JP6065723B2 - 内視鏡用清掃具、内視鏡システム - Google Patents

内視鏡用清掃具、内視鏡システム Download PDF

Info

Publication number
JP6065723B2
JP6065723B2 JP2013084124A JP2013084124A JP6065723B2 JP 6065723 B2 JP6065723 B2 JP 6065723B2 JP 2013084124 A JP2013084124 A JP 2013084124A JP 2013084124 A JP2013084124 A JP 2013084124A JP 6065723 B2 JP6065723 B2 JP 6065723B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endoscope
distal end
wire
treatment instrument
cleaning tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013084124A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014204843A (ja
Inventor
東山 祐三
祐三 東山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2013084124A priority Critical patent/JP6065723B2/ja
Publication of JP2014204843A publication Critical patent/JP2014204843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6065723B2 publication Critical patent/JP6065723B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/12Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements
    • A61B1/126Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements provided with means for cleaning in-use

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Description

本発明は、内視鏡の先端に設けられた光学部材を清掃するための内視鏡用清掃具、及び内視鏡用清掃具を備える内視鏡システムに関するものである。
従来、被検体(主に人体)内に挿入し、内視鏡の先端に設けられたレンズやLED等の光学部材によって被検体内を観察するための内視鏡が知られている。内視鏡が人体内に挿入された際、光学部材に人体の体液等の汚れが付着すると、内視鏡は、人体内を正確に観察できなくなる。
そのため、内視鏡の光学部材表面に汚れが付着した場合、医師等の作業者は、内視鏡を人体外に一旦取り出してから内視鏡の光学部材表面を拭き取り、再び内視鏡を人体内に戻していた。
しかし、内視鏡を人体外に一旦取り出してから内視鏡の光学部材表面を拭き取り、再び内視鏡を人体内に戻すといった作業は、作業者にとって非常に手間がかかってしまう。また、この作業は、大きな負担を人体にもかけてしまう。
そこで、特許文献1では、内視鏡の光学部材表面に向けて空気や水を噴射するノズルを備える内視鏡が開示されている。特許文献1の内視鏡は、人体内で、内視鏡の光学部材表面に向けて空気や水を噴射する。これにより、特許文献1の内視鏡は、作業者が内視鏡を人体内から取り出すことなく、光学部材表面に付着した汚れを人体内で除去している。
特開2012−120701号公報
しかしながら、内視鏡の光学部材表面に粘度の高い体液や油脂が付着したり、内視鏡の光学部材表面に付着した体液が固化したりする場合がある。この場合、光学部材表面に付着した汚れを人体内で空気や水により除去することが難しい。
そのため、この場合、特許文献1に記載の内視鏡では、内視鏡を人体外に一旦取り出してから内視鏡の光学部材表面を拭き取り、再び内視鏡を人体内に戻すといった作業を、作業者が行わなければならないという問題がある。
そこで本発明の目的は、内視鏡の光学部材表面に付着した汚れを被検体内で、従来よりも確実に除去できる内視鏡用清掃具および内視鏡システムを提供することにある。
本発明の内視鏡用清掃具は、前記課題を解決するために以下の構成を備えている。
(1)先端面に光学部材を有する内視鏡の処置具挿通路に挿し通され、前記処置具挿通路より長い長尺部材であって、弾性を示し環状に形成された先端部を有する長尺部材と、
前記先端部の少なくとも外周面を被覆し、前記光学部材を清掃する清掃部材と、を備え、
前記清掃部材は、前記長尺部材が前記処置具挿通路に挿し通されて前記先端部が前記処置具挿通路から突出したとき、前記内視鏡の前記先端面に対向する。
