JP2000209472A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP2000209472A
JP2000209472A JP11004567A JP456799A JP2000209472A JP 2000209472 A JP2000209472 A JP 2000209472A JP 11004567 A JP11004567 A JP 11004567A JP 456799 A JP456799 A JP 456799A JP 2000209472 A JP2000209472 A JP 2000209472A
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solid
circuit board
state imaging
image pickup
chip
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Taketo Miyashita
丈人 宮下
Hitoshi Kajinami
仁 梶並
Yasuyuki Suzuki
保之 鈴木
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像ユニットの小型化を可能にし、内視鏡等
の硬性化した先端部の一層の細径化及び短小化を図るこ
とのできる固体撮像装置を得る。 【解決手段】 パッケージされていない固体撮像チップ
18と、その背面側に結合され電子部品19が実装され
る回路基板20とで撮像ユニットを構成し、固体撮像チ
ップ18に設けられたボンディングパッド25と、回路
基板20の一面に設けられたボンディングパッド27と
が配線パターンを形成したフィルムからなる接続手段3
0により電気的に接続され、回路基板20の端面に形成
した凹部28に電子部品19が隠蔽状態にされて実装さ
れ、接続手段30が設けられた面と直交する回路基板2
0面が固体撮像チップ18の外形より低く段差部26が
形成され、この段差部26に信号ケーブル31が接続さ
れる端子部29が設けられ、回路基板20と共に実装さ
れた電子部品19及び信号ケーブル31の端子部29が
固体撮像チップ18の投影面積内に納まるように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子内視鏡
等に適用される固体撮像装置に関し、詳しくは、それ自
体がパッケージされていないCCDからなる固体撮像チ
ップの投影面積内に回路基板やこれに実装される電子部
品及び端子部に接続された信号ケーブルが納まるように
構成したことによって固体撮像ユニットの小型化を可能
にし、これによって、電子内視鏡等の先端部外径の細径
化及び短小化を図るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電荷結合素子(CCD)等の固体
撮像チップを撮像手段に使用した電子内視鏡が種々提案
され、この固体撮像チップは内視鏡の体内への挿入チュ
ーブの硬性化した先端部に埋め込まれている。このた
め、チューブ先端部は患者の苦痛を和らげるためにでき
るだけ細径化と共に短小化したものが望ましいが、その
ためには固体撮像チップを如何に小型化できるかが重要
であり技術的な課題であった。
【0003】従来の固体撮像チップを使用した内視鏡と
して例えば特許第2607542号(特開昭63−31
3970)に開示されているものがあり、この内視鏡の
一例の構成を図10に示す。符号60で示す水平に配置
された回路基板の一面(上面)及び他面(下面)には電
子部品61及び62が実装されている。この回路基板6
0の先端部の一面には電子部品61とは別にパッケージ
されていない固体撮像チップ63が直角向きに結合され
ている。そして、回路基板60と固体撮像チップ63と
は、回路基板60の端面と固体撮像チップ63の前面に
設けられた図示しないボンディングパッドとがボンディ
ングワイヤ64により電気的に接続されている。また、
回路基板60の後端部に信号ケーブル65が接続されて
いる。
【0004】尚、固体撮像チップ63の前面はカバーガ
ラス66で密閉して覆われ、このカバーガラス66の前
方に固体撮像チップ63の光軸に対応するように鏡筒6
7で支持された光学レンズ68,69,70が配置され
ている。また、上述した各構成部材は被覆シース71で
覆われ、被覆シース71内の空間部はモールド材72に
より充填されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ように構成した内視鏡では、回路基板60の端面と固体
撮像チップ63とをボンディングワイヤ64とを接続す
