JP2007334951A - 光ピックアップ及び光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】環境温度の変化が生じても集光レンズ等の光学部品の位置ずれを回避することができる光ピックアップを提供する。
【解決手段】集光レンズ9等の光学部品は光ピックアップの筐体の孔13に挿入され接着剤15によって接着されている。筐体の孔13の内面上に溝17aが形成され、この溝17aに接着剤15が侵入している。光学部品の側面には突起部が形成されている。筐体の孔13の内面には、光学部品の突起部に対応した凹部が形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】集光レンズ9等の光学部品は光ピックアップの筐体の孔13に挿入され接着剤15によって接着されている。筐体の孔13の内面上に溝17aが形成され、この溝17aに接着剤15が侵入している。光学部品の側面には突起部が形成されている。筐体の孔13の内面には、光学部品の突起部に対応した凹部が形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、光ディスクから情報を読み取り又はそれに情報を記録する光ピックアップに関し、特に、光学部品及びそれを保持する筐体を備えた光ピックアップに関する。
光ディスク装置に用いられる光ピックアップは、金属、プラスチック、ガラス、接着剤等の材質が異なる多様な部品によって構成されている。そのため、高温環境では、各材質の熱膨張率の違いによって熱変形を起こす。熱変形によってミラーやレンズ等の光学部品が変位すると、光検出器の光検出パターン上におけるレーザ光の照射位置が偏奇する。レーザ光の照射位置の位置ずれの許容範囲は例えば5μm程度である。
レーザ光の照射位置が偏奇すると、対物レンズアクチュエータによるトラッキング制御及びフォーカス制御が不能になり、光ディスクへ情報の記録及び再生を正確に行うことが困難となる。
特許文献1には光ピックアップの筐体の構造の例が開示されている。この例では、ミラーホルダに凹状の切り欠き孔を形成する。ミラーをミラーホルダの切り欠き孔に配置し、ミラーとミラーホルダの間に接着剤を注入することにより、ミラーとミラーホルダを接着する。
特許文献1に記載された例では、余分な接着剤が流れ込むための溝部や隙間から流れ落ちる接着剤を留める溝部を設ける。溝部によって、接着剤が、ミラーの光入出射面やミラーホルダに付着するのを防止する。
しかしながら、溝部に接着剤が入り込むと、ミラーの接着状態は、上側と下側では異なることになる。そのため、温度変化による接着剤が熱膨張すると、上側と下側では熱膨張量に差が生じ、ミラーが位置ずれを起こす。
特に、ミラーの下側に流れ込んだ接着剤が熱膨張によって変形すると、ミラーを下側から上側に押し上げるような力が作用する。それによって、ミラーが大きく位置ずれすることになる。
特許文献1に記載された例では、ミラーとミラーホルダの間の接着の問題を解決することを目的としている。しかしながら、このような接着の問題は、ミラーばかりでなく集光レンズ等の他の光学部品の場合でも生ずる。
本発明の目的は、環境温度の変化が生じても集光レンズ等の光学部品の位置ずれを回避することができる光ピックアップを提供することにある。
本発明によると集光レンズ等の光学部品は光ピックアップの筐体の孔に挿入され接着剤によって接着されている。筐体の孔の内面上に溝が形成され、この溝に接着剤が侵入している。光学部品の側面には突起部が形成されている。筐体の孔の内面には、光学部品の突起部に対応した凹部が形成されている。
本発明によれば、環境温度の変化が生じても集光レンズ等の光学部品の位置ずれを回避することができる。
以下、本発明の実施例を図1から図8を参照して説明する。なお、各図においては、煩雑を避けるために一部の接合部材や接着部などの図示を適宜省略している。
図1は本発明による光ピックアップの光学系の構成を示す。光ピックアップの光学系は、レーザ光源である半導体レーザ素子1、レーザ光を反射又は透過するミラー2、コリメートレンズ3、立上げミラー4、対物レンズ5、集光レンズ9、光検出器10、対物レンズアクチュエータ21を有する。
対物レンズアクチュエータ21は、対物レンズホルダ7とその周囲に配置されたマグネット8を有する。対物レンズホルダ7の周囲の側面には、フォーカスコイル、トラッキングコイル及びチルトコイルが装着されており、これらのコイルとマグネット8によって磁気回路が構成される。対物レンズホルダ7の上面の中心位置に対物レンズ5が配置されている。
