JP2011130918A - 内視鏡装置及びこの内視鏡装置に用いられる光学アダプタ - Google Patents

内視鏡装置及びこの内視鏡装置に用いられる光学アダプタ Download PDF

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Abstract

【課題】光学アダプタの種類に関わらず、装着されている光学アダプタの観察窓等に向けて流体を噴出することができる内視鏡装置及び光学アダプタを提供すること。
【解決手段】照明窓8及び観察窓7を有する複数種類の光学アダプタ4と、前記複数の光学アダプタ4が着脱自在に取り付け可能な先端部3を有する内視鏡挿入部2とを備える内視鏡装置1において、前記光学アダプタ4に、少なくとも観察窓7に流体を噴出する流体噴出口9と、前記先端部3の先端面上に配置された、前記流体を供給するための流体供給口13に接続して連通するもので、配置位置が前記複数種類の光学アダプタ4に共通である流体流入口20とを設け、流体流入口20と流体噴出口9とを連通する、前記流体が流れる流体供給経路31と、前記流体噴出口9とを、前記光学アダプタの種類に応じて異なるように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡の挿入部の先端部に着脱自在に装着可能な複数種の光学アダプタを有する内視鏡装置及び光学アダプタに関する。
内視鏡は、従来から医療分野及び工業用分野において広く利用されている。
医療分野において用いられる内視鏡は、細長い挿入部を被検部位である体腔内に挿入することによって、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じて処置具の挿通チャンネル内に挿入した処置具を用いて各種処置をしたりすることができる。
また、工業用分野において用いられる内視鏡は、細長い挿入部を被検部位であるジェットエンジン内や、工場の配管等に挿入することによって、被検部位の傷及び腐蝕等の観察や各種処置等を行うことができる。
内視鏡の挿入部の先端部内には、対物光学系や、CCD等の撮像素子を有する撮像部や、被検部位を照明する照明部等が設けられている。なお、対物光学系及び照明部が、挿入部の先端部に着脱自在な光学アダプタ内に設けられた構成も周知である。
この光学アダプタとしては、例えば、単眼直視、単眼側視、双眼直視、双眼側視の各種光学アダプタがあり、この各種光学アダプタは、観察対象や用途に応じて使い分けられている。
一般に、内視鏡は、観察性能向上のために、挿入部先端部の先端面に設けられた観察窓等に向けて、同じく先端面に設けられた噴出口を介して流体を噴出することにより、観察窓上の汚れを払拭するクリーニングを行っている。
工業分野に用いられる内視鏡においても、観察性能向上のためには、流体による観察窓等のクリーニングが必要であり、特に、前記複数種の光学アダプタを着脱自在に装着可能な内視鏡装置においては強い要求がある。
このような光学アダプタ内に、流体を供給するための管路を設けた光学アダプタの従来技術としては、例えば、特許文献1に記載の内視鏡装置がある。
特許文献1に記載の内視鏡装置は、先端アダプタを構成するレンズ筒部内に、水を貯水する貯水部を有し、略挿入軸方向に向けて直線的なアダプタ側管路を設けて構成している。そして、前記内視鏡装置は、このアダプタ側管路と連通する、内視鏡挿入部内の送水チューブから前記アダプタ側管路に送水して前記貯水部に水を蓄え、過剰分を排水路に流れるように構成することで、挿入部先端部内のLEDチップから伝達されたレンズ筒部の熱を放熱するようにしている。
特開2007−195798号公報
しかしながら、特許文献1に記載の内視鏡装置では、光学アダプタ内に、流体を供給するアダプタ側管路を備えてはいるものの、光学アダプタの先端面上の観察窓に向けて流体を噴出して該観察窓をクリーニングするものではない。また、特許文献1の記載の内視鏡装置は、複数種の光学アダプタに対応するように構成されたものでもない。
従って、従来の光学アダプタを有する内視鏡装置では、光学アダプタの種類に応じて適切に流体を観察窓等に向けて噴出することができず、観察窓等のクリーニングを行えないといった問題点があった。
そこで、本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、光学アダプタの種類に関わらず、装着されている光学アダプタの観察窓等に向けて流体を噴出することができる内視鏡装置及び光学アダプタを提供することを目的とする。
本発明の内視鏡装置は、照明光を照射する照明窓及び被検体をとらえる観察窓を有する複数種類の光学アダプタと、前記複数の光学アダプタが着脱自在に取り付け可能な先端部を有する内視鏡挿入部とを備える内視鏡装置において、前記光学アダプタに、少なくとも前記観察窓に流体を噴出する流体噴出口と、前記内視鏡挿入部の先端部の先端面上に配置された、前記流体を供給するための流体供給口に接続して連通するもので、配置位置が前記複数種類の光学アダプタに共通である流体流入口とを設け、前記流体流入口と前記流体噴出口とを連通する、前記流体が流れる流体供給経路と、前記流体噴出口とを、前記光学アダプタの種類に応じて異なるように構成したことを特徴とする。
また、本発明の光学アダプタは、内視鏡挿入部の先端部に着脱自在に取り付けが可能であって、照明光を照射する照明窓及び被検体をとらえる観察窓を有する複数種類の光学アダプタにおいて、前記光学アダプタに少なくとも前記観察窓に流体を噴出する流体噴出口と、前記内視鏡挿入部の先端部の先端面上に配置された、前記流体を供給するための流体供給口に接続して連通する流体流入口とを設け、前記流体流入口と前記流体噴出口とを連通する、前記流体が流れる流体供給経路と、前記流体噴出口とを、前記光学アダプタの種類に応じて異なるように構成したことを特徴とする。
