JP4486019B2 - 対物レンズ駆動装置及び光ピックアップ - Google Patents

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Description

本発明は、光ディスクへ情報を記録再生する光ディスク装置の光ピックアップに搭載する対物レンズ駆動装置及び光ピックアップに関する。
光ディスク装置を構成する光ピックアップは、光ディスクの情報記録面にレーザ光を投射して光ディスクのトラッキング方向やフォーカス方向に位置調整を行う対物レンズ駆動装置と、レーザ光源や光受光素子およびレーザ光を入反射するミラーやレンズなどの光学部品を配置した筐体部材とを有する。対物レンズ駆動装置は、筐体部材内に搭載したレーザ光源からのレーザ光を対物レンズに導いて光ディスクに投射し、かつ光ディスクからの反射光を光受光素子に導くように、筐体部材の所定位置に設置される。
光ディスクへ情報を正確に記録再生するためには、対物レンズから出射したレーザ光が光ディスクの記録再生面に対して垂直に照射される必要がある。レーザ光が光ディスクの記録再生面に対して傾斜して照射されると、コマ収差が発生し、レーザ光の集光性能が低下する。それによって、光ディスクからの反射光に振幅低下およびノイズ発生が生ずる。それにより、再生信号の劣化や記録エラーが起きる。このため、対物レンズから出射するレーザ光が光ディスクの記録再生面に垂直に照射されるように、対物レンズを含む対物レンズ駆動装置全体をピックアップケースに取り付けるときに傾き調整を行う。
傾き調整を行うには、まず筐体部材のヨークベース取り付け面からヨークベースを浮かせ、この状態で対物レンズ駆動装置全体を傾かせて所定の傾き位置に調整する。傾き調整した後、筐体部材とヨークベースの間に、例えば紫外線硬化型の接着剤を数箇所に塗布して、接着剤を硬化させて対物レンズ駆動装置を固着し、対物レンズの傾き調整を完了させる。
特許文献1には従来の対物レンズ駆動装置の例が開示されている。この従来技術では、光ディスクにレーザ光を収束して照射する対物レンズをレンズホルダで保持し、このレンズホルダを弾性支持材によってベース基板及びワイヤーベースで支持する。レンズホルダには対物レンズ以外に、フォーカスコイル、トラッキングコイル、チルトコイルがそれぞれ配置されている。ベース基板及びワイヤーベースは、マグネットを含む磁気回路の一部が形成されたヨークベースに取り付けられ、これらヨークベースを支持固定部としてレンズホルダを弾性支持材で片持ち式に支持する。このヨークベースによって支持されている対物レンズ駆動装置は、図示されてはいないが、レーザ光源や光受光素子およびレーザ光を入反射するミラーやレンズなどの光学部品を配置した筐体部材の所定位置に設置され、光ピックアップとして構成される。
特開2003−173556号公報
特許文献1による対物レンズ駆動装置の場合、対物レンズが設置される反対側の面、つまりヨークベースの下面を筐体部材に取り付けることによって、光ピックアップが構成される。
しかしながら、このような構成の場合、ヨークベースは対物レンズの傾き調整によって傾いて筐体部材に取り付けられることになるため、接着剤の厚みや塗布バランスが塗布位置によって異なることになる。このため、例えば環境温度の変化によって接着剤の熱変形量が不均等になり、対物レンズ駆動装置全体が傾き変化を起こすことになる。これによって、対物レンズから出射したレーザ光が光ディスクの記録再生面に垂直に投射しなくなり、光ディスクに投射するレーザ光の集光性能が低下し、再生信号の劣化や記録エラーの問題を引き起こすこととなる。
また、対物レンズ駆動装置を傾き調整して筐体部材に取り付けるため、ヨークベースと筐体部材との間にはすき間が生じることとなる。このすき間が大きい場合には、例えば衝撃試験によってヨークベースを取り付けている接着剤がダメージを受けて対物レンズ駆動装置全体が位置ずれを起こすことにもなる。