対物レンズホルダ7は、レンズホルダ固定部(図示せず)にワイヤ部材(図示せず)によって片持ち支持されている。このワイヤ部材は、フォーカスコイル、トラッキングコイル及びチルトコイルに電気的に接続されている。
半導体レーザ素子1から出射したレーザ光11aは、ミラー2の反射面2aを反射し、光路をほぼ直角に変更し、コリメートレンズ3を通る。コリメートレンズ3からは略平行なレーザ光11bが得られる。コリメートレンズ3からのレーザ光11bは、立上げミラー4を反射し、紙面にほぼ垂直に立上げられるように光路を変更する。立上げミラー4からのレーザ光11bは、対物レンズ5によって集束される。こうして集束されたレーザ光11cは、光ディスク6の記録再生トラック上に照射される。
光ディスク6の記録再生トラックからの光レーザ光11cは、対物レンズ5、立上げミラー4、及び、コリメートレンズ3を経由し、ミラー2に到達する。レーザ光11cは、ミラー2を透過し、集光レンズ9によって集束される。集束されたレーザ光11dは、光検出器10によって検出される。光検出器10は、レーザ光11dの光強度の変化を検知して光ディスク6に記録された情報を読み取る。
光検出器10によって受光されるレーザ光11dは、メインビームと回折格子(図示せず)によって分割されたサブビームからなる。光検出器10は光検出パターンを有し、光検出パターンは、レーザ光11dのメインビームを受光する部分とサブビームを受光する部分とに分かれている。こうしてメインビームとサブビームを受光することによって、レーザ光11dのスポット径の変化及び強度分布バランスの変化を検出する。光検出器10は検出信号を、対物レンズアクチュエータ21に供給する。対物レンズアクチュエータ21は、フォーカスコイル、トラッキングコイル及びチルトコイルを流れる電流を制御し、対物レンズホルダ7を片持ち支持するワイヤ部材を変位させる。
それによって対物レンズホルダ7が変位し、対物レンズ5がフォーカス方向、トラッキング方向及びチルト方向に変位する。こうして対物レンズアクチュエータ21によるレーザ光のフォーカス制御、トラッキング制御及びチルト制御がなされる。
尚、光ディスク装置は、通常、CD系とDVD系の2つの記録再生機能を有する。従って、光検出器10は、CD系とDVD系の2つの光検出パターンを有し、CD系とDVD系のレーザ光11dは、それぞれ対応する光検出パターンによって受光される。
光ピックアップの光学系、即ち、半導体レーザ素子1、光検出器10、ミラー2、4、レンズ3、5、9等の光学部品、及び、対物レンズアクチュエータ21は、光ピックアップの筐体の所定位置に装着されている。
図2は、本発明による光ピックアップの筐体の第1の例の上面を示す。尚、図2、図3及び図4において図示されている光ピックアップの筐体の面を、説明の都合上便宜的に、上面と称し、その反対側を下面と称する。即ち、紙面に垂直な方向を上下方向と称する。光軸方向は、紙面に沿った方向である。光ピックアップの筐体12は、上下方向に延びる貫通する孔13を有し、この孔13内に集光レンズ9が装着されている。光ピックアップの筐体12は、金属又はプラスチック材をダイカスト成形することにより形成される。本例では、アルミニウムダイカストで形成している。集光レンズ9は、4つの側面9a、9b、9c、9dを有する長方形断面の四角柱の形状を有し、光ピックアップの筐体12の孔13は、集光レンズ9の長方形断面に対応した形状の断面を有する。
孔13の四隅に溝17aが形成されている。従って、孔13の断面は長方形の2つの長辺が両側に延びたH形を有する。孔13は、長方形断面の短辺に対応する内面13a、13bと長方形断面の長辺に対応する内面13c、13dを有し、内面13a、13bの両縁に、溝17aが形成されている。
溝17aは、孔13の上面側の開口から下面側の開口まで連続的に延びている。溝17aを形成する内面の1つは、孔13の内面13c、13dの縁によって構成されている。こうして溝17aが形成されているため、孔13の断面の長辺の寸法は2つの短辺の間の距離より大きい。
集光レンズ9は、レーザ光11dが通過する中央部分にレンズ機能を備えた曲率面(図示なし)を有する。曲率面は、光入射面と光出射面の両面に設けられている。集光レンズ9はプラスチック材で、インサート加工によって成形したものである。
集光レンズ9は、接着剤15によって孔13に接合されている。図示のように、接着剤15は、孔13の長方形断面の短い辺に対応した2つの内面13a、13bと集光レンズ9の側面9a、9bの間に塗布されている。孔13の内面13a、13bと集光レンズ9の側面9a、9bの間に挿入された接着剤15は、孔13の四隅の溝17aに進入している。
