請求項9に記載の部品実装方法。
  11.  請求項1に記載の部品実装装置と、
     一列に並ぶ複数の部品供給位置で部品を供給する部品供給装置と、
     前記基板を前記部品実装装置による前記部品の実装位置まで搬送する基板搬送装置と、
    を備える表面実装機。
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