JPWO2018225317A1 - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

挿入部6の先端部11に先端面11aを形成する先端部本体20に設けられ、互いに対向する一対の長辺s1と互いに対向する一対の短辺s2とによって開口形状が規定された観察用貫通孔22と、観察用貫通孔22の加工時に長辺s1と短辺s2とがそれぞれ交わる四隅に形成された加工逃げ用の溝部50と、観察用貫通孔22の開口形状と相似する平面視形状をなし、観察用貫通孔22に挿入された観察用レンズ24と、観察用貫通孔22の内周面と観察用レンズ24の外周面との間に周設された接着部51と、を有する内視鏡2において、各溝部50を、短辺s2に接し、且つ、長辺s1から観察用貫通孔22の外方に突出するように形成する。

Description

本発明は、先端部に複数の光学系を備えた内視鏡に関する。
近年、医療用内視鏡や工業用内視鏡の分野において、ステレオ撮像ユニットを用いて被験体を立体観察するニーズが高まっている。
このようなニーズに対し、先端部にステレオ撮像ユニットを内蔵した内視鏡が提案されている。内視鏡に用いられるステレオ撮像ユニットは、一般に、対物レンズ等のレンズ群からなる光学レンズ系と、固体撮像素子と、各種回路部品が実装された実装基板と、を備えた撮像ユニットが、左右方向に対をなして配設されることにより構成されている。
ここで、このようなステレオ撮像ユニットを備えた内視鏡では、一対の撮像装置を並べて配置する必要があるため、先端部が太径化する傾向にある。このような太径化を抑制するためには、2つの撮像ユニットの光軸間距離を短く設定する必要があるが、光軸間距離を短くした場合、各光学系の最先端に位置する光学部材の全周を筐体に対してそれぞれ液密に接合するためのスペースを確保することが困難となる。
これに対し、例えば、日本国特開2000−10023号公報に開示されているように、一対の光学系の最先端に位置する光学部材(前置レンズ)を、平面視形状が長方形の光学部材によって一体形成することも考えられる。
ところで、このような長方形の光学部材に対応する保持孔をフライス加工等によって形成する場合、当該保持孔の4隅はフライスの外径に応じた円弧状に形成される(すなわち、保持孔の4隅をフライスの外径以下に加工することができないため、保持孔の4隅には所謂「隅R」が形成される)。従って、このような隅Rを解消し、矩形の光学部材の収容を可能とするため、上述のような保持孔の各隅には、一般に、対角線方向に突出する加工逃げ用の溝部が形成される。
しかしながら、保持孔の各隅に対角線方向に突出する溝部を形成した場合、半田や接着剤等の接合部材を用いて光学部材を保持孔に固定する際に、接合部材の収縮による大きな荷重が各溝部に発生する。
すなわち、光学部材を保持孔に固定する際に、溝部には他の部分よりも多くの接合部材が留まるため、当該溝部における接合部材の硬化時の収縮は他の部分よりも大きくなる。そして、特に、このような接着部材の収縮荷重に起因する応力が、長さの異なる2つの辺の角部に集中すると光学部材が破損する虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、長さの異なる2対の各辺の交差部に加工逃げ用の溝部を有する保持孔に光学部材を固定する際に、光学部材の破損を防止することができる内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の一態様による内視鏡は、挿入部の先端部に先端面を形成する筐体に設けられ、互いに対向する一対の長辺と互いに対向する一対の短辺とによって開口形状が規定された保持孔と、前記保持孔の加工時に前記長辺と前記短辺とがそれぞれ交わる四隅に形成された加工逃げ用の溝部と、前記保持孔の開口形状と相似する平面視形状をなし、前記保持孔に挿入された光学部材と、前記保持孔の内周面と前記光学部材の外周面との間に周設された接着部と、を有し、前記各溝部は、前記短辺に接し、且つ、前記長辺から前記保持孔の外方に突出するように形成されているものである。
内視鏡システムの全体構成を示す斜視図 内視鏡の先端部の端面図 図2のIII−III断面図 先端部に保持されるステレオ撮像ユニット及び照明ユニットの分解斜視図 フライスによって加工される観察用貫通孔の説明図 図3のVI部において発生する応力の説明図 観察用レンズの長辺側において応力を受ける断面積を示す説明図 第1の変形例に係り、フライスによって加工される観察用貫通孔の説明図 第2の変形例に係り、内視鏡の先端部の端面図 第3の変形例に係り、内視鏡の先端部の端面図