これらの問題を解消するための方法として、例えば対物レンズ駆動装置のヨークベースをあらかじめ筐体部材に取り付けておき、次にレンズホルダを弾性支持材で片持ち支持したワイヤーベースとベース基板をヨークベースに設置する方法がある。この方法は、ヨークベースを筐体部材に傾きやすき間をなくした状態で取り付けることが可能である。よって、環境温度変化や衝撃試験で対物レンズ駆動装置全体が傾き変化を起こすことがなくなる。
しかしながら、この方法には幾つかの問題がある。例えば、対物レンズを備えたレンズホルダは、弾性支持材を通してワイヤーベースとベース基板に片持ち支持された状態でヨークベースに組み込まれるが、レンズホルダの位置調整や組み込みには高い精度が要求される。つまり、良好な対物レンズ駆動特性を得、かつ光ディスクの情報を正確に記録再生するには、レンズホルダに形成されたフォーカスコイル、トラッキングコイル、チルトコイルのそれぞれが、ヨークベースに設置されたマグネットに対して、均等な間隔になるように、上下方向、左右方向、前後方向、タンジェンシャル方向、トラッキング方向、回転方向の6軸の位置調整を行わなければならない。これらの位置調整はレンズホルダを弾性支持材で片持ち支持したワイヤーベースで行う。
ここで言う上下方向は光ディスクの記録再生面に対して垂直な方向、左右方向及びトラッキング方向は光ディスクの記録再生トラックを横切る方向、前後方向及びタンジェンシャル方向は光ディスクの記録再生トラックと平行な方向、回転方向は光ディスクの記録再生面の面内回転方向である。
特許文献1の構成では、ヨークベースの上面にワイヤーベースを設置する構成であるため、コイルとマグネットの間隔を均等にするための左右調整や前後調整及び回転調整は、ヨークベース上面の面内で位置調整することで対応できる。しかし、上下方向やタンジェンシャル方向及びトラッキング方向の調整は、ワイヤーベースをヨークベース上面から離して調整することになり、その間には接合するための接着剤が充填されることになる。対物レンズの駆動特性において、フォーカス性能は駆動感度を必要とするため、コイルとマグネットの上下方向の位置関係に大きく影響する。このため、前にも述べたが環境温度の変化による接着剤の熱変形や接着剤硬化時の硬化収縮によって、コイルとマグネットが上下方向に位置ずれを起こした場合には、対物レンズのフォーカス性能が低下することになる。さらに、タンジェンシャル方向及びトラッキング方向に調整された場合には、ワイヤーベースとヨークベースの間に接着剤が不均等に充填されるため、環境温度の変化によって対物レンズが傾き変化を起こし、これによって対物レンズから出射したレーザ光が光ディスクの記録再生面に垂直に投射しなくなるという問題も引き起こす。
また、レーザ光を光ディスクの記録再生面に垂直に投射するためには、対物レンズをタンジェンシャル方向やトラッキング方向に調整する必要がある。特にタンジェンシャル方向の調整は、レンズホルダを挟むように両側にマグネットが配置されているため、タンジェンシャル方向の調整量が大きい場合には、コイルとマグネットの間隔が上下左右で不均等になり、場合によってはレンズホルダのコーナとマグネットが接触することになる。コイルとマグネットの間隔が不均等になると、磁気回路の感度特性に差が生じ、結果として対物レンズのフォーカス性能が悪化するという問題が起きることになる。また、接触を避けるためには、コイルとマグネットの間隔を広くすることで解決できるが、対物レンズ駆動特性の低下を招くことになる。
本発明の目的は、対物レンズ可動部の位置調整を容易に行うことができ、且つ、コイルとマグネットの間隔を均等に保持することができる対物レンズ駆動装置及び光ピックアップを提供することにある。
本発明によると、対物レンズ可動部、1対のマグネット、及び、対物レンズ固定部材が光ディスクの円周方向に沿って1列に配置された対物レンズ駆動装置において、対物レンズ固定部材はヨークベースに形成された2枚の支持板の間に挟まれた状態にて支持され、又は、筐体部材に形成された2枚の支持板の間に挟まれた状態で支持されている。
