WO2017010201A1

WO2017010201A1 - 内視鏡用ガイドチューブ

Info

Publication number: WO2017010201A1
Application number: PCT/JP2016/067198
Authority: WO
Inventors: 歩稲田
Original assignee: オリンパス株式会社
Priority date: 2015-07-14
Filing date: 2016-06-09
Publication date: 2017-01-19

Abstract

内視鏡用ガイドチューブ２０は、内視鏡３の挿入部７が導入される管状部材２２と、この管状部材２２の先端側の開口部を覆うように設けられ、挿入部７を前方へ押し込むことで開閉する透明カバー部材２１，３１と、を具備する。

Description

内視鏡用ガイドチューブ

　本発明は、エンジンやギアボックスなどの内部を検査する内視鏡の挿入部が挿入される内視鏡用ガイドチューブに関するものである。

　従来から内視鏡装置は、工業分野及び医療分野において広く利用されている。内視鏡装置は、観察対象物内に挿入する挿入部と、対象物内を撮像して得られた観察画像である内視鏡画像を表示する表示部を有する本体部とを備えて構成されたものが一般的である。

　内視鏡装置は、工業分野においては、その細長の挿入部をボイラ、タービン、エンジン、ギアボックスなどの内部に挿入して、内部の傷や腐食を観察、検査するために使用される。

　工業用の内視鏡は、特に、オイルなどが塗布されたエンジン内を観察する際に使用されることが多く、そのときにオイルが観察窓としての観察光学系の表面に付着することがある。

　風力発電の発電機のギアボックスなどを観察する場合、潤滑オイルが観察光学系の表面に付着することが多くなる。一旦、潤滑オイルが観察光学系の表面に付着すると、観察画像が不鮮明となってしまうため、その都度検査を中断して観察光学系の表面をクリーニングしていた。

　そこで、例えば、日本国特開２０１４－２０３０６４号公報に開示されるように、挿入部を挿入して、内視鏡の撮像部の外面である対物レンズの表面一部に洗浄オイルを供給して、対物レンズの表面を洗浄する洗浄部を備えた内視鏡用ガイドチューブであるオーバーチューブの技術が知られている。

　しかしながら、日本国特開２０１４－２０３０６４号公報のオーバーチューブでは、先端が常に開口しているため、内視鏡の先端部分が露出した状態となる。

　そのため、エンジン内に挿入部と共にオーバーチューブを導入している過程においても、対物レンズの表面に潤滑オイルが付着し、その都度、挿入作業を一時的に中断して対物レンズの表面を洗浄しなければならず、検査作業時間が掛かってしまうという課題があった。

　さらに、汚れた潤滑オイルなどは、対物レンズの表面に洗浄用の洗浄オイルを供給しても、完全に落としきれず、観察目的部位をクリアに観察できないという問題があった。

　そこで、本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、内視鏡の挿入部をエンジンなどの被検体内部に挿入する際に、挿入部の先端部、特に対物光学系の表面に潤滑オイルなどの汚れが付着することを防止して、検査作業時間を短縮できると共に、目的部位をクリアな内視鏡画像で観察できる内視鏡用ガイドチューブを提供することを目的とする。

　本発明の一態様の内視鏡用ガイドチューブは、内視鏡の挿入部が導入される管状部材と、前記管状部材の先端側の開口部を覆うように設けられ、前記挿入部を前方へ押し込むことで開閉する透明カバー部材と、を具備する。

