JPH0756076A - マルチレンズホルダー及びその加工方法 - Google Patents

マルチレンズホルダー及びその加工方法

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JPH0756076A
JPH0756076A JP5223787A JP22378793A JPH0756076A JP H0756076 A JPH0756076 A JP H0756076A JP 5223787 A JP5223787 A JP 5223787A JP 22378793 A JP22378793 A JP 22378793A JP H0756076 A JPH0756076 A JP H0756076A
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Kazuo Shibuya
一男 渋谷
Shiyouji Iwaasa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない工程により、短時間で正確に加工され
るようにした、マルチレンズホルダー及びそのの加工方
法を提供すること。 【構成】 軸方向に関して所定の外形形状を有する素材
18に対して、この素材18を光軸の周りに回動させな
がら、軸方向の周りの円筒状の溝13と、光路11及び
マルチレンズの径に対応した径のレンズ収容部12と
を、旋盤加工により形成し、最後に、マルチレンズのD
カットに対応する立上り部17を残すように、この素材
の端部の一部16を除去加工することにより、マルチレ
ンズホルダー10を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばミニディスク等
の光ディスク用ピックアップに使用するマルチレンズを
所定位置に固定保持するためのマルチレンズホルダーに
係り、特にその加工方法の改良ならびに改良される加工
方法に形成されたマルチレンズホルダーに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ミニディスク等の光ディスク用ピ
ックアップは、例えば図5に示すように構成されてい
る。図において、光ディスク用ピックアップ1は、ベー
スブロック2上に備えられた対物レンズ3aを含む二軸
アクチュエータ3と、このベースブロック2上に図6に
示すように、ネジ2aにより取り付けられかつシールド
ケース2bによりシールドされた、フォトダイオードを
含む光学ブロック4とから構成されている。
【0003】ここで、上記光学ブロック4は、図7に示
すように、MOベース5上にそれぞれ接着剤等により固
定された、コリメータレンズ5a及び5b,ウォラスト
ンプリズム5c,ビームスプリッタ5d及びレーザダイ
オード5eを有している。
【0004】さらに、光学ブロック4は、MOベース5
上にて、バネ圧等により回転調整可能に仮固定されたグ
レーティングアッセンブリ6と、同様にこのMOベース
5上にて、バネ圧等により光軸方向(矢印で示す方向)
に移動調整可能に仮固定されたマルチレンズアッセンブ
リ7とを有しており、このMOベース5は、その上方か
らシールドケース8によりシールドされている。
【0005】このように構成された光ディスク用ピック
アップ1においては、上述した各光学要素は、図8の光
路図に示すように配設されることになる。従って、レー
ザーダイオード5eから射出した光ビームは、グレーテ
ィングアッセンブリ6により三分割され、コリメータレ
ンズ5a及びビームスプリッタ5dを介して横方向に進
んだ後、前記対物レンズ3aの下方に配設されたプリズ
ムミラー8にて上方に向かって反射される。
【0006】その後、この光ビームは、対物レンズ3a
を通過し、その際この対物レンズ3aの作用によって屈
折される。これにより、光ビームは、対物レンズ3aの
上方にて回転駆動される光ディスク9の表面に設けられ
たピット上で集束する。
【0007】この光ディスク9の表面で反射された反射
光ビームは、再び上記対物レンズ3aを介して、プリズ
ムミラー8で反射された後、レーザーダイオード5eに
向かって進み、ビームスプリッタ5dに入射する。この
ビームスプリッタ5d内にて、上記反射光ビームは、こ
のビームスプリッタ5dの反射面によって分岐され、ウ
ォラストンプリズム5c,コリメータレンズ5b及びマ
ルチレンズアッセンブリ7を介して、フォトダイオード
4aに入射する。
【0008】ここで、マルチレンズアッセンブリ7は、