レンズホルダのマグネットに対面する面は曲面、テーパ面が形成されている。
本発明によれば、対物レンズ可動部の位置調整を容易に行うことができ、且つ、コイルとマグネットの間隔を均等に保持することができる。
以下、本発明の実施例を図1から図8により説明する。なお、各図においては、煩雑を避けるために一部の接合部材や接着部などの図示を適宜省略している。尚、以下の図において、光ディスクの円周方向を前後方向又はタンジェンシャル方向T、光ディスクの半径方向を左右方向又はトラッキング方向Rとする。上下方向は光ディスクの記録再生面に対して垂直な方向、上側は光ディスクに向かう方向、下側は光ディスクより離れる方向である。
図1及び図2に本発明の対物レンズ駆動装置の第1の例の構造を示す。図1において、本例の対物レンズ駆動装置100は、対物レンズ1、対物レンズ1を保持するレンズホルダ2、レンズホルダ2の両側面に装着された6本のワイヤ部材4、ワイヤ部材4の他方の端部を支持する対物レンズ固定部材5を有する。対物レンズ1とレンズホルダ2によって対物レンズ可動部3が構成されている。レンズホルダ2には凹部形状のワイヤ支持部13が装着され、このワイヤ支持部13の凹部にワイヤ部材4が半田(図示せず)によって接合されている。こうして、対物レンズ可動部3は、片側3本の合計6本のワイヤ部材4によって片持ち支持されている。
対物レンズ固定部材5は支持板14に挟まれるように装着されている。支持板14は、プレス成形によってヨークベース6より衝立形状に形成されたものである。対物レンズ固定部材5には接着剤(図示せず)によって基板9が接着されている。
対物レンズ駆動装置100は、更に、1対のマグネット7、及び、マグネットを支持する1対のマグネット支持部8を有する。マグネット支持部8は、プレス成形によってヨークベース6より衝立形状に形成されたものである。
レンズホルダ2の横側面には、トラッキングコイル11とフォーカスコイル12が装着されている。トラッキングコイル11は、フォーカスコイル12の上に巻き枠体(図示せず)に巻き付けた状態で、マグネット7と対面する側面に装着されている。ここでは、片側2個の合計4個のトラッキングコイル11が用いられている。
フォーカスコイル12は、レンズホルダ2の横側面に直接巻かれており、ワイヤ支持部13の間に配置されている。ここでは、2段のフォーカスコイル12が形成されている。フォーカスコイル12及びトラッキングコイル11は、ワイヤ支持部13を介してワイヤ部材4に電気的に接続されている。
ヨークベース6は磁性金属部材で形成されており、ヨークベース6、マグネット支持部8、マグネット7、フォーカスコイル12及びトラッキングコイル11によって磁気回路が形成される。この磁気回路を利用して、対物レンズ可動部3は駆動される。
本例によると、トラッキングコイル11を取り付けるレンズホルダ2の側面は、曲率を有するように曲面10として構成されている。この曲面10に沿ってトラッキングコイル11を配置している。この曲面10の作用については後に説明する。
図2は、図1の対物レンズ駆動装置を下方から見た斜視図である。図2では、基板9の図示を省略している。対物レンズ固定部材5には貫通孔15が設けられ、この貫通孔15よりワイヤ部材4が突出している。貫通孔15より突出したワイヤ部材4の端部は、基板9(図1)に形成された配線と電気的に接続されている。
対物レンズ固定部材5の下面には、磁性金属板32が装着されている。この磁性金属板32は、対物レンズ固定部材5の凹部に嵌め込むように装着されている。
レンズホルダ2の内部は、半導体レーザ光源からのレーザ光を対物レンズ1に導くために中空構造30になっている。こうして中空構造30とすることにより、対物レンズ可動部3が軽量化され、フォーカス及びトラッキング性能を向上させることができる。
