JP6639779B2 - 内視鏡及び内視鏡用光学アダプタ - Google Patents

内視鏡及び内視鏡用光学アダプタ Download PDF

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Description

本発明は、対物レンズに付着する液滴を排出することができる内視鏡及び内視鏡用光学アダプタに関するものである。
従来より、内視鏡装置は、工業分野及び医療分野において広く利用されている。内視鏡装置は、観察対象物内に挿入する挿入部と、対象物内を撮像して得られた観察画像である内視鏡画像を表示する表示部を有する本体部とを備えて構成されたものが一般的である。内視鏡装置は、工業分野においては、その細長の挿入部をボイラ、タービン、エンジン等の内部に挿入して、内部の傷や腐食を観察、検査するために使用される。
工業用の内視鏡では、内視鏡の先端部に対して着脱自在な光学アダプタが存在する。この光学アダプタは、複数種類存在し、各種光学アダプタを先端部に取り付けることで、視野角や観察方向を変更することが可能である。
工業用の内視鏡は、オイル等が塗布されたエンジン内を観察する際に使用されることが多く、そのときにオイルが光学アダプタの対物レンズの表面に付着することがある。特に、風力発電のエンジンのギアボックス等を観察する場合、オイルが光学アダプタの対物レンズの表面に付着することが多くなる。一旦、オイルが対物レンズの表面に付着すると、観察画像が不鮮明となってしまうため、その都度検査を中断して光学アダプタの先端部をクリーニングしていた。
医療用の内視鏡では、体液等が対物レンズに付着した場合、特許文献1に開示されている内視鏡ように、内視鏡先端部に設けられた送気送水ノズルから気体または液体を噴射して体液を除去することができる。
また、特許文献2に開示されている内視鏡では、送気送水機能と放熱フィンとを組み合わせ、内視鏡先端部を効率よく冷却すると同時に、放熱フィンの隙間の毛細管現象により、対物レンズ上の液滴を放熱フィン間で吸収することで、対物レンズに液滴が残存することを防止している。
特許第3583542号公報 特開2010−200944号公報
しかしながら、工業用分野で使用される内視鏡は、挿入部の径寸法が例えば4mmと細径であり、挿入部の先端部に送気送水ノズルを設けることは難しい。特許文献1の内視鏡の構造は、送気送水機構を備えることが前提であり、着脱交換可能な光学アダプタ式の工業用の内視鏡に転用した場合、構造が複雑になり、挿入部が太径化してしまう。また、工業用の検査環境では、検査中に送水機能を使用して液体を噴射すると、検査環境を汚してしまう虞があり、対物レンズに気体しか噴射することができず、洗浄力が弱かった。
さらに、特許文献2の内視鏡の構造では、挿入部の先端部の構造物がない領域に小さい放熱フィンしか設けることができない。そのため、特許文献2の内視鏡の構造では、風力発電のエンジン等を検査する際のように、大量のオイル等が対物レンズに付着する場合、放熱フィンの隙間にオイルが直ぐに一杯になり、対物レンズに付着した大量のオイルを除去することができなくなる虞がある。
そこで、本発明は、大量のオイル等の液滴が対物レンズに付着した場合でも、対物レンズに付着した液滴を確実に除去することができる内視鏡及び内視鏡用光学アダプタを提供することを目的とする。
本発明の一態様の内視鏡は、観察用の対物レンズと、前記対物レンズを保持する鏡枠と、前記鏡枠の外周に固定されるとともに、前記対物レンズを囲うように内側に延設されたカバー部材と、を具備し、前記対物レンズと前記カバー部材との間に、毛細管現象によって前記対物レンズに付着する液滴を吸い込む隙間を形成し、前記カバー部材の先端部に、前記対物レンズに付着する液滴を排出する経路を設ける。
また、本発明の他の態様の内視鏡は、観察用の対物レンズと、前記対物レンズを保持する鏡枠と、前記鏡枠と同一部材により構成され、前記鏡枠の外周に配置されるとともに、前記対物レンズを囲うように内側に延設されたカバー部材と、を具備し、前記対物レンズと前記カバー部材との間に、毛細管現象によって前記対物レンズに付着する液滴を吸い込む隙間を形成し、前記カバー部材の先端部に、前記対物レンズに付着する液滴を排出する経路を設ける。
また、本発明の一態様の内視鏡用光学アダプタは、観察用の対物レンズと、前記対物レンズを保持する鏡枠と、前記鏡枠の外周に固定されるとともに、前記対物レンズを囲うように内側に延設されたカバー部材と、前記鏡枠の基端側に連結されるとともに、内視鏡の先端部に対して着脱可能なネジ機構が設けられた着脱部材と、を具備し、前記対物レンズと前記カバー部材との間に、毛細管現象によって前記対物レンズに付着する液滴を吸い込む隙間を形成し、前記カバー部材の先端部に、前記対物レンズに付着する液滴を排出する経路を設ける。
さらに、本発明の他の態様の内視鏡用光学アダプタは、観察用の対物レンズと、前記対物レンズを保持する鏡枠と、前記鏡枠と同一部材により構成され、前記鏡枠の外周に配置されるとともに、前記対物レンズを囲うように内側に延設されたカバー部材と、前記鏡枠の基端側に連結されるとともに、内視鏡の先端部に対して着脱可能なネジ機構が設けられた着脱部材と、を具備し、前記対物レンズと前記カバー部材との間に、毛細管現象によって前記対物レンズに付着する液滴を吸い込む隙間を形成し、前記カバー部材の先端部に、前記対物レンズに付着する液滴を排出する経路を設ける。
本発明の内視鏡及び内視鏡用光学アダプタによれば、大量のオイル等の液滴が対物レンズに付着した場合でも、対物レンズに付着した液滴を確実に除去することができる。