図9に示すように、円筒面と凹状の球面により形成され
るマルチレンズ7aと、このマルチレンズ7aを保持す
るマルチレンズホルダー7bとから構成されている。こ
れにより、上記反射光ビームは、フォトダイオード4a
の受光面にて集束する際、ディスク9が対物レンズ3a
に対して、正確にフォーカシングされている場合には、
集束は、正円として、このフォトダイオードの4分割デ
ィテクタの中心に位置する。
【0009】これに対して、ディスク9が対物レンズ3
aに対して接近したり、離反したときには、フォーカシ
ングがずれることになる。従って、このマルチレンズ7
aの作用によって、上記集束は、正円ではなく、楕円に
なる。このため、フォトダイオード4aの分割された各
ディテクタからの出力信号の差分がゼロではなくなる。
かくして、この差分をゼロにするように、対物レンズ3
aを支持する二軸アクチュエータ3を駆動制御すること
により、フォーカシングが行なわれ得ることとなる。
【0010】このように、マルチレンズ7aはフォーカ
シングに関して重要な機能を有している。このため、デ
ィスク9が正規の所定位置にある場合に、反射光ビーム
がフォトダイオード4aの受光面にて、中心で正円のス
ポットが得られるように、マルチレンズアッセンブリ7
は、図7にて矢印で示す方向、即ち光軸方向に移動調整
される。さらに、マルチレンズ7aは、フォトダイオー
ド4aの4分割された各ディテクタに対して、楕円のス
ポットが交差するように、円筒面の軸方向の角度規制が
要求されることになる。
【0011】このため、マルチレンズホルダー7bは、
例えば図9に示すように、構成されている。図9におい
て、マルチレンズホルダー7bは、長手方向に貫通する
光路7cを有する中空の直方体状に形成されている。そ
して、この光路7cの一端に、後述するマルチレンズ7
aを受容すべきレンズ収納部7dが形成されている。ま
た、マルチレンズホルダー7bは、その上面に、調整用
溝7eが形成されている。
【0012】さらに、マルチレンズホルダー7bは、そ
の外側面のうち、光軸方向に延びる上側の一つの長辺に
関して、比較的大きなRを有するように、面取り7mさ
れている。そして、この長辺に対向する側面7fが大き
な曲率半径を有する円筒状に形成されていると共に、そ
の底面7gが平坦に形成されている。
【0013】ここで、上記レンズ収納部7dは、図9
(B)に示すように、正面視D字状のマルチレンズ収納
部分7d1と、このマルチレンズ収納部分7d1の両側
に設けられた二つの接着剤収納部分7d2とから構成さ
れている。
【0014】一方、マルチレンズ7aは、図10に示す
ように形成されている。図10において、マルチレンズ
7aは、有効径の外側部分にて、外形の一部が切り取ら
れることにより、所謂Dカット7hが施されている。
【0015】このDカット7hは、マルチレンズ7aの
回転方向の基準として役立つ。かくして、マルチレンズ
7aは、図9(B)に鎖線で示すように、マルチレンズ
ホルダー7bのレンズ収納部7d内にて、回転しないよ
うに、保持され、接着剤収納部分7d2に接着剤を流し
込むことにより、固定される。
【0016】このようにして、マルチレンズ7aとマル
チレンズホルダー7bから組み立てられたマルチレンズ
アッセンブリ7は、図11に示すように、前記MOベー
ス5の取付溝5a内に挿入される。
【0017】そして、マルチレンズホルダー7bの上述
した面取り面に対して、シールドケース8の斜め下方に
突出した抑え片8aが、弾性的に当接する。これによっ
て、このマルチレンズホルダー7bは、その底面7gが
MOベース5の取付溝5aの底面に面接触により、また
その側面7fが、この取付溝5aの内壁に線接触によ
り、それぞれ押し付けられることになる。
【0018】従って、このマルチレンズホルダー7b
は、この取付溝5a内にて、シールドケース8の弾性に
基づいて、光軸に垂直な方向に関しては位置決めされ、
かつ光軸方向に移動可能に保持されることになる。
【0019】このようにMOベース5の取付溝5a内に
取り付けられたマルチレンズアッセンブリ7は、上方か
ら、調整用偏心ドライバ等の先端をこのマルチレンズホ
ルダーの調整用溝7eに挿入して、光軸方向に移動する
ことにより、光軸方向の位置が調整される。
【0020】かくして、光軸方向に関する調整が完了し
たマルチレンズアッセンブリ7は、上記MOベース5の
取付溝5a内から下方に開口する孔5bを介して接着剤
が流し込まれることにより、この取付溝5a内で完全に
固定されることになる。この場合、接着剤に所謂くさび