集光レンズ9を光ピックアップの筐体12の孔13に装着する方法を説明する。集光レンズ9を、光ピックアップの筐体12の孔13に挿入し、集光レンズ9の側面9a、9bと孔13の内面13a、13bの隙間が左右でほぼ均等になるように、位置合わせを行う。先ず、上面側から、集光レンズ9の側面9a、9bと孔13の内面13a、13bの隙間に接着剤15を挿入し、硬化させる。次に、下面側から同様に集光レンズ9の側面9a、9bと孔13の内面13a、13bの隙間に接着剤15を挿入し、硬化させる。
こうして、接着剤15を、集光レンズ9の側面9a、9bと孔13の内面13a、13bの隙間に挿入すると、接着剤15は、集光レンズ9の側面9a、9bと孔13の内面13a、13bの隙間を充填し、過剰な接着剤15は孔13の四隅の溝17a内に進入する。こうして、接着剤15a、15bは溝17a内に進入するため、集光レンズ9の光入射面側及び光出射面側に進入しない。接着剤15は、集光レンズ9の側面9a、9b上のみに存在する。
接着剤15を硬化させる前に再度位置合わせが必要な場合がある。位置合わせのために集光レンズ9の位置を調整すると、集光レンズ9の側面9a、9bと孔13の内面13a、13bの隙間に挿入された接着剤15は、移動する。それによって接着剤15は、この隙間の外に出ることがある。しかしながら、接着剤15は孔13の四隅の溝17a内に入り、集光レンズ9の光入射面側及び光出射面側に進入しない。従って、接着剤15が熱膨張によって変形しても、集光レンズ9の位置ずれが生ずることがない。
集光レンズ9と光ピックアップの筐体12の孔13は、上面側と下面側の各々にて、両側で接着される。従って、4つの接着箇所によって接着される。4つの接着箇所は上下及び左右に対称な位置に配置されている。即ち、4つの接着箇所は集光レンズ9の光軸に対して対称な位置に配置されている。4つの接着箇所にて、接着剤15の塗布量及び塗布面積を略同一にすることができる。従って、接着剤15が熱膨張によって変形しても、集光レンズ9が光ピックアップの筐体12に対して変位することはない。
光ピックアップの筐体12の側面には接着剤16によってホルダ14が装着され、このホルダ14に光検出器10が装着されている。光検出器10を光ピックアップの筐体12に装着する方法を説明する。先ず、光検出器10を、ホルダ14に装着する。次に、光ピックアップの筐体12の側面に接着剤16を塗布する。光検出器10が装着されたホルダ14を、光ピックアップの筐体12の側面に塗布された接着剤16上に配置する。次に、集光レンズ9を経由したレーザ光11dが光検出器10の光検出パターン上の所定位置に照射されるように、ホルダ14の位置決めを行う。位置決めは、光検出器10からの信号を読み取りながら所定の信号波形及び光検出バランスを得るように行う。
位置決めは、光軸方向と光軸に直交する方向の3次元方向について行う。位置決めが完了したら、接着剤16を硬化させる。接着剤16は紫外線硬化型である。従って、紫外線を照射することにより、接着剤16を硬化させる。こうして、ホルダ14及び光検出器10の装着が完了する。
図3は、本発明による光ピックアップの筐体の第2の例の上面を示す。本例の光ピックアップの筐体12は、図1の光ピックアップの筐体12の第1の例と比較して、孔13の断面形状が異なり、それ以外は、同様であってよい。ここでは、孔13の断面形状について説明する。
孔13の四隅に溝17bが形成されている。従って、孔13の断面は長方形の2つの短辺が両側に延びたH形を有する。孔13は、長方形断面の短辺に対応する内面13a、13bと長方形断面の長辺に対応する内面13c、13dを有し、内面13a、13bの両縁に、溝17bが形成されている。
溝17bは、孔13の上面側の開口から下面側の開口まで連続的に延びている。溝17bを形成する内面の1つは、孔13の内面13a、13bの縁によって構成されている。こうして溝17bが形成されているため、孔13の断面の短辺の寸法は2つの長辺の間の距離より大きい。
孔13の内面13a、13bと集光レンズ9の側面9a、9bの間に挿入された接着剤15は、孔13の四隅の溝17bに進入している。溝17bの接着剤15a、15bは集光レンズ9の光入射面側及び光出射面側に進入しない。従って、接着剤15は、集光レンズ9の側面9a、9b上のみに存在する。
図4は、本発明による光ピックアップの筐体の第3の例の上面を示す。本例の光ピックアップの筐体12は、図1の光ピックアップの筐体12の第1の例と比較して、孔13の断面形状が異なり、それ以外は、同様であってよい。ここでは、孔13の断面形状について説明する。