第1の実施形態に係る内視鏡装置の外観構成図である 第1の実施形態の光学アダプタの構成を示す斜視図である。 第1の実施形態の光学アダプタの構成を示す断面斜視図である。 第1の実施形態の光学アダプタの構成を示す正面図である。 光学アダプタ10に液滴が付着した際の作用について説明するための図である。 第1の実施形態の変形例1の光学アダプタの構成を示す斜視図である。 第1の実施形態の変形例1の光学アダプタの構成を示す断面図である。 第1の実施形態の変形例2の光学アダプタの構成を示す斜視図である。 第1の実施形態の変形例2の光学アダプタの他の構成を示す斜視図である。 第1の実施形態の変形例2の光学アダプタの他の構成を示す斜視図である。 光学アダプタ10dに液滴が付着した際の作用について説明するための図である。 第1の実施形態の変形例3の光学アダプタの構成を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る光学アダプタの構成を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る光学アダプタの構成を示す断面図である。 第2の実施形態の変形例1の光学アダプタの構成を示す断面図である。 第2の実施形態の変形例2の光学アダプタの構成を示す断面図である。 第2の実施形態の変形例3の光学アダプタの構成を示す斜視図である。 図17の光学アダプタのカバー部材を取り外した際の構成を示す斜視図である。 第2の実施形態の変形例4の光学アダプタの構成を示す斜視図である。 カバー部材の構成を示す正面図である。 第2の実施形態の変形例5の光学アダプタの構成を示す斜視図である。 第2の実施形態の変形例5の光学アダプタの構成を示す断面図である。 第2の実施形態の変形例6の光学アダプタの構成を示す断面図である。 鏡枠からトメワを取り外す際の状態を示す断面図である。 第2の実施形態の変形例6の光学アダプタの構成を示す断面斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1から図4を用いて本発明の第1の実施形態の内視鏡装置の構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る内視鏡装置の外観構成図であり、図2は、第1の実施形態の光学アダプタの構成を示す斜視図であり、図3は、第1の実施形態の光学アダプタの構成を示す断面斜視図であり、図4は、第1の実施形態の光学アダプタの構成を示す正面図である。
図1に示すように、内視鏡装置1は、メインユニットである本体部2と、本体部2に接続されるスコープユニット(内視鏡)3とを含んで構成される。本体部2は、内視鏡画像、操作メニュー等が表示される表示装置としての液晶パネル(以下、LCDと略す)4を有する。LCD4は、内視鏡画像を表示する表示部である。このLCD4には、タッチパネルが設けられていてもよい。
スコープユニット3は、操作部5と、操作部5と本体部2とを接続するユニバーサルケーブル6と、可撓性の挿入チューブからなる挿入部7とを有する。スコープユニット3は、ユニバーサルケーブル6を介して本体部2に着脱可能となっている。
挿入部7の先端部8には、図示しない撮像ユニットが内蔵されている。撮像ユニットは、例えばCCDセンサまたはCMOSセンサ等の撮像素子と、撮像素子の撮像面側に配置されたレンズ等の撮像光学系から構成される。先端部8の基端側には、湾曲部9が設けられている。また、先端部8には、内視鏡用光学アダプタである光学アダプタ10が取り付け可能になっている。操作部5には、フリーズボタン、記録指示ボタン等の各種操作ボタンが設けられている。
ユーザは、操作部5の各種操作ボタンを操作して、被写体の撮像、動画記録、静止画記録等を行うことができる。また、ユーザは、上下左右(U/D/L/R)方向の湾曲ボタン5aを操作して湾曲部9を所望の方向へ湾曲させることができる。さらに、LCD4にタッチパネルが設けられている構成の場合、ユーザは、タッチパネルを操作して、内視鏡装置1の種々の操作を指示することもできる。
撮像して得られた内視鏡画像の画像データは、検査対象の検査データであり、記録媒体であるメモリカード11に記録される。メモリカード11は、本体部2に対して着脱可能となっている。なお、画像データは、メモリカード11に記録されるが、本体部2に内蔵された図示しないメモリに記録されるようにしてもよい。
図2及び図3に示すように、光学アダプタ10は、観察用の複数の対物レンズ12a、12b、12cを保持する鏡枠13を備える。鏡枠13は、先端側から順番に対物レンズ12a、12b、12cを保持しているが、保持する対物レンズの個数及び順番は、図2に限定されるものではない。
また、鏡枠13は、例えばステンレス等の金属部材で形成されており、この鏡枠13には、照明光を導光するライトガイド等の照明光学系14が挿通されている。照明光学系14の先端面には、導光された照明光を拡散するためのガラスビーズ等の拡散部材15が設けられている。そして、拡散部材15の先端側には、カバーガラス16が配設されている。
また、鏡枠13の外周には、鏡枠13をカバーするための略円筒形のカバー部材17が設けられている。カバー部材17は、例えばステンレス等の金属部材で形成されており、接着剤あるいはネジ部材等により鏡枠13に対して固定される。