効果を持たせるために、このマルチレンズホルダー7b
の底面には、凹陥部7iが設けられている(図9参
照)。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成の光ディスク用ピックアップ1においては、上記マ
ルチレンズアッセンブリ7は、そのマルチレンズホルダ
ー7bの全体の外形形状及び調整用溝7c,凹陥部7i
が、フライス加工による全周加工により、形成されてい
る。
【0022】また、このマルチレンズホルダー7bは、
マルチレンズ7aのDカット7hに対する突当て及びマ
ルチレンズ7a全体の芯出しを行なうために、このマル
チレンズ7aの周りを包囲するように、マルチレンズ7
aの形状に対応した形状のレンズ収納部7dが形成され
ている。従って、このレンズ収納部7dは、軸方向から
のフライス加工による堀込み加工により、形成されてい
る。
【0023】このため、マルチレンズホルダー7bは、
外形形状と光路,レンズ収納部,凹陥部の形成に関し
て、それぞれフライス加工が必要である。特に、レンズ
収納部7dに関しては、マルチレンズ収納部分7d1と
接着剤収納部分7d2から構成されているために、それ
ぞれの収納部分7d1,7d2について、フライス加工
を行なう必要がある。
【0024】このフライス加工は、エンドミルを円を描
くように移動することにより、外径部及び内径部を加工
することになるため、送り操作が複雑であり、作業時間
が長くなってしまう。
【0025】また、一度チャッキングして、マルチレン
ズホルダー7bの外形形状を加工した後に、このチャッ
キングを一旦外して、再度チャッキングを行なうことに
より、レンズ収納部7dを加工するようになっている。
【0026】従って、二回のチャッキング操作が必要で
あると共に、再チャッキングの際に、取付位置がずれて
しまうことがあり、レンズ収納部7dの寸法のバラツキ
が比較的多く発生することになる。かくして、このよう
なマルチレンズホルダー7bを加工する場合、加工工程
が複雑で、時間がかかると共に、コストが高くなってし
まい、さらに寸法精度が悪いという問題があった。
【0027】本発明は、以上の点に鑑み、少ない工程に
より、短時間で正確に加工されるようにした、マルチレ
ンズホルダー及びその加工方法を提供することを目的と
している。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、棒状もしくは管状の素材に対して、この素材を中
心軸の周りに回動させ、この回動を行いながら、軸方向
の周りの円筒状の溝と、光路及びマルチレンズの径に対
応した径のレンズ収容部とを、旋盤加工により形成し、
ついで、マルチレンズのカット部に対応する立上り部を
残すように、この素材の端部の一部を除去加工するマル
チレンズホルダーの加工方法により、達成される。
【0029】本発明によるマルチレンズホルダーの加工
方法は、好ましくは、前記素材が、引抜き材または押出
し材である。
【0030】また、上記目的は、中心軸とほぼ同芯の光
路を有する管状でなる本体と、この本体の一端に形成さ
れたマルチレンンズの受容部と、本体の外周面に形成さ
れた位置調整用溝と、上記本体の上記マルチレンズ受容
部の外端部をマルチレンズのカット形状にあわせて切除
してなる位置決め用カット部とを有するマルチレンズホ
ルダーにより、達成される。
【0031】
【作用】上記構成によれば、引抜き材または押出し材か
ら成る素材の軸方向の周りの円筒状の溝及び光路,レン
ズ収容部が、旋盤加工による円筒溝加工により、形成さ
れることになる。
【0032】これにより、従来のマルチレンズホルダー
の場合には、別々に形成されていた調整用溝及び接着材
用溝が、全周加工によって同時に形成されることにな
る。
【0033】また、マルチレンズのDカットに対応する
立上り部が、フライス加工による直線的な移動による削
除加工によって、形成されることになる。
【0034】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図
4を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる
実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に
好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0035】ここで、本実施例の加工方法により形成さ
れるマルチレンズホルダーが装備される光学ピックアッ