この構成において内視鏡用清掃具は、内視鏡の処置具挿通路に挿し通される。このとき、長尺部材の先端部は、弾性を有するため、処置具挿通路内で棒状となる。そして、長尺部材の先端部は、処置具挿通路から突出したとき、弾性力により環状に復元し、清掃部材が内視鏡の先端面に対向する。ここで、被検体は例えば、人体である。清掃部材は例えば、不織布、ブラシである。光学部材は例えば、レンズである。
この構成では、作業者が、清掃部材を内視鏡の先端面に接触させながら、長尺部材を長尺部材の中心軸回りに回転させることで清掃部材を動かす。これにより、作業者は、光学部材の表面を清掃部材によって機械的に清掃できる。そのため、この構成は、光学部材表面に向けて空気や水を噴射する特許文献1の内視鏡より、光学部材表面に付着した汚れを効果的に除去できる。
そして、長尺部材が処置具挿通路内に収納されるとき、長尺部材の先端部は、弾性を有するため棒状となり、処置具挿通路内に入る。このとき、長尺部材の先端部は、環状であるため弾性力による反発が少なく、処置具挿通路内にスムーズに入る。そのため、この構成では、処置具挿通路に対して長尺部材をスムーズに出し入れできる。
したがって、この構成によれば、内視鏡の光学部材表面に付着した汚れを被検体内で、従来よりも確実に除去できる。
(2)前記長尺部材は、前記先端部の先端を係止する係止部を有することが好ましい。
この構成では、先端部の先端が係止部に係止されるため、先端部の剛性が向上する。そのため、作業者は、内視鏡の先端面に清掃部材をより強い力で接触させることができる。したがって、この構成によれば、内視鏡の光学部材表面に付着した汚れを被検体内で、一層除去できる。
(3)前記係止部は、前記長尺部材の長尺方向に延びる溝を有することが好ましい。
この構成では、内視鏡用清掃具が内視鏡の処置具挿通路に挿し通され、長尺部材の先端部が処置具挿通路を通って内視鏡から出たとき、長尺部材の先端部は、弾性力により環状に復元し、先端部の先端が係止部の溝に係止される。この構成では、先端部の先端が係止部の溝に係止されるため、長尺部材の長尺方向に延びる溝と直交する回転方向に対して先端部の剛性が向上する。
また、長尺部材が処置具挿通路内に収納されるとき、長尺部材の先端部の先端が係止部の溝から外れる。そして、長尺部材の先端部は、棒状となり、処置具挿通路内に入る。
したがって、この構成によれば、処置具挿通路に対して長尺部材をスムーズに出し入れできる。
(4)前記長尺部材および前記清掃部材を被覆する樹脂製の管を備えることが好ましい。
この構成では、長尺部材の先端部を被覆する樹脂製の管が、内視鏡における処置具挿通路の内周面と接触しながら、処置具挿通路を移動する。そのため、長尺部材の先端部が処置具挿通路で引っ掛かることがない。したがって、この構成によれば、処置具挿通路に対して長尺部材をスムーズに出し入れできる。
また、本発明の内視鏡システムは、前記課題を解決するために以下の構成を備えている。
(5)前記(1)から前記(4)のいずれか1つに記載の内視鏡用清掃具と、
前記内視鏡用清掃具が挿し通される処置具挿通路と先端に光学部材とを有する内視鏡と、を備える。
この構成における内視鏡システムでは、前記(1)から前記(4)のいずれか1つの内視鏡用清掃具が内視鏡の処置具挿通路に挿し通される。この構成により、当該内視鏡用清掃具を備える内視鏡システムも同様の効果を奏する。
この発明によれば、内視鏡の光学部材表面に付着した汚れを被検体内で、従来よりも確実に除去できる。
本発明の実施形態に係る内視鏡システム100の外観図である。 図1に示す内視鏡12の先端部16Aの外観斜視図である。 図1に示す内視鏡用清掃具101の外観図である。 図3に示す内視鏡用清掃具101の先端部の外観斜視図である。 図1に示す内視鏡用清掃具101において第1ワイヤ130をシース管110内でスライドさせ、第2ワイヤ140をシース管110内から突出させたときの内視鏡用清掃具101の外観図である。 図5に示す内視鏡用清掃具101の先端部の外観斜視図である。 図6に示す第2ワイヤ140の側面図である。 図6に示すS−S線の断面図である。 図6に示す係止部150の外観斜視図である。 図1に示す内視鏡12の処置具挿通路36から第2ワイヤ140が突出したときの内視鏡12の先端部16Aの外観斜視図である。 図1に示す内視鏡12の処置具挿通路36へ第2ワイヤ140が収納されるときの内視鏡12の先端部16Aの外観斜視図である。 図7に示す第2ワイヤ140の変形例に係る第2ワイヤ240の側面図である。
以下、本発明の実施形態に係る内視鏡システム100について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る内視鏡システム100の外観図である。図2は、図1に示す内視鏡12の先端部16Aの外観斜視図である。内視鏡システム100は、内視鏡12と、プロセッサ装置13と、光源装置14と、モニタ20と、内視鏡用清掃具101と、を備える。