また、鏡枠13の基端側は、例えばステンレス等の金属部材で形成されたトメワ18の先端側に連結される。鏡枠13の基端側とトメワ18の先端側には、例えば図示しないネジ機構が設けられており、このネジ機構により鏡枠13がトメワ18に連結される。着脱部材であるトメワ18は、基端側にネジ機構19が設けられており、このネジ機構19を介してスコープユニット3の先端部8に対して着脱可能に構成されている。
図2から図4に示すように、カバー部材17の先端部は、対物レンズ12aを囲うように内側に延設されている。そして、カバー部材17の先端面には、対物レンズ12aが嵌め込まれる鏡枠の孔径よりも大きい径の開口が設けられている。すなわち、対物レンズ12aとカバー部材17と間には、隙間20が形成されている。
また、図3及び図4に示すように、カバー部材17の先端面には、内周から外周にかけてV字形状の複数の溝21が設けられている。複数の溝21は、対物レンズ12aの先端面よりも深くなるように設けられている。
また、複数の溝21は、対物レンズ12aとカバー部材17との隙間20の周囲に設けられる。すなわち、複数の溝21は、対物レンズ12aの周辺部に設け、カバーガラス16の周辺部には設けないようにしている。このように、カバーガラス16の周辺部に複数の溝を設けないのは、照明光学系14により導光された照明光が、溝に溜まった液体等により乱反射することを防ぐためである。なお、複数の溝21の形状は、V字形状に限定されることなく、例えば、矩形形状あるいは半円形状であってもよい。また、複数の溝21は、図4の例では横方向に設けられているが、これに限定されることなく、他の方向に設けられていてもよい。
次に、このように構成された光学アダプタ10の作用について説明する。
図5は、光学アダプタ10に液滴が付着した際の作用について説明するための図である。
操作者がスコープユニット3の先端部8に光学アダプタ10を取り付け、風力発電のエンジン等の検査対象物の内視鏡検査を行うと、図5(a)に示すように、対物レンズ12aにオイル等の液滴22が付着する。
本実施形態では、光学アダプタ10の対物レンズ12aとカバー部材17との間に隙間20が設けられている。そのため、対物レンズ12aにオイル等の液滴22が付着すると、図5(b)に示すように、毛細管現象によって液滴22が隙間20に吸い上げられる。
この隙間20に一定以上の液体が溜まると、図5(c)に示すように、カバー部材17の先端面に設けられた複数の溝21の毛細管現象によって、隙間20から複数の溝21に液体が排出される。さらに、複数の溝21に一定以上の液体が溜まると、カバー部材17の側面側から液体が排出されることになる。
このように、本実施形態のスコープユニット3の先端部8に取り付けられる光学アダプタ10は、対物レンズ12aとカバー部材17と間に隙間20を設け、対物レンズ12aに付着する液滴22を毛細管現象によって隙間20に吸い込むようにしている。さらに、カバー部材17の先端面に複数の溝21を設けることで、隙間20に溜まった液体を毛細管現象によって、カバー部材17の外部に排出可能にしている。この結果、大量のオイル等が対物レンズ12aに付着した場合でも、隙間20及び複数の溝21を介してカバー部材17の外部に排出することができるため、良好な内視鏡画像の観察が可能となる。
なお、上述した光学アダプタ10の構造は、スコープユニット3の先端部8に適用してもよい。すなわち、光学アダプタ10を取り付け可能となっていないスコープユニット3であっても、先端部8に光学アダプタ10の構造を適用することで、先端部8に設けられている対物レンズに付着する大量のオイル等を確実に除去することができる。
よって、本実施形態の内視鏡及び内視鏡用光学アダプタによれば、大量のオイル等の液滴が対物レンズに付着した場合でも、対物レンズに付着した液滴を確実に除去することができる。
(変形例1)
次に、第1の実施形態の変形例1について説明する。
図6は、第1の実施形態の変形例1の光学アダプタの構成を示す斜視図であり、図7は、第1の実施形態の変形例1の光学アダプタの構成を示す断面図である。なお、図6及び図7において、図2から図4と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図6及び図7に示すように、変形例の1の光学アダプタ10aは、図2の鏡枠13とカバー部材17とが一体となった鏡枠13aを有して構成されている。また、光学アダプタ10aは、図2の拡散部材15が削除されて構成されている。
鏡枠13aの基端側にはCリング30が取り付けられ、トメワ18がCリング30にレーザー溶接により溶接される。鏡枠13aとトメワ18との間には、隙間31が設けられている。
また、鏡枠13aの先端面には、テーパー形状、すなわち、内周から外周に向けて溝の幅が広がる複数の溝21aが設けられている。これらの複数の溝21aは、鏡枠13aの側面の挿入軸方向に基端側まで延設されている。このように、複数の溝21aをテーパー形状にすることで、毛細管現象の効果を大きくすることができる。なお、上述した第1の実施形態のカバー部材17に設けられた複数の溝21を本変形例と同様にテーパー形状にしてもよい。
次に、このように構成された光学アダプタ10aの作用について説明する。
光学アダプタ10aの対物レンズ12aにオイル等の液滴が付着すると、毛細管現象によって液滴が複数の溝21aに吸い上げられる。複数の溝21aは、鏡枠13aの先端面及び側面に設けられているため、一定以上の液滴が対物レンズ12aに付着すると、鏡枠13aの先端面及び側面に設けられた複数の溝21aに吸い上げられることになる。