第１の実施形態に係る内視鏡装置の外観構成図同、スコープユニットの挿入部が導入される内視鏡用ガイドチューブの先端部分の構成を示す斜視図同、スコープユニットの挿入部が導入される内視鏡用ガイドチューブの先端部分の構成を示す断面図同、スコープユニットの先端部分が先端カバー部材から導出した状態の内視鏡用ガイドチューブを示す斜視図同、第１の変形例のスコープユニットの挿入部が導入される内視鏡用ガイドチューブの先端部分の構成を示す斜視図同、第２の変形例のスコープユニットの挿入部が導入される内視鏡用ガイドチューブの先端部分の構成を示す斜視図第２の実施の形態のスコープユニットの挿入部が導入された内視鏡用ガイドチューブの先端部分の構成を示す斜視図同、スコープユニットの先端部分が先端カバー部材から導出した状態の内視鏡用ガイドチューブを示す斜視図同、スコープユニットの正面図同、透明カバー体に設けられたワイパ突起部により観察窓および照明窓の汚れを払拭する動作を説明するための断面図同、第１の変形例のスコープユニットの挿入部が導入された内視鏡用ガイドチューブの先端部分の構成を示す断面図同、第１の変形例のスコープユニットの挿入部が先端ケース部材から導出する過程において観察窓がワイパ突起部によって拭き取られる状態を説明するための内視鏡用ガイドチューブの先端部分の断面図

　以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。

（第１の実施の形態）
　先ず、図１から図４を用いて本発明の第１の実施の形態の内視鏡装置および内視鏡用ガイドチューブの構成について説明する。

　図１は、第１の実施形態に係る内視鏡装置の外観構成図であり、図２はスコープユニットの挿入部が導入される内視鏡用ガイドチューブの先端部分の構成を示す斜視図、図３はスコープユニットの挿入部が導入される内視鏡用ガイドチューブの先端部分の構成を示す断面図、図４はスコープユニットの先端部分が先端カバー部材から導出した状態の内視鏡用ガイドチューブを示す斜視図である。

　図１に示すように、内視鏡装置１は、メインユニットである本体部２と、本体部２に接続されるスコープユニット（内視鏡）３とを含んで構成される。本体部２は、内視鏡画像、操作メニューなどが表示される表示装置としての液晶パネル（以下、ＬＣＤと略す）４を有する。ＬＣＤ４は、内視鏡画像を表示する表示部である。このＬＣＤ４には、タッチパネルが設けられていてもよい。

　スコープユニット３は、操作部５と、操作部５と本体部２とを接続するユニバーサルケーブル６と、可撓性の挿入チューブからなる挿入部７とを有する。スコープユニット３は、ユニバーサルケーブル６を介して本体部２に着脱可能となっている。

　挿入部７の先端部８には、図示しない撮像ユニットが内蔵されている。撮像ユニットは、例えばＣＣＤセンサまたはＣＭＯＳセンサなどの撮像素子と、撮像素子の撮像面側に配置されたレンズなどの撮像光学系から構成される。先端部８の基端側には、湾曲部９が設けられている。また、先端部８には、内視鏡用光学アダプタである光学アダプタ１０が取り付け可能になっている。操作部５には、フリーズボタン、記録指示ボタンなどの各種操作ボタンが設けられている。

　ユーザは、操作部５の各種操作ボタンを操作して、被写体の撮像、動画記録、静止画記録などを行うことができる。また、ユーザは、上下左右（Ｕ／Ｄ／Ｌ／Ｒ）方向の湾曲ボタン５ａを操作して湾曲部９を所望の方向へ湾曲させることができる。さらに、ＬＣＤ４にタッチパネルが設けられている構成の場合、ユーザは、タッチパネルを操作して、内視鏡装置１の種々の操作を指示することもできる。

　撮像して得られた内視鏡画像の画像データは、検査対象の検査データであり、記録媒体であるメモリカード１１に記録される。メモリカード１１は、本体部２に対して着脱可能となっている。なお、画像データは、メモリカード１１に記録されるが、本体部２に内蔵された図示しないメモリに記録されるようにしてもよい。

　本実施の形態の内視鏡用ガイドチューブ（内視鏡用オーバーチューブとも言い、以下では単にガイドチューブと称す）２０は、先端に透明カバー部材２１が設けられた柔軟性を有する樹脂などから形成された管状部材であるチューブ本体２２と、このチューブ本体２２の基端に接続された略筒状の内視鏡導入部となる把持部２３と、を備えて構成されている。

　ガイドチューブ２０のチューブ本体２２には、把持部２３から、図２および図３に示すようにスコープユニット３の挿入部７が挿入される。

　透明カバー部材２１は、チューブ本体２２の開口部を覆うようにドーム状の先端砲弾形状をしており、エラストマなどの柔らかい透明樹脂から形成されている。

　この透明カバー部材２１は、基端部分がチューブ本体２２の先端部分に内径方向に細径となるように形成された段部２２ａに外挿して、表面がチューブ本体２２の外周面と連続して段差がないように接着剤などによって固着されている。