ヨークベース6よりマグネット支持部8を衝立状に形成することにより、開口部33が形成されている。この開口部33を介して、半導体レーザ光源からのレーザ光が対物レンズ1に導かれる。ヨークベース6の対物レンズ固定部材5が設置される部分は、切り取られたように開口部31となっている。
図3は図1の対物レンズ駆動装置100の構造を概略的に示したものである。図3は、対物レンズ1の光軸が光ディスクの記録再生面に直交するように対物レンズ可動部3が配置された状態を示す。対物レンズ可動部3の位置調整は、対物レンズ1の光軸を光ディスクの記録再生面に直交させるために行う。対物レンズ可動部3の位置調整は、対物レンズ固定部材5の位置を調節することにより行う。対物レンズ固定部5は2つの支持板14の間に挟まれているため、上下方向及び前後方向(タンジェンシャル方向)の調整量は大きいが、左右方向(トラッキング方向)の調整量は小さい。
対物レンズ可動部3の位置調整では、フォーカスコイル12及びトラッキングコイル11とマグネット7の間隔を均等になるように対物レンズ固定部5の位置及び姿勢を調節する。
マグネット7に対面するレンズホルダ2の横側面は、所定の曲率を有する曲面10である。マグネット7とレンズホルダ2の曲面10の間隔は、マグネット7の中央部よりも上下端の部分にて広くなっている。フォーカスコイル12は、マグネット7とレンズホルダ2の曲面10の間隔が一番狭くなる部分から離れた、間隔がやや広くなる部分に形成されている。上側のフォーカスコイル12とマグネット7の間隔aと下側のフォーカスコイル12とマグネット7の間隔bが等しくなるように調整する。
図4は、対物レンズ1の光軸が光ディスクの記録再生面の法線に対して傾斜するように対物レンズ可動部3が配置された状態を示す。対物レンズ1の光軸が光ディスクの記録再生面の法線となす角をθとする。傾斜角θは2度以下である。対物レンズ固定部5をヨークベース6の支持板14の間でスライドさせながら、上下方向及び前後方向(タンジェンシャル方向)に移動させる。それによって、レンズホルダ2は上下方向及び前後方向(タンジェンシャル方向)に移動する。レンズホルダ2の横側面は曲面10を有するため、マグネット7とレンズホルダ2の曲面10の間隔の変化量は極めて少ない。従って、上側のフォーカスコイル12とマグネット7の間隔a’と下側のフォーカスコイル12とマグネット7の間隔b’は略等しい。こうして本例では、対物レンズ可動部3の位置調整を行い、対物レンズ1の光軸が光ディスクの記録再生面の法線に対して傾斜しても、マグネット7とフォーカスコイル12及びトラッキングコイル11の間隔の変化量を小さくすることができる。
また、レンズホルダ2の横側面を曲面10とすることにより、マグネット7とレンズホルダ2の間隔は50〜200um程度まで狭めることができる。こうして、マグネット7とレンズホルダ2の間隔を小さくすることにより、磁気回路の感度特性が向上し、対物レンズ可動部3の感度特性や応答特性を向上させることができる。
図5を参照して、レンズホルダ2の他の例を説明する。ここでは、対物レンズ可動部3、マグネット7、マグネット支持部8及びヨークベース6のみを示し、他の部分の図示は省略している。本例では、レンズホルダ2の横側面は平坦部10aと下側のテーパ部10bからなる。平坦部10aには平坦なトラッキングコイル11が装着されている。テーパ部10bは、レンズホルダ2の下端を面取りしたものである。図5(a)は、対物レンズ1の光軸が光ディスクの記録再生面に直交するようにレンズホルダ2が配置された状態を示す。図5(b)は、対物レンズ1の光軸が光ディスクの記録再生面の法線に対して傾斜するようにレンズホルダ2が配置された状態を示す。即ち、対物レンズ可動部3の位置調整を行った結果、対物レンズ1の光軸が光ディスクの記録再生面の法線に対して傾斜したものである。本例では、レンズホルダ2の横側面はテーパ部10bを有するから、マグネット7とレンズホルダ2の接触又はマグネット7とコイルの接触を防止することができる。特に、対物レンズ可動部3の位置調整において、回転中心が、対物レンズ可動部3の上部側にある場合には、対物レンズ可動部3の下半分は大きく振れ、その移動量は下方に行くに従って大きくなる。このような場合でも、本例のレンズホルダ2の横側面はテーパ部10bを有するから、レンズホルダ2がマグネット7と接触することが回避される。