また、複数の溝21aは、鏡枠13aの側面の基端側まで延設されているため、一定以上の液滴が対物レンズ12aに付着すると、毛細管現象によって吸い上げられた液体が鏡枠13aとトメワ18との間に設けられた隙間31に排出されることになる。
このように、光学アダプタ10aは、側面の基端側まで複数の溝21aを設け、さらに、鏡枠13aとトメワ18との間に隙間31を設けることで、毛細管現象により吸い上げる液滴の量を増加させることができる。
よって、変形例1の光学アダプタ10aによれば、第1の実施形態の光学アダプタ10よりも大量の液滴を除去することができる。
(変形例2)
次に、第1の実施形態の変形例2について説明する。
図8は、第1の実施形態の変形例2の光学アダプタの構成を示す斜視図である。なお、図8において、図2から図4と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
光学アダプタ10bは、図2のカバー部材17に代わり、カバー部材17aを用いて構成されている。カバー部材17aの先端面には、複数の溝21bが設けられている。これらの複数の溝21bは、カバー部材17aの側面の挿入軸方向に所定の位置まで延設されている。
このような構成により、一定以上の液滴が対物レンズ12aに付着すると、毛細管現象によって、液体がカバー部材17aの側面の挿入軸方向に所定の位置まで延設され複数の溝21bに吸い上げられる。
このように、光学アダプタ10bは、複数の溝21bをカバー部材17aの側面の所定の位置まで延設することにより、複数の溝21bに溜めることができる液体の量を増加させている。
よって、変形例2の光学アダプタ10bによれば、第1の実施形態の光学アダプタ10よりも大量の液滴を除去することができる。
なお、変形例2の光学アダプタ10bの構成は、図8に限定されることなく、以下の図9及び図10に示す構成にしてもよい。
図9は、第1の実施形態の変形例2の光学アダプタの他の構成を示す斜視図である。なお、図9において、図8と同様の構成について、同一の符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、光学アダプタ10cは、図8のカバー部材17aに代わり、カバー部材17bを用いて構成されている。カバー部材17bの先端面には、複数の溝21cが設けられている。これらの複数の溝21cは、カバー部材17bの側面の挿入軸方向に基端側まで延設されている。また、カバー部材17bとトメワ18との間には、隙間31aが設けられている。その他の構成は、図8の光学アダプタ10bと同様である。
このような構成により、一定以上の液滴が対物レンズ12aに付着すると、毛細管現象によって、液体がカバー部材17aの側面の挿入軸方向に基端側まで延設され複数の溝21cに吸い上げられた後に、隙間31aに排出することができる。
よって、光学アダプタ10cは、図8の光学アダプタ10bよりも大量の液滴を除去することができる。
図10は、第1の実施形態の変形例2の光学アダプタの他の構成を示す斜視図である。なお、図10において、図9と同様の構成について、同一の符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、光学アダプタ10dは、図9のカバー部材17bに代わり、カバー部材17cを用いて構成されている。カバー部材17cは、図9のカバー部材17bに対して、さらに周方向に複数の溝21dが追加されて構成されている。その他の構成は、図9の光学アダプタ10cと同様である。
図11は、光学アダプタ10dに液滴が付着した際の作用について説明するための図である。
図11に示すように、光学アダプタ10dの右側(図11に向かって左側)に液滴22が付着した場合、カバー部材17cの側面の周方向に設けられた複数の溝21dの毛細管現象によって、矢印32に示すように、光学アダプタ10dの左側(図11に向かって右側)に液体が吸い上げられる。そして、光学アダプタ10dの左側に吸い上げられた液体は、カバー部材17cの側面の挿入軸方向に設けられた複数の溝21cの毛細管現象によって、矢印33に示すように、カバー部材17cの基端側に吸い上げられ、隙間31aに排出されることになる。
このように、光学アダプタ10dは、カバー部材17cの側面の周方向に複数の溝21dを設けることで、液滴22が付着している方向と反対側の複数の溝21cも利用して液体を隙間31aに排出することができる。すなわち、光学アダプタ10dは、カバー部材17cの側面の挿入軸方向の複数の溝21c及び周方向の複数の溝21dの全体を使用して、液体を排出することができる。
よって、光学アダプタ10dは、図9の光学アダプタ10cよりも大量の液滴を除去することができる。
(変形例3)
次に、第1の実施形態の変形例3について説明する。
図12は、第1の実施形態の変形例3の光学アダプタの構成を示す斜視図である。なお、図12において、図2から図4と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図12に示すように、光学アダプタ10eは、図2のカバー部材17に代わり、カバー部材17dを用いて構成されている。このカバー部材17dには、対物レンズ12aが配置されている先端側の内周面から外周面にかけて貫通する微小な孔35が複数設けられている。なお、複数の孔35は、図12の例では横方向に設けられているが、これに限定されることなく、他の方向に設けられていてもよい。その他の構成は、第1の実施形態の光学アダプタ10と同様である。