本発明の内視鏡装置および光学アダプタによれば、光学アダプタの種類に関わらず、装着されている光学アダプタの観察窓等に向けて流体を噴出することができるといった利点がある。
本発明の実施例1に係る内視鏡装置の構成を示す斜視図。 図1の内視鏡挿入部の先端部の構成を示す斜視図。 図2の先端部の先端面の構成示す正面図。 図1の単眼直視の光学アダプタの、挿入部装着側から見た斜視図。 図4の単眼直視の光学アダプタの側面図。 図5の単眼直視の光学アダプタの先端面の構成を示す正面図。 図5の単眼直視の光学アダプタの、挿入部装着側から見た平面図。 図1の光学アダプタが取り付けられた内視鏡装置の先端面側を示す図。 図8のA−A線断面図。 実施例1の単眼直視の光学アダプタの変形例を示し、該光学アダプタが装着された内視鏡装置の構成を示す断面図。 図11の内視鏡装置の構成を示す斜視図。 本発明の実施例2に係る内視鏡装置の構成を示す斜視図。 図12の単眼側視の光学アダプタの、挿入部装着側から見た斜視図。 図13の単眼側視の光学アダプタの側面図。 図13の単眼側視の光学アダプタの先端面の構成を示す正面図。 図13の単眼側視の光学アダプタの、挿入部装着側から見た平面図。 図13の光学アダプタが取り付けられた内視鏡装置の先端面側を示す図。 図17のB−B線断面図。 本発明の実施例3に係る内視鏡装置の構成を示す斜視図。 図19の双眼直視の光学アダプタの、挿入部装着側から見た斜視図。 図20の双眼直視の光学アダプタの側面図。 図20の双眼直視の光学アダプタの先端面の構成を示す正面図。 図20の双眼直視の光学アダプタの、挿入部装着側から見た平面図。 図20の双眼直視の光学アダプタが取り付けられた内視鏡装置の先端面側を示す図。 図24のC−C線断面図。 図24のD−D線断面図。 本発明の実施例4に係る内視鏡装置の構成を示す斜視図。 図27の内視鏡装置を、図中斜め下方向から見た場合の斜視図。 図28の双眼側視の光学アダプタの、挿入部装着側から見た斜視図。 図28の双眼側視の光学アダプタの側面図。 図28の双眼側視の光学アダプタの先端面の構成を示す正面図。 図28の双眼側視の光学アダプタの、挿入部装着側から見た平面図。 図27の光学アダプタが取り付けられた内視鏡装置の先端面側を示す図。 図33のE−E線断面図。 図33のF−F線断面図。 図34のG−G線断面図。 図35のH−H線断面図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について詳細に説明する。
図1から図9は、本発明に係る内視鏡装置の実施例1を示している。
図1に示すように、本実施例の内視鏡装置1は、体腔内や構造物に挿入される可撓性の細長い内視鏡挿入部(以下、挿入部と略記)2と、前記挿入部2の先端側に設けられた先端部3に着脱自在に装着可能な複数種の光学アダプタ4と、を有して構成されている。
まず、挿入部2の先端部3の構成について、図2、図3及び図9を用いて説明する。
図2に示すように、挿入部2の先端部3の先端側には、挿入方向に突出する突出部3Aが設けられている。この突出部3Aの先端側には、挿入部側接続部10を構成する観察窓11、照明窓12および流体供給口13が設けられている。
前記観察窓11と、前記照明窓12と、前記流体供給口13とは、図2及び図3に示すように、予め決められた位置に配置されている。
具体的には、図2に示すように、前記観察窓11と前記流体供給口13とは、前記突出部3Aの先端面3Bに設けられた第1凹部3Xに配置されている。前記照明窓12は、前記突出部3Aの先端側の一部を切り欠いて前記先端面3Bよりも後方に所定形状で形成された平面部3Cに設けられた第2凹部3Yに配置されている。
このような構成により、光学アダプタ4を先端部3に装着する以前において、挿入部2の先端部3に他の部材が接触しても、前記先端部側接続部10を構成する前記観察窓11、前記照明窓12及び前記流体供給口13に他の部材が接触することなく、保護することができる。
また、前記観察窓11と前記照明窓12とは、図3に示すように、前記突出部3Aの先端面3B及び平面部3Cを含む平面において、例えば、先端部3の軸Lを通過する直線上に配置されている。また、前記流体供給口13は、前記観察窓11及び前記照明窓12に隣接するように予め定められた位置に配置されている。
一方、先端部3の突出部3Aの側面部には、光学アダプタ4を固定する際の位置決めを行うための位置決め溝15が設けられている。また、この位置決め溝15の後端側であって前記突出部3Aの外周面には、Oリング16が設けられている。このOリング16は、この先端部3に光学アダプタ4を装着した際に、先端部3と光学アダプタ4との間を水密に保持する。
前記観察窓11の後方側(先端部内部方向)には、撮像ユニット24が設けられている。この撮像ユニット24は、観察窓11の後方に位置する対物光学レンズ群25と、固体撮像素子26と、制御基板27とを有して構成されている。この固定撮像素子26には、制御基板27を介してこの固体撮像素子26の駆動制御信号を伝送する信号線と、固体撮像素子26で生成された被検部位の映像信号とを伝送する信号線28とが接続されている。この信号線28は、撮像ユニット24の基端側から導出される信号ケーブル29内に設けられている。この信号ケーブル29は、挿入部2内を挿通して図示しない装置本体内に導かれている。
また、前記照明窓12は、光学アダプタ4を介して観察部位に照明光を投射するもので、この照明窓12の基端面には、図示は省略するがライトガイドファイバの先端面が配置されている。このライトガイドファイバは、挿入部2内を挿通してコネクタ(不図示)を介して装置本体の光源装置に接続されている。