以下、図面を参照して本発明の形態を説明する。図面は本発明の一実施形態に係り、図1は内視鏡システムの全体構成を示す斜視図、図2は内視鏡の先端部の端面図、図3は図2のIII−III断面図、図4は先端部に保持されるステレオ撮像ユニット及び照明ユニットの分解斜視図、図5はフライスによって加工される観察用貫通孔の説明図、図6は図3のVI部において発生する応力の説明図、図7は観察用レンズの長辺側において応力を受ける断面積を示す説明図である。
図1に示す内視鏡システム1は、被験体を異なる視点からステレオ撮像することが可能な内視鏡2(立体内視鏡)と、この内視鏡2が着脱自在に接続されるプロセッサ3と、プロセッサ3により生成された画像信号を内視鏡画像として表示する表示装置としてのモニタ5と、を有して構成されている。
本実施形態の内視鏡2は、例えば、腹腔鏡手術に適用される硬性内視鏡である。この内視鏡2は、細長の挿入部6と、この挿入部6の基端側に連設する操作部7と、操作部7から延出してプロセッサ3に接続されるユニバーサルケーブル8と、を有して構成されている。
挿入部6には、主にステンレス等の金属製部材によって構成された先端部11、湾曲部12、及び、ステンレス等の金属管によって構成された硬性管部13が、先端側から順に連設されている。
この挿入部6は体内に挿入する部分となっており、先端部11には、被験体内をステレオ撮像するためのステレオ撮像ユニット30(図3等参照)が内蔵されている。また、湾曲部12及び硬性管部13の内部には、ステレオ撮像ユニット30と電気的に接続する撮像ケーブル束39l,39r(図3参照)、先端部11に照明光を伝送するライトガイドバンドル45l,45r(図4参照)等が挿通されている。なお、本実施形態の内視鏡2は、湾曲部12よりも基端側が硬性管部13によって構成された硬性内視鏡を例示しているが、これに限定されることなく、湾曲部12よりも基端側が可撓性を備えた可撓管部によって構成された軟性内視鏡であっても良い。
操作部7には、湾曲部12を遠隔操作するためのアングルレバー15が設けられ、さらに、プロセッサ3の光源装置やビデオシステムセンタ等を操作するための各種スイッチ16が設けられている。
アングルレバー15は、挿入部6の湾曲部12を、ここでは上下左右の4方向に湾曲操作可能な湾曲操作手段である。なお、湾曲部12は、上下左右の4方向に湾曲可能な構成に限定されることなく、例えば、上下のみ、或いは、左右のみの2方向に湾曲操作可能な構成としても良い。
次に、このような内視鏡2の先端部11の構成について、図2,3を参照して詳細に説明する。
図3に示すように、先端部11は、略円柱形状をなす筐体としての先端部本体20と、この先端部本体20に先端が固定された略円筒形状をなす先端筒体21と、を有して構成されている。ここで、先端部本体20の外周には先端筒体21の先端が嵌合されており、この先端筒体21から露出する先端部本体20の端面によって、先端部11の先端面11aが形成されている。
図2,3に示すように、先端部本体20には、先端面11aに開口する保持孔としての観察用貫通孔22が設けられている。この観察用貫通孔22は、例えば、互いに対向する上下一対の長辺s1と、互いに対向する左右一対の短辺s2と、によって開口形状が規定された貫通孔によって構成されている。すなわち、本実施形態の観察用貫通孔22は、開口形状が横長な長方形(すなわち、湾曲部12による左右の湾曲方向に長い長方形)に形成された貫通孔によって構成されている。
観察用貫通孔22には、光学部材としての観察用レンズ24が水密に固定され、これにより、先端部11の先端面11aには観察窓23が形成されている。なお、本実施形態における観察用レンズ24は、例えば、平板ガラス、及び、所定の光学的パワーを持った曲面ガラス等を含む広義の意味でのレンズである。本実施形態において、観察用レンズ24は、例えば、観察用貫通孔22の開口形状と相似形状をなす平板ガラスによって構成されている。すなわち、観察用レンズ24は、互いに対向する上下一対の長辺s3と、互いに対向する左右一対の短辺s4と、によって平面視形状が規定された観察用貫通孔22と相似形状をなす(s1:s3=s2:s4の関係を有する)平板ガラスによって構成されている。
そして、この観察用レンズ24(すなわち、観察窓23)の裏面側には、ステレオ撮像ユニット30を構成する一対の対物光学系(第1,第2の対物光学系31l,31r)の先端側を配置することが可能となっている。
また、例えば、図2に示すように、観察用貫通孔22よりも上方(すなわち、湾曲部12による上下の湾曲方向の上方)において、先端部本体20には、先端面11aに開口する一対の照明用貫通孔25l,25rが左右に並んで設けられている。左右の各照明用貫通孔25l,25rには、一対のライトガイドバンドル45l,45rとそれぞれ光学的に接続する一対の照明光学系27l,27rがそれぞれ保持され、これにより、先端部11の先端面11aには照明窓26l,26rが形成されている。