対物レンズ12aに付着した液滴は、対物レンズ12aとカバー部材17dとの隙間20による毛細管現象によって、隙間20に吸い上げられる。そして、対物レンズ12aに一定以上の液滴が付着すると、複数の孔35による毛細管現象によって、カバー部材17dの内周面から外周面に吸い上げられ、カバー部材17dの側面に排出される。
このように、光学アダプタ10eは、カバー部材17dの内周面から外周面にかけて貫通する複数の孔35を設け、これらの複数の孔35による毛細管現象によって、対物レンズ12aに付着する液滴をカバー部材17dの側面に排出するようにしている。この結果、対物レンズ12aに大量の液滴が付着した場合でも、カバー部材17dの外部に液体を排出することができる。
よって、変形例3の光学アダプタ10eによれば、第1の実施形態の光学アダプタ10よりも大量の液滴を除去することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
図13は、第2の実施形態に係る光学アダプタの構成を示す斜視図であり、図14は、第2の実施形態に係る光学アダプタの構成を示す断面図である。なお、図13及び図14において、図2から図4と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。また、本実施形態の内視鏡装置の構成は、図1と同様のため説明を省略する。
図13及び図14に示すように、本実施形態の光学アダプタ50は、第1の実施形態の鏡枠13及びカバー部材17に代わり、それぞれ鏡枠51及びカバー部材52を用いて構成されている。
鏡枠51は、対物レンズ12aを囲う先端面に複数の溝53が設けられている。複数の溝53の形状は、第1の実施形態と同様に、V字形状、矩形形状あるいは半円形状等、特に限定されるものではない。また、複数の溝53は、図13の例では横方向に設けられているが、これに限定されることなく、他の方向に設けられていてもよい。
複数の溝53は、鏡枠51の先端面の内周から外周まで延設されている。複数の溝53は、対物レンズ12aに付着した液滴を毛細管現象によって、カバー部材52側に排出する。
鏡枠51の外周には、円筒形のカバー部材52が設けられている。このカバー部材52は、接着剤またはネジ等により鏡枠51に固定される。また、カバー部材52の先端部と、鏡枠51及びカバーガラス16との間には、複数の溝53によって排出された液体を溜めることができる空間54が設けられている。その他の構成は、第1の実施形態の光学アダプタ10と同様である。
次に、このように構成された光学アダプタ50の作用について説明する。
操作者がスコープユニット3の先端部8に光学アダプタ10を取り付け、風力発電のエンジン等の検査対象物の内視鏡検査を行うと対物レンズ12aにオイル等の液滴が付着する。対物レンズ12aに付着した液滴は、鏡枠51の先端面に設けられた複数の溝53による毛細管現象によって、カバー部材52側に吸い上げられる。そして、このように吸い上げられた液体は、カバー部材52と鏡枠51及びカバーガラス16との間の広い空間54に溜まることになる。
このように、本実施形態の光学アダプタ50は、鏡枠51の先端面に複数の溝53を設けるとともに、カバー部材52と鏡枠51及びカバーガラス16との間の広い空間54を設けるようにしている。この結果、大量のオイル等が対物レンズ12aに付着した場合でも、複数の溝53による毛細管現象によって液滴を吸い上げて、空間54に溜めることができる。
よって、本実施形態の内視鏡及び内視鏡用光学アダプタによれば、第1の実施形態と同様に、大量のオイル等の液滴が対物レンズに付着した場合でも、対物レンズに付着した液滴を確実に除去することができる。
(変形例1)
次に、第2の実施形態の変形例1について説明する。
図15は、第2の実施形態の変形例1の光学アダプタの構成を示す断面図である。なお、図15において、図14と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図15に示すように、光学アダプタ50aは、図14のカバー部材52に代わり、カバー部材52aを用いて構成されている。
カバー部材52aは、鏡枠51及びカバーガラス16との間で微小な隙間55が設けられている。隙間55の基端側には、オイル等の液体を溜めることができる空間56が設けられている。なお、本変形例では、カバー部材52aに空間56を設けているが、これに限定されることなく、例えば、隙間55の基端側に形成されている鏡枠51の所定の位置にオイル等の液体を溜める空間を設けるようにしてもよい。その他の構成は、第2の実施形態の光学アダプタ50と同様である。
対物レンズ12aに付着した液滴は、鏡枠51に設けられた複数の溝53による毛細管現象によって、カバー部材52a側に吸い上げられる。このように吸い上げられた液体は、カバー部材52aと鏡枠51との間に設けられた隙間55による毛細管現象によって、吸い上げられる。このように吸い上げられた液体は、カバー部材52a内部の広い空間56に溜めることができる。
このように、光学アダプタ50aは、カバー部材52aの内部に広い空間56を設け、複数の溝53及び隙間55による毛細管現象によって吸い上げた液体を広い空間56に溜めるようにしている。空間56は、カバー部材52aの内部に設けられており、図14の空間54よりも広くすることができるため、図14の光学アダプタ50よりも大量の液体を排出することができる。
よって、変形例1の光学アダプタ50aによれば、第2の実施形態の光学アダプタ50よりも大量の液滴を除去することができる。
(変形例2)
次に、第2の実施形態の変形例2について説明する。