　透明カバー部材２１には、先端中央から複数、ここでは６つのスリット２４が後方に向けて放射状に略等間隔に延設されている。そのため、透明カバー部材２１は、内側から押し拡げられて変形することで、６つのスリット２４によって分割される三角形状の６つの分割片２５が形成されている。

　即ち、ガイドチューブ２０は、図４に示すように、チューブ本体２２内に導入されたスコープユニット３の挿入部７が押し込まれると、挿入部７の先端、ここでは先端部８に装着された光学アダプタ１０が透明カバー部材２１の内面に突き当たり、６つの分割片２５が押し拡げられ、光学アダプタ１０を導出させることができる。

　なお、透明カバー部材２１に形成されるスリット２４は、６つに限定されることなく、複数の分割片２５が弾性変形して透明カバー部材２１が開閉自在となれば幾つでもよい。

　このように、本実施の形態のガイドチューブ２０は、図３に示した状態のように、スコープユニット３の挿入部７がチューブ本体２２内に導入されているときでは光学アダプタ１０に設けられた観察窓１２および照明窓１３が外部に露出していない状態とすることができる。

　そのため、ガイドチューブ２０は、透明カバー部材２１によって先端が閉口しているため、光学アダプタ１０の特に観察窓１２が外部に露出していない状態となり、透明カバー部材２１越しにスコープユニット３の視野も確保できる。

　したがって、エンジン内部など被検体内部の内視鏡検査時に、本実施の形態のガイドチューブ２０を用いることで、被検体内部の目的部位まで導入している過程においても、スコープユニット３の観察窓１２の表面にオイルなどの汚れの付着を防止することができる。

　その結果、ガイドチューブ２０は、スコープユニット３の観察窓１２にオイルなどの汚れを洗浄する必要がなく、挿入作業を一時的に中断することなく余計な検査作業時間が掛かることも防止することができる。

　また、ガイドチューブ２０は、図４に示した状態のように、導入されているスコープユニット３の挿入部７の光学アダプタ１０を透明カバー部材２１から導出させることで、被検体内部の目的部位および導入過程において詳細に検査したい被検対象部位を直接的にクリアな内視鏡画像で観察することができる。

　このように内視鏡用ガイドチューブ２０は、透明カバー部材２１が６つのスリット２４によって６つの分割片２５が弾性変形することで開閉自在な構成として、スコープユニット３の挿入部７の先端部８に装着された光学アダプタ１０を透明カバー部材２１から導出入させることができる。

　なお、上述の説明では、光学アダプタ１０が挿入部７に装着されたスコープユニット３を例示したが、勿論、光学アダプタ１０が非装着のスコープユニット３の挿入部７にも適用できることは言うまでもない。

　以上の説明により、内視鏡用ガイドチューブ２０は、スコープユニット３の挿入部７をオイルなどが塗布されたエンジンなどの被検部位内に挿入する際に、挿入部７の先端部８に設けられる対物光学系の観察窓１２の表面にオイルなどの汚れが付着することを防止して、検査作業時間を短縮できると共に、目的部位をクリアな内視鏡画像で観察することができる。

（第１の変形例）
　図５は、第１の変形例のスコープユニットの挿入部が導入される内視鏡用ガイドチューブの先端部分の構成を示す斜視図である。

　図５に示すように、本変形例のガイドチューブ２０は、透明カバー部材２１の外周部に複数、ここでも６つのスリット２４の基端延長線上に複数、ここでは６つのカバー側溝部２６を長手方向に沿って形成し、さらに、チューブ本体２２の外周面にも、これらカバー側溝部２６に連続して連通させた複数、ここでは６つのチューブ体側溝部２７を長手方向に沿って形成されている。

　このような構成により、ガイドチューブ２０は、透明カバー部材２１に潤滑オイルなどの液状の汚れが付着した場合、複数のスリット２４からカバー側溝部２６およびチューブ体側溝部２７に液状の汚れが毛細管現象によって、基端側に向けて流れる。