る方式であるため、固体撮像チップ63の外径方向にボ
ンディングのためのスペースが必要となることから、そ
の分、内視鏡先端部の外径が太径にならざるを得ず、細
径化の障害となっていた。また、信号ケーブル65は電
子部品61が実装された面の回路基板60の後端部に接
続するようにしているため、回路基板60の長さがその
分必要となり、内視鏡の硬性化した先端部の短小化の障
害となっていた。
【0006】本発明は、上述したような課題を解消する
ためになされたもので、撮像ユニットの小型化を可能に
し、これによって、内視鏡等の硬性化した先端部の一層
の細径化及び短小化を図ることのできる固体撮像装置を
得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明による固体撮像装置は、パッケージされてい
ない固体撮像チップの投影面積内に回路基板が納まるよ
うにされ、電子部品が回路基板の端面に形成した凹部に
隠蔽されて実装されるようにし、固体撮像チップとの接
続手段と直交する回路基板の空きスペースに信号ケーブ
ルの端子部を設けるようにしたものである。
【0008】このように構成したことにより、パッケー
ジされていない固体撮像チップの外形サイズが実質的に
撮像ユニットの外形状となり、撮像ユニットの小型化を
図ることができる。また、端子部が接続手段と直交する
回路基板面の空きスペースに設けたことで、回路基板の
長さを短くすることができる。従って、この撮像ユニッ
トを内視鏡に適用することで、内視鏡先端部の外管の細
径化及び短小化を可能にすることができる。
【0009】また、本発明による固体撮像装置は、パッ
ケージされていない固体撮像チップの投影面積内に回路
基板が納まるようにし、回路基板の一部に低く形成した
段差面に電子部品を実装し、電子部品を実装した面と直
交する回路基板面に信号ケーブルの端子部を設けるよう
にしたものである。
【0010】このように構成したことで、パッケージさ
れていない固体撮像チップの外形サイズが実質的に撮像
ユニットの外形状となり、撮像ユニットの小型化を図る
ことができる。また、電子部品を実装した面と直交する
回路基板面に信号ケーブルの端子部を設けるようにした
ことで、回路基板の空きスペースが端子部として利用で
き、回路基板の長さを短くすることができる。これによ
って、撮像ユニットを内視鏡に適用した場合の内視鏡先
端部の外管の細径化及び短小化を可能にすることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による固体撮像装置
の実施の形態の例を電子内視鏡に適用した場合について
図面を参照して説明する。
【0012】図1は電子内視鏡装置(以下、単に内視鏡
という)の全体の外観斜視図である。チューブからなる
内視鏡1は、その先端部2に対物レンズを介して被撮影
部位を撮影する固体撮像チップを備えており、この先端
部2から体内へ電子内視鏡1が挿入されて体内部位の撮
影と共に、内視鏡1から延び出る鉗子等の処置具によっ
て治療が行えるようになっている。
【0013】内視鏡1の先端部は硬性部となっていて、
先端部2の後方側はカメラアングルの変化に追従して湾
曲する湾曲部3と、この湾曲部3の後方側には体腔内に
挿入可能な可撓性を有する軟性部4が設けられている。
軟性部4の後端部は把持部を兼ねた操作部5に接続され
ており、この操作部5より信号ケーブルやライトガイド
ファイバー、各種の流体管路等を内設したユニバーサル
コード6が接続されている。
【0014】ユニバーサルコード6はコネクタ7を介し
て光源ユニット8に接続され、また、コネクタ7からケ
ーブル9を介してビデオプロセッサ10に接続されてい
る。さらに、ビデオプロセッサ10から出力ケーブル1
1を介してモニタ12に接続されている。従って、内視
鏡1で撮影された被撮影部位の画像信号がビデオプロセ
ッサ10によって信号処理され、モニタ12で表示され
るようになっている。
【0015】次に、内視鏡1の先端部2に配置されてい
る撮像ユニットの詳細な構成を図2及び図3について説
明する。図2は固体撮像装置が埋め込まれている内視鏡
先端部の拡大縦断面図、図3は固体撮像装置の斜視図で
ある。
【0016】撮像ユニットの全体を符号13で示す。撮
像ユニット13は金属の硬質部材からなる円筒状の本体
部14がベースとなり、この本体部14の後端部に上述
した湾曲部3の構成部品で回転自在に組付けられた関節
駒15の固定端となる先端パイプ16を固着し、この中
に対物レンズ等の複数のレンズ群からなる光学レンズ系
17や固体撮像チップ18、コンデンサ、トランジス
タ、抵抗等の電子部品19が実装された回路基板20が
収納される。
【0017】光学レンズ系17はレンズ鏡筒21に保持