図16は、第2の実施形態の変形例2の光学アダプタの構成を示す断面図である。なお、図16において、図15と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図16に示すように、光学アダプタ50bは、図15のカバー部材52aに代わり、カバー部材52bを用いて構成されている。
カバー部材52bには、空間56と連通する複数の孔57が側面に設けられている。なお、図16の例では、カバー部材52bの側面に2つの孔57が設けられているが、カバー部材52bの側面に少なくとも1つの孔が設けられていればよい。また、孔57の大きさは、特に限定されるものではなく、空間56に溜まったオイル等の液体を回収するために適した大きさを有していればよい。その他の構成は、変形例1の光学アダプタ50aと同様である。
対物レンズ12aに付着した液滴は、変形例1と同様に、複数の溝53及び隙間55による毛細管現象によって吸い上げられ、空間56に溜まる。ユーザは、カバー部材52bの側面に設けられた孔57に、溜まった液体を回収するための例えば綿棒等の器具を挿入し、空間56に溜まった液体を回収する。
このように、光学アダプタ50bは、カバー部材52bの側面に空間56に連通する孔57を設け、空間56に溜まった液体の回収及び空間56内のクリーニングを可能にしている。また、このような構成にすることで、対物レンズ12aに大量の液滴が付着し、毛細管現象によって吸い上げられた液体で空間56内が一杯になった場合、空間56内の液体を孔57からカバー部材52bの外部に排出することもできる。
よって、変形例2の光学アダプタ50bによれば、空間56内の液体の回収及びクリーニングを可能にするとともに、第2の実施形態の光学アダプタ50よりも大量の液滴を除去することができる。
(変形例3)
次に、第2の実施形態の変形例3について説明する。
図17は、第2の実施形態の変形例3の光学アダプタの構成を示す斜視図であり、図18は、図17の光学アダプタのカバー部材を取り外した際の構成を示す斜視図である。なお、図17及び図18において、図13と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図17及び図18に示すように、光学アダプタ50cは、図13の鏡枠51に代わり、鏡枠51aを用いて構成されている。
鏡枠51aの先端面には、複数の溝53aが設けられている。これらの複数の溝53aは、鏡枠51aの側面の挿入軸方向に、カバー部材52の基端側まで延設されている。すなわち、複数の溝53は、カバー部材52とトメワ18との間の隙間58まで延設されている。その他の構成は、第2の実施形態の光学アダプタ50と同様である。
なお、鏡枠51aの構成は、図18に限定されるものではない。例えば、図8と同様に、鏡枠51aの側面に設けられている複数の溝53aは、隙間58まで延設せずに、鏡枠51aの所定の位置まで延設するようにしてもよい。また、図10と同様に、鏡枠51aは、挿入軸方向に延設されている複数の溝53aに加え、鏡枠51aの周方向に複数の溝を有する構成にしてもよい。
対物レンズ12aに付着した液滴は、複数の溝53aによる毛細管現象によって、吸い上げられる。複数の溝53aは、鏡枠51aの側面を隙間58まで延設されている。そのため、一定以上の液滴が対物レンズ12aに付着すると、毛細管現象によって吸い上げられた液体は、カバー部材52とトメワ18との間の隙間58に排出される。
よって、変形例3の光学アダプタ50cによれば、第2の実施形態の光学アダプタ50よりも大量の液滴を除去することができる。
(変形例4)
次に、第2の実施形態の変形例4について説明する。
図19は、第2の実施形態の変形例4の光学アダプタの構成を示す斜視図であり、図20は、カバー部材の構成を示す正面図である。なお、図19において、図13と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図19に示すように、光学アダプタ50dは、図13のカバー部材52に代わり、カバー部材52bを用いて構成されている。
カバー部材52bの内周面には、鏡枠51の先端面に設けられた複数の溝53に対向する位置に複数の溝59が設けられている。複数の溝59は、カバー部材52bの基端側、すなわち、カバー部材52bとトメワ18との間の隙間58まで延設されている。その他の構成は、第2の実施形態の光学アダプタ50と同様である。
対物レンズ12aに付着した液滴は、複数の溝53による毛細管現象によって、カバー部材52b側に吸い上げられる。吸い上げられた液体は、カバー部材52bに設けられた複数の溝59による毛細管現象によって、吸い上げられて複数の溝59(すなわち、鏡枠51とカバー部材52bとの隙間)に溜まる。そして、複数の溝59は、鏡枠51aの側面を隙間58まで延設されているため、一定以上の液滴が対物レンズ12aに付着すると、毛細管現象によって吸い上げられた液体は、カバー部材52とトメワ18との間の隙間58に排出される。
よって、変形例4の光学アダプタ50dによれば、第2の実施形態の光学アダプタ50よりも大量の液滴を除去することができる。
(変形例5)
次に、第2の実施形態の変形例5について説明する。