図2,4に示すように、ステレオ撮像ユニット30は、観察窓23の内側に左右に並んで配置される上述の第1の対物光学系31l及び第2の対物光学系31rと、第1の対物光学系31lが形成する光学像(第1の光学像)を受光する第1の撮像素子32lと、第2の対物光学系31rが形成する光学像(第2の光学像)を受光する第2の撮像素子32rと、第1,第2の光学像の光路上に配置され、第1,第2の撮像素子32l,32rの各受光面32la,32ra側が接着によって位置決め固定された光学部材としての単一の芯出しガラス34と、芯出しガラス34を介して第1,第2の撮像素子32l,32rを保持する保持枠35と、を有して構成されている。
第1,第2の撮像素子32l,32rは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子によって構成されている。これら第1,第2の撮像素子32l,32rには、受光面32la,32raを保護するためのカバーガラス33l,33rが貼着されている。
また、第1,第2の撮像素子32l,32rに設けられた端子部(不図示)にはフレキシブルプリント回路基板(FPC基板)38l,38rがそれぞれ電気的に接続されている。各FPC基板38l,38rには、例えば、撮像素子の駆動信号を発生させるためのデジタルIC、デジタルICの駆動電源を安定化させるためのIC駆動電源安定化用コンデンサ、及び、抵抗等の各種電子部品がハンダ付け等によってそれぞれ実装されている。また、各FPC基板38l,38rには、撮像ケーブル束39l,39rが電気的に接続されている。
なお、本実施形態において、第1,第2の撮像素子32l,32r、各種電子部品を実装した各FPC基板38l,38r、及び、各FPC基板38l,38rに電気的に接続する各撮像ケーブル束39l,39rの先端側は、単一のカバー体42によって一体的に覆われている。
芯出しガラス34は、先端部11の左右方向に延在する透明なガラス基板によって構成されている。この芯出しガラス34には、第1,第2の撮像素子32l,32rの受光面32la,32ra側が、カバーガラス33l,33rを介してそれぞれ固定されている。
より具体的には、第1,第2の撮像素子32l,32rは、受光面32la,32raに貼着されたカバーガラス33l,33rが、紫外線硬化型透明接着剤(UV接着剤)等を介して芯出しガラス34に接着されることにより、互いに所定間隔離間された状態にて位置決め固定されている。さらに、ガラス保持部36には、カバー体42の先端側が固設されている。
保持枠35は、例えば、断面形状が略角丸長方形をなす柱状の金属部材によって構成されている(例えば、図4参照)。保持枠35の基端側にはガラス保持部36が凹設され、このガラス保持部36には、芯出しガラス34が、接着剤等によって固定されている。
また、例えば、図3,4に示すように、保持枠35には、第1の対物光学系保持孔37lと、第2の対物光学系保持孔37rと、が予め設定された間隔を隔てて左右に並んで設けられている。これら第1,第2の対物光学系保持孔37l,37rは、先端側が保持枠35の端面(先端面11a)において開放されるとともに、基端側がガラス保持部36に連通する貫通孔によって構成されている。
これら第1,第2の対物光学系保持孔37l,37rには、第1,第2の対物光学系31l,31rが、第1,第2の対物光学系ユニット40l,40rとしてユニット化された状態にて、それぞれ保持されている。
すなわち、第1,第2の対物光学系31l,31rは、第1,第2のレンズ枠41l,41rにそれぞれ保持されることによって第1,第2の対物光学系ユニット40l,40rを構成する。そして、これら第1,第2の対物光学系ユニット40l,40rが第1,第2の対物光学系保持孔37l,37r内に接着剤等を介して位置決め固定されることにより、第1,第2の対物光学系31l,31rは、第1,第2の撮像素子32l,32rとともに、単一の保持枠35によって一体的に保持されている。
次に、上述のようなステレオ撮像ユニット30を備えた先端部11において、第1,第2の対物光学系31l,31rを一体的に覆う観察窓23の構成について、より詳細に説明する。
本実施形態の観察窓において、観察用レンズ24を保持するための観察用貫通孔22は、例えば、先端部本体20に対し、フライス60等の工具を用いた切削加工を行うことにより形成されている。