内視鏡12は、被検者の体内に挿入される可撓性の挿入部16と、挿入部16の基端に接続する操作部17と、プロセッサ装置13及び光源装置14に接続されるコネクタ18と、操作部17とコネクタ18との間を繋ぐユニバーサルコード19とを有する。コネクタ18は、プロセッサ装置13及び光源装置14のそれぞれに接続されている。
また、挿入部16は屈曲自在となっており、挿入部16の先端部16Aには、被検者の体内を撮影するための複数の光学部材が設けられている。複数の光学部材は例えば、照明レンズ47、対物レンズ46、及び不図示のCCD型イメージセンサ(以後、CCDと称する。)である。照明レンズ47と対物レンズ46とは、挿入部16の先端面16Bに露出するよう設けられている。
挿入部16及び操作部17の内部には、ライトガイドファイバ(不図示)と処置具挿通路36とが設けられている。このライトガイドファイバは、照明レンズ47の手前まで達している。光源装置14からの照明光は、ライトガイドファイバを通って照明レンズ47から被検者の体内で照射される。
操作部17は、処置具挿通路36に連通する鉗子口23と、アングルノブ25とを有する。注射針や高周波メスなどの各種処置具や内視鏡用清掃具101は、鉗子口23から処置具挿通路36に挿し通される。
また、アングルノブ25が操作されると、挿入部16が上下左右方向に屈曲動作する。これにより、挿入部16の先端面16Bが被検者の体内の所望の方向に向けられる。
プロセッサ装置13は、光源装置14と接続されている。また、プロセッサ装置13は、モニタケーブル20Aを介してモニタ20に接続されている。プロセッサ装置13は、内視鏡システム100の動作を統括的に制御する。また、プロセッサ装置13は、ユニバーサルコード19を介して内視鏡12に駆動電圧を供給する。そして、プロセッサ装置13は、CCDを制御する。これにより、CCDは、対物レンズ46を介して被検者の体内を撮像する。
そして、プロセッサ装置13は、ユニバーサルコード19を介してCCDから出力された撮像信号を入力し、各種画像処理を施して画像データを生成する。プロセッサ装置13で生成された画像データは、モニタケーブル20Aを介してモニタ20に出力される。そして、モニタ20は、画像データに基づく観察画像を表示する。
医師等の作業者は、モニタ20に表示される観察画像により、被検者の体内を観察する。
次に、内視鏡用清掃具101の構成について説明する。
図3は、図1に示す内視鏡用清掃具101の外観図である。図4は、図3に示す内視鏡用清掃具101の先端部の外観斜視図である。図5は、図1に示す内視鏡用清掃具101において第1ワイヤ130をシース管110内でスライドさせ、第2ワイヤ140をシース管110内から突出させたときの内視鏡用清掃具101の外観図である。図6は、図5に示す内視鏡用清掃具101の先端部の外観斜視図である。図7は、図6に示す第2ワイヤ140の側面図である。図8は、図6に示すS−S線の断面図である。図9は、図6に示す係止部150の外観斜視図である。
内視鏡用清掃具101は、図3〜図5に示すように、第1ワイヤ130と、第2ワイヤ140と、不織布160と、シース管110と、保持部190と、ガイド191と、操作ノブ192と、を有する。
なお、第2ワイヤ140が、本発明の「先端部」に相当する。また、不織布160が、本発明の「清掃部材」に相当する。また、シース管110が、本発明の「管」に相当する。
第1ワイヤ130と第2ワイヤ140とは、金属で構成されている。第1ワイヤ130の材料は例えばステンレススチールである。第2ワイヤ140の材料は例えばTi‐Ni系の超弾性合金(形状記憶合金)である。第1ワイヤ130と第2ワイヤ140とは、係止部150にて、カシメや溶接などによって一体化されている。これにより、第1ワイヤ130と第2ワイヤ140とは、長尺部材170を構成している。第1ワイヤ130の直径は、例えば1.0mmであり、第2ワイヤ140の直径は、例えば0.4mmである。長尺部材170は、処置具挿通路36より長い。第2ワイヤ140は、図6、図7に示すように、超弾性を有し、円環状に形成されている。
不織布160は、図6〜図8に示すように、第2ワイヤ140の先端部に巻きつけられ、第2ワイヤ140の先端部を被覆している。不織布160は、第2ワイヤ140に接着剤によって接着されている。不織布160は、長尺部材170が処置具挿通路36に挿し通されて第2ワイヤ140が処置具挿通路36から突出したとき、内視鏡12の先端面16Bに対向する。
なお、図7において不織布160は、点線で示している。
第2ワイヤ140は、その先端141を係止する係止部150を有する。係止部150は、図9に示すように円柱状であり、長尺部材170の長尺方向に延びる溝151を有する。係止部150は、樹脂で構成されている。係止部150の材料は例えばポリカーボネートである。
シース管110は、図3〜図5に示すように、長尺部材170を被覆する。シース管110は、樹脂で構成されており、可撓性を有する。シース管110の材料は例えばフッ素樹脂である。シース管110の外径は例えば2.0mmであり、シース管110の内径は例えば1.6mmである。
保持部190は、シース管110の端に接続され、シース管110を固定している。