孔13の四隅に溝17a、17bが形成されている。従って、孔13の断面は、長方形の2つの長辺及び短辺が両側に延びた♯形状を有する。孔13は、長方形断面の短辺に対応する内面13a、13bと長方形断面の長辺に対応する内面13c、13dを有する。内面13a、13bの両縁に、溝17aが形成され、内面13c、13dの両縁に、溝17b形成されている。溝17a、17bは、孔13の上面側の開口から下面側の開口まで連続的に延びている。溝17aの一方の内面は、孔13の内面13c、13dの縁によって構成されている。溝17bを形成する内面の1つは、孔13の内面13a、13bの縁によって構成されている。溝17a、17bが形成されているため、孔13の断面の長辺の寸法は2つの短辺の間の距離より大きく、孔13の断面の短辺の寸法は2つの長辺の間の距離より大きい。
孔13の内面13a、13bと集光レンズ9の側面9a、9bの間に挿入された接着剤15は、孔13の四隅の溝17a、17bに進入している。溝17a、17bの接着剤15a、15bは集光レンズ9の光入射面側及び光出射面側に進入しない。従って、接着剤15は、集光レンズ9の側面9a、9b上のみに存在する。
本発明によると、第1、第2および第3の例のように、光ピックアップの筐体12の孔13の内面に溝17a、17bを形成し、孔13の断面形状を、長方形の2つの長辺又は短辺が両側に延びたH字形、又は、長辺及び短辺が両側に延びた#字形にすることにより、過剰な接着剤15は、孔13の四隅の溝17a、17b内に進入するため、接着剤15が集光レンズ9の光入射面側及び光出射面側に進入することがない。従って、接着剤15が熱膨張しても、集光レンズ9が位置ずれを起こすことはない。
図2から図4の例では、光ピックアップの筐体の孔に集光レンズを装着する場合を説明した。しかしながら、本発明の特徴は、接着剤を逃がすために孔の四隅に溝を形成することにあり、このような構成は、他の光学部品についても適用可能である。例えば、ミラーをミラーホルダに装着する場合に、ミラーホルダの孔の四隅に接着剤を逃がすため溝を設けることができる。
図5は、本発明による光ピックアップの筐体及び集光レンズの第1の例を光軸に垂直な面に沿って切断した断面構造を示す。尚、図5、図6、図7及び図8において図示されている光ピックアップの上側を、説明の都合上便宜的に、上面側と称し、下側を下面側と称する。即ち、紙面に沿った方向を上下方向と称する。光軸方向は、紙面に垂直な方向である。
光ピックアップの筐体12は、図1に示したように、4つの内面13a、13b、13c、13dを有する孔13を有する。図5では、孔13の両側の内面13a、13bのみを示す。光ピックアップの筐体12は金属又はプラスチック材をダイカスト成形することにより形成される。本例では、光ピックアップの筐体12は、アルミニウムダイカストで形成している。
集光レンズ9は、図1に示したように、4つの側面9a、9b、9c、9dを有する四角柱状の形状を有する。集光レンズ9は、光入射面側及び光出射面側にレンズ曲率部18を有する。集光レンズ9は、インサート成形法によって製造される。インサート成形法では、インサートを型内に配置し、プラスチック材料を注入口から型内に注入する。プラスチック材料が硬化したら、型を開き、成形品である集光レンズ9を取り出す。集光レンズ9の外面には、注入口の痕跡である突起部が形成される。注入口が円筒形状であれば突起部は円柱形状となる。この突起部を、仕上げ加工によって完全に除去することは可能である。しかしながら、この作業は、手作業であり、製造コストと製造時間を増加させる。そこで、通常、集光レンズ9には突起部が残されている。
型の注入口の位置は、比較的自由に選択することができる。従って、突起部は、集光レンズ9の6つの面のうちのどの面に形成してもよい。突起部は、集光レンズ9の光学特性に影響を与えず、且つ、組み立て作業及び構造上の観点から最適な位置に形成される。本例では、光ピックアップの筐体12を薄型に構成するために、突起部を光入出射面側と上下面側に形成することはできない。従って、突起部を光ピックアップの筐体12に接着する側面9aに形成する。
本例では、集光レンズ9の突起部9Aを、一方の側面9aの下端に形成する。光ピックアップの筐体12の孔13の内面13aには、集光レンズ9の突起部9Aに対応して凹部13eが設けられている。内面13aと凹部13eの間に段差が形成されている。
図5(a)に示すように、光ピックアップの筐体12の孔13の断面の上面側の内径をL1、下面側の内径をL2とする。集光レンズ9の突起部9Aの高さ、即ち、突出寸法をL3とする。これらの3つの寸法L1、L2、L3の間の関係は次の式によって表わされる。
L3≒L2−L1 (式1)
L3≒L2−L1 (式1)
右辺のL2−L1は段差の高さを表わす。従って、式1は、光ピックアップの筐体12の孔13の内面13aと凹部13eの間の段差の高さは、集光レンズ9の突起部9Aの高さに略等しいことを表わす。