図6を参照して、レンズホルダ2の更に他の例を説明する。ここでは、対物レンズ可動部3、マグネット7、マグネット支持部8及びヨークベース6のみを示し、他の部分の図示は省略している。本例では、レンズホルダ2の横側面はテーパ部10cからなる。このテーパ部10cには平坦なトラッキングコイル11が装着されている。図6(a)は、対物レンズ1の光軸が光ディスクの記録再生面に直交するようにレンズホルダ2が配置された状態を示す。図6(b)は、対物レンズ1の光軸が光ディスクの記録再生面の法線に対して傾斜するようにレンズホルダ2が配置された状態を示す。即ち、対物レンズ可動部3の位置調整を行った結果、対物レンズ1の光軸が光ディスクの記録再生面の法線に対して傾斜したものである。本例では、レンズホルダ2の横側面はテーパ部10cを有するため、マグネット7とレンズホルダ2の接触又はマグネット7とコイルの接触を防止することができる。特に、対物レンズ可動部3の位置調整において、回転中心が、対物レンズ可動部3の上部側にある場合には、対物レンズ可動部3の下半分は大きく振れ、その移動量は下方に行くに従って大きくなる。このような場合でも、本例のレンズホルダ2の横側面はテーパ部10cを有するから、レンズホルダ2がマグネット7に接触又は衝突することが回避される。
図7は、図1の対物レンズ駆動装置100を筐体部材16に装着することによって構成された光ピックアップ200を示している。光ピックアップ200の筐体部材16は、ダイカスト成形が可能な金属部材で形成しており、ここでは、例えば亜鉛ダイカストで形成している。筐体部材16には、主軸側に、光ディスクドライブ装置のシャフトが挿入するための軸受け孔18が設けられ、副軸側にはカギ状のシャフト受け19が形成されている。
筐体部材16の内部には、半導体レーザ26と、この半導体レーザ26から出射したレーザ光24を成形するビーム成形用レンズ20と、レーザ光24を0次成分光と1次成分光に分離する回折格子21と、光ディスク25に対して垂直にレーザ光24を光路変更する立上げミラー22と、レーザ光24を平行光に成形するコリメータレンズ23が装着されている。また、筐体内部16には、図示はしていないが、光ディスク25から反射光として戻ってきたレーザ光24を反射・透過するハーフミラーと、光ディスク25の情報信号を読み取り、かつフォーカス及びトラッキングの制御を行うための光検出器が設けられている。
対物レンズ駆動装置100を筐体部材16に組み込む手順を説明する。先ず、ヨークベース6を筐体部材16の所定位置に接着剤28で固定する。このとき、ヨークベース6をできるだけ正確に隙間が生じないように、装着する。ヨークベース6を正しい位置に装着することにより、後の対物レンズ可動部3の位置調整が簡単となる。次に、ヨークベース6の支持板14の間に、ワイヤ部材4で支持された対物レンズ可動部3を有する対物レンズ固定部材5を装着する。次に、対物レンズ固定部材5を移動させることにより対物レンズ可動部3の位置及び姿勢の調整を行う。対物レンズ1から出射するレーザ光24が光ディスク25の記録再生面に垂直に投射するように、対物レンズ固定部材5をヨークベース6の支持板14の間でスライドさせながら、移動させる。位置調整が終わると、対物レンズ固定部材5を接着剤で固定する。
対物レンズ可動部3の位置調整は、対物レンズ固定部5を治具で保持することにより、精度良く且つ簡単に行うことができる。治具は、対物レンズ固定部5へ容易かつ確実に着脱することができる構造が望ましい。治具は、対物レンズ固定部5に装着した磁性金属板32と協働するように構成されている。例えば、治具に設けられた電磁石によって磁性金属板32を吸着することにより、対物レンズ固定部5を保持し、対物レンズ可動部3の位置調整を行う。位置調整と接着固定が完了した後、電磁石を解除することで治具を対物レンズ固定部5から離脱できる。