　そのため、ガイドチューブ２０は、透明カバー部材２１の複数、ここでも６つの分割片２５上に液状の汚れが付着して停滞し難くなり、スコープユニット３の視野の妨げを防止することができる。

（第２の変形例）
　図６は、第２の変形例のスコープユニットの挿入部が導入される内視鏡用ガイドチューブの先端部分の構成を示す斜視図である。

　図６に示すように、本変形例のガイドチューブ２０は、透明カバー部材２１の先端中央に球面平凸レンズ状に形成された光学特性を変更するレンズ部２８が設けられている。

　このような構成により、ガイドチューブ２０は、透明カバー部材２１の各分割片２５が閉口しているとき、透明カバー部材２１のレンズ部２８によって拡大させた被検部位として、チューブ本体２２内に導入されたスコープユニット３によって撮影させることができる。

　即ち、スコープユニット３は、透明カバー部材２１が光学特性を持つレンズ部２８を有しており、より遠くの観察画像を得ることが出来る。

　したがって、本変形例のガイドチューブ２０を用いることで、スコープユニット３に近接観察の行える広角な光学アダプタ１０を装着して、挿入時において透明カバー部材２１越しの遠くまでピントが合う観察画像で挿通性を確保すると共に、観察対象部位の近くで、挿入部先端を透明カバー部材２１から突出させることで、直接、近接で広角な観察画像で検査することも可能となる。

　また、ここでは、レンズ部２８がスコープユニット３のピントの合う範囲を遠方に拡大する望遠レンズとした構成を例示したが、狭角、広角など各種光学特性を変更する構成としてもよい。

　さらに、本変形に、第１の変形例に記載のカバー側溝部２６およびチューブ体側溝部２７の構成を組み合わせてもよい。

（第２の実施の形態）
　次に、図７から図１０を用いて本発明の第２の実施の形態の内視鏡装置および内視鏡用ガイドチューブの構成について説明する。なお、本実施の形態の説明において、第１の実施の形態と同一構成要素については、同じ符号を用いて、それら構成要素の詳細な説明を省略する。

　図７は、第２の実施の形態のスコープユニットの挿入部が導入された内視鏡用ガイドチューブの先端部分の構成を示す斜視図であり、図８はスコープユニットの先端部分が先端カバー部材から導出した状態の内視鏡用ガイドチューブを示す斜視図、図９はスコープユニットの正面図、図１０は透明カバー体に設けられたワイパ突起部により観察窓および照明窓の汚れを払拭する動作を説明するための断面図である。

　図７および図８に示すように、本実施の形態のガイドチューブ２０は、チューブ本体２２の先端に第１の実施の形態の透明カバー部材２１に変えて、先端ケース部材３０が設けられている。

　先端ケース部材３０は、エラストマなどの透明樹脂から形成された略円板状の透明カバー体３１が設けられた円環状の枠体３２と、チューブ本体２２の先端に接続された円筒状のケース体３３と、を有し、枠体３２がケース体３３に対して開閉自在となるように外周部にヒンジ部３４が設けられている。

　なお、ヒンジ部３４には、図示しないねじりばねが設けられており、ケース体３３に対して閉成する方向に枠体３２を付勢している。

　そして、スコープユニット３の挿入部７が前方へ押し込まれることで、ヒンジ部３４に設けられたねじりばねの付勢力に抗してケース体３３に対して枠体３２を開成させることができる。

　枠体３２に設けられる透明カバー体３１は、図９に示すように、内面側にワイパの役割を有する十字形状の軟性のワイパ突起部３５が設けられている。なお、ワイパ突起部３５は、スコープユニット３の視野の妨げとならないように、できるだけ薄肉に形成されていることが好ましい。

　以上のように構成された本実施の形態のガイドチューブ２０は、図７に示した状態のように、スコープユニット３の挿入部７がチューブ本体２２内に導入されているときに、透明カバー体３１のワイパ突起部３５に光学アダプタ１０の先端面を突き当て、図１０に示すように、挿入部７を軸回りに回動させることで、観察窓１２および照明窓１３の表面にワイパ突起部３５が変形密着して、潤滑オイルなどの汚れをふき取ることができる。