さらに、前記流体供給口13は、図9に示すように、挿入部側流体接続部材(以下、流体供給部と記載する)13bが有する供給路30aの先端側開口である。前記流体供給部13bの供給路30aの基端側開口には、流体を供給するための送気・送水管路30が配置されている。流体供給部13bは、長手方向中央にフランジ部を有する管部材であり、フランジ部より先端側の外周にはOリング13aが配置されている。
前記送気・送水管路30は、挿入部2内を挿通して図示しない装置本体内の送気・送水装置に接続されており、この送気・送水装置から供給される水、或いは空気等の流体を、前記流体供給口13に送出する。
前記Oリング13aは、先端部3に光学アダプタ4が装着された際に、流体供給口13と、この流体供給口13に接続される光学アダプタ4の後述する流体流入口20との間を水密にする。
なお、前記観察窓11及び照明窓12に、前記流体供給口13と同様な、Oリングをそれぞれ設けても良い。Oリングは、光学アダプタ側接続部17(図4参照)との接続の際の密着性を確保する他、接続の際の当接力を吸収してこの当接力による破壊等を防止する構成になっている。
次に、前記光学アダプタ4の構成について、図1、図4から図9を用いて説明する。 前記光学アダプタ4としては、単眼直視タイプ、単眼側視タイプ、双眼直視タイプ、双眼側視タイプ等、各種光学アダプタ4がある。本実施例の光学アダプタ4は、挿入方向前方の被検部位を観察するための単眼直視アダプタとして構成されている。
図1及び図4に示すように、前記光学アダプタ4は、本体5と、挿入部2の先端部3に嵌合する嵌合孔6Aを有する止め輪6とを有して構成されている。前記光学アダプタ4は、嵌合孔6Aに先端部3を嵌合した状態で、止め輪6の内周面に設けられた雌ネジ部を先端部3の外周面に設けられた雄ネジ部に螺合することによって、前記先端部3に一体に固定されるようになっている。
また、光学アダプタ4の内周面には、図7に示すように、前記挿入部2の先端部3に設けられた位置決め溝15(図2参照)に嵌合して該光学アダプタ4を先端部3に固定する際の位置決めを行う位置決め突起部15Aが設けられている。
前記本体5は、図9に示すように、前記止め輪6が基端部に回動自在に設けられるアダプタ本体21と、このアダプタ本体21のカバー部材である先端カバー22とを有して構成されている。
前記先端カバー22は、図1及び図6に示すように、アダプタ本体21の先端面5Aの一部を露出させる開口5Xを有している。この先端カバー22は、側部に配置される止めネジ4aによる螺合によってアダプタ本体21に固定される。
また、先端カバー22の裏面側の予め定められた位置には、図6の破線に示すように流体供給経路31を構成する凹部200bが設けられている。凹部200bは、流体を観察窓7に向けて噴出するための、流体噴出口9を備えている。また、前記アダプタ本体21の先端面5A上には、図6の破線に示すように流体供給経路31を構成する後述するアダプタ側流体供給管路32の開口32aが設けられている。この開口32aは、前記凹部200bと連通している(図9参照)。
また、前記アダプタ本体21の先端面5Aには、前記開口5Xから露出される観察窓7、及び照明窓8が設けられている。
なお、前記流体噴出口9は、前記観察窓7に向けて流体を噴出できるように形成されているが、流体噴出口9を観察窓7だけでなく、照明窓8に向けて流体を同時に該観察窓7、照明窓8に噴出できる構成にしても良い。
本実施例において、前記光学アダプタ4は、図1、図4及び図9に示すように、該光学アダプタ4に、少なくとも前記観察窓7に流体を噴出する流体噴出口9と、内視鏡挿入部の先端部の先端面上に配置された、前記流体を供給するための流体供給口13に接続して連通する流体流入口20と、前記流体流入口20と前記流体噴出口9とを連通する、前記流体が流れる流体供給経路31とを備えている。前記流体流入口20の配置位置は、前記複数種類の光学アダプタ4において共通であり、前記流体噴出口20と流体供給経路31とがそれぞれの光学アダプタ4の種類に応じて異なるように構成される。
図4から図9を用いて光学アダプタ4の主要部の構成を説明する。
図4及び図7に示すように、前記光学アダプタ4の基端側である挿入部2の先端部3に装着される側には、光学アダプタ側接続部17を構成する観察窓部18、照明窓部19及び前記流体流入口20が設けられている。
前記観察窓部18と、照明窓部19と、流体流入口20とは、前記挿入部2の先端部側接続部10を構成する前記観察窓11、照明窓12及び流体供給口13の配置位置に合致する位置にそれぞれ配置されている。
前記観察窓部18と前記流体流入口20とは、先端部3の突出部3Aに面接触する、アダプタ本体21の底面5Bに配設されている。前記照明窓部19は、前記底面5Bよりも装着側方向に突出する突出部5Cに配設されている。
具体的に、前記観察窓部18と前記照明窓部19とは、図7に示すように、前記先端部3の接続部10と同様に、前記アダプタ本体21の底面5B及び突出部5Cの面を含む平面において、例えば、光学アダプタ4の軸L1を通過する直線上に配置されている。また、前記流体流入口20は、前記観察窓部18及び前記照明窓部19に隣接する予め定められた位置に配置されている。
前記観察窓部18には、図9に示すように、観察部位を観察するための対物レンズ18a、23が装着側から挿入方向に向かって順に配置されている。対物レンズ23の挿入方向前方側には、観察窓7(図1参照)が設けられている。
また、前記照明窓部19には、図示は省略するが照明光を伝達するライトガイド、或いはレンズが配置されている。 このライトガイド、或いはレンズの挿入方向前方側には、照明窓8(図1参照)が設けられている。