され、光学レンズ系17の光軸中心と固体撮像チップ1
8の有効画素中心とを精度よく一致させるためにカラー
22で保持し、図示しないねじで分解可能に取り付けら
れている。また、レンズ鏡筒21の外径部に設けた凹部
21aに図示しないOリングによって本体部14との間
を気密にし、水滴や気体の浸入を防止している。
【0018】カラー22内には光学レンズ系17の後方
にカラーフィルタ23が配置され、このカラーフィルタ
23の背後に配置したカバーガラス24がこれらの有効
画素エリアを遮らないようにエポキシ系の接着剤により
接合されている。
【0019】そして、上述したカバーガラス24の背後
にそれ自体がパッケージされていない前述した固体撮像
チップ18が、光学レンズ系17を投影した部分が重な
るようにして配置されている。このカバーガラス24は
固体撮像チップ18の画素エリア内に塵埃や水滴あるい
はガスが浸入しないように例えば、エポキシ系の接着剤
でシールされ保護されている。固体撮像チップ18は例
えば、4.47mm×3.8mmのほぼ長方形のイメー
ジエリアと、その周辺上下に複数のボンディングパッド
25,25が形成されている。
【0020】この固体撮像チップ18の背面には前述し
た回路基板20が固定されている。回路基板20は積層
した多層セラミック板からなり、固体撮像チップ18の
投影面積以内に段差部26が形成されて納まる大きさで
あって、固体撮像チップ18の背面にエポキシ系接着剤
によって精度よく固定されている。
【0021】回路基板20の上下面には並行する複数の
ボンディングパッド27,27が形成されている。前述
した電子部品19は回路基板20の背面端部に実装され
ているほか、回路基板20の前面に凹部28をくり抜
き、この凹部28内に電子部品19が隠蔽され収納され
ている(図2参照)。
【0022】一方、ボンディングパッド27と直交する
面である回路基板20の両側面部には後述する信号ケー
ブルが接続される端子部29,29が形成されている。
尚、実装された電子部品19とボンディングパッド27
及び端子部29との電気的な接続は、多層セラミック板
に予め形成した図示しない内部パターンを介して基板面
に露出するランド部に接続されている。
【0023】さて、固体撮像チップ18と回路基板20
との電気的な接続はボンディングワイヤまたはパターン
形成したフィルム等の接続手段30(この例ではパター
ン形成したフィルムが使用されている)により接続され
ている。接続手段30はその一端部が固体撮像チップ1
8の外周部前面のボンディングパッド25,25にそれ
ぞれ接続されたあと、固体撮像チップ18の外形面に沿
って折り曲げられ接続手段30の他端部が回路基板20
のボンディングパッド27,27に接続されている。
尚、フィルムに形成されるパターンは、端面の平滑性を
増すために端面を研磨したあとメタライズによるパター
ン形成や、パターン印刷によるパターン形成、端面のメ
タライズ後にレーザートリミングによるパターン形成等
により形成される。
【0024】回路基板20の端子部29,29には多芯
ケーブルからなる信号ケーブル31が接続され、信号ケ
ーブル31は前述した軟性部4内を挿通して操作部5に
接続されている。
【0025】一方、本体部14の前方には強度及び耐湿
性に優れたポリイミド・ポリフェニレンスルフィド・エ
ポキシ樹脂等のプラスチックあるいは金属に絶縁処理を
施したカバー32が嵌め込まれ、また本体部14の開口
部に先端側に抜き差し可能な状態で口金33が取り付け
られている。この口金33の後端に樹脂製またはゴム製
のチューブ34を取り付け、このチューブ34を通じて
操作部5の操作により鉗子等の処置具を口金33から出
し入れできるようになっている。
【0026】また、レンズ鏡筒21に隣接する上部には
光学レンズ系17の前面の対物レンズの表面をクリーニ
ングするためのノズル管35が取り付けられている。ノ
ズル管35には操作部5に通じる送水チューブ36が接
続され、送水チューブ36から送給される水やエアーに
よって対物レンズの表面が洗浄されるようになってい
る。
【0027】尚、先端パイプ16の後端部には円周方向
に複数本のワイヤ37が結合され、これらワイヤ37を
操作部5のハンドル操作によって湾曲部3を遠隔操作し
カメラアングルを変更可能である。また、関節駒15及
び先端パイプ16の外周部には輻射対策や補強用のメッ
シュ線38を介して外皮チューブ39で保護している。
さらに、カバー32と外皮チューブ39との接合部には
気密を得るために接着剤40等でシールされている。
【0028】本発明による内視鏡は以上のように構成さ
れており、内視鏡先端部の外径サイズは固体撮像チップ