操作ノブ192は、第1ワイヤ130の端に接続され、長尺部材170を固定している。さらに、操作ノブ192は、長尺部材170の長尺方向へスライド自在にガイド191に保持されている(図5の矢印参照)。
ガイド191は、長尺部材170の中心軸を中心にして回転自在に保持部190に保持されている。
以上の構成において、作業者は、保持部190を持ちながら操作ノブ192をスライド又は回転させる。これにより、作業者は、シース管110に対して長尺部材170を出し入れできる。また、これにより、作業者は、第2ワイヤ140をシース管110内から突出させた後、長尺部材170を長尺部材170の中心軸回りに回転させることができる。
次に、内視鏡用清掃具101の使用方法について説明する。
図10は、図1に示す内視鏡12の処置具挿通路36から第2ワイヤ140が突出したときの内視鏡12の先端部16Aの外観斜視図である。図11は、図1に示す内視鏡12の処置具挿通路36へ第2ワイヤ140が収納されるときの内視鏡12の先端部16Aの外観斜視図である。
内視鏡12を被検者の体内に挿入して観察を行っている際、被検者の体液が内視鏡12の対物レンズ46や照明レンズ47の表面に付着し、観察が行い難い状態になったとき、作業者は、不織布160に洗浄剤を染み込ませ、内視鏡12を被検者の体内に挿入したまま、内視鏡用清掃具101を鉗子口23から処置具挿通路36に挿し通す。
このとき、長尺部材170の第2ワイヤ140は、弾性を有するため、処置具挿通路36におけるシース管110内で棒状となる。そして、長尺部材170の第2ワイヤ140は、処置具挿通路36を通って処置具挿通路36から突出したとき、シース管110から突出し、超弾性により環状に復元し、第2ワイヤ140の先端141が係止部150の溝151に嵌って係止される(図10参照)。そして、不織布160が内視鏡12の先端面16Bに対向する。
本実施形態では、作業者が、操作ノブ192を用いて、不織布160を内視鏡12の先端面16Bに接触させながら、長尺部材170をその中心軸回りに回転させることで不織布160を動かす(図10の矢印参照)。これにより、作業者は、レンズ46、47の表面を不織布160によって機械的に清掃できる。
そのため、内視鏡用清掃具101は、レンズ表面に向けて空気や水を噴射する特許文献1の内視鏡より、レンズ46、47表面に付着した汚れを効果的に除去できる。清掃作業が完了した後、作業者は、内視鏡用清掃具101を処置具挿通路36を通して内視鏡12の外部(被検者の体外)に引き抜き、観察や処置を続行する。
図10に示す状態の第2ワイヤ140を処置具挿通路36内に収納するとき、作業者はまず、シース管110の先端部と一緒に長尺部材170の先端部を処置具挿通路36から突出させる。そして、作業者は、操作ノブ192を用いて、シース管110に対して長尺部材170を引く。これにより、第2ワイヤ140の先端141が、シース管110の先端110Aに接触しながら、係止部150の溝151から外れる。このとき、第2ワイヤ140は、図11に示す状態となる。
そして、作業者は、図11に示す状態の第2ワイヤ140をシース管110内に収納する。このとき、第2ワイヤ140は、超弾性を有するためシース管110の内周面に接触しながら棒状となる。その後、作業者は、シース管110と一緒に長尺部材170を、処置具挿通路36内に引き込む。
ここで、長尺部材170の第2ワイヤ140は、環状であるため弾性力による反発が少なく、シース管110内にスムーズに入る。そのため、本実施形態では、処置具挿通路36に対して長尺部材170をスムーズに出し入れできる。
したがって、本実施形態によれば、内視鏡12のレンズ46、47表面に付着した汚れを被検者の体内で、従来よりも確実に除去できる。そのため、内視鏡12のレンズ46、47表面に粘度の高い体液や油脂が付着したり、内視鏡12のレンズ46、47表面に付着した体液が固化したりする場合でも、内視鏡12を被検者外に一旦取り出してから内視鏡12のレンズ46、47表面を拭き取り、再び内視鏡12を被検者内に戻すといった作業を、作業者が行わなくとも済む。そのため、内視鏡用清掃具101は、作業者の手間を省くことができる。また、この作業が不要になるため、内視鏡用清掃具101は、レンズ46、47の清掃のために被検者に負担をかけることが無い。
また、内視鏡用清掃具101では、第2ワイヤ140の先端が係止部150の溝151に係止されるため、長尺部材170の長尺方向に延びる溝151と直交する回転方向に対して第2ワイヤ140の剛性が向上する。そのため、作業者は、内視鏡12の先端面16Bに不織布160をより強い力で接触させることができる。したがって、本実施形態によれば、内視鏡12のレンズ46、47表面に付着した汚れを被検体内で、一層除去できる。
また、シース管110、第1ワイヤ130、及び第2ワイヤ140は可撓性を有しているため、屈曲する挿入部16を有する軟性鏡型の内視鏡12でも鉗子口23から挿し通すことができ、内視鏡12を被検者の体内に挿入した状態でもレンズ46、47表面を機械的に清掃することができる。