プとしては、例えば図5乃至図8にて説明したMD(ミ
ニディスク)用の光学ピックアップがそのまま適用でき
る。すなわち、図5において、光ディスク用ピックアッ
プ1は、ベースブロック2上に備えられた対物レンズ3
aを含む二軸アクチュエータ3と、このベースブロック
2上に図6に示すように、ネジ2aにより取り付けられ
かつシールドケース2bによりシールドされた、フォト
ダイオードを含む光学ブロック4とから構成されてい
る。
【0036】ここで、上記光学ブロック4は、図7に示
すように、MOベース5上にそれぞれ接着剤等により固
定された、コリメータレンズ5a及び5b,ウォラスト
ンプリズム5c,ビームスプリッタ5d及びレーザダイ
オード5eを有している。
【0037】さらに、光学ブロック4は、MOベース5
上にて、バネ圧等により回転調整可能に仮固定されたグ
レーティングアッセンブリ6と、同様にこのMOベース
5上にて、バネ圧等により光軸方向(矢印で示す方向)
に移動調整可能に仮固定されたマルチレンズアッセンブ
リ7とを有しており、このMOベース5は、その上方か
らシールドケース8によりシールドされている。
【0038】このように構成された光ディスク用ピック
アップ1においては、上述した各光学要素は、図8の光
路図に示すように配設されることになる。これにより、
既に説明した手法により、光磁気ディスク等の記録媒体
に所定の情報を記録したり、ディスク上の記録を再生し
たりすることができる。
【0039】ここで、マルチレンズアッセンブリ7を構
成するマルチレンズホルダーは、本実施例の場合、図1
に示すように構成されている。図1において、マルチレ
ンズホルダー10は、長手方向に貫通する光路11を有
する中空の直方体状に形成されている。そして、この光
路11の一端に、マルチレンズ20を受容すべきレンズ
収納部12が形成されている。また、マルチレンズホル
ダー10は、その光路11を包囲する外周面に、光軸を
中心とする円筒状の環状溝13が形成されている。
【0040】さらに、マルチレンズホルダー10は、外
側面のうち、光軸方向に延びる一つの長辺に関して、比
較的大きなRを有するように、面取りされている。そし
て、この長辺に対向する側面14が大きな曲率半径を有
する円筒状に形成されていると共に、その底面15が平
坦に形成されている。
【0041】ここで、上記レンズ収納部12は、図1
(C)に示すように、光軸と同心の円筒状のマルチレン
ズ収容部分12aと、このマルチレンズ収容部分12a
の外側の拡径部12bと、さらにその外側の縮径部12
cとから成る。そして、このレンズ収納部12は、マル
チレンズホルダー10全体が光軸の周りに回動されるこ
とにより、旋盤加工によって形成される。この場合、上
記マルチレンズ収容部分12aの直径A(図3(A)参
照)は、マルチレンズ自体の直径に対して、必要なクリ
アランス分を加えた寸法に選定されている。
【0042】このようにしてレンズ収容部12が形成さ
れたマルチレンズホルダー10は、その後、図1に示す
ように、レンズ収容部12の縮径部12c付近の部分1
6(鎖線図示)が、フライス加工によって除去される。
このとき、縮径部12cを画成する部分が、立上り部1
7として、図1(B)に示されているように僅かに残
り、この残った部分が、マルチレンズのDカットに当接
すべき斜めの基準面17aが形成されることになる。こ
のため、上記縮径部12cの直径B(図3(A)参照)
は、マルチレンズ収容部分12aの直径Aより、小さく
選定されている。
【0043】また、円筒状のマルチレンズ収容部分12
a,縮径部12cを形成する際、切削刃の形状を考慮す
ると、拡径部12bの外側にはテーパが不可避となる。
このため、マルチレンズが装着されたとき、このマルチ
レンズのDカットが、立上り部17の基準面17aに対
して当接されるためには、このレンズ収容部12の内端
面から縮径部12cの内端までの距離Dが、マルチレン
ズの外周縁における厚さより小さく、かつレンズ収容部
12の内端面から縮径部12cの外端までの距離Eが、
マルチレンズの外周縁における厚さより小さく選定され
る必要がある。
【0044】尚、この拡径部12bの内側にテーパ部を
設けることにより、この除去部分16の深さF(F=E
−C)が、このテーパ部の範囲内にあるようにされる。
即ち、この距離Cが、レンズ収容部12の内端面から外
端面までの距離Gと、レンズ収容部12の内端面から拡
径部12bの最大径部までの距離Hとの間にあるよう
に、形成されると、上記部分16が除去加工された後