18や電子部品19を実装した回路基板20の占める割
合(占有率)によって決定される。そこで、本発明はパ
ッケージされていない固体撮像チップ18の投影面積と
同等かそれ以下のエリア内に回路基板20が配置されて
いることである。
【0029】ここで、図3を参照してさらに詳しく説明
すると、回路基板20は固体撮像チップ18の投影面積
内に納まるようにされており、固体撮像チップ18の垂
直方向では、固体撮像チップ18と回路基板20とを接
続するためのボンディングワイヤまたはパターン形成し
たフィルム等の接続手段30の厚み分(例えば、35〜
50μm)のみが出張るだけであり、実質的に固体撮像
チップ18の投影面積と同等である。
【0030】また、電子部品19は回路基板20の背面
部に実装したり前面部に形成した凹部28内に隠蔽した
状態で実装するようにしたことで、スペースを有効に利
用し立体的に実装することができ、固体撮像チップ18
の投影面積内に納めることができる。
【0031】さらに、信号ケーブル31の端子部29は
接続手段30が設けられた面と直交する回路基板20の
側面部の空きスペースを利用しているため、回路基板2
0の長さサイズを短縮することができる。この際、回路
基板20の側面部は固体撮像チップ18に対して段差部
26が形成されていることから、端子部20へ信号ケー
ブル31を固定したときの半田の盛り代も固体撮像チッ
プ18の投影面積内に納めることができる。尚、接続手
段30が設けられた回路基板20の面側に空きスペース
が生じている場合には、この面側に信号ケーブル31の
端子部29を設けることも可能である。
【0032】従って、本発明による内視鏡は、それ自体
がパッケージされていない固体撮像チップ18の投影面
積内に回路基板20、この回路基板20に実装される回
路部品19及び信号ケーブル31と共に端子部29を立
体的に納めることができるようになるので、固体撮像装
置の小型化を可能にすることができ、これによって、内
視鏡先端部の細径化及び短小化を図ることができるとい
った利点がある。
【0033】図4〜図6に本発明による内視鏡の別の実
施形態の例を示し、図4は内視鏡全体の横断平面図、図
5は固体撮像装置の外観斜視図、図6は電子部品が実装
状態の回路基板の斜視図であり、図4において回路基板
以外の構成は図2に示した内視鏡と同一構成であるので
同じ符号を付して説明は省略する。
【0034】固体撮像チップ18の背面には本例による
回路基板50が固定されている。この回路基板50は固
体撮像チップ18の背面に固定される垂直向きの基板5
0aと、この基板50aに直交するようにされた縦向き
の基板50bからなる、いわゆるT字形状の多層セラミ
ック板からなる。さらに詳しく説明すると、垂直向きの
基板50aは固体撮像チップ18の投影面積内に納まる
大きさであって、固体撮像チップ18にエポキシ系接着
剤により面接合され精度よく固定されている。
【0035】垂直向きの基板50aと縦向きの基板50
bは一体成形されている。この場合、垂直向きの基板5
0aの背面側には左右位置に並行する複数のボンディン
グパッド51,51が形成されている。縦向きの基板5
0bの上下面は垂直向きの基板50aよりやや低くされ
段差部52を有する。縦向きの基板50bの左右の平坦
面には電子部品53,53が実装されており、電子部品
53,53が実装されている平坦面と直交する幅の狭い
上下面には後述する信号ケーブルの端子部54,54が
形成されている。尚、縦向きの基板50bとボンディン
グパッド51及び端子部54との電気的な接続は、多層
セラミック板に予め形成した図示しない内部パターンを
介して基板50b面に露出するランド部により接続され
る。
【0036】また、回路基板50は図7Aに示すように
垂直向きの基板50aと縦向きの基板50bとをそれぞ
れ別体に形成したものを図7Bに示すようにエポキシ系
接着剤によって固着することがあってもよい。垂直向き
の基板50aのボンディングパッド51,51に隣接す
るようにして縦向きの基板50bにパッド51a,51
aを形成し、両パッドに跨がって半田55で結合するこ
とによって両基板50a,50bの結合強度を向上する
ことができる。
【0037】固体撮像チップ18と回路基板50とを電
気的に接続する手段は、前述した実施形態の場合と同様
にボンディングワイヤまたはパターン形成したフィルム
等の接続手段30により接続されている。接続手段30
は一端部が固体撮像チップ18の外周部の前面左右の図
示しないボンディングパッドにそれぞれ接続されたあ
と、固体撮像チップ18の外形面に沿って折り曲げら
れ、接続手段30の他端部が回路基板50の垂直向きの
基板50aの背面のボンディングパッド51,51にそ