この場合において、本実施形態の観察用貫通孔22は開口形状が長方形であり、各長辺s1と各短辺s2とが交わる4隅には、円弧状の所謂隅Rが形成されること解消するための、加工逃げ用の溝部50が形成されている。すなわち、観察用貫通孔22の4隅には、観察用レンズ24の挿入を阻害する隅Rを除去するための加工逃げ用の溝部50が形成されている。
これら各溝部50は、短辺s2に接し、且つ、長辺s1から観察用貫通孔22の外方に突出するように形成されている。より具体的には、各溝部50は、長辺s1と短辺s2との仮想的な交点において、短辺s2の接線方向(短辺s2の延出方向)に突出するように形成されている。その際、図5に示すように、隅Rを的確に除去するため、各溝部50の長辺s1からの突出量pは、フライス60の半径rよりも大きく設定されていることが望ましい。
ここで、本実施形態の観察用貫通孔22の加工時において、当該観察用貫通孔22の内周には、観察用レンズ24の光軸方向の位置決めを行うための内向フランジ22aが一体的に形成されている。なお、内向フランジ22aに隅Rが形成されたとしても観察用レンズ24の挿入性等に特段問題となることはないため、当該内向フランジ22aの4隅には加工逃げ用の溝部は形成されていない。
図2,3に示すように、このように形成された観察用貫通孔22には観察用レンズ24が挿入され、観察用レンズ24は、これら観察用貫通孔22の内周面と観察用レンズ24の外周面との間に周設された半田等の接着部51を介して、観察用貫通孔22に接合されている。なお、接着部51は、半田に代えて接着剤によって構成することも可能である。
このように構成された観察窓23において、半田等からなる接着部51は硬化時に収縮するため、例えば、図6に示すように、観察用レンズ24の側面には、接着部51の収縮荷重により、垂直方向の成分、及び、曲げ方向の成分を有する応力が作用する。
この場合において、溝部50における接着部51の体積は他の部分に比べて体積が大きいため、溝部50には他の部分よりも大きな収縮荷重が発生するが、本実施形態の溝部50は観察用貫通孔22の長辺s1側から突出するように設けられており、この溝部50に発生する大きな荷重を断面積の大きい長辺s3側の面によって受けることにより、観察用レンズ24に短辺s4側に過剰な応力が作用することが防止されている。
すなわち、観察用レンズ24のある側面に所定の収縮荷重が作用した場合、当該側面には断面積に反比例した垂直応力が作用するため、短辺s4側よりも長辺s3側の方が、単位面積あたりの垂直応力が小さくなる。
より具体的には、例えば、図7に示すように、観察用レンズ24の長辺s3側の辺の長さは短辺s4側よりも長いため、辺の長さをb、高さをhとしたときの長辺s3側の断面積(b×h)は、短辺s4側の断面積よりも大きくなる。そして、単位面積あたりの垂直応力は、断面積に反比例することが知られているため(垂直応力=荷重÷断面積)、同様の収縮荷重が発生した場合であっても、短辺s4側より長辺s3側の方が、単位面積あたりの垂直応力を小さくすることができる。
また、観察用レンズ24のある側面に所定の収縮荷重に基づく曲げモーメントが作用した場合、当該側面には断面係数に反比例した曲げ応力が作用するため、短辺s4側よりも長辺s3側の方が、単位面積あたりの曲げ応力が小さくなる。
より具体的には、観察用レンズ24の長辺s3側の辺の長さは短辺s4側よりも長いため、辺の長さをb、高さをhとしたときの長辺s3側の断面係数(b×h÷6)は、短辺s4側の断面係数よりも大きくなる。そして、単位面積あたりの曲げ応力は、断面係数に反比例することが知られているため(曲げ応力=曲げモーメント÷断面係数)、同様の曲げモーメントが発生した場合であっても、短辺s4側より長辺s3側の方が、単位面積あたりの曲げ応力を小さくすることができる。
このような実施形態によれば、挿入部6の先端部11に先端面11aを形成する先端部本体20に設けられ、互いに対向する一対の長辺s1と互いに対向する一対の短辺s2とによって開口形状が規定された観察用貫通孔22と、観察用貫通孔22の加工時に長辺s1と短辺s2とがそれぞれ交わる四隅に形成された加工逃げ用の溝部50と、観察用貫通孔22の開口形状と相似する平面視形状をなし、観察用貫通孔22に挿入された観察用レンズ24と、観察用貫通孔22の内周面と観察用レンズ24の外周面との間に周設された接着部51と、を有する内視鏡2において、各溝部50を、短辺s2に接し、且つ、長辺s1から観察用貫通孔22の外方に突出するように形成することにより、長さの異なる2対の各辺の交差部に加工逃げ用の溝部50を有する観察用貫通孔22に観察用レンズ24を固定する際に、接着部51の収縮による観察用レンズ24の破損を防止することができる。