図8は、光ピックアップ200の他の例を示す。本例では、ヨークベース6に支持板14を設ける代わりに、筐体部材16に支持板29を設けた。それ以外は、図7の例と同様である。対物レンズ駆動装置100を筐体部材16に組み込む手順を説明する。先ず、ヨークベース6を筐体部材16の所定位置に接着剤28で固定する。次に、筐体部材16の支持板29の間に、ワイヤ部材4で支持された対物レンズ可動部3を有する対物レンズ固定部材5を装着する。
次に、対物レンズ固定部材5を移動させることにより対物レンズ可動部3の位置及び姿勢の調整を行う。対物レンズ1から出射するレーザ光24が光ディスク25の記録再生面に垂直に投射するように、対物レンズ固定部材5を筐体部材16に支持板29の間でスライドさせながら、移動させる。位置調整が終わると、対物レンズ固定部材5を接着剤で固定する。
以上のように、本発明の例によると、ヨークベース6を筐体部材16に取り付けて、このヨークベース6に形成した衝立状の支持板14の間に対物レンズ固定部材5を挟み込むように支持する。対物レンズ固定部材5を移動させることにより、対物レンズ可動部3を上下方向、タンジェンシャル方向、及び、トラッキング方向に容易に位置調整することができる。これにより、対物レンズ可動部3に形成したフォーカスコイル12とトラッキングコイル11を、マグネット7に対して均等な間隔で、かつ適正な位置に調整することができ、良好な対物レンズ駆動特性を得ることができる。
マグネット7と対向する対物レンズ可動部3の側面を曲面10あるいはテーパ部10b、10cに形成することで、対物レンズ可動部3を上下方向に調整した場合でも、対物レンズ可動部3のコイル11、12とマグネット7の間隔を均等に保つことができる。これにより、コイル11、12とマグネット7の接触を防ぐことができると同時に、コイル11、12とマグネット7の間隔を狭めることが可能になり、フォーカス性能の感度特性の向上を図ることができる。
また、対物レンズ可動部3の位置調整を容易に行えるから、ヨークベース6をあらかじめ筐体部材16に取り付けて置くことが可能になる。これにより、ヨークベース6を傾きや隙間が無いように取り付けることが可能になる。そのため、環境温度の変化や衝撃試験によってヨークベース6が傾き変化を起こすことがなくなり、良好な対物レンズ駆動特性を得ることができる。
また、衝立状の支持板14によって対物レンズ固定部材5の両側面を挟み込むように支持するため、対物レンズ固定部材5の側面を固定する接着剤の充填量が異なり、且つ、環境温度の変化が生じた場合でも、左右の位置ずれ量を無視できる程度に小さく抑えることができる。つまり、対物レンズ1が位置ずれの影響を受ける方向はタンジェンシャル方向やトラッキング方向であるが、接着剤の膨張・収縮によって熱変形する方向はタンジェンシャル方向やトラッキング方向ではない。よって、対物レンズ可動部3の位置ずれを抑制することができ、対物レンズ1から出射するレーザ光24を安定して光ディスク25の記録再生面に垂直に投射することができる。
また、本発明の他の例によると、ヨークベース6を筐体部材16に取り付けて、筐体部材16に形成した衝立状の支持板29の間に対物レンズ固定部材5を挟み込むように支持する。こうして、対物レンズ可動部3の位置調整を容易に行うことができる。すなわち、ヨークベース6が筐体部材16にずれて搭載されても、対物レンズ固定部材5を、衝立状の支持板29の間に挟んだ状態で移動させることができる。従って、マグネット7に対してフォーカスコイル12とトラッキングコイル11を適正な位置に調整することができ、これにより良好な対物レンズ駆動特性を得ることができる。また衝立状の支持板29を筐体部材16に形成するため、ヨークベース6に衝立状の支持板14を形成する必要はない。そのため、ヨークベース6の小型・軽量化、製造の簡略化、それにともなうコスト低減を図ることができる。