図5(b)に示すように、光ピックアップの筐体12の孔13の内面13aの寸法をt1、光ピックアップの筐体12の厚さをt2、集光レンズ9の突起部9Aの寸法をt3とする。これらの3つの寸法t1、t2、t3の間の関係は次の式によって表わされる。
t3≦t2−t1 (式2)
t3≦t2−t1 (式2)
右辺のt2−t1は凹部13eの寸法を表わす。従って、式2は、光ピックアップの筐体12の孔13の凹部13eの寸法が集光レンズ9の突起部9Aの寸法t3に等しいか又はそれよい大きいことを表わす。本例では、凹部13eの面積は突起部9Aの面積より大きい。
集光レンズ9と光ピックアップの筐体12の孔13は、上面側と下面側の各々にて、両側で接着される。光ピックアップの筐体12の上面側では、接着剤15c、15eによって、光ピックアップの筐体12の孔13の内面13a、13bと集光レンズ9の側面9a、9bが接着されている。下面側では、接着剤15dによって光ピックアップの筐体12の孔13の内面の凹部13eと集光レンズ9の突起部9Aが接着されている。接着剤15fによって、光ピックアップの筐体12の孔13の内面13bと集光レンズ9の側面9bが接着されている。
上述のように、本例では、式1に示す条件により、光ピックアップの筐体12の孔13の内面13aと凹部13eの間の段差の高さは、集光レンズ9の突起部9Aの高さに略等しい。従って、光ピックアップの筐体12の孔13の内面13aと集光レンズ9の側面9aの間の隙間と、凹部13eと集光レンズ9の突起部9Aの間の隙間は略同一である。接着剤15cの厚さと接着剤15dの厚さは略等しい。
集光レンズ9と光ピックアップの筐体12の孔13は、4箇所にて接着剤によって接着される。4箇所にて接着剤の厚さを同一にすることができる。従って、接着剤が熱膨張しても、集光レンズ9は光ピックアップの筐体12に対して変位することはない。
本例の光ピックアップの組立方法を説明する。本例では、光ピックアップの筐体12の孔13の内面13aの凹部13e及びそれに対応する集光レンズ9の突起部9Aを下側に設けた。従って、光ピックアップの筐体12の孔13の下面側から、集光レンズ9を孔13に挿入する。集光レンズ9の下面をチャッキング器具によってチャッキングした状態で、集光レンズ9を光ピックアップの筐体12の孔13の下面側から挿入する。このとき、光ピックアップの筐体12の孔13の上面側から、集光レンズ9を光ピックアップの孔13に挿入する過程を、観察することができる。従って、集光レンズ9を光ピックアップの孔13に挿入する作業を正確に行うことができる。
光ピックアップの筐体12の孔13の上面側から、集光レンズ9を孔13に挿入することもできる。しかしながら、この場合、集光レンズ9の上面をチャッキング器具によってチャッキングした状態で、集光レンズ9を光ピックアップの筐体12の孔13の上面側から挿入する。このとき、集光レンズ9を光ピックアップの孔13に挿入する過程を観察するためには、光ピックアップの筐体12の孔13の下面側から観察しなければならない。従って、集光レンズ9を光ピックアップの孔13に挿入する過程を、観察することが困難である。集光レンズ9を光ピックアップの孔13に挿入する作業を正確に行うことは困難である。
尚、光ピックアップの筐体12の孔13の内面13aの凹部13e及びそれに対応する集光レンズ9の突起部9Aを上側に設けてもよい。この場合、光ピックアップの筐体12の孔13の上面側から、集光レンズ9を孔13に挿入する。この場合、集光レンズ9の上面をチャッキング器具によってチャッキングした状態で、集光レンズ9を光ピックアップの筐体12の孔13の上面側から挿入する。このとき、集光レンズ9を光ピックアップの孔13に挿入する過程を観察するためには、光ピックアップの筐体12の孔13の下面側から観察しなければならない。従って、集光レンズ9を光ピックアップの孔13に挿入する過程を、観察することが困難である。集光レンズ9を光ピックアップの孔13に挿入する作業を正確に行うことは困難である。
図6は、本発明による光ピックアップの筐体及び集光レンズの第2の例を光軸に垂直な面に沿って切断した断面構造を示す。本例では、光ピックアップの筐体12及び集光レンズ9は、光軸を通る上下方向の面に対して左右対称な形状を有する。集光レンズ9の突起部9A、9Bを、両側の側面9a、9bの下端に形成する。光ピックアップの筐体12の孔13の内面13a、13bには、集光レンズ9の突起部9A、9Bに対応して凹部13e、13fが設けられている。2つの突起部9A、9Bは互いに等しい形状を有し、2つの凹部13e、13fは互いに等しい形状を有する。内面13a、13bと凹部13e、13fの間にそれぞれ段差が形成されている。本例においても式1及び式2の条件が満たされる。