また、内視鏡用清掃具101では、第2ワイヤ140を被覆する樹脂製のシース管110が、内視鏡12における処置具挿通路36の内周面と接触しながら、処置具挿通路36を移動する。すなわち、第2ワイヤ140が内視鏡12における処置具挿通路36の内周面と接触しながら、処置具挿通路36を移動しない。そのため、第2ワイヤ140が処置具挿通路36に引っ掛かることがない。したがって、本実施形態によれば、処置具挿通路36に対して長尺部材170をスムーズに出し入れできる。
なお、前記実施形態では、第2ワイヤ140が処置具挿通路36内に収納されたとき、第2ワイヤ140の弾性力によりシース管110が曲がるおそれがある。そこで、実施の際は、シース管110の先端部を金属チューブで被覆して補強し、シース管110の先端部に剛性を付与してもよい。
また、長尺部材170が処置具挿通路36内に収納されるとき、第2ワイヤ140における不織布160や先端141が先端面16Bに引っ掛かるおそれがある。そこで、前記実施形態では、図7に示すように第2ワイヤ140が円環状に形成されているが、図12に示す変形例のように、内視鏡12の先端面16Bに対向する第2ワイヤ240の部分が先端面16B側へ突出して形成されていてもよい。この変形例では、長尺部材170が処置具挿通路36内に収納されるとき、第2ワイヤ240における不織布160及び先端141が先端面16Bに引っ掛かり難くなる。したがって、図12に示す変形例によれば、処置具挿通路36に対して長尺部材170をスムーズに出し入れできる。
また、前記実施形態では、光学部材としてレンズが用いられているが、これに限るものではない。実施の際は、レンズ以外の光学部材(例えばLED)が用いられていてもよい。
また、前記実施形態では、不織布160が第2ワイヤ140の先端部に巻きつけられ、第2ワイヤ140の先端部を被覆しているが、これに限るものではない。実施の際は、不織布160が第2ワイヤ140の先端部の外周面(内視鏡12の先端面16Bに対向する面)だけが被覆されていてもよい。
また、前記実施形態では、清掃部材として不織布が用いられているが、これに限るものではない。実施の際は、不織布以外の清掃部材(例えばブラシ)が用いられていてもよい。
また、前記実施形態では、内視鏡システム及び内視鏡用清掃具が人体に対して用いられているが、これに限るものではない。実施の際は、人体以外の被検体(例えば動物)に対して用いられていてもよい。
また、前記実施形態では、第1、第2ワイヤが別体で設けられているが、これに限るものではない。第1、第2ワイヤが同一材料から一体形成されていてもよい。
最後に、前述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
12…内視鏡
13…プロセッサ装置
14…光源装置
16…挿入部
16A…先端部
16B…先端面
17…操作部
18…コネクタ
19…ユニバーサルコード
20…モニタ
20A…モニタケーブル
23…鉗子口
25…アングルノブ
36…処置具挿通路
46…対物レンズ
47…照明レンズ
100…内視鏡システム
101…内視鏡用清掃具
110…シース管
130…第1ワイヤ
140…第2ワイヤ
141…先端
150…係止部
151…溝
160…不織布
170…長尺部材
190…保持部
191…ガイド
192…操作ノブ
240…第2ワイヤ

Claims (5)

  1. 先端面に光学部材を有する内視鏡の処置具挿通路に挿し通され、前記処置具挿通路より長い長尺部材であって、弾性を示し環状に形成された先端部を有する長尺部材と、
    前記先端部の少なくとも外周面を被覆し、前記光学部材を清掃する清掃部材と、を備え、
    前記清掃部材は、前記長尺部材が前記処置具挿通路に挿し通されて前記先端部が前記処置具挿通路から突出したとき、前記内視鏡の前記先端面に対向する、内視鏡用清掃具。
  2. 前記長尺部材は、前記先端部の先端を係止する係止部を有する、請求項1に記載の内視鏡用清掃具。
  3. 前記係止部は、前記長尺部材の長尺方向に延びる溝を有する、請求項2に記載の内視鏡用清掃具。
  4. 前記長尺部材および前記清掃部材を被覆する樹脂製の管を備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の内視鏡用清掃具。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の内視鏡用清掃具と、
    前記内視鏡用清掃具が挿し通される処置具挿通路と先端に光学部材とを有する内視鏡と、を備える内視鏡システム。
JP2013084124A 2013-04-12 2013-04-12 内視鏡用清掃具、内視鏡システム Active JP6065723B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013084124A JP6065723B2 (ja) 2013-04-12 2013-04-12 内視鏡用清掃具、内視鏡システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013084124A JP6065723B2 (ja) 2013-04-12 2013-04-12 内視鏡用清掃具、内視鏡システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014204843A JP2014204843A (ja) 2014-10-30