図21は、第2の実施形態の変形例5の光学アダプタの構成を示す斜視図であり、図22は、第2の実施形態の変形例5の光学アダプタの構成を示す断面図である。なお、図21及び図22において、それぞれ図13及び図14と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図21に示すように、光学アダプタ50eは、図13の鏡枠51に代わり、鏡枠51bを用いて構成されている。この鏡枠51bには、対物レンズ12aが配置されている先端側の内周面から外周面にかけて貫通する微小な孔60が複数設けられている。これらの複数の孔60は、図22に示すように、鏡枠51bの内周面側において、それぞれ孔60の一部が対物レンズ12aの側面よりも前方に露出する位置に配置される。なお、複数の孔60は、図21の例では横方向に設けられているが、これに限定されることなく、他の方向に設けられていてもよい。その他の構成は、第2の実施形態の光学アダプタ50と同様である。
対物レンズ12aに付着した液滴は、鏡枠51bに設けられた複数の孔60による毛細管現象によって、鏡枠51bの内周面から外周面に吸い上げられる。このように吸い上げられた液体は、カバー部材52と、鏡枠51b及びカバーガラス16との間の空間54に溜めることができる。
よって、光学アダプタ50eによれば、第2の実施形態と同様に、大量のオイル等の液滴が対物レンズに付着した場合でも、対物レンズに付着した液滴を確実に除去することができる。
(変形例6)
次に、第2の実施形態の変形例6について説明する。
図23は、第2の実施形態の変形例6の光学アダプタの構成を示す断面図であり、図24は、鏡枠からトメワを取り外す際の状態を示す断面図であり、図25は、第2の実施形態の変形例6の光学アダプタの構成を示す断面斜視図である。
図23から図25に示すように、光学アダプタ50fは、図13の鏡枠51に代わり、鏡枠51cを用いて構成されている。また、光学アダプタ50fは、図13のカバー部材52及びトメワ18が一体となったトメワ61を有して構成されている。
鏡枠51cは、図13の鏡枠51から拡散部材15及びカバーガラス16が削除されている。鏡枠51cは、基端側に設けられたネジ機構62によって、トメワ61の所定の位置に固定される。
トメワ61の先端側には、鏡枠51cの先端側との間に微小な隙間63が設けられている。この隙間63の基端側には、広い空間64が設けられている。なお、空間64は、トメワ61に設けられているが、これに限定されることなく、鏡枠51c側に設けるようにしてもよい。
このような構成により、対物レンズ12aに付着した液滴を複数の溝53及び隙間63による毛細管現象によって吸い上げ、空間64に溜めることができるようになっている。また、トメワ61の基端側には、ネジ機構65が設けられており、このネジ機構65を介してスコープユニット3の先端部8に固定することができる。
本変形例では、鏡枠51cとトメワ61とが着脱できるように、鏡枠51cのネジ機構62とトメワ61のネジ機構65とが同じネジ機構となっている。例えば、鏡枠51cのネジ機構62が雄ネジを形成し、トメワ61のネジ機構65がその雄ネジに着脱自在な雌ネジを形成する。
対物レンズ12aに付着した液滴は、鏡枠51cに設けられた複数の溝53による毛細管現象によって、トメワ61側に吸い上げられる。このように吸い上げられた液体は、トメワ61と鏡枠51cとの間に設けられた隙間63による毛細管現象によって、吸い上げられる。このように吸い上げられた液体は、トメワ61内部の広い空間64に溜めることができる。
トメワ61は、鏡枠51cに着脱可能な構成になっているため、ユーザは、内視鏡検査の途中あるいは終了後に、鏡枠51cからトメワ61を取り外し、毛細管現象によって吸い上げられてトメワ61の空間64に溜まったオイル等の液体を例えば拭き取る等して回収及びクリーニングすることができる。
よって、変形例6の光学アダプタ50fによれば、トメワ61内の液体の回収及びクリーニングを可能にするとともに、第2の実施形態の光学アダプタ50よりも大量の液滴を除去することができる。
本発明は、上述した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
1…内視鏡装置、2…本体部、3…スコープユニット、4…LCD、5…操作部、5a…湾曲ボタン、6…ユニバーサルケーブル、7…挿入部、8…先端部、9…湾曲部、10,10a〜10e,50,50a〜50f…光学アダプタ、11…メモリカード、12a〜12c…対物レンズ、13,13a,51,51a〜51c…鏡枠、14…照明光学系、15…拡散部材、16…カバーガラス、17,52,52a,52b…カバー部材、18,61…トメワ、19,62,69…ネジ機構、20,31,31a,55,58,63…隙間、21,21a〜21d,53,53a,59…溝、22…液滴、30…Cリング、35,57,60…孔,54,56,64…空間。

Claims (21)

  1. 観察用の対物レンズと、
    前記対物レンズを保持する鏡枠と、
    前記鏡枠の外周に固定されるとともに、前記対物レンズを囲うように内側に延設されたカバー部材と、を具備し、
    前記対物レンズと前記カバー部材との間に、毛細管現象によって前記対物レンズに付着する液滴を吸い込む隙間を形成し、
    前記カバー部材の先端部に、前記対物レンズに付着する液滴を排出する経路を設けたことを特徴とする内視鏡。