以上のように、本発明によると、対物レンズ固定部材5を両側から支持板14、29によって挟み込むように支持するため、対物レンズ可動部3の位置調整が容易となり、対物レンズ可動部3の側面に曲面10あるいはテーパ部10b、10cを設けることにより、対物レンズ可動部3が傾いて調整されてもコイル11、12とマグネット7が接触することなく、両者の間隔を均等に保つことができる。さらに、光ディスク25の記録再生面に対してレーザ光24を垂直に投射することができ、トラッキング及びフォーカス動作を行う対物レンズ駆動性能を向上させた対物レンズ駆動装置を得ることができる。
本発明は、光ディスクの記録再生機器に組み込まれる光ピックアップの対物レンズ駆動装置に利用できる。
以上、本発明の例を説明したが、本発明は上述の例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更が可能であることは当業者に理解されよう。
本発明の対物レンズ駆動装置の全体構造を表す斜視図である。 本発明の対物レンズ駆動装置を下から見た斜視図である。 図1の対物レンズ駆動装置の傾き調整の構造を表す縦断面図である。 図1の対物レンズ駆動装置の傾き調整の構造を表す縦断面図である。 本発明の対物レンズ駆動装置の対物レンズ可動部の第2の例の構造を表す側面図である。 本発明の対物レンズ駆動装置の対物レンズ可動部の第3の例の構造を表す側面図である。 本発明の光ピックアップの第1の例の一部断面構造を表す縦断面図である。 本発明の光ピックアップの第2の例の一部断面構造を表す縦断面図である。
符号の説明
1…対物レンズ、2…レンズホルダ、3…対物レンズ可動部、4…ワイヤ、5…対物レンズ固定部材、6…ヨークベース、7…マグネット、8…マグネット支持部、9…基板、10…曲面、10a…平坦部、10b…テーパ部、10c…テーパ部、11…トラッキングコイル、12…フォーカスコイル、13…ワイヤ支持部、14…支持板、15…貫通孔、16…筐体部材、17…主軸、20…ビーム成形レンズ、21…回折格子、22…立上げミラー、23…コリメータレンズ、24…レーザ光、25…光ディスク、26…半導体レーザ、27…ガイド、28…接着剤、29…支持板、30…中空部、31…開口部、32…磁性金属板、33…開口部、100…対物レンズ駆動装置、200…光ピックアップ

Claims (6)

  1. 対物レンズとレンズホルダを含む対物レンズ可動部と、上記対物レンズ可動部をワイヤ部材によって片持ち支持する対物レンズ固定部材と、上記レンズホルダの側面に装着されたフォーカスコイル及びトラッキングコイルと、上記対物レンズ可動部の両側に設けられた1対のマグネットと、該マグネットを支持するヨークベースと、を有し、上記対物レンズ可動部、上記1対のマグネット、及び、上記対物レンズ固定部材が光ディスクの円周方向に沿って1列に配置された対物レンズ駆動装置において、
    上記対物レンズ固定部材は上記ヨークベースに形成された2枚の支持板の間に挟まれた状態にて支持され、上記レンズホルダの上記マグネットに対面する面には、曲面が形成され、上記2枚の支持板の間に挟まれた状態にて上記対物レンズ固定部材の位置及び姿勢を調整することにより上記対物レンズ可動部の位置調整を行うことができるように構成されていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. 対物レンズとレンズホルダを含む対物レンズ可動部と、上記対物レンズ可動部をワイヤ部材によって片持ち支持する対物レンズ固定部材と、上記レンズホルダの側面に装着されたフォーカスコイル及びトラッキングコイルと、上記対物レンズ可動部の両側に設けられた1対のマグネットと、該マグネットを支持するヨークベースと、を有し、上記対物レンズ可動部、上記1対のマグネット、及び、上記対物レンズ固定部材が光ディスクの円周方向に沿って1列に配置された対物レンズ駆動装置において、