JP6065723B2 true JP6065723B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=52118962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013084124A Active JP6065723B2 (ja) 2013-04-12 2013-04-12 内視鏡用清掃具、内視鏡システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6065723B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6750152B2 (ja) * 2015-01-09 2020-09-02 東レ・メディカル株式会社 内視鏡レンズ用清拭デバイス及びこの清拭デバイスを備えた内視鏡
WO2017006684A1 (ja) * 2015-07-07 2017-01-12 株式会社カネカ 内視鏡用レンズ清掃具

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3092976B2 (ja) * 1991-07-09 2000-09-25 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡
JP2001286436A (ja) * 2000-04-06 2001-10-16 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡
JP5344738B2 (ja) * 2008-06-24 2013-11-20 独立行政法人国立がん研究センター 内視鏡用洗浄具
US9486129B2 (en) * 2012-02-29 2016-11-08 Risen Star Industries, Llc Method and apparatus for cleaning an endoscope

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014204843A (ja) 2014-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017006684A1 (ja) 内視鏡用レンズ清掃具
JP2010022758A (ja) 内視鏡装置
JP6154817B2 (ja) 医療用の長尺部材、および洗浄装置
JP5959766B2 (ja) 内視鏡
US10799093B2 (en) Endoscope having attachable/detachable raise base
JP6723942B2 (ja) 内視鏡
JP2006187556A (ja) 内視鏡用掃除ブラシ
US20200060536A1 (en) Devices, systems and methods for in vivo cleaning of medical instrument surface
JP5344738B2 (ja) 内視鏡用洗浄具
JP2007130084A (ja) 内視鏡用シース及び内視鏡用シースを用いた内視鏡装置
WO2017183366A1 (ja) 器具挿入補助具
JP6065723B2 (ja) 内視鏡用清掃具、内視鏡システム
JP2011212096A (ja) 内視鏡用フード
US20210339297A1 (en) Surgical instrument cleaning brush assembly for use with a borescope
EP2356936B1 (en) Mechanism for rotating cleaning brush
CN110799082B (zh) 内窥镜
JP6865410B2 (ja) 視野確保装置、及び内視鏡システム
JP6300274B2 (ja) 内視鏡レンズ用清拭デバイスおよび該清拭デバイスを備えた内視鏡
JP6641256B2 (ja) 処置具起立装置、及び内視鏡
JP6342602B1 (ja) 内視鏡用洗浄具
JP2018130473A (ja) 内視鏡用洗浄治具
JPWO2013047723A1 (ja) 処置具及び内視鏡処置システム
JP5634928B2 (ja) 内視鏡
JP2018134119A (ja) 内視鏡用レンズ清掃具
JP2012183262A (ja) 内視鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6065723

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150