集光レンズ9と光ピックアップの筐体12の孔13は、上面側と下面側の各々にて、両側で接着される。光ピックアップの筐体12の上面側では、接着剤15c、15eによって、光ピックアップの筐体12の孔13の内面13a、13cと集光レンズ9の側面9a、9bが接着されている。下面側では、接着剤15d、15fによって光ピックアップの筐体12の孔13の内面の凹部13e、13fと集光レンズ9の突起部9A、9Bが接着されている。
本例でも、式1に示す条件により、光ピックアップの筐体12の孔13の内面13a、13bと凹部13e、13fの間の段差の高さは、集光レンズ9の突起部9A、9Bの高さに略等しい。従って、光ピックアップの筐体12の孔13の内面13a、13bと集光レンズ9の側面9a、9bの間の隙間と、凹部13e、13fと集光レンズ9の突起部9A、9Bの間の隙間は略同一である。接着剤15c、15eの厚さと接着剤15d、15fの厚さは略等しい。
集光レンズ9と光ピックアップの筐体12の孔13は、4箇所にて接着剤によって接着される。4箇所にて接着剤の厚さを同一にすることができる。光ピックアップの筐体12及び集光レンズ9は、左右対称な形状を有するから、4つの接着剤の塗布状態を左右対称にすることができる。従って、接着剤が熱膨張しても、集光レンズ9は光ピックアップの筐体12に対して変位することはない。
本例でも、光ピックアップの筐体12の孔13の内面13aの凹部13e、13f及びそれに対応する集光レンズ9の突起部9A、9Bを上側に設けてもよい。本例の光ピックアップの組立方法は、図5の第4の例の場合と同様であってよい。
図7は、本発明による光ピックアップの筐体及び集光レンズの第3の例を光軸に垂直な面に沿って切断した断面構造を示す。本例では、光ピックアップの筐体12及び集光レンズ9は、光軸を通る面に対して上下及び左右対称な形状を有する。集光レンズ9の突起部9A、9Bを、両側の側面9a、9bの中央に形成する。光ピックアップの筐体12の孔13の内面13a、13bは平坦である。
図示のように、集光レンズ9と光ピックアップの筐体12の孔13は、上面側と下面側の各々にて、両側で接着される。本例では、集光レンズ9の突起部9A、9Bは、両側の側面9a、9bの中央に形成されているため、突起部9A、9Bの上側と下側に接着面が設けられる。光ピックアップの筐体12の上面側では、接着剤15c、15eによって、光ピックアップの筐体12の孔13の内面13a、13cと集光レンズ9の側面9a、9bが接着されている。下面側では、接着剤15d、15fによって光ピックアップの筐体12の孔13の内面の凹部13e、13fと集光レンズ9の突起部9A、9Bが接着されている。
集光レンズ9と光ピックアップの筐体12の孔13は、上面側と下面側の各々にて、両側で接着される。従って、4つの接着箇所によって接着される。4つの接着箇所は上下及び左右に対称な位置に配置されている。即ち、4つの接着箇所は集光レンズ9の光軸に対して対称な位置に配置されている。4つの接着箇所にて、接着剤の塗布量及び塗布面積を略同一にすることができる。従って、接着剤が熱膨張によって変形しても、集光レンズ9が光ピックアップの筐体12に対して変位することはない。
図8は、本発明による光ピックアップの筐体及び集光レンズの第4の例を光軸に垂直な面に沿って切断した断面構造を示す。本例を図7の第3の例と比較すると、接着剤の塗布状態のみが異り、それ以外の構成、即ち、集光レンズ9と光ピックアップの筐体12の孔13の形状は、図7の第3の例と同様であってよい。本例では、接着剤は上面側から下面側まで途切れることなく塗布されている。即ち、接着剤15gによって、光ピックアップの筐体12の孔13の内面13aと集光レンズ9の側面9a及び突起部9Aが接着されている。接着剤15hによって光ピックアップの筐体12の孔13の内面13bと集光レンズ9の側面9b及び突起部9Bが接着されている。
光ピックアップの筐体12及び集光レンズ9は、左右対称な形状を有するから、2つの接着剤15g、15hの塗布状態を左右対称にすることができる。従って、接着剤が熱膨張しても、集光レンズ9は光ピックアップの筐体12に対して変位することはない。
図5から図8の例では、光ピックアップの筐体の孔に集光レンズを装着する場合を説明した。しかしながら、本発明は、光学部品を孔に挿入し接着剤によって固定するように構成されたものであればどのような構造にも適用可能である。例えば、ミラーをミラーホルダの孔に装着する場合についても適用可能である。
図2から図4に記載された構造と図5から図8に記載された構造を組み合わせることも可能である。それによって、環境温度の変化が生じても光学部品の位置ずれを回避することができるという本発明の効果を得ることができる。