さらに、前記流体流入口20は、図9に示すように、アダプタ側流体接続部材(以下、流体流入部と記載する)20aが有する流入路200aの基端側開口である。前記流体流入部20aの流入路200aの先端側開口は、流体供給経路31を構成するアダプタ側流体供給管路32に連通している。
前記流体流入部20aは、段付きの管状部材であり、先端部3の装着側方向に向けて突出する太径な突出部20bを有している。この突出部20bには、前記流体供給部13bのフランジ部より先端側が配置される凹部が設けられている。光学アダプタ4を先端部3に装着した際、前記突出部20bの端面が、流体供給部13bに配置されたOリング13aに当接して、該Oリング13aを押し潰して水密を図る。このことにより、送気・送水管路30を介して供給される流体が、外部に漏れることなく流体供給口13から流体流入口20を介してアダプタ側流体供給管路32に供給される。
前記アダプタ側流体供給管路32は、前記流体供給部20aの先端側開口と前記流体噴出口9とを一直線で連通するようにアダプタ本体21に形成されている。つまり、本実施例において、流体供給経路31は、流体流入部20aに形成されている流入路200aと、アダプタ本体21に形成されているアダプタ側流体供給管路32と、凹部200bと、流体噴出口9とで構成される。
そして、前記流体供給口13から前記流体流入口20を介して流入路200aに供給された流体は、アダプタ側流体供給管路32、凹部200bを通過して流体噴出口9を介して観察窓7に向けて噴出される。
なお、前記光学アダプタ側接続部17を構成する前記観察窓部18、前記照明窓部19及び前記流体流入口20は、前記先端部側接続部10と同様に、光学アダプタ4を構成する止め輪6の基端側に形成される基端面6B(図5参照)よりも凹んだ位置に設けられている。
このような構成により、光学アダプタ4を先端部3装着する以前において、光学アダプタ4の止め輪6に他の部材が接触しても、この止め輪6の基端面6Bを形成する外周縁部によって、光学アダプタ側接続部17を構成する前記観察窓部18、前記照明窓部19及び前記流体流入口20に他の部材が接触することなく、保護することができる。
上記構成の光学アダプタ4が挿入部2の先端部3に装着された状態の内視鏡装置1の動作について、図1及び図9を用いて説明する。
図9に示す内視鏡装置1において、図示しない送気・送水装置から水、或いは空気等の流体が送気・送水管路30に供給されると、この流体は、流体供給口13、流体流入口20を介して、光学アダプタ4に形成されている流体供給経路31に送り込まれる。
そして、流体供給経路31に送り込まれた流体は、流入路200a、アダプタ側流体供給管路32に供給され、アダプタ流体供給管路32の開口32aから先端カバー22の裏面に形成されている凹部200bを介して流体噴出口9から観察窓7に向けて噴出される。このことにより、観察窓7に付着した汚れは、流体噴出口9から噴出された流体により取り除かれる。
従って、実施例1の単眼直視の光学アダプタ4においては、観察窓7等に向けて適切に流体を噴出させることができるので、観察窓7に付着する付着物等によって観察が妨げられることを防止して、観察性能の向上を図ることができる。
なお、前記光学アダプタ4の流体噴出口9の形状は、図1及び図6に示すような形状に限定されることはなく、適宜形状を変更することにより、流体の噴出する強さ、或いは噴出する向きを所望するように設定することが可能である。
そして、例えば、図10及び図11に示すように流体噴出口9を構成することができる。図10に示す光学アダプタ4においては、流体噴出口9をアダプタ本体21に一体的に構成する。このことにより、上述と同様の作用及び効果を得ることができる。
一方、図11(図10を図11に変えています)に示す内視鏡装置1Aの光学アダプタ4Aでは、流体噴出口部材9Aをアダプタ本体22の先端面5A上の所定位置に接着剤、或いは溶接によって固設する。この流体噴出部材9Aは、アダプタ側流体供給管路32の開口32aに連通する流体路及び流体噴出口9aを有する。この構成によれば、部品点数は増えるが前記実施例1と同様の作用及び効果を容易に得ることができる。
なお、本実施例において、前記挿入部2の先端部3における、前記観察窓11、照明窓12、及び流体供給口13の配置は、図3に示す位置に限定されるものではなく、例えば、挿入部2の細径化に適した構成に基づき、観察窓11、照明窓12、及び流体供給口13の配設位置を適宜変更しても良い。また、前記光学アダプタ4における、前記観察窓部18、照明窓部19、及び流体流入口20の配置位置も、同様に、図7に示す位置に限定されるものではない。なお、位置変更する場合、挿入部2の先端部側接続部10を構成する観察窓11、照明窓12、及び流体供給口13の配置位置と、前記光学アダプタ4における前記観察窓部18、照明窓部19、及び流体流入口20の配置位置とが合致する構成にする。
図12から図18は、本発明に係る内視鏡装置の実施例2を示している。なお、図12から図18に示す内視鏡装置1Bにおいて、前記実施例1と同様な構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施例の内視鏡装置1Bは、実施例1と同様の挿入部2を有する。挿入部2には単眼直視タイプの光学アダプタ4に替えて、挿入方向と直交する方向の被検部位の観察を行う単眼側視アダプタである光学アダプタ4Bが設けられる。
図12から図18に示すように、前記光学アダプタ4Bの本体5には、側視面33と、斜面34とが設けられている。この側視面33と斜面34とは、本体5の側面部の一部を切り欠いて形成される。前記側視面33は、挿入方向とは直交する方向に向いた面である。一方、前記斜面34は、この側視面33に対して斜め方向に形成された斜面である。