に、マルチレンズ収容部分12aにおけるバリの発生が
排除されることになり、後処理が不要となる。
【0045】これにより、マルチレンズは、レンズ収容
部12内に装着されたとき、その外周面が、マルチレン
ズ収容部分12aの内壁により芯出しされる。しかも、
マルチレンズ20のDカットが、立上り部17の基準面
17aに当接することにより、回転方向の角度位置が規
制されることになる。かくして、このマルチレンズは、
レンズ収容部12内にて、所定の回転角度位置で、固定
保持される。
【0046】さらに、マルチレンズホルダー10は、そ
の軸方向の周りに形成された環状溝13の上側部分が、
従来のマルチレンズホルダー7bの調整用溝7eと同様
に、マルチレンズホルダーの光軸方向に沿う位置調整の
ために利用される。また、この環状溝13の下側部分
が、従来のマルチレンズホルダー7bの接着用溝7iと
同様に、接着剤のくさび効果を得るために役立つ。
【0047】本実施例によるマルチレンズホルダー10
は、以上のように構成されており、マルチレンズホルダ
ー10を製造する場合には、以下図2乃至図4に順次に
示すように、加工が行なわれる。
【0048】先づ図2において、マルチレンズホルダー
10の素材18が、旋盤等の工作機械のチャック19に
対してチャッキングされる。この場合、素材18は、好
ましくは、例えば引抜き加工または押出し加工により形
成された、図示するように棒状のあるいは筒状ノ引抜き
材または押出し材が使用される。これにより、この素材
18は、既にマルチレンズホルダー10の外形を有して
いる。
【0049】続いて、図3に示すように、この素材18
は、光軸の周りに回動され、切削刃によって、内部を貫
通する光路11と、マルチレンズ収容部分12a,拡径
部12b,縮径部12cから成るレンズ収容部12とが
形成される。同時に、この素材18は、その周囲に、環
状溝13が形成される。これらの加工作業は、すべて旋
盤による全周に亘る円筒溝加工によって、行なわれるこ
とになる。
【0050】最後に、図4に示すように、素材18は、
その先端部分が、フライス加工によって、レンズ収容部
12の拡径部12bまでの部分が、一部を残して削除さ
れる。その後、この素材18は、チャッキングされてい
る根元部分が、切り落とされる。かくして、マルチレン
ズホルダー10が完成することになる。
【0051】この場合、このマルチレンズホルダー10
の加工作業は、一回のチャッキングによって、連続的に
行なわれ得ることになる。従って、外形形状に対するレ
ンズ収容部12,環状溝13及び削除部分16の位置ず
れが排除され、高い寸法精度が得られることになる。
【0052】このようにして形成されたマルチレンズホ
ルダー10のレンズ収容部12内に、図1(B)に鎖線
で示すように、マルチレンズ20が嵌入される。これに
より、このマルチレンズ20は、その周面が、レンズ収
容部12のマルチレンズ収容部分12aの内壁によって
光軸に対して芯出しされる。
【0053】同時に、このマルチレンズ20は、そのD
カットが、マルチレンズホルダー10の立上り部17の
基準面17aに当接することにより、回転方向の角度位
置が規制されることになる。かくして、このマルチレン
ズ20は、マルチレンズホルダー10のレンズ収容部1
2に対して、所定の角度位置で光軸に整合して、保持さ
れることになる。
【0054】尚、マルチレンズ20の固定は、例えばこ
のマルチレンズ20のDカットと、基準面17aの間の
円弧状面との間に生ずる間隙内に、接着剤を流し込む等
によって、行なわれ得る。
【0055】上述したマルチレンズホルダー10は、従
来のマルチレンズホルダー7bと同様に、MOベースの
取付溝内にて、光軸方向に移動可能にバネ等によって仮
固定される。さらに、マルチレンズホルダー10の環状
溝13の上部に対して、上方から、調整用偏心ドライバ
等の先端を挿入して、光軸方向に移動することにより、
マルチレンズの光軸方向の位置が調整される。
【0056】かくして、光軸方向に関する調整が完了し
たマルチレンズホルダー10は、上記MOベースの取付
溝内から下方に開口する孔を介して、この環状溝13の
下部内に接着剤が流し込まれることにより、この取付溝
内で完全に固定されることになる。
【0057】このように、本実施例によれば、引抜き材
または押出し材から成る素材の軸方向の周りの円筒状の
溝及び光路,レンズ収容部が、旋盤加工による円筒溝加
工により、形成されることになる。従って、従来のマル
チレンズホルダーの場合には、外形形状は、フライス加