以上本発明の例を説明したが本発明は上述の例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更が可能であることは、当業者であれば容易に理解されよう。
1…半導体レーザ素子、2…ミラー、2a…ミラー反射面、3…コリメートレンズ、4…立上げミラー、5…対物レンズ、6…光ディスク、7…対物レンズホルダ、8…マグネット、9…集光レンズ、9a、9b、9c、9d…集光レンズの側面、9A,9B…集光レンズの突起部、10…光検出器、11a、11b、11c、11d…レーザ光、12…筐体、13…筐体の孔、13a、13b、13c、13d…筐体の孔の内面、13e、13f…筐体の孔の内面の凹部、14…ホルダ、15、15a、15b、15c、15d、15e、15f…接着剤、17a、17b…溝、18…レンズ曲率部、21…対物レンズアクチュエータ。
Claims (20)
- レーザ光を生成する半導体レーザ素子と、レーザ光を検出する光検出器と、上記半導体レーザ素子からのレーザ光を光ディスクの記録再生面に導き該記録再生面からのレーザ光を上記光検出器に導く少なくとも1つの光学部品と、上記半導体レーザ素子、上記光検出器及び上記光学部品を支持する筐体と、を有し、
上記筐体は孔を有し、上記光学部品は、上記筐体の孔に挿入され、上記光学部品の両側の2つの側面は、上記筐体の孔の対応する2つの内面に接着剤によって接着され、上記筐体の孔の内面上には溝が形成され、該溝に上記接着剤が保持されていることを特徴とする光ピックアップ。 - 請求項1記載の光ピックアップにおいて、上記筐体の孔の断面がH形となるように、上記溝は上記筐体の孔の2つの内面上の両縁に沿って形成されていることを特徴とする光ピックアップ。
- 請求項1記載の光ピックアップにおいて、上記筐体の孔の断面が♯形となるように、上記溝は上記筐体の孔の4つの内面上の両縁に沿って形成されていることを特徴とする光ピックアップ。
- 請求項1記載の光ピックアップにおいて、上記筐体の孔は、一方の開口側から他方の開口側まで延びる貫通孔であり、上記溝は上記孔の一方の開口側から他方の開口側まで延びていることを特徴とする光ピックアップ。
- 請求項1記載の光ピックアップにおいて、上記光学部品の側面と上記筐体の孔の内面の間の接着部は上記光学部品の光軸に対して対称な位置にあることを特徴とする光ピックアップ。
- 請求項1記載の光ピックアップにおいて、上記筐体の孔に挿入された上記光学部品は集光レンズであることを特徴とする光ピックアップ。
- レーザ光を生成する半導体レーザ素子と、レーザ光を検出する光検出器と、上記半導体レーザ素子からのレーザ光を光ディスクの記録再生面に導き該記録再生面からのレーザ光を上記光検出器に導く少なくとも1つの光学部品と、上記半導体レーザ素子、上記光検出器及び上記光学部品を支持する筐体と、を有し、
上記筐体は孔を有し、上記光学部品は、上記筐体の孔に挿入され、上記光学部品の両側の2つの側面は、上記筐体の孔の対応する2つの内面に接着剤によって接着され、上記光学部品の側面には突起部が形成され、上記筐体の孔の対応する内面に凹部が形成され、上記光学部品の突起部と上記筐体の内面の凹部は接着剤によって接着されていることを特徴とする光ピックアップ。 - 請求項7記載の光ピックアップにおいて、上記突起部は上記光学部品の両側面に形成され、上記筐体の孔の凹部は上記筐体の両側の内面に形成され、上記光学部品の側面と上記筐体の孔の内面の間の接着部は上記光学部品の光軸に対して対称的な位置にあることを特徴とする光ピックアップ。
- 請求項7記載の光ピックアップにおいて、上記筐体の孔の内面の凹部によって形成される段差の高さは上記光学部品の突起部の突出高さに等しいことを特徴とする光ピックアップ。
- 請求項7記載の光ピックアップにおいて、上記筐体の孔の内面の凹部の面積は上記光学部品の突起部の面積より大きいことを特徴とする光ピックアップ。
- レーザ光を生成する半導体レーザ素子と、レーザ光を検出する光検出器と、上記半導体レーザ素子からのレーザ光を光ディスクの記録再生面に導き該記録再生面からのレーザ光を上記光検出器に導く少なくとも1つの光学部品と、上記半導体レーザ素子、上記光検出器及び上記光学部品を支持する筐体と、を有し、
上記筐体は孔を有し、上記光学部品は、上記筐体の孔に挿入され、上記光学部品の両側の2つの側面は、上記筐体の孔の対応する2つの内面に接着剤によって接着され、上記光学部品の側面の中央には突起部が形成されていることを特徴とする光ピックアップ。 - 請求項11記載の光ピックアップにおいて、上記光学部品の側面と上記筐体の孔の内面の間の接着部は上記光学部品の側面の突起部の両側にあることを特徴とする光ピックアップ。