前記側視面33の略中央には、観察窓7が設けられている。また、前記側視面33の観察窓7の両側には、それぞれ照明窓8が設けられている。
また、前記斜面34の側視面33側には、流体噴出口9aを有する流体噴出口部材9Bが設けられている。前記流体噴出口部材9Bには、流体噴出口9aに連通する流路201bが形成されている。流路201bの他端部は、流体供給経路31Aを構成する後述するアダプタ側流体供給管路32Aに連通している。
したがって、流体供給経路31Aを介して流体が供給されることによって、流体が流体噴出口部材9Bの流体噴出口9aから前記観察窓7に向けて噴出されるようになっている。なお、流体噴出口9aの噴出方向を、前記実施例1と同様に観察窓7だけでなく、照明窓8に向けて流体を該窓7、8に噴出できる構成にしても良い。
本実施例において、光学アダプタ4Bの基端側には、図13から図16に示すように、前記実施例1と略同様に光学アダプタ側接続部17を構成する観察窓部18、照明窓部19及び前記流体流入口20が設けられている。
光学アダプタ4Bの流体供給経路31Aは、単眼側視タイプの光学アダプタ用であり、観察窓7等に向けて適切に流体を噴出することができるように形成されている。
光学アダプタ4Bの流体供給経路31Aは、流体噴出口部材9Bの流路201bと、溝部経路35Aと、流体流入部20aの流入路201aと、アダプタ側流体供給管路32Aとで構成される。なお、前記流体流入部20aは、前記流入路201aと、前記アダプタ側流体供給管路32Aとを有して構成される。
具体的に説明すると、図13、図14、図16及び図18に示すように、前記光学アダプタ4Bの前記流体流入口20を有する端面である底面5Bに、前記流体供給経路31の一部である溝経路部35を備えている。つまり、前記流体供給経路31の一部である溝経路35Aを構成する溝経路部35が、光学アダプタ4Bの底面5Bに形成されている。
この溝経路部35は、図18に示すように、アダプタ本体21の底面5B上の一部を凹ませて溝形状に形成したもので、前記流体流入部20a1の流入路201a及びアダプタ側流体供給管路32Aと連通している。 溝経路部35は、底面5Bの平面において、図16に示すように、前記流体流入口20と前記流路201bとを連通させるため曲がった形状に形成されている。
また、この溝経路部35は、該溝経路部35の溝に合わせたカバー35Cを接着することで、前記流体供給経路31の一部である溝経路35Aを構成する。
なお、前記溝経路部35の曲がった形状は、図13及び図16に示す形状に限定されるものではなく、光学アダプタ4の細径化に適した観察窓部18、照明窓部19及び流体流入口20の配置位置等に応じて、適宜変更して構成される。
また、前記カバー35Cの替わりに前記溝経路部35による流体供給経路31の流体漏れを防止するために、例えば前記溝経路部35の外周縁部に、Oリングを設けて、先端部3の先端面3Bと、光学アダプタ4Bの底面5Bとの間を水密にし、該溝経路部35による溝経路35Aをより精度良く封止しても良い。
その他の構成は実施例1と同様である。
次に、実施例2の内視鏡装置1Bの動作を説明する。図18に示す内視鏡装置1Bにおいて、図示しない送気・送水装置から水、或いは空気等の流体が送気・送水管路30に供給される。すると、この流体は、流体供給口13、流体流入口20を介して、流体供給経路31Aに送りこまれる。
そして、流体供給経路31Aに送りこまれた流体は、アダプタ側供給管路32a、流入路201a、前記溝経路部35により形成された溝経路35A、流体噴出口部材9Bに形成された流路201bに供給され、該流体噴出口部材9Bの流体噴出口9aへ送出され、観察窓7に向けて噴出される。このことにより、観察窓7に付着した汚れなどが噴出した流体により取り除かれる。
従って、実施例2によれば、光学アダプタ4が単眼側視タイプの光学アダプタであっても、光学アダプタに流体供給経路31Aを設けることにより、適切に流体を観察窓等に向けて噴出することができ、よって観察性能を向上させることができる。
なお、本実施例においても、前記光学アダプタ4Bの流体噴出口9aの形状は、図12及び図15に示すような形状に限定されることはなく、適宜形状を変更することにより、流体の強さ、或いは向きが所望となるように構成しても良い。
図19から図26は、本発明に係る内視鏡装置の実施例3を示している。なお、図19から図26に示す内視鏡装置1Cにおいて、上述した実施例と同様な構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施例の内視鏡装置1Cは、実施例1、2と同様の挿入部2を有し、挿入部2には前述した光学アダプタ4に替えて、挿入方向前方の被検部位を双眼観察するための双眼直視アダプタである光学アダプタ4Cが設けられている。
図19及び図22に示すように、光学アダプタ4Cの本体5の構成は、前記実施例1と略同様に構成されているが、観察窓7に替えて双眼用観察窓7Aがアダプタ本体21の先端面5A上に設けられている。
また、先端カバー22により形成された流体噴出口9についても、前記実施例1と略同様に構成されているが、前記観察窓7より面積が大きくなった双眼用観察窓7Aに合わせて、その流体噴出口9の形状が形成されている。
すなわち、この流体噴出口9は、面積が大きい双眼用観察窓7Aでも、該双眼用観察窓7Aに向けて確実に流体を噴出することができるように構成されている。
本実施例では、双眼直視アダプタの光学アダプタ4Cであるため、前記双眼用観察窓7Aには、対物レンズと、挿入方向前方の被検部位を双眼観察するために必要な双眼光学ユニット40とが配置されている。