    上記対物レンズ固定部材は上記ヨークベースに形成された2枚の支持板の間に挟まれた状態にて支持され、上記レンズホルダの上記マグネットに対面する面には、上記ヨークベースに近づくに従って上記マグネットから離れるようなテーパ面が形成され、上記2枚の支持板の間に挟まれた状態にて上記対物レンズ固定部材の位置及び姿勢を調整することにより上記対物レンズ可動部の位置調整を行うことができるように構成されていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  3. 請求項2記載の対物レンズ駆動装置において、上記レンズホルダの上記マグネットに対面する面には、上記マグネットに平行な面と上記マグネットに対して傾斜したテーパ面を有することを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  4. 対物レンズとレンズホルダを含む対物レンズ可動部と、上記対物レンズ可動部をワイヤ部材によって片持ち支持する対物レンズ固定部材と、上記レンズホルダの側面に装着されたフォーカスコイル及びトラッキングコイルと、上記対物レンズ可動部の両側に設けられた1対のマグネットと、該マグネットを支持するヨークベースと、を有し、上記対物レンズ可動部、上記1対のマグネット、及び、上記対物レンズ固定部材が光ディスクの円周方向に沿って1列に配置された対物レンズ駆動装置と、
    半導体レーザ光源と、該半導体レーザからのレーザ光を平行光に成形するコリメータレンズと、光ディスクから戻ってきたレーザ光を検出する光検出器とを有する筐体部材と、を有し、該筐体部材上に上記対物レンズ駆動装置が装着された光ピックアップにおいて、
    上記対物レンズ固定部材は上記筐体部材に形成された2枚の支持板の間に挟まれた状態にて支持され、上記レンズホルダの上記マグネットに対面する面は曲面が形成され、上記2枚の支持板の間に挟まれた状態にて上記対物レンズ固定部材の位置及び姿勢を調整することにより上記対物レンズ可動部の位置調整を行うことができるように構成されていることを特徴とする光ピックアップ。
  5. 対物レンズとレンズホルダを含む対物レンズ可動部と、上記対物レンズ可動部をワイヤ部材によって片持ち支持する対物レンズ固定部材と、上記レンズホルダの側面に装着されたフォーカスコイル及びトラッキングコイルと、上記対物レンズ可動部の両側に設けられた1対のマグネットと、該マグネットを支持するヨークベースと、を有し、上記対物レンズ可動部、上記1対のマグネット、及び、上記対物レンズ固定部材が光ディスクの円周方向に沿って1列に配置された対物レンズ駆動装置と、
    半導体レーザ光源と、該半導体レーザからのレーザ光を平行光に成形するコリメータレンズと、光ディスクから戻ってきたレーザ光を検出する光検出器とを有する筐体部材と、を有し、該筐体部材上に上記対物レンズ駆動装置が装着された光ピックアップにおいて、
    上記対物レンズ固定部材は上記筐体部材に形成された2枚の支持板の間に挟まれた状態にて支持され、上記レンズホルダの上記マグネットに対面する面には、上記ヨークベースに近づくに従って上記マグネットから離れるようなテーパ面が形成され、上記2枚の支持板の間に挟まれた状態にて上記対物レンズ固定部材の位置及び姿勢を調整することにより上記対物レンズ可動部の位置調整を行うことができるように構成されていることを特徴とする光ピックアップ。
  6. 請求項5記載の光ピックアップにおいて、上記レンズホルダの上記マグネットに対面する面には、上記マグネットに平行な面と上記マグネットに対して傾斜したテーパ面を有することを特徴とする光ピックアップ。
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