- 請求項11記載の光ピックアップにおいて、上記光学部品の側面と上記筐体の孔の内面の間の接着部は上記筐体の孔の内面を覆うように配置されていることを特徴とする光ピックアップ。
- レーザ光を生成する半導体レーザ素子と、レーザ光を検出する光検出器と、上記半導体レーザ素子からのレーザ光を光ディスクの記録再生面に導き該記録再生面からのレーザ光を上記光検出器に導く少なくとも1つの光学部品と、上記半導体レーザ素子、上記光検出器及び上記光学部品を支持する筐体と、を有し、
上記筐体は孔を有し、上記光学部品は、上記筐体の孔に挿入され、上記光学部品の両側の2つの側面は、上記筐体の孔の対応する2つの内面に接着剤によって接着され、上記筐体の孔の内面上には溝が形成され、該溝に上記接着剤が保持され、
上記光学部品の側面には突起部が形成され、上記筐体の孔の対応する内面に凹部が形成され、上記光学部品の突起部と上記筐体の内面の凹部は接着剤によって接着されていることを特徴とする光ピックアップ。 - レーザ光を生成する半導体レーザ素子と、レーザ光を検出する光検出器と、上記半導体レーザ素子からのレーザ光を光ディスクの記録再生面に導き該記録再生面からのレーザ光を上記光検出器に導く少なくとも1つの光学部品と、上記半導体レーザ素子、上記光検出器及び上記光学部品を支持する筐体と、を有する光ピックアップを備えた光ディスク装置において、上記筐体は孔を有し、上記光学部品は、上記筐体の孔に挿入され、上記光学部品の両側の2つの側面は、上記筐体の孔の対応する2つの内面に接着剤によって接着され、上記筐体の孔の内面上には溝が形成され、該溝に上記接着剤が保持されていることを特徴とする光ディスク装置。
- 請求項15記載の光ディスク装置において、上記筐体の孔の断面がH形となるように、上記溝は上記筐体の孔の2つの内面上の両縁に沿って形成されていることを特徴とする光ディスク装置。
- 請求項15記載の光ディスク装置において、上記筐体の孔の断面が♯形となるように、上記溝は上記筐体の孔の4つの内面上の両縁に沿って形成されていることを特徴とする光ディスク装置。
- レーザ光を生成する半導体レーザ素子と、レーザ光を検出する光検出器と、上記半導体レーザ素子からのレーザ光を光ディスクの記録再生面に導き該記録再生面からのレーザ光を上記光検出器に導く少なくとも1つの光学部品と、上記半導体レーザ素子、上記光検出器及び上記光学部品を支持する筐体と、を有する光ピックアップを備えた光ディスク装置において、
上記筐体は孔を有し、上記光学部品は、上記筐体の孔に挿入され、上記光学部品の両側の2つの側面は、上記筐体の孔の対応する2つの内面に接着剤によって接着され、上記光学部品の側面には突起部が形成され、上記筐体の孔の対応する内面に凹部が形成され、上記光学部品の突起部と上記筐体の内面の凹部は接着剤によって接着されていることを特徴とする光ディスク装置。 - レーザ光を生成する半導体レーザ素子と、レーザ光を検出する光検出器と、上記半導体レーザ素子からのレーザ光を光ディスクの記録再生面に導き該記録再生面からのレーザ光を上記光検出器に導く少なくとも1つの光学部品と、上記半導体レーザ素子、上記光検出器及び上記光学部品を支持する筐体と、を有する光ピックアップを備えた光ディスク装置において、
上記筐体は孔を有し、上記光学部品は、上記筐体の孔に挿入され、上記光学部品の両側の2つの側面は、上記筐体の孔の対応する2つの内面に接着剤によって接着され、上記光学部品の側面の中央には突起部が形成されていることを特徴とする光ディスク装置。 - レーザ光を生成する半導体レーザ素子と、レーザ光を検出する光検出器と、上記半導体レーザ素子からのレーザ光を光ディスクの記録再生面に導き該記録再生面からのレーザ光を上記光検出器に導く少なくとも1つの光学部品と、上記半導体レーザ素子、上記光検出器及び上記光学部品を支持する筐体と、を有する光ピックアップを備えた光ディスク装置において、
上記筐体は孔を有し、上記光学部品は、上記筐体の孔に挿入され、上記光学部品の両側の2つの側面は、上記筐体の孔の対応する2つの内面に接着剤によって接着され、上記筐体の孔の内面上には溝が形成され、該溝に上記接着剤が保持され、
上記光学部品の側面には突起部が形成され、上記筐体の孔の対応する内面に凹部が形成され、上記光学部品の突起部と上記筐体の内面の凹部は接着剤によって接着されていることを特徴とする光ディスク装置。
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2006
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