れぞれ接続される。
【0038】かくして、回路基板50の縦向きの基板5
0bの端子部54,54に多芯ケーブルからなる信号ケ
ーブル56が接続され、この信号ケーブル56は前述し
た内視鏡の軟性部4内を挿通して操作部5に接続され
る。
【0039】このように構成した内視鏡は、それ自体が
パッケージされていない固体撮像チップ18の投影面積
内に垂直向きの基板50a及び縦向きの基板50bを納
めることができ、しかも、縦向きの基板50bの左右の
平坦面に電子部品53を実装するようにしたことで、電
子部品53の立体的な実装が可能となり、これら電子部
品53も固体撮像チップ18の投影面積内に納めること
ができる。
【0040】また、信号ケーブル56の端子部54は電
子部品53の実装されない縦向きの基板50bの上下面
の空きスペースを利用して形成されているので、縦向き
の基板50bの長さサイズを短縮することができる。し
かも、端子部54は垂直向きの基板50aに対して段差
部52により低くなっているので、端子部54へ信号ケ
ーブル56を固定したときの半田の盛り代も固体撮像チ
ップ18の投影面積内に納めることができる。
【0041】このように回路基板50、この回路基板5
0に実装される電子部品53及び信号ケーブル56と共
に端子部54を納めることができるようになるので、固
体撮像装置の小型化を可能にすることができ、これによ
って、内視鏡先端部の細径化及び短小化を図ることがで
きる。
【0042】図8及び図9に内視鏡を正面側から見た2
種類の撮像ユニットの配置状態を示したものである。図
8は単眼カメラの内視鏡で撮像ユニットは1セットであ
り、この場合、光学レンズ系17とその光軸上に一致す
る固体撮像チップ18が内視鏡1の上方中央部に配置さ
れている。また、鉗子等の処置具が出し入れされる口金
33の左右部分には図示されていない一対のライトガイ
ド57,57によって被撮像部分を照明するようになっ
ている。
【0043】図9は複眼カメラの内視鏡で撮像ユニット
は2セットである。この場合、光学レンズ系17とその
光軸上に一致する固体撮像チップ18が左右に一対あ
り、これによって被撮像部分の立体視が可能となる。ま
た、鉗子等の処置具が出し入れされる口金33の左右部
分には図示されていない一対のライトガイド57,57
によって被撮像部分を照明するようになっている。
【0044】本発明は上述しかつ図面に示した実施の形
態の例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない
範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0045】図2に示した実施形態例の回路基板20に
おいて、回路基板20の背面端部に電子部品19が実装
される他、回路基板20の背面端部に凹部をくり抜き、
凹部内に電子部品19が隠蔽され収納されていることで
あってもよい。
【0046】また、図5の実施形態例の回路基板50に
おいて、垂直向きの基板50aに対して基板50bを縦
向きに配置した場合について示したが、基板50aに対
して基板50bを水平向きに配置するようにしてもよ
い。この場合は水平向きの基板の上下面に電子部品が実
装されることになり、また、信号ケーブル56が接続さ
れる端子部も電子部品が実装される面と直交する基板5
0bの側面部に設けられる。
【0047】また、本発明の固体撮像装置は内視鏡の撮
像カメラに適用される以外、その他、チユーブ式のCC
Dカメラ等のような撮像用カメラに広く適用可能であ
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明による固体撮
像装置は、パッケージされていない固体撮像チップの投
影面積内に回路基板が納まるようにされ、回路基板の端
面に形成した凹部に電子部品が隠蔽されて実装され、固
体撮像チップとの接続手段と直交する回路基板面に信号
ケーブルの端子部を設けるようにしたので、パッケージ
されていない固体撮像チップの外形サイズが実質的に撮
像ユニットの外形状となり、撮像ユニットの小型化を図
ることができる。また、端子部を接続手段と直交する回
路基板面の空きスペースを利用して設けたことで、回路
基板の長さを短くすることができる。これによって、固
体撮像装置を立体的かつ高密度に構成でき、固体撮像装
置を電子内視鏡に使用した場合において内視鏡先端部の
細径化及び短小化を図ることができるといった効果があ
る。
【0049】また、本発明による固体撮像装置は、パッ
ケージされていない固体撮像チップの投影面積内に回路
基板が納まるようにし、回路基板の一部に低く形成した
段差面に電子部品を実装し、電子部品を実装した面と直