工による全周加工によって、形成されていたが、本実施
例によるマルチレンズホルダーの場合には、その外形形
状が、引抜き加工または押出し加工によって前以て形成
されているので、面倒なフライス加工作業が不要とな
り、容易に形成されることになる。
【0058】また、調整用溝及び接着材用溝として利用
される円筒状の溝は、全周加工によって同時に形成され
ることになるので、加工工程が削減されることになり、
より短時間で加工が行なわれ得ることになる。さらに、
マルチレンズの所謂Dカットに対応する立上り部は、フ
ライス加工による削除加工によって、形成されることに
なる。従って、全加工工程は、一回のチャッキングによ
り、連続的に行なわれ得るので、加工時間が短縮される
と共に、加工精度が向上されることになる。
【0059】尚、上述した実施例においては、ミニディ
スク用光学ピックアップについて説明したが、これに限
らず、他の光ディスク用光学ピックアップのための光軸
方向に移動可能に保持されるマルチレンズホルダーに、
本発明を適用し得ることは明らかである。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるマルチ
レンズホルダー及びそのの加工方法によれば、フライス
加工による堀込み加工が不要となり、旋盤による円筒溝
加工及びフライス加工による削除加工のみによって、容
易にかつ短時間で、マルチレンズホルダーが加工され
る。従って、マルチレンズホルダーの製造コストが低減
されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により加工されたマルチレンズホルダー
の一実施例を示す(A)側面図,(B)正面図及び
(C)要部を示す断面図である。
【図2】図1のマルチレンズホルダーの加工前の状態を
示す(A)側面図及び(B)正面図である。
【図3】図2のマルチレンズホルダーを円筒加工した状
態を示す(A)側面図及び(B)正面図である。
【図4】図3のマルチレンズホルダーを除去加工した状
態を示す(A)側面図及び(B)正面図である。
【図5】光ディスク用ピックアップの一例の構成を示す
概略斜視図である。
【図6】図5の光ディスク用ピックアップの要部の構成
を示す分解斜視図である。
【図7】図6の光学ブロックの分解斜視図である。
【図8】図7の光学ブロックの光学的構成を示す概略斜
視図である。
【図9】図7の光学ブロックで使用されている従来のマ
ルチレンズホルダーの(A)断面図及び(B)正面図で
ある。
【図10】図8の光学ブロックで使用されているマルチ
レンズの(A)正面図,(B)側面図及び(C)底面図
である。
【図11】図7の光学ブロックにおけるマルチレンズア
ッセンブリの取付状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
10 マルチレンズホルダー 11 光路 12 レンズ収容部 12a マルチレンズ収容部分 12b 拡径部 12c 縮径部 13 環状溝 14 側面 15 底面 16 削除部分 17 立上り部 17 基準面a 18 素材 19 チャック 20 マルチレンズ 21 間隙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状もしくは管状の素材に対して、この
    素材を中心軸の周りに回動させ、 この回動を行いながら、軸方向の周りの円筒状の溝と、
    光路及びマルチレンズの径に対応した径のレンズ収容部
    とを、旋盤加工により形成し、 ついで、マルチレンズのカット部に対応する立上り部を
    残すように、この素材の端部の一部を除去加工すること
    を特徴とするマルチレンズホルダーの加工方法。
  2. 【請求項2】 前記素材が、引抜き材であることを特徴
    とする請求項1に記載のマルチレンズホルダーの加工方
    法。
  3. 【請求項3】 前記素材が、押出し材であることを特徴
    とする請求項1に記載のマルチレンズホルダーの加工方
    法。
  4. 【請求項4】 中心軸とほぼ同芯の光路を有する管状で
    なる本体と、 この本体の一端に形成されたマルチレンンズの受容部
    と、 本体の外周面に形成された位置調整用溝と、 上記本体の上記マルチレンズ受容部の外端部をマルチレ
    ンズのカット形状にあわせて切除してなる位置決め用カ
    ット部と、 を有することを特徴とするマルチレンズホルダー。
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