この双眼光学ユニット40は、図25に示すように、双眼用観察窓7Aの後方に配置されたもので、被検部位の映像を双眼用の映像光として取り込むのに必要に左右一対の対物光学レンズ41と、これらの対物光学レンズ41の後方に配置された第1の対物レンズ群42、及び第2の対物レンズ群43とを有して構成されている。そして、前記第2の対物レンズ群43の後方には、対物レンズ18aを介して前記観察窓部18が配置されている。
本実施例において、前記光学アダプタ4Cの基端側には、前記実施例1と同様に、光学アダプタ側接続部17を構成する観察窓部18、照明窓部19及び前記流体流入口20が設けられている。
ここで、双眼直視の光学アダプタ4Cにおいては、上述したように双眼直視のための双眼光学ユニット40をアダプタの本体内部に設けるため、本体5の挿入軸方向(長手方向)の長さが長くなり、また、流体を供給するためのアダプタ側流体供給管路32を配置するスペースも限られてしまう。
本実施例の光学アダプタ4Cは、双眼直視光学アダプタであっても、適切に流体を双眼用観察窓7A等に向けて噴出することができる流体供給経路31Bを備える。
光学アダプタ4Cの流体供給経路31Bは、双眼直視の前記光学アダプタ4Cの構造に対応するように、前記流体流入口20と前記流体噴出口9とを結ぶ経路が屈曲した管路を備えて形成されている。
具体的には、前記流体供給経路31Bは、図25及び図26に示すように、流体流入部20aの流入路200aと、前記流体流入口20に連通する挿入方向に沿って直線状に設けられた第1の供給管路44と、前記流体噴出口9を介して先端面5Aから挿入方向とは逆方向に沿って直線状に設けられた第2の供給管路45と、凹部200bと、流体噴出口9とで構成される。
前記第1の供給管路44の中心軸と前記第2の供給管路45の中心軸とは、図26に示すように、挿入方向とは直交する方向に位置ずれしている。そして、前記第1の供給管路44と前記第2の供給管路45とは、これら第1の供給管路44と第2の供給管路45との一部が重なり合うように形成することで連通させている。
前記流体供給経路31Bを構成する前記第1の供給管路44は、アダプタ本体21の基端面である底面5B側から穴あけ作業を行って形成される。一方、前記第2の供給管路45は、アダプタ本体21の先端面5A側から、前記第1の供給管路44と一部が重なり合うように穴あけ作業を行って形成される。従って、実施例2の曲がった流体供給経路31Aよりも、簡単に流体供給経路31Bを形成できるといった効果がある。
その他の構成は実施例1と同様である。
次に、実施例3の内視鏡装置1Cの動作を説明する。
図26に示す内視鏡装置1Cにおいて、図示しない送気・送水装置から水、或いは空気等の流体が送気・送水管路30に供給されると、この流体は、流体供給口13、流体流入口20を介して、光学アダプタ4に形成されている流体供給経路31Bに送り込まれる。
前記流体供給経路31Bに送り込まれた流体は、流入路200a、第1の供給管路44、第2の供給管路45、アダプタ流体供給管路32の開口32aから先端カバー22の裏面に形成されている凹部200b介して流体噴出口9から双眼用観察窓7Aに向けて噴出される。このことにより、双眼用観察窓7Aに付着した汚れは、流体噴出口9から噴出された流体により取り除かれる。
従って、実施例3によれば、光学アダプタ4が双眼直視の光学アダプタであっても、光学アダプタに流体供給経路31Bを設けることにより、適切に流体を双眼用観察窓7A等に向けて噴出することができ、よって観察性能を向上させることができる。
なお、本実施例においても、前記光学アダプタ4Cの流体噴出口9の形状は、図19及び図22に示すような形状に限定されることはなく、適宜形状を変更することにより、流体の強さ、或いは向きが所望となるように構成しても良い。
また、この流体噴出口の形状に併せて、前記アダプタ側流体供給管路32の前記第1の供給管路44及び前記第2の供給管路45についても、必要な流体供給圧などが得られるように、これら供給管路の径を、適宜変更して構成するようにしても良い。
図27から図37は、本発明に係る内視鏡装置の実施例4を示している。なお、図27から図37に示す内視鏡装置1Dにおいて、上述した実施例と同様な構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施例の内視鏡装置1Dは、実施例1、2と同様の挿入部2を有し、この挿入部2には前述した単眼側視の光学アダプタ4Bに替えて、挿入方向と直交する方向の被検部位の双眼観察するための双眼側視アダプタである光学アダプタ4Dが設けられている。
図27及び図28に示すように、光学アダプタ4Dの本体5の構成は、前記実施例2と略同様に構成されているが、側視面33及び傾斜面34の他に、新たに、この傾斜面34に連接される第2の傾斜面34Aが設けられている。この第2の傾斜面34Aは、前記傾斜面34からさらに斜め方向に形成された斜面である。
また、前記側視面33には、観察窓7(図12参照)に替えて双眼用観察窓7Aが設けられている。また、前記側視面33に設けられた2つの照明窓8(図12参照)を無くし、新たに前記第2の傾斜面34A上には、1つの照明窓8が設けられている。
すなわち、前記照明窓8を、光学アダプタ4Dの双眼用観察窓7Aより、挿入方向と逆方向の後方に位置するように構成したことにより、より広範囲の被検部位を照明することができるので、精度良く双眼観察を行うことができる。
また、前記斜面34の側視面33側に設けられた流体噴出口部材9Cの流体噴出口9aについても、前記実施例2と略同様に構成されているが、前記観察窓7より面積が大きくなった双眼用観察窓7Aに合わせて、その流体噴出口9aの形状が形成されている。