　これにより、ガイドチューブ２０は、第１の実施の形態に記載の作用効果を有すると共に、特に観察窓１２に付着した潤滑オイルなどの汚れをワイパ突起部３５によって容易に払拭することができる。

　そのため、観察窓１２に潤滑オイルなどの汚れが付着して観察画像が不鮮明となった場合、スコープユニット３の挿入部７をガイドチューブ２０から全て引き出して観察窓１２を洗浄しなくても、スコープユニット３の挿入部７をチューブ本体２２内に一度引き戻して、回転、再度導出させるだけで観察窓１２の汚れをワイパ突起部３５によって容易に払拭除去でき、引き続き被検対象物をクリアな内視鏡画像で検査することができる。

（第１の変形例）
　図１１は、第１の変形例のスコープユニットの挿入部が導入された内視鏡用ガイドチューブの先端部分の構成を示す断面図、図１２は第１の変形例のスコープユニットの挿入部が先端ケース部材から導出する過程において観察窓がワイパ突起部によって拭き取られる状態を説明するための内視鏡用ガイドチューブの先端部分の断面図である。

　図１１および図１２に示すように、本変形例の透明カバー部材２１の内面に設けられるワイパ突起部３６は、上述の十字形状に変えて、柔らかい透明樹脂から形成された板状となっている。

　このワイパ突起部３６は、基端方向へ所定の長さの突出量を有しており、スコープユニット３の挿入部７が前方へ押し込まれるときに、透明カバー部材３１が設けられた枠体３２の開成に応じて観察窓１２および照明窓１３を一方から他方（ここでは紙面に向かって見た下方から上方）に密着してスライドすることで観察窓１２および照明窓１３に付着した潤滑オイルなどの汚れをふき取ることができる。

　これにより、ガイドチューブ２０は、上述と同様に、スコープユニット３の挿入部７をチューブ本体２２内に一度引き戻して、再度導出させるだけで、観察窓１２および照明窓１３に付着した潤滑オイルなどの汚れをワイパ突起部３６によって容易に払拭除去することができる。

　なお、以上の本実施の形態の説明においても、光学アダプタ１０が挿入部７に装着されたスコープユニット３を例示したが、勿論、光学アダプタ１０が非装着のスコープユニット３の挿入部７に設けられた観察窓および照明窓の汚れを除去する場合にも適用できることは言うまでもない。

　さらに、本発明は、上述した実施形態および変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変などが可能である。

　本発明の内視鏡用ガイドチューブによれば、内視鏡の挿入部をエンジンなどの被検体内部に挿入する際に、挿入部の先端部、特に対物光学系の表面に潤滑オイルなどの汚れが付着することを防止して、検査作業時間を短縮できると共に、目的部位をクリアな内視鏡画像で観察できる。

　本出願は、２０１５年７月１４日に日本国に出願された特願２０１５－１４０６８３号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲に引用されるものとする。

Claims

　内視鏡の挿入部が導入される管状部材と、
　前記管状部材の先端側の開口部を覆うように設けられ、前記挿入部を前方へ押し込むことで開閉する透明カバー部材と、
　を具備することを特徴とする内視鏡用ガイドチューブ。
　前記透明カバー部材は、前記挿入部の先端部分に押し拡げられて変形して前記挿入部が導出できるように、複数のスリットによって分割された複数の分割片が形成された柔軟性を有する透明樹脂から形成されていることを特徴とする請求項１に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
　前記複数のスリットの基端延長線上に前記管状部材の長手方向に沿った複数の溝部が形成されていることを特徴とする請求項２に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
　前記複数の溝部は、前記管状部材の外周面にも連続して連通するように形成されていることを特徴とする請求項３に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
　前記透明カバー部材に前記内視鏡の光学特性を変更するレンズ部を設けたことを特徴とする請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
　前記透明カバー部材に前記内視鏡の少なくとも観察窓の汚れを払拭するワイパ部を設けたことを特徴とする請求項１に記載の内視鏡用ガイドチューブ。