交する回路基板面に信号ケーブルの端子部を設けるよう
にしたことによって、パッケージされていない固体撮像
チップの外形サイズが実質的に撮像ユニットの外形状と
なり、撮像ユニットの小型化を図ることができる。ま
た、電子部品を実装した面と直交する回路基板面に信号
ケーブルの端子部を設けるようにしたことで、回路基板
の空きスペースが端子部として利用でき、回路基板の長
さを短くすることができ、これによって、撮像ユニット
を内視鏡に適用した場合の内視鏡先端部の細径化及び短
小化を図ることができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子内視鏡装置の全体の外観斜視図である。
【図2】内視鏡先端部の拡大縦断面図である。
【図3】本発明による固体撮像装置の斜視図である。
【図4】固体撮像装置が異なる例の内視鏡先端部の拡大
横断面図である。
【図5】図4の内視鏡の場合の固体撮像装置の斜視図で
ある。
【図6】同じく電子部品実装状態の回路基板の斜視図で
ある。
【図7】A 回路基板が2部材からなる場合の分離状態
の斜視図である。B 回路基板を結合した状態の斜視図
である。
【図8】内視鏡が単眼カメラの場合を正面側から見た配
置図である。
【図9】内視鏡が複眼カメラの場合を正面側から見た配
置図である。
【図10】従来の固体撮像装置を内蔵した内視鏡の断面
図である。
【符号の説明】
1…電子内視鏡、2…内視鏡先端部の硬性部、3…湾曲
部、4…軟性部、5…操作部、13…撮像ユニット、1
7…光学レンズ系、18…固体撮像チップ、19…電子
部品、20…回路基板、24…カバーガラス、25…ボ
ンディングパッド、26…段差部、27…ボンディング
パッド、28…凹部、29…端子部、30…接続手段、
31…信号ケーブル、50…回路基板、50a…垂直向
きの基板、50b…縦向きの基板、51…ボンディング
パッド、52…段差部、53…電子部品、54…端子
部、56…信号ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 保之 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA09 AC42 AC75 AC78

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージされていない固体撮像チップ
    と、この固体撮像チップの背面側に結合され電子部品が
    実装される回路基板とで撮像ユニットを構成するように
    した固体撮像装置であって、 上記固体撮像チップに設けられたボンディングパッド
    と、上記回路基板の一面に設けられたボンディングパッ
    ドとがボンディングワイヤまたは配線パターンを形成し
    たフィルムからなる接続手段により電気的に接続され、 上記接続手段が設けられた面と直交する上記回路基板面
    が上記固体撮像チップの外形より低く段差部が生じるよ
    うに形成され、この段差部に信号ケーブルが接続される
    端子部が設けられ、 上記回路基板の端面に形成された凹部に上記電子部品が
    収納された状態で実装され、 上記回路基板、実装された上記電子部品及び上記信号ケ
    ーブルの端子部が上記固体撮像チップの投影面積内に納
    まるように配置したことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 パッケージされていない固体撮像チップ
    と、この固体撮像チップの背面側に結合され電子部品が
    実装される回路基板とで撮像ユニットを構成するように
    した固体撮像装置であって、 上記固体撮像チップに設けられたボンディングパッド
    と、上記回路基板の一面に設けられたボンディングパッ
    ドとがボンディングワイヤまたは配線パターンを形成し
    たフィルムからなる接続手段により電気的に接続され、 上記固体撮像チップの外形より低く形成した上記回路基
    板面に上記電子部品が実装され、 上記電子部品が実装された面と直交する上記回路基板の
    段差部に信号ケーブルが接続される端子部が設けられ、 上記回路基板、実装された上記電子部品及び上記信号ケ
    ーブルの端子部が上記固体撮像チップの投影面積内に納
    まるように配置したことを特徴とする固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の固体撮像装置にお
    いて、 上記撮像ユニットが電子内視鏡に適用されることを特徴
    とする固体撮像装置。
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