すなわち、流体噴出口部材9Cは、面積が大きい双眼用観察窓7Aでも、該双眼用観察窓7Aに向けて確実に流体を噴出することができるように、2つの流体噴出口9aを設けて構成されている。
本実施例では、双眼側視光学アダプタの光学アダプタ4Dであるため、前記双眼用観察窓7Aには、対物レンズ(図示せず)と、挿入方向と直交する方向の被検部位の双眼観察するために必要な双眼光学ユニット40Aとが配置されている。
この双眼光学ユニット40Aは、図36に示すように、双眼用観察窓7Aの後方に配置されたもので、被検部位の映像を双眼用の映像光として取り込むのに必要に左右一対の対物光学レンズ41と、これらの対物光学レンズ41の後方に配置された第1の対物レンズ群42、及び第2の対物レンズ群43とを有して構成されている。そして、前記第2の対物レンズ群43の後方には、対物レンズ18aを介して前記観察窓部18が配置されている。
本実施例において、前記光学アダプタ4Dの基端側には、前記実施例2と同様に、光学アダプタ側接続部17を構成する観察窓部18、照明窓部19及び前記流体流入口20が設けられている。
双眼側視の光学アダプタ4Dにおいては、上述したように双眼側視のための双眼光学ユニット40Aをアダプタの本体内部に設けるため、本体5の挿入軸方向(長手方向)の長さが長くなり、また、流体を供給するためのアダプタ側流体供給管路32を配置するスペースも限られてしまう。
本実施例の光学アダプタ4Dは、双眼側視の光学アダプタであっても、適切に流体を双眼用観察窓7A等に向けて噴出することができる流体供給経路31Cを備える。
光学アダプタ4Dの流体供給経路31Cは、双眼側視の前記光学アダプタ4Dの構造に対応するように、前記流体流入口20と前記流体噴出口9aとを結ぶ経路が屈曲した管路を備えて形成されている。
具体的には、前記流体供給経路31Cは、図30、図34から図37に示すように、流体流入部20aの流入路200aと、前記流体流入口20を介して挿入方向に沿って直線状に設けられた第1の供給管路50と、凹部200bと、流体噴出口9aと、前記流体噴出口部材9Cに設けられた管路9cと、前記流体噴出口9aに連通し、挿入方向とは逆方向に沿って直線状に設けられた第2の供給管路52と、前記第1の供給管路50と前記第2の供給管路52とを連通させる、挿入方向とは直交する方向に設けた第3の供給管路51と、前記管路9cと前記第2の供給管路52とを連通させる、挿入部と直行する方向に設けた第4の供給管路53とで構成される。
なお、前記流体供給経路31Cを構成する前記第1の供給管路50は、アダプタ本体21の基端面である底面5B側から穴あけ作業を行って形成される。一方、前記第2の供給管路52は、アダプタ本体21の先端面5A側から穴あけ作業を行って形成される。
また、前記第3の供給管路51は、前記アダプタ本体21の基端側の側面から前記第1の供給管路50と前記第2の供給管路52とを連通させるように穴あけ作業を行って形成される。一方、前記第4の供給管路53は、前記アダプタ本体21の先端側の側面から前記流体噴出口9aに流体を供給する管路9cと前記第2の供給管路51とを連通させるように穴あけ作業を行って形成される。
なお、前記第3の供給管路51及び前記第4の供給管路53の各穴上げ作業完了後に、各アダプタ本体21の側面部に設けられた各開口を、樹脂などの蓋部材、或いは接着剤等の充填部材を用いて封止するといった穴埋め作業が行われるようになっている。
その他の構成は実施例2と同様である。
次に、実施例4の内視鏡装置1Dの動作を説明する。図37に示す内視鏡装置1Dにおいて、図示しない送気・送水装置から水、或いは空気等の流体が送気・送水管路30に供給されると、この流体は、流体供給口13、流体流入口20を介して、流体供給経路31Cに送りこまれる。
前記流体供給経路31Cに送り込まれた流体は、図30、図34から図37に示すように、流入路200a、前記第1の供給管路50、前記第2の供給管路52、前記第3の供給管路51、前記第4の供給管路53、流体噴出口部材9Cの管路9cを介して、2つの流体噴出口9aから双眼用観察窓7Aに向けて噴出される。このことにより、双眼用観察窓7Aに付着した汚れは、流体噴出口9から噴出された流体により取り除かれる。
従って、実施例4によれば、光学アダプタ4が双眼側視の光学アダプタ4Dであっても、光学アダプタに前記流体供給経路31Cを設けたことにより、適切に流体を双眼用観察窓7A等に向けて噴出することができ、よって観察性能を向上させることができる。
なお、本実施例においても、前記光学アダプタ4Dの流体噴出口9aの形状は、図28及び図37に示すような形状に限定されることはなく、適宜形状を変更することにより、流体の強さ、或いは向きが所望となるように構成しても良い。
また、この流体噴出口9aの形状に併せて、前記流体供給経路31Cの前記第1の供給管路50から前記第4の供給管路53についても、必要な流体供給圧などが得られるように、これら供給管路の径を、適宜変更したり、或いは長さを変更して構成しても良い。
また、本実施例において、2つの流体噴出口9aは、双眼用観察窓7Aのみに向けて流体を噴出するように構成したが、例えば、流体供給経路31Cから分岐する照明窓8専用の流体供給管路と、この流体供給管路に連通する照明窓専用の流体噴出口を第2の斜面34上に設けることにより、照明窓8に向けて流体を同時に噴出できるように構成しても良い。
なお、本発明において、流体供給経路31を曲げて或いは屈曲して構成した場合、この流体供給経路31の形状は、実施例2〜4に示すような形状の構成に限定されるものではなく、その他の形状、例えば、細径化の光学アダプタ4であっても該光学アダプタ4の内部の隙間に沿うように自在に配置が可能な柔軟な弾性管路等を用いて前記流体供給経路31を構成しても良い。