すなわち、加工逃げ用の各溝部50を長辺s1側から突出させ、溝部50に充填された接着部51の収縮荷重を、観察用レンズ24において断面積(及び、断面係数)の大きい長辺s3側の面のみによって受けることにより、観察用レンズ24の短辺s4側に大きな応力が作用することを防止することができ、観察用レンズ24の破損を防止することができる。
ここで、例えば、図8に示すように、観察用貫通孔22の一対の短辺s2(及び、観察用レンズ24の一対の短辺s4)を円弧状とすることも可能である。この場合においても、各溝部50は、短辺s2に接し、且つ、長辺s1から観察用貫通孔22の外方に突出するように形成されている。より具体的には、各溝部50は、長辺s1と短辺s2との仮想的な交点において、短辺s2の接線方向(短辺s2の延出方向)に突出するように形成されている。なお、このような構成においては、各短辺s2(及び、各短辺s4)が、互いに同心上の円弧であることが望ましい。
また、上述の実施形態においては、本発明を立体内視鏡に対して適用する構成の一例について説明したが、例えば、図9に示すように、単眼の通常観察用の観察光学系131を備えた内視鏡に対して適用することも可能である。この場合、観察窓23を上下方向に縦長となるように配置し、当該観察窓23の裏面側に、例えば、観察光学系131と照明光学系127とを配置することが可能である。なお、図9中に示す内視鏡は、先端面11aにおいて、観察光学系131及び照明光学系127の側方に、図示しない処置具チャンネルに連通するチャンネル開口部70が設けられている。
さらに、例えば、図10に示すように、単眼の通常観察用の観察光学系131と、単眼の特殊観察用の観察光学系231とを備えた内視鏡に対して適用することも可能である。この場合、観察窓23を上下方向に縦長となるように配置し、当該観察窓23の裏面側に、例えば、観察光学系131,231を配置することが可能である。なお、図10に示す内視鏡は、先端面11aにおいて、観察光学系131,231の側方に、照明光学系127及びチャンネル開口部70が設けられている。
なお、本発明は、以上説明した各実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲内である。
本出願は、2017年6月8日に日本国に出願された特願2017−113590号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲に引用されるものとする。
本発明の一態様による内視鏡は、挿入部の先端部に先端面が形成され、互いに対向する一対の長辺と互いに対向する一対の短辺とによって開口形状が規定された保持孔が形成された筐体と、前記保持孔の切削加工時に前記長辺と前記短辺とがそれぞれ交わる四隅に形成された切削加工逃げ用の溝部と、前記保持孔の開口形状と相似する平面視形状をなし、前記保持孔に挿入された光学部材と、前記保持孔の内周面と前記光学部材の外周面との間及び前記溝部充填された接着部と、を有し、前記各溝部は、前記短辺に接し、且つ、前記溝部に充填された前記接着部の収縮荷重を前記光学部材の長辺側の面のみに伝達させるよう前記長辺から前記保持孔の外方に突出するように形成されているものである。

Claims (5)

  1. 挿入部の先端部に先端面を形成する筐体に設けられ、互いに対向する一対の長辺と互いに対向する一対の短辺とによって開口形状が規定された保持孔と、
    前記保持孔の加工時に前記長辺と前記短辺とがそれぞれ交わる四隅に形成された加工逃げ用の溝部と、
    前記保持孔の開口形状と相似する平面視形状をなし、前記保持孔に挿入された光学部材と、
    前記保持孔の内周面と前記光学部材の外周面との間に周設された接着部と、を有し、
    前記各溝部は、前記短辺に接し、且つ、前記長辺から前記保持孔の外方に突出するように形成されていることを特徴とする内視鏡。
  2. 前記光学部材は、前記筐体の内部に保持される2つの光学系の先端を一体的に覆うことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記一対の長辺及前記一対の短辺は、ともに直線であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  4. 前記一対の長辺は直線であり、前記一対の短辺は同心円上の円弧であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  5. 前記各溝部の前記長辺からの突出量は、前記保持孔を加工する工具の半径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
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