  2. 前記経路は、前記カバー部材の先端面に設けられた複数の溝、または、前記カバー部材の内周面から外周面にかけて貫通する複数の孔であって、前記複数の溝、または、前記複数の孔による毛細管現象によって、前記対物レンズに付着する液滴を排出することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記カバー部材の先端面は、前記対物レンズが嵌め込まれる前記鏡枠の孔径よりも大きい径の開口が設けられ、前記対物レンズとの間に前記隙間を形成することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  4. 前記複数の溝は、前記カバー部材の先端面の内周から外周に向けて溝の幅が広がるテーパー形状であることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  5. 前記複数の溝は、前記カバー部材の側面の挿入軸方向に所定の位置まで延設されていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  6. 前記複数の溝は、前記カバー部材の挿入軸方向に基端側まで延設されていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  7. 前記カバー部材の周方向に、さらに複数の溝が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の内視鏡。
  8. 前記隙間に吸い込んだ前記液滴は、前記カバー部材の先端部に設けた経路を介して前記カバー部材の外部に排出することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  9. 前記鏡枠に挿通され、照明光を導光する照明光学系と、
    前記照明光学系の先端側に設けられたカバーガラスと、をさらに具備し、
    前記経路は、前記対物レンズの周囲に設け、前記カバーガラスの周囲に設けないことを特徴とする請求項1または3に記載の内視鏡。
  10. 観察用の対物レンズと、
    前記対物レンズを保持する鏡枠と、
    前記鏡枠と同一部材により構成され、前記鏡枠の外周に配置されるとともに、前記対物レンズを囲うように内側に延設されたカバー部材と、を具備し、
    前記対物レンズと前記カバー部材との間に、毛細管現象によって前記対物レンズに付着する液滴を吸い込む隙間を形成し、
    前記カバー部材の先端部に、前記対物レンズに付着する液滴を排出する経路を設けたことを特徴とする内視鏡。
  11. 観察用の対物レンズと、
    前記対物レンズを保持する鏡枠と、
    前記鏡枠の外周に固定されるとともに、前記対物レンズを囲うように内側に延設されたカバー部材と、
    前記鏡枠の基端側に連結されるとともに、内視鏡の先端部に対して着脱可能なネジ機構が設けられた着脱部材と、を具備し、
    前記対物レンズと前記カバー部材との間に、毛細管現象によって前記対物レンズに付着する液滴を吸い込む隙間を形成し、
    前記カバー部材の先端部に、前記対物レンズに付着する液滴を排出する経路を設けたことを特徴とする内視鏡用光学アダプタ。
  12. 前記経路は、前記カバー部材の先端面に設けられた複数の溝、または、前記カバー部材の内周面から外周面にかけて貫通する複数の孔であって、前記複数の溝、または、前記複数の孔による毛細管現象によって、前記対物レンズに付着する液滴を排出することを特徴とする請求項11に記載の内視鏡用光学アダプタ。
  13. 前記カバー部材は、先端面に前記対物レンズが嵌め込まれる前記鏡枠の孔径よりも大きい径の開口が設けられ、前記対物レンズとの間に前記隙間を形成することを特徴とする請求項11に記載の内視鏡用光学アダプタ。
  14. 前記複数の溝は、前記カバー部材の先端面の内周から外周に向けて溝の幅が広がるテーパー形状であることを特徴とする請求項12に記載の内視鏡用光学アダプタ。
  15. 前記複数の溝は、前記カバー部材の側面の挿入軸方向に所定の位置まで延設されていることを特徴とする請求項12に記載の内視鏡用光学アダプタ。
  16. 前記複数の溝は、前記カバー部材の挿入軸方向に基端側まで延設されていることを特徴とする請求項12に記載の内視鏡用光学アダプタ。
  17. 前記カバー部材の周方向に、さらに複数の溝が設けられていることを特徴とする請求項16に記載の内視鏡用光学アダプタ。
  18. 前記隙間に吸い込んだ前記液滴は、前記カバー部材の先端部に設けた経路を介して前記カバー部材の外部に排出することを特徴とする請求項11に記載の内視鏡用光学アダプタ。
  19. 前記鏡枠に挿通され、照明光を導光する照明光学系と、
    前記照明光学系の先端側に設けられたカバーガラスと、をさらに具備し、
    前記経路は、前記対物レンズの周囲に設け、前記カバーガラスの周囲に設けないことを特徴とする請求項11または13に記載の内視鏡用光学アダプタ。
  20. 観察用の対物レンズと、
    前記対物レンズを保持する鏡枠と、
    前記鏡枠と同一部材により構成され、前記鏡枠の外周に配置されるとともに、前記対物レンズを囲うように内側に延設されたカバー部材と、
    前記鏡枠の基端側に連結されるとともに、内視鏡の先端部に対して着脱可能なネジ機構が設けられた着脱部材と、を具備し、
    前記対物レンズと前記カバー部材との間に、毛細管現象によって前記対物レンズに付着する液滴を吸い込む隙間を形成し、
    前記カバー部材の先端部に、前記対物レンズに付着する液滴を排出する経路を設けたことを特徴とする内視鏡用光学アダプタ。
  21. 前記鏡枠は、前記着脱部材に設けられた前記ネジ機構と同じネジ機構を備え、前記着脱部材から取り外し可能な構成にしたことを特徴とする請求項11に記載の内視鏡用光学アダプタ。
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