本発明は、上述した実施例及び変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
1、1A〜1D…内視鏡装置、
2…挿入部(内視鏡挿入部)、
3…先端部、
3A…突出部、
3B…先端面、
3C…平面部、
4、4A〜4D…光学アダプタ、
5…本体、
5A…先端面、
5B…底面、
7…観察窓(光学アダプタ側)、
7A…双眼用観察窓、
8…照明窓(光学アダプタ側)、
9、9a…流体噴出口、
9A…流体噴出口部材、
10…先端部側接続部、
11…観察窓(挿入部側)、
11b…対物レンズ、
12…照明窓(挿入部側)、
13…流体供給管路口
16…Oリング、
17…光学アダプタ側接続部、
18…観察窓部、
19…照明窓部、
20…流体流入口
21…アダプタ本体、
22…先端カバー、
30…送気・送水管路、
31、31A〜31C…流体供給経路、
32…アダプタ側流体供給管路、
35…溝経路部、
40、40A…双眼光学ユニット。

Claims (8)

  1. 照明光を照射する照明窓及び被検体をとらえる観察窓を予め定められた位置に設けた複数種類の光学アダプタと、前記複数の光学アダプタが着脱自在に取り付け可能な先端部を有する内視鏡挿入部とを備える内視鏡装置であって、
    前記光学アダプタ毎に、少なくとも前記観察窓に対応する位置に流体を噴出する流体噴出口を設ける構成において、
    前記内視鏡挿入部は、その先端部の先端面上の予め定められた位置に前記流体を供給するための流体供給口を備え、
    前記複数種類の光学アダプタは、
    前記流体供給口に接続される流体流入口と、
    前記流体流入口と、前記光学アダプタ毎に設けられた前記流体噴出口とを連通する、前記光学アダプタの種類に応じて異なる流体供給経路と、を備えることを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記流体流入口を含み、前記光学アダプタを前記内視鏡挿入部の先端部に接続するための光学アダプタ側接続部は、前記光学アダプタの装着側の基端面よりも凹んだ位置に設けられ、
    前記流体供給口を含み、前記先端部を前記光学アダプタに接続するための先端部側接続部は、前記先端部の装着側の基端面よりも凹んだ位置に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記流体供給経路は、
    前記流体流入口と前記流体噴出口とを一直線で連通するように形成したものであって、前記流体流入口に形成されている流入路と、前記光学アダプタ本体に形成されているアダプタ側供給管路と、前記光学アダプタの先端部に設けた凹部と、前記流体噴出口とで構成し、
    前記流体噴出口は、さらに、前記流体を照明窓に向けて噴出するように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内視鏡装置。
  4. 前記流体供給経路は、
    前記流体供給入口と前記流体噴出口とを結ぶ経路を曲がった形状に形成したものであって、前記流体噴出口に設けられた流体噴出口部材の流路と、前記光学アダプタの端部に設けられた溝部経路と、前記流体流入口に形成されている流入路と、前記光学アダプタ本体内に形成されているアダプタ側供給管路とで構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内視鏡装置。
  5. 前記溝部経路は、前記光学アダプタの前記流体流入口を有する端面に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡装置。
  6. 前記流体供給経路は、
    前記流体供給入口を介して挿入方向に沿って直線状に設けられた第1の供給管路と、前記流体噴出口側を介して挿入方向とは逆方向に沿って直線状に設けられた第2の供給管路とを有し、
    前記第1の供給管路と前記第2の供給管路とを、挿入方向とは直交する方向にずらして前記第1の供給管路と前記第2の供給管路との一部が重なり合うように形成して連通させるように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内視鏡装置。
  7. 前記流体供給経路は、
    前記流体供給入口を介して挿入方向に沿って直線状に設けられた第1の供給管路と、
    前記流体噴出口に連通し、挿入方向と逆方向に沿って直線状に設けられた第2の供給管路と、
    前記第1の供給管路と前記第2の供給管路とを連通させる、挿入方向と直交する方向に設けた第3の供給管路と、
    前記流体噴出口を含む噴出部に設けられた、前記流体噴出口に流体を供給する管路と前記第2の供給管路とを連通させる、挿入口と直行する方向に設けた第4の供給管路と、で構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内視鏡装置。
  8. 内視鏡挿入部の先端部に着脱自在に取り付けが可能であって、照明光を照射する照明窓及び被検体をとらえる観察窓を有する複数種類の光学アダプタにおいて、
    前記光学アダプタに少なくとも前記観察窓に流体を噴出する流体噴出口と、前記内視鏡挿入部の先端部の先端面上に配置された、前記流体を供給するための流体供給口に接続して連通する流体流入口とを設け、
    前記流体流入口と前記流体噴出口とを連通する、前記流体が流れる流体供給経路と、前記流体噴出口とを、前記光学アダプタの種類に応じて異なるように構成したことを特徴とする光学アダプタ。

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